JP6871198B2 - 生体内部温度測定装置 - Google Patents

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Description

本発明は、生体内の温度変化を検出する生体内部温度測定装置に関するものである。
近年、社会的ジェットラグ(時差ぼけ)が問題となっている。社会的ジェットラグは、社会時刻と生活を営む各人の体内時計あるいは体内リズムとの不一致により様々な心身の不調をきたし、生活習慣病にもつながる問題である。人の体内時計は、各種内分泌物等あるいはバイタル情報から知ることができる。このうち、内分泌物の測定には数時間を要するため、精神的にも身体的にも被験者に負荷がかかる。
一方、バイタル情報として深部温度の変動を測定することが人の体内リズムの把握に有用であることが知られている。表皮から核心部に向かってある一定深さを超えると、外気温の変化等に左右されない温度領域が存在し、その部分の温度を深部温度(核心部温度)という。深部温度を計測するためには、体内に温度計のプローブを挿入したり、温度計を飲み込んだりする等の方法があるが、いずれの方法も衛生面の問題があり、また被験者の心身の負担が大きいといえる。そこで、体外から非侵襲的な手法による測定が求められており、中でも経皮的な温度測定法は、手軽で日常的な体温管理に有用であるといえる。例えば直腸温といった、生体の核心部といわれる部位での温度を測定することは有用である。
従来、深部温度を経皮的に測定する手段として、MEMS熱流束センサを用いた体温計が提案されている(非特許文献1参照)。しかしながら、経皮的な体温計では、深部温度の変化を遅滞なく捉えることが難しいという課題があった。深部温度の変化を捉えることが難しい理由は、深部温度が表皮に反映されるまでの遅延時間があることと、血流変化等によって遅延時間が変動することと、外気による表皮温度変化があるためである。
中川慎也他,「MEMS熱流束センサによるウェアラブル深部体温計の提案」,電気学会論文誌E,Vol.135,No.8,p.343−348,2015
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、生体内の温度変化を遅滞なく捉えることができる生体内部温度測定装置を提供することを目的とする。
本発明の生体内部温度測定装置は、生体に向けて超音波を照射する超音波照射部と、前記生体で反射された超音波を受信する超音波検出部と、前記生体内で増幅される超音波の周波数を、前記生体の構造に関する情報に基づいて算出する周波数算出部と、前記超音波検出部によって受信された超音波を周波数解析して超音波の振幅スペクトルを取得する周波数解析部と、前記周波数算出部によって算出された周波数に最も近いピークの周波数を、前記振幅スペクトルから求める周波数特定部と、2回の超音波照射によって求められた2つの前記ピークの周波数から周波数変化量を算出する周波数変化算出部と、前記周波数変化量から前記生体内の温度変化量を算出する温度変化算出部とを備えることを特徴とするものである。
また、本発明の生体内部温度測定装置は、生体に向けて超音波を照射する超音波照射部と、前記生体で反射された超音波を受信する超音波検出部と、前記生体内で増幅される超音波の周波数を、前記生体の構造に関する情報に基づいて算出する周波数算出部と、前記超音波照射部から超音波を照射させる繰り返し周波数を、前記周波数算出部によって算出された周波数を中心とする所定の範囲で掃引する超音波照射制御部と、前記超音波検出部によって受信された超音波の中から前記繰り返し周波数の超音波を検出するロックイン検出器と、このロックイン検出器から順次出力される信号の振幅値を収集して超音波の振幅スペクトルを取得する振幅スペクトル取得部と、前記周波数算出部によって算出された周波数に最も近いピークの周波数を、前記振幅スペクトルから求める周波数特定部と、前記繰り返し周波数の2回の掃引によって求められた2つの前記ピークの周波数から周波数変化量を算出する周波数変化算出部と、前記周波数変化量から前記生体内の温度変化量を算出する温度変化算出部とを備えることを特徴とするものである。
また、本発明の生体内部温度測定装置は、生体に向けて超音波を照射する超音波照射部と、前記生体で反射された超音波を受信する超音波検出部と、前記生体内で増幅される超音波の周波数を、前記生体の構造に関する情報に基づいて算出する周波数算出部と、前記超音波照射部から超音波を照射させる繰り返し周波数を、前記周波数算出部によって算出された周波数を中心とする所定の範囲で掃引する超音波照射制御部と、前記超音波検出部によって受信された超音波の中から前記繰り返し周波数の超音波の位相を検出するロックイン検出器と、このロックイン検出器から順次出力される位相値を収集して超音波の位相スペクトルを取得する位相スペクトル取得部と、前記位相スペクトルから、超音波の振幅スペクトルのピークの周波数の位相を求める位相特定部と、前記繰り返し周波数の2回の掃引によって求められた2つの前記ピークの周波数の位相から位相変化量を算出する位相変化算出部と、前記位相変化量から前記生体内の温度変化量を算出する温度変化算出部とを備えることを特徴とするものである。
また、本発明の生体内部温度測定装置の1構成例において、前記周波数算出部は、前記生体の構造に関する情報と、予め登録された、生体内での音速の値とに基づいて、前記生体内で増幅される超音波の周波数を算出することを特徴とするものである。
また、本発明の生体内部温度測定装置の1構成例において、前記生体の構造に関する情報は、生体内の構造物間の距離である。
本発明によれば、生体に向けて超音波を照射し、超音波検出部によって受信された超音波を周波数解析して超音波の振幅スペクトルを取得し、2回の超音波照射によって求めた2つのピークの周波数から周波数変化量を算出することにより、生体内の温度変化量を推定することができ、外気や表皮温などの影響を受けずに、時々刻々と変化する生体内の温度変化を非侵襲的に求めることができる。
また、本発明では、繰り返し周波数を掃引しながら生体に向けて超音波を照射し、超音波検出部によって受信された超音波の中から繰り返し周波数の超音波を検出して超音波の振幅スペクトルを取得し、繰り返し周波数の2回の掃引によって求めた2つのピークの周波数から周波数変化量を算出することにより、生体内の温度変化量を推定することができ、外気や表皮温などの影響を受けずに、時々刻々と変化する生体内の温度変化を非侵襲的に求めることができる。
また、本発明では、繰り返し周波数を掃引しながら生体に向けて超音波を照射し、超音波検出部によって受信された超音波の中から繰り返し周波数の超音波の位相を検出して超音波の位相スペクトルを取得し、繰り返し周波数の2回の掃引によって求めた2つのピークの周波数の位相から位相変化量を算出することにより、生体内の温度変化量を推定することができ、外気や表皮温などの影響を受けずに、時々刻々と変化する生体内の温度変化を非侵襲的に求めることができる。
図1は、本発明の第1の実施例に係る生体内部温度測定装置の構成を示すブロック図である。 図2は、本発明の第1の実施例に係る生体内部温度測定装置の動作を説明するフローチャートである。 図3は、本発明の第1の実施例に係る生体内部温度測定装置を使用する生体内温度測定方法を説明する図である。 図4は、本発明の第1の実施例に係る生体内部温度測定装置の超音波検出部が検出した超音波受信信号の波形の例を示す図である。 図5は、本発明の第1の実施例に係る生体内部温度測定装置の演算部の構成例を示すブロック図である。 図6は、超音波受信信号の振幅スペクトルの例を示す図である。 図7は、温度と音速の関係の1例を示す図である。 図8は、温度変化と音波の周波数変化の関係の1例を示す図である。 図9は、本発明の第1の実施例に係る生体内部温度測定装置の効果を説明する図である。 図10は、本発明の第2の実施例に係る生体内部温度測定装置の構成を示すブロック図である。 図11は、本発明の第2の実施例に係る生体内部温度測定装置の動作を説明するフローチャートである。 図12は、本発明の第2の実施例に係る生体内部温度測定装置の演算部の構成例を示すブロック図である。 図13は、本発明の第3の実施例に係る生体内部温度測定装置の構成を示すブロック図である。 図14は、本発明の第3の実施例に係る生体内部温度測定装置の動作を説明するフローチャートである。 図15は、本発明の第3の実施例に係る生体内部温度測定装置の演算部の構成例を示すブロック図である。 図16は、超音波受信信号の位相スペクトルの例を示す図である。
[第1の実施例]
以下、本発明の実施例について図面を参照して説明する。図1は本発明の第1の実施例に係る生体内部温度測定装置の構成を示すブロック図である。生体内部温度測定装置1は、生体10に対して超音波を照射する超音波照射部2と、生体10から戻ってきた超音波を受信する超音波検出部3と、超音波検出部3からの電気信号を増幅する増幅器4と、増幅器4の出力に基づいて生体10内の温度変化量を算出する演算部5と、演算に必要な各種データおよび演算結果を蓄積する記憶部6と、外部との通信部7とから構成される。
図2は本実施例の生体内部温度測定装置1の動作を説明するフローチャート、図3(A)、図3(B)は本実施例の生体内部温度測定装置1を使用する生体内温度測定方法を説明する図である。図3(A)は生体内部温度測定装置1と生体10との位置関係を示す側面図、図3(B)は背面図である。図3(B)の100は生体10の背骨を示し、101は肋骨を示している。
本実施例では、超音波照射部2と超音波検出部3とが設けられた生体内部温度測定装置1の送受信面が生体10(人体)の背部の肋骨程度の高さの部位に接触するように、生体内部温度測定装置1を配置する(図3(A)、図3(B))。
超音波照射部2は、生体10に向けて超音波を照射する(図2ステップS100)。超音波検出部3は、生体10から戻ってくる超音波を受信する(図2ステップS101)。
超音波検出部3が検出した超音波受信信号の波形の例を図4に示す。増幅器4は、超音波検出部3で得られた超音波受信信号を増幅する。
図5は演算部5の構成例を示すブロック図である。演算部5は、超音波照射制御部50と、周波数解析部51と、周波数算出部52と、周波数特定部53と、周波数変化算出部54と、温度変化算出部55とから構成される。
演算部5の周波数解析部51は、超音波検出部3で検出され、増幅器4によって増幅された超音波受信信号の時間変化のデータ(時系列データ)を取得し(図2ステップS102)、この時系列データを例えばFFT(Fast Fourier Transform)などの手法により周波数解析することにより超音波受信信号の振幅スペクトルを得る(図2ステップS103,S104)。周波数解析部51によって得られた超音波受信信号の振幅スペクトルの例を図6に示す。図6の60は例えば1回目の測定結果を示し、61は例えば2回目の測定結果を示している。
図6から明らかなように、超音波照射部2から照射する超音波は様々な周波数成分を有する。この超音波は生体10内で反射散乱するが、生体10の形状や内部の臓器や骨等の生体内構造物により様々な周波数でピークを生ずる。特に、音波は、音響インピーダンスが大きく異なる所で強く反射する。そのため、生体組織と音響インピーダンスが異なる骨と骨の間で反射を繰り返し増幅された音波が強く観測される。観測される音波の周波数は、骨の間隔、脂肪や筋肉といった組織によって異なる。つまり、音波の周波数の違いは、音速の違いによるものである。音速は、同時に温度によっても変化するものであり、骨の間隔や脂質や筋肉といった組織は時間変化するものではない。そのため、観測される超音波のピークの周波数変化は、生体10内部の温度変化を反映したものであり、周波数変化量は深部温度の変化量に相当する。
図3(A)、図3(B)に示したように生体10(人体)の背部の肋骨程度の高さの部位に生体内部温度測定装置1を配置すると、超音波照射部2から照射された超音波は、生体10の肋骨間で繰り返し反射され、適当な周波数の超音波が増幅される。肋骨間の距離をL、温度がTのときの音速をV(T)とすると、肋骨間の反射で増幅される音波の周波数fは、一般に下式で与えられる。
Figure 0006871198
式(1)のnは定数である。生体10内での平均的な音速Vを1490m/s、肋骨の間隔Lを1cmとすると、およそ298kHzの周波数の超音波およびその整数倍の周波数の超音波が増幅される。生体は様々な組織によって構成されるが、生体の代表的な成分は水である。図7に示すように水中の音速Vは温度Tによってほぼ線形に変化する。このように音速Vが温度Tによって線形に変化するときの温度変化ΔTと音波の周波数変化Δfとの関係は、下記の式に従って図8のように変化する。
Figure 0006871198
超音波照射部2から照射された超音波は生体10内で反射散乱し、その一部が超音波検出部3によって観測され、上記のような周波数解析によって図6のような振幅スペクトルが得られる。図6の60の振幅スペクトルが、生体10内の温度が変化する前の振幅スペクトルを示しており、図6の61の振幅スペクトルが、生体10内の温度が変化した後の振幅スペクトルを示している。上記のように生体10内で超音波が増幅されると、振幅スペクトルにピークが現れる。
式(2)および図6から明らかなように、生体10内の温度がΔT変化すると、振幅スペクトルのピークの周波数がΔf変化する。このとき、生体10内の温度変化ΔTと振幅スペクトルのピークの周波数変化Δfとの関係は、下記の式のようになる。
Figure 0006871198
式(3)のCは定数である。こうして、振幅スペクトルのピークの周波数変化Δfを求めることができれば、生体10内の温度変化ΔTを推定できることが分かる。超音波は、周波数が高いほど減衰が大きいため、基底音の整数倍の高調波ではなく、式(1)で規定される基底音を用いた方がよい。振幅スペクトルのピークの周波数変化Δfは、生体10内の脂肪の割合等に影響されるが、生体10内の温度変化ΔTとピークの周波数変化Δfとがほぼ線形な応答を得ることができる。また、ピークの周波数変化Δfは、生体10内の構造物間の距離によっても変化するが、上記のように温度変化ΔTと周波数変化Δfとがほぼ線形な応答を得ることができる。
本実施例での具体的な処理は以下のようになる。演算部5の周波数算出部52は、生体10内で増幅される超音波の周波数fを式(1)により算出する(図2ステップS105)。このとき、周波数算出部52は、生体10内の温度Tが未定であるため、温度がTのときの音速V(T)の代わりに、生体10内での平均的な音速Vを用いる。この音速Vの値と生体10内の構造物間の距離L(本実施例では肋骨間の距離)の値と定数nとは、記憶部6に予め登録されている。なお、定数nの値は、例えば生体に超音波を照射して超音波の振幅スペクトルのピークの周波数を求める事前の実験によって確定することができる。
演算部5の周波数特定部53は、周波数算出部52によって算出された周波数fに最も近いピークの周波数を、周波数解析部51によって得られた振幅スペクトルから求める(図2ステップS106)。そして、演算部5は、ステップS106のピークの周波数の特定を2回終えていない場合(図2ステップS107においてNO)、ステップS100に戻る。こうして、ステップS100〜S104,S106の処理が2回繰り返される。
演算部5の周波数変化算出部54は、ピークの周波数変化量Δf、すなわち周波数特定部53によって求められた2回目のピークの周波数f2と1回目のピークの周波数f1との差Δf=f2−f1を算出する(図2ステップS108)。
そして、演算部5の温度変化算出部55は、ピークの周波数変化量Δfから生体10内の温度変化量ΔTを式(3)により算出する(図2ステップS109)。定数Cは、記憶部6に予め登録されている。なお、定数Cの値は、例えば生体内に温度計のプローブを挿入して深部温度の変化を求める事前の実験によって確定することができる。
温度変化算出部55が算出した温度変化量ΔTの値は、通信部7を介して外部に送信される。こうして、生体内部温度測定装置1は、例えばユーザから測定中止の指示があるまで、ステップS100〜S104,S106〜S109の処理を繰り返し実施する。
図9は本実施例の効果を説明する図である。図9の90は例えば生体内に温度計のプローブを挿入することで求めた生体の深部温度を示しており、91は本実施例で求めたピークの周波数変化を示している。図9によれば、深部温度の変化とピークの周波数変化とが良く一致していることが分かる。
[第2の実施例]
次に、本発明の第2の実施例について説明する。図10は本発明の第2の実施例に係る生体内部温度測定装置の構成を示すブロック図であり、図1と同一の構成には同一の符号を付してある。本実施例の生体内部温度測定装置1aは、超音波照射部2と、超音波検出部3と、ロックイン検出器4aと、演算部5aと、記憶部6と、通信部7とから構成される。
図11は本実施例の生体内部温度測定装置1aの動作を説明するフローチャート、図12は本実施例の演算部5aの構成例を示すブロック図である。演算部5aは、超音波照射制御部50aと、振幅スペクトル取得部51aと、周波数算出部52aと、周波数特定部53と、周波数変化算出部54と、温度変化算出部55とから構成される。
本実施例では、最初に演算部5aの周波数算出部52aが、ステップS106と同様に生体10内で増幅される超音波の周波数fを算出する(図11ステップS200)。
第1の実施例では、演算部5の超音波照射制御部50は超音波照射部2を制御して超音波を送信させるだけでよい。一方、本実施例の超音波照射制御部50aは、超音波照射部2から超音波を照射させる繰り返し周波数を、周波数算出部52aによって算出された周波数f±α(αは所定幅)の範囲で掃引する(図11ステップS201)。
ロックイン検出器(位相増幅器)4aは、超音波検出部3で得られた超音波受信信号の中から上記繰り返し周波数の超音波受信信号を検出する(図11ステップS202)。
こうして、繰り返し周波数を掃引しながら超音波を照射して各繰り返し周波数で超音波受信信号を検出し、ロックイン検出器4aから順次出力される信号の振幅値(音圧)を収集することにより、振幅スペクトル取得部51aは、超音波受信信号の振幅スペクトルを取得することができる(図11ステップS204)。このとき得られる振幅スペクトルは、例えば図6に示した振幅スペクトルと同様である。
演算部5aの周波数特定部53は、周波数算出部52aによって算出された周波数fに最も近いピークの周波数を、振幅スペクトル取得部51aによって取得された振幅スペクトルから求める(図11ステップS205)。
周波数変化算出部54と温度変化算出部55の動作(図11ステップS206〜S208)は、ステップS107〜S109で説明したとおりである。
生体内部温度測定装置1aは、例えばユーザから測定中止の指示があるまで、ステップS201〜S208の処理を繰り返し実施する。こうして、本実施例では、第1の実施例と同様の効果を得ることができる。
[第3の実施例]
次に、本発明の第3の実施例について説明する。図13は本発明の第3の実施例に係る生体内部温度測定装置の構成を示すブロック図であり、図1、図10と同一の構成には同一の符号を付してある。本実施例の生体内部温度測定装置1bは、超音波照射部2と、超音波検出部3と、ロックイン検出器4bと、演算部5bと、記憶部6と、通信部7とから構成される。
図14は本実施例の生体内部温度測定装置1bの動作を説明するフローチャート、図15は本実施例の演算部5bの構成例を示すブロック図である。演算部5bは、超音波照射制御部50aと、位相スペクトル取得部51bと、周波数算出部52aと、位相特定部53bと、位相変化算出部54bと、温度変化算出部55bとから構成される。
演算部5bの周波数算出部52aと超音波照射制御部50aの動作(図14ステップS300,S301)は、ステップS200,S201で説明したとおりである。
ロックイン検出器(位相増幅器)は、振幅だけでなく、同時に角周波数によって位相も検出できる。そこで、本実施例のロックイン検出器4bは、超音波検出部3で得られた超音波受信信号の中から上記繰り返し周波数の超音波受信信号の位相を検出する(図14ステップS302)。
こうして、繰り返し周波数を掃引しながら超音波を照射して各繰り返し周波数で超音波受信信号の位相を検出し、ロックイン検出器4bから順次出力される位相値を収集することにより、位相スペクトル取得部51bは、超音波受信信号の位相スペクトルを取得することができる(図14ステップS304)。
位相スペクトル取得部51bが取得する超音波受信信号の位相スペクトルの例を図16に示す。図16の160の位相スペクトルが、生体10内の温度が変化する前の位相スペクトルを示しており、図16の161の位相スペクトルが、生体10内の温度が変化した後の位相スペクトルを示している。
次に、演算部5bの位相特定部53bは、位相スペクトル取得部51bが取得した位相スペクトルから、振幅スペクトルのピークの周波数の位相φを求める(図14ステップS305)。具体的には、位相特定部53bは、位相スペクトルの変曲点の位相を、振幅スペクトルのピークの周波数の位相φとして求めるようにすればよい。そして、演算部5bは、ステップS305の位相φの特定を2回終えていない場合(図14ステップS306においてNO)、ステップS301に戻る。こうして、ステップS301〜S305の処理が2回繰り返される。
演算部5bの位相変化算出部54bは、ピークの周波数の位相変化量Δφ、すなわち位相特定部53bによって求められた2回目のピークの周波数の位相φ2と1回目のピークの周波数の位相φ1との差Δφ=φ2−φ1を算出する(図14ステップS307)。
そして、演算部5bの温度変化算出部55bは、ピークの周波数の位相変化量Δφから生体10内の温度変化量ΔTを次式により算出する(図14ステップS308)。
Figure 0006871198
式(4)のKは定数である。定数Kは、記憶部6に予め登録されている。なお、定数Kの値は、例えば生体内に温度計のプローブを挿入して深部温度の変化を求める事前の実験によって確定することができる。
温度変化算出部55bが算出した温度変化量ΔTの値は、通信部7を介して外部に送信される。生体内部温度測定装置1bは、例えばユーザから測定中止の指示があるまで、ステップS301〜S308の処理を繰り返し実施する。こうして、本実施例では、第1の実施例と同様の効果を得ることができる。
なお、第1〜第3の実施例では、生体内部温度測定装置1,1a,1bを生体10(人体)の背部に配置する例を挙げて説明しているが、これに限るものではなく、生体内部温度測定装置1,1a,1bを例えば生体10の前腕部に接触するように配置してもよい。この場合、生体10内の構造物間の距離Lは、橈骨と尺骨間の距離とすればよい。
第1〜第3の実施例で説明した生体内部温度測定装置1,1a,1bのうち、演算部5,5a,5bと記憶部6とは、CPU(Central Processing Unit)、記憶装置及びインタフェースを備えたコンピュータと、これらのハードウェア資源を制御するプログラムによって実現することができる。CPUは、記憶装置に格納されたプログラムに従って第1〜第3の実施例で説明した処理を実行する。
本発明は、生体内の温度変化を検出する技術に適用することができる。
1,1a…生体内部温度測定装置、2…超音波照射部、3…超音波検出部、4…増幅器、4a,4b…ロックイン検出器、5,5a,5b…演算部、6…記憶部、7…通信部、10…生体、50,50a…超音波照射制御部、51…周波数解析部、51a…振幅スペクトル取得部、51b…位相スペクトル取得部、52,52a…周波数算出部、53…周波数特定部、53b…位相特定部、54…周波数変化算出部、54b…位相変化算出部、55,55b…温度変化算出部。

Claims (5)

  1. 生体に向けて超音波を照射する超音波照射部と、
    前記生体で反射された超音波を受信する超音波検出部と、
    前記生体内で増幅される超音波の周波数を、前記生体の構造に関する情報に基づいて算出する周波数算出部と、
    前記超音波検出部によって受信された超音波を周波数解析して超音波の振幅スペクトルを取得する周波数解析部と、
    前記周波数算出部によって算出された周波数に最も近いピークの周波数を、前記振幅スペクトルから求める周波数特定部と、
    2回の超音波照射によって求められた2つの前記ピークの周波数から周波数変化量を算出する周波数変化算出部と、
    前記周波数変化量から前記生体内の温度変化量を算出する温度変化算出部とを備えることを特徴とする生体内部温度測定装置。
  2. 生体に向けて超音波を照射する超音波照射部と、
    前記生体で反射された超音波を受信する超音波検出部と、
    前記生体内で増幅される超音波の周波数を、前記生体の構造に関する情報に基づいて算出する周波数算出部と、
    前記超音波照射部から超音波を照射させる繰り返し周波数を、前記周波数算出部によって算出された周波数を中心とする所定の範囲で掃引する超音波照射制御部と、
    前記超音波検出部によって受信された超音波の中から前記繰り返し周波数の超音波を検出するロックイン検出器と、
    このロックイン検出器から順次出力される信号の振幅値を収集して超音波の振幅スペクトルを取得する振幅スペクトル取得部と、
    前記周波数算出部によって算出された周波数に最も近いピークの周波数を、前記振幅スペクトルから求める周波数特定部と、
    前記繰り返し周波数の2回の掃引によって求められた2つの前記ピークの周波数から周波数変化量を算出する周波数変化算出部と、
    前記周波数変化量から前記生体内の温度変化量を算出する温度変化算出部とを備えることを特徴とする生体内部温度測定装置。
  3. 生体に向けて超音波を照射する超音波照射部と、
    前記生体で反射された超音波を受信する超音波検出部と、
    前記生体内で増幅される超音波の周波数を、前記生体の構造に関する情報に基づいて算出する周波数算出部と、
    前記超音波照射部から超音波を照射させる繰り返し周波数を、前記周波数算出部によって算出された周波数を中心とする所定の範囲で掃引する超音波照射制御部と、
    前記超音波検出部によって受信された超音波の中から前記繰り返し周波数の超音波の位相を検出するロックイン検出器と、
    このロックイン検出器から順次出力される位相値を収集して超音波の位相スペクトルを取得する位相スペクトル取得部と、
    前記位相スペクトルから、超音波の振幅スペクトルのピークの周波数の位相を求める位相特定部と、
    前記繰り返し周波数の2回の掃引によって求められた2つの前記ピークの周波数の位相から位相変化量を算出する位相変化算出部と、
    前記位相変化量から前記生体内の温度変化量を算出する温度変化算出部とを備えることを特徴とする生体内部温度測定装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の生体内部温度測定装置において、
    前記周波数算出部は、前記生体の構造に関する情報と、予め登録された、生体内での音速の値とに基づいて、前記生体内で増幅される超音波の周波数を算出することを特徴とする生体内部温度測定装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の生体内部温度測定装置において、
    前記生体の構造に関する情報は、生体内の構造物間の距離であることを特徴とする生体内部温度測定装置。
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