JP6885392B2 - データ符号化システム、データ符号化装置、データ符号化制御装置、データ符号化方法、データ符号化制御方法およびプログラム - Google Patents

データ符号化システム、データ符号化装置、データ符号化制御装置、データ符号化方法、データ符号化制御方法およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、データ符号化システム、データ符号化装置、データ符号化制御装置、データ符号化方法、データ符号化制御方法、およびプログラムに関する。
衛星などの航行体に搭載したセンサによって上空からセンシングして得た地表のセンシングデータ(画像など)を、記憶媒体に記録し、また地上局へ伝送する場合、記憶容量や伝送容量を削減するためにセンシングデータを圧縮することが行われている。
例えば、衛星画像を取得、圧縮、および伝送する方法の一例が特許文献1に記載されている。この特許文献1が開示する技術では、衛星に搭載した機器は、カメラによって画像を取得すると、その画像の特性値と画像内の所定の自然物体を認識し、その自然物体を典型的物体によって置換えた画像に対して、上記特性値に対応するアルゴリズムによる圧縮を行い、地上に向けて伝送する。ここで、画像の特性値としては、画像のテクスチャ、画像の複雑性などが例示される。所定の自然物体としては、海、湖、森などが例示される。圧縮アルゴリズムとしては、DCT(離散コサイン変換:Discrete Cosine Transform)圧縮、ウェーブレット圧縮、フラクタル圧縮などが例示される。
他方、衛星などの航行体における画像撮影時における画像圧縮技術ではないが、航空写真や衛星写真に写っている地理的特徴を解析するための画像処理技術が、特許文献2に記載されている。この特許文献2が開示する技術では、画像処理を行う処理装置は、予め利用目的に応じた圧縮パラメータが設定された複数の圧縮処理アルゴリズムの中から適切なものを選択して、入力された航空写真や衛星写真を圧縮する。
具体的には、処理装置は、まず、スキャナーなどの画像入力装置から記憶装置に、航空写真や衛星画像から成る原画像情報を読み込む。次に、処理装置は、原画像情報を解析して原画像の画像特徴、例えば平均輝度、商業地域面積率、森林面積率などを抽出する。このとき、詳細は不明であるが、原画像に撮影されているエリアの地図情報を参照して特徴情報を作成する旨の記載がある。次に、処理装置は、抽出した画像特徴に応じた圧縮処理アルゴリズムを使用して原画像を圧縮する。例えば、処理装置は、道路地図の解析を目的とする場合、原画像を、道路の画像特徴に適した圧縮パラメータが設定された圧縮アルゴリズムを使用して圧縮する。これにより、道路の画質を保証した圧縮画像が生成される。また、同じ原画像を異なる圧縮パラメータが設定された圧縮アルゴリズムを使用して圧縮することにより、森林や湖沼の画質を保障した圧縮画像を生成できる。この他、本技術に関連する文献として非特許文献1がある。
特表2012−501137号公報 特開2002−344751号公報
T. Chiang et al.,"A new rate control scheme using quadratic rate distortion model", Proceedings of International Conference on Image Processing (ICIP) 19-19 Sept. 1996.
衛星などの航行体に搭載した撮像器などのセンサによってセンシングして得た画像などのセンシングデータを航行体に搭載した機器で圧縮する場合、特許文献1では、航行体に搭載した機器が、画像の特性に基づいて、使用する圧縮アルゴリズムを決定する。このため、センシングして得られた画像などのセンシングデータを航行体に搭載した機器で圧縮する際の圧縮パラメータを、地上から制御するのは困難であった。更に、特許文献2では、入力された航空写真や衛星写真を圧縮する際、利用目的に応じて選択可能なように、圧縮パラメータが設定された複数の圧縮方式(処理アルゴリズム)を予め設定しておく必要があった。
本発明の目的は、航行体内等でセンシングデータを圧縮する際の圧縮パラメータを地上から制御可能で、圧縮方式を予め設定する必要がないデータ符号化システムを提供することにある。
本発明の実施形態に係るデータ符号化システムは、
センサを有する航行体に搭載されたデータ符号化装置と、前記航行体と通信可能な地上局に設置されたデータ符号化制御装置とから構成され、
前記データ符号化制御装置は、
前記センサによってセンシングされる地球上の位置を検出する検出部と、
前記検出した位置に基づいて、前記センサによってセンシングして得られたセンシングデータの圧縮パラメータの情報を決定する決定部と、
前記決定した前記圧縮パラメータの情報を前記データ符号化装置へ通知する通知部と、を有し、
前記データ符号化装置は、
前記データ符号化制御装置から通知された前記圧縮パラメータの情報を取得する取得部と、
前記取得した前記圧縮パラメータの情報に従って、前記センサによってセンシングして得られたセンシングデータを圧縮する符号化部と、
を有する。
また、本発明の他の実施形態に係るデータ符号化装置は、
センサを有する航行体に搭載されたデータ符号化装置であって、
前記航行体と通信可能な地上局に設置され、前記センサによってセンシングされる地球上の位置を検出し、前記検出した位置に基づいて、前記センサによってセンシングして得られたセンシングデータの圧縮パラメータの情報を決定し、前記決定した前記圧縮パラメータの情報を前記データ符号化装置へ通知するデータ符号化制御装置から、前記圧縮パラメータの情報を取得する取得部と、
前記取得した前記圧縮パラメータの情報に従って、前記センサによってセンシングして得られたセンシングデータを圧縮する符号化部と、
を有する。
また、本発明の他の実施形態に係るデータ符号化制御装置は、
センサと前記センサによってセンシングして得られたセンシングデータを圧縮するデータ符号化装置を搭載した航行体と通信可能な地上局に設置されたデータ符号化制御装置であって、
前記センサによってセンシングされる地球上の位置を検出する検出部と、
前記検出した位置に基づいて、前記センサでセンシングして得られたセンシングデータの圧縮パラメータの情報を決定する決定部と、
前記決定した前記圧縮パラメータの情報を前記データ符号化装置へ通知する通知部と、を有する。
また、本発明の他の実施形態に係るデータ符号化方法は、
センサを有する航行体に搭載されたデータ符号化装置が実行するデータ符号化方法であって、
前記航行体と通信可能な地上局に設置され、前記センサによってセンシングされる地球上の位置を検出し、前記検出した位置に基づいて、前記センサによってセンシングして得られたセンシングデータの圧縮パラメータの情報を決定し、前記決定した前記圧縮パラメータの情報を前記データ符号化装置へ通知するデータ符号化制御装置から、前記圧縮パラメータの情報を取得し、
前記取得した前記圧縮パラメータの情報に従って、前記センサによってセンシングして得られたセンシングデータを圧縮する。
また、本発明の他の実施形態に係るデータ符号化制御方法は、
センサと前記センサによってセンシングして得られたセンシングデータを圧縮するデータ符号化装置を搭載した航行体と通信可能な地上局に設置されたデータ符号化制御装置が実行するデータ符号化制御方法であって、
前記センサによってセンシングされる地球上の位置を検出し、
前記検出した位置に基づいて、前記センサでセンシングして得られたセンシングデータの圧縮パラメータの情報を決定し、
前記決定した前記圧縮パラメータの情報を前記データ符号化装置へ通知する。
また、本発明の他の実施形態に係るプログラムは、
センサを有する航行体に搭載されたコンピュータを、
前記航行体と通信可能な地上局に設置され、前記センサによってセンシングされる地球上の位置を検出し、前記検出した位置に基づいて、前記センサによってセンシングして得られたセンシングデータの圧縮パラメータの情報を決定し、前記決定した前記圧縮パラメータの情報を前記コンピュータへ通知するデータ符号化制御装置から、前記圧縮パラメータの情報を取得する取得部と、
前記取得した前記圧縮パラメータの情報に従って、前記センサによってセンシングして得られたセンシングデータを圧縮する符号化部と、
して機能させる。
また、本発明の他の実施形態に係るプログラムは、
センサと前記センサによってセンシングして得られたセンシングデータを圧縮するデータ符号化装置を搭載した航行体と通信可能な地上局に設置されたコンピュータを、
前記センサによってセンシングされる地球上の位置を検出する検出部と、
前記検出した位置に基づいて、前記センサでセンシングして得られたセンシングデータの圧縮パラメータの情報を決定する決定部と、
前記決定した前記圧縮パラメータの情報を前記データ符号化装置へ通知する通知部と、して機能させる。
本発明によると、航行体内等でセンシングデータを圧縮する際の圧縮パラメータを地上から制御可能で、圧縮方式を予め設定する必要がないデータ符号化システム等を提供することができる。
本発明の第1の実施形態に係るデータ符号化システムのブロック図である。 本発明のデータ符号化装置およびデータ符号化制御装置を実現するハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 本発明のデータ符号化制御装置の動作の一例を示すフローチャートである。 本発明のデータ符号化装置の動作の一例を示すフローチャートである。 本発明のデータ符号化制御装置の検出部が撮像器によってセンシングされる地球上の位置を検出する一例を示すシーケンス図である。 本発明のデータ符号化制御装置の決定部の一例を示すブロック図である。 本発明のデータ符号化制御装置の決定部の他の例を示すブロック図である。 本発明のデータ符号化制御装置の決定部における記憶部のエントリの具体例を示す図である。 本発明のデータ符号化制御装置の決定部における記憶部のエントリの具体例を示す図である。 本発明のデータ符号化制御装置の決定部における記憶部のエントリの具体例を示す図である。 本発明のデータ符号化制御装置の決定部の別の例を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係るデータ符号化システムのブロック図である。
次に本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
[第1の実施形態]
図1を参照すると、本発明の第1の実施形態に係るデータ符号化システム100は、航行体110に搭載されたデータ符号化装置120と、地上局130に設置されたデータ符号化制御装置140とから構成される。
航行体110は、地球観測衛星などの人工衛星、飛行機、ヘリコプター、気球などで構成される。航行体110には、データ符号化装置120と撮像器150と通信器160とが搭載されている。また、地上局130は、地上に置かれた情報処理装置で構成される。
地上局130には、データ符号化制御装置140と通信器170とリモートセンシングデータ記憶装置180が設置されている。航行体110と地上局130は、通信器160、170を使用して、相互に通信可能に構成されている。
撮像器150は、離れた箇所から地表を測定する測定器の一種であり、センサとも呼ばれる。撮像器150は、光学センサ、能動型マイクロ波センサ、受動型マイクロ波センサなどで構成される。撮像器150は、センシングしたデータである画像データを、例えばフレーム単位でデータ符号化装置120へ出力する。
データ符号化装置120は、撮像器150から入力された画像データを圧縮符号化し、圧縮符号化後のデータ列(ビットストリームと呼ぶ)を通信器160へ出力する。通信器160は、入力したビットストリームを地上局130へ送信する。地上局130の通信器170は、航行体110の通信器160からビットストリームを受信すると、リモートセンシングデータ記憶装置180に保存する。保存されたビットストリームは、その後、各種の目的で利用される。
データ符号化装置120は、圧縮符号化では、例えば、入力された画像データに対して直交変換、量子化、および符号化を行うことによって、入力画像データから圧縮符号化後のビットストリームを生成する。データ符号化装置120は、直交変換として、例えば、Haarウェーブレット変換等のウェーブレット変換、あるいはDCT変換等の他の直交変換を行う。またデータ符号化装置120は、値の範囲を量子化粒度毎に区切り、それぞれの範囲に属する直交変換後の値を、例えばその範囲の中央値に量子化する。量子化粒度は、ステップサイズとも呼ばれる。量子化粒度が大きいほど、量子化が粗くなり、圧縮率が高くなると同時に画質は劣化する。逆に、量子化粒度が小さいほど、量子化が細かくなり、圧縮率が低くなると同時に画質は良くなる。またデータ符号化装置120は、符号化として、例えば、ハフマン符号化あるいは算術符号化等の可変長符号化を行う。
データ符号化装置120は、取得部121と符号化部122を有する。取得部121は、データ符号化制御装置140から通知された圧縮パラメータの情報を、通信器160を通じて取得する機能を有する。圧縮パラメータの情報は、量子化粒度を規定する情報であり、量子化粒度そのものである場合と、画像複雑度である場合との2通りが考えられる。
画像複雑度は、アクティビティ(activity)とも呼ばれる。本実施形態では、圧縮パラメータの情報は、量子化粒度であってもよいし、画像複雑度であってもよい。また、圧縮パラメータの情報が画像複雑度の場合、例えば、MPEG(The Moving Picture Experts Group)−2 TM(Test Model)5方式で用いられている画像複雑度であれば、量子化粒度と画像複雑度と出力符号量の関係式1を用いて、画像複雑度および出力符号量から量子化粒度を算出することができる。
X=S*Q …(1)
但し、X:画像複雑度、S:出力符号量、Q:量子化粒度
或いは、画像複雑度Xを、X=(x1,x2)で表される2次元のベクトルとし、以下の関係式2を用いて、量子化粒度を算出するようにしてもよい(非特許文献1参照)。
S=x1/Q+x2/Q2 …(2)
符号化部122は、撮像器150から入力された画像データに対して上述したような直交変換、量子化、および符号化を行って、ビットストリームを生成し、通信器160へ出力する機能を有する。このとき、符号化部122は、取得部121が取得した圧縮パラメータの情報に従って量子化粒度を決定し、決定した量子化粒度を使用して量子化を行う。
データ符号化制御装置140は、撮像器150によってセンシングされる地球上の位置を検出し、その検出した位置に基づいて、撮像器150によってセンシングして得られたセンシングデータの圧縮パラメータの情報を決定し、その決定した圧縮パラメータの情報を通信器170経由でデータ符号化装置120へ通知するように構成されている。データ符号化制御装置140は、検出部141と決定部142と通知部143を有する。
検出部141は、撮像器150によってセンシングされる地球上の位置を検出する機能を有する。決定部142は、検出部141で検出された位置に基づいて、撮像器150によってセンシングして得られたセンシングデータの圧縮パラメータの情報を決定する機能を有する。通知部143は、決定部142で決定された圧縮パラメータの情報を通信器170経由でデータ符号化装置120へ通知する機能を有する。
データ符号化装置120およびデータ符号化制御装置140のそれぞれは、例えば図2に示すように、メモリやハードディスク等の記憶部102と、1以上のマイクロプロセッサ等の演算処理部103とを有するパーソナルコンピュータ等の情報処理装置101と、プログラム104とで実現することができる。プログラム104は、情報処理装置101の立ち上げ時等に外部のコンピュータ読み取り可能な記録媒体からメモリに読み込まれ、演算処理部103の動作を制御する。この制御により、演算処理部103上に、データ符号化装置120にあっては、取得部121と符号化部122を実現し、データ符号化制御装置140にあっては、検出部141と決定部142と通知部143を実現する。
図3はデータ符号化制御装置140の動作の一例を示すフローチャートである。以下、図3を参照して、データ符号化制御装置140の動作を説明する。
データ符号化制御装置140は、まず、検出部141により、航行体110の撮像器150によってセンシングされる地球上の位置を検出する(ステップS101)。次に、データ符号化制御装置140は、決定部142により、検出部141で検出された位置に基づいて、撮像器150によってセンシングして得られたセンシングデータの圧縮パラメータの情報を決定する(ステップS102)。次に、データ符号化制御装置140は、通知部143により、決定部142で決定された圧縮パラメータの情報を通信器170経由でデータ符号化装置120へ通知する(ステップS103)。次に、データ符号化制御装置140は、一定時間待ち(ステップS104)、ステップS101に戻って上述した処理と同様の処理を再び繰り返す。
図4はデータ符号化装置120の動作の一例を示すフローチャートである。以下、図4を参照して、データ符号化装置120の動作を説明する。
データ符号化装置120は、通信器160経由でデータ符号化制御装置140から圧縮パラメータの情報が通知されたか否かを判定し(ステップS111)、また撮像器150から新たな画像データが入力されたか否かを判定する(ステップS112)。データ符号化装置120は、圧縮パラメータの情報が通知されたことを検出すると、取得部121により、通知された圧縮パラメータの情報を取得して内部に記憶する(ステップS113)。取得部121は、記憶している古い圧縮パラメータの情報を最新の圧縮パラメータの情報で上書きしてよい。或いは、取得部121は、航行体110の現在の位置情報を付与して、通知された圧縮パラメータの情報を、複数回分、記憶するようにしてもよい。
一方、データ符号化装置120は、新たな画像データが入力されたことを検出すると、符号化部122により、取得部121に保存されている圧縮パラメータの情報に従って量子化粒度を決定する(ステップS114)。即ち、符号化部122は、圧縮パラメータの情報が量子化粒度そのものであれば、その量子化粒度に決定する。また符号化部122は、圧縮パラメータの情報が画像複雑度であれば、量子化粒度と画像複雑度と出力符号量との関係式1或いは関係式2を用いて、画像複雑度および出力符号量から量子化粒度を決定する。ここで、符号化部122は、例えば、航行体110と地上局130との間の無線伝送路の帯域の制約に基づいて、上記関係式に代入するための出力符号量を決定する。符号化部122は、取得部121に複数の圧縮パラメータの情報が保存されている場合、航行体110の現在位置に一番近い位置情報を持つ圧縮パラメータの情報に従って量子化粒度を決定してもよい。次に、データ符号化装置120は、符号化部122により、上記決定した量子化粒度を使用して、入力された画像データを圧縮符号化する(ステップS115)。次に、データ符号化装置120は、符号化部122により、圧縮符号化で生成されたビットストリームを通信器160経由で地上局130へ送信する(ステップS116)。
そして、データ符号化装置120は、ステップS111の処理へと戻る。
このように本実施形態によれば、航行体110に搭載された撮像器150によって得られた画像データの圧縮パラメータを地上局130から制御することができる。その理由は、データ符号化制御装置140は、撮像器150によってセンシングされる地球上の位置を検出し、その検出した位置に基づいて、撮像器150によって得られた画像データの圧縮パラメータの情報を決定し、その決定した圧縮パラメータの情報を通信器170経由でデータ符号化装置120へ通知するように構成されているからである。また、データ符号化装置120は、データ符号化制御装置140から通知された圧縮パラメータの情報に従って量子化粒度を決定し、決定した量子化粒度を使用して画像データの圧縮符号化を行うように構成されているためである。
また本実施形態によれば、撮像器150によってセンシングされる地球上の位置に応じた量子化粒度を使用して、撮像器150によってセンシングして得られた画像データの圧縮符号化を行うことができる。その理由は、上記理由と同じである。このように本実施形態によれば、航行体110に搭載されたセンサによってセンシングして得られたセンシングデータの圧縮パラメータを、地上から制御することができる。そのため、航行体110に搭載された符号化部122に、撮像器150から入力される画像データに基づいて圧縮パラメータの情報を算出する機能を実装する必要はない。一般に、撮像器150によって得られる画像データに基づいて圧縮パラメータの情報を算出し、その算出した圧縮パラメータの情報に従って圧縮符号化を行うためには、圧縮する前の画像をバッファメモリに一旦蓄積して解析する必要があり、大きなコストがかかるが、本実施形態では、そのようなコストを抑えることができる。
次に、本実施形態に係るデータ符号化システム100の構成および動作をより詳細に説明する。
図5は、検出部141が撮像器150によってセンシングされる地球上の位置を検出する一例を示すシーケンス図である。
図5を参照すると、検出部141は、位置問合せメッセージを通信器170経由で航行体110の取得部121に対して送出する(S121)。取得部121は、上記位置問合せメッセージを通信器160経由で受信すると、撮像器150によってセンシングされる地球上の位置を算出する(S122)。例えば、航行体110が人工衛星の場合、取得部121は、衛星に搭載されている軌道姿勢制御装置(図示せず)によって制御されている現在の軌道データおよび姿勢データに基づいて、撮像器150によってセンシングされる地球上の緯度および経度を位置のデータとして算出する。或いは取得部121は、軌道データおよび姿勢データに加えて、衛星の地表に対する高度、衛星のセンサ角度、移動方向、撮影範囲に基づいて、撮像器150によってセンシングされる地球上の緯度および経度を位置のデータとして算出する。次に取得部121は、算出した位置のデータを通信器160経由で地上局130の検出部141に対して送出する(S123)。検出部141は、上記位置のデータを通信器170経由で受信すると、受信した位置のデータに基づいて、撮像器150によってセンシングされる地球上の位置を検出する(S124)。即ち、検出部141は、受信した位置のデータを、そのまま撮像器150によってセンシングされる地球上の位置とする。
このように図5に示す検出部141によれば、撮像器150によってセンシングされる地球上の位置を、その撮像器150を搭載した航行体110から取得することができる。
図5では、検出部141は位置問合せメッセージを送出し、取得部121は位置問合せメッセージを受信すると、位置のデータを検出部141へ送出した。しかし、取得部121は、定期的に位置のデータを取得部121へ送出するように構成され、検出部141は、定期的に送出される位置のデータを受信するように構成されていてもよい。
検出部141が撮像器150によってセンシングされる地球上の位置を検出する方法は、図5を参照して説明した上述した方法に限定されない。例えば、航行体110が人工衛星の場合、その衛星の軌道要素データ(元期、軌道傾斜角、昇交点赤経、離心率、近地点引数、平均近点離角、平均運動、平均運動の変化量)を用いて、時々刻々と変化する衛星の位置(緯度、経度)を計算することができる。そして、衛星の位置とその衛星に搭載された撮像器150によってセンシングされる地球上の位置とは一定の関係にあるため、計算によって推定した衛星の位置から、撮像器150によってセンシングされる地球上の位置(緯度、経度)を推定することができる。この方法によれば、検出部141は航行体110と通信する必要がないので、航行体110と地上局130との間の通信量を削減することができる。
図6は、決定部142の一例を示すブロック図である。この例の決定部142は、記憶部1421と検索部1422とを有する。
記憶部1421は、撮像器150によってセンシングされる地球上の位置のデータと圧縮パラメータの情報との組み合わせから成る複数個のエントリを記憶する。ここで、それぞれのエントリの圧縮パラメータの情報は、以下に例示する内の少なくとも一つに基づいて決定してよい。例えば、管理者がそのエントリの位置のデータによって特定される地球上の領域の地理的特徴、そのエントリの位置のデータによって特定される地球上の領域を撮像した画像の特性、そのエントリの位置のデータによって特定される地球上の領域を撮像した画像の用途、航行体110に搭載された記憶装置の記憶容量の制限、航行体110から地上局130への通信容量の制限、航行体110と地上局130との間における通信可能時間帯或いは通信不可能時間帯である。例えば、ビル等の建物が多く存在する市街地の場合、複雑なテクスチャを持つ画像になる。そのため、管理者は、圧縮パラメータの情報を、圧縮後のデータサイズを考慮して粗い量子化粒度とするか、あるいは複雑度の程度が高い画像複雑度とする。他方、海や湖沼などの場合、平坦な画像になるので、圧縮後のデータサイズを考慮して細かい量子化粒度とするか、あるいは複雑度が低い画像複雑度を設定しておく。このほか、航行体110に搭載された記憶装置の記憶容量と、地球を周回する衛星の場合は地上に(衛星システムごとに)設置された地上局130付近を通過する際にしか伝送を行えないためその通信容量の範囲内で、周回中に撮影を行う範囲に複雑な領域と平坦な領域の双方が含まれる場合がある。この場合、全体の画質最適化を行うために、複雑な領域と平坦な領域の双方に対して、一律の圧縮パラメータを、全体の容量制約を満たす範囲でできる限り細かく設定するようにしてもよい。或いは、それぞれのエントリの圧縮パラメータの情報は、そのエントリの位置の情報によって特定される地球上の領域を過去に撮像した画像のうち、評価の高い画像について使用された圧縮パラメータの情報を統計的に取得したものであってもよい。
検索部1422は、撮像器150によってセンシングされる地球上の位置のデータが検出部141から入力されると、その位置のデータに一致する位置のデータを有するエントリを記憶部1421から検索する。そして、検索部1422は、検索して得たエントリから圧縮パラメータの情報を取得し、通知部143へ出力する。また、検索部1422は、一致する位置のデータを有するエントリが存在しない場合、撮像器150によってセンシングされる地球上の位置に最も近い位置のデータを有するエントリを記憶部1421から検索し、そのエントリから圧縮パラメータの情報を取得し、通知部143へ出力する。このほか、一致する位置のデータを有するエントリが存在しない場合がある。この場合、検索部1422は、撮像器150によってセンシングされる地球上の位置に近い上位N個の位置のデータを有するエントリを記憶部1421から検索し、そのN個のエントリから圧縮パラメータの情報を取得し、そのN個の圧縮パラメータの情報から1つの圧縮パラメータの情報を作成して、通知部143へ出力する。N個の圧縮パラメータの情報から1つの圧縮パラメータの情報を作成する方法としては、例えば、平均を求める、最小値を求める、最大値を求める、中間値を求める等の方法がある。或いは、検索部1422は、一致する位置のデータを有するエントリが存在しない場合、予め定められた圧縮パラメータの情報を使用してもよい。予め定められた圧縮パラメータの情報としては、例えば地球全球の複雑度の統計的平均値などが利用できる。
このように図6に示す決定部142によれば、撮像器150によってセンシングされる地球上の位置に応じた圧縮パラメータの情報を自動的に決定することができる。
図7は、決定部142の他の例を示すブロック図である。この例の決定部142は、液晶ディスプレイ等の画面表示部1423と、キーボードやマウス等の操作入力部1424と、対話処理部1425とを有する。対話処理部1425は、撮像器150によってセンシングされる地球上の位置のデータが検出部141から入力されると、画面表示部1423に当該位置のデータを表示する。例えば、対話処理部1425は、撮像器150によってセンシングされる地球上の緯度および経度をテキスト表示する。或いは、対話処理部1425は、撮像器150によってセンシングされる地球上の位置をポインタ等で明示した地図を画面表示部1423に表示する。そして、対話処理部1425は、操作入力部1424から入力される圧縮パラメータの情報を取得し、通知部143へ出力するように構成されている。
このように図7に示す決定部142によれば、撮像器150によってセンシングされる地球上の位置に応じた圧縮パラメータの情報を、管理者との対話処理によって決定することができる。
決定部142は、上述した例に限定されず、その他各種の付加変更が可能である。例えば、決定部142は、付帯情報と、撮像器150によってセンシングされる地球上の位置とに基づいて、撮像器150によってセンシングして得られた画像の圧縮パラメータの情報(画像複雑度、あるいは量子化粒度)を決定するように構成されていてよい。ここで付帯情報とは、画像サイズ、センシング時刻、センシング方向、センシング高度、センサ種別、天候、気温、湿度、PM(particulate matter)2.5濃度、符号化方式、画素あたり発生符号量、のうちの少なくとも1つからなる。
次に、図6に示した決定部142における記憶部1421のエントリの具体例を説明する。
図8に示すエントリE1は、緯度と経度からなる位置のデータと、MPEG−2 TM5方式で用いられている画像複雑度との組み合わせからなる。緯度と経度は、撮像器150によってセンシングされる地球上の領域の代表点(中央や左上端など)のものである。
図8に示すエントリE2は、位置ID(Identifier)からなる位置のデータと、画像複雑度との組み合わせからなる。この例は、衛星のように航行体が常に決まった軌道上を通り回帰するケースの場合、地表上の緯度経度の代わりに、その航行体の経路上の地点を示すIDを記録するようにしたものである。
図8に示すエントリE3は、緯度と経度からなる位置のデータと、二次元のベクトルで表現された画像複雑度との組み合わせからなる。このエントリE3は、上述した関係式2を用いる場合のものである。
図8に示すエントリE4は、緯度と経度からなる位置のデータと、量子化粒度パラメータと、画素あたり発生符号量との組み合わせからなる。このエントリE3は、画像複雑度でなく量子化粒度そのものを圧縮パラメータとして記録している。また、画素あたり発生符号量をあわせて記録している。
図9に示すエントリE5は、緯度と経度のペアを複数有する位置のデータと、画像複雑度との組み合わせからなる。このエントリE5は、撮像器150によって撮像される画像領域が長方形であり、画像上の上方向が北向きに揃っているものとし、画像領域の対角線上にある2端点(例えば左上および右下)の位置(緯度と経度)を記録している。
図9に示すエントリE6は、複数の端点の位置のデータと、変換行列と、画像複雑度との組み合わせからなる。このエントリE6は、撮像器150によって撮像される画像領域が長方形であり、画像上の上方向が北向きに揃っているとは限らない場合のものである。エントリE6は、画像領域上の2端点を画像座標として記録した上で、地上座標系への変換行列式を記録している。変換行列式は、例えば2次元の線形変換と平行移動を表す3×2の行列式Aとして表せる。但し、2端点のうち一方の画像座標をたとえば(0,0)であると仮定して1端点のみをエントリE6に記録するようにしてよい。また、変換行列としては、GeoTiffフォーマットのModelTransformationTagパラメータの記述方式に従い、3次元の座標系変換を扱う4×3の行列式として記録する方法でもよい。また、範囲の示し方としても、他の任意の表現方法を用いてもよい。
図9に示すエントリE7は、緯度と経度からなる位置のデータと、所定単位当たりの画像複雑度と、画像のサイズとの組み合わせからなる。出力符号量は同じ複雑さの画像であっても画像サイズによって異なるため、エントリE7では、画像複雑度を所定単位当たりのものとし、画像サイズを一緒に記録するようにしている。
図9に示すエントリE8は、緯度と経度からなる位置のデータと、撮像時刻および日時(季節)と、画像複雑度との組み合わせからなる。記憶部1421は、位置の情報が同じであるが、撮影時刻および日時(季節)と画像複雑度が相違する複数個のエントリE8を記憶する。検索部1422は、検出部141で検出された位置に一致し、且つ、現在時刻に一致する撮影時刻および日時(季節)を有するエントリE8を検索し、そのエントリE8から画像複雑度を取得する。一般に、撮影時刻および日時(季節)が異なる場合、得られる画像は異なり、異なる画像複雑度を持つと考えられる。エントリE8を使用することにより、撮影時刻および日時(季節)に応じた圧縮パラメータを決定することができる。
図10に示すエントリE9は、緯度と経度からなる位置のデータと、航行体110の高度と、撮像の角度(仰角、方位角)と、画像複雑度との組み合わせからなる。記憶部1421は、位置の情報が同じであるが、航行体110の高度と撮像の角度(仰角、方位角)と画像複雑度との組み合わせが相違する複数個のエントリE9を記憶する。検索部1422は、検出部141で検出された位置に一致し、且つ、現在の航行体110の高度と撮像の角度(仰角、方位角)の組み合わせに一致する高度と撮像の角度(仰角、方位角)の組み合わせを有するエントリE9を検索し、そのエントリE9から画像複雑度を取得する。決定部142は、現在の航行体110の高度と撮像の角度を例えば以下のようにして取得する。まず、航行体110の取得部121が航行体110の高度計(図示せず)および撮像器150から現在の航行体110の高度と撮像の角度を取得する。次に、地上局130の検出部141が航行体110から位置のデータを取得する際に同時に高度と撮像の角度を取得して決定部142に通知する。
一般に、同じ場所を撮影した画像であっても、異なる方向から撮影を行う場合、得られる画像は異なり、異なる画像複雑度を持つと考えられる。さらに、衛星のように決まった高度を通る航行体から撮像するのではなく、航空機などのように高度が変化する航行体から撮像を行う場合、異なる高度から得られる画像は異なり、異なる画像複雑度を持つと考えられる。エントリE9を使用することにより、航行体110の高度と撮像の角度に応じた圧縮パラメータを決定することができる。
エントリE9には、高度と撮像の角度の2つの付帯情報が含まれているが、高度と撮像の角度の何れか一方のみをエントリE9に含ませるようにしてもよい。また、レンズの望遠倍率を変化させることで、撮像範囲および一画素あたりの解像度を変えて撮像するケースも考えられ、その場合、これらが相違すると得られる画像は異なり、異なる解像度を持つと考えられる。従って、エントリE9に、撮像範囲と一画素あたりの解像度の要素を追加するようにしてもよい。
図10に示すエントリE10は、緯度と経度からなる位置のデータと、センサIDと、画像複雑度との組み合わせからなる。センサIDは、航行体110と撮像器150の組み合わせを一意に示すIDである。記憶部1421は、位置の情報が同じであるが、センサIDと画像複雑度との組み合わせが相違する複数個のエントリE10を記憶する。検索部1422は、検出部141で検出された位置に一致し、且つ、現在の航行体110のセンサIDに一致するセンサIDを有するエントリE10を検索し、そのエントリE10から画像複雑度を取得する。決定部142は、センサIDを例えば以下のようにして取得する。まず、航行体110の取得部121が航行体110と撮像器150との組み合わせに対応するセンサIDを取得する。次に、地上局130の検出部141が航行体110から位置のデータを取得する際に同時にセンサIDを取得して決定部142に通知する。
一般に位置が同じでも撮像系の特性(対象波長帯域、センサ感度、飛行高度など)が異なると、結果として得られる画像の鮮明さや画素値の範囲、画像として撮像される内容等が異なり、異なる画像複雑度を持つと考えられる。エントリE10を使用することにより、記憶部1421を撮像系の特性が相違する複数の航行体110で共用することができ、また、航行体110の有する撮像器150の特性に応じた圧縮パラメータを決定することができる。
図10に示すエントリE11は、緯度と経度からなる位置のデータと、天候と、気温と、湿度と、画像複雑度との組み合わせからなる。記憶部1421は、位置の情報が同じであるが、天候と気温と湿度と画像複雑度の組み合わせが相違する複数個のエントリE11を記憶する。検索部1422は、検出部141で検出された位置に一致し、且つ、現在の航行体110の天候と気温と湿度との組み合わせに一致する天候と気温と湿度との組み合わせを有するエントリE11を検索し、そのエントリE11から画像複雑度を取得する。決定部142は、天候と気温と湿度を例えば以下のようにして取得する。まず、航行体110の取得部121が航行体110に装備された気象観測機器(図示せず)により航行体110周囲の天候と気温と湿度を取得する。次に、地上局130の検出部141が航行体110から位置のデータを取得する際に同時に天候と気温と湿度を取得して決定部142に通知する。
一般に位置が同じでも天候、気温、湿度が異なると、結果として得られる画像の鮮明さ等が異なり、異なる画像複雑度を持つと考えられる。エントリE11を使用することにより、航行体110周囲の天候、気温、湿度に応じた圧縮パラメータを決定することができる。ここでは、天候、気温、湿度の3つの付帯情報を示したが、他に例えばPM2.5濃度などの付帯情報も考えられる。
図10に示すエントリE12は、緯度と経度からなる位置のデータと、符号化方式IDと、量子化粒度パラメータと、画素あたり発生符号量との組み合わせからなる。符号化方式IDは、JPEG(Joint Photographic Experts Group)、MPEG−2、HEVC(High Efficiency Video Coding)などの符号化方式を一意に示すIDである。記憶部1421は、位置の情報が同じであるが、符号化方式IDと量子化粒度パラメータと、画素あたり発生符号量との組み合わせが相違する複数個のエントリE12を記憶する。検索部1422は、検出部141で検出された位置に一致し、且つ、航行体110の符号化方式IDに一致する符号化方式IDを有するエントリE12を検索し、そのエントリE12から量子化粒度パラメータと画素あたり発生符号量を取得する。決定部142は、例えば、航行体110の撮像器150毎の符号化方式IDを記憶したリストを参照して、航行体110の符号化方式IDを決定する。エントリE12を使用することにより、記憶部1421を符号化方式の相違する複数の航行体110で共用することができ、また、航行体110の有する符号化方式に応じた圧縮パラメータを決定することができる。
上述したエントリの構成は例示である。また、位置のデータおよび圧縮パラメータの情報(画像複雑度など)以外の付帯情報は任意の組み合わせが可能である。
図11は、決定部142の他の例を示すブロック図である。この例の決定部142は、記憶部1426と検索部1427と算出部1428とを有する。
記憶部1426は、撮像器150によってセンシングされる地球上の位置のデータと圧縮パラメータの情報を導出するための情報(以下、圧縮パラメータ導出情報と称す)との組み合わせから成る複数個のエントリを記憶する。ここで、それぞれのエントリの圧縮パラメータ導出情報は、例えば、目標圧縮率と出力符号量の関係であってよい。或いは、それぞれのエントリの圧縮パラメータ導出情報は、例えば、量子化粒度と出力符号量との関係であってよい。また、それぞれのエントリの圧縮パラメータ導出情報は、現在の符号化処理に対応する航行体によって得られた符号化結果に基づくものであってもよい。現在の符号化処理に対応する航行体によって得られた画像を別途処理した結果に基づくものであってもよい。他の航行体によって得られた画像を処理した結果に基づくものであってもよい。または上記の何れかの組み合わせであってもよい。
検索部1427は、撮像器150によってセンシングされる地球上の位置のデータが検出部141から入力されると、その位置のデータに一致する位置のデータを有するエントリを記憶部1426から検索する。そして、検索部1427は、検索して得たエントリから圧縮パラメータ導出情報を取得し、算出部1428へ出力する。また、検索部1427は、一致する位置のデータを有するエントリが存在しない場合、撮像器150によってセンシングされる地球上の位置に最も近いエントリを記憶部1426から検索し、そのエントリから圧縮パラメータ導出情報を取得し、算出部1428へ出力する。このほか、一致する位置のデータを有するエントリが存在しない場合がある。この場合、検索部1427は、撮像器150によってセンシングされる地球上の位置に近い上位N個のエントリを記憶部1426から検索し、そのN個のエントリから圧縮パラメータ導出情報を取得し、そのN個の圧縮パラメータ導出情報から1つの圧縮パラメータ導出情報を作成して、算出部1428へ出力する。N個の圧縮パラメータ導出情報から1つの圧縮パラメータ導出情報を作成する方法としては、例えば、平均を求める、最小値を求める、最大値を求める、中間値を求める等の方法がある。或いは、検索部1427は、一致する位置のデータを有するエントリが存在しない場合、予め定められた圧縮パラメータ導出情報を使用してもよい。予め定められた圧縮パラメータ導出情報としては、例えば地球全球の複雑度の統計的平均値などを導出する情報が利用できる。
算出部1428は、検索部1427から入力された圧縮パラメータ導出情報から圧縮パラメータの情報を算出し、通知部143へ通知する。
算出部1428は、例えば、圧縮パラメータ導出情報が量子化粒度と出力符号量の関係であり、圧縮パラメータの情報が画像複雑度である場合、上述した関係式1または関係式2を用いて、量子化粒度および出力符号量から画像複雑度を算出する。
また算出部1428は、例えば、圧縮パラメータ導出情報が目標圧縮率と出力符号量の関係であり、圧縮パラメータの情報が画像複雑度である場合、例えば、以下の関係式3を用いて、目標圧縮率と出力符号量の関係から画像複雑度を算出する。
act=(Sact/O)*(Xest/rest)…(3)
関係式3において、Xactは画像複雑度、Sactは圧縮により得られた実出力符号量、Oは圧縮前のデータ量、Xestは推定複雑度、restは目標圧縮率であり、右辺は、目標圧縮率と出力符号量の関係を表している。
以上の説明では、センシングデータは画像であったが、本実施形態は画像以外のセンシングデータ、例えば、レーダーの波形データ、音声、その他の任意の地球観測データに対して適用可能である。
また、以上の説明では、航行体110に搭載された符号化部122は、地上局130から受信した圧縮パラメータに基づいて画像データの圧縮符号化を行った。しかし、本実施形態は、航行体110に搭載された符号化部122が、撮像器150から入力される画像データに基づいて圧縮パラメータの情報を算出する機能を有する場合でも適用可能である。その場合、航行体110に搭載された符号化部122は、撮像器150から入力される画像データから算出した圧縮パラメータ(例えば画像複雑度)と地上局130から受信した圧縮パラメータ(例えば画像複雑度)とに基づいて、画像データの圧縮符号化を行うように構成されていてよい。
[第2の実施形態]
次に、本発明の第2の実施形態に係るデータ符号化システムを説明する。
図12は、本発明の第2の実施形態に係るデータ符号化システム200のブロック図である。データ符号化システム200は、航行体210に搭載されたデータ符号化装置220と、航行体210と相互に通信可能な地上局230に設置されたデータ符号化制御装置240とから構成される。
データ符号化装置220は、航行体210に設置されたセンサ250に接続されている。データ符号化装置220は、取得部221と符号化部222とを有する。取得部221は、データ符号化制御装置240から通知された圧縮パラメータの情報を取得する機能を有する。符号化部222は、取得部221が取得した圧縮パラメータの情報に従って、センサ250によってセンシングして得られたセンシングデータを圧縮する機能を有する。
データ符号化制御装置240は、検出部241と決定部242と通知部243とを有する。検出部241は、センサ250によってセンシングされる地球上の位置を検出する機能を有する。決定部242は、検出部241が検出した位置に基づいて、センサ250によってセンシングして得られたセンシングデータの圧縮パラメータの情報を決定する機能を有する。通知部243は、決定部242が決定した圧縮パラメータの情報をデータ符号化装置220へ通知する機能を有する。
上述のように構成されたデータ符号化システム200は、以下のように動作する。
データ符号化制御装置240は、検出部241により、航行体210に搭載されたセンサ250によってセンシングされる地球上の位置を検出する。次に、データ符号化制御装置240は、決定部242により、検出部241が検出した位置に基づいて、センサ250によってセンシングして得られたセンシングデータの圧縮パラメータの情報を決定する。次に、データ符号化制御装置240は、通知部243により、決定部242が決定した圧縮パラメータの情報をデータ符号化装置220へ通知する。データ符号化制御装置240は、上述した動作を、一定時間毎あるいは航行体210が一定距離を移動する毎に繰り返す。
データ符号化装置220は、取得部221により、地上局230のデータ符号化制御装置240から通知された圧縮パラメータの情報を取得する。次に、データ符号化装置220は、符号化部222により、取得部221が取得した圧縮パラメータの情報に従って、センサ250によってセンシングして得られたセンシングデータを圧縮する。データ符号化装置220は、上記圧縮したセンシングデータを、地上局230へ送信し、或いは航行体210に搭載された記憶装置へ記憶する。
本実施形態に係るデータ符号化システム200は、上述のように構成され、動作するため、航行体210に搭載されたセンサ250によってセンシングして得られたセンシングデータの圧縮パラメータを、地上から制御することができる。その理由は、データ符号化制御装置240は、センサ250によってセンシングされる地球上の位置を検出し、検出した位置に基づいて、センサ250によってセンシングして得られたセンシングデータの圧縮パラメータの情報を決定し、決定した圧縮パラメータの情報をデータ符号化装置220へ通知するからである。更に、データ符号化装置220は、データ符号化制御装置240から通知された圧縮パラメータの情報を取得し、取得した圧縮パラメータの情報に従って、センサ250によってセンシングして得られたセンシングデータを圧縮するためである。
以上、本発明を幾つかの実施形態を挙げて説明したが、本発明は以上の例に限定されず、本発明の範囲内で各種の付加変更が可能である。
例えば、図6の記憶部1421あるいは図11の記憶部1426は、航行体から圧縮画像データを受信するたびに、受信した圧縮画像データに基づいて作成したエントリが追記されるように構成されていてよい。また、同じまたは近接した位置の圧縮パラメータの情報あるいは圧縮パラメータ導出情報が既に存在する場合、最新の値で単に置き換え、または最新の値と古い値の平均値を求めて更新し、或いは平均の代わりに時刻等に応じた重み付け平均を求めて更新する、などの方法をとってもよい。
また、圧縮パラメータの情報は、量子化粒度あるいは画像複雑度に限定されず、圧縮率など他のパラメータであってもよい。
この出願は、2016年3月22日に出願された日本出願特願2016−057052を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
[付記1]
センサを有する航行体に搭載されたデータ符号化装置と、前記航行体と通信可能な地上局に設置されたデータ符号化制御装置とから構成され、
前記データ符号化制御装置は、
前記センサによってセンシングされる地球上の位置を検出する検出手段と、
検出された前記位置に基づいて、前記センサによってセンシングして得られたセンシングデータの圧縮パラメータの情報を決定する決定手段と、
決定された前記圧縮パラメータの情報を前記データ符号化装置へ通知する通知手段と、を有し、
前記データ符号化装置は、
前記データ符号化制御装置から通知された前記圧縮パラメータの情報を取得する取得手段と、
前記取得した前記圧縮パラメータの情報に従って、前記センサによってセンシングして得られたセンシングデータを圧縮する符号化手段と、
を有する、
データ符号化システム。
[付記2]
前記取得手段は、前記センサによってセンシングされる地球上の位置のデータを前記データ符号化装置へ通知するように構成され、
前記検出手段は、通知された前記位置のデータに基づいて、前記センサによってセンシングされる地球上の位置を検出するように構成されている、
付記1に記載のデータ符号化システム。
[付記3]
前記決定手段は、前記位置と前記圧縮パラメータの情報あるいは前記圧縮パラメータの情報を導出するための情報とを対応付けて記憶する記憶手段を参照して、前記圧縮パラメータの情報を決定するように構成されている、
付記1または2に記載のデータ符号化システム。
[付記4]
前記決定手段は、前記位置に対応する前記圧縮パラメータの情報を利用者に問合せ、前記問合せに対する前記利用者からの応答に基づいて、前記圧縮パラメータの情報を決定するように構成されている、
付記1または2に記載のデータ符号化システム。
[付記5]
前記決定手段は、画像サイズ、センシング時刻、センシング方向、センシング高度、センサ種別、天候、気温、湿度、PM2.5濃度、符号化方式、画素あたり発生符号量、のうちの少なくとも1つからなる付帯情報と、検出された前記位置とに基づいて、前記センサによってセンシングして得られたセンシングデータに対応する前記圧縮パラメータの情報を決定するように構成されている、
付記1乃至4の何れかに記載のデータ符号化システム。
[付記6]
前記圧縮パラメータの情報は、量子化の粒度である、
付記1乃至5の何れかに記載のデータ符号化システム。
[付記7]
前記圧縮パラメータの情報は、前記センシングデータの複雑度である、
付記1乃至5の何れかに記載のデータ符号化システム。
[付記8]
前記センシングデータは、画像である、
付記1乃至7の何れかに記載のデータ符号化システム。
[付記9]
センサを有する航行体に搭載されたデータ符号化装置であって、
前記航行体と通信可能な地上局に設置され、前記センサによってセンシングされる地球上の位置を検出し、前記検出した位置に基づいて、前記センサによってセンシングして得られたセンシングデータの圧縮パラメータの情報を決定し、前記決定した前記圧縮パラメータの情報を前記データ符号化装置へ通知するデータ符号化制御装置から、前記圧縮パラメータの情報を取得する取得手段と、
前記取得した前記圧縮パラメータの情報に従って、前記センサによってセンシングして得られたセンシングデータを圧縮する符号化手段と、
を有する、
データ符号化装置。
[付記10]
センサと前記センサによってセンシングして得られたセンシングデータを圧縮するデータ符号化装置を搭載した航行体と通信可能な地上局に設置されたデータ符号化制御装置であって、
前記センサによってセンシングされる地球上の位置を検出する検出手段と、
検出された前記位置に基づいて、前記センサでセンシングして得られたセンシングデータの圧縮パラメータの情報を決定する決定手段と、
前記決定した前記圧縮パラメータの情報を前記データ符号化装置へ通知する通知手段と、を有するデータ符号化制御装置。
[付記11]
センサを有する航行体に搭載されたデータ符号化装置が実行するデータ符号化方法であって、
前記航行体と通信可能な地上局に設置され、前記センサによってセンシングされる地球上の位置を検出し、前記検出した位置に基づいて、前記センサによってセンシングして得られたセンシングデータの圧縮パラメータの情報を決定し、前記決定した前記圧縮パラメータの情報を前記データ符号化装置へ通知するデータ符号化制御装置から、前記圧縮パラメータの情報を取得し、
前記取得した前記圧縮パラメータの情報に従って、前記センサによってセンシングして得られたセンシングデータを圧縮する、
データ符号化方法。
[付記12]
センサと前記センサによってセンシングして得られたセンシングデータを圧縮するデータ符号化装置を搭載した航行体と通信可能な地上局に設置されたデータ符号化制御装置が実行するデータ符号化制御方法であって、
前記センサによってセンシングされる地球上の位置を検出し、
前記検出した位置に基づいて、前記センサでセンシングして得られたセンシングデータの圧縮パラメータの情報を決定し、
前記決定した前記圧縮パラメータの情報を前記データ符号化装置へ通知する、
データ符号化制御方法。
[付記13]
センサを有する航行体に搭載されたコンピュータを、
前記航行体と通信可能な地上局に設置され、前記センサによってセンシングされる地球上の位置を検出し、前記検出した位置に基づいて、前記センサによってセンシングして得られたセンシングデータの圧縮パラメータの情報を決定し、前記決定した前記圧縮パラメータの情報を前記コンピュータへ通知するデータ符号化制御装置から、前記圧縮パラメータの情報を取得する取得手段と、
前記取得した前記圧縮パラメータの情報に従って、前記センサによってセンシングして得られたセンシングデータを圧縮する符号化手段と、
して機能させるためのプログラムを格納する記録媒体。
[付記14]
センサと前記センサによってセンシングして得られたセンシングデータを圧縮するデータ符号化装置を搭載した航行体と通信可能な地上局に設置されたコンピュータを、
前記センサによってセンシングされる地球上の位置を検出する検出手段と、
前記検出した位置に基づいて、前記センサでセンシングして得られたセンシングデータの圧縮パラメータの情報を決定する決定手段と、
前記決定した前記圧縮パラメータの情報を前記データ符号化装置へ通知する通知手段と、
して機能させるためのプログラムを格納する記録媒体。
人工衛星や飛行機などの航行体に搭載されたセンサによってセンシングされたデータを、その航行体に搭載された符号化器で圧縮する際の圧縮パラメータを、地上から制御する場合に利用できる。
以上、各実施形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、本発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
100…データ符号化システム
101…情報処理装置
102…記憶部
103…演算処理部
104…プログラム
110…航行体
120…データ符号化装置
121…取得部
122…符号化部
130…地上局
140…データ符号化制御装置
141…検出部
142…決定部
143…通知部
150…撮像器
160…通信器
170…通信器
180…リモートセンシングデータ記憶装置
1421…記憶部
1422…検索部
1423…画面表示部
1424…操作入力部
1425…対話処理部
1426…記憶部
1427…検索部
1428…算出部
200…データ符号化システム
210…航行体
220…データ符号化装置
221…取得部
222…符号化部
230…地上局
240…データ符号化制御装置
241…検出部
242…決定部
243…通知部
250…センサ

Claims (10)

  1. センサを有する航行体に搭載されたデータ符号化装置と、前記航行体と通信可能な地上局に設置されたデータ符号化制御装置とから構成され、
    前記データ符号化制御装置は、
    前記センサによってセンシングされる地球上の位置を検出する検出手段と、
    検出された前記位置に基づいて、前記センサによってセンシングして得られたセンシングデータの圧縮パラメータの情報を決定する決定手段と、
    決定された前記圧縮パラメータの情報を前記データ符号化装置へ通知する通知手段と、を有し、
    前記データ符号化装置は、
    前記データ符号化制御装置から通知された前記圧縮パラメータの情報を取得する取得手段と、
    前記取得した前記圧縮パラメータの情報に従って、前記センサによってセンシングして得られたセンシングデータを圧縮する符号化手段と、
    を有する、
    データ符号化システム。
  2. 前記取得手段は、前記センサによってセンシングされる地球上の位置のデータを前記データ符号化装置へ通知するように構成され、
    前記検出手段は、通知された前記位置のデータに基づいて、前記センサによってセンシングされる地球上の位置を検出するように構成されている、
    請求項1に記載のデータ符号化システム。
  3. 前記決定手段は、前記位置と前記圧縮パラメータの情報あるいは前記圧縮パラメータの情報を導出するための情報とを対応付けて記憶する記憶手段を参照して、前記圧縮パラメータの情報を決定するように構成されている、
    請求項1または2に記載のデータ符号化システム。
  4. 前記決定手段は、画像サイズ、センシング時刻、センシング方向、センシング高度、センサ種別、天候、気温、湿度、PM2.5濃度、符号化方式、画素あたり発生符号量、のうちの少なくとも1つからなる付帯情報と、検出された前記位置とに基づいて、前記センサによってセンシングして得られたセンシングデータに対応する前記圧縮パラメータの情報を決定するように構成されている、
    請求項1乃至の何れかに記載のデータ符号化システム。
  5. センサを有する航行体に搭載されたデータ符号化装置であって、
    前記航行体と通信可能な地上局に設置され、前記センサによってセンシングされる地球上の位置を検出し、前記検出した位置に基づいて、前記センサによってセンシングして得られたセンシングデータの圧縮パラメータの情報を決定し、前記決定した前記圧縮パラメータの情報を前記データ符号化装置へ通知するデータ符号化制御装置から、前記圧縮パラメータの情報を取得する取得手段と、
    前記取得した前記圧縮パラメータの情報に従って、前記センサによってセンシングして得られたセンシングデータを圧縮する符号化手段と、
    を有する、
    データ符号化装置。
  6. センサと前記センサによってセンシングして得られたセンシングデータを圧縮するデータ符号化装置を搭載した航行体と通信可能な地上局に設置されたデータ符号化制御装置であって、
    前記センサによってセンシングされる地球上の位置を検出する検出手段と、
    検出された前記位置に基づいて、前記センサでセンシングして得られたセンシングデータの圧縮パラメータの情報を決定する決定手段と、
    前記決定した前記圧縮パラメータの情報を前記データ符号化装置へ通知する通知手段と、を有するデータ符号化制御装置。
  7. センサを有する航行体に搭載されたデータ符号化装置が実行するデータ符号化方法であって、
    前記航行体と通信可能な地上局に設置され、前記センサによってセンシングされる地球上の位置を検出し、前記検出した位置に基づいて、前記センサによってセンシングして得られたセンシングデータの圧縮パラメータの情報を決定し、前記決定した前記圧縮パラメータの情報を前記データ符号化装置へ通知するデータ符号化制御装置から、前記圧縮パラメータの情報を取得し、
    前記取得した前記圧縮パラメータの情報に従って、前記センサによってセンシングして得られたセンシングデータを圧縮する、
    データ符号化方法。
  8. センサと前記センサによってセンシングして得られたセンシングデータを圧縮するデータ符号化装置を搭載した航行体と通信可能な地上局に設置されたデータ符号化制御装置が実行するデータ符号化制御方法であって、
    前記センサによってセンシングされる地球上の位置を検出し、
    前記検出した位置に基づいて、前記センサでセンシングして得られたセンシングデータの圧縮パラメータの情報を決定し、
    前記決定した前記圧縮パラメータの情報を前記データ符号化装置へ通知する、
    データ符号化制御方法。
  9. センサを有する航行体に搭載されたコンピュータを、
    前記航行体と通信可能な地上局に設置され、前記センサによってセンシングされる地球上の位置を検出し、前記検出した位置に基づいて、前記センサによってセンシングして得られたセンシングデータの圧縮パラメータの情報を決定し、前記決定した前記圧縮パラメータの情報を前記コンピュータへ通知するデータ符号化制御装置から、前記圧縮パラメータの情報を取得する取得手段と、
    前記取得した前記圧縮パラメータの情報に従って、前記センサによってセンシングして得られたセンシングデータを圧縮する符号化手段と、
    して機能させるためのプログラム
  10. センサと前記センサによってセンシングして得られたセンシングデータを圧縮するデータ符号化装置を搭載した航行体と通信可能な地上局に設置されたコンピュータを、
    前記センサによってセンシングされる地球上の位置を検出する検出手段と、
    前記検出した位置に基づいて、前記センサでセンシングして得られたセンシングデータの圧縮パラメータの情報を決定する決定手段と、
    前記決定した前記圧縮パラメータの情報を前記データ符号化装置へ通知する通知手段と、
    して機能させるためのプログラム
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