JP6862975B2 - bathroom - Google Patents
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Description
本発明の態様は、一般的に、浴室に関する。 Aspects of the present invention generally relate to bathrooms.
従来より、特許文献1のように、洗い場床面に様々な柄を持たせやすくするよう、洗い場床面に表皮を被せた洗い場床が知られている。
Conventionally, as in
しかし、表皮は排水凹部の周縁部で切断されているため、表皮の排水溝の下流端には、表面張力の影響により残水が生じやすい。 However, since the epidermis is cut at the peripheral edge of the drainage recess, residual water is likely to occur at the downstream end of the drainage groove of the epidermis due to the influence of surface tension.
本発明は、かかる課題の認識に基づいてなされたものであり、排水凹部周縁部の残水を抑制することができる浴室を提供することを目的とする。 The present invention has been made based on the recognition of such a problem, and an object of the present invention is to provide a bathroom capable of suppressing residual water in the peripheral portion of a drainage recess.
第1の発明は、洗い場床と、前記洗い場床に連続し、排水口を有する排水凹部と、を備え、前記洗い場床は、基材と、前記基材の上面に設けられた表面材と、を有し、前記基材は、前記排水凹部の周縁部に上方に突出する堰部を有し、前記表面材は、上面に前記排水凹部側の端部まで延び、前記上面の水を前記排水凹部側へ排水するための複数の排水溝を有し、前記表面材の前記排水凹部側の端面を前記堰部と所定距離離間させることで前記表面材の端部と前記堰部との間に保水溝を形成し、前記排水溝から流入した水の流れが前記堰部に遮られることで水を前記保水溝に保水できるように構成され、前記堰部は、前記保水溝に保水されている水を前記排水凹部に排出するための排出溝を有し、前記堰部は、前記表面材の前記排水凹部側の前記端部の前記排水溝の底面よりも上方まで延びていることを特徴とする浴室である。 The first invention includes a washing place floor and a drainage recess which is continuous with the washing place floor and has a drainage port, and the washing place floor includes a base material and a surface material provided on the upper surface of the base material. The base material has a dam portion that projects upward on the peripheral edge of the drainage recess, the surface material extends to the end on the drainage recess side on the upper surface, and the water on the upper surface is drained. It has a plurality of drainage grooves for draining to the recess side, and by separating the end surface of the surface material on the drain recess side from the dam portion by a predetermined distance, between the end portion of the surface material and the dam portion. A water retention groove is formed, and the flow of water flowing from the drainage groove is blocked by the dam portion so that water can be retained in the water retention groove, and the dam portion is retained in the water retention groove. It has a drainage groove for draining water to the drainage recess, and the dam portion extends above the bottom surface of the drainage groove at the end portion of the surface material on the drainage recess side. It is a bathroom to drain.
この浴室によれば、保水溝に保水された水によって排水溝の水が引き込まれやすくなるため、排水溝の下流端に水が残留し続けることを防止できる。保水溝内の水は排出溝を通じて排水凹部に流れるため、保水溝に水が残留し続けることもないため、排水凹部周囲の残水を抑制することもできる。 According to this bathroom, the water retained in the drainage ditch is likely to be drawn in by the water retained in the drainage ditch, so that it is possible to prevent the water from continuing to remain at the downstream end of the drainage ditch. Since the water in the water retention groove flows to the drainage recess through the drainage groove, the water does not continue to remain in the water retention groove, so that the residual water around the drainage recess can be suppressed.
第2発明は、第1の発明において、前記堰部の上端は、前記表面材の前記排水凹部側の前記端部の凸部の上面よりも下方となるよう形成されている浴室である。 A second invention is a bathroom in which the upper end of the weir portion is formed so as to be lower than the upper surface of the convex portion of the end portion on the drainage concave portion side of the surface material in the first invention.
この浴室によれば、大量の水の排水時に堰部が排水の妨げとなることを大幅に抑制できる。 According to this bathroom, it is possible to significantly prevent the weir from obstructing the drainage when a large amount of water is drained.
第3の発明は、第1または第2の発明において、前記排出溝は、前記保水溝の底面よりも下方まで延びている浴室である。 A third invention is a bathroom in which the discharge groove extends below the bottom surface of the water retention groove in the first or second invention.
この浴室によれば、保水溝から排出溝への水の排出性能を高めることができる。 According to this bathroom, it is possible to improve the drainage performance of water from the water retention groove to the discharge groove.
本発明の態様によれば、排水凹部周縁部の残水を抑制することができる浴室が提供される。 According to the aspect of the present invention, there is provided a bathroom capable of suppressing residual water in the peripheral portion of the drainage recess.
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。なお、各図面中、同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. In each drawing, similar components are designated by the same reference numerals and detailed description thereof will be omitted as appropriate.
図1は、本発明の実施の形態にかかる浴室の洗い場床1の模式的平面図である。
FIG. 1 is a schematic plan view of a
実施形態に係る浴室は、洗い場床1と、洗い場床1に連続し、排水口5を有する排水凹部2とを備える。洗い場床1の側方には、図示しない浴槽が配置されている。洗い場床1は、全体としては浅底のパン形状に形成されている。
The bathroom according to the embodiment includes a
洗い場床1の表面には排水凹部2が最も低くなるように排水勾配がつけられ、洗い場床1の表面上の水は排水勾配に沿って流れ、排水凹部2に集水される。具体的には、洗い場床1の表面には、それぞれ排水方向の異なる複数の勾配面が形成されている。各勾配面は、排水凹部2に向かって下り傾斜になっている。さらに、勾配面は、隣り合う勾配面と勾配面との間に谷として形成された稜線に向かっても下り傾斜となっている。各勾配面上の水は、排水凹部2及び稜線に向かって流れる。稜線自体も排水凹部2に向かって下り傾斜となっており、稜線に流れ込んだ水は稜線に沿って排水凹部2へと流れる。
A drainage gradient is provided on the surface of the
図2は、本実施形態にかかる洗い場床1の構造を表す模式的断面図である。
FIG. 2 is a schematic cross-sectional view showing the structure of the
洗い場床1は、支持体11と、基材13と、クッション層12と、表面材14と、を備える。基材13の周囲には、図示しない浴室ユニットの壁材を載置可能な壁載せ部材7が設けられている。支持体11は、長さ調整可能な支持脚112を有する。
The
基材13は、支持体11の上に設けられている。クッション層12は、基材13の上に設けられ、基材13のクッション性(弾性)よりも高いクッション性を有する。表面材14は、クッション層12の上に設けられ、クッション層12の硬度よりも高い硬度を有する。
The
図1に示すように、洗い場床1の概形は略矩形状に形成され、一対の長辺部4a、4bを有する。排水凹部2は、一方の長辺部4b側に寄って配置されている。洗い場床1の表面において、排水凹部2の周縁部のうちの他方の長辺部4a側に位置する縁部2a近傍の領域が最も低くなっている。
As shown in FIG. 1, the approximate shape of the
図3は、図1におけるA部の拡大図である。
図4は、図3におけるB部の拡大図である。図4は、洗い場床1の表面において最も低くなっている領域を表す。
FIG. 3 is an enlarged view of part A in FIG.
FIG. 4 is an enlarged view of a portion B in FIG. FIG. 4 represents the lowest region on the surface of the
図5(a)は、図4におけるA−A断面図であり、図5(b)は、図4におけるB−B断面図である。なお、図5(a)及び(b)において、図2に示すクッション層12の図示は省略している。
5 (a) is a cross-sectional view taken along the line AA in FIG. 4, and FIG. 5 (b) is a cross-sectional view taken along the line BB in FIG. In addition, in FIGS. 5A and 5B, the
表面材14は、洗い場床1の表面を構成する。その表面材14の上面には、図3、4に示すように、複数の凸部21と複数の排水溝22が形成されている。凸部21及び排水溝22は表面材14の表面全体にわたって形成されている。
The
複数の排水溝22は、凸部21の周囲を囲むように例えば格子状に形成されている。排水凹部2に向かう方向に延びた排水溝22は、表面材14における排水凹部2側の端部まで延びている。複数の排水溝22は途切れることなく連続している。これら排水溝22を通じて、凸部21の間に流れ込んだ水を排水凹部2まで途切れることなくゆっくりと排水することが可能となっている。
The plurality of
図5(a)及び(b)に示すように、基材13は、基材本体15と排水ピット16とを有する。排水ピット16は排水凹部2に嵌め込まれている。図5(a)及び(b)では、基材本体15と排水ピット16が別体の例を表すが、基材本体15と排水ピット16は一体に形成されていてもよい。
As shown in FIGS. 5A and 5B, the
排水ピット16における排水凹部2の周縁部には、上方に突出する堰部17が設けられている。排水凹部2の周縁部における少なくとも図1に示す縁部2a側に、堰部17が設けられている。
A
堰部17は、表面材14の排水凹部2側の端部における排水溝22の底面22aよりも上方まで延びている。堰部17の上端17aは、表面材14の排水凹部2側の端部における凸部21の上面21aよりも下方となるよう形成されている。
The
表面材14の排水凹部2側の端面14aを堰部17と所定距離離間させることで、表面材14の端部と堰部17との間に保水溝18を形成している。表面材14の排水溝22から流入した水の流れが堰部17に遮られることで水を保水溝18に保水できるように構成される。
By separating the
堰部17は、図3、図4、および図5(b)に示すように、保水溝18に保水されている水を排水凹部2に排出するための排出溝19を有する。排出溝19は、保水溝18の底面よりも下方まで延びている。排出溝19は保水溝18とつながっている。
As shown in FIGS. 3, 4, and 5 (b), the
堰部17および保水溝18は、排水凹部2の前述した図1に示す縁部2aに沿って連続している。排出溝19は、堰部17および保水溝18の延在方向に対して直交している。図3に示すように、例えば2つの排出溝19が、堰部17および保水溝18の延在方向に離間して配置されている。
The
図6は、本実施形態にかかる洗い場床1の作用を説明するための模式的断面図である。
FIG. 6 is a schematic cross-sectional view for explaining the operation of the
本実施形態にかかる洗い場床1によれば、表面材14の上面上の水は、排水溝22に流れ込み、その排水溝22内で連続した一時保水状態とされ、その状態を維持しつつ、前述した排水勾配により排水凹部2に向かって流れる。
According to the
そして、水の流れが堰部17に遮られることで水100を保水溝18に保水できる。これにより、排水速度(排水性)が抑えられ、排水溝22の下流側を流れる水が早期に途切れてしまうことを抑制できる。この結果、排水溝22内で連続した水の一時保水状態を作り出すことができ、排水溝22内の水を排出溝19を通じて排水凹部2まで途切れることなくゆっくりと少しずつ流下させることができる。
Then, the
また、保水溝18に保水された水によって排水溝22の水が引き込まれやすくなるため、排水溝22の下流端に水が残留し続けることを防止できる。保水溝18内の水は排出溝19を通じて排水凹部2に流れるため、保水溝18に水が残留し続けることもないため、排水凹部2周囲の残水を抑制することもできる。
Further, since the water retained in the
表面材14の上面上から排水凹部2へと水が連続してつながる一時保水状態が確実に維持されるようにし(排水凹部2まで通じる連続流水網が途中で途切れず)、表面材14の上面や排水凹部2の周辺に取り残されてしまう残水の発生を抑制できる。この残水が少量であれば自然乾燥で翌日までには十分乾く。
Make sure that the temporary water retention state in which water is continuously connected from the upper surface of the
堰部17の上端17aは、表面材14の排水凹部2側の端部の凸部21の上面21aよりも下方となるよう、堰部17の高さを制限している。そのため、浴室使用中における大量の水の排水時には、堰部17は排水の妨げとならない。
The height of the
排出溝19の下端が、保水溝18の底面と同じ高さであれば、保水溝18に保水された水は排出溝19を通じて排水凹部2に流れることができる。本実施形態のように、排出溝19が保水溝18の底面よりも下方まで延びる構成とすると、保水溝18に保水されている水が排出溝19へ流れやすくすることができ、保水溝18から排出溝19への水の排出性能を高めることができる。
If the lower end of the
図3、図4に示すように、排出溝19は、排水凹部2に向かって(図3、図4において横方向に)延びる排水溝22の延長線上から外れた位置に位置する。排出溝19は、凸部21に対向する位置に形成されている。
As shown in FIGS. 3 and 4, the
このため、排水溝22から排出溝19に直接向かう水の流れを抑制でき、保水溝18での水の一時保水を妨げない。
Therefore, the flow of water directly from the
保水溝18内の水が最後に残水しづらくするために、図5及び図6に示すように、保水溝18の底面は排出凹部2に向かって下り傾斜している。
As shown in FIGS. 5 and 6, the bottom surface of the
また、排出溝19内の水が排出されやすくなるように、図5(b)に示すように、排出溝19の底面も排出凹部2に向かって下り傾斜している。
Further, as shown in FIG. 5B, the bottom surface of the
以上、本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明はこれらの記述に限定されるものではない。前述の実施の形態に関して、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。
また、前述した各実施の形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
The embodiments of the present invention have been described above. However, the present invention is not limited to these descriptions. With respect to the above-described embodiment, those skilled in the art with appropriate design changes are also included in the scope of the present invention as long as they have the features of the present invention.
In addition, the elements included in each of the above-described embodiments can be combined as much as technically possible, and the combination thereof is also included in the scope of the present invention as long as the features of the present invention are included.
1 洗い場床、 2 排水凹部、 5 排水口、 13 基材、 14 表面材、 17 堰部、 18 保水溝、 19 排出溝、 22 排水溝 1 Washroom floor, 2 Drainage recess, 5 Drainage port, 13 Base material, 14 Surface material, 17 Weir, 18 Water retention ditch, 19 Drainage ditch, 22 Drainage ditch
Claims (3)
前記洗い場床に連続し、排水口を有する排水凹部と、を備え、
前記洗い場床は、
基材と、
前記基材の上面に設けられた表面材と、を有し、
前記基材は、
前記排水凹部の周縁部に上方に突出する堰部を有し、
前記表面材は、
上面に前記排水凹部側の端部まで延び、前記上面の水を前記排水凹部側へ排水するための複数の排水溝を有し、
前記表面材の前記排水凹部側の端面を前記堰部と所定距離離間させることで前記表面材の端部と前記堰部との間に保水溝を形成し、前記排水溝から流入した水の流れが前記堰部に遮られることで水を前記保水溝に保水できるように構成され、
前記堰部は、前記保水溝に保水されている水を前記排水凹部に排出するための排出溝を有し、
前記堰部は、前記表面材の前記排水凹部側の前記端部の前記排水溝の底面よりも上方まで延びていることを特徴とする浴室。 Washing floor and
A drainage recess having a drainage port, which is continuous with the washing floor, is provided.
The washroom floor
With the base material
It has a surface material provided on the upper surface of the base material and
The base material is
It has a weir portion that projects upward at the peripheral edge of the drainage recess
The surface material is
The upper surface has a plurality of drainage grooves extending to the end on the drainage recess side and draining the water on the upper surface to the drainage recess side.
By separating the end surface of the surface material on the drainage recess side from the weir portion by a predetermined distance, a water retention groove is formed between the end portion of the surface material and the weir portion, and the flow of water flowing in from the drainage groove is formed. Is configured to be able to retain water in the water retention groove by being blocked by the weir portion.
The weir portion has a discharge groove for discharging the water retained in the water retention groove to the drainage recess.
The bathroom is characterized in that the weir portion extends above the bottom surface of the drainage groove at the end portion of the surface material on the drainage recess side.
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