JP6860700B2 - 圧縮抵抗ねじ接続部 - Google Patents

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Description

本技術は、パイプ用のねじ接続部に関し、特に、石油及びガスを運搬し、応力、特に圧縮応力に耐える能力が増大したパイプ用のねじ接続部に関する。
例えば、油田パイプラインで使用されるパイプは、石油または他の流体をさまざまな場所に輸送するために端部と端部を連結されてきた。いくつかの例では、パイプの端部は、ピンとして知られるパイプの雄端部を、2つのピンが配置される別個の連結部(ボックスとして知られる)と螺合することによって接合される。
パイプラインに使用されるパイプには、多くの異なるタイプの接続部がある。いくつかの接続部は一体型面一接続部として知られており、2つのパイプ片を接合するときに、追加の材料を加えることなく、またはアプセット加工を行うことなく、接続部がパイプ本体内に機械加工される。その結果、パイプの外径と面一の外径と、パイプの内径と面一の内径とを有する接続部が得られる。
ねじ接続部には、通常、接続が機能しなくなる可能性が最も高い点で、ある脆弱点が存在する。取付け、製造、および修理中にパイプ継手にかかる引張力および圧縮力は、接続部を故障させる可能性がある。引張力および圧縮力により、パイプ接続部のねじ山およびシールが損傷する可能性がある。
本明細書において、接続部の構成要素に損傷を与えることなく、より大きな圧縮力に耐えることができるねじ接続部を開示する。軸方向の圧縮力を半径方向外側へ偏向させることによりシール面を保護し、破損から保護するように機能することができる。
いくつかの実施形態では、直線の(ストレートな)中心軸を有するねじ接続部が開示され、接続部はピンを含み、ピンはねじ山谷底部、ねじ山頂部、スタブフランク、およびロードフランクを有する複数のピンねじ山と、各ピンねじ山の深さは、ねじ山谷底部とねじ山頂部との間の距離によって決定され、各ピンねじ山の幅は、スタブフランクとロードフランクとの間の距離によって決定され、隣接するピンねじ山の谷底部はピンの内端からピンの外端まで接続部の直線中心軸に対して半径方向外側に角度が付けられたピンねじ山谷底部テーパ面に沿って並び、隣接するピンねじ山頂部は直線中心軸に実質的に平行に並んでいる。
接続部はさらにボックスを含み、ボックスは複数のボックスねじ山を有し、各ボックスねじ山はねじ山谷底部、ねじ山頂部、スタブフランク、およびロードフランクを有し、各ねじ山ボックスの深さは、ねじ山谷底部とねじ山頂部との間の距離によって決定され、各ボックスねじ山の間の幅は、隣接するボックスねじ山のスタブフランクとロードフランクとの間の距離によって決定される。ここで、ボックスの中心からボックスの外端までの接続部の直線中心軸に対して半径方向外向きに角度付けられるボックス頂部テーパ面に沿って並ぶ隣接するボックスねじ山頂部の一部と、直線中心軸に実質的に平行に並ぶ隣接するボックスねじ山の谷底部とを有している。ピンねじ山およびボックスねじ山は接続部が完全に嵌め合わされるときに、ピン谷底部およびボックス頂部がピン谷底部テーパ面およびボックス頂部テーパ面と実質的に並んで少なくとも部分的に干渉となるように配置され、ピン谷底部テーパ面およびボックス頂部テーパ面の角度は、直線中心軸に沿った複数のピンねじ山および複数のボックスねじ山に対する軸方向圧縮力の低減を可能にする。
いくつかの実施形態では、ピン谷底部テーパ面およびボックス頂部テーパ面は直線中心軸に対して約1°〜約6°でピンの外端に向かって半径方向外向きに角度が付けられる。他の実施形態では、ピン谷底部テーパ面およびボックス頂部テーパ面は直線中心軸に対して約4°でピンの外端に向かって半径方向外向きに角度が付けられる。さらに他の実施形態では、ねじ接続部がピン内部シール面およびボックス内部シール面を含み、その結果、接続部が完全に嵌め合わされる時に、内部金属対金属シールが干渉する。いくつかの実施形態では、ピン谷底部テーパ面およびボックス頂部テーパ面が直線中心軸に対する金属対金属シールの角度に対して約±2°でピンの外端に向かって半径方向外向きに角度が付けられる。
特定の実施形態では、ピンねじ山のスタブフランクのスタブフランク角度が約9°である。いくつかの実施形態では、ボックスねじ山のスタブフランクのスタブフランク角度が約9°である。他の実施形態では、ピンねじ山のロードフランクのロードフランク角度が約−6°である。さらに他の実施形態では、ボックスねじ山のロードフランクのロードフランク角度が約−6°である。いくつかの実施形態では、接続部が嵌め合わされるときに、潤滑剤の配置に適した1つまたは複数の空隙がピン頂部とボックス谷底部との間、スタブフランクの間、およびピン谷底部とボックス頂部との間からなる群から選択される少なくとも1つの位置の間に存在する。
さらに、直線中心軸を有するねじ接続部を機械加工するための方法が開示され、この方法はピンを機械加工する工程を含み、ピンは複数のピンねじ山を含み、各ピンねじ山は谷底部、頂部、スタブフランク、およびロードフランクを有し、各ピンねじ山の深さは谷底部と頂部との間の距離によって決定され、各ピンねじ山の幅はスタブフランクとロードフランクとの間の距離によって決定され、隣接するピンねじ山の谷底部はピンの内側端部からピンの外側端部までの接続部の直線中心軸に対して半径方向外側に角度付けられたピン谷底部テーパ面に沿って並び、隣接するピンねじ山の頂部は直線中心軸に実質的に平行に並んでおり、ボックスを機械加工する工程を含み、ボックスは複数のボックスねじ山を有し、各ボックスねじ山は谷底部、頂部、スタブフランク、およびロードフランクを有し、各ボックスねじ山の深さは、谷底部と頂部との間の距離によって決定され、各ボックスねじ山の間の幅は隣接するボックスねじ山のスタブフランクとロードフランクとの間の距離によって決定され、隣接するボックスねじ山の頂部の一部はボックスの中心からボックスの外端までの接続部の直線中心軸に対して半径方向外向きに角度付けられるボックス頂部テーパ面に沿って並び、隣接するボックスねじ山の谷底部は直線中心軸に実質的に平行に並び、ここで、ピンねじ山およびボックスねじ山は接続部が完全に嵌め合わされたときに、ピンの谷底部およびボックス頂部がピンの谷底部テーパ面およびボックス頂部テーパ面と実質的に一直線になり部分的に干渉するように配置され、ピンの谷底部テーパ面およびボックス頂部テーパ面の角度は直線中心軸に沿った複数のピンねじ山および複数のボックスねじ山に対する軸方向圧縮力の低減を可能にする。
本方法のいくつかの実施形態では、ピン谷底部テーパ面およびボックス頂部テーパ面が直線中心軸に対して約1°から約6°の間でピンの外端に向かって半径方向外向きに角度が付けられるように機械加工される。特定の実施形態では、ピン谷底部テーパ面およびボックス頂部テーパ面が直線中心軸に対して約4°でピンの外側端部に向かって半径方向外向きに角度が付けられるように機械加工される。さらに他の実施形態では、この方法がピン内部シール面およびボックス内部シール面を機械加工する工程を含み、その結果、接続部が完全に嵌め合わされると、内部金属対金属シールが干渉する。
特定の実施形態では、ピン谷底部テーパ面およびボックス頂部テーパ面が直線中心軸に対する金属対金属シールの角度に対して約±2°でピンの外端に向かって半径方向外向きに角度付けられるように機械加工される。さらに他の実施形態では、ピンねじ山のスタブフランクのスタブフランク角度が約9°に機械加工される。特定の実施形態では、ボックスねじ山のスタブフランクのスタブフランク角度が約9°に機械加工される。他の実施形態では、ピンねじ山のロードフランクのロードフランク角度が約−6°に機械加工される。
本方法のいくつかの実施形態では、ボックスねじ山のロードフランクのロードフランク角度が約−6°に機械加工される。さらに他の実施形態では、この方法がピンの頂部とボックスの谷底部との間、スタブフランクの間、およびピンの谷底部とボックスの頂部との間からなる群から選択される少なくとも1つの位置の間に潤滑剤を配置するのに適した1つまたは複数の空隙を機械加工する工程を含む。接続部および製造方法の他の実施形態ではロードフランクの負の角度が約−3°と−7°との間とすることができ、スタブフランクの正の角度は約6°と11°との間とすることができる。
本技術は以下に示すその非限定的な実施形態の詳細な説明を読み、添付の図面を検討することにより、より良く理解されるであろう。
本技術の一実施形態によるねじ接続部の一方の側面の斜視図である。
パイプ端部上のピンのピンねじ山の外形(プロファイル、profile)を示す断面図である。
パイプの端部上のピンのピンねじ山の外形を示す断面図である。
パイプピンを接続するために使用されるカップリングのためのボックスねじ山の外形を示す断面図である。
パイプピンを接続するために使用されるカップリングのためのボックスねじ山の外形を示す断面図である。
本開示の実施形態において、嵌め合わされ干渉中のピンおよびボックスねじ山の力分析を示す断面図である。
干渉下の内部シールと、干渉下の関連するピン及びボックスねじ山とを示す断面図である。
カップリングと、ボックスと、2つのパイプ端部との間の完全に嵌め合わされた接続部の断面図であり、ピンは、内部の金属対金属シールを有さない。
内部金属対金属シールを有するピンねじ山の断面図である。
内部金属対金属シールを有するボックスねじ山の断面図である。
カップリングと、ボックスと、2つのパイプ端部との間の完全に嵌め合わされた接続部の断面図であり、ピンは、干渉下にある内部金属対金属シールを有する。
本技術の前述の態様、特徴、および利点は以下の好ましい実施形態の説明および同様の参照番号が同様の要素を表す添付の図面を参照して考慮することにより、さらに理解されるであろう。添付の図面に示される技術の好ましい実施形態を説明する際に、明確にするために、特定の用語が使用される。しかしながら、実施形態は使用される特定の用語に限定されることを意図するものではなく、各特定の用語は同様の目的を達成するために同様の方法で動作する均等物を含むということを理解されたい。
最初に図1を参照すると、本技術の一実施形態によるねじ接続部の一方の側の斜視図が示されている。いくつかの実施形態では、同様の第2のねじ接続部がミラー平面yの反対側に存在し、図示のねじ接続部に接続され一体化される(例えば、図11参照)。図1は、ミラー平面yに垂直な直線中心軸26を有するねじ接続部10の等角斜視図を示す。本明細書で開示される原理に依然として準拠しながら、他の接続部の種類も可能であることを理解されたい。例えば、いくつかの実施形態では、接続部が一体型面一接続部、面一接続部、半面一接続部、面一拡張可能接続部、半面一拡張接続部、またはパイプまたはパイプラインで使用するための任意の他の適切な種類の接続部であってもよい。
図1の実施形態の接続部10は、第1の管状部材12とパイプ連結部材14とを含む。第1の管状部材12の端部は、接続部10の雄部分であるピン16である。パイプ連結部材14の端部は、接続部10の雌部分であるボックス18である。図示のように、ピン16はボックスねじ山22に対応するピンねじ山20を有し、ピン16とボックス18とを螺合させて接続部10を構成することができる。接続部10が完全に嵌め合わされると、ピン16およびボックス18上の任意のシール面が相互作用して、ピン16とボックス18との間に内部シール23および外部シール24を形成し、それによって、第1の管状部材12、パイプ連結部材14、および接続部10を通って流れる流体が漏出するのを防止する。
本明細書の実施形態の説明全体を通して、「流体」という用語は、液体および気体の両方を含むことを意味する。少なくともいくつかの実施形態では、管状部材が工業用途および非工業用途の両方で使用するための任意の適切な管状部材を含んでもよいことを理解されたい。例えば、いくつかの実施形態では、管状部材が例えば、ケーシングパイプ、プロダクションチュービング、またはドリルパイプなどの、石油およびガス産業において一般に使用される管状部材を含む。
図2は、パイプの端部上のピン、例えば図1の第1の管状部材12上のピン16のためのピンねじ山の外形(プロファイル、profile)を示す断面図である。パイプセグメント100はねじ山102、104を含み、ねじ山102はピン頂部106、スタブフランク112、およびロードフランク116を含み、ねじ山104は、ピン頂部108、スタブフランク114、およびロードフランク118を含む。ピン谷底部110は、スタブフランク114とロードフランク116との間であってその下に配置されている。参考のために、図1の中心軸26と同様の水平軸xが示され、垂直軸yは水平軸xに垂直である。ピンテーパ面はテーパ線120、122によって示されている。
図2の実施形態に示すように、ロードフランク116からスタブフランク114へのピン谷底部110の半径方向外側への上昇は、水平軸xに対して4.00°である。他の実施形態では、水平軸に対するロードフランクからスタブフランクへのピン谷底部の上昇が約1°〜約6°、約2°〜約5°、および約3°〜約4°であり得る。本開示の実施形態では1つまたは複数のピン谷底部が直線で中心の水平軸に対して正の角度にあり、その角度はピン完全ねじ山テーパの角度と類似しているが、異なる。
図2の実施形態では、他のピンねじ山の特徴がロードフランク116に対して−6°(90°より小さく、図示のように垂直軸yに向かって延びる)の負のロードフランクと、スタブフランク114に対して9°(90°より大きく、図示のように垂直軸yから離れて延びる)の正のスタブフランクと、水平軸xに実質的に平行なピン頂部106、108とを含む。ピン谷底部110は、パイプ軸線に対して正の角度で、図示の実施形態では半径方向外側に4°で、全体としてテーパ線120及び122に沿って延びている。他の実施形態ではロードフランクの負の角度が約−3°と−7°との間とすることができ、スタブフランクの正の角度は約6°と11°との間とすることができる。
図3は、パイプの端部上のピンのためのピンねじ山の外形を示す断面図である。図2のパイプセグメント100は、図3に示すピン124の一部を表すことができる。図2に関して説明したように、図3では、ピン谷底部テーパ126が水平軸xに対してピン谷底部128に沿って正の角度、例えば約1°〜約6°、例えば約4°で延びることができる。図示のように、ピン頂部130は、水平軸xに平行である。
ここで図4を参照すると、2つの別個のパイプ上のパイプピンを接続するためのカップリングのためのボックスねじの外形を表す断面図が示されている。結合セグメント132はねじ山134、136を含み、ねじ山134はボックス頂部138、スタブフランク140、およびロードフランク142を含み、ねじ山136は、ボックス頂部144、スタブフランク146、およびロードフランク148を含む。ボックス谷底部150は、スタブフランク140とロードフランク148との間及びその下に配置される。参考までに、図1の中心軸26と同様に、水平軸xが示され、垂直軸yが水平軸xに垂直である。ボックステーパ面はテーパ線152、154によってテーパ面が示されている。
図4の実施形態に示すように、ボックス頂部のほぼ中間点からスタブフランク140までのボックス頂部138の半径方向外側への上昇は、水平軸xに対して4.00°である。ロードフランク142からボックス頂部138のほぼ中間点まで、ボックス頂部138は水平軸xに実質的に平行である。他の実施形態ではボックス頂部に沿った様々な点における、水平軸に対するロードフランクからスタブフランクまでのボックス頂部の上昇は約1°〜約6°、約2°〜約5°、および約3°〜約4°であり得る。
図4の実施形態においては、他のボックスねじ山の特徴はロードフランク148について6°(90°未満であり、図示されるように垂直軸yに向かって延びる)の負のロードフランクと、スタブフランク140について9°(90°より大きく、図示されるように垂直軸yから離れて延びる)の正のスタブフランクと、水平軸xに平行であるボックス谷底部150とを含む。他の実施形態ではロードフランクの負の角度が約−3°と−7°との間とすることができ、スタブフランクの正の角度は約6°と11°との間とすることができる。
ボックス頂部138、144の一部はパイプ軸に対して正の角度で、図示の実施形態では半径方向外側に4°で、全体的にテーパ線152、154に沿って進む。図示の実施形態においては、スタブフランクからボックス頂部のほぼ中間点までのボックス頂部の一部が図示の実施形態ではパイプ軸に対して正の角度、4°で進み、ボックス頂部のほぼ中間点からロードフランクまでのボックス頂部の一部は中心軸、水平軸xに実質的に平行である。他の実施形態では他の角度を使用することができ、ボックスの頂部の他の部分は中心軸に対して角度を付けるか、または実質的に平行にすることができる。
同様に、いくつかの実施形態では、例えば、図2のピン谷底部110などのピン谷底部はピン谷底部およびボックス頂部の全長に沿って、またはピン谷底部およびボックス頂部の部分長に沿って、例えば、図4のボックス頂部138または144などのボックス頂部の少なくとも一部と並び、ねじ係合し、かつ/または干渉する。例えば、1つ以上のボックス頂部は、1つ以上のピン谷底部の全長に沿って延びていなくてもよく、形成されたねじ山内側の潤滑剤のための空間を可能にする。いくつかの実施形態では、例えば、図4のボックス谷底部150などのボックス谷底部はボックス谷底部およびピン頂部の全長に沿って、またはボックス谷底部およびピン頂部の部分長に沿って、例えば、図2のピン頂部106または108などのピン頂部と螺合せず、かつ/または干渉しない。図6に示すように、間隙、空間、又は空隙165が存在し、スタブフランク167、169の間に配置され、また、間隙、空間、又は空隙171が存在し、ピン頂部173とボックス谷底部175との間に存在し、配置される。図7には、スタブフランク間、及びピンの頂部とボックスの谷底部との間にも、間隙、空間、又は空隙が示されている。
他の実施形態では、例えば、図4のボックス谷底部150のようなボックス谷底部はボックス谷底部及びピン頂部の全長に沿って、又はボックス谷底部及びピン頂部の部分長に沿って、例えば図2のピン頂部106又は108のようなピン頂部と並び、螺合し、及び/又は干渉する。
図5は、2つの別個のパイプのパイプピンを接続するためのカップリングのためのボックスねじの外形を示す断面図である。図4の結合セグメント132は、図5に示すボックス156の一部を表すことができる。図4に関して説明したように、図5では、ボックス頂部テーパ158がボックス頂部162に沿って水平軸xに対してほぼ正の角度、例えば約1°〜約6°、例えば約4°で延びることができる。図示されているボックス谷底部160は、水平軸xに平行である。
ここで図6を参照すると、本開示の一実施形態において、ピンおよびボックスのねじ山の干渉中における力分析を提供する断面図が示されている。図面における実線の重なりは、本開示の実施形態におけるボックスとピンとの間の干渉を示す。図6において、Fは、嵌め合わされた接続部164におけるねじ山の干渉からの力を表す。干渉はテーパ面166上にあるので、力はいくつかの成分に分割されて、各々の適切な力が決定される。θはピンの谷底部およびボックスの頂部のテーパ角度に等しく、例えば、いくつかの実施形態では約4°である。μは、合わせ面の静摩擦に等しい。図6において、静摩擦は1に等しい。CPは、接触面における実際の接触圧力である。
本開示の実施形態では、例えば図6に示すように、プレミアム接続部およびセミプレミアム接続部のために、ピン谷底部およびボックス部内にねじ山干渉が存在する。独特の幾何学的形状は、ピンの谷底部とボックスの頂部との間の接触のより大きな表面積に起因して、干渉を増加させることなく、より高いトルクをねじ山に蓄積することを可能にする。さらに図6を参照すると、嵌め合わされた接続部164などの嵌め合わされたパイプ接続部は設置、使用、および修理中に、圧縮軸方向の力168、170を受けることができる。嵌め合わされた接続部164がθで角度を付けられると、一定量の圧縮軸方向の力168、170が半径方向に偏向され、接続部の少なくともロードフランク、およびシールなどの他の敏感な領域に対する圧縮を低減する。
ここで図7を参照すると、干渉下にある内部シールと、干渉下にある関連するピンおよびボックスねじ山との接続部を提供する断面図が示されている。接続部174上に形成された金属対金属の内部シール172は、水平軸xに対して正の角度x°で配置されている。いくつかの実施形態では、ねじ山テーパ176に沿ったピン谷底部およびボックス頂部の角度が内部シール172を構成する金属対金属のボックスシール角度(x°)のx°±2°である。ボックスシール角度x°は、内部シールからピンの外端に向かって約1°〜約20°、いくつかの実施形態では約2°〜約10°、いくつかの実施形態では約1°〜約5°に進む半径方向外向きの正の角度である。
ここで図8を参照すると、カップリングと、ボックスと、2つのパイプ端部との間の完全に嵌め合わされた接続部の断面図が示されており、ピンは、内部金属対金属シールを有していない。接続部177は、それぞれのピン180、182を有する別個のパイプ179、178を含む。カップリング184は、ボックス端部186およびボックス端部188を含む。ピン180上のピン谷底部およびボックス端部186上のボックス頂部はテーパ面190に沿って並び、ピン182上のピン谷底部およびボックス端部188上のボックス頂部は、テーパ面192に沿って並ぶ。テーパ面190、192は、水平軸xに対して正の角度で角度が付けられている。
ここで図9〜11を参照すると、図9は、内部金属対金属シールを有するピンの断面図である。ピン194は、内部金属シール196を含む。図10は、内部金属対金属シールを有するボックスねじ山の断面図である。ボックス198は、内部金属シール200を含む。ピン194上の内部金属シール196はボックス198上の内部金属シール200と干渉して、図7に示すものと同様に、金属対金属で構成された内部シール172に内部金属対金属シールを形成することができる。
図11はカップリング、ボックス、および2つのパイプ端部との間の完全に嵌め合わされた接続部の断面図であり、ピンは内部金属対金属シールが干渉下にある。接続部202はカップリング204を含み、カップリング204自体は、中央シール構成要素206と、ボックス端部208と、ボックス端部210とを含む。ピン212上のピン谷底部およびボックス端部208上のボックス頂部はテーパ面220に沿って並び、ピン214上のピン谷底部およびボックス端部210上のボックス頂部は、テーパ面222に沿って並ぶ。テーパ面220、222は、中央シール構成要素206からパイプピン及びボックス端部の外端部に向かって水平軸xに対して半径方向外向きの正の角度で角度が付けられている。金属対金属シール216、218は、例えば図9の内部金属シール196および図10の内部金属シール200のような内部金属シールを用いて、ピン212、214上の金属シールとボックス端部208、210との間の干渉によって形成される。
図7に関して説明したように、いくつかの実施形態では図10に示すテーパ面220、222に沿ったピン谷底部およびボックス頂部の角度は金属対金属シール216、218のボックスシール角度(x°)のx°±2°である。
本開示の実施形態は、ピン谷底部が水平軸xに平行でないという点で独特の特徴を含む。1つ以上のピン谷底部は水平軸xに対して正の角度にあり、しばしばピンの完全なねじ山テーパの角度に近いが、同じではない。独特のねじ山形状は高い圧縮荷重下でシールを保護することができるため、接続部を嵌め合わせる時により高い接触圧力が設計されることを可能にする。また、ねじ山形状はピンの谷底部とボックスの頂部との間の接触のより大きな表面積を可能にし、これは接続部のトルク容量を増加させるか、またはトルクは工業規格と同じ範囲内に留まることができるが、ゴーリングの危険性は減少する。ゴーリングの危険性が低減される場合、より厳しくなく、より安価な最終仕上げを利用することができ、商業的利点をもたらす。
半径方向の干渉を有する典型的なねじ山は接続部が極端な圧縮荷重を受ける間に軸方向に移動し、これは、ピンノーズ部、ピンノーズシール、およびボックスシールに余分な応力を引き起こす可能性がある。本開示の実施形態では、接続部が高い圧縮力の下で軸方向に移動するとき、ねじ山の外形はこれらの重要な領域に見られる応力を低減するのを助ける。金属対金属シールを有さない接続部では、ピンねじ山の谷底部が負のトルクショルダとして作用し、軸方向の圧縮力を偏向させるという意味で、ねじ山が接続部に依然として有益である。これは、ピンの谷底部での接触力がいくつかの成分に分解されることが観察され、ボックスの頂部はそれ自体をピンの谷底部に押し込もうとするが、軸方向に一緒に作用する2つの成分は軸方向にくさび効果を引き起こし、このことにより接続部が圧縮力で軸方向に移動しようとするので、干渉を増大させることになる。
特有のピンねじ形状は、特有のボックスねじ山形状で構成され、適切なねじ係合を可能にする。また、ボックスの頂部の幾何学的形状、接続部の実施形態として時間を節約する、接続部より迅速嵌め合わせができるように1つの追加リード(ねじが1回転した時に軸方向に進む距離)分がねじ込まれる(be stabbed)ようにすることもできる
ねじ接続部を設計する方法の一実施形態では、最初にピンが規定されたねじテーパ角度およびリードで作られ、次いで、ボックスは既に設計されたピンの周りに設計される。いくつかの実施形態では、ピン頂角が対応するボックス内部シール角度と実質的に同じ角度である。ボックスの頂部がピンの谷底部にほぼ正確に一致する形状の外形を有する場合、接続部を嵌め合わせるときに困難が存在し、これはある種の干渉および焼付きによるものであり、したがって、ある実施形態では焼付きのリスクを軽減するために、ボックスの頂部に独特の幾何学的形状を存在させ、その独特の幾何学的形状によって、より迅速な接続部の嵌め合わせを可能にするように接続部で1つのリード(ねじが1回転した時に軸方向に進む距離)分、より深くねじ込むことが許容される
ボックスねじ山の設計を開始するために、まず、例えばコンピュータ支援作図(CAD)ソフトウェアのようなモデリングソフトウェアにピンジオメトリアウトラインが置かれ、次に、ピンの周りの描画が行われて、十分なボックスを作る。いくつかの実施形態ではボックスの頂部が接続部のサイズに応じて、ピンの谷底部から0.002インチ〜0.008インチ下にあり、ボックスの頂部の角度の一部はピンの谷底部と実質的に同じ角度であり、これは接続部のトルクを増大させる干渉を引き起こす。
上述したように、いくつかの実施形態では、ボックスの頂部がピンの谷底部と同じ形状または外形(輪郭)を有しておらず、したがって、上述した利点を得るために、独特の幾何学的形状が利用される。スタブフランクとボックス頂部との交点から始めて、1つの設計はピン谷底部とボックス頂部とが、ピン谷底部の中間点付近まで平行であることを可能にする。その時点で、ボックスねじ山頂部は、ロードフランクと交差するまで、中心軸xにほぼ平行になるように推移(変化)する。例えば、図4を参照されたい。
交点の設計として、ピンの谷底部に平行なボックスの頂部から中心軸に平行な推移(変化)が起こり、十分大きな丸み形状が追加される。これにより、ピンの谷底部がロードフランクと出会うベース部でボックスの頂部とピンの谷底部とロードフランクの間に十分な隙間が確保される。これにより、耐ゴーリング性も確保される。また、設計は中心軸に平行なボックスロードフランクとボックス頂部との交点を使用し、ボックス頂部用に設計された丸みとは異なる十分な丸み形状が追加される。十分大きな丸み形状は疲労を助け、応力の増加を減少させる。これは設計の実施形態において重要であるが、それはロードフランク、ピン谷底部及びボックス頂部上の角度が鋭角であるため、応力集中係数が高くなるからである。
例えば、図2及び図4を参照すると、ボックス頂部138とロードフランク142との間の交点143における特有の丸み形状は、交点143とピン谷底部110とロードフランク116との間の図2の交点103との間の空隙又は隙間を可能にする。
本明細書の技術は特定の実施形態を参照して説明されてきたが、これらの実施形態は本技術の原理および用途の単なる例示であることを理解されたい。したがって、例示的な実施形態に対して多くの修正を行うことができ、添付の特許請求の範囲によって定義される本技術の精神および範囲から逸脱することなく、他の構成を考案することができることを理解されたい。

Claims (20)

  1. 直線中心軸を有するねじ接続部において、
    ピンであって、各ピンねじ山が谷底部、頂部、スタブフランク、及びロードフランクを有する複数のピンねじ山と、各ピンねじ山の深さは、谷底部と頂部との間の距離によって決定され、各ピンねじ山の幅はスタブフランクとロードフランクとの間の距離によって決定されることを特徴とするピンと、
    隣接するピンねじ山の谷底部は、ピンの内側端部からピンの外側端部まで接続部の直線中心軸に対して半径方向外向きに角度が付けられたピン谷底部テーパ面に沿って並び、
    隣接するピンねじ山の頂部は、直線中心軸に実質的に平行に並び、
    ボックスであって、該ボックスは複数のボックスねじ山を有し、各ボックスねじ山は谷底部、頂部、スタブフランク、およびロードフランクを有し、各ボックスねじ山の深さは谷底部と頂部との間の距離によって決定され、各ボックスねじ山の幅はスタブフランクと隣接するボックスねじ山のロードフランクとの間の距離によって決定されるボックスと、
    隣接するボックスねじ山の頂部の一部は、ボックスの中心からボックスの外端までの接続部の直線中心軸に対して半径方向外向きに角度が付けられたボックス頂部テーパ面に沿って並び、
    直線中心軸に実質的に平行に並んだ隣接するボックスねじ山の谷底部と、
    によって特徴づけられており、
    ピンねじ山およびボックスねじ山は、接続部が完全に嵌め合わされたときに、ピン谷底部およびボックス頂部が少なくとも部分的に干渉し、ピン谷底部テーパ面およびボックス頂部テーパ面と実質的に一直線になるように配置され、ピン谷底部テーパ面およびボックス頂部テーパ面の角度は直線中心軸に沿った複数のピンねじ山および複数のボックスねじ山に対する軸方向圧縮力の低減を可能にする、
    ねじ接続部。
  2. 前記ピン谷底部テーパ面およびボックス頂部テーパ面は、前記直線中心軸に対して1°〜6°の間で、前記ピンの外端に向かって半径方向外向きに角度が付けられている、請求項1に記載のねじ接続部。
  3. 前記ピン谷底部テーパ面およびボックス頂部テーパ面は、前記直線中心軸に対して4°で前記ピンの外端に向かって半径方向外向きに角度が付けられている、請求項1に記載のねじ接続部。
  4. 前記ねじ接続部が完全に嵌め合わされたときに内部金属対金属シールが干渉するように、ピン内部シール面およびボックス内部シール面によってさらに特徴づけられている、請求項1に記載のねじ接続部。
  5. 前記ピン谷底部テーパ面およびボックス頂部テーパ面は、前記直線中心軸に対する前記内部金属対金属シールの角度に対して±2°で前記ピンの外端に向かって半径方向外向きに角度が付けられている、請求項4に記載のねじ接続部。
  6. 前記ピンねじ山の前記スタブフランクのスタブフランク角が、6°〜11°の間である、請求項1に記載のねじ接続部。
  7. 前記ボックスねじ山の前記スタブフランクのスタブフランク角が、6°〜11°の間である、請求項1に記載のねじ接続部。
  8. 前記ピンねじ山の前記ロードフランクのロードフランク角度が、−3°〜−7°の間である、請求項1に記載のねじ接続部。
  9. 前記ボックスねじ山の前記ロードフランクのロードフランク角度が、−3°〜−7°の間である、請求項1に記載のねじ接続部。
  10. 前記接続部が嵌め合わされたときに、ピン頂部とボックス頂部の間、スタブフランクの間、ピン頂部とボックス頂部の間からなる群から選択された少なくとも1つの位置に、潤滑剤配置に適した1つ以上の空隙が存在する、請求項1に記載のねじ接続部。
  11. 直線中心軸を有するねじ連結部を機械加工する方法において、
    ピンを機械加工する工程、ここで、ピンは、各ピンねじ山が、谷底部、頂部、スタブフランク、及びロードフランクを有し、各ピンねじ山の深さは、谷底部と頂部との間の距離によって決定され、各ピンねじ山の幅は、スタブフランクとロードフランクとの間の距離によって決定されることを特徴とし、
    隣接するピンねじ山の谷底部は、ピンの内側端部からピンの外側端部まで接続部の直線中心軸に対して半径方向外向きに角度が付けられたピン谷底部テーパ面に沿って並び、
    隣接するピンねじ山の頂部は直線中心軸に実質的に平行に並び、
    及び、ボックスを機械加工する工程によって特徴づけられた方法であり、ここで、ボックスは複数のボックスねじ山を有し、各ボックスねじ山は谷底部、頂部、スタブフランク、およびロードフランクを有し、各ボックスねじ山の深さは谷底部と頂部との間の距離によって決定され、各ボックスねじ山の幅はスタブフランクと隣接するボックスねじ山のロードフランクとの間の距離によって決定され、
    隣接するボックスねじ山の頂部の一部は、ボックスの中心からボックス外端までの接続部の直線中心軸に対して半径方向外向きに角度が付けられたボックスの頂部テーパ面に沿って並び、
    隣接するボックス谷底部は直線中心軸に実質的に平行に並び、
    ピンねじ山およびボックスねじ山は接続が完全に嵌め合わされたときに、ピン谷底部およびボックス頂部がピン谷底部テーパ面およびボックス頂部テーパ面と実質的に一直線になって少なくとも部分的に干渉するように配置され、ピン谷底部テーパ面およびボックス頂部テーパ面の角度は直線中心軸に沿った複数のピンねじ山および複数のボックスねじ山に対する軸方向圧縮力の低減を可能にする、方法。
  12. 前記ピン谷底部テーパ面およびボックス頂部テーパ面は、前記直線中心軸に対して1°〜6°の間で、前記ピンの外端に向かって半径方向外向きに角度が付けられるように機械加工される、請求項11に記載の方法。
  13. 前記ピン谷底部テーパ面およびボックス頂部テーパ面は、前記直線中心軸に対して4°で前記ピンの外端に向かって半径方向外向きに角度が付けられるように機械加工される、請求項11に記載の方法。
  14. 前記接続部が完全に嵌め合わされるときに内部金属対金属シールが干渉するように、ピン内部シール面およびボックス内部シール面を機械加工する工程をさらに含むことを特徴とする、請求項11に記載の方法。
  15. 前記ピン谷底部テーパ面およびボックス頂部テーパ面は、前記直線中心軸に対する前記内部金属対金属シールの角度に対して±2°で前記ピンの外端に向かって半径方向外向きに角度が付けられるように機械加工される、請求項14に記載の方法。
  16. 前記ピンねじ山の前記スタブフランクのスタブフランク角は、6°〜11°の間になるように機械加工される、請求項11に記載の方法。
  17. 前記ボックスねじ山の前記スタブフランクのスタブフランク角は、6°〜11°の間になるように機械加工される、請求項11に記載の方法。
  18. 前記ピンねじ山の前記ロードフランクのロードフランク角度は、−3°〜−7°の間になるように機械加工される、請求項11に記載の方法。
  19. 前記ボックスねじ山の前記ロードフランクのロードフランク角度は、−3°〜−7°の間になるように機械加工される、請求項11に記載の方法。
  20. ピン頂部とボックス頂部の間、スタブフランクの間、ピン頂部とボックス頂部の間からなる群から選択される少なくとも1つの位置の間に潤滑剤配置に適した1つ以上の空隙を機械加工する工程をさらに含むことを特徴とする、請求項11に記載の方法。
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