JP6848074B2 - ホルマリン固定用の組織ストリップ容器 - Google Patents

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Description

優先権
本出願は、「TISSUE STRIP CONTAINER FOR FORMALIN FIXATION」と題する、2016年10月11日に出願された、米国仮特許出願第62/406,473号に対する優先権を主張する。この開示は、その全体が参照により本明細書に援用される。
生検は、がんまたは他の障害の徴候について組織を検査するために組織試料を採取することである。組織試料は、様々な試料収集装置が関与する様々な医療処置を用いて、様々な方法で得られる。たとえば、生検は、開放的(外科的に組織を除去すること)である場合や、経皮的(たとえば、細針吸引、コア針生検、または真空補助生検による)である場合がある。組織試料が収集された後、組織試料は、適切な試験(組織学的分析など)を実行するように設定されている研究室(例えば、病理学研究室、生物医学研究室など)で分析される。
生検試料は、様々な装置を使用した開放的方法及び経皮的方法を含む様々な医療処置において、様々な方法で得られてきた。例えば、いくつかの生検デバイスは、患者から1つ以上の生検試料を取得するために、片手を使って、また単回の挿入で、使用者によって完全に操作可能であり得る。さらに、いくつかの生検デバイスは、流体(例えば、加圧空気、食塩水、大気、真空化など)の連通のために、電力の伝達のために、及び/またはコマンドの伝達などのために、真空化モジュール及び/または制御モジュールに繋がれ得る。他の生検デバイスは、繋がれることなく、または他の装置と他の方法で連結されることなく、完全に、または少なくとも部分的に動作可能であり得る。生検デバイスは、定位ガイダンス、超音波ガイダンス、MRIガイダンス、ポジトロンエミッションマンモグラフィ(「PEM」ガイダンス)、乳房専用ガンマ撮像(「BSGI」)ガイダンスまたは他の方法の下で使用されることできる。
乳房生検のための最新技術は、真空補助乳房生検である。この分野の現在の教科書は、著者Markus Hahn、Anne Tardivon及びJan Casselman、ISBN 978−3−642−34270−7で、Springer Medizin Verlagにより独国で出版された、Devicor Medical Germany GmBhによる2013年の著作権で、2012年11月11日に有効とされた「Vacuum−Assisted Breast Biopsy with Mammotome(登録商標)」である。
生検デバイスは、超音波画像ガイダンス、定位(X線)ガイダンス、MRIガイダンス、ポジトロンエミッションマンモグラフィ(「PEM」ガイダンス)、乳房専用ガンマ撮像(「BSGI」)ガイダンスなどの下で使用できる。各処置には、使用される撮像ガイダンスの形式に基づいた独自の方法がある。以下に、超音波画像誘導下生検処置、定位誘導生検処置及びMRI誘導生検処置を簡単に説明する。
超音波画像誘導下乳房生検処置では、操作者は超音波トランスデューサを患者の乳房に位置決めし、超音波画像表示スクリーンを見ながら、トランスデューサを操作して、患者の乳房の疑わしい組織を特定することができる。操作者が疑わしい組織を特定したら、操作者は乳房の標的領域に麻酔をかけることができる。乳房に麻酔をかけたら、操作者は、トランスデューサからずれている乳房の外側にある位置で、メスを使用して最初の切開を作成する。つぎに、イントロデューサカニューレ内に同軸に配置される乳房生検プローブの針を、最初の切開部から乳房に挿入する。操作者は、片手で超音波トランスデューサを握り続けながら、他方の手で生検プローブを操作する。表示画面の超音波画像を見ながら、操作者は、疑わしい組織に隣接する場所に針を誘導する。プローブの針内部のカッターを使用して組織を除去し、次いでそれを乳房生検デバイスにある手で取る位置か、組織試料チャンバのいずれかに搬送する。次いで、イントロデューサカニューレが乳房内に配置されたまま、乳房生検デバイスの針を取り外す。次いで、イントロデューサカニューレを使用して、生検部位に生検部位マーカーを配備するために生検マーカーカニューレを導入することができる。生検部位にマーカーを配備すると、生検マーカーカニューレとイントロデューサカニューレの両方を乳房から取り外し、皮膚の切れ目を閉じる医学的に許容されている方法を用いて、切開部を閉じる。
定位画像誘導乳房生検処置では、患者はまず乳房定位アセンブリを含むX線装置に対して位置決めされる。いくつかの処置では、患者を腹臥位の向きにし、患者は少なくとも1つの乳房が処置台の開口部を通って垂下している状態で、処置台にうつ伏せに横たわる。次いで、圧迫板と、処置台の下に配置されている定位アセンブリのX線レセプタとの間で乳房を圧迫する。乳房生検デバイスを、圧迫板の前方にある、乳房とX線源との間の自動ガイド装置に位置決めする。患者の位置決め及び乳房の定位が完了すると、ゼロ度の角度位置にあるX線レセプタにより(すなわち、X線がX線レセプタに対して垂直な軸に沿って放出される)、スカウト画像を取得する。患者が所望の位置に位置決めされたことをスカウト画像が示す場合、定位画像対の取得の処置を進める。定位画像対は、X線源をX線レセプタに対して様々な相補的な角度位置(例えば、+15°及び−15°)に向けることによって取得され、各々の位置で少なくとも1つのX線画像を取得する。
さらに、定位画像誘導乳房生検処置では、適切な定位画像対を取得すると、操作者は、定位画像対を考察することによって、生検サンプリングが望まれる標的部位を識別することができる。各定位画像に標的部位をマークし、画像処理モジュールを使用して、デカルト座標系における標的部位の正確な位置を計算する。次いで、標的部位の計算された位置を自動誘導装置に伝達する。自動誘導装置は、この情報に応答して、乳房生検プローブを標的部位と直線になる位置に位置決めする。乳房生検デバイスが配置された状態で、操作者は次に生検プローブの針を患者の乳房に発射し、それによって針を標的部位に配置することができる。プローブの針内部のカッターを使用して組織を除去し、次いでそれを乳房生検デバイスにある手動で取る位置か、組織試料チャンバのいずれかに搬送する。生検組織が除去された後、生検マーカーカニューレは、針に挿入され、生検部位に生検部位マーカーを配備すべく使用される。生検部位にマーカーを配備すると、針を乳房から取り外し、皮膚の切れ目を閉じる医学的に許容されている方法を用いて、切開部を閉じる。
MRI誘導下乳房生検処置では、患者を台に適切に位置決めし、ターゲティングデバイス(例えば、グリッドとキューブの組み合わせ、またはピラーとポストとクレードルの支持体の組み合わせ)を配備して使用した後、標的となる位置を検証するためにベースラインMRI画像を撮影する。その後、メスを使って乳房の皮膚を切開する。次に、スリーブに配置された閉塞具によって形成されたアセンブリが切開部を通して挿入され、皮膚の下の乳房組織を貫通する。いくつかの許容されている外科的技術では、閉塞具を取り外し、閉塞具の代わりに撮像ロッドをスリーブ内に挿入する。撮像ロッドは、生検処置用に使用されている撮像技術が検出可能な特徴を含む、適切に成形されたロッドとして、まさに定義される。撮像ロッドのMRI画像は、スリーブ/閉塞具アセンブリが貫通した部位を特定するために使用される。いくつかの他の許容されている外科的技術では、閉塞具が乳房組織と協働して、MRI画像において視覚的に注視可能なアーチファクトが得られる。これらの技術の両方を用いて、生検を行うべき乳房内の位置を確認した後に、閉塞具または撮像ロッドを取り外す。
さらに、MRI誘導乳房生検処置では、閉塞具または撮像ロッドは、取り外した後にスリーブ内で乳房生検プローブの針と交換される。プローブの針内部のカッターを使用して組織を除去して、次いでそれを乳房生検デバイスの手で取る位置か、乳房生検デバイスの試料チャンバのいずれかに搬送する。生検組織が除去された後、生検マーカーカニューレが針に挿入され、生検部位に生検部位マーカーを配備すべく使用する。次に針をスリーブから取り外す。任意選択的に、生検部位の再撮像のために撮像ロッドまたは閉塞具を乳房内に戻す。次に、撮像ロッドまたは閉塞具及びスリーブを取り外す。
単なる例示的な生検デバイス及び生検システムの構成要素が、1996年6月18日に発行された「Method and Apparatus for Automated Biopsy and Collection of Soft Tissue」と題する米国特許第5,526,822号、1999年7月27日に発行された「Apparatus for Automated Biopsy and Collection of Soft Tissue」と題する米国特許第5,928,164号、2000年1月25日に発行された「Vacuum Control System and Method for Automated Biopsy Device」と題する米国特許第6,017,316号、2000年7月11日に発行された「Control Apparatus for an Automated Surgical Biopsy Device」と題する米国特許第6,086,544号、2000年12月19日に発行された「Fluid Collection Apparatus for a Surgical Device」と題する米国特許第6,162,187号、2002年8月13日に発行された「Method for Using a Surgical Biopsy System with Remote Control for Selecting an Operational Mode」と題する米国特許第6,432,065号、2003年9月11日に発行された「MRI Compatible Surgical Biopsy Device」と題する米国特許第6,626,849号、2004年6月22日に発行された「Surgical Biopsy System with Remote Control for Selecting an Operational Mode」と題する米国特許第6,752,768号、2008年10月8日に発行された「Remote Thumbwheel for a Surgical Biopsy Device」と題する米国特許第7,442,171号、2010年1月19日に発行された「Manually Rotatable Piercer」と題する米国特許第7,648,466号、2010年11月23日に発行された「Biopsy Device Tissue Port Adjustment」と題する米国特許第7,837,632号、2010年12月1日に発行された「Clutch and Valving System for Tetherless Biopsy Device」と題する米国特許第7,854,706号、2011年3月29日に発行された「Surgical Biopsy System with Remote Control for Selecting an Operational Mode」と題する米国特許第7,914,464号、2011年5月10日に発行された「Vacuum Timing Algorithm for Biopsy Device」と題する米国特許第7,938,786号、2011年12月21日に発行された「Tissue Biopsy Device with Rotatably Linked Thumbwheel and Tissue Sample Holder」と題する米国特許第8,083,687号、2012年2月1日に発行された「Biopsy Sample Storage」と題する米国特許第8,118,755号、2012年6月26日に発行された「Tetherless Biopsy Device with Reusable Portion」と題する米国特許第8,206,316号、2012年8月14日に発行された「Biopsy Device with Rotatable Tissue Sample Holder」と題する米国特許第8,241,226号、2012年8月28日に発行された「Revolving Tissue Sample Holder for Biopsy Device」と題する米国特許第8,251,916号、2009年5月21日に公開され、2013年6月4日に発行された「Icon−Based User Interface on Biopsy System Control Module」と題する米国特許第8,454,531号、2013年9月10日に発行された「Biopsy Marker Delivery Device」と題する米国特許第8,532,747号、2014年4月22日に発行された「Biopsy Device with Discrete Tissue Chambers」と題する米国特許第8,702,623号、2014年6月11日に発行された「Handheld Biopsy Device with Needle Firing」と題する米国特許第8,764,680号、2014年8月12日に発行された「Needle Assembly and Blade Assembly for Biopsy Device」と題する米国特許第8,801,742号、2014年10月14日に発行された「Biopsy Device with Motorized Needle Firing」と題する米国特許第8,858,465号、2015年1月20日に発行された「Access Chamber and Markers for Biopsy Device」と題する米国特許第8,938,285号、2015年8月4日に発行された「Biopsy System with Vacuum Control Module」と題する米国特許第9,095,326号、2015年8月4日に発行された「Biopsy System with Vacuum Control Module」と題する米国特許第9,095,326号、2016年5月3日に発行された「Biopsy Device Tissue Sample Holder with Bulk Chamber and Pathology Chamber」と題する米国特許第9,326,755号、及び2016年5月24日に発行された「Presentation of Biopsy Sample by Biopsy Device」と題する米国特許第9,345,457号に開示されている。上に引用した各米国特許の開示は、参照により本明細書に組み込まれる。
追加の例示的な生検デバイス及び生検システムの構成要素は、2006年4月6日に公開され、現在は放棄されている「Biopsy Apparatus and Method」と題する米国特許公開第2006/0074345号、2009年5月21日に公開され、現在は放棄されている「Graphical User Interface For Biopsy System Control Module」と題する米国特許公開第2009/0131821号、2010年6月17日に公開され、現在放棄されている「Hand Actuated Tetherless Biopsy Device with Pistol Grip」と題する米国特許公開第2010/0152610号、2010年6月24日に公開され、現在放棄されている「Biopsy Device with Central Thumbwheel」と題する米国特許公開第2010/0160819号、2013年6月6日に公開された「Biopsy Device with Slide−In Probe」と題する米国特許公開第2013/0144188号、及び2013年12月5日に公開され、現在放棄されている「Control for Biopsy Device」と題する米国特許公開第2013/0324882号に開示されている。上に引用した各米国非仮特許出願の開示は、参照により本明細書に援用される。
2014年9月18日に公開された「Biopsy device」と題する米国公開第2014/0275999号。2016年6月30日に公開された「Biopsy Device」と題する米国公開第2016/0183928号。これらの公開された特許出願の両方は、プローブ、ホルスタ、及び組織試料を収集するための組織試料ホルダを含む生検デバイスのいくつかの態様を記載し、主張する。プローブは、針及び中空カッターを含む。組織試料ホルダは、少なくとも1つの可撓性部材によって連結された複数のストリップを受容するように構成される複数のチャンバを有するハウジングを含む。可撓性部材は、ストリップが平らな構成と弓形構成との間で変化することができるように、ストリップが互いに対して枢動することができるように構成される。組織試料ホルダは、各チャンバをカッター内腔に連動させるように回転自在であり、組織試料をストリップに収集できるようにする。ストリップを組織試料ホルダから取り外し、組織試料の撮像のために組織試料ホルダ容器に入れることができる。
Leica Biosystemsは、ワークフローソリューション及び自動化の世界的な主導者であり、解剖病理学研究所や研究者に、試料の準備や染色から撮像や報告までの病理学的プロセスにおける各ステップ用の包括的な範囲の製品を提供している。Leica Biosystemsは、ダウンロードを通じてアクセス可能で、病理学的プロセスの様々な側面に関する情報を含む情報パンフレットをWebサイトに公開している。そのパンフレットには次のことが含まれるが、それらに限定されない。Geoffrey Rollsによる「An Introduction to Tissue Processing」、「101 Steps to Better Histology」、及び「Total Histology Solutions」、それらのすべてはwww.leicabiosystems.comで入手できる。
従来の技術及び器具を使用した組織処理間のいくつかのステップでは、組織を手動で操作することが必要な場合がある。この手動での操作は、時間を要し、組織を処理している間に人的エラーにより誤りが起こる可能性を生じさせる。組織を処理する間のありとあらゆる誤りによって、正確な診断を得るという所望の目的を達成するには組織の病理学的検査がひときわ問題を孕むものになる。したがって、現代の組織処理の所望の目標が組織を手動で操作する必要性を減少させることである旨が理解されよう。
2013年12月27日に公開された「Biopsy Tissue Sample Transport Device and Method of Using Thereof」と題する国際特許公開第WO2013/192606号は、組織試料を保持するための保持構造であって、側壁に形成された試料アクセス開口部を有する保持構造、組織保管アセンブリを受容するハウジングであって、組織保管アセンブリがハウジング内に挿入されるアセンブリ挿入開口部を備えるハウジング、組織保管アセンブリの試料容器の保持構造の試料アクセス開口部と係合して実質的にシールするように構成されているシール部材、及びハウジングのアセンブリ挿入開口部と係合して実質的にシールする蓋を有する試料容器を有する組織保管アセンブリを含む生検組織試料輸送装置及びその使用方法を記載している。
2013年12月27日に公開された「Tissue Sample Container and Methods」と題する国際特許公開第WO2013/192607号は、所与の向きで複数の組織試料を受容するように構成され、区画壁によって画定される複数の試料保持部を含む基部、及びこの基部をシールによって係合するように構成される蓋を含む組織試料容器を記載する。試料保持部は、基部が区画壁と協働して、それぞれの試料保持部内で組織試料の所与の向き及び同一性を維持するように、特定の組織試料のサイズ及び形状に対応するようなサイズ及び形状である。
2014年9月25日に公開された「Biopsy Device」と題する国際特許公開第WO2014/151603号は、プローブ、ホルスタ、及び組織試料を収集するための組織試料ホルダを含む生検デバイスを記載している。プローブは、針及び中空カッターを含む。組織試料ホルダは、少なくとも1つの可撓性部材によって接続された複数のストリップを収容するように構成されている複数のチャンバを有するハウジングを含む。可撓性部材は、ストリップが平坦な構成と弓状の構成との間で変化することができるように、ストリップが互いに対して旋回できるように構成される。組織試料ホルダは、各チャンバをカッター内腔に連続的に連動させるように回転自在であり、組織試料をストリップに収集できるようにする。ストリップを組織試料ホルダから取り外し、組織試料の撮像のために組織試料ホルダ容器に入れることができる。
2010年5月11日に発行された「System and Apparatus for Rapid Stereotactic Breast Biopsy Analysis」と題する米国特許第7,715,523号、及び2013年8月6日に発行された「System and Apparatus for Rapid Stereotactic Breast Biopsy Analysis」と題する米国特許第8,503,602号は、両方ともX線源、デジタル撮像レセプタ、及び生検検体カセットを含み得る定位乳房生検装置及びシステムを記載しており、それにおいてX線源は、生検の検体の妨げられない照明を可能にし、それによって生検X線画像を直接、即時的な分析用の処置室で生成するために、作動している生検通路ビーム軸からX線源のビーム軸をずらすための手段が設けられる。利点のいくつかの例は、生検の検体のデジタル画像のより迅速な分析、画像後処理能力、ならびに処置時間の短縮及び患者の出血合併症及び針の不快感の減少であり得るが、これらに限定されない。
2016年7月16日に発行された「Tissue Handling System with Reduced Operator Exposure」と題する米国特許第8,485,987号は、少なくとも1つの組織試料を採取して患者の体の外側の1点に運ぶことができる組織収容及び組織切断構成要素を有する侵襲ユニットを有する生検デバイスを含む組織操作システムを記載している。組織操作システムはさらに、少なくとも1つの組織試料を取り出すために生検デバイスの組織収容構成要素との取り外し可能に作動するような係合をもたらすよう適合された組織収集装置を含む。さらに、組織操作装置は、少なくとも1つの組織試料、組織収集装置全体、または少なくとも1つの組織試料を含む収集装置の一部を収容するように構成された組織保管容器を含む。組織保管容器はさらに、ある量の保存剤を収容するように構成されている。組織操作システムはまた、組織保管容器に気密に嵌合または連結するように適合されている保存剤を含む容器を含む。
2014年8月12日に発行された「Tissue Container for Molecular and Histology Diagnostics Incorporating a Breakable Membrane」、米国特許第8,802,034号は、分子診断試験及び/または組織学的試験のための生物学的試料を保存するための容器を記載する。容器は、その中に試料ホルダを受容するための第1のチャンバ、第2のチャンバ、及び容器を封入するためのクロージャーを含む。突き刺し可能なホイルといった破れやすい膜が容器内に延在しており、2つのチャンバを分離している。破れやすい膜が破られると、流体は第1のチャンバと第2のチャンバの間を通ることができる。膜は、押し下げ可能な部材または回転自在なキャリアなどのクロージャー上のアクチベーターを通して破ることができ、それによって試料ホルダが膜を突き破る。
2016年6月16日に発行された、「Tissue Container for Molecular and Histology Diagnostics Incorporating a Breakable Membrane」、米国特許第9,056,317号は、分子診断試験及び/または組織学的試験のための生物学的試料を保存するための容器を記載している。容器は、その中に試料ホルダを受容するための第1のチャンバ、第2のチャンバ、及び容器を封入するためのクロージャーを含む。突き刺し可能なホイルなどの破れやすい膜が容器内に延在しており、2つのチャンバを分離している。破れやすい膜が破られると、流体は第1のチャンバと第2のチャンバの間を通ることができる。膜は、押し下げ可能な部材または回転自在なキャリアなどのクロージャー上のアクチベーターを通して破ることができ、それによって試料ホルダが膜を突き破る。
生検試料を採取し処理するためにいくつかのシステムや方法が作成されて使用されてきたが、本発明者に先行して添付の特許請求の範囲に記載された発明を製造または使用した者は誰もいなかったと考えられる。
本明細書は、本発明を特に指摘し明確に主張する特許請求の範囲で終わるが、本発明は、添付の図面と共に得られる以下の特定の例の説明からよりよく理解されると考えられる。図面において、類似している参照符号は同一の要素を特定している。図面では、破線で示す場合、いくつかの構成要素または構成要素の一部をファントムで示している。
例示的な生検デバイスの斜視図を示す。 図1の生検デバイスの組織試料ホルダアセンブリの拡大斜視図を示す。 組織試料トレイを弓形構成で含む、図2の組織試料ホルダアセンブリの組織試料トレイの斜視図を示す。 平らな構成における、図3の組織試料トレイの斜視図を示す。 図3のトレイによる使用のための例示的な容器の斜視図を示す。 図5の容器の他の斜視図を示す。 図5の線7−7沿いに断面を取った、図5の容器の斜視断面図を示す。 容器に隣接して図3のトレイを配置する、図5の容器のさらに他の斜視図を示す。 容器内に図3のトレイの少なくとも一部を配置する、図5の容器のさらに他の斜視図を示す。 図9の線10−10沿いに断面を取った、図5の容器内に配置される図3のトレイの側断面図を示す。 カップ内に配置される図5の容器、及び図3のトレイの正面図を示す。 図11のカップ内に配置される図5の容器、及び図3のトレイの上面図を示す。 図3のトレイによる使用のための例示的な代替の容器の斜視図を示す。 図3のトレイによる使用のための他の例示的な代替の容器の斜視図を示す。 図3のトレイによる使用のためのさらに他の例示的な代替の容器の斜視図を示す。 図3のトレイによる使用のためのさらに他の例示的な代替の容器の斜視図を示す。 図16の容器の他の斜視図を示す。 容器に隣接して図3のトレイを配置する、図16の容器のさらに他の斜視図を示す。 容器内に図3のトレイの少なくとも一部を配置し、弓形位置に容器を配置する、図16の容器のさらに他の斜視図を示す。 図11のカップ内に配置される図16の容器、及び図3のトレイの上面図を示す。 図11のカップ内に配置される図16の容器、及び図3のトレイの斜視図を示す。
図面は、決して限定することを意図するものではなく、本発明の様々な実施形態が必ずしも図面に描かれていないものを含め、様々な他の方法で実行されることができることを企図している。本明細書に組み込まれ、その一部を形成する添付の図面は、本発明のいくつかの態様を例示し、その説明とともに本発明の原理を説明するのに役立つ。しかし、本発明が示された正確な構成に限定されないことが理解されよう。
本発明のある一定の例の以下の説明は、本発明の範囲を限定するために利用されるべきではない。本発明の他の例、特徴、態様、実施形態、及び利点は、例示であり、本発明を実施するために企図される最良の形態の1つである以下の説明から当業者に明白になる。理解されるように、本発明は、すべて本発明から逸脱していなければ、他の異なる明白な態様が可能である。したがって、図面及び説明は、本質的に例示であり、限定するものではないとみなされるべきである。
I.例示的な生検デバイス
図1は、例示的な生検デバイス(10)を示し、この生検デバイスは、組織試料を患者から取得するために使用されることが可能である。生検デバイス(10)は、プローブアセンブリ(20)、ホルスタアセンブリ(30)、及び組織試料ホルダアセンブリ(40)を含む。プローブアセンブリ(20)は、遠位に突出する針(22)を含み、この針は、組織穿刺先端部(24)、及びこの先端部(24)へ近位に位置する横方向アパーチャ(26)を含む。チューブラカッター(図示せず)は、摺動可能に針(22)内に配置され、横方向アパーチャ(26)を通り突出している組織を切断するように動作可能である。切断された組織試料は、下記のように、組織試料ホルダアセンブリ(40)へカッターの内腔を近位に通過する。いくつかの変形において、プローブアセンブリ(20)は、制御モジュールと継合され、この制御モジュールは、プローブアセンブリ(20)への吸引、生理食塩水、及び/または大気圧の連通を提供するように動作可能である。
ホルスタアセンブリ(30)は、カッターを駆動させるように動作可能である特徴、針(22)を遠位に組織中に発射させるように動作可能である特徴、及び針(22)の長手方向軸周囲で針(22)を回転させるように動作可能である特徴を有する。いくつかの変形において、ホルスタアセンブリ(30)は、ケーブルを介して制御モジュールと継合し、このケーブルは、電力及び/または他の電気信号をホルスタアセンブリ(30)へ提供するように動作可能である。加えて、または代替に、ホルスタアセンブリ(30)は、原動力を与えてプローブアセンブリ(20)のカッターを駆動させるために、加圧媒体(たとえば、空気、液圧流体など)を受容することができる。
本発明の例において、プローブアセンブリ(20)及びホルスタアセンブリ(30)は、定位画像誘導生検処置における使用のために構成される。単なる例として、プローブアセンブリ(20)及びホルスタアセンブリ(30)は、「Biopsy System」と題する、2014年2月6日に公開された、米国公開第2014/0039343号の少なくとも一部の教示に従い構築され、動作可能であることができ、この開示は、本明細書に参照により援用される。代替に、プローブアセンブリ(20)及びホルスタアセンブリ(30)は、超音波画像誘導生検処置及び/またはMRI誘導生検処置における使用のために構成される(またはその他の処置において使用される)ことができる。さらに単なる例として、プローブアセンブリ(20)及びホルスタアセンブリ(30)は、「Biopsy Device with Slide−In Probe」と題する、2013年6月13日に公開された、米国公開第2013/0150751号の教示の少なくともいくつかに従い構築され、動作可能であることができ、この開示は、本明細書に参照により援用される。代替に、プローブアセンブリ(20)及びホルスタアセンブリ(30)は、いずれかの他の適切な方式において構築され、動作可能であることができる。
上記のように、組織試料ホルダアセンブリ(40)は、横方向アパーチャ(26)を通り突出する組織からカッターによって切断される組織試料を受容するように構成される。図2に示されるように、この例の組織試料ホルダアセンブリ(40)は、円筒形外側カバー(42)を含み、この円筒形外側カバーは、プローブアセンブリ(20)と取り外し可能に継合する。回転自在部材(44)は、カバー(42)内に回転自在に置かれる。回転自在部材(44)は、ストリップ受容チャンバ(46)及びプラグチャンバ(48)の角度のある間隔で置かれたアレイを画定し、チャンバ(46、48)が合わせてアニュラー配置にあるようにする。回転自在部材(44)は、プローブアセンブリ(20)に関して回転自在であり、カッターに関してチャンバ(46、48)を選択的に連動させる。いくつかの変形において、ホルスタアセンブリ(30)内の駆動構成要素は、回転自在部材(44)の回転を駆動させる。いくつかの他の変形において、操作者が組織試料ホルダアセンブリ(40)のある部分を手動で把持することによって、回転自在部材(44)を手動で駆動させる。
また図2に示されるように、組織試料ホルダアセンブリ(40)は、1組の組織試料トレイ(100)をさらに含む。各組織試料トレイ(100)は、1セットの遠位に突出する組織試料ストリップ(110)を含む。各組織試料ストリップ(110)は、回転自在部材(44)の対応するストリップ受容チャンバ(46)中への取り外し可能な挿入のために構成される。各組織試料ストリップ(110)は、底面(114)によって接合される1セットのストリップ側壁部(112)を含む。ストリップ側壁部(112)及び底面(114)は、協働して組織受容チャンバ(120)を画定し、各組織試料ストリップ(110)が対応する組織試料を受容するように構成されるようにする。底面(114)は、複数の開口部(116)を画定し、これらの開口部は、そこを通る組織試料の連通を妨げながら、そこを通る吸引及び流体の連通を提供するような寸法に作られる。吸引がストリップ受容チャンバ(46)を通り伝えられ、組織受容チャンバ(120)に開口部(116)を介して到達することができることを理解するであろう。また、本発明の例の各組織試料ストリップ(110)は、遠位開口部(122)を含む。遠位開口部(122)は、切断された組織試料がそこを通過し、この組織試料が組織受容チャンバ(120)中に蓄積することを可能にするような寸法に作られ、この中に蓄積することを可能にするように構成される。
図3から4に最もよく示されるように、各組織試料トレイ(100)は、近位に突出するプルタブ(130)をさらに備え、このプルタブは、タブ開口部(132)を画定する。プルタブ(130)は、操作者による組織試料トレイ(100)の把持を容易にするように構成される。また組織試料トレイ(100)は、1セットの近位パネル(140)を含む。本発明の例において、2つの組織試料ストリップ(110)は、1セットのパネル(140)の対応するパネル(140)に関して遠位に突出する。プルタブ(130)は、中央に置かれたパネル(140)から近位に突出する。リビングヒンジ(142)は、パネル(140)を合わせて可撓に接合する。リビングヒンジ(142)は、図3に示される弓形構成と、図4に示される平らな構成との間で組織試料トレイ(100)の移行を可能にする。弓形構成において、組織試料トレイ(100)は、回転自在部材(44)に装入するように構成される。平らな構成において、組織試料トレイ(100)は、以下により詳細に記載するように、容器(200)に装入するように構成される。
上記のように、回転自在部材(44)は、プローブアセンブリ(20)に関して回転自在であり、カッターに関してストリップ受容チャンバ(46)を選択的に連動させることにより、カッターに関して組織試料ストリップ(110)の組織受容チャンバ(120)を選択的に連動させる。また回転自在部材(44)は、カッターに関してプラグ受容チャンバ(48)を連動させるように動作可能である。回転自在部材(44)がカッターに関してプラグ受容チャンバ(48)を連動させるように角度のある位置に置かれるときに、プラグ(50)は、プラグ受容チャンバ(48)から取り外され、カッター及び針アセンブリ(22)を通して生検部位マーカーアプライヤー機器(またはいくつかの他の種類の機器)の挿入を可能にすることにより、横方向アパーチャ(26)を介して生検部位へのアクセス経路を提供することができる。その他の方法により、生検デバイス(10)の動作中にプラグ(50)をプラグ受容チャンバ(48)内に残すことにより、プラグ受容チャンバ(48)をシールすることができる。
単なる例として、組織試料ホルダ(40)は、「Biopsy System」と題する、2014年2月6日に公開され、その開示が本明細書に参照により援用される、米国公開第2014/0039343号、及び/または「Biopsy Device」と題する、2014年9月18日に公開され、その開示が本明細書に参照により援用される、米国公開第2014/0275999号の教示の少なくともいくつかに従って構築され、動作可能であることができる。
II.組織試料トレイを支持する例示的な容器
上記のように、組織試料トレイ(100)は、組織試料トレイ(100)が図3に示される弓形構成と、図4に示される平らな構成との間で容易に移行することができるように可撓である。この可撓性は、操作者が当面の必要性に基づき組織試料トレイ(100)の構成を選択的に変更することを可能にするために有益であることができるが、この可撓性は、組織試料トレイ(100)を取り扱う方法に基づき組織試料ストリップ(110)の位置決め及び配置を維持するために、構造上の支持を組織試料トレイ(100)へ提供する必要性も与え得る。
加えて、ストリップ側壁部(112)及び底面(114)によって提供される「U」字形は、操作者が組織試料を各組織受容チャンバ(120)から(すなわち、側壁部(112)間に画定される開口部を介して)容易に引き抜くことを可能にすることができるが、特に組織試料トレイ(100)が図4に示される平らな構成にあるときに、各組織受容チャンバ(120)の一時的な封入を提供し、組織試料をそれぞれの組織受容チャンバ(120)中に完全に包含することが望ましい可能性がある。
単なる例として、組織試料がX線撮影マシンなどの撮像マシン内に置かれているときに、それぞれの組織受容チャンバ(120)内で組織試料を完全に包含する各組織受容チャンバ(120)の封入と同様に、上述の追加の構造上の支持を組織試料トレイ(100)へ提供することが望ましい可能性がある。同様に、組織試料が固定流体(たとえば、ホルマリン)中に包含されるときに、それぞれの組織受容チャンバ(120)内に組織試料を完全に包含する各組織受容チャンバ(120)の封入と同様に、上述の追加の構造上の支持を組織試料トレイ(100)へ提供することが望ましい可能性がある。
図5から7は、例示的な容器(200)を示し、この容器は、それぞれの組織受容チャンバ(120)内で組織試料を完全に包含する各組織受容チャンバ(120)の封入と同様に、構造上の支持を組織試料トレイ(100)へ提供するように動作可能である。この例の容器(200)は、複数のトレイ受容部(212)を画定する本体(210)を含む。より詳細に下記に説明するように、容器(200)は、その中で組織試料トレイ(100)を摺動可能に受容し、組織試料トレイ(100)の少なくとも一部を支持して、封入するように一般的に構成される。またより詳細に以下に説明するように、本発明の例の容器(200)は、組織試料トレイ(100)が上述の平らな構成において対応して支持されるように、一般的に剛性で平らな構成にある。容器(200)が一般的に剛性であるように本明細書に記載されているが、いくつかの例において、容器(200)の様々な構成要素が撓み、またはその他の方法により動き、容器(200)により支持されたままで弓形構成への組織試料トレイ(100)の移行を支持するように構成されることが可能であることを理解するであろう。容器(200)の可撓性構成要素の適切な例は、より詳細に以下に説明する。
本発明の例の本体(210)は、3つの別々であるが一体化して連結されたトレイ受容部(212)を含む。一般にトレイ受容部(212)は、組織試料トレイ(100)の一部を受容し、組織受容トレイ(100)の一部を支持して、封入するように構成される。特に、またより詳細に以下に説明するように、各トレイ受容部(212)は、組織試料トレイ(100)の1組の組織試料ストリップ(110)を受容するように構成される。各トレイ受容部(212)は、遠位端部(214)、近位端部(218)、1組の側壁部(222)、中央壁部(224)、上面(226)、及び底面(230)を備える。より詳細に以下に記載されるように、遠位端部(214)、近位端部(218)、側壁部(222)、中央壁部(224)、上面(226)、及び底面(230)は、すべて合わせて1組のトレイチャンバ(234)を画定する。
図5に最もよく示されるように、各トレイ受容部(212)の各遠位端部(214)は、遠位端部(214)が本体(210)にわたり横方向に延在する単一の遠位端部(214)を画定するように、対応して隣接する遠位端部(214)と一体化する。本発明の例の遠位端部(214)が一体化して連結されるように示されるが、他の例において、遠位端部(214)が特定の点で合わせて固着される別々の構成要素であることが可能であることを理解するであろう。それにもかかわらず、各遠位端部(214)は、複数のベント開口部(216)を含む。より詳細に以下に記載されるように、ベント開口部(216)は、流体が各遠位端部(214)を通り、トレイチャンバ(234)に流入し、これらのトレイチャンバから流出することを可能にするように構成される。
側壁部(222)、中央壁部(224)、上面(226)、及び底面(230)のすべては、遠位端部(214)から近位端部(218)へ近位に延在する。一般的に近位端部(218)は、1組のトレイ開口部(220)を画定する。一般的に、トレイ開口部(220)は、トレイチャンバ(234)に対して開口する。したがって、各トレイ開口部(220)が組織試料トレイ(100)の対応する組織試料ストリップ(110)を受容し、各組織試料ストリップ(110)の少なくとも一部をトレイチャンバ(234)内で受容することを可能にするように構成されることを理解するであろう。
遠位端部(214)と近位端部(218)との間で、各上面(226)及び底面(230)は、複数のベント開口部(228、232)を画定する。各ベント開口部(228、232)は、長手方向に細長い構成に一般的に設定される。しかしながら、他の例において、いずれかの他の適切な構成を使用することが可能であることを理解するであろう。たとえば、いくつかの例において、ベント開口部(228、232)は、遠位端部(214)と関連するベント開口部(216)(たとえば、複数の楕円形または円形開口部)の形態を取ることができる。当然、本明細書の教示を考慮して当業者に明らかであるように、いずれかの他の適切な形状を使用することができる。
本発明の例のベント開口部(228、232)は、容器(200)の外面と、各トレイ受容部(212)の各トレイチャンバ(234)との間で連通するように各々が構成される。図7に最もよく示されるように、各ベント開口部(228、232)は、中央壁部(224)に直接隣接し、単一のベント開口部(228、232)が中央壁部(224)の存在にもかかわらずトレイチャンバ(234)の両方と連通するように構成されるようにする。この構成によりベント開口部(228、232)が機能性を最大にしながらより少ない空間を一般的に占めることが可能であることを理解するであろう。当然、他の例において、ベント開口部(228、232)は、単一のベント開口部(228、232)が単一のトレイチャンバ(234)のみと連通するように、配向されることが可能である。しかしながら、この構成の例において、本発明の例に示される数を上回る、追加のベント開口部(228、232)が本発明の例のベント開口部(228、232)と等しいベントを提供するために必要とされる可能性があることを理解するであろう。
図6に戻り、各トレイ受容部(212)の側壁部(222)及び中央壁部(224)を合わせて、各トレイチャンバ(234)の横方向の延伸を画定する。特に、各側壁部(222)は、各組織試料トレイ(100)のストリップ側壁部(112)の形状と対応して一般的に鈍角(垂直の代替に)である。中央壁部(224)は、各側壁部(112)間に配置されることにより、各トレイ受容部(212)あたり2つの別個のトレイチャンバ(234)を画定する。互いの間にある一定の特異的な関係を有するものとして、側壁部(222)及び中央壁部(224)を本発明の例に示すが、これらの関係が組織試料トレイ(100)の組織試料ストリップ(110)の大きさ及び形状によって一般的に規定されることを理解するであろう。したがって、他の例において、側壁部(222)と中央壁部(224)との間のこれらの関係が異なる大きさ及び形状に作られた組織試料ストリップ(110)を含むトレイ(100)を収容するように所望に応じて変更されることが可能であることを理解するであろう。
上述のように、各トレイ受容部(212)は、隣接する遠位端部(214)と一体化している各遠位端部(214)によって接合される。加えて、本発明の例において各トレイ受容部(212)は、側壁部(222)によって隣接するトレイ受容部(212)にも連結される。特に、図6に最もよく見られるように、各側壁部(222)は、隣接するトレイ受容部(212)の別の側壁部(222)に隣接し、隣接する側壁部(222)に一体化して連結される。側壁部(222)間のこの一体化した連結は、組織試料トレイ(100)の少なくとも一部が各トレイ受容部(212)内に配置されるときに、追加の剛性を容器(200)へ与え、組織試料トレイ(100)を支持する。本発明の例の側壁部(222)を一体化して連結するように示すが、他の例において、側壁部(222)が本明細書の教示を考慮して当業者に明らかであるようにいずれかの他の適切な方式で互いに連結されることが可能であることを理解するであろう。
さらに容器(200)は、タブ(240)を備える。本発明の例のタブ(240)は、容器(200)の把持を可能にし、容器(200)のラベル付けを可能にするように構成される。特に、タブ(240)は、本体(210)の近位端部(218)から近位に延在する。本発明の例のタブ(240)が近位端部(218)の全長にわたり横方向に延在するように示されるが、他の例において、タブ(240)が近位端部(218)の一部のみに対して横方向に延在することが可能であることを理解するであろう。同様に、いくつかの例において、タブ(240)は、本体(210)の他の位置上に置かれることが可能である。たとえば、さらに他の例において、タブ(240)は、遠位端部(214)または側壁部(222)と関連することが可能である。当然、本明細書の教示を考慮して当業者に明らかであるように、タブ(240)のいずれかの他の適切な位置を使用することが可能である。
本発明の例のタブ(240)は、タブ(240)の上向きに面する表面の中心に配置されるラベル部(242)を含む。ラベル部(242)は、その中にラベルを受容するように構成される。より詳細に以下に記載されるように、生検取得及び試料解析処置の様々な時点で、容器(200)にラベル付けすることが望ましい可能性がある。このようなラベル付けは、処置全体を通して組織試料の追跡を促進するために望ましい可能性がある。
本発明の例において、ラベル部(242)は、タブ(240)の上面より下にわずかなくぼみを作られる。その結果、本発明の例において、ラベルがラベル部(242)に接着すると、タブ(240)の上面と概ね同じ高さにあるように、ラベル部(242)がラベルを受容するように構成されることを理解するであろう。ラベル部(242)が本発明の例において一般的にくぼみを作られているが、他の例において、ラベル部(242)が異なって構成されることが可能であることを理解するであろう。たとえば、いくつかの例において、ラベルがラベル部(242)を適用するよりもむしろ直接ラベル部(242)上に印刷される、または書き込まれることができるように、ラベル部(242)は、塗面であることが可能である。
図8から12に示されるのは、組織試料トレイ(100)を受容する容器(200)の例示的な使用である。特に、図8に見られるように、組織試料トレイ(100)は、最初に容器(200)の外側で開始する。生検処置において、トレイが生検デバイス(10)から試料を受容し、組織試料ホルダアセンブリ(40)の回転自在部材(44)から取り外された時点に、組織試料トレイ(100)のこの最初の位置が対応することができることを理解するであろう。したがって、本明細書に記載される処置を使用して、組織取得後の検体X線撮影のために組織試料トレイ(100)を調製した後に、さらなる解析のために病理への組織試料トレイ(100)の後の輸送を伴うことができることを理解するであろう。
組織試料トレイ(100)を図8に示されるように容器(200)に隣接して置くと、組織試料トレイ(100)を図9に示される位置内の容器中に挿入することができる。組織試料トレイ(100)を容器(200)中に挿入するために、組織試料トレイ(100)の各組織試料ストリップ(110)は、各トレイ受容部(212)の対応するトレイチャンバ(234)と整列される。つぎに組織試料トレイ(100)を移動させ、各組織試料ストリップ(110)を、対応するトレイチャンバ(234)内に挿入する。
図10に最もよく示されるように、組織試料トレイ(100)の各組織試料ストリップ(110)を各トレイ受容部(212)の各トレイチャンバ(234)内に挿入すると、各組織試料ストリップ(110)をほぼ完全に各トレイチャンバ(234)内に配置する。しかしながら、各組織試料ストリップ(110)の各組織受容チャンバ(120)は、容器(200)の外面とベント開口部(216、228、232)を介して連通したままである。特に、遠位端部(214)と関連するベント開口部(216)は、組織受容チャンバ(120)と遠位開口部(122)を介して連通する。同様に、上面(226)と関連するベント開口部(228)は、組織受容チャンバ(120)と直接連通し、底面(232)と関連するベント開口部(234)は、組織受容チャンバ(120)と開口部(116)を介して底面(114)中で連通する。
組織試料トレイ(100)の各組織試料ストリップ(110)を各トレイ受容部(212)の対応するトレイチャンバ(234)中に挿入すると、組織試料トレイ(100)に加えて容器(200)は、検体X線撮影が望まれる場合、検体X線撮影を受けることができる。単なる例として、「Biopsy Sample Container」と題する、2017年6月30日に出願され、その開示が参照により本明細書に援用される、米国第15/638,740号の教示のうちの少なくともいくつかに従い、適切な検体X線撮影処置を実施することができる。検体X線撮影が完了すると、または検体X線撮影を実施しない場合に、図11に示されるように、組織試料トレイ(100)に加えて容器(200)をカップ(250)中に挿入することができる。カップ(250)を使用して、組織試料を、たとえば、病理研究室などへ輸送することができる。いくつかの例において、容器(200)を固定流体(252)(たとえば、ホルマリン)中に直ちに浸漬させるように、固定流体(252)によってカップ(250)を事前に充填することができる。いくつかの他の例において、容器(200)をカップ(250)中に最初に置いた後、固定流体(252)をカップ(250)に導入することができる。いずれかの事例において、固定流体(252)が容器(200)の内面中にベント開口部(216、228、232)を介して直ちに通過することができることを理解するであろう。それにより、固定流体(252)は、容器(200)中のトレイチャンバ(234)内に包含される組織試料に容易に到達して、これらの組織試料を浸漬させることができる。容器(200)及び固定流体(252)がカップ(250)中にありながら、つぎに、操作者は、カップ蓋(254)をカップ(250)に固着させることにより、容器(200)及び固定流体(252)をカップ(250)中でシールすることができる。容器(200)及び固定流体(252)をカップ(250)中にシールした後に、つぎにさらに処理するために、カップ(250)を別の位置に輸送し、保管のために取っておく、またはその他の方法により取り扱うことができる。
図12に最もよく示されるように、いくつかの例において、カップ(250)が複数の容器(200)を受容することができることを理解するであろう。特に、本発明の例において、容器(200)の横方向の幅は、カップ(250)の内径未満の所定の寸法にほぼ対応する。このため、容器(200)の横方向の幅が1回に2つまでの容器(200)をカップ(250)内に配置することができるように構成されることを理解するであろう。
いずれかの段階で、上述の処置中に、ラベルをタブ(240)のラベル部(242)に添着することができることを理解するであろう。たとえば、いくつかの例において、組織試料トレイ(100)の容器(200)中への挿入前に、ラベルをラベル部(242)上に付着させる、またはその他の方法により提供することができる。他の例において、組織試料トレイ(100)の容器(200)中への挿入後、ラベルをラベル部(242)上に付着させる、またはその他の方法により提供することができる。当然、さらに他の例において、上述の処置中のいずれかの他の適切な時点で、ラベルをラベル部(242)上に付着させる、またはその他の方法により提供することができる。
III.組織試料トレイを支持するための例示的な代替の容器
図13は、上述の容器(200)と実質的に類似する例示的な代替の容器(300)を示す。たとえば、容器(200)と同様に、容器(300)は、それぞれの組織受容チャンバ(120)中に組織試料を完全に包含する各組織受容チャンバ(120)の封入と同様に、構造上の支持を組織試料トレイ(100)へ提供するように動作可能である。しかしながら、上述の容器(200)と異なり、本発明の例の容器(300)は、組織試料トレイ(100)を摺動可能に受容することに加えて、ドロップイン方式で組織試料トレイ(100)を受容するように一般的に構成される。この例の容器(300)は、複数のトレイ受容部(312)を画定する本体(310)を含む。より詳細に以下に説明するように、容器(300)は、その中で組織試料トレイ(100)を摺動可能に受容し、組織試料トレイ(100)の少なくとも一部を支持して、封入するように一般的に構成される。またより詳細に以下に説明するように、本発明の例の容器(300)は、組織試料トレイ(100)が上述の平らな構成において対応して支持されるように、一般的に剛性で平らな構成にある。
本発明の例の本体(310)は、3つの別々であるが一体化して連結されたトレイ受容部(312)を含む。一般にトレイ受容部(312)は、組織試料トレイ(100)の一部を受容し、組織受容トレイ(100)の一部を支持して、封入するように構成される。特に、またより詳細に以下に説明するように、各トレイ受容部(312)は、組織試料トレイ(100)の1組の組織試料ストリップ(110)を受容するように構成される。各トレイ受容部(312)は、遠位端部(314)、近位端部(318)、1組の側壁部(322)、中央壁部(324)、上面(326)、及び底面(330)を備える。より詳細に以下に記載されるように、遠位端部(314)、近位端部(318)、側壁部(322)、中央壁部(324)、上面(326)、及び底面(330)は、すべて合わせて1組のトレイチャンバ(334)を画定する。
各トレイ受容部(312)の各遠位端部(314)は、遠位端部(314)が本体(310)にわたり横方向に延在する単一の遠位端部(314)を画定するように、対応して隣接する遠位端部(314)と一体化する。本発明の例の遠位端部(314)が一体化して連結されるように示されるが、他の例において、遠位端部(314)が特定の点で合わせて固着される別々の構成要素であることが可能であることを理解するであろう。それにもかかわらず、各遠位端部(314)は、複数のベント開口部(316)を含む。上述のベント開口部(216)と同様に、本発明の例のベント開口部(316)は、流体が各遠位端部(314)を通り、トレイチャンバ(334)に流入し、これらのトレイチャンバから流出することを可能にするように構成される。
側壁部(322)、中央壁部(324)、上面(326)、及び底面(330)のすべては、遠位端部(314)から近位端部(318)へ近位に延在する。一般的に近位端部(318)は、1組のトレイ開口部(320)を画定する。一般的に、トレイ開口部(320)は、トレイチャンバ(334)に対して開口する。したがって、各トレイ開口部(320)が組織試料トレイ(100)の対応する組織試料ストリップ(110)を受容し、各組織試料ストリップ(110)の少なくとも一部をトレイチャンバ(334)内で受容することを可能にするように構成されることを理解するであろう。
遠位端部(314)と近位端部(318)との間で、各上面(326)及び底面(330)は、複数のベント開口部(328、332)を画定する。各ベント開口部(328、332)は、長手方向に細長い構成に一般的に設定される。しかしながら、他の例において、いずれかの他の適切な構成を使用することが可能であることを理解するであろう。たとえば、いくつかの例において、ベント開口部(328、332)は、遠位端部(314)と関連するベント開口部(316)(たとえば、複数の楕円形または円形開口部)の形態を取ることができる。当然、本明細書の教示を考慮して当業者に明らかであるように、いずれかの他の適切な形状を使用することができる。
本発明の例のベント開口部(328、332)は、容器(300)の外面と、各トレイ受容部(312)の各トレイチャンバ(334)との間で連通するように各々が構成される。単一のベント開口部(328、332)が中央壁部(324)の存在にもかかわらずトレイチャンバ(334)の両方と連通するように構成されるように、各ベント開口部(328、332)は、中央壁部(324)に直接隣接する。
各トレイ受容部(312)の側壁部(322)及び中央壁部(324)は、各トレイチャンバ(334)の横方向の延伸を合わせて画定する。特に、各側壁部(322)は、各組織試料トレイ(100)のストリップ側壁部(112)の形状と対応して一般的に鈍角(垂直の代替に)である。中央壁部(324)は、各側壁部(112)間に配置されることにより、各トレイ受容部(312)あたり2つの別個のトレイチャンバ(334)を画定する。互いの間にある一定の特異的な関係を有するものとして、側壁部(322)及び中央壁部(324)を本発明の例に示すが、これらの関係が組織試料トレイ(100)の組織試料ストリップ(110)の大きさ及び形状によって一般的に規定されることを理解するであろう。したがって、他の例において、側壁部(322)と中央壁部(324)との間のこれらの関係が異なる大きさ及び形状に作られた組織試料ストリップ(110)を含むトレイ(100)を収容するように所望に応じて変更されることが可能であることを理解するであろう。
上述のように、各トレイ受容部(312)は、隣接する遠位端部(314)と一体化している各遠位端部(314)によって接合される。加えて、本発明の例において各トレイ受容部(312)は、側壁部(322)によって隣接するトレイ受容部(312)にも連結される。各側壁部(322)は、隣接するトレイ受容部(312)の別の側壁部(322)に隣接し、隣接する側壁部(322)に一体化して連結される。側壁部(322)間のこの一体化した連結は、組織試料トレイ(100)の少なくとも一部が各トレイ受容部(312)内に配置されるときに、追加の剛性を容器(300)へ与え、組織試料トレイ(100)を支持する。
容器(200)と異なり、本発明の例の容器(300)は、上述のタブ(240)に類似するタブを含むものとしては示されていない。しかしながら、示されないが、いくつかの例において、容器(300)が上述のタブ(240)に類似するタブを含むことが可能であることを理解するであろう。これらのような例において、このようなタブは、容器(300)の把持を可能にするように、また容器(300)のラベル付けを可能にするように構成されることが可能である。加えて、このようなタブは、上述のラベル部(242)に類似するラベル部を同様に含むことができる。このようなラベル部は、くぼみを作られることが可能であり、そのくぼみの中にラベルを受容するように構成される。
上述の容器(200)と異なり、本発明の例の容器(300)は、各トレイ受容部(312)の各上面(326)の少なくとも一部が本体(310)の残りから取り外し可能であるように構成される。特に、図13に見られるように、各上面(326)は、すべての上面(326)を本体(310)から離して枢動させ、本体(310)を開口することが可能であるように、互いと相互に連結される。この特徴は、枢動時に上面(326)によって画定される開口領域を通り摺動することによって、または降下することによって、組織試料トレイ(100)を容器(300)中に挿入することが可能であるような追加の機能性を提供するように構成される。
示されないが、本発明の例において、リビングヒンジによって各上面(326)を本体(310)へ固着させ、このリビングヒンジが各上面の近位端部を各トレイ受容部(312)の近位端部(318)に連結させることを理解するであろう。リビングヒンジ特徴を本発明の例に関して記載するが、他の例において、いずれかの他の適切なヒンジ特徴を使用することができることを理解するであろう。さらに他の例において、リビングヒンジを完全に省くことができ、各上面(326)は、本体(310)から完全に取り外すことができる。加えて、本発明の例が取り外し可能な上面(326)のみを含むように示されるが、他の例において、側壁部(322)及び中央壁部(324)の部分も上面(326)によって取り外し可能であることができることを理解するであろう。
図14は、上述の容器(300)と実質的に類似する例示的な代替の容器(400)を示す。たとえば、容器(300)と同様に、容器(400)は、それぞれの組織受容チャンバ(120)中に組織試料を完全に包含する各組織受容チャンバ(120)の封入と同様に、構造上の支持を組織試料トレイ(100)へ提供するように動作可能である。この例の容器(400)は、複数のトレイ受容部(412)を画定する本体(410)を含む。より詳細に以下に説明するように、容器(400)は、その中で組織試料トレイ(100)を摺動可能に受容し、組織試料トレイ(100)の少なくとも一部を支持して、封入するように一般的に構成される。
本発明の例の本体(410)は、3つの別々であるが一体化して連結されたトレイ受容部(412)を含む。一般にトレイ受容部(412)は、組織試料トレイ(100)の一部を受容し、組織受容トレイ(100)の一部を支持して、封入するように構成される。特に、またより詳細に以下に説明するように、各トレイ受容部(412)は、組織試料トレイ(100)の1組の組織試料ストリップ(110)を受容するように構成される。各トレイ受容部(412)は、遠位端部(414)、近位端部(418)、1組の側壁部(422)、中央壁部(424)、上面(426)、及び底面(430)を備える。より詳細に以下に記載されるように、遠位端部(414)、近位端部(418)、側壁部(422)、中央壁部(424)、上面(426)、及び底面(430)は、すべて合わせて1組のトレイチャンバ(434)を画定する。
各トレイ受容部(412)の各遠位端部(414)は、遠位端部(414)が本体(410)にわたり横方向に延在する単一の遠位端部(414)を画定するように、対応して隣接する遠位端部(414)と一体化する。本発明の例の遠位端部(414)が一体化して連結されるように示されるが、他の例において、遠位端部(414)が特定の点で合わせて固着される別々の構成要素であることが可能であることを理解するであろう。それにもかかわらず、各遠位端部(414)は、複数のベント開口部(416)を含む。上述のベント開口部(316)と同様に、本発明の例のベント開口部(416)は、流体が各遠位端部(414)を通り、トレイチャンバ(434)に流入し、これらのトレイチャンバから流出することを可能にするように構成される。
側壁部(422)、中央壁部(424)、上面(426)、及び底面(430)のすべては、遠位端部(414)から近位端部(418)へ近位に延在する。一般的に近位端部(418)は、1組のトレイ開口部(420)を画定する。一般的に、トレイ開口部(420)は、トレイチャンバ(434)に対して開口する。したがって、各トレイ開口部(420)が組織試料トレイ(100)の対応する組織試料ストリップ(110)を受容し、各組織試料ストリップ(110)の少なくとも一部をトレイチャンバ(434)内で受容することを可能にするように構成されることを理解するであろう。
遠位端部(414)と近位端部(418)との間で、各上面(426)及び底面(430)は、複数のベント開口部(428、432)を画定する。各ベント開口部(428、432)は、長手方向に細長い構成に一般的に設定される。しかしながら、他の例において、いずれかの他の適切な構成を使用することが可能であることを理解するであろう。たとえば、いくつかの例において、ベント開口部(428、432)は、遠位端部(414)と関連するベント開口部(416)(たとえば、複数の楕円形または円形開口部)の形態を取ることができる。当然、本明細書の教示を考慮して当業者に明らかであるように、いずれかの他の適切な形状を使用することができる。
本発明の例のベント開口部(428、432)は、容器(400)の外面と、各トレイ受容部(412)の各トレイチャンバ(434)との間で連通するように各々が構成される。単一のベント開口部(428、432)が中央壁部(424)の存在にもかかわらずトレイチャンバ(434)の両方と連通するように構成されるように、各ベント開口部(428、432)は、中央壁部(424)に直接隣接する。
各トレイ受容部(412)の側壁部(422)及び中央壁部(424)を合わせて、各トレイチャンバ(434)の横方向の延伸を画定する。特に、各側壁部(422)は、各組織試料トレイ(100)のストリップ側壁部(112)の形状と対応して一般的に鈍角(垂直の代替に)である。中央壁部(424)は、各側壁部(112)間に配置されることにより、各トレイ受容部(412)あたり2つの別個のトレイチャンバ(434)を画定する。互いの間にある一定の特異的な関係を有するものとして、側壁部(422)及び中央壁部(424)を本発明の例に示すが、これらの関係が組織試料トレイ(100)の組織試料ストリップ(110)の大きさ及び形状によって一般的に規定されることを理解するであろう。したがって、他の例において、側壁部(422)と中央壁部(424)との間のこれらの関係が異なる大きさ及び形状に作られた組織試料ストリップ(110)を含むトレイ(100)を収容ように所望に応じて変更されることが可能であることを理解するであろう。
上述のように、各トレイ受容部(412)は、隣接する遠位端部(414)と一体化している各遠位端部(414)によって接合される。加えて、本発明の例において各トレイ受容部(412)は、側壁部(422)によって隣接するトレイ受容部(412)にも連結される。各側壁部(422)は、隣接するトレイ受容部(412)の別の側壁部(422)に隣接し、隣接する側壁部(422)に一体化して連結される。側壁部(422)間のこの一体化した連結は、組織試料トレイ(100)の少なくとも一部が各トレイ受容部(412)内に配置されるときに、追加の剛性を容器(400)へ与え、組織試料トレイ(100)を支持する。
容器(200)と異なり、本発明の例の容器(400)は、上述のタブ(240)に類似するタブを含むように示されない。しかしながら、示されないが、いくつかの例において、容器(400)が上述のタブ(240)に類似するタブを含むことが可能であることを理解するであろう。これらのような例において、このようなタブは、容器(400)の把持を可能にするように、また容器(400)のラベル付けを可能にするように構成されることが可能である。加えて、このようなタブは、上述のラベル部(242)に類似するラベル部を同様に含むことができる。このようなラベル部は、くぼみを作られることが可能であり、そのくぼみの中にラベルを受容するように構成される。
上述の容器(200)と異なるが、容器(300)に類似する、本発明の例の容器(400)は、各トレイ受容部(412)の各上面(426)の少なくとも一部が本体(410)の残りから取り外し可能であるように構成される。特に、図14に見られるように、各上面(426)は、本体(410)から離れて枢動し、本体(410)を開口するように構成される。しかしながら、上述の容器(300)の上面(326)と異なり、本発明の例の上面(426)は、相互に連結されない。代替に、各上面(426)は、他の上面(426)に関して独立して枢動可能である。したがって、各トレイ受容部(412)は、他のトレイ受容部(412)に関して独立して開口されるように構成される。この特徴は、上面(426)が枢動する時に上面(426)によって画定される開口領域を通り摺動することによって、または降下することによって、組織試料トレイ(100)を容器(400)中に挿入することが可能であるような追加の機能性を提供するように構成される。
示されないが、本発明の例において、リビングヒンジによって各上面(426)を本体(410)へ固着させ、このリビングヒンジが各上面の近位端部を各トレイ受容部(412)の近位端部(418)に連結させることを理解するであろう。リビングヒンジ特徴を本発明の例に関して記載するが、他の例において、いずれかの他の適切なヒンジ特徴を使用することができることを理解するであろう。さらに他の例において、リビングヒンジを完全に省くことができ、各上面(426)は、本体(410)から完全に取り外し可能であることができる。加えて、本発明の例が取り外し可能な上面(426)のみを含むように示されるが、他の例において、側壁部(422)及び中央壁部(424)の部分も上面(426)によって取り外し可能であることができることを理解するであろう。
図15は、上述の容器(300、400)と実質的に類似する例示的な代替の容器(500)を示す。たとえば、容器(300、400)と同様に、容器(500)は、それぞれの組織受容チャンバ(120)中に組織試料を完全に包含する各組織受容チャンバ(120)の封入と同様に、構造上の支持を組織試料トレイ(100)へ提供するように動作可能である。この例の容器(500)は、複数のトレイ受容部(512)を画定する本体(510)を含む。より詳細に以下に記載されるように、容器(500)は、その中に組織試料トレイ(100)を摺動可能に受容し、組織試料トレイ(100)の少なくとも一部を支持して、封入するように一般的に構成される。
本発明の例の本体(510)は、3つの別々であるが一体化して連結されたトレイ受容部(512)を含む。一般にトレイ受容部(512)は、組織試料トレイ(100)の一部を受容し、組織受容トレイ(100)の一部を支持して、封入するように構成される。特に、またより詳細に以下に記載されるように、各トレイ受容部(512)は、組織試料トレイ(100)の1組の組織試料ストリップ(110)を受容するように構成される。各トレイ受容部(512)は、遠位端部(514)、近位端部(518)、1組の側壁部(522)、中央壁部(524)、上面(526)、及び底面(530)を備える。より詳細に以下に記載されるように、遠位端部(514)、近位端部(518)、側壁部(522)、中央壁部(524)、上面(526)、及び底面(530)は、すべて合わせて1組のトレイチャンバ(534)を画定する。
各トレイ受容部(512)の各遠位端部(514)は、遠位端部(514)が本体(510)にわたり横方向に延在する単一の遠位端部(514)を画定するように、対応して隣接する遠位端部(514)と一体化する。一般的に本発明の例の遠位端部(514)が一体化して連結されるが、他の例において、遠位端部(514)が特定の点で合わせて固着される別々の構成要素であることが可能であることを理解するであろう。それにもかかわらず、各遠位端部(514)は、複数のベント開口部(516)を含む。上述のベント開口部(316)と同様に、本発明の例のベント開口部(516)は、流体が各遠位端部(514)を通り、トレイチャンバ(534)に流入し、これらのトレイチャンバから流出することを可能にするように構成される。
側壁部(522)、中央壁部(524)、上面(526)、及び底面(530)のすべては、遠位端部(514)から近位端部(518)へ近位に延在する。一般的に近位端部(518)は、1組のトレイ開口部(520)を画定する。一般的に、トレイ開口部(520)は、トレイチャンバ(534)に対して開口する。したがって、各トレイ開口部(520)が組織試料トレイ(100)の対応する組織試料ストリップ(110)を受容し、各組織試料ストリップ(110)の少なくとも一部をトレイチャンバ(534)内で受容することを可能にするように構成されることを理解するであろう。
遠位端部(514)と近位端部(518)との間で、各上面(526)及び底面(530)は、複数のベント開口部(528、532)を画定する。各ベント開口部(528、532)は、長手方向に細長い構成に一般的に設定される。しかしながら、他の例において、いずれかの他の適切な構成を使用することが可能であることを理解するであろう。たとえば、いくつかの例において、ベント開口部(528、532)は、遠位端部(514)と関連するベント開口部(516)(たとえば、複数の楕円形または円形開口部)の形態を取ることができる。当然、本明細書の教示を考慮して当業者に明らかであるように、いずれかの他の適切な形状を使用することができる。
本発明の例のベント開口部(528、532)は、容器(500)の外面と、各トレイ受容部(512)の各トレイチャンバ(534)との間で連通するように各々が構成される。単一のベント開口部(528、532)が中央壁部(524)の存在にもかかわらずトレイチャンバ(534)の両方と連通するように構成されるように、各ベント開口部(528、532)は、中央壁部(524)に直接隣接する。
各トレイ受容部(512)の側壁部(522)及び中央壁部(524)を合わせて、各トレイチャンバ(534)の横方向の延伸を画定する。特に、各側壁部(522)は、各組織試料トレイ(100)のストリップ側壁部(112)の形状と対応して一般的に鈍角(垂直の代替に)である。中央壁部(524)は、各側壁部(112)間に配置されることにより、各トレイ受容部(512)あたり2つの別個のトレイチャンバ(534)を画定する。互いの間にある一定の特異的な関係を有するものとして、側壁部(522)及び中央壁部(524)を本発明の例に示すが、これらの関係が組織試料トレイ(100)の組織試料ストリップ(110)の大きさ及び形状によって一般的に規定されることを理解するであろう。したがって、他の例において、側壁部(522)と中央壁部(524)との間のこれらの関係が異なる大きさ及び形状に作られた組織試料ストリップ(110)を含むトレイ(100)を収容するように所望に応じて変更されることが可能であることを理解するであろう。
上述のように、各トレイ受容部(512)は、隣接する遠位端部(514)と一体化している各遠位端部(514)によって接合される。加えて、本発明の例において各トレイ受容部(512)は、側壁部(522)によって隣接するトレイ受容部(512)にも連結される。各側壁部(522)は、隣接するトレイ受容部(512)の別の側壁部(522)に隣接し、隣接する側壁部(522)に一体化して連結される。側壁部(522)間のこの一体化した連結は、組織試料トレイ(100)の少なくとも一部が各トレイ受容部(512)内に配置されるときに、追加の剛性を容器(500)へ与え、組織試料トレイ(100)を支持する。
容器(200)と異なり、本発明の例の容器(500)は、上述のタブ(240)に類似するタブを含むように示されない。しかしながら、示されないが、いくつかの例において、容器(500)が上述のタブ(240)に類似するタブを含むことが可能であることを理解するであろう。これらのような例において、このようなタブは、容器(500)の把持を可能にするように、また容器(500)のラベル付けを可能にするように構成されることが可能である。加えて、このようなタブは、上述のラベル部(242)に類似するラベル部を同様に含むことができる。このようなラベル部は、くぼみを作られることが可能であり、そのくぼみの中にラベルを受容するように構成される。
上述の容器(200)と異なるが、容器(300、400)に類似する、本発明の例の容器(400)は、各トレイ受容部(512)の各上面(526)の少なくとも一部が本体(410)の残りから取り外し可能であるように構成される。特に、図15に見られるように、各上面(526)は、本体(510)から離れて枢動し、本体(510)を開口させるように構成される。上述の容器(300)の上面(326)と同様に、本発明の例の上面(526)は、上面(526)が別個のユニットとして枢動可能であるようにそれぞれ相互に連結される。したがって、各トレイ受容部(512)は、他のトレイ受容部(512)に関して同時に開口するように構成される。この特徴は、上面(526)が枢動するときに、上面(526)によって画定される開口領域を通り摺動することによって、または降下することによって、組織試料トレイ(100)を容器(500)中に挿入することが可能であるような追加の機能性を提供するように構成される。
示されないが、本発明の例において、リビングヒンジによって、本体(510)に各上面(526)を固着し、このリビングヒンジが各上面(526)の側部を各トレイ受容部(512)の最も側方の側壁部(522)に連結することを理解するであろう。したがって、上述の容器(300、400)と異なり、本発明の例の容器(500)が異なる位置に配置されるヒンジ特徴を含むことを理解するであろう。リビングヒンジ特徴を本発明の例に関して記載するが、他の例において、いずれかの他の適切なヒンジ特徴を使用することができることを理解するであろう。さらに他の例において、リビングヒンジを完全に省くことができ、各上面(526)は、本体(510)から完全に取り外し可能であることができる。加えて、本発明の例が取り外し可能な上面(526)のみを含むように示されるが、他の例において、側壁部(522)及び中央壁部(524)の部分も上面(526)によって取り外し可能であることができることを理解するであろう。
上述の容器(200、300、400)と異なり、本発明の例の容器(500)は、最も外側のトレイ受容部(512)の最も外側の側壁部(522)から横方向に延在するラベル付け部(560)をさらに備える。本発明の例のラベル付け部(560)は、1組の腕部(562)及びラベル部材(564)を備える。腕部(562)は、側壁部(522)から外方向に延在し、側壁部(522)とラベル部材(564)との間に間隙を提供する。本発明の例のラベル付け部(560)が腕部(562)を含むが、いくつかの例において、腕部(562)を完全に省くことができることを理解するであろう。これらのような例において、ラベル部材(564)を側壁部(522)に直接固着する。
ラベル部材(564)は、腕部(562)から外方向に延在する。示されないが、本発明の例において、腕部(562)が各腕部(562)間に延在するダボを含むことを理解するであろう。ダボにラベル部材(564)を回転自在に固着させ、ダボは、ラベル部材(564)が腕部(562)に関して回転するように構成されるように、各腕部(562)間に延在する。一般的にラベル部材(564)は、ラベル部材(564)が折り畳まれる、捻られる、曲げられる、またはその他の方法により様々な位置の間で移行するように構成されるような可撓性である。その結果、ラベル部材(564)が腕部周囲で回転することができるようなフラッグに類似して、容器(500)周囲で折り畳まれ、曲げられるように構成されることを理解するであろう。この特徴は、容器(500)を限られた空間内に配置する(たとえば、上述のカップ(250)内に配置するときなどの)様々な状況に対して、ラベル部材(564)の圧縮した位置への移行を可能にする。
本発明の例のラベル部材(564)は、上部または下部の表面上にラベルを受容するように構成される。たとえば、ラベル部材(564)のいくつかの用途において、操作者は、生検及び組織解析処置中の様々な段階で、自己接着ラベルをラベル部材(564)上に配置することができる。本発明の例のラベル部材(564)が別々のラベルを受容することに関して説明されているが、他の例において、ラベルがラベル部材(564)上に直接書き込まれる、または印刷されることができることを理解するであろう。
IV.組織試料トレイを支持する例示的な折り畳み可能な容器
上記のように、いくつかの状況において、組織試料トレイ(100)を取り扱う方法に基づき組織試料ストリップ(110)の位置決め及び配置を維持するために、構造上の支持を組織試料トレイ(100)へ提供することが望ましい可能性がある。しかしながら、この構造上の支持が容器(200)に関して上述のように必ずしも性質上等方性である必要がないことを理解するであろう。単なる例として、単一平面沿いの組織試料トレイ(100)へ、または組織試料トレイ(100)の特定の部分に関して、上述の追加の構造上の支持を与えることが望ましい可能性がある。しかしながら、これらのような例において、組織試料を固定流体(たとえば、ホルマリン)中に含有するときに、各組織受容チャンバ(120)の封入を提供し、それぞれの組織受容チャンバ(120)内に組織試料を完全に包含することが依然として望ましい可能性があることを理解するであろう。
図16及び17は、例示的な容器(600)を示し、この容器は、それぞれの組織受容チャンバ(120)内で組織試料を完全に包含する各組織受容チャンバ(120)の封入と同様に、構造上の支持を組織試料トレイ(100)へ提供するように動作可能である。しかしながら、上述の容器(200)と異なり、本発明の例の容器(600)は、より詳細に以下に記載されるように、様々な流体含有デバイス内に容器(600)を収容するように、一般的に少なくとも1本の軸にまたがり曲げられることが可能である。
上述の容器(200)と同様に、この例の容器(600)は、複数のトレイ受容部(612)を画定する本体(610)を含む。より詳細に以下に記載されるように、容器(600)は、その中に組織試料トレイ(100)を摺動可能に受容し、組織試料トレイ(100)の少なくとも一部を支持して、封入するように一般的に構成される。より詳細に以下に記載されるように、本発明の例の容器(600)は、一般的に剛性であり、さらに各トレイ受容部(612)は、容器(600)が平らな構成から弓形構成へ移行するように構成されるように、隣接するトレイ受容部(612)に関して枢動可能である。
本発明の例の本体(610)は、3つの別々であるが一体化して連結されたトレイ受容部(612)を含む。一般にトレイ受容部(612)は、組織試料トレイ(100)の一部を受容し、組織受容トレイ(100)の一部を支持して、封入するように構成される。特に、またより詳細に以下に記載されるように、各トレイ受容部(612)は、組織試料トレイ(100)の1組の組織試料ストリップ(110)を受容するように構成される。各トレイ受容部(612)は、遠位端部(614)、近位端部(618)、1組の側壁部(622)、中央壁部(624)、上面(626)、及び底面(630)を備える。より詳細に以下に記載されるように、遠位端部(614)、近位端部(618)、側壁部(622)、中央壁部(624)、上面(626)、及び底面(630)は、すべて合わせて1組のトレイチャンバ(634)を画定する。
各トレイ受容部(612)の各遠位端部(614)は、遠位端部(614)が本体(610)にわたり横方向に延在するように相互に連結されるように、対応して隣接する遠位端部(614)と一体化し、さらにこれから分離する。特に、各遠位端部(614)は、別の隣接する遠位端部(614)の一部のみと一般的に相互に連結され、各遠位端部(614)間に間隙(670)を画定する。より詳細に以下に記載されるように、この構成は、遠位端部(614)が互いに関して撓むことを一般的に可能にすることにより、各トレイ受容部(612)の平らな構成から弓形構成への移行を可能にする。
各遠位端部(614)は、複数のベント開口部(616)を含む。上述のベント開口部(216)と同様に、本発明の例のベント開口部(616)は、流体が各遠位端部(614)を通り、トレイチャンバ(634)に流入し、これらのトレイチャンバから流出することを可能にするように構成される。より詳細に以下に記載されるように、この構成は、トレイチャンバ(634)を固定流体(たとえば、ホルマリン)によって充填することを可能にすることにより、組織試料を固定流体中に浸す。
側壁部(622)、中央壁部(624)、上面(626)、及び底面(630)のすべては、遠位端部(614)から近位端部(618)へ近位に延在する。一般的に近位端部(618)は、1組のトレイ開口部(620)を画定する。一般的に、トレイ開口部(620)は、トレイチャンバ(634)に対して開口する。したがって、各トレイ開口部(620)が組織試料トレイ(100)の対応する組織試料ストリップ(110)を受容し、各組織試料ストリップ(110)の少なくとも一部をトレイチャンバ(634)内で受容することを可能にするように構成されることを理解するであろう。
遠位端部(614)と近位端部(618)との間で、各上面(626)及び底面(630)は、複数のベント開口部(628、632)を画定する。各ベント開口部(628、632)は、長手方向に細長い構成に一般的に設定される。しかしながら、他の例において、いずれかの他の適切な構成を使用することが可能であることを理解するであろう。たとえば、いくつかの例において、ベント開口部(628、632)は、遠位端部(614)と関連するベント開口部(616)(たとえば、複数の楕円形または円形開口部)の形態を取ることができる。当然、本明細書の教示を考慮して当業者に明らかであるように、いずれかの他の適切な形状を使用することができる。
本発明の例のベント開口部(628、632)は、容器(600)の外面と、各トレイ受容部(612)の各トレイチャンバ(634)との間で連通するように各々が構成される。単一のベント開口部(628、632)が中央壁部(624)の存在にもかかわらずトレイチャンバ(634)の両方と連通するように構成されるように、各ベント開口部(628、632)は、中央壁部(624)に直接隣接する。
各トレイ受容部(612)の側壁部(622)及び中央壁部(624)を合わせて、各トレイチャンバ(634)の横方向の延伸を画定する。特に、各側壁部(622)は、各組織試料トレイ(100)のストリップ側壁部(112)の形状と対応して一般的に鈍角(垂直の代替に)である。中央壁部(624)は、各側壁部(112)間に配置されることにより、各トレイ受容部(612)あたり2つの別個のトレイチャンバ(634)を画定する。互いの間にある一定の特異的な関係を有するものとして、側壁部(622)及び中央壁部(624)を本発明の例に示すが、これらの関係が組織試料トレイ(100)の組織試料ストリップ(110)の大きさ及び形状によって一般的に規定されることを理解するであろう。したがって、他の例において、側壁部(622)と中央壁部(624)との間のこれらの関係が異なる大きさ及び形状に作られた組織試料ストリップ(110)を含むトレイ(100)を収容するように所望に応じて変更されることが可能であることを理解するであろう。
上述のように、各トレイ受容部(612)は、隣接する遠位端部(614)の少なくとも一部と一体化している各遠位端部(614)の少なくとも一部によって接合される。加えて、本発明の例において各トレイ受容部(612)は、側壁部(622)によって隣接するトレイ受容部(612)にも連結される。各側壁部(622)は、隣接するトレイ受容部(612)の別の側壁部(622)に隣接し、隣接する側壁部(622)に一体化して連結される。側壁部(622)間のこの一体化した連結は、組織試料トレイ(100)の少なくとも一部が各トレイ受容部(612)内に配置されるときに、追加の剛性を容器(600)へ与え、組織試料トレイ(100)を支持する。しかしながら、上述の一体化した連結の側壁部(222、322、422、522)と異なり、本発明の例の側壁部(622)の一体化した連結は、各トレイ受容部(612)間にリビングヒンジを提供するように構成される。特に、一体化した連結は、側壁部(622)を互いに固着するのに十分大きいように、またある程度の可撓性を与えるのに十分小さいように、一般的に構成される。その結果、側壁部(622)間の一体化した連結が互いに関してトレイ受容部(612)の撓みを可能にし、容器(600)の平らな構成と弓形構成との間の移行を可能にするように構成されることを理解するであろう。
リビングヒンジを提供する一体化した連結を形成するように側壁部(622)を本明細書に記載するが、他の例において、このような一体化した連結によって提供される機能性をいずれかの他の適切な手段によって提供することができることを理解するであろう。たとえば、いくつかの例において、側壁部(622)は、ドアヒンジ、またはいずれかの他の回転自在なファスナーに類似することが可能である別々のヒンジ部材によって互いに連結されることが可能である。当然、本明細書の教示を考慮して当業者に明らかであるように、トレイ受容部(612)が互いに関して撓むことを可能にするように構成される、いずれかの他の構造を使用することができる。
上述の容器(200)と異なり、本発明の例の容器(600)は、上述のタブ(240)に類似するタブを含むように示されない。しかしながら、示されないが、いくつかの例において、容器(600)が上述のタブ(240)に類似するタブを含むことが可能であることを理解するであろう。これらのような例において、このようなタブは、容器(600)の把持を可能にするように、また容器(600)のラベル付けを可能にするように構成されることが可能である。加えて、このようなタブは、上述のラベル部(242)に類似するラベル部を同様に含むことができる。このようなラベル部は、くぼみを作られることが可能であり、そのくぼみの中にラベルを受容するように構成される。
図18から21は、容器(600)の例示的な用途を示す。特に、図18に見られるように、組織試料トレイ(100)は、最初に容器(600)の外側で開始する。生検処置において、トレイが生検デバイス(10)から試料を受容し、組織試料ホルダアセンブリ(40)の回転自在部材(44)から取り外された時点に、組織試料トレイ(100)のこの最初の位置が対応することができることを理解するであろう。したがって、本明細書に記載される処置を使用して、組織取得後の検体X線撮影のために組織試料トレイ(100)を調製した後に、さらなる解析のために病理への組織試料トレイ(100)の後の輸送を伴うことができることを理解するであろう。
組織試料トレイ(100)を図18に示されるように容器(600)に隣接して置くと、組織試料トレイ(100)を容器(600)内の容器中に挿入することができる。組織試料トレイ(100)を容器(600)中に挿入するために、組織試料トレイ(100)の各組織試料ストリップ(110)は、各トレイ受容部(612)の対応するトレイチャンバ(634)と整列される。つぎに組織試料トレイ(100)を移動させ、各組織試料ストリップ(110)を対応するトレイチャンバ(634)内に挿入する。
組織試料トレイ(100)の各組織試料ストリップ(110)を各トレイ受容部(612)の各トレイチャンバ(634)内に挿入すると、各組織試料ストリップ(110)をほぼ完全に各トレイチャンバ(634)内に配置する。しかしながら、各組織試料ストリップ(110)の各組織受容チャンバ(120)は、容器(600)の外面とベント開口部(616、628、632)を介して連通したままである。特に、遠位端部(614)と関連するベント開口部(616)は、組織受容チャンバ(120)と遠位開口部(122)を介して連通する。同様に、上面(626)と関連するベント開口部(628)は、組織受容チャンバ(120)と直接連通し、底面(632)と関連するベント開口部(634)は、組織受容チャンバ(120)と開口部(116)を介して底面(114)中で連通する。
各トレイ受容部(612)の対応するトレイチャンバ(634)中に組織試料トレイ(100)の各組織試料ストリップ(110)を挿入しながら、つぎに容器(600)を図19に示されるように弓形構成に移行させることができる。操作者は、一般的に、容器(600)を曲げ、各側壁部(622)の一体化した連結の周囲で各トレイ受容部(612)を枢動させることによって、容器(600)を弓形構成に移行させることができる。代替に、任意選択で、容器(600)が図18に示される平らな構成のままにされることができることを理解するであろう。平らな構成のままにされるときに、容器(600)は、容器(200)に関して上述したものと実質的に類似した処置を使用して取り扱われることができる。
容器(600)を弓形構成に移行させる前に、またはこの弓形構成に移行させた後に、操作者は、このような検体X線撮影を望む場合に、組織試料トレイ(100)に加えて容器(600)に検体X線撮影を受けさせることができる。単なる例として、「Biopsy Sample Container」と題する、2017年6月30日に出願され、その開示が参照により本明細書に援用される、米国第15/638,740号の教示のうちの少なくともいくつかに従い、適切な検体X線撮影処置を実施することができる。
検体X線撮影が完了すると、または検体X線撮影を実施しない場合に、図20に示されるように、組織試料トレイ(100)に加えて容器(300)をカップ(250)中に挿入することができる。容器(200)に関して上記に同様に説明したように、カップ(250)を使用して、組織試料を、たとえば、病理研究室などへ輸送することができる。いくつかの例において、容器(600)を固定流体(252)(たとえば、ホルマリン)中に直ちに浸漬させるように、固定流体(252)によってカップ(250)を事前に充填することができる。いくつかの他の例において、容器(200)をカップ(250)中に最初に置いた後、固定流体(252)をカップ(650)に導入することができる。いずれかの事例において、固定流体(252)が容器(600)の内面中にベント開口部(616、628、632)を介して直ちに通過することができることを理解するであろう。それにより、固定流体(252)は、容器(600)中のトレイチャンバ(634)内に包含される組織試料に容易に到達して、これらの組織試料を浸漬させることができる。容器(600)及び固定流体(252)がカップ(250)中にありながら、つぎに、操作者は、カップ蓋(254)をカップ(250)に固着させることにより、容器(600)及び固定流体(252)をカップ(250)中でシールすることができる。容器(600)及び固定流体(252)をカップ(250)中でシールした後、つぎにさらに処理するために、カップ(250)を別の位置に輸送し、保管のために取っておく、またはその他の方法により取り扱うことができる。
図21に最もよく示されるように、いくつかの例において、カップ(250)が複数の容器(600)を受容することができることを理解するであろう。特に、本発明の例において、容器(200)の横方向の幅は、カップ(250)の内周未満の所定の寸法にほぼ対応する。このため、容器(600)の横方向の幅が1回に2つまでの容器(600)をカップ(250)内に配置することができるように構成されることを理解するであろう。任意選択で、2つの容器(600)をカップ(250)内に配置するときに、弓形構成において各容器(600)によって画定される概ね円筒形の空間内のカップ(250)内に円筒形部材(680)を挿入することができる。円筒形部材(680)は、各容器(600)に一般的に当接することにより、各容器を適所に保つように構成される。当然、円筒形部材(680)は、単に任意選択であり、いくつかの例において省かれることができる。
V.例示的な組み合わせ
以下の例は、本明細書の教示を組み合わせまたは適用することができる様々な非網羅的な方法に関する。以下の例は、本願において、または本願に後続する出願においていつでも提示され得る任意の特許請求の範囲の適用範囲を限定することを意図してはいない旨を理解されたい。免責事項は意図されていない。以下の例は、単に例示を目的としたものにすぎない。本明細書における様々な教示は、他の多くの方法で配置及び適用され得ることが企図されている。また、いくつかの変形版は、以下の例で言及される特定の特徴を省いてもよいことが企図されている。したがって、後に発明者らによって、または対象となる発明者らの後継者によってそうであると別段に明白に示されていない限り、以下で言及される態様または特徴のいずれも決定的なものとみなすべきではない。以下に言及するものを超える追加の特徴を含む、本願または本願に関連する後続の提出物にいかなる特許請求の範囲が提示された場合でも、それらの追加の特徴は、特許性に関連する何らかの理由で追加されたと推定するものではない。
実施例1.生検デバイスであって、前記生検デバイスが針及び組織試料ホルダアセンブリを含み、前記針は組織試料を取得して組織試料を前記組織試料ホルダアセンブリに通すように構成される、前記生検デバイスと、トレイであって、前記トレイは複数のストリップを含み、前記トレイは前記生検デバイスの前記組織試料ホルダアセンブリ内に受容されるように構成される、前記トレイと、容器であって、前記容器は複数のトレイ受容部を含み、各トレイ受容部は遠位端部、少なくとも1つのトレイ開口部を含む近位端部、及び前記近位端部と前記遠位端部との間に延在するトレイチャンバを含み、前記トレイチャンバは前記近位端部の前記トレイ開口部を通して前記トレイの少なくとも一部を受容するように構成される、前記容器とを備える、組織取得及び取り扱いシステム。
実施例2.前記容器は、複数のベント開口部をさらに備え、前記複数のベント開口部のうちの少なくとも1つのベント開口部は、各トレイ受容部の前記遠位端部によって画定される、実施例1に記載のシステム。
実施例3.各トレイ受容部は、上面及び底面をさらに備える、実施例2に記載のシステム。
実施例4.前記複数のベント開口部のうちの少なくとも1つのベント開口部は、前記上面によって画定され、前記複数のベント開口部のうちの少なくとも1つのベント開口部は、前記底面によって画定される、実施例3に記載のシステム。
実施例5.各トレイ受容部は、1組の側壁部、及び中央壁部をさらに備える、実施例3に記載のシステム。
実施例6.各トレイ受容部の前記1組の側壁部及び前記中央壁部は、2つのトレイチャンバを画定する、実施例5に記載のシステム。
実施例7.前記2つのトレイチャンバのうちの各トレイチャンバは、前記トレイの前記複数のストリップのうちの単一のストリップを受容するように構成される、実施例6に記載のシステム。
実施例8.各トレイ受容部の前記近位端部の前記トレイ開口部は、前記トレイの少なくとも一部を摺動可能に受容するように構成される、実施例1から7のいずれか1項以上に記載のシステム。
実施例9.各トレイ受容部は、各トレイ受容部の前記トレイチャンバ中に前記トレイを下ろすことによって前記トレイの少なくとも一部を受容するように構成される、実施例1から7のいずれか1項以上に記載のシステム。
実施例10.前記容器は、3つのトレイ受容部を含む、実施例1から9のいずれか1項以上に記載のシステム。
実施例11.前記トレイは、6つのストリップを含み、各トレイ受容部は、2つのストリップを受容するように構成される、実施例10に記載のシステム。
実施例12.各トレイ受容部は、上面を含み、前記上面は、前記容器の本体に関して枢動可能である、実施例1から11のいずれか1項以上に記載のシステム。
実施例13.各トレイ受容部の前記上面は、各トレイ受容部の各上面が一斉に前記本体に関して枢動するように構成されるように相互に連結される、実施例12に記載のシステム。
実施例14.各トレイ受容部の各上面は、前記容器の前記本体に関して横方向に枢動可能である、実施例12に記載のシステム。
実施例15.各トレイ受容部の各上面は、前記容器の前記本体に関して長手方向に枢動可能である、実施例12に記載のシステム。
実施例16.組織試料トレイによる使用のための容器であって、前記組織試料トレイが組織試料を受容するように構成される複数のストリップを含み、容器本体、及び複数のトレイ受容部を備え、各トレイ受容部は遠位端部、近位端部、上面、底面、及び1組の側壁部及び中央壁部を含み、前記遠位端部、前記近位端部、前記上面、前記底面、前記1組の側壁部及び前記中央壁部のすべては1組のトレイチャンバを画定し、各トレイチャンバは前記試料トレイの前記複数のストリップのうちの1つのストリップを受容するように構成され、前記遠位端部、前記上面、または前記底面のうちの少なくとも1つは複数のベント開口部を画定し、前記複数のベント開口部は前記容器の外面と前記1組のトレイチャンバの少なくとも1つのトレイチャンバとの間で流体連通するように構成される、前記容器。
実施例17.前記上面または前記底面のうちの前記少なくとも1つは、前記複数のベント開口部を画定する、実施例16に記載の容器。
実施例18.前記中央壁部は、各ベント開口部が前記1組のトレイチャンバの両方のトレイチャンバと連通するように各ベント開口部に関して配置される、実施例17に記載の容器。
実施例19.各トレイ受容部の前記遠位端部は、前記複数のベント開口部のうちの前記ベント開口部の少なくともいくつかを画定し、前記遠位端部によって画定される前記ベント開口部は、円形形状を有する、実施例16に記載の容器。
実施例20.組織試料トレイによる使用のための容器であって、前記組織試料トレイが組織試料を受容するように構成される複数のストリップを含み、容器本体と、複数のトレイ受容部であって、各トレイ受容部は上面、底面、1組の側壁部、及び前記1組の側壁部間に配置される中央壁部を含み、前記上面、前記底面、前記側壁部及び前記中央壁部のすべては1組のトレイチャンバを画定し、前記1組のトレイチャンバの各トレイチャンバは前記組織試料トレイの前記複数のストリップの1つのストリップを受容するように構成される、前記複数のトレイ受容部と、前記容器本体から近位に延在するタブであって、前記タブはラベルを受容するように構成される、前記タブと、を備える、前記容器。
実施例21.組織試料トレイによる使用のための容器であって、前記組織試料トレイが組織試料を受容するように構成される複数のストリップを含み、容器本体、及び複数のトレイ受容部を備え、各トレイ受容部は遠位端部、近位端部及び複数の壁部を含み、前記遠位端部、前記近位端部及び複数の壁部のすべては1組のトレイチャンバを画定し、各トレイチャンバは前記試料トレイの前記複数のストリップの1つのストリップを受容するように構成され、前記遠位端部の少なくとも1つ、または前記複数の壁部の1つ以上は複数のベント開口部を画定し、前記複数のベント開口部は前記容器の外面、及び前記1組のトレイチャンバの少なくとも1つのトレイチャンバから固定剤を通して少なくとも1つの組織試料を固定するように構成され、前記複数の壁部は前記試料トレイの前記複数のストリップの各ストリップを囲みそれぞれのトレイチャンバ内に前記少なくとも1つの組織試料を維持するように構成される、前記容器。
実施例22.前記複数の壁部は、上面及び底面を含み、前記上面または前記底面のうちの前記少なくとも1つは、前記複数のベント開口部を画定する、実施例21に記載の容器。
実施例23.前記複数の壁部は、1組の側壁部間に配置される中央壁部をさらに備え、前記中央壁部は、各ベント開口部が前記1組のトレイチャンバの両方のトレイチャンバと連通するように各ベント開口部に関して配置される、実施例22に記載の容器。
実施例24.各トレイ受容部の前記遠位端部は、前記複数のベント開口部のうちの前記ベント開口部の少なくともいくつかを画定し、前記遠位端部によって画定される前記ベント開口部は、円形形状を有する、実施例21に記載の容器。
実施例25.1つ以上の生検試料を固定する方法であって、生検デバイスを使用して1つ以上の組織試料を試料トレイ内に採取することと、前記1つ以上の組織試料を前記試料トレイ内に採取した後に前記試料トレイをトレイ受容部中に挿入することと、固定剤が前記トレイ受容部に浸透して前記1つ以上の組織試料を囲むように、前記固定剤によって充填される容器中に前記試料トレイ及び前記トレイ受容部の組み合わせを挿入することと、を備える、前記方法。
実施例26.前記試料トレイ及びその中のトレイ受容部の前記組み合わせを受容した後、前記容器を病理検査室へ輸送するステップをさらに備える、実施例25に記載の方法。
実施例27.前記試料トレイを前記トレイ受容部中に挿入する前に、前記試料トレイを弓形構成から平らな構成へ移行させるステップをさらに備える、実施例25から26のいずれか1項以上に記載の方法。
実施例28.前記試料トレイ及び前記トレイ受容部の前記組み合わせを前記容器中に挿入する前に、前記試料トレイ及び前記トレイ受容部の前記組み合わせを弓形構成に移行させるステップをさらに備える、実施例25から27のいずれか1項以上に記載の方法。
実施例29.前記試料トレイを前記トレイ受容部中に挿入する前記ステップは、前記試料トレイに関して前記トレイ受容部の少なくとも一部を移動させることにより、前記試料トレイの少なくとも一部を封入することをさらに備える、実施例25から28のいずれか1項以上に記載の方法。
本発明の様々な実施形態を示し説明してきたが、本明細書に記載された方法及びシステムのさらなる適合は、本発明の範囲から逸脱することなく当業者による適切な修正により達成し得る。そのような潜在的な修正のいくつかについて言及してきたが、他のものは当業者にとって明白である。例えば、上述の例、実施形態、幾何学的形状、資料、寸法、比率、ステップなどは例示的なものであり、必須ではない。したがって、本発明の範囲は、以下の特許請求の範囲に関して考慮するべきであり、明細書及び図面に示し、説明した構造及び動作の詳細に限定されないことが理解される。
本明細書に記載された器具の変形版のいずれも、上記のものに加えて、またはその代わりに、他の様々な特徴を含み得ることを理解されたい。また、単なる例として、本明細書に記載の器具のいずれも、本明細書に参照により組み入れられる様々な参考文献のいずれかに開示された様々な特徴のうちの1つ以上を含むことができる。本明細書における教示は、本明細書に引用される他の参考文献のいずれかに記載される任意の器具に容易に適用でき、その結果、本明細書における教示は、本明細書中に引用される任意の参考文献の教示と多数の様式で容易に組み合わせることができる旨を理解されたい。本明細書の教示を取り入れることができる他の種類の器具は当業者に明白である。
参照により本明細書に組み込まれると言及しているいずれかの特許、刊行物、または他の開示の資料は、その全体または一部が、組み込まれた資料が既存の定義、声明、または本開示に記載しているその他の開示の資料と矛盾しない限りにおいてのみ本明細書に組み込まれることを理解されたい。したがって、また必要な限り、本明細書に明確に記載されている開示は、参照により本明細書に組み込まれたいかなる矛盾する資料に対して優先される。参照により本明細書に組み入れられると言及されているが、本明細書に記載されている既存の定義、声明、または他の開示の資料と矛盾する任意の資料、またはその一部は、その組み込まれた資料と既存の開示の資料との間に矛盾が生じない場合にのみ組み込まれる。
〔実施の態様〕
(1) 組織取得及び取り扱いシステムであって、
(a)生検デバイスであって、前記生検デバイスが針、及び組織試料ホルダアセンブリを含み、前記針は組織試料を取得し、組織試料を前記組織試料ホルダアセンブリに通すように構成される、前記生検デバイスと、
(b)トレイであって、前記トレイは複数のストリップを含み、前記トレイは前記生検デバイスの前記組織試料ホルダアセンブリ内に受容されるように構成される、前記トレイと、
(c)容器であって、前記容器は複数のトレイ受容部を含み、
各トレイ受容部は、
(i)遠位端部、
(ii)近位端部であって、前記近位端部は少なくとも1つのトレイ開口部を含む、前記近位端部、及び
(iii)前記近位端部と前記遠位端部との間に延在するトレイチャンバであって、前記トレイチャンバは前記近位端部の前記トレイ開口部を通して前記トレイの少なくとも一部を受容するように構成される、前記トレイチャンバ、
を含む、前記容器と、
を備える、前記システム。
(2) 前記容器は、複数のベント開口部をさらに備え、前記複数のベント開口部のうちの少なくとも1つのベント開口部は、各トレイ受容部の前記遠位端部によって画定される、実施態様1に記載のシステム。
(3) 各トレイ受容部は、上面及び底面をさらに備える、実施態様2に記載のシステム。
(4) 前記複数のベント開口部のうちの少なくとも1つのベント開口部は、前記上面によって画定され、前記複数のベント開口部のうちの少なくとも1つのベント開口部は、前記底面によって画定される、実施態様3に記載のシステム。
(5) 各トレイ受容部は、1組の側壁部、及び中央壁部をさらに備える、実施態様3に記載のシステム。
(6) 各トレイ受容部の、前記1組の側壁部、及び前記中央壁部は、2つのトレイチャンバを画定する、実施態様5に記載のシステム。
(7) 前記2つのトレイチャンバのうちの各トレイチャンバは、前記トレイの前記複数のストリップのうちの単一のストリップを受容するように構成される、実施態様6に記載のシステム。
(8) 各トレイ受容部の前記近位端部の前記トレイ開口部は、前記トレイの少なくとも一部を摺動可能に受容するように構成される、実施態様1に記載のシステム。
(9) 各トレイ受容部は、各トレイ受容部の前記トレイチャンバ中に前記トレイを下ろすことによって前記トレイの少なくとも一部を受容するように構成される、実施態様1に記載のシステム。
(10) 前記容器は、3つのトレイ受容部を含む、実施態様1に記載のシステム。
(11) 前記トレイは、6つのストリップを含み、各トレイ受容部は、2つのストリップを受容するように構成される、実施態様10に記載のシステム。
(12) 各トレイ受容部は、上面を含み、前記上面は、前記容器の本体に関して枢動可能である、実施態様1に記載のシステム。
(13) 各トレイ受容部の前記上面は、各トレイ受容部の各上面が一斉に前記本体に関して枢動するように構成されるように相互に連結される、実施態様12に記載のシステム。
(14) 各トレイ受容部の各上面は、前記容器の前記本体に関して横方向に枢動可能である、実施態様12に記載のシステム。
(15) 各トレイ受容部の各上面は、前記容器の前記本体に関して長手方向に枢動可能である、実施態様12に記載のシステム。
(16) 組織試料トレイによる使用のための容器であって、
前記組織試料トレイが組織試料を受容するように構成される複数のストリップを含み、
(a)容器本体、及び
(b)複数のトレイ受容部、
を備え、
各トレイ受容部は、
(i)遠位端部、
(ii)近位端部、及び
(iii)複数の壁部、
を備え、
前記遠位端部、前記近位端部、複数の壁部のすべては1組のトレイチャンバを画定し、各トレイチャンバは前記試料トレイの前記複数のストリップの1つのストリップを受容するように構成され、
前記遠位端部のうちの少なくとも1つ、または前記複数の壁部のうちの1つ以上は複数のベント開口部を画定し、前記複数のベント開口部は前記容器の外面、及び前記1組のトレイチャンバのうちの少なくとも1つのトレイチャンバから固定剤を通し、少なくとも1つの組織試料を固定するように構成され、前記複数の壁部は前記試料トレイの前記複数のストリップの各ストリップを囲み、前記少なくとも1つの組織試料をそれぞれのトレイチャンバ内に維持するように構成される、
前記容器。
(17) 前記複数の壁部は、上面及び底面を含み、前記上面または前記底面のうちの前記少なくとも1つは、前記複数のベント開口部を画定する、実施態様16に記載の前記容器。
(18) 前記複数の壁部は、1組の側壁部間に配置される中央壁部をさらに備え、前記中央壁部は、各ベント開口部が前記1組のトレイチャンバの両方のトレイチャンバと連通するように各ベント開口部に関して配置される、実施態様17に記載の前記容器。
(19) 各トレイ受容部の前記遠位端部は、前記複数のベント開口部のうちの前記ベント開口部の少なくともいくつかを画定し、前記遠位端部によって画定される前記ベント開口部は、円形形状を有する、実施態様16に記載の前記容器。
(20) 組織試料トレイによる使用のための容器であって、
前記組織試料トレイが組織試料を受容するように構成される複数のストリップを含み、
(a)容器本体と、
(b)複数のトレイ受容部であって、各トレイ受容部は、
(i)上面、
(ii)底面、
(iii)1組の側壁部、及び
(iv)前記1組の側壁部間に配置される中央壁部、
を含み、前記上面、前記底面、前記側壁部、及び前記中央壁部のすべては1組のトレイチャンバを画定し、前記1組のトレイチャンバの各トレイチャンバは前記組織試料トレイの前記複数のストリップの1つのストリップを受容するように構成される、前記複数のトレイ受容部と、
(c)前記容器本体から近位に延在するタブであって、前記タブはラベルを受容するように構成される、前記タブと、
を備える、前記容器。
(21) 1つ以上の生検試料を固定する方法であって、
(a)生検デバイスを使用して、1つ以上の組織試料を試料トレイ内に採取することと、
(b)前記1つ以上の組織試料を前記試料トレイ内に採取した後、前記試料トレイをトレイ受容部中に挿入することと、
(c)固定剤が前記トレイ受容部に浸透し、前記1つ以上の組織試料を囲むように、前記固定剤によって充填される容器中に前記試料トレイ及び前記トレイ受容部の前記組み合わせを挿入することと、
を備える、前記方法。
(22) 前記試料トレイ及びその中のトレイ受容部の前記組み合わせを受容した後、前記容器を病理検査室へ輸送するステップをさらに備える、実施態様21に記載の方法。
(23) 前記試料トレイを前記トレイ受容部中に挿入する前に、前記試料トレイを弓形構成から平らな構成へ移行させるステップをさらに備える、実施態様21に記載の方法。
(24) 前記試料トレイ及び前記トレイ受容部の前記組み合わせを前記容器中に挿入する前に、前記試料トレイ及び前記トレイ受容部の前記組み合わせを弓形構成に移行させるステップをさらに備える、実施態様21に記載の方法。
(25) 前記試料トレイを前記トレイ受容部中に挿入する前記ステップは、前記試料トレイに関して前記トレイ受容部の少なくとも一部を移動させることにより、前記試料トレイの少なくとも一部を封入することをさらに備える、実施態様21に記載の方法。

Claims (4)

  1. 組織試料トレイを装入するための容器であって、
    前記組織試料トレイが組織試料を受容するように構成される複数のストリップを含み、前記容器は、
    (a)容器本体、及び
    (b)複数のトレイ受容部、
    を備え、
    前記トレイ受容部は、
    (i)トレイ開口部を画定する近位端部、
    (ii)前記トレイ開口部に対向する遠位壁部を画定する遠位端部、及び
    (iii)複数の壁部、
    を備え、
    前記遠位端部、前記近位端部、前記複数の壁部のすべては1組のトレイチャンバを画定し、各前記トレイチャンバは前記組織試料トレイの前記複数のストリップのうち1つのストリップを受容するように構成され、
    前記遠位端部のうちの少なくとも1つ、または前記複数の壁部のうちの1つ以上は複数のベント開口部を画定し、前記複数のベント開口部は前記容器の外面から記1組のトレイチャンバのうちの少なくとも1つのトレイチャンバへ固定剤を通し、少なくとも1つの組織試料を固定するように構成され、前記複数の壁部は前記組織試料トレイの前記複数のストリップの各前記ストリップを囲み、前記少なくとも1つの組織試料をそれぞれの前記トレイチャンバ内に維持するように構成され、
    前記複数のトレイ受容部は、共通の平面に沿って前記容器本体によって画定されている、
    前記容器。
  2. 前記複数の壁部は、上面及び底面を含み、前記上面または前記底面のうちの少なくとも1つは、前記複数のベント開口部を画定する、請求項1に記載の前記容器。
  3. 前記1組のトレイチャンバが第1のトレイチャンバと第2のトレイチャンバとを含み、前記複数の壁部は、1組の側壁部間に配置される中央壁部をさらに備え、前記中央壁部は、各前記ベント開口部が前記第1及び第2のトレイチャンバの両方連通するように各前記ベント開口部に関して配置される、請求項2に記載の前記容器。
  4. 各前記トレイ受容部の前記遠位端部は、前記複数のベント開口部のうちの前記ベント開口部の少なくともいくつかを画定し、前記遠位端部によって画定される前記ベント開口部は、円形形状を有する、請求項1に記載の前記容器。
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