JP6881049B2 - タッチセンサ付き発光素子 - Google Patents

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Description

本発明は、タッチセンサ付き発光素子に関する。
従来、スマートデバイス等の情報端末には、発光素子やタッチセンサが活用され、ユーザの操作性を向上させている。例えば、スマートデバイスの表面パネルに設けられたアイコンキー(共通機能キー)に対して、アイコンキーを照明する発光部と、ユーザの指がアイコンキーに接触したことを検知するタッチセンサとが設けられた構成が知られている。
このような発光部として、例えば、タッチセンサの下側に導光板を備えた発光ダイオード(LED)が知られている。しかしながら、この構成では、LEDと導光板の厚み分だけスマートデバイスが厚くなり、薄型化に不利であった。
スマートデバイスの薄型化を図るため、導光板付きのLEDの代わりに、面発光が可能な有機エレクトロルミネッセンス(EL)を用いる構成が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1には、発光機能とタッチ検出機能を有する有機ELパネルが開示されている。この有機ELパネルは、透明基材上にアノード電極と発光層等の有機機能層とカソード電極が順に積層されて有機EL発光素子を構成している。また、透明基材上にはタッチ検出用のセンサ電極が配置されている。
WO2016/181704号公報
しかしながら、特許文献1に記載の有機ELパネルにあっては、基本的にアノード電極とカソード電極の間に直流電圧を印加して発光層を発光させており、タッチセンサ部が発光部からのノイズの影響を受けないようにすることに関して構造上考慮されていなかった。また、有機ELは無機ELに比べて製造コストが高いという問題もある。
本発明は、上述のような課題を解決するためになされたものであり、無機ELを用いた発光素子の薄型化を図るとともに、発光部からのノイズの影響によりタッチセンサ部が誤動作することを防止できるタッチセンサ付き発光素子を提供することを目的とする。
本発明に係るタッチセンサ付き発光素子は、上記目的を達成するため、透明なフィルム基材と、前記フィルム基材上にそれぞれ形成された発光部およびタッチセンサ部と、を備えたタッチセンサ付き発光素子であって、前記発光部は、前記フィルム基材の一方の面上に形成された透明な第1の電極層と、前記第1の電極層上に形成され、無機発光材料を含む発光層と、前記発光層上に形成された誘電体層と、前記誘電体層上に形成された第2の電極層と、を備え、前記タッチセンサ部は、前記フィルム基材上にそれぞれ形成された第1のセンサ電極および第2のセンサ電極を有し、前記タッチセンサ部の前記第1のセンサ電極および前記第2のセンサ電極は、前記発光部から0.1mm以上離れて配置されていることを特徴としている。
上述のように、本発明のタッチセンサ付き発光素子は、1枚のフィルム基材上に無機ELを用いた発光部とタッチセンサ部がそれぞれ設けられているので、タッチセンサ部と発光部を別々のフィルム基材に設ける従来のものよりもタッチセンサ付き発光素子の厚みを薄くすることができる。
また、タッチセンサ部の第1のセンサ電極および第2のセンサ電極は、発光部から0.1mm以上離れて配置されているので、タッチセンサ部が発光部からのノイズの影響を受け難く、タッチセンサ部の誤動作を防止することができる。
また、本発明のタッチセンサ付き発光素子では、前記タッチセンサ部の前記第1のセンサ電極および前記第2のセンサ電極は、前記フィルム基材の前記一方の面上に形成された構成であってもよい。
この構成により、本発明のタッチセンサ付き発光素子は、フィルム基材の片面に発光部とタッチセンサ部が設けられることにより、タッチセンサ付き発光素子の厚みをより薄くすることができる。
また、本発明のタッチセンサ付き発光素子では、前記タッチセンサ部の前記第1のセンサ電極および前記第2のセンサ電極と、前記発光部の前記第1の電極層または前記第2の電極層とは、同一の材料からなり、かつ、前記フィルム基材の前記一方の面に垂直な方向に同一の厚みを有していてもよい。
この構成により、本発明のタッチセンサ付き発光素子は、タッチセンサ部の第1のセンサ電極および第2のセンサ電極と、発光部の第1の電極層または第2の電極層とを1回の印刷工程によって形成することができる。これにより、製造コストを低減することができる。
また、本発明のタッチセンサ付き発光素子では、前記タッチセンサ部の前記第1のセンサ電極および前記第2のセンサ電極は、前記フィルム基材の他方の面上に形成されていてもよい。
この構成により、本発明のタッチセンサ付き発光素子は、フィルム基材の一方の面に発光部を形成し、他方の面にタッチセンサ部を形成しているので、タッチセンサ部が発光部からのノイズの影響を一層受け難くなっている。
また、本発明のタッチセンサ付き発光素子では、前記第1のセンサ電極および前記第2のセンサ電極は、前記フィルム基材の前記他方の面上において前記発光部に対応する領域の外に配置された構成が好ましい。
この構成により、本発明のタッチセンサ付き発光素子は、フィルム基材の発光部が形成された面の反対側の面において発光部に対応する領域(発光領域)内に、タッチセンサ部の第1のセンサ電極および第2のセンサ電極が存在しないので、発光部から放射された光が第1のセンサ電極や第2のセンサ電極によって遮られることがない。また、タッチセンサ部が発光部からの発光により影響を受けることがないので、それによるタッチセンサ部の誤動作も生じない。
また、本発明のタッチセンサ付き発光素子では、前記フィルム基材の膜厚が0.1mm以上であってもよい。
この構成により、本発明のタッチセンサ部の第1のセンサ電極および第2のセンサ電極のうち発光部に近い方のセンサ電極は、フィルム基材の発光部が形成された面の反対側の面において発光領域に接して配置することができる。これにより、フィルム基材の平面視において発光部を上記センサ電極からオフセット(離隔)させる必要がなく、発光部のサイズ(面積)を最大限大きくすることができる。
本発明によれば、無機ELを用いた発光素子の薄型化を図るとともに、発光部からのノイズの影響によりタッチセンサ部が誤動作することを防止できるタッチセンサ付き発光素子を提供することができる。
(a)本発明の第1の実施の形態に係るタッチセンサ付き発光素子が組み込まれた情報端末の概略平面図であり、(b)図1(a)の情報端末に組み込まれているタッチセンサ付き発光素子の概略拡大平面図である。 図1(a)のII−II矢視部分断面図である。 図1(b)のIII−III矢視部分断面図である。 図3のIV−IV矢視断面図である。 本発明の第2の実施の形態に係るタッチセンサ付き発光素子の概略部分断面図である。 図5のVI−VI矢視断面図である。 本発明の第3の実施の形態に係るタッチセンサ付き発光素子の概略部分断面図である。 図7のVIII−VIII矢視断面図である。
以下、本発明の実施の形態に係るタッチセンサ付き発光素子について、図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
本発明の第1の実施の形態に係るタッチセンサ付き発光素子10は、例えば、スマートフォン、タブレット端末、パーソナルコンピュータなどの各種の情報端末1に用いられる。具体的には、タッチセンサ付き発光素子10は、情報端末1の機能操作部4を背後から照明し、ユーザの指が機能操作部4の特定のキー、ボタン等に接触したことを検知するものである。以下では、情報端末1のアイコンキー4a、4bに対してバックライトおよびタッチセンサとして用いられる場合を例に説明する。
まず、タッチセンサ付き発光素子10が用いられている情報端末1の構成について説明する。図1(a)に示すように、情報端末1は、例えば、スマートフォンであり、本体部2と、各種情報を表示する表示部3と、機能操作部4とを有している。機能操作部4は、特定の機能を実行するためのアイコンキー4a、4bや、指紋認証部4cなどを有している。
タッチセンサ付き発光素子10は、情報端末1の機能操作部4に用いられ、図1(b)に示すように、フィルム基材11の下面側に、破線で示す発光部14、24およびタッチセンサ部12、22などが形成されたものである。タッチセンサ付き発光素子10は、発光部14とタッチセンサ部12とがアイコンキー4aに対応し、かつ発光部24とタッチセンサ部22とがアイコンキー4bに対応するように構成され、情報端末1の機能操作部4に組み込まれるようになっている。また、指紋認証部4cの周囲には発光部34が形成されている。
図1(b)に示すタッチセンサ付き発光素子10は、発光部14とタッチセンサ部12が組合された部分と、発光部24とタッチセンサ部22が組合された部分とが離間して設けられている。しかし、発光部とタッチセンサ部が組合された部分の個数は2に限定されるものではなく、1個でも3個以上でもよいことは勿論である。
図2は、図1(a)のII−II矢視部分断面図である。図2に示すように、情報端末1の機能操作部4は、上から順にカバーガラス5、マスク層6、粘着層(OCA(Optical Clear Adhesive))7、タッチセンサ付き発光素子10、および基板20が積層された構成となっている。タッチセンサ付き発光素子10は、フィルム基材11、フィルム基材11の下面にそれぞれ形成された発光部14およびタッチセンサ部12を有している。発光部14の構成は後に詳細に説明する。
カバーガラス5は、例えば、透明なガラス部材で構成され、限定するものではないがその厚みは例えば550μmである。マスク層6は、カバーガラス5の裏面側に不透明な印刷剤を印刷して形成されたものである。マスク層6において印刷剤が塗布されていない領域(非印刷領域6a)は、アイコンキー4aに対応している。マスク層6の下方に配置されるタッチセンサ付き発光素子10の発光部14が点灯すると、発光部14からの光が非印刷領域6aを通過し、アイコンキー4aを後方から照明するようになっている。粘着層7は、カバーガラス5およびマスク層6と、タッチセンサ付き発光素子10とを接着するものであり、その厚みは例えば25μmである。
次に、本実施の形態に係るタッチセンサ付き発光素子10の構成について説明する。
図2および図3に示すように、本実施の形態に係るタッチセンサ付き発光素子10は、透明なフィルム基材11と、フィルム基材11上にそれぞれ形成された発光部14およびタッチセンサ部12とを備えている。
フィルム基材11は、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂等からなる透明な基材であり、その厚みは限定するものではないが、例えば12.5μm〜75μmである。
図3に示すように、発光部14は、フィルム基材11の下面11b上に形成された透明な第1の電極層15と、第1の電極層15上に形成され、無機発光材料を含む発光層16と、発光層16上に形成された誘電体層17と、誘電体層17上に形成された第2の電極層18とを備えている。
第1の電極層15は、例えば、銀インク、カーボンインク、銀カーボンインクなどの透明インクやインジウム錫酸化物(ITO)ペーストなどをスクリーン印刷等によりフィルム基材11上に印刷して乾燥させた透明な導電膜である。また、第2の電極層18や後に説明する第1のセンサ電極12a、第2のセンサ電極12bについても、第1の電極層15に使用可能な上記材料のいずれかを用いてスクリーン印刷にて形成されている。
発光層16は、例えば硫化亜鉛(ZnS)などの無機発光材料を含んでいる。具体的には、母体となる硫化亜鉛、硫化カルシウム(CaS)等の無機組成物に微量の発光中心元素(例えばCu、Mn等)を添加して得られる蛍光体をペースト状にして第1の電極層15に印刷し乾燥させて形成されている。無機組成物と発光中心元素との組み合わせにより、発光層16の発光色が決まる。
誘電体層17は、発光層16と第2の電極層18とを絶縁する機能を有し、例えばチタン酸バリウム(BaTiO)等を含んでいる。具体的には、誘電体層17は、チタン酸バリウム等の強誘電体粒子を高誘電率のバインダに分散させて得られた誘電体ペーストを、発光層16上にスクリーン印刷し乾燥させて形成されている。
発光層16は、第1の電極層15と第2の電極層18に交流電圧を印加することにより面発光するようになっている。印加する交流電圧の周波数が高いほど、発光層16の輝度が高くなる。また、印加する交流電圧の電圧値が大きいほど、発光層16の輝度が高くなる。
次にタッチセンサ部12について説明する。
タッチセンサ部12は、静電容量方式のタッチセンサである。具体的には、図3および図4に示すように、タッチセンサ部12は、フィルム基材11上にそれぞれ形成された第1のセンサ電極12aおよび第2のセンサ電極12bを有している。第1のセンサ電極12aは受信側の電極として用いられ、第2のセンサ電極12bは送信側の電極として用いられる。すなわち、送信側の電極である第2のセンサ電極12bに信号を印加し、受信側の電極である第1のセンサ電極12aから信号を測定することで両センサ電極間の静電容量の変化を計測することにより、ユーザの指の接触を検出できるようになっている。
本実施の形態では第1のセンサ電極12aを受信側の電極とし、第2のセンサ電極12bを送信側の電極としているが、これに限定されず、第1のセンサ電極12aを送信側の電極とし、第2のセンサ電極12bを受信側の電極として用いてもよい。
図3に示すように、タッチセンサ部12の第1のセンサ電極12aおよび第2のセンサ電極12bは、フィルム基材11において発光部14が形成されている下面11b上に形成されている。図4に示すように、第1のセンサ電極12aと第2のセンサ電極12bとは、静電量量の変化によりタッチ検出可能な最適な距離Eだけ離間して形成されている。
また、図3に示すように、タッチセンサ部12の第1のセンサ電極12aおよび第2のセンサ電極12bと、発光部14の第1の電極層15とは、同一の材料からなり、かつ、フィルム基材11の下面11bに垂直な方向に同一の厚みを有している。例えば、第1のセンサ電極12a、第2のセンサ電極12b、および第1の電極層15は、フィルム基材11上に銀インク、カーボンインク、銀カーボンインクなどの同一の透明インクで同一厚さに印刷することにより形成してもよい。
また、変形例として、タッチセンサ部12の第1のセンサ電極12aおよび第2のセンサ電極12bと、発光部14の第2の電極層18とが、同一の材料からなり、かつ、フィルム基材11の下面11bに垂直な方向に同一の厚みを有するようにしてもよい。
図4に示すように、第1のセンサ電極12aおよび第2のセンサ電極12bは、三角形状の発光部14(具体的には第1の電極層15)の外周に沿って形成されている。第1のセンサ電極12aおよび第2のセンサ電極12bは、タッチセンサ検出回路(図示せず)に接続するために、それぞれ引き出し部12ac、12bcを有している。発光部14の第1の電極層15についても、交流駆動回路(図示せず)に接続するために、引き出し部15cを有している。なお、図4は、発光部14が三角形状の場合を示しているが、発光部は四角形状や他の任意の形状でもよく、その場合も同様に第1のセンサ電極12aおよび第2のセンサ電極12bは、発光部14の外周に沿って形成されるようにしてもよい。
図4に示すように、タッチセンサ部12の第1のセンサ電極12aおよび第2のセンサ電極12bは、発光部14から0.1mm以上の距離Dだけ離れて配置されている。以下、この配置条件について説明する。
表1は、発光部14とタッチセンサ部12との間の距離と、タッチセンサ部12の誤動作の関係を実験した結果を示す。フィルム基材11の下面11bに発光部14を設け、上面11aにタッチセンサ部12を設けた構成とし、発光部14とタッチセンサ部12との距離は、フィルム基材11の厚みにより設定した。実験では、フィルム基材11の厚みを0.03mmから0.12mmまで0.01mm刻みで変えて、各厚みについてタッチセンサ部12に対するタッチ操作を1000回行った。タッチ操作を正しく検出した場合を正解とし、正解の回数を調べた。表1中の評価欄の記号の意味は次のとおりである。
◎:正解回数1000回(誤検出0回)
○:正解回数995〜999回(誤検出1〜5回)
△:正解回数985〜994回(誤検出6〜15回)
×:正解回数984回以下(誤検出16回以上)
Figure 0006881049
表1から分かるように、発光部14とタッチセンサ部12との間の距離は、◎の評価が得られた0.10mm以上とするのが好ましい。発光部14とタッチセンサ部12との間の距離の上限値については基本的に制限はないが、フィルム基材11の厚みにより当該距離を確保する場合には、フィルム基材11の厚みが大きすぎると従来と比べて薄型化を図ることができなくなるので、例えば0.20mm程度を上限値としてもよい。
次に、作用・効果について説明する。
本実施の形態に係るタッチセンサ付き発光素子10は、1枚のフィルム基材11上に無機ELを用いた発光部14とタッチセンサ部12がそれぞれ設けられているので、タッチセンサ部と発光部を別々のフィルム基材に設ける従来のものよりもタッチセンサ付き発光素子10の厚みを薄くすることができる。
例えば、本実施の形態では、フィルム基材11の厚みを12.5μm、発光部14の厚みを90μmとすることができ、その場合のタッチセンサ付き発光素子10の厚みは102.5μmである。一方、LEDと導光板を用いる従来技術では、LEDの厚みが200μm、導光板の厚みが100μmあり、全体で300μmの厚みとなっていた。よって、本実施の態様では、従来技術と比較して厚みを約3分の1にすることができる。
また、タッチセンサ部12の第1のセンサ電極12aおよび第2のセンサ電極12bは、発光部14から0.1mm以上離れて配置されているので、タッチセンサ部12が発光部14からのノイズの影響を受け難く、タッチセンサ部12の誤動作を防止することができる。
また、本実施の形態に係るタッチセンサ付き発光素子10では、タッチセンサ部12の第1のセンサ電極12aおよび第2のセンサ電極12bは、フィルム基材11の下面11b上に形成されている。この構成により、フィルム基材11の片面に発光部14とタッチセンサ部12が集めて設けられることにより、タッチセンサ付き発光素子10の厚みをより薄くすることができる。
また、本実施の形態のタッチセンサ付き発光素子10では、タッチセンサ部12の第1のセンサ電極12aおよび第2のセンサ電極12bと、発光部14の第1の電極層15または第2の電極層18とは、同一の材料からなり、かつ、フィルム基材11の下面11bに垂直な方向に同一の厚みを有している。この構成により、タッチセンサ部12の第1のセンサ電極12aおよび第2のセンサ電極12bと、発光部14の第1の電極層15または第2の電極層18とを1回の印刷工程によって形成することができる。これにより、製造コストを低減することができる。
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施の形態に係るタッチセンサ付き発光素子10Aについて図面を参照して説明する。
第2の実施形態は、発光部14とタッチセンサ部12との間に接地電極13を設けている点で第1の実施形態とは異なり、その他の点は同一である。同一の構成要素については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
図5は、本実施の形態に係るタッチセンサ付き発光素子10Aの概略部分断面図であり、第1の実施形態における図3に対応するものである。図6は、図5のVI−VI矢視断面図である。図5および図6に示すように、発光部14とタッチセンサ部12の内側の第1のセンサ電極12aとは0.1mm以上離れて配置されており、かつ、その間の空間に発光部14の外周に沿って接地電極13が形成されている。接地電極13は、引き出し部13cを介して接地できるようになっている。
この構成により、接地電極13が発光部14からのノイズに対してシールド層として機能し、タッチセンサ部12の誤動作を生じ難くしている。
(第3の実施の形態)
次に、本発明の第3の実施の形態に係るタッチセンサ付き発光素子10Bについて図面を参照して説明する。
第3の実施形態は、フィルム基材11の下面11bに発光部14が形成され、上面11aにタッチセンサ部12Bが形成されている点で第1の実施形態とは異なり、その他の点は同一である。同一の構成要素については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
図7は、本実施の形態に係るタッチセンサ付き発光素子10Bの概略部分断面図であり、第1の実施形態における図3に対応するものである。図8は、図7のVIII−VIII矢視断面図である。図7に示すように、本実施の形態に係るタッチセンサ付き発光素子10Bでは、タッチセンサ部12Bの第1のセンサ電極12Baおよび第2のセンサ電極12Bbは、フィルム基材11において発光部14が形成されている下面11bとは反対側の上面11a上に形成されている。
この構成により、本実施の形態のタッチセンサ付き発光素子10Bは、発光部14とタッチセンサ部12Bとの間にフィルム基材11が設けられているので、タッチセンサ部12Bが発光部14からのノイズの影響を一層受け難くなっている。
また、図7に示すように、タッチセンサ部12Bの第1のセンサ電極12Baおよび第2のセンサ電極12Bbは、フィルム基材11の上面11aにおいて発光部14に対応する領域(発光領域LA(Lighting Area)の外に配置されている。
この構成により、フィルム基材11の上面11aの発光領域LA内に、タッチセンサ部12Bの第1のセンサ電極12Baおよび第2のセンサ電極12Bbが存在しないので、発光部14から放射された光が第1のセンサ電極12Baや第2のセンサ電極12Bbによって遮られることがない。また、タッチセンサ部12Bが発光部14からの発光により影響を受けることがないので、それによるタッチセンサ部12Bの誤動作も生じない。
また、本実施の形態のフィルム基材11の膜厚は0.1mm以上である。この構成により、図7および図8に示すように、タッチセンサ部12Bの第1のセンサ電極12Baおよび第2のセンサ電極12Bbのうち発光部14に近い方のセンサ電極(すなわち第1のセンサ電極12Ba)は、フィルム基材11の上面11aにおいて発光領域LAに接して配置することができる。これにより、フィルム基材11の平面視において発光部14を第1のセンサ電極12Baからオフセット(離隔)させる必要がなく、発光部14のサイズ(面積)を最大限大きくすることができる。
本実施態様では、フィルム基材11の膜厚の範囲は、100μm〜150μmとするのが好ましい。例えば、フィルム基材11の厚みを150μm、発光部14の厚みを90μmとすると、タッチセンサ付き発光素子10Bの厚みは240μmとなる。一方、LEDと導光板を用いる従来技術では、上述したように、LEDの厚みが200μm、導光板の厚みが100μmであり、全体で300μmの厚みとなっていた。よって、上記範囲のフィルム基材11を用いる本実施の態様では、従来技術と比較して厚みを約5分の4以下にすることができる。
上記第1〜3の実施の形態の説明では、タッチセンサ付き発光素子10、10A、10Bは、情報端末1のアイコンキーに用いられているが、用途はこれに限定されない。タッチセンサ付き発光素子10、10A、10Bは、例えば、パーソナルコンピュータの文字キー、数字キーなどアイコンキー以外のキーに対して用いてもよい。要は、上記実施の形態に係るタッチセンサ付き発光素子10、10A、10Bは、各種の電子機器等において発光機能とタッチ検出機能が要求される箇所に好適に用いることができる。
以上説明したように、本発明は、無機ELを用いた発光素子の薄型化を図るとともに、発光部からのノイズの影響によりタッチセンサ部が誤動作することを防止できるという効果を有し、タッチセンサ付き発光素子の全般に有用である。
1 情報端末
2 本体部
3 表示部
4 機能操作部
4a、4b アイコンキー
4c 指紋認証部
5 カバーガラス
6 マスク層
6a 非印刷領域
7 粘着層
10、10A、10B タッチセンサ付き発光素子
11 フィルム基材
12、12B、22 タッチセンサ部
12a、12Ba、22a 第1のセンサ電極
12b、12Bb、22b 第2のセンサ電極
13 接地電極
14、24、34 発光部
15 第1の電極層
16 発光層
17 誘電体層
18 第2の電極層
20 基板

Claims (3)

  1. 透明なフィルム基材と、前記フィルム基材上にそれぞれ形成された発光部およびタッチセンサ部と、を備えたタッチセンサ付き発光素子であって、
    前記発光部は、前記フィルム基材の一方の面上に形成された透明な第1の電極層と、前記第1の電極層上に形成され、無機発光材料を含む発光層と、前記発光層上に形成された誘電体層と、前記誘電体層上に形成された第2の電極層と、を備え、
    前記タッチセンサ部は、前記フィルム基材上にそれぞれ形成された第1のセンサ電極および第2のセンサ電極を有し、
    前記タッチセンサ部の前記第1のセンサ電極および前記第2のセンサ電極は、前記発光部から0.1mm以上離れて配置され
    前記タッチセンサ部の前記第1のセンサ電極および前記第2のセンサ電極は、前記フィルム基材の他方の面上に形成されていることを特徴とするタッチセンサ付き発光素子。
  2. 前記第1のセンサ電極および前記第2のセンサ電極は、前記フィルム基材の前記他方の面上において前記発光部に対応する領域の外に配置されていることを特徴とする請求項に記載のタッチセンサ付き発光素子。
  3. 前記フィルム基材の膜厚が0.1mm以上であることを特徴とする請求項1または2に記載のタッチセンサ付き発光素子。
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