JP6841735B2 - 判定装置、判定方法および判定プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、判定装置、判定方法および判定プログラムに関する。
オンラインテストや有資格者のみが操作可能な作業等、操作者が誰であるかが重要となるシーンにおいて、ログイン時の被認証者が引き続き操作したことが保証される必要がある。
例えば、キーボード打鍵時のキー入力ログデータと、操作者の手首に装着されたセンサの加速度データとから推定される打鍵のタイミングを照合することにより、キー入力操作者の本人性を保証する技術が開示されている(非特許文献1参照)。また、ウェアラブル装置に取り付けられた脈波センサや近接センサを用いて、ウェアラブル装置の装着状態を判定する技術が開示されている(特許文献1参照)。
特開2017−41199号公報
鈴木晴佳、松林勝、高橋元、藤村香央里、中村亨、大田幸由、"加速度センサを用いたキー入力の本人性保証についての検討"、2017年電子情報通信学会総合大会 情報・システム講演論文集1、2017年3月、pp.106
しかしながら、操作者が加速度センサつきのウェアラブル装置を手首にゆるく装着するなど適切に装着していない場合に、加速度の分散が大きくなったり、加速度のピークとキー入力のイベントログの時刻とがずれたりして、本人性保証の精度が低下する。また、ウェアラブル装置に装着状態を判定する生体センサや近接センサを取り付けると、ウェアラブル装置が高価になったり消費電力が増加したりする。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、センサの装着状態を容易に判定してキー入力の操作者が被認証者本人か否かを高精度に判定することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る判定装置は、装着者の手または腕の動きを計測するセンサから送信された、前記センサの装着者の手または腕の動きを示すセンサデータを受け付けるデータ受信部と、前記センサデータを時系列で記録するセンサデータ記録部と、ユーザ端末へのキー入力における入力時刻および入力値をキー操作ログとして記録するキー操作ログ記録部と、各時刻における前記キー操作ログおよび前記センサデータの特徴量を算出する特徴量算出部と、前記センサの装着状態が適切であるときの前記キー操作ログおよび前記センサデータの特徴量と、前記センサの装着状態が不適切であるときの前記キー操作ログおよび前記センサデータの特徴量とを教師データとして学習することにより、前記各時刻における前記キー操作ログおよび前記センサデータの特徴量から、前記センサの装着状態が適切か不適切かを分類する分類器と、所定の期間において、前記分類器が分類した各時刻における前記センサの装着状態が適切である割合を算出し、該割合が所定の閾値以上である場合、前記センサの装着状態が適切かつ前記ユーザ端末へのキー入力の操作者が前記センサの装着者であると判定し、該割合が所定の閾値未満である場合、前記センサの装着状態が不適切と判定する判定部と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、センサの装着状態を容易に判定してキー入力の操作者が被認証者本人か否かを高精度に判定することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る判定装置を含む判定システムの概略構成を例示する模式図である。 図2は、各時刻におけるキー操作ログおよび加速度データの一例を示す図である。 図3は、各時刻におけるキー操作ログおよび加速度データの特徴量と、センサの装着状態とを対応付けたデータの一例を示す図である。 図4は、分類器作成処理手順を示すフローチャートである。 図5は、判定システムにおける同一人物性判定処理手順を示すシーケンス図である。 図6は、判定装置における同一人物性判定処理手順を示すフローチャートである。 図7は、判定プログラムを実行するコンピュータを例示する図である。
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態を詳細に説明する。なお、この実施形態により本発明が限定されるものではない。また、図面の記載において、同一部分には同一の符号を付して示している。
[判定システムの構成]
まず、図1を参照して、本実施形態に係る判定装置を含む判定システムの概略構成について説明する。図1に示すように、判定システム1は、入力装置10と、センサ20と、判定装置であるユーザ端末30とを備える。
入力装置10は、ユーザ端末30へのキー操作(キー入力)を受け付ける。この入力装置10は、例えば、キーボードで実現される。入力装置10は、例えば、タッチパネル等のようにユーザ端末30と一体となって構成されていてもよい。
センサ20は、いわゆるウェアラブル端末で実現され、当該センサ20の装着者すなわちユーザの手または腕の動きを計測する。このセンサ20は、例えば、ユーザの手または腕に装着される加速度センサや、ユーザの手または腕の筋肉の活動電位(EMG)を取得するEMG装置等で実現される。以下では、センサ20は、例えば、生体認証や、センサ20の装着者の対面での確認等により、正当なユーザである本人に装着されていることが確認されているものとする。
また、このセンサ20の形状は、リストバンド型であってもよいし、グローブ型であってもよい。さらに、センサ20は、ユーザの片手に装着されてもよいし、両手に装着されてもよい。以下では、センサ20は、ユーザの片手に装着されるリストバンド型の加速度センサであって、ユーザの手または腕のX,Y,Z軸方向の加速度成分を計測する場合について説明する。
ユーザ端末30は、ユーザのキー操作に基づいて様々な処理を実行する。このユーザ端末30は、例えば、ユーザ端末30へのキー入力における入力時刻および入力値をキー操作ログとして記録する。また、ユーザ端末30は、センサ20からセンサデータとして加速度データを取得する。そして、ユーザ端末30は、センサ20の装着状態が適切であるときの入力装置10のキー操作ログとセンサ20の加速度データとの特徴量により、センサ20の装着者とキー入力の操作者との人物の同一性判定を行う。
ここで、ユーザ端末30は、事前に、正当なユーザのセンサ20の装着状態が適切な場合におけるキー操作および加速度データの特徴量と、正当なユーザのセンサ20の装着状態が不適切な場合におけるキー操作および加速度データの特徴量とを学習する。
そして、ユーザ端末30は、センサ20の装着者のキー操作および加速度データの特徴量から、装着者によるセンサ20の装着状態を分類する分類器を作成しておく。そして、ユーザ端末30は、この分類器により装着者によるセンサ20の装着状態が適切か不適切かの分類(判定)を行う。これにより、ユーザ端末30は、装着者によるセンサ20の装着状態を高精度に判定し、正当なユーザであるセンサ20の装着状態が適切な装着者とキー入力の操作者との同一性を高精度に判定することができる。
[入力装置の構成]
入力装置10は、データ取得部11と、データ送信部12とを備える。データ取得部11は、ユーザ端末30へのキー操作(キー入力)を受け付ける。データ送信部12は、データ取得部11で受け付けたキー操作の内容をユーザ端末30へ送信する。
[センサの構成]
センサ20は、データ取得部21と、データ送信部22とを備える。データ取得部21は、加速度センサにより当該センサ20の装着者(ユーザ)の手や腕の動きを示す加速度データを取得する。データ送信部22は、データ取得部21により取得された加速度データをユーザ端末30へ送信する。
なお、センサ20は、装着者が正当なユーザであることを認証するための脈波等の生体情報を取得する生体情報取得部を備えていてもよい。その場合に、取得した生体情報をデータ送信部22がユーザ端末30に送信する。
[ユーザ端末の構成]
ユーザ端末30は、パソコン、タブレット、スマートフォン等で実現され、入出力部31と、通信部32と、記憶部33と、制御部34とを備える。入出力部31は、入力装置10や、表示装置(図示省略)等の外部装置との間のデータ入出力のインタフェースを司る。通信部32は、NIC(Network Interface Card)等で実現され、LAN(Local Area Network)やインターネットなどの電気通信回線を介したセンサ20等の外部装置との間の通信を行うための通信インタフェースを司る。
記憶部33は、制御部34が後述する処理を実行する際に参照する各種データを記憶する。例えば、記憶部33は、各時刻におけるキー操作ログおよび加速度データの特徴量と、センサ20の装着状態とを対応付けたデータを記憶する領域を備える。
制御部34は、CPU(Central Processing Unit)等の演算処理装置がメモリに記憶された処理プログラムを実行することにより、ユーザ端末30全体の制御を司る。制御部34は、データ受信部34aと、センサデータ記録部34bと、キー操作ログ記録部34cと、特徴量算出部34dと、分類器作成部34eと、判定部34gとを備える。なお、分類器34fは、分類器作成部34eにより作成された後に制御部34に装備される。
データ受信部34aは、装着者の手または腕の動きを計測するセンサから送信された、センサ20の装着者の手または腕の動きを示すセンサデータを受け付ける。すなわち、データ受信部34aは、センサ20から加速度データを受信する。また、データ受信部34aは、入力装置10から、ユーザ端末30へのキー入力における入力時刻および入力値を受信する。
なお、データ受信部34aは、分類器34fの作成に用いられる学習データ、すなわち、センサ20の装着状態が適切な場合の加速度データおよびセンサ20の装着状態が不適切な場合の加速度データの受信に用いられる。また、データ受信部34aは、同一人物性判定の対象となるユーザ(センサ20の装着者)の加速度データの受信にも用いられる。
また、データ受信部34aは、不図示の生体認証装置によるセンサ20の装着者の生体認証の結果を受信する。なお、ユーザ端末30は、データ受信部34aがセンサ20等から受信したユーザの脈波等の生体情報を生体認証装置に送信し、生体認証の結果を受信してもよい。
センサデータ記録部34bは、データ受信部34aで受信された加速度データを時系列で記憶部33に記録する。キー操作ログ記録部34cは、ユーザ端末30へのキー入力における入力時刻および入力値を、キー操作ログとして記憶部33に記録する。
特徴量算出部34dは、各時刻におけるキー操作ログおよびセンサデータの特徴量を算出する。例えば、特徴量算出部34dは、加速度データの特徴量として、所定時間(例えば、0.1秒間)における加速度データの、平均値、分散値、標準偏差、最大値と最小値との組み合わせ、絶対値の和、および、運動強度の少なくともいずれかを算出する。
分類器作成部34eは、機械学習を行って、センサ20の装着状態が適切か不適切かを分類する分類器34fを作成する。この分類器作成部34eは、センサ20の装着状態が適切であるときのキー操作ログおよびセンサデータの特徴量と、センサ20の装着状態が不適切であるときのキー操作ログおよびセンサデータの特徴量とを教師データとして機械学習する。
ここで、図2は、各時刻におけるキー操作ログおよび加速度データの一例を示す図である。図2に示すように、センサ20に対して互いに直交するX軸、Y軸、Z軸の方向を定めた場合に、加速度データの各方向の成分値が抽出される。Acc_XはX軸方向の加速度データの成分値であり、Acc_YはY軸方向の加速度データの成分値であり、Acc_ZはZ軸方向の成分値である。また、キー入力時刻とは、キー入力Bool値を表し、キー入力が発生した時刻の前後0.05秒の計0.1秒の範囲では1、それ以外の範囲では0とされている。
また、図3は、各時刻におけるキー操作ログおよび加速度データの特徴量と、センサ20の装着状態とを対応付けたデータの一例を示す図である。このデータは、図3に示すように、加速度データの取得時刻、当該時刻における加速度データのX軸、Y軸、Z軸方向の特徴量(Acc_X、Acc_Y、Acc_Z)、当該時刻におけるセンサ装着状態、当該時刻におけるキー操作ログの特徴量としてのキー入力Bool値が対応付けられたものである。センサ装着状態は、センサ20の装着状態が適切であった場合は1、不適切であった場合は0で表されている。図3には、センサ20の装着状態が適切であった場合の教師データが例示されている。
具体的には、まず、データ受信部34aが、センサ20の装着状態が適切であるときのキー操作ログおよび加速度データと、センサ20の装着状態が不適切であるときのキー操作ログおよび加速度データを取得する。次に、特徴量算出部34dが、センサ20の装着状態が適切であるときのキー操作ログおよび加速度データの特徴量と、センサ20の装着状態が不適切であるときのキー操作ログおよび加速度データの特徴量とを算出する。次に、分類器作成部34eが、特徴量算出部34dにより算出された、センサ20の装着状態が適切であるときのキー操作ログおよび加速度データの特徴量と、センサ20の装着状態が不適切であるときのキー操作ログおよび加速度データの特徴量とを教師データとして用いた機械学習を行う。そして、分類器作成部34eが、その機械学習の結果を用いて分類器34fを作成する。
分類器34fは、各時刻におけるキー操作ログおよび加速度データの特徴量から、各時刻におけるセンサ20の装着状態が適切か不適切かを分類する。具体的には、データ受信部34aが、同一人物性判定の対象となるユーザすなわちセンサ20の装着者の各時刻における加速度データおよび同時刻のキー操作ログを受信すると、特徴量算出部34dが、この各時刻におけるキー操作ログおよび加速度データの特徴量を算出する。そして、分類器34fが、特徴量算出部34dにより算出された各時刻におけるキー操作ログおよび加速度データの特徴量から、同時刻におけるセンサ20の装着状態(適切or不適切)を分類する。
なお、センサ20が片手に装着される場合、キー操作ログに示されるキー入力のうち、センサ20が装着される方の手によるキー入力に関する情報(入力時刻、キー入力値)が、分類器34fの作成のための学習の対象となる。例えば、センサ20が右手に装着される場合、分類器作成部34eは、キー操作ログにおける右手側に配置されるキーが操作された時刻をキー入力時刻とする。そして、分類器作成部34eは、センサ20の装着状態が適切であるときのキー操作ログおよび加速度データの特徴量と、センサ20の装着状態が不適切であるときのキー操作ログおよび加速度データの特徴量とを学習して、分類器34fを作成する。
判定部34gは、所定の期間において、分類器34fが分類した各時刻におけるセンサ20の装着状態が適切である割合を算出し、該割合が所定の閾値以上である場合、センサ20の装着状態が適切かつユーザ端末30へのキー入力の操作者がセンサ20の装着者であると判定し、該割合が所定の閾値未満である場合、センサ20の装着状態が不適切と判定する。
具体的には、判定部34gは、例えば30秒間、あるいは、キー入力の回数が100回になった期間等の所定の期間において、分類器34fが「センサ20の装着状態が適切」と分類した分類結果の割合を算出する。算出した割合が所定の閾値以上の場合に、判定部34gは、当該期間においてセンサ20の装着状態が適切であり、ユーザ端末30へのキー入力の操作者は、センサ20の装着者と同一人物であると判定する。
一方、算出した割合が所定の閾値未満であった場合に、判定部34gは、当該期間においてセンサ20の装着状態が不適切であったと判定する。この場合に、判定部34gは、ユーザ端末30へのキー入力の操作者がセンサ20の装着者と同一人物と判定することができない。そこで、判定部34gは、例えば、センサ20の装着し直しを要求するダイアログメッセージを表示する。
なお、判定部34gは、正当なユーザが操作開始から継続してセンサ20を適切に装着していることを保証するため、任意のタイミングで上記の判定処理を行って、センサ20の装着状態を判定する。
[判定処理]
次に、図4〜図6を参照して、本実施形態に係る判定装置としてのユーザ端末30による判定処理について説明する。本実施形態の判定処理は、分類器作成処理と同一人物性判定処理とを含む。
まず、図4を参照して、分類器作成処理手順について説明する。図4は、分類器作成処理手順を示すフローチャートである。図4のフローチャートは、例えば、処理の開始を指示する操作入力があったタイミングで開始される。
まず、データ受信部34aが、センサ20の装着状態が適切な場合の加速度データおよびキー操作ログと、センサ20の装着状態が不適切な場合の加速度データおよびキー操作ログとを取得する(ステップS1)。
次に、特徴量算出部34dが、各時刻における加速度データおよびキー操作ログを対応付けし(ステップS2)、各時刻におけるキー操作ログおよび加速度データの特徴量を算出する(ステップS3)。
次に、分類器作成部34eが、センサ20の装着状態が適切であるときのキー操作ログおよび加速度データの特徴量と、センサ20の装着状態が不適切であるときのキー操作ログおよび加速度データの特徴量とを教師データとして用いた機械学習を行う(ステップS4)。これにより、分類器作成部34eが、分類器34fを作成する(ステップS5)。
次に、図5および図6を参照して、同一人物性判定処理手順について説明する。図5は、判定システム1における同一人物性判定処理手順を示すシーケンス図である。また、図6は、判定装置であるユーザ端末30における同一人物性判定処理手順を示すフローチャートである。図5のシーケンス図は、例えば、ユーザ端末30においてユーザがログインを要求したタイミングで開始される。
まず、ユーザ端末30が、このユーザが正当なユーザであることを示す生体認証等の認証結果を受信した場合に(ステップS10)、このユーザによるキー入力の受付を開始する(ステップS11)。
次に、センサ20は、ユーザによるキー操作時の手等の動き(ステップS12)を加速度データとして取得する。また、センサ20は、ユーザの手等の動きを示す加速度データをユーザ端末30に送信する(ステップS14)。また、ユーザ端末30は、入力装置10から、ユーザのキー操作によるキー入力の入力時刻および入力値を取得する(ステップS13)。
その後、図6に示すように、ユーザ端末30において、データ受信部34aが、同一人物性判定の対象となるユーザであるセンサ20の装着者の各時刻における加速度データおよび同時刻のキー操作ログを取得する(ステップS21)。
次に、特徴量算出部34dが、各時刻におけるキー操作ログおよび加速度データの特徴量を算出する(ステップS22)。そして、分類器34fが、算出された各時刻におけるセンサ20の装着者のキー操作ログおよび加速度データの特徴量から、同時刻におけるセンサ20の装着状態(適切or不適切)を分類する(ステップS23)。
そして、判定部34gが、ユーザ端末30へのキー入力の操作者とセンサ20の装着者との同一人物性を判定する(ステップS30)。具体的には、判定部34gは、まず、所定の期間において、分類器34fが「センサ20の装着状態が適切」と分類した分類結果の割合を算出する(ステップS31)。
算出した割合が所定の閾値以上である場合に(ステップS31,Yes)、判定部34gは、当該期間においてセンサ20の装着状態が適切であって、ユーザ端末30へのキー入力の操作者は、センサ20の装着者と同一人物であると判定する(ステップS32)。
一方、算出した割合が所定の閾値未満である場合に(ステップS31,No)、判定部34gは、当該期間においてセンサ20の装着状態が不適切であったと判定し、センサ20の装着し直しを要求するダイアログメッセージを表示する(ステップS33)。
以上、説明したように、本実施形態の判定装置であるユーザ端末30において、データ受信部34aが、装着者の手または腕の動きを計測するセンサから送信された、センサ20の装着者の手または腕の動きを示すセンサデータを受け付ける。また、センサデータ記録部34bが、センサデータを時系列で記録し、キー操作ログ記録部34cが、ユーザ端末30へのキー入力における入力時刻および入力値をキー操作ログとして記録する。
また、特徴量算出部34dが、各時刻におけるキー操作ログとセンサデータとの特徴量を算出する。また、分類器作成部34eが、機械学習を行って、センサ20の装着状態が適切か不適切かを分類する分類器34fを作成する。この分類器作成部34eは、センサ20の装着状態が適切であるときのキー操作ログおよびセンサデータの特徴量と、センサ20の装着状態が不適切であるときのキー操作ログおよびセンサデータの特徴量とを教師データとして機械学習する。
そして、判定部34gが、所定の期間において、分類器34fが分類した各時刻におけるセンサ20の装着状態が適切である割合を算出し、該割合が所定の閾値以上である場合、センサ20の装着状態が適切かつユーザ端末30へのキー入力の操作者がセンサ20の装着者であると判定し、該割合が所定の閾値未満である場合、センサ20の装着状態が不適切と判定する。これにより、センサの装着状態を容易に判定してキー入力の操作者が被認証者本人か否かを高精度に判定することが可能となる。
なお、図5および図6のS30において、ユーザ端末30が、ユーザ端末30のキー入力が正当なユーザによる入力ではないと判定した場合、その後の当該ユーザのキー入力を受け付けないようにしてもよい。
さらに、図5のS10において、認証結果が認証失敗を示す場合、ユーザ端末30は、センサ20から、加速度データを受け付けないようにしたり、入力装置10から、ユーザのキー操作によるキー入力の情報を受け付けないようにしたりしてもよい。
[プログラム]
上記実施形態に係る判定装置30が実行する処理をコンピュータが実行可能な言語で記述したプログラムを作成することもできる。一実施形態として、判定装置30は、パッケージソフトウェアやオンラインソフトウェアとして上記の判定処理を実行する判定プログラムを所望のコンピュータにインストールさせることによって実装できる。例えば、上記の判定プログラムを情報処理装置に実行させることにより、情報処理装置を判定装置30として機能させることができる。ここで言う情報処理装置には、デスクトップ型またはノート型のパーソナルコンピュータが含まれる。また、その他にも、情報処理装置にはスマートフォン、携帯電話機やPHS(Personal Handyphone System)などの移動体通信端末、さらには、PDA(Personal Digital Assistants)などのスレート端末などがその範疇に含まれる。
また、判定装置30は、ユーザが使用する端末装置をクライアントとし、当該クライアントに上記の判定処理に関するサービスを提供するサーバ装置として実装することもできる。例えば、判定装置30は、キー操作ログおよび加速度データを入力とし、キー入力の操作者とセンサ20の装着者との同一人物性判定を出力する判定処理サービスを提供するサーバ装置として実装される。この場合、判定装置は、Webサーバとして実装することとしてもよいし、アウトソーシングによって上記の判定処理に関するサービスを提供するクラウドとして実装することとしてもかまわない。以下に、判定装置30と同様の機能を実現する判定プログラムを実行するコンピュータの一例を説明する。
図7は、判定プログラムを実行するコンピュータの一例を示す図である。コンピュータ1000は、例えば、メモリ1010と、CPU1020と、ハードディスクドライブインタフェース1030と、ディスクドライブインタフェース1040と、シリアルポートインタフェース1050と、ビデオアダプタ1060と、ネットワークインタフェース1070とを有する。これらの各部は、バス1080によって接続される。
メモリ1010は、ROM(Read Only Memory)1011およびRAM(Random Access Memory)1012を含む。ROM1011は、例えば、BIOS(Basic Input Output System)等のブートプログラムを記憶する。ハードディスクドライブインタフェース1030は、ハードディスクドライブ1031に接続される。ディスクドライブインタフェース1040は、ディスクドライブ1041に接続される。ディスクドライブ1041には、例えば、磁気ディスクや光ディスク等の着脱可能な記憶媒体が挿入される。シリアルポートインタフェース1050には、例えば、マウス1051およびキーボード1052が接続される。ビデオアダプタ1060には、例えば、ディスプレイ1061が接続される。
ここで、ハードディスクドライブ1031は、例えば、OS1091、アプリケーションプログラム1092、プログラムモジュール1093およびプログラムデータ1094を記憶する。上記実施形態で説明した各テーブルは、例えばハードディスクドライブ1031やメモリ1010に記憶される。
また、判定プログラムは、例えば、コンピュータ1000によって実行される指令が記述されたプログラムモジュール1093として、ハードディスクドライブ1031に記憶される。具体的には、上記実施形態で説明した判定装置30が実行する各処理が記述されたプログラムモジュール1093が、ハードディスクドライブ1031に記憶される。
また、判定プログラムによる情報処理に用いられるデータは、プログラムデータ1094として、例えば、ハードディスクドライブ1031に記憶される。そして、CPU1020が、ハードディスクドライブ1031に記憶されたプログラムモジュール1093やプログラムデータ1094を必要に応じてRAM1012に読み出して、上述した各手順を実行する。
なお、判定プログラムに係るプログラムモジュール1093やプログラムデータ1094は、ハードディスクドライブ1031に記憶される場合に限られず、例えば、着脱可能な記憶媒体に記憶されて、ディスクドライブ1041等を介してCPU1020によって読み出されてもよい。あるいは、判定プログラムに係るプログラムモジュール1093やプログラムデータ1094は、LANやWAN(Wide Area Network)等のネットワークを介して接続された他のコンピュータに記憶され、ネットワークインタフェース1070を介してCPU1020によって読み出されてもよい。
以上、本発明者によってなされた発明を適用した実施形態について説明したが、本実施形態による本発明の開示の一部をなす記述および図面により本発明は限定されることはない。すなわち、本実施形態に基づいて当業者等によりなされる他の実施形態、実施例および運用技術等は全て本発明の範疇に含まれる。
1 判定システム
10 入力装置
11,21 データ取得部
12,22 データ送信部
20 センサ
30 ユーザ端末(判定装置)
31 入出力部
32 通信部
33 記憶部
34 制御部
34a データ受信部
34b センサデータ記録部
34c キー操作ログ記録部
34d 特徴量算出部
34e 分類器作成部
34f 分類器
34g 判定部

Claims (7)

  1. 装着者の手または腕の動きを計測するセンサから送信された、前記センサの装着者の手または腕の動きを示すセンサデータを受け付けるデータ受信部と、
    前記センサデータを時系列で記録するセンサデータ記録部と、
    ユーザ端末へのキー入力における入力時刻および入力値をキー操作ログとして記録するキー操作ログ記録部と、
    各時刻における前記キー操作ログと前記センサデータとの特徴量を算出する特徴量算出部と、
    前記センサの装着状態が適切であるときの前記キー操作ログおよび前記センサデータの特徴量と、前記センサの装着状態が不適切であるときの前記キー操作ログおよび前記センサデータの特徴量とを教師データとして学習することにより、前記各時刻における前記キー操作ログおよび前記センサデータの特徴量から、前記センサの装着状態が適切か不適切かを分類する分類器と、
    所定の期間において、前記分類器が分類した各時刻における前記センサの装着状態が適切である割合を算出し、該割合が所定の閾値以上である場合、前記ユーザ端末へのキー入力の操作者が、前記センサの装着状態が適切な前記センサの装着者と同一人物であると判定し、該割合が所定の閾値未満である場合、前記センサの装着者の前記センサの装着状態が不適切であって、前記操作者が前記センサの装着状態が適切な前記センサの装着者ではないと判定し、該装着者に対し前記センサの装着し直しを要求する判定部と、
    を備えることを特徴とする判定装置。
  2. さらに、前記センサの装着者の前記センサの装着状態が適切であるときの前記キー操作ログおよび前記センサデータの特徴量と、前記センサの装着状態が不適切であるときの前記キー操作ログおよび前記センサデータの特徴量とを教師データとして学習することにより、前記分類器を作成する分類器作成部を備えることを特徴とする請求項1に記載の判定装置。
  3. 前記センサデータは、互いに直交するX軸、Y軸、Z軸の方向の加速度データの組み合わせであることを特徴とする請求項1に記載の判定装置。
  4. 前記特徴量算出部は、所定時間における前記センサデータの特徴量として、所定時間における前記センサデータの平均値、分散値、標準偏差、最大値と最小値との組み合わせ、全体値の和、および運動強度の少なくともいずれかを算出することを特徴とする請求項1に記載の判定装置。
  5. 前記データ受信部は、さらに、生体認証装置による前記センサの装着者の生体認証の結果を受信し、
    前記ユーザ端末は、前記生体認証の結果が、前記装着者が正当なユーザであることを示すものである場合、前記ユーザ端末のユーザによるキー入力の受付を開始することを特徴とする請求項1に記載の判定装置。
  6. 判定装置が実行する判定方法であって、
    装着者の手または腕の動きを計測するセンサから送信された、前記センサの装着者の手または腕の動きを示すセンサデータを受け付けるデータ受信工程と、
    前記センサデータを時系列で記録するセンサデータ記録工程と、
    ユーザ端末へのキー入力における入力時刻および入力値をキー操作ログとして記録するキー操作ログ記録工程と、
    各時刻における前記キー操作ログと前記センサデータとの特徴量を算出する特徴量算出工程と、
    前記センサの装着状態が適切であるときの前記キー操作ログおよび前記センサデータの特徴量と、前記センサの装着状態が不適切であるときの前記キー操作ログおよび前記センサデータの特徴量とを教師データとして学習することにより、前記各時刻における前記キー操作ログおよび前記センサデータの特徴量から、前記センサの装着状態が適切か不適切かを分類する分類工程と、
    所定の期間において、前記分類工程が分類した各時刻における前記センサの装着状態が適切である割合を算出し、該割合が所定の閾値以上である場合、前記ユーザ端末へのキー入力の操作者が、前記センサの装着状態が適切な前記センサの装着者と同一人物であると判定し、該割合が所定の閾値未満である場合、前記センサの装着者の前記センサの装着状態が不適切であって、前記操作者が前記センサの装着状態が適切な前記センサの装着者ではないと判定し、該装着者に対し前記センサの装着し直しを要求する判定工程と、
    を含んだことを特徴とする判定方法。
  7. 装着者の手または腕の動きを計測するセンサから送信された、前記センサの装着者の手または腕の動きを示すセンサデータを受け付けるデータ受信ステップと、
    前記センサデータを時系列で記録するセンサデータ記録ステップと、
    ユーザ端末へのキー入力における入力時刻および入力値をキー操作ログとして記録するキー操作ログ記録ステップと、
    各時刻における前記キー操作ログと前記センサデータとの特徴量を算出する特徴量算出ステップと、
    前記センサの装着状態が適切であるときの前記キー操作ログおよび前記センサデータの特徴量と、前記センサの装着状態が不適切であるときの前記キー操作ログおよび前記センサデータの特徴量とを教師データとして学習することにより、前記各時刻における前記キー操作ログおよび前記センサデータの特徴量から、前記センサの装着状態が適切か不適切かを分類する分類ステップと、
    所定の期間において、前記分類ステップが分類した各時刻における前記センサの装着状態が適切である割合を算出し、該割合が所定の閾値以上である場合、前記ユーザ端末へのキー入力の操作者が、前記センサの装着状態が適切な前記センサの装着者と同一人物であると判定し、該割合が所定の閾値未満である場合、前記センサの装着者の前記センサの装着状態が不適切であって、前記操作者が前記センサの装着状態が適切な前記センサの装着者ではないと判定し、該装着者に対し前記センサの装着し直しを要求する判定ステップと、
    をコンピュータに実行させるための判定プログラム。
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