JP6847823B2 - Seal gap evaluation method for rotating equipment - Google Patents
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Description
本発明の実施形態は、回転機器のシール間隙評価方法に関する。 An embodiment of the present invention relates to a method for evaluating a seal gap of a rotating device.
火力発電所や原子力発電所に備えられる蒸気タービンにおいては、定期的にメンテナンスが実施される。従来のメンテナンスにおいて、分解時及び組立時にタービン内部の間隙計測が行われる。 Regular maintenance is carried out on steam turbines installed in thermal power plants and nuclear power plants. In conventional maintenance, the clearance inside the turbine is measured during disassembly and assembly.
ここで、従来におけるタービン内部のシール間隙計測について説明する。図16は、代表的な蒸気タービンの分解斜視図である。 Here, the conventional measurement of the seal gap inside the turbine will be described. FIG. 16 is an exploded perspective view of a typical steam turbine.
図16に示すように、蒸気タービン400は、ケーシング410と、タービンロータ420と、ノズル部430とを備える。蒸気タービン400は、ケーシング410と、タービンロータ420と、ノズル部430とを組み立てることによって構成される。
As shown in FIG. 16, the
ケーシング410は、例えば、外部ケーシング411と、この外部ケーシング411の内側に収容される内部ケーシング412とからなる二重構造で構成される。外部ケーシング411および内部ケーシング412は、上半部と下半部とに2分割されている。
The
具体的には、外部ケーシング411は、下半外部ケーシング413と、この下半外部ケーシング413の上方に配置される上半外部ケーシング414とを備える。内部ケーシング412は、下半内部ケーシング415と、この下半内部ケーシング415の上方に配置される上半内部ケーシング416とを備える。
Specifically, the
ノズル部430は、環状のダイアフラム外輪431と、このダイアフラム外輪431の内側に配置される環状のダイアフラム内輪432と、ダイアフラム外輪431とダイアフラム内輪432との間に周方向に配置される静翼(ノズル)とを備える。ノズル部430は、タービンロータ420の軸方向に複数段設けられている。なお、図16には、静翼は図示していない。
The
ダイアフラム外輪431およびダイアフラム内輪432は、上半部と下半部とに2分割されている。具体的には、ダイアフラム外輪431は、下半外輪433と、この下半外輪433の上方に配置される上半外輪434とを備える。ダイアフラム内輪432は、下半内輪435と、この下半内輪435の上方に配置される上半内輪436とを備える。
The diaphragm
ここで、ノズル部430は、下半ノズル部430Aと上半ノズル部430Bとで構成される。下半ノズル部430Aは、下半外輪433と、下半内輪435と、下半外輪433と下半内輪435との間に周方向に配置される静翼とによって構成される。上半ノズル部430Bは、上半外輪434と、上半内輪436と、上半外輪434と上半内輪436との間に周方向に配置される静翼とによって構成される。
Here, the
タービンロータ420は、ケーシング410内を貫通して設けられている。そして、タービンロータ420の両端は、軸受(図示しない)によって回転可能に支持されている。また、軸受は、軸受ケーシング内に備えられる。軸受ケーシング内の潤滑油が外部に漏れるのを防ぐため、軸受ケーシングのタービンロータ420が貫通する部分には、油切り部(図示しない)が備えられている。この油切り部は、下半油切りが取付けられた下半オイルボアと、上半油切りが取付けられた上半オイルボアとを備える。
The
また、タービンロータ420の一端側および他端側において、油切り部よりもノズル部430側には、ケーシング410内の蒸気がケーシング410の外部に漏れるのを防止するグランドシール部480が備えられている。
Further, on one end side and the other end side of the
図16に示すように、グランドシール部480は、下半グランドシールボア481と、この下半グランドシールボア481の上方に配置される上半グランドシールボア482とを備える。なお、図示しないが、下半グランドシールボア481および上半グランドシールボア482の内周側には、例えば、これらの内周面とタービンロータ420との間の間隙をシールするグランドシールセグメントが備えられている。このグランドシールセグメントは、例えば、タービンロータ420側にシールフィンを有する。
As shown in FIG. 16, the
また、タービンロータ420には、周方向に動翼(図示しない)が植設されている。この動翼翼列は、タービンロータ420の軸方向に複数段設けられている。
Further, a moving blade (not shown) is planted in the
そして、各ノズル部430の直下流側にそれぞれ一つの動翼翼列が位置するように動翼翼列を構成して、複数のタービン段落を形成している。
Then, a plurality of turbine paragraphs are formed by forming a moving blade row so that one moving blade row is located immediately downstream of each
ここで、図17は、一つのタービン段落の縦断面の一部を模式的に示した図である。なお、図17には、静翼437および動翼421も示している。
Here, FIG. 17 is a diagram schematically showing a part of a vertical cross section of one turbine paragraph. Note that FIG. 17 also shows a
図17に示すように、例えば、下半内輪435および上半内輪436の内周側には、タービンロータ420とノズル部430との間の間隙をシールするシール部440が設けられる。このシール部440は、シールフィン441を有するシールセグメント442を備える。
As shown in FIG. 17, for example, on the inner peripheral side of the lower half
なお、シールセグメント442の嵌合部443は、下半内輪435および上半内輪436の内周側に形成された嵌合溝438に嵌合される。そして、シールセグメント442は、嵌合溝438における外周面に設けられたバネ部材444によってタービンロータ420側に押されている。
The
シール部440において、タービンロータ420とシールフィン441との間のシール間隙を狭小化することで、このシール間隙を下流側に流れるリーク蒸気量が低減される。これによって、タービン性能を確保している。
By narrowing the seal gap between the
シール間隙は、1mm以下に設計されている。シール間隙の設計値は、例えば、0.35〜1.0mmである。そして、タービン組立状態において、シール間隙を設計値とすることが求められている。シール間隙が設計値よりも広い場合には、リーク蒸気の増加により段落の性能が低下する。一方、シール間隙が設計値よりも狭い場合には、タービンロータ420とシール部440の接触によってタービンロータ420の振動が増加し、タービンの運転に支障をきたす。
The seal gap is designed to be 1 mm or less. The design value of the seal gap is, for example, 0.35 to 1.0 mm. Then, in the turbine assembled state, it is required to set the seal gap as a design value. If the seal gap is wider than the design value, the performance of the paragraph will be reduced due to the increase in leaked vapor. On the other hand, when the seal gap is narrower than the design value, the vibration of the
ここで、図18は、図17のS−S断面を示す図である。図18に示すように、周方向におけるシール間隙は、上半と下半の境界における水平方向のシール間隙CLl、CLrおよび鉛直方向におけるシール間隙CLb、CLtの4か所の間隙で管理されている。 Here, FIG. 18 is a diagram showing an SS cross section of FIG. As shown in FIG. 18, the sealing gap in the circumferential direction is managed by four gaps, the horizontal sealing gaps CLl and CLr at the boundary between the upper half and the lower half, and the vertical sealing gaps CLb and CLt. ..
蒸気タービンの定期検査では、分解工程、部品検査/手入れ工程、組立工程の3つの工程を経る。ここで、従来の蒸気タービンの組立工程において、水平方向のシール間隙CLl、CLrは、タービンロータ420が下半外部ケーシング413および下半内部ケーシング415内に仮組された状態で計測される。
The periodic inspection of a steam turbine goes through three processes: a disassembly process, a parts inspection / maintenance process, and an assembly process. Here, in the conventional steam turbine assembly process, the horizontal seal gaps CLl and CLr are measured in a state where the
シール間隙CLl、CLrは、タービンロータ420とシールフィン441との間の間隙に隙間ゲージを挿入して計測される。この際、例えば、シール間隙CLl、CLrが設計値よりも狭い場合には、例えば、シールセグメント442を取り外して歯先削正加工を施してシール間隙CLl、CLrを広くする。
The seal gaps CLl and CLr are measured by inserting a feeler gauge into the gap between the
鉛直方向のシール間隙CLb、CLtについては、上半側の構造物を取り外した状態において、シール間隙CLb、CLtを直接計測することはできない。 Regarding the seal gaps CLb and CLt in the vertical direction, the seal gaps CLb and CLt cannot be directly measured with the structure on the upper half side removed.
図19は、軟鋼材450を使用してシール間隙を計測する方法を説明するための、下半側のシール部440の断面を模式的に示した図である。
FIG. 19 is a diagram schematically showing a cross section of a
鉛直下方側のシール間隙CLbを計測する際、図19に示すように、シールフィン441上に鉛線からなる軟鋼材450を配置する。
When measuring the seal gap CLb on the vertically lower side, as shown in FIG. 19, a
ここで、タービンロータ420を仮組した際、軟鋼材450がつぶれるときの反力によりシールセグメント442が外周側(下半内輪435側)に移動することを防止する必要がある。そこで、例えば、嵌合溝438内において、嵌合部443と嵌合溝438における外周面438aとの間に、移動防止用の楔451が配置される。これによって、シールセグメント442がタービンロータ420側に最も突出した状態が維持される。
Here, when the
そして、軟鋼材450および楔451を配置後、タービンロータ420を仮組する。仮組後、タービンロータ420を取り外して軟鋼材450の潰れ残り量を計測する。この潰れ残り量から鉛直下方側のシール間隙CLbを計測する。
Then, after arranging the
なお、鉛直上方側のシール間隙CLtも、鉛直下方側のシール間隙CLbを計測する方法と同様の方法で計測される。鉛直上方側のシール間隙CLtを計測する場合、タービンロータ420を設置した状態で、軟鋼材450が取り付けられたシールフィン441を備える上半ノズル部430Bを仮組する。仮組後、上半ノズル部430Bを取り外して軟鋼材450の潰れ残り量を計測する。この潰れ残り量から鉛直上方側のシール間隙CLtを計測する。
The seal gap CLt on the vertically upper side is also measured by the same method as the method for measuring the seal gap CLb on the vertically lower side. When measuring the seal gap CLt on the vertically upper side, the upper half nozzle portion 430B provided with the
上記した従来のシール間隙の計測方法では、組立工程において、鉛直下方側のシール間隙CLbを計測する際、軟鋼材450を潰すために、重量物であるタービンロータ420を仮組し、軟鋼材450の潰れ残り量を計測するために、タービンロータ420を取り外す。
In the conventional method for measuring the seal gap described above, when measuring the seal gap CLb on the vertically lower side in the assembly process, in order to crush the
また、鉛直上方側のシール間隙CLtを計測する際、軟鋼材450を潰すために、上半ノズル部430Bを仮組し、軟鋼材450の潰れ残り量を計測するために、上半ノズル部430Bを取り外す。
Further, when measuring the seal gap CLt on the vertically upper side, the upper half nozzle portion 430B is temporarily assembled in order to crush the
このように、従来のシール間隙の計測方法では、クレーンを使用して重量物を吊り込みまたは吊り出すという仮組作業が必要となる。仮組のためにクレーンを占有することで、その他のクレーン必要作業を中断しなければならない。 As described above, the conventional method for measuring the seal gap requires a temporary assembly operation of suspending or suspending a heavy object using a crane. Other crane-required work must be interrupted by occupying the crane for temporary assembly.
また、軟鋼材450を用いたシール間隙の計測では、計測スキルを要し、作業員による測定結果にばらつきが生じやすい。さらに、シールセグメント442の移動防止用の楔451を配置する作業においても時間を要する。
Further, the measurement of the seal gap using the
このようなことから、従来のシール間隙の計測方法を利用する場合、組立工期の短縮を図ることは困難である。さらに、狭隘部への部品の吊り込み作業や狭隘部からの部品の吊り出し作業の増加によって、部品の衝突による破損などのリスクが高まる。 For this reason, it is difficult to shorten the assembly work period when using the conventional method for measuring the seal gap. Furthermore, the risk of damage due to collision of parts increases due to the increase in the work of suspending parts into the narrow portion and the work of suspending parts from the narrow portion.
本発明が解決しようとする課題は、分解工程において、水平方向のシール間隙および鉛直方向におけるシール間隙を的確に評価でき、メンテナンスなどの工期の短縮を図ることができる回転機器のシール間隙評価方法を提供することにある。 The problem to be solved by the present invention is a method for evaluating a seal gap of a rotating device, which can accurately evaluate the seal gap in the horizontal direction and the seal gap in the vertical direction in the disassembling process and shorten the construction period such as maintenance. To provide.
実施形態のシール間隙評価方法における回転機器は、下半ケーシングと前記下半ケーシング上に設置される上半ケーシングとを有するケーシングと、下半水平継手面、内周面および前記下半水平継手面と前記内周面との境に下半ノズルエッジを有する下半ノズル部と、上半水平継手面を有し、前記上半水平継手面と前記下半水平継手面とを当接させて前記下半ノズル部上に取り付けられる上半ノズル部とを備え、前記ケーシング内に設けられるノズル部と、前記ノズル部の内部を貫通して設けられるロータと、前記ノズル部の内周側に設けられ、前記ノズル部と前記ロータとの間の間隙をシールするシールセグメントを有するシール部とを備える。 The rotating device in the seal gap evaluation method of the embodiment includes a casing having a lower half casing and an upper half casing installed on the lower half casing, and a lower half horizontal joint surface, an inner peripheral surface, and the lower half horizontal joint surface. The lower half nozzle portion having the lower half nozzle edge at the boundary between the upper half and the inner peripheral surface and the upper half horizontal joint surface are brought into contact with each other and the upper half horizontal joint surface and the lower half horizontal joint surface are brought into contact with each other. The upper half nozzle portion mounted on the lower half nozzle portion is provided, the nozzle portion provided in the casing, the rotor provided through the inside of the nozzle portion, and the inner peripheral side of the nozzle portion. A seal portion having a seal segment for sealing the gap between the nozzle portion and the rotor is provided.
さらに、回転機器は、下半油切り、下半オイルボア水平継手面、内周面、および前記下半オイルボア水平継手面と前記内周面との境に下半オイルボアエッジを有する下半オイルボアと、上半油切り、上半オイルボア水平継手面を有し、前記上半オイルボア水平継手面と前記下半オイルボア水平継手面とを当接させて前記下半オイルボア上に取り付けられる上半オイルボアとを備え、前記ロータの一端側および他端側に設けられた油切り部を備える。また、回転機器は、前記ノズル部を前記ロータの軸方向に複数段備える。 Further, the rotating device includes a lower half oil drain, a lower half oil bore horizontal joint surface, an inner peripheral surface, and a lower half oil bore having a lower half oil bore edge at the boundary between the lower half oil bore horizontal joint surface and the inner peripheral surface. , The upper half oil drain, the upper half oil bore horizontal joint surface, and the upper half oil bore mounted on the lower half oil bore by bringing the upper half oil bore horizontal joint surface into contact with the lower half oil bore horizontal joint surface. It is provided with an oil draining portion provided on one end side and the other end side of the rotor. Further, the rotating device includes a plurality of stages of the nozzle portion in the axial direction of the rotor.
そして、シール間隙評価方法は、
(1)前記回転機器の分解工程における前記上半油切り、前記下半油切りおよび前記上半オイルボアを取り外した状態において、
(M1)
一端側および他端側の前記下半オイルボアにおいて、前記下半オイルボアエッジと前記ロータとの水平方向の間隙を計測する工程と、
一端側および他端側の前記下半オイルボアにおいて、前記下半オイルボアエッジ間の中心から鉛直下方向の前記下半オイルボアの内周面と、前記ロータとの間隙を計測する工程と、
(2)前記回転機器の分解工程における、前記上半ケーシング、前記上半ノズル部、前記ロータおよび前記シールセグメントを取り外した状態において、
(M2)
各前記下半ノズル部において、各前記下半ノズルエッジの位置座標を得る工程と、
各前記下半ノズル部における、前記下半ノズル部の内周面の最低部における位置座標を計測する工程と、
(M3)
一端側および他端側の前記下半オイルボアにおいて、各前記下半オイルボアエッジの位置座標を得る工程と、
一端側および他端側の前記下半オイルボアの内周面の最低部における位置座標を計測する工程と、
(M4)
水平方向位置に配置される前記シールセグメントおよび鉛直方向位置に配置される前記シールセグメントの、前記ノズル部の内周面から前記ロータ側への突出長さを計測する工程と、
(M5)
前記上半ノズル部の前記上半水平継手面と同一平面から前記上半ノズル部の内周面の最高部までの高さを計測する工程と、
(C1)
各前記下半ノズル部において、各前記下半ノズルエッジの位置座標に基づいて、前記下半ノズルエッジ間の距離を算出する工程と、
各前記下半ノズル部において、各前記下半ノズルエッジの位置座標および前記下半ノズル部の内周面の最低部における位置座標に基づいて、前記下半ノズル部の内周面の半径を算出する工程と、
(C2)
一端側および他端側の前記下半オイルボアにおいて、前記下半オイルボアエッジと前記ロータとの水平方向の間隙、前記下半オイルボアエッジの位置座標、前記下半オイルボアの内周面の最低部における位置座標、前記下半オイルボアの内周面の最低部と前記ロータとの間隙に基づいて、前記下半オイルボアにおける前記ロータの中心の水平方向および鉛直方向の偏芯量を算出する工程と、
一端側における前記ロータの中心の偏芯量、他端側における前記ロータの中心の偏芯量、および前記ロータの中心軸方向における撓み量に基づいて、各前記ノズル部における前記ロータの中心の偏芯量を算出する工程と、
(C3)
各前記ノズル部において、前記下半ノズルエッジ間の距離、前記シールセグメントの突出長さ、前記ロータのロータ径および前記ロータの中心の偏芯量に基づいて、前記シールセグメントと前記ロータとの水平方向の間隙を算出する工程と、
(C4)
各前記ノズル部において、前記下半ノズル部の内周面の半径、前記シールセグメントの突出長さ、前記ロータのロータ径および前記ロータの中心の偏芯量に基づいて、前記下半ノズル部の内周面の最低部と前記ロータとの鉛直方向の間隙を算出する工程と、
(C5)
各前記ノズル部において、前記上半ノズル部の内周面の最高部までの高さ、前記シールセグメントの突出長さ、前記ロータのロータ径および前記ロータの中心の偏芯量に基づいて、前記上半ノズル部の内周面の最高部と前記ロータとの鉛直方向の間隙を算出する工程とを備える。
And the seal gap evaluation method is
(1) In a state where the upper half oil drain, the lower half oil drain, and the upper half oil bore are removed in the disassembling step of the rotating device.
(M1)
A step of measuring the horizontal gap between the lower half oil bore edge and the rotor in the lower half oil bores on one end side and the other end side.
A step of measuring the gap between the inner peripheral surface of the lower half oil bore in the direction vertically downward from the center between the lower half oil bore edges and the rotor in the lower half oil bores on one end side and the other end side.
(2) In a state in which the upper half casing, the upper half nozzle portion, the rotor, and the seal segment are removed in the disassembling step of the rotating device.
(M2)
In each of the lower half nozzle portions, a step of obtaining the position coordinates of each of the lower half nozzle edges, and
A step of measuring the position coordinates of the lower half nozzle portion at the lowest portion of the inner peripheral surface of the lower half nozzle portion, and
(M3)
In the lower half oil bores on one end side and the other end side, a step of obtaining the position coordinates of each lower half oil bore edge, and
The process of measuring the position coordinates at the lowest part of the inner peripheral surface of the lower half oil bore on one end side and the other end side, and
(M4)
A step of measuring the protrusion length of the seal segment arranged at the horizontal position and the seal segment arranged at the vertical position from the inner peripheral surface of the nozzle portion toward the rotor side.
(M5)
A step of measuring the height of the upper half nozzle portion from the same plane as the upper half horizontal joint surface to the highest portion of the inner peripheral surface of the upper half nozzle portion.
(C1)
In each of the lower half nozzle portions, a step of calculating the distance between the lower half nozzle edges based on the position coordinates of each of the lower half nozzle edges, and
In each lower half nozzle portion, the radius of the inner peripheral surface of the lower half nozzle portion is calculated based on the position coordinates of each lower half nozzle edge and the position coordinates at the lowest portion of the inner peripheral surface of the lower half nozzle portion. And the process to do
(C2)
In the lower half oil bores on one end side and the other end side, the horizontal gap between the lower half oil bore edge and the rotor, the position coordinates of the lower half oil bore edge, and the lowest portion of the inner peripheral surface of the lower half oil bore. The step of calculating the horizontal and vertical eccentricity of the center of the rotor in the lower half oil bore based on the position coordinates in the lower half oil bore and the gap between the lowermost portion of the inner peripheral surface of the lower half oil bore and the rotor.
The deviation of the center of the rotor in each nozzle portion based on the amount of eccentricity of the center of the rotor on one end side, the amount of eccentricity of the center of the rotor on the other end side, and the amount of deflection in the central axis direction of the rotor. The process of calculating the core amount and
(C3)
In each nozzle portion, the seal segment and the rotor are horizontal based on the distance between the lower half nozzle edges, the protruding length of the seal segment, the rotor diameter of the rotor, and the amount of eccentricity at the center of the rotor. The process of calculating the gap in the direction and
(C4)
In each nozzle portion, the lower half nozzle portion is based on the radius of the inner peripheral surface of the lower half nozzle portion, the protruding length of the seal segment, the rotor diameter of the rotor, and the amount of eccentricity at the center of the rotor. The process of calculating the vertical gap between the lowest part of the inner peripheral surface and the rotor, and
(C5)
In each nozzle portion, the height to the highest portion of the inner peripheral surface of the upper half nozzle portion, the protruding length of the seal segment, the rotor diameter of the rotor, and the eccentricity amount of the center of the rotor are used. and a step of calculating the vertical gap between the highest portion of the inner peripheral surface of the upper half nozzle portion and said rotor.
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
(第1の実施の形態)
第1の実施の形態のシール間隙評価方法について説明する。なお、ここでは、回転機器として蒸気タービンを例示して説明する。また、ここで示す蒸気タービンの構造は、図16〜図18に示した蒸気タービンの構造と同じである。
(First Embodiment)
The seal gap evaluation method of the first embodiment will be described. Here, a steam turbine will be described as an example of a rotating device. Further, the structure of the steam turbine shown here is the same as the structure of the steam turbine shown in FIGS. 16 to 18.
なお、蒸気タービンにおける構成部の説明において、図16〜図18を参照するとともに、図16〜図18において使用した符号を用いる。 In the description of the components of the steam turbine, FIGS. 16 to 18 will be referred to, and the reference numerals used in FIGS. 16 to 18 will be used.
図1Aは、第1の実施の形態においてシール間隙やその他の間隙などを定義するための図であり、下半ノズル部430A、シール部440およびタービンロータ420におけるタービンロータ軸方向に垂直な断面を模式的に示した図である。図1Bは、第1の実施の形態においてシール間隙やその他の間隙などを定義するための図であり、上半ノズル部430B、シール部440およびタービンロータ420におけるタービンロータ軸方向に垂直な断面を模式的に示した図である。図1Aおよび図1Bでは、断面をタービンロータ軸方向から見ている。
FIG. 1A is a diagram for defining a seal gap, other gaps, and the like in the first embodiment, and shows a cross section of the lower
なお、図1Aの上部には、シールセグメント442のタービンロータ420側への突出状態を明確にするため、下半ノズル部430A、シール部440およびタービンロータ420を上方から見たときの平面図も付加している。また、図1Bには、シール部440の最高部(最上部)におけるシールセグメント442のタービンロータ420側への突出状態を示す平面図も付加している。
In addition, in the upper part of FIG. 1A, in order to clarify the protruding state of the
また、図1Aおよび図1Bにおいて、下半ノズル部430Aは、下半外輪433と、下半内輪435と、静翼437とによって構成されるが、ここでは、便宜上、一体的に示されている。同様に、上半ノズル部430Bは、上半外輪434と、上半内輪436と、静翼437とによって構成されるが、ここでは、便宜上、一体的に示されている。
Further, in FIGS. 1A and 1B, the lower
ここで、シール間隙とは、タービンロータ420とシール部440との間の間隙である。具体的には、ここで評価するシール間隙は、図1Aおよび図1Bに示すように、水平方向のシール間隙(左側のシール間隙CLl、右側のシール間隙CLr)、および鉛直方向のシール間隙(鉛直下方側のシール間隙CLb、鉛直上方側のシール間隙CLt)である。なお、タービンロータ420は、ロータとして機能する。
Here, the seal gap is a gap between the
水平方向のシール間隙は、左右のそれぞれの、タービンロータ420とシール部440との水平方向の間隙である。すなわち、シール間隙CLlは、図1Aにおいて、左側のシール部440におけるシールフィン441の先端と、タービンロータ420との水平方向の間隙である。シール間隙CLrは、図1Aにおいて、右側のシール部440におけるシールフィン441の先端と、タービンロータ420との水平方向の間隙である。
The horizontal seal gap is the horizontal gap between the
鉛直方向のシール間隙は、タービンロータ420とシール部440との鉛直上方および鉛直下方の間隙である。シール間隙CLbは、図1Aにおいて、シール部440の最低部(最下部)におけるシールフィン441の先端と、タービンロータ420との鉛直方向の間隙である。シール間隙CLtは、図1Bにおいて、シール部440の最高部(最上部)におけるシールフィン441の先端と、タービンロータ420との鉛直方向の間隙である。
The seal gap in the vertical direction is a gap vertically above and below the
すなわち、シール間隙は、上記した、水平方向2か所、鉛直方向2か所の計4か所のシール間隙で評価される。 That is, the seal gap is evaluated by the above-mentioned two seal gaps in the horizontal direction and two seal gaps in the vertical direction, for a total of four locations.
ここで、上記4か所のシール間隙において、ノズル部430の内周面からタービンロータ420側へのシールセグメント442(シール部440)の突出長さは、図1Aおよび図1Bに示すように、それぞれTHl、THr、THb、THtで示されている。
Here, in the above four seal gaps, the protruding length of the seal segment 442 (seal portion 440) from the inner peripheral surface of the
ロータ径がRDのタービンロータ420の中心をOtとし、半円環状の下半ノズル部430Aの中心をOnとする。ここで、タービンロータ420の中心Otと下半ノズル部430Aの中心Onとのズレがある場合、中心Onに対する中心Otの鉛直方向の偏芯量をEv、中心Onに対する中心Otの水平方向の偏芯量をEhとする。
The center of the
下半ノズル部430Aにおいて、左側の下半水平継手面460と下半ノズル部430Aの内周面461との境に下半ノズルエッジ462が形成される。右側の下半水平継手面463と下半ノズル部430Aの内周面461との境に下半ノズルエッジ464が形成される。
In the lower
下半ノズルエッジ462と下半ノズルエッジ464との間の間隙をPBDhとする。すなわち、間隙PBDhは、ノズル部430の水平方向の直径でもある。
The gap between the lower
下半ノズル部430Aの下半水平継手面460、463と同一平面から下半ノズル部430Aの内周面の最低部(最下部)までの高さをPBRvとする。換言すると、PBRvは、下半ノズル部430Aの中心Onから鉛直下方の下半ノズル部430Aの内周面までの距離である。すなわち、PBRvは、下半ノズル部430Aの鉛直下方向の半径である。
The height from the same plane as the lower half horizontal
半円環状の上半ノズル部430Bの上半水平継手面470、471と同一平面から上半ノズル部430Bの内周面の最高部(最上部)までの高さをPBUvとする。すなわち、PBUvは、上半ノズル部430Bの鉛直上方向の半径である。
The height from the same plane as the upper half horizontal
ここで、図2は、第1の実施の形態において、分解工程における一端側の油切り部300を模式的に示した図である。図2には、タービンロータ軸方向から油切り部300を見たときの平面図が示されている。なお、油切り部300は、軸受ケーシングにおけるタービンロータ420の貫通部に設けられる。
Here, FIG. 2 is a diagram schematically showing the
油切り部300は、下半油切りが取付けられた下半オイルボア301と、上半油切りが取付けられた上半オイルボアとを備える。なお、図2では、下半油切りおよび上半オイルボアが取り外された状態が示されている。また、油切り部300は、タービンロータ420の一端側および他端側に設けられる。
The
また、下半油切りおよび上半油切りが取り付けられたオイルボアの端部よりもタービンロータ軸方向の外側には、軸受350が設けられている。なお、図2では、軸受350の下半側が示されている。軸受350は、オイルボアを備える軸受ケーシング内に備えられている。
Further, a
ここで、図2では、下半油切り、上半オイルボアおよび上半油切りは図示されていない。 Here, in FIG. 2, the lower half oil drain, the upper half oil bore, and the upper half oil drain are not shown.
上半オイルボアは、下半オイルボア301上に備えられる。上半オイルボアは、図2に示す下半オイルボア301と同様に、半円環状の部材で構成される。 The upper half oil bore is provided on the lower half oil bore 301. The upper half oil bore is composed of a semicircular ring member like the lower half oil bore 301 shown in FIG.
下半油切りは、下半オイルボア301のグランドシール部480側の端部に取り付けられる。上半油切りは、上半オイルボアのグランドシール部480側の端部に取り付けられる。下半油切りおよび上半油切りは、タービンロータ420が貫通できるように、半円環状の部材で構成されている。そして、下半油切りおよび上半油切りを取り付けることで、中央にタービンロータ420が貫通する円開口を有する円環状の部材を構成する。
The lower half oil drain is attached to the end of the lower half oil bore 301 on the
このように下半油切りおよび上半油切りをオイルボアの端部に取り付けることで、オイルボア内の潤滑油がグランドシール部480側へ漏れるのを防止している。
By attaching the lower half oil drain and the upper half oil drain to the end portion of the oil bore in this way, it is possible to prevent the lubricating oil in the oil bore from leaking to the
図2に示すように、下半オイルボア301は、左右に下半オイルボア水平継手面302、303を有する。下半オイルボア301において、左側の下半オイルボア水平継手面302と下半オイルボア301の内周面304との境に下半オイルボアエッジ305が形成される。右側の下半オイルボア水平継手面303と下半オイルボア301の内周面304との境に下半オイルボアエッジ306が形成される。
As shown in FIG. 2, the lower half oil bore 301 has lower half oil bore horizontal
なお、図示しない上半オイルボアにおいても、左右に上半オイルボア水平継手面を有する。上半オイルボアは、上半オイルボア水平継手面が下半オイルボア水平継手面302、303に当接されて下半オイルボア301上に取り付けられる。
The upper half oil bore (not shown) also has upper half oil bore horizontal joint surfaces on the left and right. The upper half oil bore is mounted on the lower half oil bore 301 with the upper half oil bore horizontal joint surface abutting on the lower half oil bore horizontal
左側の下半オイルボアエッジ305とタービンロータ420との水平方向の間隙をOCLlとする。右側の下半オイルボアエッジ306とタービンロータ420との水平方向の間隙をOCLrとする。
The horizontal gap between the lower left half oil bore
左側の下半オイルボアエッジ305と右側の下半オイルボアエッジ306との間の中心から鉛直下方向の下半オイルボア301の内周面と、タービンロータ420との鉛直方向の間隙をOCLbとする。すなわち、間隙OCLbは、下半オイルボア301の内周面の最低部(最下部)とタービンロータ420との鉛直方向の間隙である。
OCLb is the vertical gap between the inner peripheral surface of the lower half oil bore 301 in the vertical downward direction from the center between the lower left half oil bore
上記したシール間隙やその他の間隙などの定義に基づいて、第1の実施の形態のシール間隙評価方法について説明する。なお、以下の説明では、定義されたシール間隙やその他の間隙などの記号などを用いて説明する。 The seal gap evaluation method of the first embodiment will be described based on the above-mentioned definitions of the seal gap and other gaps. In the following description, symbols such as defined seal gaps and other gaps will be used.
第1の実施の形態のシール間隙評価方法では、(M0)下半グランドシールボア481の所定4か所の位置座標計測、(M1)下半オイルボア301とタービンロータ420との間隙計測、(M2)下半ノズル部430Aの所定5か所の位置座標計測、(M3)下半オイルボア301の所定5か所の位置座標計測、(M4)シールセグメント442の突出長さ計測、(M5)上半ノズル部430Bの内周面の最高部(最上部)までの高さPBUvの計測を行う。
In the seal gap evaluation method of the first embodiment, (M0) position coordinate measurement of four predetermined positions of the lower half ground seal bore 481, (M1) gap measurement between the lower half oil bore 301 and the
そして、これらの計測値に基づいて、(C1)間隙PBDhおよび高さPBRvの算出、(C2)タービンロータ420の中心Otの偏芯量の算出、(C3)シール間隙CLl、CLrの算出、(C4)シール間隙CLbの算出、(C5)シール間隙CLtの算出を行う。
Then, based on these measured values, (C1) calculation of the gap PBDh and height PBRv, (C2) calculation of the amount of eccentricity of the center Ot of the
まず、上記した(M0)−(M5)の計測について説明する。 First, the above-mentioned measurement of (M0)-(M5) will be described.
ここで、(M0)−(M5)の計測は、例えば、蒸気タービン400のメンテナンスの際の分解工程において行われる。なお、ここでは、(M1)、(M0)、(M2)、(M3)、(M4)、(M5)の順に計測方法を説明するが、計測される順番はこれに限られない。
Here, the measurement of (M0)-(M5) is performed, for example, in the disassembling step at the time of maintenance of the
(M1)下半オイルボア301とタービンロータ420との間隙計測
この計測は、蒸気タービン400の分解工程において、上半油切り、下半油切りおよび上半オイルボアを取り外した状態において行われる。
(M1) Gap measurement between the lower half oil bore 301 and the
ここでは、図2に示す、左側の下半オイルボアエッジ305とタービンロータ420との水平方向の間隙OCLl、右側の下半オイルボアエッジ306とタービンロータ420との水平方向の間隙OCLr、および下半オイルボア301の内周面の最低部(最下部)とタービンロータ420との鉛直方向の間隙OCLbを計測する。
Here, the horizontal gap OCLl between the left lower half oil bore
また、上記した計測と同じ計測を他端側の下半オイルボア301においても行う。 Further, the same measurement as described above is also performed on the lower half oil bore 301 on the other end side.
これらの間隙は、例えば、インサイドマイクロゲージを使用して実測される。 These gaps are measured using, for example, an inside microgauge.
これらの間隙を計測することで、一端側および他端側のオイルボアにおける水平方向および鉛直方向のロータポジションを把握することができる。ここで、ロータポジションは、オイルボアの中心Ooに対するタービンロータ420の中心Otの偏芯量で表される。図2に示す平面図において、オイルボアの中心Ooは、オイルボアの内周の中心であり、タービンロータ420の中心Otは、タービンロータ420の中心軸である。
By measuring these gaps, it is possible to grasp the horizontal and vertical rotor positions in the oil bores on one end side and the other end side. Here, the rotor position is represented by the amount of eccentricity of the center Ot of the
(M0)下半グランドシールボア481の所定4か所の位置座標計測
この計測は、蒸気タービン400の分解工程において、上半外部ケーシング414、上半内部ケーシング416、上半ノズル部430B、上半グランドシールボア482、タービンロータ420およびシールセグメント442を取り外した状態において行われる。
(M0) Positional coordinate measurement of four predetermined positions of the lower half ground seal bore 481 This measurement is performed in the disassembly process of the
なお、図示しないが、下半グランドシールボア481に取り外し可能なグランドシールセグメントが備えられている場合には、そのグランドシールセグメントも取り外される。また、(M2)−(M5)の計測も、(M0)の計測と同じ状態で行われる。 Although not shown, if the lower half ground seal bore 481 is provided with a removable ground seal segment, the ground seal segment is also removed. Further, the measurement of (M2)-(M5) is also performed in the same state as the measurement of (M0).
図3は、第1の実施の形態において、分解工程における一端側の下半グランドシールボア481と他端側の下半グランドシールボア481を模式的に示した斜視図である。図4は、第1の実施の形態において、一端側の下半グランドシールボア481における計測点の説明をするための図であり、タービンロータ軸方向から見たときの、下半シールボアエッジ492、494を拡大した平面図である。
FIG. 3 is a perspective view schematically showing a lower half ground seal bore 481 on one end side and a lower half ground seal bore 481 on the other end side in the disassembly step in the first embodiment. FIG. 4 is a diagram for explaining a measurement point in the lower half ground seal bore 481 on one end side in the first embodiment, and is a view for explaining the measurement point in the lower half seal bore 481 on one end side, and is a lower half seal bore
なお、図3では、一端側の下半グランドシールボア481と他端側の下半グランドシールボア481との間の構造物の図示は省略している。 In FIG. 3, the structure between the lower half ground seal bore 481 on the one end side and the lower half ground seal bore 481 on the other end side is not shown.
ここで、位置座標は、例えば、レーザトラッカを使用して3次元計測される。レーザトラッカを使用した計測では、レーザトラッカ本体から出射されたレーザービームを測定対象物に接触されたリフレクタ(ターゲット)に照射する。そして、レーザトラッカ本体がリフレクタから反射されたレーザービームを受けることで、リフレクタの中心位置座標(x,y,z)を計測することができる。 Here, the position coordinates are measured three-dimensionally using, for example, a laser tracker. In the measurement using the laser tracker, the laser beam emitted from the laser tracker body is applied to the reflector (target) in contact with the object to be measured. Then, the laser tracker main body receives the laser beam reflected from the reflector, so that the center position coordinates (x, y, z) of the reflector can be measured.
図3および図4に示すように、左右のそれぞれの下半水平継手面490、493上には、リフレクタRa、Rdが設置されている。リフレクタRa、Rdは、例えば、下半水平継手面490、493のタービンロータ軸方向の幅の中央に設置される。ここで、以下において、タービンロータ軸方向の幅の中央を幅方向中央位置という。
As shown in FIGS. 3 and 4, reflectors Ra and Rd are installed on the left and right lower half horizontal
これによって、左右のそれぞれの下半水平継手面490、493上の一点における位置座標が計測できる。なお、下半水平継手面490、493は、下半グランドシールボア水平継手面として機能する。
As a result, the position coordinates at one point on the left and right lower half horizontal
下半グランドシールボア481において、下半水平継手面490、493と内周面491との境には、下半シールボアエッジ492、494が形成される。そして、左右のそれぞれの下半シールボアエッジ492、494の近傍の下半グランドシールボア481の内周面461上には、リフレクタRb、Rcが設置されている。リフレクタRb、Rcは、例えば、内周面491の幅方向中央位置に設置される。これによって、左右のそれぞれの、下半シールボアエッジ492、494の近傍の内周面491上の一点における位置座標が計測できる。
In the lower half ground seal bore 481, the lower half seal bore
ここで、リフレクタRa、Rbは、できる限り下半シールボアエッジ492に近い位置に配置されることが好ましい。また、リフレクタRc、Rdは、できる限り下半シールボアエッジ494に近い位置に配置されることが好ましい。例えば、リフレクタRa、Rb、Rc、Rdは、下半シールボアエッジ492、494から5mm以内の範囲の近傍に配置される。
Here, it is preferable that the reflectors Ra and Rb are arranged at positions as close to the lower half seal bore
そして、レーザトラッカ本体から各リフレクタRa−Rdにレーザービームを照射して3次元計測を行う。 Then, each reflector Ra-Rd is irradiated with a laser beam from the main body of the laser tracker to perform three-dimensional measurement.
ここで、図4に示すように、リフレクタRa、Rdの中心位置からそれぞれ鉛直下方に引いた直線と下半水平継手面490、493とが交わる点を点Ag、点Dgとする。
Here, as shown in FIG. 4, the points where the straight lines drawn vertically downward from the center positions of the reflectors Ra and Rd and the lower half horizontal
また、リフレクタRb、Rcの中心位置からそれぞれ水平方向に引いた直線と内周面491とが交わる点を点Bg、点Cgとする。
Further, the points where the straight line drawn in the horizontal direction from the center positions of the reflectors Rb and Rc and the inner
各リフレクタRa−Rdのサイズは既知であるため、各リフレクタRa−Rdの中心位置座標の計測値に基づいて、上記した点Ag−点Dgそれぞれの位置座標を得ることができる。 Since the size of each reflector Ra-Rd is known, the position coordinates of each of the above-mentioned points Ag-point Dg can be obtained based on the measured values of the center position coordinates of each reflector Ra-Rd.
ここで、図3および図4において、タービンロータ軸方向にX軸、下半シールボアエッジ492と下半シールボアエッジ492とを結ぶ方向にY軸、Y軸に直交する方向にZ軸を設置する。まず、これらの基準座標軸の設定について説明する。
Here, in FIGS. 3 and 4, the X axis is installed in the turbine rotor axis direction, the Y axis is installed in the direction connecting the lower half seal bore
図3および図4において、レーザトラッカによる計測で得られた点Ag−点DgにおけるY−Z座標を、点Ag(y11,z11)、点Bg(y12,z12)、点Cg(y13,z13)、点Dg(y14,z14)と示す。 In FIGS. 3 and 4, the YZ coordinates at the point Ag-point Dg obtained by the measurement with the laser tracker are the point Ag (y11, z11), the point Bg (y12, z12), and the point Cg (y13, z13). , Point Dg (y14, z14).
ここで、リフレクタRbは、下半シールボアエッジ492の近傍に設置されることから、下半シールボアエッジ492のY座標を点Bgのy座標と同じy12と近似できる。また、リフレクタRaは、下半シールボアエッジ492の近傍に設置されることから、下半シールボアエッジ492のZ座標を点AgのZ座標と同じz11と近似できる。これによって、下半シールボアエッジ492のY−Z座標は、(y12,z11)と表せる。
Here, since the reflector Rb is installed in the vicinity of the lower half seal bore
同様に、リフレクタRc、Rdは、下半シールボアエッジ494の近傍に設置されることから、下半シールボアエッジ494のY−Z座標は、(y13,z14)と表せる。
Similarly, since the reflectors Rc and Rd are installed in the vicinity of the lower half seal bore
このようにリフレクタRa−Rdを使用して点Ag−点Dgの座標を、他端側の上半グランドシールボア482においても求める。 In this way, using the reflector Ra-Rd, the coordinates of the point Ag-point Dg are also obtained at the upper half ground seal bore 482 on the other end side.
ここで、図3に示すように、一端側の下半グランドシールボア481における下半シールボアエッジ492と下半シールボアエッジ494との間の中心と、他端側の下半グランドシールボア481における下半シールボアエッジ492と下半シールボアエッジ494との間の中心とを結ぶラインをX軸とする。
Here, as shown in FIG. 3, the center between the lower half seal bore
なお、一端側における下半シールボアエッジ492と下半シールボアエッジ494との間の中心は、例えば、下半シールボアエッジ492の幅方向中央位置と下半シールボアエッジ494の幅方向中央位置との間の中心である。他端側においても、これと同じである。
The center between the lower half seal bore
そして、一端側の下半グランドシールボア481における下半シールボアエッジ492と下半シールボアエッジ494との間の中心をX座標原点とする。
Then, the center between the lower half seal bore
X座標原点を通過しX軸に直交する軸をY軸とする。そして、Y軸のX座標原点と交わる点をY座標原点とする。 The axis that passes through the origin of the X coordinate and is orthogonal to the X axis is defined as the Y axis. Then, the point that intersects the X-coordinate origin of the Y-axis is set as the Y-coordinate origin.
一端側の左右の下半シールボアエッジ492、494、および例えば、他端側の右側の下半シールボアエッジ494の3点を含む平面をZ座標が0(ゼロ)となるようにZ軸を定義する。なお、上記した3点とは、例えば、一端側の下半シールボアエッジ492、494の幅方向中央位置、および他端側の右側の下半シールボアエッジ494の幅方向中央位置である。そして、Z軸のX座標原点およびY座標原点と交わる点をZ座標原点とする。
The Z axis is set to 0 (zero) on the plane including the three points of the left and right lower half seal bore
なお、Z座標が0(ゼロ)となる平面PLzを定義する際、他端側の左側の下半シールボアエッジ492を用いて定義してもよい。
When defining the plane PLz in which the Z coordinate is 0 (zero), the lower half seal bore
ここで、図4に示す一端側の下半グランドシールボア481において、下半シールボアエッジ492と下半シールボアエッジ494との間の中心は、一端側のグランドシール部480の内径の中心(ボア中心)Ogである。このグランドシール部480のボア中心OgのY−Z座標は、((y12+y13)/2,(z11+z14)/2)と表せる。
Here, in the lower half ground seal bore 481 on the one end side shown in FIG. 4, the center between the lower half seal bore
このように基準座標軸が設定されとともに、下半シールボアエッジ492、494の位置座標、グランドシール部480のボア中心Ogの位置座標を得ることができる。
In this way, the reference coordinate axes are set, and the position coordinates of the lower half seal bore
(M2)下半ノズル部430Aの所定5か所の位置座標計測
図5は、第1の実施の形態において、分解工程における一端側のタービン段落の下半ノズル部430Aと他端側のタービン段落の下半ノズル部430Aを模式的に示した斜視図である。図6は、第1の実施の形態において、一端側のタービン段落の下半ノズル部430Aにおける計測点の説明をするための図であり、タービンロータ軸方向から見たときの、下半ノズルエッジ462、464を拡大した平面図である。図7は、第1の実施の形態において、一端側のタービン段落の下半ノズル部430Aにおける計測点の説明をするための図であり、タービンロータ軸方向から見たときの、下半ノズル部430Aの内周面461の最低部(最下部)を拡大した平面図である。
(M2) Positional coordinate measurement of five predetermined positions of the lower
なお、下半ノズル部430Aは、一端側のタービン段落の下半ノズル部430Aと他端側のタービン段落の下半ノズル部430Aとの間に複数段設けられているが、ここでは図示していない。
The lower
ここで、位置座標は、前述したレーザトラッカを使用して3次元計測される。なお、位置座標計測は、各タービン段落の下半ノズル部430Aのそれぞれについて行われるが、ここでは主に、一端側の下半ノズル部430Aと他端側の下半ノズル部430Aにおける計測について説明する。
Here, the position coordinates are three-dimensionally measured using the laser tracker described above. The position coordinate measurement is performed for each of the lower
なお、位置座標は、前述した(M0)下半グランドシールボア481の位置座標計測において設定された基準座標軸に基づいて計測される。 The position coordinates are measured based on the reference coordinate axes set in the position coordinate measurement of the lower half ground seal bore 481 described above (M0).
図5および図6に示すように、左右のそれぞれの下半水平継手面460、463上には、リフレクタR1、R5が設置されている。これによって、左右のそれぞれの下半水平継手面460、463上の一点における位置座標が計測できる。
As shown in FIGS. 5 and 6, reflectors R1 and R5 are installed on the left and right lower half horizontal
また、左右のそれぞれの下半ノズルエッジ462、464の近傍の下半ノズル部430Aの内周面461上には、リフレクタR2、R4が設置されている。これによって、左右のそれぞれの、下半ノズルエッジ462、464の近傍の下半ノズル部430Aの内周面461上の一点における位置座標が計測できる。
Further, reflectors R2 and R4 are installed on the inner
さらに、図5および図7に示すように、下半ノズル部430Aの内周面461の最低部(最下部)には、リフレクタR3が設置されている。
Further, as shown in FIGS. 5 and 7, a reflector R3 is installed at the lowest portion (lowermost portion) of the inner
なお、リフレクタR1、R5は、例えば、下半水平継手面460、463の幅方向中央位置に設置される。リフレクタR2、R4は、例えば、内周面461の幅方向中央位置に設置される。リフレクタR3は、例えば、内周面461の幅方向中央位置に設置される。すなわち、リフレクタR1−R5は、それぞれ同じX座標位置に配置される。
The reflectors R1 and R5 are installed, for example, at the center positions in the width direction of the lower half horizontal
ここで、リフレクタR1、R2は、できる限り下半ノズルエッジ462に近い位置に配置されることが好ましい。また、リフレクタR4、R5は、できる限り下半ノズルエッジ464に近い位置に配置されることが好ましい。例えば、リフレクタR1、R2、R4、R5は、下半ノズルエッジ462、464から5mm以内の範囲の近傍に配置される。
Here, the reflectors R1 and R2 are preferably arranged at positions as close to the lower
そして、レーザトラッカ本体から各リフレクタR1−R5にレーザービームを照射して3次元計測を行う。 Then, each reflector R1-R5 is irradiated with a laser beam from the main body of the laser tracker to perform three-dimensional measurement.
ここで、図6および図7に示すように、リフレクタR1、R5の中心位置からそれぞれ鉛直下方に引いた直線と下半水平継手面460、463とが交わる点を点A、点Eとする。リフレクタR3の中心位置からそれぞれ鉛直下方に引いた直線と内周面461とが交わる点を点Cとする。
Here, as shown in FIGS. 6 and 7, the points where the straight lines drawn vertically downward from the center positions of the reflectors R1 and R5 and the lower half horizontal
また、リフレクタR2、R4の中心位置からそれぞれ水平方向に引いた直線と内周面461とが交わる点を点B、点Dとする。
Further, the points where the straight lines drawn in the horizontal direction from the center positions of the reflectors R2 and R4 and the inner
各リフレクタR1−R5のサイズは既知であるため、各リフレクタR1−R5の中心位置座標の計測値に基づいて、上記した点A−点Eそれぞれの位置座標を得ることができる。 Since the size of each reflector R1-R5 is known, the position coordinates of each of the above points A-point E can be obtained based on the measured values of the center position coordinates of each reflector R1-R5.
ここで、図6および図7において、タービンロータ軸方向にX軸、下半ノズルエッジ462と下半ノズルエッジ464とを結ぶ方向にY軸、Y軸に直交する方向にZ軸を設置する。まず、これらの基準座標軸の設定について説明する。
Here, in FIGS. 6 and 7, the X axis is installed in the turbine rotor axis direction, the Y axis is installed in the direction connecting the lower
図6および図7において、レーザトラッカによる計測で得られた点A−点EにおけるY−Z座標を、点A(y1,z1)、点B(y2,z2)、点C(y3,z3)、点D(y4,z4)、点E(y5,z5)と示す。 In FIGS. 6 and 7, the YZ coordinates at the points A-point E obtained by the measurement by the laser tracker are the points A (y1, z1), the point B (y2, z2), and the point C (y3, z3). , Points D (y4, z4) and points E (y5, z5).
ここで、リフレクタR2は、下半ノズルエッジ462の近傍に設置されることから、下半ノズルエッジ462のY座標を点Bのy座標と同じy2と近似できる。また、リフレクタR1は、下半ノズルエッジ462の近傍に設置されることから、下半ノズルエッジ462のZ座標を点AのZ座標と同じz1と近似できる。これによって、下半ノズルエッジ462のY−Z座標は、(y2,z1)と表せる。
Here, since the reflector R2 is installed in the vicinity of the lower
同様に、リフレクタR4、R5は、下半ノズルエッジ464の近傍に設置されることから、下半ノズルエッジ464のY−Z座標は、(y4,z5)と表せる。
Similarly, since the reflectors R4 and R5 are installed in the vicinity of the lower
このようにリフレクタR1−R5を使用して点A−点Eの座標を、各タービン段落の下半ノズル部430Aにおいて求める。
In this way, the coordinates of points A-point E are obtained at the lower
ここで、図6に示す一端側の下半ノズル部430Aにおいて、下半ノズルエッジ462と下半ノズルエッジ464との間の中心は、一端側のノズル部430の内径の中心(ボア中心)Onである。このノズル部430のボア中心OnのY−Z座標は、((y2+y4)/2,(z1+z5)/2)と表せる。
Here, in the lower
なお、下半ノズルエッジ462と下半ノズルエッジ464との間の中心は、例えば、下半ノズルエッジ462の幅方向中央位置と下半ノズルエッジ464の幅方向中央位置との間の中心である。
The center between the lower
このように下半ノズルエッジ462、464や下半ノズル部430Aの内周面461の最低部の位置座標、ノズル部430のボア中心Onの位置座標を得ることができる。
In this way, the position coordinates of the lowest portion of the lower
ここで、図8は、第1の実施の形態における一端側の下半ノズル部430Aにおいて、下半ノズル部430Aの内周面461の最低部からずれた位置にリフレクタR3が配置したときの平面図である。なお、図8は、タービンロータ軸方向から見たときの図である。図9は、第1の実施の形態において、リフレクタR3のY軸方向のずれ量と、Z軸方向の修正量との関係を示す図である。なお、図9は、予め数値解析によって得られるデータである。
Here, FIG. 8 shows a plane when the reflector R3 is arranged at a position deviated from the lowest portion of the inner
リフレクタR3は、下半ノズル部430Aの内周面461の最低部(最下部)に配置されることが好ましいが、図8に示すように、下半ノズル部430Aの内周面461の最低部からずれた位置に配置されることもある。なお、図8において、下半ノズル部430Aの内周面461の最低部の位置を点Fで示している。
The reflector R3 is preferably arranged at the lowest portion (lowermost portion) of the inner
この場合、計測された点CのY−Z座標を(y3,z3)は、下半ノズル部430Aの内周面461の最低部の位置座標ではない。この場合、図9のテーブルを用いて、ノズル部430のボア中心OnからY軸方向のずれ量ΔyのときのZ軸方向の修正量Zcorrを得る。
In this case, the measured YZ coordinates of the point C (y3, z3) are not the position coordinates of the lowest portion of the inner
これによって、点FのY−Z座標を((y2+y4)/2,z3−Zcorr)と表すことができる。このように、下半ノズル部430Aの内周面461の最低部からずれた位置にリフレクタR3が配置された場合でも、Z座標値を修正して最低部(点F)の位置座標を得ることができる。
Thereby, the YZ coordinate of the point F can be expressed as ((y2 + y4) / 2, z3-Zcorr). In this way, even when the reflector R3 is arranged at a position deviated from the lowest portion of the inner
(M3)下半オイルボア301の所定5か所の位置座標計測
図10は、第1の実施の形態において、一端側の下半オイルボア301における計測点の説明をするための図であり、タービンロータ軸方向から見たときの、下半オイルボアエッジ305、306を拡大した平面図である。図11は、第1の実施の形態において、一端側の下半オイルボア301における計測点の説明をするための図であり、タービンロータ軸方向から見たときの、下半オイルボア301の内周面304の最低部(最下部)を拡大した平面図である。
(M3) Position Coordinate Measurement of Five Predetermined Places of Lower Half Oil Bore 301 FIG. 10 is a diagram for explaining measurement points in the lower half oil bore 301 on one end side in the first embodiment, and is a diagram for explaining a measurement point in the lower half oil bore 301. It is an enlarged plan view of the lower half oil bore edges 305 and 306 when viewed from the axial direction. FIG. 11 is a diagram for explaining a measurement point in the lower half oil bore 301 on one end side in the first embodiment, and is an inner peripheral surface of the lower half oil bore 301 when viewed from the turbine rotor axial direction. It is an enlarged plan view of the lowest part (bottom part) of 304.
位置座標は、前述したレーザトラッカを使用して3次元計測される。なお、位置座標は、前述した(M0)下半グランドシールボア481の位置座標計測において設定された基準座標軸に基づいて計測される。 The position coordinates are measured three-dimensionally using the laser tracker described above. The position coordinates are measured based on the reference coordinate axes set in the position coordinate measurement of the lower half ground seal bore 481 described above (M0).
図10に示すように、左右のそれぞれの下半オイルボア水平継手面302、303上には、リフレクタR6、R10が設置されている。これによって、左右のそれぞれの下半オイルボア水平継手面302、303上の一点における位置座標が計測できる。
As shown in FIG. 10, reflectors R6 and R10 are installed on the left and right lower half oil bore horizontal
また、左右のそれぞれの下半オイルボアエッジ305、306の近傍の下半オイルボア301の内周面304上には、リフレクタR7、R9が設置されている。これによって、左右のそれぞれの、下半オイルボアエッジ305、306の近傍の下半オイルボア301の内周面304上の一点における位置座標が計測できる。
Reflectors R7 and R9 are installed on the inner
さらに、図11に示すように、下半オイルボア301の内周面304の最低部(最下部)には、リフレクタR8が設置されている。
Further, as shown in FIG. 11, a reflector R8 is installed at the lowest portion (lowermost portion) of the inner
なお、リフレクタR6、R10は、例えば、下半オイルボア水平継手面302、303の幅方向中央位置に設置される。リフレクタR7、R9は、例えば、内周面304の幅方向中央位置に設置される。リフレクタR8は、例えば、内周面304の幅方向中央位置に設置される。すなわち、リフレクタR6−R10は、それぞれ同じX座標位置に配置される。
The reflectors R6 and R10 are installed, for example, at the center positions in the width direction of the lower half oil bore horizontal
ここで、リフレクタR6、R7は、できる限り下半オイルボアエッジ305に近い位置に配置されることが好ましい。また、リフレクタR9、R10は、できる限り下半オイルボアエッジ306に近い位置に配置されることが好ましい。例えば、リフレクタR6、R7、R9、R10は、下半オイルボアエッジ305、306から5mm以内の範囲の近傍に配置される。
Here, the reflectors R6 and R7 are preferably arranged at positions as close to the lower half oil bore
レーザトラッカ本体から各リフレクタR6−R10にレーザービームを照射して3次元計測を行う。 Each reflector R6-R10 is irradiated with a laser beam from the main body of the laser tracker to perform three-dimensional measurement.
ここで、図10に示すように、リフレクタR6、R10の中心位置からそれぞれ鉛直下方に引いた直線と下半オイルボア水平継手面302、303とが交わる点を点G、点Kとする。図11に示すように、リフレクタR8の中心位置からそれぞれ鉛直下方に引いた直線と内周面304とが交わる点を点Iとする。
Here, as shown in FIG. 10, the points where the straight lines drawn vertically downward from the center positions of the reflectors R6 and R10 and the lower half oil bore horizontal
また、リフレクタR7、R9の中心位置からそれぞれ水平方向に引いた直線と内周面304とが交わる点を点H、点Jとする。
Further, the points where the straight lines drawn in the horizontal direction from the center positions of the reflectors R7 and R9 and the inner
図10および図11において、レーザトラッカによる計測で得られた点G−点KにおけるY−Z座標を、点G(y6,z6)、点H(y7,z7)、点I(y8,z8)、点J(y9,z9)、点K(y10,z10)と示す。 In FIGS. 10 and 11, the YZ coordinates at the point G-point K obtained by the measurement by the laser tracker are the point G (y6, z6), the point H (y7, z7), and the point I (y8, z8). , Points J (y9, z9) and points K (y10, z10).
(M2)における位置座標の計測方法と同じ方法で位置座標の計測することで、上記した点G−点Kそれぞれの位置座標を得ることができる。 By measuring the position coordinates by the same method as the method for measuring the position coordinates in (M2), the position coordinates of each of the above points G-point K can be obtained.
ここで、リフレクタR7は、下半オイルボアエッジ305の近傍に設置されることから、下半オイルボアエッジ305のY座標を点Hのy座標と同じy7と近似できる。また、リフレクタR6は、下半オイルボアエッジ305の近傍に設置されることから、下半オイルボアエッジ305のZ座標を点GのZ座標と同じz6と近似できる。これによって、下半オイルボアエッジ305のY−Z座標は、(y7,z6)と表せる。
Here, since the reflector R7 is installed in the vicinity of the lower half oil bore
同様に、下半オイルボアエッジ306のY−Z座標は、(y9,z10)と表せる。
Similarly, the YZ coordinates of the lower half oil bore
ここで、下半オイルボアエッジ305と下半オイルボアエッジ306との間の中心は、一端側のオイルボアの内径の中心(ボア中心)Ooである。このオイルボアのボア中心OoのY−Z座標は、((y7+y9)/2,(z6+z10)/2)と表せる。
Here, the center between the lower half oil bore
なお、下半オイルボアエッジ305と下半オイルボアエッジ306との間の中心は、例えば、下半オイルボアエッジ305の幅方向中央位置と下半オイルボアエッジ306の幅方向中央位置との間の中心である。
The center between the lower half oil bore
このように基準座標軸が設定されとともに、下半オイルボアエッジ305、306や下半オイルボア301の内周面304の最低部の位置座標、オイルボアのボア中心Ooの位置座標を得ることができる。
In this way, the reference coordinate axes are set, and the position coordinates of the lowermost portion of the lower half oil bore edges 305 and 306 and the inner
このようにリフレクタR6−R10を使用して点G−点Kの座標を、他端側の下半オイルボア301においても求める。 In this way, using the reflectors R6-R10, the coordinates of the points G-point K are also obtained in the lower half oil bore 301 on the other end side.
なお、下半オイルボア301の内周面304の最低部からずれた位置にリフレクタR8が配置された場合には、図8および図9を参照して説明した修正方法と同様な方法によって、最低部の適正な位置座標を得ることができる。
When the reflector R8 is arranged at a position deviated from the lowest portion of the inner
(M4)シールセグメント442の突出長さ計測
図12は、第1の実施の形態において、シールセグメント442の突出長さを計測するゲージ10の断面を模式的に示す図である。
(M4) Measurement of Protrusion Length of
図12に示すように、ゲージ10は、シールセグメント442の嵌合部443を挿入する空間11を有する筒体からなる本体部12を備える。図12に示すように、本体部12のシールセグメント442を挿入する方向に垂直な断面形状は、矩形である。そして、本体部12のシールセグメント442を挿入する方向の両端は、開口されている。
As shown in FIG. 12, the
本体部12の一方の壁部には、ダイアフラム内輪432の内周に形成される嵌合フックを模擬したフック部13が形成されている。このフック部13によって形成される開口13cは、嵌合部443が通過できない寸法に形成されている。フック部13の厚さは、ダイアフラム内輪432の内周の嵌合フックの厚さと同じ厚さである。なお、フック部13の上面13aは、ダイアフラム内輪432の内周面に相当する。
A
ここで、ゲージ10にシールセグメント442を設置した際、図12に示すように、シールセグメント442は、嵌合部443の下方側から押しボルト30によって上方に押し付けられている。すなわち、シールセグメント442は、上方に最も突出した状態である。なお、フック部13側の壁部に対向する壁部には、押しボルト30と螺合するネジ穴12aが貫通して形成されている。
Here, when the
フック部13上には、フック部13を介して突出したシールセグメント442の長さを計測する計測器20を配置するための計測器配置台14を備える。計測器配置台14は、例えば、平板15と2つの脚部16で構成される。平板15は、フック部13を構成する本体部12の壁部と平行になるように構成されている。
On the
平板15上には、計測器20の本体21が支持される。また、平板15には、測定子22を計測器配置台14の内部に挿入するための開口17が形成されている。
The main body 21 of the measuring instrument 20 is supported on the
ゲージ10において、平板15の上面15aからフック部13の上面13aまでの距離Cyは、既知である。
In the
計測器20として、例えは、デップスゲージなどが使用される。計測の際、計測器20の測定子22をシール部440のシールフィン441の先端に接触するまで伸ばす。そして、平板15の上面15aからシールフィン441の先端までの距離Cdを計測する。
As the measuring instrument 20, for example, a depth gauge or the like is used. At the time of measurement, the
この計測結果に基づいてシールセグメント442の突出長さを算出する。シールセグメント442の突出長さは、距離Cyから距離Cdを減算することで得られる。
The protrusion length of the
このようにして、水平方向位置に配置されるシールセグメント442および鉛直方向位置に配置される各シールセグメント442の、ノズル部430の内周面からタービンロータ420側への突出長さ(THl、THr、THb、THt)を計測する。
In this way, the protrusion lengths (THl, THr) of the
(M5)上半ノズル部430Bの内周面の最高部(最上部)までの高さPBUvの計測
図13は、第1の実施の形態において、上半ノズル部430Bの内周面の最高部(最上部)までの高さPBUvの計測方法を説明するための図であり、上半ノズル部430Bの縦断面を模式的に示した図である。
(M5) Measurement of height PBUv to the highest portion (top) of the inner peripheral surface of the upper half nozzle portion 430B FIG. 13 shows the highest portion of the inner peripheral surface of the upper half nozzle portion 430B in the first embodiment. It is a figure for demonstrating the measurement method of the height PBUv to (the uppermost part), and is the figure which shows typically the vertical cross section of the upper half nozzle part 430B.
図13に示すように、上半ノズル部430Bは、平らな基準平板40上に配置されている。
As shown in FIG. 13, the upper half nozzle portion 430B is arranged on a flat reference
そして、上半ノズル部430Bの内周面の最高部から鉛直下方の基準平板40の上面40aまでの距離を実測する。この距離が高さPBUvである。この測定は、ストレッチ、インサイドマイクロゲージなどを用いて行う。
Then, the distance from the highest portion of the inner peripheral surface of the upper half nozzle portion 430B to the
次に、上記した(M1)−(M5)の計測結果に基づいて、(C1)間隙PBDhおよび高さPBRvの算出、(C2)タービンロータ420の中心Otの偏芯量の算出、(C3)シール間隙CLl、CLrの算出、(C4)シール間隙CLbの算出、(C5)シール間隙CLtの算出を行う。
Next, based on the above-mentioned measurement results of (M1)-(M5), (C1) calculation of gap PBDh and height PBRv, (C2) calculation of eccentricity of center Ot of
(C1)間隙PBDhおよび高さPBRvの算出
下半ノズルエッジ間の距離である間隙PBDhは、(M2)において計測された左右の下半ノズルエッジ462、464の位置座標に基づいて算出される。具体的には、間隙PBDhは、式(1)によって算出される。
PBDh = ((y2−y4)2+(z1−z5)2)1/2 …式(1)
(C1) Calculation of gap PBDh and height PBRv The gap PBDh, which is the distance between the lower half nozzle edges, is calculated based on the position coordinates of the left and right lower half nozzle edges 462 and 464 measured in (M2). Specifically, the gap PBDh is calculated by the equation (1).
PBDh = ((y2-y4) 2 + (z1-z5) 2 ) 1/2 ... Equation (1)
高さPBRvは、(M2)において計測された左右の下半ノズルエッジ462、464の位置座標および下半ノズル部430Aの内周面461の最低部における位置座標に基づいて算出される。具体的には、高さPBRvは、式(2)によって算出される。
PBRv = (z1+z5)/2−z3 …式(2)
The height PBRv is calculated based on the position coordinates of the left and right lower half nozzle edges 462 and 464 measured in (M2) and the position coordinates at the lowest portion of the inner
PBRv = (z1 + z5) /2-z3 ... Equation (2)
なお、間隙PBDhおよび高さPBRvは、各タービン段落の下半ノズル部430Aごとに算出される。
The gap PBDh and the height PBRv are calculated for each lower
ここで、式(3)によってノズル部430の真円度を求めることができる。
真円度 = PBRv−PBDh/2 …式(3)
Here, the roundness of the
Roundness = PBRv-PBDh / 2 ... Equation (3)
(C2)タービンロータ420の中心Otの偏芯量の算出
図14は、第1の実施の形態において、分解工程における一端側の下半オイルボア301と他端側の下半オイルボア301を模式的に示した斜視図である。
(C2) Calculation of Eccentricity of Center Ot of
まず、一端側の下半オイルボアエッジ305、306とタービンロータ420との水平方向の間隙、一端側の下半オイルボアエッジ305、306の位置座標、一端側の下半オイルボア301の内周面304の最低部における位置座標、一端側の下半オイルボア301の内周面304の最低部とタービンロータ420との間隙に基づいて(図14参照)、一端側の下半オイルボア301におけるタービンロータ420の中心Otの水平方向および鉛直方向の偏芯量を算出する。
First, the horizontal gap between the lower half oil bore edges 305 and 306 on one end side and the
(M3)において計測された、一端側の下半オイルボアエッジ305、306の位置座標および一端側の下半オイルボア301の内周面304の最低部における位置座標から、オイルボアのボア中心OoのY−Z座標は、((y7+y9)/2,(z6+z10)/2)と表せる。
From the position coordinates of the lower half oil bore edges 305 and 306 on one end side and the position coordinates at the lowest part of the inner
また、(M1)において計測された、左側の下半オイルボアエッジ305とタービンロータ420との水平方向の間隙をOCLl、右側の下半オイルボアエッジ306とタービンロータ420との水平方向の間隙をOCLr、下半オイルボア301の内周面の最低部(最下部)とタービンロータ420との鉛直方向の間隙OCLbから、下半オイルボア301におけるタービンロータ420の中心Otの水平方向および鉛直方向の偏芯量を算出する。
Further, the horizontal gap between the left lower half oil bore
具体的には、タービンロータ420の中心Otの水平方向の偏芯量は、間隙OCLlと間隙OCLrとの差に基づいて算出される。
Specifically, the amount of eccentricity in the horizontal direction of the center Ot of the
また、下半オイルボアエッジ305と下半オイルボアエッジ306との間の距離、間隙OCLl、間隙OCLrによって、オイルボアにおけるロータ径RDが算出できる。
Further, the rotor diameter RD in the oil bore can be calculated from the distance between the lower half oil bore
(M3)の計測によって下半オイルボア301の内周面304の最低部における位置座標が得られるため、下半オイルボア301の鉛直下方向の半径が得られる。そして、タービンロータ420の中心Otの鉛直方向の偏芯量は、間隙OCLb、下半オイルボア301の鉛直下方向の半径、ロータ径RDに基づいて算出される。
Since the position coordinates at the lowest portion of the inner
また、タービンロータ420の中心Otの水平方向および鉛直方向の偏芯量、オイルボアのボア中心座標に基づいて、偏芯したタービンロータ420の中心Otの位置座標が得られる。
Further, the position coordinates of the center Ot of the
なお、他端側においても、一端側と同様に、下半オイルボア301におけるタービンロータ420の中心Otの水平方向および鉛直方向の偏芯量、偏芯したタービンロータ420の中心Otの位置座標を算出する。
On the other end side as well, the horizontal and vertical eccentricity of the center Ot of the
ここで、タービンロータ420の両端は、軸受によって支持されている。そのため、タービンロータ420の自重によって、タービンロータ420は鉛直下方に撓む。タービンロータ420のタービンロータ軸方向における撓み量は、予め数値解析によって得られる。図14には、タービンロータ420が撓んでいない状態の中心軸を破線Pで示し、タービンロータ420が撓んだ状態の中心軸を実線Qで示している。
Here, both ends of the
上記した、下半オイルボア301におけるタービンロータ420の中心Otの偏芯量、偏芯したタービンロータ420の中心Otの位置座標、タービンロータ420のタービンロータ軸方向における撓み量に基づいて、各タービン段落におけるタービンロータ420の中心Otの位置座標が得られる。
Based on the above-mentioned eccentricity of the center Ot of the
これによって、各タービン段落において、(M2)の計測によって得られたノズル部430のボア中心Onと、このノズル部430を貫通するタービンロータ420の中心Otの位置関係が得られる。すなわち、ノズル部430のボア中心Onに対するタービンロータ420の中心Otの偏芯量が得られる。具体的には、ノズル部430のボア中心Onに対するタービンロータ420の中心Otの水平方向の偏芯量Eh、およびノズル部430のボア中心Onに対するタービンロータ420の中心Otの鉛直方向の偏芯量Evが得られる。
Thereby, in each turbine paragraph, the positional relationship between the bore center On of the
(C3)シール間隙CLl、CLrの算出
シール間隙CLl、CLrは、(C1)において得られた間隙PBDh、(M4)で計測されたシールセグメント442の突出長さ、(C2)において得られたノズル部430のボア中心Onに対するタービンロータ420の中心Otの水平方向の偏芯量Eh、ノズル部430を貫通するタービンロータ420のロータ径RDに基づいて、式(4)、式(5)によって算出される。
(C3) Calculation of seal gaps CLl and CLr The seal gaps CLl and CLr are the gap PBDh obtained in (C1), the protruding length of the
なお、ここでは、ノズル部430を貫通するタービンロータ420のロータ径RDは既知とする。
Here, the rotor diameter RD of the
シール間隙CLl=(PBDh−(THl+THr)−RD)/2+Eh …式(4)
シール間隙CLr=(PBDh−(THl+THr)−RD)/2−Eh …式(5)
Seal gap CLl = (PBDh- (THl + THr) -RD) / 2 + Eh ... Equation (4)
Seal gap CLr = (PBDh- (THl + THr) -RD) / 2-Eh ... Equation (5)
(C4)シール間隙CLbの算出
シール間隙CLbは、(C1)において得られた高さPBRv、(M4)で計測されたシールセグメント442の突出長さ、(C2)において得られたノズル部430のボア中心Onに対するタービンロータ420の中心Otの鉛直方向の偏芯量Ev、ノズル部430を貫通するタービンロータ420のロータ径RDに基づいて、式(6)によって算出される。
シール間隙CLb = PBRv−THb−RD/2+Ev …式(6)
(C4) Calculation of seal gap CLb The seal gap CLb is the height PBRv obtained in (C1), the protruding length of the
Seal gap CLb = PBRv-THb-RD / 2 + Ev ... Equation (6)
(C5)シール間隙CLtの算出
シール間隙CLtは、(M5)において得られたPBUv、(M4)で計測されたシールセグメント442の突出長さ、(C2)において得られたノズル部430のボア中心Onに対するタービンロータ420の中心Otの偏芯量、ノズル部430を貫通するタービンロータ420のロータ径RDに基づいて、式(7)によって算出される。
シール間隙CLt = PBUv−THt−RD/2−Ev …式(7)
(C5) Calculation of seal gap CLt The seal gap CLt is the PBUv obtained in (M5), the protruding length of the
Seal gap CLt = PBUv-THt-RD / 2-Ev ... Equation (7)
上記したように、第1の実施の形態のシール間隙評価方法では、メンテナンスの分解工程において前述した(M0)−(M5)の計測をすることで、水平方向2か所および鉛直方向2か所における計4か所のシール間隙を的確に評価することができる。 As described above, in the seal gap evaluation method of the first embodiment, by measuring (M0)-(M5) described above in the maintenance disassembly step, two places in the horizontal direction and two places in the vertical direction are measured. It is possible to accurately evaluate the sealing gaps at a total of four locations in the above.
そして、得られた4か所のシール間隙が設計値から逸脱する場合には、組立工程の開始前の部品点検・手入れ期間に、シール間隙が設計値の範囲内になるように調整する。 Then, when the obtained four seal gaps deviate from the design values, the seal gaps are adjusted so as to be within the design values during the parts inspection / maintenance period before the start of the assembly process.
例えば、シール間隙CLbとシール間隙CLtとを合計した値に関して、設計値よりも計測値が小さい場合、シールセグメント442のシールフィン441の先端を削正して、間隙を調整する。
For example, when the measured value of the total value of the seal gap CLb and the seal gap CLt is smaller than the design value, the tip of the
一方、シール間隙CLbとシール間隙CLtとを合計した値に関して、設計値よりも計測値が大きい場合、例えば、各タービン段落に設けられたシムを調整してノズル部430の位置を調整する。これによって、シールフィン441の先端の削正をすることなく、シール間隙を調整できる。このシムの調整は、部品点検・手入れ期間に実施することができる。また、シールフィン441の先端を削正しないので、シール間隙が広がることなく、タービン性能を維持することができる。
On the other hand, when the measured value is larger than the design value with respect to the total value of the seal gap CLb and the seal gap CLt, for example, the shims provided in each turbine paragraph are adjusted to adjust the position of the
このように、シール間隙の調整を組立工程の開始前に完了することができる。 In this way, the adjustment of the seal gap can be completed before the start of the assembly process.
また、第1の実施の形態のシール間隙評価方法では、従来のメンテナンスの組立工程の際に行われていた、軟鋼材450の潰れ残り量に基づく鉛直方向のシール間隙の計測を行う必要がない。これによって、タービンロータ420の仮組などの工程も不要となる。また、仮組のためのクレーンによる吊り込み作業や吊り出し作業を省略することができる。そのため、メンテナンスなどの工期の大幅な短縮を図ることができる。
Further, in the seal gap evaluation method of the first embodiment, it is not necessary to measure the seal gap in the vertical direction based on the amount of crushed residue of the
また、仮組にためのクレーンによる狭隘部への部品の吊り込み作業や狭隘部からの部品の吊り出し作業が省略されることによって、部品の衝突による破損などのリスクが回避できる。さらに、タービンロータ420の吊り込み時において、作業員がタービンロータ420に挟まれたり、作業員がタービンロータ420と衝突したりする災害も回避できる。
Further, by omitting the work of suspending the parts into the narrow portion and the work of suspending the parts from the narrow portion by the crane for temporary assembly, it is possible to avoid the risk of damage due to the collision of the parts. Further, when the
組立工程において、タービンロータ420を分解する前の位置に配置することで、適正なシール間隙を維持した状態に組み立てることができる。この際、オイルボアにおいて、(C2)において得られた偏芯したタービンロータ420の中心の位置座標に、タービンロータ420の一端側および他端側のそれぞれを配置する。これによって、分解する前の位置にタービンロータ420は配置される。
By arranging the
(第1の実施の形態の他の例)
上記した第1の実施の形態では、各ノズル部430におけるタービンロータ420のロータ径RDが既知の場合について説明した。このロータ径RDが未知の場合においても、分解工程における計測に基づいて、水平方向および鉛直方向における4か所のシール間隙を的確に評価することができる。
(Other Examples of First Embodiment)
In the first embodiment described above, the case where the rotor diameter RD of the
ロータ径RDが未知の場合、蒸気タービン400の分解工程において、上半外部ケーシング414、上半内部ケーシング416、上半ノズル部430Bを取り外した状態において、(N1)シール間隙CLl、CLrの計測を行う。
When the rotor diameter RD is unknown, in the disassembling step of the
この(N1)の計測は、タービンロータ420およびシールセグメント442を取り外す前、すなわち、(M0)、(M2)−(M5)の計測の前に行われる。
This measurement of (N1) is performed before removing the
(N1)シール間隙CLl、CLrの計測
ここでは、各タービン段落のノズル部430において、シール間隙CLlおよびシール間隙CLrを実測する。これらの間隙は、例えば、インサイドマイクロゲージを使用して実測される。
(N1) Measurement of Seal Gap CLl and CLr Here, the seal gap CLl and the seal gap CLr are actually measured at the
なお、ここで計測されたシール間隙CLlおよびシール間隙CLrは、ノズル部430のボア中心Onに対するタービンロータ420の中心Otの水平方向の偏芯量Ehを含んでいる。
The seal gap CLl and the seal gap CLr measured here include the amount of eccentricity Eh in the horizontal direction of the center Ot of the
(C6)タービンロータ420のロータ径RDの算出
ロータ径RDは、(C1)において得られた間隙PBDh、(M4)で計測されたシールセグメント442の突出長さ、(N1)で計測されたシール間隙CLl、CLrに基づいて、式(8)によって算出される。
ロータ径RD = PBDh−(THl+THr)−(CLl+CLr) …式(8)
(C6) Calculation of rotor diameter RD of
Rotor diameter RD = PBDh- (THl + THr)-(CLl + CLr) ... Equation (8)
なお、ここでは、(N1)の計測で、シール間隙CLl、CLrは、実測されるため、(C3)におけるシール間隙CLl、CLrの算出は、不要である。また、シール間隙CLbは、(C4)で記載したように式(6)によって算出される。シール間隙CLtは、(C5)で記載したように式(7)によって算出される。 Here, since the seal gaps CLl and CLr are actually measured in the measurement of (N1), it is not necessary to calculate the seal gaps CLl and CLr in (C3). Further, the seal gap CLb is calculated by the formula (6) as described in (C4). The seal gap CLt is calculated by the formula (7) as described in (C5).
この第1の実施の形態の他の例においても、メンテナンスの分解工程において、(N1)、(M0)−(M5)の計測をすることで、水平方向および鉛直方向における4か所のシール間隙を的確に評価することができる。そのため、タービンロータ420のロータ径RDが既知の場合と同様の効果が得られる。すなわち、第1の実施の形態の他の例においても、タービン性能を維持しつつ、メンテナンスなどの工期の大幅な短縮を図ることができる。
Also in the other example of this first embodiment, by measuring (N1) and (M0)-(M5) in the disassembly step of maintenance, four sealing gaps in the horizontal direction and the vertical direction are formed. Can be evaluated accurately. Therefore, the same effect as when the rotor diameter RD of the
(第2の実施の形態)
第2の実施の形態のシール間隙評価方法について説明する。
(Second Embodiment)
The seal gap evaluation method of the second embodiment will be described.
なお、以下の実施の形態において、第1の実施の形態の構成と同一の構成部分には、同一の符号を付して、重複する説明を省略または簡略する。また、以下の実施の形態において、第1の実施の形態のシール間隙評価方法と同一のシール間隙評価方法については、重複する説明を省略または簡略する。 In the following embodiments, the same components as those of the first embodiment are designated by the same reference numerals, and duplicate description will be omitted or simplified. Further, in the following embodiments, duplicate description will be omitted or simplified for the same seal gap evaluation method as the seal gap evaluation method of the first embodiment.
第2の実施の形態のシール間隙評価方法では、次の点が第1の実施の形態のシール間隙評価方法と異なる。 The seal gap evaluation method of the second embodiment differs from the seal gap evaluation method of the first embodiment in the following points.
第1の実施の形態では、(M2)において下半ノズル部430Aの所定5か所の位置座標を計測するのに対し、第2の実施の形態では、(M2A)下半ノズル部430Aの所定4か所の位置座標を計測する。
In the first embodiment, the position coordinates of the lower
さらに、第1の実施の形態では、(M2)の計測結果に基づいて高さPBRvを算出するのに対して、第2の実施の形態では、(M6)高さPBRvを実測する。 Further, in the first embodiment, the height PBRv is calculated based on the measurement result of (M2), whereas in the second embodiment, the (M6) height PBRv is actually measured.
ここでは、この異なる構成について主に説明する。 Here, this different configuration will be mainly described.
第2の実施の形態のシール間隙評価方法では、(M0)下半グランドシールボア481の所定4か所の位置座標計測、(M1)下半オイルボア301とタービンロータ420との間隙計測、(M2A)下半ノズル部430Aの所定4か所の位置座標計測、(M3)下半オイルボア301の所定5か所の位置座標計測、(M4)シールセグメント442の突出長さ計測、(M5)上半ノズル部430Bの内周面の最高部(最上部)までの高さPBUvの計測、(M6)下半ノズル部430Aの内周面の最低部(最下部)までの高さPBRvの計測を行う。
In the seal gap evaluation method of the second embodiment, (M0) position coordinate measurement of four predetermined positions of the lower half ground seal bore 481, (M1) gap measurement between the lower half oil bore 301 and the
そして、これらの計測値に基づいて、(C1A)間隙PBDhの算出、(C2)タービンロータ420の中心Otの偏芯量の算出、(C3)シール間隙CLl、CLrの算出、(C4A)シール間隙CLbの算出、(C5)シール間隙CLtの算出を行う。
Then, based on these measured values, (C1A) calculation of the gap PBDh, (C2) calculation of the amount of eccentricity of the center Ot of the
ここでは、第1の実施の形態とは異なる(M2A)および(M6)の計測、(C1A)および(C4A)の算出について説明する。 Here, the measurement of (M2A) and (M6) and the calculation of (C1A) and (C4A), which are different from those of the first embodiment, will be described.
(M2A)下半ノズル部430Aの所定4か所の位置座標計測
この計測は、蒸気タービン400の分解工程において、上半外部ケーシング414、上半内部ケーシング416、上半ノズル部430B、上半グランドシールボア482、タービンロータ420およびシールセグメント442を取り外した状態において行われる。
(M2A) Positional coordinate measurement of four predetermined positions of the lower
ここでは、図5および図6を参照して説明する。 Here, it will be described with reference to FIGS. 5 and 6.
なお、位置座標計測は、各タービン段落の下半ノズル部430Aのそれぞれについて行われるが、ここでは主に、一端側の下半ノズル部430Aと他端側の下半ノズル部430Aにおける計測について説明する。
The position coordinate measurement is performed for each of the lower
図5および図6に示すように、左右のそれぞれの下半水平継手面460、463上には、リフレクタR1、R5が設置されている。これによって、左右のそれぞれの下半水平継手面460、463上の一点における位置座標が計測できる。
As shown in FIGS. 5 and 6, reflectors R1 and R5 are installed on the left and right lower half horizontal
また、左右のそれぞれの下半ノズルエッジ462、464の近傍の下半ノズル部430Aの内周面461上には、リフレクタR2、R4が設置されている。これによって、左右のそれぞれの、下半ノズルエッジ462、464の近傍の下半ノズル部430Aの内周面461上の一点における位置座標が計測できる。
Further, reflectors R2 and R4 are installed on the inner
ここで、(M2A)においては、下半ノズル部430Aの内周面461の最低部(最下部)の位置座標の計測は行わない。そのため、(M2A)においては、図5に示したリフレクタR3は設置されない。
Here, in (M2A), the position coordinates of the lowest portion (lowermost portion) of the inner
リフレクタR1、R2、R4、R5を用いた計測方法は、第1の実施の形態における計測方法と同じである。なお、位置座標は、前述した(M0)下半グランドシールボア481の位置座標計測において設定された基準座標軸に基づいて計測される。 The measurement method using the reflectors R1, R2, R4, and R5 is the same as the measurement method in the first embodiment. The position coordinates are measured based on the reference coordinate axes set in the position coordinate measurement of the lower half ground seal bore 481 described above (M0).
これらの4か所を計測することで、第1の実施の形態において説明したとおり、下半ノズルエッジ462、464の位置座標、ノズル部430のボア中心Onの位置座標を得ることができる。例えば、ノズル部430のボア中心OnのY−Z座標は、((y2+y4)/2,(z1+z5)/2)と表せる。
By measuring these four points, as described in the first embodiment, the position coordinates of the lower half nozzle edges 462 and 464 and the position coordinates of the bore center On of the
(M6)下半ノズル部430Aの内周面の最低部(最下部)までの高さPBRvの計測
図15は、第2の実施の形態において、下半ノズル部430Aの内周面461の最低部(最下部)までの高さPBRvの計測方法を説明するための図であり、下半ノズル部430Aの縦断面を模式的に示した図である。
(M6) Measurement of height PBRv to the lowest portion (bottom) of the inner peripheral surface of the lower
図15に示すように、下半ノズル部430A上には、平らな基準平板40が配置されている。
As shown in FIG. 15, a flat reference
そして、下半ノズル部430Aの内周面461の最低部から鉛直上方の基準平板40の下面40bまでの距離を実測する。この距離が高さPBRvである。この測定は、ストレッチ、インサイドマイクロゲージなどを用いて行う。
Then, the distance from the lowest portion of the inner
ここで、下半ノズル部430Aの内周面の最低部のY−Z座標は、((y2+y4)/2,(z1+z5)/2−PBRv)と表せる。
Here, the YZ coordinates of the lowest portion of the inner peripheral surface of the lower
次に、上記した(C1A)、(C4A)における算出について説明する。なお、ここでは、ノズル部430を貫通するタービンロータ420のロータ径RDは既知とする。
Next, the calculations in (C1A) and (C4A) described above will be described. Here, the rotor diameter RD of the
(C1A)間隙PBDhの算出
間隙PBDhの算出方法は、前述した(C1)における間隙PBDhの算出方法と同じである。なお、ここでは、高さPBRvは、(M6)において実測されているので、高さPBRvの算出は行わない。
(C1A) Calculation of Gap PBDh The method for calculating the gap PBDh is the same as the method for calculating the gap PBDh in (C1) described above. Here, since the height PBRv is actually measured in (M6), the height PBRv is not calculated.
(C4A)シール間隙CLbの算出
シール間隙CLbは、(M6)において計測された高さPBRv、(M4)で計測されたシールセグメント442の突出長さ、(C2)において得られたノズル部430のボア中心Onに対するタービンロータ420の中心Otの偏芯量、ノズル部430を貫通するタービンロータ420のロータ径RDに基づいて、前述した式(6)によって算出される。
(C4A) Calculation of seal gap CLb The seal gap CLb is the height PBRv measured in (M6), the protruding length of the
上記したように、第2の実施の形態のシール間隙評価方法においても、メンテナンスの分解工程において、(M0)、(M1)、(M2A)、(M3)、(M4)、(M5)、(M6)の計測をすることで、水平方向および鉛直方向における4か所のシール間隙を的確に評価することができる。すなわち、第2の実施の形態のシール間隙評価方法においても、第1の実施の形態と同様の効果が得られ、タービン性能を維持しつつ、メンテナンスなどの工期の大幅な短縮を図ることができる。 As described above, also in the seal gap evaluation method of the second embodiment, in the maintenance disassembly step, (M0), (M1), (M2A), (M3), (M4), (M5), ( By measuring M6), it is possible to accurately evaluate the sealing gaps at four locations in the horizontal direction and the vertical direction. That is, the same effect as that of the first embodiment can be obtained in the seal gap evaluation method of the second embodiment, and the construction period such as maintenance can be significantly shortened while maintaining the turbine performance. ..
(第2の実施の形態の他の例)
上記した第2の実施の形態では、各ノズル部430におけるタービンロータ420のロータ径RDが既知の場合について説明した。このロータ径RDが未知の場合においても、分解工程における計測に基づいて、水平方向および鉛直方向における4か所のシール間隙を的確に評価することができる。
(Another example of the second embodiment)
In the second embodiment described above, the case where the rotor diameter RD of the
ロータ径RDが未知の場合、第1の実施の形態の他の例で説明したとおり、シール間隙CLl、CLrの計測((N1)参照))を行うことで、タービンロータ420のロータ径RDを算出できる((C6)参照)。
When the rotor diameter RD is unknown, the rotor diameter RD of the
そして、シール間隙CLbは、(C4)で記載したように式(6)によって算出される。シール間隙CLtは、(C5)で記載したように式(7)によって算出される。 Then, the seal gap CLb is calculated by the formula (6) as described in (C4). The seal gap CLt is calculated by the formula (7) as described in (C5).
この第2の実施の形態の他の例においても、メンテナンスの分解工程において、(N1)、(M0)、(M1)、(M2A)、(M3)、(M4)、(M5)、(M6)の計測をすることで、水平方向および鉛直方向における4か所のシール間隙を的確に評価することができる。そのため、タービンロータ420のロータ径RDが既知の場合と同様の効果が得られる。すなわち、第2の実施の形態の他の例においても、タービン性能を維持しつつ、メンテナンスなどの工期の大幅な短縮を図ることができる。
Also in the other example of this second embodiment, in the disassembly step of maintenance, (N1), (M0), (M1), (M2A), (M3), (M4), (M5), (M6). ), It is possible to accurately evaluate the sealing gaps at four locations in the horizontal direction and the vertical direction. Therefore, the same effect as when the rotor diameter RD of the
(第3の実施の形態)
第3の実施の形態のシール間隙評価方法について説明する。
(Third Embodiment)
The seal gap evaluation method of the third embodiment will be described.
第3の実施の形態のシール間隙評価方法では、次の点が第1の実施の形態のシール間隙評価方法と異なる。 The seal gap evaluation method of the third embodiment differs from the seal gap evaluation method of the first embodiment in the following points.
第3の実施の形態では、蒸気タービン400の分解工程において、上半外部ケーシング414、上半内部ケーシング416、上半ノズル部430Bを取り外した状態において、(N2)シール間隙CLl、CLrを実測する。
In the third embodiment, in the disassembling step of the
この(N2)の計測は、タービンロータ420およびシールセグメント442を取り外す前、すなわち、(M0A)、(M2B)、(M3)−(M7)の計測の前に行われる。
This measurement of (N2) is performed before removing the
第1の実施の形態では、(M0)において下半ノズル部430Aの所定4か所の位置座標を計測するのに対し、第3の実施の形態では、(M0A)下半ノズル部430Aの所定2か所の位置座標を計測する。
In the first embodiment, the position coordinates of the lower
また、第1の実施の形態では、(M2)において下半ノズル部430Aの所定5か所の位置座標を計測するのに対し、第3の実施の形態では、(M2B)下半ノズル部430Aの所定2か所の位置座標を計測する。
Further, in the first embodiment, the position coordinates of the lower
また、第1の実施の形態では、(M2)の計測結果に基づいて間隙PBDhを算出するのに対して、第3の実施の形態では、(M7)間隙PBDhを実測する。 Further, in the first embodiment, the gap PBDh is calculated based on the measurement result of (M2), whereas in the third embodiment, the (M7) gap PBDh is actually measured.
さらに、第1の実施の形態では、(M2)の計測結果に基づいて高さPBRvを算出するのに対して、第3の実施の形態では、第2の実施の形態と同様に(M6)高さPBRvを実測する。 Further, in the first embodiment, the height PBRv is calculated based on the measurement result of (M2), whereas in the third embodiment, as in the second embodiment (M6). Measure the height PBRv.
ここでは、この異なる構成について主に説明する。 Here, this different configuration will be mainly described.
第3の実施の形態のシール間隙評価方法では、(N2)シール間隙CLl、CLrの計測、(M0A)下半グランドシールボア481の所定2か所の位置座標計測、(M1)下半オイルボア301とタービンロータ420との間隙計測、(M2B)下半ノズル部430Aの所定2か所の位置座標計測、(M3)下半オイルボア301の所定5か所の位置座標計測、(M4)シールセグメント442の突出長さ計測、(M5)上半ノズル部430Bの内周面の最高部(最上部)までの高さPBUvの計測、(M6)下半ノズル部430Aの内周面の最低部(最下部)までの高さPBRvの計測、(M7)下半ノズルエッジ462と下半ノズルエッジ464との間の間隙PBDhの計測を行う。
In the seal gap evaluation method of the third embodiment, (N2) measurement of seal gaps CLl and CLr, (M0A) measurement of position coordinates of two predetermined positions of the lower half ground seal bore 481, and (M1) measurement of lower half oil bore 301. Gap measurement between the
そして、これらの計測値に基づいて、(C2)タービンロータ420の中心Otの偏芯量の算出、(C4A)シール間隙CLbの算出、(C5)シール間隙CLtの算出を行う。
Then, based on these measured values, (C2) the amount of eccentricity of the center Ot of the
ここでは、第1の実施の形態とは異なる、(N2)、(M0A)、(M2B)、(M6)および(M7)の計測、(C4A)の算出について説明する。 Here, the measurement of (N2), (M0A), (M2B), (M6) and (M7), and the calculation of (C4A), which are different from the first embodiment, will be described.
(N2)シール間隙CLl、CLrの計測
上半外部ケーシング414、上半内部ケーシング416、上半ノズル部430Bを取り外した状態において、各タービン段落のノズル部430のシール間隙CLlおよびシール間隙CLrを実測する。これらの間隙は、例えば、インサイドマイクロゲージを使用して実測される。
(N2) Measurement of seal gap CLl and CLr With the upper half
なお、ここで計測されたシール間隙CLlおよびシール間隙CLrは、ノズル部430のボア中心Onに対するタービンロータ420の中心Otの水平方向の偏芯量Ehを含んでいる。
The seal gap CLl and the seal gap CLr measured here include the amount of eccentricity Eh in the horizontal direction of the center Ot of the
(M0A)下半グランドシールボア481の所定2か所の位置座標計測
この計測は、蒸気タービン400の分解工程において、上半外部ケーシング414、上半内部ケーシング416、上半ノズル部430B、上半グランドシールボア482、タービンロータ420およびシールセグメント442を取り外した状態において行われる。
(M0A) Positional coordinate measurement of two predetermined positions of the lower half ground seal bore 481 This measurement is performed in the disassembly process of the
なお、図示しないが、下半グランドシールボア481に取り外し可能なグランドシールセグメントが備えられている場合には、そのグランドシールセグメントも取り外される。また、(M2B)の計測も、(M0)の計測と同じ状態で行われる。 Although not shown, if the lower half ground seal bore 481 is provided with a removable ground seal segment, the ground seal segment is also removed. Further, the measurement of (M2B) is also performed in the same state as the measurement of (M0).
ここでは、図3および図4を参照して説明する。 Here, it will be described with reference to FIGS. 3 and 4.
図3および図4に示すように、左右のそれぞれの下半水平継手面490、493上には、リフレクタRa、Rdが設置されている。これによって、左右のそれぞれの下半水平継手面490、493上の一点における位置座標が計測できる。
As shown in FIGS. 3 and 4, reflectors Ra and Rd are installed on the left and right lower half horizontal
ここで、(M0A)においては、左右のそれぞれの下半シールボアエッジ492、494の近傍の下半グランドシールボア481の内周面491上の位置座標の計測は行わない。そのため、(M0A)においては、図3、図4に示したリフレクタRb、Rcは設置されない。
Here, in (M0A), the position coordinates on the inner
リフレクタRa、Rdを用いた計測方法は、第1の実施の形態における計測方法と同じである。 The measurement method using the reflectors Ra and Rd is the same as the measurement method in the first embodiment.
図4において、レーザトラッカによる計測で得られた点Ag、点DgにおけるY−Z座標を、点Ag(y11,z11)、点Dg(y14,z14)と示す。 In FIG. 4, the YZ coordinates at the points Ag and Dg obtained by the measurement by the laser tracker are shown as the points Ag (y11, z11) and the points Dg (y14, z14).
ここで、リフレクタRaは、下半シールボアエッジ492の近傍に設置されるとともに、点Agは、下半シールボアエッジ492と同一平面上にある。そのため、下半シールボアエッジ492のZ座標は、z11と表せる。
Here, the reflector Ra is installed in the vicinity of the lower half seal bore
リフレクタRdは、下半シールボアエッジ494の近傍に設置されるとともに、点Dgは、下半シールボアエッジ494と同一平面上にある。そのため、下半シールボアエッジ494のZ座標は、z14と表せる。
The reflector Rd is installed in the vicinity of the lower half seal bore
このようにリフレクタRa、Rdを使用して点Ag、点Dgの座標を、他端側の下半グランドシールボア481においても求める。 In this way, using the reflectors Ra and Rd, the coordinates of the points Ag and Dg are also obtained in the lower half ground seal bore 481 on the other end side.
ここで、一端側の左右の下半シールボアエッジ492、494 、および例えば、他端側の右側の下半シールボアエッジ494の3点を含む平面をZ座標が0(ゼロ)となるようにZ軸を定義する。なお、上記した3点は、前述した(M0)の計測で説明したとおりである。また、Z座標が0(ゼロ)となる平面を定義する際、他端側の左側の下半ノズルエッジ462を用いて定義してもよい。
Here, the Z coordinate is 0 (zero) on the plane including the three points of the left and right lower half seal bore
ここで、図4に示す一端側の下半グランドシールボア481において、下半シールボアエッジ492と下半シールボアエッジ494との間の中心は、一端側のグランドシール部480の内径の中心(ボア中心Og)である。このグランドシール部480のボア中心OgのZ座標は、((z11+z14)/2)と表せる。
Here, in the lower half ground seal bore 481 on the one end side shown in FIG. 4, the center between the lower half seal bore
このようにZ座標の基準座標軸が設定されとともに、下半シールボアエッジ492、494のZ座標、グランドシール部480のボア中心OnのZ座標を得ることができる。なお、Z座標は、鉛直方向の座標軸となる。
In this way, the reference coordinate axis of the Z coordinate is set, and the Z coordinate of the lower half seal bore
(M2B)下半ノズル部430Aの所定2か所の位置座標計測
ここでは、図5および図6を参照して説明する。
(M2B) Positional coordinate measurement of two predetermined positions of the lower
なお、位置座標計測は、各タービン段落の下半ノズル部430Aのそれぞれについて行われるが、ここでは主に、一端側の下半ノズル部430Aと他端側の下半ノズル部430Aにおける計測について説明する。
The position coordinate measurement is performed for each of the lower
図5および図6に示すように、左右のそれぞれの下半水平継手面460、463上には、リフレクタR1、R5が設置されている。これによって、左右のそれぞれの下半水平継手面460、463上の一点における位置座標が計測できる。
As shown in FIGS. 5 and 6, reflectors R1 and R5 are installed on the left and right lower half horizontal
ここで、(M2B)においては、左右のそれぞれの下半ノズルエッジ462、464の近傍の下半ノズル部430Aの内周面461上の位置座標の計測は行わない。さらに、下半ノズル部430Aの内周面461の最低部(最下部)の位置座標の計測は行わない。そのため、(M2B)においては、図5、図6に示したリフレクタR2、R3、R4は設置されない。
Here, in (M2B), the position coordinates on the inner
リフレクタR1、R5を用いた計測方法は、第1の実施の形態における計測方法と同じである。なお、位置座標は、前述した(M0A)下半グランドシールボア481の位置座標計測において設定されたZ座標の基準座標軸に基づいて計測される。 The measurement method using the reflectors R1 and R5 is the same as the measurement method in the first embodiment. The position coordinates are measured based on the reference coordinate axis of the Z coordinate set in the position coordinate measurement of the lower half ground seal bore 481 described above (M0A).
図6において、レーザトラッカによる計測で得られた点A、点EにおけるY−Z座標を、点A(y1,z1)、点E(y5,z5)と示す。 In FIG. 6, the YZ coordinates at the points A and E obtained by the measurement by the laser tracker are shown as points A (y1, z1) and E (y5, z5).
ここで、リフレクタR1は、下半ノズルエッジ462の近傍に設置されるとともに、点Aは、下半ノズルエッジ462と同一平面上にある。そのため、下半ノズルエッジ462のZ座標は、z1と表せる。
Here, the reflector R1 is installed in the vicinity of the lower
リフレクタR5は、下半ノズルエッジ464の近傍に設置されるとともに、点Eは、下半ノズルエッジ464と同一平面上にある。そのため、下半ノズルエッジ464のZ座標は、z5と表せる。
The reflector R5 is installed in the vicinity of the lower
このようにリフレクタR1、R5を使用して点A、点Eの座標を、各タービン段落の下半ノズル部430Aにおいて求める。
In this way, the coordinates of the points A and E are obtained in the lower
ここで、図6に示す一端側の下半ノズル部430Aにおいて、下半ノズルエッジ462と下半ノズルエッジ464との間の中心は、一端側のノズル部430の内径の中心(ボア中心On)である。このノズル部430のボア中心OnのZ座標は、((z1+z5)/2)と表せる。
Here, in the lower
このようにZ座標の基準座標軸が設定されとともに、下半ノズルエッジ462、464のZ座標、ノズル部430のボア中心OnのZ座標を得ることができる。なお、Z座標は、鉛直方向の座標軸となる。
In this way, the reference coordinate axis of the Z coordinate is set, and the Z coordinate of the lower
(M6)下半ノズル部430Aの内周面461の最低部(最下部)までの高さPBRvの計測
ここでの測定は、第2の実施の形態の(M6)で説明したとおりである。なお、下半ノズル部430Aの内周面461の最低部のZ座標は、((z1+z5)/2−PBRv)と表せる。
(M6) Measurement of height PBRv to the lowest portion (lowermost portion) of the inner
(M7)下半ノズルエッジ462と下半ノズルエッジ464との間の間隙PBDhの計測
下半ノズルエッジ462と下半ノズルエッジ464との間の間隙PBDhは、実測される。この測定は、ストレッチ、インサイドマイクロゲージなどを用いて行う。
(M7) Measurement of Gap PBDh Between Lower
次に、上記した(C4A)における算出について説明する。なお、ここでは、ノズル部430を貫通するタービンロータ420のロータ径RDは既知とする。
Next, the calculation in (C4A) described above will be described. Here, the rotor diameter RD of the
(C4A)シール間隙CLbの算出
シール間隙CLbは、(M6)において計測された高さPBRv、(M4)で計測されたシールセグメント442の突出長さ、(C2)において得られたノズル部430のボア中心Onに対するタービンロータ420の中心Otの鉛直方向の偏芯量Ev、ノズル部430を貫通するタービンロータ420のロータ径RDに基づいて、前述した式(6)によって算出される。
(C4A) Calculation of seal gap CLb The seal gap CLb is the height PBRv measured in (M6), the protruding length of the
上記したように、第3の実施の形態のシール間隙評価方法においても、メンテナンスの分解工程において、(N2)、(M0A)、(M1)、(M2B)、(M3)、(M4)、(M5)、(M6)、(M7)の計測をすることで、水平方向および鉛直方向における4か所のシール間隙を的確に評価することができる。すなわち、第3の実施の形態のシール間隙評価方法においても、第1の実施の形態と同様の効果が得られ、タービン性能を維持しつつ、メンテナンスなどの工期の大幅な短縮を図ることができる。 As described above, also in the seal gap evaluation method of the third embodiment, in the maintenance disassembly step, (N2), (M0A), (M1), (M2B), (M3), (M4), ( By measuring M5), (M6), and (M7), it is possible to accurately evaluate the sealing gaps at four locations in the horizontal direction and the vertical direction. That is, the same effect as that of the first embodiment can be obtained in the seal gap evaluation method of the third embodiment, and the construction period such as maintenance can be significantly shortened while maintaining the turbine performance. ..
(第3の実施の形態の他の例)
上記した第3の実施の形態では、各ノズル部430におけるタービンロータ420のロータ径RDが既知の場合について説明した。このロータ径RDが未知の場合においても、分解工程における計測に基づいて、水平方向および鉛直方向における4か所のシール間隙を的確に評価することができる。
(Other Examples of Third Embodiment)
In the third embodiment described above, the case where the rotor diameter RD of the
第3の実施の形態では、シール間隙CLl、CLrの計測((N2)参照))および間隙PBDhの計測((M7)参照))が行われる。そのため、ロータ径RDが未知の場合においても、第1の実施の形態の他の例の(C6)の式(8)を用いて、タービンロータ420のロータ径RDを算出できる。
In the third embodiment, the seal gaps CLl and CLr are measured (see (N2)) and the gap PBDh is measured (see (M7))). Therefore, even when the rotor diameter RD is unknown, the rotor diameter RD of the
そして、シール間隙CLbは、(C4)で記載したように式(6)によって算出される。シール間隙CLtは、(C5)で記載したように式(7)によって算出される。 Then, the seal gap CLb is calculated by the formula (6) as described in (C4). The seal gap CLt is calculated by the formula (7) as described in (C5).
この第3の実施の形態の他の例においても、メンテナンスの分解工程において、(N2)、(M0A)、(M1)、(M2B)、(M3)、(M4)、(M5)、(M6)、(M7)の計測をすることで、水平方向および鉛直方向における4か所のシール間隙を的確に評価することができる。そのため、タービンロータ420のロータ径RDが既知の場合と同様の効果が得られる。すなわち、第3の実施の形態の他の例においても、タービン性能を維持しつつ、メンテナンスなどの工期の大幅な短縮を図ることができる。
Also in the other example of this third embodiment, in the disassembly step of maintenance, (N2), (M0A), (M1), (M2B), (M3), (M4), (M5), (M6). ) And (M7), it is possible to accurately evaluate the sealing gaps at four locations in the horizontal direction and the vertical direction. Therefore, the same effect as when the rotor diameter RD of the
なお、ここでは回転機器として、蒸気タービンを例示して説明したが、本実施の形態のシール間隙評価方法は、ガスタービンや圧縮機などの回転機器にも適用可能である。 Although a steam turbine has been described as an example of a rotating device here, the seal gap evaluation method of the present embodiment can also be applied to a rotating device such as a gas turbine or a compressor.
以上説明した実施形態によれば、分解工程において、水平方向のシール間隙および鉛直方向におけるシール間隙を的確に評価でき、メンテナンスなどの工期の短縮を図ることが可能となる。 According to the embodiment described above, in the disassembly step, the seal gap in the horizontal direction and the seal gap in the vertical direction can be accurately evaluated, and the construction period such as maintenance can be shortened.
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
Although some embodiments of the present invention have been described, these embodiments are presented as examples and are not intended to limit the scope of the invention. These novel embodiments can be implemented in various other embodiments, and various omissions, replacements, and changes can be made without departing from the gist of the invention. These embodiments and modifications thereof are included in the scope and gist of the invention, and are also included in the scope of the invention described in the claims and the equivalent scope thereof.
10…ゲージ、11…空間、12…本体部、13…フック部、13a、15a、40a…上面、13c、17…開口、14…計測器配置台、15…平板、16…脚部、20…計測器、21…本体、22…測定子、30…ボルト、40…基準平板、40b…下面、300…油切り部、301…下半オイルボア、302、303…下半オイルボア水平継手面、304、461、491…内周面、305、306…下半オイルボアエッジ、350…軸受、400…蒸気タービン、410…ケーシング、411…外部ケーシング、412…内部ケーシング、413…下半外部ケーシング、414…上半外部ケーシング、415…下半内部ケーシング、416…上半内部ケーシング、420…タービンロータ、421…動翼、430…ノズル部、430A…下半ノズル部、430B…上半ノズル部、431…ダイアフラム外輪、432…ダイアフラム内輪、433…下半外輪、434…上半外輪、435…下半内輪、436…上半内輪、437…静翼、438…嵌合溝、440…シール部、440a、440b、460、463、490、493…下半水平継手面、441…シールフィン、442…シールセグメント、443…嵌合部、444…バネ部材、450…軟鋼材、451…楔、462、464…下半ノズルエッジ、470、471…上半水平継手面、480…グランドシール部、481…下半グランドシールボア、482…上半グランドシールボア、492…下半シールボアエッジ、494…下半シールボアエッジ。 10 ... gauge, 11 ... space, 12 ... main body, 13 ... hook, 13a, 15a, 40a ... top surface, 13c, 17 ... opening, 14 ... measuring instrument placement table, 15 ... flat plate, 16 ... legs, 20 ... Measuring instrument, 21 ... main body, 22 ... stylus, 30 ... bolt, 40 ... reference flat plate, 40b ... bottom surface, 300 ... oil drain, 301 ... lower half oil bore, 302, 303 ... lower half oil bore horizontal joint surface, 304, 461, 491 ... inner peripheral surface, 305, 306 ... lower half oil bore edge, 350 ... bearing, 400 ... steam turbine, 410 ... casing, 411 ... outer casing, 412 ... inner casing, 413 ... lower half outer casing, 414 ... Upper half outer casing, 415 ... Lower half inner casing, 416 ... Upper half inner casing, 420 ... Turbine rotor, 421 ... Moving blades, 430 ... Nozzle part, 430A ... Lower half nozzle part, 430B ... Upper half nozzle part, 431 ... Diaphragm outer ring, 432 ... Diaphragm inner ring, 433 ... Lower half outer ring, 434 ... Upper half outer ring, 435 ... Lower half inner ring, 436 ... Upper half inner ring, 437 ... Static wing, 438 ... Fitting groove, 440 ... Seal part, 440a, 440b, 460, 463, 490, 493 ... Lower half horizontal joint surface, 441 ... Seal fin, 442 ... Seal segment, 443 ... Fitting part, 444 ... Spring member, 450 ... Mild steel material, 451 ... Wedge, 462, 464 ... Lower half nozzle edge, 470, 471 ... Upper half horizontal joint surface, 480 ... Ground seal part, 481 ... Lower half ground seal bore, 482 ... Upper half ground seal bore, 492 ... Lower half seal bore edge, 494 ... Lower half seal Bore edge.
Claims (9)
下半水平継手面、内周面および前記下半水平継手面と前記内周面との境に下半ノズルエッジを有する下半ノズル部と、上半水平継手面を有し、前記上半水平継手面と前記下半水平継手面とを当接させて前記下半ノズル部上に取り付けられる上半ノズル部とを備え、前記ケーシング内に設けられるノズル部と、
前記ノズル部の内部を貫通して設けられるロータと、
前記ノズル部の内周側に設けられ、前記ノズル部と前記ロータとの間の間隙をシールするシールセグメントを有するシール部と、
下半油切り、下半オイルボア水平継手面、内周面、および前記下半オイルボア水平継手面と前記内周面との境に下半オイルボアエッジを有する下半オイルボアと、上半油切り、上半オイルボア水平継手面を有し、前記上半オイルボア水平継手面と前記下半オイルボア水平継手面とを当接させて前記下半オイルボア上に取り付けられる上半オイルボアとを備え、前記ロータの一端側および他端側に設けられた油切り部と
を備え、
前記ノズル部を前記ロータの軸方向に複数段備える回転機器のシール間隙評価方法であって、
(1)前記回転機器の分解工程における前記上半油切り、前記下半油切りおよび前記上半オイルボアを取り外した状態において、
(M1)
一端側および他端側の前記下半オイルボアにおいて、前記下半オイルボアエッジと前記ロータとの水平方向の間隙を計測する工程と、
一端側および他端側の前記下半オイルボアにおいて、前記下半オイルボアエッジ間の中心から鉛直下方向の前記下半オイルボアの内周面と、前記ロータとの間隙を計測する工程と、
(2)前記回転機器の分解工程における、前記上半ケーシング、前記上半ノズル部、前記ロータおよび前記シールセグメントを取り外した状態において、
(M2)
各前記下半ノズル部において、各前記下半ノズルエッジの位置座標を得る工程と、
各前記下半ノズル部における、前記下半ノズル部の内周面の最低部における位置座標を計測する工程と、
(M3)
一端側および他端側の前記下半オイルボアにおいて、各前記下半オイルボアエッジの位置座標を得る工程と、
一端側および他端側の前記下半オイルボアの内周面の最低部における位置座標を計測する工程と、
(M4)
水平方向位置に配置される前記シールセグメントおよび鉛直方向位置に配置される前記シールセグメントの、前記ノズル部の内周面から前記ロータ側への突出長さを計測する工程と、
(M5)
前記上半ノズル部の前記上半水平継手面と同一平面から前記上半ノズル部の内周面の最高部までの高さを計測する工程と、
(C1)
各前記下半ノズル部において、各前記下半ノズルエッジの位置座標に基づいて、前記下半ノズルエッジ間の距離を算出する工程と、
各前記下半ノズル部において、各前記下半ノズルエッジの位置座標および前記下半ノズル部の内周面の最低部における位置座標に基づいて、前記下半ノズル部の内周面の半径を算出する工程と、
(C2)
一端側および他端側の前記下半オイルボアにおいて、前記下半オイルボアエッジと前記ロータとの水平方向の間隙、前記下半オイルボアエッジの位置座標、前記下半オイルボアの内周面の最低部における位置座標、前記下半オイルボアの内周面の最低部と前記ロータとの間隙に基づいて、前記下半オイルボアにおける前記ロータの中心の水平方向および鉛直方向の偏芯量を算出する工程と、
一端側における前記ロータの中心の偏芯量、他端側における前記ロータの中心の偏芯量、および前記ロータの中心軸方向における撓み量に基づいて、各前記ノズル部における前記ロータの中心の偏芯量を算出する工程と、
(C3)
各前記ノズル部において、前記下半ノズルエッジ間の距離、前記シールセグメントの突出長さ、前記ロータのロータ径および前記ロータの中心の偏芯量に基づいて、前記シールセグメントと前記ロータとの水平方向の間隙を算出する工程と、
(C4)
各前記ノズル部において、前記下半ノズル部の内周面の半径、前記シールセグメントの突出長さ、前記ロータのロータ径および前記ロータの中心の偏芯量に基づいて、前記下半ノズル部の内周面の最低部と前記ロータとの鉛直方向の間隙を算出する工程と、
(C5)
各前記ノズル部において、前記上半ノズル部の内周面の最高部までの高さ、前記シールセグメントの突出長さ、前記ロータのロータ径および前記ロータの中心の偏芯量に基づいて、前記上半ノズル部の内周面の最高部と前記ロータとの鉛直方向の間隙を算出する工程と
を備えることを特徴とする回転機器のシール間隙評価方法。 A casing having a lower half casing and an upper half casing installed on the lower half casing,
The lower half horizontal joint surface, the inner peripheral surface, and the lower half nozzle portion having a lower half nozzle edge at the boundary between the lower half horizontal joint surface and the inner peripheral surface, and the upper half horizontal joint surface having the upper half horizontal joint surface. A nozzle portion provided in the casing and provided with an upper half nozzle portion mounted on the lower half nozzle portion by bringing the joint surface and the lower half horizontal joint surface into contact with each other.
A rotor provided through the inside of the nozzle portion and
A seal portion provided on the inner peripheral side of the nozzle portion and having a seal segment for sealing the gap between the nozzle portion and the rotor, and a seal portion.
Lower half oil drain, lower half oil bore horizontal joint surface, inner peripheral surface, lower half oil bore having a lower half oil bore edge at the boundary between the lower half oil bore horizontal joint surface and the inner peripheral surface, and upper half oil drain, It has an upper half oil bore horizontal joint surface, and includes an upper half oil bore that is attached on the lower half oil bore by bringing the upper half oil bore horizontal joint surface into contact with the lower half oil bore horizontal joint surface, and one end of the rotor. Equipped with oil drains provided on the side and the other end,
A method for evaluating a seal gap of a rotating device in which the nozzle portion is provided in a plurality of stages in the axial direction of the rotor.
(1) In a state where the upper half oil drain, the lower half oil drain, and the upper half oil bore are removed in the disassembling step of the rotating device.
(M1)
A step of measuring the horizontal gap between the lower half oil bore edge and the rotor in the lower half oil bores on one end side and the other end side.
A step of measuring the gap between the inner peripheral surface of the lower half oil bore in the direction vertically downward from the center between the lower half oil bore edges and the rotor in the lower half oil bores on one end side and the other end side.
(2) In a state in which the upper half casing, the upper half nozzle portion, the rotor, and the seal segment are removed in the disassembling step of the rotating device.
(M2)
In each of the lower half nozzle portions, a step of obtaining the position coordinates of each of the lower half nozzle edges, and
A step of measuring the position coordinates of the lower half nozzle portion at the lowest portion of the inner peripheral surface of the lower half nozzle portion, and
(M3)
In the lower half oil bores on one end side and the other end side, a step of obtaining the position coordinates of each lower half oil bore edge, and
The process of measuring the position coordinates at the lowest part of the inner peripheral surface of the lower half oil bore on one end side and the other end side, and
(M4)
A step of measuring the protrusion length of the seal segment arranged at the horizontal position and the seal segment arranged at the vertical position from the inner peripheral surface of the nozzle portion toward the rotor side.
(M5)
A step of measuring the height of the upper half nozzle portion from the same plane as the upper half horizontal joint surface to the highest portion of the inner peripheral surface of the upper half nozzle portion.
(C1)
In each of the lower half nozzle portions, a step of calculating the distance between the lower half nozzle edges based on the position coordinates of each of the lower half nozzle edges, and
In each lower half nozzle portion, the radius of the inner peripheral surface of the lower half nozzle portion is calculated based on the position coordinates of each lower half nozzle edge and the position coordinates at the lowest portion of the inner peripheral surface of the lower half nozzle portion. And the process to do
(C2)
In the lower half oil bores on one end side and the other end side, the horizontal gap between the lower half oil bore edge and the rotor, the position coordinates of the lower half oil bore edge, and the lowest portion of the inner peripheral surface of the lower half oil bore. The step of calculating the horizontal and vertical eccentricity of the center of the rotor in the lower half oil bore based on the position coordinates in the lower half oil bore and the gap between the lowermost portion of the inner peripheral surface of the lower half oil bore and the rotor.
The deviation of the center of the rotor in each nozzle portion based on the amount of eccentricity of the center of the rotor on one end side, the amount of eccentricity of the center of the rotor on the other end side, and the amount of deflection in the central axis direction of the rotor. The process of calculating the core amount and
(C3)
In each nozzle portion, the seal segment and the rotor are horizontal based on the distance between the lower half nozzle edges, the protruding length of the seal segment, the rotor diameter of the rotor, and the amount of eccentricity at the center of the rotor. The process of calculating the gap in the direction and
(C4)
In each nozzle portion, the lower half nozzle portion is based on the radius of the inner peripheral surface of the lower half nozzle portion, the protruding length of the seal segment, the rotor diameter of the rotor, and the eccentricity of the center of the rotor. The process of calculating the vertical gap between the lowest part of the inner peripheral surface and the rotor, and
(C5)
In each nozzle portion, the height to the highest portion of the inner peripheral surface of the upper half nozzle portion, the protruding length of the seal segment, the rotor diameter of the rotor, and the eccentricity amount of the center of the rotor are used. sealing gap evaluation method of the rotating device, characterized in that it comprises a step of calculating a vertical clearance of the highest portion of the inner peripheral surface of the upper half nozzle portion and said rotor.
最低部とは異なる位置での位置座標を計測した場合、前記ロータの軸方向から前記下半ノズルを見たときの前記異なる位置の水平方向のずれ量に基づいて、鉛直方向の位置座標を最低部における位置座標に修正する工程を備えることを特徴とする請求項1記載の回転機器のシール間隙評価方法。 When measuring the position coordinates of the lower half nozzle portion at the lowest portion of the inner peripheral surface of the lower half nozzle portion,
When the position coordinates at a position different from the lowest part are measured, the vertical position coordinates are set to the lowest based on the amount of horizontal deviation of the different positions when the lower half nozzle is viewed from the axial direction of the rotor. The method for evaluating a seal gap of a rotating device according to claim 1, further comprising a step of correcting the position coordinates in the unit.
下半水平継手面、内周面および前記下半水平継手面と前記内周面との境に下半ノズルエッジを有する下半ノズル部と、上半水平継手面を有し、前記上半水平継手面と前記下半水平継手面とを当接させて前記下半ノズル部上に取り付けられる上半ノズル部とを備え、前記ケーシング内に設けられるノズル部と、
前記ノズル部の内部を貫通して設けられるロータと、
前記ノズル部の内周側に設けられ、前記ノズル部と前記ロータとの間の間隙をシールするシールセグメントを有するシール部と、
下半油切り、下半オイルボア水平継手面、内周面、および前記下半オイルボア水平継手面と前記内周面との境に下半オイルボアエッジを有する下半オイルボアと、上半油切り、上半オイルボア水平継手面を有し、前記上半オイルボア水平継手面と前記下半オイルボア水平継手面とを当接させて前記下半オイルボア上に取り付けられる上半オイルボアとを備え、前記ロータの一端側および他端側に設けられた油切り部と
を備え、
前記ノズル部を前記ロータの軸方向に複数段備える回転機器のシール間隙評価方法であって、
(1)前記回転機器の分解工程における前記上半油切り、前記下半油切りおよび前記上半オイルボアを取り外した状態において、
(M1)
一端側および他端側の前記下半オイルボアにおいて、前記下半オイルボアエッジと前記ロータとの水平方向の間隙を計測する工程と、
一端側および他端側の前記下半オイルボアにおいて、前記下半オイルボアエッジ間の中心から鉛直下方向の前記下半オイルボアの内周面と、前記ロータとの間隙を計測する工程と、
(2)前記回転機器の分解工程における、前記上半ケーシング、前記上半ノズル部、前記ロータおよび前記シールセグメントを取り外した状態において、
(M2A)
各前記下半ノズル部において、各前記下半ノズルエッジの位置座標を得る工程と、
(M6)
前記下半ノズル部の前記下半水平継手面と同一平面から前記下半ノズル部の内周面の最低部までの高さを計測する工程と、
(M3)
一端側および他端側の前記下半オイルボアにおいて、各前記下半オイルボアエッジの位置座標を得る工程と、
一端側および他端側の前記下半オイルボアの内周面の最低部における位置座標を計測する工程と、
(M4)
水平方向位置に配置される前記シールセグメントおよび鉛直方向位置に配置される前記シールセグメントの、前記ノズル部の内周面から前記ロータ側への突出長さを計測する工程と、
(M5)
前記上半ノズル部の前記上半水平継手面と同一平面から前記上半ノズル部の内周面の最高部までの高さを計測する工程と、
(C1A)
各前記下半ノズル部において、各前記下半ノズルエッジの位置座標に基づいて、前記下半ノズルエッジ間の距離を算出する工程と、
(C2)
一端側および他端側の前記下半オイルボアにおいて、前記下半オイルボアエッジと前記ロータとの水平方向の間隙、前記下半オイルボアエッジの位置座標、前記下半オイルボアの内周面の最低部における位置座標、前記下半オイルボアの内周面の最低部と前記ロータとの間隙に基づいて、前記下半オイルボアにおける前記ロータの中心の水平方向および鉛直方向の偏芯量を算出する工程と、
一端側における前記ロータの中心の偏芯量、他端側における前記ロータの中心の偏芯量、および前記ロータの中心軸方向における撓み量に基づいて、各前記ノズル部における前記ロータの中心の偏芯量を算出する工程と、
(C3)
各前記ノズル部において、前記下半ノズルエッジ間の距離、前記シールセグメントの突出長さ、前記ロータのロータ径および前記ロータの中心の偏芯量に基づいて、前記シールセグメントと前記ロータとの水平方向の間隙を算出する工程と、
(C4A)
各前記ノズル部において、前記下半ノズル部の内周面の最低部までの高さ、前記シールセグメントの突出長さ、前記ロータのロータ径および前記ロータの中心の偏芯量に基づいて、前記下半ノズル部の内周面の最低部と前記ロータとの鉛直方向の間隙を算出する工程と、
(C5)
各前記ノズル部において、前記上半ノズル部の内周面の最高部までの高さ、前記シールセグメントの突出長さ、前記ロータのロータ径および前記ロータの中心の偏芯量に基づいて、前記上半ノズル部の内周面の最高部と前記ロータとの鉛直方向の間隙を算出する工程と
を備えることを特徴とする回転機器のシール間隙評価方法。 A casing having a lower half casing and an upper half casing installed on the lower half casing,
The lower half horizontal joint surface, the inner peripheral surface, and the lower half nozzle portion having a lower half nozzle edge at the boundary between the lower half horizontal joint surface and the inner peripheral surface, and the upper half horizontal joint surface having the upper half horizontal joint surface. A nozzle portion provided in the casing and provided with an upper half nozzle portion mounted on the lower half nozzle portion by bringing the joint surface and the lower half horizontal joint surface into contact with each other.
A rotor provided through the inside of the nozzle portion and
A seal portion provided on the inner peripheral side of the nozzle portion and having a seal segment for sealing the gap between the nozzle portion and the rotor, and a seal portion.
Lower half oil drain, lower half oil bore horizontal joint surface, inner peripheral surface, lower half oil bore having a lower half oil bore edge at the boundary between the lower half oil bore horizontal joint surface and the inner peripheral surface, and upper half oil drain, It has an upper half oil bore horizontal joint surface, and includes an upper half oil bore that is attached on the lower half oil bore by bringing the upper half oil bore horizontal joint surface into contact with the lower half oil bore horizontal joint surface, and one end of the rotor. Equipped with oil drains provided on the side and the other end,
A method for evaluating a seal gap of a rotating device in which the nozzle portion is provided in a plurality of stages in the axial direction of the rotor.
(1) In a state where the upper half oil drain, the lower half oil drain, and the upper half oil bore are removed in the disassembling step of the rotating device.
(M1)
A step of measuring the horizontal gap between the lower half oil bore edge and the rotor in the lower half oil bores on one end side and the other end side.
A step of measuring the gap between the inner peripheral surface of the lower half oil bore in the direction vertically downward from the center between the lower half oil bore edges and the rotor in the lower half oil bores on one end side and the other end side.
(2) In a state in which the upper half casing, the upper half nozzle portion, the rotor, and the seal segment are removed in the disassembling step of the rotating device.
(M2A)
In each of the lower half nozzle portions, a step of obtaining the position coordinates of each of the lower half nozzle edges, and
(M6)
A step of measuring the height of the lower half nozzle portion from the same plane as the lower half horizontal joint surface to the lowest portion of the inner peripheral surface of the lower half nozzle portion.
(M3)
In the lower half oil bores on one end side and the other end side, a step of obtaining the position coordinates of each lower half oil bore edge, and
The process of measuring the position coordinates at the lowest part of the inner peripheral surface of the lower half oil bore on one end side and the other end side, and
(M4)
A step of measuring the protrusion length of the seal segment arranged at the horizontal position and the seal segment arranged at the vertical position from the inner peripheral surface of the nozzle portion toward the rotor side.
(M5)
A step of measuring the height of the upper half nozzle portion from the same plane as the upper half horizontal joint surface to the highest portion of the inner peripheral surface of the upper half nozzle portion.
(C1A)
In each of the lower half nozzle portions, a step of calculating the distance between the lower half nozzle edges based on the position coordinates of each of the lower half nozzle edges, and
(C2)
In the lower half oil bores on one end side and the other end side, the horizontal gap between the lower half oil bore edge and the rotor, the position coordinates of the lower half oil bore edge, and the lowest portion of the inner peripheral surface of the lower half oil bore. The step of calculating the horizontal and vertical eccentricity of the center of the rotor in the lower half oil bore based on the position coordinates in the lower half oil bore and the gap between the lowermost portion of the inner peripheral surface of the lower half oil bore and the rotor.
The deviation of the center of the rotor in each nozzle portion based on the amount of eccentricity of the center of the rotor on one end side, the amount of eccentricity of the center of the rotor on the other end side, and the amount of deflection in the central axis direction of the rotor. The process of calculating the core amount and
(C3)
In each nozzle portion, the seal segment and the rotor are horizontal based on the distance between the lower half nozzle edges, the protruding length of the seal segment, the rotor diameter of the rotor, and the amount of eccentricity at the center of the rotor. The process of calculating the gap in the direction and
(C4A)
In each nozzle portion, the height to the lowest portion of the inner peripheral surface of the lower half nozzle portion, the protruding length of the seal segment, the rotor diameter of the rotor, and the eccentricity amount of the center of the rotor are used. A process of calculating the vertical gap between the lowest portion of the inner peripheral surface of the lower half nozzle portion and the rotor, and
(C5)
In each nozzle portion, the height to the highest portion of the inner peripheral surface of the upper half nozzle portion, the protruding length of the seal segment, the rotor diameter of the rotor, and the eccentricity amount of the center of the rotor are used. sealing gap evaluation method of the rotating device, characterized in that it comprises a step of calculating a vertical clearance of the highest portion of the inner peripheral surface of the upper half nozzle portion and said rotor.
左右の前記下半ノズルエッジの位置座標を得る工程が、
各前記下半ノズル部において、左右のそれぞれの前記下半水平継手面上の一点における位置座標を計測する工程と、
各前記下半ノズル部において、左右のそれぞれの、前記下半ノズルエッジの近傍の前記下半ノズル部の内周面上の一点における位置座標を計測する工程と、
前記下半水平継手面上の位置座標および前記下半ノズル部の内周面上の位置座標に基づいて、左右の前記下半ノズルエッジの位置座標を算出する工程と
を備え、
前記ロータの軸方向から前記下半オイルボアを見たときに、
一端側および他端側の前記下半オイルボアにおいて、左右のそれぞれの前記下半オイルボアエッジの位置座標を得る工程が、
一端側および他端側の前記下半オイルボアにおいて、左右のそれぞれの、前記下半オイルボア水平継手面上の一点における位置座標を計測する工程と、
一端側および他端側の前記下半オイルボアにおいて、左右のそれぞれの、前記下半オイルボアエッジの近傍の前記下半オイルボアの内周面上の一点における位置座標を計測する工程と、
前記下半オイルボア水平継手面上の位置座標および前記下半オイルボアの内周面上の位置座標に基づいて、一端側の前記下半オイルボアにおける左右の前記下半オイルボアエッジの位置座標および他端側の前記下半オイルボアにおける左右の前記下半オイルボアエッジの位置座標を算出する工程と
を備えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載の回転機器のシール間隙評価方法。 When the lower half nozzle portion is viewed from the axial direction of the rotor,
The process of obtaining the position coordinates of the left and right lower half nozzle edges is
In each of the lower half nozzle portions, a step of measuring the position coordinates at one point on the left and right lower half horizontal joint surfaces, and
A step of measuring the position coordinates at one point on the inner peripheral surface of the lower half nozzle portion in the vicinity of the lower half nozzle edge on each of the left and right lower half nozzle portions.
A step of calculating the position coordinates of the left and right lower half nozzle edges based on the position coordinates on the lower half horizontal joint surface and the position coordinates on the inner peripheral surface of the lower half nozzle portion is provided.
When the lower half oil bore is viewed from the axial direction of the rotor,
In the lower half oil bores on one end side and the other end side, the step of obtaining the position coordinates of the left and right lower half oil bore edges is
In the lower half oil bores on one end side and the other end side, the steps of measuring the position coordinates at one point on the horizontal joint surface of the lower half oil bores on the left and right, respectively.
A step of measuring the position coordinates at one point on the inner peripheral surface of the lower half oil bore in the vicinity of the lower half oil bore edge on each of the left and right sides of the lower half oil bore on one end side and the other end side.
Based on the position coordinates on the horizontal joint surface of the lower half oil bore and the position coordinates on the inner peripheral surface of the lower half oil bore, the position coordinates and the other end of the left and right lower half oil bore edges in the lower half oil bore on one end side. The method for evaluating a seal gap of a rotating device according to any one of claims 1 to 3, further comprising a step of calculating the position coordinates of the left and right lower half oil bore edges in the lower half oil bore on the side.
下半水平継手面、内周面および前記下半水平継手面と前記内周面との境に下半ノズルエッジを有する下半ノズル部と、上半水平継手面を有し、前記上半水平継手面と前記下半水平継手面とを当接させて前記下半ノズル部上に取り付けられる上半ノズル部とを備え、前記ケーシング内に設けられるノズル部と、
前記ノズル部の内部を貫通して設けられるロータと、
前記ノズル部の内周側に設けられ、前記ノズル部と前記ロータとの間の間隙をシールするシールセグメントを有するシール部と、
下半油切り、下半オイルボア水平継手面、内周面、および前記下半オイルボア水平継手面と前記内周面との境に下半オイルボアエッジを有する下半オイルボアと、上半油切り、上半オイルボア水平継手面を有し、前記上半オイルボア水平継手面と前記下半オイルボア水平継手面とを当接させて前記下半オイルボア上に取り付けられる上半オイルボアとを備え、前記ロータの一端側および他端側に設けられた油切り部と
を備え、
前記ノズル部を前記ロータの軸方向に複数段備える回転機器のシール間隙評価方法であって、
(1)前記回転機器の分解工程における前記上半油切り、前記下半油切りおよび前記上半オイルボアを取り外した状態において、
(M1)
一端側および他端側の前記下半オイルボアにおいて、前記下半オイルボアエッジと前記ロータとの水平方向の間隙を計測する工程と、
一端側および他端側の前記下半オイルボアにおいて、前記下半オイルボアエッジ間の中心から鉛直下方向の前記下半オイルボアの内周面と、前記ロータとの間隙を計測する工程と、
(2)前記回転機器の分解工程における、前記上半ケーシング、前記上半ノズル部を取り外した状態において、
(N2)
前記ロータの軸方向から前記下半ノズル部を見たときに、各前記下半ノズル部において、前記シールセグメントと前記ロータとの水平方向の間隙を計測する工程と、
(3)前記回転機器の分解工程における、前記上半ケーシング、前記上半ノズル部、前記ロータおよび前記シールセグメントを取り外した状態において、
(M2B)
各前記下半ノズル部において、左右のそれぞれの前記下半水平継手面上の一点における位置座標を計測する工程と、
(M6)
前記下半ノズル部の前記下半水平継手面と同一平面から前記下半ノズル部の内周面の最低部までの高さを計測する工程と、
(M7)
各前記下半ノズル部において、前記下半ノズルエッジ間の間隙を計測する工程と、
(M3)
一端側および他端側の前記下半オイルボアにおいて、各前記下半オイルボアエッジの位置座標を得る工程と、
一端側および他端側の前記下半オイルボアの内周面の最低部における位置座標を計測する工程と、
(M4)
水平方向位置に配置される前記シールセグメントおよび鉛直方向位置に配置される前記シールセグメントの、前記ノズル部の内周面から前記ロータ側への突出長さを計測する工程と、
(M5)
前記上半ノズル部の前記上半水平継手面と同一平面から前記上半ノズル部の内周面の最高部までの高さを計測する工程と、
(C2)
一端側および他端側の前記下半オイルボアにおいて、前記下半オイルボアエッジと前記ロータとの水平方向の間隙、前記下半オイルボアエッジの位置座標、前記下半オイルボアの内周面の最低部における位置座標、前記下半オイルボアの内周面の最低部と前記ロータとの間隙に基づいて、前記下半オイルボアにおける前記ロータの中心の水平方向および鉛直方向の偏芯量を算出する工程と、
一端側における前記ロータの中心の偏芯量、他端側における前記ロータの中心の偏芯量、および前記ロータの中心軸方向における撓み量に基づいて、各前記ノズル部における前記ロータの中心の偏芯量を算出する工程と、
(C4A)
各前記ノズル部において、前記下半ノズル部の内周面の最低部までの高さ、前記シールセグメントの突出長さ、前記ロータのロータ径および前記ロータの中心の偏芯量に基づいて、前記下半ノズル部の内周面の最低部と前記ロータとの鉛直方向の間隙を算出する工程と、
(C5)
各前記ノズル部において、前記上半ノズル部の内周面の最高部までの高さ、前記シールセグメントの突出長さ、前記ロータのロータ径および前記ロータの中心の偏芯量に基づいて、前記上半ノズル部の内周面の最高部と前記ロータとの鉛直方向の間隙を算出する工程と
を備えることを特徴とする回転機器のシール間隙評価方法。 A casing having a lower half casing and an upper half casing installed on the lower half casing,
The lower half horizontal joint surface, the inner peripheral surface, and the lower half nozzle portion having a lower half nozzle edge at the boundary between the lower half horizontal joint surface and the inner peripheral surface, and the upper half horizontal joint surface having the upper half horizontal joint surface. A nozzle portion provided in the casing and provided with an upper half nozzle portion mounted on the lower half nozzle portion by bringing the joint surface and the lower half horizontal joint surface into contact with each other.
A rotor provided through the inside of the nozzle portion and
A seal portion provided on the inner peripheral side of the nozzle portion and having a seal segment for sealing the gap between the nozzle portion and the rotor, and a seal portion.
Lower half oil drain, lower half oil bore horizontal joint surface, inner peripheral surface, lower half oil bore having a lower half oil bore edge at the boundary between the lower half oil bore horizontal joint surface and the inner peripheral surface, and upper half oil drain, It has an upper half oil bore horizontal joint surface, and includes an upper half oil bore that is attached on the lower half oil bore by bringing the upper half oil bore horizontal joint surface into contact with the lower half oil bore horizontal joint surface, and one end of the rotor. Equipped with oil drains provided on the side and the other end,
A method for evaluating a seal gap of a rotating device in which the nozzle portion is provided in a plurality of stages in the axial direction of the rotor.
(1) In a state where the upper half oil drain, the lower half oil drain, and the upper half oil bore are removed in the disassembling step of the rotating device.
(M1)
A step of measuring the horizontal gap between the lower half oil bore edge and the rotor in the lower half oil bores on one end side and the other end side.
A step of measuring the gap between the inner peripheral surface of the lower half oil bore in the direction vertically downward from the center between the lower half oil bore edges and the rotor in the lower half oil bores on one end side and the other end side.
(2) In the state where the upper half casing and the upper half nozzle portion are removed in the disassembling step of the rotating device,
(N2)
When the lower half nozzle portion is viewed from the axial direction of the rotor, the step of measuring the horizontal gap between the seal segment and the rotor in each of the lower half nozzle portions, and the step of measuring the gap in the horizontal direction.
(3) In a state in which the upper half casing, the upper half nozzle portion, the rotor, and the seal segment are removed in the disassembling step of the rotating device.
(M2B)
In each of the lower half nozzle portions, a step of measuring the position coordinates at one point on the left and right lower half horizontal joint surfaces, and
(M6)
A step of measuring the height of the lower half nozzle portion from the same plane as the lower half horizontal joint surface to the lowest portion of the inner peripheral surface of the lower half nozzle portion.
(M7)
In each of the lower half nozzle portions, a step of measuring the gap between the lower half nozzle edges and
(M3)
In the lower half oil bores on one end side and the other end side, a step of obtaining the position coordinates of each lower half oil bore edge, and
The process of measuring the position coordinates at the lowest part of the inner peripheral surface of the lower half oil bore on one end side and the other end side, and
(M4)
A step of measuring the protrusion length of the seal segment arranged at the horizontal position and the seal segment arranged at the vertical position from the inner peripheral surface of the nozzle portion toward the rotor side.
(M5)
A step of measuring the height of the upper half nozzle portion from the same plane as the upper half horizontal joint surface to the highest portion of the inner peripheral surface of the upper half nozzle portion.
(C2)
In the lower half oil bores on one end side and the other end side, the horizontal gap between the lower half oil bore edge and the rotor, the position coordinates of the lower half oil bore edge, and the lowest portion of the inner peripheral surface of the lower half oil bore. The step of calculating the horizontal and vertical eccentricity of the center of the rotor in the lower half oil bore based on the position coordinates in the lower half oil bore and the gap between the lowermost portion of the inner peripheral surface of the lower half oil bore and the rotor.
The deviation of the center of the rotor in each nozzle portion based on the amount of eccentricity of the center of the rotor on one end side, the amount of eccentricity of the center of the rotor on the other end side, and the amount of deflection in the central axis direction of the rotor. The process of calculating the core amount and
(C4A)
In each nozzle portion, the height to the lowest portion of the inner peripheral surface of the lower half nozzle portion, the protruding length of the seal segment, the rotor diameter of the rotor, and the eccentricity amount of the center of the rotor are used. A process of calculating the vertical gap between the lowest portion of the inner peripheral surface of the lower half nozzle portion and the rotor, and
(C5)
In each nozzle portion, the height to the highest portion of the inner peripheral surface of the upper half nozzle portion, the protruding length of the seal segment, the rotor diameter of the rotor, and the eccentricity amount of the center of the rotor are used. sealing gap evaluation method of the rotating device, characterized in that it comprises a step of calculating a vertical clearance of the highest portion of the inner peripheral surface of the upper half nozzle portion and said rotor.
一端側および他端側の前記下半オイルボアにおいて、左右のそれぞれの前記下半オイルボアエッジの位置座標を得る工程が、
一端側および他端側の前記下半オイルボアにおいて、左右のそれぞれの、前記下半オイルボア水平継手面上の一点における位置座標を計測する工程と、
一端側および他端側の前記下半オイルボアにおいて、左右のそれぞれの、前記下半オイルボアエッジの近傍の前記下半オイルボアの内周面上の一点における位置座標を計測する工程と、
前記下半オイルボア水平継手面上の位置座標および前記下半オイルボアの内周面上の位置座標に基づいて、一端側の前記下半オイルボアにおける左右の前記下半オイルボアエッジの位置座標および他端側の前記下半オイルボアにおける左右の前記下半オイルボアエッジの位置座標を算出する工程と
を備えることを特徴とする請求項5記載の回転機器のシール間隙評価方法。 When the lower half oil bore is viewed from the axial direction of the rotor,
In the lower half oil bores on one end side and the other end side, the step of obtaining the position coordinates of the left and right lower half oil bore edges is
In the lower half oil bores on one end side and the other end side, the steps of measuring the position coordinates at one point on the horizontal joint surface of the lower half oil bores on the left and right, respectively.
A step of measuring the position coordinates at one point on the inner peripheral surface of the lower half oil bore in the vicinity of the lower half oil bore edge on each of the left and right sides of the lower half oil bore on one end side and the other end side.
Based on the position coordinates on the horizontal joint surface of the lower half oil bore and the position coordinates on the inner peripheral surface of the lower half oil bore, the position coordinates and the other end of the left and right lower half oil bore edges in the lower half oil bore on one end side. The method for evaluating a seal gap of a rotating device according to claim 5, further comprising a step of calculating the position coordinates of the left and right lower half oil bore edges in the lower half oil bore on the side.
前記回転機器の分解工程における、前記上半ケーシングおよび前記上半ノズル部を取り外した状態において、
(N1)
各前記下半ノズル部において、前記シールセグメントと前記ロータとの水平方向の間隙を計測する工程と、
(C6)
前記下半ノズルエッジ間の距離、前記シールセグメントの突出長さ、水平方向における前記シールセグメントと前記ロータとの間隙に基づいて、前記ロータのロータ径を算出する工程とをさらに備えることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項記載の回転機器のシール間隙評価方法。 When the rotor diameter of the rotor in each nozzle portion is unknown,
In the state where the upper half casing and the upper half nozzle portion are removed in the disassembling step of the rotating device,
(N1)
A step of measuring the horizontal gap between the seal segment and the rotor in each lower half nozzle portion, and
(C6)
It is further provided with a step of calculating the rotor diameter of the rotor based on the distance between the lower half nozzle edges, the protruding length of the seal segment, and the gap between the seal segment and the rotor in the horizontal direction. The method for evaluating a seal gap of a rotating device according to any one of claims 1 to 4.
前記下半ノズルエッジ間の距離、前記シールセグメントの突出長さ、水平方向における前記シールセグメントと前記ロータとの間隙に基づいて、前記ロータのロータ径を算出する工程をさらに備えることを特徴とする請求項5または6記載の回転機器のシール間隙評価方法。 When the rotor diameter of the rotor in each nozzle portion is unknown,
A step of calculating the rotor diameter of the rotor based on the distance between the lower half nozzle edges, the protruding length of the seal segment, and the gap between the seal segment and the rotor in the horizontal direction is further provided. The method for evaluating a seal gap of a rotating device according to claim 5 or 6.
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