JP6883078B2 - 移動体通信システム及び移動体通信方法 - Google Patents

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Description

本発明は、移動体通信システム及び移動体通信方法に関する。
移動体通信システムの標準化プロジェクトである3GPP(Third Generation Partnership Project)では、NB−IoT、LTEカテゴリM、LTEカテゴリ1、その他のLTEカテゴリに対応したIoT(Internet of Things)デバイスに適した低電力消費を目的とした通信規格が提案されている。
低電力消費を目的とした通信規格として、特許文献1には、端末装置(UE:User Equipment)がデータを長周期で間欠的に受信可能とする長周期間欠受信(eDRX:extended Discontinuous Reception)の技術が開示されている。特許文献2には、低電力消費を目的とした他の通信規格として、UEが自発的に一定期間受信し残りの期間を休止状態とする省電力モード(PSM:Power Saving Mode)の技術が開示されている。
特表2018−534874号公報 特開2019−117984号公報
ところで、eDRXやPSMでは、UEの休止中にサーバからUEに送信されたデータをSGW(Serving Gateway)などのゲートウェイ装置又は中継装置でバッファリングしていた。UEに送信されるデータが多い場合や、SGWのバッファ容量が小さい場合には、上記のゲートウェイ装置又は中継装置のバッファがオーバーフローしてしまう場合があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、バッファがオーバーフローする可能性を低減する技術を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る移動体通信システムは、端末装置を制御する移動体通信ネットワークと、移動体通信ネットワークを介して端末装置にデータを送信するサーバと、を備え、移動体通信ネットワークは、端末装置が休止状態であることを検出した場合にサーバに端末装置が休止状態である旨を通知する。
この態様によれば、移動体通信ネットワークが端末装置の休止状態を検出した場合に、サーバに端末装置が休止状態である旨を通知するので、サーバから通信端末にデータが送信されない。したがって、サーバからのデータの不要な再送の発生を低減できる。
本発明によれば、バッファがオーバーフローする可能性を低減する技術を提供することができる。
第1実施形態に係る移動体通信システムの構成を示す模式図である。 第1実施形態の端末装置の構成を示すブロック図である。 端末装置の間欠受信動作の説明図である。 端末装置の省電力モード動作の説明図である。 第1実施形態に係る移動体通信システムの第1の動作を説明するフローチャートである。 第1実施形態に係る移動体通信システムの第1の動作を説明するシーケンス図である。 第2実施形態に係る移動体通信システムの第2の動作を説明するフローチャートである。 第2実施形態に係る移動体通信システムの第2の動作を説明するシーケンス図である。 第3実施形態に係る移動体通信システムの第3の動作を説明するフローチャートである。 第3実施形態に係る移動体通信システムの第3の動作を説明するシーケンス図である。 一実施形態に係る装置のハードウェア構成を説明するブロック図である。 従来の移動体通信システムにおいて、間欠受信中に受信したパケットの再送についての説明図である。 従来の移動体通信システムにおいて、省電力モード中に受信したパケットの再送についての説明図である。 従来の移動体通信システムの課題についての説明図である。
添付図面を参照して、本発明の第1実施形態から第3実施形態について説明する。なお、各図において、同一の符号を付したものは、同一又は同様の構成を有する。
〔第1実施形態〕
〔移動体通信システムの構成〕
まず、図1を参照して、本発明に係る移動体通信システムの第1実施形態の構成について説明する。図1は、第1実施形態に係る移動体通信システムの構成を示す模式図である。図1に示すように、移動体通信システム100は、端末装置10を制御する移動体通信ネットワーク101を備える。移動体通信ネットワーク101は、無線ネットワーク(Radio Network)に係る構成とコアネットワーク(Core Network)に係る構成とを備える。
(無線ネットワーク)
図1に示すように、移動体通信システム100の無線ネットワークとしては、端末装置10、中継装置20及びマクロセル(MCC:Macro Cell)またはフェムトセル(FCC:Femto Cell)基地局30を備える。
端末装置10は、省電力型広域無線ネットワーク(LPWA:Low Power Wide Area)に準拠している。端末装置10は、例えば、IoTデバイス等の移動体通信端末であり、UE(User Equipment)とも呼ばれる。もしくは、端末装置10は、スマートフォン等の移動体通信端末である。端末装置10がスマートフォンである場合、eDRXやPSMに対応しない。図1では、端末装置10が中継装置20の通信可能範囲に在圏しているものとする。
図2は、第1実施形態の端末装置10の構成を示すブロック図である。図2に示すように、端末装置10は、制御部11と、通信部14と、送信時間管理部15と、情報管理部16と、間欠受信部17と、省電力モード部18と、記憶部19と、を備える。制御部11は、端末装置10における各種の情報処理を行う機能を有する。制御部11は、中央処理装置(CPU:Central Processing Unit)12と、メモリ13(例えば、RAM(Random Access Memory)により構成されるが、これに限定されない。)と、を備える。制御部11においてCPU12がメモリ13等に記憶されたコンピュータプログラムを実行することにより、端末装置10が有する各種の機能を実現する。通信部14は、所定のメッセージを送受信する機能を有する。送信時間管理部15は、メッセージの送信時間を管理する機能を有する。さらに、送信時間管理部15は、メッセージの送信時間が非定期となるように管理する機能を有する。情報管理部16は、IoTデバイス等の端末装置10において使用・表示される情報を管理する機能を有する。間欠受信部17は、特許文献1に記載されている間欠的に受信可能とする間欠受信(DRX:Discontinuous Reception)動作およびデータを長周期で間欠的に受信可能とする長周期間欠受信(eDRX:extended Discontinuous Reception)の機能を有する。省電力モード部18は、自発的に一定期間受信とし、残りの期間を休止状態(スリープ状態)とする省電力モード(PSM:Power Saving Mode)で動作する機能を有する。記憶部19は、画像や音声、IoTデバイス等で実行するソフトウエア等を記録する機能を有する。記憶部19は、例えば、ROM(Read-only Memory)などにより構成されるが、これに限定されない。
次に、図3を参照して、端末装置10の間欠受信(DRX)動作について説明する。図3は、端末装置による信号の間欠受信動作を説明する図である。本実施形態の端末装置10は、eDRX(extended DRX)で動作することが可能である。eDRXは、長周期間欠受信とすることで消費電流を低減するための、DRXの一動作態様である。図3に示すように、eDRXは、二段階のDRXサイクルで信号を受信する。スマートフォン等で使用されている通常のDRXではデフォルトDRXサイクル(Default DRX Cycle)により常時信号を受信することが可能だが、NB−IoTの場合は信号を受信しない期間となるeDRXサイクル(eDRX Cycle)を最大で174分、NB−IoT以外のLTEカテゴリの場合はeDRXサイクル(eDRX Cycle)を最大で43分に設定することが可能である。また、eDRX(extended DRX)の場合、eDRXサイクル(eDRX Cycle)の中でPTW(Paging Time Window)時のみ信号の受信が可能である。
また、図4を参照して、端末装置10の省電力モード(PSM)の動作について説明する。図4は、端末装置の省電力モード動作の説明図である。本実施形態の端末装置10は、PSMで動作することが可能である。PSMでは、端末装置10は、イベント後の一定時間のみデータを受信可能とし、その他は休止状態(スリープ状態)となり、消費電流を低減する。図4に示すように、端末装置10への着信はイベント後の指定された期間(Active Time)のみであり、位置登録時やデータ送信時である。端末装置10から周期的にTAUリクエスト(Periodic TAU(T3412またはT3412ext(extended)満了時))が送信されると、トラッキングエリアのアップデートが実施され、その後の一定期間(Active Time)にのみ、端末装置10はデータを受信可能となる。
図1の説明に戻り、中継装置(UE Relay:User Equipment Relay)20は、マクロセル基地局30と端末装置10とを中継するノードという意味でReNB(Relay NodeB)とも称される。中継装置20は、リレーノード(Relay Node)及びアクセスノード(Access Node)を備える。リレーノードとアクセスノードとは、独立した別個の装置として構成されていても、双方の機能を集約した一体型の装置として構成されていてもよい。また、端末装置10は直接マクロセル基地局30と通信を確立することも可能である。
リレーノードは、無線ネットワークにおける一つのノードを構成し、マクロセル基地局30との間でバックホール無線通信を確立するノードである。リレーノードは、通信規格で選択可能に定められている複数の周波数帯域のなかからいずれかの周波数帯域を選択して、マクロセル基地局30と通信を確立することが可能になっている。
アクセスノードは、無線ネットワークにおける一つのノードを構成し、端末装置10との間でアクセス無線通信を確立するノードである。アクセスノードは、端末装置10に対しパケット通信サービス(例えば音声パケット通信サービス、マルチメディアサービス等)を提供する。アクセスノードが形成するセルサイズは、マクロセル基地局30よりも小規模であり、半径数メートルから数十メートルの通信エリアを構築する。
マクロセル基地局30は、リレーノードとの間で無線通信を確立する他、端末装置10との間でも直接アクセス無線通信を確立するように構成されている。マクロセル基地局30は、半径数百メートルから十数キロメートルの通信エリアを構築する。マクロセル基地局30は、ドナー基地局(Donor eNB)とも称される。
(コアネットワーク)
図1に示すように、移動体通信システム100は、さらにコアネットワークに係る構成として、第1コアネットワーク(EPC:Evolved Packet Core)40、およびサーバ(Server)50を備えている。なお、本実施形態では、第1コアネットワーク40およびサーバ50を備えるものとして説明するが、コアネットワークの構成はこれに限られない。
第1コアネットワーク40は、主として、パケットデータ回線網交換やセキュリティ機能、端末装置10の移動管理、無線通信の品質管理(QoS:Quality of Service)等を実施するネットワークである。第1コアネットワーク40は、これら機能を実現するための各種装置として、移動管理装置(MME:Mobility Management Entity)41、パケット中継装置(SGW:Serving Gateway)42、パケットデータ回線網交換機(PGW:Packet Data Network Gateway)43及び品質管理装置(PCRF:Policy and Charging Rules Function)44等を備える。MME41は、端末装置10の移動管理(通信回線の設定・解放、位置登録、ハンドオーバ)や認証処理などを行うノードである。SGW42は、端末装置10との間で授受するIPパケットのルーティングの基点として、パケットの中継等を行うノードである。PGW43は、端末装置10のIPアドレス管理、外部の通信網とやり取りするIPパケットのフィルタリングなどを行うノードである。PCRF44は、ユーザ回線の接続品質制御・管理や課金情報の管理などを行うノードである。
サーバ50は、移動体通信ネットワークを介して端末装置10にデータを送信する他、端末装置10に関する各種の管理を行う装置である。サーバ50は、端末装置10に関する応答管理、接続管理、故障管理、品質管理、起動/停止制御管理等を実行するように構成されている。
無線ネットワークは、端末装置10が休止状態であることを検出した場合は、コアネットワークのサーバ50に端末装置10が休止状態である旨を通知する。サーバ50は、端末装置10が休止状態である旨の通知を受信した場合には、端末装置10との通信再開までの期間に端末装置10に送信すべきデータを蓄積する。また、サーバ50は、端末装置10との通信再開後に、通信再開までに蓄積していたデータを端末装置10に送信する。
〔従来の移動体通信システム〕
次に、後述する実施形態との比較のために、図12から図14を参照して、従来の移動体通信システムについて説明する。
まず、図12を参照して、従来の移動体通信システム500において、長周期間欠受信(eDRX)中に受信したパケットを再送する処理を説明する。図12に示すように、サーバ550は、PGW543を通じてSGW542に対して、データを送信する(S510)。SGW542は、サーバ550からデータを受信すると、MME541に対して、パケット配信(DDN:Downlink Data Notification)を行う(S520)。MME541は、SGW542に対して、「DDN」に対する応答信号である「DDN Ack」をバッファ時間と共に返信する(S530)。
SGW542は、「DDN Ack」の応答信号により、UE510が休止状態(スリープ状態)か否かを判断する(S540)。SGW542は、UE510が休止状態であると判断した場合、UE510の休止中の受信データをバッファリングする(S550)。
MME541は、UE510に対して、PTW(Paging Time Window)時にページング(paging)を送信する(S560)。ページングを受信したUE510は、MME541に対して応答する(S570)。UE510からの応答を受信したMME541は、S/PGW542,543に対して、セッションを再確立する(S580)。UE510と基地局との間のRRC接続状態が確立されると、SGW542は、UE510に対して、当該SGW542に蓄積していたデータを再送(PS Communication)する(S590)。
次に図13を参照して、従来の移動体通信システムにおいて、省電力モード(PSM)中に受信したパケットを再送する処理を説明する。図13に示すように、サーバ550は、PGW543を通じてSGW542に対して、データを送信する(S610)。SGW542は、サーバ550からデータを受信すると、MME541に対して、パケット配信(DDN)を行う(S620)。MME541は、SGW542に対して、「DDN」に対する応答信号である「DDN Ack」をバッファ時間と共に返信する(S630)。
SGW542は、「DDN Ack」の応答信号により、UE510が休止状態(スリープ状態)か否かを判断する(S640)。SGW542は、UE510が休止状態であると判断した場合、UE510の休止中の受信データをバッファリングする(S650)。
UE510は、MME541に対して、周期的にTAU(Tracking Area Update)リクエストを送信する(S660)。TAUリクエストを受信したMME541は、トラッキングエリアのアップデートを行う(S670)。このアップデート後の一定期間(Active Time)にUE510が受信可能となるので、MME541は、S/PGW542,543に対して、セッションを再確立する(S680)。UE510と基地局との間のRRC接続状態が確立されると、SGW542は、UE510に対して、当該SGW542が蓄積していたデータを再送(PS Communication)する(S690)。
次に図14は、従来の移動体通信システムで採用される間欠受信(DRX)及び省電力モード(PSM)の双方において生じる事象について説明する。図14に示すように、従来の標準規格では、DRX及びPSMの双方において、SGW542はサーバ550に対して、UE510が休止状態(スリープ状態)にある旨を通知しない。また、SGW542がデータバッファリングをしているが、SGW542がデータをバッファ(記憶)する容量には限界がある。したがって、従来の移動体通信システムでは、SGW542の容量の限界を超える量のデータをSGW542が受信した場合、データの一部はバッファされない。そのため、UE510の休止状態が終了した後(UE510がデータを受信可能な状態になったときに)、サーバ550からSGW542へ送信済みのデータを再度送信する必要があった。
〔移動体通信システムの動作〕
次に、図5及び図6を参照して、第1実施形態に係る移動体通信システム100の動作を説明しながら、本実施形態に係る移動体通信方法について説明する。本実施形態に係る移動体通信システム100は、端末装置10の休止状態を検出するステップと、端末装置10の休止状態を通知するステップと、端末装置10との通信再開までの期間に、送信されるべきデータをサーバ50に蓄積するステップと、端末装置10との通信再開後に、通信再開までに蓄積していた前記データを送信するステップと、を有する。以下、具体的に説明する。
(第1の動作)
図5は、第1実施形態に係る移動体通信システムの第1の動作を説明するフローチャートである。図6は、第1実施形態に係る移動体通信システムの第1の動作を説明するシーケンス図である。
図5及び図6に示すように、サーバ50は、PGW43を通じてSGW42に対して、データを送信する(S110)。SGW42は、サーバ50からデータを受信すると、MME41に対して、パケット配信(DDN)を行う(S120)。MME41は、SGW42に対して、「DDN」に対する応答信号である「DDN Ack」をバッファ時間と共に返信する(S130)。
SGW42は、「DDN Ack」の応答信号により、UE10が休止状態(スリープ状態)か否かを判断する(S140)。SGW42は、UE10が休止状態であると判断した場合(S140/YES)、PGW43を通じてサーバ50に対して、「UE10が休止状態である」旨を通知する(S150)。SGW42は、UE10が休止状態でないと判断した場合(S140/NO)、ステップS180に遷移する。「UE10が休止状態である」旨の通知を受信したサーバ50は、UE10の休止中にUE10に送信されるべきデータをサーバ50の記憶部にバッファリングする(S160)。即ち、サーバ50は、端末装置10との通信再開までの期間に端末装置10に送信すべきデータを蓄積する。
休止状態からの復帰によりUE10からの応答を受信したMME41は、S/PGW42,43に対して、セッションを再確立する(S170)。UE10とマクロセル基地局30との間の接続状態は、無線ネットワークを制御するRRC(Radio Resource Control)のアイドル状態(RRC idle)と、RRC接続状態(RRC Connected)との2つで示される。RRC接続状態が確立されると、サーバ50は、UE10に対して、蓄積していたデータを再送(PS Communication)する(S180)。
以上、説明したように、第1実施形態に係る移動体通信システム100は、端末装置10を制御する移動体通信ネットワークと、移動体通信ネットワークを介して端末装置10にデータを送信するサーバ50と、を備える。移動体通信ネットワークは、端末装置10が休止状態であることを検出した場合に、サーバ50に端末装置10が休止状態である旨を通知するので、サーバ50から端末装置10にデータは送信されない。よって、第1実施形態に係る移動体通信システム100によれば、UE10の休止中にUE10に送信されるべきデータをSGW42でバッファリングしない。そのため、SGW42がデータの再送を行う必要がない。
また、第1実施形態に係る移動体通信システム100において、サーバ50は、端末装置10が休止状態である旨の通知を受信した場合には、端末装置10との通信再開までの期間に端末装置10に送信すべきデータを蓄積する。したがって、第1実施形態に係る移動体通信システム100によれば、サーバ50側でデータバッファリングする。そのため、SGW42のバッファ容量は、UE10の休止中のバッファリングを考慮したサイズにする必要がない。
さらに、第1実施形態に係る移動体通信システム100において、サーバ50は、端末装置10との通信再開後に、通信再開までに蓄積していたデータを端末装置10に送信する。したがって、第1実施形態に係る移動体通信システム100によれば、サーバ50と端末装置10との通信再開後に、サーバ50が蓄積していたデータを端末装置10に送信するので、サーバ50側からの無駄な再送の発生を防止することができる。
〔第2実施形態〕
第2実施形態では、第1の動作の中で端末装置10が3GPPにおける長周期間欠受信(eDRX)動作するケースを説明する。構成要素に関し、第2実施形態に係る移動体通信システム200は、第1実施形態と同様の構成要素を有する。
次に、図7及び図8を参照して、第2実施形態に係る移動体通信システム200について説明する。図7は、第2実施形態に係る移動体通信システムの第2の動作を説明するフローチャートである。図8は、第2実施形態に係る移動体通信システムの第2の動作を説明するシーケンス図である。
(第2の動作)
図7及び図8に示すように、サーバ50は、PGW43を通じてSGW42に対して、データを送信する(S210)。SGW42は、サーバ50からデータを受信すると、MME41に対して、パケット配信(DDN)を行う(S220)。MME41は、SGW42に対して、「DDN」に対する応答信号である「DDN Ack」をバッファ時間と共に返信する(S230)。
SGW42は、「DDN Ack」の応答信号により、UE10がスリープ状態(休止状態)か否かを判断する(S240)。SGW42は、UE10が休止状態であると判断した場合(S240/YES)、PGW43を通じてサーバ50に対して、「UE10が休止状態である」旨の通知をする(S250)。SGW42は、UE10が休止状態でないと判断した場合(S240/NO)、ステップS270に遷移する。「UE10が休止状態である」旨の通知を受信したサーバ50は、UE10の休止中の受信データをバッファリングする(S260)。即ち、サーバ50は、端末装置10との通信再開までの期間に端末装置10に送信すべきデータを蓄積する。
MME41は、UE10に対して、PTW時にページングを送信する(S270)。ページングを受信したUE10は、MME41に対して応答する(S280)。UE10からの応答を受信したMME41は、PTW開始時から次のPTW開始時までの長期受信可能期間において、S/PGW42,43に対してセッションを再確立する(S290)。UE10とマクロセル基地局30との間のRRC接続状態が確立されると、サーバ50は、UE10に対して、蓄積していたデータを再送する(S300)。
以上、説明したように、第2実施形態に係る移動体通信システム200は、第1実施形態の作用効果を発揮する。特に、第2実施形態に係る移動体通信システム200は、端末装置10が3GPPにおける長周期間欠受信(eDRX)で動作をする。したがって、第2実施形態に係る移動体通信システム200によれば、PTW時にページングを受信した端末装置10とセッションを再確立して、サーバ50に蓄積していたデータを再送することができるという有利な効果を奏する。また、端末装置10を長周期間欠受信(eDRX)とすることにより、端末装置10の消費電流を低減することができるという有利な効果を奏する。
〔第3実施形態〕
第3実施形態では第2の動作と異なり、第1の動作の中で端末装置10が3GPPにおける省電力モード(PSM)で動作するケースを説明する。構成要素に関し、第3実施形態に係る移動体通信システム300は、第1実施形態と同様の構成要素を有する。
次に、図9及び図10を参照して、第3実施形態に係る移動体通信システム300について説明する。図9は、第3実施形態に係る移動体通信システムの第3の動作を説明するフローチャートである。図10は、第3実施形態に係る移動体通信システムの第3の動作を説明するシーケンス図である。
(第3の動作)
図9及び図10に示すように、サーバ50は、PGW43を通じてSPGW42に対して、データを送信する(S310)。SGW42は、サーバ50からデータを受信すると、MME41に対して、パケット配信(DDN)を行う(S320)。MME41は、SGW42に対して、「DDN」に対する応答信号である「DDN Ack」をバッファ時間と共に返信する(S330)。
SGW42は、「DDN Ack」の応答信号により、UE10が休止状態(スリープ状態)か否かを判断する(S340)。SGW42は、UE10が休止状態であると判断した場合(S340/YES)、PGW43を通じてサーバ50に対して、「UE10が休止プ状態である」旨の通知をする(S350)。SGW42は、UE10が休止状態でないと判断した場合(S340/NO)、ステップS400に遷移する。「UE10が休止状態である」旨の通知を受信したサーバ50は、UE10の休止中の受信データをバッファリングする(S360)。即ち、サーバ50は、端末装置10との通信再開までの期間に端末装置10に送信すべきデータを蓄積する。
UE10は、MME41に対して、周期的にTAUリクエストを送信する(S370)。TAUリクエストを受信したMME41は、トラッキングエリアのアップデートを行う(S380)。このアップデート後の一定期間(Active Time)に、MME41は、S/PGW42,43に対して、セッションを再確立し(S390)、UE10がデータ受信可能となる。UE10とマクロセル基地局30との間のRRC接続状態が確立されると、サーバ50は、UE10に対して、蓄積していたデータを再送する(S400)。
以上、説明したように、第3実施形態に係る移動体通信システム300は、第1実施形態の作用効果を発揮する。特に、第3実施形態に係る移動体通信システム100は、端末装置10が3GPPにおける省電力モード(PSM)で動作をする。したがって、第3実施形態に係る移動体通信システム300によれば、イベント後の一定時間のみの受信可能時にセッションを再確立してサーバ50に蓄積していたデータを再送することができるという有利な効果を奏する。また、イベント後の一定時間以外は、端末装置10を休止状態にして消費電流を低減することができるという有利な効果を奏する。
〔ハードウェアの構成〕
図11を参照して、上記の実施形態におけるMME41、SGW42、PGW43、又はPCRF44を実装する例示的なコンピュータのハードウェア構成を説明するが、ハードウェア構成はこれに限定されない。
図11に示すように、コンピュータ800は、例えば、制御部801、通信部802、記憶部803、及び入出力部804を備える。制御部801は、コンピュータ800における各種の情報処理の実行を制御する。制御部801は、図示しないが、例えば、CPUと、メモリと、を備える。制御部801においてCPUはメモリに記憶されたコンピュータプログラムを実行することにより、コンピュータ800が有する各種の機能を実現する。通信部802は、コンピュータ800と外部装置との間のデータの送受信を行うための通信インタフェースである。通信部802は、例えば、ネットワークカードを使用して構成される。記憶部803は、コンピュータ800が受信したデータ、コンピュータ800が送信するデータ、コンピュータ800における処理結果のデータ、又はコンピュータ800に予め保持されるデータなど、各種のデータを記憶する。記憶部803は、例えば、ハードディスクドライブ(HDD)により構成される。入出力部804は、コンピュータ800へデータを入力するための装置及びコンピュータ800からデータを出力するための装置を含む。コンピュータ800は、例えば、入力装置としてキーボードと、コンピュータ800による処理結果を出力する装置としてモニター(表示装置)とを含む。コンピュータ800は、図11に示す構成のうち、少なくとも一部を備えなくてもよいし、図11に示されていない構成を備えてもよい。
以上説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。実施形態が備える各要素並びにその配置、材料、条件、形状及びサイズ等は、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。また、異なる実施形態で示した構成同士を部分的に置換し又は組み合わせることが可能である。
10…端末装置、40…第1コアネットワーク、41…MME、42…SGW、43…PGW、50…サーバ、101…移動体通信ネットワーク、100,200,300…移動体通信システム

Claims (6)

  1. 端末装置とサーバとの間の通信を可能にする移動体通信ネットワークを備える移動体通信システムであって、
    前記移動体通信ネットワークが前記サーバから前記端末装置を宛先とするデータを受信し、
    前記移動体通信ネットワークが前記データを受信したことに応じて、前記移動体通信ネットワークにおけるゲートウェイ装置が、前記移動体通信ネットワークにおける移動管理装置にDDN(Downlink Data Notification)を送信し、
    前記移動管理装置は、前記端末装置が休止状態であるときに前記ゲートウェイ装置から受信した前記DDNに対する応答信号をバッファ時間と共に前記ゲートウェイ装置に送信し、
    前記ゲートウェイ装置は、受信した前記DDNに対する応答信号に応じて前記端末装置が休止状態である判断し、
    前記端末装置が休止状態であると判断された場合、前記ゲートウェイ装置は、前記サーバに前記端末装置が休止状態である旨を通知する、移動体通信システム。
  2. 前記サーバは、前記端末装置が休止状態である旨の通知を受信した場合には、前記端末装置との通信再開までの期間に前記端末装置に送信すべきデータを蓄積する、請求項1に記載の移動体通信システム。
  3. 前記サーバは、前記端末装置との通信再開後に、通信再開までに蓄積していた前記データを前記端末装置に送信する、請求項1または請求項2に記載の移動体通信システム。
  4. 前記端末装置は間欠受信動作をする、請求項1から3のいずれか一項に記載の移動体通信システム。
  5. 前記端末装置は省電力モードで動作する、請求項1から3のいずれか一項に記載の移動体通信システム。
  6. 端末装置とサーバとの間の通信を可能にする移動体通信ネットワークを備える移動体通信システムにおいて実施される方法であって、
    前記移動体通信ネットワークが前記サーバから前記端末装置を宛先とするデータを受信することと、
    前記移動体通信ネットワークが前記データを受信したことに応じて、前記移動体通信ネットワークにおけるゲートウェイ装置が、前記移動体通信ネットワークにおける移動管理装置にDDN(Downlink Data Notification)を送信することと、
    前記移動管理装置は、前記端末装置が休止状態であるときに前記ゲートウェイ装置から受信した前記DDNに対する応答信号をバッファ時間と共に前記ゲートウェイ装置に送信することと、
    前記ゲートウェイ装置は、受信した前記DDNに対する応答信号に応じて前記端末装置が休止状態である判断することと、
    前記端末装置が休止状態であると判断された場合、前記ゲートウェイ装置は、前記サーバに前記端末装置の休止状態を通知することと、
    前記サーバが、前記端末装置と前記サーバとの間の通信再開までの期間に送信すべきデータを蓄積することと、
    前記端末装置と前記サーバとの間の通信再開後に、通信再開までに蓄積していた前記データを前記端末装置に送信することと、
    を有する、移動体通信方法。
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