JP6869199B2 - 中継局を介して基地局と移動通信装置が通信する無線アクセスシステム - Google Patents

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Description

本発明は、非直交多元アクセス(NOMA)技術を使用し、基地局が中継局を介して移動通信装置と通信する無線アクセスシステムに関する。
信号対雑音比(SN比)の異なる複数の移動通信装置(UE)に対して、パワー軸で重ね合わせた信号を送信し、移動通信装置では逐次干渉除去(SIC)により、自装置宛の信号を取り出す非直交多元アクセス(NOMA)技術が提案されている。非特許文献1は、NOMA技術を使用し、基地局(BS)が、半二重中継局(RS)を介してUEと通信する無線アクセスシステムを開示している。なお、半二重中継局とは、送信と受信を同時に行えない中継局を意味する。
以下、図1を用いて非特許文献1が開示する構成を説明する。BSは、UE#1及びUE#2宛の信号をNOMA技術により重ね合わせて送信する。以下、UE#1宛の信号を信号Sと呼び、UE#2宛の信号を信号Sと呼び、信号Sと信号SとをNOMA技術により重ね合わせた信号を、単に、多重信号と呼ぶものとする。RS#1〜RS#5は、それぞれこの多重信号を受信し、多重信号から信号Sと信号Sとを取り出す。なお、多重信号から信号Sを取り出すことを多重信号から信号Sを復号するとも表現し、多重信号から信号Sを取り出すことを多重信号から信号Sを復号するとも表現する。
続いて、信号Sと信号Sの両方を復号できたRSから所定の基準で1つのRSが選択される。ここでは、RS#3が選択されたものとする。この場合、RS#3は、信号Sと信号Sの多重信号を送信し、UE#1及びUE#2は、この多重信号を受信して、自装置宛の信号をそれぞれ復号する。なお、この間、RS#3は、多重信号を受信できないため、選択されたRS#3が多重信号を送信している間、BSは、次の多重信号を送信せず、RS#3が多重信号の送信を終えた後、BSは、次の多重信号の送信を開始する。
Zhiguo Ding,et al.,"Relay selection for cooperative NOMA",IEEE Wireless Communications Letters,vol.5,no.4,pp.416−419,2016年8月
図5は、非特許文献1の構成における多重信号送信タイミングの説明図である。なお、1回の多重信号の送信を1つのタイムスロット(TS)としている。まず、TS#1で、BSが多重信号を送信し、RS#1〜#5がこの多重信号を受信する。続いて、TS#2で、選択されたRS、ここでは、RS#3が多重信号を送信する。このとき、BS並びにRS#1、RS#2、RS#4及びRS#5は待機状態となる。続いて、TS#3で、BSが多重信号を送信し、RS#1〜#5がこの多重信号を受信する。続いて、TS#4で、選択されたRS、ここでは、RS#1が多重信号を送信する。このとき、BS及びRS#2〜#5は待機状態となる。この様に、非特許文献1の構成では、BSとRSとが同時に多重信号を送信できず、送信効率が劣化する。
本発明は、NOMA技術に従い、基地局が中継局を介して移動通信装置と通信する無線アクセスシステムにおいて送信効率を高める技術を提供するものである。
本発明の一態様によると、基地局と、複数の中継局と、複数の移動通信装置と、を含み、非直交多元アクセス技術に従い前記基地局が前記複数の中継局のいずれか1つの中継局を介して前記複数の移動通信装置それぞれへの多重信号を送信する無線アクセスシステムであって、前記基地局は、第1タイムスロットにおいて第1多重信号を送信し、前記複数の中継局のうちの第1中継局を除く第2中継局は、前記第1タイムスロットにおいて前記基地局から受信する前記第1多重信号を復号し、前記基地局は、前記第1タイムスロットにおいて前記基地局から受信する前記第1多重信号の復号成功した第2中継局の数が閾値より大きいと、前記第1タイムスロットの次の第2タイムスロットにおいて第2多重信号を送信し、前記第1タイムスロットにおいて前記基地局から受信する前記第1多重信号の復号成功した第2中継局の数が前記閾値以下であると、前記第2タイムスロットにおける前記第2多重信号の送信を停止し、前記複数の中継局のそれぞれは前記基地局とのチャネル利得を測定し、前記第2中継局は、前記第1多重信号の復号結果を前記複数の移動通信装置に通知し、前記複数の移動通信装置から前記第1多重信号の復号に成功した第2中継局の数を取得し、前記第1多重信号の復号に成功した第2中継局のうち、前記第2タイムスロットで前記第1多重信号の復号結果に基づき前記複数の移動通信装置それぞれへの多重信号を生成して送信すると選択された第3中継局は、パイロット信号を送信し、前記複数の中継局のうちの前記第3中継局以外の第4中継局は、前記第3中継局が送信する前記パイロット信号に基づき前記第3中継局とのチャネル利得を測定し、前記第4中継局は、前記第1多重信号の復号に成功した第2中継局の数と、前記基地局とのチャネル利得と、前記第3中継局とのチャネル利得を前記基地局に通知し、前記基地局は、前記第4中継局から受信する前記基地局とのチャネル利得と、前記第3中継局とのチャネル利得とに基づき前記閾値を決定し、前記閾値と前記第1多重信号の復号に成功した第2中継局の数とに基づき、前記第2タイムスロットで、前記第2多重信号の送信を停止するか否かを決定することを特徴とする。
本発明によると、NOMA技術に従い、基地局が中継局を介して移動通信装置と通信する無線アクセスシステムにおいて送信効率を高めることができる。
一実施形態による無線アクセスシステムの構成図。 一実施形態による多重信号送信タイミングの説明図。 一実施形態によるRS選択及び基地局送信制御のシーケンス図。 一実施形態による基地局送信制御のシーケンス図。 背景技術による多重信号送信タイミングの説明図。
以下、本発明の例示的な実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下の実施形態は例示であり、本発明を実施形態の内容に限定するものではない。また、以下の各図においては、実施形態の説明に必要ではない構成要素については図から省略する。
<第一実施形態>
図1は、本実施形態による無線アクセスシステムの構成を示している。図1によると、無線アクセスシステムは、1つのBSと、5つの半二重RS#1〜RS#5と、2つのUE#1及びUE#2と、を備えている。なお、UE#1は、UE#2より優先度が高く、UE#1に対するターゲットレートをRとする。また、UE#2に関しては、優先度がUE#1より低く、ターゲットレートをRとするが、エラーの発生を許容する、ベストエフォート型とする。図2は、本実施形態における多重信号送信タイミングの説明図である。まず、非特許文献1の構成とは異なり、本実施形態においてBSは、基本的には総てのTSにおいて多重信号を送信する。TS#1でRS#1〜RS#5は、多重信号を受信し、多重信号から信号S及び信号Sを復号する。ここで、図1においては、信号S及び信号Sの復号に成功したRSを○で示し、復号に失敗したRSを×で示している。TS#1において、多重信号の復号に成功したRSを、以下では、TS#1における候補RSと呼ぶものとする。同様に、TS#nで多重信号の復号に成功したRSを、以下では、TS#nにおける候補RSと呼ぶものとする。
TS#1における候補RSからTS#2において多重信号を送信するRSが選択される。なお、どの様に選択するかについては後述する。図2においては、TS#1における候補RSからRS#2が選択され、TS#2においてRS#2は、多重信号を送信している。TS#2においてRS#2は多重信号を送信するため、RS#2は、TS#2においてBSが送信する多重信号を受信できない。なお、他のRS#1、RS#3、RS#4及びRS#5は、BSからの多重信号を受信でき、実際に受信を行う。ここで、RS#1、RS#5は、TS#1における候補RSであるため、RS#1及びRS#5にとっては、TS#2においてRS#2が送信する多重信号は既知である。したがって、RS#1及びRS#5は、TS#2においてRS#2が送信する多重信号の影響を除去して、BSからの多重信号を精度良く受信することができる。なお、RS#3、RS#4は、TS#1における候補RSではなく、よって、RS#3及びRS#4にとっては、TS#2においてRS#2が送信する多重信号は既知ではない。しかしながら、RS#2と、RS#3及びRS#4とのチャネル利得によっては、RS#3及びRS#4も、TS#2において、BSからの多重信号から信号S及び信号Sを取り出すことができる。図2の例においては、TS#2において、RS#1、RS#4及びRS#5が基地局からの多重信号の復号に成功し、よって、TS#2における候補RSとなっている。
図2の例においては、TS#3で、TS#2の候補RSからRS#5が選択されて多重信号の送信を行っている。また、TS#3において、RS#2及びRS#3が基地局からの多重信号の復号に成功し、よって、TS#3における候補RSとなっている。ここで、本実施形態において、TS#nにおける候補RSの数が閾値κ以下であると、BSはTS#(n+1)での送信を停止する。図2の例では、閾値κ=2としている。したがって、TS#4においてBSは多重信号を送信しない。なお、TS#4においては、TS#3の候補RSからRS#2が選択されて多重信号の送信を行っている。また、TS#4においてBSは多重信号を送信しないため、TS#4の候補RSはない。
TS#5において、BSは多重信号を送信し、RS#1〜RS#5は、この多重信号を受信して復号する。TS#5においては、RS#1〜RS#3及びRS5が多重信号の復号に成功し、よって、TS#5の候補RSとなっている。TS#6では、TS#5の候補RSからRS#3が選択されて多重信号の送信を行っている。また、TS#6において、RS#1、RS#2及びRS#5が基地局からの多重信号の復号に成功し、よって、TS#6における候補RSとなっている。
この様に、TS#nにおける候補RSの数が閾値κより大きいと、TS#(n+1)においてBSは多重信号を送信し、かつ、TS#nにおける候補RSから選択されたRSも多重信号を送信する。一方、TS#nにおける候補RSの数が閾値κ以下であると、TS#(n+1)においては、TS#nにおける候補RSから選択されたRSは多重信号を送信するが、BSは多重信号の送信を停止する。
以下、TS#nにおける候補RSの数が閾値κ以下であると、TS#(n+1)においてBSが多重信号の送信を停止する理由について説明する。上述した様に、基本的には、TS#(n+1)において、BSは多重信号(第1多重信号)を送信し、かつ、TS#nにおける候補RSのうちの1つのRS(RS_A)も多重信号(第2多重信号)を送信する。なお、第2多重信号は、BSがTS#nで送信した多重信号に対応する。また、TS#(n+1)において、TS#nにおける候補RSではないRS(RS_B)と、TS#nにおける候補RSのうちのRS_A以外のRS(RS_C)は、BSからの第1多重信号を受信する。
ここで、RS_Cは、TS#nでの第1多重信号の復号に成功しており、よって、TS#(n+1)でRS_Aが送信する第2多重信号を知っているため、RS_Aが送信する第2多重信号に起因する干渉を抑えることができ、BSからの第1多重信号の復号に成功する確率は高い。一方、RS_Bは、TS#nでの第1多重信号の復号に成功しておらず、よって、TS#(n+1)においてBSからの第1多重信号の復号に成功する確率は低い。したがって、候補RSの数が少なくなると、TS(n+1)でBSが送信する多重信号の復号に成功するRSがなくなる可能性が高くなる。したがって、本実施形態では、TS#nにおける候補RSの数が閾値κ以下であると、TS#(n+1)においてBSによる多重信号の送信を停止させる。そして、BSは、TS#(n+2)から多重信号の送信を再開する。ここで、TS#(n+2)の状態は、TS#1と同じ状態である。つまり、本実施形態では、TS#nにおける候補RSの数が閾値κ以下であると、一旦、構成を初期状態(TS#1の状態)に戻す。これにより、候補RSが少なくなることによる問題を解決する。
続いて、TS#nにおける候補RSからTS#(n+1)において多重信号を送信するRSをどの様に選択するかと、候補RSの数に基づきどの様にTS#(n+1)におけるBSの送信を制御するかについて説明する。なお、以下の説明において、図1に示す様に、BSからRS#k(kは1〜5の整数)へのチャネル利得をhとする。また、RS#kからUE#1へのチャネル利得をgk1とし、RS#kからUE#2へのチャネル利得をgk2とする。なお、RS#kは、チャネル利得hを、任意の公知の方法、例えば、BSからのパイロット信号の測定等により知っているものとする。同様に、UE#1は、チャネル利得gk1を知っており、UE#2は、チャネル利得gk2を知っているものとする。さらに、UE#1宛の信号を信号Sとし、UE#2宛の信号を信号Sとする。このとき、多重信号xは以下の式で表される。
x=√a×S+√a×S
+a=1
例えば、非特許文献1に記載されている様に、BSが送信する多重信号から信号SをRS#kが取り出すためには、以下の式を満たす必要がある。なお、以下の式においてρは信号対雑音比であり、Rは、UE#1へのターゲットレートであり閾値でもある。
Figure 0006869199
同様に、BSが送信する多重信号から信号SをRS#kが取り出すためには、以下の式を満たす必要がある。なお、Rは、UE#2へのターゲットレートであり閾値でもある。
Figure 0006869199
図3は、TS#nにおける候補RSからTS#(n+1)において多重信号を送信するRSを選択し、かつ、TS#(n+1)でBSが多重信号を送信するか否かを制御するための処理のシーケンス図である。なお、図3の処理は、TS#nとTS#(n+1)との間に行われる。S10において、各RS#1〜#5は、それぞれ、TS#nにおいて多重信号の復号に成功したか否か、より具体的には、多重信号から信号S及び信号Sを取り出すことができたか否かを式(1)及び(2)により判定し、判定結果をUE#1及びUE#2に向けてブロードキャストする。これにより、UE#1及びUE#2は、TS#nにおける候補RSを認識する。
S11において、UE#1は、候補RSの数を示す情報と、候補RSのうち、所定条件を満たすRSを示す情報を各RS#1〜#5にブロードキャストする。なお、RSを示す情報とは、例えば、RSの識別子である。ここで、所定条件は、所定の閾値Rに対して、UE#1とのチャネル利得が以下の式を満たすRSである。なお、所定の閾値Rは、例えば、UE#1に対するターゲットレートである。
Figure 0006869199
S12において、UE#2は、候補RSの数を示す情報と、候補RSのうち、所定条件を満たすRSを示す情報を各RS#1〜#5にブロードキャストする。ここで、所定条件は、所定の閾値Rに対して、UE#2とのチャネル利得が以下の式を満たすRSである。
Figure 0006869199
各RS#1〜#5は、式(3)及び式(4)を共に満たすRSの集合をSとし、各RS#1〜#5は、それぞれ、集合Sに含まれるRSを示す情報をUE#1及びUE#2に向けてブロードキャストする。式(3)及び式(4)の条件を共に満たすRSが送信する多重信号を受信すると、UE#1及びUE#2は、信号Sをノイズとして見做すことができ、よって、信号Sを復元することができる。
S14で、UE#2は、Sに含まれるRSのうち、UE#2とのチャネル利得が最も大きいRSを示す情報を各RS#1〜#5にブロードキャストする。S14で示されるRSが、TS#(n+1)において多重信号を送信するRSとなる。チャネル利得が最も大きいRSを選択するのは、UE#2におけるエラーの発生を抑えるためである。しかしながら、集合Sから他の条件に従いTS#(n+1)において多重信号を送信するRSを決定しても良い。
続いて、RS#1〜RS#5は、S15で、候補RSの数が閾値κ以下であるか否かを判定する。なお、各RSは、S11及びS12で候補RSの数を取得している。RS#1〜RS#5は、候補RSの数が閾値κ以下であると、S16でBSに次のTSでの送信の停止を指示する。なお、RS#1〜RS#5のそれぞれがS16でBSに通知する構成であっても良いが、所定の1つ以上のRSがBSに通知する構成とすることができる。また、当然ではあるが、候補RSの数が閾値κより大きいと、S16の処理は行われない。
なお、本実施形態では、TS#nでの候補RSの数が閾値κ以下であると、TS#(n+1)におけるBSの多重信号の送信を停止させていたが、S13でUE#1及びUE#2に通知する集合Sに含まれるRSの数が閾値κ以下であると、TS#(n+1)におけるBSの多重信号の送信を停止させる構成とすることもできる。この場合、UE#1は、S11で所定条件を満たすRSを示す情報のみを送信すれば良く、復号に成功したRSの数、つまり、候補RSの数を送信する必要はない。同様に、UE#2は、S12で所定条件を満たすRSを示す情報のみを送信すれば良く、復号に成功したRSの数、つまり、候補RSの数を送信する必要はない。
なお、図2においては、タイムスロットの終わりを設けていないが、例えば、N個のタイムスロットを1つの周期とすることができる。この場合、BSは、TS#1からTS#(N−1)番目までのタイムスロットにおいては、基本的には多重信号を送信し、最後、つまり、TS#Nにおいては多重信号を送信しない。なお、TS#1からTS#(N−1)番目までのタイムスロットにおいても、上述した様に候補RSの数に応じてBSは多重信号の送信を停止する。この場合、式(1)〜式(4)の右辺は、N/(N−1)倍にする。
なお、2つのUEへの多重信号を送信する例で説明したため、式(3)(UE#1へのチャネル利得の条件)と、式(4)(UE#2へのチャネル利得の条件)の2つの条件を満たすRSの集合をSとしたが、3つ以上のUEの場合には、同様に、UEの数に等しい数の条件を満たすRSの集合をSとする。また、3つ以上のUEがある場合、集合Sに含まれるRSから多重信号を送信するRSは、最も優先度の高いUE以外のUEから任意の方法で決めておく。
<第二実施形態>
第一実施形態では、所定のκを予めRSに保存し、RSにおいて次のTSでのBSの送信可否を判定してBSに通知していた。本実施形態では、κを動的に変更する構成について説明する。まず、TS#(n+1)で多重信号を送信するRSを選択RSと呼び、それ以外のRSを非選択RSと呼ぶものとする。上述した様に、非選択RSは、TS#(n+1)でBSが送信する多重信号を受信するが、非選択RSにとって選択RSは干渉源となる。したがって、BSと非選択RSとのチャネル利得と、選択RSと非選択RSとのチャネル利得に応じて、TS#(n+1)においてBSからの多重信号の復号に成功する非選択RSの数は変化する。よって、閾値κの値を、BSと非選択RSとのチャネル利得と、選択RSと非選択RSとのチャネル利得に応じて決定することで、TS毎に閾値κを最適化できる。
図4は、本実施形態による、TS#(n+1)でBSが多重信号を送信するか否かを制御するための処理のシーケンス図である。なお、図4の処理は、図3の処理のS14の後に続けて実行される。つまり、本実施形態の処理は、図3のS15及びS16を、図4に示すS20〜S24に置き換えるものである。なお、図3のS14までの処理により、各RSは、自装置がTS#(n+1)での選択RSであるか非選択RSであるかを認識している。また、各RSは、候補RSの数も取得している。また、第一実施形態と同様に、各RSは、BSとのチャネル利得を認識している。
S20において、候補RSはパイロット信号を送信し、非選択RSは、S21で、選択RSが送信するパイロット信号に基づき候補RSとのチャネル利得を求める。S22で、各非選択RSは、BSとのチャネル利得と、候補RSとのチャネル利得と、候補RSの数をBSに通知する。BSは、S23で、各非選択RSから通知される、BSとのチャネル利得と、候補RSとのチャネル利得と、に基づき、所定のアルゴリズムにより閾値κを判定する。そして、BSは、S24で、候補RSの数が閾値κ以下であると、TS#(n+1)での送信を停止すると決定し、そうではないと、TS#(n+1)において多重信号を送信する。
なお、本発明によるBS、RS、UEは、コンピュータを上記BS、RS、UEとして動作させるプログラムにより実現することができる。これらコンピュータプログラムは、コンピュータが読み取り可能な記憶媒体に記憶されて、又は、ネットワーク経由で配布が可能なものである。

Claims (2)

  1. 基地局と、複数の中継局と、複数の移動通信装置と、を含み、非直交多元アクセス技術に従い前記基地局が前記複数の中継局のいずれか1つの中継局を介して前記複数の移動通信装置それぞれへの多重信号を送信する無線アクセスシステムであって、
    前記基地局は、第1タイムスロットにおいて第1多重信号を送信し、
    前記複数の中継局のうちの第1中継局を除く第2中継局は、前記第1タイムスロットにおいて前記基地局から受信する前記第1多重信号を復号し、
    前記基地局は、前記第1タイムスロットにおいて前記基地局から受信する前記第1多重信号の復号成功した第2中継局の数が閾値より大きいと、前記第1タイムスロットの次の第2タイムスロットにおいて第2多重信号を送信し、前記第1タイムスロットにおいて前記基地局から受信する前記第1多重信号の復号成功した第2中継局の数が前記閾値以下であると、前記第2タイムスロットにおける前記第2多重信号の送信を停止し、
    前記複数の中継局のそれぞれは前記基地局とのチャネル利得を測定し、
    前記第2中継局は、前記第1多重信号の復号結果を前記複数の移動通信装置に通知し、前記複数の移動通信装置から前記第1多重信号の復号に成功した第2中継局の数を取得し、
    前記第1多重信号の復号に成功した第2中継局のうち、前記第2タイムスロットで前記第1多重信号の復号結果に基づき前記複数の移動通信装置それぞれへの多重信号を生成して送信すると選択された第3中継局は、パイロット信号を送信し、
    前記複数の中継局のうちの前記第3中継局以外の第4中継局は、前記第3中継局が送信する前記パイロット信号に基づき前記第3中継局とのチャネル利得を測定し、
    前記第4中継局は、前記第1多重信号の復号に成功した第2中継局の数と、前記基地局とのチャネル利得と、前記第3中継局とのチャネル利得を前記基地局に通知し、
    前記基地局は、前記第4中継局から受信する前記基地局とのチャネル利得と、前記第3中継局とのチャネル利得とに基づき前記閾値を決定し、前記閾値と前記第1多重信号の復号に成功した第2中継局の数とに基づき、前記第2タイムスロットで、前記第2多重信号の送信を停止するか否かを決定することを特徴とする無線アクセスシステム。
  2. 前記第1中継局は、前記第1タイムスロットの1つ前の第3タイムスロットで前記基地局から受信した第3多重信号の復号に成功し、かつ、前記第1タイムスロットで前記第3多重信号の復号結果に基づき前記複数の移動通信装置それぞれへの多重信号を生成して送信している中継局であることを特徴とする請求項1に記載の無線アクセスシステム。
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