JP6856500B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

この発明は、遊技機に関する。
従来、遊技機の一種であるパチンコ遊技機やスロットマシン(所謂、回胴式遊技機)の中には、カードユニット(所謂、CRユニット)からのカード(例えば、プリペイドカードなどの記憶媒体)の取り出しを忘れないことを注意喚起するものがある。例えば、特許文献1に記載された遊技機では、発射ハンドル付近の2つの領域を用いて、カードの取り出しを忘れないことを注意喚起する。
特開2013−090762号公報(特に、段落[0246]や図32など)
今日においては、カードの取り出しを忘れないことへの注意喚起に限らず、のめり込みに関する注意喚起について工夫することが望まれている。
この発明の目的は、のめり込みに関する注意喚起を効果的に実行することができる遊技機を提供することである。
上記課題を解決する遊技機は、特別表示結果が導出された後に特別状態が生起される遊技機において、特定の可動体と、前記特定の可動体の動作を制御する動作制御手段と、停滞制御を実行する停滞制御手段と、演出実行手段を制御する演出制御手段と、を備え、前記演出実行手段は、所定の演出領域を含む演出領域を有しており、前記特定の可動体が動作した場合、正面視において、前記所定の演出領域と前記特定の可動体の少なくとも一部が重なり、前記演出実行手段では、のめり込みに関する注意喚起が実行されるようになっており、前記演出制御手段は、前記所定の演出領域においてのめり込みに関する注意喚起を実行させる制御を行うことが可能であって、前記特別状態における最終回の遊技後に前記停滞制御が実行され、当該停滞制御が実行される期間内では、のめり込みに関する注意喚起が実行されるようになっており、前記停滞制御が実行される期間内にのめり込みに関する注意喚起が前記演出実行手段にて実行されるときにおいて前記特定の可動体が動作しないときには前記所定の演出領域にてのめり込みに関する注意喚起が実行される一方、前記特定の可動体が動作するときには前記所定の演出領域とは別の演出領域にてのめり込みに関する注意喚起が実行されることにより、正面視において、のめり込みに関する注意喚起と前記特定の可動体が重ならず、前記特定の可動体が動作して前記所定の演出領域とは別の演出領域にてのめり込みに関する注意喚起が実行される場合には、前記特定の可動体が動作せずに前記所定の演出領域にてのめり込みに関する注意喚起が実行される場合に比して、有利であることを要旨とする。
本発明によれば、のめり込みに関する注意喚起を効果的に実行することができる。
スロットマシンの機表側を示す図。 演出ボタンを示す図。 情報パネルを示す図。 ストップボタンの押し順を示す図。 役と賞を示す図。 遊技状態を示す図。 演出状態を示す図。 (a)は内部モードに応じた天井回数の決定割合を示す図、(b)は内部モードに応じた移行先の内部モードの決定割合を示す図。 スロットマシンの電気的構成を示す図。 設定値に応じた各種のボーナス役の当選確率を示す図。 遊技進行メイン処理を示すフローチャート。 (a)及び(b)は、ナビ演出が実行された場合の演出表示装置の表示内容の一例を示す図。 (a)は精算演出が実行された場合の演出表示装置の表示内容の一例を示す図、(b)は記憶媒体の返却に関する注意喚起が実行された場合の演出表示装置の表示内容の一例を示す図。 待機演出の実行開始条件を示す図。 (a)〜(d)は、待機演出が実行されたときの演出表示装置の表示内容の一例を示す図。 (a)〜(d)は、待機演出が実行されたときの演出表示装置の表示内容の一例を示す図。 (a)及び(b)はメニューが表示されたときの演出表示装置の表示内容の一例を示す図、(c)は音量調整に関する表示内容となったときの演出表示装置の表示内容の一例を示す図、(d)は演出説明に関する表示内容となったときの演出表示装置の表示内容の一例を示す図。 特別停滞処理を示すフローチャート。 (a)は設定値に応じた登場演出の演出内容の決定確率を示す図、(b)は内部モードに応じた星空演出の演出内容の決定確率を示す図。 (a)〜(d)は、ボーナス遊技状態における最終回の遊技後にエンディング演出が実行されたときの演出表示装置の表示内容の一例を示す図。 (a)及び(b)は、有利演出状態における最終回の遊技後にエンディング演出が実行されたときの演出表示装置の表示内容の一例を示す図。 スロットマシンと、パチンコ遊技機と、を設置している遊技場の一例を示す図。 (a)は第1ボーナス遊技状態における最終回の変動ゲーム後においてのめり込みに関する注意喚起が実行されたときの演出表示装置の表示内容の一例を示す図、(b)は有利演出状態における最終回の変動ゲーム後においてのめり込みに関する注意喚起が実行されたときの演出表示装置の表示内容の一例を示す図、(c)は待機演出の実行中においてのめり込みに関する注意喚起が実行されたときの演出表示装置の表示内容の一例を示す図。 (a)〜(c)は、第1ボーナス遊技状態の終了後、シングルボーナス遊技状態の終了後、及び、第1有利演出状態の終了後について説明する図。 (a)及び(b)は、精算ボタンが操作された場合に精算処理が実行されたときの演出の流れの一例を示す図。 (a)はベル役入賞後に精算ボタンが操作された場合の演出の流れの一例を示す図、(b)は再遊技役入賞後に精算ボタンが操作された場合の演出の流れの一例を示す図。 第2実施形態における特別停滞処理を示すフローチャート。 (a)及び(b)は第2実施形態のボーナス遊技状態における初回の遊技よりも前にオープニング演出が実行されたときの演出表示装置の表示内容の一例を示す図、(c)及び(d)は第2実施形態の有利演出状態における初回の遊技よりも前にオープニング演出が実行されたときの演出表示装置の表示内容の一例を示す図。 (a)〜(c)は、第2実施形態において、第1ボーナス役が入賞して第1ボーナス遊技状態が生起される場合と、シングルボーナス役が入賞してシングルボーナス遊技状態が生起される場合と、昇格再遊技役が入賞して第1有利演出状態に制御される場合と、について説明する図。 第3実施形態における特別停滞処理を示すフローチャート。 (a)及び(b)は第3実施形態においてボーナス遊技状態であるときにインターバル演出が実行されたときの演出表示装置の表示内容の一例を示す図、(c)及び(d)は第3実施形態において有利演出状態であるときにインターバル演出が実行されたときの演出表示装置の表示内容の一例を示す図。 (a)及び(b)は、第3実施形態において、第1ボーナス遊技状態であるときと、第1有利演出状態であるときと、について説明する図。 (a)及び(b)は、第4実施形態においてのめり込みに関する注意喚起が実行されたときの演出表示装置の表示内容の一例を示す図。
(第1実施形態)
以下、遊技機の一種であるスロットマシンの第1実施形態について説明する。本明細書において、上、下、左、右、前(正面)、後(背面)の各方向は、スロットマシンで遊技を行う遊技者から見たときの各方向を指すものとする。
図1には、遊技機としてのスロットマシン10と、遊技場の島設備においてスロットマシン10と併設されるサンドユニットSUと、を示している。
サンドユニットSUには、記憶媒体としてのプリペイドカードを投入するための投入返却口SUaが設けられている。サンドユニットSUには、投入されているプリペイドカードの返却する際に操作される返却ボタンSUbが設けられている。返却ボタンSUbが操作された場合、投入返却口SUaからプリペイドカードが返却される。プリペイドカードには、例えば、遊技に使用可能な価値としてのカード残額や、獲得した獲得価値としての獲得メダル数が記憶される。また、サンドユニットSUには、遊技媒体としてのメダルを貸し受ける際に操作される貸出ボタンSUcが設けられている。サンドユニットSUには、貸し出されるメダルが排出されるメダル貸出口SUdが設けられている。プリペイドカードに記憶された価値が存在するときにおいて、貸出ボタンSUcが操作された場合、メダル貸出口SUdからメダルが排出される。本実施形態において、サンドユニットSUによって貸し出されるメダルは、記憶媒体に記憶された価値に基づく遊技機媒体に相当する。サンドユニットSUには、紙幣を投入する紙幣投入口が設けられている場合もあり、紙幣投入口から投入された紙幣に応じてプリペイドカードのカード残額が増加する。
スロットマシン10は、四角箱状の本体キャビネット11を備えている。本体キャビネット11は、前面に、図示されていない開口部を備えている。スロットマシン10は、本体キャビネット11の開口部を覆っている開閉扉12を備えている。開閉扉12は、本体キャビネット11に対して開閉可能に支持されている。
本体キャビネット11の内部には、リールユニット13が配設されている。リールユニット13は、第1リール13a(左リール)、第2リール13b(中リール)及び第3リール13c(右リール)を有している。リール13a〜13cは並設されており、第1リール13aの右側には第2リール13bが配置され、第2リール13bの右側には第3リール13cが配置されている。また、リールユニット13は、ステッピングモータなどのアクチュエータを有する。各リール13a〜13cは、アクチュエータを動作させることにより、相互に独立して周方向(縦方向)に回転(回動)可能に構成されている。また、各リール13a〜13cは、アクチュエータの動作を停止させることにより、相互に独立して停止可能に構成されている。また、リールユニット13は、各リール13a〜13cの回転位置を検出するリールセンサSE1〜SE3(図9に示す)を有する。具体的に、リールユニット13は、第1リール13aの回転位置を検出する第1リールセンサSE1と、第2リール13bの回転位置を検出する第2リールセンサSE2と、第3リール13cの回転位置を検出する第3リールセンサSE3と、を有する。
各リール13a〜13cには、複数の図柄(識別情報)が長手方向に沿って印刷された透光性フィルムが外側に巻かれている。これにより、各リール13a〜13cには、外周面に沿って複数の図柄が配列(配置)される。本実施形態において各リール13a〜13cには、それぞれ21個の図柄が配列されている。複数の図柄には、例えば、REPLAYの文字を模したリプレイ図柄と、ベルを模したベル図柄、スイカを模したスイカ図柄、チェリーを模したチェリー図柄、BARの文字を模したバー図柄、アラビア数字の「7」を模したセブン図柄などがある。
また、開閉扉12において、リール13a〜13cを有するリールユニット13の前側には、演出表示装置14が配設されている。本実施形態の演出表示装置14は、透過型ディスプレイ(透過型液晶ディスプレイ)が用いられている。このように、本実施形態では、複数のリールの前側に透過型ディスプレイが配置されている。なお、演出表示装置14には、例えば、ドットマトリクス型の表示装置や、有機EL型の表示装置などを用いてもよい。演出表示装置14は、回転している各リール13a〜13cの一部の図柄を透視可能(視認可能)とする透過部としての透過領域14aを有する。つまり、スロットマシン10は、透過領域14a(透過部)を備えている。演出表示装置14において、透過領域14aを囲む領域は、各リール13a〜13cの一部の図柄を透視不能(視認不能)な非透過領域である。なお、本明細書において「透過する」と示す場合には、演出表示装置14を介して、演出表示装置14の後側に配設されている各リール13a〜13cの図柄が透けて視認できる状態であることを指すものとする。
各リール13a〜13cには、遊技者が透過領域14aを介して視認可能となるように図柄を停止させる図柄の停止位置が設定されている。各リール13a〜13cには、複数の図柄の停止位置が設定されている。スロットマシン10では、リール13a〜13c毎に、上段停止位置、中段停止位置及び下段停止位置が設定されている。透過領域14aは、各リール13a〜13cにおいて周方向に連続する3つの図柄を透視可能な大きさに形成されている。つまり、透過領域14aは、リール13a〜13c毎に3つの図柄がそれぞれ透視可能となるように構成されている。本実施形態では、各リール13a〜13cが回転することにより、透過領域14aにおいて上方から下方に向かって周方向にループするように図柄が変動表示され、変動ゲーム(遊技)が行われる。因みに、本実施形態のリール13a〜13cにおいて、各リール13a〜13cに配列される図柄の種類及び図柄の配列順序が異なる。なお、各リール13a〜13cにおいて、一部のリールにおける図柄の種類と図柄の配列順序のうち少なくとも一方が他のリールにおける図柄の種類と図柄の配列と異なっていることが好ましい。但し、一部のリールにおける図柄の種類及び図柄の配列順序が他のリールにおける図柄の種類及び図柄の配列順序と同一であってもよい。
スロットマシン10では、リール13a〜13c毎に設定された3つの停止位置の中から1つずつ選択された停止位置の組み合わせによって、停止された図柄組み合わせを入賞と判定し得る有効な停止位置の組み合わせが設定されている。以下の説明では、有効な停止位置の組み合わせを構成する複数の停止位置を結んだラインを、単に、有効ラインYLと示す。本実施形態のスロットマシン10では、リール13a〜13cの各中段停止位置によって、有効ラインYL(有効な停止位置の組み合わせ)が構成されている。有効ラインは、入賞ラインともいわれる。
以下の説明において、有効ラインYL上に停止された図柄組み合わせが、賞を定めた図柄組み合わせである場合に「入賞」とする。スロットマシン10では、賞を定めた図柄組み合わせが入賞すると、当該図柄組み合わせに定めた賞が付与される。本明細書において「変動ゲームにて導出される図柄組み合わせ」とは、変動ゲームにおいて有効ラインYL上に停止される図柄組み合わせに相当する。なお、有効な停止位置の組み合わせ以外の組み合わせは、表示された図柄組み合わせを入賞と判定し得ない無効な停止位置の組み合わせ(所謂、無効ライン)となる。
スロットマシン10は、複数のバックライトBLを備えている。具体的に、スロットマシン10は、各リール13a〜13cにおいて、上段停止位置、中段停止位置及び下段停止位置に停止された図柄を照明するバックライトBLを備えている。バックライトBLは、リール13a〜13cの透光性フィルムの内側に配設されており、透光性フィルムの内側から各停止位置を照明する。すなわち、スロットマシン10においてバックライトBLは、リールの背後に設置されている。因みに、バックライトBLは、各リール13a〜13cが回転しているとき、回転中のリールにおける図柄の停止位置を照明する。このように、回転しているリールにおける図柄の停止位置を照明することによって、回転しているリールにおける図柄の停止位置を照明しない場合に比して、当該回転しているリールの図柄を視認し易くなり、視認性が高まる。
スロットマシン10は、開閉扉12の前面側に、装飾ランプ15を備えている。装飾ランプ15は、演出の1つとして、内蔵された発光体を発光、点滅及び消灯させる演出(以下、発光演出と示す)を実行する。スロットマシン10は、開閉扉12の前面側に、音を出力するスピーカ16を備えている。スピーカ16は、演出の1つとして、人の声、効果音、楽曲などの音を出力する演出(以下、音演出と示す)を実行する。例えば、スピーカ16から出力される音には、背景音楽(所謂、BGM)などがある。
スロットマシン10は、開閉扉12の前面に、メダルを投入するメダル投入口17を備えている。スロットマシン10は、機内部に、メダルセレクタを備えている。メダルセレクタは、メダル投入口17から投入されたメダルを検出する投入センサSE4を備えている(図9に示す)。また、スロットマシン10は、開閉扉12の前面に、ベットボタン18を備えている。ベットボタン18は、スロットマシン10において内部的に記憶しているクレジットからメダルを賭ける(以下、ベットと示す)手段である。以下の説明では、メダルを賭けることを「ベットする」と示し、賭数を「ベット数」と示す場合がある。また、スロットマシン10は、開閉扉12の前面に、精算操作手段としての精算ボタン19を備えている。精算ボタン19は、ベットされたメダルやスロットマシン10において内部的に記憶しているクレジットを精算するとき(払い戻すとき)に操作する手段である。
スロットマシン10は、開閉扉12の前面に、開始操作部としてのスタートレバー20を備えている。スタートレバー20は、リール13a〜13cの回転を開始させる開始操作をするための手段である。すなわち、開始操作の受付は、変動ゲームを開始させる契機となる。また、リールの回転(動作)を開始させる(変動ゲームを開始させる)スタートレバー20の操作が開始操作に相当し、スロットマシン10では、開始操作に基づき変動ゲームが開始される。
スロットマシン10は、開閉扉12の前面に、左ストップボタン21a(第1ストップボタン)を備えている。左ストップボタン21aは、左リール13aと対応しており、左リール13aの回転を停止させる停止操作をするための手段である。スロットマシン10は、開閉扉12の前面に、中ストップボタン21b(第2ストップボタン)を備えている。中ストップボタン21bは、中リール13bと対応しており、中リール13bの回転を停止させる停止操作をするための手段である。スロットマシン10は、開閉扉12の前面に、右ストップボタン21c(第3ストップボタン)を備えている。右ストップボタン21cは、右リール13cと対応しており、右リール13cの回転を停止させる停止操作をするための手段である。このように、各ストップボタン21a〜21cは、各リールにそれぞれ対応している。ストップボタン21a〜21cは、それぞれ停止操作部に相当する。すなわち、スロットマシン10において停止操作部は、複数ある。このように、スロットマシン10は、ストップボタンが操作されたことを契機としてリールの回転を停止させることが可能に構成されている。また、回転中のリールを停止させるためのストップボタンの操作が停止操作に相当する。そして、スロットマシン10では、停止操作に基づきリールの回転が停止する。
スロットマシン10は、開閉扉12の前面における下部に、メダル払出口22を備えている。スロットマシン10は、メダル払出口22から払出されたメダルを受ける受皿23を備えている。スロットマシン10は、機内部に、メダル払出口22からメダルを払出す動作が可能なホッパーユニットHU(図9に示す)を備えている。なお、メダル投入口17から投入されたメダルは、メダルセレクタを通過して、ホッパーユニットHUにて貯留される。
スロットマシン10は、開閉扉12の前面に、特定の可動体に相当するハート可動体25が設けられている。ハート可動体25は、原点25aから可動到達位置25bまで動作可能となっている。ハート可動体25は、可動到達位置まで動作する場合、演出表示装置14の前側に動作する。ハート可動体25は、第1アクチュエータA1(図9に示す)からの動作を受けて動作する。また、スロットマシン10は、開閉扉12の前面に、スター可動体26を備えている。スター可動体26は、原点26aから可動到達位置26bまで動作可能となっている。スター可動体26は、可動到達位置まで動作する場合であっても、演出表示装置14の前側に動作しない。スター可動体26は、第2アクチュエータA2(図9に示す)からの動作を受けて動作する。
スロットマシン10は、開閉扉12の前面に、遊技者が操作可能な演出ボタンEBを備えている。
図2に示すように、演出ボタンEBは、選択ボタンSBと、メニューボタンMBと、で構成されている。選択ボタンSBは、上ボタンSBaと、右ボタンSBbと、下ボタンSBcと、左ボタンSBdと、決定ボタンSBeと、で構成されている。メニューボタンMBは、選択ボタンSBと併設されている。
スロットマシン10は、開閉扉12の前面に、予め定めた情報を表示できる情報パネル30を備えている。
図3に示すように、情報パネル30は、投入可能表示部31を備えている。投入可能表示部31は、例えば、発光体の点灯状態によって、メダルを投入可能な状態であるかを表示する。情報パネル30は、リプレイ表示部32を備えている。リプレイ表示部32は、例えば、発光体の点灯状態によって、再遊技(リプレイ)であるかを表示する。なお、再遊技については後述する。情報パネル30は、ウェイト表示部33を備えている。ウェイト表示部33は、例えば、発光体の点灯状態によって、ウェイトタイム中であるかを表示する。ウェイトタイムは、単位時間当りの変動ゲームの実行回数が予め定めた規定回数を超えないように設定された最短の遊技時間(最短遊技時間)である。情報パネル30は、状態表示部34を備えている。状態表示部34は、例えば、スロットマシン10において発生したエラーを特定できるように、エラーコードなどを表示する。
情報パネル30は、ベット表示部35を備えている。ベット表示部35は、3つの発光部から構成されている。ベット表示部35は、3つの発光部の点灯状態によって、ベット数(賭数)を表示する。ベット数が「1」のとき、ベット表示部35を構成する3つの発光部のうち1つの発光部が点灯し、残り2つの発光部が消灯する。ベット数が「2」のとき、ベット表示部35を構成する3つの発光部のうち2つの発光部が点灯し、残り1つの発光部が消灯する。ベット数が「3」のとき、ベット表示部35を構成する全ての発光部が点灯する。
情報パネル30は、クレジット表示部36を備えている。クレジット表示部36は、並ぶように配置された2つの7セグメント表示器を含んで構成されている。クレジット表示部36は、機内部においてクレジットとして記憶されているメダルの枚数を表示する。このように、本実施形態のスロットマシン10は、クレジットとしてメダル(遊技媒体)の数を記憶可能に構成されている。
情報パネル30は、払出表示部37を備えている。払出表示部37は、並ぶように配置された2つの7セグメント表示器を含んで構成されている。これにより、払出表示部37は、並ぶように配置された2つの7セグメント表示器を含んで構成されている。払出表示部37は、変動ゲームにおける入賞の発生によって払出されるメダルの枚数に関する情報(以下、払出情報と示す)を表示する。なお、変動ゲームにおける入賞の発生によって払出されるメダルの枚数とは、実際にメダル払出口22から払出されるメダルの枚数ではなく、クレジットに加算されるメダルの枚数でもあることから、変動ゲームにおける入賞の発生によって付与されるメダルの枚数ともいえる。払出表示部37は、変動ゲームの実行中、ストップボタン21a〜21cの操作態様に関する情報(以下、操作情報と示す)を表示する。このように、払出情報を表示する払出表示部37は、操作情報を表示(報知)する表示部としても兼用される。操作情報は、停止操作部の操作態様に関する情報に相当する。また、ストップボタンの押し順とは、停止操作部の操作順序に相当する。
図4に示すように、ストップボタン21a〜21cの操作順序(以下、押し順と示す場合がある)には、第1停止操作、第2停止操作及び第3停止操作を行うストップボタンが異なる押し順として、第1押し順から第6押し順までの全6通りがある。例えば、第1押し順は、左リール13a→中リール13b→右リール13cの順に回転が停止されるように、ストップボタン21a〜21cを操作する押し順である。図4では、押し順を示す場合に、左ストップボタン21aを「左」、中ストップボタン21bを「中」、右ストップボタン21cを「右」と示す。例えば、第1押し順は、「左中右」と示す。図4では、第1停止操作、第2停止操作、第3停止操作によって回転が停止するリールを示している。例えば、第1押し順の場合、第1停止操作により左リール13aの回転が停止し、第2停止操作により中リール13bの回転が停止し、第3停止操作により右リール13cの回転が停止することを示している。第1押し順となる「左中右」及び第2押し順となる「左右中」は、ストップボタン21a〜21cのうち左ストップボタン21aを最初に操作する押し順に相当する。第3押し順となる「中左右」及び第4押し順となる「中右左」は、ストップボタン21a〜21cのうち中ストップボタン21bを最初に操作する押し順に相当する。第5押し順となる「右左中」及び第6押し順となる「右中左」は、ストップボタン21a〜21cのうち右ストップボタン21cを最初に操作する押し順に相当する。
次に、図5に基づき、賞が定められた図柄組み合わせについて説明する。なお、賞が定められた図柄組み合わせとは、「役」ともいわれる。
賞が定められた図柄組み合わせ(役)には、賞としてボーナスを定めた図柄組み合わせ(ボーナス役)、賞としてメダルの払出しを定めた図柄組み合わせ(払出役)及び賞として再遊技を定めた図柄組み合わせ(再遊技役)がある。再遊技は、メダルを賭ける必要がなく次の変動ゲームを開始できることである。
ボーナス役には、賞としてボーナス遊技状態(ボーナス状態)の付与が定められている。一方、ボーナス役には、賞としてメダルの払出しや再遊技が定められていない。このように、スロットマシン10は、特別状態としてのボーナス遊技状態を生起可能に構成されている。以下の説明において、ボーナス役が入賞する場合に有効ラインYL上に停止される図柄組み合わせを「ボーナス停止目」という。本実施形態において、ボーナス停止目が特別表示結果に相当する。図5に示すように、ボーナス役には、例えば、第1ボーナス役、第2ボーナス役及びシングルボーナス役がある。以下の説明では、第1ボーナス役、第2ボーナス役及びシングルボーナス役のうち、第1ボーナス役及び第2ボーナス役を纏めて、特定ボーナス役と示す場合がある。
第1ボーナス役には、賞として第1ボーナス遊技状態(第1ボーナス状態)の付与が定められている。以下の説明において、第1ボーナス役が入賞する場合に有効ラインYL上に停止される図柄組み合わせを「第1ボーナス停止目」と示す。本実施形態において、第1ボーナス遊技状態は、当該第1ボーナス遊技状態において払出されたメダルの枚数が236枚を超えることで終了する。このように、第1ボーナス遊技状態の終了条件は、第1ボーナス遊技状態において払出されたメダルの枚数が236枚を超えることで成立する。
第2ボーナス役には、賞として第2ボーナス遊技状態(第2ボーナス状態)の付与が定められている。以下の説明において、第2ボーナス役が入賞する場合に有効ラインYL上に停止される図柄組み合わせを「第2ボーナス停止目」と示す。本実施形態において、第2ボーナス遊技状態は、当該第2ボーナス遊技状態において払出されたメダルの枚数が86枚を超えることで終了する。このように、第2ボーナス遊技状態の終了条件は、第2ボーナス遊技状態において払出されたメダルの枚数が86枚を超えることで成立する。
シングルボーナス役には、賞としてシングルボーナス遊技状態(シングルボーナス状態)の付与が定められている。以下の説明において、シングルボーナス役が入賞する場合に有効ラインYL上に停止される図柄組み合わせを「シングルボーナス停止目」と示す。本実施形態において、シングルボーナス遊技状態は、当該シングルボーナス遊技状態において1回の変動ゲームが行われることで終了する。すなわち、シングルボーナス遊技状態は、当該シングルボーナス遊技状態において1回の遊技が終了することで終了する。このように、シングルボーナス遊技状態の終了条件は、シングルボーナス遊技状態において1回の遊技が終了することで成立する。
第1ボーナス遊技状態における変動ゲームの回数及び第2ボーナス遊技状態における変動ゲームの回数は、1回よりも多い回数となる。このように、シングルボーナス遊技状態における遊技の回数は1回である一方、第1ボーナス遊技状態や第2ボーナス遊技状態における遊技の回数は1回よりも多い。したがって、複数種類のボーナス遊技状態のうちシングルボーナス遊技状態における遊技の回数は最も少ない。そして、スロットマシン10において、第1ボーナス遊技状態が生起された場合に獲得可能なメダルの枚数は、第2ボーナス遊技状態が生起された場合に獲得可能なメダルの枚数、及び、シングルボーナス遊技状態が生起された場合に獲得可能なメダルの枚数よりも多い。また、スロットマシン10において、第2ボーナス遊技状態が生起された場合に獲得可能なメダルの枚数は、シングルボーナス遊技状態が生起された場合に獲得可能なメダルの枚数よりも多い。すなわち、複数種類のボーナス遊技状態のうちシングルボーナス遊技状態が生起された場合に獲得可能なメダルの枚数は最も少ない。本実施形態では、第1ボーナス遊技状態及び第2ボーナス遊技状態のうち少なくとも一方が第1特別状態に相当し、シングルボーナス遊技状態が第2特別状態に相当する。そして、本実施形態では、第1ボーナス停止目及び第2ボーナス停止目のうち少なくとも一方が第1特別表示結果に相当し、シングルボーナス停止目が第2特別表示結果に相当する。また、本実施形態において、ボーナス遊技状態は、有利状態に相当する。
払出役には、賞としてメダルの払出しが定められている。図5に示すように、払出役には、例えば、チェリー役、スイカ役、ベル役及び一枚役がある。
チェリー役には、賞として所定枚数(本実施形態では、「2枚」)のメダルの払出しが定められている。以下の説明において、チェリー役が入賞する場合に有効ラインYL上に停止される図柄組み合わせを「チェリー停止目」と示す。スイカ役には、賞として所定枚数(本実施形態では、「3枚」)のメダルの払出しが定められている。以下の説明において、スイカ役が入賞する場合に有効ラインYL上に停止される図柄組み合わせを「スイカ停止目」と示す。ベル役には、賞として所定枚数(本実施形態では、「10枚」)のメダルの払出しが定められている。以下の説明において、ベル役が入賞する場合に有効ラインYL上に停止される図柄組み合わせを「ベル停止目」と示す。一枚役には、賞として所定枚数(本実施形態では、「1枚」)のメダルの払出しが定められている。以下の説明において、1枚役が入賞する場合に有効ラインYL上に停止される図柄組み合わせを「ベルこぼし停止目」と示す。なお、本実施形態において、払出されるメダルの枚数とは、メダル払出口22から実際に払出されたメダルの枚数ではなく、クレジットとして加算されたメダルの枚数を含み、遊技者に付与されたメダルの枚数に相当する。
再遊技役には、賞として再遊技が定められている。再遊技役は、リプレイ役ともいわれる。以下の説明において、再遊技役が入賞する場合に有効ラインYL上に停止される図柄組み合わせを「再遊技停止目」と示す。図5に示すように、再遊技役には、例えば、通常再遊技役及び昇格再遊技役がある。以下の説明において、通常再遊技役が入賞する場合に有効ラインYL上に停止される図柄組み合わせを「通常再遊技停止目」と示す。また、昇格再遊技役が入賞する場合に有効ラインYL上に停止される図柄組み合わせを「昇格再遊技停止目」と示す。
スロットマシン10は、遊技状態を制御可能に構成されている。
図6に示すように、スロットマシン10における遊技状態には、第1遊技状態、第2遊技状態、持越遊技状態、第1ボーナス遊技状態、第2ボーナス遊技状態及びシングルボーナス遊技状態がある。
スロットマシン10では、役抽選にて第1ボーナス役の入賞が許容された変動ゲームにおいて、第1ボーナス役が入賞しなかった場合、第1ボーナス役の入賞を許容すること(第1ボーナス役の当選)が持ち越される。本実施形態では、役抽選において第1ボーナス役の入賞が許容された後、第1ボーナス役が入賞するまでの間、第1ボーナス役の入賞が許容され続ける。スロットマシン10では、役抽選において第1ボーナス役の入賞が許容された後、次の変動ゲームからも継続して第1ボーナス役の入賞が許容され続ける。同様に、スロットマシン10では、役抽選にて第2ボーナス役の入賞が許容された変動ゲームにおいて、第2ボーナス役が入賞しなかった場合、第2ボーナス役の入賞を許容すること(第2ボーナス役の当選)が持ち越される。本実施形態では、役抽選において第2ボーナス役の入賞が許容された後、第2ボーナス役が入賞するまでの間、第2ボーナス役の入賞が許容され続ける。スロットマシン10では、役抽選において第2ボーナス役の入賞が許容された後、次の変動ゲームからも継続して第2ボーナス役の入賞が許容され続ける。一方、スロットマシン10では、ボーナス役の中でもシングルボーナス役の入賞が許容された変動ゲームにおいてシングルボーナス役が入賞しなかった場合、シングルボーナス役の入賞を許容すること(シングルボーナス役の当選)が持ち越されない。
スロットマシン10では、第1ボーナス役の入賞が許容された変動ゲームにおいて第1ボーナス役が入賞しなかった場合、つまり、第1ボーナス役の当選が持ち越された場合、持越遊技状態へ移行する。同様に、スロットマシン10では、第2ボーナス役の入賞が許容された変動ゲームにおいて第2ボーナス役が入賞しなかった場合、つまり、第2ボーナス役の当選が持ち越された場合、持越遊技状態へ移行する。このように、スロットマシン10では、特定ボーナス役の当選が持ち越された場合、持越遊技状態へ移行する。
スロットマシン10において第2遊技状態は、第1遊技状態に比して、再遊技役の入賞が許容され易い遊技状態である。このため、第2遊技状態は、第1遊技状態に比して、メダルの消費が抑制される。したがって、第2遊技状態は、第1遊技状態に比して、有利といえる。第2遊技状態は、所謂、「リプレイタイム(RT)」となる。そして、スロットマシン10では、第1遊技状態において昇格再遊技役が入賞した場合、第2遊技状態へ移行する。また、スロットマシン10では、第2遊技状態において一枚役が入賞した場合、第1遊技状態へ移行する。
スロットマシン10では、第1ボーナス役が入賞した場合、第1ボーナス遊技状態へ移行する。スロットマシン10では、第1ボーナス遊技状態へ移行することで、第1ボーナス遊技状態が生起される。そして、スロットマシン10では、第1ボーナス遊技状態において第1ボーナス遊技状態の終了条件が成立した場合、第1遊技状態へ移行する。また、スロットマシン10では、第2ボーナス役が入賞した場合、第2ボーナス遊技状態へ移行する。スロットマシン10では、第2ボーナス遊技状態へ移行することで、第2ボーナス遊技状態が生起される。そして、スロットマシン10では、第2ボーナス遊技状態において第2ボーナス遊技状態の終了条件が成立した場合、第1遊技状態へ移行する。また、スロットマシン10では、シングルボーナス役が入賞した場合、シングルボーナス遊技状態へ移行する。スロットマシン10では、シングルボーナス遊技状態へ移行することで、シングルボーナス遊技状態が生起される。そして、スロットマシン10では、シングルボーナス遊技状態においてシングルボーナス遊技状態の終了条件が成立した場合、第1遊技状態へ移行する。このように、本実施形態では、特別表示結果が導出された後に特別状態が生起される。
スロットマシン10においてボーナス遊技状態は、ボーナス遊技状態以外の遊技状態に比して、役抽選における払出役の当選確率が高い。なお、払出役の当選確率は、払出役の入賞が許容される確率をいう。このように、ボーナス遊技状態では、ボーナス遊技状態以外の遊技状態に比して、メダルを獲得する頻度が向上する。したがって、ボーナス遊技状態は、ボーナス遊技状態以外の遊技状態に比して、有利といえる。
なお、役抽選においてボーナス役の入賞が許容されることは、ボーナス役に当選するともいわれる。また、ボーナス役の入賞が許容され続けることは、ボーナス役の当選が持ち越されるともいわれる。また、持越遊技状態は、「内部中」ともいわれる。これに対して、第1遊技状態及び第2遊技状態は、「非内部中」ともいわれる。また、ボーナス遊技状態以外の遊技状態において、ボーナス役の入賞が許容され続ける持越遊技状態を持越状態とする場合、ボーナス役の入賞が許容され続けない第1遊技状態及び第2遊技状態は非持越状態ともいえる。因みに、ボーナス遊技状態は「役物中」ともいわれ、ボーナス遊技状態以外の遊技状態は「非役物中」ともいわれる。
スロットマシン10は、演出モードとしての演出状態を制御可能に構成されている。演出状態は、複数種類ある。各演出状態では、滞在中の演出状態(制御されている演出状態)を識別可能な演出状態識別情報が報知される。スロットマシン10では、例えば、演出状態の種類毎に異なる背景画像を演出表示装置14に表示させたり、演出状態の種類毎に異なる発光色で装飾ランプ15を発光させたり、演出状態の種類毎に異なる楽曲(例えば、背景音楽)をスピーカ16に出力させたりして、演出状態識別情報を報知する。したがって、遊技者は、演出表示装置14に表示される背景画像や、装飾ランプ15の発光色、スピーカ16から出力される楽曲などから、滞在中の演出状態を認識できる。
図7に示すように、スロットマシン10における演出状態には、通常演出状態、準備演出状態、有利演出状態及びボーナス演出状態がある。スロットマシン10における有利演出状態には、第1有利演出状態、第2有利演出状態及び特別有利演出状態がある。スロットマシン10におけるボーナス演出状態には、第1ボーナス演出状態及び第2ボーナス演出状態がある。
通常演出状態及び準備演出状態は、主に、第1遊技状態であるときに滞在する演出状態である。第1有利演出状態、第2有利演出状態及び特別有利演出状態は、主に、第2遊技状態であるときに滞在する演出状態である。第1ボーナス演出状態は、主に、第1ボーナス遊技状態であるときに滞在する演出状態である。第2ボーナス演出状態は、主に、第2ボーナス遊技状態であるときに滞在する演出状態である。
スロットマシン10では、例えば、賞が定められた図柄組み合わせを有効ラインYL上に停止させるためのストップボタンの操作態様(操作タイミングや操作順序)を報知するナビ演出(操作関連演出)が実行される。ナビ演出は、操作ナビゲーション演出(操作ナビ)や、押し順ナビゲーション演出(押し順ナビ)ともいわれる。そして、スロットマシン10では、有利演出状態であるとき、通常演出状態であるときに比して、遊技者にとって有利な内容でナビ演出が実行される割合が高い。このため、有利演出状態は、所謂、「アシストタイム(AT)」となる。
特に、本実施形態のスロットマシン10では、有利演出状態であるときにベル役の入賞が許容された場合にはベル役を入賞させるための押し順を報知するナビ演出が実行される一方、通常演出状態であるときにベル役の入賞が許容された場合にはベル役を入賞させるための押し順を報知するナビ演出は実行されない。本実施形態において、ベル役を入賞させるための押し順は、利益を獲得可能な操作に相当する。したがって、本実施形態において、ベル役を入賞させるための押し順を報知するナビ演出は、利益を獲得可能な操作を案内する案内演出に相当する。そして、本実施形態において、ベル役を入賞させるための押し順を報知するナビ演出が実行される有利演出状態は、利益を獲得可能な操作を案内する案内演出が実行される特定状態に相当する。このように、本実施形態のスロットマシンは、特定状態を生起可能に構成されている。
図7に示すように、スロットマシン10では、通常演出状態において有利許容条件が成立すると、準備演出状態へ移行する。更に、スロットマシン10では、準備演出状態において有利開始条件が成立すると、有利演出状態へ移行する。このとき、有利演出状態の中でも第1有利演出状態へ移行する。また、スロットマシン10では、有利演出状態において有利終了条件が成立すると、通常演出状態へ移行する。
スロットマシン10では、第1有利演出状態において有利昇格条件が成立すると、第2有利演出状態へ移行する。また、スロットマシン10では、第2有利演出状態において有利降格条件が成立すると、第1有利演出状態へ移行する。また、第1有利演出状態又は第2有利演出状態において特別有利条件が成立すると、特別有利演出状態へ移行する。本実施形態において、有利演出状態は、有利状態に相当する。すなわち、本実施形態における有利状態には、ボーナス遊技状態と、有利演出状態と、が含まれる。
スロットマシン10では、特定ボーナス役が入賞すると、ボーナス演出状態へ移行する。具体的に、スロットマシン10では、第1ボーナス役が入賞すると、第1ボーナス演出状態へ移行する。また、スロットマシン10では、第2ボーナス役が入賞すると、第2ボーナス演出状態へ移行する。
スロットマシン10では、ボーナス演出状態において特定ボーナス終了条件が成立すると、ボーナス演出状態とは異なる演出状態へ移行する。具体的に、スロットマシン10では、第1ボーナス演出状態において第1ボーナス遊技状態の終了条件が成立すると、当該第1ボーナス演出状態へ移行前の演出状態へ移行する。同様に、スロットマシン10では、第2ボーナス演出状態において第2ボーナス遊技状態の終了条件が成立すると、当該第2ボーナス演出状態へ移行前の演出状態へ移行する。例えば、第2有利演出状態であるときに第1ボーナス役が入賞して第1ボーナス演出状態へ移行した場合、当該第1ボーナス演出状態の終了後、第2有利演出状態へ移行する。また、通常演出状態であるときに第2ボーナス役が入賞して第2ボーナス演出状態へ移行した場合、当該第2ボーナス演出状態の終了後、通常演出状態へ移行する。因みに、スロットマシン10では、シングルボーナス役が入賞したとしても演出状態は移行しない。例えば、スロットマシン10では、通常演出状態においてシングルボーナス役が入賞したとしても、通常演出状態に滞在する。同様に、スロットマシン10では、有利演出状態においてシングルボーナス役が入賞したとしても、有利演出状態に滞在する。
また、スロットマシン10では、有利期間の終了条件が成立した場合、通常演出状態へと移行する。有利期間には、ボーナス演出状態(ボーナス遊技状態)と、有利演出状態と、が含まれる。すなわち、本実施形態における有利期間には、特別状態と、特定状態と、が含まれる。有利期間は、通常演出状態及び準備演出状態に制御されることなく、連続して有利演出状態及びボーナス演出状態に制御される期間をいう。有利期間の終了条件は、内部的に記憶されている有利上限値が0に達した場合に成立する。スロットマシン10では、有利演出状態において有利上限値が0に達し、有利期間の終了条件が成立した場合、通常演出状態へ移行する。また、第1ボーナス演出状態に制御されること、つまり、第1ボーナス遊技状態が生起されることによって有利上限値が0に達する場合、第1ボーナス演出状態の終了後に通常演出状態に制御される。このとき、第1ボーナス演出状態へ移行前の演出状態が有利演出状態であったとしても、第1ボーナス遊技状態が生起されることで有利期間の終了条件が成立する場合、第1ボーナス演出状態の終了後に通常演出状態へ移行する。同様に、第2ボーナス演出状態に制御されること、つまり、第2ボーナス遊技状態が生起されることによって有利上限値が0に達する場合、第2ボーナス演出状態の終了後に通常演出状態に制御される。このとき、第2ボーナス演出状態へ移行前の演出状態が有利演出状態であったとしても、第2ボーナス遊技状態が生起されることで有利期間の終了条件が成立する場合、第2ボーナス演出状態の終了後に通常演出状態へ移行する。
本実施形態において、ボーナス演出状態の終了後に制御される演出状態が、特別演出モードに相当する。本実施形態のスロットマシン10において、ボーナス演出状態の終了後に制御される演出状態には、通常演出状態、準備演出状態及び有利演出状態があり、これらが特別演出モードに相当する。また、本実施形態において、有利演出状態の終了後に制御される演出状態が、特定演出モードに相当する。本明細書において「有利演出状態の終了」とは、有利演出状態においてボーナス遊技状態が生起されることによってボーナス演出状態に制御される場合を除くものであって、有利演出状態から通常演出状態へ移行する場合を意味するものである。したがって、本実施形態のスロットマシン10において、有利演出状態の終了後に制御される演出状態は、通常演出状態であり、通常演出状態が特定演出モードに相当する。
スロットマシン10では、内部制御状態としての内部モードを制御可能に構成されている。内部モードは、内部抽選状態ともいわれる。内部モードは、複数種類ある。具体的に、内部モードは、第1内部モードと、第2内部モードと、第3内部モードと、がある。
スロットマシン10では、有利演出状態の終了後、有利許容条件が成立するまでの変動ゲームの最大回数(以下、天井回数という)が決定される。天井回数は、次に有利演出状態が生起されるまでに要する遊技回数の上限回数に相当する。
同様に、スロットマシン10では、第1ボーナス演出状態(第1ボーナス遊技状態)又は第2ボーナス演出状態(第2ボーナス遊技状態)の終了後、天井回数が決定される。そして、スロットマシン10では、内部モードに応じた割合で天井回数が決定される。スロットマシン10では、内部モードに応じて天井回数として決定する回数の範囲が決定され、その後、天井回数として決定する回数の範囲の中から均等確率又は略均等確率の下で天井回数が決定される。
図8(a)に示すように、第3内部モードでは、天井回数として決定され得る回数の最大回数が128回であるのに対して、第1内部モード又は第2内部モードでは、天井回数として決定され得る回数の最大回数が999回である。このため、第3内部モードであれば、有利演出状態又はボーナス演出状態の終了後、最大128回の変動ゲームを実行させれば、有利許容条件が成立する。したがって、第3内部モードは、第1内部モード及び第2内部モードに比して有利な内部モードといえる。更に、第2内部モードであるときには、第1内部モードであるときに比して、天井回数として少ない回数が決定され易い。したがって、第2内部モードは、第1内部モードに比して有利な内部モードといえる。
スロットマシン10では、有利演出状態の終了後、内部モードが抽選される。具体的に、スロットマシン10では、現在の内部モードに応じた割合で、移行先の内部モードが決定される。なお、現在の内部モードは、移行前の内部モードに相当し、移行先の内部モードは、移行後の内部モードに相当する。
図8(b)に示すように、第2内部モードであるときには、第1内部モードであるときに比して、移行先の内部モードとして第3内部モードが決定され易い。更に、第2内部モードであるときには、移行先の内部モードとして第1内部モードが決定されない。このように、第2内部モードであるときには、第1内部モードであるときに比して、移行先の内部モードとして有利度の高い内部モードが決定され易い。このような観点からも、第2内部モードは、第1内部モードに比して、有利な内部モードといえる。因みに、第3内部モードであるときには、移行先の内部モードとして第2内部モードが決定されず、移行先の内部モードとして第3内部モードが決定されて第3内部モードを継続すること、又は、移行先の内部モードとして第1内部モードが決定されて第1内部モードへ降格することが決定される。
このように、スロットマシン10において、第3内部モードは、第1内部モード又は第2内部モードに比して、有利演出状態の生起に関する有利度が高い。また、スロットマシン10において、第2内部モードは、第1内部モードに比して、有利演出状態の生起に関する有利度が高い。このように、本実施形態では、第2内部制御状態は、第1内部制御状態に比して有利状態の生起に関する有利度が高い。本実施形態において、第3内部モードを第2内部制御状態とする場合に第1内部モード及び第2内部モードのうち少なくとも一方が第1内部制御状態に相当し、第2内部モードを第2内部制御状態とする場合に第1内部モードが第1内部制御状態に相当する。
次に、スロットマシン10の電気的構成を説明する。
図9に示すように、スロットマシン10は、機内部に、主制御部としての主基板40を備えている。主基板40は、処理の結果に応じて制御信号(制御コマンド)を出力する。スロットマシン10は、機内部に、副制御部としての副基板41を備えている。副基板41は、主基板40が出力する制御情報に基づき所定の処理を行う。例えば、副基板41は、演出表示装置14による表示演出、装飾ランプ15による発光演出及びスピーカ16による音演出を実行させるための処理を行う。主基板40は、副基板41と接続されている。主基板40及び副基板41は、主基板40から副基板41へと一方向に制御情報を出力可能となるように接続されている。
まず、主基板40について詳しく説明する。
主基板40は、主制御用CPU40aと、主制御用ROM40bと、主制御用RAM40cと、を備えている。主制御用CPU40aは、主制御用プログラムを実行することにより、各種の処理を行う。主制御用ROM40bは、主制御用プログラムや、所定の抽選に用いられる抽選テーブルや判定値などを記憶している。
主制御用RAM40cは、スロットマシン10の動作中に適宜書き換えられる様々な情報を記憶可能に構成されている。主制御用RAM40cが記憶する情報には、例えば、フラグ、カウンタ及びタイマなどがある。主制御用RAM40cが記憶する情報には、クレジットに関する情報などがある。主基板40は、乱数を生成可能に構成されている。例えば、乱数は、乱数の値を所定の周期毎に更新する乱数生成回路を主基板40に搭載することによりハードウェア乱数として生成してもよく、主制御用CPU40aが所定の制御周期毎に乱数の値を更新することによりソフトウェア乱数として生成してもよい。
主基板40は、リールセンサSE1〜SE3及び投入センサSE4と接続されている。主制御用CPU40aは、ポートを介して、各種のセンサSE1〜SE4が出力する検知信号を入力可能に構成されている。主基板40は、リール13a〜13cの各アクチュエータと接続されている。主制御用CPU40aは、駆動回路を介して、リール13a〜13cの各アクチュエータの動作を制御可能に構成されている。
主基板40は、ベットボタン18、精算ボタン19、スタートレバー20及びストップボタン21a〜21cと接続されている。主制御用CPU40aは、ポートを介して、ベットボタン18、精算ボタン19、スタートレバー20及びストップボタン21a〜21cが出力する検知信号を入力可能に構成されている。主基板40は、情報パネル30と接続されている。主制御用CPU40aは、駆動回路を介して、情報パネル30の表示内容を制御可能に構成されている。
主基板40は、設定値スイッチ45と接続されている。主制御用CPU40aは、ポートを介して、設定値スイッチ45が操作されたときに出力する操作信号を入力可能に構成されている。設定値スイッチ45は、所定の鍵を用いることで操作することが可能に構成されている。以下の説明において、「設定値スイッチ45が操作される」という場合は、所定の鍵を用いて設定値スイッチ45が操作されることを意味する。設定値スイッチ45は、開閉扉12の後側(裏側)に設けられている。
スロットマシン10への電力供給の開始に伴って設定値スイッチ45を操作することによって、設定値を設定することができる。設定値は、複数段階で構成されており、何れかの設定値を設定できる。すなわち、スロットマシン10は、設定値スイッチ45を操作することで設定値を変更できる。本実施形態における設定値には、「1」、「2」及び「3」があり、「1」〜「3」のうち何れかを設定値として設定することができる。本実施形態では、電力供給の開始に伴って設定値スイッチ45を操作して設定値を変更する操作が、設定変更操作に相当する。
スロットマシン10では、設定値に基づく当選確率の下で役抽選が行われる。そして、スロットマシン10では、設定値により有利度が異なり、機械割が異なる。スロットマシン10では、設定値によって、ボーナス役の当選確率、つまり、役抽選においてボーナス役の入賞が許容される確率が異なる。本実施形態では、役抽選においてボーナス役の入賞が許容されることが、役抽選の抽選結果が特別結果となることに相当する。そして、本実施形態において、役抽選においてボーナス役の入賞が許容される確率が、役抽選の抽選結果が特別結果となる確率に相当する。以下の説明では、役抽選においてボーナス役の入賞が許容される確率を「ボーナス役の当選確率」という場合がある。そして、役抽選において第1ボーナス役の入賞が許容される確率を「第1ボーナス役の当選確率」、役抽選において第2ボーナス役の入賞が許容される確率を「第2ボーナス役の当選確率」、役抽選においてシングルボーナス役の入賞が許容される確率を「シングルボーナス役の当選確率」という場合がある。
図10に示すように、スロットマシン10において、設定値が「1」であるときの役抽選では、第1ボーナス役の当選確率が「1/240」、第2ボーナス役の当選確率が「1/320」、シングルボーナス役の当選確率が「1/100」となっている。また、スロットマシン10において、設定値が「2」であるときの役抽選では、第1ボーナス役の当選確率が「1/230」、第2ボーナス役の当選確率が「1/300」、シングルボーナス役の当選確率が「1/100」となっている。また、スロットマシン10において、設定値が「3」であるときの役抽選では、第1ボーナス役の当選確率が「1/200」、第2ボーナス役の当選確率が「1/300」、シングルボーナス役の当選確率が「1/100」となっている。このように、スロットマシン10では、設定値が「1」である場合に役抽選にてボーナス役に当選する確率は、設定値が「2」又は「3」である場合に役抽選にてボーナス役に当選する確率よりも低い。また、スロットマシン10では、設定値が「2」である場合に役抽選にてボーナス役に当選する確率は、設定値が「3」である場合に役抽選にてボーナス役に当選する確率よりも低い。このように、本実施形態では、設定値が第1設定値である場合に役抽選の抽選結果が特別結果となる確率は、設定値が第2設定値である場合に役抽選の抽選結果が特別結果となる確率よりも低い。本実施形態において、第1設定値を「1」とする場合に「2」及び「3」のうち少なくとも一方が第2設定値に相当し、第1設定値を「2」とする場合に「3」が第2設定値に相当する。
ここで、主制御用ROM40bに記憶されている抽選テーブルのうち、複数ある当選番号の中から当選番号を決定するための内部抽選に用いられる役抽選テーブルと上記当選番号について説明する。以下、当選番号を決定するための内部抽選を、役抽選と示す。役抽選において決定される当選番号は、条件装置組み合わせともいわれる。このため、役抽選は、「条件装置組み合わせ抽選」ともいえる。以下の説明では、「役抽選において所定の当選番号が決定される」ことを、「役抽選にて所定の当選番号に当選する」と表現する場合がある。
当選番号は、有効ラインYL上に導出(表示)可能な図柄組み合わせとして、1つ又は複数の図柄組み合わせが定められた制御情報である。すなわち、当選番号は、変動ゲームにおいて入賞が可能な役として、1つ又は複数の役が定められた条件装置識別子である。本実施形態における当選番号には、例えば、ボーナス役の入賞が許容される当選番号、チェリー役の入賞が許容される当選番号、スイカ役の入賞が許容される当選番号、ベル役の入賞が許容される当選番号及び再遊技役の入賞が許容される当選番号が含まれている。
本実施形態において、ボーナス役の入賞が許容される当選番号には、第1ボーナス役の入賞が許容される当選番号と、第2ボーナス役の入賞が許容される当選番号と、シングルボーナス役の入賞が許容される当選番号と、がある。
本実施形態において、ボーナス役の入賞が許容される当選番号に当選することが、役抽選においてボーナス役に当選することに相当し、役抽選の抽選結果が特別結果となることに相当する。そして、役抽選における「ボーナス役の当選確率」は、役抽選においてボーナス役の入賞が許容される当選番号に当選する確率に相当する。また、第1ボーナス役の入賞が許容される当選番号に当選することが、役抽選において第1ボーナス役に当選することに相当する。そして、前述の役抽選における「第1ボーナス役の当選確率」は、役抽選において第1ボーナス役の入賞が許容される当選番号に当選する確率に相当する。同様に、第2ボーナス役の入賞が許容される当選番号に当選することが、役抽選において第2ボーナス役に当選することに相当する。そして、前述の役抽選における「第2ボーナス役の当選確率」は、役抽選において第2ボーナス役の入賞が許容される当選番号に当選する確率に相当する。また、シングルボーナス役の入賞が許容される当選番号に当選することが、役抽選においてシングルボーナス役に当選することに相当する。そして、前述の役抽選における「シングルボーナス役の当選確率」は、役抽選においてシングルボーナス役の入賞が許容される当選番号に当選する確率に相当する。
なお、ボーナス役の入賞が許容される当選番号は、複数の役のうちボーナス役のみの入賞が許容される当選番号でなくてもよく、例えば、チェリー役及び第1ボーナス役の入賞が許容される当選番号や再遊技役と第2ボーナス役の入賞が許容される当選番号であってもよい。スロットマシン10では、ボーナス役の入賞が許容されているときに、他の払出役や再遊技役の入賞が許容される場合、当該他の払出役や再遊技役の入賞が優先され、ボーナス役の入賞は次回以降の変動ゲームへと持ち越される。
本実施形態において、ベル役の入賞が許容される当選番号には、ベル役のみの入賞が許容される当選番号と、ベル役に加えて一枚役の入賞が許容される当選番号と、がある。ベル役及び一枚役の入賞が許容される当選番号には、ベル役を入賞させるためのストップボタンの操作順序(押し順)と、一枚役を入賞させるためのストップボタンの操作順序(押し順)と、が異なる当選番号が含まれている。例えば、ベル役及び一枚役の入賞が許容される当選番号には、所定の操作順序でストップボタンが操作された場合にはベル役が入賞する一方、所定の操作順序とは異なる操作順序でストップボタンが操作された場合には一枚役が入賞する当選番号がある。
本実施形態において、再遊技役の入賞が許容される当選番号には、通常再遊技役のみの入賞が許容される当選番号と、通常再遊技役及び昇格再遊技役の入賞が許容される当選番号と、がある。通常再遊技役及び昇格再遊技役の入賞が許容される当選番号には、通常再遊技役を入賞させるためのストップボタンの操作順序(押し順)と、昇格再遊技役を入賞させるための操作順序(押し順)と、が異なる当選番号が含まれている。例えば、通常再遊技役及び昇格再遊技役の入賞が許容される当選番号には、所定の操作順序でストップボタンが操作された場合には通常再遊技役が入賞する一方、所定の操作順序とは異なる操作順序でストップボタンが操作された場合には昇格再遊技役が入賞する当選番号がある。
以下の説明では、役抽選にて第1ボーナス役の入賞が許容される当選番号に当選した場合を「第1ボーナス役の入賞が許容された場合」と示す。また、役抽選にて第2ボーナス役の入賞が許容される当選番号に当選した場合を「第2ボーナス役の入賞が許容された場合」と示す。また、役抽選にてシングルボーナス役の入賞が許容される当選番号に当選した場合を「シングルボーナス役の入賞が許容された場合」と示す。また、役抽選にてチェリー役の入賞が許容される当選番号に当選した場合を「チェリー役の入賞が許容された場合」と示す。また、役抽選にてスイカ役の入賞が許容される当選番号に当選した場合を「スイカ役の入賞が許容された場合」と示す。同様に、役抽選にてベル役の入賞が許容される当選番号に当選した場合を「ベル役の入賞が許容された場合」と示す。また、役抽選にて再遊技役の入賞が許容される当選番号に当選した場合を「再遊技役の入賞が許容された場合」と示す。また、役抽選にて通常再遊技役及び昇格再遊技役の入賞が許容される当選番号に当選した場合を「昇格再遊技役の入賞が許容された場合」と示す。
スロットマシン10における役抽選テーブルは、複数種類ある。スロットマシン10では、遊技状態に応じた役抽選テーブルが、役抽選において用いられる。本実施形態における役抽選テーブルには、第1遊技状態における役抽選において用いられる第1役抽選テーブルと、第2遊技状態における役抽選において用いられる第2役抽選テーブルと、持越遊技状態における役抽選において用いられる第3役抽選テーブルと、がある。また、本実施形態における役抽選テーブルには、第1ボーナス遊技状態における役抽選において用いられる第4役抽選テーブルと、第2ボーナス遊技状態における役抽選において用いられる第5役抽選テーブルと、シングルボーナス遊技状態における役抽選において用いられる第6役抽選テーブルと、がある。スロットマシン10は、設定値毎の第1役抽選テーブル〜第6役抽選テーブルを備えている。なお、例えば、第1役抽選テーブル〜第6役抽選テーブルのうち、ボーナス遊技状態以外の遊技状態における役抽選において用いられる第1役抽選テーブル〜第3役抽選テーブルについては設定値毎に備える一方、ボーナス遊技状態における役抽選において用いられる第4役抽選テーブル〜第6役抽選テーブルについては設定値毎に備えなくてもよい。また、第1ボーナス遊技状態、第2ボーナス遊技状態及びシングルボーナス遊技状態のうち一部又は全部の遊技状態における役抽選において用いられる役抽選テーブルを共通化してもよい。例えば、第1ボーナス遊技状態及び第2ボーナス遊技状態における役抽選では第4役抽選テーブルが用いられるように構成してもよい。
役抽選テーブルには、決定可能とする当選番号に対して、役抽選に用いられる乱数(以下、役抽選用乱数と示す)の値が、当該役抽選用乱数の値として取り得る範囲内の数値の中から所定個数ずつ振り分けられている。
第4役抽選テーブル〜第6役抽選テーブルでは、第1役抽選テーブル〜第3役抽選テーブルに比して、ベル役の入賞が許容される当選番号の決定率を合算した確率が高まるように、役抽選用乱数の値が振り分けられている。これにより、ボーナス遊技状態では、ボーナス遊技状態以外の遊技状態に比して、ベル役の入賞が許容され易くなる。因みに、本実施形態では、第4役抽選テーブル〜第6役抽選テーブルでは、ベル役の入賞が許容される当選番号の中でもベル役のみの入賞が許容される当選番号に限って当選し得るように、役抽選用乱数の値が振り分けられている。
スロットマシン10では、役抽選において何れの当選番号にも当選しなかった場合、つまり、役の入賞が許容されなかった場合、役抽選の抽選結果が「はずれ」となる。そして、役抽選の抽選結果がはずれの場合には、役抽選の抽選結果に基づいて賞が定められた図柄組み合わせが導出されることはない。但し、特定ボーナス役の当選が持ち越されているときであって、役抽選の抽選結果がはずれの場合には、持ち越されている特定ボーナス役を入賞させることができる。
スロットマシン10では、第1ボーナス役の当選が持ち越されているときに役抽選の抽選結果がはずれの場合、第1ボーナス停止目を導出させることが可能な停止操作位置でストップボタン21a〜21cが操作されると、第1ボーナス停止目が導出されるように、リール13a〜13cが停止される。一方、スロットマシン10では、第1ボーナス役の当選が持ち越されているときに役抽選の抽選結果がはずれの場合、第1ボーナス停止目を導出させることが可能な停止操作位置以外の停止操作位置でストップボタン21a〜21cが操作されると、賞が定められていないはずれ停止目が導出されるように、リール13a〜13cが停止される。同様に、スロットマシン10では、第2ボーナス役の当選が持ち越されているときに役抽選の抽選結果がはずれの場合、第2ボーナス停止目を導出させることが可能な停止操作位置でストップボタン21a〜21cが操作されると、第2ボーナス停止目が導出されるように、リール13a〜13cが停止される。一方、スロットマシン10では、第2ボーナス役の当選が持ち越されているときに役抽選の抽選結果がはずれの場合、第2ボーナス停止目を導出させることが可能な停止操作位置以外の停止操作位置でストップボタン21a〜21cが操作されると、賞が定められていないはずれ停止目が導出されるように、リール13a〜13cが停止される。
次に、副基板41について詳しく説明する。
図9に示すように、副基板41は、副制御用CPU41aと、副制御用ROM41bと、副制御用RAM41cと、を備えている。例えば、副制御用CPU41aは、副制御用プログラムを実行することにより、各種の処理(例えば、演出に関する処理)を行う。副制御用ROM41bは、副制御用プログラムや、抽選に用いられる抽選テーブルや判定値などを記憶している。副制御用ROM41bは、演出表示装置14における表示演出に関する表示演出データを記憶している。副制御用ROM41bは、装飾ランプ15における発光演出に関する発光演出データを記憶している。副制御用ROM41bは、スピーカ16における音演出に関する音演出データを記憶している。
副制御用RAM41cは、スロットマシン10の動作中に適宜書き換えられる様々な情報を記憶可能に構成されている。副制御用RAM41cが記憶する情報には、例えば、フラグ、カウンタ及びタイマなどがある。副基板41は、乱数を生成可能に構成されている。例えば、乱数は、乱数の値を所定の周期毎に更新する乱数生成回路を副基板41に搭載することによりハードウェア乱数として生成してもよく、副制御用CPU41aが所定の制御周期毎に乱数の値を更新することによりソフトウェア乱数として生成してもよい。
副基板41は、演出表示装置14、装飾ランプ15及びスピーカ16と接続されている。副制御用CPU41aは、駆動回路を介して、演出表示装置14、装飾ランプ15及びスピーカ16を制御可能に構成されている。
副基板41は、選択ボタンSB及びメニューボタンMBと接続されている。副制御用CPU41aは、ポートを介して、選択ボタンSB及びメニューボタンMBが出力する検知信号を入力可能に構成されている。また、副基板41は、音量調整器47と接続されている。副制御用CPU41aは、ポートを介して、音量調整器47の操作によって設定された最大音量を示す信号を入力可能に構成されている。本実施形態のスロットマシン10は、音量調整器47を操作することで、スピーカ16から出力する音の最大音量を所定の範囲内で設定可能に構成されている。音量調整器47は、開閉扉12の裏側に配設されている。
副基板41は、バックライトBLと接続されている。副制御用CPU41aは、駆動回路を介して、バックライトBLを制御可能に構成されている。また、副基板41は、第1アクチュエータA1と接続されている、副制御用CPU41aは、駆動回路を介して、第1アクチュエータA1の動作を制御可能に構成されている。本実施形態では、副制御用CPU41aが第1アクチュエータA1の動作を制御して特定の可動体に相当するハート可動体25の動作を制御することで、特定の可動体の動作を制御する動作制御手段としての機能が実現される。また、副基板41は、第2アクチュエータA2と接続されている、副制御用CPU41aは、駆動回路を介して、第2アクチュエータA2の動作を制御可能に構成されている。
副制御用RAM41cには、音量フラグが記憶されている。音量フラグには、基準となる基準音量を特定可能な値が設定される。基準音量は、例えば、スピーカ16から出力可能な最大音量や最小音量であってもよいし、スピーカ16から出力可能な音量の範囲であってもよい。また、基準音量は、音演出を実行する際の基礎となる音量を増幅させる倍率であってもよい。本実施形態において音量フラグには、音量調整器47により設定された最大音量の範囲内の音量を特定可能な値が設定される。なお、本実施形態における音量フラグには、効果音やキャラクタボイスに対応する第1音量フラグと、背景音楽に対応する第2音量フラグと、がある。そして、音量調整器47が操作された場合、音量調整器47の操作によって設定された最大音量の範囲内の音量を特定可能な値が、第1音量フラグ及び第2音量フラグにそれぞれ設定される。
次に、主基板40の主制御用CPU40aが実行する処理について説明する。
スロットマシン10への電力供給の開始に伴って設定値スイッチ45が操作された場合、主制御用CPU40aは、設定値スイッチ45の操作によって設定された設定値を特定可能な情報(以下、設定値情報と示す)を主制御用RAM40cに記憶する。また、主制御用CPU40aは、設定された設定値を特定可能な制御情報(以下、設定値コマンドと示す)を出力バッファに格納する。なお、出力バッファに格納された制御情報(コマンド)は、次回以降の割込処理において副基板41へと出力される。本実施形態では、電力供給の開始に伴って設定値スイッチ45を操作して設定値を変更する操作に基づいて設定値情報を主制御用RAM40cに記憶する処理を主制御用CPU40aが行うことにより、設定値手段としての機能が実現される。
主制御用CPU40aが行う処理には、遊技進行メイン処理がある。
図11に示すように、遊技進行メイン処理において主制御用CPU40aは、遊技開始セット処理を行う(ステップS101)。遊技開始セット処理において主制御用CPU40aは、スロットマシン10の遊技状態に関する情報の記憶を行ったり、主制御用RAM40cにおける所定の記憶領域の上方を消去又は更新したりする。次に、主制御用CPU40aは、メダルのベット受付を開始する(ステップS102)。次に、主制御用CPU40aは、遊技状態をチェックする(ステップS103)。
次に、主制御用CPU40aは、再遊技作動時であるかを判定する(ステップS104)。再遊技作動時とは、再遊技が付与されているときに相当する。再遊技作動時ではない場合(ステップS104:NO)、主制御用CPU40aは、今回の変動ゲームにおけるベット数を設定するメダル管理処理を行う(ステップS105)。ステップS105においてベット数を設定した場合、主制御用CPU40aは、ベット数が設定されたことを特定可能な制御情報(以下、賭数設定コマンドと示す)を出力バッファに格納する。なお、本実施形態の賭数設定コマンドからは、設定されているベット数を特定することも可能に構成されている。ステップS105において主制御用CPU40aは、ベットボタン18からの検知信号を入力すると、主制御用RAM40cに記憶されているベット数が規定ベット数Xとなるようにベット数を加算するとともに、該加算分だけ、主制御用RAM40cに記憶されているクレジットを減算する。また、ステップS105において主制御用CPU40aは、投入センサSE4からの検知信号を入力した場合、ベット数を1増加させる。このとき、ベット数が規定ベット数Xに達している場合、主制御用CPU40aは、主制御用RAM40cに記憶されているクレジットに1加算し、クレジットを更新する。更に、このとき、クレジットがクレジット上限数に達している場合、主制御用CPU40aは、ホッパーユニットHUを駆動させ、メダルを1枚払い出す。
主制御用CPU40aは、再遊技作動時である場合(ステップS104:YES)、又は、ステップS105の処理を終了した場合、今回の変動ゲームにおけるベット数が、変動ゲームを開始可能とする規定ベット数Xと一致するかを判定する(ステップS106)。なお、主制御用CPU40aは、再遊技作動時である場合(ステップS104:YES)、前回の変動ゲームにおけるベット数を、今回の変動ゲームにおけるベット数として主制御用RAM40cに再び設定する。因みに、ベット数が設定されている場合であっても、再遊技作動時であるかを特定可能な情報が主制御用RAM40cに記憶されることから、当該情報を参照することで主制御用CPU40aは再遊技作動時であるかを特定することができる。
本実施形態において、規定ベット数Xは、1回の変動ゲームを行うにあたって必要となるベット数ともいえる。スロットマシン10では、規定ベット数Xを、ボーナス遊技状態であるときとボーナス遊技状態以外の遊技状態であるときで異ならせておらず、同一としている。しかし、規定ベット数Xを、ボーナス遊技状態であるときとボーナス遊技状態以外の遊技状態であるときで異ならせてもよい。この場合、ボーナス遊技状態は、ボーナス遊技状態以外の遊技状態とは規定ベット数Xが異なる遊技状態ともいえる。また、ボーナス遊技状態は、ボーナス遊技状態以外の遊技状態に比して、規定ベット数Xが少ない遊技状態ともいえる。なお、ボーナス遊技状態は、ボーナス遊技状態以外の遊技状態に比して、規定ベット数Xが多い遊技状態としてもよい。このように、遊技状態に応じて規定ベット数Xを異ならせる場合、主制御用CPU40aは、遊技状態に応じた規定ベット数Xを用いてステップS106の処理を行う。
ベット数が規定ベット数Xと一致しない場合(ステップS106:NO)、主制御用CPU40aは、ステップS103の処理に移行する。すなわち、ステップS106の処理において主制御用CPU40aは、変動ゲームを開始可能な状態となったかを判定している。一方、今回の変動ゲームにおけるベット数が規定ベット数Xと一致する場合(ステップS106:YES)、主制御用CPU40aは、スタートレバー20による開始操作を受付けたかを判定する(ステップS107)。ステップS107の処理において主制御用CPU40aは、スタートレバー20から操作信号を入力した場合には肯定判定する一方、スタートレバー20から操作信号を入力しない場合には否定判定する。開始操作を受付けていない場合(ステップS107:NO)、主制御用CPU40aは、ステップS103の処理へ移行する。一方、開始操作を受付けた場合(ステップS107:YES)、主制御用CPU40aは、ゲーム数減算処理を行う(ステップS108)。なお、主制御用CPU40aは、開始操作を受付けた場合、変動ゲームの開始を特定可能な制御情報(以下、変動ゲーム開始コマンドと示す)を出力バッファに格納する。
ゲーム数減算処理において主制御用CPU40aは、第1ゲーム数減算処理と、第2ゲーム数減算処理と、を行う。ゲーム数減算処理において主制御用CPU40aは、第1ゲーム数減算処理を行い、当該第1ゲーム数減算処理を終了した後に第2ゲーム数減算処理を行う。そして、ゲーム減算処理において主制御用CPU40aは、第2ゲーム数減算処理を終了した後、遊技進行メイン処理に戻る。
第1ゲーム数減算処理において主制御用CPU40aは、主制御用RAM40cに記憶されている演出状態フラグの値を参照し、現在の演出状態が有利演出状態であるかを判定する。有利演出状態でない場合、主制御用CPU40aは、第1ゲーム数減算処理を終了する。一方、有利演出状態である場合、主制御用CPU40aは、主制御用RAM40cに記憶されている残りの有利滞在回数を1減算して更新する。残りの有利滞在回数は、有利演出状態においてベル停止目を導出させるためのストップボタンの操作態様を報知可能となる変動ゲームの残り回数であって、有利演出状態から通常演出状態へ移行することを回避可能となる残りの変動ゲームの回数ともいえる。その後、主制御用CPU40aは、第1ゲーム数減算処理を終了する。
第2ゲーム数減算処理において主制御用CPU40aは、演出状態フラグの値を参照し、現在の演出状態が有利演出状態であるかを判定する。有利演出状態でない場合、主制御用CPU40aは、第2ゲーム数減算処理を終了する。一方、有利演出状態である場合、主制御用CPU40aは、主制御用RAM40cに記憶されている残りの有利上限値を1減算して更新する。残りの有利上限値は、有利期間の終了条件が成立するまでの値であって、残りの有利上限値が0に達した場合に有利期間の終了条件が成立し、その後の所定のタイミングで有利期間が終了する。その後、主制御用CPU40aは、第2ゲーム数減算処理を終了する。
ゲーム数減算処理を終えると、主制御用CPU40aは、役抽選として、当選番号を決定するための役抽選処理を行う(ステップS109)。役抽選処理において主制御用CPU40aは、役抽選用乱数の値を取得する。また、主制御用CPU40aは、主制御用RAM40cに記憶されている遊技状態フラグの値を参照し、現在の遊技状態を特定する。そして、主制御用CPU40aは、特定した遊技状態に対応する役抽選テーブルを選択する。そして、主制御用CPU40aは、取得した役抽選用乱数の値を基に、選択した役抽選用テーブルを参照することによって、役抽選を行う。具体的に、主制御用CPU40aは、取得した役抽選用乱数の値が振り分けられている当選番号を決定する。なお、役抽選用乱数の値が、賞が定められた図柄組み合わせの入賞を許容する当選番号に振り分けられていない場合、役抽選の抽選結果は「はずれ」となる。本実施形態では、主制御用CPU40aが役抽選処理を行うことで、役抽選を行う役抽選手段としての機能が実現される。
その他、役抽選処理において主制御用CPU40aは、ボーナス役の入賞を許容することを特定可能なボーナスフラグが設定されていないときに、ボーナス役の入賞を許容する当選番号に当選した場合、当該ボーナス役の種類に対応するボーナスフラグを設定する。ボーナスフラグには、第1ボーナス役の入賞を許容する当選番号に当選した場合に設定される第1ボーナスフラグと、第2ボーナス役の入賞を許容する当選番号に当選した場合に設定される第2ボーナスフラグと、シングルボーナス役の入賞を許容する当選番号に当選した場合に設定されるシングルボーナスフラグと、がある。一方、主制御用CPU40aは、既にボーナスフラグが設定されているとき(特定ボーナス役の当選が持ち越されているとき)に、ボーナス役の入賞を許容する当選番号に当選した場合、ボーナスフラグを新たに設定しない。
また、役抽選処理において主制御用CPU40aは、役抽選の抽選結果を特定可能な情報(以下、当選情報と示す)を、主制御用RAM40cに記憶する。また、主制御用CPU40aは、役抽選の抽選結果を特定可能な制御情報(以下、当選情報コマンドと示す)を出力バッファに格納する。また、当選情報コマンドを出力バッファに格納した後、主制御用CPU40aは、役抽選処理を終了するとともに、遊技進行メイン処理に戻る。
役抽選処理を終えると、主制御用CPU40aは、有利抽選処理を行う(ステップS110)。有利抽選処理において主制御用CPU40aは、有利移行抽選処理と、天井判定処理と、上乗せ抽選処理と、を行う。有利抽選処理において主制御用CPU40aは、有利移行抽選処理を行い、当該有利移行抽選処理を終了した後に天井判定処理を行う。更に、有利抽選処理において主制御用CPU40aは、天井判定処理を終了した後に上乗せ抽選処理を行う。そして、有利抽選処理において主制御用CPU40aは、上乗せ抽選処理を終了した後、遊技進行メイン処理に戻る。
有利移行抽選処理において主制御用CPU40aは、演出状態フラグの値を参照し、現在の演出状態が通常演出状態であるかを判定する。通常演出状態でない場合、主制御用CPU40aは、有利移行抽選処理を終了する。一方、通常演出状態である場合、主制御用CPU40aは、有利演出状態への移行が許容されていることを特定可能な情報(以下、有利移行許容情報と示す)が主制御用RAM40cに記憶されているかを判定する。そして、有利移行許容情報が主制御用RAM40cに記憶されている場合、主制御用CPU40aは、有利移行抽選処理を終了する。一方、有利移行許容情報が主制御用RAM40cに記憶されていない場合、主制御用CPU40aは、役抽選の抽選結果に基づいて、有利移行抽選を行う。本実施形態の主制御用CPU40aは、例えば、主基板40内で生成している乱数の値を取得するとともに、当該取得した乱数の値をもとに所定の抽選テーブルを参照し、取得した乱数の値に応じて有利演出状態への移行を許容すること、又は、有利演出状態への移行を許容しないことを決定する有利移行抽選を行う。有利移行抽選において有利演出状態への移行を許容することが決定される確率は、役抽選の抽選結果に応じて異なる。また、有利移行抽選において有利演出状態への移行を許容することが決定されなかった場合、主制御用CPU40aは、有利移行抽選処理を終了する。一方、有利移行抽選において有利演出状態への移行を許容することが決定された場合、主制御用CPU40aは、有利移行許容情報を主制御用RAM40cに記憶する。更に、主制御用CPU40aは、有利演出状態への移行が決定されたことを特定可能な制御情報(以下、有利許容コマンドと示す)を出力バッファに格納し、有利移行抽選処理を終了する。
天井判定処理において主制御用CPU40aは、演出状態フラグの値を参照し、現在の演出状態が通常演出状態であるかを判定する。通常演出状態でない場合、主制御用CPU40aは、天井判定処理を終了する。一方、通常演出状態である場合、主制御用CPU40aは、主制御用RAM40cに記憶されている通常実行回数に1加算し、通常実行回数を更新する。通常実行回数は、有利演出状態又はボーナス演出状態に制御されることなく通常演出状態において実行された変動ゲームの回数に相当する。また、主制御用CPU40aは、更新後の通常実行回数が、主制御用RAM40cに記憶されている天井回数に達したかを判定する。通常実行回数が天井回数に達していない場合、主制御用CPU40aは、天井判定処理を終了する。一方、通常実行回数が天井回数に達した場合、主制御用CPU40aは、有利移行許容情報を主制御用RAM40cに記憶する。更に、主制御用CPU40aは、有利許容コマンドを出力バッファに格納し、天井判定処理を終了する。
上乗せ抽選処理において主制御用CPU40aは、演出状態フラグの値を参照し、現在の演出状態が有利演出状態であるかを判定する。有利演出状態でない場合、主制御用CPU40aは、上乗せ抽選処理を終了する。一方、有利演出状態である場合、主制御用CPU40aは、役抽選の抽選結果に基づいて、上乗せ抽選を行う。本実施形態の主制御用CPU40aは、例えば、主基板40内で生成している乱数の値を取得するとともに、当該取得した乱数の値をもとに所定の抽選テーブルを参照し、取得した乱数の値に応じて、上乗せすること、又は、上乗せしないことを決定する上乗せ抽選を行う。
また、本実施形態では、上乗せすることが決定される場合、上乗せする回数(所謂、上乗せ回数)も決定される。ここでいう「上乗せ」は、残りの有利滞在回数を増加させることであって、有利演出状態においてベル停止目を導出させるためのストップボタンの操作態様を報知可能となる変動ゲームの残り回数を増加させること、つまり、有利演出状態に制御される期間を延長することに相当する。そして、「上乗せ回数」は、残りの有利滞在回数を増加させる回数、つまり、残りの有利滞在回数に加算される回数に相当する。但し、主制御用RAM40cに記憶されている残りの有利滞在回数が、主制御用RAM40cに記憶されている残りの有利上限値を超えている場合、主制御用CPU40aは、上乗せ抽選処理において上乗せ抽選を行わず、上乗せ抽選処理を終了する。因みに、本実施形態では、第2有利演出状態であるときには、第1有利演出状態であるときに比して、上乗せ抽選において上乗せすることが決定され易い。すなわち、第2有利演出状態であるときには、第1有利演出状態であるときに比して、上乗せされる機会が多く、有利といえる。本実施形態では、第1有利演出状態が第1特定状態に相当し、第2有利演出状態が第2特定状態に相当する。そして、本実施形態において、第2特定状態は、第1特定状態に比して有利である。
上乗せ抽選において上乗せすることを決定した場合、主制御用CPU40aは、決定した上乗せ回数を主制御用RAM40cに記憶されている残りの有利滞在回数に加算し、残りの有利滞在回数を更新する。更に、主制御用CPU40aは、上乗せすることを決定した場合、つまり、上乗せ回数を決定した場合、上乗せ回数を特定可能な制御情報(以下、上乗せ回数コマンドと示す)を出力バッファに格納し、上乗せ抽選処理を終了する。
有利抽選処理を終えると、主制御用CPU40aは、指示情報決定処理を行う(ステップS111)。指示情報決定処理において主制御用CPU40aは、準備演出状態であって、役抽選において昇格再遊技役の入賞を許容する当選番号に当選した場合、昇格再遊技役を入賞させるための操作順序に対応する指示情報を決定する。また、指示情報決定処理において主制御用CPU40aは、有利演出状態であって、役抽選においてベル役及び一枚役の入賞を許容する当選番号に当選した場合、ベル役を入賞させるための操作順序に対応する指示番号を決定する。また、主制御用CPU40aは、決定した指示情報を特定可能な制御情報(以下、指示情報コマンドと示す)を出力バッファに格納し、指示情報決定処理を終了するとともに、遊技進行メイン処理に戻る。本実施形態における払出表示部37で表示される指示情報には、第1押し順〜第6押し順の操作順序(押し順)毎に対応する指示情報がそれぞれある。なお、指示情報決定処理において主制御用CPU40aは、演出状態フラグの値を参照し、現在の演出状態を特定する。
指示情報決定処理を終えると、主制御用CPU40aは、指示情報表示処理を行う(ステップS112)。指示情報決定処理において指示情報を決定した場合、主制御用CPU40aは、決定した指示情報が表示されるように、払出表示部37を制御する。なお、指示情報決定処理において指示情報を決定していない場合、主制御用CPU40aは、指示情報表示処理を終了し、遊技進行メイン処理に戻る。
指示情報表示処理を終えると、主制御用CPU40aは、ウェイトタイム(最短遊技時間)が経過したか否かを判定する(ステップS113)。ウェイトタイムが経過していない場合(ステップS113:NO)、主制御用CPU40aは、ウェイトタイムが経過するまで待機する。ウェイトタイムが経過している場合(ステップS113:YES)、主制御用CPU40aは、リール13a〜13cの回転が開始されるように、リール13a〜13cの各アクチュエータを制御する(ステップS114)。スロットマシン10では、ステップS114においてリール13a〜13cの回転が開始されることにより変動ゲーム(遊技)が開始される。以上のように、本実施形態では、遊技進行メイン処理におけるステップS106の判定結果が肯定となった後に変動ゲームを行うことが可能に構成されている。すなわち、スロットマシン10では、賭数が設定されていることを条件として変動ゲーム(遊技)を行うことができる。なお、ステップS114の処理において、主制御用CPU40aは、リール13a〜13cの回転速度が所定の回転速度で一定となり、ストップボタン21a〜21cによる停止操作を受付け可能となるまで待機する。主制御用CPU40aは、リール13a〜13cの回転速度が所定の回転速度で一定となった場合、停止操作を受付け可能となったことを特定可能な制御情報(以下、停止受付コマンドと示す)を出力バッファに格納する。
次に、主制御用CPU40aは、ストップボタン21a〜21cの何れかによる停止操作を受付けたかを判定する(ステップS115)。ステップS115の処理において、主制御用CPU40aは、ストップボタン21a〜21cの何れかから検知信号を入力している場合には肯定判定する一方で、ストップボタン21a〜21cの何れからも検知信号を入力していない場合には否定判定する。停止操作を受付けていない場合(ステップS115:NO)、主制御用CPU40aは、停止操作を受付けるまで待機する。
一方、停止操作を受付けた場合(ステップS115:YES)、主制御用CPU40aは、検知信号を入力したストップボタンに対応するリールの回転を停止させるリール停止処理を実行する(ステップS116)。すなわち、主制御用CPU40aは、停止操作を契機としてアクチュエータを制御し、停止操作に対応するリールにおいて図柄を停止させる。詳しく説明すると、主制御用CPU40aは、役抽選の抽選結果及びストップボタン21a〜21cの操作態様(操作順序及び操作位置(操作タイミング))に基づいて、予め定められた引込み範囲(例えば、4図柄)内に位置する図柄の中から有効ラインYL上に停止可能な図柄を検索する。そして、主制御用CPU40aは、検索された図柄が有効ラインYL上に停止されるようにアクチュエータを制御する。主制御用CPU40aは、リール13a〜13cの停止操作に関してこのようなリール停止制御を行うことにより、当選番号とストップボタンの操作態様とに応じた図柄組み合わせを有効ラインYL上に停止させる。例えば、主制御用CPU40aは、役抽選の抽選結果がはずれであって、第1ボーナスフラグが設定されている場合、第1ボーナス停止目を導出させることが可能な停止操作位置にてストップボタン21a〜21cが操作された場合、第1ボーナス役が入賞するように、リール13a〜13cを停止させる。また、ステップS116の処理において、主制御用CPU40aは、ストップボタン21a〜21cから検知信号を入力すると、当該検知信号を入力したストップボタンを特定可能な制御情報(以下、操作コマンドと示す)を出力バッファに格納する。
続いて、主制御用CPU40aは、リール13a〜13cの全てを停止させたかを判定する(ステップS117)。リール13a〜13cのうち一部のリールを停止させていない場合(ステップS117:NO)、主制御用CPU40aは、ステップS115の処理へ移行する。一方、リール13a〜13cの全てを停止させている場合(ステップS117:YES)、主制御用CPU40aは、上乗せ停滞処理を行う(ステップS118)。
上乗せ停滞処理において主制御用CPU40aは、ステップS110における有利抽選処理の上乗せ抽選処理において上乗せすることを決定したかを判定する。上乗せすることを決定していない場合、主制御用CPU40aは、上乗せ停滞処理を終了し、遊技進行メイン処理に戻る。一方、上乗せすることを決定している場合、主制御用CPU40aは、上乗せフリーズ制御を行い、当該上乗せフリーズ制御の終了後に上乗せ停滞処理を終了し、遊技進行メイン処理に戻る。上乗せフリーズ制御において、主制御用CPU40aは、上乗せフリーズ時間を計測する。上乗せフリーズ制御を行う場合、主制御用CPU40aは、上乗せフリーズ制御を開始することを特定可能な制御情報(以下、上乗せフリーズ開始コマンドと示す)を出力バッファに格納する。また、上乗せフリーズ制御において、主制御用CPU40aは、上乗せフリーズ時間が経過するまで待機する。そして、上乗せフリーズ時間が経過すると、主制御用CPU40aは、上乗せフリーズ制御を終了する。上乗せフリーズ制御を終了する場合、主制御用CPU40aは、上乗せフリーズ制御を終了したことを特定可能な制御情報(以下、上乗せフリーズ終了コマンドと示す)を出力バッファに格納する。
上乗せ停滞制御を終えると、主制御用CPU40aは、有効ラインYL上に停止されている図柄組み合わせを判定する表示図柄判定処理を行う(ステップS119)。表示図柄判定処理において主制御用CPU40aは、有効ラインYL上に賞が定められた図柄組み合わせ(役)が停止されているか、及び、有効ラインYL上に賞を定めた図柄組み合わせ(役)が停止されている場合にその図柄組み合わせの種類を判定する。そして、賞が定められた図柄組み合わせが停止されている場合、つまり、役が入賞した場合、主制御用CPU40aは、入賞した役を特定可能な制御情報(以下、入賞コマンドと示す)を出力バッファに格納する。また、ステップS119において、有効ラインYL上に賞として再遊技が定められた図柄組み合わせが停止されている場合、主制御用CPU40aは、今回の変動ゲームでベットされたベット数を再びベット数として設定し、再遊技を作動させる(再遊技作動時とする)。これにより、再遊技が賞として付与されることになる。
また、ステップS119の処理において主制御用CPU40aは、有利演出状態であって、第1ボーナス役が入賞したと判定する場合、主制御用RAM40cに記憶されている残りの有利上限値から「118」減算し、残りの有利上限値を更新する。また、ステップS119の処理において主制御用CPU40aは、有利演出状態であって、第2ボーナス役が入賞したと判定する場合、主制御用RAM40cに記憶されている残りの有利上限値から「43」減算し、残りの有利上限値を更新する。なお、減算する値(118又は43)が残りの有利上限値よりも大きい場合、つまり、残りの有利上限値から減算した場合に0を下回る場合、主制御用CPU40aは、残りの有利上限値を「0(零)」とし、残りの有利上限値を更新する。
続いて、主制御用CPU40aは、遊技者にメダルの払出しを行うかを判定する(ステップS120)。ステップS120の処理において、主制御用CPU40aは、払出役が入賞している場合には肯定判定する一方、払出役が入賞していない場合には否定判定する。メダルの払出しを行う場合(ステップS120:YES)、主制御用CPU40aは、メダル払出処理を実行する(ステップS121)。メダル払出処理において、主制御用CPU40aは、払い出すメダルの枚数だけ主制御用RAM40cに記憶されているクレジットを増加させる。このとき、クレジット上限数(例えば、50)を超える場合、主制御用CPU40aは、クレジット上限数を超える枚数のメダルが払い出されるように、ホッパーユニットHUを制御する。また、メダル払出処理において主制御用CPU40aは、入賞の発生によって払出すメダルの枚数が表示されるように、払出表示部37を制御する。因みに、賞が定められていない図柄組み合わせ(例えば、はずれ停止目)が有効ラインYL上に停止されている場合には、賞は付与されない。
主制御用CPU40aは、メダルの払出しを行わない場合(ステップS120:NO)、及び、メダル払出処理(ステップS121)を終了した場合、主制御用CPU40aは、1回の変動ゲームを終了させる終了処理を行う(ステップS122)。終了処理の処理において、主制御用CPU40aは、変動ゲームの終了を特定可能な制御情報(以下、変動ゲーム終了コマンドと示す)を出力バッファに格納する。変動ゲーム終了コマンドは、入賞の有無や、入賞した役についても特定可能である。
また、終了処理において主制御用CPU40aは、遊技状態移行処理と、演出状態移行処理と、を行う。まず、遊技状態移行処理について説明する。
遊技状態移行処理において主制御用CPU40aは、役抽選の抽選結果、現在の遊技状態及び変動ゲームにて導出された図柄組み合わせ(例えば、入賞した役)に応じて、遊技状態フラグの値を更新し、遊技状態を移行させる。なお、主制御用CPU40aは、遊技状態フラグを参照し、現在の遊技状態を特定する。主制御用CPU40aは、表示図柄判定処理(ステップS119)の結果に基づき、入賞した役を特定する。主制御用CPU40aは、遊技状態フラグの値を更新した場合、更新後の値から特定可能な遊技状態を指示する制御情報(以下、遊技状態指定コマンドと示す)を出力バッファに格納する。
具体的に、遊技状態移行処理において主制御用CPU40aは、第1遊技状態であるときに昇格再遊技役が入賞した場合、第2遊技状態を特定可能な値を遊技状態フラグに設定する。また、主制御用CPU40aは、第2遊技状態であるときに一枚役が入賞した場合、第1遊技状態を特定可能な値を遊技状態フラグに設定する。また、主制御用CPU40aは、役抽選において第1ボーナス役の入賞を許容する当選番号に当選した一方で第1ボーナス役が入賞しなかった場合、持越遊技状態を特定可能な値を遊技状態フラグに設定する。また、主制御用CPU40aは、役抽選において第2ボーナス役の入賞を許容する当選番号に当選した一方で第2ボーナス役が入賞しなかった場合、持越遊技状態を特定可能な遊技状態フラグに設定する。なお、主制御用CPU40aは、第1ボーナスフラグが設定されている場合に持越遊技状態を特定可能な値を遊技状態フラグに設定し、第2ボーナスフラグが設定されている場合に持越遊技状態を特定可能な値を遊技状態フラグに設定するようにしてもよい。因みに、主制御用CPU40aは、役抽選においてシングルボーナス役の入賞を許容する当選番号に当選した一方でシングルボーナス役が入賞しなかった場合、シングルボーナスフラグの設定を解除する。
主制御用CPU40aは、第1ボーナス役が入賞した場合、第1ボーナス遊技状態を特定可能な値を遊技状態フラグに設定する。更に、主制御用CPU40aは、第1ボーナスフラグの設定を解除する。また、第1ボーナス遊技状態を特定可能な値が遊技状態フラグに設定されている間、つまり、第1ボーナス遊技状態である間、主制御用CPU40aは、第1ボーナス遊技状態において払出されたメダルの枚数を計数する。そして、第1ボーナス遊技状態において払出されたメダルの枚数が236枚を超えた場合、主制御用CPU40aは、第1遊技状態を特定可能な値を遊技状態フラグに設定する。また、主制御用CPU40aは、第2ボーナス役が入賞した場合、第2ボーナス遊技状態を特定可能な値を遊技状態フラグに設定する。更に、主制御用CPU40aは、第2ボーナスフラグの設定を解除する。また、第2ボーナス遊技状態を特定可能な値が遊技状態フラグに設定されている間、つまり、第2ボーナス遊技状態である間、主制御用CPU40aは、第2ボーナス遊技状態において払出されたメダルの枚数を計数する。そして、第2ボーナス遊技状態において払出されたメダルの枚数が86枚を超えた場合、主制御用CPU40aは、第1遊技状態を特定可能な値を遊技状態フラグに設定する。また、主制御用CPU40aは、シングルボーナス役が入賞した場合、シングルボーナス遊技状態を特定可能な値を遊技状態フラグに設定する。更に、主制御用CPU40aは、シングルボーナスフラグの設定を解除する。また、シングルボーナス遊技状態において1回の変動ゲームが実行された後、主制御用CPU40aは、第1遊技状態を特定可能な値を遊技状態フラグに設定する。
次に、演出状態移行処理について説明する。
演出状態移行処理において主制御用CPU40aは、演出状態フラグの値を更新し、演出状態を移行させる。なお、主制御用CPU40aは、演出状態フラグを参照し、現在の演出状態を特定する。
演出状態移行処理において主制御用CPU40aは、通常演出状態において主制御用RAM40cに有利移行許容情報が記憶された場合、主制御用RAM40cに前兆回数を設定する。例えば、前兆回数としては、8回や12回、32回などの回数が設定される。前兆回数が1以上である場合、主制御用CPU40aは、前兆回数から1減算し、前兆回数を更新する。また、更新後の前兆回数が0に達した場合、主制御用CPU40aは、準備演出状態を特定可能な値を演出状態フラグに設定する。このように、有利移行許容情報が記憶されている場合であって、前兆回数が0に達した場合、有利許容条件が成立する。
準備演出状態において主制御用CPU40aは、昇格再遊技役が入賞した場合、第1有利演出状態を特定可能な値を演出状態フラグに設定する。このとき、主制御用CPU40aは、残りの有利滞在回数として「30回」を主制御用RAM40cに記憶する。なお、準備演出状態から第1有利演出状態へ移行する場合に主制御用RAM40cに記憶される残りの有利滞在回数は、予め決められた回数でなくてもよく、例えば、抽選によって決定された回数であってもよい。このように、準備演出状態において昇格再遊技役が入賞した場合、有利開始条件が成立する。
第1有利演出状態において主制御用CPU40aは、役抽選において所定の当選番号(例えば、チェリー役の入賞を許容する当選番号)に当選した場合、第2有利演出状態へ移行させるかを決める第2有利移行抽選を行う。本実施形態の主制御用CPU40aは、例えば、主基板40内で生成している乱数の値を取得するとともに、当該取得した乱数の値をもとに所定の抽選テーブルを参照し、取得した乱数の値に応じて第2有利演出状態へ移行させること、又は、第2有利演出状態へ移行させないことを決定する第2有利移行抽選を行う。第2有利移行抽選において第2有利演出状態へ移行させることが決定される確率は、役抽選の抽選結果に応じて異なる。第2有利移行抽選において第2有利演出状態へ移行させることを決定した場合、主制御用CPU40aは、第2有利演出状態を特定可能な値を演出状態フラグに設定する。第2有利演出状態を特定可能な値を演出状態フラグに設定した場合、主制御用CPU40aは、第2有利演出状態に制御される残りの変動ゲームの回数に相当する第2有利滞在回数として「10回」を主制御用RAM40cに記憶する。一方、第2有利移行抽選において第2有利演出状態へ移行させることが決定されなかった場合、主制御用CPU40aは、第2有利演出状態を特定可能な値を演出状態フラグに設定しない。このように、第1有利演出状態において第2有利移行抽選にて第2有利演出状態へ移行させることが決定された場合、有利昇格条件が成立する。
第2有利演出状態において主制御用CPU40aは、変動ゲームが行われる毎に主制御用RAM40cに記憶されている第2有利滞在回数から1減算し、第2有利滞在回数を更新する。そして、第2有利滞在回数が0に達した場合、主制御用CPU40aは、演出状態移行処理において、第1有利演出状態を特定可能な値を演出状態フラグに設定する。このように、第2有利演出状態において第2有利滞在回数が0に達した場合、有利降格条件が成立する。
第1有利演出状態又は第2有利演出状態において主制御用CPU40aは、主制御用RAM40cに記憶されている残りの有利上限値が「100」よりも小さい値となった場合、特別有利演出状態を特定可能な値を演出状態フラグに設定する。このように、第1有利演出状態又は第2有利演出状態において残りの有利上限値が「100」に達した場合、特別有利条件が成立する。
有利演出状態において主制御用CPU40aは、残りの有利上限値が「0」に達した場合、通常演出状態を特定可能な値を演出状態フラグに設定する。このように、有利演出状態において残りの有利上限値が「0」に達した場合、有利終了条件が成立する。また、有利演出状態において主制御用CPU40aは、残りの有利滞在回数が「0」に達した場合、通常演出状態を特定可能な値を演出状態フラグに設定する。このように、有利演出状態において残りの有利滞在回数が「0」に達した場合、有利終了条件が成立する。以上のように、有利終了条件には、有利演出状態において残りの有利上限値が「0」に達した場合に成立する有利終了条件と、有利演出状態において残りの有利滞在回数が「0」に達した場合に成立する有利終了条件と、がある。
また、本実施形態において、有利演出状態の終了条件には、有利上限値が「100」未満となることなく有利滞在回数が「0」となる場合に成立する終了条件と、有利上限値が「100」未満となり、有利上限値が「0」となった場合又は有利滞在回数が「0」となった場合に成立する終了条件と、がある。本実施形態では、有利上限値が「100」未満となることなく有利滞在回数が「0」となる場合に成立する終了条件が、第1終了条件に相当する。また、本実施形態では、有利上限値が「100」未満となり、有利上限値が「0」となった場合又は有利滞在回数が「0」となった場合に成立する終了条件が、第2終了条件に相当する。このように、本実施形態において、特定状態に相当する有利演出状態の終了条件には、第1終了条件と、第2終了条件と、がある。因みに、スロットマシン10において第1終了条件が成立する場合とは、第1有利演出状態又は第2有利演出状態において有利演出状態の終了条件が成立する場合に相当する。また、スロットマシン10において第2終了条件が成立する場合とは、特別有利演出状態において有利演出状態の終了条件が成立する場合に相当する。
主制御用CPU40aは、演出状態フラグの値を通常演出状態を特定可能な値に更新した場合、内部モードを決定する。移行前の内部モードの種類に基づき、主制御用CPU40aは、移行後の内部モード(移行先の内部モード)を決定する。なお、主制御用CPU40aは、主制御用RAM40cに記憶されている内部モードフラグの値から移行前の内部モードの種類を特定する。そして、例えば、図8(b)に示すように、主制御用CPU40aは、移行前の内部モードが第1内部モードである場合、85%の確率で第1内部モード、13%の確率で第2内部モード、2%の確率で第3内部モードを移行後の内部モードとして決定する。また、移行後の内部モードを決定した後、主制御用CPU40aは、決定した移行後の内部モードを特定可能な値を内部モードフラグに設定する。また、主制御用CPU40aは、移行後の内部モードを決定した後、当該内部モードを特定可能な制御情報(以下、内部モードコマンドと示す)を出力バッファに格納する。本実施形態では、主制御用CPU40aによって内部モードフラグの値が更新して内部制御状態としての内部モードが制御されることによって、内部制御状態を制御する内部制御状態手段としての機能が実現される。
また、主制御用CPU40aは、演出状態フラグの値を通常演出状態を特定可能な値に更新した場合、天井回数を決定する。移行後の内部モードの種類に基づき、主制御用CPU40aは、天井回数を決定する。主制御用CPU40aは、天井回数として決定する回数の範囲を決定した後、当該範囲内の回数から天井回数を決定する。例えば、図8(a)に示すように、主制御用CPU40aは、移行後の内部モードが第3内部モードである場合、40%の確率で「1〜70」の範囲、60%の確率で「71〜128」の範囲を天井回数として決定する回数の範囲を決定する。このとき、例えば、「71〜128」の範囲を決定した場合、主制御用CPU40aは、「71〜128」の範囲内から均等確率又は略均等確率で天井回数を決定する。また、天井回数を決定した後、主制御用CPU40aは、主制御用RAM40cに記憶されている天井回数を更新する。
特定ボーナス役が入賞した場合、演出状態移行処理において主制御用CPU40aは、ボーナス演出状態を特定可能な値を演出状態フラグに設定する。具体的に、主制御用CPU40aは、第1ボーナス役が入賞した場合、第1ボーナス演出状態を特定可能な値を演出状態フラグに設定する。また、主制御用CPU40aは、第2ボーナス役が入賞した場合、第2ボーナス演出状態を特定可能な値を演出状態フラグに設定する。
特定ボーナス遊技状態の終了条件が成立した場合、演出状態移行処理において主制御用CPU40aは、原則として、ボーナス演出状態へ移行前の演出状態を特定可能な値を演出状態フラグに設定する。具体的に、主制御用CPU40aは、第1ボーナス遊技状態の終了条件が成立した場合、第1ボーナス演出状態へ移行する前の演出状態を特定可能な値を演出状態フラグに設定する。また、主制御用CPU40aは、第2ボーナス遊技状態の終了条件が成立した場合、第2ボーナス演出状態へ移行する前の演出状態を特定可能な値を演出状態フラグに設定する。但し、特定ボーナス遊技状態の終了条件が成立した場合において、残りの有利上限値が「0」よりも大きく「100」よりも小さい値である場合、ボーナス演出状態へ移行前の演出状態が第1有利演出状態又は第2有利演出状態であったとしても、主制御用CPU40aは、特別有利演出状態を特定可能な値を演出状態フラグに設定する。更に、特定ボーナス遊技状態の終了条件が成立した場合において、残りの有利上限値が「0」に達している場合、ボーナス演出状態へ移行前の演出状態が有利演出状態であったとしても、主制御用CPU40aは、通常演出状態を特定可能な値を演出状態フラグに設定する。この場合、主制御用CPU40aは、移行後の内部モードと、天井回数と、を決定する。そして、主制御用CPU40aは、主制御用RAM40cに記憶されている「内部モードフラグの値」及び「天井回数」を更新する。
図11に示すように、終了処理を終えると、主制御用CPU40aは、特別停滞処理を行う(ステップS123)。なお、特別停滞処理における具体的な制御については、後ほど説明する。そして、主制御用CPU40aは、ステップS123の処理を終了すると、1回の変動ゲームの実行に係る遊技進行メイン処理を終了し、再びステップS101の処理へ戻る。以上のように、スロットマシン10では、開始操作を契機として全リールの回転が開始されるとともに、停止操作を契機としてリールの回転が停止される。
本実施形態のスロットマシン10において、遊技進行メイン処理とは別に、主制御用CPU40aは、精算処理を行う場合がある。主制御用CPU40aは、精算ボタン19からの検知信号を入力したことを契機に、精算処理を行う。なお、主制御用CPU40aは、遊技進行メイン処理においてステップS108〜ステップS123の処理を行っている期間内では、精算ボタン19からの検知信号を入力したとしても精算処理を行わない。すなわち、精算処理を行うことが可能な期間(以下、精算処理可能期間と示す)は、主制御用CPU40aが遊技進行メイン処理においてステップS101〜ステップS107の処理を行っている期間内となる。このように、本実施形態では、精算操作手段としての精算ボタン19が操作されたことを条件として、精算制御に相当する精算処理が行われる。
精算処理可能期間において主制御用CPU40aは、クレジットが1以上である場合(つまり、クレジットがある場合)、精算ボタン19からの検知信号を入力したことを契機に、精算処理を行う。また、精算処理可能期間において主制御用CPU40aは、クレジットが0であるとき(つまり、クレジットがないとき)であっても、ベット数が1以上である場合、精算ボタン19からの検知信号を入力したことを契機に、精算処理を行う。但し、ここでいうベット数が1以上であるときとは、再遊技が付与されたことによって設定されたベット数でないことが前提となる。なお、再遊技が付与されてベット数が1以上であるときであっても、クレジットが1以上であれば、主制御用CPU40aは、精算ボタン19からの検知信号を入力したことを契機に、精算処理を行う。
以上のように、精算処理可能期間内においてスロットマシン10では、クレジットが1以上であって、且つ、ベット数が1以上であるときに精算ボタン19が操作された場合、精算処理が行われる。また、精算処理可能期間内においてスロットマシン10では、クレジットが1以上であって、且つ、ベット数が0であるときに精算ボタン19が操作された場合、精算処理が行われる。また、精算処理可能期間内においてスロットマシン10では、クレジットが0であって、且つ、ベット数が1以上であるときに精算ボタン19が操作された場合、精算処理が行われる。一方、スロットマシン10では、精算処理可能期間内であっても、クレジットが0であって、且つ、ベット数が0であるときには、精算ボタン19が操作されたとしても精算処理は行われない。
精算処理において主制御用CPU40aは、主制御用RAM40cに記憶されているクレジットが1以上である場合、当該クレジットとして記憶されている枚数のメダルを払出す(精算する)ようにホッパーユニットHUを制御する。また、精算処理において主制御用CPU40aは、再遊技作動時でなく、ベット数が1以上である場合、当該ベット数として設定されている枚数のメダルを払出す(精算する)ようにホッパーユニットHUを制御する。但し、再遊技作動時である場合、主制御用CPU40aは、ベット数として設定されている枚数のメダルを払出すようにホッパーユニットHUを制御することはなく、クレジットが1以上であれば当該クレジットとして記憶されている枚数のメダルのみが払い出されるようにホッパーユニットHUを制御する。このように、再遊技作動時は、ベット数として設定されている枚数のメダルの精算は行われない。また、精算処理を行う場合、主制御用CPU40aは、精算処理を行うことを特定可能な制御情報(以下、精算コマンドと示す)を出力バッファに格納する。本実施形態における精算処理は、精算制御に相当する。そして、本実施形態では、主制御用CPU40aが精算処理を行うことによって、精算制御を行う精算制御手段としての機能が実現される。
次に、副基板41の副制御用CPU41aが実行する処理について説明する。
副制御用CPU41aは、設定値コマンドを入力した場合、当該設定値コマンドから特定可能な設定値を特定する。そして、副制御用CPU41aは、特定した設定値を特定可能な設定値情報を副制御用RAM41cに記憶する。
副制御用CPU41aは、遊技状態コマンドを入力した場合、副制御用RAM41cに記憶されている遊技状態情報を更新する。このとき、副制御用CPU41aは、遊技状態コマンドから特定可能な遊技状態を示す遊技状態情報に更新する。遊技状態情報が示す遊技状態は、遊技状態情報から特定可能な遊技状態に相当する。
副制御用CPU41aは、演出状態コマンドを入力した場合、副制御用RAM41cに記憶されている演出状態情報を更新する。このとき、副制御用CPU41aは、演出状態コマンドから特定可能な演出状態を示す演出状態情報に更新する。演出状態情報が示す演出状態は、演出状態情報から特定可能な演出状態に相当する。
副制御用CPU41aは、賭数設定コマンドを入力した場合、演出状態情報から特定可能な演出状態に制御する。因みに、再遊技役が入賞した後において、副制御用CPU41aは、変動ゲーム開始コマンドを入力した場合、演出状態情報から特定可能な演出状態に制御する。具体的に、副制御用CPU41aは、演出状態情報から特定可能な演出状態の種類が変更された場合、変更後の演出状態に制御する。一方、副制御用CPU41aは、演出状態情報から特定可能な演出状態の種類が変更されていない場合、制御中の演出状態に制御し続ける。例えば、演出状態情報から特定可能な演出状態が通常演出状態へ変更された場合、副制御用CPU41aは、通常演出状態における背景画像が表示されるように演出表示装置14を制御することで、通常演出状態に制御する。また、副制御用CPU41aは、通常演出状態における発光色で発光するように装飾ランプ15を制御したり、通常演出状態における背景音楽が出力されるようにスピーカ16を制御したりすることで、通常演出状態に制御する。本実施形態では、演出状態情報から特定可能な演出状態における背景画像を演出表示装置14に表示させる制御などを副制御用CPU41aが行うことによって、演出モードとしての演出状態が制御され、演出モードを制御する演出モード制御手段としての機能が実現される。
副制御用CPU41aは、第1ボーナス遊技状態の開始前から当該第1ボーナス遊技状態が終了するまでに増加したメダルの数(枚数)を計数し、第1ボーナス中獲得情報として副制御用RAM41cに記憶する。第1ボーナス遊技状態である場合、副制御用CPU41aは、入賞コマンドに基づいて払い出されるメダルの枚数を特定し、当該特定した枚数を第1ボーナス中獲得情報から特定可能な値に加算し、第1ボーナス中獲得情報を更新する。また、第1ボーナス遊技状態である場合、副制御用CPU41aは、賭数設定コマンドを入力した場合、当該賭数設定コマンドから特定される賭数を第1ボーナス中獲得情報から特定可能な値から減算し、第1ボーナス中獲得情報を更新する。なお、副制御用CPU41aは、第1ボーナス遊技状態の終了後、変動ゲーム開始コマンドを入力したこと(次の変動ゲームが実行されたこと)を契機に、第1ボーナス中獲得情報を初期化する。
副制御用CPU41aは、第2ボーナス遊技状態の開始前から当該第2ボーナス遊技状態が終了するまでに増加したメダルの数(枚数)を計数し、第2ボーナス中獲得情報として副制御用RAM41cに記憶する。第2ボーナス遊技状態である場合、副制御用CPU41aは、入賞コマンドに基づいて払い出されるメダルの枚数を特定し、当該特定した枚数を第2ボーナス中獲得情報から特定可能な値に加算し、第2ボーナス中獲得情報を更新する。また、第2ボーナス遊技状態である場合、副制御用CPU41aは、賭数設定コマンドを入力した場合、当該賭数設定コマンドから特定される賭数を第2ボーナス中獲得情報から特定可能な値から減算し、第2ボーナス中獲得情報を更新する。なお、副制御用CPU41aは、第2ボーナス遊技状態の終了後、変動ゲーム開始コマンドを入力したこと(次の変動ゲームが実行されたこと)を契機に、第2ボーナス中獲得情報を初期化する。
副制御用CPU41aは、有利期間が開始してから獲得したメダルの数(枚数)を計数し、有利期間獲得情報として副制御用RAM41cに記憶する。有利期間である場合、つまり、ボーナス遊技状態(ボーナス演出状態)又は有利演出状態である場合、副制御用CPU41aは、入賞コマンドに基づいて払い出されるメダルの枚数を特定し、当該特定した枚数を有利期間獲得情報から特定可能な値に加算し、有利期間獲得情報を更新する。また、有利期間である場合、副制御用CPU41aは、賭数設定コマンドを入力した場合、当該賭数設定コマンドから特定される賭数を有利期間獲得情報から特定可能な値から減算し、有利期間獲得情報を更新する。なお、副制御用CPU41aは、有利期間が終了して通常演出状態に制御された後、変動ゲーム開始コマンドを入力したこと(次の変動ゲームが実行されたこと)を契機に、有利期間獲得情報を初期化する。
因みに、入賞コマンドから再遊技役の入賞が特定可能な場合、副制御用CPU41aは、有利期間獲得情報を更新しない。また、第1ボーナス遊技状態であるときに再遊技役が入賞し得るように構成する場合においても、入賞コマンドから再遊技役の入賞が特定可能な場合、副制御用CPU41aは、第1ボーナス中獲得情報を更新しない。同様に、第2ボーナス遊技状態であるときに再遊技役が入賞し得るように構成する場合においても、入賞コマンドから再遊技役の入賞が特定可能な場合、副制御用CPU41aは、第2ボーナス中獲得情報を更新しない。
副制御用CPU41aは、内部モードコマンドを入力した場合、副制御用RAM41cに記憶されている内部モード情報を更新する。このとき、副制御用CPU41aは、内部モードコマンドから特定可能な内部モードを示す内部モード情報に更新する。内部モード情報が示す内部モードは、内部モード情報から特定可能な内部モードに相当する。
副制御用CPU41aは、指示情報コマンドを入力した場合、ナビ演出が実行されるナビ演出処理を行う。副制御用CPU41aは、当選情報コマンドから特定可能な当選番号と、指示情報コマンドから特定可能な指示情報と、に基づき、ナビ演出処理を行う。ナビ演出処理において副制御用CPU41aは、指示情報コマンドから特定可能な指示情報に基づくストップボタンの操作態様を報知するナビ演出が実行されるように、演出表示装置14を制御する。
図12(a)に示すように、ナビ演出には、通常ナビ画像Na1〜Na3が演出表示装置14に表示されるナビ演出がある。例えば、指示情報コマンドから特定可能な指示情報が第4押し順に対応する指示情報である場合、副制御用CPU41aは、第4押し順を報知するナビ演出が実行されるように演出表示装置14を制御する。具体的に、副制御用CPU41aは、中リール13bに対応する表示領域に「1」を有する通常ナビ画像Na1、右リール13cに対応する表示領域に「2」を有する通常ナビ画像Na2、左リール13aに対応する表示領域に「3」を有する通常ナビ画像Na3がそれぞれ表示されるように、演出表示装置14を制御する。
また、図12(b)に示すように、ナビ演出には、通常ナビ画像Na1〜Na3とは異なるベルナビ画像Nb1〜Nb3が演出表示装置14に表示されるベルナビ演出がある。ベルナビ演出は、ベル役の入賞が許容された場合に限って実行されるナビ演出である。例えば、指示情報コマンドから特定可能な指示情報が第4押し順に対応する指示情報であって、且つ、当選情報コマンドからベル役の入賞を許容する当選番号に当選したことを特定可能である場合、副制御用CPU41aは、第4押し順を報知するベルナビ演出が実行されるように演出表示装置14を制御する。具体的に、副制御用CPU41aは、中リール13bに対応する表示領域に「1」を有するベルナビ画像Nb1、右リール13cに対応する表示領域に「2」を有するベルナビ画像Nb2、左リール13aに対応する表示領域に「3」を有するベルナビ画像Nb3がそれぞれ表示されるように、演出表示装置14を制御する。
副制御用CPU41aは、有利演出状態が生起されている場合、上乗せが行われることを示唆する上乗せ示唆演出を実行する場合がある。上乗せ示唆演出は、スター可動体26が動作することで実行される。上乗せ示唆演出は、有利演出状態が生起されているときに行われる上乗せ示唆演出の実行抽選において上乗せ示唆演出の実行が決定された場合に実行される。副制御用CPU41aは、有利演出状態であるときに停止受付コマンドを入力した後、上乗せ示唆演出の実行抽選を行う。副制御用CPU41aは、上乗せ回数コマンドを入力した場合、上乗せ回数コマンドを入力していない場合に比して、高確率で上乗せ示唆演出の実行を決定する。このため、スター可動体26が動作した場合、上乗せが行われることへの期待感が高まる。上乗せ示唆演出の実行を決定した場合、副制御用CPU41aは、第2アクチュエータA2を制御し、スター可動体26を動作させ、上乗せ示唆演出を実行させる。
副制御用CPU41aは、上乗せフリーズ開始コマンドを入力した場合、上乗せ演出が実行されるように、演出表示装置14を制御する。上乗せ演出において副制御用CPU41aは、上乗せ回数コマンドから上乗せ回数を特定し、当該上乗せ回数を報知する内容の上乗せ演出が実行されるように、演出表示装置14を制御する。
副制御用CPU41aは、精算コマンドを入力した場合、メダル(遊技媒体)の精算に関する精算演出を実行させる精算演出実行処理を行う。精算演出実行処理において副制御用CPU41aは、メダルの精算が行われることを示す精算演出画像SGが表示されるように、演出表示装置14を制御する。
図13(a)に示すように、精算演出画像SGは、『精算中』の文字(文字情報)を含む画像である。すなわち、精算演出は、『精算中』の文字(文字画像)を表示する内容となっている。副制御用CPU41aは、精算演出の実行時間(例えば、5秒)にわたって精算演出画像SGが表示されるように、演出表示装置14を制御する。このように、本実施形態における精算演出は、精算演出画像SGが演出表示装置14に表示されることで実行される。本実施形態では、演出表示装置14が、遊技媒体の精算に関する精算演出が実行される演出実行手段に相当する。なお、精算演出実行処理において副制御用CPU41aは、精算演出に対応する発光態様で発光するように、装飾ランプ15を制御するように構成してもよい。また、精算演出実行処理において副制御用CPU41aは、精算演出に対応する効果音が出力されるように、スピーカ16を制御するように構成してもよい。この場合、装飾ランプ15やスピーカ16についても、遊技媒体の精算に関する精算演出が実行される演出実行手段に相当するといえる。
精算演出実行処理の終了後、副制御用CPU41aは、記憶媒体の返却に関する注意喚起を実行させる返却注意喚起処理を行う。返却注意喚起処理において副制御用CPU41aは、注意喚起画像GTxが表示されるように、演出表示装置14を制御する。
図13(b)に示すように、注意喚起画像GTxは、『プリペイドカードの取り忘れにご注意ください。』の文字(文字情報)を含む画像である。すなわち、記憶媒体の返却に関する注意喚起は、『プリペイドカードの取り忘れにご注意ください。』の文字(文字情報)を表示する内容となっている。副制御用CPU41aは、記憶媒体の返却に関する注意喚起の実行時間(例えば、5秒)にわたって注意喚起画像GTxが表示されるように、演出表示装置14を制御する。このように、本実施形態において、記憶媒体の返却に関する注意喚起は、注意喚起画像GTxが演出表示装置14に表示されることで実行される。本実施形態では、演出表示装置14が、記憶媒体の返却に関する注意喚起が実行される演出実行手段に相当する。本実施形態では、演出実行手段としての演出表示装置14を副制御用CPU41aが制御することで、演出制御手段としての機能が実現される。
なお、返却注意喚起処理において副制御用CPU41aは、記憶媒体の返却に関する注意喚起に対応する発光態様で発光するように、装飾ランプ15を制御するように構成してもよい。また、返却注意喚起処理において副制御用CPU41aは、記憶媒体の返却に関する注意喚起に対応する効果音が出力されるように、スピーカ16を制御するように構成してもよい。この場合、装飾ランプ15やスピーカ16についても、記憶媒体の返却に関する注意喚起が実行される演出実行手段に相当するといえる。また、この場合、演出実行手段としての演出表示装置14、装飾ランプ15及びスピーカ16を副制御用CPU41aが制御することで、演出制御手段としての機能が実現されることとなる。
以上のように、スロットマシン10では、精算ボタン19が操作されたことによって精算処理が行われる場合、遊技媒体の返却に関する精算演出が実行された後に記憶媒体の返却に関する注意喚起が実行される。換言すると、スロットマシン10では、精算ボタン19が操作されたことによって精算処理が行われる場合、記憶媒体の返却に関する注意喚起が実行されるよりも前に遊技媒体の返却に関する精算演出が実行される。
返却注意喚起処理の終了後、副制御用CPU41aは、待機演出を実行させる待機演出実行処理を行う。但し、副制御用CPU41aは、再遊技が付与されている場合、返却注意喚起処理の終了後であっても、待機演出実行処理を行わない。すなわち、精算ボタン19が操作されたことによって精算処理が行われる場合、再遊技が付与されていないときに副制御用CPU41aは待機演出実行処理を行う一方、再遊技が付与されているときに副制御用CPU41aは待機演出実行処理を行わない。つまり、スロットマシン10では、精算ボタン19が操作されたことによって精算処理が行われる場合、再遊技役が入賞した後、つまり、再遊技作動時には、待機演出が実行されない。なお、待機演出の具体的な内容については、後ほど説明する。
以上のように、スロットマシン10では、精算ボタン19が操作されたことによって精算処理が行われる場合、遊技媒体の返却に関する精算演出が実行された後に、待機演出が実行される。また、スロットマシン10では、精算ボタン19が操作されたことによって精算処理が行われる場合、記憶媒体の返却に関する注意喚起が実行された後に、待機演出が実行される。すなわち、スロットマシン10では、精算ボタン19が操作されたことによって精算処理が行われる場合、遊技媒体の返却に関する精算演出が実行された後であって、且つ、記憶媒体の返却に関する注意喚起が実行された後に、待機演出が実行される。つまり、スロットマシン10では、精算ボタン19が操作されたことによって精算処理が行われる場合、遊技媒体の返却に関する精算演出が実行された後であって、且つ、待機演出が実行されるよりも前に、記憶媒体の返却に関する注意喚起が実行される。
前述したように、精算処理は、精算処理可能期間内においてスロットマシン10では、クレジットが1以上であって、且つ、ベット数が1以上であるときに精算ボタン19が操作された場合に行われる。また、精算処理は、クレジットが1以上であって、且つ、ベット数が0であるときに精算ボタン19が操作された場合に行われる。また、精算処理は、クレジットが0であって、且つ、ベット数が1以上であるときに精算ボタン19が操作された場合に行われる。すなわち、精算処理は、クレジットが1以上であるときに精算ボタン19が操作された場合、及び、ベット数が1以上であるときに精算ボタン19が操作された場合、に実行される。但し、精算処理は、クレジットが0であって、再遊技役が付与されてベット数が1以上である場合に行われない。
このため、図14に示すように、スロットマシン10では、クレジットが1以上であるときに精算ボタン19が操作された場合に待機演出の実行開始条件が成立するといえる。但し、再遊技が付与されているときには待機演出実行処理が行われないことから、スロットマシン10では、クレジットが1以上であるときに精算ボタン19が操作された場合であっても、再遊技が付与されているときには待機演出の実行開始条件は成立せず、待機演出は実行されない。
また、スロットマシン10では、ベット数が1以上であるときに精算ボタン19が操作された場合に待機演出の実行開始条件が成立するといえる。但し、再遊技が付与されているときには待機演出実行処理が行われないことから、スロットマシン10では、ベット数が1以上であるときに精算ボタン19が操作された場合であっても、再遊技が付与されているときには待機演出の実行開始条件は成立せず、待機演出は実行されない。
また、前述したように、クレジットが0であって、且つ、ベット数が0であるときには、精算ボタン19が操作されたとしても、精算処理は行われない。このため、クレジットが0であって、且つ、ベット数が0であるときには、精算ボタン19が操作されたとしても、当該精算ボタン19の操作を契機として待機演出が実行されない。このように、本実施形態では、クレジットが0であって、且つ、賭数が0であるときに精算操作手段が操作された場合、演出実行手段では、精算操作手段が操作されたことを契機として待機演出が実行されない。
その他、スロットマシン10では、待機時間の計測を開始してから、当該計測がリセットされずに待機時間が経過した場合、待機演出の実行開始条件が成立する場合がある。但し、この場合においても、再遊技が付与されているときには待機演出の実行開始条件は成立せず、待機演出は実行されない。
具体的に、副制御用CPU41aは、変動ゲーム終了コマンドを入力した場合、待機時間(例えば、45秒)の計測を開始する。待機時間の計測を開始してから当該待機時間が経過した場合、副制御用CPU41aは、待機演出実行処理を行う。待機演出実行処理において副制御用CPU41aは、後述するロゴ演出、各種の注意喚起及びキャラクタ演出が実行されるように、演出表示装置14を制御する。なお、待機演出の実行中に実行されるロゴ演出、各種の注意喚起及びキャラクタ演出については後ほど説明する。また、待機演出実行処理において副制御用CPU41aは、リール13a〜13cを視認し難くする特別視認制御を実行する。また、特別視認制御において副制御用CPU41aは、バックライトBLが消灯するように、バックライトBLを制御する。また、特別視認制御において副制御用CPU41aは、演出表示装置14における少なくとも透過領域14aにおいて一色の画像が表示されるように、演出表示装置14を制御する。このように、本実施形態では、副制御用CPU41aが特別視認制御を実行することにより、特別視認制御を実行する特別視認制御手段としての機能が実現される。
但し、再遊技が付与されている場合には待機時間が経過したとしても、副制御用CPU41aは、待機演出実行処理を行わない。また、副制御用CPU41aは、待機時間の計測中においてメニューボタンMBからの検知信号を入力した場合、待機時間の計測を中止する。待機時間の計測を中止した後、メニューボタンMBからの検知信号を入力した場合、副制御用CPU41aは、待機時間の計測を開始する。このように、本実施形態では、メニューボタンMBの操作によって、待機時間の計測がリセットされる。また、副制御用CPU41aは、待機時間の計測中において賭数コマンドを入力した場合、待機時間の計測を中止する。
以上、スロットマシン10における待機演出の実行開始条件は、クレジットが1以上であるときに精算ボタン19が操作された場合に成立する条件と、ベット数1以上であるときに精算ボタン19が操作された場合に成立する条件と、待機時間の計測が開始されてから当該計測がリセットされずに待機時間が経過した場合に成立する条件と、がある。但し、再遊技が付与されているときには、待機演出の実行開始条件は成立しない。
ここで、待機演出について説明する。
本実施形態における待機演出には、ロゴ演出と、各種の注意喚起と、キャラクタ演出と、が含まれている。スロットマシン10では、ロゴ演出が実行された後、各種の注意喚起が実行され、その後、キャラクタ演出が実行される。待機演出において実行される各種の注意喚起には、ゴト行為に関する注意喚起、遊技機をたたくことに関する注意喚起、のめり込みに関する注意喚起、車内放置に関する注意喚起、18歳未満で遊技を行うことに関する注意喚起、及び、悪質な攻略法の販売に関する注意喚起がある。詳しくは後述するが、待機演出は、待機演出の中断条件が成立する迄の間、繰り返し実行される。したがって、待機演出の中断条件が成立しない場合、待機演出におけるキャラクタ演出が実行された後、再び待機演出におけるロゴ演出が実行される。
以下、図15(a)〜図15(d)及び図16(a)〜図16(d)に基づき、待機演出が実行された場合の演出表示装置14の表示内容について説明する。なお、待機演出が実行された場合、バックライトBLは消灯する。また、待機演出が実行された場合、演出表示装置14における透過領域14aには、一色(例えば、白色)の画像が表示される。
図15(a)に示すように、待機演出の実行が開始された場合、演出表示装置14では、ロゴ演出が実行される。ロゴ演出は、例えば、遊技機を製造した会社のロゴマークを表示する演出や、遊技機を製造した会社の社訓を表示する演出であってもよい。
図15(b)に示すように、ロゴ演出の終了後、演出表示装置14では、ゴト行為に関する注意喚起が実行される。具体的に、演出表示装置14には、注意喚起の項目を示す項目画像TK1〜TK6が表示される。演出表示装置14において、項目画像TK1〜TK6のうちゴト行為に関する注意喚起に対応する項目画像TK1は、他の項目画像TK2〜TK6に比して大きく表示される。そして、演出表示装置14には、注意喚起画像GT1が表示され、ゴト行為に関する注意喚起が実行される。注意喚起画像GT1は、『ゴト行為は、「犯罪」です。』の文字(文字情報)を含む画像である。すなわち、待機演出の実行中に実行されるゴト行為に関する注意喚起の内容は、『ゴト行為は、「犯罪」です。』の文字(文字情報)を表示する内容となっている。このように、演出表示装置14では、待機演出の実行中において、ゴト行為に関する注意喚起が実行される。スロットマシン10では、正面視において、注意喚起画像GT1の横幅は、1つのリールの横幅よりも長い。1つのリールの横幅とは、13a〜13cのうち1つのリールの周方向の横幅に相当する。
また、注意喚起画像GT1は、演出表示装置14の表示領域のうち透過領域14aを含まない表示領域に表示される。すなわち、注意喚起画像GT1が表示される表示領域は、透過型ディスプレイの演出表示装置14において、後側に配置されたリール13a〜13cを視認可能な透過領域14aとは別の表示領域である。また、注意喚起画像GT1が表示される表示領域は、正面視において、ハート可動体25の動作領域とは重ならない領域である。以上のように、注意喚起画像GT1が表示される表示領域は、透過領域14aとは別の表示領域であって、且つ、ハート可動体25の動作領域と重ならない領域である。
図15(c)に示すように、ゴト行為に関する注意喚起の終了後、演出表示装置14では、遊技機をたたくことに関する注意喚起が実行される。具体的に、演出表示装置14には、項目画像TK1〜TK6が表示される。演出表示装置14において、項目画像TK1〜TK6のうち遊技機をたたくことに関する注意喚起に対応する項目画像TK2は、他の項目画像TK1,TK3〜TK6に比して大きく表示される。そして、演出表示装置14には、注意喚起画像GT2が表示され、遊技機をたたくことに関する注意喚起が実行される。注意喚起画像GT2は、『台は、「優しく大切に」接しましょう。』の文字(文字情報)を含む画像である。すなわち、待機演出の実行中に実行される遊技機をたたくことに関する注意喚起の内容は、『台は、「優しく大切に」接しましょう。』の文字(文字情報)を表示する内容となっている。このように、演出表示装置14では、待機演出の実行中において、遊技機をたたくことに関する注意喚起が実行される。スロットマシン10では、正面視において、注意喚起画像GT2の横幅は、1つのリールの横幅よりも長い。
また、注意喚起画像GT2は、演出表示装置14の表示領域のうち透過領域14aを含まない表示領域に表示される。すなわち、注意喚起画像GT2が表示される表示領域は、透過型ディスプレイの演出表示装置14において、後側に配置されたリール13a〜13cを視認可能な透過領域14aとは別の表示領域である。また、注意喚起画像GT2が表示される表示領域は、正面視において、ハート可動体25の動作領域とは重ならない領域である。以上のように、注意喚起画像GT2が表示される表示領域は、透過領域14aとは別の表示領域であって、且つ、ハート可動体25の動作領域と重ならない領域である。
図15(d)に示すように、遊技機をたたくことに関する注意喚起の終了後、演出表示装置14では、のめり込みに関する注意喚起が実行される。具体的に、演出表示装置14には、項目画像TK1〜TK6が表示される。演出表示装置14において、項目画像TK1〜TK6のうちのめり込みに関する注意喚起に対応する項目画像TK3は、他の項目画像TK1,TK2,TK4〜TK6に比して大きく表示される。そして、演出表示装置14には、注意喚起画像GT3が表示され、のめり込みに関する注意喚起が実行される。注意喚起画像GT3は、『パチンコ・パチスロは適度に楽しむ遊びです。』という文字(文字情報)と、『のめり込みに注意しましょう。』という文字(文字情報)と、を含む画像である。すなわち、待機演出の実行中に実行されるのめり込みに関する注意喚起の内容は、『パチンコ・パチスロは適度に楽しむ遊びです。』という文字(文字情報)を表示する内容となっている。また、待機演出の実行中に実行されるのめり込みに関する注意喚起の内容は、『のめり込みに注意しましょう。』という文字(文字情報)を表示する内容となっている。このように、演出表示装置14では、待機演出の実行中において、のめり込みに関する注意喚起が実行される。本実施形態では、『パチンコ・パチスロは適度に楽しむ遊びです。』という文字(文字情報)が第1文字情報に相当し、『のめり込みに注意しましょう。』という文字(文字情報)が第2文字情報に相当する。スロットマシン10では、正面視において、所定の注意喚起画像に相当する注意喚起画像GT3の横幅は、1つのリールの横幅よりも長い。
また、注意喚起画像GT3は、演出表示装置14の表示領域のうち透過領域14aを含まない表示領域に表示される。すなわち、注意喚起画像GT3が表示される表示領域は、透過型ディスプレイの演出表示装置14において、後側に配置されたリール13a〜13cを視認可能なリール視認領域としての透過領域14aとは別の表示領域である。このように、スロットマシン10では、透過型ディスプレイの表示領域のうちリール視認領域とは別の表示領域において、注意喚起画像GT3が表示されてのめり込みに関する注意喚起が実行される。また、注意喚起画像GT3が表示される表示領域は、正面視において、ハート可動体25の動作領域とは重ならない領域である。本実施形態では、注意喚起画像GT3が表示される表示領域が所定の演出領域に相当する。そして、本実施形態では、所定の演出領域において注意喚起画像GT3が表示されることで、所定の演出領域においてのめり込みに関する注意喚起が実行される。以上のように、注意喚起画像GT3が表示される表示領域は、リール視認領域としての透過領域14aとは別の表示領域であって、且つ、特定の可動体としてのハート可動体25の動作領域と重ならない領域である。
図16(a)に示すように、のめり込みに関する注意喚起の終了後、演出表示装置14では、車内放置に関する注意喚起が実行される。具体的に、演出表示装置14には、項目画像TK1〜TK6が表示される。演出表示装置14において、項目画像TK1〜TK6のうち車内放置に関する注意喚起に対応する項目画像TK4は、他の項目画像TK1〜TK3,TK5,TK6に比して大きく表示される。そして、演出表示装置14には、注意喚起画像GT4が表示され、車内放置に関する注意喚起が実行される。注意喚起画像GT4は、『車内放置は、「児童虐待」。』の文字(文字情報)を含む画像である。すなわち、待機演出の実行中に実行される車内放置に関する注意喚起の内容は、『車内放置は、「児童虐待」。』の文字(文字情報)を表示する内容となっている。このように、演出表示装置14では、待機演出の実行中において、車内放置に関する注意喚起が実行される。スロットマシン10では、正面視において、注意喚起画像GT4の横幅は、1つのリールの横幅よりも長い。
また、注意喚起画像GT4は、演出表示装置14の表示領域のうち透過領域14aを含まない表示領域に表示される。すなわち、注意喚起画像GT4が表示される表示領域は、透過型ディスプレイの演出表示装置14において、後側に配置されたリール13a〜13cを視認可能な透過領域14aとは別の表示領域である。また、注意喚起画像GT4が表示される表示領域は、正面視において、ハート可動体25の動作領域とは重ならない領域である。以上のように、注意喚起画像GT4が表示される表示領域は、透過領域14aとは別の表示領域であって、且つ、ハート可動体25の動作領域と重ならない領域である。
図16(b)に示すように、車内放置に関する注意喚起の終了後、演出表示装置14では、18歳未満で遊技を行うことに関する注意喚起が実行される。具体的に、演出表示装置14には、項目画像TK1〜TK6が表示される。演出表示装置14において、項目画像TK1〜TK6のうち18歳未満で遊技を行うことに関する注意喚起に対応する項目画像TK5は、他の項目画像TK1〜TK4,TK6に比して大きく表示される。そして、演出表示装置14には、注意喚起画像GT5が表示され、18歳未満で遊技を行うことに関する注意喚起が実行される。注意喚起画像GT5は、『パチンコ・パチスロは、「18歳」になってから。』の文字(文字情報)を含む画像である。すなわち、待機演出の実行中に実行される18歳未満で遊技を行うことに関する注意喚起の内容は、『パチンコ・パチスロは、「18歳」になってから。』の文字(文字情報)を表示する内容となっている。このように、演出表示装置14では、待機演出の実行中において、18歳未満で遊技を行うことに関する注意喚起が実行される。スロットマシン10では、正面視において、注意喚起画像GT5の横幅は、1つのリールの横幅よりも長い。
また、注意喚起画像GT5は、演出表示装置14の表示領域のうち透過領域14aを含まない表示領域に表示される。すなわち、注意喚起画像GT5が表示される表示領域は、透過型ディスプレイの演出表示装置14において、後側に配置されたリール13a〜13cを視認可能な透過領域14aとは別の表示領域である。また、注意喚起画像GT5が表示される表示領域は、正面視において、ハート可動体25の動作領域とは重ならない領域である。以上のように、注意喚起画像GT5が表示される表示領域は、透過領域14aとは別の表示領域であって、且つ、ハート可動体25の動作領域と重ならない領域である。
図16(c)に示すように、18歳未満で遊技を行うことに関する注意喚起の終了後、演出表示装置14では、悪質な攻略法の販売に関する注意喚起が実行される。具体的に、演出表示装置14には、項目画像TK1〜TK6が表示される。演出表示装置14において、項目画像TK1〜TK6のうち悪質な攻略法の販売に関する注意喚起に対応する項目画像TK6は、他の項目画像TK1〜TK5に比して大きく表示される。そして、演出表示装置14には、注意喚起画像GT6が表示され、悪質な攻略法の販売に関する注意喚起が実行される。注意喚起画像GT6は、『「甘い誘惑」には、ご用心。』の文字(文字情報)を含む画像である。すなわち、待機演出の実行中に実行される悪質な攻略法の販売に関する注意喚起の内容は、『「甘い誘惑」には、ご用心。』の文字(文字情報)を表示する内容となっている。このように、演出表示装置14では、待機演出の実行中において、悪質な攻略法の販売に関する注意喚起が実行される。スロットマシン10では、正面視において、注意喚起画像GT6の横幅は、1つのリールの横幅よりも長い。
また、注意喚起画像GT6は、演出表示装置14の表示領域のうち透過領域14aを含まない表示領域に表示される。すなわち、注意喚起画像GT6が表示される表示領域は、透過型ディスプレイの演出表示装置14において、後側に配置されたリール13a〜13cを視認可能な透過領域14aとは別の表示領域である。また、注意喚起画像GT6が表示される表示領域は、正面視において、ハート可動体25の動作領域とは重ならない領域である。以上のように、注意喚起画像GT6が表示される表示領域は、透過領域14aとは別の表示領域であって、且つ、ハート可動体25の動作領域と重ならない領域である。
図16(d)に示すように、悪質な攻略法の販売に関する注意喚起の終了後、演出表示装置14では、キャラクタ演出が実行される。キャラクタ演出は、例えば、スロットマシン10のモチーフとしているキャラクタを紹介する演出内容の演出や、スロットマシン10において実行される演出を説明する演出内容の演出であってもよい。
キャラクタ演出が実行されているとき、演出表示装置14では、所定の操作手段に相当するメニューボタンMBの操作に関する演出が実行される。メニューボタンMBの操作に関する演出が実行される場合、演出表示装置14には、画像GMxが表示される。画像GMxは、メニューボタンMBを操作することで音量を調整可能であることを示す文字(文字情報)として、『メニューボタンを押すと音量調整できるよ』の文字(文字情報)を含む画像である。すなわち、メニューボタンMBの操作に関する演出では、メニューボタンMBを操作することで音量を調整可能であることが報知される。このように、本実施形態において、所定の操作手段の操作に関する演出では、所定の操作手段を操作することで音量を調整可能であることが報知される。スロットマシン10では、正面視において、画像GMxの横幅は、1つのリールの横幅よりも長い。
また、画像GMxは、演出表示装置14の表示領域のうち透過領域14aを含まない表示領域に表示される。すなわち、画像GMxが表示される表示領域は、透過型ディスプレイの演出表示装置14において、後側に配置されたリール13a〜13cを視認可能な透過領域14aとは別の表示領域である。また、画像GMxが表示される表示領域は、正面視において、ハート可動体25の動作領域とは重ならない領域である。以上のように、画像GMxが表示される表示領域は、透過領域14aとは別の表示領域であって、且つ、ハート可動体25の動作領域と重ならない領域である。
以上のように、本実施形態のスロットマシン10では、待機演出において、のめり込みに関する注意喚起が実行された後、メニューボタンMBの操作に関する演出が実行される。すなわち、待機演出の実行中において、演出表示装置14では、のめり込みに関する注意喚起が実行された後、所定の操作手段としてのメニューボタンMBの操作に関する演出が実行される。
ここで、メニューボタンMBが操作された場合について説明する。
本実施形態では、待機演出の実行中において所定の操作手段に相当するメニューボタンMBが操作された場合、待機演出の実行が終了する。例えば、待機演出の実行中において、注意喚起画像GT3が表示されてのめり込みに関する注意喚起が実行されているとき、メニューボタンMBが操作されると、待機演出の実行が終了し、のめり込みに関する注意喚起の実行が終了する。このように、本実施形態では、待機演出の実行中にのめり込みに関する注意喚起が実行されているとき、所定の操作手段に相当するメニューボタンMBが操作された場合、のめり込みに関する注意喚起の実行が終了する。
図17(a)に示すように、変動ゲームの実行中でない場合にメニューボタンMBが操作された場合、演出表示装置14には、メニューが表示される。メニューが演出表示装置14に表示された場合、項目を特定可能な項目画像KM1,KM2が演出表示装置14に表示される。第1項目画像KM1は、音量のカスタマイズに関する項目(音量調整に関する項目)を特定可能な項目画像である。第2項目画像KM2は、遊技機において実行される演出に関する項目(演出説明に関する項目)を特定可能な項目画像である。
また、メニューが演出表示装置14に表示された場合、選択中の項目を指し示す選択画像SSが表示される。選択画像SSは、矢印を模した画像である。選択画像SSは、第1項目画像KM1を指し示す表示態様(図17(a)に示す表示態様)、及び、第2項目画像KM2を指し示す表示態様のうち何れかの表示態様(図17(b)に示す表示態様)で表示される。そして、図17(a)に示すように選択画像SSが第1項目画像KM1を指し示す表示態様で表示されているときに、右ボタンSBbが操作された場合、図17(b)に示すように選択画像SSが第2項目画像KM2を指し示す表示態様で表示される。同様に、図17(b)に示すように選択画像SSが第2項目画像KM2を指し示す表示態様で表示されているときに、左ボタンSBdが操作された場合、図17(a)に示すように選択画像SSが第1項目画像KM1を指し示す表示態様で表示される。
図17(c)に示すように、選択画像SSが第1項目画像KM1を指し示す表示態様で表示されているとき、つまり、音量のカスタマイズに関する項目が選択されているときに、決定ボタンSBeが操作された場合、演出表示装置14の表示内容は、音量調整に関する表示内容となる。具体的に、演出表示装置14には、第1メータMaと、第2メータMbと、が表示される。
本実施形態のスロットマシン10では、キャラクタボイスの音量を4段階の中から調整可能に構成されている。第1メータMaは、4つの目盛Ma1〜Ma4を含む。そして、第1メータMaは、キャラクタボイスの音量として設定されている段階に応じた態様で表示される。例えば、設定されているキャラクタボイスの音量が最小音量から3段階目である場合、演出表示装置14には、図17(c)に示すように、3つの目盛Ma1〜Ma3が着色された態様で第1メータMaが表示される。
スロットマシン10では、第1メータMaが表示されているとき、上ボタンSBa及び下ボタンSBcを操作することで、キャラクタボイスの音量を調整可能に構成されている。そして、第1メータMaが表示される場合、当該第1メータMaが表示される表示領域の近傍には、上ボタンSBa及び下ボタンSBcを模した上下操作促進画像Sacが表示される。キャラクタボイスの音量を調整可能な状況下において、キャラクタボイスの音量を調整可能な範囲内のうち最大音量に達していないときには、上ボタンSBaを操作する場合、キャラクタボイスの音量を1段階上昇させることができる。また、キャラクタボイスの音量を調整可能な状況下において、キャラクタボイスの音量を調整可能な範囲内のうち最小音量に達していないときには、下ボタンSBcを操作する場合、キャラクタボイスの音量を1段階下降させることができる。上ボタンSBa又は下ボタンSBcが操作されたことでキャラクタボイスの音量が調整された場合、当該調整に伴って、第1メータMaにおいて着色される目盛(第1メータMaの態様)が変化する。
本実施形態のスロットマシン10では、背景音楽の音量を4段階の中から調整可能に構成されている。第2メータMbは、4つの目盛Mb1〜Mb4を含む。そして、第2メータMbは、背景音楽の音量として設定されている段階に応じた態様で表示される。例えば、設定されている背景音楽の音量が最小音量から2段階目である場合、演出表示装置14には、図17(c)に示すように、2つの目盛Mb1,Mb2が着色された態様で第2メータMbが表示される。
スロットマシン10では、第2メータMbが表示されているとき、右ボタンSBb及び左ボタンSBdを操作することで、背景音楽の音量を調整可能に構成されている。そして、第2メータMbが表示される場合、当該第2メータMbが表示される表示領域の近傍には、右ボタンSBb及び左ボタンSBdを模した左右操作促進画像Sbdが表示される。背景音楽の音量を調整可能な状況下において、背景音楽の音量を調整可能な範囲内のうち最大音量に達していないときには、右ボタンSBbを操作する場合、背景音楽の音量を1段階上昇させることができる。また、背景音楽の音量を調整可能な状況下において、背景音楽の音量を調整可能な範囲内のうち最小音量に達していないときには、左ボタンSBdを操作する場合、背景音楽の音量を1段階下降させることができる。右ボタンSBb又は左ボタンSBdが操作されたことで背景音楽の音量が調整された場合、当該調整に伴って、第2メータMbにおいて着色される目盛(第2メータMbの態様)が変化する。
一方、図17(d)に示すように、選択画像SSが第2項目画像KM2を指し示す表示態様で表示されているとき、つまり、遊技機において実行される演出に関する項目が選択されているときに、決定ボタンSBeが操作された場合、演出表示装置14の演出内容は、演出説明に関する表示内容となる。具体的に、演出表示装置14には、第1説明画像PG1、第2説明画像PG2及び第3説明画像PG3が表示される。
第1説明画像PG1は、『スター可動体が動作すると激アツ!』の文字(文字情報)を含む画像であって、スター可動体26が動作した場合に上乗せされる期待度が高いことを説明する画像に相当する。第2説明画像PG2は、『有利演出状態中は、ナビに従えば○』の文字(文字情報)を含む画像であって、有利演出状態においてはナビ演出によって報知される操作態様でストップボタン21a〜21cを操作すれば問題ないことを説明する画像に相当する。第3説明画像PG3は、『メニュー画面から音量調整ができる』の文字(文字情報)を含む画像であって、メニューボタンMBを操作してメニューを表示させた後に音量を調整できることを説明する画像に相当する。
また、スロットマシン10では、演出表示装置14にメニューが表示されているとき、メニューボタンMBが表示されると、メニューの表示が終了し、演出表示装置14には滞在中の演出状態に対応する背景画像が表示される。また、スロットマシン10では、演出表示装置14が音量調整に関する表示内容であるとき、メニューボタンMBが表示されると、メニューの表示が終了し、演出表示装置14には滞在中の演出状態に対応する背景画像が表示される。同様に、スロットマシン10では、演出表示装置14が演出説明に関する表示内容であるとき、メニューボタンMBが表示されると、メニューの表示が終了し、演出表示装置14には滞在中の演出状態に対応する背景画像が表示される。
次に、メニューに係る制御について説明する。
変動ゲームの実行中でないときにおいて、メニューボタンMBからの検知信号を入力した場合、副制御用CPU41aは、メニューが表示されるように、演出表示装置14を制御する。具体的に、副制御用CPU41aは、第1項目画像KM1、第2項目画像KM2及び選択画像SSが表示されるように、演出表示装置14を制御する。なお、ここでいう変動ゲームの実行中でないときとは、変動ゲーム開始コマンドを入力する前の期間であって、変動ゲーム終了コマンドを入力した後の期間に相当する。
また、メニューを表示させた場合、副制御用CPU41aは、第1項目画像KM1を指し示す表示態様で選択画像SSが表示されるように、演出表示装置14を制御する。メニューを表示させている場合であって、第1項目画像KM1を指し示す表示態様で選択画像SSを表示させている場合、副制御用CPU41aは、右ボタンSBbからの検知信号を入力した場合、第2項目画像KM2を指し示す表示態様で選択画像SSが表示されるように、演出表示装置14を制御する。一方、メニューを表示させている場合であって、第2項目画像KM2を指し示す表示態様で選択画像SSを表示させている場合、副制御用CPU41aは、左ボタンSBdからの検知信号を入力した場合、第1項目画像KM1を指し示す表示態様で選択画像SSが表示されるように、演出表示装置14を制御する。因みに、メニューを表示させている場合、副制御用CPU41aは、メニューボタンMBからの検知信号を入力した場合、メニューの表示を終了させ、演出状態情報から特定可能な演出状態に制御する。そして、副制御用CPU41aは、待機時間の計測を開始する。
そして、音量調整に関する項目が選択されているときに決定ボタンSBeからの検知信号を入力した場合、副制御用CPU41aは、音量調整に関する表示内容となるように、演出表示装置14を制御する。具体的に、副制御用CPU41aは、第1メータMa、第2メータMb、上下操作促進画像Sac及び左右操作促進画像Sbdが表示されるように、演出表示装置14を制御する。因みに、演出表示装置14の表示内容を音量調整に関する表示内容に制御している場合、副制御用CPU41aは、メニューボタンMBからの検知信号を入力した場合、音量調整に関する表示内容の表示を終了させ、演出状態情報から特定可能な演出状態に制御する。そして、副制御用CPU41aは、待機時間の計測を開始する。
音量調整に関する表示内容に制御している場合、副制御用CPU41aは、上ボタンSBaからの検知信号を入力した場合、又は、下ボタンSBcからの検知信号を入力した場合、副制御用RAM41cに記憶されている第1音量フラグの値を更新し得る。具体的に、上ボタンSBaからの検知信号を入力した場合、副制御用CPU41aは、第1音量フラグの値から特定可能な音量が最大音量でないとき、第1音量フラグから特定可能な音量が1段階上昇する値に第1音量フラグの値を更新する。なお、上ボタンSBaからの検知信号を入力した場合であっても、第1音量フラグの値から特定可能な音量が最大音量に達している場合、副制御用CPU41aは、第1音量フラグの値を更新しない。一方、下ボタンSBcからの検知信号を入力した場合、副制御用CPU41aは、第1音量フラグの値から特定可能な音量が最小音量でないとき、第1音量フラグから特定可能な音量が1段階下降する値に第1音量フラグの値を更新する。なお、下ボタンSBcからの検知信号を入力した場合であっても、第1音量フラグの値から特定可能な音量が最小音量に達している場合、副制御用CPU41aは、第1音量フラグの値を更新しない。
一方、音量調整に関する表示内容に制御している場合、副制御用CPU41aは、右ボタンSBbからの検知信号を入力した場合、又は、左ボタンSBdからの検知信号を入力した場合、副制御用RAM41cに記憶されている第2音量フラグの値を更新し得る。具体的に、右ボタンSBbからの検知信号を入力した場合、副制御用CPU41aは、第2音量フラグの値から特定可能な音量が最大音量でないとき、第2音量フラグから特定可能な音量が1段階上昇する値に第2音量フラグの値を更新する。なお、右ボタンSBbからの検知信号を入力した場合であっても、第2音量フラグの値から特定可能な音量が最大音量に達している場合、副制御用CPU41aは、第2音量フラグの値を更新しない。一方、左ボタンSBdからの検知信号を入力した場合、副制御用CPU41aは、第2音量フラグの値から特定可能な音量が最小音量でないとき、第2音量フラグから特定可能な音量が1段階下降する値に第2音量フラグの値を更新する。なお、左ボタンSBdからの検知信号を入力した場合であっても、第2音量フラグの値から特定可能な音量が最小音量に達している場合、副制御用CPU41aは、第2音量フラグの値を更新しない。
そして、演出説明に関する項目が選択されているときに決定ボタンSBeからの検知信号を入力した場合、副制御用CPU41aは、演出説明に関する表示内容となるように、演出表示装置14を制御する。具体的に、副制御用CPU41aは、第1説明画像PG1、第2説明画像PG2及び第3説明画像PG3が表示されるように、演出表示装置14を制御する。因みに、演出表示装置14の表示内容を演出説明に関する表示内容に制御している場合、副制御用CPU41aは、メニューボタンMBからの検知信号を入力した場合、演出説明に関する表示内容の表示を終了させ、演出状態情報から特定可能な演出状態に制御する。そして、副制御用CPU41aは、待機時間の計測を開始する。
ここで、図18に基づき、遊技進行メイン処理における特別停滞処理(ステップS123)について説明する。
特定停滞処理において主制御用CPU40aは、第1ボーナス演出状態が終了したかを判定する(ステップS201)。ステップS201において主制御用CPU40aは、終了処理(ステップS122)において、第1ボーナス遊技状態の終了条件が成立して演出状態フラグにボーナス演出状態以外の演出状態を特定可能な値を設定したかを判定する。ステップS201において第1ボーナス演出状態が終了したと判定されることは、第1ボーナス遊技状態における最終回の変動ゲームが終了したと判定されることに相当する。
第1ボーナス演出状態が終了した場合(ステップS201:YES)、主制御用CPU40aは、第1停滞開始コマンドの出力処理を行う(ステップS202)。第1停滞開始コマンドの出力処理において主制御用CPU40aは、第1停滞開始コマンドを出力バッファに格納する。なお、第1停滞開始コマンドには、特別第1停滞開始コマンドと、非特別第1停滞開始コマンドと、がある。そして、第1ボーナス演出状態の終了後、残りの有利上限値が「0」であることを条件に通常演出状態に制御される場合、つまり、第1ボーナス遊技状態が生起されることで有利期間の終了条件が成立する場合、ステップS202において主制御用CPU40aは、特別第1停滞開始コマンドを出力バッファに格納する。一方、第1ボーナス演出状態の終了後、残りの有利上限値が「0」であることを条件に通常演出状態に制御されない場合、つまり、第1ボーナス遊技状態が生起されることで有利期間の終了条件が成立しない場合、ステップS202において主制御用CPU40aは、非特別第1停滞開始コマンドを出力バッファに格納する。
続いて、主制御用CPU40aは、エンディング時間の計測処理を行う(ステップS203)。ステップS203において主制御用CPU40aは、所定のエンディング時間を計測し、当該エンディング時間が経過するまで待機する。そして、エンディング時間が経過してエンディング時間の計測処理を終えると、主制御用CPU40aは、第1停滞終了コマンドの出力処理を行い(ステップS204)、特別停滞処理を終了する。第1停滞終了コマンドの出力処理において主制御用CPU40aは、第1停滞終了コマンドを出力バッファに格納する。
第1ボーナス演出状態が終了していない場合(ステップS201:NO)、主制御用CPU40aは、第2ボーナス演出状態が終了したかを判定する(ステップS205)。ステップS205において主制御用CPU40aは、終了処理(ステップS122)において、第2ボーナス遊技状態の終了条件が成立して演出状態フラグにボーナス演出状態以外の演出状態を特定可能な値を設定したかを判定する。ステップS205において第2ボーナス演出状態が終了したと判定されることは、第2ボーナス遊技状態における最終回の変動ゲームが終了したと判定されることに相当する。
第2ボーナス演出状態が終了した場合(ステップS205:YES)、主制御用CPU40aは、第2停滞開始コマンドの出力処理を行う(ステップS206)。第2停滞開始コマンドの出力処理において主制御用CPU40aは、第2停滞開始コマンドを出力バッファに格納する。なお、第2停滞開始コマンドには、特別第2停滞開始コマンドと、非特別第2停滞開始コマンドと、がある。そして、第2ボーナス演出状態の終了後、残りの有利上限値が「0」であることを条件に通常演出状態に制御される場合、つまり、第2ボーナス遊技状態が生起されることで有利期間の終了条件が成立する場合、ステップS206において主制御用CPU40aは、特別第2停滞開始コマンドを出力バッファに格納する。一方、第2ボーナス演出状態の終了後、残りの有利上限値が「0」であることを条件に通常演出状態に制御されない場合、つまり、第2ボーナス遊技状態が生起されることで有利期間の終了条件が成立しない場合、ステップS206において主制御用CPU40aは、非特別第2停滞開始コマンドを出力バッファに格納する。
続いて、主制御用CPU40aは、エンディング時間の計測処理を行う(ステップS207)。ステップS207において主制御用CPU40aは、所定のエンディング時間を計測し、当該エンディング時間が経過するまで待機する。そして、エンディング時間が経過してエンディング時間の計測処理を終えると、主制御用CPU40aは、第2停滞終了コマンドの出力処理を行い(ステップS208)、特別停滞処理を終了する。第2停滞終了コマンドの出力処理において主制御用CPU40aは、第2停滞終了コマンドを出力バッファに格納する。
第2ボーナス演出状態が終了していない場合(ステップS205:NO)、主制御用CPU40aは、有利演出状態が終了したかを判定する(ステップS209)。ステップS209において主制御用CPU40aは、終了処理(ステップS122)において、有利演出状態の終了条件(有利終了条件)が成立したことを契機に演出状態フラグに通常演出状態を特定可能な値を設定したかを判定する。ステップS209において有利演出状態が終了したと判定されることは、有利演出状態における最終回の変動ゲームが終了したと判定されることに相当する。
有利演出状態が終了していない場合(ステップS209:NO)、主制御用CPU40aは、特別停滞処理を終了する。一方、有利演出状態が終了した場合(ステップS209:YES)、主制御用CPU40aは、第3停滞開始コマンドの出力処理を行う(ステップS210)。第3停滞開始コマンドの出力処理において主制御用CPU40aは、第3停滞開始コマンドを出力バッファに格納する。なお、第3停滞開始コマンドには、特別第3停滞開始コマンドと、非特別第3停滞開始コマンドと、がある。そして、特別有利演出状態において有利終了条件が成立して通常演出状態に制御される場合(第2終了条件が成立した場合)、ステップS210において主制御用CPU40aは、特別第3停滞開始コマンドを出力バッファに格納する。一方、第1有利演出状態(又は、第2有利演出状態)において有利終了条件が成立して通常演出状態に制御される場合(第1終了条件が成立した場合)、ステップS210において主制御用CPU40aは、非特別第3停滞開始コマンドを出力バッファに格納する。
続いて、主制御用CPU40aは、エンディング時間の計測処理を行う(ステップS211)。ステップS211において主制御用CPU40aは、所定のエンディング時間を計測し、当該エンディング時間が経過するまで待機する。そして、エンディング時間が経過してエンディング時間の計測処理を終えると、主制御用CPU40aは、第3停滞終了コマンドの出力処理を行い(ステップS212)、特別停滞処理を終了する。第3停滞終了コマンドの出力処理において主制御用CPU40aは、第3停滞終了コマンドを出力バッファに格納する。
本実施形態では、ステップS202〜ステップS204の処理、ステップS206〜ステップS208の処理及びステップS210〜ステップS212の処理が、停滞制御に相当する。以下の説明では、ステップS202〜ステップS204の処理が行われること、ステップS206〜ステップS208の処理が行われること、及び、ステップS210〜ステップS212の処理が行われることを、それぞれ「停滞制御が実行される」という場合がある。本実施形態では、主制御用CPU40aがステップS202〜ステップS204の処理、ステップS206〜ステップS208の処理及びステップS210〜ステップS212の処理のうち何れかの処理を行うことによって、停滞制御を実行する停滞制御手段としての機能が実現される。また、本実施形態において、ステップS202〜ステップS204の処理、ステップS206〜ステップS208の処理及びステップS210〜ステップS212の処理のうち、ステップS203、ステップS207及びステップS211の処理では、所定のエンディング時間の計測する制御、すなわち、所定のエンディング時間の計測制御が行われる。停滞制御は、フリーズ制御に相当し、停滞制御が実行されることを「フリーズする」ともいわれる。
また、本実施形態において、ステップS202〜ステップS204の処理及びステップS206〜ステップS208の処理は、特別状態に相当するボーナス遊技状態における最終回の変動ゲーム終了後に行われることから、特別状態における最終回の遊技後に停滞制御が実行されることがわかる。同様に、本実施形態において、ステップS210〜ステップS212の処理は、特定状態に相当する有利演出状態における最終回の変動ゲーム終了後に行われることから、特定状態における最終回の遊技後に停滞制御が実行されることがわかる。
本実施形態のスロットマシン10において、停滞制御が実行された場合、演出表示装置14では、エンディング演出が実行される。スロットマシン10では、エンディング演出の実行中、演出表示装置14において、キャラクタが登場する登場演出が実行される場合がある。登場演出の演出内容には、第1キャラクタが登場する演出内容と、第2キャラクタが登場する演出内容と、第3キャラクタが登場する演出内容と、がある。
図19(a)に示すように、登場演出の演出内容は、設定されている設定値に応じて決定される。具体的に、設定値が「1」である場合、90%の確率で第1キャラクタが登場する演出内容、10%の確率で第2キャラクタが登場する演出内容が登場演出の演出内容として決定される。また、設定値が「2」である場合、50%の確率で第1キャラクタが登場する演出内容、50%の確率で第2キャラクタが登場する演出内容が登場演出の演出内容として決定される。また、設定値が「3」である場合、30%の確率で第1キャラクタが登場する演出内容、60%の確率で第2キャラクタが登場する演出内容、10%の確率で第3キャラクタが登場する演出内容が登場演出の演出内容として決定される。
本実施形態では、設定値が「3」であるときに限り、登場演出の演出内容として第3キャラクタが登場する演出内容が決定される。このため、第3キャラクタが登場する演出内容で登場演出が実行された場合には、設定値として「3」が設定されていることを特定できる。すなわち、第3キャラクタが登場する演出内容は、設定値が「3」であることを報知する演出内容に相当する。また、本実施形態では、設定値の有利度が高いときほど、第1キャラクタが登場する演出内容に比して、第2キャラクタが登場する演出内容が決定され易い。したがって、第2キャラクタが登場する演出内容で登場演出が実行された場合には、設定されている設定値の有利度が高いことが示唆される。なお、前述したように、スロットマシン10では、設定値の有利度が高いときほど、ボーナス役の当選確率が高く、ボーナス遊技状態が成立される確率が高い。つまり、スロットマシン10では、設定値の有利度が高いときほど、有利状態(特に、ボーナス遊技状態)の生起に関する有利度が高い。このため、登場演出は、有利状態の生起に関する有利度を示唆又は報知する特定演出といえる。また、登場演出は、設定されている設定値を示唆又は報知することで有利状態に関する有利度を示唆又は報知する演出といえる。
また、スロットマシン10では、エンディング演出の実行中、演出表示装置14において、星や月、惑星が表示される星空演出が実行される場合がある。星空演出の演出内容には、星が3つ表示される演出内容と、月と星が表示される演出内容と、惑星と星が表示される演出内容と、がある。
図19(b)に示すように、星空演出の演出内容は、設定されている内部モードに応じて決定される。具体的に、第1内部モードである場合、70%の確率で星が3つ表示される演出内容、30%の確率で月と星が表示される演出内容が星空演出の演出内容として決定される。また、第2内部モードである場合、40%の確率で星が3つ表示される演出内容、60%の確率で月と星が表示される演出内容が星空演出の演出内容として決定される。また、第3内部モードである場合、5%の確率で星が3つ表示される演出内容、80%の確率で月と星が表示される演出内容、15%の確率で惑星と星が表示される演出内容が星空演出の演出内容として決定される。
本実施形態では、第3内部モードであるときに限り、星空演出の演出内容として惑星と星が表示される演出内容が決定される。このため、惑星と星が表示される演出内容で星空演出が実行された場合には、第3内部モードであることを特定できる。すなわち、惑星と星が表示される演出内容は、第3内部モードであることを報知する演出内容に相当する。また、本実施形態では、内部モードの有利度が高いときほど、星が3つ表示される演出内容に比して、月と星が表示される演出内容が決定され易い。したがって、月と星が表示される演出内容で星空演出が実行された場合には、内部モードの有利度が高いことが示唆される。したがって、星空演出は、内部制御状態としての内部モードを示唆又は報知することで有利状態の生起に関する有利度を示唆又は報知する演出といえる。なお、前述したように、スロットマシン10では、内部モードの有利度が高いときほど、天井回数(つまり、次に有利演出状態が生起されるまでに要する遊技回数の上限回数)が少なくなり易い。つまり、スロットマシン10では、内部モードの有利度が高いときほど、有利状態(特に、有利演出状態)の生起に関する有利度が高い。このため、星空演出は、有利状態の生起に関する有利度を示唆又は報知する特定演出といえる。また、星空演出は、次に有利状態が生起されるまでに要する遊技回数の上限回数を示唆又は報知することで有利状態に関する有利度を示唆又は報知する演出といえる。
次に、各種のエンディング演出について説明する。
なお、主制御用CPU40aによって特別停滞処理のステップS202〜ステップS204の処理が行われ、停滞制御の実行が開始された後、演出表示装置14では、第1ボーナス演出状態のエンディング演出が実行される。また、主制御用CPU40aによって特別停滞処理のステップS204〜ステップS206の処理が行われ、停滞制御の実行が開始された後、演出表示装置14では、第2ボーナス演出状態のエンディング演出が実行される。また、主制御用CPU40aによって特別停滞処理のステップS210〜ステップS212の処理が行われ、停滞制御の実行が開始された後、演出表示装置14では、有利演出状態のエンディング演出が実行される。
図20(a)に示すように、第1ボーナス遊技状態が生起されることによって有利期間の終了条件が成立しない場合、当該第1ボーナス遊技状態における最終回の変動ゲーム終了後、演出表示装置14には、注意喚起画像TGaが表示され、のめり込みに関する注意喚起が実行される。注意喚起画像TGaは、『パチンコ・パチスロは適度に楽しむ遊びです。』の文字(文字情報)と、『のめり込みに注意しましょう。』という文字(文字情報)と、を含む画像である。すなわち、第1ボーナス遊技状態が生起されることで有利期間の終了条件が成立しない場合であって、当該第1ボーナス遊技状態における最終回の変動ゲーム終了後におけるのめり込みに関する注意喚起は、『パチンコ・パチスロは適度に楽しむ遊びです。』の文字を表示する内容となっている。また、第1ボーナス遊技状態が生起されることで有利期間の終了条件が成立しない場合であって、当該第1ボーナス遊技状態における最終回の変動ゲーム終了後におけるのめり込みに関する注意喚起は、『のめり込みに注意しましょう。』という文字を表示する内容となっている。スロットマシン10では、正面視において、所定の注意喚起画像に相当する注意喚起画像TGaの横幅は、1つのリールの横幅よりも長い。
また、注意喚起画像TGaは、演出表示装置14の表示領域のうち透過領域14aを含まない表示領域に表示される。すなわち、注意喚起画像TGaが表示される表示領域は、透過型ディスプレイの演出表示装置14において、後側に配置されたリール13a〜13cを視認可能なリール視認領域としての透過領域14aとは別の表示領域である。このように、スロットマシン10では、透過型ディスプレイの表示領域のうちリール視認領域とは別の表示領域において、注意喚起画像TGaが表示されてのめり込みに関する注意喚起が実行される。また、注意喚起画像TGaが表示される表示領域は、正面視において、ハート可動体25の動作領域とは重ならない領域である。本実施形態では、注意喚起画像TGaが表示される表示領域が所定の演出領域に相当する。そして、本実施形態では、所定の演出領域において注意喚起画像TGaが表示されることで、所定の演出領域においてのめり込みに関する注意喚起が実行される。以上のように、注意喚起画像TGaが表示される表示領域は、リール視認領域としての透過領域14aとは別の表示領域であって、且つ、特定の可動体としてのハート可動体25の動作領域と重ならない領域である。
以下の説明では、第1ボーナス遊技状態が生起されることによって有利期間の終了条件が成立しない場合であって、当該第1ボーナス遊技状態における最終回の変動ゲーム終了後に実行されるエンディング演出を、第1のエンディング演出と示す。第1のエンディング演出では、演出表示装置14において画像60が表示される。画像60は、『おめでとう!』の文字(文字情報)を含む画像である。
第1のエンディング演出が実行されるときにおいて、第3キャラクタが登場する演出内容で登場演出が実行される場合、演出表示装置14には、第3キャラクタを模した画像CH3が表示される。このとき、演出表示装置14において、画像CH3は、注意喚起画像TGaよりも背面側に表示される。すなわち、演出表示装置14において、注意喚起画像TGaは、画像CH3よりも前面側に表示される。また、第1のエンディング演出が実行されるときにおいて、星が3つ表示される演出内容で星空演出が実行される場合、演出表示装置14には、3つ星の画像YG1が表示される。このように、本実施形態では、のめり込みに関する注意喚起が実行されているときに、特定演出に相当する登場演出や星空演出が実行される。
また、第1のエンディング演出が実行されているときには、第1ボーナス遊技状態が開始されてから獲得した遊技媒体の数の関する第1特別獲得数演出が実行される。第1のエンディング演出においては、演出表示装置14に第1獲得数画像GBaが表示され、第1特別獲得数演出が実行される。第1獲得数画像GBaは、第1ボーナス遊技状態の開始前から当該第1ボーナス遊技状態が終了するまでに増加したメダルの数を示す内容の画像となる。したがって、演出表示装置14に第1獲得数画像GBaが表示されて第1特別獲得数演出が実行されることで、第1ボーナス遊技状態の開始前から増加した遊技媒体の数が報知される。
なお、第1のエンディング演出が実行されたときに表示される画像60は、演出表示装置14において、動作せずに表示され続ける。すなわち、ボーナス遊技状態における最終回の変動ゲーム後に停滞制御が実行された場合、当該最終回の変動ゲーム後に表示された特定の画像(例えば、画像60)が動作せずに表示され続け、当該特定の画像の動作が停滞される。すなわち、本実施形態では、特別状態における最終回の遊技後に停滞制御が実行された場合、特別状態における最終回の遊技後に表示された特定の画像が動作せずに表示され続け、当該特定の画像の動作が停滞される。
図20(b)に示すように、第1ボーナス遊技状態が生起されることによって有利期間の終了条件が成立する場合、当該第1ボーナス遊技状態における最終回の変動ゲーム終了後、演出表示装置14には、注意喚起画像TGbが表示され、のめり込みに関する注意喚起が実行される。注意喚起画像TGbは、『パチンコ・パチスロは適度に楽しむ遊びです。』の文字(文字情報)と、『のめり込みに注意しましょう。』という文字(文字情報)と、を含む画像である。すなわち、第1ボーナス遊技状態が生起されることで有利期間の終了条件が成立する場合であって、当該第1ボーナス遊技状態における最終回の変動ゲーム終了後におけるのめり込みに関する注意喚起は、『パチンコ・パチスロは適度に楽しむ遊びです。』の文字を表示する内容となっている。また、第1ボーナス遊技状態が生起されることで有利期間の終了条件が成立する場合であって、当該第1ボーナス遊技状態における最終回の変動ゲーム終了後におけるのめり込みに関する注意喚起は、『のめり込みに注意しましょう。』という文字を表示する内容となっている。スロットマシン10では、正面視において、所定の注意喚起画像に相当する注意喚起画像TGbの横幅は、1つのリールの横幅よりも長い。
また、注意喚起画像TGbは、演出表示装置14の表示領域のうち透過領域14aを含まない表示領域に表示される。すなわち、注意喚起画像TGbが表示される表示領域は、透過型ディスプレイの演出表示装置14において、後側に配置されたリール13a〜13cを視認可能なリール視認領域としての透過領域14aとは別の表示領域である。このように、スロットマシン10では、透過型ディスプレイの表示領域のうちリール視認領域とは別の表示領域において、注意喚起画像TGbが表示されてのめり込みに関する注意喚起が実行される。また、注意喚起画像TGbが表示される表示領域は、正面視において、ハート可動体25の動作領域とは重ならない領域である。本実施形態では、注意喚起画像TGbが表示される表示領域が所定の演出領域に相当する。そして、本実施形態では、所定の演出領域において注意喚起画像TGbが表示されることで、所定の演出領域においてのめり込みに関する注意喚起が実行される。以上のように、注意喚起画像TGbが表示される表示領域は、リール視認領域としての透過領域14aとは別の表示領域であって、且つ、特定の可動体としてのハート可動体25の動作領域と重ならない領域である。
以下の説明では、第1ボーナス遊技状態が生起されることによって有利期間の終了条件が成立する場合であって、当該第1ボーナス遊技状態における最終回の変動ゲーム終了後に実行されるエンディング演出を、第2のエンディング演出と示す。第2のエンディング演出では、演出表示装置14において画像60が表示される。また、第2のエンディング演出では、演出表示装置14においてスペシャル画像SPが表示される。スペシャル画像SPは、『完全制覇』の文字(文字情報)を含む画像である。
第2のエンディング演出が実行されるときにおいて、第3キャラクタが登場する演出内容で登場演出が実行される場合、演出表示装置14には、第3キャラクタを模した画像CH3が表示される。このとき、演出表示装置14において、画像CH3は、注意喚起画像TGbよりも背面側に表示される。すなわち、演出表示装置14において、注意喚起画像TGbは、画像CH3よりも前面側に表示される。また、第2のエンディング演出が実行されるときにおいて、星が3つ表示される演出内容で星空演出が実行される場合、演出表示装置14には、3つ星の画像YG1が表示される。このように、本実施形態では、のめり込みに関する注意喚起が実行されているときに、特定演出に相当する登場演出や星空演出が実行される。また、第2のエンディング演出が実行されているときには、演出表示装置14に第1獲得数画像GBaが表示され、第1特別獲得数演出が実行される。
なお、第2のエンディング演出が実行されたときに表示される画像60は、演出表示装置14において、動作せずに表示され続ける。また、第2のエンディング演出が実行されたときに表示されるスペシャル画像SPは、演出表示装置14において、動作せずに表示され続ける。すなわち、ボーナス遊技状態における最終回の変動ゲーム後に停滞制御が実行された場合、当該最終回の変動ゲーム後に表示された特定の画像(例えば、画像60)が動作せずに表示され続け、当該特定の画像の動作が停滞される。すなわち、本実施形態では、特別状態における最終回の遊技後に停滞制御が実行された場合、特別状態における最終回の遊技後に表示された特定の画像が動作せずに表示され続け、当該特定の画像の動作が停滞される。
図20(c)に示すように、第2ボーナス遊技状態が生起されることによって有利期間の終了条件が成立しない場合、当該第2ボーナス遊技状態における最終回の変動ゲーム終了後、演出表示装置14には、注意喚起画像TGcが表示され、のめり込みに関する注意喚起が実行される。注意喚起画像TGcは、『パチンコ・パチスロは適度に楽しむ遊びです。』の文字(文字情報)と、『のめり込みに注意しましょう。』という文字(文字情報)と、を含む画像である。すなわち、第2ボーナス遊技状態が生起されることで有利期間の終了条件が成立しない場合であって、当該第2ボーナス遊技状態における最終回の変動ゲーム終了後におけるのめり込みに関する注意喚起は、『パチンコ・パチスロは適度に楽しむ遊びです。』の文字を表示する内容となっている。また、第2ボーナス遊技状態が生起されることで有利期間の終了条件が成立しない場合であって、当該第2ボーナス遊技状態における最終回の変動ゲーム終了後におけるのめり込みに関する注意喚起は、『のめり込みに注意しましょう。』という文字を表示する内容となっている。スロットマシン10では、正面視において、所定の注意喚起画像に相当する注意喚起画像TGcの横幅は、1つのリールの横幅よりも長い。
また、注意喚起画像TGcは、演出表示装置14の表示領域のうち透過領域14aを含まない表示領域に表示される。すなわち、注意喚起画像TGcが表示される表示領域は、透過型ディスプレイの演出表示装置14において、後側に配置されたリール13a〜13cを視認可能なリール視認領域としての透過領域14aとは別の表示領域である。このように、スロットマシン10では、透過型ディスプレイの表示領域のうちリール視認領域とは別の表示領域において、注意喚起画像TGcが表示されてのめり込みに関する注意喚起が実行される。また、注意喚起画像TGcが表示される表示領域は、正面視において、ハート可動体25の動作領域とは重ならない領域である。本実施形態では、注意喚起画像TGcが表示される表示領域が所定の演出領域に相当する。そして、本実施形態では、所定の演出領域において注意喚起画像TGcが表示されることで、所定の演出領域においてのめり込みに関する注意喚起が実行される。以上のように、注意喚起画像TGcが表示される表示領域は、リール視認領域としての透過領域14aとは別の表示領域であって、且つ、特定の可動体としてのハート可動体25の動作領域と重ならない領域である。
以下の説明では、第2ボーナス遊技状態が生起されることによって有利期間の終了条件が成立しない場合であって、当該第2ボーナス遊技状態における最終回の変動ゲーム終了後に実行されるエンディング演出を、第3のエンディング演出と示す。第3のエンディング演出では、演出表示装置14において画像61が表示される。画像61は、『ファイト!』の文字(文字情報)を含む画像である。
第3のエンディング演出が実行されるときにおいて、第1キャラクタが登場する演出内容で登場演出が実行される場合、演出表示装置14には、第1キャラクタを模した画像CH1が表示される。このとき、演出表示装置14において、画像CH1は、注意喚起画像TGcよりも背面側に表示される。すなわち、演出表示装置14において、注意喚起画像TGcは、画像CH1よりも前面側に表示される。また、第3のエンディング演出が実行されるときにおいて、月と星が表示される演出内容で星空演出が実行される場合、演出表示装置14には、月と星の画像YG2が表示される。このように、本実施形態では、のめり込みに関する注意喚起が実行されているときに、特定演出に相当する登場演出や星空演出が実行される。
また、第3のエンディング演出が実行されているときには、第2ボーナス遊技状態が開始されてから獲得した遊技媒体の数の関する第2特別獲得数演出が実行される。第3のエンディング演出においては、演出表示装置14に第2獲得数画像GBbが表示され、第2特別獲得数演出が実行される。第2獲得数画像GBbは、第2ボーナス遊技状態の開始前から当該第2ボーナス遊技状態が終了するまでに増加したメダルの数を示す内容の画像となる。したがって、演出表示装置14に第2獲得数画像GBbが表示されて第2特別獲得数演出が実行されることで、第2ボーナス遊技状態の開始前から増加した遊技媒体の数が報知される。
なお、第3のエンディング演出が実行されたときに表示される画像61は、演出表示装置14において、動作せずに表示され続ける。すなわち、ボーナス遊技状態における最終回の変動ゲーム後に停滞制御が実行された場合、当該最終回の変動ゲーム後に表示された特定の画像(例えば、画像61)が動作せずに表示され続け、当該特定の画像の動作が停滞される。すなわち、本実施形態では、特別状態における最終回の遊技後に停滞制御が実行された場合、特別状態における最終回の遊技後に表示された特定の画像が動作せずに表示され続け、当該特定の画像の動作が停滞される。
図20(d)に示すように、第2ボーナス遊技状態が生起されることによって有利期間の終了条件が成立する場合、当該第2ボーナス遊技状態における最終回の変動ゲーム終了後、演出表示装置14には、注意喚起画像TGdが表示され、のめり込みに関する注意喚起が実行される。注意喚起画像TGdは、『パチンコ・パチスロは適度に楽しむ遊びです。』の文字(文字情報)と、『のめり込みに注意しましょう。』という文字(文字情報)と、を含む画像である。すなわち、第2ボーナス遊技状態が生起されることで有利期間の終了条件が成立する場合であって、当該第2ボーナス遊技状態における最終回の変動ゲーム終了後におけるのめり込みに関する注意喚起は、『パチンコ・パチスロは適度に楽しむ遊びです。』の文字を表示する内容となっている。また、第2ボーナス遊技状態が生起されることで有利期間の終了条件が成立する場合であって、当該第2ボーナス遊技状態における最終回の変動ゲーム終了後におけるのめり込みに関する注意喚起は、『のめり込みに注意しましょう。』という文字を表示する内容となっている。スロットマシン10では、正面視において、所定の注意喚起画像に相当する注意喚起画像TGdの横幅は、1つのリールの横幅よりも長い。
また、注意喚起画像TGdは、演出表示装置14の表示領域のうち透過領域14aを含まない表示領域に表示される。すなわち、注意喚起画像TGdが表示される表示領域は、透過型ディスプレイの演出表示装置14において、後側に配置されたリール13a〜13cを視認可能なリール視認領域としての透過領域14aとは別の表示領域である。このように、スロットマシン10では、透過型ディスプレイの表示領域のうちリール視認領域とは別の表示領域において、注意喚起画像TGdが表示されてのめり込みに関する注意喚起が実行される。また、注意喚起画像TGdが表示される表示領域は、正面視において、ハート可動体25の動作領域とは重ならない領域である。本実施形態では、注意喚起画像TGdが表示される表示領域が所定の演出領域に相当する。そして、本実施形態では、所定の演出領域において注意喚起画像TGdが表示されることで、所定の演出領域においてのめり込みに関する注意喚起が実行される。以上のように、注意喚起画像TGdが表示される表示領域は、リール視認領域としての透過領域14aとは別の表示領域であって、且つ、特定の可動体としてのハート可動体25の動作領域と重ならない領域である。
以下の説明では、第2ボーナス遊技状態が生起されることによって有利期間の終了条件が成立する場合であって、当該第2ボーナス遊技状態における最終回の変動ゲーム終了後に実行されるエンディング演出を、第4のエンディング演出と示す。第4のエンディング演出では、演出表示装置14において画像61が表示される。また、第4のエンディング演出では、演出表示装置14においてスペシャル画像SPが表示される。
第4のエンディング演出が実行されるときにおいて、第1キャラクタが登場する演出内容で登場演出が実行される場合、演出表示装置14には、第1キャラクタを模した画像CH1が表示される。このとき、演出表示装置14において、画像CH1は、注意喚起画像TGdよりも背面側に表示される。すなわち、演出表示装置14において、注意喚起画像TGdは、画像CH1よりも前面側に表示される。また、第4のエンディング演出が実行されるときにおいて、月と星が表示される演出内容で星空演出が実行される場合、演出表示装置14には、月と星の画像YG2が表示される。このように、本実施形態では、のめり込みに関する注意喚起が実行されているときに、特定演出に相当する登場演出や星空演出が実行される。また、第4のエンディング演出が実行されているときには、演出表示装置14に第2獲得数画像GBbが表示され、第2特別獲得数演出が実行される。
なお、第4のエンディング演出が実行されたときに表示される画像61は、演出表示装置14において、動作せずに表示され続ける。また、第4のエンディング演出が実行されたときに表示されるスペシャル画像SPは、演出表示装置14において、動作せずに表示され続ける。すなわち、ボーナス遊技状態における最終回の変動ゲーム後に停滞制御が実行された場合、当該最終回の変動ゲーム後に表示された特定の画像(例えば、画像61)が動作せずに表示され続け、当該特定の画像の動作が停滞される。すなわち、本実施形態では、特別状態における最終回の遊技後に停滞制御が実行された場合、特別状態における最終回の遊技後に表示された特定の画像が動作せずに表示され続け、当該特定の画像の動作が停滞される。
図21(a)に示すように、第1有利演出状態又は第2有利演出状態において有利終了条件が成立する場合(第1終了条件が成立する場合)、当該有利演出状態における最終回の変動ゲーム終了後、演出表示装置14には、注意喚起画像TGeが表示され、のめり込みに関する注意喚起が実行される。注意喚起画像TGeは、『パチンコ・パチスロは適度に楽しむ遊びです。』の文字(文字情報)と、『のめり込みに注意しましょう。』という文字(文字情報)と、を含む画像である。すなわち、第1有利演出状態又は第2有利演出状態において有利終了条件が成立する場合であって、当該有利演出状態における最終回の変動ゲーム終了後におけるのめり込みに関する注意喚起は、『パチンコ・パチスロは適度に楽しむ遊びです。』の文字を表示する内容となっている。また、第1有利演出状態又は第2有利演出状態において有利終了条件が成立する場合であって、当該有利演出状態における最終回の変動ゲーム終了後におけるのめり込みに関する注意喚起は、『のめり込みに注意しましょう。』という文字を表示する内容となっている。スロットマシン10では、正面視において、所定の注意喚起画像に相当する注意喚起画像TGeの横幅は、1つのリールの横幅よりも長い。
また、注意喚起画像TGeは、演出表示装置14の表示領域のうち透過領域14aを含まない表示領域に表示される。すなわち、注意喚起画像TGeが表示される表示領域は、透過型ディスプレイの演出表示装置14において、後側に配置されたリール13a〜13cを視認可能なリール視認領域としての透過領域14aとは別の表示領域である。このように、スロットマシン10では、透過型ディスプレイの表示領域のうちリール視認領域とは別の表示領域において、注意喚起画像TGeが表示されてのめり込みに関する注意喚起が実行される。また、注意喚起画像TGeが表示される表示領域は、正面視において、ハート可動体25の動作領域とは重ならない領域である。本実施形態では、注意喚起画像TGeが表示される表示領域が所定の演出領域に相当する。そして、本実施形態では、所定の演出領域において注意喚起画像TGeが表示されることで、所定の演出領域においてのめり込みに関する注意喚起が実行される。以上のように、注意喚起画像TGeが表示される表示領域は、リール視認領域としての透過領域14aとは別の表示領域であって、且つ、特定の可動体としてのハート可動体25の動作領域と重ならない領域である。
以下の説明では、第1有利演出状態又は第2有利演出状態において有利終了条件が成立する場合であって、当該有利演出状態における最終回の変動ゲーム終了後に実行されるエンディング演出を、第5のエンディング演出と示す。
第5のエンディング演出が実行されるときにおいて、第2キャラクタが登場する演出内容で登場演出が実行される場合、演出表示装置14には、第2キャラクタを模した画像CH2が表示される。このとき、演出表示装置14において、画像CH2は、注意喚起画像TGeよりも背面側に表示される。すなわち、演出表示装置14において、注意喚起画像TGeは、画像CH2よりも前面側に表示される。また、第5のエンディング演出が実行されるときにおいて、星が3つ表示される演出内容で星空演出が実行される場合、演出表示装置14には、3つの星の画像YG1が表示される。このように、本実施形態では、のめり込みに関する注意喚起が実行されているときに、特定演出に相当する登場演出や星空演出が実行される。
また、第5のエンディング演出が実行されているときには、有利期間が開始してから獲得した遊技媒体の数に関する特定獲得数演出が実行される。第5のエンディング演出においては、演出表示装置14に特定獲得数画像GBcが表示され、特定獲得数演出が実行される。特定獲得数画像GBcは、有利期間の開始前から当該有利期間が終了するまでに増加したメダルの数を示す内容の画像となる。したがって、演出表示装置14に特定獲得数画像GBcが表示されて特定獲得数演出が実行されることで、有利期間の開始前から増加した遊技媒体の数が報知される。なお、本実施形態において、有利期間が開始してから獲得した遊技媒体の数には、有利演出状態において獲得した遊技媒体の数に限らず、有利演出状態の途中で生起されたボーナス遊技状態において獲得した遊技媒体の数も含まれる。
なお、第5のエンディング演出が実行されたときに表示される特定獲得数画像GBcは、演出表示装置14において、動作せずに表示され続ける。すなわち、有利演出状態における最終回の変動ゲーム後に停滞制御が実行された場合、当該最終回の変動ゲーム後に表示された特定の画像(例えば、特定獲得数画像GBc)が動作せずに表示され続け、当該特定の画像の動作が停滞される。すなわち、本実施形態では、特定状態における最終回の遊技後に停滞制御が実行された場合、特定状態における最終回の遊技後に表示された特定の画像が動作せずに表示され続け、当該特定の画像の動作が停滞される。
図21(b)に示すように、特別有利演出状態において有利終了条件が成立する場合(第2終了条件が成立する場合)、当該有利演出状態における最終回の変動ゲーム終了後、演出表示装置14には、注意喚起画像TGfが表示され、のめり込みに関する注意喚起が実行される。注意喚起画像TGfは、『パチンコ・パチスロは適度に楽しむ遊びです。』の文字(文字情報)と、『のめり込みに注意しましょう。』という文字(文字情報)と、を含む画像である。すなわち、特別有利演出状態において有利終了条件が成立する場合であって、当該有利演出状態における最終回の変動ゲーム終了後におけるのめり込みに関する注意喚起は、『パチンコ・パチスロは適度に楽しむ遊びです。』の文字を表示する内容となっている。また、特別有利演出状態において有利終了条件が成立する場合であって、当該有利演出状態における最終回の変動ゲーム終了後におけるのめり込みに関する注意喚起は、『のめり込みに注意しましょう。』という文字を表示する内容となっている。スロットマシン10では、正面視において、所定の注意喚起画像に相当する注意喚起画像TGfの横幅は、1つのリールの横幅よりも長い。
また、注意喚起画像TGfは、演出表示装置14の表示領域のうち透過領域14aを含まない表示領域に表示される。すなわち、注意喚起画像TGfが表示される表示領域は、透過型ディスプレイの演出表示装置14において、後側に配置されたリール13a〜13cを視認可能なリール視認領域としての透過領域14aとは別の表示領域である。このように、スロットマシン10では、透過型ディスプレイの表示領域のうちリール視認領域とは別の表示領域において、注意喚起画像TGfが表示されてのめり込みに関する注意喚起が実行される。また、注意喚起画像TGfが表示される表示領域は、正面視において、ハート可動体25の動作領域とは重ならない領域である。本実施形態では、注意喚起画像TGfが表示される表示領域が所定の演出領域に相当する。そして、本実施形態では、所定の演出領域において注意喚起画像TGfが表示されることで、所定の演出領域においてのめり込みに関する注意喚起が実行される。以上のように、注意喚起画像TGfが表示される表示領域は、リール視認領域としての透過領域14aとは別の表示領域であって、且つ、特定の可動体としてのハート可動体25の動作領域と重ならない領域である。
以下の説明では、特別有利演出状態において有利終了条件が成立する場合であって、当該有利演出状態における最終回の変動ゲーム終了後に実行されるエンディング演出を、第6のエンディング演出と示す。第6のエンディング演出では、ハート可動体25が動作する。ハート可動体25の動作領域とは重ならない領域に注意喚起画像TGfが表示されるため、正面視において、ハート可動体25が動作する場合であっても当該ハート可動体25が注意喚起画像TGfとは被らない。また、第6のエンディング演出では、演出表示装置14においてスペシャル画像SPが表示される。
第6のエンディング演出が実行されるときにおいて、第3キャラクタが登場する演出内容で登場演出が実行される場合、演出表示装置14には、第3キャラクタを模した画像CH3が表示される。このとき、演出表示装置14において、画像CH3は、注意喚起画像TGfよりも背面側に表示される。すなわち、演出表示装置14において、注意喚起画像TGfは、画像CH3よりも前面側に表示される。また、第6のエンディング演出が実行されるときにおいて、惑星と星が表示される演出内容で星空演出が実行される場合、演出表示装置14には、惑星と星の画像YG3が表示される。このように、本実施形態では、のめり込みに関する注意喚起が実行されているときに、特定演出に相当する登場演出や星空演出が実行される。また、第6のエンディング演出が実行されているときには、演出表示装置14に特定獲得数画像GBcが表示され、特定獲得数演出が実行される。
なお、第6のエンディング演出が実行されたときに表示される特定獲得数画像GBcは、演出表示装置14において、動作せずに表示され続ける。また、第6のエンディング演出が実行されたときに表示されるスペシャル画像SPは、演出表示装置14において、動作せずに表示され続ける。すなわち、有利演出状態における最終回の変動ゲーム後に停滞制御が実行された場合、当該最終回の変動ゲーム後に表示された特定の画像(例えば、特定獲得数画像GBc)が動作せずに表示され続け、当該特定の画像の動作が停滞される。すなわち、本実施形態では、特定状態における最終回の遊技後に停滞制御が実行された場合、特定状態における最終回の遊技後に表示された特定の画像が動作せずに表示され続け、当該特定の画像の動作が停滞される。
以下、各種のエンディング演出に係る制御について説明する。
まず、第1のエンディング演出に係る制御について説明する。
非特別第1停滞開始コマンドを入力した場合、副制御用CPU41aは、第1のエンディング演出が実行されるように、演出表示装置14を制御する。具体的に、非特別第1停滞開始コマンドを入力した場合、副制御用CPU41aは、注意喚起画像TGaが表示されるように、演出表示装置14を制御する。なお、本実施形態では、特別停滞処理のステップS202において非特別第1停滞開始コマンドを主制御用CPU40aが出力バッファに格納した後、当該非特別第1停滞開始コマンドが副制御用CPU41aに入力されることから、停滞制御の実行が開始された後、のめり込みに関する注意喚起が実行される。また、非特別第1停滞開始コマンドを入力した場合、副制御用CPU41aは、画像60が表示されるように、演出表示装置14を制御する。
また、非特別第1停滞開始コマンドを入力した場合、副制御用CPU41aは、第1獲得数画像GBaが表示されるように、演出表示装置14を制御する。具体的に、副制御用CPU41aは、第1ボーナス中獲得情報から特定可能な値を報知する内容の第1獲得数画像GBaが表示されるように、演出表示装置14を制御する。例えば、図20(a)に示すように、第1ボーナス中獲得情報から特定可能な値が「216」である場合、副制御用CPU41aは、「216枚獲得」の文字(文字情報)を含む第1獲得数画像GBaが表示されるように、演出表示装置14を制御する。
また、非特別第1停滞開始コマンドを入力した場合、副制御用CPU41aは、登場演出の演出内容を決定し、当該決定した演出内容の登場演出が実行されるように、演出表示装置14を制御する。副制御用CPU41aは、設定されている設定値に応じて、登場演出の演出内容を決定する。具体的に、副制御用CPU41aは、副制御用RAM41cに記憶されている設定値情報から特定可能な設定値に応じて、登場演出の演出内容を決定する。本実施形態において副制御用CPU41aは、設定値情報から特定可能な設定値に応じて、図19(a)に示す決定確率の下、登場演出の演出内容を決定する。なお、副制御用CPU41aは、以下に説明する第2のエンディング演出〜第6のエンディング演出が実行されるときも第1のエンディング演出が実行されるときと同様に、登場演出の演出内容を決定する。
また、非特別第1停滞開始コマンドを入力した場合、副制御用CPU41aは、星空演出の演出内容を決定し、当該決定した演出内容の星空演出が実行されるように、演出表示装置14を制御する。副制御用CPU41aは、設定されている内部モードに応じて、星空演出の演出内容を決定する。具体的に、副制御用CPU41aは、副制御用RAM41cに記憶されている内部モード情報から特定可能な内部モードに応じて、星空演出の演出内容を決定する。本実施形態において副制御用CPU41aは、内部モード情報から特定可能な内部モードに応じて、図19(b)に示す決定確率の下、星空演出の演出内容を決定する。なお、副制御用CPU41aは、以下に説明する第2のエンディング演出〜第6のエンディング演出が実行されるときも第1のエンディング演出が実行されるときと同様に、星空演出の演出内容を決定する。
また、非特別第1停滞開始コマンドを入力した場合、副制御用CPU41aは、特別視認制御を実行する。前述したように、特別視認制御において副制御用CPU41aは、バックライトBLが消灯するように、バックライトBLを制御する。また、特別視認制御において副制御用CPU41aは、演出表示装置14における少なくとも透過領域14aにおいて一色の画像が表示されるように、演出表示装置14を制御する。
また、第1のエンディング演出を実行させる場合、つまり、非特別第1停滞開始コマンドを入力した場合、副制御用CPU41aは、注意喚起画像TGaを表示させた後、特定時間の計測を開始する。そして、特定時間の計測を開始してから特定時間が経過するよりも前に賭数設定コマンドを入力した場合、副制御用CPU41aは、少なくとも特定時間が経過するまでは注意喚起画像TGaが表示されるように、演出表示装置14を制御する。本実施形態では、特定時間の計測を開始してから当該特定時間が経過するまでの期間が特定期間に相当する。そして、本実施形態では、ステップS203において計測されるエンディング時間を含む停滞制御が実行される実行期間は、特定時間、つまり、特定期間よりも短い。
また、特定時間の計測を開始してから特定時間を経過するよりも前に賭数設定コマンドを入力した場合、副制御用CPU41aは、第1のエンディング演出が終了するように、演出表示装置14を制御する。この結果、演出表示装置14では、画像60、登場演出に係る画像(例えば、画像CH3)、星空演出に係る画像(例えば、画像YG1)及び第1獲得数画像GBaの表示は終了するものの、注意喚起画像TGaは表示され続ける。このように、本実施形態では、特別状態における最終回の遊技後にのめり込みに関する注意喚起の実行が開始されてから特定時間が経過するまでの間(特定期間内)に賭数が設定された場合にはのめり込みに関する注意喚起が実行され続ける。また、特定時間が経過した後に賭数設定コマンドを入力した場合、副制御用CPU41aは、賭数設定コマンドを入力したことを契機に、注意喚起画像TGaの表示が終了するように、演出表示装置14を制御する。このように、本実施形態では、特別状態における最終回の遊技後にのめり込みに関する注意喚起の実行が開始されてから特定期間後に賭数が設定された場合にはのめり込みに関する注意喚起の実行が終了する。
また、第1のエンディング演出の実行中において精算コマンドを入力した場合、副制御用CPU41aは、第1のエンディング演出が終了するように、演出表示装置14を制御する。このとき、副制御用CPU41aは、注意喚起画像TGaの表示についても終了するように、演出表示装置14を制御する。なお、特定時間の計測を開始してから特定時間を経過するよりも前に精算コマンドを入力した場合であっても、副制御用CPU41aは、第1のエンディング演出を終了させる際に注意喚起画像TGaの表示も終了させる。前述したように、精算コマンドを入力した場合、副制御用CPU41aは、精算演出の実行、及び、記憶媒体の返却に関する注意喚起の実行を制御する。このため、のめり込みに関する注意喚起が実行されているときに精算ボタン19が操作された場合、演出表示装置14では、のめり込みに関する注意喚起の実行が終了し、記憶媒体の返却に関する注意喚起が実行されることとなる。すなわち、本実施形態では、のめり込みに関する注意喚起が実行されているときに精算操作手段が操作された場合、演出実行手段では、のめり込みに関する注意喚起の実行が終了し、記憶媒体の返却に関する注意喚起が実行される。
次に、第2のエンディング演出に係る制御について説明する。
特別第1停滞開始コマンドを入力した場合、副制御用CPU41aは、第2のエンディング演出が実行されるように、演出表示装置14を制御する。具体的に、特別第1停滞開始コマンドを入力した場合、副制御用CPU41aは、注意喚起画像TGbが表示されるように、演出表示装置14を制御する。なお、本実施形態では、特別停滞処理のステップS202において特別第1停滞開始コマンドを主制御用CPU40aが出力バッファに格納した後、当該特別第1停滞開始コマンドが副制御用CPU41aに入力されることから、停滞制御の実行が開始された後、のめり込みに関する注意喚起が実行される。また、特別第1停滞開始コマンドを入力した場合、副制御用CPU41aは、画像60が表示されるように、演出表示装置14を制御する。また、特別第1停滞開始コマンドを入力した場合、副制御用CPU41aは、スペシャル画像SPが表示されるように、演出表示装置14を制御する。
また、特別第1停滞開始コマンドを入力した場合、副制御用CPU41aは、第1獲得数画像GBaが表示されるように、演出表示装置14を制御する。また、特別第1停滞開始コマンドを入力した場合、副制御用CPU41aは、登場演出の演出内容を決定し、当該決定した演出内容の登場演出が実行されるように、演出表示装置14を制御する。また、特別第1停滞開始コマンドを入力した場合、副制御用CPU41aは、星空演出の演出内容を決定し、当該決定した演出内容の星空演出が実行されるように、演出表示装置14を制御する。また、特別第1停滞開始コマンドを入力した場合、副制御用CPU41aは、特別視認制御を実行する。
また、第2のエンディング演出を実行させる場合、つまり、特別第1停滞開始コマンドを入力した場合、副制御用CPU41aは、注意喚起画像TGbを表示させた後、特定時間の計測を開始する。そして、特定時間の計測を開始してから特定時間が経過するよりも前に賭数設定コマンドを入力した場合、副制御用CPU41aは、少なくとも特定時間が経過するまでは注意喚起画像TGbが表示されるように、演出表示装置14を制御する。
また、特定時間の計測を開始してから特定時間を経過するよりも前に賭数設定コマンドを入力した場合、副制御用CPU41aは、第2のエンディング演出が終了するように、演出表示装置14を制御する。この結果、演出表示装置14では、画像60、登場演出に係る画像、星空演出に係る画像、スペシャル画像SP及び第1獲得数画像GBaの表示は終了するものの、注意喚起画像TGbは表示され続ける。このように、本実施形態では、特別状態における最終回の遊技後にのめり込みに関する注意喚起の実行が開始されてから特定時間が経過するまでの間(特定期間内)に賭数が設定された場合にはのめり込みに関する注意喚起が実行され続ける。一方、特定時間が経過した後に賭数設定コマンドを入力した場合、副制御用CPU41aは、賭数設定コマンドを入力したことを契機に、注意喚起画像TGbの表示が終了するように、演出表示装置14を制御する。このように、本実施形態では、特別状態における最終回の遊技後にのめり込みに関する注意喚起の実行が開始されてから特定期間後に賭数が設定された場合にはのめり込みに関する注意喚起の実行が終了する。
また、第2のエンディング演出の実行中において精算コマンドを入力した場合、副制御用CPU41aは、第2のエンディング演出が終了するように、演出表示装置14を制御する。このとき、副制御用CPU41aは、注意喚起画像TGbの表示についても終了するように、演出表示装置14を制御する。なお、特定時間の計測を開始してから特定時間を経過するよりも前に精算コマンドを入力した場合であっても、副制御用CPU41aは、第2のエンディング演出を終了させる際に注意喚起画像TGbの表示も終了させる。前述したように、精算コマンドを入力した場合、副制御用CPU41aは、精算演出の実行、及び、記憶媒体の返却に関する注意喚起の実行を制御する。このため、のめり込みに関する注意喚起が実行されているときに精算ボタン19が操作された場合、演出表示装置14では、のめり込みに関する注意喚起の実行が終了し、記憶媒体の返却に関する注意喚起が実行されることとなる。すなわち、本実施形態では、のめり込みに関する注意喚起が実行されているときに精算操作手段が操作された場合、演出実行手段では、のめり込みに関する注意喚起の実行が終了し、記憶媒体の返却に関する注意喚起が実行される。
次に、第3のエンディング演出に係る制御について説明する。
非特別第2停滞開始コマンドを入力した場合、副制御用CPU41aは、第3のエンディング演出が実行されるように、演出表示装置14を制御する。具体的に、非特別第2停滞開始コマンドを入力した場合、副制御用CPU41aは、注意喚起画像TGcが表示されるように、演出表示装置14を制御する。なお、本実施形態では、特別停滞処理のステップS206において非特別第2停滞開始コマンドを主制御用CPU40aが出力バッファに格納した後、当該非特別第2停滞開始コマンドが副制御用CPU41aに入力されることから、停滞制御の実行が開始された後、のめり込みに関する注意喚起が実行される。また、非特別第2停滞開始コマンドを入力した場合、副制御用CPU41aは、画像61が表示されるように、演出表示装置14を制御する。
また、非特別第2停滞開始コマンドを入力した場合、副制御用CPU41aは、第2獲得数画像GBbが表示されるように、演出表示装置14を制御する。具体的に、副制御用CPU41aは、第2ボーナス中獲得情報から特定可能な値を報知する内容の第2獲得数画像GBbが表示されるように、演出表示装置14を制御する。例えば、図20(c)に示すように、第2ボーナス中獲得情報から特定可能な値が「81」である場合、副制御用CPU41aは、「81枚獲得」の文字(文字情報)を含む第2獲得数画像GBbが表示されるように、演出表示装置14を制御する。
また、非特別第2停滞開始コマンドを入力した場合、副制御用CPU41aは、登場演出の演出内容を決定し、当該決定した演出内容の登場演出が実行されるように、演出表示装置14を制御する。また、非特別第2停滞開始コマンドを入力した場合、副制御用CPU41aは、星空演出の演出内容を決定し、当該決定した演出内容の星空演出が実行されるように、演出表示装置14を制御する。また、非特別第2停滞開始コマンドを入力した場合、副制御用CPU41aは、特別視認制御を実行する。
また、第3のエンディング演出を実行させる場合、つまり、非特別第2停滞開始コマンドを入力した場合、副制御用CPU41aは、注意喚起画像TGcを表示させた後、特定時間の計測を開始する。そして、特定時間の計測を開始してから特定時間が経過するよりも前に賭数設定コマンドを入力した場合、副制御用CPU41aは、少なくとも特定時間が経過するまでは注意喚起画像TGcが表示されるように、演出表示装置14を制御する。本実施形態では、特定時間の計測を開始してから当該特定時間が経過するまでの期間が特定期間に相当する。そして、本実施形態では、ステップS207において計測されるエンディング時間を含む停滞制御が実行される実行期間は、特定時間、つまり、特定期間よりも短い。
また、特定時間の計測を開始してから特定時間を経過するよりも前に賭数設定コマンドを入力した場合、副制御用CPU41aは、第3のエンディング演出が終了するように、演出表示装置14を制御する。この結果、演出表示装置14では、画像61、登場演出に係る画像、星空演出に係る画像及び第2獲得数画像GBbの表示は終了するものの、注意喚起画像TGcは表示され続ける。このように、本実施形態では、特別状態における最終回の遊技後にのめり込みに関する注意喚起の実行が開始されてから特定時間が経過するまでの間(特定期間内)に賭数が設定された場合にはのめり込みに関する注意喚起が実行され続ける。また、特定時間が経過した後に賭数設定コマンドを入力した場合、副制御用CPU41aは、賭数設定コマンドを入力したことを契機に、注意喚起画像TGcの表示が終了するように、演出表示装置14を制御する。このように、本実施形態では、特別状態における最終回の遊技後にのめり込みに関する注意喚起の実行が開始されてから特定期間後に賭数が設定された場合にはのめり込みに関する注意喚起の実行が終了する。
また、第3のエンディング演出の実行中において精算コマンドを入力した場合、副制御用CPU41aは、第3のエンディング演出が終了するように、演出表示装置14を制御する。このとき、副制御用CPU41aは、注意喚起画像TGcの表示についても終了するように、演出表示装置14を制御する。なお、特定時間の計測を開始してから特定時間を経過するよりも前に精算コマンドを入力した場合であっても、副制御用CPU41aは、第3のエンディング演出を終了させる際に注意喚起画像TGcの表示も終了させる。前述したように、精算コマンドを入力した場合、副制御用CPU41aは、精算演出の実行、及び、記憶媒体の返却に関する注意喚起の実行を制御する。このため、のめり込みに関する注意喚起が実行されているときに精算ボタン19が操作された場合、演出表示装置14では、のめり込みに関する注意喚起の実行が終了し、記憶媒体の返却に関する注意喚起が実行されることとなる。すなわち、本実施形態では、のめり込みに関する注意喚起が実行されているときに精算操作手段が操作された場合、演出実行手段では、のめり込みに関する注意喚起の実行が終了し、記憶媒体の返却に関する注意喚起が実行される。
次に、第4のエンディング演出に係る制御について説明する。
特別第2停滞開始コマンドを入力した場合、副制御用CPU41aは、第4のエンディング演出が実行されるように、演出表示装置14を制御する。具体的に、特別第2停滞開始コマンドを入力した場合、副制御用CPU41aは、注意喚起画像TGdが表示されるように、演出表示装置14を制御する。なお、本実施形態では、特別停滞処理のステップS206において特別第2停滞開始コマンドを主制御用CPU40aが出力バッファに格納した後、当該特別第2停滞開始コマンドが副制御用CPU41aに入力されることから、停滞制御の実行が開始された後、のめり込みに関する注意喚起が実行される。また、非特別第2停滞開始コマンドを入力した場合、副制御用CPU41aは、画像61が表示されるように、演出表示装置14を制御する。また、特別第2停滞開始コマンドを入力した場合、副制御用CPU41aは、スペシャル画像SPが表示されるように、演出表示装置14を制御する。
また、特別第2停滞開始コマンドを入力した場合、副制御用CPU41aは、第2獲得数画像GBbが表示されるように、演出表示装置14を制御する。また、特別第2停滞開始コマンドを入力した場合、副制御用CPU41aは、登場演出の演出内容を決定し、当該決定した演出内容の登場演出が実行されるように、演出表示装置14を制御する。また、特別第2停滞開始コマンドを入力した場合、副制御用CPU41aは、星空演出の演出内容を決定し、当該決定した演出内容の星空演出が実行されるように、演出表示装置14を制御する。また、特別第2停滞開始コマンドを入力した場合、副制御用CPU41aは、特別視認制御を実行する。
また、第4のエンディング演出を実行させる場合、つまり、特別第2停滞開始コマンドを入力した場合、副制御用CPU41aは、注意喚起画像TGdを表示させた後、特定時間の計測を開始する。そして、特定時間の計測を開始してから特定時間が経過するよりも前に賭数設定コマンドを入力した場合、副制御用CPU41aは、少なくとも特定時間が経過するまでは注意喚起画像TGdが表示されるように、演出表示装置14を制御する。
また、特定時間の計測を開始してから特定時間を経過するよりも前に賭数設定コマンドを入力した場合、副制御用CPU41aは、第4のエンディング演出が終了するように、演出表示装置14を制御する。この結果、演出表示装置14では、画像61、登場演出に係る画像、星空演出に係る画像、スペシャル画像SP及び第2獲得数画像GBbの表示は終了するものの、注意喚起画像TGdは表示され続ける。このように、本実施形態では、特別状態における最終回の遊技後にのめり込みに関する注意喚起の実行が開始されてから特定時間が経過するまでの間(特定期間内)に賭数が設定された場合にはのめり込みに関する注意喚起が実行され続ける。また、特定時間が経過した後に賭数設定コマンドを入力した場合、副制御用CPU41aは、賭数設定コマンドを入力したことを契機に、注意喚起画像TGdの表示が終了するように、演出表示装置14を制御する。このように、本実施形態では、特別状態における最終回の遊技後にのめり込みに関する注意喚起の実行が開始されてから特定期間後に賭数が設定された場合にはのめり込みに関する注意喚起の実行が終了する。
また、第4のエンディング演出の実行中において精算コマンドを入力した場合、副制御用CPU41aは、第4のエンディング演出が終了するように、演出表示装置14を制御する。このとき、副制御用CPU41aは、注意喚起画像TGdの表示についても終了するように、演出表示装置14を制御する。なお、特定時間の計測を開始してから特定時間を経過するよりも前に精算コマンドを入力した場合であっても、副制御用CPU41aは、第4のエンディング演出を終了させる際に注意喚起画像TGdの表示も終了させる。前述したように、精算コマンドを入力した場合、副制御用CPU41aは、精算演出の実行、及び、記憶媒体の返却に関する注意喚起の実行を制御する。このため、のめり込みに関する注意喚起が実行されているときに精算ボタン19が操作された場合、演出表示装置14では、のめり込みに関する注意喚起の実行が終了し、記憶媒体の返却に関する注意喚起が実行されることとなる。すなわち、本実施形態では、のめり込みに関する注意喚起が実行されているときに精算操作手段が操作された場合、演出実行手段では、のめり込みに関する注意喚起の実行が終了し、記憶媒体の返却に関する注意喚起が実行される。
次に、第5のエンディング演出に係る制御について説明する。
非特別第3停滞開始コマンドを入力した場合、副制御用CPU41aは、第5のエンディング演出が実行されるように、演出表示装置14を制御する。具体的に、非特別第3停滞開始コマンドを入力した場合、副制御用CPU41aは、注意喚起画像TGeが表示されるように、演出表示装置14を制御する。なお、本実施形態では、特別停滞処理のステップS210において非特別第3停滞開始コマンドを主制御用CPU40aが出力バッファに格納した後、当該非特別第3停滞開始コマンドが副制御用CPU41aに入力されることから、停滞制御の実行が開始された後、のめり込みに関する注意喚起が実行される。
また、非特別第3停滞開始コマンドを入力した場合、副制御用CPU41aは、特定獲得数画像GBcが表示されるように、演出表示装置14を制御する。具体的に、副制御用CPU41aは、有利期間獲得情報から特定可能な値を報知する内容の特定獲得数画像GBcが表示されるように、演出表示装置14を制御する。例えば、図21(a)に示すように、有利期間獲得情報から特定可能な値が「1012」である場合、副制御用CPU41aは、「Total1012枚」の文字(文字情報)を含む特定獲得数画像GBcが表示されるように、演出表示装置14を制御する。
また、非特別第3停滞開始コマンドを入力した場合、副制御用CPU41aは、登場演出の演出内容を決定し、当該決定した演出内容の登場演出が実行されるように、演出表示装置14を制御する。また、非特別第3停滞開始コマンドを入力した場合、副制御用CPU41aは、星空演出の演出内容を決定し、当該決定した演出内容の星空演出が実行されるように、演出表示装置14を制御する。また、非特別第3停滞開始コマンドを入力した場合、副制御用CPU41aは、特別視認制御を実行する。
また、第5のエンディング演出を実行させる場合、つまり、非特別第3停滞開始コマンドを入力した場合、副制御用CPU41aは、注意喚起画像TGeを表示させた後、特定時間の計測を開始する。そして、特定時間の計測を開始してから特定時間が経過するよりも前に賭数設定コマンドを入力した場合、副制御用CPU41aは、少なくとも特定時間が経過するまでは注意喚起画像TGeが表示されるように、演出表示装置14を制御する。本実施形態では、特定時間の計測を開始してから当該特定時間が経過するまでの期間が特定期間に相当する。そして、本実施形態では、ステップS211において計測されるエンディング時間を含む停滞制御が実行される実行期間は、特定時間、つまり、特定期間よりも短い。
また、特定時間の計測を開始してから特定時間を経過するよりも前に賭数設定コマンドを入力した場合、副制御用CPU41aは、第5のエンディング演出が終了するように、演出表示装置14を制御する。この結果、演出表示装置14では、登場演出に係る画像、星空演出に係る画像及び特定獲得数画像GBcの表示は終了するものの、注意喚起画像TGeは表示され続ける。このように、本実施形態では、特定状態における最終回の遊技後にのめり込みに関する注意喚起の実行が開始されてから特定時間が経過するまでの間(特定期間内)に賭数が設定された場合にはのめり込みに関する注意喚起が実行され続ける。また、特定時間が経過した後に賭数設定コマンドを入力した場合、副制御用CPU41aは、賭数設定コマンドを入力したことを契機に、注意喚起画像TGeの表示が終了するように、演出表示装置14を制御する。このように、本実施形態では、特定状態における最終回の遊技後にのめり込みに関する注意喚起の実行が開始されてから特定期間後に賭数が設定された場合にはのめり込みに関する注意喚起の実行が終了する。
また、第5のエンディング演出の実行中において精算コマンドを入力した場合、副制御用CPU41aは、第5のエンディング演出が終了するように、演出表示装置14を制御する。このとき、副制御用CPU41aは、注意喚起画像TGeの表示についても終了するように、演出表示装置14を制御する。なお、特定時間の計測を開始してから特定時間を経過するよりも前に精算コマンドを入力した場合であっても、副制御用CPU41aは、第5のエンディング演出を終了させる際に注意喚起画像TGeの表示も終了させる。前述したように、精算コマンドを入力した場合、副制御用CPU41aは、精算演出の実行、及び、記憶媒体の返却に関する注意喚起の実行を制御する。このため、のめり込みに関する注意喚起が実行されているときに精算ボタン19が操作された場合、演出表示装置14では、のめり込みに関する注意喚起の実行が終了し、記憶媒体の返却に関する注意喚起が実行されることとなる。すなわち、本実施形態では、のめり込みに関する注意喚起が実行されているときに精算操作手段が操作された場合、演出実行手段では、のめり込みに関する注意喚起の実行が終了し、記憶媒体の返却に関する注意喚起が実行される。
次に、第6のエンディング演出に係る制御について説明する。
特別第3停滞開始コマンドを入力した場合、副制御用CPU41aは、第6のエンディング演出が実行されるように、演出表示装置14を制御する。具体的に、特別第3停滞開始コマンドを入力した場合、副制御用CPU41aは、注意喚起画像TGfが表示されるように、演出表示装置14を制御する。なお、本実施形態では、特別停滞処理のステップS210において特別第3停滞開始コマンドを主制御用CPU40aが出力バッファに格納した後、当該特別第3停滞開始コマンドが副制御用CPU41aに入力されることから、停滞制御の実行が開始された後、のめり込みに関する注意喚起が実行される。また、特別第3停滞開始コマンドを入力した場合、副制御用CPU41aは、スペシャル画像SPが表示されるように、演出表示装置14を制御する。
また、特別第3停滞開始コマンドを入力した場合、副制御用CPU41aは、特定獲得数画像GBcが表示されるように、演出表示装置14を制御する。また、特別第3停滞開始コマンドを入力した場合、副制御用CPU41aは、登場演出の演出内容を決定し、当該決定した演出内容の登場演出が実行されるように、演出表示装置14を制御する。また、特別第3停滞開始コマンドを入力した場合、副制御用CPU41aは、星空演出の演出内容を決定し、当該決定した演出内容の星空演出が実行されるように、演出表示装置14を制御する。また、特別第3停滞開始コマンドを入力した場合、副制御用CPU41aは、特別視認制御を実行する。その他、特別第3停滞開始コマンドを入力した場合、副制御用CPU41aは、第1アクチュエータA1を制御し、ハート可動体25を動作させる。
また、第6のエンディング演出を実行させる場合、つまり、特別第3停滞開始コマンドを入力した場合、副制御用CPU41aは、注意喚起画像TGfを表示させた後、特定時間の計測を開始する。そして、特定時間の計測を開始してから特定時間が経過するよりも前に賭数設定コマンドを入力した場合、副制御用CPU41aは、少なくとも特定時間が経過するまでは注意喚起画像TGfが表示されるように、演出表示装置14を制御する。
また、特定時間の計測を開始してから特定時間を経過するよりも前に賭数設定コマンドを入力した場合、副制御用CPU41aは、第6のエンディング演出が終了するように、演出表示装置14を制御する。この結果、演出表示装置14では、登場演出に係る画像、星空演出に係る画像、スペシャル画像SP及び特定獲得数画像GBcの表示は終了するものの、注意喚起画像TGfは表示され続ける。このとき、ハート可動体25は、原点25aへと動作し、原点25aへと戻る。このように、本実施形態では、特定状態における最終回の遊技後にのめり込みに関する注意喚起の実行が開始されてから特定時間が経過するまでの間(特定期間内)に賭数が設定された場合にはのめり込みに関する注意喚起が実行され続ける。また、特定時間が経過した後に賭数設定コマンドを入力した場合、副制御用CPU41aは、賭数設定コマンドを入力したことを契機に、注意喚起画像TGfの表示が終了するように、演出表示装置14を制御する。このように、本実施形態では、特定状態における最終回の遊技後にのめり込みに関する注意喚起の実行が開始されてから特定期間後に賭数が設定された場合にはのめり込みに関する注意喚起の実行が終了する。
また、第6のエンディング演出の実行中において精算コマンドを入力した場合、副制御用CPU41aは、第6のエンディング演出が終了するように、演出表示装置14を制御する。このとき、副制御用CPU41aは、注意喚起画像TGfの表示についても終了するように、演出表示装置14を制御する。なお、特定時間の計測を開始してから特定時間を経過するよりも前に精算コマンドを入力した場合であっても、副制御用CPU41aは、第6のエンディング演出を終了させる際に注意喚起画像TGfの表示も終了させる。前述したように、精算コマンドを入力した場合、副制御用CPU41aは、精算演出の実行、及び、記憶媒体の返却に関する注意喚起の実行を制御する。このため、のめり込みに関する注意喚起が実行されているときに精算ボタン19が操作された場合、演出表示装置14では、のめり込みに関する注意喚起の実行が終了し、記憶媒体の返却に関する注意喚起が実行されることとなる。すなわち、本実施形態では、のめり込みに関する注意喚起が実行されているときに精算操作手段が操作された場合、演出実行手段では、のめり込みに関する注意喚起の実行が終了し、記憶媒体の返却に関する注意喚起が実行される。
ここで、本実施形態のスロットマシン10において実行されるのめり込みに関する注意喚起について説明する。
スロットマシン10は、注意喚起画像GT3が表示されることで実行されるのめり込みに関する注意喚起(図15(d)に示す)を実行可能に構成されている。また、スロットマシン10は、注意喚起画像TGaが表示されることで実行されるのめり込みに関する注意喚起(図20(a)に示す)と、注意喚起画像TGbが表示されることで実行されるのめり込みに関する注意喚起(図20(b)に示す)と、を実行可能に構成されている。また、スロットマシン10は、注意喚起画像TGcが表示されることで実行されるのめり込みに関する注意喚起(図20(c)に示す)と、注意喚起画像TGdが表示されることで実行されるのめり込みに関する注意喚起(図20(d)に示す)と、を実行可能に構成されている。また、スロットマシン10は、注意喚起画像TGeが表示されることで実行されるのめり込みに関する注意喚起(図21(a)に示す)と、注意喚起画像TGfが表示されることで実行されるのめり込みに関する注意喚起(図21(b)に示す)と、を実行可能に構成されている。
そして、本実施形態において、注意喚起画像GT3が表示されることで実行されるのめり込みに関する注意喚起は、待機演出の実行中に実行されるのめり込みに関する注意喚起に相当する。また、本実施形態において、注意喚起画像TGaが表示されることで実行されるのめり込みに関する注意喚起、及び、注意喚起画像TGbが表示されることで実行されるのめり込みに関する注意喚起は、第1ボーナス遊技状態における最終回の変動ゲーム後に実行されるのめり込みに関する注意喚起に相当する。また、本実施形態において、注意喚起画像TGcが表示されることで実行されるのめり込みに関する注意喚起、及び、注意喚起画像TGdが表示されることで実行されるのめり込みに関する注意喚起は、第2ボーナス遊技状態における最終回の変動ゲーム後に実行されるのめり込みに関する注意喚起に相当する。また、本実施形態において、注意喚起画像TGeが表示されることで実行されるのめり込みに関する注意喚起、及び、注意喚起画像TGfが表示されることで実行されるのめり込みに関する注意喚起は、有利演出状態における最終回の変動ゲーム後に実行されるのめり込みに関する注意喚起に相当する。
注意喚起画像GT3,TGa〜TGfは、何れも『パチンコ・パチスロは適度に楽しむ遊びです。』という文字(文字情報)と、『のめり込みに注意しましょう。』という文字(文字情報)と、を含む画像である。つまり、待機演出の実行中、第1ボーナス遊技状態における最終回の変動ゲーム後、第2ボーナス遊技状態における最終回の変動ゲーム後、及び、有利演出状態における最終回の変動ゲーム後、において実行されるのめり込みに関する注意喚起の内容は、『パチンコ・パチスロは適度に楽しむ遊びです。』という文字を表示する内容である。また、待機演出の実行中、第1ボーナス遊技状態における最終回の変動ゲーム後、第2ボーナス遊技状態における最終回の変動ゲーム後、及び、有利演出状態における最終回の変動ゲーム後、において実行されるのめり込みに関する注意喚起の内容は、『のめり込みに注意しましょう。』という文字を表示する内容である。
このように、待機演出の実行中に実行されるのめり込みに関する注意喚起の内容は、ボーナス遊技における最終回の変動ゲーム後に実行されるのめり込みに関する注意喚起の内容と同一である。換言すると、ボーナス遊技における最終回の変動ゲーム後に実行されるのめり込みに関する注意喚起の内容は、待機演出の実行中に実行されるのめり込みに関する注意喚起の内容と同一である。このように、本実施形態では、待機演出の実行中に実行されるのめり込みに関する注意喚起の内容は、特別状態における最終回の遊技後に実行されるのめり込みに関する注意喚起の内容と同一である。
なお、本実施形態では、ボーナス遊技の中でもシングルボーナス遊技状態が生起された場合にはのめり込みに関する注意喚起が実行されない。すなわち、本実施形態では、第2特別状態に相当するシングルボーナス遊技状態が生起された場合にはのめり込みに関する注意喚起が実行されず、第1特別状態に相当する特定ボーナス遊技状態が生起された場合にはのめり込みに関する注意喚起が実行される。本実施形態において、待機演出の実行中に実行されるのめり込みに関する注意喚起の内容は、特定ボーナス遊技状態における最終回の変動ゲーム後に実行されるのめり込みに関する注意喚起の内容と同一であるといえる。
また、待機演出の実行中に実行されるのめり込みに関する注意喚起の内容は、有利演出状態における最終回の変動ゲーム後に実行されるのめり込みに関する注意喚起の内容と同一である。換言すると、有利演出状態における最終回の変動ゲーム後に実行されるのめり込みに関する注意喚起の内容は、待機演出の実行中に実行されるのめり込みに関する注意喚起の内容と同一である。このように、本実施形態では、待機演出の実行中に実行されるのめり込みに関する注意喚起の内容は、特定状態における最終回の遊技後に実行されるのめり込みに関する注意喚起の内容と同一である。
また、ボーナス遊技状態における最終回の変動ゲーム後に実行されるのめり込みに関する注意喚起の内容は、有利演出状態における最終回の変動ゲーム後に実行されるのめり込みに関する注意喚起の内容と同一である。換言すると、有利演出状態における最終回の変動ゲーム後に実行されるのめり込みに関する注意喚起の内容は、ボーナス遊技状態における最終回の変動ゲーム後に実行されるのめり込みに関する注意喚起の内容と同一である。このように、本実施形態では、特別状態における最終回の遊技後に実行されるのめり込みに関する注意喚起の内容は、特定状態における最終回の遊技後に実行されるのめり込みに関する注意喚起の内容と同一である。
以上のように、スロットマシン10では、待機演出の実行中、第1ボーナス遊技状態における最終回の変動ゲーム後、第2ボーナス遊技状態における最終回の変動ゲーム後、及び、有利演出状態における最終回の変動ゲーム後、において実行されるのめり込みに関する注意喚起の内容は、共通しており、同一である。したがって、本実施形態では、特定状態における最終回の遊技後に実行されるのめり込みに関する注意喚起の内容は、待機演出の実行中に実行されるのめり込みに関する注意喚起の内容、及び、特別状態における最終回の遊技後に実行されるのめり込みに関する注意喚起の内容と同一である。つまり、特別状態における最終回の遊技後に実行されるのめり込みに関する注意喚起の内容は、待機演出の実行中に実行されるのめり込みに関する注意喚起の内容、及び、特定状態における最終回の遊技後に実行されるのめり込みに関する注意喚起の内容と同一である。換言すると、待機演出の実行中に実行されるのめり込みに関する注意喚起の内容は、特別状態における最終回の遊技後に実行されるのめり込みに関する注意喚起の内容、及び、特定状態における最終回の遊技後に実行されるのめり込みに関する注意喚起の内容と同一である。
スロットマシン10では、のめり込みに関する注意喚起が実行される場合、『パチンコ・パチスロは適度に楽しむ遊びです。』という文字(文字情報)を含む注意喚起画像GT3,TGa〜TGfが演出表示装置14に表示される。『パチンコ・パチスロは適度に楽しむ遊びです。』という文字には、遊技球が遊技媒体として用いられるパチンコ遊技機を示す「パチンコ」という文字(文字情報)と、メダルが遊技媒体として用いられるスロットマシンを示す「パチスロ」という文字(文字情報)と、が含まれている。すなわち、『パチンコ・パチスロは適度に楽しむ遊びです。』という文字(文字情報)には、パチンコ遊技機での変動ゲーム(遊技)へののめり込みに関する注意喚起と、スロットマシンでの変動ゲーム(遊技)へののめり込みに関する注意喚起と、が含まれている。すなわち、本実施形態において、のめり込みに関する注意喚起の内容は、スロットマシン(第1の遊技媒体が遊技媒体として用いられる遊技機)での遊技へののめり込みに関する注意喚起に加えて、パチンコ遊技機(第2の遊技媒体が遊技媒体として用いられる遊技機)での遊技へののめり込みに関する注意喚起を含む。スロットマシン(第1の遊技媒体が遊技媒体として用いられる遊技機)での遊技へののめり込みに関する注意喚起は、スロットマシンをプレイすることへののめり込みに関する注意喚起に相当し、スロットマシンへののめり込みに関する注意喚起に相当する。同様に、パチンコ遊技機(第2の遊技媒体が遊技媒体として用いられる遊技機)での遊技へののめり込みに関する注意喚起は、パチンコ遊技機をプレイすることへののめり込みに関する注意喚起に相当し、パチンコ遊技機へののめり込みに関する注意喚起に相当する。
図22に示すように、遊技場の中には、例えば、メダルが遊技媒体として用いられるスロットマシンと、遊技球が遊技媒体として用いられるパチンコ遊技機と、を設置している遊技場がある。このように、遊技場の中には、異なる遊技媒体が用いられる遊技機を設置している遊技場がある。このような遊技場では、1人の遊技者が、パチンコ遊技機で変動ゲームを楽しむ場合もあれば、その前後にスロットマシンで変動ゲームを楽しむ場合もある。したがって、スロットマシン10において、スロットマシンでの変動ゲームへののめり込みに関する注意喚起に加えて、パチンコ遊技機での遊技へののめり込みに関する注意喚起を含む内容でのめり込みに関する注意喚起を実行することで、効果的にのめり込みに関する注意喚起を実行できる。
なお、『パチンコ・パチスロは適度に楽しむ遊びです。』という文字のうち「パチンコ・パチスロ」の文字は、遊技機全般を示す文字(文字情報)ともいえる。そして、『パチンコ・パチスロは適度に楽しむ遊びです。』という文字のうち「パチスロ」は、注意喚起画像GT3,TGa〜TGfを表示するスロットマシン10を示す文字(文字情報)、つまり、本遊技機を示す文字(文字情報)といえる。この場合、のめり込みに関する注意喚起の内容は、本遊技機での変動ゲームへののめり込みに関する注意喚起に加えて、遊技機全般へののめり込みに関する注意喚起を含んでいるといえる。
また、スロットマシン10では、注意喚起画像GT3,TGa〜TGfのうち何れが表示されてのめり込みに関する注意喚起が実行される場合であっても、当該のめり込みに関する注意喚起の内容は同一である。一方、本実施形態のスロットマシン10では、のめり込みに関する注意喚起の態様が異なる。
具体的に、図15(d)、図20(a)〜図20(d)、図21(a)及び図21(b)に示すように、演出表示装置14において注意喚起画像GT3が表示される位置は、演出表示装置14において注意喚起画像TGa〜TGfが表示される位置と異なる。また、演出表示装置14において表示される注意喚起画像GT3の大きさは、演出表示装置14において表示される注意喚起画像TGa〜TGfの大きさと異なる。すなわち、演出表示装置14において注意喚起画像GT3が表示される表示領域は、演出表示装置14において注意喚起画像TGa〜TGfが表示される表示領域と異なる。また、注意喚起画像GT3に含まれる文字(文字情報)の書体は、注意喚起画像TGa〜TGfに含まれる文字(文字情報)の書体と異なる。また、注意喚起画像GT3に含まれる文字の色(所謂、文字色)は、注意喚起画像TGa〜TGfに含まれる文字の色と異なる。その他、注意喚起画像GT3に含まれる文字の大きさは、注意喚起画像TGa〜TGfに含まれる文字の大きさと異なる。ここでは、のめり込みに関する注意喚起が実行されるときに表示される画像について、表示される位置、大きさ、表示される表示領域、画像に含まれる文字の書体、画像に含まれる文字の色、画像に含まれる文字の大きさの全て異なることを示したが、これらのうち少なくとも1つが異なれば、のめり込みに関する注意喚起の態様が異なるといえる。
以上のように、本実施形態では、待機演出の実行中に実行されるのめり込みに関する注意喚起の態様は、ボーナス遊技状態における最終回の変動ゲーム後に実行されるのめり込みに関する注意喚起の態様と異なる。換言すると、ボーナス遊技状態における最終回の変動ゲーム後に実行されるのめり込みに関する注意喚起の態様は、待機演出の実行中に実行されるのめり込みに関する注意喚起の態様と異なる。このように、本実施形態では、待機演出の実行中に実行されるのめり込みに関する注意喚起の態様は、特別状態における最終回の遊技後に実行されるのめり込みに関する注意喚起の態様と異なる。
また、本実施形態では、待機演出の実行中に実行されるのめり込みに関する注意喚起の態様は、有利演出状態における最終回の変動ゲーム後に実行されるのめり込みに関する注意喚起の態様と異なる。換言すると、有利演出状態における最終回の変動ゲーム後に実行されるのめり込みに関する注意喚起の態様は、待機演出の実行中に実行されるのめり込みに関する注意喚起の態様と異なる。このように、本実施形態では、待機演出の実行中に実行されるのめり込みに関する注意喚起の態様は、特定状態における最終回の遊技後に実行されるのめり込みに関する注意喚起の態様と異なる。
図20(a)〜図20(d)、図21(a)及び図21(b)に示すように、演出表示装置14において注意喚起画像TGa〜TGdが表示される位置は、演出表示装置14において注意喚起画像TGe,TGfが表示される位置と異なる。また、演出表示装置14において表示される注意喚起画像TGa〜TGdの大きさは、演出表示装置14において表示される注意喚起画像TGe,TGfの大きさと異なる。すなわち、演出表示装置14において注意喚起画像TGa〜TGdが表示される表示領域は、演出表示装置14において注意喚起画像TGe,TGfが表示される表示領域と異なる。また、注意喚起画像TGa〜TGdに含まれる文字の書体は、注意喚起画像TGe,TGfに含まれる文字の書体と異なる。また、注意喚起画像TGa〜TGdに含まれる文字の色は、注意喚起画像TGe,TGfに含まれる文字の色と異なる。その他、注意喚起画像TGa〜TGdに含まれる文字の大きさは、注意喚起画像TGe,TGfに含まれる文字の大きさと異なる。
以上のように、本実施形態では、有利演出状態における最終回の変動ゲーム後に実行されるのめり込みに関する注意喚起の態様は、ボーナス遊技状態における最終回の変動ゲーム後に実行されるのめり込みに関する注意喚起の態様と異なる。換言すると、ボーナス遊技状態における最終回の変動ゲーム後に実行されるのめり込みに関する注意喚起の態様は、有利演出状態における最終回の変動ゲーム後に実行されるのめり込みに関する注意喚起の態様と異なる。このように、本実施形態では、特定状態における最終回の遊技後に実行されるのめり込みに関する注意喚起の態様は、特別状態における最終回の遊技後に実行されるのめり込みに関する注意喚起の態様と異なる。
図20(a)〜図20(d)に示すように、演出表示装置14において注意喚起画像TGa,TGbが表示される位置は、演出表示装置14において注意喚起画像TGc,TGdが表示される位置と異なる。また、演出表示装置14において表示される注意喚起画像TGa,TGbの大きさは、演出表示装置14において表示される注意喚起画像TGc,TGdの大きさと異なる。すなわち、演出表示装置14において注意喚起画像TGa,TGbが表示される表示領域は、演出表示装置14において注意喚起画像TGc,TGdが表示される表示領域と異なる。また、注意喚起画像TGa,TGbに含まれる文字の書体は、注意喚起画像TGc,TGdに含まれる文字の書体と異なる。また、注意喚起画像TGa,TGbに含まれる文字の色は、注意喚起画像TGc,TGdに含まれる文字の色と異なる。その他、注意喚起画像TGa,TGbに含まれる文字の大きさは、注意喚起画像TGc,TGdに含まれる文字の大きさと異なる。
以上のように、本実施形態では、第1ボーナス遊技状態における最終回の変動ゲーム後に実行されるのめり込みに関する注意喚起の態様は、第2ボーナス遊技状態における最終回の変動ゲーム後に実行されるのめり込みに関する注意喚起の態様と異なる。換言すると、第2ボーナス遊技状態における最終回の変動ゲーム後に実行されるのめり込みに関する注意喚起の態様は、第1ボーナス遊技状態における最終回の変動ゲーム後に実行されるのめり込みに関する注意喚起の態様と異なる。
また、図20(a)及び図20(b)に示すように、演出表示装置14において注意喚起画像TGaが表示される位置は、演出表示装置14において注意喚起画像TGbが表示される位置と異なる。また、演出表示装置14において表示される注意喚起画像TGaの大きさは、演出表示装置14において表示される注意喚起画像TGbの大きさと異なる。すなわち、演出表示装置14において注意喚起画像TGaが表示される表示領域は、演出表示装置14において注意喚起画像TGbが表示される表示領域と異なる。また、注意喚起画像TGaに含まれる文字の書体は、注意喚起画像TGbに含まれる文字の書体と異なる。また、注意喚起画像TGaに含まれる文字の色は、注意喚起画像TGbに含まれる文字の色と異なる。その他、注意喚起画像TGaに含まれる文字の大きさは、注意喚起画像TGbに含まれる文字の大きさと異なる。
同様に、図20(c)及び図20(d)に示すように、演出表示装置14において注意喚起画像TGcが表示される位置は、演出表示装置14において注意喚起画像TGdが表示される位置と異なる。また、演出表示装置14において表示される注意喚起画像TGcの大きさは、演出表示装置14において表示される注意喚起画像TGdの大きさと異なる。すなわち、演出表示装置14において注意喚起画像TGcが表示される表示領域は、演出表示装置14において注意喚起画像TGdが表示される表示領域と異なる。また、注意喚起画像TGcに含まれる文字の書体は、注意喚起画像TGdに含まれる文字の書体と異なる。また、注意喚起画像TGcに含まれる文字の色は、注意喚起画像TGdに含まれる文字の色と異なる。その他、注意喚起画像TGcに含まれる文字の大きさは、注意喚起画像TGdに含まれる文字の大きさと異なる。
以上のように、本実施形態では、ボーナス遊技状態が生起されることで有利期間の終了条件が成立する場合に実行されるのめり込みに関する注意喚起の態様は、ボーナス遊技状態が生起されることで有利期間の終了条件が成立しない場合に実行されるのめり込みに関する注意喚起の態様と異なる。このように、本実施形態では、特別状態が生起されることで有利期間の終了条件が成立する場合に実行されるのめり込みに関する注意喚起の態様は、特別状態が生起されることで有利期間の終了条件が成立しない場合に実行されるのめり込みに関する注意喚起の態様と異なる。すなわち、本実施形態において、のめり込みに関する注意喚起の態様は、特別状態が生起されることで有利期間の終了条件が成立する場合と、特別状態が生起されることで有利期間の終了条件が成立しない場合と、で異なる。
また、図21(a)及び図21(b)に示すように、演出表示装置14において注意喚起画像TGeが表示される位置は、演出表示装置14において注意喚起画像TGfが表示される位置と異なる。また、演出表示装置14において表示される注意喚起画像TGeの大きさは、演出表示装置14において表示される注意喚起画像TGfの大きさと異なる。すなわち、演出表示装置14において注意喚起画像TGeが表示される表示領域は、演出表示装置14において注意喚起画像TGfが表示される表示領域と異なる。また、注意喚起画像TGeに含まれる文字の書体は、注意喚起画像TGfに含まれる文字の書体と異なる。また、注意喚起画像TGeに含まれる文字の色は、注意喚起画像TGfに含まれる文字の色と異なる。その他、注意喚起画像TGeに含まれる文字の大きさは、注意喚起画像TGfに含まれる文字の大きさと異なる。
以上のように、本実施形態では、第1有利演出状態又は第2有利演出状態において有利演出状態の終了条件が成立する場合に実行されるのめり込みに関する注意喚起の態様は、特別有利演出状態において有利演出状態の終了条件が成立する場合に実行されるのめり込みに関する注意喚起の態様と異なる。このように、本実施形態では、特定状態の終了条件のうち第1終了条件が成立して特定状態が終了する場合に実行されるのめり込みに関する注意喚起の態様は、特定状態の終了条件のうち第2終了条件が成立して特定状態が終了する場合に実行されるのめり込みに関する注意喚起の態様と異なる。すなわち、本実施形態において、のめり込みに関する注意喚起の態様は、第1終了条件が成立して特定状態が終了する場合と、第2終了条件が成立して特定状態が終了する場合と、で異なる。
ここで、図23(a)〜図23(c)に基づき、第1ボーナス遊技状態における最終回の変動ゲーム後と、有利演出状態における最終回の変動ゲーム後と、待機演出の実行中と、においてのめり込みに関する注意喚起が実行されたときの演出表示装置14の表示内容を比較しつつ、説明する。なお、図23(a)には、第1ボーナス遊技状態における最終回の変動ゲーム後にのめり込みに関する注意喚起が実行されたときの演出表示装置14の表示内容を示すが、当該第1ボーナス遊技状態が生起されることによって有利期間の終了条件が成立しないものとする。また、図23(b)には、有利演出状態における最終回の変動ゲーム後にのめり込みに関する注意喚起が実行されたときの演出表示装置14の表示内容を示すが、当該有利演出状態の終了前は特別有利演出状態ではないもの(例えば、第1有利演出状態であるもの)とする。
図23(a)に示すように、第1ボーナス遊技状態における最終回の変動ゲーム後は、注意喚起画像TGaが表示され、のめり込みに関する注意喚起が実行される。また、図23(b)に示すように、有利演出状態における最終回の変動ゲーム後は、注意喚起画像TGeが表示され、のめり込みに関する注意喚起が実行される。また、図23(c)に示すように、待機演出の実行中は、注意喚起画像GT3が表示され、のめり込みに関する注意喚起が実行される。注意喚起画像GT3,TGa,TGeは、それぞれ同一の文字(文字情報)を含んでいる。このため、第1ボーナス遊技状態における最終回の変動ゲーム後と、有利演出状態における最終回の変動ゲーム後と、待機演出の実行中と、では、実行されるのめり込みに関する注意喚起の内容が同一となる。
一方で、前述したように、注意喚起画像GT3,TGa,TGeは、演出表示装置14において表示される位置や表示領域が異なる。また、注意喚起画像GT3,TGa,TGeは、それぞれの大きさが異なる。また、注意喚起画像GT3,TGa,TGeに含まれる文字は、それぞれ字体や色、大きさが異なる。このため、第1ボーナス遊技状態における最終回の変動ゲーム後と、有利演出状態における最終回の変動ゲーム後と、待機演出の実行中と、では、実行されるのめり込みに関する注意喚起の態様が異なる。
但し、正面視において、注意喚起画像GT3,TGa,TGeが演出表示装置14において表示される表示領域は、ハート可動体25の動作領域と重ならない領域である。すなわち、注意喚起画像GT3,TGa,TGeは、演出表示装置14の表示領域の中でも、正面視においてハート可動体25の動作領域と重ならない領域に表示される点では共通している。
また、図23(a)に示すように、第1ボーナス遊技状態における最終回の変動ゲーム後に注意喚起画像TGaが表示されてのめり込みに関する注意喚起が実行されているときに、画像CH2が表示されて登場演出が実行される。登場演出では、設定されている設定値が示唆又は報知される。また、第1ボーナス遊技状態における最終回の変動ゲーム後に注意喚起画像TGaが表示されてのめり込みに関する注意喚起が実行されているときに、惑星と星の画像YG3が表示されて星空演出が実行される。星空演出では、内部モードが示唆又は報知される。また、第1ボーナス遊技状態における最終回の変動ゲーム後、透過領域14aとは別の表示領域において注意喚起画像TGaが表示され、のめり込みに関する注意喚起が実行される。また、第1ボーナス遊技状態における最終回の変動ゲーム後に注意喚起画像TGaが表示されてのめり込みに関する注意喚起が実行されているとき、バックライトBLが消灯する。これによって、透過領域14aからリールや図柄を視認し難くなる。また、第1ボーナス遊技状態における最終回の変動ゲーム後に注意喚起画像TGaが表示されてのめり込みに関する注意喚起が実行されているとき、透過型ディスプレイである演出表示装置14の透過領域14aには、一色の画像が表示される。これによって、透過領域14aからリールや図柄を視認し難くなる。
同様に、図23(b)に示すように、有利演出状態における最終回の変動ゲーム後に注意喚起画像TGeが表示されてのめり込みに関する注意喚起が実行されているときに、画像CH1が表示されて登場演出が実行される。また、有利演出状態における最終回の変動ゲーム後に注意喚起画像TGeが表示されてのめり込みに関する注意喚起が実行されているときに、月と星の画像YG2が表示されて星空演出が実行される。また、有利演出状態における最終回の変動ゲーム後、透過領域14aとは別の表示領域において注意喚起画像TGeが表示され、のめり込みに関する注意喚起が実行される。また、有利演出状態における最終回の変動ゲーム後に注意喚起画像TGeが表示されてのめり込みに関する注意喚起が実行されているとき、バックライトBLが消灯する。また、有利演出状態における最終回の変動ゲーム後に注意喚起画像TGeが表示されてのめり込みに関する注意喚起が実行されているとき、透過型ディスプレイである演出表示装置14の透過領域14aには、一色の画像が表示される。
また、図23(c)に示すように、待機演出の実行中に注意喚起画像GT3が表示されてのめり込みに関する注意喚起が実行されているときには、登場演出は実行されない。また、待機演出の実行中に注意喚起画像GT3が表示されてのめり込みに関する注意喚起が実行されているときには、星空演出は実行されない。待機演出の実行中に注意喚起画像GT3が表示されてのめり込みに関する注意喚起が実行されているとき、バックライトBLが消灯する。また、待機演出の実行中に注意喚起画像GT3が表示されてのめり込みに関する注意喚起が実行されているとき、透過型ディスプレイである演出表示装置14の透過領域14aには、一色の画像が表示される。
次に、図24(a)〜図24(c)に基づき、第1ボーナス遊技状態の終了後、シングルボーナス遊技状態の終了後、及び、第1有利演出状態の終了後について、説明する。
図24(a)に示すように、第1ボーナス遊技状態における最終回の変動ゲーム後、タイミングt11において停滞制御の実行が開始される。なお、第1ボーナス遊技状態における最終回の変動ゲームでは、ベル役が入賞したものとする。また、第1ボーナス遊技状態の終了後、つまり、第1ボーナス演出状態の終了後に制御される演出状態は、通常演出状態であるものとする。
タイミングt11において開始された停滞制御では、所定のエンディング時間の計測処理が行われ、少なくともエンディング時間は停滞制御が継続される。また、タイミングt11において停滞制御の実行が開始されると、第1のエンディング演出が実行される。このとき、演出表示装置14には、注意喚起画像TGaが表示され、のめり込みに関する注意喚起が実行される。また、停滞制御が開始されてからエンディング時間が経過するよりも前のタイミングt12において、ベットボタン18が操作されたとする。タイミングt12においては、停滞制御の実行中であることから、ベットボタン18が操作されたとしてもベット数が設定されることはない。
また、タイミングt11からエンディング時間が経過した後であって、タイミングt11から特定時間が経過するよりも前のタイミングt13においてベットボタン18が操作されるなどしてベット数が設定された場合、第1のエンディング演出の実行が終了する。このとき、通常演出状態に制御され、演出表示装置14では、通常演出状態における背景画像が表示される。但し、タイミングt11から特定時間が経過するタイミングt14までは、演出表示装置14において、注意喚起画像TGaが表示され続け、のめり込みに関する注意喚起が実行され続けることになる。
一方、タイミングt11からエンディング時間が経過した後であって、且つ、タイミングt11から特定時間が経過した後のタイミングt15において、ベットボタン18が操作されるなどしてベット数が設定された場合、第1のエンディング演出の実行が終了する。このとき、通常演出状態に制御され、演出表示装置14では、通常演出状態における背景画像が表示される。また、第1のエンディング演出の実行が終了することに伴って、注意喚起画像TGaの表示も終了し、のめり込みに関する注意喚起は終了する。
因みに、タイミングt11から特定時間が経過した後もベット数が設定されることなく待機時間が経過すると、待機演出の実行が開始される。そして、待機演出の実行中には注意喚起画像GT3が演出表示装置14に表示され、のめり込みに関する注意喚起が実行される。この場合、待機時間が経過するまでの間は、第1のエンディング演出が実行され続けるため、演出表示装置14には注意喚起画像TGaが表示され続け、のめり込みに関する注意喚起が実行され続ける。以上のように、特別状態における最終回の遊技にて払出役が入賞してからのめり込みに関する注意喚起が実行された後、少なくとも特定時間が経過するまではのめり込みに関する注意喚起が実行される。更に、その後も賭数が設定されることなく所定の待機時間が経過すると、待機演出の実行が開始され、当該待機演出の実行中にのめり込みに関する注意喚起が実行される。
また、停滞制御が実行されているときのタイミングt12においてベットボタン18を操作するなどしてベット数を設定しようとしてもベット数が設定されることもなければ、次の演出状態となる通常演出状態に制御されることもない。一方、停滞制御が終了した後のタイミングt13やタイミングt15においてベットボタン18を操作するなどしてベット数を設定しようとすればベット数が設定され、次の演出状態となる通常演出状態に制御されることとなる。したがって、停滞制御が実行されることによって、第1ボーナス遊技状態の終了後に制御される演出状態に制御されることが停滞されることとなる。このように、特別状態における最終回の遊技後に停滞制御が実行される場合、特別状態における最終回の遊技後に特別演出モード(ボーナス遊技状態の終了後に制御される演出状態)に制御されることが停滞される。
図24(b)に示すように、通常演出状態に制御されているときに実行された変動ゲームにおいてシングルボーナス役が入賞すると、シングルボーナス遊技状態に制御されるが、演出状態としては通常演出状態が継続して制御される。そして、シングルボーナス遊技状態に1回の変動ゲームが実行されて、シングルボーナス遊技状態が終了する場合、当該シングルボーナス遊技状態の終了後にエンディング演出は実行されない。また、シングルボーナス遊技状態の終了後は、停滞制御が実行されない。また、シングルボーナス遊技状態の終了後は、のめり込みに関する注意喚起が実行されない。
図24(a)及び図24(b)に示すように、スロットマシン10では、第1ボーナス遊技状態の終了後には停滞制御が実行される一方、シングルボーナス遊技状態の終了後には停滞制御が実行されない。また、スロットマシン10では、第1ボーナス遊技状態の終了後にはのめり込みに関する注意喚起が実行される一方、シングルボーナス遊技状態の終了後にはのめり込みに関する注意喚起が実行されない。
図24(c)に示すように、第1有利演出状態における最終回の変動ゲーム後、タイミングt21において停滞制御の実行が開始される。なお、第1有利演出状態における最終回の変動ゲームでは、再遊技役が入賞したものとする。また、第1有利演出状態の終了後に制御される演出状態は、通常演出状態であるものとする。
タイミングt21において開始された停滞制御では、所定のエンディング時間の計測処理が行われ、少なくともエンディング時間は停滞制御が継続される。また、タイミングt21において停滞制御の実行が開始されると、第5のエンディング演出が実行される。このとき、演出表示装置14には、注意喚起画像TGeが表示され、のめり込みに関する注意喚起が実行される。また、停滞制御が開始されてからエンディング時間が経過するよりも前のタイミングt22において、スタートレバー20が操作されたとする。タイミングt22においては、停滞制御の実行中であることから、再遊技が付与されているときにスタートレバー20が操作されたとしても変動ゲームは実行されない。
また、タイミングt21からエンディング時間が経過した後であって、タイミングt21から特定時間が経過するよりも前のタイミングt23においてスタートレバー20が操作された場合、第5のエンディング演出の実行が終了する。このとき、通常演出状態に制御され、演出表示装置14では、通常演出状態における背景画像が表示される。また、タイミングt23においてスタートレバー20が操作されたことを契機に、変動ゲームが実行される。なお、タイミングt21から特定時間が経過するタイミングt24までは、演出表示装置14において、注意喚起画像TGeが表示され続け、のめり込みに関する注意喚起が実行され続けることになる。
一方、タイミングt21からエンディング時間が経過した後であって、且つ、タイミングt21から特定時間が経過した後のタイミングt25において、スタートレバー20が操作された場合、第5のエンディング演出の実行が終了する。このとき、通常演出状態に制御され、演出表示装置14では、通常演出状態における背景画像が表示される。また、第5のエンディング演出の実行が終了することに伴って、注意喚起画像TGeの表示も終了し、のめり込みに関する注意喚起は終了する。また、タイミングt25においてスタートレバー20が操作されたことを契機に、変動ゲームが実行される。
因みに、タイミングt21から特定時間が経過した後もスタートレバー20が操作されない場合、第5のエンディング演出が実行され続け、演出表示装置14には注意喚起画像TGeが表示され続けることで、のめり込みに関する注意喚起が実行され続ける。但し、タイミングt21から特定時間が経過した後もスタートレバー20が操作されることなく待機時間が経過する場合であっても、待機演出は実行されない。以上のように、特定状態における最終回の遊技にて再遊技役が入賞してからのめり込みに関する注意喚起が実行された後、少なくとも特定時間が経過するまではのめり込みに関する注意喚起が実行される一方、その後も所定の待機時間が経過する場合であっても待機演出は実行されない。
停滞制御が実行されているときのタイミングt22において再遊技が付与されているときにスタートレバー20を操作しても次の変動ゲームは実行されず、次の演出状態となる通常演出状態に制御されることもない。一方、停滞制御が終了した後のタイミングt23やタイミングt25において再遊技が付与されているときにスタートレバー20を操作すれば次の変動ゲームが実行され、次の演出状態となる通常演出状態に制御されることとなる。したがって、停滞制御が実行されることによって、第1有利演出状態の終了後に制御される演出状態に制御されることが停滞されることとなる。このように、特定状態における最終回の遊技後に停滞制御が実行される場合、特定状態における最終回の遊技後に特定演出モード(有利演出状態の終了後に制御される演出状態(通常演出状態))に制御されることが停滞される。また、停滞制御が実行されることによって、次の変動ゲームの実行が停滞されることとなる。
また、第1有利演出状態から通常演出状態へ移行する場合、移行する通常演出状態における初回の変動ゲームよりも前に、注意喚起画像TGeが表示されてのめり込みに関する注意喚起が実行される。すなわち、本実施形態では、第1特定状態から通常状態へ移行する場合、移行する通常状態における初回の遊技よりも前にのめり込みに関する注意喚起が実行される。このように、第1有利演出状態から通常演出状態へ移行する場合、第1有利演出状態における最終回の変動ゲーム後に停滞制御の実行が開始された後にのめり込みに関する注意喚起が実行されるようになっている。更に、のめり込みに関する注意喚起の実行が開始された後、通常演出状態へ移行する。すなわち、本実施形態では、第1特定状態から通常状態へ移行する場合、第1特定状態における最終回の遊技後に停滞制御の実行が開始された後にのめり込みに関する注意喚起が実行されるようになっており、当該のめり込みに関する注意喚起の実行が開始された後、通常状態へ移行する。
なお、図示しないが、第1有利演出状態から第2有利演出状態へ移行する場合には、有利演出状態が終了して通常演出状態へ移行する場合ではないため、のめり込みに関する注意喚起が実行されない。つまり、第1有利演出状態から第2有利演出状態へ移行する場合、移行する第2有利演出状態における初回の変動ゲームよりも前にのめり込みに関する注意喚起は実行されない。すなわち、本実施形態では、第1特定状態から第2特定状態へ移行する場合、移行する第2特定状態における初回の遊技よりも前にのめり込みに関する注意喚起は実行されない。以上のように、本実施形態では、第1特定状態から第2特定状態へ移行する場合、移行する第2特定状態における初回の遊技よりも前にのめり込みに関する注意喚起は実行されず、第1特定状態から通常状態へ移行する場合、移行する通常状態における初回の遊技よりも前にのめり込みに関する注意喚起が実行される。
また、第2有利演出状態から第1有利演出状態へ移行する場合であっても、有利演出状態が終了して通常演出状態へ移行する場合ではないため、のめり込みに関する注意喚起は実行されない。つまり、第2有利演出状態から第1有利演出状態へ移行する場合、移行する第1有利演出状態における初回の変動ゲームよりも前にのめり込みに関する注意喚起は実行されない。すなわち、本実施形態では、第2特定状態から第1特定状態へ移行する場合、移行する第1特定状態における初回の遊技よりも前にのめり込みに関する注意喚起は実行されない。
同様に、第1有利演出状態又は第2有利演出状態から特別有利演出状態へ移行する場合には、有利演出状態が終了して通常演出状態へ移行する場合ではないため、のめり込みに関する注意喚起が実行されない。つまり、第1有利演出状態又は第2有利演出状態から特別有利演出状態へ移行する場合、移行する特別有利演出状態における初回の変動ゲームよりも前にのめり込みに関する注意喚起は実行されない。
次に、図25(a)及び図25(b)に基づき、精算ボタンが操作されて精算処理が実行されるときの演出の流れについて、説明する。
図25(a)に示すように、クレジットが30であって、ベット数が3である場合、精算ボタン19が操作されると、精算処理が行われる。このとき、再遊技が付与されていないときであれば、クレジットとして記憶されている「30」枚のメダルと、ベット数として設定されている「3」枚のメダルと、が払い出され、精算される。これに伴って、演出表示装置14では、精算演出画像SGが表示されて、精算演出の実行が開始される。また、精算演出の実行後、演出表示装置14では、注意喚起画像GTxが表示されて、記憶媒体の返却に関する注意喚起の実行が開始される。更に、記憶媒体の返却に関する注意喚起の実行後、演出表示装置14では、待機演出の実行が開始される。
待機演出の実行中、演出表示装置14には、注意喚起画像GT3が表示されて、のめり込みに関する注意喚起が実行される。スロットマシン10は、待機演出の実行中、メニューボタンMBを操作することで音量調整を行うことが可能に構成されている。そして、待機演出の実行中において、『メニューボタンを押すと音量調整できるよ』の文字(文字情報)を含む画像GMxを演出表示装置14に表示することで実行される演出、つまり、メニューボタンMBの操作に関する演出は、注意喚起画像GT3を表示することで実行されるのめり込みに関する注意喚起が実行された後に実行される。すなわち、待機演出の実行中において、演出表示装置14では、のめり込みに関する注意喚起が実行された後、メニューボタンMBの操作に関する演出が実行される。このように、本実施形態では、待機演出の実行中において、演出実行手段では、のめり込みに関する注意喚起が実行された後、所定の操作手段の操作に関する演出が実行される。
図25(b)には、待機演出の実行中に注意喚起画像GT3を表示することで実行されるのめり込みに関する注意喚起が実行されているときに、精算ボタン19が操作されて精算処理が実行されるときの演出の流れを示している。注意喚起画像GT3が表示されてのめり込みに関する注意喚起が実行されている場合であって、クレジットが12であり、ベット数が0である場合、精算ボタン19が操作されると、精算処理が行われる。このとき、クレジットとして記憶されている「12」枚のメダルが払い出され、精算される。
また、精算ボタン19が操作されて精算処理が行われると、演出表示装置14における注意喚起画像GT3の表示が終了し、のめり込みに関する注意喚起の実行が終了する。すなわち、のめり込みに関する注意喚起が実行されているときに、精算ボタン19が操作された場合、のめり込みに関する注意喚起の実行が終了する。更に、精算処理が行われることに伴って、演出表示装置14では、精算演出画像SGが表示されて、精算演出の実行が開始される。また、精算演出の実行後、演出表示装置14では、注意喚起画像GTxが表示されて、記憶媒体の返却に関する注意喚起の実行が開始される。すなわち、のめり込みに関する注意喚起が実行されているときに精算ボタン19が操作された場合、演出表示装置14では、のめり込みに関する注意喚起の実行が終了し、記憶媒体の返却に関する注意喚起が実行される。このように、本実施形態では、のめり込みに関する注意喚起が実行されているときに精算操作手段が操作された場合、演出実行手段では、のめり込みに関する注意喚起の実行が終了し、記憶媒体の返却に関する注意喚起が実行される。因みに、記憶媒体の返却に関する注意喚起の実行後、演出表示装置14では、待機演出の実行が開始される。待機演出の実行中には、注意喚起画像GT3が演出表示装置14に表示され、のめり込みに関する注意喚起が実行される。
なお、図25(b)では、注意喚起画像GT3を表示して実行されるのめり込みに関する注意喚起の実行中に精算ボタン19が操作された場合を例示したが、注意喚起画像GT3が表示されるのめり込みに関する注意喚起の実行中に限らない。例えば、注意喚起画像TGa〜TGfのうち何れかが表示されることでのめり込みに関する注意喚起が実行されているときであっても精算ボタン19が操作されると、のめり込みに関する注意喚起の実行が終了する。そして、のめり込みに関する注意喚起の実行が終了した後、記憶媒体の返却に関する注意喚起が実行される。
次に、図26(a)及び図26(b)に基づき、払出役としてのベル役入賞後に精算ボタンが操作された場合の演出の流れと、再遊技役入賞後に精算ボタンが操作された場合の演出の流れと、について説明する。
図26(a)に示すように、ベル役が入賞した場合、賞として10枚のメダルが付与され、クレジットが増加する。このとき、増加後のクレジットは「26」であったとする。その後、ベット数が設定されるよりも前、つまり、ベット数が「0」であるとき、精算ボタン19が操作されると、精算処理が実行される。このとき、クレジットとして記憶されている「26」枚のメダルが払い出され、精算される。これに伴って、演出表示装置14では、精算演出画像SGが表示されて、精算演出の実行が開始される。また、精算演出の実行後、演出表示装置14では、注意喚起画像GTxが表示されて、記憶媒体の返却に関する注意喚起の実行が開始される。更に、記憶媒体の返却に関する注意喚起の実行後、演出表示装置14では、待機演出の実行が開始される。また、待機演出中には、注意喚起画像GT3が表示され、のめり込みに関する注意喚起が実行される。このように、変動ゲームにおいてベル役が入賞した後に精算ボタン19が操作された場合、精算処理が行われ、待機演出の実行が開始されるとともに、当該待機演出の実行中にのめり込みに関する注意喚起が実行される。すなわち、本実施形態では、遊技において払出役が入賞した後に精算操作手段が操作された場合、精算制御が行われ、待機演出の実行が開始されるとともに、当該待機演出の実行中にのめり込みに関する注意喚起が実行される。
図26(b)に示すように、再遊技役が入賞した場合、メダルが付与されることはないが、再遊技が付与されることでベット数が設定される。このとき、ベット数として「3」が設定されたものとする。その後、スタートレバー20が操作されるよりも前に、精算ボタン19が操作されると、精算処理が実行される。このとき、クレジットが「16」である場合、当該クレジットとして記憶されている「16」枚のメダルが払い出され、精算される一方、ベット数として「3」が設定され続ける。また、これに伴って、演出表示装置14では、精算演出画像SGが表示されて、精算演出の実行が開始される。また、精算演出の実行後、演出表示装置14では、注意喚起画像GTxが表示されて、記憶媒体の返却に関する注意喚起の実行が開始される。しかし、記憶媒体の返却に関する注意喚起の実行後には、待機演出の実行は開始されない。このとき、演出表示装置14には、例えば、通常演出状態に制御されているときであれば、通常演出状態における背景画像が表示されている。このように、変動ゲームにおいて再遊技役が入賞した後に精算ボタン19が操作された場合、精算処理が行われる一方で、待機演出の実行は開始されない。すなわち、本実施形態では、遊技において再遊技役が入賞した後に精算操作手段が操作された場合、精算制御が行われる一方で、待機演出の実行は開始されない。
以上のように、スロットマシン10では、再遊技役が入賞した後に精算ボタン19が操作された場合、精算処理が行われる一方で待機演出の実行は開始されず、ベル役が入賞した後に精算ボタン19が操作された場合、精算処理が行われ、待機演出の実行が開始されるとともに、当該待機演出の実行中にのめり込みに関する注意喚起が実行される。すなわち、本実施形態では、再遊技役が入賞した後に精算操作手段が操作された場合、精算制御が行われる一方で、待機演出の実行は開始されず、払出役が入賞した後に精算操作手段が操作された場合、精算制御が行われ、待機演出の実行が開始されるとともに、当該待機演出の実行中にのめり込みに関する注意喚起が実行される。
また、スロットマシン10では、変動ゲームにおいて再遊技役が入賞した後に精算ボタン19が操作された場合と、変動ゲームにおいて払出役が入賞した後に精算ボタン19が操作された場合と、の何れにおいても、演出表示装置14では精算演出が実行される。すなわち、本実施形態では、遊技において再遊技役が入賞した後に精算操作手段が操作された場合と、遊技において払出役が入賞した後に精算操作手段が操作された場合と、の何れにおいても、演出実行手段では、遊技媒体の精算に関する精算演出が実行される。
本実施形態のスロットマシン10は、次のような効果を有する。
(1)ボーナス停止目(特別表示結果)が導出された後に生起されるボーナス遊技状態(特別状態)における最終回の変動ゲーム(遊技)後に停滞制御が実行され、当該停滞制御の実行が開始された後にのめり込みに関する注意喚起が実行される。このように、ボーナス遊技状態における最終回の変動ゲーム後に停滞制御を実行してプレイを一時的に中断させた後に、のめり込みに関する注意喚起を実行することで、のめり込みに関する注意喚起を効果的に実行することができる。また、ボーナス遊技状態における最終回の遊技後に、のめり込みに関する注意喚起が実行されるため、ボーナス遊技状態が終了した後にのめり込むことを抑制することができる。
特に、スロットマシンにおいては、演出の実行中であっても、例えば、メダルを投入したり、スタートレバーを操作したりすることによって、実行中の演出が中断されてしまうことが多い。このようなスロットマシンにおいて、停滞制御という特有の制御を行うことによってプレイを中断させることで、スロットマシンであっても、のめり込みに関する注意喚起を効果的に実行することができる。
(2)ボーナス遊技状態(特別状態)が生起されることで有利期間の終了条件が成立する場合と、ボーナス遊技状態が生起されることで有利期間の終了条件が成立しない場合と、でボーナス遊技状態における最終回の変動ゲーム(遊技)後に停滞制御の実行が開始された後に実行されるのめり込みに関する注意喚起の態様を異ならせた。これにより、ボーナス遊技状態が生起されることで有利期間の終了条件が成立したかについて、のめり込みに関する注意喚起の態様から把握することが可能となる。この結果、のめり込みに関する注意喚起への関心を高めることができ、効果的にのめり込みに関する注意喚起を実行することができる。
(3)ボーナス遊技状態(特別状態)における最終回の変動ゲーム(遊技)後に停滞制御が実行されることによって、ボーナス遊技状態における最終回の変動ゲーム後に制御される演出状態(特別演出モード)への制御が停滞される。これにより、停滞制御の実行中に、ボーナス遊技状態の終了後に制御される演出状態に制御されることによって遊技者の関心が次の演出状態へ移ってしまい、のめり込みに関する注意喚起への関心が低下してしまうようなことを抑制することができる。
(4)ボーナス遊技状態(特別状態)における最終回の変動ゲーム(遊技)後に停滞制御が実行される場合、当該最終回の変動ゲーム後に表示された特定の画像(例えば、画像60や画像61)が動作せずに表示され続け、当該特定の画像の動作が停滞される。例えば、のめり込みに関する注意喚起が実行されているときに特定の画像が動作する場合、遊技者の関心が特定の画像へ移ってしまう虞があるが、特定の画像を動作させずに表示され続けるようにすることで、のめり込みに関する注意喚起への関心が低下してしまうようなことを抑制することができる。
(5)遊技場の中には、例えば、メダルが遊技媒体として用いられるスロットマシン(第1の遊技媒体が遊技媒体として用いられる遊技機)と、遊技球が遊技媒体として用いられるパチンコ遊技機(第2の遊技媒体が遊技媒体として用いられる遊技機)と、を設置している遊技場がある。このような遊技場では、一人の遊技者が、スロットマシンで変動ゲームを楽しむ(プレイする)場合もあれば、パチンコ遊技機で変動ゲームを楽しむ場合もある。そこで、のめり込みに関する注意喚起の内容は、スロットマシンでの変動ゲーム(遊技)へののめり込みに関する注意喚起に加えて、パチンコ遊技機での変動ゲームへののめり込みに関する注意喚起を含む内容とした。これにより、スロットマシンでプレイする遊技者に対して、スロットマシンでの変動ゲームへののめり込みに関する注意喚起に加えて、パチンコ遊技機での変動ゲームへののめり込みに関する注意喚起も実行でき、効果的にのめり込みに関する注意喚起を実行することができる。
(6)利益を獲得可能な操作を案内する案内演出としてのベルナビ演出が実行される有利演出状態(特定状態)における最終回の変動ゲーム(遊技)後に停滞制御が実行され、当該停滞制御の実行が開始された後にのめり込みに関する注意喚起が実行される。このように、有利演出状態における最終回の遊技後に停滞制御を実行してプレイを一時的に中断させた後に、のめり込みに関する注意喚起を実行することで、のめり込みに関する注意喚起を効果的に実行することができる。また、有利演出状態における最終回の遊技後に、のめり込みに関する注意喚起が実行されるため、有利演出状態が終了した後にのめり込むことを抑制することができる。
(7)有利上限値が「100」未満となることなく有利滞在回数が「0」となる場合とは、有利演出状態(特定状態)の終了条件のうち第1終了条件が成立する場合に相当する。また、有利上限値が「100」未満となり、有利上限値が「0」となった場合又は有利滞在回数が「0」となった場合とは、有利演出状態の終了条件のうち第2終了条件が成立する場合に相当する。そして、第1終了条件が成立して有利演出状態が終了する場合と、第2終了条件が成立して有利演出状態が終了する場合と、で有利演出状態(特定状態)における最終回の変動ゲーム(遊技)後に停滞制御の実行が開始された後に実行されるのめり込みに関する注意喚起の態様を異ならせた。これにより、第1終了条件と第2終了条件のうち何れかが成立して有利演出状態が終了するかについて、のめり込みに関する注意喚起の態様から把握することが可能となる。この結果、のめり込みに関する注意喚起への関心を高めることができ、効果的にのめり込みに関する注意喚起を実行することができる。
(8)有利演出状態(特定状態)における最終回の変動ゲーム(遊技)後に停滞制御が実行されることによって、有利演出状態における最終回の変動ゲーム後に制御される演出状態(特定演出モード)への制御が停滞される。これにより、停滞制御の実行中に、有利演出状態の終了後に制御される演出状態に制御されることによって遊技者の関心が次の演出状態へ移ってしまい、のめり込みに関する注意喚起への関心が低下してしまうようなことを抑制することができる。
(9)有利演出状態(特定状態)における最終回の変動ゲーム(遊技)後に停滞制御が実行される場合、当該最終回の変動ゲーム後に表示された特定の画像(例えば、特定獲得数画像GBc)が動作せずに表示され続け、当該特定の画像の動作が停滞される。例えば、のめり込みに関する注意喚起が実行されているときに特定の画像が動作する場合、遊技者の関心が特定の画像へ移ってしまう虞があるが、特定の画像を動作させずに表示され続けるようにすることで、のめり込みに関する注意喚起への関心が低下してしまうようなことを抑制することができる。
(10)特定期間内にベット数(賭数)が設定された場合には、のめり込みに関する注意喚起が終了せずに実行され続けるため、ボーナス遊技状態(特別状態)における最終回の変動ゲーム(遊技)後にのめり込みに関する注意喚起の実行が開始されてから少なくとも特定期間内においてはのめり込みに関する注意喚起を実行することができる。このため、のめり込みに関する注意喚起が実行されてからの期間に関係なくベット数が設定されたことを契機にのめり込みに関する注意喚起が終了する場合に比して、のめり込みに関する注意喚起を効果的に実行することができる。
また、ボーナス遊技状態における最終回の変動ゲーム後にのめり込みに関する注意喚起の実行が開始されてから特定期間後にベット数が設定されたとする場合、特定期間後にベット数が設定されるまではのめり込みに関する注意喚起が実行され、特定期間後にベット数が設定されるとのめり込みに関する注意喚起が終了する。このため、ボーナス遊技状態における最終回の変動ゲーム後、特定期間内にベット数が設定されない場合であっても、特定期間後においてベット数が設定されるまではのめり込みに関する注意喚起を実行することができ、のめり込みに関する注意喚起を効果的に実行することができる。
(11)停滞制御が実行されてプレイが一時的に停滞された後にのめり込みに関する注意喚起が実行されることにより、のめり込みに関する注意喚起へ注目させ易くなる。また、特定期間は、ボーナス遊技状態(特別状態)における最終回の変動ゲーム(遊技)後に停滞制御が実行される実行期間よりも長くした。これにより、例えば、のめり込みに関する注意喚起への関心が低い遊技者が停滞制御の終了直後にベット数(賭数)を設定するなどしても特定期間内であれば、のめり込みに関する注意喚起は終了せずに実行され続ける。このため、のめり込みに関する注意喚起が終了しないことに対して違和感を与え、当該のめり込みに関する注意喚起への関心を高めることができる。この結果、のめり込みに関する注意喚起に興味のない遊技者に対して、効果的にのめり込みに関する注意喚起を実行することができる。
(12)特定期間内にベット数(賭数)が設定された場合には、のめり込みに関する注意喚起が終了せずに実行され続けるため、有利演出状態(特定状態)における最終回の変動ゲーム(遊技)後にのめり込みに関する注意喚起の実行が開始されてから少なくとも特定期間内においてはのめり込みに関する注意喚起を実行することができる。このため、のめり込みに関する注意喚起が実行されてからの期間に関係なくベット数が設定されたことを契機にのめり込みに関する注意喚起が終了する場合に比して、のめり込みに関する注意喚起を効果的に実行することができる。
また、有利演出状態における最終回の変動ゲーム後にのめり込みに関する注意喚起の実行が開始されてから特定期間後にベット数が設定されたとする場合、特定期間後にベット数が設定されるまではのめり込みに関する注意喚起が実行され、特定期間後にベット数が設定されるとのめり込みに関する注意喚起が終了する。このため、有利演出状態における最終回の変動ゲーム後、特定期間内にベット数が設定されない場合であっても、特定期間後においてベット数が設定されるまではのめり込みに関する注意喚起を実行することができ、のめり込みに関する注意喚起を効果的に実行することができる。
(13)停滞制御が実行されてプレイが一時的に停滞された後にのめり込みに関する注意喚起が実行されることにより、のめり込みに関する注意喚起へ注目させ易くなる。また、特定期間は、有利演出状態(特定状態)における最終回の変動ゲーム(遊技)後に停滞制御が実行される実行期間よりも長くした。これにより、例えば、のめり込みに関する注意喚起への関心が低い遊技者が停滞制御の終了直後にベット数(賭数)を設定するなどしても特定期間内であれば、のめり込みに関する注意喚起は終了せずに実行され続ける。このため、のめり込みに関する注意喚起が終了しないことに対して違和感を与え、当該のめり込みに関する注意喚起への関心を高めることができる。この結果、のめり込みに関する注意喚起に興味のない遊技者に対して、効果的にのめり込みに関する注意喚起を実行することができる。
(14)ボーナス遊技状態(特別状態)には、第1ボーナス遊技状態(第1特別状態)と、第2ボーナス遊技状態(第1特別状態)と、シングルボーナス遊技状態(第2特別状態)と、がある。このうち、シングルボーナス遊技状態に比して、獲得可能なメダルの枚数(遊技媒体の数)が多い第1ボーナス遊技状態(又は、第2ボーナス遊技状態)が生起された場合には、のめり込みに関する注意喚起が実行される。一方、第1ボーナス遊技状態(又は、第2ボーナス遊技状態)に比して、獲得可能なメダルの枚数が少ないシングルボーナス遊技状態が生起された場合には、のめり込みに関する注意喚起が実行されないようにした。このように、獲得可能なメダルの枚数が少ないシングルボーナス遊技状態が生起された場合にのめり込みに関する注意喚起を実行しても、遊技者に不快感を与えてしまう虞がある。したがって、シングルボーナス遊技状態が生起された場合には、のめり込みに関する注意喚起を実行しないことで、遊技者に不快感を与えてしまうようなことを抑制することができる。
また、シングルボーナス遊技状態では獲得可能なメダルの枚数が少ないことから、シングルボーナス遊技状態が生起されたとしても遊技者が獲得するメダルの枚数が少なく、のめり込みに関する注意喚起の効果が弱いことも考えられる。一方、第1ボーナス遊技状態(又は、第2ボーナス遊技状態)では獲得可能なメダルの枚数が多いことから、遊技者が獲得するメダルの枚数が多く、のめり込みに関する注意喚起の効果が強いと考えられる。そして、のめり込みに関する注意喚起の効果が弱いと考えられる状況では、のめり込みに関する注意喚起を実行せず、のめり込みに関する注意喚起の効果が強いと考えられる状況では、のめり込みに関する注意喚起を実行する。これにより、単純にボーナス遊技状態が生起された場合にのめり込みに関する注意喚起を常に実行する場合に比して、のめり込みに関する注意喚起の効果をより強め、効果的にのめり込みに関する注意喚起を実行することができる。
(15)シングルボーナス遊技状態(第2特別状態)における変動ゲーム(遊技)の回数は1回である一方、第1ボーナス遊技状態(第1特別状態)及び第2ボーナス遊技状態(第1特別状態)における変動ゲームの回数は1回よりも多い。このように、シングルボーナス遊技状態における変動ゲームの回数は1回であることから、遊技者は、シングルボーナス遊技状態が生起されたことに気が付かないことも考えられる。このような状況において、のめり込みに関する注意喚起が実行されると、のめり込みに関する注意喚起が実行された理由を理解できず、遊技者に不快感を与えてしまう虞がある。このような状況においてのめり込みに関する注意喚起を実行しないようにすることで、のめり込みに関する注意喚起の実行によって不快感を与えてしまうようなことを抑制することができる。
(16)第1ボーナス遊技状態(第1特別状態)、第2ボーナス遊技状態(第1特別状態)及びシングルボーナス遊技状態(第2特別状態)のうち、第1ボーナス遊技状態における最終回の変動ゲーム(遊技)終了後と、第2ボーナス遊技状態における最終回の変動ゲーム終了後と、ではのめり込みに関する注意喚起が実行される。このように、第1ボーナス遊技状態や第2ボーナス遊技状態を楽しみ終わった後、つまり、第1ボーナス遊技状態や第2ボーナス遊技状態の生起によってメダル(遊技媒体)を獲得した後、のめり込みに関する注意喚起を実行することで、のめり込みに関する注意喚起の効果を高めることができる。
(17)第1有利演出状態(第1特定状態)から第2有利演出状態(第2特定状態)へ移行する場合、移行する第2有利演出状態における初回の変動ゲーム(遊技)よりも前にのめり込みに関する注意喚起は実行されない。一方、第1有利演出状態から通常演出状態(通常状態)へ移行する場合、移行する通常演出状態における初回の変動ゲームよりも前にのめり込みに関する注意喚起が実行される。このように、第1有利演出状態から通常演出状態へ移行する場合には、のめり込みに関する注意喚起が実行されるため、のめり込みを防止しつつも、通常演出状態への移行の区切りを付けることができ、違和感なくのめり込みに関する注意喚起を実行することができる。
また、第1有利演出状態から当該第1有利演出状態に比して有利な第2有利演出状態へ移行する状況は、第2有利演出状態へ移行することに対して遊技者が興趣を向上させている状況でもある。このため、のめり込みに関する注意喚起を実行しないようにすることで、のめり込みに関する注意喚起の実行によって興趣を向上させ難くなってしまうようなことを抑制することができる。
(18)第2有利演出状態(第2特定状態)から第1有利演出状態(第1特定状態)へ移行する場合、移行する第1有利演出状態における初回の変動ゲーム(遊技)よりも前にのめり込みに関する注意喚起は実行されない。このように、有利演出状態(特定状態)の中で移行する場合には有利演出状態としては継続しているため、移行に伴ってのめり込みに関する注意喚起を実行すると、一連の有利演出状態を十分に楽しませることができなくなってしまう虞がある。そこで、有利演出状態の中で、第1有利演出状態から第2有利演出状態へ移行する場合と、第2有利演出状態から第1有利演出状態へ移行する場合と、の何れにおいても、のめり込みに関する注意喚起を実行しないようにした。これにより、のめり込みに関する注意喚起を実行することによって一連の有利演出状態を十分に楽しませることができなくなってしまうようなことを抑制することができる。
(19)第1有利演出状態(第1特定状態)から通常演出状態(通常状態)へ移行する場合、第1有利演出状態における最終回の変動ゲーム(遊技)後に停滞制御の実行が開始された後にのめり込みに関する注意喚起が実行されるようになっており、当該のめり込みに関する注意喚起の実行が開始された後、通常演出状態へ移行する。このように、停滞制御が実行されてプレイが一時的に停滞された後にのめり込みに関する注意喚起が実行されることにより、のめり込みに関する注意喚起へ注目させ易くなる。また、のめり込みに関する注意喚起の実行が開始された後に通常演出状態へと移行するため、有利演出状態(特定状態)が終了して通常演出状態へ移行する際にプレイを一時的に停滞させることで遊技者を落ち着かせることもでき、のめり込みに関する注意喚起を効果的に実行することができる。
(20)のめり込みに関する注意喚起が実行されているときに、当該のめり込みに関する注意喚起が実行される演出表示装置14(演出実行手段)において、登場演出(特定演出)や星空演出(特定演出)が実行される。登場演出及び星空演出は、ボーナス遊技状態や有利演出状態などの有利状態の生起に関する有利度を示唆又は報知する演出であることから、遊技者の関心が高い。このように、遊技者の関心が高い演出(特定演出)を、のめり込みに関する注意喚起が実行されているときに実行することによって、登場演出や星空演出に限らず、のめり込みに関する注意喚起についても注目させることができ、効果的にのめり込みに関する注意喚起を実行することができる。
(21)星空演出(特定演出)は、内部モード(内部制御状態)を示唆又は報知する演出である。このような星空演出とのめり込みに関する注意喚起を実行することによって、どのような内部モードであるかについて注目する遊技者の目を惹き易く、このような遊技者に対してのめり込みに関する注意喚起を効果的に実行できる。そして、例えば、内部モードであることを予想又は特定した遊技者に対しては、のめり込みに注意すべきであることを効果的に認識させることができる。
(22)内部モード(内部制御状態)に応じて、次の有利状態が生起されるまでに要する遊技回数の上限回数(天井回数)の決定率が異なる。このため、星空演出(特定演出)は、次に有利状態が生起されるまでに要する遊技回数の上限回数を示唆又は報知する演出となる。このような星空演出とのめり込みに関する注意喚起を実行することによって、次に有利状態が生起されるまでに要する遊技回数の上限回数について注目する遊技者の目を惹き易く、このような遊技者に対してのめり込みに関する注意喚起を効果的に実行できる。そして、例えば、次に有利状態が生起されるまでに要する遊技回数の上限回数を予想又は特定した遊技者に対しては、のめり込みに注意すべきであることを効果的に認識させることができる。
(23)登場演出(特定演出)は、設定値を示唆又は報知する演出である。このような登場演出とのめり込みに関する注意喚起を実行することによって、どのような設定値が設定されているかについて注目する遊技者の目を惹き易く、このような遊技者に対してのめり込みに関する注意喚起を効果的に実行できる。そして、例えば、設定値を予想又は特定した遊技者に対しては、のめり込みに注意すべきであることを効果的に認識させることができる。
(24)のめり込みに関する注意喚起が実行されることに加えて、登場演出及び星空演出が実行されることにより、何度ものめり込みに関する注意喚起が実行されることによって遊技者を飽きさせてしまうようなことを抑制することができる。
(25)遊技場には、複数の遊技機が設置されていることが多い。そして、クレジットが1以上であって、且つ、ベット数(賭数)が1以上であるときに精算ボタン19(精算操作手段)が操作される状況は、別の遊技機でのプレイへ移行する状況である可能性がある。そこで、クレジットが1以上であって、且つ、ベット数が1以上であるときに精算ボタン19が操作された場合には、待機演出の実行が開始され、当該待機演出の実行中にのめり込みに関する注意喚起が実行されるようにした。これにより、別の遊技機でのプレイへ移行する遊技者に対して、のめり込みに関する注意喚起を実行することができるため、プレイ中だった遊技機に限らず、次にプレイする遊技機へののめり込みについても注意喚起することができ、効果的にのめり込みに関する注意喚起を実行することができる。
(26)クレジットが1以上であって、且つ、ベット数(賭数)が0であるときに精算ボタン19(精算操作手段)が操作される状況は、別の遊技機でのプレイへ移行する状況である可能性がある。そこで、クレジットが1以上であって、且つ、ベット数が1以上であるときに精算ボタン19が操作された場合には、待機演出の実行が開始され、当該待機演出の実行中にのめり込みに関する注意喚起が実行されるようにした。これにより、別の遊技機でのプレイへ移行する遊技者に対して、のめり込みに関する注意喚起を実行することができるため、プレイ中だった遊技機に限らず、次にプレイする遊技機へののめり込みについても注意喚起することができ、効果的にのめり込みに関する注意喚起を実行することができる。
(27)クレジットが0であって、且つ、ベット数(賭数)が1以上であるときに精算ボタン19(精算操作手段)が操作される状況は、別の遊技機でのプレイへ移行する状況である可能性がある。そこで、クレジットが1以上であって、且つ、ベット数が1以上であるときに精算ボタン19が操作された場合には、待機演出の実行が開始され、当該待機演出の実行中にのめり込みに関する注意喚起が実行されるようにした。これにより、別の遊技機でのプレイへ移行する遊技者に対して、のめり込みに関する注意喚起を実行することができるため、プレイ中だった遊技機に限らず、次にプレイする遊技機へののめり込みについても注意喚起することができ、効果的にのめり込みに関する注意喚起を実行することができる。
(28)クレジットが1以上であって、且つ、ベット数(賭数)が1以上であるときに精算ボタン19(精算操作手段)が操作された場合、演出表示装置14(演出実行手段)では、待機演出よりも前に遊技媒体の精算に関する精算演出が実行される。例えば、精算ボタン19が操作されてから待機演出が実行された後に精算演出が実行されると、精算ボタン19を操作してから精算演出が実行されるまでの時間が長くなり、精算ボタン19を操作できていないのではないかと思わせてしまうことや、遊技者に違和感を与えてしまう虞がある。しかし、精算ボタン19が操作された場合に、待機演出よりも前に精算演出が実行されることで、違和感を与えてしまうようなことを抑制することができる。
また、プリペイドカードなどの記憶媒体の返却に関する注意喚起よりも前に、演出表示装置14では、遊技媒体の精算に関する精算演出が実行される。このような精算演出の実行により、精算ボタン19を操作したことによってメダルの精算が行われたことを遊技者に認識させることができる。
(29)プレイを終了する遊技者がプリペイドカードなどの記憶媒体を取り忘れてしまう虞があるため、精算演出よりも後に、記憶媒体の返却に関する注意喚起が実行されるようにした。これにより、のめり込みに関する注意喚起に限らず、記憶媒体の返却に関する注意喚起を実行することで、記憶媒体の取り忘れの抑制にも寄与することができる。
また、待機演出よりも前に記憶媒体の返却に関する注意喚起が実行されるようにすることで、待機演出の後に記憶媒体の返却に関する注意喚起が実行される場合に比して、効果的に記憶媒体の取り忘れを抑制することができる。
(30)再遊技役が入賞した場合に再遊技が付与されるとベット数(賭数)が設定されることになるが、精算の対象とならないため、精算処理(精算制御)が行われたとしても、ベット数は設定されたままとなる。このような状況下において待機演出が実行されてしまうと、変動ゲーム(遊技)を実行可能な状況であるにもかかわらず、変動ゲームが実行されないままプレイを終了してしまう可能性がある。このため、再遊技役が入賞した際には待機演出を実行しないことにより、変動ゲームを実行可能な状況であるにもかかわらずプレイを終了してしまうようなことを抑制することができる。
(31)遊技場には、複数の遊技機が設置されていることが多い。そして、精算ボタン19(精算操作手段)が操作される状況は、別の遊技機でのプレイに移行する状況である可能性がある。そこで、払出役が入賞した後に精算ボタン19が操作された場合、待機演出の実行が開始されるとともに、当該待機演出の実行中にのめり込みに関する注意喚起が実行されるようにした。これにより、別の遊技機でのプレイへ移行する遊技者に対して、のめり込みに関する注意喚起を実行することができるため、プレイ中だった遊技機に限らず、次にプレイする遊技機へののめり込みについても注意喚起することができるため、効果的にのめり込みに関する注意喚起を実行することができる。但し、再遊技役が入賞した場合に再遊技が付与されるとベット数(賭数)が設定されることになるが、精算の対象とならないため、精算処理(精算制御)が行われたとしても、ベット数は設定されたままとなる。このような状況下において待機演出が実行されてしまうと、変動ゲーム(遊技)を実行可能な状況であるにもかかわらず、変動ゲームが実行されないままプレイを終了してしまう可能性がある。このため、再遊技役が入賞した際には待機演出を実行しないことにより、変動ゲームを実行可能な状況であるにもかかわらずプレイを終了してしまうようなことを抑制することができる。
(32)変動ゲーム(遊技)において再遊技役が入賞した後に精算ボタン19(精算操作手段)が操作された場合と、変動ゲームにおいて払出役が入賞した後に精算ボタン19が操作された場合と、の何れにおいても、演出表示装置14(演出実行手段)では、遊技媒体の精算に関する精算演出が実行される。このような精算演出の実行により、精算ボタン19を操作したことによって遊技媒体の精算が行われたことを遊技者に認識させることができる。
(33)変動ゲーム(遊技)において払出役が入賞した後に精算ボタン19(精算操作手段)が操作された場合、演出表示装置14(演出実行手段)では、待機演出よりも前に遊技媒体の精算に関する精算演出が実行される。例えば、精算ボタン19が操作されてから待機演出が実行された後に精算演出が実行されると、精算ボタン19を操作してから精算演出が実行されるまでの時間が長くなり、精算ボタン19を操作できていないのではないかと思わせてしまうことや、遊技者に違和感を与えてしまう虞がある。しかし、精算ボタン19が操作された場合に、待機演出よりも前に精算演出が実行されることで、違和感を与えてしまうようなことを抑制することができる。
(34)のめり込みに関する注意喚起を実行することによって、のめり込みを防止することができる。そして、のめり込みに関する注意喚起の実行中に精算ボタン19(精算操作手段)が操作された場合には、のめり込みに関する注意喚起の実行が終了して、記憶媒体の返却に関する注意喚起が実行される。ところで、遊技場には、複数の遊技機が設置されていることが多い。そして、精算ボタン19が操作される状況は、別の遊技機でのプレイに移行する状況である可能性がある。そして、のめり込みに関する注意喚起の実行中に精算ボタン19が操作された場合には、のめり込みに関する注意喚起の実行が終了して、記憶媒体の返却に関する注意喚起が実行されるようにした。これにより、のめり込みに関する注意喚起を実行することによってのめり込みを抑制しつつも、プリペイドカードなどの記憶媒体の返却に関する注意喚起を実行することでプレイを終了する遊技者が記憶媒体を取り忘れてしまうようなことも抑制することができる。このように、のめり込みに関する注意喚起を実行している場面であっても、精算ボタン19が操作された場合には、精算ボタン19が操作されるという状況に合った注意喚起を実行することで、のめり込みに関する注意喚起及び記憶媒体の返却に関する注意喚起をそれぞれ効果的に実行することができる。
(35)待機演出の実行中に、のめり込みに関する注意喚起が実行されるようにした。待機演出が実行されているときには、プレイを始める遊技者が待機演出を視認している可能性も考えられる。このような待機演出の実行中にのめり込みに関する注意喚起を実行することで、これからプレイを始める遊技者に対して、のめり込みに関する注意喚起を実行することができる。
(36)待機演出の実行中にのめり込みに関する注意喚起が実行されているときに、所定の操作手段としてのメニューボタンMBが操作されると、のめり込みに関する注意喚起の実行が終了してしまう。このため、待機演出の実行中においては、のめり込みに関する注意喚起が実行された後に、メニューボタンMBの操作に関する演出が実行されるようにした。これにより、のめり込みに関する注意喚起の実行が、メニューボタンMBの操作によって終了してしまうような場面を抑制することができる。
(37)待機演出の実行中に所定の操作手段としてのメニューボタンMBが操作されると、待機演出の実行も終了してしまう。このため、待機演出の実行中においては、のめり込みに関する注意喚起が実行された後に、メニューボタンMBの操作に関する演出が実行されるようにすることで、待機演出を長く実行して当該待機演出によって遊技者を楽しませる期間も長くすることができ、待機演出の実行によって興趣の向上を図り易くなる。
(38)所定の操作手段としてのメニューボタンMBを操作することで音量を調整することができるため、待機演出の実行中にメニューボタンMBを操作して、音量を調整した後に変動ゲーム(遊技)を実行することができる。すなわち、遊技者自らの好みに合った音量の下でプレイできるため、効果的に興趣の向上を図ることができる。
(39)所定の操作手段としてのメニューボタンMBの操作に関する演出では、メニューボタンMBを操作することで音量と調整可能であることが報知される。このため、音量を調整したいと考えていない遊技者はメニューボタンMBを操作しないため、音量を調整する気がないにもかかわらずメニューボタンMBが無駄に操作されるといったことを抑制することができる。すなわち、のめり込みに関する注意喚起が実行されているときにメニューボタンMBが操作されて、のめり込みに関する注意喚起の実行が終了することを効果的に抑制することができる。
(40)待機演出の実行中に実行されるのめり込みに関する注意喚起の内容とボーナス遊技状態(特別状態)における最終回の変動ゲーム(遊技)後に実行されるのめり込みに関する注意喚起の内容が異なる場合、それぞれが異なる事象を注意喚起しているなどの誤認が発生する虞がある。しかし、待機演出の実行中に実行されるのめり込みに関する注意喚起の内容と、ボーナス遊技状態における最終回の変動ゲーム後に実行されるのめり込みに関する注意喚起の内容と、を同一とすることによって、共通してのめり込みに関する注意喚起を実行でき、当該注意喚起に対する誤認を抑制できる。
(41)待機演出の実行中に実行されるのめり込みに関する注意喚起の内容と有利演出状態(特定状態)における最終回の変動ゲーム(遊技)後に実行されるのめり込みに関する注意喚起の内容が異なる場合、それぞれが異なる事象を注意喚起しているなどの誤認が発生する虞がある。しかし、待機演出の実行中に実行されるのめり込みに関する注意喚起の内容と、有利演出状態における最終回の変動ゲーム後に実行されるのめり込みに関する注意喚起の内容と、を同一とすることによって、共通してのめり込みに関する注意喚起を実行でき、当該注意喚起に対する誤認を抑制できる。
(42)有利演出状態(特定状態)における最終回の変動ゲーム(遊技)後に実行されるのめり込みに関する注意喚起の内容が、待機演出の実行中やボーナス遊技状態(特別状態)における最終回の変動ゲーム後に実行されるのめり込みに関する注意喚起の内容と異なる場合、それぞれが異なる事象を注意喚起しているなどの誤認が発生する虞がある。しかし、有利演出状態における最終回の変動ゲーム後に実行されるのめり込みに関する注意喚起の内容を、待機演出の実行中に実行されるのめり込みに関する注意喚起の内容及びボーナス遊技における最終回の変動ゲーム後に実行されるのめり込みに関する注意喚起の内容と同一とした。これにより、共通してのめり込みに関する注意喚起を実行でき、当該注意喚起に対する誤認を抑制できる。
(43)ボーナス遊技状態(特別状態)における最終回の変動ゲーム(遊技)にて払出役が入賞してからのめり込みに関する注意喚起が実行された後、少なくとも特定時間が経過するまではのめり込みに関する注意喚起が継続して実行されるため、ボーナス遊技状態終了後にのめり込みに関する注意喚起を効果的に実行することができる。また、ボーナス遊技状態終了後に一時的にプレイを中断することも考えられるが、ベット数(賭数)が設定されることなく所定の待機時間が経過すると待機演出が実行されてのめり込みに関する注意喚起が実行される。これにより、ボーナス遊技状態終了後に一時的にプレイを中断した遊技者に対しても、待機演出におけるのめり込みに関する注意喚起を実行でき、効果的にのめり込みに関する注意喚起を実行できる。
(44)有利演出状態(特定状態)における最終回の変動ゲーム(遊技)にて払出役が入賞してからのめり込みに関する注意喚起が実行された後、少なくとも特定時間が経過するまではのめり込みに関する注意喚起が継続して実行されるため、有利演出状態終了後にのめり込みに関する注意喚起を効果的に実行することができる。また、有利演出状態終了後に一時的にプレイを中断することも考えられるが、ベット数(賭数)が設定されることなく所定の待機時間が経過すると待機演出が実行されてのめり込みに関する注意喚起が実行される。これにより、有利演出状態終了後に一時的にプレイを中断した遊技者に対しても、待機演出におけるのめり込みに関する注意喚起を実行でき、効果的にのめり込みに関する注意喚起を実行できる。
(45)有利演出状態(特定状態)における最終回の変動ゲーム(遊技)にて再遊技役が入賞した場合には、当該有利演出状態における最終回の変動ゲーム後にのめり込みに関する注意喚起が実行された後、少なくとも特定時間が経過するまではのめり込みに関する注意喚起が継続して実行される。一方、その後も所定の待機時間が経過する場合であっても待機演出は実行されない。ところで、再遊技役が入賞した場合に再遊技が付与されるとベット数(賭数)が設定されることになり、変動ゲームを可能な状況となる。このような状況下において待機演出が実行されてしまうと、変動ゲームを実行可能な状況であったにもかかわらず、変動ゲームを実行可能な状況ではなくなってしまったかのように思わせてしまう虞がある。このため、有利演出状態における最終回の変動ゲームにて再遊技役が入賞した後は、所定の待機時間が経過したとしても待機演出を実行しないことにより、変動ゲームを実行可能な状況が勝手に終了してしまったかのように思わせてしまうようなことを抑制することができる。
(46)待機演出の実行中に実行されるのめり込みに関する注意喚起の態様は、ボーナス遊技状態(特別状態)における最終回の変動ゲーム(遊技)後に実行されるのめり込みに関する注意喚起の態様と異なる。これにより、待機演出の実行中、及び、ボーナス遊技状態の終了後の各状況に応じて、効果的にのめり込みに関する注意喚起を実行し、のめり込みを抑制することができる。
(47)待機演出の実行中に実行されるのめり込みに関する注意喚起の態様は、有利演出状態(特定状態)における最終回の変動ゲーム(遊技)後に実行されるのめり込みに関する注意喚起の態様と異なる。これにより、待機演出の実行中、及び、有利演出状態の終了後の各状況に応じて、効果的にのめり込みに関する注意喚起を実行し、のめり込みを抑制することができる。
(48)ボーナス遊技状態(特別状態)における最終回の変動ゲーム(遊技)後に実行されるのめり込みに関する注意喚起の態様は、有利演出状態(特定状態)における最終回の変動ゲーム(遊技)後に実行されるのめり込みに関する注意喚起の態様と異なる。これにより、ボーナス遊技状態の終了後、及び、有利演出状態の終了後の各状況に応じて、効果的にのめり込みに関する注意喚起を実行し、のめり込みを抑制することができる。
(49)演出表示装置14として透過型ディスプレイを採用した遊技機において、透過領域14a(リール視認領域)とは別の表示領域において所定の注意喚起画像(例えば、注意喚起画像TGa)が表示されてのめり込みに関する注意喚起が実行される。このように、透過領域14aとは別の表示領域に所定の注意喚起画像が表示されるため、のめり込みに関する注意喚起が邪魔になって不快感を与えてしまうようなことを抑制することができる。更に、リールを視認している遊技者のリールに対する視線を所定の注意喚起画像へと移し易くなり、視線を変えることによって所定の注意喚起画像への注目度も高めることができ、のめり込みに関する注意喚起を効果的に実行することができる。
(50)のめり込みに関する注意喚起が実行される所定の演出領域と、特定の可動体に相当するハート可動体25の動作領域と、が重なる場合、のめり込みに関する注意喚起が実行されているときにハート可動体25が動作すると、のめり込みに関する注意喚起を視認できず、十分にのめり込みに関する注意喚起を実行できない虞がある。そこで、のめり込みに関する注意喚起が実行される所定の演出領域と、ハート可動体25の動作領域と、が重ならないようにした。これにより、ハート可動体25が動作することによってのめり込みに関する注意喚起が視認できずに十分にのめり込みに関する注意喚起が実行できないようなことを抑制することができ、のめり込みに関する注意喚起を効果的に実行することができる。
(51)正面視において、所定の注意喚起画像(例えば、注意喚起画像TGa)の横幅は、複数のリール13a〜13cのうちの1つのリールの横幅よりも長い。これにより、リールよりも所定の注意喚起画像へ視線を向けやすくすることができ、のめり込みに関する注意喚起を効果的に実行することができる。
(52)特別視認制御が行われることによってバックライトBLが消灯し、リール13a〜13cを視認し難くすることができる。このように、特別視認制御が行われることでリール13a〜13cを視認し難くすることによって、所定の注意喚起画像へ遊技者の視線が移り易くなり、のめり込みに関する注意喚起を効果的に実行することができる。
(53)特別視認制御が行われることによって透過領域14a(リール視認領域)に一色の画像が表示され、リール13a〜13cを視認し難くすることができる。このように、特別視認制御が行われることでリール13a〜13cを視認し難くすることによって、所定の注意喚起画像へ遊技者の視線が移り易くなり、のめり込みに関する注意喚起を効果的に実行することができる。
(54)ボーナス遊技状態(特別状態)における最終回の変動ゲーム(遊技)後において、のめり込みに関する注意喚起が実行される所定の演出領域が、第1特別獲得数演出(特別獲得数演出)や第2特別獲得数演出(特別獲得数演出)が実行される領域と重なる場合、十分にのめり込みに関する注意喚起が実行できない虞がある。そこで、ボーナス遊技状態における最終回の変動ゲーム後において、のめり込みに関する注意喚起が実行される所定の演出領域と第1特別獲得数演出や第2特別獲得数演出が実行される領域が重ならないようにした。これにより、第1特別獲得数演出や第2特別獲得数演出が実行されることによってのめり込みに関する注意喚起が視認できずに十分にのめり込みに関する注意喚起が実行できないようなことを抑制することができ、のめり込みに関する注意喚起を効果的に実行することができる。
(55)有利演出状態(特定状態)における最終回の変動ゲーム(遊技)後において、のめり込みに関する注意喚起が実行される所定の演出領域が、特定獲得数演出が実行される領域と重なる場合、十分にのめり込みに関する注意喚起が実行できない虞がある。そこで、有利演出状態における最終回の変動ゲーム後において、のめり込みに関する注意喚起が実行される所定の演出領域と特定獲得数演出が実行される領域が重ならないようにした。これにより、特定獲得数演出が実行されることによってのめり込みに関する注意喚起が視認できずに十分にのめり込みに関する注意喚起が実行できないようなことを抑制することができ、のめり込みに関する注意喚起を効果的に実行することができる。
(第2実施形態)
次に、遊技機の第2実施形態について説明する。なお、第1実施形態と同様の構成は、第1実施形態と同じ符号を付し、その詳細な説明及び図面については省略する。
第1実施形態では、ボーナス遊技状態における最終回の変動ゲーム後に停滞制御が実行され、当該停滞制御の実行が開始された後、のめり込みに関する注意喚起が実行された。一方、第2実施形態では、ボーナス遊技状態における初回の変動ゲームが開始されるよりも前に停滞制御が実行され、当該停滞制御の実行が開始された後、のめり込みに関する注意喚起が実行される。また、第1実施形態では、有利演出状態における最終回の変動ゲーム後に停滞制御が実行され、当該停滞制御の実行が開始された後、のめり込みに関する注意喚起が実行された。一方、第2実施形態では、有利演出状態における初回の変動ゲームが開始されるよりも前に停滞制御が実行され、当該停滞制御の実行が開始された後、のめり込みに関する注意喚起が実行される。
また、第1実施形態では、準備演出状態から有利演出状態へ移行する場合には第1有利演出状態へ移行する。一方、第2実施形態では、準備演出状態から有利演出状態へ移行する場合、第1有利演出状態及び第2有利演出状態のうち抽選によって決定された有利演出状態へと移行する。
具体的に、第2実施形態において主制御用CPU40aは、有利移行許容情報を主制御用RAM40cに記憶する場合、有利演出状態の開始時における有利演出状態の種類を第1有利演出状態及び第2有利演出状態の中から抽選で決定する。そして、主制御用CPU40aは、有利演出状態の開始時における有利演出状態の種類を決定した場合、当該決定した有利演出状態の種類を特定可能な情報(以下、開始時有利種情報と示す)を主制御用RAM40cに記憶する。
また、演出状態移行処理において主制御用CPU40aは、準備演出状態であるときに昇格再遊技役が入賞した場合、主制御用RAM40cに記憶されている開始時有利種情報に応じて演出状態フラグの値を更新する。具体的に、開始時有利種情報から第1有利演出状態を特定可能な場合、主制御用CPU40aは、第1有利演出状態を特定可能な値を演出状態フラグに設定する。一方、開始時有利種情報から第2有利演出状態を特定可能な場合、主制御用CPU40aは、第2有利演出状態を特定可能な値を演出状態フラグに設定する。なお、このとき、第1有利演出状態を特定可能な値と第2有利演出状態を特定可能な値の何れを演出状態フラグに設定する場合であっても、主制御用CPU40aは、残りの有利滞在回数として「30回」を主制御用RAM40cに記憶する。また、第2有利演出状態を特定可能な値を演出状態フラグに設定する場合に限って、主制御用CPU40aは、第2有利滞在回数として「10回」を主制御用RAM40cに記憶する。
ここで、図27に基づき、第2実施形態における特別停滞処理について説明する。
第2実施形態の特定停滞処理において主制御用CPU40aは、第1ボーナス演出状態が開始するかを判定する(ステップS301)。ステップS301において主制御用CPU40aは、終了処理(ステップS122)において、第1ボーナス役が入賞して演出状態フラグに第1ボーナス演出状態を特定可能な値を設定したかを判定する。ステップS301において第1ボーナス演出状態が開始すると判定されることは、第1ボーナス遊技状態における初回の変動ゲームが開始されるよりも前であると判定されることに相当する。
また、第1ボーナス演出状態が開始する場合(ステップS301:YES)、主制御用CPU40aは、第1停滞開始コマンドの出力処理を行う(ステップS302)。第1停滞開始コマンドの出力処理において主制御用CPU40aは、第1停滞開始コマンドを出力バッファに格納する。続いて、主制御用CPU40aは、オープニング時間の計測処理を行う(ステップS303)。ステップS303において主制御用CPU40aは、所定のオープニング時間を計測し、当該オープニング時間が経過するまで待機する。そして、オープニング時間が経過してオープニング時間の計測処理を終えると、主制御用CPU40aは、第1停滞終了コマンドの出力処理を行い(ステップS304)、特別停滞処理を終了する。第1停滞終了コマンドの出力処理において主制御用CPU40aは、第1停滞終了コマンドを出力バッファに格納する。
第1ボーナス演出状態が開始しない場合(ステップS301:NO)、主制御用CPU40aは、第2ボーナス演出状態が開始するかを判定する(ステップS305)。ステップS305において主制御用CPU40aは、終了処理(ステップS122)において、第2ボーナス役が入賞して演出状態フラグに第2ボーナス演出状態を特定可能な値を設定したかを判定する。ステップS305において第2ボーナス演出状態が開始すると判定されることは、第2ボーナス遊技状態における初回の変動ゲームが開始されるよりも前であると判定されることに相当する。
第2ボーナス演出状態が開始する場合(ステップS305:YES)、主制御用CPU40aは、第2停滞開始コマンドの出力処理を行う(ステップS306)。第2停滞開始コマンドの出力処理において主制御用CPU40aは、第2停滞開始コマンドを出力バッファに格納する。続いて、主制御用CPU40aは、オープニング時間の計測処理を行う(ステップS307)。ステップS307において主制御用CPU40aは、所定のオープニング時間を計測し、当該オープニング時間が経過するまで待機する。そして、オープニング時間が経過してオープニング時間の計測処理を終えると、主制御用CPU40aは、第2停滞終了コマンドの出力処理を行い(ステップS308)、特別停滞処理を終了する。第2停滞終了コマンドの出力処理において主制御用CPU40aは、第2停滞終了コマンドを出力バッファに格納する。
第2ボーナス演出状態が開始しない場合(ステップS305:NO)、主制御用CPU40aは、有利演出状態が開始するかを判定する(ステップS309)。ステップS309において主制御用CPU40aは、終了処理(ステップS122)において、昇格再遊技役が入賞したことを契機に第1有利演出状態又は第2有利演出状態を特定可能な値を演出状態フラグに設定したかを判定する。ステップS309において有利演出状態が開始すると判定されることは、有利演出状態における初回の変動ゲームが開始されるよりも前であると判定されることに相当する。
有利演出状態が開始しない場合(ステップS309:NO)、主制御用CPU40aは、特別停滞処理を終了する。一方、有利演出状態が開始する場合(ステップS309:YES)、主制御用CPU40aは、第3停滞開始コマンドの出力処理を行う(ステップS310)。第3停滞開始コマンドの出力処理において主制御用CPU40aは、第3停滞開始コマンドを出力バッファに格納する。なお、第3停滞開始コマンドには、特別第3停滞開始コマンドと、非特別第3停滞開始コマンドと、がある。そして、昇格再遊技役が入賞したことを契機に第2有利演出状態を特定可能な値を演出状態フラグに設定した場合、ステップS310において主制御用CPU40aは、特別第3停滞開始コマンドを出力バッファに格納する。一方、昇格再遊技役が入賞したことを契機に第1有利演出状態を特定可能な値を演出状態フラグに設定した場合、ステップS310において主制御用CPU40aは、非特別第3停滞開始コマンドを出力バッファに格納する。
続いて、主制御用CPU40aは、オープニング時間の計測処理を行う(ステップS311)。ステップS311において主制御用CPU40aは、所定のオープニング時間を計測し、当該オープニング時間が経過するまで待機する。そして、オープニング時間が経過してオープニング時間の計測処理を終えると、主制御用CPU40aは、第3停滞終了コマンドの出力処理を行い(ステップS312)、特別停滞処理を終了する。第3停滞終了コマンドの出力処理において主制御用CPU40aは、第3停滞終了コマンドを出力バッファに格納する。
本実施形態では、ステップS302〜ステップS304の処理、ステップS306〜ステップS308の処理及びステップS310〜ステップS312の処理が、停滞制御に相当する。以下の説明では、ステップS302〜ステップS304の処理が行われること、ステップS306〜ステップS308の処理が行われること、及び、ステップS310〜ステップS312の処理が行われることを、それぞれ「停滞制御が実行される」という場合がある。本実施形態では、主制御用CPU40aがステップS302〜ステップS304の処理、ステップS306〜ステップS308の処理及びステップS310〜ステップS312の処理のうち何れかの処理を行うことによって、停滞制御を実行する停滞制御手段としての機能が実現される。また、本実施形態において、ステップS302〜ステップS304の処理、ステップS306〜ステップS308の処理及びステップS310〜ステップS312の処理のうち、ステップS303、ステップS307及びステップS311の処理では、所定のオープニング時間の計測する制御、すなわち、所定のオープニング時間の計測制御が行われる。
また、本実施形態において、ステップS302〜ステップS304の処理及びステップS306〜ステップS308の処理は、特別状態に相当するボーナス遊技状態における初回の変動ゲームが開始されるよりも前に行われることから、特別状態における初回の遊技が開始されるよりも前に停滞制御が実行されることがわかる。同様に、本実施形態において、ステップS310〜ステップS312の処理は、特定状態に相当する有利演出状態における初回の変動ゲームが開始されるよりも前に行われることから、特定状態における初回の遊技が開始されるよりも前に停滞制御が実行されることがわかる。
第2実施形態のスロットマシン10において、停滞制御が実行された場合、演出表示装置14では、オープニング演出が実行される。スロットマシン10では、オープニング演出の実行中、演出表示装置14において、登場演出が実行される場合がある。
次に、各種のオープニング演出について説明する。
なお、主制御用CPU40aによって特別停滞処理のステップS302〜ステップS304の処理が行われ、停滞制御の実行が開始された後、演出表示装置14では、第1ボーナス演出状態のオープニング演出が実行される。また、主制御用CPU40aによって特別停滞処理のステップS304〜ステップS306の処理が行われ、停滞制御の実行が開始された後、演出表示装置14では、第2ボーナス演出状態のオープニング演出が実行される。また、主制御用CPU40aによって特別停滞処理のステップS310〜ステップS312の処理が行われ、停滞制御の実行が開始された後、演出表示装置14では、有利演出状態のオープニング演出が実行される。
図28(a)に示すように、第1ボーナス遊技状態における初回の変動ゲームが開始されるよりも前、演出表示装置14には、注意喚起画像TGaが表示され、のめり込みに関する注意喚起が実行される。すなわち、第1ボーナス遊技状態における初回の変動ゲームが開始されるよりも前に実行されるのめり込みに関する注意喚起は、『パチンコ・パチスロは適度に楽しむ遊びです。』の文字を表示する内容となっている。また、第1ボーナス遊技状態における初回の変動ゲームが開始されるよりも前に実行されるのめり込みに関する注意喚起は、『のめり込みに注意しましょう。』という文字を表示する内容となっている。スロットマシン10では、正面視において、所定の注意喚起画像に相当する注意喚起画像TGaの横幅は、1つのリールの横幅よりも長い。
また、注意喚起画像TGaは、演出表示装置14の表示領域のうち透過領域14aを含まない表示領域に表示される。すなわち、注意喚起画像TGaが表示される表示領域は、透過型ディスプレイの演出表示装置14において、後側に配置されたリール13a〜13cを視認可能なリール視認領域としての透過領域14aとは別の表示領域である。このように、スロットマシン10では、透過型ディスプレイの表示領域のうちリール視認領域とは別の表示領域において、注意喚起画像TGaが表示されてのめり込みに関する注意喚起が実行される。また、注意喚起画像TGaが表示される表示領域は、正面視において、ハート可動体25の動作領域とは重ならない領域である。本実施形態では、注意喚起画像TGaが表示される表示領域が所定の演出領域に相当する。そして、本実施形態では、所定の演出領域において注意喚起画像TGaが表示されることで、所定の演出領域においてのめり込みに関する注意喚起が実行される。以上のように、注意喚起画像TGaが表示される表示領域は、リール視認領域としての透過領域14aとは別の表示領域であって、且つ、特定の可動体としてのハート可動体25の動作領域と重ならない領域である。
以下の説明では、第1ボーナス遊技状態における初回の変動ゲームが開始されるよりも前に実行されるオープニング演出を、第1のオープニング演出と示す。第1のオープニング演出では、演出表示装置14において画像OP1が表示される。画像OP1は、『第1ボーナス遊技状態開始!』の文字(文字情報)を含む画像である。なお、第1のオープニング演出が実行されたときに表示される画像OP1は、演出表示装置14において、動作せずに表示され続ける。すなわち、ボーナス遊技状態における初回の変動ゲームが開始されるよりも前に停滞制御が実行された場合、当該初回の変動ゲームが開始されるよりも前に表示された特定の画像(例えば、画像OP1)が動作せずに表示され続け、当該特定の画像の動作が停滞される。すなわち、本実施形態では、特別状態における初回の遊技が開始されるよりも前に停滞制御が実行された場合、特別状態における初回の遊技が開始されるよりも前に表示された特定の画像が動作せずに表示され続け、当該特定の画像の動作が停滞される。
第1のオープニング演出が実行されるときにおいて、第3キャラクタが登場する演出内容で登場演出が実行される場合、演出表示装置14には、第3キャラクタを模した画像CH3が表示される。このとき、演出表示装置14において、画像CH3は、注意喚起画像TGaよりも背面側に表示される。このように、本実施形態では、のめり込みに関する注意喚起が実行されているときに、特定演出に相当する登場演出が実行される。
図28(b)に示すように、第2ボーナス遊技状態における初回の変動ゲームが開始されるよりも前、演出表示装置14には、注意喚起画像TGcが表示され、のめり込みに関する注意喚起が実行される。すなわち、第2ボーナス遊技状態における初回の変動ゲームが開始されるよりも前に実行されるのめり込みに関する注意喚起は、『パチンコ・パチスロは適度に楽しむ遊びです。』の文字を表示する内容となっている。また、第2ボーナス遊技状態における初回の変動ゲームが開始されるよりも前に実行されるのめり込みに関する注意喚起は、『のめり込みに注意しましょう。』という文字を表示する内容となっている。スロットマシン10では、正面視において、所定の注意喚起画像に相当する注意喚起画像TGcの横幅は、1つのリールの横幅よりも長い。
また、注意喚起画像TGcは、演出表示装置14の表示領域のうち透過領域14aを含まない表示領域に表示される。すなわち、注意喚起画像TGcが表示される表示領域は、透過型ディスプレイの演出表示装置14において、後側に配置されたリール13a〜13cを視認可能なリール視認領域としての透過領域14aとは別の表示領域である。このように、スロットマシン10では、透過型ディスプレイの表示領域のうちリール視認領域とは別の表示領域において、注意喚起画像TGcが表示されてのめり込みに関する注意喚起が実行される。また、注意喚起画像TGcが表示される表示領域は、正面視において、ハート可動体25の動作領域とは重ならない領域である。本実施形態では、注意喚起画像TGcが表示される表示領域が所定の演出領域に相当する。そして、本実施形態では、所定の演出領域において注意喚起画像TGcが表示されることで、所定の演出領域においてのめり込みに関する注意喚起が実行される。以上のように、注意喚起画像TGcが表示される表示領域は、リール視認領域としての透過領域14aとは別の表示領域であって、且つ、特定の可動体としてのハート可動体25の動作領域と重ならない領域である。
以下の説明では、第2ボーナス遊技状態における初回の変動ゲームが開始されるよりも前に実行されるオープニング演出を、第2のオープニング演出と示す。第2のオープニング演出では、演出表示装置14において画像OP2が表示される。画像OP2は、『第2ボーナス遊技状態開始!』の文字(文字情報)を含む画像である。なお、第2のオープニング演出が実行されたときに表示される画像OP2は、演出表示装置14において、動作せずに表示され続ける。すなわち、ボーナス遊技状態における初回の変動ゲームが開始されるよりも前に停滞制御が実行された場合、当該初回の変動ゲームが開始されるよりも前に表示された特定の画像(例えば、画像OP2)が動作せずに表示され続け、当該特定の画像の動作が停滞される。すなわち、本実施形態では、特別状態における初回の遊技が開始されるよりも前に停滞制御が実行された場合、特別状態における初回の遊技が開始されるよりも前に表示された特定の画像が動作せずに表示され続け、当該特定の画像の動作が停滞される。
第2のオープニング演出が実行されるときにおいて、第1キャラクタが登場する演出内容で登場演出が実行される場合、演出表示装置14には、第1キャラクタを模した画像CH1が表示される。このとき、演出表示装置14において、画像CH1は、注意喚起画像TGcよりも背面側に表示される。このように、本実施形態では、のめり込みに関する注意喚起が実行されているときに、特定演出に相当する登場演出が実行される。
図28(c)に示すように、第1有利演出状態における初回の変動ゲームが開始されるよりも前、演出表示装置14には、注意喚起画像TGeが表示され、のめり込みに関する注意喚起が実行される。すなわち、第1有利演出状態における初回の変動ゲームが開始されるよりも前に実行されるのめり込みに関する注意喚起は、『パチンコ・パチスロは適度に楽しむ遊びです。』の文字を表示する内容となっている。また、第1有利演出状態における初回の変動ゲームが開始されるよりも前に実行されるのめり込みに関する注意喚起は、『のめり込みに注意しましょう。』という文字を表示する内容となっている。スロットマシン10では、正面視において、所定の注意喚起画像に相当する注意喚起画像TGeの横幅は、1つのリールの横幅よりも長い。
また、注意喚起画像TGeは、演出表示装置14の表示領域のうち透過領域14aを含まない表示領域に表示される。すなわち、注意喚起画像TGeが表示される表示領域は、透過型ディスプレイの演出表示装置14において、後側に配置されたリール13a〜13cを視認可能なリール視認領域としての透過領域14aとは別の表示領域である。このように、スロットマシン10では、透過型ディスプレイの表示領域のうちリール視認領域とは別の表示領域において、注意喚起画像TGeが表示されてのめり込みに関する注意喚起が実行される。また、注意喚起画像TGeが表示される表示領域は、正面視において、ハート可動体25の動作領域とは重ならない領域である。本実施形態では、注意喚起画像TGeが表示される表示領域が所定の演出領域に相当する。そして、本実施形態では、所定の演出領域において注意喚起画像TGeが表示されることで、所定の演出領域においてのめり込みに関する注意喚起が実行される。以上のように、注意喚起画像TGeが表示される表示領域は、リール視認領域としての透過領域14aとは別の表示領域であって、且つ、特定の可動体としてのハート可動体25の動作領域と重ならない領域である。
以下の説明では、第1有利演出状態における初回の変動ゲームが開始されるよりも前に実行されるオープニング演出を、第3のオープニング演出と示す。第3のオープニング演出では、演出表示装置14において画像OP3が表示される。画像OP3は、『第1有利演出状態突入!』の文字(文字情報)を含む画像である。なお、第3のオープニング演出が実行されたときに表示される画像OP3は、演出表示装置14において、動作せずに表示され続ける。すなわち、有利演出状態における初回の変動ゲームが開始されるよりも前に停滞制御が実行された場合、当該初回の変動ゲームが開始されるよりも前に表示された特定の画像(例えば、画像OP3)が動作せずに表示され続け、当該特定の画像の動作が停滞される。すなわち、本実施形態では、特定状態における初回の遊技が開始されるよりも前に停滞制御が実行された場合、特定状態における初回の遊技が開始されるよりも前に表示された特定の画像が動作せずに表示され続け、当該特定の画像の動作が停滞される。
第3のオープニング演出が実行されるときにおいて、第2キャラクタが登場する演出内容で登場演出が実行される場合、演出表示装置14には、第2キャラクタを模した画像CH2が表示される。このとき、演出表示装置14において、画像CH2は、注意喚起画像TGeよりも背面側に表示される。このように、本実施形態では、のめり込みに関する注意喚起が実行されているときに、特定演出に相当する登場演出が実行される。
図28(d)に示すように、第2有利演出状態における初回の変動ゲームが開始されるよりも前、演出表示装置14には、注意喚起画像TGfが表示され、のめり込みに関する注意喚起が実行される。すなわち、第2有利演出状態における初回の変動ゲームが開始されるよりも前に実行されるのめり込みに関する注意喚起は、『パチンコ・パチスロは適度に楽しむ遊びです。』の文字を表示する内容となっている。また、第2有利演出状態における初回の変動ゲームが開始されるよりも前に実行されるのめり込みに関する注意喚起は、『のめり込みに注意しましょう。』という文字を表示する内容となっている。スロットマシン10では、正面視において、所定の注意喚起画像に相当する注意喚起画像TGfの横幅は、1つのリールの横幅よりも長い。
また、注意喚起画像TGfは、演出表示装置14の表示領域のうち透過領域14aを含まない表示領域に表示される。すなわち、注意喚起画像TGfが表示される表示領域は、透過型ディスプレイの演出表示装置14において、後側に配置されたリール13a〜13cを視認可能なリール視認領域としての透過領域14aとは別の表示領域である。このように、スロットマシン10では、透過型ディスプレイの表示領域のうちリール視認領域とは別の表示領域において、注意喚起画像TGfが表示されてのめり込みに関する注意喚起が実行される。また、注意喚起画像TGfが表示される表示領域は、正面視において、ハート可動体25の動作領域とは重ならない領域である。本実施形態では、注意喚起画像TGfが表示される表示領域が所定の演出領域に相当する。そして、本実施形態では、所定の演出領域において注意喚起画像TGfが表示されることで、所定の演出領域においてのめり込みに関する注意喚起が実行される。以上のように、注意喚起画像TGfが表示される表示領域は、リール視認領域としての透過領域14aとは別の表示領域であって、且つ、特定の可動体としてのハート可動体25の動作領域と重ならない領域である。
以下の説明では、第2有利演出状態における初回の変動ゲームが開始されるよりも前に実行されるオープニング演出を、第4のオープニング演出と示す。第4のオープニング演出では、ハート可動体25が動作する。ハート可動体25の動作領域とは重ならない領域に注意喚起画像TGfが表示されるため、正面視において、ハート可動体25が動作する場合であっても当該ハート可動体25が注意喚起画像TGfとは被らない。
第4のオープニング演出では、演出表示装置14において画像OP4が表示される。画像OP4は、『第2有利演出状態突入!』の文字(文字情報)を含む画像である。なお、第4のオープニング演出が実行されたときに表示される画像OP4は、演出表示装置14において、動作せずに表示され続ける。すなわち、有利演出状態における初回の変動ゲームが開始されるよりも前に停滞制御が実行された場合、当該初回の変動ゲームが開始されるよりも前に表示された特定の画像(例えば、画像OP4)が動作せずに表示され続け、当該特定の画像の動作が停滞される。すなわち、本実施形態では、特定状態における初回の遊技が開始されるよりも前に停滞制御が実行された場合、特定状態における初回の遊技が開始されるよりも前に表示された特定の画像が動作せずに表示され続け、当該特定の画像の動作が停滞される。
第4のオープニング演出が実行されるときにおいて、第3キャラクタが登場する演出内容で登場演出が実行される場合、演出表示装置14には、第3キャラクタを模した画像CH3が表示される。このとき、演出表示装置14において、画像CH3は、注意喚起画像TGfよりも背面側に表示される。このように、本実施形態では、のめり込みに関する注意喚起が実行されているときに、特定演出に相当する登場演出が実行される。
以下、各種のオープニング演出に係る制御について説明する。
まず、第1のオープニング演出に係る制御について説明する。
第1停滞開始コマンドを入力した場合、副制御用CPU41aは、第1のオープニング演出が実行されるように、演出表示装置14を制御する。具体的に、第1停滞開始コマンドを入力した場合、副制御用CPU41aは、注意喚起画像TGaが表示されるように、演出表示装置14を制御する。なお、本実施形態では、特別停滞処理のステップS302において第1停滞開始コマンドを主制御用CPU40aが出力バッファに格納した後、当該第1停滞開始コマンドが副制御用CPU41aに入力されることから、停滞制御の実行が開始された後、のめり込みに関する注意喚起が実行される。また、第1停滞開始コマンドを入力した場合、副制御用CPU41aは、画像OP1が表示されるように、演出表示装置14を制御する。
また、第1停滞開始コマンドを入力した場合、副制御用CPU41aは、登場演出の演出内容を決定し、当該決定した演出内容の登場演出が実行されるように、演出表示装置14を制御する。第2実施形態において副制御用CPU41aは、第1実施形態と同様、図19(a)に示す決定確率の下、登場演出の演出内容を決定する。なお、副制御用CPU41aは、以下に説明する第2のオープニング演出〜第4のオープニング演出が実行されるときも第1のオープニング演出が実行されるときと同様に、登場演出の演出内容を決定する。また、第1停滞開始コマンドを入力した場合、副制御用CPU41aは、特別視認制御を実行する。第1実施形態と同様、特別視認制御において副制御用CPU41aは、バックライトBLが消灯するように、バックライトBLを制御する。また、特別視認制御において副制御用CPU41aは、演出表示装置14における少なくとも透過領域14aにおいて一色の画像が表示されるように、演出表示装置14を制御する。
また、第1のオープニング演出を実行させる場合、つまり、第1停滞開始コマンドを入力した場合、副制御用CPU41aは、注意喚起画像TGaを表示させた後、特定時間の計測を開始する。そして、特定時間の計測を開始してから特定時間が経過するよりも前に変動ゲーム開始コマンドを入力した場合、副制御用CPU41aは、少なくとも特定時間が経過するまでは注意喚起画像TGaが表示されるように、演出表示装置14を制御する。本実施形態では、特定時間の計測を開始してから当該特定時間が経過するまでの期間が特定期間に相当する。そして、本実施形態では、ステップS303において計測されるオープニング時間を含む停滞制御が実行される実行期間は、特定時間、つまり、特定期間よりも短い。
また、特定時間の計測を開始してから特定時間を経過するよりも前に変動ゲーム開始コマンドを入力した場合、副制御用CPU41aは、第1のオープニング演出が終了するように、演出表示装置14を制御する。この結果、演出表示装置14では、画像OP1及び登場演出に係る画像(例えば、画像CH3)の表示は終了するものの、注意喚起画像TGaは表示され続ける。このように、本実施形態では、特別状態における初回の遊技が開始されるよりも前にのめり込みに関する注意喚起の実行が開始されてから特定時間が経過するまでの間(特定期間内)に、特別状態における初回の遊技が開始された場合にはのめり込みに関する注意喚起が実行され続ける。また、特定時間が経過した後に変動ゲーム開始コマンドを入力した場合、副制御用CPU41aは、変動ゲーム開始コマンドを入力したことを契機に、注意喚起画像TGaの表示が終了するように、演出表示装置14を制御する。このように、本実施形態では、特別状態における初回の遊技が開始されるよりも前にのめり込みに関する注意喚起の実行が開始されてから特定期間後に特別状態における初回の遊技が開始された場合にはのめり込みに関する注意喚起の実行が終了する。因みに、特定時間の計測が開始されてから、当該特定期間の経過前と経過後の何れにおいてベット数が設定される場合であっても、第1のオープニング演出は終了せずに実行され続け、のめり込みに関する注意喚起が実行され続ける。
また、第1のオープニング演出の実行中において精算コマンドを入力した場合、副制御用CPU41aは、第1のオープニング演出が終了するように、演出表示装置14を制御する。このとき、副制御用CPU41aは、注意喚起画像TGaの表示についても終了するように、演出表示装置14を制御する。なお、特定時間の計測を開始してから特定時間を経過するよりも前に精算コマンドを入力した場合であっても、副制御用CPU41aは、第1のオープニング演出を終了させる際に注意喚起画像TGaの表示も終了させる。第1実施形態と同様、精算コマンドを入力した場合、副制御用CPU41aは、精算演出の実行、及び、記憶媒体の返却に関する注意喚起の実行を制御する。このため、のめり込みに関する注意喚起が実行されているときに精算ボタン19が操作された場合、演出表示装置14では、のめり込みに関する注意喚起の実行が終了し、記憶媒体の返却に関する注意喚起が実行されることとなる。すなわち、本実施形態では、のめり込みに関する注意喚起が実行されているときに精算操作手段が操作された場合、演出実行手段では、のめり込みに関する注意喚起の実行が終了し、記憶媒体の返却に関する注意喚起が実行される。更に、その後もベット数が設定されることなく待機時間が経過すると、演出表示装置14では、待機演出が実行され、当該待機演出の実行中にのめり込みに関する注意喚起が実行される。
次に、第2のオープニング演出に係る制御について説明する。
第2停滞開始コマンドを入力した場合、副制御用CPU41aは、第2のオープニング演出が実行されるように、演出表示装置14を制御する。具体的に、第2停滞開始コマンドを入力した場合、副制御用CPU41aは、注意喚起画像TGcが表示されるように、演出表示装置14を制御する。なお、本実施形態では、特別停滞処理のステップS306において第2停滞開始コマンドを主制御用CPU40aが出力バッファに格納した後、当該第2停滞開始コマンドが副制御用CPU41aに入力されることから、停滞制御の実行が開始された後、のめり込みに関する注意喚起が実行される。また、第2停滞開始コマンドを入力した場合、副制御用CPU41aは、画像OP2が表示されるように、演出表示装置14を制御する。また、第2停滞開始コマンドを入力した場合、副制御用CPU41aは、登場演出の演出内容を決定し、当該決定した演出内容の登場演出が実行されるように、演出表示装置14を制御する。また、第2停滞開始コマンドを入力した場合、副制御用CPU41aは、特別視認制御を実行する。
また、第2のオープニング演出を実行させる場合、つまり、第2停滞開始コマンドを入力した場合、副制御用CPU41aは、注意喚起画像TGcを表示させた後、特定時間の計測を開始する。そして、特定時間の計測を開始してから特定時間が経過するよりも前に変動ゲーム開始コマンドを入力した場合、副制御用CPU41aは、少なくとも特定時間が経過するまでは注意喚起画像TGcが表示されるように、演出表示装置14を制御する。本実施形態では、特定時間の計測を開始してから当該特定時間が経過するまでの期間が特定期間に相当する。そして、本実施形態では、ステップS307において計測されるオープニング時間を含む停滞制御が実行される実行期間は、特定時間、つまり、特定期間よりも短い。
また、特定時間の計測を開始してから特定時間を経過するよりも前に変動ゲーム開始コマンドを入力した場合、副制御用CPU41aは、第2のオープニング演出が終了するように、演出表示装置14を制御する。この結果、演出表示装置14では、画像OP2及び登場演出に係る画像の表示は終了するものの、注意喚起画像TGcは表示され続ける。このように、本実施形態では、特別状態における初回の遊技が開始されるよりも前にのめり込みに関する注意喚起の実行が開始されてから特定時間が経過するまでの間(特定期間内)に、特別状態における初回の遊技が開始された場合にはのめり込みに関する注意喚起が実行され続ける。また、特定時間が経過した後に変動ゲーム開始コマンドを入力した場合、副制御用CPU41aは、変動ゲーム開始コマンドを入力したことを契機に、注意喚起画像TGcの表示が終了するように、演出表示装置14を制御する。このように、本実施形態では、特別状態における初回の遊技が開始されるよりも前にのめり込みに関する注意喚起の実行が開始されてから特定期間後に特別状態における初回の遊技が開始された場合にはのめり込みに関する注意喚起の実行が終了する。因みに、特定時間の計測が開始されてから、当該特定期間の経過前と経過後の何れにおいてベット数が設定される場合であっても、第2のオープニング演出は終了せずに実行され続け、のめり込みに関する注意喚起が実行され続ける。
また、第2のオープニング演出の実行中において精算コマンドを入力した場合、副制御用CPU41aは、第2のオープニング演出が終了するように、演出表示装置14を制御する。このとき、副制御用CPU41aは、注意喚起画像TGcの表示についても終了するように、演出表示装置14を制御する。なお、特定時間の計測を開始してから特定時間を経過するよりも前に精算コマンドを入力した場合であっても、副制御用CPU41aは、第2のオープニング演出を終了させる際に注意喚起画像TGcの表示も終了させる。前述したように、精算コマンドを入力した場合、副制御用CPU41aは、精算演出の実行、及び、記憶媒体の返却に関する注意喚起の実行を制御する。このため、のめり込みに関する注意喚起が実行されているときに精算ボタン19が操作された場合、演出表示装置14では、のめり込みに関する注意喚起の実行が終了し、記憶媒体の返却に関する注意喚起が実行されることとなる。すなわち、本実施形態では、のめり込みに関する注意喚起が実行されているときに精算操作手段が操作された場合、演出実行手段では、のめり込みに関する注意喚起の実行が終了し、記憶媒体の返却に関する注意喚起が実行される。更に、その後もベット数が設定されることなく待機時間が経過すると、演出表示装置14では、待機演出が実行され、当該待機演出の実行中にのめり込みに関する注意喚起が実行される。
次に、第3のオープニング演出に係る制御について説明する。
非特別第3停滞開始コマンドを入力した場合、副制御用CPU41aは、第3のオープニング演出が実行されるように、演出表示装置14を制御する。具体的に、非特別第3停滞開始コマンドを入力した場合、副制御用CPU41aは、注意喚起画像TGeが表示されるように、演出表示装置14を制御する。なお、本実施形態では、特別停滞処理のステップS310において非特別第3停滞開始コマンドを主制御用CPU40aが出力バッファに格納した後、当該非特別第3停滞開始コマンドが副制御用CPU41aに入力されることから、停滞制御の実行が開始された後、のめり込みに関する注意喚起が実行される。
非特別第3停滞開始コマンドを入力した場合、副制御用CPU41aは、画像OP3が表示されるように、演出表示装置14を制御する。また、非特別第3停滞開始コマンドを入力した場合、副制御用CPU41aは、登場演出の演出内容を決定し、当該決定した演出内容の登場演出が実行されるように、演出表示装置14を制御する。また、非特別第3停滞開始コマンドを入力した場合、副制御用CPU41aは、特別視認制御を実行する。
また、第3のオープニング演出を実行させる場合、つまり、非特別第3停滞開始コマンドを入力した場合、副制御用CPU41aは、注意喚起画像TGeを表示させた後、特定時間の計測を開始する。そして、特定時間の計測を開始してから特定時間が経過するよりも前に変動ゲーム開始コマンドを入力した場合、副制御用CPU41aは、少なくとも特定時間が経過するまでは注意喚起画像TGeが表示されるように、演出表示装置14を制御する。本実施形態では、特定時間の計測を開始してから当該特定時間が経過するまでの期間が特定期間に相当する。そして、本実施形態では、ステップS311において計測されるオープニング時間を含む停滞制御が実行される実行期間は、特定時間、つまり、特定期間よりも短い。
また、特定時間の計測を開始してから特定時間を経過するよりも前に変動ゲーム開始コマンドを入力した場合、副制御用CPU41aは、第3のオープニング演出が終了するように、演出表示装置14を制御する。この結果、演出表示装置14では、画像OP3及び登場演出に係る画像の表示は終了するものの、注意喚起画像TGeは表示され続ける。このように、本実施形態では、特定状態における初回の遊技が開始されるよりも前にのめり込みに関する注意喚起の実行が開始されてから特定時間が経過するまでの間(特定期間内)に、特定状態における初回の遊技が開始された場合にはのめり込みに関する注意喚起が実行され続ける。また、特定時間が経過した後に変動ゲーム開始コマンドを入力した場合、副制御用CPU41aは、変動ゲーム開始コマンドを入力したことを契機に、注意喚起画像TGeの表示が終了するように、演出表示装置14を制御する。このように、本実施形態では、特定状態における初回の遊技が開始されるよりも前にのめり込みに関する注意喚起の実行が開始されてから特定期間後に特定状態における初回の遊技が開始された場合にはのめり込みに関する注意喚起の実行が終了する。
また、第3のオープニング演出の実行中において精算コマンドを入力した場合、副制御用CPU41aは、第3のオープニング演出が終了するように、演出表示装置14を制御する。このとき、副制御用CPU41aは、注意喚起画像TGeの表示についても終了するように、演出表示装置14を制御する。なお、特定時間の計測を開始してから特定時間を経過するよりも前に精算コマンドを入力した場合であっても、副制御用CPU41aは、第3のオープニング演出を終了させる際に注意喚起画像TGeの表示も終了させる。前述したように、精算コマンドを入力した場合、副制御用CPU41aは、精算演出の実行、及び、記憶媒体の返却に関する注意喚起の実行を制御する。このため、のめり込みに関する注意喚起が実行されているときに精算ボタン19が操作された場合、演出表示装置14では、のめり込みに関する注意喚起の実行が終了し、記憶媒体の返却に関する注意喚起が実行されることとなる。すなわち、本実施形態では、のめり込みに関する注意喚起が実行されているときに精算操作手段が操作された場合、演出実行手段では、のめり込みに関する注意喚起の実行が終了し、記憶媒体の返却に関する注意喚起が実行される。但し、第3のオープニング演出は、昇格再遊技役の入賞を契機に第1有利演出状態に制御される場合に実行されるものである。したがって、第3のオープニング演出が実行される場合には再遊技が付与されている状況であることから、精算ボタン19が操作されたことを条件として精算演出及び記憶媒体の返却に関する注意喚起が実行された後は、待機時間が経過したとしても待機演出は実行されない。
次に、第4のオープニング演出に係る制御について説明する。
特別第3停滞開始コマンドを入力した場合、副制御用CPU41aは、第4のオープニング演出が実行されるように、演出表示装置14を制御する。具体的に、特別第3停滞開始コマンドを入力した場合、副制御用CPU41aは、注意喚起画像TGfが表示されるように、演出表示装置14を制御する。なお、本実施形態では、特別停滞処理のステップS310において特別第3停滞開始コマンドを主制御用CPU40aが出力バッファに格納した後、当該特別第3停滞開始コマンドが副制御用CPU41aに入力されることから、停滞制御の実行が開始された後、のめり込みに関する注意喚起が実行される。
特別第3停滞開始コマンドを入力した場合、副制御用CPU41aは、画像OP4が表示されるように、演出表示装置14を制御する。また、特別第3停滞開始コマンドを入力した場合、副制御用CPU41aは、登場演出の演出内容を決定し、当該決定した演出内容の登場演出が実行されるように、演出表示装置14を制御する。また、非特別第3停滞開始コマンドを入力した場合、副制御用CPU41aは、特別視認制御を実行する。その他、特別第3停滞開始コマンドを入力した場合、副制御用CPU41aは、第1アクチュエータA1を制御し、ハート可動体25を動作させる。
また、第4のオープニング演出を実行させる場合、つまり、特別第3停滞開始コマンドを入力した場合、副制御用CPU41aは、注意喚起画像TGfを表示させた後、特定時間の計測を開始する。そして、特定時間の計測を開始してから特定時間が経過するよりも前に変動ゲーム開始コマンドを入力した場合、副制御用CPU41aは、少なくとも特定時間が経過するまでは注意喚起画像TGfが表示されるように、演出表示装置14を制御する。本実施形態では、特定時間の計測を開始してから当該特定時間が経過するまでの期間が特定期間に相当する。そして、本実施形態では、ステップS311において計測されるオープニング時間を含む停滞制御が実行される実行期間は、特定時間、つまり、特定期間よりも短い。
また、特定時間の計測を開始してから特定時間を経過するよりも前に変動ゲーム開始コマンドを入力した場合、副制御用CPU41aは、第4のオープニング演出が終了するように、演出表示装置14を制御する。この結果、演出表示装置14では、画像OP4及び登場演出に係る画像の表示は終了するものの、注意喚起画像TGfは表示され続ける。このとき、ハート可動体25は、原点25aへと動作し、原点25aへと戻る。このように、本実施形態では、特定状態における初回の遊技が開始されるよりも前にのめり込みに関する注意喚起の実行が開始されてから特定時間が経過するまでの間(特定期間内)に、特定状態における初回の遊技が開始された場合にはのめり込みに関する注意喚起が実行され続ける。また、特定時間が経過した後に変動ゲーム開始コマンドを入力した場合、副制御用CPU41aは、変動ゲーム開始コマンドを入力したことを契機に、注意喚起画像TGfの表示が終了するように、演出表示装置14を制御する。このように、本実施形態では、特定状態における初回の遊技が開始されるよりも前にのめり込みに関する注意喚起の実行が開始されてから特定期間後に特定状態における初回の遊技が開始された場合にはのめり込みに関する注意喚起の実行が終了する。
また、第4のオープニング演出の実行中において精算コマンドを入力した場合、副制御用CPU41aは、第4のオープニング演出が終了するように、演出表示装置14を制御する。このとき、副制御用CPU41aは、注意喚起画像TGfの表示についても終了するように、演出表示装置14を制御する。なお、特定時間の計測を開始してから特定時間を経過するよりも前に精算コマンドを入力した場合であっても、副制御用CPU41aは、第4のオープニング演出を終了させる際に注意喚起画像TGfの表示も終了させる。前述したように、精算コマンドを入力した場合、副制御用CPU41aは、精算演出の実行、及び、記憶媒体の返却に関する注意喚起の実行を制御する。このため、のめり込みに関する注意喚起が実行されているときに精算ボタン19が操作された場合、演出表示装置14では、のめり込みに関する注意喚起の実行が終了し、記憶媒体の返却に関する注意喚起が実行されることとなる。すなわち、本実施形態では、のめり込みに関する注意喚起が実行されているときに精算操作手段が操作された場合、演出実行手段では、のめり込みに関する注意喚起の実行が終了し、記憶媒体の返却に関する注意喚起が実行される。但し、第4のオープニング演出は、昇格再遊技役の入賞を契機に第2有利演出状態に制御される場合に実行されるものである。したがって、第4のオープニング演出が実行される場合には再遊技が付与されている状況であることから、精算ボタン19が操作されたことを条件として精算演出及び記憶媒体の返却に関する注意喚起が実行された後は、待機時間が経過したとしても待機演出は実行されない。
ここで、第2実施形態のスロットマシン10において実行されるのめり込みに関する注意喚起について説明する。
スロットマシン10は、注意喚起画像GT3が表示されることで実行されるのめり込みに関する注意喚起(図15(d)に示す)を実行可能に構成されている。また、スロットマシン10は、注意喚起画像TGaが表示されることで実行されるのめり込みに関する注意喚起(図28(a)に示す)と、注意喚起画像TGcが表示されることで実行されるのめり込みに関する注意喚起(図28(b)に示す)と、を実行可能に構成されている。また、スロットマシン10は、注意喚起画像TGeが表示されることで実行されるのめり込みに関する注意喚起(図28(c)に示す)と、注意喚起画像TGfが表示されることで実行されるのめり込みに関する注意喚起(図28(d)に示す)と、を実行可能に構成されている。そして、本実施形態において、注意喚起画像GT3が表示されることで実行されるのめり込みに関する注意喚起は、待機演出の実行中に実行されるのめり込みに関する注意喚起に相当する。また、本実施形態において、注意喚起画像TGaが表示されることで実行されるのめり込みに関する注意喚起は、第1ボーナス遊技状態における初回の変動ゲームが開始されるよりも前に実行されるのめり込みに関する注意喚起に相当する。また、本実施形態において、注意喚起画像TGcが表示されることで実行されるのめり込みに関する注意喚起は、第2ボーナス遊技状態における初回の変動ゲームが開始されるよりも前に実行されるのめり込みに関する注意喚起に相当する。また、本実施形態において、注意喚起画像TGeが表示されることで実行されるのめり込みに関する注意喚起、及び、注意喚起画像TGfが表示されることで実行されるのめり込みに関する注意喚起は、有利演出状態における初回の変動ゲームが開始されるよりも前に実行されるのめり込みに関する注意喚起に相当する。
注意喚起画像GT3,TGa,TGc,TGe,TGfは、何れも『パチンコ・パチスロは適度に楽しむ遊びです。』という文字(文字情報)と、『のめり込みに注意しましょう。』という文字(文字情報)と、を含む画像である。つまり、待機演出の実行中と、第1ボーナス遊技状態、第2ボーナス遊技状態及び有利演出状態における初回の変動ゲームが開始されるよりも前と、において実行されるのめり込みに関する注意喚起の内容は、『パチンコ・パチスロは適度に楽しむ遊びです。』という文字を表示する内容である。また、待機演出の実行中と、第1ボーナス遊技状態、第2ボーナス遊技状態及び有利演出状態における初回の変動ゲームが開始されるよりも前と、において実行されるのめり込みに関する注意喚起の内容は、『のめり込みに注意しましょう。』という文字を表示する内容である。
このように、待機演出の実行中に実行されるのめり込みに関する注意喚起の内容は、ボーナス遊技における初回の変動ゲームが開始されるよりも前に実行されるのめり込みに関する注意喚起の内容と同一である。換言すると、ボーナス遊技における初回の変動ゲームが開始されるよりも前に実行されるのめり込みに関する注意喚起の内容は、待機演出の実行中に実行されるのめり込みに関する注意喚起の内容と同一である。なお、本実施形態では、ボーナス遊技の中でもシングルボーナス遊技が生起された場合にはのめり込みに関する注意喚起が実行されない。本実施形態において、待機演出の実行中に実行されるのめり込みに関する注意喚起の内容は、特定ボーナス遊技における初回の変動ゲームが開始されるよりも前に実行されるのめり込みに関する注意喚起の内容と同一であるといえる。
また、待機演出の実行中に実行されるのめり込みに関する注意喚起の内容は、有利演出状態における初回の変動ゲームが開始されるよりも前に実行されるのめり込みに関する注意喚起の内容と同一である。換言すると、有利演出状態における初回の変動ゲームが開始されるよりも前に実行されるのめり込みに関する注意喚起の内容は、待機演出の実行中に実行されるのめり込みに関する注意喚起の内容と同一である。また、ボーナス遊技状態における初回の変動ゲームが開始されるよりも前に実行されるのめり込みに関する注意喚起の内容は、有利演出状態における初回の変動ゲームが開始されるよりも前に実行されるのめり込みに関する注意喚起の内容と同一である。換言すると、有利演出状態における初回の変動ゲームが開始されるよりも前に実行されるのめり込みに関する注意喚起の内容は、ボーナス遊技状態における初回の変動ゲームが開始されるよりも前に実行されるのめり込みに関する注意喚起の内容と同一である。
以上のように、スロットマシン10では、待機演出の実行中と、第1ボーナス遊技状態、第2ボーナス遊技状態及び有利演出状態における初回の変動ゲームが開始されるよりも前と、において実行されるのめり込みに関する注意喚起の内容は、共通しており、同一である。一方、本実施形態のスロットマシン10では、のめり込みに関する注意喚起の態様が異なる。
具体的に、図15(d)、図28(a)〜図28(d)に示すように、演出表示装置14において注意喚起画像GT3が表示される位置は、演出表示装置14において注意喚起画像TGa,TGc,TGe,TGfが表示される位置と異なる。また、演出表示装置14において表示される注意喚起画像GT3の大きさは、演出表示装置14において表示される注意喚起画像TGa,TGc,TGe,TGfの大きさと異なる。すなわち、演出表示装置14において注意喚起画像GT3が表示される表示領域は、演出表示装置14において注意喚起画像TGa,TGc,TGe,TGfが表示される表示領域と異なる。また、注意喚起画像GT3に含まれる文字(文字情報)の書体は、注意喚起画像TGa,TGc,TGe,TGfに含まれる文字(文字情報)の書体と異なる。また、注意喚起画像GT3に含まれる文字の色(所謂、文字色)は、注意喚起画像TGa,TGc,TGe,TGfに含まれる文字の色と異なる。その他、注意喚起画像GT3に含まれる文字の大きさは、注意喚起画像TGa,TGc,TGe,TGfに含まれる文字の大きさと異なる。
なお、第1実施形態と同様、のめり込みに関する注意喚起が実行されるときに表示される画像について、表示される位置、大きさ、表示される表示領域、画像に含まれる文字の書体、画像に含まれる文字の色、画像に含まれる文字の大きさのうち少なくとも1つが異なれば、のめり込みに関する注意喚起の態様が異なるといえる。
以上のように、本実施形態では、待機演出の実行中に実行されるのめり込みに関する注意喚起の態様は、ボーナス遊技状態における初回の変動ゲームが開始されるよりも前に実行されるのめり込みに関する注意喚起の態様と異なる。換言すると、ボーナス遊技状態における初回の変動ゲームが開始されるよりも前に実行されるのめり込みに関する注意喚起の態様は、待機演出の実行中に実行されるのめり込みに関する注意喚起の態様と異なる。
また、本実施形態では、待機演出の実行中に実行されるのめり込みに関する注意喚起の態様は、有利演出状態における初回の変動ゲームが開始されるよりも前に実行されるのめり込みに関する注意喚起の態様と異なる。換言すると、有利演出状態における初回の変動ゲームが開始されるよりも前に実行されるのめり込みに関する注意喚起の態様は、待機演出の実行中に実行されるのめり込みに関する注意喚起の態様と異なる。
図28(a)〜図28(d)に示すように、演出表示装置14において注意喚起画像TGa,TGcが表示される位置は、演出表示装置14において注意喚起画像TGe,TGfが表示される位置と異なる。また、演出表示装置14において表示される注意喚起画像TGa,TGcの大きさは、演出表示装置14において表示される注意喚起画像TGe,TGfの大きさと異なる。すなわち、演出表示装置14において注意喚起画像TGa,TGcが表示される表示領域は、演出表示装置14において注意喚起画像TGe,TGfが表示される表示領域と異なる。また、注意喚起画像TGa,TGcに含まれる文字の書体は、注意喚起画像TGe,TGfに含まれる文字の書体と異なる。また、注意喚起画像TGa,TGcに含まれる文字の色は、注意喚起画像TGe,TGfに含まれる文字の色と異なる。その他、注意喚起画像TGa,TGcに含まれる文字の大きさは、注意喚起画像TGe,TGfに含まれる文字の大きさと異なる。
以上のように、本実施形態では、有利演出状態における初回の変動ゲームが開始されるよりも前に実行されるのめり込みに関する注意喚起の態様は、ボーナス遊技状態における初回の変動ゲームが開始されるよりも前に実行されるのめり込みに関する注意喚起の態様と異なる。換言すると、ボーナス遊技状態における初回の変動ゲームが開始されるよりも前に実行されるのめり込みに関する注意喚起の態様は、有利演出状態における初回の変動ゲームが開始されるよりも前に実行されるのめり込みに関する注意喚起の態様と異なる。このように、本実施形態では、特定状態における初回の遊技が開始されるよりも前に実行されるのめり込みに関する注意喚起の態様は、特別状態における初回の遊技が開始されるよりも前に実行されるのめり込みに関する注意喚起の態様と異なる。
図28(a)及び図28(b)に示すように、演出表示装置14において注意喚起画像TGaが表示される位置は、演出表示装置14において注意喚起画像TGcが表示される位置と異なる。また、演出表示装置14において表示される注意喚起画像TGaの大きさは、演出表示装置14において表示される注意喚起画像TGcの大きさと異なる。すなわち、演出表示装置14において注意喚起画像TGaが表示される表示領域は、演出表示装置14において注意喚起画像TGcが表示される表示領域と異なる。また、注意喚起画像TGaに含まれる文字の書体は、注意喚起画像TGcに含まれる文字の書体と異なる。また、注意喚起画像TGaに含まれる文字の色は、注意喚起画像TGcに含まれる文字の色と異なる。その他、注意喚起画像TGaに含まれる文字の大きさは、注意喚起画像TGcに含まれる文字の大きさと異なる。
以上のように、本実施形態では、第1ボーナス遊技状態における初回の変動ゲームが開始されるよりも前に実行されるのめり込みに関する注意喚起の態様は、第2ボーナス遊技状態における初回の変動ゲームが開始されるよりも前に実行されるのめり込みに関する注意喚起の態様と異なる。換言すると、第2ボーナス遊技状態における初回の変動ゲームが開始されるよりも前に実行されるのめり込みに関する注意喚起の態様は、第1ボーナス遊技状態における初回の変動ゲームが開始されるよりも前に実行されるのめり込みに関する注意喚起の態様と異なる。なお、本実施形態では、第1ボーナス停止目が第1特殊表示結果に相当し、第1ボーナス遊技状態が第1特殊状態に相当する。一方、本実施形態では、第2ボーナス停止目が第2特殊表示結果に相当し、第2ボーナス遊技状態が第2特殊状態に相当する。したがって、本実施形態では、第1特殊状態における初回の遊技が開始されるよりも前に停滞制御の実行が開始された後に実行されるのめり込みに関する注意喚起の態様は、第2特殊状態における初回の遊技が開始されるよりも前に停滞制御の実行が開始された後に実行されるのめり込みに関する注意喚起の態様と異なる。
図28(c)及び図28(d)に示すように、演出表示装置14において注意喚起画像TGeが表示される位置は、演出表示装置14において注意喚起画像TGfが表示される位置と異なる。また、演出表示装置14において表示される注意喚起画像TGeの大きさは、演出表示装置14において表示される注意喚起画像TGfの大きさと異なる。すなわち、演出表示装置14において注意喚起画像TGeが表示される表示領域は、演出表示装置14において注意喚起画像TGfが表示される表示領域と異なる。また、注意喚起画像TGeに含まれる文字の書体は、注意喚起画像TGfに含まれる文字の書体と異なる。また、注意喚起画像TGeに含まれる文字の色は、注意喚起画像TGfに含まれる文字の色と異なる。その他、注意喚起画像TGeに含まれる文字の大きさは、注意喚起画像TGfに含まれる文字の大きさと異なる。
以上のように、本実施形態では、第1有利演出状態における初回の変動ゲームが開始されるよりも前に実行されるのめり込みに関する注意喚起の態様は、第2有利演出状態における初回の変動ゲームが開始されるよりも前に実行されるのめり込みに関する注意喚起の態様と異なる。換言すると、第2有利演出状態における初回の変動ゲームが開始されるよりも前に実行されるのめり込みに関する注意喚起の態様は、第1有利演出状態における初回の変動ゲームが開始されるよりも前に実行されるのめり込みに関する注意喚起の態様と異なる。すなわち、本実施形態では、第1有利演出状態が第1演出特定状態に相当し、第2有利演出状態が第2演出特定状態に相当する。したがって、本実施形態では、第1演出特定状態における初回の遊技が開始されるよりも前に停滞制御の実行が開始された後に実行されるのめり込みに関する注意喚起の態様は、第2演出特定状態における初回の遊技が開始されるよりも前に停滞制御の実行が開始された後に実行されるのめり込みに関する注意喚起の態様と異なる。
次に、図29(a)〜図29(c)に基づき、第1ボーナス役が入賞して第1ボーナス遊技状態が生起される場合と、シングルボーナス役が入賞してシングルボーナス遊技状態が生起される場合と、昇格再遊技役が入賞して第1有利演出状態に制御される場合と、について説明する。
図29(a)に示すように、変動ゲームにて第1ボーナス役が入賞した場合には第1ボーナス遊技状態が生起されるが、当該第1ボーナス遊技状態における初回の変動ゲームが開始されるよりも前のタイミングt31において停滞制御の実行が開始される。タイミングt31において開始された停滞制御では、所定のオープニング時間の計測処理が行われ、少なくともオープニング時間は停滞制御が継続される。また、タイミングt31において停滞制御の実行が開始されると、第1のオープニング演出が実行される。このとき、演出表示装置14には、注意喚起画像TGaが表示され、のめり込みに関する注意喚起が実行される。また、停滞制御が開始されてからオープニング時間が経過するよりも前のタイミングt32において、ベットボタン18を操作してスタートレバー20が操作されたとする。タイミングt32においては、停滞制御の実行中であることから、ベット数を設定することもできなければ、変動ゲームを開始させることもできない。
また、タイミングt31からオープニング時間が経過した後であって、タイミングt31から特定時間が経過するよりも前のタイミングt33においてベット数が設定されてからスタートレバー20が操作された場合、第1ボーナス遊技状態における初回の変動ゲームが開始され、第1のオープニング演出の実行が終了する。このとき、演出表示装置14では、第1ボーナス演出状態における背景画像が表示される。但し、タイミングt31から特定時間が経過するタイミングt34までは、演出表示装置14において、注意喚起画像TGaが表示され続け、のめり込みに関する注意喚起が実行され続けることになる。
一方、タイミングt31からオープニング時間が経過した後であって、且つ、タイミングt31から特定時間が経過した後のタイミングt35において、ベット数が設定されてからスタートレバー20が操作された場合、第1ボーナス遊技状態における初回の変動ゲームが開始され、第1のオープニング演出の実行が終了する。このとき、演出表示装置14では、第1ボーナス演出状態における背景画像が表示される。また、第1のオープニング演出の実行が終了することに伴って、注意喚起画像TGaの表示も終了し、のめり込みに関する注意喚起は終了する。
因みに、タイミングt31から特定時間が経過した後もベット数が設定されることなく待機時間が経過すると、待機演出の実行が開始される。そして、待機演出の実行中には注意喚起画像GT3が演出表示装置14に表示され、のめり込みに関する注意喚起が実行される。この場合、待機時間が経過するまでの間は、第1のオープニング演出が実行され続けるため、演出表示装置14には注意喚起画像TGaが表示され続け、のめり込みに関する注意喚起が実行され続ける。
図29(b)に示すように、通常演出状態に制御されているときに実行された変動ゲームにおいてシングルボーナス役が入賞すると、シングルボーナス遊技状態に制御されるが、演出状態としては通常演出状態が継続して制御される。そして、シングルボーナス遊技状態における変動ゲームが開始されるよりも前において、オープニング演出は実行されない。また、シングルボーナス遊技状態における変動ゲームが開始されるよりも前において、停滞制御が実行されない。また、シングルボーナス遊技状態における変動ゲームが開始されるよりも前において、のめり込みに関する注意喚起が実行されない。
図29(a)及び図29(b)に示すように、スロットマシン10では、第1ボーナス遊技状態における初回の変動ゲームが開始されるよりも前に停滞制御が実行される一方、シングルボーナス遊技状態における変動ゲームが開始されるよりも前に停滞制御が実行されない。また、スロットマシン10では、第1ボーナス遊技状態における初回の変動ゲームが開始されるよりも前にのめり込みに関する注意喚起が実行される一方、シングルボーナス遊技状態における変動ゲームが開始されるよりも前にのめり込みに関する注意喚起が実行されない。
図29(c)に示すように、変動ゲームにて昇格再遊技役が入賞して第1有利演出状態に制御される場合、当該第1有利演出状態における初回の変動ゲームが開始されるよりも前のタイミングt41において停滞制御の実行が開始される。なお、昇格再遊技が入賞したことによって、再遊技が付与され、ベット数が設定される。
タイミングt41において開始された停滞制御では、所定のオープニング時間の計測処理が行われ、少なくともオープニング時間は停滞制御が継続される。また、タイミングt41において停滞制御の実行が開始されると、第3のオープニング演出が実行される。このとき、演出表示装置14には、注意喚起画像TGeが表示され、のめり込みに関する注意喚起が実行される。また、停滞制御が開始されてからオープニング時間が経過するよりも前のタイミングt42において、スタートレバー20が操作されたとする。タイミングt42においては、停滞制御の実行中であることから、変動ゲームを開始させることができない。
また、タイミングt41からオープニング時間が経過した後であって、タイミングt41から特定時間が経過するよりも前のタイミングt43においてスタートレバー20が操作された場合、第1有利演出状態における初回の変動ゲームが開始され、第3のオープニング演出の実行が終了する。このとき、演出表示装置14では、第1有利演出状態における背景画像が表示される。但し、タイミングt41から特定時間が経過するタイミングt44までは、演出表示装置14において、注意喚起画像TGeが表示され続け、のめり込みに関する注意喚起が実行され続けることになる。
一方、タイミングt41からオープニング時間が経過した後であって、且つ、タイミングt41から特定時間が経過した後のタイミングt45において、スタートレバー20が操作された場合、第1有利演出状態における初回の変動ゲームが開始され、第3のオープニング演出の実行が終了する。このとき、演出表示装置14では、第1有利演出状態における背景画像が表示される。また、第3のオープニング演出の実行が終了することに伴って、注意喚起画像TGeの表示も終了し、のめり込みに関する注意喚起は終了する。因みに、タイミングt41から特定時間が経過した後に待機時間が経過しても、再遊技が付与されていることから、待機演出は実行されない。
第2実施形態によれば、第1実施形態の効果(5)、(14)、(15)、(23)、(25)〜(39)及び(49)〜(53)に加え、次のような効果を有する。
(56)ボーナス停止目(特別表示結果)が導出された後に生起されるボーナス遊技状態(特別状態)における初回の変動ゲーム(遊技)が開始されるよりも前に停滞制御が実行され、当該停滞制御の実行が開始された後にのめり込みに関する注意喚起が実行される。このように、ボーナス遊技状態における初回の変動ゲームが開始されるよりも前に停滞制御を実行してプレイを一時的に中断させた後に、のめり込みに関する注意喚起を実行することで、のめり込みに関する注意喚起を効果的に実行することができる。ところで、ボーナス遊技状態が生起される場合、遊技者の関心はボーナス遊技状態へと向かい、冷静さを欠いている可能性が高い。このように、遊技者が冷静さを欠いている可能性が高い状況において停滞制御を実行してプレイを一時的に中断させた後に、のめり込みに関する注意喚起を実行することで、のめり込みに関する注意喚起をより効果的に実行することができる。
(57)第1ボーナス遊技状態における初回の変動ゲーム(遊技)が開始されるよりも前に停滞制御の実行が開始された後に実行されるのめり込みに関する注意喚起の態様と、第2ボーナス遊技状態における初回の変動ゲームが開始されるよりも前に停滞制御の実行が開始された後に実行されるのめり込みに関する注意喚起の態様と、を異ならせた。これにより、第1ボーナス遊技状態(第1特殊状態)と第2ボーナス遊技状態(第2特殊状態)のうち何れが生起されるかについて、のめり込みに関する注意喚起の態様から把握することが可能となる。この結果、のめり込みに関する注意喚起への関心を高めることができ、効果的にのめり込みに関する注意喚起を実行することができる。
(58)ボーナス遊技状態(特別状態)における初回の変動ゲーム(遊技)が開始されるよりも前に停滞制御が実行される場合、ボーナス遊技状態における初回の遊技が開始されるよりも前に表示された特定の画像(例えば、画像OP1や画像OP2)が動作せずに表示され続け、当該特定の画像の動作が停滞される。例えば、のめり込みに関する注意喚起が実行されているときに特定の画像が動作する場合、遊技者の関心が特定の画像へ移ってしまう虞があるが、特定の画像を動作させずに表示され続けるようにすることで、のめり込みに関する注意喚起への関心が低下してしまうようなことを抑制することができる。
(59)利益を獲得可能な操作を案内する案内演出としてのベルナビ演出が実行される有利演出状態(特定状態)における初回の変動ゲーム(遊技)が開始されるよりも前に停滞制御が実行され、当該停滞制御の実行が開始された後にのめり込みに関する注意喚起が実行される。このように、有利演出状態における初回の遊技が開始されるよりも前に停滞制御を実行してプレイを一時的に中断させた後に、のめり込みに関する注意喚起を実行することで、のめり込みに関する注意喚起を効果的に実行することができる。ところで、有利演出状態が生起される場合、遊技者の関心は有利演出状態へと向かい、冷静さを欠いている可能性が高い。このように、遊技者が冷静さを欠いている可能性が高い状況において停滞制御を実行してプレイを一時的に中断させた後に、のめり込みに関する注意喚起を実行することで、のめり込みに関する注意喚起をより効果的に実行することができる。
(60)第1有利演出状態における初回の変動ゲーム(遊技)が開始されるよりも前に停滞制御の実行が開始された後に実行されるのめり込みに関する注意喚起の態様と、第2有利演出状態における初回の変動ゲームが開始されるよりも前に停滞制御の実行が開始された後に実行されるのめり込みに関する注意喚起の態様と、を異ならせた。これにより、第1有利演出状態(第1演出特定状態)と第2有利演出状態(第2演出特定状態)のうち何れが生起されるかについて、のめり込みに関する注意喚起の態様から把握することが可能となる。この結果、のめり込みに関する注意喚起への関心を高めることができ、効果的にのめり込みに関する注意喚起を実行することができる。
(61)有利演出状態(特定状態)における初回の変動ゲーム(遊技)が開始されるよりも前に停滞制御が実行される場合、有利演出状態における初回の遊技が開始されるよりも前に表示された特定の画像(例えば、画像OP3や画像OP4)が動作せずに表示され続け、当該特定の画像の動作が停滞される。例えば、のめり込みに関する注意喚起が実行されているときに特定の画像が動作する場合、遊技者の関心が特定の画像へ移ってしまう虞があるが、特定の画像を動作させずに表示され続けるようにすることで、のめり込みに関する注意喚起への関心が低下してしまうようなことを抑制することができる。
(62)特定期間内にボーナス遊技状態(特別状態)における初回の変動ゲームが開始される場合には、のめり込みに関する注意喚起が終了せずに実行され続ける。このため、ボーナス遊技状態における初回の変動ゲームが開始されるよりも前にのめり込みに関する注意喚起の実行が開始されてから少なくとも特定期間内においてはのめり込みに関する注意喚起を実行することができ、のめり込みに関する注意喚起を効果的に実行することができる。また、ボーナス遊技状態における初回の変動ゲームが開始されるよりも前にのめり込みに関する注意喚起の実行が開始されてから特定期間後にボーナス遊技状態における初回の変動ゲームが開始された場合、当該変動ゲームが開始されるまではのめり込みに関する注意喚起が実行され続ける。このため、ボーナス遊技状態における初回の変動ゲームが開始されるよりも前において、当該初回の変動ゲームが特定期間内に開始されなかったとしても、当該初回の変動ゲームが特定期間後に開始されるまではのめり込みに関する注意喚起を実行することができ、のめり込みに関する注意喚起を効果的に実行することができる。
(63)停滞制御が実行されてプレイが一時的に停滞された後にのめり込みに関する注意喚起が実行されることにより、のめり込みに関する注意喚起へ注目させ易くなる。また、特定期間は、ボーナス遊技状態(特別状態)における初回の変動ゲーム(遊技)が開始されるよりも前に停滞制御が実行される実行期間よりも長くした。これにより、例えば、のめり込みに関する注意喚起への関心が低い遊技者が停滞制御の終了直後に、ボーナス遊技状態における初回の変動ゲームを実行させるなどしても特定期間内であれば、のめり込みに関する注意喚起は終了せずに実行され続ける。このため、のめり込みに関する注意喚起が終了しないことに対して違和感を与え、当該のめり込みに関する注意喚起への関心を高めることができる。この結果、のめり込みに関する注意喚起に興味のない遊技者に対して、効果的にのめり込みに関する注意喚起を実行することができる。
(64)特定期間内に有利演出状態(特定状態)における初回の変動ゲームが開始される場合には、のめり込みに関する注意喚起が終了せずに実行され続ける。このため、有利演出状態における初回の変動ゲームが開始されるよりも前にのめり込みに関する注意喚起の実行が開始されてから少なくとも特定期間内においてはのめり込みに関する注意喚起を実行することができ、のめり込みに関する注意喚起を効果的に実行することができる。また、有利演出状態における初回の変動ゲームが開始されるよりも前にのめり込みに関する注意喚起の実行が開始されてから特定期間後に有利演出状態における初回の変動ゲームが開始された場合、当該変動ゲームが開始されるまではのめり込みに関する注意喚起が実行され続ける。このため、有利演出状態における初回の変動ゲームが開始されるよりも前において、当該初回の変動ゲームが特定期間内に開始されなかったとしても、当該初回の変動ゲームが特定期間後に開始されるまではのめり込みに関する注意喚起を実行することができ、のめり込みに関する注意喚起を効果的に実行することができる。
(65)停滞制御が実行されてプレイが一時的に停滞された後にのめり込みに関する注意喚起が実行されることにより、のめり込みに関する注意喚起へ注目させ易くなる。また、特定期間は、有利演出状態(特定状態)における初回の変動ゲーム(遊技)が開始されるよりも前に停滞制御が実行される実行期間よりも長くした。これにより、例えば、のめり込みに関する注意喚起への関心が低い遊技者が停滞制御の終了直後に、有利演出状態における初回の変動ゲームを実行させるなどしても特定期間内であれば、のめり込みに関する注意喚起は終了せずに実行され続ける。このため、のめり込みに関する注意喚起が終了しないことに対して違和感を与え、当該のめり込みに関する注意喚起への関心を高めることができる。この結果、のめり込みに関する注意喚起に興味のない遊技者に対して、効果的にのめり込みに関する注意喚起を実行することができる。
(66)待機演出の実行中に実行されるのめり込みに関する注意喚起の内容とボーナス遊技状態(特別状態)における初回の変動ゲーム(遊技)が開始されるよりも前に実行されるのめり込みに関する注意喚起の内容が異なる場合、それぞれが異なる事象を注意喚起しているなどの誤認が発生する虞がある。しかし、待機演出の実行中に実行されるのめり込みに関する注意喚起の内容と、ボーナス遊技状態における初回の変動ゲームが開始されるよりも前に実行されるのめり込みに関する注意喚起の内容と、を同一とすることによって、共通してのめり込みに関する注意喚起を実行でき、当該注意喚起に対する誤認を抑制できる。
(67)待機演出の実行中に実行されるのめり込みに関する注意喚起の内容と有利演出状態(特定状態)における初回の変動ゲーム(遊技)が開始されるよりも前に実行されるのめり込みに関する注意喚起の内容が異なる場合、それぞれが異なる事象を注意喚起しているなどの誤認が発生する虞がある。しかし、待機演出の実行中に実行されるのめり込みに関する注意喚起の内容と、有利演出状態における初回の変動ゲームが開始されるよりも前に実行されるのめり込みに関する注意喚起の内容と、を同一とすることによって、共通してのめり込みに関する注意喚起を実行でき、当該注意喚起に対する誤認を抑制できる。
(68)有利演出状態における初回の変動ゲームが開始されるよりも前に実行されるのめり込みに関する注意喚起の内容が、待機演出の実行中やボーナス遊技状態における初回の変動ゲームが開始されるよりも前に実行されるのめり込みに関する注意喚起の内容と異なる場合、それぞれが異なる事象を注意喚起しているなどの誤認が発生する虞がある。しかし、有利演出状態における初回の変動ゲームが開始されるよりも前に実行されるのめり込みに関する注意喚起の内容を、待機演出の実行中に実行されるのめり込みに関する注意喚起の内容及びボーナス遊技における初回の変動ゲームが開始されるよりも前に実行されるのめり込みに関する注意喚起の内容と同一とした。これにより、共通してのめり込みに関する注意喚起を実行でき、当該注意喚起に対する誤認を抑制できる。
(69)待機演出の実行中に実行されるのめり込みに関する注意喚起の態様は、ボーナス遊技状態における初回の変動ゲームが開始されるよりも前に実行されるのめり込みに関する注意喚起の態様と異なる。これにより、待機演出の実行中、及び、ボーナス遊技状態における初回の変動ゲームが開始されるよりも前の各状況に応じて、効果的にのめり込みに関する注意喚起を実行し、のめり込みを抑制することができる。
(70)待機演出の実行中に実行されるのめり込みに関する注意喚起の態様は、有利演出状態における初回の変動ゲームが開始されるよりも前に実行されるのめり込みに関する注意喚起の態様と異なる。これにより、待機演出の実行中、及び、有利演出状態における初回の変動ゲームが開始されるよりも前の各状況に応じて、効果的にのめり込みに関する注意喚起を実行し、のめり込みを抑制することができる。
(71)ボーナス遊技状態における初回の変動ゲームが開始されるよりも前に実行されるのめり込みに関する注意喚起の態様は、有利演出状態における初回の変動ゲームが開始されるよりも前に実行されるのめり込みに関する注意喚起の態様と異なる。これにより、ボーナス遊技状態における初回の変動ゲームが開始されるよりも前、及び、有利演出状態における初回の変動ゲームが開始されるよりも前の各状況に応じて、効果的にのめり込みに関する注意喚起を実行し、のめり込みを抑制することができる。
(第3実施形態)
次に、遊技機の第3実施形態について説明する。なお、第1実施形態と同様の構成は、第1実施形態と同じ符号を付し、その詳細な説明及び図面については省略する。
第1実施形態では、ボーナス遊技状態における最終回の変動ゲーム後に停滞制御が実行され、当該停滞制御の実行が開始された後、のめり込みに関する注意喚起が実行された。一方、第3実施形態では、ボーナス遊技状態であるときに(ボーナス遊技状態の途中に)停滞制御が実行され、当該停滞制御の実行が開始された後、のめり込みに関する注意喚起が実行される。また、第1実施形態では、有利演出状態における最終回の変動ゲーム後に停滞制御が実行され、当該停滞制御の実行が開始された後、のめり込みに関する注意喚起が実行された。一方、第3実施形態では、有利演出状態であるときに(有利演出状態の途中に)停滞制御が実行され、当該停滞制御の実行が開始された後、のめり込みに関する注意喚起が実行される。
第3実施形態では、第1ボーナス遊技状態の途中で所定の実行条件が成立する場合に停滞制御が実行される。具体的に、第3実施形態では、第1ボーナス遊技状態において10回目の変動ゲームが実行されることで、所定の実行条件が成立する。したがって、第3実施形態では、第1ボーナス遊技状態において10回目の変動ゲームが実行された後を第1ボーナス遊技状態の途中としており、第1ボーナス遊技状態において10回目の変動ゲームが実行された後に停滞制御が実行される。なお、主制御用CPU40aは、第1ボーナス遊技状態又は第1ボーナス演出状態に制御されてから実行された変動ゲームの回数を計数する計数処理を行い、当該計数処理における計数結果から第1ボーナス遊技状態又は第1ボーナス演出状態において実行された変動ゲームの回数を特定可能となっている。
また、第3実施形態では、第2ボーナス遊技状態の途中で所定の実行条件が成立する場合に停滞制御が実行される。具体的に、第3実施形態では、第2ボーナス遊技状態において5回目の変動ゲームが実行されることで、所定の実行条件が成立する。したがって、第3実施形態では、第2ボーナス遊技状態において5回目の変動ゲームが実行された後を第2ボーナス遊技状態の途中としており、第2ボーナス遊技状態において5回目の変動ゲームが実行された後に停滞制御が実行される。なお、主制御用CPU40aは、第2ボーナス遊技状態又は第2ボーナス演出状態に制御されてから実行された変動ゲームの回数を計数する計数処理を行い、当該計数処理における計数結果から第2ボーナス遊技状態又は第2ボーナス演出状態において実行された変動ゲームの回数を特定可能となっている。
第3実施形態では、有利演出状態の途中で所定の実行条件が成立する場合に停滞制御が実行される。具体的に、第3実施形態では、有利演出状態において10回目の変動ゲームが実行されることで、所定の実行条件が成立する。したがって、第3実施形態では、有利演出状態において10回目の変動ゲームが実行された後を有利演出状態の途中としており、有利演出状態において10回目の変動ゲームが実行された後に停滞制御が実行される。なお、主制御用CPU40aは、有利演出状態に制御されてから実行された変動ゲームの回数を計数する計数処理を行い、当該計数処理における計数結果から有利演出状態において実行された変動ゲームの回数を特定可能となっている。
ここで、図30に基づき、第3実施形態における特別停滞処理について説明する。
第3実施形態の特定停滞処理において主制御用CPU40aは、第1ボーナス演出状態の途中であるかを判定する(ステップS401)。ステップS401において主制御用CPU40aは、第1ボーナス演出状態となってから10回目の変動ゲームが終了したかを判定する。すなわち、ステップS401において主制御用CPU40aは、第1ボーナス遊技状態の途中で成立する所定の実行条件が成立するかを判定する。ステップS401において第1ボーナス演出状態となってから10回目の変動ゲームが終了したと判定されることは、第1ボーナス遊技状態の途中であると判定されることに相当する。また、第1ボーナス演出状態の途中である場合(ステップS401:YES)、主制御用CPU40aは、第1停滞開始コマンドの出力処理を行う(ステップS402)。第1停滞開始コマンドの出力処理において主制御用CPU40aは、第1停滞開始コマンドを出力バッファに格納する。続いて、主制御用CPU40aは、インターバル時間の計測処理を行う(ステップS403)。ステップS403において主制御用CPU40aは、所定のインターバル時間を計測し、当該インターバル時間が経過するまで待機する。そして、インターバル時間が経過してインターバル時間の計測処理を終えると、主制御用CPU40aは、第1停滞終了コマンドの出力処理を行い(ステップS404)、特別停滞処理を終了する。第1停滞終了コマンドの出力処理において主制御用CPU40aは、第1停滞終了コマンドを出力バッファに格納する。
第1ボーナス演出状態の途中でない場合(ステップS401:NO)、主制御用CPU40aは、第2ボーナス演出状態の途中であるかを判定する(ステップS405)。ステップS405において主制御用CPU40aは、第2ボーナス演出状態となってから5回目の変動ゲームが終了したかを判定する。すなわち、ステップS405において主制御用CPU40aは、第2ボーナス遊技状態の途中で成立する所定の実行条件が成立するかを判定する。ステップS405において第2ボーナス演出状態となってから5回目の変動ゲームが終了したと判定されることは、第2ボーナス遊技状態の途中であると判定されることに相当する。また、第2ボーナス演出状態の途中である場合(ステップS405:YES)、主制御用CPU40aは、第2停滞開始コマンドの出力処理を行う(ステップS406)。第2停滞開始コマンドの出力処理において主制御用CPU40aは、第2停滞開始コマンドを出力バッファに格納する。続いて、主制御用CPU40aは、インターバル時間の計測処理を行う(ステップS407)。ステップS407において主制御用CPU40aは、所定のインターバル時間を計測し、当該インターバル時間が経過するまで待機する。そして、インターバル時間が経過してインターバル時間の計測処理を終えると、主制御用CPU40aは、第2停滞終了コマンドの出力処理を行い(ステップS408)、特別停滞処理を終了する。第2停滞終了コマンドの出力処理において主制御用CPU40aは、第2停滞終了コマンドを出力バッファに格納する。
第2ボーナス演出状態の途中でない場合(ステップS405:NO)、主制御用CPU40aは、有利演出状態の途中であるかを判定する(ステップS409)。ステップS409において主制御用CPU40aは、有利演出状態となってから10回目の変動ゲームが終了したかを判定する。すなわち、ステップS409において主制御用CPU40aは、有利演出状態の途中で成立する所定の実行条件が成立するかを判定する。ステップS409において有利演出状態となってから10回目の変動ゲームが終了したと判定されることは、有利演出状態の途中であると判定されることに相当する。有利演出状態の途中でない場合(ステップS409:NO)、主制御用CPU40aは、特別停滞処理を終了する。一方、有利演出状態の途中である場合(ステップS409:YES)、主制御用CPU40aは、第3停滞開始コマンドの出力処理を行う(ステップS410)。第3停滞開始コマンドの出力処理において主制御用CPU40aは、第3停滞開始コマンドを出力バッファに格納する。なお、第3停滞開始コマンドには、特別第3停滞開始コマンドと、非特別第3停滞開始コマンドと、がある。そして、有利演出状態の中でも第2有利演出状態である場合、ステップS410において主制御用CPU40aは、特別第3停滞開始コマンドを出力バッファに格納する。一方、有利演出状態の中でも第1有利演出状態である場合、ステップS410において主制御用CPU40aは、非特別第3停滞開始コマンドを出力バッファに格納する。
続いて、主制御用CPU40aは、インターバル時間の計測処理を行う(ステップS411)。ステップS411において主制御用CPU40aは、所定のインターバル時間を計測し、当該インターバル時間が経過するまで待機する。そして、インターバル時間が経過してインターバル時間の計測処理を終えると、主制御用CPU40aは、第3停滞終了コマンドの出力処理を行い(ステップS412)、特別停滞処理を終了する。第3停滞終了コマンドの出力処理において主制御用CPU40aは、第3停滞終了コマンドを出力バッファに格納する。
本実施形態では、ステップS402〜ステップS404の処理、ステップS406〜ステップS408の処理及びステップS410〜ステップS412の処理が、停滞制御に相当する。以下の説明では、ステップS402〜ステップS404の処理が行われること、ステップS406〜ステップS408の処理が行われること、及び、ステップS410〜ステップS412の処理が行われることを、それぞれ「停滞制御が実行される」という場合がある。本実施形態では、主制御用CPU40aがステップS402〜ステップS404の処理、ステップS406〜ステップS408の処理及びステップS410〜ステップS412の処理のうち何れかの処理を行うことによって、停滞制御を実行する停滞制御手段としての機能が実現される。また、本実施形態において、ステップS402〜ステップS404の処理、ステップS406〜ステップS408の処理及びステップS410〜ステップS412の処理のうち、ステップS403、ステップS407及びステップS411の処理では、所定のインターバル時間の計測する制御、すなわち、所定のインターバル時間の計測制御が行われる。また、本実施形態において、ステップS402〜ステップS404の処理及びステップS406〜ステップS408の処理は、特別状態に相当するボーナス遊技状態であるときに行われることから、特別状態であるときに停滞制御が実行されることがわかる。同様に、本実施形態において、ステップS410〜ステップS412の処理は、特定状態に相当する有利演出状態であるときに行われることから、特定状態であるときに停滞制御が実行されることがわかる。
第3実施形態のスロットマシン10において、停滞制御が実行された場合、演出表示装置14では、インターバル演出が実行される。スロットマシン10では、インターバル演出の実行中、演出表示装置14において、登場演出が実行される場合がある。
次に、各種のインターバル演出について説明する。
なお、主制御用CPU40aによって特別停滞処理のステップS402〜ステップS404の処理が行われ、停滞制御の実行が開始された後、演出表示装置14では、第1ボーナス演出状態中のインターバル演出が実行される。また、主制御用CPU40aによって特別停滞処理のステップS404〜ステップS406の処理が行われ、停滞制御の実行が開始された後、演出表示装置14では、第2ボーナス演出状態中のインターバル演出が実行される。また、主制御用CPU40aによって特別停滞処理のステップS410〜ステップS412の処理が行われ、停滞制御の実行が開始された後、演出表示装置14では、有利演出状態中のインターバル演出が実行される。
図31(a)に示すように、第1ボーナス遊技状態であるとき(第1ボーナス遊技状態の途中)、演出表示装置14には、注意喚起画像TGaが表示され、のめり込みに関する注意喚起が実行される。すなわち、第1ボーナス遊技状態であるときに実行されるのめり込みに関する注意喚起は、『パチンコ・パチスロは適度に楽しむ遊びです。』の文字を表示する内容となっている。また、第1ボーナス遊技状態であるときに実行されるのめり込みに関する注意喚起は、『のめり込みに注意しましょう。』という文字を表示する内容となっている。スロットマシン10では、正面視において、所定の注意喚起画像に相当する注意喚起画像TGaの横幅は、1つのリールの横幅よりも長い。
また、注意喚起画像TGaは、演出表示装置14の表示領域のうち透過領域14aを含まない表示領域に表示される。すなわち、注意喚起画像TGaが表示される表示領域は、透過型ディスプレイの演出表示装置14において、後側に配置されたリール13a〜13cを視認可能なリール視認領域としての透過領域14aとは別の表示領域である。このように、スロットマシン10では、透過型ディスプレイの表示領域のうちリール視認領域とは別の表示領域において、注意喚起画像TGaが表示されてのめり込みに関する注意喚起が実行される。また、注意喚起画像TGaが表示される表示領域は、正面視において、ハート可動体25の動作領域とは重ならない領域である。本実施形態では、注意喚起画像TGaが表示される表示領域が所定の演出領域に相当する。そして、本実施形態では、所定の演出領域において注意喚起画像TGaが表示されることで、所定の演出領域においてのめり込みに関する注意喚起が実行される。以上のように、注意喚起画像TGaが表示される表示領域は、リール視認領域としての透過領域14aとは別の表示領域であって、且つ、特定の可動体としてのハート可動体25の動作領域と重ならない領域である。
以下の説明では、第1ボーナス遊技状態であるときに実行されるインターバル演出を、第1のインターバル演出と示す。第1のインターバル演出では、演出表示装置14において画像IN1が表示される。画像IN1は、『たくさんメダルを獲得しろ!』の文字(文字情報)を含む画像である。なお、第1のインターバル演出が実行されたときに表示される画像IN1は、演出表示装置14において、動作せずに表示され続ける。すなわち、ボーナス遊技状態であるときに停滞制御が実行された場合、当該ボーナス遊技状態であるときに表示された特定の画像(例えば、画像IN1)が動作せずに表示され続け、当該特定の画像の動作が停滞される。すなわち、本実施形態では、特別状態であるときに停滞制御が実行された場合、特別状態であるときに表示された特定の画像が動作せずに表示され続け、当該特定の画像の動作が停滞される。
第1のインターバル演出が実行されるときにおいて、第3キャラクタが登場する演出内容で登場演出が実行される場合、演出表示装置14には、第3キャラクタを模した画像CH3が表示される。このとき、演出表示装置14において、画像CH3は、注意喚起画像TGaよりも背面側に表示される。このように、本実施形態では、のめり込みに関する注意喚起が実行されているときに、特定演出に相当する登場演出が実行される。
図31(b)に示すように、第2ボーナス遊技状態であるとき(第2ボーナス遊技状態の途中)、演出表示装置14には、注意喚起画像TGcが表示され、のめり込みに関する注意喚起が実行される。すなわち、第2ボーナス遊技状態であるときに実行されるのめり込みに関する注意喚起は、『パチンコ・パチスロは適度に楽しむ遊びです。』の文字を表示する内容となっている。また、第2ボーナス遊技状態であるときに実行されるのめり込みに関する注意喚起は、『のめり込みに注意しましょう。』という文字を表示する内容となっている。スロットマシン10では、正面視において、所定の注意喚起画像に相当する注意喚起画像TGcの横幅は、1つのリールの横幅よりも長い。
また、注意喚起画像TGcは、演出表示装置14の表示領域のうち透過領域14aを含まない表示領域に表示される。すなわち、注意喚起画像TGcが表示される表示領域は、透過型ディスプレイの演出表示装置14において、後側に配置されたリール13a〜13cを視認可能なリール視認領域としての透過領域14aとは別の表示領域である。このように、スロットマシン10では、透過型ディスプレイの表示領域のうちリール視認領域とは別の表示領域において、注意喚起画像TGcが表示されてのめり込みに関する注意喚起が実行される。また、注意喚起画像TGcが表示される表示領域は、正面視において、ハート可動体25の動作領域とは重ならない領域である。本実施形態では、注意喚起画像TGcが表示される表示領域が所定の演出領域に相当する。そして、本実施形態では、所定の演出領域において注意喚起画像TGcが表示されることで、所定の演出領域においてのめり込みに関する注意喚起が実行される。以上のように、注意喚起画像TGcが表示される表示領域は、リール視認領域としての透過領域14aとは別の表示領域であって、且つ、特定の可動体としてのハート可動体25の動作領域と重ならない領域である。
以下の説明では、第2ボーナス遊技状態であるときに実行されるインターバル演出を、第2のインターバル演出と示す。第2のインターバル演出では、演出表示装置14において画像IN2が表示される。画像IN2は、『まだまだ、これから!』の文字(文字情報)を含む画像である。なお、第2のインターバル演出が実行されたときに表示される画像IN2は、演出表示装置14において、動作せずに表示され続ける。すなわち、ボーナス遊技状態であるときに停滞制御が実行された場合、当該ボーナス遊技状態であるときに表示された特定の画像(例えば、画像IN2)が動作せずに表示され続け、当該特定の画像の動作が停滞される。すなわち、本実施形態では、特別状態であるときに停滞制御が実行された場合、特別状態であるときに表示された特定の画像が動作せずに表示され続け、当該特定の画像の動作が停滞される。
第2のインターバル演出が実行されるときにおいて、第1キャラクタが登場する演出内容で登場演出が実行される場合、演出表示装置14には、第1キャラクタを模した画像CH1が表示される。このとき、演出表示装置14において、画像CH1は、注意喚起画像TGcよりも背面側に表示される。このように、本実施形態では、のめり込みに関する注意喚起が実行されているときに、特定演出に相当する登場演出が実行される。
図31(c)に示すように、第1有利演出状態であるとき(第1有利演出状態の途中)、演出表示装置14には、注意喚起画像TGeが表示され、のめり込みに関する注意喚起が実行される。すなわち、第1有利演出状態であるときに実行されるのめり込みに関する注意喚起は、『パチンコ・パチスロは適度に楽しむ遊びです。』の文字を表示する内容となっている。また、第1有利演出状態であるときに実行されるのめり込みに関する注意喚起は、『のめり込みに注意しましょう。』という文字を表示する内容となっている。スロットマシン10では、正面視において、所定の注意喚起画像に相当する注意喚起画像TGeの横幅は、1つのリールの横幅よりも長い。
また、注意喚起画像TGeは、演出表示装置14の表示領域のうち透過領域14aを含まない表示領域に表示される。すなわち、注意喚起画像TGeが表示される表示領域は、透過型ディスプレイの演出表示装置14において、後側に配置されたリール13a〜13cを視認可能なリール視認領域としての透過領域14aとは別の表示領域である。このように、スロットマシン10では、透過型ディスプレイの表示領域のうちリール視認領域とは別の表示領域において、注意喚起画像TGeが表示されてのめり込みに関する注意喚起が実行される。また、注意喚起画像TGeが表示される表示領域は、正面視において、ハート可動体25の動作領域とは重ならない領域である。本実施形態では、注意喚起画像TGeが表示される表示領域が所定の演出領域に相当する。そして、本実施形態では、所定の演出領域において注意喚起画像TGeが表示されることで、所定の演出領域においてのめり込みに関する注意喚起が実行される。以上のように、注意喚起画像TGeが表示される表示領域は、リール視認領域としての透過領域14aとは別の表示領域であって、且つ、特定の可動体としてのハート可動体25の動作領域と重ならない領域である。
以下の説明では、第1有利演出状態であるときに実行されるインターバル演出を、第3のインターバル演出と示す。第3のインターバル演出では、演出表示装置14において画像IN3が表示される。画像IN3は、『これからが勝負だ!』の文字(文字情報)を含む画像である。なお、第3のインターバル演出が実行されたときに表示される画像IN3は、演出表示装置14において、動作せずに表示され続ける。すなわち、有利演出状態であるときに停滞制御が実行された場合、当該有利演出状態であるときに表示された特定の画像(例えば、画像IN3)が動作せずに表示され続け、当該特定の画像の動作が停滞される。すなわち、本実施形態では、特定状態における初回の遊技が開始されるよりも前に停滞制御が実行された場合、特定状態における初回の遊技が開始されるよりも前に表示された特定の画像が動作せずに表示され続け、当該特定の画像の動作が停滞される。
第3のインターバル演出が実行されるときにおいて、第2キャラクタが登場する演出内容で登場演出が実行される場合、演出表示装置14には、第2キャラクタを模した画像CH2が表示される。このとき、演出表示装置14において、画像CH2は、注意喚起画像TGeよりも背面側に表示される。このように、本実施形態では、のめり込みに関する注意喚起が実行されているときに、特定演出に相当する登場演出が実行される。
図31(d)に示すように、第1有利演出状態であるとき(第1有利演出状態の途中)、演出表示装置14には、注意喚起画像TGfが表示され、のめり込みに関する注意喚起が実行される。すなわち、第2有利演出状態であるときに実行されるのめり込みに関する注意喚起は、『パチンコ・パチスロは適度に楽しむ遊びです。』の文字を表示する内容となっている。また、第2有利演出状態であるときに実行されるのめり込みに関する注意喚起は、『のめり込みに注意しましょう。』という文字を表示する内容となっている。スロットマシン10では、正面視において、所定の注意喚起画像に相当する注意喚起画像TGfの横幅は、1つのリールの横幅よりも長い。
また、注意喚起画像TGfは、演出表示装置14の表示領域のうち透過領域14aを含まない表示領域に表示される。すなわち、注意喚起画像TGfが表示される表示領域は、透過型ディスプレイの演出表示装置14において、後側に配置されたリール13a〜13cを視認可能なリール視認領域としての透過領域14aとは別の表示領域である。このように、スロットマシン10では、透過型ディスプレイの表示領域のうちリール視認領域とは別の表示領域において、注意喚起画像TGfが表示されてのめり込みに関する注意喚起が実行される。また、注意喚起画像TGfが表示される表示領域は、正面視において、ハート可動体25の動作領域とは重ならない領域である。本実施形態では、注意喚起画像TGfが表示される表示領域が所定の演出領域に相当する。そして、本実施形態では、所定の演出領域において注意喚起画像TGfが表示されることで、所定の演出領域においてのめり込みに関する注意喚起が実行される。以上のように、注意喚起画像TGfが表示される表示領域は、リール視認領域としての透過領域14aとは別の表示領域であって、且つ、特定の可動体としてのハート可動体25の動作領域と重ならない領域である。
以下の説明では、第2有利演出状態であるときに実行されるインターバル演出を、第4のインターバル演出と示す。第4のインターバル演出では、ハート可動体25が動作する。ハート可動体25の動作領域とは重ならない領域に注意喚起画像TGfが表示されるため、正面視において、ハート可動体25が動作する場合であっても当該ハート可動体25が注意喚起画像TGfとは被らない。
第4のインターバル演出では、演出表示装置14において画像IN4が表示される。画像IN4は、『勝負の時!』の文字(文字情報)を含む画像である。なお、第4のインターバル演出が実行されたときに表示される画像IN4は、演出表示装置14において、動作せずに表示され続ける。すなわち、有利演出状態であるときに停滞制御が実行された場合、当該有利演出状態であるときに表示された特定の画像(例えば、画像IN4)が動作せずに表示され続け、当該特定の画像の動作が停滞される。すなわち、本実施形態では、特定状態であるときに停滞制御が実行された場合、特定状態であるときに表示された特定の画像が動作せずに表示され続け、当該特定の画像の動作が停滞される。
第4のインターバル演出が実行されるときにおいて、第3キャラクタが登場する演出内容で登場演出が実行される場合、演出表示装置14には、第3キャラクタを模した画像CH3が表示される。このとき、演出表示装置14において、画像CH3は、注意喚起画像TGfよりも背面側に表示される。このように、本実施形態では、のめり込みに関する注意喚起が実行されているときに、特定演出に相当する登場演出が実行される。
以下、各種のインターバル演出に係る制御について説明する。
まず、第1のインターバル演出に係る制御について説明する。
第1停滞開始コマンドを入力した場合、副制御用CPU41aは、第1のインターバル演出が実行されるように、演出表示装置14を制御する。具体的に、第1停滞開始コマンドを入力した場合、副制御用CPU41aは、注意喚起画像TGaが表示されるように、演出表示装置14を制御する。なお、本実施形態では、特別停滞処理のステップS402において第1停滞開始コマンドを主制御用CPU40aが出力バッファに格納した後、当該第1停滞開始コマンドが副制御用CPU41aに入力されることから、停滞制御の実行が開始された後、のめり込みに関する注意喚起が実行される。また、第1停滞開始コマンドを入力した場合、副制御用CPU41aは、画像IN1が表示されるように、演出表示装置14を制御する。
また、第1停滞開始コマンドを入力した場合、副制御用CPU41aは、登場演出の演出内容を決定し、当該決定した演出内容の登場演出が実行されるように、演出表示装置14を制御する。第3実施形態において副制御用CPU41aは、第1実施形態と同様、図19(a)に示す決定確率の下、登場演出の演出内容を決定する。なお、副制御用CPU41aは、以下に説明する第2のインターバル演出〜第4のインターバル演出が実行されるときも第1のインターバル演出が実行されるときと同様に、登場演出の演出内容を決定する。また、第1停滞開始コマンドを入力した場合、副制御用CPU41aは、特別視認制御を実行する。第1実施形態と同様、特別視認制御において副制御用CPU41aは、バックライトBLが消灯するように、バックライトBLを制御する。また、特別視認制御において副制御用CPU41aは、演出表示装置14における少なくとも透過領域14aにおいて一色の画像が表示されるように、演出表示装置14を制御する。
また、第1のインターバル演出を実行させる場合、つまり、第1停滞開始コマンドを入力した場合、副制御用CPU41aは、注意喚起画像TGaを表示させた後、特定時間の計測を開始する。そして、特定時間の計測を開始してから特定時間が経過するよりも前に変動ゲーム開始コマンドを入力した場合、副制御用CPU41aは、少なくとも特定時間が経過するまでは注意喚起画像TGaが表示されるように、演出表示装置14を制御する。本実施形態では、特定時間の計測を開始してから当該特定時間が経過するまでの期間が特定期間に相当する。そして、本実施形態では、ステップS403において計測されるインターバル時間を含む停滞制御が実行される実行期間は、特定時間、つまり、特定期間よりも短い。
また、特定時間の計測を開始してから特定時間を経過するよりも前に変動ゲーム開始コマンドを入力した場合、副制御用CPU41aは、第1のインターバル演出が終了するように、演出表示装置14を制御する。この結果、演出表示装置14では、画像IN1及び登場演出に係る画像(例えば、画像CH3)の表示は終了するものの、注意喚起画像TGaは表示され続ける。このように、本実施形態では、特別状態であるときにのめり込みに関する注意喚起の実行が開始されてから特定時間が経過するまでの間(特定期間内)に、次の遊技が開始された場合にはのめり込みに関する注意喚起が実行され続ける。また、特定時間が経過した後に変動ゲーム開始コマンドを入力した場合、副制御用CPU41aは、変動ゲーム開始コマンドを入力したことを契機に、注意喚起画像TGaの表示が終了するように、演出表示装置14を制御する。このように、本実施形態では、特別状態であるときにのめり込みに関する注意喚起の実行が開始されてから特定期間後に次の遊技が開始された場合にはのめり込みに関する注意喚起の実行が終了する。因みに、特定時間の計測が開始されてから、当該特定期間の経過前と経過後の何れにおいてベット数が設定される場合であっても、第1のインターバル演出は終了せずに実行され続け、のめり込みに関する注意喚起が実行され続ける。
また、第1のインターバル演出の実行中において精算コマンドを入力した場合、副制御用CPU41aは、第1のインターバル演出が終了するように、演出表示装置14を制御する。このとき、副制御用CPU41aは、注意喚起画像TGaの表示についても終了するように、演出表示装置14を制御する。なお、特定時間の計測を開始してから特定時間を経過するよりも前に精算コマンドを入力した場合であっても、副制御用CPU41aは、第1のインターバル演出を終了させる際に注意喚起画像TGaの表示も終了させる。第1実施形態と同様、精算コマンドを入力した場合、副制御用CPU41aは、精算演出の実行、及び、記憶媒体の返却に関する注意喚起の実行を制御する。このため、のめり込みに関する注意喚起が実行されているときに精算ボタン19が操作された場合、演出表示装置14では、のめり込みに関する注意喚起の実行が終了し、記憶媒体の返却に関する注意喚起が実行されることとなる。すなわち、本実施形態では、のめり込みに関する注意喚起が実行されているときに精算操作手段が操作された場合、演出実行手段では、のめり込みに関する注意喚起の実行が終了し、記憶媒体の返却に関する注意喚起が実行される。更に、その後もベット数が設定されることなく待機時間が経過すると、再遊技が付与されていないときであれば、演出表示装置14では、待機演出が実行され、当該待機演出の実行中にのめり込みに関する注意喚起が実行される。
次に、第2のインターバル演出に係る制御について説明する。
第2停滞開始コマンドを入力した場合、副制御用CPU41aは、第2のインターバル演出が実行されるように、演出表示装置14を制御する。具体的に、第2停滞開始コマンドを入力した場合、副制御用CPU41aは、注意喚起画像TGcが表示されるように、演出表示装置14を制御する。なお、本実施形態では、特別停滞処理のステップS406において第2停滞開始コマンドを主制御用CPU40aが出力バッファに格納した後、当該第2停滞開始コマンドが副制御用CPU41aに入力されることから、停滞制御の実行が開始された後、のめり込みに関する注意喚起が実行される。また、第2停滞開始コマンドを入力した場合、副制御用CPU41aは、画像IN2が表示されるように、演出表示装置14を制御する。また、第2停滞開始コマンドを入力した場合、副制御用CPU41aは、登場演出の演出内容を決定し、当該決定した演出内容の登場演出が実行されるように、演出表示装置14を制御する。また、第2停滞開始コマンドを入力した場合、副制御用CPU41aは、特別視認制御を実行する。
また、第2のインターバル演出を実行させる場合、つまり、第2停滞開始コマンドを入力した場合、副制御用CPU41aは、注意喚起画像TGcを表示させた後、特定時間の計測を開始する。そして、特定時間の計測を開始してから特定時間が経過するよりも前に変動ゲーム開始コマンドを入力した場合、副制御用CPU41aは、少なくとも特定時間が経過するまでは注意喚起画像TGcが表示されるように、演出表示装置14を制御する。本実施形態では、特定時間の計測を開始してから当該特定時間が経過するまでの期間が特定期間に相当する。そして、本実施形態では、ステップS407において計測されるインターバル時間を含む停滞制御が実行される実行期間は、特定時間、つまり、特定期間よりも短い。
また、特定時間の計測を開始してから特定時間を経過するよりも前に変動ゲーム開始コマンドを入力した場合、副制御用CPU41aは、第2のインターバル演出が終了するように、演出表示装置14を制御する。この結果、演出表示装置14では、画像IN2及び登場演出に係る画像の表示は終了するものの、注意喚起画像TGcは表示され続ける。このように、本実施形態では、特別状態であるときにのめり込みに関する注意喚起の実行が開始されてから特定時間が経過するまでの間(特定期間内)に、次の遊技が開始された場合にはのめり込みに関する注意喚起が実行され続ける。また、特定時間が経過した後に変動ゲーム開始コマンドを入力した場合、副制御用CPU41aは、変動ゲーム開始コマンドを入力したことを契機に、注意喚起画像TGcの表示が終了するように、演出表示装置14を制御する。このように、本実施形態では、特別状態であるときにのめり込みに関する注意喚起の実行が開始されてから特定期間後に次の遊技が開始された場合にはのめり込みに関する注意喚起の実行が終了する。因みに、特定時間の計測が開始されてから、当該特定期間の経過前と経過後の何れにおいてベット数が設定される場合であっても、第2のインターバル演出は終了せずに実行され続け、のめり込みに関する注意喚起が実行され続ける。
また、第2のインターバル演出の実行中において精算コマンドを入力した場合、副制御用CPU41aは、第2のインターバル演出が終了するように、演出表示装置14を制御する。このとき、副制御用CPU41aは、注意喚起画像TGcの表示についても終了するように、演出表示装置14を制御する。なお、特定時間の計測を開始してから特定時間を経過するよりも前に精算コマンドを入力した場合であっても、副制御用CPU41aは、第2のインターバル演出を終了させる際に注意喚起画像TGcの表示も終了させる。前述したように、精算コマンドを入力した場合、副制御用CPU41aは、精算演出の実行、及び、記憶媒体の返却に関する注意喚起の実行を制御する。このため、のめり込みに関する注意喚起が実行されているときに精算ボタン19が操作された場合、演出表示装置14では、のめり込みに関する注意喚起の実行が終了し、記憶媒体の返却に関する注意喚起が実行されることとなる。すなわち、本実施形態では、のめり込みに関する注意喚起が実行されているときに精算操作手段が操作された場合、演出実行手段では、のめり込みに関する注意喚起の実行が終了し、記憶媒体の返却に関する注意喚起が実行される。更に、その後もベット数が設定されることなく待機時間が経過すると、再遊技が付与されていないときであれば、演出表示装置14では、待機演出が実行され、当該待機演出の実行中にのめり込みに関する注意喚起が実行される。
次に、第3のインターバル演出に係る制御について説明する。
非特別第3停滞開始コマンドを入力した場合、副制御用CPU41aは、第3のインターバル演出が実行されるように、演出表示装置14を制御する。具体的に、非特別第3停滞開始コマンドを入力した場合、副制御用CPU41aは、注意喚起画像TGeが表示されるように、演出表示装置14を制御する。なお、本実施形態では、特別停滞処理のステップS410において非特別第3停滞開始コマンドを主制御用CPU40aが出力バッファに格納した後、当該非特別第3停滞開始コマンドが副制御用CPU41aに入力されることから、停滞制御の実行が開始された後、のめり込みに関する注意喚起が実行される。
非特別第3停滞開始コマンドを入力した場合、副制御用CPU41aは、画像IN3が表示されるように、演出表示装置14を制御する。また、非特別第3停滞開始コマンドを入力した場合、副制御用CPU41aは、登場演出の演出内容を決定し、当該決定した演出内容の登場演出が実行されるように、演出表示装置14を制御する。また、非特別第3停滞開始コマンドを入力した場合、副制御用CPU41aは、特別視認制御を実行する。
また、第3のインターバル演出を実行させる場合、つまり、非特別第3停滞開始コマンドを入力した場合、副制御用CPU41aは、注意喚起画像TGeを表示させた後、特定時間の計測を開始する。そして、特定時間の計測を開始してから特定時間が経過するよりも前に変動ゲーム開始コマンドを入力した場合、副制御用CPU41aは、少なくとも特定時間が経過するまでは注意喚起画像TGeが表示されるように、演出表示装置14を制御する。本実施形態では、特定時間の計測を開始してから当該特定時間が経過するまでの期間が特定期間に相当する。そして、本実施形態では、ステップS411において計測されるインターバル時間を含む停滞制御が実行される実行期間は、特定時間、つまり、特定期間よりも短い。
また、特定時間の計測を開始してから特定時間を経過するよりも前に変動ゲーム開始コマンドを入力した場合、副制御用CPU41aは、第3のインターバル演出が終了するように、演出表示装置14を制御する。この結果、演出表示装置14では、画像IN3及び登場演出に係る画像の表示は終了するものの、注意喚起画像TGeは表示され続ける。このように、本実施形態では、特定状態であるときにのめり込みに関する注意喚起の実行が開始されてから特定時間が経過するまでの間(特定期間内)に、次の遊技が開始された場合にはのめり込みに関する注意喚起が実行され続ける。また、特定時間が経過した後に変動ゲーム開始コマンドを入力した場合、副制御用CPU41aは、変動ゲーム開始コマンドを入力したことを契機に、注意喚起画像TGeの表示が終了するように、演出表示装置14を制御する。このように、本実施形態では、特定状態であるときにのめり込みに関する注意喚起の実行が開始されてから特定期間後に次の遊技が開始された場合にはのめり込みに関する注意喚起の実行が終了する。
また、第3のインターバル演出の実行中において精算コマンドを入力した場合、副制御用CPU41aは、第3のインターバル演出が終了するように、演出表示装置14を制御する。このとき、副制御用CPU41aは、注意喚起画像TGeの表示についても終了するように、演出表示装置14を制御する。なお、特定時間の計測を開始してから特定時間を経過するよりも前に精算コマンドを入力した場合であっても、副制御用CPU41aは、第3のインターバル演出を終了させる際に注意喚起画像TGeの表示も終了させる。前述したように、精算コマンドを入力した場合、副制御用CPU41aは、精算演出の実行、及び、記憶媒体の返却に関する注意喚起の実行を制御する。このため、のめり込みに関する注意喚起が実行されているときに精算ボタン19が操作された場合、演出表示装置14では、のめり込みに関する注意喚起の実行が終了し、記憶媒体の返却に関する注意喚起が実行されることとなる。すなわち、本実施形態では、のめり込みに関する注意喚起が実行されているときに精算操作手段が操作された場合、演出実行手段では、のめり込みに関する注意喚起の実行が終了し、記憶媒体の返却に関する注意喚起が実行される。更に、その後もベット数が設定されることなく待機時間が経過すると、再遊技が付与されていないときであれば、演出表示装置14では、待機演出が実行され、当該待機演出の実行中にのめり込みに関する注意喚起が実行される。
次に、第4のインターバル演出に係る制御について説明する。
特別第3停滞開始コマンドを入力した場合、副制御用CPU41aは、第4のインターバル演出が実行されるように、演出表示装置14を制御する。具体的に、特別第3停滞開始コマンドを入力した場合、副制御用CPU41aは、注意喚起画像TGfが表示されるように、演出表示装置14を制御する。なお、本実施形態では、特別停滞処理のステップS410において特別第3停滞開始コマンドを主制御用CPU40aが出力バッファに格納した後、当該特別第3停滞開始コマンドが副制御用CPU41aに入力されることから、停滞制御の実行が開始された後、のめり込みに関する注意喚起が実行される。
特別第3停滞開始コマンドを入力した場合、副制御用CPU41aは、画像IN4が表示されるように、演出表示装置14を制御する。また、特別第3停滞開始コマンドを入力した場合、副制御用CPU41aは、登場演出の演出内容を決定し、当該決定した演出内容の登場演出が実行されるように、演出表示装置14を制御する。また、非特別第3停滞開始コマンドを入力した場合、副制御用CPU41aは、特別視認制御を実行する。その他、特別第3停滞開始コマンドを入力した場合、副制御用CPU41aは、第1アクチュエータA1を制御し、ハート可動体25を動作させる。
また、第4のインターバル演出を実行させる場合、つまり、特別第3停滞開始コマンドを入力した場合、副制御用CPU41aは、注意喚起画像TGfを表示させた後、特定時間の計測を開始する。そして、特定時間の計測を開始してから特定時間が経過するよりも前に変動ゲーム開始コマンドを入力した場合、副制御用CPU41aは、少なくとも特定時間が経過するまでは注意喚起画像TGfが表示されるように、演出表示装置14を制御する。本実施形態では、特定時間の計測を開始してから当該特定時間が経過するまでの期間が特定期間に相当する。そして、本実施形態では、ステップS411において計測されるオープニング時間を含む停滞制御が実行される実行期間は、特定時間、つまり、特定期間よりも短い。
また、特定時間の計測を開始してから特定時間を経過するよりも前に変動ゲーム開始コマンドを入力した場合、副制御用CPU41aは、第4のインターバル演出が終了するように、演出表示装置14を制御する。この結果、演出表示装置14では、画像IN4及び登場演出に係る画像の表示は終了するものの、注意喚起画像TGfは表示され続ける。このとき、ハート可動体25は、原点25aへと動作し、原点25aへと戻る。このように、本実施形態では、特定状態であるときにのめり込みに関する注意喚起の実行が開始されてから特定時間が経過するまでの間(特定期間内)に、次の遊技が開始された場合にはのめり込みに関する注意喚起が実行され続ける。また、特定時間が経過した後に変動ゲーム開始コマンドを入力した場合、副制御用CPU41aは、変動ゲーム開始コマンドを入力したことを契機に、注意喚起画像TGfの表示が終了するように、演出表示装置14を制御する。このように、本実施形態では、特定状態であるときにのめり込みに関する注意喚起の実行が開始されてから特定期間後に次の遊技が開始された場合にはのめり込みに関する注意喚起の実行が終了する。
また、第4のインターバル演出の実行中において精算コマンドを入力した場合、副制御用CPU41aは、第4のインターバル演出が終了するように、演出表示装置14を制御する。このとき、副制御用CPU41aは、注意喚起画像TGfの表示についても終了するように、演出表示装置14を制御する。なお、特定時間の計測を開始してから特定時間を経過するよりも前に精算コマンドを入力した場合であっても、副制御用CPU41aは、第4のインターバル演出を終了させる際に注意喚起画像TGfの表示も終了させる。前述したように、精算コマンドを入力した場合、副制御用CPU41aは、精算演出の実行、及び、記憶媒体の返却に関する注意喚起の実行を制御する。このため、のめり込みに関する注意喚起が実行されているときに精算ボタン19が操作された場合、演出表示装置14では、のめり込みに関する注意喚起の実行が終了し、記憶媒体の返却に関する注意喚起が実行されることとなる。すなわち、本実施形態では、のめり込みに関する注意喚起が実行されているときに精算操作手段が操作された場合、演出実行手段では、のめり込みに関する注意喚起の実行が終了し、記憶媒体の返却に関する注意喚起が実行される。更に、その後もベット数が設定されることなく待機時間が経過すると、再遊技が付与されていないときであれば、演出表示装置14では、待機演出が実行され、当該待機演出の実行中にのめり込みに関する注意喚起が実行される。
ここで、第3実施形態のスロットマシン10において実行されるのめり込みに関する注意喚起について説明する。
スロットマシン10は、注意喚起画像GT3が表示されることで実行されるのめり込みに関する注意喚起(図15(d)に示す)を実行可能に構成されている。また、スロットマシン10は、注意喚起画像TGaが表示されることで実行されるのめり込みに関する注意喚起(図31(a)に示す)と、注意喚起画像TGcが表示されることで実行されるのめり込みに関する注意喚起(図31(b)に示す)と、を実行可能に構成されている。また、スロットマシン10は、注意喚起画像TGeが表示されることで実行されるのめり込みに関する注意喚起(図31(c)に示す)と、注意喚起画像TGfが表示されることで実行されるのめり込みに関する注意喚起(図31(d)に示す)と、を実行可能に構成されている。そして、本実施形態において、注意喚起画像GT3が表示されることで実行されるのめり込みに関する注意喚起は、待機演出の実行中に実行されるのめり込みに関する注意喚起に相当する。また、本実施形態において、注意喚起画像TGaが表示されることで実行されるのめり込みに関する注意喚起は、第1ボーナス遊技状態であるときに実行されるのめり込みに関する注意喚起に相当する。また、本実施形態において、注意喚起画像TGcが表示されることで実行されるのめり込みに関する注意喚起は、第2ボーナス遊技状態であるときに実行されるのめり込みに関する注意喚起に相当する。また、本実施形態において、注意喚起画像TGeが表示されることで実行されるのめり込みに関する注意喚起、及び、注意喚起画像TGfが表示されることで実行されるのめり込みに関する注意喚起は、有利演出状態であるときに実行されるのめり込みに関する注意喚起に相当する。
注意喚起画像GT3,TGa,TGc,TGe,TGfは、何れも『パチンコ・パチスロは適度に楽しむ遊びです。』という文字(文字情報)と、『のめり込みに注意しましょう。』という文字(文字情報)と、を含む画像である。つまり、待機演出の実行中と、第1ボーナス遊技状態であるときと、第2ボーナス遊技状態であるときと、有利演出状態であるときと、において実行されるのめり込みに関する注意喚起の内容は、『パチンコ・パチスロは適度に楽しむ遊びです。』という文字を表示する内容である。また、待機演出の実行中と、第1ボーナス遊技状態であるときと、第2ボーナス遊技状態であるときと、有利演出状態であるときと、において実行されるのめり込みに関する注意喚起の内容は、『のめり込みに注意しましょう。』という文字を表示する内容である。
このように、待機演出の実行中に実行されるのめり込みに関する注意喚起の内容は、ボーナス遊技であるときに実行されるのめり込みに関する注意喚起の内容と同一である。換言すると、ボーナス遊技であるときに実行されるのめり込みに関する注意喚起の内容は、待機演出の実行中に実行されるのめり込みに関する注意喚起の内容と同一である。なお、本実施形態では、ボーナス遊技の中でもシングルボーナス遊技が生起された場合にはのめり込みに関する注意喚起が実行されない。本実施形態において、待機演出の実行中に実行されるのめり込みに関する注意喚起の内容は、特定ボーナス遊技であるときに実行されるのめり込みに関する注意喚起の内容と同一であるといえる。
また、待機演出の実行中に実行されるのめり込みに関する注意喚起の内容は、有利演出状態であるときに実行されるのめり込みに関する注意喚起の内容と同一である。換言すると、有利演出状態であるときに実行されるのめり込みに関する注意喚起の内容は、待機演出の実行中に実行されるのめり込みに関する注意喚起の内容と同一である。また、ボーナス遊技状態であるときに実行されるのめり込みに関する注意喚起の内容は、有利演出状態であるときに実行されるのめり込みに関する注意喚起の内容と同一である。換言すると、有利演出状態であるときに実行されるのめり込みに関する注意喚起の内容は、ボーナス遊技状態であるときに実行されるのめり込みに関する注意喚起の内容と同一である。
以上のように、スロットマシン10では、待機演出の実行中と、第1ボーナス遊技状態であるときと、第2ボーナス遊技状態であるときと、有利演出状態であるときと、において実行されるのめり込みに関する注意喚起の内容は、共通しており、同一である。一方、本実施形態のスロットマシン10では、のめり込みに関する注意喚起の態様が異なる。
具体的に、図15(d)、図31(a)〜図31(d)に示すように、演出表示装置14において注意喚起画像GT3が表示される位置は、演出表示装置14において注意喚起画像TGa,TGc,TGe,TGfが表示される位置と異なる。また、演出表示装置14において表示される注意喚起画像GT3の大きさは、演出表示装置14において表示される注意喚起画像TGa,TGc,TGe,TGfの大きさと異なる。すなわち、演出表示装置14において注意喚起画像GT3が表示される表示領域は、演出表示装置14において注意喚起画像TGa,TGc,TGe,TGfが表示される表示領域と異なる。また、注意喚起画像GT3に含まれる文字(文字情報)の書体は、注意喚起画像TGa,TGc,TGe,TGfに含まれる文字(文字情報)の書体と異なる。また、注意喚起画像GT3に含まれる文字の色(所謂、文字色)は、注意喚起画像TGa,TGc,TGe,TGfに含まれる文字の色と異なる。その他、注意喚起画像GT3に含まれる文字の大きさは、注意喚起画像TGa,TGc,TGe,TGfに含まれる文字の大きさと異なる。
なお、第1実施形態と同様、のめり込みに関する注意喚起が実行されるときに表示される画像について、表示される位置、大きさ、表示される表示領域、画像に含まれる文字の書体、画像に含まれる文字の色、画像に含まれる文字の大きさのうち少なくとも1つが異なれば、のめり込みに関する注意喚起の態様が異なるといえる。
以上のように、本実施形態では、待機演出の実行中に実行されるのめり込みに関する注意喚起の態様は、ボーナス遊技状態であるときに実行されるのめり込みに関する注意喚起の態様と異なる。換言すると、ボーナス遊技状態であるときに実行されるのめり込みに関する注意喚起の態様は、待機演出の実行中に実行されるのめり込みに関する注意喚起の態様と異なる。また、本実施形態では、待機演出の実行中に実行されるのめり込みに関する注意喚起の態様は、有利演出状態であるときに実行されるのめり込みに関する注意喚起の態様と異なる。換言すると、有利演出状態であるときに実行されるのめり込みに関する注意喚起の態様は、待機演出の実行中に実行されるのめり込みに関する注意喚起の態様と異なる。
図31(a)〜図31(d)に示すように、演出表示装置14において注意喚起画像TGa,TGcが表示される位置は、演出表示装置14において注意喚起画像TGe,TGfが表示される位置と異なる。また、演出表示装置14において表示される注意喚起画像TGa,TGcの大きさは、演出表示装置14において表示される注意喚起画像TGe,TGfの大きさと異なる。すなわち、演出表示装置14において注意喚起画像TGa,TGcが表示される表示領域は、演出表示装置14において注意喚起画像TGe,TGfが表示される表示領域と異なる。また、注意喚起画像TGa,TGcに含まれる文字の書体は、注意喚起画像TGe,TGfに含まれる文字の書体と異なる。また、注意喚起画像TGa,TGcに含まれる文字の色は、注意喚起画像TGe,TGfに含まれる文字の色と異なる。その他、注意喚起画像TGa,TGcに含まれる文字の大きさは、注意喚起画像TGe,TGfに含まれる文字の大きさと異なる。
以上のように、本実施形態では、有利演出状態であるときに実行されるのめり込みに関する注意喚起の態様は、ボーナス遊技状態であるときに実行されるのめり込みに関する注意喚起の態様と異なる。換言すると、ボーナス遊技状態であるときに実行されるのめり込みに関する注意喚起の態様は、有利演出状態であるときに実行されるのめり込みに関する注意喚起の態様と異なる。このように、本実施形態では、特定状態であるときに実行されるのめり込みに関する注意喚起の態様は、特別状態であるときに実行されるのめり込みに関する注意喚起の態様と異なる。
図31(a)及び図31(b)に示すように、演出表示装置14において注意喚起画像TGaが表示される位置は、演出表示装置14において注意喚起画像TGcが表示される位置と異なる。また、演出表示装置14において表示される注意喚起画像TGaの大きさは、演出表示装置14において表示される注意喚起画像TGcの大きさと異なる。すなわち、演出表示装置14において注意喚起画像TGaが表示される表示領域は、演出表示装置14において注意喚起画像TGcが表示される表示領域と異なる。また、注意喚起画像TGaに含まれる文字の書体は、注意喚起画像TGcに含まれる文字の書体と異なる。また、注意喚起画像TGaに含まれる文字の色は、注意喚起画像TGcに含まれる文字の色と異なる。その他、注意喚起画像TGaに含まれる文字の大きさは、注意喚起画像TGcに含まれる文字の大きさと異なる。
以上のように、本実施形態では、第1ボーナス遊技状態であるときに実行されるのめり込みに関する注意喚起の態様は、第2ボーナス遊技状態であるときに実行されるのめり込みに関する注意喚起の態様と異なる。換言すると、第2ボーナス遊技状態であるときに実行されるのめり込みに関する注意喚起の態様は、第1ボーナス遊技状態であるときに実行されるのめり込みに関する注意喚起の態様と異なる。なお、本実施形態では、第1ボーナス停止目が第1特殊表示結果に相当し、第1ボーナス遊技状態が第1特殊状態に相当する。一方、本実施形態では、第2ボーナス停止目が第2特殊表示結果に相当し、第2ボーナス遊技状態が第2特殊状態に相当する。したがって、本実施形態では、第1特殊状態であるときに停滞制御の実行が開始された後に実行されるのめり込みに関する注意喚起の態様は、第2特殊状態であるときに停滞制御の実行が開始された後に実行されるのめり込みに関する注意喚起の態様と異なる。
図31(c)及び図31(d)に示すように、演出表示装置14において注意喚起画像TGeが表示される位置は、演出表示装置14において注意喚起画像TGfが表示される位置と異なる。また、演出表示装置14において表示される注意喚起画像TGeの大きさは、演出表示装置14において表示される注意喚起画像TGfの大きさと異なる。すなわち、演出表示装置14において注意喚起画像TGeが表示される表示領域は、演出表示装置14において注意喚起画像TGfが表示される表示領域と異なる。また、注意喚起画像TGeに含まれる文字の書体は、注意喚起画像TGfに含まれる文字の書体と異なる。また、注意喚起画像TGeに含まれる文字の色は、注意喚起画像TGfに含まれる文字の色と異なる。その他、注意喚起画像TGeに含まれる文字の大きさは、注意喚起画像TGfに含まれる文字の大きさと異なる。
以上のように、本実施形態では、第1有利演出状態であるときに実行されるのめり込みに関する注意喚起の態様は、第2有利演出状態であるときに実行されるのめり込みに関する注意喚起の態様と異なる。換言すると、第2有利演出状態であるときに実行されるのめり込みに関する注意喚起の態様は、第1有利演出状態であるときに実行されるのめり込みに関する注意喚起の態様と異なる。すなわち、本実施形態では、第1有利演出状態が第1演出特定状態に相当し、第2有利演出状態が第2演出特定状態に相当する。したがって、本実施形態では、第1演出特定状態であるときに停滞制御の実行が開始された後に実行されるのめり込みに関する注意喚起の態様は、第2演出特定状態であるときに停滞制御の実行が開始された後に実行されるのめり込みに関する注意喚起の態様と異なる。
次に、図32(a)及び図32(b)に基づき、第1ボーナス遊技状態であるときと、第1有利演出状態であるときと、について説明する。
図32(a)に示すように、第1ボーナス遊技状態における10回目の変動ゲームが終了すると、タイミングt51において停滞制御の実行が開始される。タイミングt51において開始された停滞制御では、所定のインターバル時間の計測処理が行われ、少なくともインターバル時間は停滞制御が継続される。また、タイミングt51において停滞制御の実行が開始されると、第1のインターバル演出が実行される。このとき、演出表示装置14には、注意喚起画像TGaが表示され、のめり込みに関する注意喚起が実行される。また、停滞制御が開始されてからインターバル時間が経過するよりも前のタイミングt52において、ベットボタン18を操作してスタートレバー20が操作されたとする。タイミングt52においては、停滞制御の実行中であることから、第1ボーナス遊技状態における10回目の変動ゲームにおいて払出役が入賞したとする場合、ベット数を設定することもできなければ、変動ゲームを開始させることもできない。
また、タイミングt51からインターバル時間が経過した後であって、タイミングt51から特定時間が経過するよりも前のタイミングt53においてベット数が設定されている状態でスタートレバー20が操作された場合、第1ボーナス遊技状態における11回目の変動ゲームが開始され、第1のインターバル演出の実行が終了する。但し、タイミングt51から特定時間が経過するタイミングt54までは、演出表示装置14において、注意喚起画像TGaが表示され続け、のめり込みに関する注意喚起が実行され続けることになる。一方、タイミングt51からインターバル時間が経過した後であって、且つ、タイミングt51から特定時間が経過した後のタイミングt55において、ベット数が設定されている状態でスタートレバー20が操作された場合、第1ボーナス遊技状態における11回目の変動ゲームが開始され、第1のインターバル演出の実行が終了する。このとき、第1のインターバル演出の実行が終了することに伴って、注意喚起画像TGaの表示も終了し、のめり込みに関する注意喚起は終了する。
因みに、タイミングt51から特定時間が経過した後もベット数が設定されることなく待機時間が経過すると、待機演出の実行が開始される。そして、待機演出の実行中には注意喚起画像GT3が演出表示装置14に表示され、のめり込みに関する注意喚起が実行される。この場合、待機時間が経過するまでの間は、第1のインターバル演出が実行され続けるため、演出表示装置14には注意喚起画像TGaが表示され続け、のめり込みに関する注意喚起が実行され続ける。
図32(b)に示すように、第1有利演出状態における10回目の変動ゲームが終了すると、タイミングt61において停滞制御の実行が開始される。タイミングt61において開始された停滞制御では、所定のインターバル時間の計測処理が行われ、少なくともインターバル時間は停滞制御が継続される。また、タイミングt61において停滞制御の実行が開始されると、第3のインターバル演出が実行される。このとき、演出表示装置14には、注意喚起画像TGeが表示され、のめり込みに関する注意喚起が実行される。また、停滞制御が開始されてからインターバル時間が経過するよりも前のタイミングt62において、ベットボタン18を操作してスタートレバー20が操作されたとする。タイミングt62においては、停滞制御の実行中であることから、第1有利演出状態における10回目の変動ゲームにおいて払出役が入賞したとする場合、ベット数を設定することもできなければ、変動ゲームを開始させることもできない。
また、タイミングt61からインターバル時間が経過した後であって、タイミングt61から特定時間が経過するよりも前のタイミングt63においてベット数が設定されている状態でスタートレバー20が操作された場合、第1有利演出状態における11回目の変動ゲームが開始され、第3のインターバル演出の実行が終了する。但し、タイミングt61から特定時間が経過するタイミングt64までは、演出表示装置14において、注意喚起画像TGeが表示され続け、のめり込みに関する注意喚起が実行され続けることになる。一方、タイミングt61からインターバル時間が経過した後であって、且つ、タイミングt61から特定時間が経過した後のタイミングt65において、ベット数が設定されている状態でスタートレバー20が操作された場合、第1有利演出状態における11回目の変動ゲームが開始され、第3のインターバル演出の実行が終了する。このとき、第3のインターバル演出の実行が終了することに伴って、注意喚起画像TGeの表示も終了し、のめり込みに関する注意喚起は終了する。
因みに、タイミングt61から特定時間が経過した後もベット数が設定されることなく待機時間が経過すると、待機演出の実行が開始される。そして、待機演出の実行中には注意喚起画像GT3が演出表示装置14に表示され、のめり込みに関する注意喚起が実行される。この場合、待機時間が経過するまでの間は、第3のインターバル演出が実行され続けるため、演出表示装置14には注意喚起画像TGeが表示され続け、のめり込みに関する注意喚起が実行され続ける。
第3実施形態によれば、第1実施形態の効果(5)、(14)、(15)、(23)、(25)〜(39)及び(49)〜(53)に加え、次のような効果を有する。
(72)ボーナス遊技状態(特別状態)であるときに停滞制御が実行され、当該停滞制御の実行が開始された後にのめり込みに関する注意喚起が実行される。このように、ボーナス遊技状態であるときに停滞制御を実行してプレイを一時的に中断させた後に、のめり込みに関する注意喚起を実行することで、のめり込みに関する注意喚起を効果的に実行することができる。特に、ボーナス遊技状態であるとき、遊技者の関心はボーナス遊技状態へと向かい、冷静さを欠いている可能性が高い。このように冷静さを欠いている可能性が高い状況において停滞制御を実行してプレイを一時的に中断させた後に、のめり込みに関する注意喚起を実行することで、のめり込みに関する注意喚起をより効果的に実行することができる。
(73)第1ボーナス遊技状態(第1特殊状態)であるときに停滞制御の実行が開始された後に実行されるのめり込みに関する注意喚起の態様と、第2ボーナス遊技状態(第2特殊状態)であるときに停滞制御の実行が開始された後に実行されるのめり込みに関する注意喚起の態様と、を異ならせた。これにより、第1ボーナス遊技状態と第2ボーナス遊技状態のうち何れが生起されているかについて、のめり込みに関する注意喚起の態様から把握することが可能となる。この結果、のめり込みに関する注意喚起への関心を高めることができ、効果的にのめり込みに関する注意喚起を実行することができる。
(74)ボーナス遊技状態(特別状態)であるときに停滞制御が実行された場合、ボーナス遊技状態であるときに表示された特定の画像(例えば、画像IN1や画像IN2)が動作せずに表示され続け、当該特定の画像の動作が停滞される。例えば、のめり込みに関する注意喚起が実行されているときに特定の画像が動作する場合、遊技者の関心が特定の画像へ移ってしまう虞があるが、特定の画像を動作させずに表示され続けるようにすることで、のめり込みに関する注意喚起への関心が低下してしまうようなことを抑制することができる。
(75)利益を獲得可能な操作を案内する案内演出としてのベルナビ演出が実行される有利演出状態(特定状態)であるときに停滞制御が実行され、当該停滞制御の実行が開始された後にのめり込みに関する注意喚起が実行される。このように、有利演出状態であるときに停滞制御を実行してプレイを一時的に中断させた後に、のめり込みに関する注意喚起を実行することで、のめり込みに関する注意喚起を効果的に実行することができる。特に、有利演出状態であるとき、遊技者の関心は有利演出状態へと向かい、冷静さを欠いている可能性が高い。このように冷静さを欠いている可能性が高い状況において停滞制御を実行してプレイを一時的に中断させた後に、のめり込みに関する注意喚起を実行することで、のめり込みに関する注意喚起をより効果的に実行することができる。
(76)第1有利演出状態(第1演出特定状態)であるときに停滞制御の実行が開始された後に実行されるのめり込みに関する注意喚起の態様と、第2有利演出状態(第2演出特定状態)であるときに停滞制御の実行が開始された後に実行されるのめり込みに関する注意喚起の態様と、を異ならせた。これにより、第1有利演出状態と第2有利演出状態のうち何れが生起されるかについて、のめり込みに関する注意喚起の態様から把握することが可能となる。この結果、のめり込みに関する注意喚起への関心を高めることができ、効果的にのめり込みに関する注意喚起を実行することができる。
(77)有利演出状態(特定状態)であるときに停滞制御が実行される場合、有利演出状態であるときに表示された特定の画像(例えば、画像IN3や画像IN4)が動作せずに表示され続け、当該特定の画像の動作が停滞される。例えば、のめり込みに関する注意喚起が実行されているときに特定の画像が動作する場合、遊技者の関心が特定の画像へ移ってしまう虞があるが、特定の画像を動作させずに表示され続けるようにすることで、のめり込みに関する注意喚起への関心が低下してしまうことを抑制することができる。
(78)特定期間内に次の変動ゲームが開始される場合には、のめり込みに関する注意喚起が終了せずに実行され続ける。このため、のめり込みに関する注意喚起の実行が開始されてから少なくとも特定期間内においてはのめり込みに関する注意喚起を実行することができ、のめり込みに関する注意喚起を効果的に実行することができる。また、のめり込みに関する注意喚起の実行が開始されてから特定期間後に次の変動ゲームが開始された場合、当該変動ゲームが開始されるまではのめり込みに関する注意喚起が実行され続ける。このため、次の変動ゲームが特定期間内に開始されなかったとしても、当該次の変動ゲームが特定期間後に開始されるまではのめり込みに関する注意喚起を実行することができ、のめり込みに関する注意喚起を効果的に実行することができる。
(79)停滞制御が実行されてプレイが一時的に停滞された後にのめり込みに関する注意喚起が実行されることにより、のめり込みに関する注意喚起へ注目させ易くなる。また、特定期間は、ボーナス遊技状態(特別状態)であるときに停滞制御が実行される実行期間よりも長くした。これにより、例えば、のめり込みに関する注意喚起への関心が低い遊技者が停滞制御の終了直後に、次の変動ゲームを実行させるなどしても特定期間内であれば、のめり込みに関する注意喚起は終了せずに実行され続ける。このため、のめり込みに関する注意喚起が終了しないことに対して違和感を与え、当該のめり込みに関する注意喚起への関心を高めることができる。この結果、のめり込みに関する注意喚起に興味のない遊技者に対して、効果的にのめり込みに関する注意喚起を実行することができる。
(80)停滞制御が実行されてプレイが一時的に停滞された後にのめり込みに関する注意喚起が実行されることにより、のめり込みに関する注意喚起へ注目させ易くなる。また、特定期間は、有利演出状態(特定状態)であるときに停滞制御が実行される実行期間よりも長くした。これにより、例えば、のめり込みに関する注意喚起への関心が低い遊技者が停滞制御の終了直後に、次の変動ゲームを実行させるなどしても特定期間内であれば、のめり込みに関する注意喚起は終了せずに実行され続ける。このため、のめり込みに関する注意喚起が終了しないことに対して違和感を与え、当該のめり込みに関する注意喚起への関心を高めることができる。この結果、のめり込みに関する注意喚起に興味のない遊技者に対して、効果的にのめり込みに関する注意喚起を実行することができる。
(81)待機演出の実行中に実行されるのめり込みに関する注意喚起の内容とボーナス遊技状態(特別状態)であるときに実行されるのめり込みに関する注意喚起の内容が異なる場合、それぞれが異なる事象を注意喚起しているなどの誤認が発生する虞がある。しかし、待機演出の実行中に実行されるのめり込みに関する注意喚起の内容と、ボーナス遊技状態であるときに実行されるのめり込みに関する注意喚起の内容と、を同一とすることによって、共通してのめり込みに関する注意喚起を実行でき、当該注意喚起に対する誤認を抑制できる。
(82)待機演出の実行中に実行されるのめり込みに関する注意喚起の内容と有利演出状態(特定状態)であるときに実行されるのめり込みに関する注意喚起の内容が異なる場合、それぞれが異なる事象を注意喚起しているなどの誤認が発生する虞がある。しかし、待機演出の実行中に実行されるのめり込みに関する注意喚起の内容と、有利演出状態であるときに実行されるのめり込みに関する注意喚起の内容と、を同一とすることによって、共通してのめり込みに関する注意喚起を実行でき、当該注意喚起に対する誤認を抑制できる。
(83)有利演出状態であるときに実行されるのめり込みに関する注意喚起の内容が、待機演出の実行中やボーナス遊技状態であるときに実行されるのめり込みに関する注意喚起の内容と異なる場合、それぞれが異なる事象を注意喚起しているなどの誤認が発生する虞がある。しかし、有利演出状態であるときに実行されるのめり込みに関する注意喚起の内容を、待機演出の実行中に実行されるのめり込みに関する注意喚起の内容及びボーナス遊技であるときに実行されるのめり込みに関する注意喚起の内容と同一とした。これにより、共通してのめり込みに関する注意喚起を実行でき、当該注意喚起に対する誤認を抑制できる。
(84)待機演出の実行中に実行されるのめり込みに関する注意喚起の態様は、ボーナス遊技状態であるときに実行されるのめり込みに関する注意喚起の態様と異なる。これにより、待機演出の実行中、及び、ボーナス遊技状態であるときの各状況に応じて、効果的にのめり込みに関する注意喚起を実行し、のめり込みを抑制することができる。
(85)待機演出の実行中に実行されるのめり込みに関する注意喚起の態様は、有利演出状態であるときに実行されるのめり込みに関する注意喚起の態様と異なる。これにより、待機演出の実行中、及び、有利演出状態であるときの各状況に応じて、効果的にのめり込みに関する注意喚起を実行し、のめり込みを抑制することができる。
(86)ボーナス遊技状態であるときに実行されるのめり込みに関する注意喚起の態様は、有利演出状態であるときに実行されるのめり込みに関する注意喚起の態様と異なる。これにより、ボーナス遊技状態であるとき、及び、有利演出状態であるときの各状況に応じて、効果的にのめり込みに関する注意喚起を実行し、のめり込みを抑制することができる。
(第4実施形態)
次に、遊技機の第4実施形態について説明する。なお、第1実施形態と同様の構成は、第1実施形態と同じ符号を付し、その詳細な説明及び図面については省略する。
第1実施形態〜第3実施形態では、のめり込みに関する注意喚起が実行される所定の演出領域と、ハート可動体25の動作領域と、が重ならないようにした。第4実施形態では、のめり込みに関する注意喚起が実行される所定の演出領域と、特定の可動体としてのハート可動体25の動作領域と、が重なるようにした。
図33(a)に示すように、第4実施形態において、ハート可動体25が動作しない場合、正面視において、特定の可動体としてのハート可動体25の動作領域と重なる所定の演出領域にてのめり込みに関する注意喚起が実行される場合がある。一方、図33(b)に示すように、第4実施形態において、ハート可動体25が動作する場合、のめり込みに関する注意喚起の実行が制限される。具体的に、第4実施形態では、のめり込みに関する注意喚起の実行が制限される場合、正面視において、ハート可動体25の動作領域とは重ならない演出領域にてのめり込みに関する注意喚起が実行される。つまり、第4実施形態では、ハート可動体25が動作する場合、正面視において、ハート可動体25の動作領域と重なる所定の演出領域におけるのめり込みに関する注意喚起の実行が中止され、ハート可動体25の動作領域と重ならない演出領域におけるのめり込みに関する注意喚起の実行へ切り替わる。因みに、図33(b)では、図33(a)においてのめり込みに関する注意喚起が実行されたときの所定の演出領域を、制限されないときの演出領域(「未制限の演出領域」と示す)として破線で示している。
なお、図33(a)及び図33(b)では、注意喚起画像TGeが演出表示装置14に表示されてのめり込みに関する注意喚起が実行された場合を例示しているが、他の注意喚起画像TGa〜TGd,TGfが表示されてのめり込みに関する注意喚起が実行される場合であっても、同様である。すなわち、他の注意喚起画像TGa〜TGd,TGfが表示されてのめり込みに関する注意喚起が実行されるとき、ハート可動体25が動作しない場合、正面視において、ハート可動体25の動作領域と重なる演出領域においてのめり込みに関する注意喚起を実行するように構成されている。
以下、のめり込みに関する注意喚起が実行される場合のハート可動体25の動作有無の決定と、のめり込みに関する注意喚起が実行される演出領域について説明する。
本実施形態において副制御用CPU41aは、第1ボーナス遊技状態又は第2ボーナス遊技状態における最終回の変動ゲーム後、ハート可動体25を動作させるかを決める動作抽選を行う。本実施形態では、設定値が「3」であって、且つ、内部モードが第3内部モードであるときに限り、動作抽選においてハート可動体25を動作させることを決定し得るように構成されている。したがって、設定値が「3」であって、且つ、内部モードが第3内部モードであるときに限り、動作抽選が行われるように構成してもよい。また、本実施形態において副制御用CPU41aは、有利演出状態における最終回の変動ゲーム後、動作抽選を行う。
そして、動作抽選においてハート可動体25を動作させないことを決定した場合、副制御用CPU41aは、所定の注意喚起画像(注意喚起画像TGa〜TGfのうち何れかの注意喚起画像)が、正面視において、ハート可動体25の動作領域と重なる演出領域に表示されるように、演出表示装置14を制御する。
一方、動作抽選においてハート可動体25を動作させることを決定した場合、副制御用CPU41aは、所定の注意喚起画像(注意喚起画像TGa〜TGfのうち何れかの注意喚起画像)が、正面視において、ハート可動体25の動作領域と重ならない演出領域に表示されるように、演出表示装置14を制御する。また、動作抽選においてハート可動体25を動作させることを決定した場合、副制御用CPU41aは、第1アクチュエータA1を制御し、ハート可動体25を動作させる。このように、本実施形態では、所定の注意喚起画像(注意喚起画像TGa〜TGfのうち何れかの注意喚起画像)が、正面視において、ハート可動体25の動作領域と重ならない演出領域に表示されるように、演出表示装置14が制御されることで、のめり込みに関する注意喚起の実行が制限される。
このように構成された第4実施形態のスロットマシン10では、ハート可動体25が動作した場合、設定値が「3」であって、且つ、内部モードが第3内部モードであることを特定できる。すなわち、ハート可動体25が動作すれば、有利な状況であることを特定することができる。このため、ハート可動体25の動作への注目度を高めることができる。
第4実施形態によれば、第1実施形態の効果(5)、(14)、(15)、(23)、(25)〜(39)、(49)及び(51)〜(53)に加え、次のような効果を有する。
(87)特定の可動体としてのハート可動体25が動作しない場合、正面視において、ハート可動体25の動作領域と重なる所定の演出領域にてのめり込みに関する注意喚起が実行される場合がある。一方、ハート可動体25が動作する場合、のめり込みに関する注意喚起の実行が制限される。これにより、ハート可動体25の動作有無にあわせて、のめり込みに関する注意喚起の実行が制限されるため、のめり込みに関する注意喚起をより効果的に実行することができる。
(88)特定の可動体としてのハート可動体25が動作する場合には、有利な状況であることを特定することができるため、ハート可動体25の動作への注目度を高めることができる。ハート可動体25の動作への注目度を高めることにより、ハート可動体25の動作領域への注目度も高めることができるため、正面視において、ハート可動体25の動作領域と重なる所定の演出領域においてのめり込みに関する注意喚起を実行すれば、当該のめり込みに関する注意喚起へと注目させることができる。したがって、より効果的にのめり込みに関する注意喚起を実行することができる。
すなわち、ハート可動体25が動作することによってのめり込みに関する注意喚起を見せることができないといった状況を回避しつつ、より効果的にのめり込みに関する注意喚起を実行することができる。
上述した実施形態は、例えば、次のような別の実施形態に変更してもよい。
・上記第1実施形態において、シングルボーナス遊技状態の1回の変動ゲーム(最終回の遊技)後に停滞制御が実行されるように構成し、当該停滞制御の実行が開始された後にのめり込みに関する注意喚起が実行されるように構成してもよい。また、上記第2実施形態において、シングルボーナス遊技状態における1回の変動ゲーム(初回の遊技)が開始されるよりも前に停滞制御が実行され、当該停滞制御の実行が開始された後にのめり込みに関する注意喚起が実行されるように構成してもよい。また、上記第3実施形態において、シングルボーナス遊技状態であるときに停滞制御が実行されるように構成し、当該停滞制御の実行が開始された後にのめり込みに関する注意喚起が実行されるように構成してもよい。また、上記実施形態において生起されるボーナス遊技状態の種類を変更してもよく、例えば、シングルボーナス遊技状態が生起されないように構成してもよい。すなわち、シングルボーナス遊技状態が生起されない遊技機に適用してもよい。
・第1実施形態の特別停滞処理におけるステップS203、ステップS207及びステップS211の所定において計測されるエンディング時間は同一であってもよいし、異ならせてもよく、例えば、一部の処理で計測されるエンディング時間を他の処理で計測されるエンディング時間と異ならせてもよい。また、第2実施形態の特別停滞処理におけるステップS303、ステップS307及びステップS311の所定において計測されるオープニング時間は同一であってもよいし、異ならせてもよく、例えば、一部の処理で計測されるオープニング時間を他の処理で計測されるオープニング時間と異ならせてもよい。また、第3実施形態の特別停滞処理におけるステップS403、ステップS407及びステップS411の所定において計測されるインターバル時間は同一であってもよいし、異ならせてもよく、例えば、一部の処理で計測されるインターバル時間を他の処理で計測されるインターバル時間と異ならせてもよい。
・第1実施形態の特別停滞処理におけるステップS203、ステップS207及びステップS211の処理を停滞制御として捉えることもできる。同様に、第2実施形態の特別停滞処理におけるステップS303、ステップS307及びステップS311の処理を停滞制御として捉えることもできる。また、同様に、第3実施形態の特別停滞処理におけるステップS403、ステップS407及びステップS411の処理を停滞制御として捉えることもできる。以上のように、第1停滞開始コマンド〜第3停滞開始コマンドが出力された後の処理を停滞制御と捉える場合、停滞制御が実行されるタイミングと、のめり込みに関する注意喚起が実行されるタイミングと、が同一であってもよく、停滞制御の実行が開始されるとともにのめり込みに関する注意喚起が実行されるように構成してもよい。また、のめり込みに関する注意喚起が実行されるタイミングが停滞制御の実行が開始されるタイミングよりも前であってもよく、のめり込みに関する注意喚起が実行された後に停滞制御が実行されるように構成してもよい。
・注意喚起画像の種類に応じて特定時間を異ならせてもよい。例えば、注意喚起画像TGaを表示させる場合に計測される特定時間と、注意喚起画像TGcを表示させる場合に計測される特定時間と、を異ならせてもよい。このように構成することで、状況に応じて特定時間を設定することができ、状況に応じて効果的にのめり込みに関する注意喚起を実行することができる。すなわち、ボーナス遊技状態における特定時間(例えば、注意喚起画像TGaを表示させた後に計測される特定時間)と、有利演出状態における特定時間(例えば、注意喚起画像TGcを表示させた後に計測される特定時間)と、は同一であってもよいし、同一でなくてもよい。特定時間を全て同一時間とする場合には、状況に応じて特定時間を選択する処理を省くことができるため、副制御用CPU41aが行う処理を簡略化することができる。また、特定時間(特定期間の長さ)は、停滞制御が実行される実行期間の長さと同一、又は、停滞制御が実行される実行期間よりも長くてもよい。
・特定期間内においてベット数(賭数)が設定された場合、のめり込みに関する注意喚起の実行が終了するように構成してもよい。この場合、特定時間の計測を行わなくてもよい。また、特定期間内においてベット(賭数)が設定された場合、当該賭数が設定される前後でのめり込みに関する注意喚起の態様を異ならせてもよい。例えば、賭数が設定された後は、ナビ演出が実行される領域(例えば、通常ナビ画像Na1〜Na3やベルナビ画像Nb1〜Nb3が表示される表示領域)とは別の表示領域において、注意喚起画像TGaが表示されるように構成してもよい。同様に、再遊技役が入賞した後の特定期間内においてスタートレバー20が操作された場合、当該スタートレバー20の操作前後でのめり込みに関する注意喚起の態様を異ならせてもよい。例えば、スタートレバー20が操作された後は、ナビ演出が実行される領域(例えば、通常ナビ画像Na1〜Na3やベルナビ画像Nb1〜Nb3が表示される表示領域)とは別の表示領域において、注意喚起画像TGaが表示されるように構成してもよい。以上のように構成する場合、変動ゲームが開始されてナビ演出が実行された場合に、のめり込みに関する注意喚起の実行がナビ演出の邪魔になることを抑制することができる。また、のめり込みに関する注意喚起の態様が変更される(切り替わる)ことによって、のめり込みに関する注意喚起に対して遊技者の視線を集め易くなり、のめり込みに関する注意喚起を効果的に実行することができる。
・特定の画像(例えば、画像60や画像61、特定獲得数画像GBc、画像OP1、画像IN1など)は、停滞制御が実行されているとき、動作させて演出表示装置14に表示してもよい。例えば、第1のエンディング演出において、画像60が揺れるように動作して演出表示装置14に表示されるように構成してもよい。
・第1有利演出状態から第2有利演出状態へ移行する場合、のめり込みに関する注意喚起が実行されるように構成してもよい。同様に、第2有利演出状態から第1有利演出状態へ移行する場合、のめり込みに関する注意喚起が実行されるように構成してもよい。また、第1有利演出状態又は第2有利演出状態のから特別有利演出状態へ移行する場合、のめり込みに関する注意喚起が実行されるように構成してもよい。
・演出状態の種類を変更してもよいし、演出状態の移行態様を変更してもよい。例えば、第2有利演出状態では、変動ゲームが実行された場合、有利滞在回数が減算されないように構成する一方、有利上限値は減算されるように構成してもよい。このように、第2有利演出状態では、変動ゲームが実行された場合、有利滞在回数が減算されないように構成してもよい。また、シングルボーナス遊技状態が生起された場合には所定の演出状態へ移行するように構成してもよい。その他、例えば、シングルボーナス役の入賞が許容された場合にシングルボーナス役が入賞しなかったことを場合に所定の演出状態へ移行するように構成してもよい。
・遊技状態の種類を変更してもよいし、遊技状態の移行態様を変更してもよい。例えば、第1ボーナス役の入賞を許容することが持ち越された場合と、第2ボーナス役の入賞を許容することが持ち越された場合と、で移行する遊技状態を異ならせてもよい。
・停滞制御が実行された後にのめり込みに関する注意喚起が実行されるように構成したが、停滞制御を実行しなくてもよい。例えば、停滞制御を実行しない場合であっても、少なくとも特定期間内においてはのめり込みに関する注意喚起が実行され続けるように構成してもよい。
・第1終了条件及び第2終了条件を変更してもよい。例えば、残りの有利滞在回数が0に達したときに有利上限値が0よりも大きい値である場合に成立する終了条件を第1終了条件とし、残りの有利滞在回数が0に達したときに有利上限値が0である場合に成立する終了条件を第2終了条件としてもよい。
・上記実施形態において、準備演出状態を経由することなく、通常演出状態から第1有利演出状態へ移行する場合があってもよい。例えば、主制御用RAM40cに有利移行許容情報が記憶されている場合であって、昇格再遊技役が入賞した場合、第1有利演出状態を特定可能な値が演出状態フラグに設定されるように構成してもよい。
・のめり込みに関する注意喚起の内容を変更してもよい。例えば、のめり込みに関する注意喚起の内容は、『パチンコ・パチスロは適度に楽しむ遊びです。』という文字(文字情報)を表示する内容と、『のめり込みに注意しましょう。』という文字(文字情報)を表示する内容と、のうち一方であってもよい。例えば、注意喚起画像TGaは、『パチンコ・パチスロは適度に楽しむ遊びです。』という文字(文字情報)と、『のめり込みに注意しましょう。』という文字(文字情報)と、のうち一方を含む画像であってもよい。また、のめり込みに関する注意喚起の内容は、パチンコ遊技機、回胴式遊技機、アレンジボール遊技機、及び、じゃん球遊技機のうち複数の遊技機へののめり込みに関する注意喚起を含むように構成してもよい。例えば、注意喚起画像TGaは、『パチンコ・パチスロ・アレンジボール・じゃん球遊技機は適度に楽しむ遊びです。』という文字(文字情報)を含む画像であってもよい。
・記憶媒体の返却に関する内容を変更してもよい。例えば、注意喚起画像GTxは、『プリペイドカードの取り忘れにご注意ください。』の文字(文字情報)を含む画像でなくてもよい。例えば、注意喚起画像GTxは、『プリペイドカードの抜き忘れにご注意ください。』の文字(文字情報)を含む画像であってもよいし、『プリペイドカードの盗難にご注意ください。』の文字(文字情報)を含む画像であってもよい。
・注意喚起の態様が異なる場合は、演出表示装置14において注意喚起画像が表示される位置、注意喚起画像の大きさ、演出表示装置14において注意喚起画像が表示される表示領域、注意喚起画像に含まれる文字(文字情報)の書体や文字色、大きさの全てが異なる必要はない。例えば、演出表示装置14において注意喚起画像が表示される位置、注意喚起画像の大きさ、演出表示装置14において注意喚起画像が表示される表示領域、注意喚起画像に含まれる文字の書体や文字色、大きさのうち少なくとも1つ異なる場合が、注意喚起の態様が異なる場合であってもよい。したがって、例えば、注意喚起画像TGaが表示されるのめり込みに関する注意喚起の態様、及び注意喚起画像TGbが表示されるのめり込みに関する注意喚起の態様は、各画像の大きさが異なるだけであってもよい。
・待機演出の実行中に実行されるのめり込みに関する注意喚起の態様と、ボーナス遊技状態における最終回の変動ゲーム後に実行されるのめり込みに関する注意喚起の態様と、が同一であってもよい。また、待機演出の実行中に実行されるのめり込みに関する注意喚起の態様と、有利演出状態における最終回の変動ゲーム後に実行されるのめり込みに関する注意喚起の態様と、が同一であってもよい。また、ボーナス遊技状態における最終回の変動ゲーム後に実行されるのめり込みに関する注意喚起の態様と、有利演出状態における最終回の変動ゲーム後に実行されるのめり込みに関する注意喚起の態様と、が同一であってもよい。すなわち、待機演出の実行中に実行されるのめり込みに関する注意喚起の態様と、ボーナス遊技状態における最終回の変動ゲーム後に実行されるのめり込みに関する注意喚起の態様と、有利演出状態における最終回の変動ゲーム後に実行されるのめり込みに関する注意喚起の態様と、が同一であってもよい。その他、第1ボーナス遊技状態における最終回の変動ゲーム後に実行されるのめり込みに関する注意喚起の態様と、第2ボーナス遊技状態における最終回の変動ゲーム後に実行されるのめり込みに関する注意喚起の態様と、が同一であってもよい。また、第1終了条件が成立して有利演出状態が終了する場合に当該有利演出状態における最終回の変動ゲーム後に実行されるのめり込みに関する注意喚起の態様と、第2終了条件が成立して有利演出状態が終了する場合に当該有利演出状態における最終回の変動ゲーム後に実行されるのめり込みに関する注意喚起の態様と、が同一であってもよい。ボーナス遊技状態が生起されることで有利期間の終了条件が成立する場合にボーナス遊技状態における最終回の変動ゲーム後に実行されるのめり込みに関する注意喚起の態様と、ボーナス遊技が生起されることで有利期間の終了条件が成立する場合における最終回の変動ゲーム後に実行されるのめり込みに関する注意喚起の態様と、が同一であってもよい。
・待機演出の実行中に実行されるのめり込みに関する注意喚起の態様と、ボーナス遊技状態における初回の変動ゲームよりも前に実行されるのめり込みに関する注意喚起の態様と、が同一であってもよい。また、待機演出の実行中に実行されるのめり込みに関する注意喚起の態様と、有利演出状態における初回の変動ゲームよりも前に実行されるのめり込みに関する注意喚起の態様と、が同一であってもよい。また、ボーナス遊技状態における初回の変動ゲームよりも前に実行されるのめり込みに関する注意喚起の態様と、有利演出状態における初回の変動ゲームよりも前に実行されるのめり込みに関する注意喚起の態様と、が同一であってもよい。すなわち、待機演出の実行中に実行されるのめり込みに関する注意喚起の態様と、ボーナス遊技状態における初回の変動ゲームよりも前に実行されるのめり込みに関する注意喚起の態様と、有利演出状態における初回の変動ゲームよりも前に実行されるのめり込みに関する注意喚起の態様と、が同一であってもよい。その他、第1ボーナス遊技状態における初回の変動ゲームよりも前に実行されるのめり込みに関する注意喚起の態様と、第2ボーナス遊技状態における初回の変動ゲームよりも前に実行されるのめり込みに関する注意喚起の態様と、が同一であってもよい。また、第1有利演出状態における初回の変動ゲームよりも前に実行されるのめり込みに関する注意喚起の態様と、第2有利演出状態における初回の変動ゲームよりも前に実行されるのめり込みに関する注意喚起の態様と、が同一であってもよい。
・待機演出の実行中に実行されるのめり込みに関する注意喚起の態様と、ボーナス遊技状態であるときに実行されるのめり込みに関する注意喚起の態様と、が同一であってもよい。また、待機演出の実行中に実行されるのめり込みに関する注意喚起の態様と、有利演出状態であるときに実行されるのめり込みに関する注意喚起の態様と、が同一であってもよい。また、ボーナス遊技状態であるときに実行されるのめり込みに関する注意喚起の態様と、有利演出状態であるときに実行されるのめり込みに関する注意喚起の態様と、が同一であってもよい。すなわち、待機演出の実行中に実行されるのめり込みに関する注意喚起の態様と、ボーナス遊技状態であるときに実行されるのめり込みに関する注意喚起の態様と、有利演出状態であるときに実行されるのめり込みに関する注意喚起の態様と、が同一であってもよい。その他、第1ボーナス遊技状態であるときに実行されるのめり込みに関する注意喚起の態様と、第2ボーナス遊技状態であるときに実行されるのめり込みに関する注意喚起の態様と、が同一であってもよい。また、第1有利演出状態であるときに実行されるのめり込みに関する注意喚起の態様と、第2有利演出状態であるときに実行されるのめり込みに関する注意喚起の態様と、が同一であってもよい。
・のめり込みに関する注意喚起を、スピーカ16を用いて実行してもよい。このとき、例えば、スピーカ16から出力される音声のセリフをのめり込みに関する注意喚起の内容とし、音声の主(例えば、声優)をのめり込みに関する注意喚起の態様としてもよい。例えば、待機演出の実行中、『パチンコ・パチスロは適度に楽しむ遊びです。』というセリフと、『のめり込みに注意しましょう。』というセリフと、を男性が話す音声がスピーカ16から出力されることで、のめり込みに関する注意喚起が実行されるように構成してもよい。一方、有利演出状態における最終回の変動ゲーム後、『パチンコ・パチスロは適度に楽しむ遊びです。』というセリフと、『のめり込みに注意しましょう。』というセリフと、を女性が話す音声がスピーカ16から出力されることで、のめり込みに関する注意喚起が実行されるように構成してもよい。なお、スピーカ16を用いてのめり込みに関する注意喚起を実行する場合、演出表示装置14を用いたのめり込みに関する注意喚起も併せて実行されるように構成してもよいし、演出表示装置14を用いたのめり込みに関する注意喚起を実行しないように構成してもよい。なお、スピーカ16を用いてのめり込みに関する注意喚起を実行する場合、スピーカ16は、演出実行手段として機能し得る。
同様に、記憶媒体の返却に関する注意喚起を、スピーカ16を用いて実行してもよい。このとき、例えば、スピーカ16から出力される音声のセリフを記憶媒体の返却に関する注意喚起の内容とし、音声(例えば、声優)を記憶媒体の返却に関する注意喚起の態様としてもよい。なお、スピーカ16を用いて記憶媒体の返却に関する注意喚起を実行する場合、演出表示装置14を用いた記憶媒体の返却に関する注意喚起も併せて実行されるように構成してもよいし、演出表示装置14を用いた記憶媒体の返却に関する注意喚起を実行しないように構成してもよい。
・各状況におけるのめり込みに関する注意喚起の内容を一部又は全部異ならせてもよい。例えば、注意喚起画像GT3は、『パチンコ・パチスロは適度に楽しむ遊びです。』という文字(文字情報)と、『のめり込みに注意しましょう。』という文字(文字情報)と、の両方が含まれる画像とする。一方で、注意喚起画像TGaは、『パチンコ・パチスロは適度に楽しむ遊びです。』という文字(文字情報)と、『のめり込みに注意しましょう。』という文字(文字情報)と、のうち一方が含まれる画像としてもよい。
・第1実施形態〜第3実施形態を適宜組み合わせてもよい。例えば、ボーナス遊技状態における初回の変動ゲームが開始されるよりも前にのめり込みに関する注意喚起を実行されるとともに、ボーナス遊技状態における最終回の変動ゲーム後にのめり込みに関する注意喚起が実行されるように構成してもよい。また、有利演出状態における初回の変動ゲームが開始されるよりも前にのめり込みに関する注意喚起を実行されるとともに、有利演出状態における最終回の変動ゲーム後にのめり込みに関する注意喚起が実行されるように構成してもよい。また、ボーナス遊技状態が生起される場合には、ボーナス遊技状態における初回の変動ゲームが開始されるよりも前にのめり込みに関する注意喚起が実行される一方、有利演出状態が生起される場合には、有利演出状態における最終回の変動ゲーム後にのめり込みに関する注意喚起が実行されるように構成してもよい。第1実施形態〜第3実施形態を組み合わせる場合、各実施形態に記載した特別停滞処理を行うとよい。
・待機演出の実行中、のめり込みに関する注意喚起を実行しなくてもよい。また、第1実施形態において、ボーナス遊技状態における最終回の変動ゲーム後にのめり込みに関する注意喚起を実行しなくてもよい。また、第1実施形態において、有利演出状態における最終回の変動ゲーム後にのめり込みに関する注意喚起を実行しなくてもよい。また、第2実施形態において、ボーナス遊技状態における初回の変動ゲームが開始されるよりも前にのめり込みに関する注意喚起を実行しなくてもよい。また、第2実施形態において、有利演出状態における初回の変動ゲームが開始されるよりも前にのめり込みに関する注意喚起を実行しなくてもよい。また、第3実施形態において、ボーナス遊技状態であるときにのめり込みに関する注意喚起を実行しなくてもよい。また、第3実施形態において、有利演出状態であるときにのめり込みに関する注意喚起を実行しなくてもよい。例えば、ボーナス遊技状態における最終回の変動ゲーム後と、有利演出状態における最終回の変動ゲーム後と、のうち少なくとも一方でのめり込みに関する注意喚起が実行されるように構成してもよい。
・ボーナス遊技状態が生起される前の演出状態又は遊技状態に応じて、のめり込みに関する注意喚起の実行有無を異ならせてもよい。例えば、通常演出状態であるときにボーナス役が入賞してボーナス遊技状態が生起される場合には、ボーナス遊技状態における最終回の変動ゲーム後にのめり込みに関する注意喚起が実行されるように構成する。一方、有利演出状態であるときにボーナス役が入賞してボーナス遊技状態が生起される場合には、ボーナス遊技状態における最終回の変動ゲーム後にのめり込みに関する注意喚起が実行されるように構成してもよい。同様に、有利演出状態が生起される前の演出状態又は遊技状態に応じて、のめり込みに関する注意喚起の実行有無を異ならせてもよい。
・ボーナス遊技状態の終了後の演出状態又は遊技状態に応じて、のめり込みに関する注意喚起の実行有無を異ならせてもよい。例えば、ボーナス遊技状態の終了後が通常演出状態となる場合には、ボーナス遊技状態における最終回の変動ゲーム後にのめり込みに関する注意喚起が実行されるように構成する。一方、ボーナス遊技状態の終了後が有利演出状態となる場合には、ボーナス遊技状態における最終回の変動ゲーム後にのめり込みに関する注意喚起が実行されるように構成してもよい。
・有利演出状態に制御されている途中で、エンディング演出が実行されるように構成してもよい。この場合、有利演出状態が終了してしまうかのように思わせることができ、エンディング演出の終了後に有利演出状態が継続されることで、興趣の向上を図ることができる。また、有利演出状態が継続される場合においてハート可動体25が動作するように構成してもよい。また、このように、有利演出状態が継続して実行される場合には、のめり込みに関する注意喚起が実行されないように構成してもよい。
・変動ゲームの実行中であっても、例えば、上ボタンSBa又は下ボタンSBcが操作された場合には、キャラボイスの音量を調整可能に構成してもよい。このとき、変動ゲームの実行中、例えば、右ボタンSBb又は左ボタンSBdが操作されたとしても、背景音楽の音量を調整不能に構成してもよい。同様に、変動ゲームの実行中であっても、例えば、右ボタンSBb又は左ボタンSBdが操作された場合には、背景音楽の音量を調整可能に構成してもよい。このとき、変動ゲームの実行中、例えば、上ボタンSBa又は下ボタンSBcが操作されたとしても、キャラボイスの音量を調整不能に構成してもよい。
・待機演出の実行中、のめり込みに関する注意喚起の実行が終了した後の期間内に限って、メニューボタンMBを操作することで音量を調整可能に構成してもよい。また、メニューボタンMBを操作しなくても、上ボタンSBa、右ボタンSBb、下ボタンSBc及び左ボタンSBdのうち何れかを操作すれば、音量を調整できるように構成してもよい。このとき、メニューは表示されず、直接的に音量を調整することができるように構成してもよい。
・待機演出の実行中に実行される注意喚起の種類を変更してもよい。例えば、待機演出の実行中に実行される注意喚起の種類は、1種類であってもよいし、2種類であってもよい。また、上記実施形態において待機演出の実行中に実行される注意喚起よりも多い種類の注意喚起が実行されるように構成してもよい。また、待機演出の実行中に注意喚起を実行しなくてもよく、例えば、待機演出の実行中にのめり込みに関する注意喚起が実行されないように構成してもよい。
・待機演出の実行中において、所定の操作手段としてのメニューボタンMBの操作に関する演出が実行された後、のめり込みに関する注意喚起が実行されるように構成してもよい。また、待機演出の実行中、のめり込みに関する注意喚起が実行されているときに、メニューボタンMBの操作に関する演出が実行されるように構成してもよい。また、待機演出の実行中にメニューボタンMBが操作された場合であっても、待機演出が実行され続けるように構成してもよい。また、待機演出の実行中においてのめり込みに関する注意喚起が実行されているとき、メニューボタンMBが操作された場合であっても、のめり込みに関する注意喚起が実行され続けるように構成してもよい。
・ベット数(賭数)が設定されている場合、待機演出が実行されるように構成してもよい。例えば、ベット数(賭数)が設定されている場合であっても、再遊技が付与されているときには待機演出が実行されない一方、再遊技が付与されていないときには待機演出が実行されるように構成してもよい。また、待機時間が経過した場合には、再遊技が付与されているときであっても、待機演出が実行されるように構成してもよい。すなわち、精算ボタン19が操作されたことを契機として待機演出は実行されないものの、待機時間の経過を契機としては待機演出が実行されるように構成してもよい。
・のめり込みに関する注意喚起が実行されているときに精算ボタン19が操作された場合であっても、のめり込みに関する注意喚起が実行され続けるように構成してもよい。例えば、待機期間内において精算ボタン19が操作された場合、のめり込みに関する注意喚起が実行され続けるように構成してもよい。その他、例えば、待機演出の実行中に実行されるのめり込みに関する注意喚起が実行されているときには精算ボタン19が操作された場合にのめり込みに関する注意喚起の実行が終了する。一方、ボーナス遊技状態における最終回の変動ゲーム後にのめり込みに関する注意喚起が実行されているときには精算ボタン19が操作されたとしてものめり込みに関する注意喚起の実行が継続されるように構成してもよい。この場合、有利演出状態における最終回の変動ゲーム後にのめり込みに関する注意喚起が実行されているときには精算ボタン19が操作されたとしてものめり込みに関する注意喚起の実行が継続されるように構成してもよい。
・精算操作手段としての精算ボタン19が操作されたことを契機に精算処理(精算制御)が行われる場合、待機演出の実行が開始されるように構成し、待機演出が実行されているときに精算演出が実行されるように構成してもよい。この場合、待機演出が実行されているときに、記憶媒体の返却に関する注意喚起が実行されるように構成してもよい。この場合、ロゴ演出に要する時間は、精算演出の実行が開始されてから記憶媒体の返却に関する注意喚起の実行が終了するまでに要する時間よりも長いことが好ましい。このように構成すれば、各種の注意喚起が実行されるよりも前に、精算演出及び記憶媒体の返却に関する注意喚起を実行することができる。
・精算演出が実行される期間と、記憶媒体の返却に関する注意喚起が実行される期間と、が一部又は全部重複するように構成してもよい。すなわち、精算ボタン19が操作された場合、精算演出が実行されるとともに、記憶媒体の返却に関する注意喚起が実行されるように構成してもよい。この場合、精算演出の実行が開始されてから、当該精算演出が実行されているときに記憶媒体の返却に関する注意喚起が実行されるように構成してもよい。その他、精算演出の実行が開始されるタイミングと、記憶媒体の返却に関する注意喚起の実行が開始されるタイミングと、が同一であってもよい。なお、記憶媒体の返却に関する注意喚起の実行が開始された後、精算演出が実行されるように構成してもよい。精算演出及び記憶媒体の返却に関する注意喚起のうち何れか一方のみが演出表示装置14で実行されるように構成してもよい。例えば、演出表示装置14では記憶媒体の返却に関する注意喚起が実行され、スピーカ16において精算演出が実行されるように構成してもよい。
・有利演出状態を生起可能なスロットマシンに適用しなくてもよく、例えば、有利演出状態及びボーナス遊技状態のうちボーナス遊技状態のみを生起可能な遊技機に適用してもよい。同様に、ボーナス遊技状態を生起可能なスロットマシンに適用しなくてもよく、例えば、有利演出状態及びボーナス遊技状態のうち有利演出状態のみを生起可能な遊技機に適用してもよい。
・有利演出状態以外の演出状態であっても、ナビ演出が実行されるように構成してもよい。例えば、準備演出状態であるときにはベルナビ演出が実行されるように構成してもよい。また、ボーナス演出状態であるとき、つまり、ボーナス遊技状態であるときであっても、ベルナビ演出が実行される場合があってもよい。
・第2実施形態及び第3実施形態においても、第1実施形態と同様、のめり込みに関する注意喚起が実行されているときに、星空演出が実行されるように構成してもよい。第2実施形態及び第3実施形態では、次の内部モードが決定されるよりも前に星空演出が実行されることになるが、ボーナス遊技状態や有利演出状態の終了後に移行する内部モードを推測するにあたっては、移行前の内部モードが参考になることもある。したがって、第2実施形態や第3実施形態において星空演出を実行する場合であっても、星空演出は、内部制御状態を示唆又は報知することで有利状態の生起に関する有利度を示唆又は報知する演出といえる。
・登場演出及び星空演出の両方を実行しなくてもよく、例えば、登場演出と星空演出のうち少なくとも一方が実行されるように構成してもよい。また、のめり込みに関する注意喚起が実行された後、登場演出や星空演出が実行されるように構成してもよい。このように構成する場合、登場演出や星空演出が実行されるまでの間、のめり込みに関する注意喚起が実行されている演出表示装置14に注目させ易くなり、のめり込みに関する注意喚起を効果的に実行することができる。また、のめり込みに関する注意喚起が実行されているときに登場演出及び星空演出を実行しないように構成してもよい。すなわち、有利状態の生起に関する有利度を示唆又は報知する特定演出を実行しなくてもよい。
・特定演出としての登場演出は、設定されている設定値を示唆する演出であってもよい。例えば、上記実施形態において第3キャラクタが登場する演出内容で登場演出が実行されたとしても、設定値が「3」であることへの期待度が高いだけであって、設定値が「3」であることを特定できなくてもよい。また、登場演出は、設定されている設定値を報知する演出であってもよい。例えば、上記実施形態において第1キャラクタが登場する演出内容で登場演出が実行された場合、設定値が「1」であることを特定可能に構成してもよい。すなわち、登場演出は、設定値を示唆する演出であってもよいし、設定値を報知する演出であってもよい。
・設定値として設定可能な値は、「1」〜「3」の3段階でなくてもよく、例えば、「1」〜「6」の6段階から設定値を設定可能に構成してもよい。また、設定値を変更可能に構成したスロットマシンに適用しなくてもよい。
・特定演出としての星空演出は、内部モードを示唆する演出であってもよい。例えば、上記実施形態において惑星と星が表示される演出内容で星空演出が実行されたとしても、第3内部モードであることへの期待度が高いだけであって、第3内部モードであることを特定できなくてもよい。また、星空演出は、内部モードを報知する演出であってもよい。例えば、上記実施形態において3つの星が表示される演出内容で星空演出が実行された場合、第1内部モードであることを特定可能に構成してもよい。すなわち、星空演出は、内部モードを示唆する演出であってもよいし、内部モードを報知する演出であってもよい。
・内部モードの種類を変更してもよい。例えば、内部モードの種類は、2種類であってもよいし、4種類以上であってもよい。また、内部制御状態としての内部モードを制御可能に構成しなくてもよい。
・のめり込みに関する注意喚起が実行される場合に表示される注意喚起画像(例えば、注意喚起画像TGa)が表示される表示領域(所定の表示領域)のうち、一部又は全部がリール視認領域としての透過領域14aと重なる(重複する)ように構成してもよい。すなわち、透過領域14aにおいて注意喚起画像が表示され、のめり込みに関する注意喚起が実行されるように構成してもよい。また、のめり込みに関する注意喚起が実行される場合に表示される注意喚起画像の横幅は、正面視において、1つのリールの横幅と同一であってもよいし、1つのリールの横幅よりも短くてもよい。
・のめり込みに関する注意喚起が実行される場合に表示される注意喚起画像(例えば、注意喚起画像TGa)が表示される表示領域(所定の表示領域)は、特定の可動体としてのハート可動体25の動作領域と重なる領域であってもよい。例えば、ハート可動体25が動作しない場合、ハート可動体25の動作領域と重なる領域に注意喚起画像TGaが表示されて、のめり込みに関する注意喚起が実行されるように構成してもよい。一方、ハート可動体25が動作する場合、ハート可動体25の動作領域と重なる領域に注意喚起画像TGaが表示されて、のめり込みに関する注意喚起が実行されるように構成してもよい。また、ハート可動体25が動作する場合、のめり込みに関する注意喚起が実行されないように構成してもよい。また、特定の可動体は、スター可動体26であってもよい。スター可動体26は、演出表示装置14の前側へ動作可能に構成してもよいし、上記実施形態のように演出表示装置14の前側へは動作しないように構成してもよい。
・上記第4実施形態において、ハート可動体25が動作する条件を変更してもよい。例えば、設定値が「1」よりも有利度の高い設定値であれば、ハート可動体25が動作し得るように構成してもよい。また、例えば、第1内部モードよりも有利度の高い内部モードであれば、ハート可動体25が動作し得るように構成してもよい。このように、設定値及び内部モードの両方に基づいてハート可動体25の動作が決定されるように構成しなくてもよい。また、第2実施形態において、第4実施形態を採用してもよい。同様に、第3実施形態において、第4実施形態を採用してもよい。
・有効ラインを構成する図柄の停止位置を変更してもよい。また、有効ラインの数は、複数であってもよい。例えば、左リール13aの上段停止位置、中リール13bの中段停止位置及び右リール13cの下段停止位置によって、有効ラインを構成してもよい。有効ラインを構成する図柄の停止位置は、一直線上に位置する図柄の停止位置によって構成されるものでなくてもよい。例えば、左リール13aの上段停止位置、中リール13bの中段停止位置及び右リール13cの上段停止位置によって、有効ラインを構成してもよい。
・上記実施形態において、主制御用CPU40aは、役抽選の抽選結果がはずれの場合、当選情報コマンドを出力バッファに格納しないように構成してもよい。この場合、当選情報コマンドを入力しない場合に、副制御用CPU41aは、役抽選の抽選結果がはずれであることを特定することができる。
・上記実施形態において、役抽選用乱数の値が、賞が定められた図柄組み合わせの入賞が許容される当選番号に振り分けられていない場合でも、はずれに限らず、例えば、所定の演出(例えば、上乗せ演出など)が実行されるなどの特典が付与され得る図柄組み合わせ(所謂、チャンス目)が導出され得るように構成することもできる。
・持越遊技状態は、第1遊技状態に比して再遊技役の入賞が許容され易い遊技状態であってもよい。また、持越遊技状態は、第2遊技状態に比して再遊技役の入賞が許容され難い遊技状態であってもよい。
・第1ボーナス遊技状態及び第2ボーナス遊技状態のうち何れか一方又は両方の終了条件を変更してもよい。第1ボーナス遊技状態及び第2ボーナス遊技状態のうち何れか一方又は両方の終了条件は、シングルボーナス遊技状態と同様、ボーナス遊技状態において実行された変動ゲームの回数が所定の回数に達した場合に、成立するように構成してもよい。また、シングルボーナス遊技状態の終了条件は、第1ボーナス遊技状態及び第2ボーナス遊技状態と同様、ボーナス遊技状態において付与されたメダルの枚数が所定枚数を超えた場合に、成立するように構成してもよい。
・役抽選テーブルでは、ベット数(賭数)に応じて、決定可能とする当選番号に対して、役抽選用乱数の値として取り得る範囲内の値の中から所定個数ずつ振り分けられていてもよい。例えば、ベット数が少ない場合、ベット数が多い場合に比して、当選番号に当選し難くしてもよい。つまり、ベット数が少ない場合、ベット数が多い場合に比して、役抽選の抽選結果がはずれとなり易くしてもよい。また、ベット数としてベット数の上限数が設定されている場合に限って、ボーナス役の入賞を許容する当選番号に当選し得るように構成してもよい。
・上記実施形態を、遊技者に不利益を生じさせるペナルティを付与し得る遊技機に適用してもよい。なお、ペナルティの付与は、1回の変動ゲームを対象としてもよいし、複数回の変動ゲームを対象としてもよい。
・パチンコ遊技機に適用してもよい。前述したように、パチンコ遊技機では、遊技球が遊技媒体として用いられる遊技機である。例えば、パチンコ遊技機が備える表示装置において注意喚起画像TGaを表示してのめり込みに関する注意喚起を実行する場合、パチンコ遊技機が第1の遊技媒体が遊技媒体として用いられる遊技機に相当し、スロットマシンが第2の遊技媒体が遊技媒体として用いられる遊技機に相当する。パチンコ遊技機では、発射ハンドルを操作して遊技球を発射させ、始動口へ遊技球が入球したことを条件として、大当り抽選などの当り抽選が行われる。始動口には、ヘソともいわれる第1始動口や電チューともいわれる第2始動口があり、それらの両方を備えたパチンコ遊技機もある。そして、パチンコ遊技機では、当り抽選において大当りに当選した場合、大当り状態が生起される。パチンコ遊技機では、当り抽選において大当りに当選した場合、図柄変動ゲームにおいて大当り表示結果が導出された後、大当り状態が生起される。
大当り状態が生起された場合、オープニング演出が実行された後、大入賞口(所謂、アタッカー)が開放されるラウンド遊技が複数回行われ、最終回のラウンド遊技後にエンディング演出が実行される。具体的に、所定のオープニング時間の計測処理が行われ、当該オープニング時間が計測されているとき、オープニング演出が実行される。オープニング時間の計測が行われることで、大当り状態における初回のラウンド遊技の開始が停滞される。オープニング演出の実行中、つまり、オープニング時間の計測中、表示装置に表示される画像のうち特定の画像は動作せずに表示されるように構成してもよい。また、オープニング時間の計測処理が行われた後、ラウンド遊技が複数回行われる。ラウンド遊技は、開放遊技ともいわれる遊技であって、大入賞口への遊技球の入球が許容されて当該大入賞口へ遊技球が入球すると賞球が払い出される。ラウンド遊技では、所定の開放態様で大入賞口が開放される。なお、所定の開放態様で大入賞口が開放される場合、当該大入賞口が開放される回数は1回であってもよいし、複数回であってもよい。このように、大当り状態では、所定の開放態様で大入賞口が開放される遊技の回数が1回よりも多い回数(複数回)となる。大当り状態が生起されているときに複数回のラウンド遊技が行われるとき、各ラウンド遊技間では、所定のインターバル時間の計測処理が行われる。インターバル時間の計測処理が行われることにより、例えば、次のラウンド遊技の開始が停滞される。また、大当り状態における最終回のラウンド遊技後にはエンディング時間の計測処理が行われ、当該エンディング時間が計測されているとき、エンディング演出が実行される。エンディング時間の計測が行われることで、大当り状態の終了が停滞される。エンディング演出の実行中、つまり、エンディング時間の計測中、表示装置に表示される画像のうち特定の画像は動作せずに表示されるように構成してもよい。この場合、エンディング時間の計測処理が実行された場合、特定の画像が動作せずに表示され続け、特定の画像の動作が停滞される。そして、パチンコ遊技機では、大当り状態における最終回のラウンド遊技後、エンディング演出の実行中、例えば、注意喚起画像TGaが表示されることで、のめり込みに関する注意喚起が実行されるように構成してもよい。すなわち、大当り状態における最終回のラウンド遊技後にエンディング時間の計測処理の実行が開始された後にのめり込みに関する注意喚起を実行してもよい。以上のように、パチンコ遊技機においてのめり込みに関する注意喚起を実行する場合、オープニング時間の計測処理の実行が開始された後にのめり込みに関する注意喚起を実行してもよい。また、上記のように、パチンコ遊技機においてのめり込みに関する注意喚起を実行する場合、インターバル時間の計測処理の実行が開始された後にのめり込みに関する注意喚起を実行してもよい。以上のように、オープニング時間の計測処理、インターバル時間の計測処理及びエンディング時間の計測処理は、フリーズ制御と捉えることができる。
パチンコ遊技機は、発射ハンドルを操作量に応じて遊技球を流下させる領域を変えることが可能であって、パチンコ遊技機の中には、左打ちと右打ちで遊技球を打ち分けることが可能に構成されたパチンコ遊技機もある。左打ちと右打ちで遊技球を打ち分けることが可能に構成されたパチンコ遊技機では、例えば、右打ちした場合に遊技球が流下する領域に大入賞口が配置されることもある。このようなパチンコ遊技機では、大当り状態が生起されているとき、左打ちをしても遊技球を大入賞口へ入球させることができず、右打ちをすることで遊技球を大入賞口へ入球させることで利益を獲得することが可能となる。このため、大当り状態が生起されているときには、右打ちをすることで利益を獲得可能であることを案内する右打ち案内演出が実行されるパチンコ遊技機もある。右打ち案内演出では、利益を獲得可能な操作を案内する演出ともいえる。このように、パチンコ遊技機の中には、右打ち案内演出が実行される大当り状態を生起可能なパチンコ遊技機がある。
パチンコ遊技機には、当り抽選において小当りに当選した場合、小当り状態が生起されるパチンコ遊技機もあり、このようなパチンコ遊技機においてのめり込みに関する注意喚起を実行するように構成してもよい。小当り状態は、大当り状態とともに、当り状態として分類されることがあり、小当り状態においても大入賞口が開放される。小当り状態において所定の開放態様で大入賞口が開放される回数は1回であることが多い。ここでいう「所定の開放態様で大入賞口が開放される回数が1回であること」は、大入賞口が開放される回数が1回であることを意味するものではなく、所定の開放態様で大入賞口が開放される場合に大入賞口が開放される回数が複数回であることもある。また、小当り状態における所定の開放態様と、大当り状態における所定の開放態様と、は同一であってもよいし、同一でなくてもよい。このように、小当り状態では、所定の開放態様で大入賞口が開放される遊技の回数は1回となる。なお、小当り状態が生起された場合に開放される大入賞口と、大当り状態が生起された場合に開放される大入賞口と、は同一であってもよいし、同一でなくてもよい。また、大当り状態及び小当り状態を含む複数種類の当り状態のうち、小当り状態において所定の開放態様で大入賞口が開放される遊技の回数は最も少なくてもよい。また、小当り状態が生起された場合に獲得可能な遊技媒体の数は、大当り状態が生起された場合に獲得可能な遊技媒体の数よりも少なくてもよい。例えば、大当り状態及び小当り状態を含む複数種類の当り状態のうち、小当り状態が生起された場合に獲得可能な遊技媒体の数は最も少なくてもよい。そして、大当り状態が生起された場合にはのめり込みに関する注意喚起が実行される一方、小当り状態が生起された場合にはのめり込みに関する注意喚起が実行されないように構成してもよい。すなわち、小当り状態が生起された場合にはのめり込みに関する注意喚起が実行されず、大当り状態が生起された場合にはのめり込みに関する注意喚起が実行されるように構成してもよい。因みに、大当り状態及び小当り状態に関係なく、所定の開放態様で大入賞口が開放される場合であっても、当該所定の開放態様で大入賞口が開放されるよりも前に規定個数の遊技球が大入賞口へ入球した場合、所定の開放態様での大入賞口の開放が終了するように構成することもできる。
パチンコ遊技機では、待機演出を実行するパチンコ遊技機もあり、このようなパチンコ遊技機において待機演出の実行中、例えば、注意喚起画像GT3を表示して、のめり込みに関する注意喚起を実行するように構成してもよい。例えば、本実施形態における待機演出を、パチンコ遊技機における待機演出として採用し、待機演出の実行中にのめり込みに関する注意喚起が実行されるように構成してもよい。また、パチンコ遊技機において、待機演出の実行中に実行されるのめり込みに関する注意喚起の内容は、大当り状態における最終回のラウンド遊技後に実行されるのめり込みに関する注意喚起の内容と同一であってもよい。また、パチンコ遊技機において、待機演出の実行中に実行されるのめり込みに関する注意喚起の態様は、大当り状態における最終回のラウンド遊技後に実行されるのめり込みに関する注意喚起の態様と異ならせてもよい。また、可動体を有するパチンコ遊技機において、パチンコ遊技機においてのめり込みに関する注意喚起を実行する場合、のめり込みに関する注意喚起を実行する場合に表示される画像(例えば、注意喚起画像YGa)が表示される領域と、特定の可動体の動作領域と、が重ならないように構成してもよい。
・上記実施形態における主基板40の機能は、複数の基板に分割して実現されていてもよい。また、主制御用CPU40aは、単一の基板上に実装された複数のCPUから構成されていてもよい。
・上記実施形態において、主基板40からの制御信号に基づき遊技媒体としてのメダルの払出しを制御する払出基板を設け、上記実施形態におけるメダルの払出しに関する制御を払出基板で行うように構成してもよい。このように構成する場合、主基板40及び払出基板を主制御部としてもよい。
・上記実施形態における副基板41の機能は、複数の基板に分割して実現されていてもよい。例えば、演出表示装置14を専門に制御する表示基板、装飾ランプ15を専門に制御するランプ基板及びスピーカ16を専門に制御する音基板を設けてもよく、これらの基板群を統括的に制御する統括基板をさらに設けてもよい。また、副制御用CPU41aは、単一の基板上に実装された複数のCPUから構成されていてもよい。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想を以下に追記する。
○特別表示結果が導出された後に特別状態が生起される遊技機において、停滞制御を実行する停滞制御手段と、演出実行手段を制御する演出制御手段と、を備え、前記演出実行手段では、のめり込みに関する注意喚起が実行されるようになっており、前記特別状態における最終回の遊技後に前記停滞制御が実行され、当該停滞制御の実行が開始された後、のめり込みに関する注意喚起が実行されることを特徴とする遊技機。
○利益を獲得可能な操作を案内する案内演出が実行される特定状態を生起可能な遊技機において、停滞制御を実行する停滞制御手段と、演出実行手段を制御する演出制御手段と、を備え、前記演出実行手段では、のめり込みに関する注意喚起が実行されるようになっており、前記特定状態における最終回の遊技後に前記停滞制御が実行され、当該停滞制御の実行が開始された後、のめり込みに関する注意喚起が実行されることを特徴とする遊技機。
○賭数が設定されていることを条件として遊技を行うことができ、特別表示結果が導出された後に特別状態が生起される遊技機において、演出実行手段を制御する演出制御手段を備え、前記演出実行手段では、のめり込みに関する注意喚起が実行されるようになっており、前記特別状態における最終回の遊技後にのめり込みに関する注意喚起の実行が開始された場合、前記特別状態における最終回の遊技後にのめり込みに関する注意喚起の実行が開始されてから特定期間後に賭数が設定された場合にはのめり込みに関する注意喚起の実行が終了する一方、前記特別状態における最終回の遊技後にのめり込みに関する注意喚起の実行が開始されてから前記特定期間内に賭数が設定された場合にはのめり込みに関する注意喚起が実行され続けることを特徴とする遊技機。
○賭数が設定されていることを条件として遊技を行うことができ、利益を獲得可能な操作を案内する案内演出が実行される特定状態を生起可能な遊技機において、演出実行手段を制御する演出制御手段を備え、前記演出実行手段では、のめり込みに関する注意喚起が実行されるようになっており、前記特定状態における最終回の遊技後にのめり込みに関する注意喚起の実行が開始された場合、前記特定状態における最終回の遊技後にのめり込みに関する注意喚起の実行が開始されてから特定期間後に賭数が設定された場合にはのめり込みに関する注意喚起の実行が終了する一方、前記特定状態における最終回の遊技後にのめり込みに関する注意喚起の実行が開始されてから前記特定期間内に賭数が設定された場合にはのめり込みに関する注意喚起が実行され続けることを特徴とする遊技機。
○第1特別表示結果が導出された後に第1特別状態が生起され、前記第2特別表示結果が導出された後に第2特別状態が生起される遊技機において、演出実行手段を制御する演出制御手段を備え、前記演出実行手段では、のめり込みに関する注意喚起が実行されるようになっており、前記第1特別状態が生起された場合に獲得可能な遊技媒体の数は、前記第2特別状態が生起された場合に獲得可能な遊技媒体の数よりも多く、前記第2特別状態が生起された場合にはのめり込みに関する注意喚起が実行されず、前記第1特別状態が生起された場合にはのめり込みに関する注意喚起が実行されることを特徴とする遊技機。
○特定状態を生起可能な遊技機において、演出実行手段を制御する演出制御手段を備え、前記演出実行手段では、のめり込みに関する注意喚起が実行されるようになっており、前記特定状態には、第1特定状態と、第2特定状態と、があり、前記第1特定状態から前記第2特定状態へ移行する場合、移行する前記第2特定状態における初回の遊技よりも前にのめり込みに関する注意喚起は実行されず、前記第1特定状態から通常状態へ移行する場合、移行する前記通常状態における初回の遊技よりも前にのめり込みに関する注意喚起が実行されることを特徴とする遊技機。
○有利状態を生起可能な遊技機において、演出実行手段を制御する演出制御手段を備え、前記演出実行手段では、のめり込みに関する注意喚起が実行されるようになっており、前記演出実行手段にて実行される演出には、前記有利状態の生起に関する有利度を示唆又は報知する特定演出があり、のめり込みに関する注意喚起が実行されているときに、前記特定演出を実行可能に構成されたことを特徴とする遊技機。
○待機演出を実行可能であって、賭数が設定されていることを条件として遊技を行うことができ、クレジットとして遊技媒体の数を記憶可能な遊技機において、精算操作手段と、前記精算操作手段が操作されたことを条件として精算制御を行う精算制御手段と、演出実行手段を制御する演出制御手段と、を備え、前記演出実行手段では、のめり込みに関する注意喚起が実行されるようになっており、クレジットが1以上であって、且つ、賭数が1以上であるときに前記精算操作手段が操作された場合、前記演出実行手段では、前記待機演出の実行が開始され、当該待機演出の実行中にのめり込みに関する注意喚起が実行されることを特徴とする遊技機。
○待機演出を実行可能であって、再遊技役が入賞したことを条件に再遊技が付与され、払出役が入賞したことを条件に当該払出役に定められた数の遊技媒体が付与される遊技機において、精算操作手段と、前記精算操作手段が操作されたことを条件として精算制御を行う精算制御手段と、演出実行手段を制御する演出制御手段と、を備え、前記演出実行手段では、前記待機演出の実行中に、のめり込みに関する注意喚起が実行されるようになっており、遊技において前記再遊技役が入賞した後に前記精算操作手段が操作された場合、前記精算制御が行われる一方で、前記待機演出の実行は開始されず、遊技において前記払出役が入賞した後に前記精算操作手段が操作された場合、前記精算制御が行われ、前記待機演出の実行が開始されるとともに、当該待機演出の実行中にのめり込みに関する注意喚起が実行されることを特徴とする遊技機。
○記憶媒体に記憶された価値に基づく遊技媒体を遊技に使用可能な遊技機であって、精算操作手段と、前記精算操作手段が操作されたことを条件として精算制御を行う精算制御手段と、演出実行手段を制御する演出制御手段と、を備え、前記演出実行手段では、のめり込みに関する注意喚起が実行されるようになっており、のめり込みに関する注意喚起が実行されているときに前記精算操作手段が操作された場合、前記演出実行手段では、のめり込みに関する注意喚起の実行が終了し、記憶媒体の返却に関する注意喚起が実行されることを特徴とする遊技機。
○待機演出を実行可能な遊技機において、演出実行手段を制御する演出制御手段と、所定の操作手段と、を備え、前記演出実行手段では、のめり込みに関する注意喚起が実行されるようになっており、前記待機演出の実行中にのめり込みに関する注意喚起が実行されているときに、前記所定の操作手段が操作された場合、のめり込みに関する注意喚起の実行が終了し、前記待機演出の実行中において、前記演出実行手段では、のめり込みに関する注意喚起が実行された後、前記所定の操作手段の操作に関する演出が実行されることを特徴とする遊技機。
○待機演出を実行可能であって、特別表示結果が導出された後に特別状態が生起される遊技機において、演出実行手段を制御する演出制御手段を備え、前記演出実行手段では、前記待機演出の実行中においてのめり込みに関する注意喚起が実行され、前記特別状態における最終回の遊技後にのめり込みに関する注意喚起が実行されるようになっており、前記待機演出の実行中に実行されるのめり込みに関する注意喚起の内容は、前記特別状態における最終回の遊技後に実行されるのめり込みに関する注意喚起の内容と同一であることを特徴とする遊技機。
○待機演出を実行可能であって、利益を獲得可能な操作を案内する案内演出が実行される特定状態を生起可能な遊技機において、演出実行手段を制御する演出制御手段を備え、前記演出実行手段では、前記待機演出の実行中においてのめり込みに関する注意喚起が実行され、前記特定状態における最終回の遊技後にのめり込みに関する注意喚起が実行されるようになっており、前記待機演出の実行中に実行されるのめり込みに関する注意喚起の内容は、前記特定状態における最終回の遊技後に実行されるのめり込みに関する注意喚起の内容と同一であることを特徴とする遊技機。
○複数のリールと、透過型ディスプレイと、を備え、複数のリールの前側に前記透過型ディスプレイが配置され、前記透過型ディスプレイの表示領域には、後側に配置されたリールを視認可能なリール視認領域が含まれ、前記透過型ディスプレイの表示領域のうち前記リール視認領域とは別の表示領域において、所定の注意喚起画像が表示されてのめり込みに関する注意喚起が実行されることを特徴とする遊技機。
○特定の可動体と、前記特定の可動体の動作を制御する動作制御手段と、演出実行手段を制御する演出制御手段と、を備え、前記演出実行手段は、所定の演出領域を含む演出領域を有しており、前記演出制御手段は、前記所定の演出領域においてのめり込みに関する注意喚起を実行させる制御を行うことができ、正面視において、前記所定の演出領域は、前記特定の可動体の動作領域と重ならない領域であることを特徴とする遊技機。
○特定の可動体と、前記特定の可動体の動作を制御する動作制御手段と、演出実行手段を制御する演出制御手段と、を備え、前記演出実行手段は、所定の演出領域を含む演出領域を有しており、前記演出制御手段は、前記所定の演出領域においてのめり込みに関する注意喚起を実行させる制御を行うことができ、前記特定の可動体が動作しない場合、正面視において、前記特定の可動体の動作領域と重なる前記所定の演出領域にてのめり込みに関する注意喚起が実行される場合があり、前記特定の可動体が動作する場合、のめり込みに関する注意喚起の実行が制限されることを特徴とする遊技機。
○特別表示結果が導出された後に特別状態が生起される遊技機において、停滞制御を実行する停滞制御手段と、演出実行手段を制御する演出制御手段と、を備え、前記演出実行手段では、のめり込みに関する注意喚起が実行されるようになっており、前記特別状態における初回の遊技が開始されるよりも前に前記停滞制御が実行され、当該停滞制御の実行が開始された後、のめり込みに関する注意喚起が実行されることを特徴とする遊技機。
○利益を獲得可能な操作を案内する案内演出が実行される特定状態を生起可能な遊技機において、停滞制御を実行する停滞制御手段と、演出実行手段を制御する演出制御手段と、を備え、前記演出実行手段では、のめり込みに関する注意喚起が実行されるようになっており、前記特定状態における初回の遊技が開始されるよりも前に前記停滞制御が実行され、当該停滞制御の実行が開始された後、のめり込みに関する注意喚起が実行されることを特徴とする遊技機。
○特別表示結果が導出された後に特別状態が生起される遊技機において、停滞制御を実行する停滞制御手段と、演出実行手段を制御する演出制御手段と、を備え、前記演出実行手段では、のめり込みに関する注意喚起が実行されるようになっており、前記特別状態であるときに前記停滞制御が実行され、当該停滞制御の実行が開始された後、のめり込みに関する注意喚起が実行されることを特徴とする遊技機。
○利益を獲得可能な操作を案内する案内演出が実行される特定状態を生起可能な遊技機において、停滞制御を実行する停滞制御手段と、演出実行手段を制御する演出制御手段と、を備え、前記演出実行手段では、のめり込みに関する注意喚起が実行されるようになっており、前記特定状態であるときに前記停滞制御が実行され、当該停滞制御の実行が開始された後、のめり込みに関する注意喚起が実行されることを特徴とする遊技機。
○前記特別状態における最終回の遊技後に前記停滞制御が実行された場合、前記特別状態における最終回の遊技後に表示された特定の画像が動作せずに表示され続け、当該特定の画像の動作が停滞される。
○前記特別状態における最終回の遊技後に前記停滞制御が実行された場合、所定のエンディング時間の計測制御が行われる。
10…スロットマシン、13a〜13c…リール、14…演出表示装置、14a…透過領域、15…装飾ランプ、16…スピーカ、17…メダル投入口、18…ベットボタン、19…精算ボタン、20…スタートレバー、21a〜21c…ストップボタン、25…ハート可動体、26…スター可動体、30…情報パネル、40…主基板、40a…主制御用CPU、40b…主制御用ROM、40c…主制御用RAM、41…副基板、41a…副制御用CPU、41b…副制御用ROM、41c…副制御用RAM、45…設定値スイッチ、BL…バックライト、EB…演出ボタン、HU…ホッパーユニット。

Claims (1)

  1. 特別表示結果が導出された後に特別状態が生起される遊技機において、
    特定の可動体と、
    前記特定の可動体の動作を制御する動作制御手段と、
    停滞制御を実行する停滞制御手段と、
    演出実行手段を制御する演出制御手段と、を備え、
    前記演出実行手段は、所定の演出領域を含む演出領域を有しており、
    前記特定の可動体が動作した場合、正面視において、前記所定の演出領域と前記特定の可動体の少なくとも一部が重なり、
    前記演出実行手段では、のめり込みに関する注意喚起が実行されるようになっており、
    前記演出制御手段は、前記所定の演出領域においてのめり込みに関する注意喚起を実行させる制御を行うことが可能であって、
    前記特別状態における最終回の遊技後に前記停滞制御が実行され、当該停滞制御が実行される期間内では、のめり込みに関する注意喚起が実行されるようになっており、
    前記停滞制御が実行される期間内にのめり込みに関する注意喚起が前記演出実行手段にて実行されるときにおいて前記特定の可動体が動作しないときには前記所定の演出領域にてのめり込みに関する注意喚起が実行される一方、前記特定の可動体が動作するときには前記所定の演出領域とは別の演出領域にてのめり込みに関する注意喚起が実行されることにより、正面視において、のめり込みに関する注意喚起と前記特定の可動体が重ならず、
    前記特定の可動体が動作して前記所定の演出領域とは別の演出領域にてのめり込みに関する注意喚起が実行される場合には、前記特定の可動体が動作せずに前記所定の演出領域にてのめり込みに関する注意喚起が実行される場合に比して、有利であることを特徴とする遊技機
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