JP6882880B2 - プラズマを使用した衝撃の緩和 - Google Patents

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Description

本開示は、広くは、超音速輸送体に関し、特に、超音速で移動することによる望ましくない効果を緩和させることに関する。更に具体的には、本開示は、輸送体の臨界マッハ数よりも速い速度で輸送体が移動することによる望ましくない効果を、プラズマを使用して緩和させるための方法及び装置に関する。
超音速輸送体は、音速を超える速度である超音速の速度で移動することができる輸送体である。超音速輸送体が音速に近づき且つそれを超えようとするとき、空気の有限粘度(finite viscosity)は、様々な望ましくない効果をもたらし得る。これらの望ましくない効果は、望ましくない衝撃の効果、抵抗、及び超音速輸送体の望ましくない加熱を含み得るが、それらに限定されるものではない。例えば、望ましくない衝撃の効果は、弧状衝撃波(bow shock)、シヤショック(shear shock)、何らかの他のタイプの衝撃、又は超音速輸送体に作用する引張力(draft force)を増加させる、何らかのそれらの組み合わせを含み得る。
空気プラズマは、超音速で移動することによる望ましくない効果を緩和させる1つの手段である。空気プラズマを生成するための現在のシステムは、例えば、非限定的に、コロナ放電及びマイクロ波無線周波数(RF)放電を生成するシステムの使用を含む。しかし、これらの現在利用可能なシステムは、必要とされる以上に加熱された空気プラズマを生成し得る。加熱された空気プラズマは、超音速輸送体の望ましくない加熱をもたらし、超音速輸送体の空力性能に影響を与え得る。
更に、これらのシステムは、検出可能であり得る、無線周波数痕跡(radio frequency signature)などの、望ましくない痕跡を生成し得る。また更に、生成された空気プラズマを流れに沿って制御することは、これらの現在の利用可能なシステムを使用する際に望まれるよりも困難であり得る。例えば、空気プラズマは、超音速輸送体のアンテナ装置又はアンテナ開口部の動作と干渉し得る。したがって、少なくとも上述の問題点の幾つかと、起こり得る他の問題点を考慮した方法及び装置を有することが望ましいだろう。
例示的な一実施形態では、装置が、複数の紫外線エネルギー源及び複数のライトパイプを備える。複数の紫外線エネルギー源は、輸送体の臨界マッハ数よりも速い速度で移動できる輸送体の内部構造に関連付けられる。複数のライトパイプは、複数の紫外線エネルギー源に連結され、複数の紫外線エネルギー源から、輸送体の選択された位置の周りで輸送体の外面を通過するように紫外線エネルギーを輸送し、選択された位置の周りでプラズマを生成する。
別の例示的な一実施形態では、プラズマ生成システムが、複数の紫外線エネルギー源及び複数のライトパイプを備える。複数の紫外線エネルギー源は、超音速輸送体の内部構造に関連付けられる。複数のライトパイプは、複数の紫外線エネルギー源と超音速輸送体の外面に連結される。複数のライトパイプは、複数の紫外線エネルギー源から、超音速輸送体の選択された位置の周りで超音速輸送体の外面を通過するように紫外線エネルギーを輸送し、選択された位置の周りでプラズマを生成する。
更に別の例示的な一実施形態では、輸送体が輸送体の臨界マッハ数よりも速い速度で移動することによる望ましくない効果を緩和させるための方法が提供される。紫外線エネルギーは、超音速の速度で移動する輸送体の内部構造と関連付けられた複数の紫外線エネルギー源を使用して生成される。紫外線エネルギーは、複数の紫外線エネルギー源から、輸送体の選択された位置の周りで輸送体の外面を通過するように輸送される。選択された位置の周りでプラズマが生成され、該プラズマは、輸送体が輸送体の臨界マッハ数よりも速い速度で移動することによる望ましくない効果を緩和させる。
特徴及び機能は、本開示の様々な実施形態において単独で実現することが可能であるか、又は以下の説明及び図面を参照してさらなる詳細が理解され得る、更に別の実施形態において組み合わされることが可能である。
例示的な実施形態の特徴と考えられる新規の機能は、添付の特許請求の範囲に明記される。しかしながら、例示的な実施形態と、好ましい使用モードと、更にはその目的及び特徴とは、添付図面を参照して本開示の例示的な実施形態の後述の詳細な説明を読むことにより最もよく理解されるであろう。
例示的な一実施形態による、超音速輸送体の等角図である。 例示的な一実施形態による、プラズマ生成システムの図である。 例示的な一実施形態による、ブロック図の形態にある輸送体の図である。 例示的な一実施形態による、フローチャートの形態にある、輸送体が輸送体の臨界マッハ数よりも速い速度で移動することによる望ましくない効果を緩和させるためのプロセスの図である。 例示的な一実施形態による、フローチャートの形態にある、輸送体が輸送体の臨界マッハ数よりも速い速度で移動することによる望ましくない効果を緩和させるためのプロセスの図である。 例示的な一実施形態による、ブロック図の形態にある輸送体の製造及び保守方法の図である。 例示的な一実施形態による、ブロック図の形態にある超音速輸送体の図である。
例示的な実施形態は、種々の検討事項を認識し、且つ、考慮している。例えば、例示的な実施形態は、輸送体が遷音速、超音速、又は極超音速であるときに、生み出された望ましくない効果を緩和させるために、輸送体の周りにプラズマを生成する方法及び装置を有することが望ましいと認識し、且つ、考慮している。例示的な一実施例として、超音速航空機が遷音速、超音速、又は極超音速であるとき、生み出された望ましくない効果を緩和させるために、超音速航空機の周りにプラズマを生成する方法及び装置を有することが望ましいだろう。
特に、例示的な実施形態は、輸送体の周りでプラズマを生成するために紫外線エネルギーが使用され得ることを認識し、且つ、考慮している。特に、発光半導体などの紫外線エネルギー源が、空気の加熱を必要とせずに空気中でプラズマイオン生成するために使用され得るが、それに限定されるものではない。例えば、紫外線波長を有する単一の光子が、空気の加熱を助けとして必要とすることなしに、空気中でプラズマイオンを生成するために使用され得る。
更に、紫外線エネルギー源は、プラズマが下流へ流れ、且つ、超音速輸送体のセンサ装置又は開口部の性能と干渉する危険性なしに、超音速輸送体の周りの選択された位置の周りの空気中でプラズマを生成するために使用され得る。紫外線エネルギー源は、超音速輸送体の周りの空気中でのプラズマの生成のための、単純で費用効果に優れた解決策でもあり得る。
したがって、例示的な実施形態は、輸送体が遷音速、超音速、又は極超音速であるときに生じる望ましくない効果を緩和させるために、輸送体の周りでプラズマを生成するための方法及び装置を提供する。例示的な一実施例では、輸送体の臨界マッハ数よりも速い速度で移動する輸送体の内部構造に関連付けられた複数の紫外線エネルギー源を使用して、紫外線エネルギーが生成される。紫外線エネルギーは、複数の紫外線エネルギー源から、輸送体の選択された位置の周りで輸送体の外面を通過するように輸送される。選択された位置の周りでプラズマが生成され、該プラズマは、輸送体が輸送体の臨界マッハ数よりも速い速度で移動することによる望ましくない効果を緩和させる。
ここで図面、特に図1を参照すると、例示的な一実施形態による、超音速輸送体の等角図が描かれている。この例示的な実施例では、超音速輸送体100が、胴体102、ノーズセクション104、翼106、翼108、テールセクション110、エンジン112、及びエンジン114を含む。
図1では、超音速輸送体100の複数の領域116が識別される。例えば、非限定的に、複数の領域116は、領域118、領域120、領域122、領域124、領域126、領域128、領域134、又は超音速輸送体100の何らかの他の領域のうちの少なくとも1つを含み得る。
本明細書の中で使用される際に、「〜のうちの少なくとも1つ」というフレーズは、アイテムのリストとともに使用されるときに、リストされたアイテムのうちの1以上の種々の組み合わせが使用され、且つリストの中の各々のアイテムのうちの1つだけが必要とされ得る、ということを意味する。アイテムとは、特定の物体、物品、ステップ、工程、プロセス又はカテゴリのことである。すなわち、「〜のうちの少なくとも1つ」は、アイテムの任意の組み合わせ、あるいはいくつかのアイテムがリストから使用され得ることを意味するが、列挙されたアイテムの全てが必要なわけではない。
例えば、非限定的に、「アイテムA、アイテムB、又はアイテムCのうちの少なくとも1つ」あるいは「アイテムA、アイテムB、及びアイテムCのうちの少なくとも1つ」は、例えば、「アイテムA」、「アイテムAとアイテムB」、「アイテムB」、「アイテムAとアイテムBとアイテムC」、又は「アイテムBとアイテムC」又は「アイテムAとアイテムC]を意味し得る。幾つかの場合には、「アイテムA、アイテムB、又はアイテムCのうちの少なくとも1つ」あるいは「アイテムA、アイテムB、及びアイテムCのうちの少なくとも1つ」は非限定的に、「2個のアイテムAと1個のアイテムBと10個のアイテムC」、「4個のアイテムBと7個のアイテムC」、又は何らかの他の好適な組み合わせを意味し得る。
超音速輸送体100の実施態様に応じて、複数の領域116の各領域は、様々なタイプの構造を含み得る。例示的な一実施例では、領域118が、前方セクション、ノーズコーンセクション、胴体前部、又は超音速輸送体100の何らかの他の前方部分のうちの少なくとも1つを含み得る。
領域120と領域122は、それぞれ、翼106と翼108の前縁に沿って配置され得る。領域120は、翼106の前縁を形成する1以上の構造を含み得る。領域122は、翼108の前縁を形成する1以上の構造を含み得る。実施態様に応じて、領域120と領域122は、各々、ストレーキ(strake)、カナード(canard)、スラット(slat)、又は何らかの他のタイプの操縦翼面のうちの少なくとも1つの少なくとも一部分を含み得る。
領域124は、超音速輸送体100の尾部の近傍で、テールセクション110の前縁に沿って、又はテールセクション110の全体の表面領域にわたり配置され得る。例示的な一実施例では、領域124が、垂直若しくは水平安定板、ラダー、ラダーベータ(ruddervator)、(図示されていないが当業者には知られている)水平エレベータ、又は何らかの他のタイプの操縦翼面のうちの少なくとも1つを含み得る。領域126と領域128は、各々、エルロン、スポイラー、フラップ、フラッペロン、又は何らかの他のタイプの翼操縦翼面若しくは後縁操縦翼面のうちの少なくとも1つを含み得る。
この例示的な実施例では、領域134が、超音速輸送体100に関連付けられたタレット(turret)を含む。本明細書で使用される際に、タレットなどの1つの構成要素が超音速輸送体100などの別の1つの構成要素と「関連付けられる」ときに、その関連付けは、図示されている実施例における物理的な関連付けである。例えば、タレットなどの第1の構成要素は、第2の構成要素に固定されること、第2の構成要素に接合されること、第2の構成要素に取り付けられること、第2の構成要素に溶接されること、第2の構成要素に締結されること、又は何らかの他の適切なやり方で第2の構成要素に連結されること、のうちの少なくとも1つにより、超音速輸送体100などの第2の構成要素に関連付けられ得る。第1の構成要素は、第3の構成要素を使用して第2の構成要素に連結されてもよい。更に、第1の構成要素は、第2の構成要素の部分として、第2の構成要素の拡張として、又はこれらの両方として形成されることにより、第2の構成要素に関連付けられていると見なされ得る。
領域134が、タレットを含むときに、このタレットは、ラダーシステム、指向性エネルギー兵器、又は何らかの他のタイプのシステムのうちの1以上の構成要素を収容するために使用され得る。ある場合では、タレットが、航法、通信、又は情報、監視、及び偵察(ISR)のうちの少なくとも1つのために使用される構成要素及びシステムに関連するセンサを収容するために使用され得る。ある場合では、タレットが、電子妨害手段、赤外線妨害手段、又はそれらの両方に関連する構成要素のために使用され得る。
超音速輸送体100は、マッハ1よりも速い速度で移動することができる。マッハ1、マッハ2、マッハ4、又はマッハ7などのマッハ数は、音速に対する対気速度の比率であり得る。ある例示的な実施例では、超音速輸送体100が、超音速を超えた速度で移動することができる極超音速輸送体の形態をとり得る。例えば、極超音速輸送体100は、約マッハ5よりも速い速度で移動することができてもよい。
超音速輸送体100が音速に接近すると、超音速輸送体100は遷音速になり得る。超音速輸送体100が遷音速であるときに、気流132の速度の範囲は、超音速輸送体100の周りを囲んで、且つ、超音速輸送体100を通過して流れるように存在し得る。この速度の範囲は、同時に、音速未満の速度、音速の速度、音速よりも速い速度を含み得る。例えば、非限定的に、この速度の範囲は、マッハ約0.8からマッハ約1.2の間であり得る。
これらの例示的な実施例では、超音速輸送体100が、超音速輸送体100の臨界マッハ数と音速よりも速い速度との間の速度で移動するときに、遷音速であると考えられ得る。超音速輸送体100の臨界マッハ数は、超音速輸送体100のある部分の周りの気流132が音速に到達しているけれども、対気速度が音速を超えていない場合の、最も低いマッハ数である。
超音速輸送体100が、臨界マッハ数よりも速い速度で移動するときに、超音速輸送体100の周りを囲んで、且つ、超音速輸送体100を通過して流れる、遷音速気流、音速気流、及び超音速気流の局所的な領域が生成され得る。これらの気流の局所的な領域は、今度は、望ましくない空力抵抗及びある場合には他のタイプの望ましくない空力効果を生成し得る、衝撃波を生成し得る。
例示的な一実施例では、マッハ約0.8からマッハ約1.2の間の遷音速の速度で移動しているときに、超音速輸送体100が、遷音速であると考えられ得る。この例示的な実施例では、マッハ約1.2よりも速い超音速の速度で移動しているときに、超音速輸送体100が、超音速であると考えられる。更に、この例示的な実施例では、選択された閾値速度よりも速い極超音速の速度で移動しているときに、超音速輸送体100が、極超音速であると考えられる。例えば、非限定的に、この選択された閾値速度は、マッハ約5であり得る。
超音速輸送体100が遷音速の速度、超音速の速度、又は極超音速の速度で移動するときに、(この図では示されていない)プラズマ生成システムが、遷音速の速度、超音速の速度、又は極超音速の速度で移動していることによって生み出される望ましくない効果を緩和させるために使用され得る。例えば、非限定的に、これらの望ましくない効果は、望ましくない衝撃効果、抵抗、超音速輸送体100の望ましくない加熱、何らかの他のタイプの望ましくない効果、又は何らかのそれらの組み合わせを含み得る。
(図示せぬ)プラズマ生成システムは、超音速輸送体100の複数の領域116に連結された紫外線エネルギー源を含み得る。紫外線エネルギー源は、複数の領域116の周りの空気中にプラズマイオンを生成するために使用される、紫外線エネルギーを生成し得る。例えば、非限定的に、この紫外線エネルギーは、遠紫外線エネルギー、中紫外線エネルギー、又は何らかの他のタイプのイオン化紫外線エネルギーの形態をとり得る。
例示的な一実施例では、複数の領域116から放出された紫外線エネルギーが、イオン化紫外線放射エネルギーであり得る。このイオン化紫外線放射エネルギーは、約300ナノメートル未満の波長を有する紫外線放射エネルギーの形態をとり得る。例示的な一実施例では、イオン化紫外線放射エネルギーが、約280ナノメートル未満の波長を有し得る。更に別の例示的な一実施例では、イオン化紫外線放射エネルギーが、約180ナノメートル未満の波長を有し得る。
イオン化紫外線放射エネルギーが、空気の分子と接触するときに、空気の分子の少なくとも一部分がイオン化され、それによって、プラズマイオンを生成する。空気中のプラズマイオンは、プラズマ又は空気プラズマと呼ばれ得る。
超音速輸送体100が遷音速になる直前に又は超音速輸送体100が遷音速若しくは超音速であるときに、複数の領域116の周りの空気中にプラズマを生成することは、複数の領域116の周りの空気の粘度を変化させ、それによって、遷音速又は超音速である超音速輸送体100の望ましくない効果を緩和させ得る。例えば、非限定的に、複数の領域116の周りの空気の粘度を変化させることは、超音速輸送体100に対して流れる空気によって生成された衝撃波の成立を低減させることによって、望ましくない衝撃効果を緩和させる。例示的な一実施例では、複数の領域116の周りの空気の粘度を低減させることが、衝撃波の成立を低減させ得る。
特に、プラズマは、境界層の内側及び外側の空気に影響を与え得る。境界層は、超音速輸送体100の外面のすぐ近くにある空気の層によって形成される。ある場合では、複数のタイプの境界層が、この表面に沿って同時に存在し得る。
空気中のプラズマイオンは、空気の粘度を低減させる電荷を運ぶ。特に、帯電したイオンは、空気が超音速輸送体100の表面から遠ざけ(repulse)られることをもたらす助けとなり得る。この遠ざけ(repulsion)は、境界層の密度及び厚さも変化させる。境界層の厚さを増加させることは、抵抗を低減させる助けとなる。空気の粘度を低減させることによって、超音速輸送体100の表面で空気が減速し又は停止することを妨げる。
更に、境界層内の空気は、低いエネルギーを有する。プラズマイオンは、この空気にエネルギーを追加し得る。プラズマを使用して境界層内の空気にエネルギーを追加することは、境界層内の空気が、飛行の間に生成される逆圧力勾配に対抗して更により遠くへ移動することを可能にする。境界層が更に後方で超音速輸送体100から剥離すると、抵抗は低減される。したがって、プラズマは、超音速輸送体100に対する境界層の付着を維持する助けとなる。
遷音速及び超音速の飛行の間に、衝撃波が、超音速輸送体100からの気流の擾乱の可干渉性の集合(coherent aggregation)によって形成され得る。衝撃波の衝撃構造を変化させること及び衝撃波を上流へ移動させることは、これらの衝撃波の超音速輸送体100への望ましくない効果を低減させ得る。プラズマは、衝撃波の衝撃構造及び位置を修正するために使用され得る。特に、プラズマは、衝撃波の衝撃構造を変化させること、形成される衝撃波を低減させること、又は衝撃波の成立の位置を変化させることのうちの少なくとも1つをもたらし、それによって、抵抗を低減させるために使用され得る。
更に、プラズマは、タレットを含む領域134の近くでの衝撃効果を制御し、タレット内に収容された構成要素に関する異常(aberration)又は潜在的な妨害を制御するためにも使用され得る。例えば、プラズマは、タレット内で使用されるセンサの機能における異常を制御するために使用され得る。
複数の領域116の周りで生成されるプラズマは、コールドプラズマであり、それは、超音速輸送体100が超音速の速度で移動するときに、超音速輸送体100の望ましくない加熱を低減させ、ある場合には、妨げる助けとなり得る。更に、複数の領域116の周りで生成されるプラズマは、指向性エネルギーストライクから複数の領域116を保護する助けとなり得る。
今度は図2を参照すると、例示的な一実施形態による、プラズマ生成システムの図が描かれている。この例示的な実施例では、プラズマ生成システム200が、図1の超音速輸送体100と共に使用され得る、1つのタイプのプラズマ生成システムの一実施例であり得る。
描かれているように、プラズマ生成システム200は、図1からの超音速輸送体100の領域120に関連付けられている。超音速輸送体100の外面202は、外面204を備え得る。外面204は、連続的な表面又は不連続的な表面を含み得る。内部構造206は、外面204の下方に存在する。内部構造206は、パネル、フレーム構造、又は外面204の下に配置される何らかの他のタイプの構造の形態をとり得る。
この例示的な実施例では、プラズマ生成システム200が、複数の紫外線エネルギー源208及び複数のライトパイプ210を含む。例えば、非限定的に、複数の紫外線エネルギー源208は、複数の発光ダイオード又は複数のレーザ装置の形態をとり得る。
複数の紫外線エネルギー源208は、内部構造206に連結されている。複数のライトパイプ210は、超音速輸送体100の内部構造206と外面204との間に配置されている。具体的には、複数のライトパイプ210は、複数の紫外線エネルギー源、及び外面204によって形成された外面202に連結されている。
複数の紫外線エネルギー源208は、紫外線エネルギー212を生成する。複数のライトパイプ210は、複数の紫外線エネルギー源208から、超音速輸送体100の外面202を通過するように、紫外線エネルギー212を輸送する。言い換えると、複数のライトパイプは、超音速輸送体100の内側から、超音速輸送体100の外側へ、紫外線エネルギー212を輸送する。
紫外線エネルギー源214は、複数の紫外線エネルギー源208のうちの1つの一実施例である。ライトパイプ216は、複数のライトパイプ210のうちの1つの一実施例である。紫外線エネルギー源214は、超音速輸送体100の外面202を通過して、超音速輸送体100から出るように、ライトパイプ216によって輸送される紫外線エネルギー212を生成して、紫外線エネルギー212の光線218を形成し得る。
光線218は、位置220において、ライトパイプ216から放出され得る。例示的な一実施例では、外面204の位置220における外面204の部分が、ライトパイプ216から放出される紫外線エネルギー212の光線218を透過する材料を含み得る。別の例示的な一実施例では、位置220に開口部が設けられ得る。
プラズマ生成システム200によって領域120の外側に生み出される紫外線エネルギー212は、領域120の周りの空気中にプラズマイオンを生成し得る。特に、紫外線エネルギー212は、領域120の周りでプラズマを生成し、空気の粘度を変化させて、超音速の速度で移動することによる望ましくない効果を緩和させる助けとなる。
例示的な一実施例では、紫外線エネルギー源214が、約1キロワットの出力のために構成され得る。ある場合では、紫外線エネルギー源214が、約1から約10、000ワットの出力のために構成され得る。これらの出力は、パルス波形、連続的波形、又はそれらの組み合わせの何れかを使用して、紫外線エネルギー源214によって達成され得る。そのようなパルス及び/又は連続的波形は、複数の紫外線エネルギー源208のうちの1つ、全部、又は交互的なシリーズ(alternating series)に分け与えられ、動作の間に、関心の対象となる複数の領域116の周りの隣接する気流132に対する、望ましい光線218のエネルギー伝達を達成し得る。
例示的な一実施例では、紫外線エネルギー源214が、選択された期間にわたり又は選択された秒毎若しくは分毎のパルスの数として、紫外線エネルギー212を連続的に放出するように構成され得る。紫外線エネルギー源214の出力を増加させること、紫外線エネルギーの単位時間毎のパルスの数を増加させること、又はそれらの両方は、プラズマ密度を増加させ得る。空気中のプラズマイオンの密度を増加させることは、超音速輸送体100が臨界マッハ数よりも速い速度で移動することによる望ましくない効果を緩和させることにおけるプラズマの有益な効果を増加させ得る。
図1の超音速輸送体及び図2のプラズマ生成システム200の図は、例示的な一実施形態が実装され得るやり方に物理的又は構造的な限定を課すことを意図していない。図示した構成要素に加え又は代えて、他の構成要素が使用されてもよい。いくつかの構成要素は、任意選択であってよい。
ここで図3を参照すると、例示的な一実施形態による、輸送体の図がブロック図の形態で描かれている。この例示的な実施例では、輸送体300が、航空機、航空宇宙輸送体、ロケット、ミサイル、又は空中を移動することができる何らかの他のタイプの輸送体の形態をとり得る。
他の例示的な実施例では、輸送体300が、超音速自動車などの地上の輸送体の形態をとり得るが、それらに限定されるものではない。ある場合では、輸送体300が、水上輸送体、又は空中及び水上の両方で移動することができる輸送体の形態をとり得る。
この例示的な実施例では、輸送体300が、輸送体300の臨界マッハ数の速度で移動することができる。更に、輸送体300は、輸送体300の臨界マッハ数よりも速い速度で移動することができる。超音速輸送体300の臨界マッハ数は、超音速輸送体300のある部分の周りの気流が音速に到達しているけれども、対気速度が音速を超えていない場合の、最も低いマッハ数である。
輸送体300が輸送体300の臨界マッハ数よりも速い速度で移動するときに、輸送体300の周りの気流の一部分の速度は、音速よりも速くなり得る。言い換えると、輸送体300が輸送体300の臨界マッハ数よりも速い速度で移動するときに、輸送体300の周りの気流の一部分の速度は、超音速である。遷音速は、臨界マッハ数と音速よりも速い速度との間の速度であり得る。この速度範囲内においては、気流のある部分が超音速であるけれども、気流の大部分は超音速ではないだろう。超音速の速度では、全てではなくても、ほとんどの気流が超音速である。
輸送体300が超音速の速度で移動できるときに、輸送体300は、超音速輸送体302と呼ばれ得る。図1の超音速輸送体100は、図3の超音速輸送体の例示的な一実施態様である。他の例示的な実施例では、輸送体300が遷音速の速度でのみ移動することができるときに、輸送体300は、遷音速輸送体と呼ばれ得る。輸送体300が極超音速の速度で移動できるときに、輸送体300は、極超音速輸送体と呼ばれ得る。
輸送体300が輸送体300の臨界マッハ数よりも速い速度で移動するときに、衝撃波が生成され得る。これらの衝撃波は、輸送体300の性能及び動作に影響を与える望ましくない効果を有し得る。プラズマ生成システム303が、輸送体300に関連付けられ、輸送体300が輸送体300の臨界マッハ数よりも速い速度で移動することによる望ましくない効果を緩和させるために使用され得る。図2のプラズマ生成システム200は、プラズマ生成システム303の例示的な一実施態様であり得る。
この例示的な実施例では、プラズマ生成システム303が、複数の紫外線エネルギー源304及び複数のライトパイプ306を含み得る。複数の紫外線エネルギー源304は、輸送体300の内部構造308に連結され得る。内部構造308は、パネル、フレーム構造、又は輸送体300の内側の何らかの他のタイプの構造の形態をとり得る。内部構造308は、複数の紫外線エネルギー源304の支持構造として機能し得る。内部構造308は、任意の数のロッド、ビーム、パネル、他のタイプの構造部材、又は何らかのそれらの組み合わせを含み得る。
紫外線エネルギー源310は、複数の紫外線エネルギー源304のうちの1つの一実施例であり得る。紫外線エネルギー源310は、発光ダイオード312、レーザ装置314、何らかの他のタイプの半導体装置、又は紫外線エネルギー316を生成することができる何らかの他のタイプの装置の形態をとり得る。ある場合では、紫外線エネルギー源310が、圧電素子の形態をとり得る。
複数の紫外線エネルギー源304によって生成される紫外線エネルギー316は、遠紫外線エネルギー318、中紫外線エネルギー320、又は何らかの他のタイプのイオン化紫外線エネルギーの形態をとり得る。これらの例示的な実施例では、紫外線エネルギー316が、約300ナノメートル未満の波長を有し得る。
複数のライトパイプ306が、複数の紫外線エネルギー源304に連結され得る。複数のライトパイプ306は、複数の紫外線エネルギー源304から、輸送体300の外面322を通過させて、輸送体300の外側へ紫外線エネルギー316を運び又はさもなければ輸送し得る。
ライトパイプ324は、複数のライトパイプ306のうちの1つの一実施例である。ライトパイプ324は、紫外線エネルギー316を透過する材料を含み得る。例えば、ライトパイプ324は、石英材(quartz material)、石英ガラス(fused silica)、サファイア、又は何らかの他のタイプの材料のうちの少なくとも1つを含み得る。
この例示的な実施例では、ライトパイプ324が、紫外線エネルギー源310に連結され得る。ライトパイプ324は、紫外線エネルギー源310によって生成された紫外線エネルギー316を運び、それによって、紫外線エネルギー316の光線が、外面322に沿った選択された位置326において、輸送体300の外面322を通過して輸送体300の外側へ放出される。
ライトパイプ324から放出された紫外線エネルギー316に反応して、選択された位置326の周りでプラズマ328が生成される。プラズマ328は、選択された位置326の周りの空気中のプラズマイオンの生成によって生成される。この例示的な実施例では、プラズマ328が、コールドプラズマの形態をとり、コールドプラズマは、選択された位置326の周りの輸送体300の望ましくない加熱を低減させ又は妨げる助けとなり得る。
紫外線エネルギー316は、紫外線エネルギー源310と類似したやり方で、複数の紫外線エネルギー源304のうちの1以上の他の紫外線エネルギー源によって生成され得る。紫外線エネルギー316は、ライトパイプ324と類似したやり方で、複数のライトパイプ306のうちの1以上の他のライトパイプによって、輸送体300の外面322を通過するように、複数の紫外線エネルギー源304のうちの1以上の他の紫外線エネルギー源から輸送され得る。
このやり方では、紫外線エネルギー316が、選択された位置326において、複数のライトパイプ306から放出され、それによって、プラズマ328が選択された位置326の周りで生成され得る。プラズマ328は、選択された位置326の周りの空気の粘度を変化させ、輸送体300が輸送体300の臨界マッハ数よりも速い速度で移動するときに生み出された衝撃効果を緩和させるために使用され得る。更に、プラズマ328は、選択された位置326の周りの空気の粘度を変化させ、輸送体300が臨界マッハ数よりも速い速度で移動するときに、抵抗及び輸送体300の望ましくない加熱を低減させ得る。
特に、プラズマ328は帯電したイオンを含み、帯電したイオンは、空気が輸送体300の表面から遠ざけられる原因をもたらすことによって、粘度を低減させる助けとなり得る。したがって、遷音速及び超音速で飛行する間に、空気は、輸送体300の表面にわたり、より滑らかに流れ得る。
更に、プラズマ328は、選択された位置326の周りで境界層内の空気にエネルギーを追加し得る。境界層にエネルギーを追加することは、選択された位置326の周りで輸送体300に対する境界層の付着を維持し、境界層の剥離が選択された位置326からより遠くで生じることをもたらす助けとなり得る。
選択された位置326は、輸送体300の操縦翼面の前縁にある位置であり得る。例えば、操縦翼面は、翼の一部分、フラップ、エルロン、水平安定板、垂直安定板、又は何らかの他のタイプの安定板であり得る。実施態様に応じて、選択された位置326は、輸送体300の部分である又は輸送体300に関連付けられた、何らかの他のタイプの構造上にあり得る。例えば、選択された位置326は、翼、ノーズセクション、操縦翼面、安定板、タレット、アンテナ、輸送体300に関連付けられた突出構造、輸送体300の胴体の一部分、又は何らかの他の構造のうちの1つから選択された構造上に又はその近傍にあり得る。
ある場合では、プラズマ328が、指向性エネルギーストライクにも対抗して、選択された位置326を保護し得る。例えば、非限定的に、指向性エネルギーストライクは、雷撃を含み得る。
ある例示的な実施例では、保護コーティング330が、輸送体300の外面322を覆って形成され得る。保護コーティング330は、輸送体300の外面322を保護し得るが、紫外線エネルギー316を透過もし得る。例えば、ライトパイプ324は、保護コーティング330を通過させて紫外線エネルギー316を輸送体300の外側へ放出し得る。ある場合では、保護コーティング330が、石英のシェル(quartz shell)の形態をとり得る。ある例示的な実施例では、保護コーティング330が、石英材、石英ガラス、サファイア、又は紫外線エネルギー316を透過する何らかの他のタイプの材料のうちの少なくとも1つを含む材料を含み得る。
他の例示的な実施例では、保護コーティング330が、紫外線エネルギー316を透過し得ない。例えば、非限定的に、保護コーティング330は、熱保護材料層の形態をとり得る。熱保護材料は、炭素‐炭素材料、石英系セラミック材料、セラミック材料、又は何らかの他のタイプの材料のうちの少なくとも1つを含み得る。
ある例示的な実施例では、保護コーティング330が、紫外線エネルギー316を透過し、且つ、複数ライトパイプ306を覆う第1の複数の材料の部分と、熱保護材料を含む第2の複数の材料の部分とによって形成され得る。更に他の例示的な実施例では、保護コーティング330が使用され得ず、熱保護層が、輸送体300の外面322の少なくとも一部分を覆うために使用され得る。複数のライトパイプ306は、この熱保護層を物理的に通り抜け、それによって、紫外線エネルギー316が輸送体300の外側へ放出され得る。
図3の輸送体300の図は、例示的な実施形態が実装され得るやり方に対する、物理的又は構造的な制限を示唆することを意図していない。図示した構成要素に加え又は代えて、他の構成要素が使用されてもよい。いくつかの構成要素は、任意選択であってよい。また、ブロック図は、幾つかの機能的な構成要素を示すために提示されている。例示的な実施形態で実装されるときに、これらのブロックの1以上は、結合、分割され、又は異なるブロックへ結合、分割され得る。
プラズマ生成システム303が、輸送体300の選択された位置326の周りでプラズマ328を生成するように説明されてきたが、プラズマ生成システム303は、他の位置の周りでプラズマを生成するために、輸送体300の周りの異なる領域内に配置された、他の紫外線エネルギー源及びライトパイプを含み得る。このやり方では、臨界マッハ数よりも速い速度で移動することによる、輸送体300の周りの様々な位置における望ましくない効果を緩和させるために、プラズマ生成システム303が使用され得る。
今度は図4を参照すると、例示的な一実施形態による、輸送体が輸送体の臨界マッハ数よりも速い速度で移動することによる望ましくない効果を緩和させるためのプロセスの図が、フローチャートの形態で描かれている。図4で示されているプロセスは、図1の超音速輸送体100、図3の輸送体300、又は何らかの他のタイプの超音速輸送体若しくは極超音速輸送体などの、輸送体と共に使用され得るが、それらに限定されるものではない。
該プロセスは、輸送体の臨界マッハ数よりも速い速度で移動する輸送体の内部構造に関連付けられた複数の紫外線エネルギー源を使用して、紫外線エネルギーを生成することによって開始し得る(動作400)。その後、紫外線エネルギーは、複数の紫外線エネルギー源から、輸送体の選択された位置の周りで輸送体の外面を通過するように輸送される(動作402)。
紫外線エネルギーによって、選択された位置の周りでプラズマが生成され、輸送体が輸送体の臨界マッハ数よりも速い速度で移動することによる望ましくない効果を緩和させ(動作404)、その後、該プロセスは終了する。動作404では、望ましくない効果が、衝撃効果、抵抗、及び輸送体の望ましくない加熱を含み得るが、それらに限定されるものではない。
今度は図5を参照すると、例示的な一実施形態による、輸送体が輸送体の臨界マッハ数よりも速い速度で移動することによる望ましくない効果を緩和させるためのプロセスの図が、フローチャートの形態で描かれている。図5で示されているプロセスは、図1の超音速輸送体100、図3の輸送体300、又は何らかの他のタイプの超音速輸送体若しくは極超音速輸送体などの、輸送体と共に使用され得るが、それらに限定されるものではない。
該プロセスは、輸送体の臨界マッハ数よりも速い速度で移動する輸送体の内部構造に関連付けられた複数の紫外線エネルギー源を使用して、約300ナノメートル未満の波長を有する紫外線エネルギーを生成することによって開始し得る(動作500)。例えば、非限定的に、紫外線エネルギーは、遠紫外線放射エネルギーであり得る。
次に、紫外線エネルギーは、複数の紫外線エネルギー源から、複数のライトパイプを通って、輸送体の選択された位置の周りで輸送体の外面を通過するように輸送される(動作502)。紫外線エネルギーによって、選択された位置の周りでプラズマが生成され、それによって、選択された位置の周りの空気の粘度が変化し、それによって、輸送体が輸送体の臨界マッハ数よりも速い速度で移動するときに、衝撃効果を緩和させ、抵抗を低減させ、輸送体の望ましくない加熱を低減させ(動作504)、その後、該プロセスは終了する。
図示した種々の実施形態での流れ図及びブロック図は、例示的な一実施形態における装置及び方法の幾つかの可能な実施形態の構造、機能、及び動作を示している。これに関して、フローチャート又はブロック図内の各ブロックは、1つの動作又は1つのステップの、モジュール、セグメント、機能、及び/又は部分を表わすことができる。
例示的な一実施形態の幾つかの代替的な実施態様では、ブロックに記載された1以上の機能が、図中に記載の順序を逸脱して起こり得る。例えば、場合によっては、連続して示されている2つのブロックが実質的に同時に実行されること、又は時には含まれる機能に応じてブロックが逆順に実施されることもあり得る。また、フローチャート又はブロック図に描かれているブロックに加えて、他のブロックが追加されることもある。
本開示の例示的な実施形態は、図6に示される輸送体の製造及び保守方法600と、図7に示される超音速輸送体700に照らして説明され得る。先ず図6を参照すると、例示的な一実施形態による、輸送体の製造及び保守方法が描かれている。製造前の段階では、輸送体の製造及び保守方法600は、図7の超音速輸送体700の仕様及び設計602と、材料の調達604とを含み得る。
製造段階では、図7の超音速輸送体700の構成要素及びサブアセンブリの製造606と、システムインテグレーション608とが行われる。その後、図7の超音速輸送体700は、運航612に供されるために、認可及び納品610を経てもよい。顧客による運航612中、図7の超音速輸送体700は、改造、再構成、改修、及びその他の整備又は保守を含み得る、定期的な整備及び保守614がスケジューリングされる。
輸送体の製造及び保守方法600の各プロセスは、システムインテグレーター、第三者、及び/又はオペレータよって実施又は実行されてもよい。これらの例では、オペレータは、顧客であってもよい。本明細書の目的では、システムインテグレーターは、限定されないが、任意の数の航空機製造者、及び主要システムの下請業者を含み、第三者は、限定されないが、任意の数のベンダー、下請業者、及び供給業者を含み、オペレータは、航空会社、リース会社、軍事団体、サービス機関などであり得る。
ここで図7を参照すると、例示的な実施形態が実装され得る、超音速輸送体の図が示されている。この実施例では、超音速輸送体700が、図6の輸送体の製造及び保守方法600によって製造され、複数のシステム704及び内装706を有する機体702を含んでもよい。複数のシステム704の例には、推進システム708、電気システム710、油圧システム712、及び環境システム714のうちの1以上が含まれる。任意の数の他のシステムが含まれることもある。航空宇宙産業の例を示したが、種々の例示的な実施形態は、自動車産業などの他の産業にも応用され得る。
本明細書で具現化される装置及び方法は、図6の輸送体の製造及び保守方法600のうちの少なくとも1つの段階で採用してもよい。特に、図2からのプラズマ生成システム200及び図3からのプラズマ生成システム303は、輸送体の製造及び保守方法600の任意の1つの段階の間に形成され、超音速輸送体700に追加され得る。例えば、限定しないが、図2からのプラズマ生成システム200又は図3からのプラズマ生成システム303は、構成要素及びサブアセンブリの製造606、システムインテグレーション608、整備及び保守614、又は輸送体の製造及び保守方法600の何らかの他の段階のうちの少なくとも1つの間に、超音速輸送体700の部分として形成され得る。また更に、図2からのプラズマ生成システム200又は図3からのプラズマ生成システム303は、超音速飛行の間の望ましくない効果を緩和させるために、超音速輸送体700の運航612中に使用され得る。
例示的な一実施例では、図6の構成要素及びサブアセンブリの製造606で製造される構成要素又はサブアセンブリが、図6の超音速輸送体700の運航612中に製造される構成要素又はサブアセンブリと類似したやり方で作製又は製造され得る。更に別の一実施例では、1以上の装置の実施形態、方法の実施形態、又はそれらの組み合わせを、図6の構成要素及びサブアセンブリの製造606とシステムインテグレーション608などの、製造段階で利用することができる。1以上の装置の実施形態、方法の実施形態、又はこれらの組み合わせを、超音速輸送体700が、図6の運航612及び/又は整備及び保守614にある間に、利用することができる。幾つかの異なる例示的な実施形態の利用により、超音速輸送体700の組立てを大幅に効率化すること及び/又はコストを削減することができる。
条項1
輸送体の臨界マッハ数よりも速い速度で移動することができる前記輸送体の内部構造に関連付けられた、複数の紫外線エネルギー源、及び
前記複数の紫外線エネルギー源に連結され、且つ、前記複数の紫外線エネルギー源から、前記輸送体の選択された位置の周りで前記輸送体の外面を通過するように、紫外線エネルギーを輸送し、前記選択された位置の周りでプラズマを生成する、複数のライトパイプを備える、装置。
条項2
前記プラズマが、前記選択された位置の周りの空気の粘度を変化させ、前記輸送体が前記輸送体の前記臨界マッハ数よりも速い前記速度で移動するときに生成された衝撃効果を緩和させる、条項1に記載の装置。
条項3
前記プラズマが帯電したイオンを含み、前記帯電したイオンが、前記選択された位置の周りの空気の粘度を低減させ、それによって、前記空気が前記輸送体の表面から遠ざけられることをもたらす、条項1に記載の装置。
条項4
前記プラズマが帯電したイオンを含み、前記帯電したイオンが、前記選択された位置の周りの境界層内の空気にエネルギーを追加し、前記選択された位置の周りで前記輸送体に対する前記境界層の付着を維持する助けとなる、条項1に記載の装置。
条項5
前記プラズマが、前記選択された位置の周りの空気の粘度を変化させ、前記輸送体が前記輸送体の前記臨界マッハ数よりも速い前記速度で移動するときに、抵抗を低減させる、条項1に記載の装置。
条項6
前記プラズマが、前記選択された位置の周りの空気の粘度を変化させ、前記輸送体が前記輸送体の前記臨界マッハ数よりも速い前記速度で移動するときに、輸送体の望ましくない加熱を低減させる、条項1に記載の装置。
条項7
前記プラズマが、指向性エネルギーストライクから前記選択された位置を保護する、条項1に記載の装置。
条項8
前記複数の紫外線エネルギー源のうちの1以上の紫外線エネルギー源が、発光ダイオード又はレーザ装置のうちの一方から選択される、条項1に記載の装置。
条項9
前記紫外線エネルギーが、約300ナノメートル未満の波長を有する、条項1に記載の装置。
条項10
前記紫外線エネルギーが、遠紫外線エネルギーと中紫外線エネルギーのうちの一方から選択される、条項1に記載の装置。
条項11
前記輸送体の前記外面上に保護コーティングを更に備え、前記保護コーティングが前記紫外線エネルギーを透過する、条項1に記載の装置。
条項12
前記選択された位置が、前記輸送体の操縦翼面の前縁にある、条項1に記載の装置。
条項13
前記選択された位置が、前記輸送体の、翼、ノーズセクション、操縦翼面、水平安定板、垂直安定板、タレット、又は胴体のうちの1つにある、条項1に記載の装置。
条項14
前記輸送体が、遷音速輸送体、超音速輸送体、及び極超音速輸送体のうちの1つである、条項1に記載の装置。
条項15
超音速輸送体の内部構造に関連付けられた、複数の紫外線エネルギー源、及び
前記複数の紫外線エネルギー源と前記超音速輸送体の外面に連結され、且つ、前記複数の紫外線エネルギー源から、前超音速記輸送体の選択された位置の周りで前記超音速輸送体の前記外面を通過するように、紫外線エネルギーを輸送し、前記選択された位置の周りでプラズマを生成する、複数のライトパイプを備える、プラズマ生成システム。
条項16
前記複数のライトパイプが、
前記複数の紫外線エネルギー源のうちの対応する紫外線エネルギー源に連結され、前記対応する紫外線エネルギー源から、前記選択された位置の周りで前記超音速輸送体の前記外面を通過するように、前記紫外線エネルギーを輸送する、ライトパイプを備える、条項15に記載のプラズマ生成システム。
条項17
前記プラズマが、前記選択された位置の周りの空気の粘度を低減させ、前記超音速輸送体が前記輸送体の臨界マッハ数よりも速い速度で移動するときに、衝撃効果を緩和させるか、抵抗を低減させるか、又は前記超音速輸送体の望ましくない加熱を低減させるか、のうちの少なくとも何れかである、条項15に記載のプラズマ生成システム。
条項18
輸送体が前記輸送体の臨界マッハ数よりも速い速度で移動することによる望ましくない効果を緩和させるための方法であって、
前記輸送体の前記臨界マッハ数よりも速い前記速度で移動する前記輸送体の内部構造に関連付けられた複数の紫外線エネルギー源を使用して、紫外線エネルギーを生成すること、
前記複数の紫外線エネルギー源から、前記輸送体の選択された位置の周りで前記輸送体の外面を通過するように、前記紫外線エネルギーを輸送すること、及び
前記選択された位置の周りでプラズマを生成し、前記輸送体が前記輸送体の前記臨界マッハ数よりも速い前記速度で移動することによる前記望ましくない効果を緩和させることを含む、方法。
条項19
前記プラズマを生成することが、
前記選択された位置の周りの空気の粘度を変化させるように、前記選択された位置の周りで前記プラズマを生成し、それによって、前記輸送体が前記輸送体の前記臨界マッハ数よりも速い前記速度で移動するときに生成された衝撃効果を緩和させることを含む、条項18に記載の方法。
条項20
前記プラズマを生成することが、
前記選択された位置の周りの空気の粘度を変化させるように、前記選択された位置の周りで前記プラズマを生成し、それによって、前記輸送体が前記輸送体の前記臨界マッハ数よりも速い前記速度で移動するときに、抵抗及び前記輸送体の望ましくない加熱を低減させることを含む、条項18に記載の方法。
条項21
前記プラズマを生成することが、
指向性エネルギーストライクから前記選択された位置を保護するように、前記プラズマを生成することを含む、条項18に記載の方法。
条項22
前記紫外線エネルギーを生成することが、
約300ナノメートル未満の波長を有する前記紫外線エネルギーを生成することを含む、条項18に記載の方法。
種々の例示的な実施形態の説明は、例示及び説明を目的として提示されており、網羅的であること、または開示された形態にある実施形態に限定することを意図しているわけではない。当業者には、多くの修正例及び変形例が明白となろう。更に、種々の例示的な実施形態は、他の好ましい実施形態に照らして別の特徴を提供することができる。選択された1以上の実施形態は、実施形態の原理、実際の用途を最もよく説明するため、及び他の当業者に対して、様々な実施形態の開示内容と考慮される特定の用途に適した様々な修正の理解を促すために選択及び記述されている。

Claims (15)

  1. 輸送体の臨界マッハ数よりも速い速度で移動することができる前記輸送体の内部構造に関連付けられた、複数の紫外線エネルギー源、及び
    前記複数の紫外線エネルギー源に連結され、且つ、前記複数の紫外線エネルギー源から、前記輸送体の選択された位置の周りで前記輸送体の外面を通過するように、紫外線エネルギーを輸送し、前記選択された位置の周りでプラズマを生成する、複数のライトパイプを備える、装置であって、
    前記複数のライトパイプが、前記輸送体の前記内部構造と前記輸送体の外部表面との間で前記紫外線エネルギーを運ぶ、装置。
  2. 前記プラズマが、前記選択された位置の周りの空気の粘度を変化させ、
    (a)前記輸送体が前記輸送体の前記臨界マッハ数よりも速い前記速度で移動するときに生成された衝撃効果を緩和させるか、
    (b)前記輸送体が前記輸送体の前記臨界マッハ数よりも速い前記速度で移動するときに、抵抗を低減させるか、
    (c)前記輸送体が、前記輸送体の前記臨界マッハ数よりも速い前記速度で移動するときに、前記輸送体の望ましくない加熱を低減させるか、のうちの少なくとも何れかである、請求項1に記載の装置。
  3. 前記プラズマが帯電したイオンを含み、前記帯電したイオンが、(a)前記選択された位置の周りの空気の粘度を低減させ、それによって、前記空気が前記輸送体の表面から遠ざけられることをもたらすか、(b)前記選択された位置の周りで境界層内の空気にエネルギーを追加し、前記選択された位置の周りで前記輸送体に対する前記境界層の付着を維持する助けとなるか、のうちの少なくとも何れかである、請求項1又は2に記載の装置。
  4. 前記プラズマが、指向性エネルギーストライクから前記選択された位置を保護する、請求項1から3のいずれか一項に記載の装置。
  5. 前記複数の紫外線エネルギー源のうちの1の紫外線エネルギー源が、発光ダイオード又はレーザ装置のうちの一方から選択される、請求項1から4のいずれか一項に記載の装置。
  6. 前記紫外線エネルギーが、約300ナノメートル未満の波長を有する、請求項1から5のいずれか一項に記載の装置。
  7. 前記紫外線エネルギーが、遠紫外線エネルギーと中紫外線エネルギーのうちの一方から選択される、請求項1から6のいずれか一項に記載の装置。
  8. 前記輸送体の前記外面上に保護コーティングを更に備え、前記保護コーティングが前記紫外線エネルギーを透過する、請求項1から7のいずれか一項に記載の装置。
  9. 前記選択された位置が、前記輸送体の操縦翼面の前縁にある、請求項1から8のいずれか一項に記載の装置。
  10. 前記選択された位置が、前記輸送体の、翼、ノーズセクション、操縦翼面、水平安定板、垂直安定板、タレット、又は胴体のうちの1つにある、請求項1から9のいずれか一項に記載の装置。
  11. 前記輸送体が、遷音速輸送体、超音速輸送体、及び極超音速輸送体のうちの1つである、請求項1から10のいずれか一項に記載の装置。
  12. 輸送体が前記輸送体の臨界マッハ数よりも速い速度で移動することによる望ましくない効果を緩和させるための方法であって、
    前記輸送体の前記臨界マッハ数よりも速い前記速度で移動する前記輸送体の内部構造に関連付けられた複数の紫外線エネルギー源を使用して、紫外線エネルギーを生成すること、
    前記複数の紫外線エネルギー源から、前記輸送体の選択された位置の周りで前記輸送体の外面を通過するように、前記紫外線エネルギーを輸送すること、及び
    前記選択された位置の周りでプラズマを生成し、前記輸送体が前記輸送体の前記臨界マッハ数よりも速い前記速度で移動することによる前記望ましくない効果を緩和させることを含む、方法であって、
    複数のライトパイプが、前記輸送体の前記内部構造と前記輸送体の外部表面との間で前記紫外線エネルギーを運ぶ、方法。
  13. 前記プラズマを生成することが、
    前記選択された位置の周りの空気の粘度を変化させるように、前記選択された位置の周りで前記プラズマを生成し、それによって、(a)前記輸送体が前記輸送体の前記臨界マッハ数よりも速い前記速度で移動するときに生成された衝撃効果を緩和させること、及び(b)前記輸送体が前記輸送体の前記臨界マッハ数よりも速い前記速度で移動するときに、抵抗及び前記輸送体の望ましくない加熱を低減させること、のうちの少なくとも一方を含む、請求項12に記載の方法。
  14. 前記プラズマを生成することが、
    指向性エネルギーストライクから前記選択された位置を保護するように、前記プラズマを生成することを含む、請求項12又は13に記載の方法。
  15. 前記紫外線エネルギーを生成することが、
    約300ナノメートル未満の波長を有する前記紫外線エネルギーを生成することを含む、請求項12から14のいずれか一項に記載の方法。
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