JP6868108B2 - セル再選択制御方法、基地局、及び無線端末 - Google Patents

セル再選択制御方法、基地局、及び無線端末 Download PDF

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Description

本開示は、移動通信システムにおけるセル再選択制御方法、基地局、及び無線端末に関する。
近年、人が介在することなく通信を行うMTC(Machine Type Communication)及びIoT(Internet of Things)サービスを対象とした無線端末が注目されている。このような無線端末は、低コスト化、カバレッジ拡張、及び低消費電力化を実現することが求められる。このため、3GPP(3rd Generation Partnership Project)において、システム送受信帯域の一部のみに送受信帯域幅を制限した新たな無線端末のカテゴリが仕様化されている。このような新たなカテゴリの無線端末には、繰り返し送信(repetition)等を含む強化カバレッジ(enhanced coverage)機能が適用される。
一実施形態に係るセル再選択制御方法は、移動通信システムにおける方法である。前記セル再選択制御方法は、基地局が、再配分機能に用いる再配分パラメータとして、第1カバレッジに居る無線端末に適用する第1再配分パラメータと、前記第1カバレッジの外側の第2カバレッジに居る無線端末に適用する第2再配分パラメータとをブロードキャストシグナリングによって送信するステップAと、前記第2カバレッジに居る無線端末が、前記ステップAで送信された前記第2再配分パラメータを取得するステップBと、当該無線端末が、前記ステップBで取得した前記第2再配分パラメータを用いてセル再選択を行うステップCとを備える。前記再配分機能は、アイドルモードの複数の無線端末がセル再選択によって再選択するセル及び/又は周波数を分散させる機能である。前記第2カバレッジは、繰り返し送信を含む強化カバレッジ機能によって拡張されたカバレッジである。
実施形態に係るLTEシステム(移動通信システム)の構成を示す図である。 実施形態に係るUE(無線端末)の構成を示す図である。 実施形態に係るeNB(基地局)の構成を示す図である。 実施形態に係るLTEシステムにおける無線インターフェイスのプロトコルスタックを示す図である。 実施形態に係るLTEシステムの無線フレームの構成を示す図である。 eMTC UE及びNB−IoT UEが取り扱う周波数チャネルを示す図である。 実施形態に係るセル再選択制御方法の適用シーンを示す図である。 実施形態に係るeNBの動作を示す図である。 実施形態に係る第2再配分パラメータの構成例を示す図である。 実施形態に係る第2カバレッジに居るUEの動作を示す図である。 実施形態の変更例に係る第2カバレッジに居るUEの動作を示す図である。 第2実施形態に係るアイドルモードのUEの動作例を示す図である。 第3実施形態に係る動作の一例を示す図である。 付記に係る図である。 付記に係る図である。
[第1実施形態]
(第1実施形態の概要)
アイドルモードの複数の無線端末がセル再選択によって再選択するセル及び/又は周波数を分散させるための再配分(redistribution)機能が知られている。具体的には、基地局は、再配分機能に用いる再配分パラメータをブロードキャストシグナリングによって送信する。アイドルモードの無線端末は、再配分パラメータを取得し、取得した再配分パラメータに基づいてセル再選択を行う。
このような再配分機能は、強化カバレッジ機能によって拡張されていないカバレッジ(第1カバレッジ)に居る無線端末に適用されることが想定されている。しかしながら、強化カバレッジ機能は、繰り返し送信等に起因してセルの負荷を高めるため、強化カバレッジ機能によって拡張されたカバレッジ(第2カバレッジ)に居る無線端末に対しても再配分機能を適用可能とすることが望まれる。
そこで、第1実施形態は、強化カバレッジ機能によって拡張されたカバレッジに居るアイドルモードの無線端末をセル再選択によって複数のセル及び/又は周波数に適切に分散させることを可能とするセル再選択制御を提供する。
第1実施形態に係るセル再選択制御は、移動通信システムにおける方法である。前記セル再選択制御方法は、基地局が、再配分機能に用いる再配分パラメータとして、第1カバレッジに居る無線端末に適用する第1再配分パラメータと、前記第1カバレッジの外側の第2カバレッジに居る無線端末に適用する第2再配分パラメータとをブロードキャストシグナリングによって送信するステップAと、前記第2カバレッジに居るアイドルモードの無線端末が、前記ステップAで送信された前記第2再配分パラメータを取得するステップBと、当該無線端末が、前記ステップBで取得した前記第2再配分パラメータを用いてセル再選択を行うステップCとを備える。前記再配分機能は、アイドルモードの複数の無線端末がセル再選択によって再選択するセル及び/又は周波数を分散させる機能である。前記第2カバレッジは、繰り返し送信を含む強化カバレッジ機能によって拡張されたカバレッジである。
このようなセル再選択制御方法によれば、強化カバレッジ機能によって拡張されたカバレッジ(第2カバレッジ)に居る無線端末に対しても再配分機能を適用することができる。また、第1カバレッジに居る無線端末と第2カバレッジに居る無線端末とに個別の再配分パラメータを適用することができるため、第2カバレッジに居る無線端末がセル再選択によって再選択するセル及び/又は周波数を適切に分散させることができる。
(移動通信システム)
第1実施形態に係る移動通信システムの構成について説明する。図1は、第1実施形態に係る移動通信システムであるLTE(Long Term Evolution)システムの構成を示す図である。LTEシステムは、3GPP規格に基づく移動通信システムである。
LTEシステムは、無線端末(UE:User Equipment)100、無線アクセスネットワーク(E−UTRAN:Evolved−UMTS Terrestrial Radio Access Network)10、及びコアネットワーク(EPC:Evolved Packet Core)20を備える。
UE100は、移動型の通信装置である。UE100は、自身が在圏するセル(サービングセル)を管理するeNB200との無線通信を行う。
E−UTRAN10は、基地局(eNB:evolved Node−B)200を含む。eNB200は、X2インターフェイスを介して相互に接続される。eNB200は、1又は複数のセルを管理する。eNB200は、自セルとの接続を確立したUE100との無線通信を行う。eNB200は、無線リソース管理(RRM)機能、ユーザデータ(以下、単に「データ」という)のルーティング機能、モビリティ制御・スケジューリングのための測定制御機能等を有する。「セル」は、無線通信エリアの最小単位を示す用語として用いられる。「セル」は、UE100との無線通信を行う機能又はリソースを示す用語としても用いられる。1つのセルは1つのキャリア周波数に属する。
EPC20は、モビリティ管理エンティティ(MME)及びサービングゲートウェイ(S−GW)300を含む。MMEは、UE100に対する各種モビリティ制御等を行う。MMEは、NAS(Non−Access Stratum)シグナリングを用いてUE100と通信することにより、UE100が在圏するトラッキングエリア(TA)の情報を管理する。トラッキングエリアは、複数のセルからなるエリアである。S−GWは、データの転送制御を行う。MME及びS−GWは、S1インターフェイスを介してeNB200と接続される。
図2は、UE100(無線端末)の構成を示す図である。UE100は、受信部110、送信部120、及び制御部130を備える。
受信部110は、制御部130の制御下で各種の受信を行う。受信部110は、アンテナ及び受信機を含む。受信機は、アンテナが受信する無線信号をベースバンド信号(受信信号)に変換して制御部130に出力する。
送信部120は、制御部130の制御下で各種の送信を行う。送信部120は、アンテナ及び送信機を含む。送信機は、制御部130が出力するベースバンド信号(送信信号)を無線信号に変換してアンテナから送信する。
制御部130は、UE100における各種の制御を行う。制御部130は、少なくとも1つのプロセッサ及びメモリを含む。メモリは、プロセッサにより実行されるプログラム、及びプロセッサによる処理に用いられる情報を記憶する。プロセッサは、ベースバンドプロセッサと、CPU(Central Processing Unit)と、を含んでもよい。ベースバンドプロセッサは、ベースバンド信号の変調・復調及び符号化・復号等を行う。CPUは、メモリに記憶されるプログラムを実行して各種の処理を行う。プロセッサは、後述する処理を実行する。
図3は、eNB200(基地局)の構成を示す図である。eNB200は、送信部210、受信部220、制御部230、及びバックホール通信部240を備える。
送信部210は、制御部230の制御下で各種の送信を行う。送信部210は、アンテナ及び送信機を含む。送信機は、制御部230が出力するベースバンド信号(送信信号)を無線信号に変換してアンテナから送信する。
受信部220は、制御部230の制御下で各種の受信を行う。受信部220は、アンテナ及び受信機を含む。受信機は、アンテナが受信する無線信号をベースバンド信号(受信信号)に変換して制御部230に出力する。
制御部230は、eNB200における各種の制御を行う。制御部230は、少なくとも1つのプロセッサ及びメモリを含む。メモリは、プロセッサにより実行されるプログラム、及びプロセッサによる処理に用いられる情報を記憶する。プロセッサは、ベースバンドプロセッサと、CPUと、を含んでもよい。ベースバンドプロセッサは、ベースバンド信号の変調・復調及び符号化・復号等を行う。CPUは、メモリに記憶されるプログラムを実行して各種の処理を行う。プロセッサは、後述する処理を実行する。
バックホール通信部240は、X2インターフェイスを介して隣接eNBと接続される。バックホール通信部240は、S1インターフェイスを介してMME/S−GW300と接続される。バックホール通信部240は、X2インターフェイス上で行う通信及びS1インターフェイス上で行う通信等に用いられる。
図4は、LTEシステムにおける無線インターフェイスのプロトコルスタックの構成を示す図である。図4に示すように、無線インターフェイスプロトコルは、OSI参照モデルの第1レイヤ乃至第3レイヤに区分されている。第1レイヤは物理(PHY)レイヤである。第2レイヤは、MAC(Medium Access Control)レイヤ、RLC(Radio Link Control)レイヤ、及びPDCP(Packet Data Convergence Protocol)レイヤを含む。第3レイヤは、RRC(Radio Resource Control)レイヤを含む。PHYレイヤ、MACレイヤ、RLCレイヤ、PDCPレイヤ、及びRRCレイヤは、AS(Access Stratum)レイヤを構成する。
PHYレイヤは、符号化・復号、変調・復調、アンテナマッピング・デマッピング、及びリソースマッピング・デマッピングを行う。UE100のPHYレイヤとeNB200のPHYレイヤとの間では、物理チャネルを介してデータ及び制御情報が伝送される。
MACレイヤは、データの優先制御、ハイブリッドARQ(HARQ)による再送処理、及びランダムアクセスプロシージャ等を行う。UE100のMACレイヤとeNB200のMACレイヤとの間では、トランスポートチャネルを介してデータ及び制御情報が伝送される。eNB200のMACレイヤはスケジューラを含む。スケジューラは、上下リンクのトランスポートフォーマット(トランスポートブロックサイズ、変調・符号化方式(MCS))及びUE100への割当リソースブロックを決定する。
RLCレイヤは、MACレイヤ及びPHYレイヤの機能を利用してデータを受信側のRLCレイヤに伝送する。UE100のRLCレイヤとeNB200のRLCレイヤとの間では、論理チャネルを介してデータ及び制御情報が伝送される。
PDCPレイヤは、ヘッダ圧縮・伸張、及び暗号化・復号化を行う。
RRCレイヤは、制御情報を取り扱う制御プレーンでのみ定義される。UE100のRRCレイヤとeNB200のRRCレイヤとの間では、各種設定のためのRRCシグナリングが伝送される。RRCレイヤは、無線ベアラの確立、再確立及び解放に応じて、論理チャネル、トランスポートチャネル、及び物理チャネルを制御する。UE100のRRCとeNB200のRRCとの間に接続(RRC接続)がある場合、UE100はRRCコネクティッドモードである。UE100のRRCとeNB200のRRCとの間に接続(RRC接続)がない場合、UE100はRRCアイドルモードである。
RRCレイヤの上位に位置するNASレイヤは、セッション管理及びモビリティ管理等を行う。UE100のNASレイヤとMME300CのNASレイヤとの間では、NASシグナリングが伝送される。UE100は、無線インターフェイスのプロトコル以外にアプリケーションレイヤ等の機能を有する。
図5は、LTEシステムにおいて用いられる無線フレームの構成を示す図である。無線フレームは、時間軸上で10個のサブフレームで構成される。各サブフレームは、時間軸上で2個のスロットで構成される。各サブフレームの長さは1msである。各スロットの長さは0.5msである。各サブフレームは、周波数軸上で複数個のリソースブロック(RB)を含む。各サブフレームは、時間軸上で複数個のシンボルを含む。各リソースブロックは、周波数軸上で複数個のサブキャリアを含む。具体的には、12個のサブキャリア及び1つのスロットにより1つのRBが構成される。1つのシンボル及び1つのサブキャリアにより1つのリソースエレメント(RE)が構成される。UE100に割り当てられる無線リソース(時間・周波数リソース)のうち、周波数リソースはリソースブロックにより特定でき、時間リソースはサブフレーム(又はスロット)により特定できる。
下りリンクにおいて、各サブフレームの先頭数シンボルの区間は、主に下りリンク制御情報を伝送するための物理下りリンク制御チャネル(PDCCH:Physical Downlink Control Channel)として用いられる領域である。各サブフレームの残りの部分は、主に下りリンクデータを伝送するための物理下りリンク共有チャネル(PDSCH:Physical Downlink Shared Channel)として用いることができる領域である。
上りリンクにおいて、各サブフレームにおける周波数方向の両端部は、主に上りリンク制御情報を伝送するための物理上りリンク制御チャネル(PUCCH:Physical Uplink Control Channel)として用いられる領域である。各サブフレームにおける残りの部分は、主に上りリンクデータを伝送するための物理上りリンク共有チャネル(PUSCH:Physical Uplink Shared Channel)として用いることができる領域である。
(セル再選択の概要)
セル再選択動作の概要について説明する。アイドルモード(RRCアイドルモード)のUE100は、開始条件が満たされた場合に、現在のサービングセルに隣接する隣接セルの品質を測定し、選択条件を満たすセルの中からサービングセルとして用いるセルを選択する。
第1に、開始条件は、以下に示す通りである。
(A1)現在のサービングセルの周波数の優先度よりも高い優先度を有する周波数:
UE100は、高い優先度を有する周波数の品質を常に測定する。
(A2)現在のサービングセルの周波数の優先度と等しい優先度又は低い優先度を有する周波数:
UE100は、現在のサービングセルの品質が所定閾値を下回った場合に、等しい優先度又は低い優先度を有する周波数の品質を測定する。
第2に、選択条件は、以下に示す通りである。
(B1)隣接セルの周波数の優先度が現在のサービングセルの優先度よりも高い:
UE100は、所定期間(TreselectionRAT)に亘ってSqual>ThreshX,HighQの関係を満たすセル、若しくは、所定期間(TreselectionRAT)に亘ってSrxlev>ThreshX,HighPの関係を満たすセルを選択する。このようなケースにおいて、隣接セルが満たすべき基準を“S−criteria”と称することもある。
Squalは、セル選択品質レベルを表している。Squalは、Squal=Qqualmeas-(Qqualmin+Qqualminoffset)−Qoffsettempによって算出される。Qqualmeasは、隣接セルの品質レベル(RSRQ)である。Qqualminは、最小要求品質レベルである。Qqualminoffsetは、隣接セルに定常的に適用される所定オフセットである。Qoffsettempは、隣接セルに一時的に適用されるオフセットである。ThreshX,HighQは、所定閾値である。
Srxlevは、セル選択受信電力を表している。Srxlevは、Srxlev=Qrxlevmeas-(Qrxlevmin+Qrxlevminoffset)-Pcompensation−Qoffsettempによって算出される。Qrxlevmeasは、隣接セルの受信電力(RSRP)である。Qrxlevminは、最小要求受信電力である。Qrxlevminoffsetは、隣接セルに定常的に適用される所定オフセットである。Pcompensationは、アップリンクの能力に関するパラメータである。Qoffsettempは、隣接セルに一時的に適用されるオフセットである。ThreshX,HighPは、所定閾値である。
(B2)隣接セルの周波数の優先度が現在のサービングセルの優先度と同じである:
UE100は、現在のサービングセルのランキングRs及び隣接セルのランキングRnを算出する。UE100は、所定期間(TreselectionRAT)に亘ってRsよりも高いランキングRnを有するセルを対象セルとして選択する。このようなケースにおいて、隣接セルが満たすべき基準を“R−criteria”と称することもある。
Rsは、Rs=Qmeas,s+QHyst−Qoffsettempによって算出される。Rnは、Rn=Qmeas,n−Qoffset−Qoffsettempによって算出される。Qmeas,sは、現在のサービングセルの受信電力(RSRP)である。Qmeas,nは、隣接セルの受信電力(RSRP)である。QHystは、現在のサービングセルが対象セルとして再選択されやすくするためのヒステリシス値である。Qoffsettempは、現在のサービングセル及び隣接セルに一時的に適用されるオフセットである。
(B3)隣接セルの周波数の優先度が現在のサービングセルの優先度よりも低い:
UE100は、所定期間(TreselectionRAT)に亘ってSqual<ThreshServing,LowQが満たされる、若しくは、所定期間(TreselectionRAT)に亘ってSrxlev<ThreshServing,LowPが満たされるという前提下において、上述した(B1)と同様の手法によって隣接セルの中から対象セルを選択する。
但し、ThreshServing,LowQ及びThreshServing,LowPは、ThreshX,HighQ及びThreshX,HighPと同様に、所定閾値である。
対象セルの選択で用いる各種パラメータは、eNB200からブロードキャストされる情報(SIB:System Information Block)に含まれる。各種パラメータは、周波数の優先度(cellReselectionPriority)、所定期間(TreselectionRAT)、各種オフセット(Qqualminoffset、Qrxlevminoffset、Qoffsettemp、QHyst、Qoffset)、各種閾値(ThreshX,HighQ、ThreshX,HighP、ThreshServing,LowQ、ThreshServing,LowP)を含む。
また、Rsは、上の式に代わって、Rs = Qmeas,s + QHyst - Qoffsettemp + QoffsetSCPTM + QoffsetRedistrCEによって算出されてもよい。また、Rn は、上の式に代わって、Rn = Qmeas,n - Qoffset - Qoffsettemp + QoffsetSCPTM + QoffsetRedistrCEによって算出されてもよい。Qmeas,s、Qmeas,n、QHyst及びQoffsettempは、上のものと同じでよい。QoffsetSCPTMは、SC−PTMの周波数に一時的に適用されるものであって、SC−PTMの周波数上の全てのセルに適用される。もし、QoffsetSCPTMが有効であれば、異なる周波数のセルのためのQoffsetは使用されない。QoffsetRedistrCEは、強化カバレッジ機能によって拡張されたカバレッジに居るUE100又はNB−IoTのUE100に適用されるオフセットである。このオフセットは、タイマ(T360)が動作している間及び/又はタイマ(T360)が満了又は停止によってトリガされた再配分の手順が完了するまで、再配分のターゲット周波数又はセルに適用される。
また、QoffsetSCPTM及びQoffsetRedistrCEも、上の各種パラメータと同様に、eNB200からブロードキャストされる情報に含まれる。
(再配分機能の概要)
第1実施形態に係るLTEシステムは、再配分(redistribution)機能を有する。再配分機能は、アイドルモードの複数のUEがセル再選択によって再選択するセル及び/又は周波数を分散させる機能である。具体的には、再配分機能において、UE100は、eNB200からブロードキャストシグナリング(例えば、SIB)によって送信される再配分パラメータに基づいて再配分ターゲット(周波数又はセル)を選択する。例えば、UE100は、再配分ターゲットに対して別周波数(inter−frequency)のセル再選択を行う。
UE100は、再配分ターゲット(周波数又はセル)に再配分され、一定期間(すなわち、有効タイマ)の間、再配分された再配分ターゲットが最も高い優先度(すなわち、任意のネットワーク設定の優先度よりも高い)を有するとみなす。ネットワーク設定の優先度とは、例えば、SIBに含まれる周波数優先度(cellReselectionPriority)である。このような再配分は、ページングによってトリガされ得る。一定期間(有効タイマ)は、T360と称される。再配分がページングによってトリガされない場合、UE100は、周期的に(すなわち、T360が満了する度に)、再配分動作を行う。
再配分機能によれば、アイドルモードの複数のUE100が特定のセル又は特定の周波数に集中している状況下において、当該複数のUE100を(別の周波数の)別のセルに再配分することができる。よって、特定のセル又は特定の周波数に負荷が集中することを回避することができる。
(eMTC及びNB−IoTの概要)
eMTC及びNB−IoTの概要について説明する。第1実施形態において、MTC及びIoTサービスを対象とした新たなカテゴリのUE100が存在するシナリオを想定する。新たなカテゴリのUE100は、システム送受信帯域(LTE送受信帯域幅)の一部のみに送受信帯域幅が制限されるUE100である。新たなUEカテゴリは、例えば、カテゴリM1及びカテゴリNB(Narrow Band)−IoTと称される。カテゴリM1は、eMTC(enhanced Machine Type Communications)UEが属するカテゴリである。カテゴリNB−IoT(カテゴリNB1)は、NB−IoT UEが属するカテゴリである。カテゴリM1は、UE100(eMTC UE)の送受信帯域幅を例えば1.08MHz(すなわち、6リソースブロックの帯域幅)に制限する。カテゴリNB−IoT(カテゴリNB1)は、UE100(NB−IoT UE)の送受信帯域幅を180kHz(すなわち、1リソースブロックの帯域幅)にさらに制限する。このような狭帯域化により、eMTC UE及びNB−IoT UEに要求される低コスト化及び低消費電力化が実現可能となる。
図6は、eMTC UE及びNB−IoT UEが取り扱う周波数チャネルを示す図である。図6に示すように、LTEシステムのシステム周波数帯域の周波数帯域幅は10MHzであり得る。システム送受信帯域の帯域幅は、例えば、50リソースブロック=9MHzである。eMTC UEが対応可能な周波数チャネルの帯域幅は、6リソースブロック=1.08MHz以内である。eMTC UEが対応可能な6リソースブロック以内の周波数チャネルは、「狭帯域(NB:Narrow Band)」と称される。NB−IoT UEが対応可能な周波数チャネルの帯域幅は、1リソースブロック=180kHzである。NB−IoT UEが対応可能な1リソースブロックの周波数チャネルは、「キャリア(carrier)」と称される。
eMTC UEは、LTE送受信帯域幅内で運用される。NB−IoT UEは、LTE送受信帯域幅内で運用される形態、LTE送受信帯域幅外のガードバンドで運用される形態、及びNB−IoT専用の周波数帯域内で運用される形態をサポートする。
eMTC UE及びNB−IoT UEは、カバレッジ拡張を実現するために、繰り返し送信等を用いた強化カバレッジ(EC:Enhanced Coverage)機能をサポートする。強化カバレッジ機能は、複数のサブフレームを用いて同一信号を繰り返し送信する繰り返し送信(repetition)を含んでもよい。繰り返し送信の回数が多いほど、カバレッジを拡張することができる。強化カバレッジ機能は、送信信号の電力密度を上げる電力ブースト(power boosting)を含んでもよい。一例として、送信信号の周波数帯域幅を狭くする狭帯域送信により電力密度を上げる。送信信号の電力密度を上げるほど、カバレッジを拡張することができる。強化カバレッジ機能は、送信信号に用いるMCSを下げる低MCS(lower MCS)送信を含んでもよい。データレートが低く、誤り耐性の高いMCSを用いて送信を行うことにより、カバレッジを拡張することができる。
RRCアイドルモードのeMTC UE及びNB−IoT UEは、通常のカバレッジのための第1セル選択基準(第1S−criteria)が満たされず、強化カバレッジのための第2セル選択基準(第2S−criteria)が満たされた場合、自身が強化カバレッジに居ると判定してもよい。「強化カバレッジに居るUE」とは、セルにアクセスするために強化カバレッジ機能(強化カバレッジモード)を用いることが必要とされるUEを意味してもよい。
強化カバレッジ機能は、カバレッジを拡張する度合いが異なる複数の強化カバレッジレベルを有してもよい。eMTC UE及びNB−IoT UEは、RSRP(Reference Signal Received Power)を測定し、測定したRSRPを強化カバレッジレベルごとのRSRP閾値と比較することにより、自身の強化カバレッジレベルを決定する。強化カバレッジレベルは、少なくとも繰り返し送信における送信回数(すなわち、Repetition回数)と関連する。
強化カバレッジに居るUEは、上述したセル再選択における周波数の優先度に拘わらず、受信電力(RSRP)に基づくランキングによってセル再選択を行う。例えば、UEは、現在のサービングセルのランキングRs及び隣接セルのランキングRnを算出し、所定期間(TreselectionRAT)に亘ってRsよりも高いランキングRnを有するセルを対象セル(新たなサービングセル)として選択する。
(セル再選択制御方法)
第1実施形態に係るセル再選択制御方法について説明する。
図7は、第1実施形態に係るセル再選択制御方法の適用シーンを示す図である。
図7に示すように、eNB200が管理するセルは、第1カバレッジと、第1カバレッジの外側の第2カバレッジとを含む。第1カバレッジは、強化カバレッジ機能によって拡張されていないカバレッジ(すなわち、通常のカバレッジ)である。第2カバレッジは、強化カバレッジ機能によって拡張されたカバレッジ(すなわち、強化カバレッジ)である。第1実施形態において、第2カバレッジに居るUE100がeMTC UEである一例を説明する。但し、第2カバレッジに居るUE100は、NB−IoT UEであってもよい。
図8は、第1実施形態に係るeNB200の動作を示す図である。
図8に示すように、ステップS11において、eNB200は、再配分機能に用いる再配分パラメータとして、第1カバレッジに居るUEに適用する第1再配分パラメータをブロードキャストシグナリング(例えば、SIB)によって送信する。
第1再配分パラメータは、例えば、セルごとの確率を示すパラメータ(redistributionFactorCell)又は周波数ごとの確率を示すパラメータ(redistributionFactorFreq)を含む。第1カバレッジに居るUEは、第1再配分パラメータを取得し、第1再配分パラメータを用いてセル再選択を行う。具体的には、第1カバレッジに居るUEは、自UEの識別子(IMSI:International Mobile Subscriber Identity)とセル又は周波数ごとの確率を示すパラメータとに基づいて、再配分ターゲット(周波数又はセル)を選択する。このような動作の詳細については、例えば3GPP仕様書「TS 36.304 V13.3.0 (2016−09)」の5.2.4.10章及び5.2.4.10.1章を参照されたい。eNB200は、第1再配分パラメータを、SIBタイプ3及びSIBタイプ5によって送信する。
ステップS12において、eNB200は、再配分機能に用いる再配分パラメータとして、第2カバレッジに居るUEに適用する第2再配分パラメータをブロードキャストシグナリングによって送信する。ステップS12は、ステップS11と同時に行われてもよい。
第2再配分パラメータに含まれる各パラメータの種類は、第1再配分パラメータに含まれる各パラメータの種類と同じであってもよい。第2再配分パラメータに含まれるパラメータの値は、第1再配分パラメータに含まれるパラメータの値と異なる値に設定することができる。eNB200は、第2再配分パラメータを、SIBタイプ3及びSIBタイプ5によって送信してもよい。一例として、第2再配分パラメータは、SIBタイプ3及びSIBタイプ5において、第1再配分パラメータとは異なる情報要素(IE)として設けられる。或いは、第2再配分パラメータは、SIBタイプ3及びSIBタイプ5とは異なるSIBに設けられてもよい。eNB200は、第2再配分パラメータを含むSIBの送信に、繰り返し送信を含む強化カバレッジ機能を適用する。
eNB200は、第2再配分パラメータを、強化カバレッジレベルごとに個別に送信してもよい。例えば、図9に示すように、第2再配分パラメータを含むSIBにおいて、強化カバレッジレベルごとの第2再配分パラメータのリストが設けられてもよい。図9に示す例において、強化カバレッジレベル#0〜#3に第2再配分パラメータ#0〜#3がそれぞれ対応付けられている。なお、強化カバレッジレベルが高いほど、繰り返し送信の回数が多くなり、カバレッジを拡張する度合いが大きくなる。よって、強化カバレッジレベルが高いほど、セル(eNB200)の負荷が高くなる。よって、強化カバレッジレベルごとに個別の第2再配分パラメータを規定することによって、セル(eNB200)の負荷分散をきめ細かく行うことが可能となる。
なお、eNB200は、ステップS12において、強化カバレッジレベルに対応する第2再配分パラメータを送信する代わりに、強化カバレッジモード(強化カバレッジ機能)に対応する第2再配分パラメータを送信するものとしてもよい。例えば、図9に示すリストにおける「強化カバレッジレベル♯〇」を「強化カバレッジモード♯〇」に置き換えたリストがSIBに含まれていてもよい。強化カバレッジモードは、例えば、複数のモード(強化カバレッジモードA及びB)がある。強化カバレッジモードA及びBは、それぞれUE100のカテゴリ(カテゴリM1、M2又は0以上)毎にUE100によって送信されるPDSCH/PUSCHの最大帯域(物理リソースブロック)が定められている。強化カバレッジモードA及びBで、それぞれ、UE100のカテゴリ毎のPDSCH/PUSCHの最大帯域が異なってもよい。また、強化カバレッジモードAは、繰り返し送信(repetition)が無いか又は繰り返し送信回数が少ないモードであって、強化カバレッジモードBは、強化カバレッジモードBに比べて繰り返し送信回数が多いモードであってもよい。
図10は、第1実施形態に係る第2カバレッジに居るUE100の動作を示す図である。
図10に示すように、ステップS21において、UE100は、第2再配分パラメータを受信していない状態において、eNB200が指定する優先度に拘わらず、受信電力(RSRP)に基づくランキングによってセル再選択を行う。例えば、UEは、現在のサービングセルのランキングRs及び隣接セルのランキングRnを算出し、所定期間(TreselectionRAT)に亘ってRsよりも高いランキングRnを有するセルを対象セル(新たなサービングセル)として選択する。
ステップS22において、UE100は、第2再配分パラメータを含むSIBを受信し、SIBに含まれる第2再配分パラメータを取得する。第2再配分パラメータが強化カバレッジレベルごとに個別に送信される場合、UE100は、当該UE100に適用される強化カバレッジレベルに対応する第2再配分パラメータを取得してもよい。例えば、図9に示すリストがSIBに含まれる場合において、UE100が強化カバレッジレベル#2の強化カバレッジ(第2カバレッジ)に居ると仮定する。この場合、UE100は、図9に示すリストから、強化カバレッジレベル#2に対応する第2再配分パラメータ#2を取得する。
ステップS23Aにおいて、UE100は、ランキングに代えて、第2再配分パラメータと当該UE100の識別子とに基づいてセル再選択を行う。具体的には、ステップS21のランキングに基づくセル再選択に代えて、第1カバレッジに居るUEと同様な方法によってセル再選択を行う。例えば、UE100は、自UEの識別子(IMSI)とセル又は周波数ごとの確率を示すパラメータとに基づいて、再配分ターゲット(周波数又はセル)を選択する。再配分ターゲットとして現在のサービングセル(又は現在のサービング周波数)が選択された場合、UE100は、現在のサービングセル(又は現在のサービング周波数)を維持してもよい。再配分ターゲットとして現在のサービングセル(又は現在のサービング周波数)とは異なるセル(又は周波数)が選択された場合、UE100は、再配分ターゲットに再配分される。再配分ターゲットに再配分された場合、UE100は、一定期間(すなわち、有効タイマ)の間、再配分された再配分ターゲットが最も高い優先度(すなわち、任意のネットワーク設定の優先度よりも高い)を有するとみなす。
このような再配分は、ページングによってトリガされ得る。一定期間(有効タイマ)に相当するT360は、第2再配分パラメータに含まれてもよい。再配分がページングによってトリガされない場合、UE100は、周期的に(T360が満了する度に)再配分動作を行う。
UE100は、第2再配分パラメータがブロードキャストされている間は、第2再配分パラメータをセル再選択に適用すると判断してもよい。再配分がページングによってトリガされる場合、UE100は、第2再配分パラメータを取得した後、再配分がページングによってトリガされた際に第2再配分パラメータをセル再選択に適用してもよい。再配分がページングによってトリガされない場合、UE100は、一定期間(有効タイマ)に相当するT360が動作中である間は第2再配分パラメータをセル再選択に適用すると判断してもよい。なお、再配分がページングによってトリガされるか否かを示す情報は第2再配分パラメータに含まれてもよい。
このように、第1実施形態によれば、強化カバレッジ機能によって拡張されたカバレッジ(第2カバレッジ)に居るUE100に対しても再配分機能を適用することができる。また、第1カバレッジに居るUEと第2カバレッジに居るUE100とに個別の再配分パラメータを適用することができるため、第2カバレッジに居るUE100がセル再選択によって再選択するセル及び/又は周波数を適切に分散させることができる。
第1実施形態において、第2再配分パラメータは、少なくとも同一周波数内(intra−frequency)におけるセル再選択に適用されてもよい。なお、一般的な再配分機能において、再配分パラメータは、異周波数間(inter−frequency)におけるセル再選択にのみ適用されることに留意すべきである。強化カバレッジ機能によって拡張されたカバレッジ(第2カバレッジ)に居るUE100は、移動しないUEであることが想定され、異周波数の隣接セルを検出することができず、同一周波数の隣接セルのみを検出可能であることがあり得る。よって、第2再配分パラメータを同一周波数内におけるセル再選択に適用することによって、第2再配分パラメータを用いて同一周波数の隣接セルへのセル再選択を可能とすることができる。かかる第2再配分パラメータは、同一周波数内用の再配分パラメータとして、異周波数間用の再配分パラメータとは別に送受信されてもよい。かかる第2再配分パラメータは、同一周波数内のセル固有のパラメータとして送受信されてもよい。
(変更例)
第1実施形態の変更例について説明する。上述した第1実施形態において、第2カバレッジに居るUE100は、第2再配分パラメータを取得した後、ランキングに代えて、第2再配分パラメータと当該UE100の識別子とに基づいてセル再選択を行っていた。これに対し、第1実施形態の変更例において、第2カバレッジに居るUE100は、第2再配分パラメータを取得した後、ランキングに所定のオフセット値を適用することによってセル再選択を行う。
第1実施形態の変更例において、eNB200は、ランキングに適用されるオフセット値を第2再配分パラメータに含めてもよい。eNB200は、オフセット値を含む第2再配分パラメータを強化カバレッジレベルごとに個別に送信してもよい(図9参照)。オフセット値は、特定のセル又は特定の周波数に対応する受信電力(すなわち、ランキング)を高くするように調整する正のオフセット値であってもよい。オフセット値は、特定のセル又は特定の周波数に対応する受信電力(すなわち、ランキング)を低くするように調整する負のオフセット値であってもよい。
オフセット値は、無限大の値であってもよい。正の無限大の値である場合、当該オフセット値に対応する特定のセル又は特定の周波数が最高優先度に設定され、当該特定のセル又は当該特定の周波数が必然的に再配分ターゲットとして選択される。或いは、オフセット値は、有限の値(例えば、5dB)であってもよい。なお、有限の値である場合には、非常に大きな正の有限の値であってもよい。正の有限の値である場合、当該オフセット値に対応する特定のセル又は特定の周波数が必ずしも最高優先度に設定されず、当該特定のセル又は特定の周波数が最高優先度に設定され易くなる。
オフセット値は、第2再配分パラメータに含まれていなくてもよい。オフセット値は、仕様で定められた値がUE100に予め設定(preconfigure)されていてもよい。以下においては、オフセット値が第2再配分パラメータに含まれている一例を説明する。
UE100は、セル再選択の前では、オフセット値(例えば、無限大又は非常に大きな正の有限の値)をターゲットとするセル及び/又は周波数にのみ適用してもよい。つまり、UE100は、セル再選択の前では、隣接セルのランキングRnの算出にのみ当該オフセット値を用い、サービングセルのランキングRsの算出には当該オフセット値を用いなくてもよい。ここでいうオフセット値は、Rsを求める式内のQoffsettemp又はQoffsetRedistrCEであってもよい。つまり、ここでいうオフセット値(無限大又は非常に大きな正の有限の値)は、Qoffsettemp又はQoffsetRedistrCEを指し、当該値はRnの算出にのみ用いられてもよい(Rsの算出に用いられるQoffsettemp又はQoffsetRedistrCEの値は、Rnの算出に用いられる値と異なってもよい)。そして、UE100は、セル再選択後では、タイマ(T360)が動作している間(タイマが満了又は停止する前)に、選択したサービングセル及び/又は周波数にのみ当該オフセット値を適用してもよい。つまり、UE100は、セル再選択後では、サービングセルのランキングRsの算出にのみ当該オフセット値を用い、隣接セルのランキングRnの算出には用いなくてもよい。
また、UE100は、タイマ(T360)の満了又は停止によって再配分の手順がトリガされた場合、当該再配分の手順が完了するまでは、ランキングにオフセット値(例えば、無限大又は非常に大きな正の有限の値)を適用し続けてもよい。
図11は、第1実施形態の変更例に係る第2カバレッジに居るUE100の動作を示す図である。
図11に示すように、ステップS21は、上述した第1実施形態と同様である。
ステップS22において、UE100は、第2再配分パラメータを含むSIBを受信し、SIBに含まれる第2再配分パラメータを取得する。第2再配分パラメータは、セルごとのオフセット値又は周波数ごとのオフセット値を含んでもよい。第2再配分パラメータは、特定のセルの識別子とオフセット値との組み合わせ、又は特定の周波数の識別力とオフセット値との組み合わせを含んでもよい。第2再配分パラメータが強化カバレッジレベルごとに個別に送信される場合、UE100は、当該UE100に適用される強化カバレッジレベルに対応する第2再配分パラメータを取得してもよい。
ステップS23Bにおいて、UE100は、ランキングに所定のオフセット値を適用することによってセル再選択を行う。例えば、UEは、現在のサービングセルのランキングRs及び隣接セルのランキングRnを算出し、ランキングにオフセット値を適用し、所定期間(TreselectionRAT)に亘って、オフセット付きのランキングが最も高いセルを対象セル(新たなサービングセル)として選択する。
UE100は、第2再配分パラメータがブロードキャストされている間は、第2再配分パラメータをセル再選択に適用すると判断してもよい。再配分がページングによってトリガされる場合、UE100は、第2再配分パラメータを取得した後、再配分がページングによってトリガされた際に第2再配分パラメータをセル再選択に適用してもよい。なお、再配分がページングによってトリガされるか否かを示す情報は第2再配分パラメータに含まれてもよい。再配分がページングによってトリガされない場合、UE100は、一定期間(有効タイマ)に相当するT360が動作中である間は第2再配分パラメータをセル再選択に適用すると判断してもよい。
なお、eNB200は、ステップS22において、SIBによって送信する第2再配分パラメータを強化カバレッジレベルに対応する代わりに、強化カバレッジモード(強化カバレッジ機能)に対応するものとしてもよい。なお、第2再配分パラメータは、ランキングに適用されるオフセット値を含んでもよい。オフセット値は、無限大又は非常に大きな有限の値であってもよい。なお、第2再配分パラメータは、強化カバレッジモードに加えて、強化カバレッジレベルにも対応してもよい。強化カバレッジモードは、例えば、複数のモード(強化カバレッジモードA及びB)がある。強化カバレッジモードA及びBでは、それぞれUE100のカテゴリ(カテゴリM1、M2又は0以上)毎にUE100によって送信されるPDSCH/PUSCHの最大帯域(物理リソースブロック)が定められている。強化カバレッジモードA及びBで、それぞれ、UE100のカテゴリ毎のPDSCH/PUSCHの最大帯域が異なってもよい。また、強化カバレッジモードAは、繰り返し送信(repetition)が無いか又は繰り返し送信回数が少ないモードであって、強化カバレッジモードBは、強化カバレッジモードBに比べて繰り返し送信回数が多いモードであってもよい。UEは、ステップS23Bにおいて、受信したSIBに含まれる第2再配分パラメータのうち、自身が適用している強化カバレッジモードに対応する第2再配分パラメータを適用し、当該第2再配分パラメータを使用してセル再選択をしてもよい。
[第2実施形態]
第2実施形態について、第1実施形態との相違点を主として説明する。
(第2実施形態の概要)
上述した第1実施形態において、再配分(redistribution)機能を利用して、強化カバレッジ機能によって拡張されたカバレッジに居るアイドルモードのUE100をセル再選択によって複数のセル及び/又は周波数に適切に分散させる動作を説明した。
第2実施形態は、再配分機能を利用せずに、通常のセル再選択のプロシージャを改良することによって第1実施形態と同様な効果を得ることを可能とする実施形態である。第2実施形態は、強化カバレッジ機能によって拡張されたカバレッジに居るアイドルモードのUE100を主として対象とする。但し、第2実施形態は、通常のカバレッジに居るアイドルモードのUE100を対象としてもよい。
上述したように、強化カバレッジに居るUE100は、セル再選択における周波数の優先度に拘わらず、受信電力(RSRP)に基づくランキングによってセル再選択を行う。例えば、UEは、現在のサービングセルのランキングRs及び隣接セルのランキングRnを算出し、所定期間(TreselectionRAT)に亘ってRsよりも高いランキングRnを有するセルを対象セル(新たなサービングセル)として選択する。例えば、Rsは、Rs=Qmeas,s+QHyst−Qoffsettempによって算出される。Rnは、Rn=Qmeas,n−Qoffset−Qoffsettempによって算出される。ここで、各種オフセット値(Qoffsettemp、QHyst、Qoffset)は、eNB200からブロードキャストされるSIBに含まれるセル再選択パラメータの一部である。
このような前提下において、負荷が高い第1セルにおいてセル再選択パラメータ(以下、「第1セル再選択パラメータ」という)を変更することによって、第1セルに居るUE100に第2セル(隣接セル)へのセル再選択を行わせて、第1セルの負荷を第2セルに分散させることが考えられる。UE100は、第2セルへのセル再選択を行うと、第2セルにおいてブロードキャストされているSIBを用いてセル再選択を行う。具体的には、UE100は、第2セルから取得したセル再選択パラメータ(以下、「第2セル再選択パラメータ」という)を用いて上記のランキング動作を行い、第2セルに留まるか又は隣接セルへのセル再選択を行うかを判断する。ここで、第2セル再選択パラメータが不適切なものであると、UE100は、第1セルから第2セルへのセル再選択を行った直後に、第2セル再選択パラメータを用いて第2セルから第1セルへのセル再選択を行うことがある。このようなピンポン現象が生じると、第1セルの負荷を第2セルに分散させることができない。
負荷が高い第1セルにおいて第1セル再選択パラメータを変更する場合、第2セルも第2セル再選択パラメータを変更することによって、ピンポン現象の発生を回避することも考えられる。しかしながら、セルの負荷分散のためにセル再選択パラメータを変更する場合には、セル再選択パラメータを頻繁に(動的に)変更可能であることが必要とされる。第1セルにおいて第1セル再選択パラメータを変更する度に第2セルも第2セル再選択パラメータを変更することは非効率であり、望ましい方法ではない。
かかる問題を解決するために、第2実施形態に係るセル再選択制御方法は、第1セルをサービングセルとして選択しているUE100が、第1セルからブロードキャストされる第1セル再選択パラメータを受信するステップと、UE100が、第1セル再選択パラメータを用いて、第1セルとは異なる第2セルをサービングセルとして再選択するステップと、UE100が、第2セルをサービングセルとして再選択してから所定期間が経過するまで、第2セルからブロードキャストされる第2セル再選択パラメータを用いるセル再選択の開始を延期するステップとを備える。
このように、第1セル再選択パラメータを用いて第1セルから第2セルへのセル再選択を行ったUE100は、第2セルを再選択してから所定期間が経過するまで、第2セルからブロードキャストされる第2セル再選択パラメータを用いるセル再選択の開始を延期する。これにより、UE100が、第1セルから第2セルへのセル再選択を行った直後に、第2セル再選択パラメータを用いて第2セルから第1セルへのセル再選択を行うこと、すなわちピンポン現象を防止することができる。
セル再選択は、サービングセルに対応する第1受信電力に応じて定められる第1ランキングと隣接セルに対応する第2受信電力に応じて定められる第2ランキングとを比較することを含む。第1セル再選択パラメータ及び第2セル再選択パラメータのそれぞれは、第1受信電力に適用されるオフセット値及び/又は第2受信電力に適用されるオフセット値を含む。
第2実施形態に係るセル再選択制御方法は、UE100が、第2セルをサービングセルとして再選択してから所定期間が経過するまで、第1セル再選択パラメータをセル再選択に用いることを継続するステップをさらに備える。
第2実施形態に係るセル再選択制御方法は、UE100が、第1セルからブロードキャストされ、所定期間を指定する情報を受信するステップをさらに備える。延期するステップは、第2セルをサービングセルとして再選択してから、第1セルから指定された所定期間が経過するまで、第2セル再選択パラメータを用いるセル再選択の開始を延期するステップを含む。
第2実施形態に係るUE100は、第1セルをサービングセルとして選択している際に、第1セルからブロードキャストされる第1セル再選択パラメータを受信する受信部と、第1セル再選択パラメータを用いて、第1セルとは異なる第2セルをサービングセルとして再選択する制御部とを備える。制御部は、第2セルをサービングセルとして再選択してから所定期間が経過するまで、第2セルからブロードキャストされる第2セル再選択パラメータを用いるセル再選択の開始を延期する。
第2実施形態において、「第2セル再選択パラメータを用いるセル再選択の開始を延期する」とは、セル再選択のプロシージャ自体を実施しないこと、セル再選択のプロシージャのうち測定(特に、受信電力の測定)を実施しないこと、又は第2セル再選択パラメータを適用しないこと(測定・再選択プロシージャは開始・実行されていてもよい)ことをいう。
(第2実施形態に係る動作の一例)
第2実施形態に係る動作の一例について説明する。ここでは、セル再選択パラメータとして、隣接セルのランキングRnの算出に用いられるオフセット値であるQoffsetを例示する。ランキングRnは、“Qmeas,n−Qoffset−Qoffsettemp”によって算出される。すなわち、Qoffsetは、隣接セルに対応する受信電力Qmeas,nに適用されるオフセット値である。Qoffsetの値を変化させることによって、サービングセルのランキングに対する隣接セルのランキングを相対的に変化させることができる。例えば、Qoffsetによって、隣接セルに対応する受信電力“Qmeas,n”に正のオフセット値を付与する場合、隣接セルのランキングが相対的に高くなり、隣接セルへのセル再選択を促すことができる。
Qoffsetは、隣接セルごとに設定される。eNB200は、隣接セルの識別子であるセルIDとQoffsetとの複数のセットをSIBによってブロードキャストする。第2実施形態に係るQoffset、すなわち、隣接セルにおいても所定時間内において有効なQoffsetは、隣接セルにおいて無効になる既存のQoffsetとは別の新たな情報要素としてSIB中に設けられてもよい。Qoffsetを既存の情報要素と同じとして、隣接セルにおいても所定時間内において有効であることを示す識別子又はフラグをSIB中でQoffsetに関連付けてもよい。Qoffsetを既存の情報要素と同じとして、UE100が、所定期間を指定する情報がブロードキャストされている場合に、Qoffsetが隣接セルにおいても所定時間内において有効であると判断してもよい。
図12は、第2実施形態に係るアイドルモードのUE100の動作例を示す図である。UE100は、強化カバレッジ機能によって拡張されたカバレッジに居るUE100であってもよい。
図12に示すように、ステップS101において、UE100は、第1セル再選択パラメータ(Qoffset)を含むSIBを、現在のサービングセルである第1セルから取得する。ここでは、第1セル再選択パラメータ(Qoffset)が、隣接セルのランキングを相対的に高くするような値であると仮定する。UE100は、さらに、所定時間を指定する情報(タイマ値)を第1セルから取得してもよい。タイマ値は、第1セル再選択パラメータ(Qoffset)が含まれるSIBと同じSIBに含まれてもよいし、異なるSIBに含まれてもよい。
ステップS102において、UE100は、第1セル再選択パラメータ(Qoffset)を用いてランキング動作を行う。UE100は、現在のサービングセルのランキングRs及び隣接セルのランキングRnを算出し、所定期間(TreselectionRAT)に亘ってRsよりも高いランキングRnを有するセルを対象セル(新たなサービングセル)として選択する。例えば、Rsは、Rs=Qmeas,s+QHyst−Qoffsettempによって算出される。Rnは、Rn=Qmeas,n−Qoffset−Qoffsettempによって算出される。ここでは、ランキング動作によって、隣接セルの1つである第2セルが新たなサービングセルとして選択されたと仮定する。
ステップS103において、UE100は、第1セルから第2セルへのセル再選択を行う。UE100は、第1セルから第2セルへのセル再選択を行う場合に、第1セルから指定された所定時間に対応するタイマを起動する。タイマの起動タイミングは、第2セルへのセル再選択を行うタイミング、例えば、第2セルへのセル再選択を決定したタイミング又は第2セルへのセル再選択を完了したタイミング等であってもよい。
ステップS104において、UE100は、タイマ動作中は、第1セル再選択パラメータ(Qoffset)を用いるランキング動作を継続する。この時点では、第2セルが現在のサービングセルであるため、UE100が第1セル再選択パラメータ(Qoffset)をそのまま用いると、隣接セルである第1セルのランキングが高くなってしまう。よって、UE100は、第1セル再選択パラメータ(Qoffset)の正と負を逆転してランキング動作に用いてもよい。
UE100は、タイマ動作中は、第2セルにおいてブロードキャストされる第2セル再選択パラメータ(Qoffset)を取得しない(すなわち、無視する)。或いは、UE100は、タイマ動作中は、第2セルにおいてブロードキャストされる第2セル再選択パラメータ(Qoffset)を取得しても、第2セル再選択パラメータ(Qoffset)をランキング動作に適用せずに保持又は破棄する。
タイマが満了した場合(ステップS105:YES)、ステップS106において、UE100は、第2セル再選択パラメータ(Qoffset)を有していなければ第2セル再選択パラメータ(Qoffset)を第2セルから取得し、第2セル再選択パラメータ(Qoffset)を用いるランキング動作を開始する。
本フローは、UE100が、タイマ動作中は、第1セル再選択パラメータを用いるランキング動作を継続する一例を説明した。しかしながら、UE100は、タイマ動作中はランキング動作自体を中断し、タイマ満了後に第2セル再選択パラメータを用いるランキング動作を開始してもよい。或いは、eNB200は、タイマ動作中にのみ有効となる例外的なセル再選択パラメータを通常のセル再選択パラメータとは別にUE100に提供してもよい。この場合、UE100は、タイマ動作中は、例外的なセル再選択パラメータを用いるランキング動作を行ってもよい。
[第3実施形態]
第3実施形態について、第1及び第2実施形態との相違点を主として説明する。
(第3実施形態の概要)
第3実施形態は、セルの負荷が高い場合に、当該セルへのUE100のアクセスを規制することによって、当該セルがシャットダウンすることを回避することを可能とする実施形態である。第3実施形態は、強化カバレッジ機能によって拡張されたカバレッジに居るアイドルモードのUE100を主として対象とする。但し、第3実施形態は、通常のカバレッジに居るアイドルモードのUE100を対象としてもよい。
拡張されたカバレッジに居るアイドルモードのUE100は、例えば、eMTC UE及び/又はNB−IoT UEである。一般的に、かかるUE100は、移動せずに同じセルに居続けるため、アクセス規制が適用されると、アクセス規制が解除されるまでネットワークとの通信を行うことができない。
かかる問題を解決するために、第3実施形態に係るアクセス規制方法は、eNB200がアクセス規制を開始する前に、eNB200が、所定時間後にアクセス規制を開始することを示す予告通知をブロードキャストするステップと、UE100が、予告通知を受信するステップと、UE100が、予告通知に基づいて、所定時間内にeNB200へのアクセスを行うべきか否かを判断するステップと、eNB200が、予告通知をブロードキャストしてから所定時間が経過した後にアクセス規制を開始するステップとを備える。
このように、eNB200がアクセス規制を開始する前に予告通知をブロードキャストすることによって、UE100は、アクセス規制が開始されることを事前に把握することができるため、アクセスを行う必要があれば、アクセス規制が開始される前にeNB200へのアクセスを行うことができる。なお、予告通知に起因して、所定時間内において多数のUE100が一斉にアクセスを行うことにより輻輳が発生する可能性がある。しかしながら、予告なしにアクセス規制を行う場合と比較して、一部のUE100(特に、拡張されたカバレッジに居るeMTC UE及び/又はNB−IoT UE)だけでもデータ送受信を完了できる可能性を高めることができる。
第3実施形態に係るアクセス規制方法は、UE100に1又は複数のアクセスクラスを設定するステップと、eNB200が、所定時間内にeNB200へのアクセスを許可する特定のアクセスクラスを示すアクセスクラス情報をブロードキャストするステップと、UE100が、アクセスクラス情報を受信するステップと、UE100が、当該UE100に設定された1又は複数のアクセスクラスのいずれかが特定のアクセスクラスである場合に、当該UE100が所定時間内にeNB200へのアクセスを行うことが許可されると判断するステップとをさらに備える。これにより、アクセス規制が開始される前の所定時間内にアクセスを行うUE100の数を抑制し、輻輳が発生する可能性を低減することができる。例えば、eMTC UE及び/又はNB−IoT UEに対応するアクセスクラスをeNB200が指定してアクセスを許可するといった運用も可能である。なお、かかる方法は、「所定時間内」に限定せずに適用可能である。すなわち、上述した予告通知を前提とせずに、UE100に1又は複数のアクセスクラスを設定するステップと、eNB200が、eNB200へのアクセスを許可する特定のアクセスクラスを示すアクセスクラス情報をブロードキャストするステップと、UE100が、アクセスクラス情報を受信するステップと、UE100が、当該UE100に設定された1又は複数のアクセスクラスのいずれかが特定のアクセスクラスである場合に、当該UE100がeNB200へのアクセスを行うことが許可されると判断するステップとを、単独で実施してもよい。
第3実施形態において、アクセスクラスには、優先順位が対応付けられていてもよい。UE100は、eNB200から受信したアクセスクラス情報(特定のアクセスクラス)に対応する優先順位と、UE100に設定されたアクセスクラスに対応する優先順位とを比較する。UE100は、UE100に設定されたアクセスクラスに対応する優先順位が、eNB200から受信したアクセスクラス情報に対応する優先順位以上である場合に、所定時間内にeNB200へのアクセスを行うことが許可されると判断してもよい。例えば、アクセスクラスの優先順位が“1”から“4”まで規定されており、UE100には優先順位“2”が設定され、eNB200が優先順位“3”をブロードキャストしている場合、UE100は、優先順位“2”の方が優先順位“3”よりも高いので、アクセスを行うことが許可されると判断する。 第3実施形態に係るeNB200は、UE100からeNB200へのアクセスを規制するアクセス規制を開始する前に、所定時間後にアクセス規制を開始することを示す予告通知をブロードキャストする送信部と、予告通知をブロードキャストしてから所定時間が経過した後にアクセス規制を開始する制御部とを備える。
第3実施形態に係るUE100は、UE100からeNB200へのアクセスを規制するアクセス規制が所定時間後に開始されることを示す予告通知をeNB200から受信する受信部と、予告通知に基づいて、所定時間内にeNB200へのアクセスを行うべきか否かを判断する制御部とを備える。
(第3実施形態に係る動作の一例)
第3実施形態に係る動作の一例について説明する。図13は、第3実施形態に係る動作の一例を示す図である。UE100には、複数のアクセスクラスが設定される。UE100には、UE100の製造段階で複数のアクセスクラスが事前設定されてもよい。複数のアクセスクラスが記憶された不揮発性記憶媒体(例えば、UICC:universal integrated−circuit card)をUE100に装着することによってUE100に複数のアクセスクラスが設定されてもよい。ネットワーク(eNB200又はMME300等)がシグナリングによってUE100に複数のアクセスクラスを設定してもよい。当該アクセスクラスは、特殊用途向けのアクセスに適用するものであってもよい。特殊用途とは、例えば無人航空機などである。UE100が当該アクセスクラスを適用するか否かは、特殊用途向けの契約に基づいてもよく、特殊用途通信の能力を有するか否かに基づいてもよく、特殊用途の通信を行おうとしているか否かに基づいてもよく、特殊用途の状態(例えば飛行中)において通信を行おうとしているか否かに基づいてもよい。
図13に示すように、ステップS201において、eNB200は、例えば現時点のeNB200の負荷が高いこと又は近い将来にeNB200の負荷が高くなると予想したことに応じて、アクセス規制を行うことを決定する。eNB200は、アクセス規制が開始される前の所定時間内においてアクセスを許容するアクセスクラスを決定してもよい。
ステップS202において、eNB200は、アクセス規制を行うことを決定したことに応じて、所定時間後にアクセス規制を開始することを示す予告通知をブロードキャストする。予告通知は、所定時間の時間長(例えば、100秒)を示す時間情報を含んでもよい。或いは、所定時間に対応するタイマ値がLTEシステムの仕様において規定され、UE100に当該タイマ値が事前設定されていてもよい。eNB200は、さらに、所定時間内にeNB200へのアクセスを許可する特定のアクセスクラスを示すアクセスクラス情報をブロードキャストしてもよい。特定のアクセスクラスは、eNB200によって許可された1又は複数のアクセスクラスである。予告通知及びアクセスクラス情報は、同じSIBに含まれてもよいし、互いに異なるSIBに含まれてもよい。
ステップS203において、UE100は、eNB200からアクセスクラス情報を受信し、当該UE100に設定された1又は複数のアクセスクラスのいずれかが特定のアクセスクラスである場合に、UE100が所定時間内にeNB200へのアクセスを行うことが許可されると判断する。一方で、UE100に設定された1又は複数のアクセスクラスのいずれも特定のアクセスクラスではない場合、UE100は、UE100が所定時間内にeNB200へのアクセスを行うことが許可されていないと判断する。
所定時間内にeNB200へのアクセスを行うことが許可されている場合、ステップS204において、UE100は、eNB200から受信した予告通知に基づいて、所定時間内にeNB200へのアクセスを行うべきか否かを判断する。判断基準としては、以下の1)〜3)の基準のうちいずれか1つ又は2以上の基準の組み合わせを用いることができる。
1)UE100が送信データを生成できるか否か。例えば、UE100は、アプリケーション側を制御して、データを少し前倒しで生成することによって今すぐにアクセスできるか否かを判断する。
2)送信データの許容レイテンシ。例えば、UE100は、送信データに許容されるレイテンシが小さい、例えば、即時性の高いアプリケーションに対応する送信データを生成する場合、今すぐにアクセスを行うべきと判断する。
3)事前に設定された、加入者情報に基づく許可情報がUE100に存在するか否か。許可情報には、上述したアクセスクラスが含まれてもよい。
所定時間内にeNB200へのアクセスを行うべきとUE100が判断した場合、処理がステップS205に進む。なお、ステップS203及びステップS204の順番は逆であってもよい。
ステップS205において、UE100は、eNB200へのアクセスを行う。例えば、UE100は、ネットワークへのアタッチプロシージャを行う。アタッチプロシージャは、ランダムアクセスプロシージャを伴ってもよい。
ステップS206において、UE100は、eNB200に対してデータを送信する。UE100は、eNB200からデータを受信してもよい。データの送受信が完了すると、UE100は、ネットワークからデタッチ(及びRRC接続を解放)してもよい。
ステップS207において、eNB200は、予告通知をブロードキャストしてから所定時間が経過した際にアクセス規制を開始する。アクセス規制を開始すると、eNB200は、全てのUE100のアクセスを拒否する。或いは、eNB200は、一部のアクセスクラスのUE100についてのみアクセスを拒否してもよいし、アクセスを禁止するアクセスクラスを指定する情報をブロードキャストしてもよい。
[その他の実施形態]
上述した実施形態において、移動通信システムとしてLTEシステムを例示した。しかしながら、本発明はLTEシステムに限定されない。LTEシステム以外の移動通信システム(例えば、第5世代移動通信システム)に、上述した実施形態に係る動作を適用してもよい。
UE100及びeNB200が行う各処理をコンピュータに実行させるプログラムが提供されてもよい。また、プログラムは、コンピュータ読取り可能媒体に記録されていてもよい。コンピュータ読取り可能媒体を用いれば、コンピュータにプログラムをインストールすることが可能である。ここで、プログラムが記録されたコンピュータ読取り可能媒体は、非一過性の記録媒体であってもよい。非一過性の記録媒体は、特に限定されるものではないが、例えば、CD−ROMやDVD−ROM等の記録媒体であってもよい。UE100及びeNB200が行う各処理を実行するためのプログラムを記憶するメモリ及びメモリに記憶されたプログラムを実行するプロセッサによって構成されるチップセットが提供されてもよい。
[付記1]
(1.はじめに)
LTE用のさらに強化されたMTC(eFeMTC)の新しいワークアイテムはRAN#75で承認され、WIDはRAN2が主要なWGとして考慮すべきいくつかの目標を特定する。目的は、BL/CE UEのためのマシンタイプ通信のために以下の改善を指定することである。[...]
改善された遅延:
[...]
・アーリーデータ伝送をサポートする[RAN2主導、RAN1、RAN3]
・少なくともRRCサスペンド/レジュームの場合、ランダムアクセスプロシージャ(PRACH送信後かつRRC接続セットアップが完了する前)中の専用リソース上での電力消費/待ち時間利得の評価及びDL/ULデータ送信の必要なサポートの指定。
改善された消費電力:
[...]
・セル再選択のための緩やかなモニタリング[RAN2主導、RAN4]
例えば(再)設定により、セル(再)選択のための緩やかなUEモニタリングを可能にする。。
・非BL UEのためのCEモードと非CEとの間の効率的な遷移をサポートする[RAN2主導]
電力節約の目的でCEモード動作(狭帯域/広帯域)をイネーブルにする。
この作業は、作業がすでにリリース14で完了していない場合、RAN#76の後に開始される。
[...]
改善された負荷制御:
・アイドルモードUEのアクセス/負荷制御の改善[RAN2主導]
例えば、 CEレベルベースのアクセスクラス禁止
この付記では、これらの改善のための検討事項について検討する。
(2.検討)
(2.1.改善されたレイテンシ − アーリーデータ伝送)
WIDは、「少なくともRRCサスペンド/レジュームのケースにおいて、ランダムアクセスプロシージャ(PRACH送信後、RRC接続セットアップが完了する前に)中の専用リソース上の電力消費/待ち時間利得を評価し、DL/ULデータ送信に必要なサポートを指定する」と明確と述べている。アーリーデータ伝送による遅延性能の向上は、さまざまなMTCデバイスの実装を考慮して、追加の電力消費につながる可能性がある。追加の電力消費がいくつかのMTC実装で必要になる場合、UEは、レガシー・ユース・ケースの負担を避けるために、レガシーRACHプロシージャ、すなわち、非アーリーデータ伝送モードを選択することを許可されるべきである。
提案1:アーリーデータ伝送のソリューションは、追加の電力消費を最小限に抑えるべきである。例えば、UEは、レガシーRACHプロシージャ、すなわち「非アーリーデータ伝送モード」を選択することを許可されるべきである。
WIDはまた、アーリーデータ伝送がMsg1の後で実行されるべきであり、Msg5の前に実行されるべきであること、すなわち、拡張の候補がMsg2、Msg3及びMsg4であることを述べている。他方で、何らかの制御シグナリングがMsg2の前やMsg4の後でさえも送信されることが可能であることが期待できる。
提案2:アーリーデータ伝送に関連する制御シグナリングがメッセージ2、メッセージ3、メッセージ4に送信されることが必要とされる必要はない。
アーリー伝送のためのデータが小さなパケット、大きなサイズのデータ及び/又は両方として想定されているかどうかは、WIDにおいて識別されていない。例えば、小さなデータのみが想定される場合、例えば、RACHプロシージャ内であっても、データ送信が完了するとすぐにUEがRRC IDLEに遷移する方が良い場合がある。アーリー伝送のためのデータサイズによってソリューションが異なると考えられる。したがって、RAN2はまずデータサイズの仮定を検討し、決定すべきである。
提案3:RAN2は、アーリー伝送のために仮定されたデータサイズ(すなわち、小さなパケット、大きいパケット、又はその両方)を検討すべきである。
アーリーデータ伝送が、競合ベースのRACHプロシージャ、競合のないRACHプロシージャ、又はその両方においてのみ開始され得るかどうかについては、WIDは明確に言及していない。ソリューションの仮定は、2つのプロシージャ間で異なり、例えば、PDCCH命令が仮定され得るかどうかは異なる。したがって、RAN2は、アーリーデータ伝送のための仮定であるRACHプロシージャを明確にすべきである。
提案4:RAN2は、アーリーデータ伝送が競合ベースのRACHプロシージャ、競合のないRACHプロシージャ、又はその両方に適用可能かどうかを検討すべきである。
図14に、一般的なRACHプロシージャ(競合ベース/フリー)を示す。
(2.2.電力消費の改善−セル再選択のための緩やかなモニタ)
WIDは、「(再)設定によって、セル(再)選択のための軽減されたUEモニタリングを可能にする」と述べている。(再)設定の必要性にかかわらず、固定のUEは、セルの再選択がまれであるため、緩やかなモニタを実行することを許可されるべきである。WIDにおいて意図されたように(再)設定が必要な場合、ネットワークがIDLEモードUEがセル再選択を実行するかどうかを知ることができないので、いくつかのUEアシスタント情報、例えば、セル再選択の報告の数や固定UEインディケーション等が必要になり得る。
提案5:固定UEがセル再選択のための緩やかなモニタ下で動作することが許可されるかどうかを設定可能とすべきである。
(2.3.改善された負荷制御−アイドルモードUEのアクセス/負荷制御)
また、WIDには「例えば、CEレベルベースのアクセスクラスの禁止」と述べられている。この例は、特定のアクセスレベルを持つUEが特定のCEレベルで動作しているときにネットワークへのアクセスを拒否される可能性があることを示唆している。例えば、アクセスクラス3及びCEレベル2のUEは、eNBが例えばSIB2においてあるインディケーションをブロードキャストする場合、RRC接続確立/復旧を開始することができない。そのような候補ソリューションを検討することは本当に価値がある。
他方、WIDにおける「アイドルモードUEの負荷制御」の記述は、可能な限りアクセス制御を使用することを避けるために使用される特定の機能性を意味する。特に、IDLE UEの負荷制御のためのメカニズムは、このCEレベルのセルがUEに利用可能な唯一の適切なセルである場合に、AC制限付きセルの使用を禁止することなく、ネットワークのロードバランシングの観点から必要な結果を達成できる。例えば、現在の仕様は、MCLDとして知られているE−UTRANインター周波数再配分手順をサポートしている。これは、より良いロードバランシングのために再選択優先処理を利用している。しかし、CE内のUEは、セル再選択のランク付け、すなわち、「拡張カバレッジのための再選択」で指定された手順を適用しなければならない。CEでの負荷分散がどのように機能すべきかはまだ明確ではない。したがって、ネットワーク間でより良い負荷分散を達成する方法についてさらに議論する価値がある。
提案6: RAN2は、特定のセル内のアクセス制限に加えて、ネットワーク内でIDLE UEの負荷分散を達成する方法について議論すべきである。
[付記2]
(1.はじめに)
RAN2#99は、LTE(eFeMTC)のさらに強化されたMTCにおいて、アイドルモードUEのアクセス/負荷制御についての議論を開始したが、その不公平さの問題のためにCEベースのアクセス制限を導入するかどうかに関して合意は得られなかった。
本付記では、CEベースのアクセス制限と負荷分散メカニズムの詳細について説明します。
(2.検討)
(2.1.CEベースのアクセス制限)
可能な解決策の例としてWIDに記載されているため、CEベースのアクセス制限は、いくつかの企業によって提案されている。この考え方は、各CEレベルでのUEからのアクセスを制限するために、現在のアクセスクラス制限の概念を拡張するだけである。オーバーロードに対する重大な影響は、カバレッジ強化のためのリピテーションに起因すると予想されるためである。
また、CE承認のRANレベル制御の一種と見なすこともできる。これは、リリース14で「拡張カバレッジの使用の制限」として導入された。高速RANレベルの制御を提供するためにEABやACDCなどのRANの既存のアクセス制限メカニズムがあるが、これらはCEに関連付けられていない。一方、CE承認は、CEにあるUEからのアクセスを制限するが、ATTACH又はTAUでのみ有効であり、むしろセル負荷の制御を遅くする。したがって、CEベースのアクセス制限は、最悪の場合を回避するための解決策(例えば突然の過負荷によるNWのハングアップ/シャットダウン)になり得る。
考察1:CEベースのアクセス制限は、過負荷状態を避けるために有益である。
しかし、指摘されているように、同じアクセスクラスのUE間の不公平さが考察されたため、これまで、導入することに同意されなかった。不公平問題は、NWによって承認されたUEが、例えばその加入のために、CEモードにキャンプされているためにセルにアクセスすることができず、通常のカバレッジの同じアクセスクラスを有する別のUEがアクセスを開始できるときに生じる。さらに、制限されたUEは他のセルを再選択する選択肢を持たない。すなわち、UEは現在のサービングセルにキャンプし、アクセス制御メカニズムの現在の概念のように、制限の除去を待つ。ほとんどのMTCデバイスは本質的には静止していることを考慮すると、アクセス制限が解除されない限り、そのようなデバイスはまったくアクセスができない可能性がある。そのため、CEベースのアクセス制限は、特にCEモード及び非CEモードの違いを認識していない可能性のある利用者にとって、サービスに対する利用者の不満を増大させる可能性がある。
考察2:CEベースのアクセス制限は、ユーザ間の不公平のために深刻な準拠を引き起こす可能性がある。
利点及び欠点の上記の理解と、CEベースのアクセス禁止が導入されていても、最終的にNWの実装及び/又は機能の使用方法/使用方法に関する配備方針になる。したがって、RAN2は、NW動作だけでなくユーザエクスペリエンスの観点からも機能の有用性を議論すべきである。
提案1:RAN2は、NW動作及びユーザエクスペリエンスの観点から、CEベースのアクセス制限が本当に有用かどうかを議論すべきである。
(2.2.アイドルモードロードバランシング)
アクセス制限するためのオプションとして、RAN2は、様々な設定可能パラメータを既に含むアイドルモードUEの負荷分散メカニズムの使用を考慮する必要もある(すなわち、絶対優先度、専用優先度、オフセット及び再配分手順)。しかし、CEモードのUEのユースケースは導入されていない。
CEベースのアクセス制限が導入されるどうか(すなわち、提案1)にかかわらず、RAN2は、アイドルモードUEの負荷分散が、アクセス制御が適用される前に、ネットワークの負担を軽減するのに十分な制御を提供できるかどうかを少なくとも考慮すべきである。
提案2:RAN2は、アクセス制限が実行可能な唯一の解決策であるという結論に至る前に、アイドルモードロードバランシングメカニズムの使用について議論すべきである。
提案2が受け入れ可能であると仮定すると、次のセクションでは、インター周波数及び/又はイントラ周波数展開の既存の負荷分散メカニズムについて説明する。
(2.2.1.セル/周波数特有のオフセット)
通常のカバレッジのUEは、イントラ周波数及び同等の優先度のインター周波数セル再選択のためのランキング機構を適用する。さらに、CE内のUEは、イントラ周波数又はインター周波数のセル再選択[9]に関係なく、ランキング機構に従うだけである。基準Rは以下のように定義される:
Figure 0006868108
offsetは、イントラ周波数のためのQoffset,n及びインター周波数のための Qoffset+Qoffset,nに等しい。−24dB及び+ 24dBの間のQoffsetは、静的な制御方法としてのセル及び/又はインター周波数の負荷分散を含むネットワーク最適化に使用され得る。
考察3:既存のQoffsetを静的負荷分散に使用できる。
しかしながら、WIDにおける解決策の例、すなわちCEベースのアクセス制限は、アクセス制限が一時的に適用されることを意味するので、このWI上のアクセス/負荷制御を改善するためのユースケースは動的制御を必要とする。
提案3:RAN2は、改善されたアクセス/負荷制御のための解決策がアイドルモードUEの動的制御、すなわち短期間適用可能であると仮定されることに同意すべきである。
設定の変更は、他の設定、例えば通常のカバレッジ内のUEの絶対優先度を考慮する必要があり、隣接セルのシステム情報にも影響を及ぼすことがあるので、Qoffsetによる負荷分散はこのような動的制御を意図したものではない。したがって、解決策で提案されたQoffsetに依存する場合、いくつかの拡張が必要である。
考察4:改良されたアクセス/負荷制御のための解決策とする場合、Qoffsetベースの拡張が必要な場合がある。
(2.2.2.相互周波数負荷の再配分)
インター周波数再配分手順は、マルチキャリア展開における負荷分散のためにリリース13で導入された。それは、ネットワーク定義された確率で、UEを別の周波数に再配分する。再配分のためのUEの選択は、UEのIMSIに従うので、UEの完全ではないが比較的公平でないことを保証する。トリガは、連続的なトリガとページングによるワンショットのトリガという2つのユースケースに対して設計されているため、インター周波数の再配分手順には動的な負荷制御がもともとサポートされている。
考察5:インター周波数再配分手順は、UEの良好な公平性及びアイドルモードUEの動的負荷制御を伴うNW制御方式である。
しかし、この手順ではいくつかの問題が発生する可能性がある。
インター周波数の再配分にのみ適用される。このUEの最良ランクのセルは依然として拡張されたカバレッジを必要とするので、CE内のUEは、再配分のための他の周波数の数をより少なく検出すると仮定できる。
再配分ターゲットセル/周波数に最高優先順位の概念を使用する。これは、現在のメカニズムが、通常のカバレッジ内のUEのみに適用可能であることを意味する。というのは、CE内のUEは、優先順位を無視し、ランキングメカニズムに従うからである。
提案4:RAN2は、改善された負荷制御のために、インター周波数再配分手順、すなわちリリース13で導入されたMCLDを強化することに合意すべきである。
(付記3)
(1.はじめに)
WIDは、アイドルモードUEのアクセス/負荷制御の改善のための機能を指定すると記述する:
改善された負荷制御:
・アイドルモードUEのアクセス/負荷制御の改善[RAN2主導]
例えば、 CEレベルベースのアクセスクラス制限
アイドルモードUEの負荷制御の点では、例えば絶対優先度、Qoffsetなどのロードバランシングのための様々なメカニズムが既に存在するが、それらのうちのいくつかは通常のカバレッジ内のUEにのみ適用可能である。CEの既存のメカニズムをサポートするためにWIの目的に沿っている。
リリース13で導入されたE−UTRANインター周波数再配分手順は、アイドルモードのUEの一部を隣接セルに移動することによって、負荷分散の信頼性の高いメカニズムである。しかし、現在のところ、通常のカバレッジ内のUEに対してのみ利用可能である。
本付記において、既存のE−UTRAN相互周波数再配分手順をCEに拡張する方法について議論する。
(2.検討)
ロードバランシングは、ネットワーク運用の安定性、信頼性、顧客満足度を確保するための重要課題の1つである。特に、アイドルモードの負荷分散の設計と制御は、アクセス障害や呼損に直接影響するため、重要である。
CEからのアクセスによる負荷不均衡/輻輳の問題の1つは、単純化されたセル再選択手順から来ている。すなわち、CE内のUEはランキングのみを実行する。多くの繰り返しのアクセスが高価になるため、無線条件の点でより良いセルを求めることは常に理にかなっている。同時に、あるエリア内のすべてのUEが他のセルがあっても同じセルを再選択するので、不均衡な負荷を引き起こす可能性がある。それは、1つのセルで激しい輻輳と、別のセルでの軽い負荷とをもたらす。この状態で、輻輳したセルがアクセス制限を実行する場合、実際にはネットワーク容量の低下を意味する。オプションの1つとして、E−UTRANインター周波数再配分手順は、これらのUEが特定の地理的領域にあってもアイドルモードUEの一部が別のセルを再選択するようにするので、有益なツールボックスとなる。あらかじめ再配分によって輻輳/アクセス制限の数を減らすことができる。したがって、それは依然として、このWIのアクセス/負荷制御の改善に対する解決策である。
提案7:RAN2は、既存のE−UTRANインター周波数再配分手順が、拡張されたカバレッジで機能するように強化することに同意すべきである。
提案7に示唆されているように、既存のE−UTRANインター周波数再配分手順は、通常のカバレッジのアイドルモードUEに対してのみ機能する。問題は、このメカニズムが、CEにおいてそのような概念が存在しない間に、セル再選択のための最も高い優先度の概念(すなわち、8絶対優先度)よりも高いことに依存することである。
考察1:E−UTRANインター周波数再配分手順は、ターゲットセル/周波数を再選択するための最も高い優先度の概念に依存する。図15に、既存の再配分プロセスとその問題点を示す。
可能な解決策は、a)優先度処理概念をCEに導入すること、又はb)再配分プロセスにおいてランキングベースの再選択を導入することである。言うまでもなく、ソリューションa)はCEでのセル再選択手順の全体設計において基本的な変更を必要とし、ソリューションb)は現在の仕様への影響がより少ない。この意味で、解決策b)が好ましいと考えられる。
提案8:RAN2は、通常のカバレッジのUEに対する既存の優先順位ベースのものに加えて、CEにおけるUEのランキングベースの再配分を仕様化することに同意すべきである。
提案8が納得のいくものである場合は、ランキングプロセスにおける優先順位の処理結果をエミュレートする方法を検討すべきである。SC−PTMがFeMTCとeNB−IoTに導入された際に、リリース14で同様の問題が発生していたことがわかっている。解決策は、「無限大」で設定できるR−基準QoffsetSCPTMを導入することあった。リリース15では、同じ概念を再利用できる。つまり、「無限大」で設定され、再配分プロセスがCEでトリガされた場合にのみ適用されるQoffsetRedistrCEを導入できる。
提案9:RAN2は、「無限大」で設定され、再配分がCEでトリガされた場合にのみ適用される新しいQoffsetReditrCEをR−基準で導入することに同意すべきである。
議論すべきもう一つのポイントは、再配分パラメータ(確率)がCEモード(A/B)ごとに提供されるべきかどうかである。タイマー(T360)、セルリスト(セル固有優先順位付け用)及び/又はQoffsetRedistrCE(提案9が合意可能である場合)からなるパラメータを含むことができる。WIDにおけるソリューション例、すなわち「CEレベルベースのアクセスクラス制限」を考慮すると、ソリューションはセルにより正確な制御能力を有することが期待される。この期待は、ロード・バランシング・メカニズムにも当てはまると考えられるが、それはCEモード・コントロールであるが、このような正確な制御は、負荷レベルに従ってアイドルモードUEの再配分を最適化できるので有益であろう。
提案10:RAN2は、既存の再配分パラメータと新しいQoffsetRedistrCEが各CEモードごとに提供されることに同意すべきである。
上記の提案を考慮し、可能な仕様の変更が以下に記載されている。
(付記4)
TS 36.304
TS 36.304の変更例は以下の通りである。
最初の変更
5.2.4.6イントラ周波数及び同等優先度のインター周波数セル再選択基準
サービングセルのためのセルランク付け基準Rs及び隣接セルのためのRnは下記により定義される。
Rs = Qmeas,s + QHyst - Qoffsettemp+ QoffsetSCPTM + Qoffset RedistrCE
Rn = Qmeas,n - Qoffset - Qoffsettemp+ QoffsetSCPTM + Qoffset RedistrCE
ここで:
Q:セル再選択に使用されるRSRP測定量。
Qoffset:
イントラ周波数の場合:Qoffsets,nが有効な場合はQoffsets,n、それ以外の場合は0に等しくなる。
インター周波数の場合:NB-IoTを除いて、Qoffsets、nが有効であればQoffsets、n + Qoffsetfrequency、それ以外はQoffsetfrequencyに等しい。
NB-IoTの場合、QoffsetDedicatedfrequencyが有効である場合は専用周波数オフセットの周波数以外の周波数に対するQoffsetDedicatedfrequency、それ以外はQoffsetfrequencyに等しい(QoffsetDedicatedFrequencyが有効であり、Qoffsetfrequencyが使用されない場合)。
Qoffsettemp:セルに一時的に適用されるオフセット。
QoffsetSCPTM:以下で指定されるSC-PTM周波数に一時的に適用されるオフセット。オフセットは、SC-PTM周波数上のすべてのセルに適用される。 QoffsetSCPTMが有効である場合、インター周波数隣接セルのQoffsetは使用されない。
QoffsetRedistrCE:拡張カバレッジあるUE及びNB-IoT UEの場合、T360の終了/停止でトリガされる場合は、T360が実行されている間、5.2.4.10で指定されたE-UTRANインター周波数再配分手順の完了まで、現在の再配分ターゲット周波数/セルに適用されるオフセット。
NB-IoT UE又は拡張カバレッジ内のUEがSC-PTM受信が可能であり、MBMSサービスを受信しているか又は受信することに関心があり、それが提供されている周波数(SC-PTM周波数)、UEは、以下のどちらかの条件が満たされている限り、MBMSセッション中にQoffsetSCPTMが有効であるとみなす。
・サービングセルのSIB15(又はSIB15-NB)は、この周波数のために、このサービスのMBMSユーザサービス記述(USD)に含まれる1つ以上のMBMS SAIを示す。又は
・SIB15(又はSIB15-NB)はサービングセルでブロードキャストされておらず、その周波数はこのサービスのUSDに含まれている。
注:UEは、QoffsetSCPTMを使用して停止した後、できるだけ早く、セル再選択のために別の周波数で上位ランクのセルを検索すべきである。
UEは、5.2.3.2(NB-IoTの場合は5.2.3.2a)で定義されているセル選択基準Sを満たすすべてのセルのランク付けを実行するが、CSGセルメンバーセルではないことがUEによって分かっているすべてのCSGセルを除外し得る。
セルは、上記で指定されたR基準に従ってランク付けされ、Qmeas、n及びQmeas、sを導出し、平均RSRP結果を使用してR値を計算する。
セルが最良のセルとしてランク付けされている場合、UEはそのセルに対してセル再選択を実行しなければならない。このセルが不適当であると判明した場合、UEは5.2.4.4節に従って動作しなければならない。
すべての場合において、UEは、以下の条件が満たされた場合にのみ、新しいセルを再選択しなければならない。
・新しいセルは、時間間隔TreselectionRATの間、サービングセルよりも良好にランク付けされる。
・UEが現在のサービングセルにキャンプしてから1秒以上経過している。
UEがQoffsetSCPTMに無限大dBを使用する場合、UEはQoffsetSCPTMゼロを使用し、SC-PTM周波数上のセルを最初にランク付けしなければならない。UEがSC-PTM周波数上で適切なセルを見つけることができない場合、UEはすべての周波数上でセルをランク付けしなければならない。
5.2.4.6a拡張カバレッジのための再選択
5.2.4.6で定義されているランキングは、UEが拡張されたカバレッジにある間に、イントラ周波数及びインター周波数セル再選択に適用される(もしあれば、設定された周波数優先度に関係なく)。
2番目の変更(変更なし)
5.2.4.10 E-UTRAN相互周波数再配分手順
UEが再配分可能で、かつredistributionServingInfoがSystemInformationBlockType3に含まれ、redistributionInterFreqInfoがSystemInformationBlockType5に含まれていて、UEが専用の優先順位で設定されていない場合、
- T360が実行されておらず、RedistrOnPagingOnlyがSystemInformationBlockType3に存在しない場合、又は
- T360が満了し、redistrOnPagingOnlyがSystemInformationBlockType3に存在しない場合、又は
- ページングメッセージが受信され、redistributionIndicationが含まれている場合:
- 5.2.4.2に規定するインター周波数測定を行う。
- 測定結果が利用可能になると、5.2.4.10.1で指定された再配分ターゲット選択を実行する。
- T360を起動する。
UEはT360を停止し、次の場合に周波数又はセルを再配分対象とみなすことを止める。
- UEがRRC_CONNECTED状態に入る、又は
- T360が満了した、又は
- T360の実行中にページングメッセージが受信され、redistributionIndicationが含まれている場合、又は
- UEが再配分ターゲットに属さないセルを再選択した。
5.2.4.10.1再配分ターゲットの選択
UEは、1つ又は複数の候補再配分ターゲットのソート済みリストをコンパイルし、各候補エントリ[j]に対して有効なredistrFactor [j]をコンパイルする。エントリは、次のようにインデックス0から始まるインデックス順に増加する。
- サービング周波数の場合(再配分が設定されるときはいつでもSystemInformationBlockType3にredistributionFactorServingが含まれる):
- redistributionFactorCellが含まれている場合、サービングセル;
- そうでなければサービング周波数;
- どちらの場合も、redistrFactor [0]はredistributionFactorServingに設定される。
- InterFreqCarrierFreqList内の各エントリとそれに続くInterFreqCarrierFreqListExtの各エントリについて:
- redistributionNeighCellListが設定されていて、このセルが含まれている場合、5.2.4.6に従ってこの周波数で最良のセルとしてランク付けされたセル
- そうでなければ、redistributionFactorFreqが設定されている場合、及び周波数上の少なくとも1つのセルが5.2.3.2で定義されたセル選択基準Sを満たしている場合、関連する周波数
- セルが含まれている場合、redistrFactor [j]は対応するredistributionFactorCellに設定される。周波数が含まれる場合、redistrFactor [j]は対応するredistributionFactorFreqに設定される。
UEは、以下のように再配分ターゲットを選択する。
- ueID≦200・redistrRange [0]の場合、UEは再配分ターゲットとしてredistrFactor [0]に対応する周波数又はセルを選択するか、又は
Figure 0006868108
の場合、UEは再配分ターゲットとしてredistrFactor [i]に対応する周波数又はセルを選択しなければならない。
- ueID =(IMSI mod 100)・2 + 1;
サービング周波数又はセル以外に再配分候補がない場合、redistrRange [0] = 1となる。
それ以外の場合、E-UTRAN周波数又はセルのredistrRange [i]は、
Figure 0006868108
により定義される。
ここで、maxCandidatesは、有効なredistrFactor [j]を持つ周波数/セルの総数である。
TS 36.331
TS 36.331の変更例は以下の通りである。
最初の変更
- SystemInformationBlockType3
IE SystemInformationBlockType3は、イントラ周波数、インター周波数及び/又はインターRATセル再選択(すなわち、複数のタイプのセル再選択が可能であるが必ずしも全てではない)に共通するセル再選択情報、ならびに隣接セル関連以外のイントラ周波数セル再選択情報を含む。
SystemInformationBlockType3 information element
-- ASN1START
SystemInformationBlockType3 ::= SEQUENCE {
cellReselectionInfoCommon SEQUENCE {
q-Hyst ENUMERATED {
dB0, dB1, dB2, dB3, dB4, dB5, dB6, dB8, dB10,
dB12, dB14, dB16, dB18, dB20, dB22, dB24},
speedStateReselectionPars SEQUENCE {
mobilityStateParameters MobilityStateParameters,
q-HystSF SEQUENCE {
sf-Medium ENUMERATED {
dB-6, dB-4, dB-2, dB0},
sf-High ENUMERATED {
dB-6, dB-4, dB-2, dB0}
}
} OPTIONAL -- Need OP
},
cellReselectionServingFreqInfo SEQUENCE {
s-NonIntraSearch ReselectionThreshold OPTIONAL, -- Need OP
threshServingLow ReselectionThreshold,
cellReselectionPriority CellReselectionPriority
},
intraFreqCellReselectionInfo SEQUENCE {
q-RxLevMin Q-RxLevMin,
p-Max P-Max OPTIONAL, -- Need OP
s-IntraSearch ReselectionThreshold OPTIONAL, -- Need OP
allowedMeasBandwidth AllowedMeasBandwidth OPTIONAL, -- Need OP
presenceAntennaPort1 PresenceAntennaPort1,
neighCellConfig NeighCellConfig,
t-ReselectionEUTRA T-Reselection,
t-ReselectionEUTRA-SF SpeedStateScaleFactors OPTIONAL -- Need OP
},
...,
lateNonCriticalExtension OCTET STRING (CONTAINING SystemInformationBlockType3-v10j0-IEs) OPTIONAL,
[[ s-IntraSearch-v920 SEQUENCE {
s-IntraSearchP-r9 ReselectionThreshold,
s-IntraSearchQ-r9 ReselectionThresholdQ-r9
} OPTIONAL, -- Need OP
s-NonIntraSearch-v920 SEQUENCE {
s-NonIntraSearchP-r9 ReselectionThreshold,
s-NonIntraSearchQ-r9 ReselectionThresholdQ-r9
} OPTIONAL, -- Need OP
q-QualMin-r9 Q-QualMin-r9 OPTIONAL, -- Need OP
threshServingLowQ-r9 ReselectionThresholdQ-r9 OPTIONAL -- Need OP
]],
[[ q-QualMinWB-r11 Q-QualMin-r9 OPTIONAL -- Cond WB-RSRQ
]],
[[ q-QualMinRSRQ-OnAllSymbols-r12 Q-QualMin-r9 OPTIONAL -- Cond RSRQ
]],
[[ cellReselectionServingFreqInfo-v1310 CellReselectionServingFreqInfo-v1310 OPTIONAL, -- Need OP
redistributionServingInfo-r13 RedistributionServingInfo-r13 OPTIONAL, --Need OR
cellSelectionInfoCE-r13 CellSelectionInfoCE-r13 OPTIONAL, -- Need OP
t-ReselectionEUTRA-CE-r13 T-ReselectionEUTRA-CE-r13 OPTIONAL -- Need OP
]],
[[ cellSelectionInfoCE1-r13 CellSelectionInfoCE1-r13 OPTIONAL -- Need OP
]],
[[ cellSelectionInfoCE1-v1360 CellSelectionInfoCE1-v1360 OPTIONAL -- Cond QrxlevminCE1
]]
[[ redistributionServingInfoCE-r15 RedistributionServingInfo-r13 OPTIONAL, --Need OR
redistributionServingInfoCE1-r15 RedistributionServingInfo-r13 OPTIONAL, --Need OR
q-offsetRedistrCE ENUMERATED {Infinity} OPTIONAL, --Need OP
q-offsetRedistrCE1 ENUMERATED {Infinity} OPTIONAL, --Need OP
]]
}
RedistributionServingInfo-r13 ::= SEQUENCE {
redistributionFactorServing-r13 INTEGER(0..10),
redistributionFactorCell-r13 ENUMERATED{true} OPTIONAL, --Need OP
t360-r13 ENUMERATED {min4, min8, min16, min32,infinity,
spare3,spare2,spare1},
redistrOnPagingOnly-r13 ENUMERATED {true} OPTIONAL --Need OP
}
CellReselectionServingFreqInfo-v1310 ::= SEQUENCE {
cellReselectionSubPriority-r13 CellReselectionSubPriority-r13
}
-- Late non critical extensions
SystemInformationBlockType3-v10j0-IEs ::= SEQUENCE {
freqBandInfo-r10 NS-PmaxList-r10 OPTIONAL, -- Need OR
multiBandInfoList-v10j0 MultiBandInfoList-v10j0 OPTIONAL, -- Need OR
nonCriticalExtension SystemInformationBlockType3-v10l0-IEs OPTIONAL
}
SystemInformationBlockType3-v10l0-IEs ::= SEQUENCE {
freqBandInfo-v10l0 NS-PmaxList-v10l0 OPTIONAL, -- Need OR
multiBandInfoList-v10l0 MultiBandInfoList-v10l0 OPTIONAL, -- Need OR
nonCriticalExtension SEQUENCE {} OPTIONAL
}
-- ASN1STOP
- SystemInformationBlockType5
IE SystemInformationBlockType5は、インター周波数セル再選択のみに関する情報、すなわち、セル再選択に関連する他のEUTRA周波数及びインター周波数隣接セルに関する情報を含む。 IEは、周波数に共通のセル再選択パラメータと、セル固有の再選択パラメータとを含む。
SystemInformationBlockType5 information element
-- ASN1START
SystemInformationBlockType5 ::= SEQUENCE {
interFreqCarrierFreqList InterFreqCarrierFreqList,
...,
lateNonCriticalExtension OCTET STRING (CONTAINING SystemInformationBlockType5-v8h0-IEs) OPTIONAL,
[[ interFreqCarrierFreqList-v1250 InterFreqCarrierFreqList-v1250 OPTIONAL, -- Need OR
interFreqCarrierFreqListExt-r12 InterFreqCarrierFreqListExt-r12 OPTIONAL -- Need OR
]],
[[ interFreqCarrierFreqListExt-v1280 InterFreqCarrierFreqListExt-v1280 OPTIONAL -- Need OR
]],
[[ interFreqCarrierFreqList-v1310 InterFreqCarrierFreqList-v1310 OPTIONAL, -- Need OR
interFreqCarrierFreqListExt-v1310 InterFreqCarrierFreqListExt-v1310 OPTIONAL -- Need OR
]],
[[ interFreqCarrierFreqList-v1350 InterFreqCarrierFreqList-v1350 OPTIONAL, -- Need OR
interFreqCarrierFreqListExt-v1350 InterFreqCarrierFreqListExt-v1350 OPTIONAL -- Need OR
]],
[[ interFreqCarrierFreqListExt-v1360 InterFreqCarrierFreqListExt-v1360 OPTIONAL -- Need OR
]],
[[ scptm-FreqOffset-r14 INTEGER (1..8) OPTIONAL -- Need OP
]]
}
SystemInformationBlockType5-v8h0-IEs ::= SEQUENCE {
interFreqCarrierFreqList-v8h0 SEQUENCE (SIZE (1..maxFreq)) OF InterFreqCarrierFreqInfo-v8h0 OPTIONAL, -- Need OP
nonCriticalExtension SystemInformationBlockType5-v9e0-IEs OPTIONAL
}
SystemInformationBlockType5-v9e0-IEs ::= SEQUENCE {
interFreqCarrierFreqList-v9e0 SEQUENCE (SIZE (1..maxFreq)) OF InterFreqCarrierFreqInfo-v9e0 OPTIONAL, -- Need OR
nonCriticalExtension SystemInformationBlockType5-v10j0-IEs OPTIONAL
}
SystemInformationBlockType5-v10j0-IEs ::= SEQUENCE {
interFreqCarrierFreqList-v10j0 SEQUENCE (SIZE (1..maxFreq)) OF InterFreqCarrierFreqInfo-v10j0 OPTIONAL, -- Need OR
nonCriticalExtension SystemInformationBlockType5-v10l0-IEs OPTIONAL
}
SystemInformationBlockType5-v10l0-IEs ::= SEQUENCE {
interFreqCarrierFreqList-v10l0 SEQUENCE (SIZE (1..maxFreq)) OF InterFreqCarrierFreqInfo-v10l0 OPTIONAL, -- Need OR
nonCriticalExtension SEQUENCE {} OPTIONAL
}
InterFreqCarrierFreqList ::= SEQUENCE (SIZE (1..maxFreq)) OF InterFreqCarrierFreqInfo
InterFreqCarrierFreqList-v1250 ::= SEQUENCE (SIZE (1.. maxFreq)) OF InterFreqCarrierFreqInfo-v1250
InterFreqCarrierFreqList-v1310 ::= SEQUENCE (SIZE (1.. maxFreq)) OF InterFreqCarrierFreqInfo-v1310
InterFreqCarrierFreqList-v1350 ::= SEQUENCE (SIZE (1.. maxFreq)) OF InterFreqCarrierFreqInfo-v1350
InterFreqCarrierFreqListExt-r12 ::= SEQUENCE (SIZE (1.. maxFreq)) OF InterFreqCarrierFreqInfo-r12
InterFreqCarrierFreqListExt-v1280 ::= SEQUENCE (SIZE (1.. maxFreq)) OF InterFreqCarrierFreqInfo-v10j0
InterFreqCarrierFreqListExt-v1310 ::= SEQUENCE (SIZE (1.. maxFreq)) OF InterFreqCarrierFreqInfo-v1310
InterFreqCarrierFreqListExt-v1350 ::= SEQUENCE (SIZE (1.. maxFreq)) OF InterFreqCarrierFreqInfo-v1350
InterFreqCarrierFreqListExt-v1360 ::= SEQUENCE (SIZE (1..maxFreq)) OF InterFreqCarrierFreqInfo-v1360
InterFreqCarrierFreqInfo ::= SEQUENCE {
dl-CarrierFreq ARFCN-ValueEUTRA,
q-RxLevMin Q-RxLevMin,
p-Max P-Max OPTIONAL, -- Need OP
t-ReselectionEUTRA T-Reselection,
t-ReselectionEUTRA-SF SpeedStateScaleFactors OPTIONAL, -- Need OP
threshX-High ReselectionThreshold,
threshX-Low ReselectionThreshold,
allowedMeasBandwidth AllowedMeasBandwidth,
presenceAntennaPort1 PresenceAntennaPort1,
cellReselectionPriority CellReselectionPriority OPTIONAL, -- Need OP
neighCellConfig NeighCellConfig,
q-OffsetFreq Q-OffsetRange DEFAULT dB0,
interFreqNeighCellList InterFreqNeighCellList OPTIONAL, -- Need OR
interFreqBlackCellList InterFreqBlackCellList OPTIONAL, -- Need OR
...,
[[ q-QualMin-r9 Q-QualMin-r9 OPTIONAL, -- Need OP
threshX-Q-r9 SEQUENCE {
threshX-HighQ-r9 ReselectionThresholdQ-r9,
threshX-LowQ-r9 ReselectionThresholdQ-r9
} OPTIONAL -- Cond RSRQ
]],
[[ q-QualMinWB-r11 Q-QualMin-r9 OPTIONAL -- Cond WB-RSRQ
]]
}
InterFreqCarrierFreqInfo-v8h0 ::= SEQUENCE {
multiBandInfoList MultiBandInfoList OPTIONAL -- Need OR
}
InterFreqCarrierFreqInfo-v9e0 ::= SEQUENCE {
dl-CarrierFreq-v9e0 ARFCN-ValueEUTRA-v9e0 OPTIONAL, -- Cond dl-FreqMax
multiBandInfoList-v9e0 MultiBandInfoList-v9e0 OPTIONAL -- Need OR
}
InterFreqCarrierFreqInfo-v10j0 ::= SEQUENCE {
freqBandInfo-r10 NS-PmaxList-r10 OPTIONAL, -- Need OR
multiBandInfoList-v10j0 MultiBandInfoList-v10j0 OPTIONAL -- Need OR
}
InterFreqCarrierFreqInfo-v10l0 ::= SEQUENCE {
freqBandInfo-v10l0 NS-PmaxList-v10l0 OPTIONAL, -- Need OR
multiBandInfoList-v10l0 MultiBandInfoList-v10l0 OPTIONAL -- Need OR
}
InterFreqCarrierFreqInfo-v1250 ::= SEQUENCE {
reducedMeasPerformance-r12 ENUMERATED {true} OPTIONAL, -- Need OP
q-QualMinRSRQ-OnAllSymbols-r12 Q-QualMin-r9 OPTIONAL -- Cond RSRQ2
}
InterFreqCarrierFreqInfo-r12 ::= SEQUENCE {
dl-CarrierFreq-r12 ARFCN-ValueEUTRA-r9,
q-RxLevMin-r12 Q-RxLevMin,
p-Max-r12 P-Max OPTIONAL, -- Need OP
t-ReselectionEUTRA-r12 T-Reselection,
t-ReselectionEUTRA-SF-r12 SpeedStateScaleFactors OPTIONAL, -- Need OP
threshX-High-r12 ReselectionThreshold,
threshX-Low-r12 ReselectionThreshold,
allowedMeasBandwidth-r12 AllowedMeasBandwidth,
presenceAntennaPort1-r12 PresenceAntennaPort1,
cellReselectionPriority-r12 CellReselectionPriority OPTIONAL, -- Need OP
neighCellConfig-r12 NeighCellConfig,
q-OffsetFreq-r12 Q-OffsetRange DEFAULT dB0,
interFreqNeighCellList-r12 InterFreqNeighCellList OPTIONAL, -- Need OR
interFreqBlackCellList-r12 InterFreqBlackCellList OPTIONAL, -- Need OR
q-QualMin-r12 Q-QualMin-r9 OPTIONAL, -- Need OP
threshX-Q-r12 SEQUENCE {
threshX-HighQ-r12 ReselectionThresholdQ-r9,
threshX-LowQ-r12 ReselectionThresholdQ-r9
} OPTIONAL, -- Cond RSRQ
q-QualMinWB-r12 Q-QualMin-r9 OPTIONAL, -- Cond WB-RSRQ
multiBandInfoList-r12 MultiBandInfoList-r11 OPTIONAL, -- Need OR
reducedMeasPerformance-r12 ENUMERATED {true} OPTIONAL, -- Need OP
q-QualMinRSRQ-OnAllSymbols-r12 Q-QualMin-r9 OPTIONAL, -- Cond RSRQ2
...
}
InterFreqCarrierFreqInfo-v1310 ::= SEQUENCE {
cellReselectionSubPriority-r13 CellReselectionSubPriority-r13 OPTIONAL, -- Need OP
redistributionInterFreqInfo-r13 RedistributionInterFreqInfo-r13 OPTIONAL, --Need OP
cellSelectionInfoCE-r13 CellSelectionInfoCE-r13 OPTIONAL, -- Need OP
t-ReselectionEUTRA-CE-r13 T-ReselectionEUTRA-CE-r13 OPTIONAL -- Need OP
}
InterFreqCarrierFreqInfo-v1350 ::= SEQUENCE {
cellSelectionInfoCE1-r13 CellSelectionInfoCE1-r13 OPTIONAL -- Need OP
}
InterFreqCarrierFreqInfo-v1360 ::= SEQUENCE {
cellSelectionInfoCE1-v1360 CellSelectionInfoCE1-v1360 OPTIONAL -- Cond QrxlevminCE1
}
InterFreqCarrierFreqInfo-v15xy ::= SEQUENCE {
redistributionInterFreqInfoCE-r15 RedistributionInterFreqInfo-r13 OPTIONAL, --Need OP
redistributionInterFreqInfoCE1-r15 RedistributionInterFreqInfo-r13 OPTIONAL, --Need OP
q-offsetRedistrCE ENUMERATED {Infinity} OPTIONAL, --Need OP
q-offsetRedistrCE1 ENUMERATED {Infinity} OPTIONAL, --Need OP
}
InterFreqNeighCellList ::= SEQUENCE (SIZE (1..maxCellInter)) OF InterFreqNeighCellInfo
InterFreqNeighCellInfo ::= SEQUENCE {
physCellId PhysCellId,
q-OffsetCell Q-OffsetRange
}
InterFreqBlackCellList ::= SEQUENCE (SIZE (1..maxCellBlack)) OF PhysCellIdRange
RedistributionInterFreqInfo-r13 ::= SEQUENCE {
redistributionFactorFreq-r13 RedistributionFactor-r13 OPTIONAL, --Need OP
redistributionNeighCellList-r13 RedistributionNeighCellList-r13 OPTIONAL --Need OP
}
RedistributionNeighCellList-r13 ::= SEQUENCE (SIZE (1..maxCellInter)) OF RedistributionNeighCell-r13
RedistributionNeighCell-r13 ::= SEQUENCE {
physCellId-r13 PhysCellId,
redistributionFactorCell-r13 RedistributionFactor-r13
}
RedistributionFactor-r13 ::= INTEGER(1..10)
-- ASN1STOP
[相互参照]
本願は、米国仮出願第62/543474号(2017年8月10日出願)、米国仮出願第62/564430号(2017年9月28日出願)、米国仮出願第62/668889号(2018年5月9日出願)の優先権を主張し、その内容のすべてが本願明細書に組み込まれている。

Claims (8)

  1. 移動通信システムにおけるセル再選択制御方法であって、
    基地局が、再配分機能に用いる再配分パラメータとして、第1カバレッジに居る無線端末に適用する第1再配分パラメータと、前記第1カバレッジの外側の第2カバレッジに居る無線端末に適用する第2再配分パラメータとをブロードキャストシグナリングによって送信するステップAと、
    前記第2カバレッジに居るアイドルモードの無線端末が、前記ステップAで送信された前記第2再配分パラメータを取得するステップBと、
    当該無線端末が、前記ステップBで取得した前記第2再配分パラメータを用いてセル再選択を行うステップCとを備え、
    前記再配分機能は、アイドルモードの複数の無線端末がセル再選択によって再選択するセル及び/又は周波数を分散させる機能であり、
    前記第2カバレッジは、繰り返し送信を含む強化カバレッジ機能によって拡張されたカバレッジである、セル再選択制御方法。
  2. 前記強化カバレッジ機能は、カバレッジを拡張する度合いが異なる複数の強化カバレッジレベルを有し、
    前記ステップAにおいて、前記基地局は、前記第2再配分パラメータを強化カバレッジレベルごとに個別に送信し、
    前記ステップBにおいて、前記第2カバレッジに居るアイドルモードの無線端末は、当該無線端末に適用される強化カバレッジレベルに対応する前記第2再配分パラメータを取得する、請求項1に記載のセル再選択制御方法。
  3. 前記第2カバレッジに居るアイドルモードの無線端末が前記第2再配分パラメータを取得していない場合、当該無線端末が、受信電力に基づくランキングによって前記セル再選択を行うステップをさらに備え、
    前記ステップCは、当該無線端末が前記第2再配分パラメータを取得した場合、当該無線端末が、前記ランキングに代えて、前記第2再配分パラメータと当該無線端末の識別子とに基づいて前記セル再選択を行うステップを有する、請求項1又は2に記載のセル再選択制御方法。
  4. 前記第2再配分パラメータは、少なくとも同一周波数内におけるセル再選択に適用され、
    前記ステップCは、前記第2再配分パラメータと前記無線端末の識別子とに基づいて、同一周波数内におけるセル再選択を行うステップを有する請求項3に記載のセル再選択制御方法。
  5. 前記第2カバレッジに居るアイドルモードの無線端末が前記第2再配分パラメータを取得していない場合、当該無線端末が、受信電力に基づくランキングによって前記セル再選択を行うステップと、
    当該無線端末が前記第2再配分パラメータを取得した場合、当該無線端末が、前記ランキングに所定のオフセット値を適用することによって前記セル再選択を行うステップとを更に備える、請求項1に記載のセル再選択制御方法。
  6. 前記第2再配分パラメータは、前記オフセット値を含む、請求項5に記載のセル再選択制御方法。
  7. 移動通信システムにおける基地局であって、
    再配分機能に用いる再配分パラメータをブロードキャストシグナリングによって送信する送信部を備え、
    前記再配分機能は、アイドルモードの複数の無線端末がセル再選択によって再選択するセル及び/又は周波数を分散させる機能であり、
    前記送信部は、前記再配分パラメータとして、第1カバレッジに居る無線端末に適用する第1再配分パラメータと、前記第1カバレッジの外側の第2カバレッジに居る無線端末に適用する第2再配分パラメータとを送信し、
    前記第2カバレッジは、繰り返し送信を含む強化カバレッジ機能によって拡張されたカバレッジである、基地局。
  8. 移動通信システムにおける無線端末であって、
    請求項7に記載の基地局から前記第2再配分パラメータを取得し、取得した第2再配分パラメータを用いてセル再選択を行う制御部を備える、無線端末。
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