JP6887376B2 - 無線通信システムにおける放送データ支援方法及び装置 - Google Patents

無線通信システムにおける放送データ支援方法及び装置 Download PDF

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Description

本発明は、無線通信システムに関し、より具体的には、LTE(Long Term Evolution)システムにおけるMBMS(Multimedia Broadcast Multicast Service)データを提供する方法及び装置に関する。
一般的に、移動通信システムは、ユーザの活動性を保障し、音声サービスを提供するために開発されたものである。しかし、最近、移動通信システムは、音声だけでなくデータサービスにまで領域を拡大しており、現在は高速のデータサービスを提供できる程度にまで発展している。しかし、現在、サービスが提供されている移動通信システムにおいて、リソースの不足現象が起きており、また、ユーザはより高速のサービスを求めているため、より発展された移動通信システムが要求されている。
このような要求に応えて、次世代移動通信システムとして開発している一つのシステムとして、3GPP(The 3rd Generation Partnership Project)でLTE(Long Term Evolution)に対する規格作業が進行されている。LTEは最大100Mbps程度の伝送速度を有する高速パケット基盤通信を具現する技術である。このために、様々な方案が議論されているが、例えば、ネットワークの構造を簡単にして通信路上に位置するノードの数を減らす方案や、無線プロトコルを最大限に無線チャンネルに近接させる方案などがある。
一方、データサービスは、音声サービスとは異なり、伝送しようとするデータの量やチャンネルの状況によって割り当てられるリソースなどが決定される。従って、移動通信システムのような無線通信システムでは、スケジューラで伝送しようとするリソースの量やチャンネルの状況及びデータの量などを考慮して伝送リソースを割り当てるなどの管理が行われる。これは、次世代移動通信システム中の一つであるLTEでも同様に行われ、基地局に位置するスケジューラが無線伝送リソースを管理して割り当てる。
最近、LTE通信システムに様々な新技術を融合して伝送速度を向上させる進化したLTE通信システム(LTE−Advanced、LTE−A)に関する議論が本格化している。進化したLTE−AシステムではMBMS(Multimedia Broadcast Multicast Service)も改善されている。MBMSはLTEシステムを通じて提供される放送サービスである。
事業者はユニキャスト(unicast)通信だけでなく、MBMSサービスに関してもサービス領域を最適化するべきであり、特に、端末がセル間で移動を行う場合、前記端末に連続的にMBMSサービスを提供できる方案について議論が必要な状況である。
本発明は、上記のような要求によって導出されたものであり、LTE(Long Term Evolution)システムにおいてMBMS(Multimedia Broadcast Multicast Service)データを連続的に提供する方法及び装置を提供することを目的とする。
より具体的には、本発明は、MBMSデータを受信する端末がセル間を移動する際、セルリセレクションが頻繁に発生しないようにする方法及び装置を提供することを目的とする。
上記のような問題点を解決するための本発明の無線通信システムにおける基地局の情報伝送方法は、第1タイプ端末に関する第1ヒステリシス情報と第2タイプ端末に関する第2ヒステリシス情報を含むシステム情報ブロックを生成する段階と、前記生成されたシステム情報ブロックを放送する段階と、を含むことを特徴とする。
また、本発明の無線通信システムにおける端末のセルリセレクション実行方法は、基地局からシステム情報ブロックを受信する段階と、MBMS(Multimedia Broadcast Multicast Service)データを受信中であるかどうかを判断する段階と、前記システム情報ブロックと前記判断結果に基づいてセルリセレクションを実行する段階と、を含むことを特徴とする。
また、本発明の無線通信システムにおける情報を伝送する基地局は、信号を送受信する送受信部と、第1タイプ端末に関する第1ヒステリシス情報と第2タイプ端末に関する第2ヒステリシス情報を含むシステム情報ブロックを生成し、前記生成されたシステム情報ブロックを放送するように制御する制御部と、を含むことを特徴とする。
また、本発明の無線通信システムにおけるセルリセレクションを実行する端末は、基地局と信号を送受信する送受信部と、基地局からシステム情報ブロックを受信し、MBMS(Multimedia Broadcast Multicast Service)データを受信中であるかどうかを判断し、前記システム情報ブロックと前記判断結果に基づいてセルリセレクションを実行するように制御する制御部と、を含むことを特徴とする。
本発明によると、MBMSデータを受信する端末がセル間を移動する際、セルリセレクションが頻繁に発生しないため、端末はMBMSデータを連続的に受信することができる。
MBMS概念図を示している。 MBSFN伝送のために使用されるダウンリンクチャンネルマッピング関係を示している。 LTEシステムで使用されるダウンリンクフレームの構造を示している。 端末がMBSFN受信のための過程を示すフローチャートである。 端末がセル間を移動する際に発生し得る問題点を説明するための図面である。 本発明の第2実施形態に係る基地局の動作順序を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係る端末の動作順序を示すフローチャートである。 本発明の第3実施形態に係る端末の動作順序を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る基地局の内部構造を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る端末の内部構造を示すブロック図である。
以下、添付された図面を参照しながら本発明の好ましい実施形態を詳細に説明する。添付された図面において同一の構成要素は同一の符号で表している。また、本発明の要旨をより明確にするために公知の機能および構成に関する詳細な説明は省略する。
本明細書で実施形態を説明するにおいて、本発明の属する技術分野で既によく知られている内容や、本発明と直接的に関連のない技術内容については説明を省略する。これは不要な説明を省略することによって、本発明の要旨をより明確に伝達するためである。
上記と同様の理由により、添付図面において一部の構成要素は誇張または省略され、概略的に示されている。また、各構成要素のサイズは実際のサイズをそのまま反映したものではない。各図面において同一または対応する構成要素は同一の参照番号で表している。
本発明の利点及び特徴、また、それを達成する方法は、添付図面と共に詳細に後述されている実施形態を参照すれば明確に理解することができる。しかし、本発明は、下記の実施形態に限定されるものではなく、相異する様々な形態で具現することができ、本実施形態は、本発明の開示が完全になるようにすることで、本発明の属する技術分野における通常の知識を有する者に対して、発明の範囲を明確に知らせるために提供されるものであり、本発明は請求項の範囲によって定義される。明細書全体において同一の参照符号は同一の構成要素を指している。
このとき、処理フローチャート図面の各ブロックとフローチャート図面の組み合わせは、コンピュータプログラムインストラクションによって実行される。これらのコンピュータプログラムインストラクションは、汎用コンピュータ、特殊用コンピュータ、またはその他のプログラム可能なデータプロセッシング装備のプロセッサに搭載することができるので、コンピュータまたはその他のプログラム可能なデータプロセッシング装備のプロセッサを通じて実行されるインストラクションが、フローチャートのブロックで説明された機能を行う手段を生成することになる。これらのコンピュータプログラムインストラクションは、特定の方式で機能を実現するために、コンピュータまたはその他のプログラム可能なデータプロセッシング装備を志向できるコンピュータ利用可能またはコンピュータ読取り可能メモリに保存されることもできるので、そのコンピュータ利用可能またはコンピュータ読取り可能メモリに保存されているインストラクションは、フローチャートのブロックで説明された機能を実行するインストラクション手段を含む製造品目を生産することもできる。コンピュータプログラムインストラクションは、コンピュータまたはその他のプログラム可能なデータプロセッシング装備上に搭載されることもできるので、コンピュータまたはその他のプログラム可能なデータプロセッシング装備上で、一連の動作段階が実行され、コンピュータで実行されるプロセスを生成してコンピュータまたはその他のプログラム可能なデータプロセッシング装備を実行するインストラクションは、フローチャートのブロックで説明された機能を実行するための段階を提供することもできる。
また、各ブロックは、特定された論理的機能を実行するための一つ以上の実行可能なインストラクションを含むモジュール、セグメント、またはコードの一部を表すことができる。また、いくつかの代替実行例では、ブロックで言及された機能が順番に関係なく発生し得ることに注目するべきである。例えば、続けて図示されている二つのブロックは、実質的に同時に実行されることもでき、またはそのブロックが該当する機能によって逆順に実行されることもできる。
本実施形態で使用される「〜部」という用語は、ソフトウェアまたはFPGAまたはASICのようなハードウェアの構成要素を意味し、「〜部」はある役割を果たす。ここで「〜部」はソフトウェアまたはハードウェアに限定される意味ではない。「〜部」はアドレッシングできる保存媒体に存在するように構成することもでき、一つまたはそれ以上のプロセッサを再生させるように構成することもできる。一例として、「〜部」はソフトウェア構成要素、オブジェクト指向ソフトウェア構成要素、クラス構成要素、及びタスク構成要素のような構成要素と、プロセス、関数、属性、プロシージャ、サブルーチン、プログラムコードのセグメント、ドライバ、ファームウェア、マイクロコード、回路、データ、データベース、データ構造、テーブル、アレイ、および変数を含む。構成要素と「〜部」の中で提供される機能は、より少ない数の構成要素及び「〜部」に結合されたり、追加的な構成要素と「〜部」にさらに分離されることができる。また、構成要素及び「〜部」は、デバイスまたはセキュリティマルチメディアカード内の一つまたはそれ以上のCPUを再生させるように具現されることもできる。
図1はMBMS概念図を示している。
MBMSサービス領域(MBMS service area、100)は、MBSFN(Multimedia Broadcast multicast service Single Frequency Network)の伝送を実行できる複数の基地局で構成されたネットワーク領域である。
MBSFN領域(MBSFN Area、105)(または、放送領域情報、以下、二つの用語を混用する)は、MBSFN伝送のために、統合された複数のセルで構成されたネットワーク領域であり、MBSFN領域内のセルは全てMBSFN伝送が同期化されている。
MBSFN領域予約セル(MBSFN Area Reserved Cells、110)を除く全てのセルはMBSFNの伝送に利用される。MBSFN領域予約セル110は、MBSFNの伝送に利用されていないセルであり、他の目的のために伝送可能であるが、MBSFNの伝送に割り当てられた無線リソースに対して送信電力が制限され得る。
図2はMBSFN伝送のために使用されるダウンリンクチャンネルマッピング関係を示している。
図2で示されているように、MAC階層と物理階層の間ではMCH200を利用し、MCHは物理階層のPMCH205とマッピングされる。
データを特定の端末に対してのみ伝送するユニキャスト方式は、一般的にPDSCH(Physical Downlink Shared Channel、210)を利用する。
図3はLTEシステムで使用されるダウンリンクフレームの構造を示している。
図3で示されているように、任意のラジオフレーム300は10個のサブフレーム305で構成される。ここで、それぞれのサブフレームは、一般的なデータ送受信のために使用される「一般サブフレーム310」と、放送のために使用される「MBSFN(Multimedia Broadcast multicast service Single Frequency Network、以下、MBSFNという。)サブフレーム315」の形態が存在する。
一般サブフレームとMBSFNサブフレームの差異は、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing、以下、OFDMという。)シンボルの個数、循環前置(Cyclic prefix)の長さ、セル特定の基準信号(cell−specific reference signals、CRS)などの構造及び個数にある。
一方、Rel−8、Rel−9システムにおいて、MBSFNサブフレームは、ブロードキャスト(broadcast)またはマルチキャスト(multicast)データを伝送する目的でのみ使用されていた。しかし、システムが進化し、LTE Rel−10からは、MBSFNサブフレームが、ブロードキャストまたはマルチキャストの目的だけでなくユニキャスト(unicast)の目的でも使用されるようになった。
LTEでは、物理ダウンリンク共有チャンネル(Physical Downlink Shared CHannel、以下、PDSCHという。)を効率的に使用するために、各端末をマルチアンテナ(Multi−antenna)技術とRS(Reference signal)に関連する伝送モード(Transmission Mode、TM)に区分して設定する。
現在、LTE Rel−10ではTM1からTM9まで存在する。それぞれの端末はPDSCH伝送のために一つのTMを有し、TM8がRel−9で、TM9がRel−10で新しく定義された。
ここで、特に、TM9は最大8個のランクを有するSU−MIMO(single user−multi−input multi−output)を支援する。TM9はマルチレイヤの伝送を支援し、復調(de−modulation)の際Rel−10 DMRS(Demodulation Reference Signal、復調基準信号;以下、DMRSという。)を使用して、最大8個のレイヤーの伝送を可能にする。また、前記Rel−10 DMRSは予めコーディングされた(precoded)DMRSが伝送されるが、当該プリコーダインデックス(precoder index)を受信端に知らせる必要がない。
また、TM9を支援するために、Rel−10でDCI(Downlink Control Information、ダウンリンク制御情報;以下、DCIという。)フォーマット2Cが新しく定義された。特記すべきは、Rel−10以前の端末はMBSFNサブフレームでデコーディングを試みないことである。従って、全ての端末にMBSFNサブフレームでデコーディングを試みるようにすることは、上記の以前のリリース(release)の端末のアップグレード要求につながる。
前述したTMのうち、特に、TM9はマルチアンテナを使用して伝送効率を最大化する伝送モードである。本発明において、基地局は、MBSFNサブフレームでもユニキャストデータを受信することによってデータ処理量(throughput)を高める必要のある端末にはTM9を設定し、TM9が設定された端末のみMBSFNサブフレームでユニキャストデータを受信するようにする。
一方、ユニキャストデータ送受信のために、LTEシステムでは、データ送受信が実際にどこで行われるのかをPDCCHで知らせ、実際のデータはPDSCHで伝送する。端末は、実際のデータを受信する前に、PDCCHで、前記端末に割り当てられたリソース割り当て情報があるかどうかを判断しなければならない。
一方、MBSFNはより複雑な過程によってリソース割り当て情報を獲得する。
まず、基地局は、ブロードキャスト情報であるSIB13(System Information Block 13)を通じて、端末に、セルが提供しているMBSFN領域(MBSFN Area)別のMCCH(Multicast Control Channel)の伝送位置を知らせる。MCCHはMBSFNのためのリソース割り当て情報を含んでおり、端末は、MCCHをデコーディングしてMBSFNサブフレームの伝送位置を把握することができる。
上記のように、MBMSが従来のユニキャストとは異なる方式によってリソース割り当て情報を提供する理由は、MBMSが待機モードにある端末にも提供可能でなければならないためである。従って、制御チャンネルであるMCCHの伝送位置をブロードキャスト情報であるSIB13に知らせるのである。MBMSサービスを受信する全体的な過程は図4と共に説明する。
図4は端末がMBSFNを受信するための過程を示すフローチャートである。
405段階で端末400は基地局403からSIB1を受信する。前記SIB1には他のSIBに関するスケジューリング情報を含んでいる。従って、他のSIBを受信するためにはSIB1を先に受信しなければならない。
410段階で端末400は基地局403からSIB2を受信する。SIB2のMBSFNサブフレーム設定リスト(MBSFN−SubframeConfigList IE)にはMBSFN伝送目的で使用されるサブフレームを指示する。
MBSFN−SubframeConfigList IEにはMBSFN−SubframeConfig IEが含まれ、どのラジオフレーム(Radio frame)のどのサブフレーム(subframe)がMBSFNサブフレームになり得るかを指示する。下記表1はMBSFN−SubframeConfig IEの構成表である。
Figure 0006887376
ここで、ラジオフレーム割り当て周期(radioFrameAllocationPeriod)とラジオフレーム割り当てオフセット(radioFrameAllocationOffset)はMBSFNサブフレームを有するラジオフレームを指示するのに利用され、数式SFN mod radioFrameAllocationPeriod=radioFrameAllocationOffsetを満たすラジオフレームはMBSFNサブフレームを有する。
SFNはシステムフレームナンバー(System Frame Number)であり、ラジオフレーム番号を指示する。前記SFNは0から1023の範囲を有し、繰り返される。
サブフレーム割り当て(subframeAllocation)は、上記数式によって指示されたラジオフレーム内でどのサブフレームがMBSFNサブフレームであるかを指示する。
一つのラジオフレーム単位または四つのラジオフレーム単位で指示することができる。一つのラジオフレーム単位を利用する場合、oneFrame IEに指示される。MBSFNサブフレームは、一つのラジオフレーム内の計10個のサブフレームの中で1、2、3、6、7、8番目のサブフレームの中に存在し得る。従って、oneFrame IEは6ビットを利用して前記並べられたサブフレームの中でMBSFNサブフレームを指示する。
四つのラジオフレーム単位を利用する場合、fourFrames IEに指示される。四つのラジオフレームをカバーするために計24ビットを利用して、ラジオフレーム別に前記並べられたサブフレームの中でMBSFNサブフレームを指示する。従って、端末はMBSFN−SubframeConfigList IEを利用して正確にMBSFNサブフレームになり得るサブフレームが分かる。
仮に、端末400がMBSFNの受信を希望すれば、端末400は、415段階で基地局405からSIB13を受信する。SIB13のMBSFN領域情報リスト(MBSFN−AreaInfoList IE)にはセルが提供しているMBSFN領域別MCCHが伝送される位置情報が含まれ、この情報を利用して端末はMCCHを420段階で受信する。
下記表2はMBSFN−AreaInfoList IEを表している。
各MBSFN領域(area)別にそれぞれに対応するMCCHが存在し、MBDFN−AreaInfoList IEは全てのMBSFN領域のMCCHスケジューリング情報を含んでいる。MBSFN−AreaInfo IEはMCCHスケジューリング及びその他の情報を含んでいる。Mbsfn−AreaIdはMBSFN area IDである。Non−MBSFNregionLengthはMBFSNサブフレーム内のシンボルの中でnon−MBSFN領域に該当するシンボルの個数を表す。前記シンボルはサブフレームの前の部分に位置する。notificationIndicatorは端末にMCCH情報の変更を知らせるPDCCH bitを指示するのに利用される。Mcch−Config IEはMCCHスケジューリング情報を含んでいる。Mcch−RepetitionPeriod及びmcch−OffsetはMCCHを含んでいるフレームの位置を表すのに利用される。Mcch−ModificationPeriodはMCCHの伝送周期であり、sf−AllocInfoは前記MCCHを含むフレーム内にMCCHを含んだサブフレームの位置を指示する。signallingMCSはsf−AllocInfoが指示するサブフレーム及び(P)MCHに適用されたMCS(Modulation and Coding Scheme)を表す。
Figure 0006887376
MCCHのMBSFN領域設定(MBSFNAreaConfiguration IE)にはMBSFN伝送のために利用されるリソースの位置を指示し、端末はこの情報を利用してMBSFNサブフレームを425段階で受信する。commonSF−AllocはMBSFN areaに割り当てられたサブフレームを表す。commonSF−AllocPeriodは前記commonSF−Allocが指示するサブフレームが繰り返す周期である。
Pmch−InfoList IEは一つのMBSFN領域の全てのPMCH設定情報を含む。
Figure 0006887376
端末は、受信したMAC PDUのMAC CE(Control Element)中の一つであるMCHスケジューリング情報MAC CE(MCH scheduling information MAC CE)で、希望するMTCHが伝送されるMBSFNサブフレームの位置を430段階で獲得する。端末は、MCHスケジューリング情報(MCH scheduling information)を利用して、希望するMTCHを435段階でデコーディングする。
図5は端末がセル間を移動する際に発生し得る問題点を説明するための図面である。
(e)MBMSサービスを受信する端末500は、セル間を移動する際(cell change)、標準で定義したSIB 13メッセージに含まれたMBSFN area情報(または、放送領域情報)を受信する前にはPMCHチャンネルから受信したデータをデコーディング(decoding)できず、バッファリング(buffering)する問題が発生し得る。すなわち、端末が他のセルに移動する際、SIB 13メッセージを受信して、移動したセルの放送領域情報が、移動前のセルの放送領域情報と同一であるかどうかを判断する前までは画像の再生が遅延するおそれがある。
また、端末がアイドル(idle)状態で他のセルに移動する場合、セル間でリセレクション(reselection)を実行する回数が多くなってしまい、バッファリング現象が発生する確率が高くなる。
本発明は、上記のような問題点を解決するために導出されたものであり、端末がセル間移動を実行した場合、放送データをデコーディングするのに発生する遅延を最小化するための方法及び装置を提供する。
より具体的には、本発明は、MBMSデータを受信する端末が、アイドル状態で他のセルに移動する場合、セルリセレクションが頻繁に発生しないように、MBMSデータを受信する端末に対しては、MBMSデータを受信しない端末とは相異するセルリセレクション設定値を適用する方法について開示する。
また、本発明は、MBMSデータを受信する端末が、自主的にセルリセレクション設定値を調整し、セル間移動時にセルリセレクションが頻繁に発生しないようにする方法について開示する。
まず、本発明の第1実施形態について説明する。
本発明の第1実施形態によると、基地局は、端末がセルリセレクション実行時に使用するパラメータのうち、ピンポン現象を減らすために使用されるヒステリシス情報と、オフセット情報の値を調整することができる。
より具体的には、前記ヒステリシス情報は、システム情報ブロック(System Information Block、SIB)3を通じて放送されるQ−Hystパラメータである場合がある。また、前記オフセット情報はSIB 4を通じて放送されるq−OffsetCellパラメータである場合がある。
本発明の第1実施形態によると、基地局は、端末がサービングセルに最大限長く止まるように前記パラメータ値を調整し、端末のセルリセレクションの回数を減少させることができる。
前述した本発明の第1実施形態によると、端末のセルリセレクションの回数が減少され、バッファリング問題を緩和することができる。
以下では、本発明の第2実施形態について説明する。
本発明の第2実施形態によると、基地局は、SIB 3を通じて放送されていたヒステリシス情報を、第1タイプ端末に関する第1ヒステリシス情報と第2タイプ端末に関する第2ヒステリシス情報に細分化する。
この場合、前記第1タイプ端末はMBMSデータを受信しない端末を含み、前記第1ヒステリシス情報はMBMSデータを受信しない端末がアイドル状態でセルリセレクションを実行する場合に使用するパラメータである。
また、前記第2タイプ端末はMBMSデータを受信する端末を含み、前記第2ヒステリシス情報はMBMSデータを受信する端末がアイドル状態でセルリセレクションを実行する場合に使用するパラメータである。
端末は、アイドル状態で、現在のサービングセルよりも強い受信信号を有する隣接セルがあるかどうかをモニタリングし、より強い受信信号を有する隣接セルがある場合、当該セルをサービングセルに再選択することになるが、これをセルリセレクションという。
端末は、下記数学式を使用してサービングセル及び少なくとも一つの隣接セルに関するランキングスコア(ranking score)を測定する。
<数学式1>
Rs=Qmeas,s+Qhyst
Rn=Qmeas,n−Qoffset,s,n
ここで、上記 Rs はサービングセルに関するランキングスコアであり、 Rn は隣接セルのうちいずれか一つに関するランキングスコアである。 Qmeas,s は端末の受信機によって受信したサービングセルの信号に関する受信電力であり、 Qmeas,n は端末の受信機によって受信した隣接セルの信号に関する受信電力である。
また、上記の数学式1から分かるように、サービングセルに関するランキングスコアを測定する場合、ヒステリシスパラメータを考慮するようになるが、これは端末の誤ったセルリセレクションによってピンポン現象が発生することを防止するためである。より具体的には、端末は、サービングセルからの測定結果に、ヒステリシスパラメータ値を足した結果を超過するほど、受信信号の強い隣接セルが発見されなければ当該隣接セルにセルリセレクションを実行しない。
同様に、上記の数学式1から分かるように、隣接セルに関するランキングスコアを測定する場合、オフセットパラメータを考慮するようになるが、これも端末の誤ったリセレクションによってピンポン現象が発生することを防止するためである。
本発明の第2実施形態では、前記ヒステリシス情報を、MBMSデータを受信する端末のための第1ヒステリシス情報とMBMSデータを受信しない端末のための第2ヒステリシス情報に区分する。
これによって、端末は、MBMSデータを受信するか否かによって、相異するヒステリシス情報に基づいてセルリセレクションを実行する。例えば、MBMSデータを受信する端末は、相対的により大きい値を有する第2ヒステリシス情報に基づいてセルリセレクションを実行し、セルリセレクションが発生する回数を減らすことができる。
このために、基地局が放送するSIB 3の内容は下記表4のように変更され得る。
Figure 0006887376
本発明の第2実施形態に係る基地局及び端末の動作を図6及び図7によって下記のように説明する。
まず、図6は本発明の第2実施形態に係る基地局の動作順序を示すフローチャートである。 まず、基地局は、S610段階で第1タイプ端末に関する第1ヒステリシス情報を生成することができる。この場合、前記第1タイプ端末はMBMSデータを受信しない端末を含むことができる。
また、基地局は、S620段階で第2タイプ端末に関する第2ヒステリシス情報を生成することができる。この場合、前記第2タイプ端末はMBMSデータを受信する端末を含むことができる。
本発明の好ましい実施形態によると、前記第2ヒステリシス情報による値は、第1ヒステリシス情報による値よりも設定された基準以上に大きい値になり得る。
また、基地局は、S630段階で前記第1ヒステリシス情報と第2ヒステリシス情報を含むSIBを生成することができる。本発明の一実施形態によると、前記SIBはSIB 3を含むことができる。
また、基地局は、S640段階で前記生成されたSIBを放送することができる。
図7は本発明の第2実施形態に係る端末の動作順序を示すフローチャートである。
まず、端末は、S710段階で基地局からSIBを受信したかどうかを判断する。この場合、前記SIBはSIB 3を含むことができる。
また、端末は、S720段階で現在MBMSデータを受信しているかどうかを判断する。
MBMSデータを受信していない場合、端末は、S730段階に進行して前記受信したSIBから第1ヒステリシス情報を抽出する。また、端末は、S740段階に進行して前記抽出された第1ヒステリシス情報に基づいてセルリセレクション手続きを実行する。端末はアイドル状態で前記セルリセレクション手続きを実行することができる。
一方、MBMSデータを受信している場合、端末は、S750段階に進行して前記受信したSIBから第2ヒステリシス情報を抽出する。また、端末は、S760段階に進行して前記抽出された第2ヒステリシス情報に基づいてセルリセレクション手続きを実行する。
上記では端末がMBMSデータを受信できる端末であると仮定し、SIBを受信した時点で、前記MBMSデータを受信しているかどうかを基準にして、相異するヒステリシス情報によってセルリセレクション手続きを実行する過程について記述した。
しかし、本発明の実施形態は必ずしも上記のような条件で実施される必要はない。例えば、MBMSデータを受信できない端末でも、MBMSデータを受信していない端末と同一の動作を実行できることに留意するべきである。
以下では、本発明の第3実施形態について説明する。
本発明の第3実施形態によると、MBMSデータを受信する端末は、セルリセレクションを実行する場合、基地局で放送されるSIB 3に含まれたヒステリシス情報の他に、別途のオフセット(offset)情報を利用してセルリセレクションを実行する。
端末が、SIB 3に含まれたヒステリシス情報による値とオフセット情報による値を合わせた結果値を利用してセルリセレクションを実行する場合、数学式1から分かるように、サービングセルに関するランキングスコアが高くなる。その結果、端末がMBMSデータを受信する場合、セルリセレクションの発生頻度を減らすことができる。
上記した本発明の第3実施形態に係る具体的な動作を図8によって説明する。
図8は本発明の第3実施形態に係る端末の動作順序を示すフローチャートである。
端末は、S810段階で基地局からSIBを受信することができる。本発明の一実施形態によると前記SIBはSIB 3である場合がある。
端末は、基地局と同期化を実行すれば、放送チャンネルであるPBCH(Physical Broadcast Channel)を通じてマスタ情報ブロック(Master Information Block)を受信してSIBのスケジューリング情報を獲得することができる。これによって、端末はSIBを受信できるようになる。
また、端末は、S820段階で前記受信したSIB 3からセルリセレクション関連パラメータを確認することができる。前記セルリセレクション関連パラメータはヒステリシス情報(Qhyst)を含むことができる。
また、端末は、特定の時点にアイドル状態(Idle)に入ることができる。また、端末は、セルリセレクション手続きを行う必要性がある場合、S830段階でMBMSデータを受信しているかどうかを判断する。
MBMSデータを受信していない場合、端末は、S840段階に進行して前記SIBから確認されたパラメータ、例えば、ヒステリシス情報に基づいてセルリセレクション手続きを実行することができる。
一方、MBMSデータを受信している場合、端末は、S850段階に進行してオフセット情報を確認することができる。前記オフセット情報は端末に予め設定されている特定の値である場合がある。または、本発明の一実施形態によると、基地局が別途のシグナリングまたは物理チャンネルを通じて前記端末に伝達することもできる。
オフセット情報を確認した端末は、S860段階でSIBから確認されたヒステリシス情報と前記オフセット情報に基づいてセルリセレクション手続きを実行することができる。
図9は本発明の実施形態に係る基地局の内部構造を示すブロック図である。図9で示されているように、本発明の基地局は送受信部910と制御部920を含むことができる。
送受信部910は、端末または無線通信システムのコアノードと信号を送受信できる手段を提供することができる。例えば、送受信部910は、基地局が端末と信号を送受信する場合には、基地局と端末の間に無線チャンネルを形成して信号を送受信するようにする。一方、送受信部910は、基地局がコアノードと信号を送受信する場合、有線のインターフェースを提供して信号を送受信するようにする。
制御部920は、基地局が本発明の実施形態によって動作を実行できるように各ブロック間の信号の流れを制御することができる。本発明の一実施形態によると、前記制御部920はシステム情報ブロック(SIB)管理部921をさらに含むことができる。
前記SIB管理部921は、第1タイプ端末に関する第1ヒステリシス情報と第2タイプ端末に関する第2ヒステリシス情報を含むシステム情報ブロックを生成することができる。また、前記SIB管理部9210は前記生成されたシステム情報ブロックを放送するように制御することができる。
この場合、前記第1タイプ端末はMBMS(Multimedia Broadcast Multicast Service)データを受信していない端末を含み、前記第2タイプ端末はMBMSデータを受信中である端末を含むことができる。また、前記システム情報ブロックはSIB(System Information Block)3を含むことができる。
また、前記第1ヒステリシス情報と前記第2ヒステリシス情報は、前記第1タイプ端末または前記第2タイプ端末がセルリセレクションを実行するのに利用することができる。
一方、上記では制御部920とSIB管理部921が別途のブロックで区分され、相異する機能を行うように記述されているが、これに限定されるものではない。例えば、SIB管理部921が実行する機能を制御部920が直接実行することもできる。
図10は本発明の実施形態に係る端末の内部構造を示すブロック図である。図10で示されているように、本発明の端末は送受信部1010、保存部、制御部1030を含むことができる。
送受信部1010は基地局と無線チャンネルを形成し、信号を送受信する。本発明の一実施形態によると、前記送受信部1010は基地局から伝送されるシステム情報ブロックを受信し、制御部1030に伝達することができる。
保存部1020は端末が動作するのに必要なソフトウェア、プログラムなどを保存することができる。本発明の一実施形態によると、前記保存部1020は端末がセルリセレクションを実行するのに必要なオフセット情報を保存することもできる。
制御部1030は端末が本発明の実施形態によって動作を実行できるように各ブロック間の信号の流れを制御することができる。本発明の一実施形態によると、前記制御部1030はセルリセレクション実行部1031をさらに含むことができる。
セルリセレクション実行部1031は、基地局からシステム情報ブロックを受信し、MBMS(Multimedia Broadcast Multicast Service)データを受信中であるかどうかを判断することができる。また、セルリセレクション実行部1031は、前記システム情報ブロックと前記判断結果に基づいてセルリセレクションを実行するように制御することができる。
より具体的には、セルリセレクション実行部1031は、前記端末が前記MBMSデータを受信中ではない場合、前記システム情報ブロックに含まれた第1タイプのための第1ヒステリシス情報に基づいて前記セルリセレクションを実行するように制御することができる。または、セルリセレクション実行部1031は、前記端末が前記MBMSデータを受信中ではない場合、前記システム情報ブロックに含まれた第2タイプのための第2ヒステリシス情報に基づいて前記セルリセレクションを実行するように制御することができる。
また、本発明の一実施形態によると、前記セルリセレクション実行部1031は、前記端末が前記MBMSデータを受信中ではない場合、予め設定されたオフセット情報を確認し、前記システム情報ブロックに含まれたヒステリシス情報と前記オフセット情報に基づいて前記セルリセレクションを実行するように制御することができる。
この場合、前記システム情報ブロックはSIB(System Information Block)3を含むことができる。
上記本発明によると、発明は、MBMSデータを受信する端末がセル間を移動する際、セルリセレクションが頻繁に発生しないため、端末はMBMSデータを連続的に受信することができる。
本明細書と図面に開示された本発明の実施形態は、本発明の技術内容を分かりやすく説明し、本発明を理解しやすくするために特定の例を提示したものであり、本発明の範囲を限定するものではない。ここに開示された実施形態以外にも、本発明の技術的思想に基づいた他の変形例が実施可能であることは、発明の属する技術分野における通常の知識を有する者にとって自明なことである。
110 領域予約セル
300 ラジオフレーム
305 サブフレーム
400 端末
403 基地局
500 端末
910 送受信部
920 制御部
921 システム情報ブロック(SIB)管理部
1010 送受信部
1020 保存部
1030 制御部
1031 セルリセレクション実行部

Claims (4)

  1. 無線通信システムにおける端末のセルリセレクション実行方法において、
    基地局から第1ヒステリシス情報及び第2ヒステリシス情報を含むシステム情報ブロックを受信する段階と、
    前記システム情報ブロックの受信時に、MBMS(Multimedia Broadcast Multicast Service)データを受信中であるかどうかを判断する段階と、
    前記システム情報ブロックと前記判断結果に基づいてセルリセレクションを実行する段階と、を含み、
    前記セルリセレクション実行の段階は、
    前記端末がアイドル(idle)状態で前記MBMSデータを受信中ではない第1タイプ端末の場合、前記第1ヒステリシス情報に基づいてサービングセルのランキングスコアを測定して前記セルリセレクションを実行し、
    前記端末がアイドル状態で前記MBMSデータを受信中である第2タイプ端末の場合、予め設定されたオフセット情報を確認し、前記第2ヒステリシス情報と前記オフセット情報とに基づいて前記サービングセルのランキングスコアを測定して前記セルリセレクションを実行し、
    前記第2ヒステリシス情報による値は、前記サービングセルのランキングスコアを高くしてピンポン現象を防止するために、前記第1ヒステリシス情報による値に比べて相対的により大きい値を有することを特徴とする端末のセルリセレクション実行方法。
  2. 前記システム情報ブロックはSIB(System Information Block)3を含むことを特徴とする請求項1に記載の端末のセルリセレクション実行方法。
  3. 無線通信システムにおけるセルリセレクションを実行する端末において、
    基地局と信号を送受信する送受信部と、
    基地局から第1ヒステリシス情報及び第2ヒステリシス情報を含むシステム情報ブロックを受信し、
    前記システム情報ブロックの受信時に、MBMS(Multimedia Broadcast Multicast Service)データを受信中であるかどうかを判断し、
    前記システム情報ブロックと前記判断結果に基づいてセルリセレクションを実行するように制御する制御部と、を含み、
    前記セルリセレクション実行の段階は、
    前記端末がアイドル(idle)状態で前記MBMSデータを受信中ではない第1タイプ端末の場合、前記第1ヒステリシス情報に基づいてサービングセルのランキングスコアを測定して前記セルリセレクションを実行し、
    前記端末がアイドル状態で前記MBMSデータを受信中である第2タイプ端末の場合、予め設定されたオフセット情報を確認し、前記第2ヒステリシス情報と前記オフセット情報とに基づいて前記サービングセルのランキングスコアを測定して前記セルリセレクションを実行し、
    前記第2ヒステリシス情報による値は、前記サービングセルのランキングスコアを高くしてピンポン現象を防止するために、前記第1ヒステリシス情報による値に比べて相対的により大きい値を有することを特徴とする端末。
  4. 前記システム情報ブロックはSIB(System Information Block)3を含むことを特徴とする請求項3に記載の端末。
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