JP6884678B2 - Electric valve and refrigeration cycle system - Google Patents
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Description
本発明は、空気調和機等の冷凍サイクルシステムなどに使用する電動弁及びそれを備えた冷凍サイクルシステムに関する。 The present invention relates to an electric valve used in a refrigeration cycle system such as an air conditioner and a refrigeration cycle system including the electric valve.
従来、この種の電動弁として、モータ部のマグネットロータの回転により弁本体を作動させるものがある。このような電動弁では流体の流路を密閉する必要があり、弁本体と共に密閉構造をなす円筒形状のキャン内に、モータ部のマグネットロータを収容している。そして、モータ部のステータはキャンの外周に配置する構造となっている。また、この種の電動弁では、ステータの継鉄(ヨーク)とキャンとの間の電気的ノイズを防止するために、ステータの継鉄を弁本体側に電気的に接続するようにしている。例えば特許第4490063号公報(特許文献1)、特許第4515045号公報(特許文献2)及び特開2016−14453号公報(特許文献3)に同様な電動弁が開示されている。 Conventionally, as an electric valve of this type, there is one that operates the valve body by the rotation of the magnet rotor of the motor unit. In such an electric valve, it is necessary to seal the fluid flow path, and the magnet rotor of the motor portion is housed in a cylindrical can that forms a sealed structure together with the valve body. The stator of the motor unit is arranged on the outer circumference of the can. Further, in this type of electric valve, in order to prevent electrical noise between the joint iron (yoke) of the stator and the can, the joint iron of the stator is electrically connected to the valve body side. For example, Japanese Patent No. 4490063 (Patent Document 1), Japanese Patent No. 4515045 (Patent Document 2), and Japanese Patent Application Laid-Open No. 2016-14453 (Patent Document 3) disclose similar electric valves.
前記特許文献1乃至3には、ステータの継鉄を弁本体側に電気的に接続する構造が開示されている。特許文献1のものでは、ステータをキャンに固定するための回り止め部材を設け、この回り止め部材を弁本体側の継手管(流体導出管)に接触させるとともに、、回り止め部材と継鉄とを、導電性弾性体等で接続するようにしている。また、特許文献2のものでは、導電性回り止め部材とヨークを導電性固定ピンで接続しするとともに、導電性回り止め部材を継手管に接している。さらに、特許文献3のものでは、導通ばねをヨークに弾発的に圧接し、ヨークと回り止め部材とを導通ばねを介して電気的に接続している。このように、従来のものでは、いずれの構造も部品点数が増加したり、構造が複雑となるなどの問題がある。
本発明は、マグネットロータを収容するキャンを弁本体に組み付けた弁装置に対してステータを取り付けるようにした電動弁において、ステータをキャンに固定するためのブラケットを利用して、簡単な構成でステータの継鉄とキャンとを確実に接地できる電動弁を提供することを課題とする。 The present invention is an electric valve in which a stator is attached to a valve device in which a can accommodating a magnet rotor is assembled to a valve body, and a stator is used in a simple configuration by using a bracket for fixing the stator to the can. It is an object of the present invention to provide an electric valve capable of reliably grounding the joint iron and the can.
請求項1の電動弁は、モータ部の駆動により作動する弁本体に対して前記モータ部のマグネットロータを収容した略円筒形状のキャンを組み付けてなる弁装置と、前記モータ部を構成するとともに前記キャンを嵌め込む円柱形状の嵌挿孔を有するステータと、を備え、前記嵌挿孔に前記キャンが嵌め込まれて前記ステータが前記弁装置に装着された電動弁であって、前記ステータに設けられて、該ステータに固定される基部と、該基部から前記嵌挿孔の軸線側に延在された弾性片とを有する弾性部材を備え、前記弾性部材は、前記基部としての板状基部を、前記ステータの前記嵌挿孔の軸線に対する直交平面に対向配置させ、前記ステータの裏蓋の底面に堅牢に固定されており、前記弾性部材の前記弾性片は、その一部が前記ステータの継鉄に対する接触部として構成されるとともに前記軸線側に突出、又は、突出と反対側に凹んだ第一係合部を有し、前記キャンは外周に前記第一係合部に係合する第二係合部を有し、前記弾性片の前記第一係合部が前記キャンの前記第二係合部に係合された状態で、前記弾性片の一部が自己の弾性力により前記接触部が前記継鉄に圧接されていることを特徴とする。
The electric valve according to
請求項2の電動弁は、請求項1に記載の電動弁であって、前記弾性片における前記第一係合部と前記接触部とは、前記第一係合部が前記弾性片に沿って前記接触部よりも前記基部側に位置し、前記接触部が前記弾性片の前記基部とは反対側の自由端側に位置するよう、配置されていることを特徴とする。
The electric valve according to claim 2 is the electric valve according to
請求項3の電動弁は、請求項1に記載の電動弁であって、前記弾性片における前記第一係合部と前記接触部とは、前記第一係合部が前記弾性片の前記基部とは反対側の自由端側に位置し、前記接触部が前記弾性片に沿って前記第一係合部よりも前記基部側に位置するよう、配置されていることを特徴とする。
The electric valve according to claim 3 is the electric valve according to
請求項4の電動弁は、請求項2に記載の電動弁であって、前記弾性片の弾性力は、前記基部と前記第一係合部との間の部分の弾性力と、前記第一係合部と前記接触部との間の部分の弾性力であることを特徴とする。 The electric valve according to claim 4 is the electric valve according to claim 2, and the elastic force of the elastic piece is the elastic force of the portion between the base portion and the first engaging portion and the first one. It is characterized by being an elastic force of a portion between the engaging portion and the contact portion.
請求項5の電動弁は、請求項3に記載の電動弁であって、前記弾性片の弾性力は、前記基部と前記接触部との間の部分の弾性力と、前記接触部と前記第一係合部との間の部分の弾性力であることを特徴とする。 The electric valve according to claim 5 is the electric valve according to claim 3, and the elastic force of the elastic piece is the elastic force of the portion between the base portion and the contact portion, and the contact portion and the first. It is characterized in that it is an elastic force of a portion between the engaging portion and the engaging portion.
請求項6の電動弁は、請求項4または5に記載の電動弁であって、前記弾性部材は、前記弾性片の弾性力により、前記第一係合部を前記キャンの前記第二係合部に対して前記軸線側に押圧するとともに、前記接触部を、前記軸線に対する直交平面となる前記継鉄に対して前記軸線方向に圧接していることを特徴とする。 The electric valve according to claim 6 is the electric valve according to claim 4 or 5, wherein the elastic member engages the first engaging portion with the second engaging portion of the can by the elastic force of the elastic piece. It is characterized in that the contact portion is pressed against the portion toward the axis line and the contact portion is pressed against the joint iron which is a plane orthogonal to the axis line in the axial direction.
請求項7の電動弁は、請求項1乃至6のいずれか一項に記載の電動弁であって、前記弾性片における前記第一係合部は、前記軸線側に突出する凸部であり、前記キャンの外周の前記第二係合部は、前記凸部に係合する凹部であることを特徴とする。
The electric valve according to claim 7 is the electric valve according to any one of
請求項8の冷凍サイクルシステムは、圧縮機と、凝縮器と、膨張弁と、蒸発器と、を含む冷凍サイクルシステムであって、請求項1乃至7のいずれか一項に記載の電動弁が、前記膨張弁として用いられていることを特徴とする。
The refrigeration cycle system according to claim 8 is a refrigeration cycle system including a compressor, a condenser, an expansion valve, and an evaporator, wherein the electric valve according to any one of
請求項1乃至7の電動弁によれば、ステータをキャンに固定するための弾性部材の弾性片にキャンに対する第一係合部とステータの継鉄に接触する接触部とを設け、この弾性片の弾性力により第一係合部を介してキャンに固定するとともに、ステータの継鉄に確実に接触させるようにしたので、簡単な構成で継鉄とキャンとを確実に接地することができる。
According to the electric valves of
請求項8の冷凍サイクルシステムによれば、請求項1乃至7と同様な効果が得られる。
According to the refrigeration cycle system of claim 8, the same effect as that of
次に、本発明の電動弁の実施形態を図面を参照して説明する。図1は第1実施形態の電動弁の一部断面側面図であり、図3のA−A断面に対応する。図2は第1実施形態の電動弁におけるステータの要部底面図、図3は第1実施形態の電動弁におけるステータ及びブラケットの要部底面図、図4は第1実施形態の電動弁におけるステータ及びブラケットの断面図、図5は図3のB−B断面図及び分解図である。なお、以下の説明における「上下」の概念は図1の図面における上下に対応する。 Next, an embodiment of the electric valve of the present invention will be described with reference to the drawings. FIG. 1 is a partial cross-sectional side view of the electric valve of the first embodiment, and corresponds to the AA cross section of FIG. FIG. 2 is a bottom view of a main part of the stator in the electric valve of the first embodiment, FIG. 3 is a bottom view of a main part of the stator and bracket in the electric valve of the first embodiment, and FIG. 4 is a stator in the electric valve of the first embodiment. And a cross-sectional view of the bracket, FIG. 5 is a cross-sectional view taken along the line BB and an exploded view of FIG. The concept of "upper and lower" in the following description corresponds to the upper and lower parts in the drawing of FIG.
図1に示すように、この電動弁は、「弾性部材」としてのブラケット1と、「モータ部」としてのステッピングモータ20と、弁本体30と、非磁性体からなる円筒形状のキャン40とを備えている。ステッピングモータ20は、キャン40の外周に取り付けられたステータ21と、キャン40の内部に回転可能に配設されたマグネットロータ22とで構成されている。なお、マグネットロータ22の外周面とキャン40の内周面との間には所定の隙間が設けられている。
As shown in FIG. 1, this electric valve includes a
弁本体30はステンレス等のハウジング310を有し、このハウジング310の内部に弁部材等を内蔵している。そして、この弁本体30はステッピングモータ20の駆動(マグネットロータ22の回転)により作動し、第1継手管31から第2継手管32へ流れる流体の流量、または第2継手管32から第1継手管31へ流れる流体の流量を制御する。
The
弁本体30のハウジング310の上端には、キャン40が溶接等によって気密に組み付けられ、これにより、弁本体30及びキャン40は「弁装置」を構成している。
A
ステータ21は、樹脂製のボビン21aにコイル21b,21bを巻装することで、軸線L方向に一対のコイル部を積層して構成されている。また、ボビン21aには、磁極歯21dを持つ継鉄(ヨーク)21cがモールド成形により一体に組み付けられている。さらに、ステータ21は、中央に軸線Lを中心とする円柱形状の嵌挿孔21Hを有しており、この嵌挿孔21Hの内周面の一部に継鉄21cの磁極歯21dが配置されている。そして、この磁極歯21dはキャン40の外周面に対向配置されている。
The
以上の構成により、ステッピングモータ20では、コイル21bへのパルス出力の印加によりコイル21bが磁力線を発生する。これにより、磁極歯21dに磁極(N、S極)が交互に変化し、マグネットロータ22に対して磁気吸引力及び磁気反発力を発生し、マグネットロータ22が回転する。これにより弁本体30内部の弁部材が作動し弁口の開度が可変に制御されることで、前記のように第1継手管31から第2継手管32へ、あるいは第2継手管32から第1継手管31へ流れる冷媒の流量が制御される。
With the above configuration, in the stepping
ステータ21の弁本体30側の底部には、嵌挿孔21Hの開口部21H1から弁本体30側に拡径された袴部21Kを有している。また、キャン40は軸線Lを中心軸とし、マグネットロータ22の外周に対向する小径部40Aと、小径部40Aから弁本体30側に拡径された大径部40Bとから構成されている。そして、ステータ21の嵌挿孔21H内にキャン40の小径部40Aが嵌め込まれるとともに、キャン40の大径部40Bが嵌挿孔21Hの開口部21H1の弁本体30側に位置する状態で、ステータ21の袴部21K内に大径部40Bの一部が収容されている。これにより、ステータ21が弁装置に装着されている。
The bottom of the
ステータ21の底部で嵌挿孔21Hの開口部21H1の周囲の1箇所には、「弾性部材」としてのブラケット1が取り付けられている。ブラケット1は、「基部」としての板状基部11と、板状基部11から嵌挿孔21Hの軸線L側に延在された弾性片12とを有している。弾性片12とは、キャン40に固定する時に弾性変形することで、ステータ21を固定する部位の事である。弾性片12は、この弾性片12と一体に形成された「第一係合部」としての凸部12aと、弾性片12の板状基部11とは反対側の端部を折り曲げることで形成された接触部12bと、を有している。弾性片12は、板状基部11から袴部21Kの端部を跨いでこの袴部21K内に屈曲され、さらに袴部21K内において、弁本体30側から嵌挿孔21Hの開口部21H1を臨むように延在されている。また、弾性片12は、板状基部11側のC部から接触部12bの折り曲げ部E部までは板幅が図3の様に一定(W1)であるが、曲げ部Eから接触部12bの先端までの板幅W2(図示せず)はW1より狭くなっており、図2の継鉄21cのエリアに納まる寸法となっている。凸部12aは、弾性片12の接触部12bよりも板状基部11側に位置しており、ステータ21の袴部21Kの中心側(軸線L側)に突出している。そして、キャン40は大径部40Bの外周に、ブラケット1の凸部12aに係合する形状をした「第二係合部」としての凹部40aが複数形成されている。
A
ステータ21のボビン21aは、このステータ21の軸線Lと直交するようにボビン21aの下側のフランジに形成されてリード線の固定機能を兼ねた裏蓋21a1を有している。そして、ブラケット1は、板状基部11を裏蓋21a1の底面、すなわちステータ21の軸線Lに対する直交平面に対向配置させ、裏蓋21a1に固定されている。
The
さらに詳細には、図5に示すように、ブラケット1において、板状基部11は、長方形の両端部を直角に折り曲げた側板11aと、この側板11aから切り出された爪11bとを有している。そして、ステータ21の裏蓋21a1の両側部を側板11a,11aで挟持するとともに、裏蓋21a1の上面に爪11b,11bを係止させることで、ブラケット1が裏蓋21a1に固定されている。このとき、裏蓋21a1の側部のテーパ面21a2の部分で板状基部11は弾性変形することで、爪11b,11bと板状基部11の弾性力により裏蓋21a1に固定されている。
More specifically, as shown in FIG. 5, in the
このように、この実施形態では、ブラケット1は、ステータ21に対して、側板11aと爪11bとを係合するだけでよいので、ステータ21に対して簡単に固定することができる。また、ブラケット1は、その板状基板11の弾性力によりステータ21に対して確実に堅牢に固定することができる。
As described above, in this embodiment, since the
以上のようにステータ21にブラケット1が設けられていることにより、ステータ21がキャン40に固定されるとともに、ステータ21とキャン40とが電気的に接続される。すなわち、図1に示すように、ブラケット1の凸部12aとキャン40の凹部40aとは、ステータ21が弁装置に組み付けた状態で係合する。これにより、キャン40に対して、ステータ21の軸線L回りの位置決めがなされるとともに、ステータ21は軸線L方向の抜け防止をされた状態でキャン40に取り付けられている。
By providing the
このとき、ブラケット1の弾性片12は、図4の自由状態に復帰しようとする弾性力を、主に板状基部11側の屈曲部Dを支点としてキャン40側に作用させ、凸部12aをキャン40の凹部40aに押圧する。また、ブラケット1の接触部12bが継鉄21cに接触している。このとき、凸部12aが凹部40aに押圧して固定されることにより、接触部12bは、主にこの凸部12aを支点として作用する弾性片12の弾性力により継鉄21cに圧接される。すなわち、弾性片12は、凸部12aと接触部12bとの間の部分の弾性力により、凸部12aを凹部40aに押圧するとともに、接触部12bを継鉄21cに圧接している。
At this time, the
このようにブラケット1は、弾性片12の弾性力により、凸部12aをキャン40の側面の凹部40aに対して軸線L側に押圧するとともに、接触部12bを、軸線Lに対する直交平面となる継鉄21cに対して軸線L方向に圧接する。ステータ21を弁装置のキャン40に取付け前のステータ及びブラケットの状態(図4)でも、接触部12bの先端は継鉄21cにある程度接触しているが、確実ではない。しかし、図1の様にキャン40に取付けることによる前記圧接力(弾性力)により、より確実に接触できる。
In this way, the
これにより、ブラケット1は。凸部12a及び凹部40aを介してキャン40と電気的に接地されるとともに、接触部12bを介して継鉄21cと電気的に接地される。このように、ブラケット1の弾性片12の弾性力により、継鉄21cとキャン40とがそれぞれ確実に接地され、この継鉄21cとキャン40との間の電気的ノイズを防止することができる。
As a result, the
図6は本発明の第2実施形態の電動弁の一部断面側面図、図7は第2実施形態の電動弁におけるステータ及びブラケットの断面図であり、第1実施形態と同様な要素には図1乃至図5と同符号を付記して重複する説明は適宜省略する。この第2実施形態と第1実施形態との違いはブラケット1′の形状であり、その他の構成は第1実施形態と同様である。 FIG. 6 is a partial cross-sectional side view of the electric valve of the second embodiment of the present invention, and FIG. 7 is a sectional view of a stator and a bracket in the electric valve of the second embodiment. The same reference numerals as those in FIGS. 1 to 5 will be added and duplicated description will be omitted as appropriate. The difference between the second embodiment and the first embodiment is the shape of the bracket 1', and other configurations are the same as those of the first embodiment.
この第2実施形態におけるブラケット1′は、第1実施形態と同様な板状基部11と、この板状基部11と、板状基部11から嵌挿孔21Hの軸線L側に延在された弾性片13とを有している。弾性片13は、この弾性片13と一体に形成された凸部13aと、弾性片13の凸部13aより板状基部11側の一部の屈曲部として形成された接触部13bと、を有している。弾性片13は、板状基部11から袴部21Kの端部を跨いでこの袴部21Kの内面に沿って接触部13bに至り、さらに接触部13bから凸部13aを介して弁本体30側まで延在されている。なお、このブラケット1′は、第1実施形態と同様な構成により板状基部11を介して裏蓋21a1の底面に固定されている。
The bracket 1'in the second embodiment has the same plate-shaped
この第2実施形態でも、ステータ21にブラケット1′が設けられていることにより、ステータ21がキャン40に固定されるとともに、ブラケット1′の接触部13bが継鉄21cに接触している。このとき、ブラケット1′の弾性片13は、図7の自由状態に復帰しようとする弾性力を、主に接触部13bを支点としてキャン40側に作用させ、凸部13aをキャン40の凹部40aに押圧する。このように、凸部13aが凹部40aを押圧する力により、ステータ21に対してキャン40の軸線L方向の位置が固定される。また、この時、接触部13bは、ステータ21をキャン40に固定したことに伴う板状基部11と接触部13bとの間の部分の弾性力により継鉄21cに圧接されている。具体的には、板状基部11と接触部13bとの間の部分とは、主に板状基部から立ち上がる第一折り曲げ部Fと第二折り曲げ部Gの部分の弾性力により継鉄21cに圧接されている。
Also in this second embodiment, since the bracket 1'is provided on the
このようにブラケット1′は、弾性片13の弾性力により、凸部13aをキャン40の側面の凹部40aに対して軸線L側に押圧するとともに、接触部13bを、軸線Lに対する直交平面となる継鉄21cに対して軸線L方向に圧接する。
In this way, the bracket 1'presses the
これにより、第1実施形態と同様に、ブラケット1′の弾性片13の弾性力により、継鉄21cとキャン40とがそれぞれ確実に接地され、この継鉄21cとキャン40との間の電気的ノイズを防止することができる。
As a result, as in the first embodiment, the
図8は実施形態の冷凍サイクルシステムを示す図である。図において、符号100は膨張弁を構成する本発明の実施形態の電動弁、200は室外ユニットに搭載された室外熱交換器、300は室内ユニットに搭載された室内熱交換器、400は四方弁を構成する流路切換弁、500は圧縮機である。電動弁100、室外熱交換器200、室内熱交換器300、流路切換弁400、及び圧縮機500は、それぞれ導管によって図示のように接続され、ヒートポンプ式の冷凍サイクルを構成している。なお、アキュムレータ、圧力センサ、温度センサ等は図示を省略してある。
FIG. 8 is a diagram showing a refrigeration cycle system of the embodiment. In the figure,
冷凍サイクルの流路は、流路切換弁400により冷房運転時の流路と暖房運転時の流路の2通りに切換えられる。冷房運転時には、図に実線の矢印で示したように、圧縮機500で圧縮された冷媒は流路切換弁400から室外熱交換器200に流入され、この室外熱交換器200は凝縮器として機能し、室外熱交換器200から流出された冷媒液は電動弁100を介して室内熱交換器300に流入され、この室内熱交換器300は蒸発器として機能する。
The flow path of the refrigeration cycle is switched between the flow path during the cooling operation and the flow path during the heating operation by the flow
一方、暖房運転時には、図に破線の矢印で示したように、圧縮機500で圧縮された冷媒は流路切換弁400から室内熱交換器300、電動弁100、室外熱交換器200、流路切換弁400、そして、圧縮機500の順に循環され、室内熱交換器300が凝縮器として機能し、室外内熱交換器200が蒸発器として機能する。電動弁100は、冷房運転時に室外熱交換器200から流入する冷媒液、または暖房運転時に室内熱交換器300から流入する冷媒液を、それぞれ減圧膨張し、さらにその冷媒の流量を制御する。
On the other hand, during the heating operation, as shown by the broken arrow in the figure, the refrigerant compressed by the
なお、弾性片と一体に成形された第一係合部は、前記軸線側に突出する前記凸部に限ることはなく、前記凸部の突出に対し、軸線側と反対側に凹んだ凹部であってもよい。また、キャンの第二係合部は、キャンの外周の前記軸線側に凹んだ複数箇所の凹部に限ることはなく、キャンの外周の外径から外側方向に突出した複数箇所の凸部であってもよい。なお、弾性片の第一係合部が凹部の場合、キャン側の第二係合部は凸部となり、第一係合部と第二係合部が確実に係合する関係の組み合わせとなる。 The first engaging portion integrally formed with the elastic piece is not limited to the convex portion protruding toward the axis side, but is a concave portion recessed on the side opposite to the axis side with respect to the protrusion of the convex portion. There may be. Further, the second engaging portion of the can is not limited to a plurality of recesses recessed on the axis side of the outer circumference of the can, but is a plurality of convex portions protruding outward from the outer diameter of the outer circumference of the can. You may. When the first engaging portion of the elastic piece is a concave portion, the second engaging portion on the can side becomes a convex portion, which is a combination of a relationship in which the first engaging portion and the second engaging portion are securely engaged. ..
以上、本発明の実施の形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこれらの実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。 Although the embodiments of the present invention have been described in detail with reference to the drawings, the specific configuration is not limited to these embodiments, and the design changes, etc. within the range not deviating from the gist of the present invention, etc. Even if there is, it is included in the present invention.
1 ブラケット(弾性部材)
11 板状基部(基部)
12 弾性片
12a 凸部(第一係合部)
12b 接触部
20 ステッピングモータ(モータ部)
21 ステータ
21H 嵌挿孔
21H1 開口部
21a ボビン
21b コイル
21c 継鉄
L ステータの軸線
22 マグネットロータ
30 弁本体
31 第1継手管
32 第2継手管
310 ハウジング
40 キャン
40A 小径部
40B 大径部
40a 凹部(第二係合部)
1′ ブラケット(弾性部材)
13 弾性片
13a 凸部(第一係合部)
13b 接触部
100 電動弁
200 室外熱交換器
300 室内熱交換器
400 流路切換弁
500 圧縮機
1 Bracket (elastic member)
11 Plate-shaped base (base)
12
21
1'bracket (elastic member)
13
Claims (8)
前記ステータに設けられて、該ステータに固定される基部と、該基部から前記嵌挿孔の軸線側に延在された弾性片とを有する弾性部材を備え、
前記弾性部材は、前記基部としての板状基部を、前記ステータの前記嵌挿孔の軸線に対する直交平面に対向配置させ、前記ステータの裏蓋の底面に堅牢に固定されており、
前記弾性部材の前記弾性片は、その一部が前記ステータの継鉄に対する接触部として構成されるとともに前記軸線側に突出、又は、突出と反対側に凹んだ第一係合部を有し、前記キャンは外周に前記第一係合部に係合する第二係合部を有し、
前記弾性片の前記第一係合部が前記キャンの前記第二係合部に係合された状態で、前記弾性片の一部が自己の弾性力により前記接触部が前記継鉄に圧接されている
ことを特徴とする電動弁。 A valve device in which a substantially cylindrical can accommodating a magnet rotor of the motor unit is assembled to a valve body operated by driving the motor unit, and a cylindrical fitting that constitutes the motor unit and fits the can. An electric valve comprising a stator having an insertion hole, the can is fitted into the insertion / insertion hole, and the stator is mounted on the valve device.
An elastic member provided on the stator and having a base portion fixed to the stator and an elastic piece extending from the base portion to the axis side of the fitting hole is provided.
The elastic member has a plate-shaped base portion as the base portion arranged so as to face an orthogonal plane with respect to the axis of the fitting hole of the stator, and is firmly fixed to the bottom surface of the back cover of the stator.
The elastic piece of the elastic member has a first engaging portion that is partially formed as a contact portion with respect to the joint iron of the stator and that protrudes on the axis side or is recessed on the opposite side of the protrusion. The can has a second engaging portion that engages with the first engaging portion on the outer periphery.
In a state where the first engaging portion of the elastic piece is engaged with the second engaging portion of the can, a part of the elastic piece is pressed against the joint iron by its own elastic force. An electric valve characterized by being
沿って前記接触部よりも前記基部側に位置し、前記接触部が前記弾性片の前記基部とは反
対側の自由端側に位置するよう、配置されていることを特徴とする請求項1に記載の電動
弁。 The first engaging portion and the contact portion of the elastic piece are such that the first engaging portion is located along the elastic piece on the base side of the contact portion, and the contact portion is the elastic piece. The electric valve according to claim 1, wherein the electric valve is arranged so as to be located on the free end side opposite to the base portion.
前記基部とは反対側の自由端側に位置し、前記接触部が前記弾性片に沿って前記第一係合
部よりも前記基部側に位置するよう、配置されていることを特徴とする請求項1に記載の
電動弁。 The first engaging portion and the contact portion of the elastic piece are such that the first engaging portion is located on the free end side of the elastic piece opposite to the base portion, and the contact portion is attached to the elastic piece. The electric valve according to claim 1, wherein the electric valve is arranged so as to be located closer to the base portion side than the first engaging portion.
係合部と前記接触部との間の部分の弾性力であることを特徴とする請求項2に記載の電動
弁。 The elastic force of the elastic piece is characterized by being the elastic force of the portion between the base portion and the first engaging portion and the elastic force of the portion between the first engaging portion and the contact portion. The electric valve according to claim 2.
前記第一係合部との間の部分の弾性力であることを特徴とする請求項3に記載の電動弁。 A claim characterized in that the elastic force of the elastic piece is an elastic force of a portion between the base portion and the contact portion and an elastic force of a portion between the contact portion and the first engaging portion. Item 3. The electric valve according to item 3.
係合部に対して前記軸線側に押圧するとともに、前記接触部を、前記軸線に対する直交平
面となる前記継鉄に対して前記軸線方向に圧接していることを特徴とする請求項4または
5に記載の電動弁。 The elastic member presses the first engaging portion toward the axis side with respect to the second engaging portion of the can by the elastic force of the elastic piece, and the contact portion is a plane orthogonal to the axis. The electric valve according to claim 4 or 5, wherein the joint iron is in pressure contact with the joint iron in the axial direction.
の外周の前記第二係合部は、前記凸部に係合する凹部であることを特徴とする請求項1乃
至6のいずれか一項に記載の電動弁。 The first engaging portion of the elastic piece is a convex portion protruding toward the axis, and the second engaging portion on the outer periphery of the can is a concave portion that engages with the convex portion. The electric valve according to any one of claims 1 to 6.
求項1乃至7のいずれか一項に記載の電動弁が、前記膨張弁として用いられている
ことを特徴とする冷凍サイクルシステム。 A refrigeration cycle system including a compressor, a condenser, an expansion valve, and an evaporator, wherein the electric valve according to any one of claims 1 to 7 is used as the expansion valve. A refrigeration cycle system characterized by that.
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