JP6841016B2 - 会議システム、会議管理装置およびプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、会議システムおよびそれに関連する技術に関する。
会議においては、プロジェクタ等を用いて資料画像等を表示しつつ当該会議を進行させることが行われる(特許文献1等参照)。会議の発表者は、様々な状況を考慮しつつ、当該会議を進行させる。
特開2010−217563号公報
しかしながら、従来のシステムでは、発表者は会議の参加者(聴講者)の状態を必ずしも把握できておらず、会議の進行に各参加者の状態は反映されていない。
たとえば、多数の参加者が尿意を有していたとしても、会議が中断されずに継続されることも多い。そのような場合には、比較的多くの参加者がそれぞれ独自の判断で会議室から一時的に退出することもあり、退出期間における会議の内容は当該比較的多くの参加者に伝達されないなどの問題が生じることもある。
あるいは、多数の参加者が疑問を有していたとしても、会議が中断されずに継続されることも多い。そのような場合には、会議の最後に設けられた質問タイム(質疑応答期間)において、纏めて質疑応答が行われることが多い。その場合、多数の参加者が疑問を感じつつも会議が継続されるため、会議における伝達事項に対する当該参加者の理解が必ずしも十分でないままに会議が進行してしまう、などの問題が生じることもある。
そこで、この発明は、会議参加者の状態をより的確に会議の進行に反映させることが可能な技術を提供することを課題とする。
上記課題を解決すべく、請求項1の発明は、会議システムであって、会議中における前記会議の参加者の生体情報であって前記参加者の状態を反映して変化する生体情報を取得する生体情報取得手段と、前記参加者の生体情報に基づいて前記参加者の心理状態を判定する判定手段と、前記参加者の心理状態に関する判定結果に基づいて会議への提案内容を決定する決定手段と、を備えることを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1の発明に係る会議システムにおいて、前記生体情報は、脈波、心電、脳波、発汗量、体温、脈拍および血圧の少なくとも1つに関する情報を有することを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1または請求項2の発明に係る会議システムにおいて、前記生体情報は、前記参加者に装着されたウエアラブルデバイスによって検出されることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1から請求項3のいずれかの発明に係る会議システムにおいて、前記決定手段によって決定された前記提案内容を前記会議の発表者に通知する通知手段、をさらに備えることを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項4の発明に係る会議システムにおいて、前記通知手段は、前記決定手段によって決定された前記提案内容を前記発表者以外の会議運営関係者にも通知することを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項4の発明に係る会議システムにおいて、前記通知手段は、前記決定手段によって決定された前記提案内容を、前記発表者と前記発表者に代わって発表を続行する代行発表者とに通知することを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項4から請求項6のいずれかの発明に係る会議システムにおいて、前記通知手段は、前記決定手段によって決定された前記提案内容を前記会議の参加者にも通知することを特徴とする。
請求項8の発明は、請求項4の発明に係る会議システムにおいて、前記通知手段は、発表者向けの表示手段において前記会議の議事内容とともに前記提案内容を表示することによって、前記提案内容を通知することを特徴とする。
請求項9の発明は、請求項4から請求項7のいずれかの発明に係る会議システムにおいて、前記通知手段は、全参加者向けの表示手段において前記会議の議事内容とともに前記提案内容を表示することによって前記提案内容を通知することを特徴とする。
請求項10の発明は、請求項4から請求項9のいずれかの発明に係る会議システムにおいて、前記通知手段は、前記提案内容を音声出力することによって前記提案内容を通知することを特徴とする。
請求項11の発明は、請求項1から請求項10のいずれかの発明に係る会議システムにおいて、前記生体情報取得手段は、複数の参加者の生体情報を取得し、前記判定手段は、前記複数の参加者の生体情報に基づいて前記複数の参加者の心理状態をそれぞれ判定し、前記決定手段は、前記複数の参加者の心理状態に関する判定結果に基づいて前記会議への前記提案内容を決定することを特徴とする。
請求項12の発明は、請求項1から請求項10のいずれかの発明に係る会議システムにおいて、前記生体情報取得手段は、特定の参加者の生体情報を取得し、前記判定手段は、当該特定の参加者の生体情報に基づいて当該特定の参加者の心理状態を判定し、前記決定手段は、前記特定の参加者の心理状態に関する判定結果に基づいて前記会議への前記提案内容を決定することを特徴とする。
請求項13の発明は、請求項8または請求項9の発明に係る会議システムにおいて、前記通知手段は、前記参加者の生体情報に基づいて判定された前記参加者の心理状態に関する情報をも前記表示手段に表示することを特徴とする。
請求項14の発明は、請求項13の発明に係る会議システムにおいて、前記通知手段は、複数の参加者の生体情報に基づいて判定された前記複数の参加者の心理状態に関する集計結果をグラフ形式で表示することを特徴とする。
請求項15の発明は、請求項13の発明に係る会議システムにおいて、前記通知手段は、複数の参加者の各存在位置と前記複数の参加者の生体情報に基づいて判定された前記複数の参加者のそれぞれの心理状態とを関連付けて示すマップ情報を表示することを特徴とする。
請求項16の発明は、請求項15の発明に係る会議システムにおいて、前記通知手段は、前記会議の開催会場を複数の区分領域に区分し、前記複数の区分領域のそれぞれに属する参加者の心理状態に応じて得点を付与し、当該得点に関する集計結果を区分領域ごとに示すマップ情報を表示することを特徴とする。
請求項17の発明は、請求項16の発明に係る会議システムにおいて、前記通知手段は、ネガティブな心理状態よりもポジティブな心理状態に対して比較的高い得点が付与される得点付与手法によって、前記複数の区分領域のそれぞれに属する参加者の心理状態に応じて得点を付与することを特徴とする。
請求項18の発明は、請求項11の発明に係る会議システムにおいて、前記決定手段は、前記複数の参加者のうち所定程度以上の参加者が特定の心理状態を有している旨が前記複数の参加者の生体情報に基づいて判定される場合、前記特定の心理状態に対応する内容を前記提案内容として決定することを特徴とする。
請求項19の発明は、請求項12の発明に係る会議システムにおいて、前記決定手段は、前記特定の参加者が特定の心理状態を有している旨が前記特定の参加者の生体情報に基づいて判定される場合、前記特定の心理状態に対応する内容を前記提案内容として決定することを特徴とする。
請求項20の発明は、請求項18または請求項19の発明に係る会議システムにおいて、前記特定の心理状態は、会議の内容に関して疑問を有している状態を含み、前記特定の心理状態に対応する前記提案内容は、前記会議における質疑応答期間に移行すべき旨を含むことを特徴とする。
請求項21の発明は、請求項18から請求項20のいずれかの発明に係る会議システムにおいて、前記特定の心理状態は、尿意を有している状態を含み、前記特定の心理状態に対応する前記提案内容は、休憩期間に移行すべき旨を含むことを特徴とする。
請求項22の発明は、請求項18から請求項21のいずれかの発明に係る会議システムにおいて、前記特定の心理状態は、眠気を有している状態を含み、前記特定の心理状態に対応する前記提案内容は、リフレッシュ用飲料の提供期間に移行すべき旨を含むことを特徴とする。
請求項23の発明は、請求項18から請求項22のいずれかの発明に係る会議システムにおいて、前記特定の心理状態は、飽きを感じている状態を含み、前記特定の心理状態に対応する前記提案内容は、前記会議の議題を次の議題に進行させるべき旨を含むことを特徴とする。
請求項24の発明は、請求項18から請求項23のいずれかの発明に係る会議システムにおいて、前記特定の心理状態は、苛立ちを感じている状態を含み、前記特定の心理状態に対応する前記提案内容は、前記会議の発表者の話し方を修正すべき旨を含むことを特徴とする。
請求項25の発明は、請求項18から請求項24のいずれかの発明に係る会議システムにおいて、前記特定の心理状態は、前記会議における議事進行中の話題に興味を感じている状態を含み、前記特定の心理状態に対応する前記提案内容は、前記話題に関する追加情報を各参加者に提供すべき旨を含むことを特徴とする。
請求項26の発明は、請求項18から請求項25のいずれかの発明に係る会議システムにおいて、前記特定の心理状態は、緊張状態あるいは不安状態を有している状態を含み、前記特定の心理状態に対応する前記提案内容は、前記会議の雰囲気を和らげる話術を採用すべき旨を含むことを特徴とする。
請求項27の発明は、請求項11の発明に係る会議システムにおいて、前記生体情報取得手段は、前記会議における前記複数の参加者の生体情報を取得するとともに前記会議の発表者の生体情報をも取得し、前記判定手段は、前記発表者の生体情報に基づいて前記発表者の心理状態を判定し、前記決定手段は、前記発表者の心理状態と複数の参加者の心理状態とに関する判定結果に基づいて前記提案内容を決定することを特徴とする。
請求項28の発明は、請求項27の発明に係る会議システムにおいて、前記決定手段は、前記複数の参加者のうち所定程度以上の参加者が飽きを感じている旨の判定結果が前記複数の参加者の生体情報に基づいて得られる場合であっても、前記発表者が緊張状態あるいは不安状態を有している旨が判定されるときには、前記複数の参加者の心理状態に関する前記判定結果を保留し、少なくとも前記発表者には前記判定結果を通知しないことを特徴とする。
請求項29の発明は、請求項27の発明に係る会議システムにおいて、前記決定手段は、前記複数の参加者のうち所定程度以上の参加者が苛立ちを感じている旨の判定結果が前記複数の参加者の生体情報に基づいて得られる場合であっても、前記発表者が緊張状態あるいは不安状態を有している旨が判定されるときには、前記複数の参加者の心理状態に関する前記判定結果を保留し、少なくとも前記発表者には前記判定結果を通知しないことを特徴とする。
請求項30の発明は、請求項27の発明に係る会議システムにおいて、前記決定手段は、前記複数の参加者のうち所定程度以上の参加者が緊張あるいは不安を感じている旨の判定結果が前記複数の参加者の生体情報に基づいて得られる場合であっても、前記発表者が緊張状態あるいは不安状態を有している旨が判定されるときには、前記複数の参加者の心理状態に関する前記判定結果を保留し、少なくとも前記発表者には前記判定結果を通知しないことを特徴とする。
請求項31の発明は、請求項27の発明に係る会議システムにおいて、前記決定手段は、前記複数の参加者のうち所定程度以上の参加者が眠気を感じている旨の判定結果が得られる場合、あるいは、前記複数の参加者のうち所定程度以上の参加者が飽きを感じている旨の判定結果が得られる場合において、前記発表者が苛立ちを有している旨が判定されるときには、休憩期間に移行すべき旨を前記提案内容として決定することを特徴とする。
請求項32の発明は、請求項27の発明に係る会議システムにおいて、前記決定手段は、前記発表者が尿意を有している旨が判定される場合において、前記複数の参加者のうち所定程度以上の参加者が疑問を感じている旨の判定結果が得られるとき、あるいは、前記複数の参加者のうち所定程度以上の参加者が興味を感じている旨の判定結果が得られるときには、前記発表者を新たな発表者へと交代すべき旨を前記提案内容として決定することを特徴とする。
請求項33の発明は、請求項32の発明に係る会議システムにおいて、前記決定手段は、前記発表者が尿意を有している旨が判定される場合において、前記複数の参加者のうち所定程度以上の参加者が眠気を感じている旨の判定結果が得られるとき、あるいは、前記複数の参加者のうち所定程度以上の参加者が飽きを感じている旨の判定結果が得られるときには、休憩期間に移行すべき旨を前記提案内容として決定することを特徴とする。
請求項34の発明は、会議管理装置であって、会議中における前記会議の参加者の心理状態であって前記参加者の生体情報に基づいて判定された前記参加者の心理状態を取得する取得手段と、前記参加者の心理状態に関する判定結果に基づいて会議への提案内容を決定する決定手段と、を備えることを特徴とする。
請求項35の発明は、コンピュータに、a)会議中における前記会議の参加者の心理状態であって前記参加者の生体情報に基づいて判定された前記参加者の心理状態を取得するステップと、b)前記参加者の心理状態に関する判定結果に基づいて会議への提案内容を決定するステップと、を実行させるためのプログラムであることを特徴とする。
請求項36の発明は、請求項35の発明に係るプログラムにおいて、c)前記ステップb)にて決定された前記提案内容を前記会議の発表者に通知するステップ、を前記コンピュータにさらに実行させるためのプログラム。
請求項37の発明は、請求項36の発明に係るプログラムにおいて、前記ステップc)は、c−1)発表者向けの表示手段において前記会議の議事内容とともに前記提案内容を表示することによって、前記提案内容を通知するステップ、を有することを特徴とする。
請求項38の発明は、請求項36または請求項37の発明に係るプログラムにおいて、前記ステップc−1)は、c−2)全参加者向けの表示手段において前記会議の議事内容とともに前記提案内容を表示することによって前記提案内容を通知するステップ、を有することを特徴とする。
請求項39の発明は、請求項37または請求項38の発明に係るプログラムにおいて、前記ステップc)において、前記参加者の生体情報に基づいて判定された前記参加者の心理状態に関する情報もが前記表示手段に表示されることを特徴とする。
請求項40の発明は、請求項35から請求項39のいずれかの発明に係るプログラムにおいて、前記ステップa)においては、複数の参加者の生体情報に基づいてそれぞれ判定された前記複数の参加者の心理状態が取得され、前記ステップb)においては、前記複数の参加者の心理状態に関する判定結果に基づいて前記会議への前記提案内容が決定されることを特徴とする。
請求項41の発明は、請求項35から請求項39のいずれかの発明に係るプログラムにおいて、前記ステップa)においては、特定の参加者の生体情報に基づいて判定された前記特定の参加者の心理状態が取得され、前記ステップb)においては、前記特定の参加者の心理状態に関する判定結果に基づいて前記会議への前記提案内容が決定されることを特徴とする。
請求項42の発明は、請求項40の発明に係るプログラムにおいて、前記ステップb)においては、前記複数の参加者のうち所定程度以上の参加者が特定の心理状態を有している旨が前記複数の参加者の生体情報に基づいて判定される場合、前記特定の心理状態に対応する内容が前記提案内容として決定されることを特徴とする。
請求項43の発明は、請求項41の発明に係るプログラムにおいて、前記ステップb)においては、前記特定の参加者が特定の心理状態を有している旨が前記特定の参加者の生体情報に基づいて判定される場合、前記特定の心理状態に対応する内容が前記提案内容として決定されることを特徴とする。
請求項44の発明は、請求項40の発明に係るプログラムにおいて、前記ステップa)においては、前記会議における前記複数の参加者の生体情報に基づいてそれぞれ判定された前記複数の参加者の心理状態と、前記会議の発表者の生体情報に基づいて判定された前記発表者の心理状態とが取得され、前記ステップb)においては、前記ステップa)にてそれぞれ取得された前記発表者の心理状態と前記複数の参加者の心理状態とに基づいて、前記会議への前記提案内容が決定されることを特徴とする。
である。
請求項1から請求項44に記載の発明によれば、会議参加者の状態をより的確に会議の進行に反映させることが可能である。
第1実施形態に係る会議システムの概要を示す図である。 会議管理装置の概略構成を示す機能ブロック図である。 ウエアラブル端末の概略構成を示す機能ブロック図である。 会議管理装置の動作を示すフローチャートである。 会議管理装置における登録動作を示すフローチャートである。 会議管理装置における生体情報収集動作を示すフローチャートである。 会議管理装置における心理状態判定動作を示すフローチャートである。 会議管理装置における画像作成動作を示すフローチャートである。 会議管理装置における出力動作を示すフローチャートである。 会議管理装置における終了動作を示すフローチャートである。 聴講者の心理状態と会議へのアドバイス(提案内容)との関係を示す図である。 発表用の資料(スライド画像)を示す図である。 会議へのアドバイス(提案内容)等が発表用資料の余白部分に表示されている様子を示す図である。 図13の一部(会議へのアドバイス等を示す画像部分)を拡大して示す図であり、棒グラフ形式で心理状態の集計結果を示す図である。 会議へのアドバイスの他の表示例を示す図である。 円グラフ形式で心理状態の集計結果を示す図である。 特定聴講者対象モード且つグラフモードにおける表示例を示す図である。 全聴講者対象モード且つマップモードにおける表示例を示す図である。 全聴講者対象モード且つマップモードにおける別の表示例を示す図である。 心理状態ごとに付与される得点の一欄を示す図である。 第2実施形態において決定される提案内容を示す図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
<1.第1実施形態>
<1−1.システム構成>
図1は、第1実施形態に係る会議システム1の概要を示すシステム構成図である。この会議システム1は、電子会議システムあるいはプレゼンテーションシステムとも称される。当該システム1は、会議管理装置(サーバコンピュータないし単にサーバとも称する)10と表示装置(ここではプロジェクタ)30と複数の生体情報検出装置50とを備えている。
本システム1における各要素10,30,50は、それぞれ、ネットワーク108を介して互いに通信可能に接続される。ネットワーク108は、LAN(Local Area Network)などによって構成される。また、ネットワーク108に対する接続態様は、有線接続であってもよく、或いは無線接続であってもよい。
また、会議管理装置10とウエアラブル端末50とは、各種の無線通信技術を用いて互いに無線接続される。たとえば、会議管理装置10とウエアラブル端末50との間の通信には、無線LAN(IEEE 802.11等)による通信、および近距離無線通信が利用される。近距離無線通信としては、BLE(Bluetooth(登録商標) Low Energy)および/または近接場型無線通信(NFC:Near field radio communication)等が用いられ得る。
会議管理装置10は、プレゼンテーション用の資料データD1(図12参照)を管理する。会議管理装置10は、当該資料データD1を保存するとともに、当該資料データD1に関する各ページ画像(スライド画像)等の表示画像を表示装置30を用いて表示する。
表示装置30は、資料データ(発表資料データ)D1を表示する装置である。表示装置30としては、例えば、プロジェクタ装置などが用いられる。表示装置30は、会議管理装置10の映像信号出力部(詳細には外部出力端子)に接続されている。会議管理装置10が資料データD1等に関する画像を会議管理装置10の映像信号出力部から出力すると、当該画像は、表示装置30の映像信号入力部に入力される。そして、当該表示装置30によって、当該画像(資料データD1に関するページ画像等)が表示される。このような動作が繰り返されることによって、資料データD1に含まれる複数のページが会議管理装置10および表示装置30によって順次表示される。
プレゼンテーションの聴講者(特に、プレゼンテーション会場(会議会場)内に存在する複数の聴講者Ui(U1,U2,...))は、表示装置30による表示画像(詳細にはプロジェクタによってスクリーンに投影された画像)によって、資料データD1を視認することができる。なお、各聴講者Uiは、会議の発表者による発表(プレゼンテーション)を聴講する人物であり、会議の参加者とも称される。また、各参加者(聴講者)Uiは、会議の発表者とは別の人物である。
また、表示装置30は、会議管理装置10を介した発表者P1の指示入力に応答して、資料データD1に含まれる複数のページを順次に表示する。この表示装置30における表示動作は、会議管理装置10の管理下において実行される。
<1−2.ウエアラブル端末50の構成>
次に、ウエアラブル端末(ウエアラブルデバイスとも称する)50の構成について説明する。この実施形態においては、ウエアラブル端末50が複数のユーザ(具体的には、会議における複数の参加者(聴講者))によって装着された状態で、会議が進行する。
ウエアラブル端末50は、会議管理装置10との連携動作を行うことが可能な装置である。具体的には、ウエアラブル端末50は、会議管理装置10との間での無線通信(近距離無線通信およびネットワーク通信)が可能な情報入出力端末装置(情報端末)である。ウエアラブル端末50は、ウエアラブル端末50にて検出された生体情報(次述)を、たとえば無線通信(ネットワーク通信等)を介して会議管理装置10に随時送信する。
ウエアラブル端末50は、ユーザの生体情報(より詳細には、当該ユーザの状態(心理状態等)を反映して(経時的に)変化する生体情報(謂わば、動的な生体情報))を検出(測定)する生体情報検出装置である。ウエアラブル端末50は、各種の情報(血圧、脈波、心電、脳波、発汗量、体温、および/または脈拍等)を当該ユーザの生体情報として検出(測定)する。なお、ウエアラブル端末50は、ユーザの生体情報を用いてユーザの心理状態を検出するユーザ状態検出装置などとも称される。
なお、ここでは、ウエアラブル端末50として、リストバンドタイプ(手首装着型)のデバイス(装置)を例示する。ただし、これに限定されず、様々なタイプの装置がウエアラブル端末50(生体情報取得装置)として利用され得る。
図3は、ウエアラブル端末50の概略構成を示す機能ブロック図である。
ウエアラブル端末50は、図3の機能ブロック図に示すように、通信部54、格納部55、生体情報検出部57、バッテリ58およびコントローラ59等を備えており、これらの各部を複合的に動作させることによって、各種の機能を実現する。
通信部54は、各種の無線通信を行うことが可能である。具体的には、通信部54は、無線LAN(IEEE 802.11等)による無線通信を行う無線LAN通信部と、Bluetooth LE等による無線通信(近距離無線通信)を行う近距離無線通信部とを備える。
格納部55は、不揮発性の半導体メモリ等の記憶装置で構成される。
生体情報検出部57は、血圧等の生体情報を検出するための各種センサを備えて構成される。
バッテリ58は、二次電池(充電池)であり、ウエアラブル端末50に対して電力を供給する。
操作部56は、ウエアラブル端末50に対する操作入力を受け付ける操作入力部56aと、各種情報の表示出力を行う表示部56bとを備えている。このウエアラブル端末50においては、液晶表示パネルに各種センサ等が埋め込まれて構成されたタッチパネルが設けられている。このタッチパネルは、操作入力部56aの一部としても機能するとともに、表示部56bの一部としても機能する。
図3のコントローラ59は、ウエアラブル端末50に内蔵され、ウエアラブル端末50を統括的に制御する制御装置である。コントローラ59は、CPUおよび各種の半導体メモリ(RAMおよびROM)等を備えるコンピュータシステムとして構成される。コントローラ59は、CPUにおいて、記憶部(半導体メモリ等)内に格納されている所定のソフトウエアプログラム(プログラム)を実行することによって、各種の処理部を実現する。なお、当該プログラム(詳細にはプログラムモジュール群)は、USBメモリなどの可搬性の記録媒体に記録され、当該記録媒体から読み出されてウエアラブル端末50にインストールされるようにしてもよい。あるいは、当該プログラムは、ネットワーク等を経由してダウンロードされてウエアラブル端末50にインストールされるようにしてもよい。
ウエアラブル端末50には、会議管理装置10等との連携を図るためのプログラム(連携用プログラム)等がインストールされている。当該連携用プログラムは、各種の処理(ユーザの生体情報を検出する処理、および当該生体情報を会議管理装置10に送信する処理等)を実現するアプリケーションソフトウエアプログラム(単に、アプリケーションとも称する)である。
具体的には、コントローラ59は、連携用プログラム等の実行により、通信制御部61と入力制御部62と表示制御部63と検出制御部65と動作実行部66とを含む各種の処理部を実現する。
通信制御部61は、通信部54等と協働して、会議管理装置10等との通信動作を制御する処理部である。
入力制御部62は、操作入力部56a(タッチパネル等)に対する操作入力動作を制御する制御部である。
表示制御部63は、表示部56b(タッチパネル等)における表示動作を制御する処理部である。
検出制御部65は、生体情報検出部57と協働してユーザの生体情報を検出(測定)する処理部である。
動作実行部66は、会議管理装置10との各種連携動作を総括的に実行する処理部である。
<1−3.会議管理装置10の構成>
会議管理装置10は、会議に対するアドバイス(提案内容)を決定する処理等を行う装置である。
図2は、会議管理装置10の概略構成を示す機能ブロック図である。会議管理装置10は、いわゆるパーソナルコンピュータ等によって構成される。
会議管理装置10は、図2の機能ブロック図に示すように、通信部14、格納部15、操作部16およびコントローラ19等を備えており、これらの各部を複合的に動作させることによって、各種の機能を実現する。
通信部14は、各種の通信を行うことが可能である。
格納部15は、HDDおよび不揮発性の半導体メモリ等の記憶装置で構成される。格納部15は、ウエアラブル端末50で検出され且つウエアラブル端末50から送信されてきた生体情報(各ユーザに関する生体情報)を格納する。また、格納部15には、本システム1のユーザ(会議の参加者等)の情報(ユーザ情報)等も記憶される。
操作部16は、会議管理装置10に対する操作入力を受け付ける操作入力部16aと、各種情報の表示出力を行う表示部16bとを備えている。
図2のコントローラ19は、会議管理装置10に内蔵され、会議管理装置10を統括的に制御する制御装置である。コントローラ19は、CPUおよび各種の半導体メモリ(RAMおよびROM)等を備える。コントローラ19は、CPUにおいて、記憶部(半導体メモリ等)内に格納されている所定のソフトウエアプログラム(プログラム)を実行することによって、各種の処理部を実現する。なお、当該プログラム(詳細にはプログラムモジュール群)は、DVD−ROMあるいはUSBメモリなどの可搬性の記録媒体に記録され、当該記録媒体から読み出されて会議管理装置10にインストールされるようにしてもよい。あるいは、当該プログラムは、ネットワーク等を経由してダウンロードされて会議管理装置10にインストールされるようにしてもよい。
会議管理装置10には、会議の進行を補助する処理等を実行するプログラム(会議進行補助プログラム)がインストールされている。当該会議進行補助プログラムは、各ユーザ(会議の聴講者等)の生体情報を解析して各ユーザの心理状態を判定する処理、および各ユーザの心理状態に関する判定結果に基づいて会議への提案内容(アドバイス)を決定する処理等を実現するアプリケーションソフトウエアプログラム(単に、アプリケーションとも称する)である。
具体的には、コントローラ59は、会議進行補助プログラム等の実行により、通信制御部21と入力制御部22と表示制御部23と音声入出力制御部24と生体情報取得部25と判定部26と決定部27と通知部28とを含む各種の処理部を実現する。
通信制御部21は、通信部14等と協働して、ウエアラブル端末50等との通信動作を制御する処理部である。
入力制御部22は、操作入力部16a(キーボード、マウス、タッチパネル等)に対する操作入力動作を制御する制御部である。
表示制御部23は、表示部16b(タッチパネル等)における表示動作を制御する処理部である。また、表示制御部23は、表示装置30における表示動作をも制御する。
音声入出力制御部24は、音声入力部(会議管理装置10に接続された外部マイク(不図示)等を含む)による音声入力処理を制御する。また、音声入出力制御部24は、音声出力部(会議管理装置10に接続された外部スピーカ(不図示)等を含む)による音声出力処理をも制御する。
生体情報取得部25は、会議における各参加者(聴講者)等の生体情報を取得する処理部である。生体情報取得部25によって取得された生体情報は、格納部15内に格納される。
判定部26は、生体情報取得部25によって取得された生体情報を解析し、その解析結果に基づいて、各参加者等の心理状態を判定する処理部である。
決定部27は、各参加者等の心理状態に関する判定結果に基づいて、会議への提案内容(アドバイス)を決定する処理部である。
通知部28は、決定部27によって決定された提案内容の通知動作を制御する処理部である。通知部28は、表示制御部23および音声入出力制御部24等と協働して、当該通知動作を制御する。
<1−4.動作概要>
<概略>
この会議システム1においては、会議における複数の参加者(聴講者)の生体情報に基づいて当該複数の参加者の心理状態がそれぞれ判定される。そして、複数の参加者の心理状態に関する判定結果に基づいて会議への提案内容(アドバイス)が決定される。
たとえば、一定割合以上(一定数)の参加者が「尿意」を有している旨が判定される場合には、会議における「休憩期間(より詳細には、トイレ休憩期間)」に移行すべき旨が会議への提案内容として決定される。
また、一定割合以上(一定数)の参加者が会議の内容に関して「疑問」を有している旨が判定される場合には、会議における「質疑応答期間」(質問タイム)に移行すべき旨が会議への提案内容として決定される。
そして、当該提案内容が通知対象者に自動的に通知される。
図13および図14は、このような提案内容の表示例を示す図である。図13は、会議中にプロジェクタ装置(表示装置)30を用いて表示されるプレゼンテーション画面を示す図である。図13においては、プレゼンテーション画面内の右下余白部分において当該提案内容等を示す部分が示されている。図14は、当該提案内容等を示す部分の拡大図である。図14に示されるように、当該部分においては、複数の参加者の心理状態に関する集計結果がグラフ形式で示されている。具体的には、会議に関する「疑問」を有している人数が「22名」であり、一定数(たとえば、8名)(あるいは、一定割合(たとえば30%))を超えていることなどが、当該集計結果として示されている。そして、このような集計結果とともに、提案内容(「質問タイムを提案します」の文言)が当該部分に表示されている。
会議の発表者は、会議管理装置10による当該提案内容を知得することによって、複数の参加者(聴講者)の状況を適切に考慮して、会議をより効率的に進行させることが可能である。
<心理状態の集計結果と会議への提案内容とに関する表示モード>
図13および図14は、「グラフモード」(心理状態の集計結果をグラフ形式で表示するモード)による表示例を示す図である。この会議システム1は、「グラフモード」のみならず、「マップモード」(心理状態の集計結果をマップ形式で表示するモード)をも有している。会議システム1においては、心理状態の集計結果に関する表示モードとして、「グラフモード」と「マップモード」とが選択的に利用され得る。また、各モードにおいては、心理状態の集計結果に加えて、提案内容(たとえば、「質問タイムを提案します」の文言)もが表示される。なお、図14において、24名の参加者の各心理状態の合計値が24を超えていることから判るように、1人の参加者が或る時点において2以上の心理状態を同時に有する旨が判定されてもよい。ただし、これに限定されず、1人の参加者は単一の心理状態(代表的な心理状態)のみを有する旨が判定されるようにしてもよい。
図18は、「マップモード」による表示例を示す図である。図18においては、複数(ここでは24名)の参加者の存在位置(座席位置)と各参加者の心理状態とを関連付けて示すマップ情報が表示されている。なお、図18では、各参加者について、その最も代表的な単一の心理状態が表示されている。
発表者は、当該マップモードによる表示画面を視認することによって、各参加者の心理状態を把握することが可能である。たとえば、発表者は、「疑問」を感じている人を図18のマップ(詳細には、「疑問」を感じている人の座席位置等)に基づいて特定することが可能である。したがって、発表者は、提案内容を参考にして「質問タイム」に移行した後に、「疑問」を感じている人を指名して質問内容を聞き出すことなども可能であり、「疑問」を感じている人からの質問を引き出し易くなる。
また、発表者は、「興味」を感じている人物を図18のマップ(詳細には、「興味」を感じている人の座席位置等)に基づいて特定することが可能である。会議の話題に「興味」を持っている人物を特定することによれば、会議終了後等において当該人物と商談を円滑に進めること等が可能である。
<心理状態の集計対象に関するモード(集計対象モード)>
また、会議システム1は、全ての参加者を心理状態の集計対象とする「全参加者対象モード」と特定の参加者を心理状態の集計対象とする「特定参加者対象モード」とを有している。会議システム1においては、心理状態の集計対象に関するモードとして、「全参加者対象モード」と「特定参加者対象モード」とが選択的に利用され得る。
上述の図13、図14および図18は、「全参加者対象モード」における表示例を示している。
一方、図17は、「特定参加者対象モード」による表示例を示している。図17においては、特定の人物(たとえば、社内会議において会議の内容に関する決裁権限等を有しているキーパーソン(社長、部長等))を対象にその心理状態が集計(取得)されている。「特定参加者対象モード」においては、当該特定の人物(特定の参加者)の心理状態に関する判定結果に基づいて会議への提案内容(アドバイス)が決定される。なお、当該特定の人物は、複数の参加者のうちのいずれかの人物であり、会議の発表者とは別の人物である。また、「特定参加者対象モード」における「特定の人物」(たとえばユーザU3)は、会議の開始前において、発表者あるいは会議運営関係者等によって予め設定されればよい。
図17においては、7つの心理状態(「疑問」、「尿意」、「眠気」、「飽き」、「苛立ち」、「興味」、「緊張」)の合致レベルが示されている。具体的には、「疑問」、「尿意」、「眠気」、「飽き」、「苛立ち」、「興味」、「緊張」の各心理状態に対する合致レベルは、それぞれ、「90」、「15」、「3」、「15」、「22」、「28」、「3」であることがグラフ化されて示されている。「疑問」に対する合致レベルが最も高く且つ所定の基準値(たとえば60)を超えており、当該特定の人物(たとえばユーザU3)の心理状態は「疑問を感じている状態」である旨が判定される。そして、特定の人物(特定の参加者)が会議の内容に関して「疑問」を有している旨が判定される場合には、会議における「質疑応答期間」(質問タイム)に移行すべき旨が会議への提案内容として決定される。このように、発表者は、特定の人物の心理状態を特に重視して会議を進行することができる。
<提案内容の通知先に関するモード(通知先モード)>
また、会議管理装置10は、提案内容の通知先に関する2つの通知モードを有している。具体的には、提案内容を会議の発表者(および会議運営者等)に通知する「プライベート通知モード」と、提案内容を会議の発表者(および会議運営者等)のみならず会議の参加者にも通知する「パブリック通知モード」とが設けられている。会議管理装置10の通知部28は、会議の発表者等によって選択された通知モード(プライベート通知モードおよびパブリック通知モード)に応じて、通知先を変更する。
たとえば、「プライベート通知モード」においては、通知部28は、表示制御部23と協働して、発表者用の端末としても利用される会議管理装置10の表示部16bに会議への提案内容(アドバイス)等(図13および図14等)を表示させる。これによって、当該提案内容が発表者に通知される。表示装置30(プロジェクタ装置)においては、発表用の資料(図12参照)のみが表示され、会議への提案内容および心理状態の集計結果は表示されない。そのため、会議の発表者は、会議進行の決定のための情報を参加者に公開することなく、会議の進め方を決定することが可能である。なお、これに限定されず、通知部28は、音声入出力制御部24と協働して、会議管理装置10に接続されたイヤホン(発表者用イヤホンおよび関係者用イヤホン)を利用して、会議への提案内容(アドバイス)を音声出力させる。
なお、プライベート通知モードにおいて、会議への提案内容等は、発表者以外の会議運営関係者にも通知され得る。その場合には、通知先人物(会議運営関係者)によって利用される端末(コンピュータ等)の表示部にて提案内容等が表示されればよい。また、通知先人物によって利用されるイヤホン等にて提案内容等が音声出力されてもよい。
また、パブリック通知モードにおいては、通知部28は、表示制御部23と協働して、会議への提案内容(アドバイス)等を表示装置30(プロジェクタ装置)に表示させる。これによって、当該提案内容等が会議の発表者(および会議運営管理者)のみならず全ての参加者(聴講者)に通知される。そのため、会議の発表者は、会議進行の決定のための情報(根拠要素等)を参加者に公開し、参加者と情報を共有しつつ会議を進めることが可能である。なお、表示出力による通知に限定されず、音声出力による通知が行われるようにしてもよい。たとえば、通知部28は、音声入出力制御部24と協働して、会議管理装置10に接続された外部スピーカ(特に会議会場に設置された外部スピーカ)を利用して、会議への提案内容(アドバイス)を音声出力させてもよい。より詳細には、場内アナウンス用スピーカ等によって、当該アドバイスが場内アナウンスされてもよい。
なお、これらの各種モードに関する設定処理は、会議開始前のユーザ操作等に応じて予め行われているものとする。また、これら3種類のモード(詳細には、心理状態の集計対象に関するモード、会議への提案内容等に関する2つの表示モード、および提案内容の通知先に関する2つのモード)は、互いに組み合わせて利用され得る。
<1−5.動作詳細>
次に、図4〜図10等を参照しながら、会議システム1の動作について詳細に説明する。図4〜図10は、会議管理装置10の動作を示すフローチャートである。図4は、会議管理装置10の動作を大まかに示すフローチャートであり、図5〜図10は、図4内のステップS20,S30,S40,S60,S70,S80の各動作をそれぞれ詳細に示すフローチャートである。
図4に示すように、初期化処理(S10)が実行された後、ステップS20,S30,S40,S50,S60,S70,S80の処理が繰り返し実行される。以下では、各ステップの処理について順に説明する。
<1−5−1.初期化処理:ステップS10>
まず、ステップS10(図4参照)において、初期化処理が実行される。具体的には、状態を示すフラグ情報であるステータスフラグ(FG_STATUS)が初期化(ゼロに設定)される。ステータスフラグ(FG_STATUS)に関して、値「0」は「要登録状態」(登録を行うべき状態)(換言すれば、「登録未完了状態」)を意味し、値「1」は「要収集状態」(生体情報の収集を行うべき状態)を意味し、値「2」は「要判定状態」(生体情報に基づき心理状態の判定を行うべき状態)を意味する。また、ステップS10においては、ユーザ登録数(ここでは参加者登録数)も初期化(ゼロに設定)されるとともに、会議中フラグ(FG_MEETING)も初期化(ゼロ(オフ)に設定)される。
<1−5−2.登録処理:ステップS20>
次のステップS20(図4および図5参照)では、生体情報検出装置の登録処理が実行される。
ステップS21(図5参照)では、会議開始前であるか否かが判定される。会議中フラグ(FG_MEETING)がゼロ(オフ)である場合には、会議開始前であると判定され、ステップS22に進む。それ以外の場合には、ステップS20の処理を一旦終了する。
また、ステップS22では、ステータスフラグ(FG_STATUS)が「0」(「要登録状態」を意味する値)であるか否かが判定される。ステータスフラグ(FG_STATUS)が「0」である場合には、ステップS23に進む。それ以外の場合には、ステップS20の処理を一旦終了する。
ステップS23,S24では、会議運営者等によって予め準備されていた複数のウエアラブル端末50のうち、会議参加者(聴講者)によって新たに装着されたウエアラブル端末50に関する登録処理が実行される。
具体的には、ステップS23において、複数のウエアラブル端末50のうち、会議参加者によって新たに装着されたウエアラブル端末50は、ユーザによって自装置50が新たに装着された旨の通知(新規装着通知)を会議管理装置10に送信する。
会議管理装置10は、新規装着通知を受信すると、新規装着通知の送信元の装置を、有効化された装置(有効装置)として登録する(ステップS24)。また、必要に応じて、装着者のユーザ情報(氏名および所属等)が当該ウエアラブル端末50に関連付けて登録される。なお、当該登録処理は、ウエアラブル端末50のユーザインターフェイスを用いて行われればよい。ただし、これに限定されず、当該登録処理は、会議管理装置10等のユーザインターフェイスを用いて行われてもよい。
より詳細には、たとえば、会議の各参加者が会議の受付を訪れた際に、会議の受付案内者が各参加者に対して各ウエアラブル端末50(電源オン状態)を手渡す。各参加者は、受付案内者からの装着依頼に基づき、ウエアラブル端末50を自らの腕に装着する。ウエアラブル端末50は、人体に装着されたことを検出すると、上述のように新規装着通知を会議管理装置10に送信する。なお、各参加者のユーザ情報(氏名および所属等)の登録が行われる場合には、新規装着通知に加えて各参加者の情報もがウエアラブル端末50から会議管理装置10に送信される。そして、会議管理装置10は、新規装着通知等に基づいて登録処理を実行する。
その後、全ての参加者に対応する全てのウエアラブル端末50の登録処理が終了すると、会議システム1の操作者(発表者等)は、会議開始操作(会議開始を示す会議開始ボタン(不図示)の押下等)を実行する。当該会議開始ボタンは、たとえば、会議管理装置10の表示部16bに表示される。当該会議開始ボタンが押下されると、登録モードが終了した旨が判定され、ステップS25からステップS26に進む。
ステップS26では、会議管理装置10は、ユーザの登録数を記憶するとともに、会議中フラグ(FG_MEETING)をオン(「1」)に変更する。その後、会議における発表者の発表が開始される。
また、ステップS27では、会議管理装置10は、生体情報収集のタイミングを測定するためのタイマー(収集タイミング測定用タイマー)をリセットし、計時を開始する。
また、ステップS28では、会議管理装置10は、ステータスフラグ(FG_STATUS)を「1」に設定する。
<1−5−3.生体情報収集処理:ステップS30>
次のステップS30(図4および図6参照)では、生体情報の収集処理が実行される。
ステップS31(図6)では、会議中であるか否かが判定される。会議中フラグ(FG_MEETING)が「1」(オン)である場合には、会議中であると判定され、ステップS32に進む。それ以外の場合には、会議中でないと判定され、ステップS30の処理を一旦終了する。
ステップS32では、ステータスフラグ(FG_STATUS)が「1」であるか否かが判定される。ステータスフラグ(FG_STATUS)が「1」(「要収集状態」(生体情報の収集を行うべき状態))である場合には、ステップS33に進む。それ以外の場合には、ステップS30の処理を一旦終了する。
また、ステップS33において、前回のタイマーリセット時点(ステップS47(図7)でのリセット時点(ただし、初回はステップS27(図5)でのリセット時点))からの経過時間が所定時間(たとえば1分)に到達したか否かが、生体情報の収集タイミング測定用タイマー(ステップS27参照)の計測時間によって判定される。当該経過時間が所定時間に到達している場合には、ステップS34に進む。当該経過時間が所定時間に未だ到達していない場合には、ステップS30の処理を一旦終了する。
ステップS34〜S36では、全ての参加者(たとえば、24名の参加者)の生体情報の収集処理(取得処理)が実行される。
具体的には、ステップS34において、会議管理装置10は、i番目のウエアラブル端末50に対して生体情報検出要求(生体情報の送信要求でもある)を送信する。
ウエアラブル端末50は、当該生体情報検出要求を受信すると、生体情報の検出処理を実行する。具体的には、ウエアラブル端末50は、生体情報検出部57等を用いて装着者の生体情報を検出し、検出された生体情報を会議管理装置10に送信する。また、ウエアラブル端末50は、当該ウエアラブル端末50の位置情報(座席位置情報等)をも取得し、当該位置情報(装着者の位置情報でもある)をも会議管理装置10に送信する。詳細には、ウエアラブル端末50は、その端末ID(および/または装着者のユーザID)と装着者の生体情報と装着者の位置情報(ウエアラブル端末50の位置情報)とを互いに関連付けて会議管理装置10に送信する。
そして、会議管理装置10は、ウエアラブル端末50から生体情報および位置情報を受信し(ステップS35)、当該生体情報等を格納部15(好ましくは不揮発性の格納部)に格納する。
ステップS36では、全ての登録済み装置(ウエアラブル端末50)から生体情報等が受信されたか否かが判定される。換言すれば、全ての参加者(たとえば、24名の参加者)の生体情報の収集処理(取得処理)が終了したか否かが判定される。いずれかの参加者の生体情報の収集処理が未だ終了していない旨が判定される場合には、値iをインクリメントしてステップS34に戻る。一方、全ての参加者の生体情報の収集処理が終了した旨が判定される場合には、ステップS38に進む。
このようにしてステップS34〜ステップS36の処理が繰り返されることによって、全ての参加者(たとえば、24名の参加者)の生体情報の収集処理(取得処理)が実行されると、ステップS38に進む。。
ステップS38では、会議管理装置10は、ステータスフラグ(FG_STATUS)を「2」(「要判定状態」(生体情報に基づき心理状態の判定を行うべき状態))に設定する。
<1−5−4.心理状態判定処理:ステップS40>
次のステップS40(図4および図7参照)では、各参加者の心理状態を判定する処理が実行される。
ステップS41(図7)では、会議中であるか否かが判定される。会議中フラグ(FG_MEETING)が「1」(オン)である場合には、会議中であると判定され、ステップS42に進む。それ以外の場合には、会議中でないと判定され、ステップS40の処理を一旦終了する。
ステップS42では、ステータスフラグ(FG_STATUS)が「2」であるか否かが判定される。ステータスフラグ(FG_STATUS)が「2」(「要判定状態」(生体情報に基づき心理状態の判定を行うべき状態))である場合には、ステップS43に進む。それ以外の場合には、ステップS40の処理を一旦終了する。
ステップS43〜S45では、全ての参加者(たとえば、24名の参加者)のそれぞれの心理状態を判定する処理等が実行される。
まず、ステップS43において、会議管理装置10は、i番目の生体情報(i番目の参加者の生体情報)を格納部15から読み出し、当該i番目の生体情報に基づいて、i番目の生体情報に対応する人物(i番目のウエアラブル端末50の装着者)の心理状態を判定する。
ここでは、人物の心理状態として、「疑問」を有している状態と、「尿意」を有している状態と、「眠気」を有している状態と、「飽き」を感じている状態と、「苛立ち」を感じている状態(イライラしている状態)と、「興味」を感じている状態と、「緊張状態(あるいは不安状態)」とが互いに区別して判定されるものとする。
そして、会議管理装置10は、ステップS43での判定結果を格納部15に格納する(ステップS44)。
ステップS45では、全ての登録済み装置(ウエアラブル端末50)の装着者に関する心理状態の判定処理が完了したか否かが判定される。換言すれば、全ての参加者(たとえば、24名の参加者)の心理状態の判定処理が終了したか否かが判定される。いずれかの参加者の心理状態の判定処理が未だ終了していない旨が判定される場合には、値iをインクリメントしてステップS43に戻る。一方、全ての参加者の心理状態の判定処理が終了した旨が判定される場合には、ステップS47に進む。
このようにしてステップS43〜ステップS45の処理が繰り返されることによって、全ての参加者(たとえば、24名の参加者)の心理状態の判定処理が実行されると、ステップS47に進む。
ステップS47では、会議管理装置10は、次の生体情報の収集処理(ステップS30)(およびそれに引き続く心理状態判定処理(ステップS40))に向けて、生体情報の収集タイミング測定用タイマー(ステップS27参照)をリセットする。これに応じてリセット時点からの時間計測が開始される。
ステップS48では、会議管理装置10は、ステータスフラグ(FG_STATUS)を「1」(「要収集状態」(生体情報の収集を行うべき状態))に設定する(戻す)。
<1−5−5.アドバイス決定処理:ステップS50>
次のステップS50(図4および図11参照)では、会議へのアドバイス(提案内容)の決定処理が実行される。
当該アドバイス(提案内容)は、ステップS40で判定された心理状態に基づいて決定される(図11参照)。
たとえば、心理状態の集計対象に関するモードが「全参加者対象モード」に設定されている場合には、次のようにして会議への提案内容が決定される。
具体的には、全参加者のうち所定程度(所定割合)(たとえば、10%)以上の参加者が「疑問」を有している状態(換言すれば、会議の内容に関して「疑問」を有している状態)である旨が複数の参加者の生体情報に基づいて判定される場合、会議における「質疑応答期間」(質問タイム)に移行すべき旨が、会議への提案内容として決定される。
また、全参加者のうち所定程度(所定割合)(たとえば、20%)以上の参加者が「尿意」を有している状態である旨が複数の参加者の生体情報に基づいて判定される場合、会議における「トイレ休憩(期間)」に移行すべき旨が、会議への提案内容として決定される。
また、全参加者のうち所定程度(所定割合)(たとえば、30%)以上の参加者が「眠気」を有している状態である旨が複数の参加者の生体情報に基づいて判定される場合、会議における「コーヒータイム」に移行すべき旨が、会議への提案内容として決定される。このような提案内容に応じて「コーヒータイム」に移行することによれば、各参加者は気持ちをリフレッシュし、会議再開後においては発表者から各参加者への伝達が比較的円滑に行われる可能性が高い。なお、「コーヒータイム」(リフレッシュ用飲料の提供期間とも称される)は、会議が一時的に中断される休憩期間であってもよいが、会議が(中断されずに)継続されつつコーヒー等の飲料が提供される期間であってもよい。また、コーヒーに代えて紅茶あるいは緑茶などの他の飲料が提供されてもよい。
また、全参加者のうち所定程度(所定割合)(たとえば、30%)以上の参加者が「飽き」を感じている状態である旨が複数の参加者の生体情報に基づいて判定される場合、会議における議題を次の議題に進行させるべき旨が、会議への提案内容として決定される。
また、全参加者のうち所定程度(所定割合)(たとえば、10%)以上の参加者が「苛立ち」(イライラ)を感じている状態である旨が複数の参加者の生体情報に基づいて判定される場合、会議の発表者の話し方を修正すべき旨(声を大きくすること、および/または話すスピードを落とすこと)が、会議への提案内容として決定される。ここでは、参加者が苛立ちを感じる理由として、発表者の発言内容がうまく聞き取れないこと等を想定する。このような状況において発表者が話し方を修正すること(声を大きくすること、および/または話すスピードを落とすこと)によれば、このような苛立ちが解消され得る。たとえば、マイク音量の調整がうまく出来ていない場合などにも有効である。
また、全参加者のうち所定程度(所定割合)(たとえば、20%)以上の参加者が「興味」を感じている状態(換言すれば、会議における議事進行中の話題に興味を感じている状態)である旨が複数の参加者の生体情報に基づいて判定される場合、当該話題に関する追加情報(詳細情報)を各参加者に提供すべき旨が、会議への提案内容として決定される。このような提案内容に応じて、発表者は、当該話題に関する(詳細情報)を提供すること(たとえば、当該話題に関連する動画を再生すること、および/または当該話題に関連する実物(展示物)の紹介あるいは商談コーナーの存在等の紹介を行うこと等)が可能である。これによれば、比較的多くの参加者が興味を有している内容に関連する情報を効率的に提供することが可能である。
また、全参加者のうち所定程度(所定割合)(たとえば、20%)以上の参加者が「緊張状態あるいは不安状態」を有している状態)である旨が複数の参加者の生体情報に基づいて判定される場合、会議の雰囲気を和らげる話術を採用すべき(ジョーク(冗談)を言うこと等)旨を提案内容として決定する。
このようにして、複数の参加者のうち所定程度以上の参加者が特定の心理状態を有している旨が当該複数の参加者の生体情報に基づいて判定される場合、当該特定の心理状態に対応する内容が提案内容として決定される。
なお、心理状態の集計対象に関するモードが「特定参加者対象モード」に設定されている場合にも、上記と同様にして決定されればよい。ただし、全参加者のうち所定程度(所定割合)以上の参加者が特定の心理状態を有しているか否かの判定条件に代えて、全参加者のうち特定の参加者が特定の心理状態を有しているか否かの判定条件が用いられればよい。そして、特定の参加者が特定の心理状態を有している旨が当該特定の参加者の生体情報に基づいて判定される場合、当該特定の心理状態に対応する内容が提案内容として決定されればよい。
<1−5−6.画像作成処理:ステップS60>
次のステップS60(図4および図8参照)では、各参加者の心理状態に関する集計結果と会議への提案内容とを反映した画像の生成処理が実行される。
ステップS61(図8)では、会議中であるか否かが判定される。会議中フラグ(FG_MEETING)が「1」(オン)である場合には、会議中であると判定され、ステップS62に進む。それ以外の場合には、会議中でないと判定され、ステップS60の処理を一旦終了する。
ステップS62では、提案内容の表示モードとして「グラフモード」と「マップモード」とのいずれが設定されているか否かが判定される。上述のように、ユーザの設定操作等に応じて適宜の内容(提案内容の表示モード)が設定されており、ステップS62では当該設定の内容に応じて、グラフモードとマップモードとの2つの表示モードのうちの一方の表示モードが提案内容の表示モードとして決定(選択)される。「グラフモード」が選択される場合、処理はステップS63に進む。一方、「マップモード」が選択される場合、処理はステップS67(後述)に進む。
ステップS63では、心理状態の集計対象に関するモードとして、「全参加者対象モード」と「特定参加者対象モード」とのいずれが設定されているか否かが判定される。上述のように、ユーザの設定操作等に応じて適宜の内容(詳細には、集計対象に関する2つのモードのいずれか)が設定されており、ステップS63では当該設定の内容に応じて、「全参加者対象モード」と「特定参加者対象モード」との2つのモードのうちの一方のモードが、心理状態の集計対象に関するモードとして決定(選択)される。
「全参加者対象モード」が選択される場合、処理はステップS65に進む。ステップS65では、全て(たとえば24名)の参加者に関する心理状態が集計される。そして、ステップS66において、ステップS65における集計結果を示すグラフ画像G1(図14参照)とステップS50で決定された提案内容を示す画像G21(図14参照)とが生成される。なお、これらの画像は、別個の画像データとして生成されてもよく、あるいは1つの画像データとして生成されてもよい。
「特定参加者対象モード」が選択される場合、処理はステップS64に進む。ステップS64では、特定の参加者(たとえば、社内会議において会議の内容に関する決裁権限を有している人物(社長、部長等))に関する心理状態が集計(取得)される。そして、ステップS66において、ステップS64における集計結果を示すグラフ画像G3(図17参照)とステップS50で決定された提案内容を示す画像G21(図17参照)とが生成される。
また、ステップS67では、各参加者の生体情報(および当該各参加者の心理状態)と各装着者の位置情報(ウエアラブル端末50の位置情報)とが互いに関連付けられた状態での集計処理が行われる。そして、ステップS68において、ステップS67における集計結果を示すグラフ画像G5(図18参照)とステップS50で決定された提案内容を示す画像G21(図18参照)とが生成される。
<1−5−7.出力処理(通知処理):ステップS70>
次のステップS70(図4および図9参照)では、会議へのアドバイス等を所定の通知先に通知する処理(ステップS60で生成された画像の表示出力処理等)が実行される。
ステップS71(図9)では、会議中であるか否かが判定される。会議中フラグ(FG_MEETING)が「1」(オン)である場合には、会議中であると判定され、ステップS72に進む。それ以外の場合には、会議中でないと判定され、ステップS70の処理を一旦終了する。
ステップS72では、提案内容の通知先に関するモードとして「パブリック通知モード」と「プライベート通知モード」とのいずれが設定されているか否かが判定される。上述のように、ユーザの設定操作等に応じて適宜の内容(提案内容の通知先に関するモード)が設定されており、ステップS72では当該設定の内容に応じて、「パブリック通知モード」と「プライベート通知モード」との2つのモード(通知先モード)のうちの一方の通知先モードが、提案内容の通知先に関するモードとして決定(選択)される。「パブリック通知モード」が選択される場合、処理はステップS73に進む。一方、「プライベート通知モード」が選択される場合、処理はステップS74に進む。
ステップS73では、ステップS60で生成された画像(図14、図17あるいは図18等)が、表示装置30(プロジェクタ装置)を用いて表示される。たとえば、図13に示すように、発表用のスライド画像を全表示画面の大きさよりも少し小さめに表示した上で、表示画面内の右下側の空白領域に、ステップS60で生成された画像G1,G21が重畳表示される。換言すれば、会議の議事内容を表示する全参加者向け表示手段(プロジェクタ画面)に会議への提案内容(画像G21等)が表示されることによって、当該提案内容が全参加者(全聴講者)および発表者等に通知される。また、全参加者(全聴講者)の生体情報に基づいて判定された当該全参加者の心理状態に関する判定結果(集計結果)(画像G1等)も表示(通知)される。当該心理状態に関する判定結果は、上述のようにたとえば、グラフ形式あるいはマップ形式等で表示される。
ステップS74では、ステップS60で生成された画像(図14、図17あるいは図18等)が、(発表者用の端末としても利用される)会議管理装置10の表示部16bを用いて表示される。換言すれば、会議の議事内容を表示する発表者向け表示手段(パソコン画面)に会議への提案内容(画像G21等)が表示されることによって、提案内容が発表者に通知される。また、全参加者(全聴講者)の生体情報に基づいて判定された当該全参加者の心理状態に関する判定結果(集計結果)(画像G1等)も表示(通知)される。
なお、ステップS74では、表示装置30(プロジェクタ装置)においては、発表用の資料(図12参照)のみが表示され、会議への提案内容(および心理状態の集計結果)は表示されない。すなわち、会議への提案内容等は、会議における複数の参加者には通知されず、会議における発表者(および会議運営関係者)にのみ通知される。
また、ステップS73,S74において、会議運営関係者の端末等にも同様の画像が配信されてもよい。換言すれば、会議の議事内容を表示する会議運営関係者向け表示手段(携帯端末の表示画面等)に会議への提案内容もが表示されることによって、当該提案内容が会議運営関係者に通知されてもよい。
<1−5−8.終了処理:ステップS80>
ステップS80(図4および図10参照)では、終了処理が実行される。
ステップS81では会議が終了したか否かが判定される。
会議が終了すると、発表者は、会議終了操作(会議終了ボタン(不図示)の押下等)を実行する。当該会議終了ボタンは、たとえば、発表者による操作(メニュー画面呼出操作等)に応じて会議管理装置10の表示部16bに表示される。
会議管理装置10は、当該会議終了操作を検出するまでは、会議が未だ終了していない旨をステップS81にて判定する。会議が未だ終了していない旨がステップS81にて判定される場合には、ステップS80の処理を一旦終了し、再びステップS20に戻る(図4参照)。
一方、会議管理装置10は、当該会議終了操作を検出すると、会議が終了した旨をステップS81にて判定する。そして、処理はステップS82に進む。
ステップS82では会議中フラグ(FG_MEETING)がオフ(「ゼロ」)に変更され、次のステップS83に進む。
ステップS83では、次の会議の予定が登録されているか否かが判定される。
次の会議が予約されていない場合には、図4の処理を終了する。
一方、次の会議が予約されている場合には、ステップS83からステップS84に進む。ステップS84では、ステータスフラグ(FG_STATUS)が初期化(ゼロに設定)される。また、ステップS85では、ユーザ登録数(ここでは参加者登録数)も初期化(ゼロに設定)される。その後、再びステップS20に戻る。
以上のような動作によれば、会議中における参加者の生体情報が取得され(ステップS30)、当該参加者の生体情報に基づいて当該参加者の心理状態が判定される(ステップS40)。そして、参加者の心理状態に関する判定結果に基づいて会議への提案内容が決定され(ステップS50)、会議の発表者等に対して当該提案内容が通知される(ステップS60,S70)。したがって、会議の発表者は、会議管理装置10による提案内容を知得することによって、参加者の状況を適切に考慮し、会議をより効率的に進行させることが可能である。
<2.第2実施形態>
第2実施形態は、第1実施形態の変形例である。以下では、第1実施形態との相違点を中心に説明する。
第2実施形態においては、会議の参加者の生体情報のみならず、会議の「発表者」の生体情報もが取得される。具体的には、会議の発表者もウエアラブル端末50を装着し、ウエアラブル端末50によって検出された生体情報が(第1実施形態における各参加者の生体情報と同様に)ウエアラブル端末50から会議管理装置10に送信される。会議管理装置10は、ウエアラブル端末50から発表者の生体情報をも受信し(ステップS30(図4参照))、発表者の生体情報に基づいて当該発表者の心理状態をも判定する(ステップS40)。そして、会議管理装置10は、発表者の心理状態と各参加者の心理状態とに関する判定結果に基づいて提案内容を決定する(ステップS50)。このような態様によれば、発表者の心理状態をも考慮して、会議への提案内容がより適切に決定され得る。
なお、この第2実施形態でも、上述の3種類のモード(表示モード、集計対象モード、通知先モード)が適宜設定されて利用され得る。
また、第2実施形態においては、会議運営関係者としての通知先(通知先人物)には、現在の発表者に代わって発表を行う「代行発表者」(後述)が含まれることが特に好ましい。より具体的には、パブリック通知モードが採用されればよい。あるいはプライベート通知モードが採用されてもよい。プライベート通知モードが採用される場合には、代行発表者にも通知が行われるように表示動作あるいは音声出力動作が行われればよい。具体的には、代行発表者の利用端末にて会議管理装置10からの通知が出力されればよい。
さて、図21は、第2実施形態において決定される提案内容を示す図である。図21を参照しながら、第2実施形態における提案内容の決定処理(ステップS50)等について説明する。
図21に示されるように、まず、発表者の心理状態が上述の7つの心理状態のいずれかであると判定されない場合には、上記第1実施形態と同様に、参加者の心理状態の判定結果に応じた提案内容(図11も参照)が決定される。
また、発表者の心理状態が、次の4つの心理状態、具体的には、「疑問」、「眠気」、「飽き」、「興味(あるいは不安)」の心理状態のいずれかとして判定される場合にも、上記第1実施形態と同様に、参加者の心理状態の判定結果に応じた提案内容(図11参照)が決定される。
一方、発表者が「緊張(あるいは不安)」の心理状態を有する旨が判定される場合には、次述するように、発表者の当該心理状態と参加者の心理状態との双方に基づいて、会議への提案内容が決定される。この場合、上記第1実施形態とは異なる提案内容(図11および図21参照)が決定されることもある。
具体的には、まず、発表者が「緊張/不安」の心理状態を有し且つ所定程度以上の参加者が「疑問」の心理状態を有している場合は、上記第1実施形態と同様の提案内容(質問タイムへの移行)が決定される。また、発表者が「緊張/不安」の心理状態を有し且つ所定程度以上の参加者が「尿意」の心理状態を有している場合にも、上記第1実施形態と同様の提案内容(トイレ休憩タイムへの移行)が決定される。同様に、発表者が「緊張/不安」の心理状態を有し且つ所定程度以上の参加者が「眠気」の心理状態を有している場合、あるいは発表者が「緊張/不安」の心理状態を有し且つ所定程度以上の参加者が「興味」の心理状態を有している場合にも、上記第1実施形態と同様の提案内容(コーヒータイムへの移行、あるいは、追加情報の提供)がそれぞれ決定される。
これに対して、発表者が「緊張/不安」の心理状態を有し且つ所定程度以上の参加者が「緊張/不安」の心理状態を有している場合(所定程度以上の参加者が緊張あるいは不安の心理状態を有している旨の判定結果が得られる場合)には、上記第1実施形態と同様の提案内容(ジョーク(冗談)を言うこと)は決定されず保留される。この場合、いずれの提案内容も発表者には通知されない。これによれば、「緊張(あるいは不安)」の心理状態を有する発表者に対して、更なる心理的負荷(提案内容に応えようとする心理的負荷)が加わることを回避することが可能である。
同様に、発表者が「緊張/不安」の心理状態を有し且つ所定程度以上の参加者が「苛立ち」の心理状態を有している場合には、上記第1実施形態と同様の提案内容(話し方の改善)は決定されず保留される。また同様に、発表者が「緊張/不安」の心理状態を有し且つ所定程度以上の参加者が「飽き」の心理状態を有している場合には、上記第1実施形態と同様の提案内容(次の議題への移行)は決定されず保留される。これらの場合、いずれの提案内容も発表者には通知されない。これによれば、「緊張/不安」の心理状態を有する発表者に対して、更なる心理的負荷(提案内容に応えようとする心理的負荷)が加わることを回避することが可能である。
また、発表者が「苛立ち」の心理状態を有する旨が判定される場合には、次述するように、発表者の当該心理状態と参加者の心理状態との双方に基づいて、会議への提案内容が決定される。なお、発表者の「苛立ち」の原因としては、発明者の理想通りに会議が進まないこと等が例示される。
具体的には、まず、発表者が「苛立ち」の心理状態を有し且つ所定程度以上の参加者が「疑問」の心理状態を有している場合は、上記第1実施形態と同様の提案内容(質問タイムへの移行)が決定される。また、発表者が「苛立ち」の心理状態を有し且つ所定程度以上の参加者が「尿意」の心理状態を有している場合にも、上記第1実施形態と同様の提案内容(トイレ休憩)が決定される。さらに、発表者が「苛立ち」の心理状態を有し且つ所定程度以上の参加者が「興味」の心理状態を有している場合にも、上記第1実施形態と同様の提案内容(追加情報の提供)が決定される。
これに対して、発表者が「苛立ち」の心理状態を有し且つ所定程度以上の参加者が「緊張(あるいは不安)」の心理状態を有している場合には、上記第1実施形態と同様の提案内容(ジョーク(冗談)を言うこと)は決定されず保留される。この場合、いずれの提案内容も発表者には通知されない。これによれば、「緊張(不安)」の心理状態を有する発表者に対して更なる心理的負荷(提案内容に応えようとする心理的負荷)が加わって発表者の苛立ちが増大すること、を回避することが可能である。
また、発表者が「苛立ち」の心理状態を有し且つ所定程度以上の参加者が「苛立ち」の心理状態を有している場合には、上記第1実施形態と同様の提案内容(話し方の改善)は決定されず、これに代えて、「休憩タイム」に移行すべき旨が会議への提案内容として決定される。「休憩タイム」への移行によって、発表者の「苛立ち」を抑制するとともに参加者の「苛立ち」を抑制することが可能である。
また、発表者が「苛立ち」の心理状態を有し且つ所定程度以上の参加者が「飽き」の心理状態を有している場合には、上記第1実施形態と同様の提案内容(次の議題への移行)は決定されず、これに代えて、「休憩タイム」に移行すべき旨が会議への提案内容として決定される。「休憩タイム」への移行によって、発表者の「苛立ち」を抑制するとともに参加者の「飽き」を解消することが可能である。
また、発表者が「苛立ち」の心理状態を有し且つ所定程度以上の参加者が「眠気」の心理状態を有している場合には、上記第1実施形態と同様の提案内容(コーヒータイムへの移行)は決定されず、これに代えて、「休憩タイム」に移行すべき旨が会議への提案内容として決定される。「休憩タイム」への移行によって、発表者の「苛立ち」を抑制するとともに参加者の「眠気」を解消することが可能である。
また、発表者が「尿意」の心理状態を有している旨が判定される場合には、次述するように、発表者の当該心理状態と参加者の心理状態との双方に基づいて、会議への提案内容が決定される。
具体的には、まず、発表者が「尿意」の心理状態を有し且つ所定程度以上の参加者が「眠気」の心理状態を有している旨の判定結果が得られる場合、あるいは、発表者が「尿意」の心理状態を有し且つ所定程度以上の参加者が「飽き」の心理状態を有している旨の判定結果が得られる場合には、「休憩タイム」に移行すべき旨が会議への提案内容として決定される。同様に、発表者が「尿意」の心理状態を有し且つ所定程度以上の参加者が「尿意」の心理状態を有している旨の判定結果が得られるときにも、「休憩タイム」に移行すべき旨が会議への提案内容として決定される。「休憩タイム」(休憩期間)への移行によって、発表者がトイレに行く時間を確保することができるとともに、参加者の「眠気」、「飽き」、あるいは「尿意」をも解消することが可能である。
また、発表者が「尿意」の心理状態を有し且つ所定程度以上の参加者が「疑問」の心理状態を有している旨の判定結果が得られるとき、あるいは、発表者が「尿意」の心理状態を有し且つ所定程度以上の参加者が「興味」の心理状態を有している旨の判定結果が得られるときには、発表者を新たな発表者へと交代すべき旨が会議への提案内容として決定される。発表者の交代(元の発表者から新たな発表者(代行発表者)への交代)によって会議が続行されれば、元の発表者がトイレに行く時間を確保することができるとともに、(会議に積極的に参加している)参加者を邪魔しなくて済む。
また、同様に、発表者が「尿意」の心理状態を有し且つ所定程度以上の参加者が「苛立ち」の心理状態を有している旨の判定結果が得られるとき、あるいは、発表者が「尿意」の心理状態を有し且つ所定程度以上の参加者が「緊張あるいは不安」の心理状態を有している旨の判定結果が得られるときにも、発表者を交代すべき旨が会議への提案内容として決定される。
なお、会議への提案内容として「代行発表者への交代」が決定される場合には、(上述のように)当該代行発表者に対しても当該提案内容が通知されることが好ましい。これによれば、代行発表者は元の発表者からの交代依頼を予見することができるので、元の発表者から当該代行発表者への交代を円滑に行うことが可能である。
このように、発表者が「尿意」の心理状態を有している旨が判定される場合には、発表者の当該心理状態と参加者の心理状態との双方に基づいて会議への提案内容が決定される。したがって、より適切な提案内容が決定され得る。
また、上述の各種の決定動作を視点を変えて把握すると、次のように表現することが可能である。具体的には、図21に示されるように所定程度以上の参加者が特定の心理状態を有している旨の判定結果が得られる場合において、常に上記第1実施形態と同様の内容が会議への提案内容として決定されるのではなく、発表者の心理状態にも基づいて会議への提案内容が決定される。
たとえば、所定程度以上の参加者が「苛立ち」を有している旨の判定結果が得られる場合において、発表者の心理状態にも基づいて会議への提案内容が決定される。具体的には、発表者が「疑問」、「眠気」、「飽き」、「興味」の心理状態のいずれかを有しているときには、第1実施形態と同様に、「話し方の改善」が提案内容として決定される。一方、発表者が「緊張(不安)」を有しているときにおいては、当該提案内容(「話し方の改善」)は保留され、提案内容自体が決定されない。また、発表者が「苛立ち」を有しているときには、「休憩タイム」が提案内容として決定される。また、発表者が「尿意」を有しているときには、「発表者の交代」が提案内容として決定される。
参加者に関する他の各心理状態に関しても同様に、発表者の心理状態にも基づいて、それぞれ提案内容が決定される。
このように、会議の提案内容は、参加者の心理状態に基づいて一意に決定されるのではなく、発表者の心理状態にも基づいて決定される。これによれば、より好適な提案内容が決定され得る。
なお、ここでは、発表者が「尿意」の心理状態を有している旨が判定される場合において、参加者が「飽き」の心理状態を有している旨が判定されるときには、「休憩タイム」が提案内容として決定されているが、これに限定されない。たとえば、このときには「発表者交代」が提案内容として決定されてもよい。参加者が他の心理状態を有している旨が判定されるときも同様である。また、発表者が「尿意」の心理状態を有している旨が判定される場合において、参加者が「苛立ち」の心理状態を有している旨が判定されるとき等においては、図21の決定内容(「発表者交代」)とは異なり、(逆に)「休憩タイム」が提案内容として決定されてもよい。
<3.変形例等>
以上、この発明の実施の形態について説明したが、この発明は上記説明した内容のものに限定されるものではない。
たとえば、上記各実施形態においては、グラフモードにおいては棒グラフが用いられているが、これに限定されず、円グラフ等の他の種類のグラフが用いられてもよい(図16参照)。図16においては、円グラフを含む画像G2とステップS50で決定された提案内容を示す画像G21とが併せて表示される態様が例示されている。
また、上記各実施形態においては、全参加者通知モードでは表示画面内の右下の空白領域にグラフが表示されている(図13参照)が、これに限定されない。たとえば、図15に示すように、表示画面内の右上の空白領域等にグラフ(図15では円グラフ)を含む画像G2等(図16参照)が表示されるようにしてもよい。
また、各実施形態においては、マップモードにおいて図18のような画像が表示されているが、これに限定されず、マップモードにおいて図19のような画像が表示されてもよい。
図19のマップ画像においては、図18のマップ画像と同様に、会議の開催会場内における各参加者の存在位置(座席位置等)が示されているとともに各参加者の心理状態の情報が示されている。なお、異なる複数の心理状態は、異なるハッチング(および/または色)を用いて互いに区別されている。
さらに、図19のマップ画像においては、会議の開催会場が複数の(ここでは4つ)の区分領域に区分されている。より詳細には、発表者側から見て、左手前側の領域(左前領域)と左奥側の領域(左奥領域)と右手前側の領域(右前領域)と右奥側の領域(右奥領域)との4つの区分領域に区分されている。各区分領域には、それぞれ、6人が包含されている。換言すれば、複数(ここでは24名)の参加者が、その座席の位置に応じて、複数のグループに区分されている。
そして、図19のマップ画像(マップ情報)においては、複数の区分領域のそれぞれに属する参加者の心理状態に応じて得点が付与され、当該得点に関する集計結果が区分領域ごとに示されている。具体的には、ネガティブな心理状態よりもポジティブな心理状態に対して比較的高い得点が付与される得点付与手法によって、当該複数の区分領域のそれぞれに属する参加者の心理状態に応じて得点が付与される。
ここで、ポジティブな心理状態は、会議に積極的に参加しようとする心理状態、換言すれば、会議への参加に関する積極的な心理状態等を含む。また、ネガティブな心理状態は、会議に積極的に参加しようとする意思が希薄な心理状態、換言すれば、会議への参加に関する消極的な心理状態等を含む。
図20は、心理状態ごとの得点の一例を示す図である。具体的には、7つの心理状態(「疑問」、「尿意」、「眠気」、「飽き」、「苛立ち」、「興味」、「緊張/不安」)に対して、「8点」、「2点」、「1点」、「0点」、「4点」、「10点」、「5点」がそれぞれ付与されている。
図20に示されるように、ポジティブな心理状態に対しては、比較的高い得点が付与される。たとえば、ユーザ心理状態「興味」(会議に積極的に参加し「興味」を感じている状態)に対しては「10」点が付与される。また、ユーザ心理状態「疑問」(会議に積極的に参加し「疑問」を感じている状態)に対しては「8」点が付与される。
一方、ネガティブな心理状態に対しては、比較的低い得点が付与される。たとえば、ユーザ心理状態「飽き」(会議の内容に「飽き」を感じている状態)に対しては「0」点が付与され、ユーザ心理状態「眠気」(会議に積極的とは言えず「眠気」を感じている状態)に対しては「1」点が付与される。
図19のマップ画像においては、各区分領域に所属する複数の参加者の心理状態に対する得点の合計値(合計得点)が、当該各区分領域に重畳して表示されている。たとえば、
左前領域に所属する6人の参加者の心理状態に対する得点の合計値「54」(=10+10+10+8+8+8)点が、当該左前領域に重畳して表示されている。同様に、左奥領域に対しては数字「50」(点)が重畳表示されており、右前領域に対しては数字「43」(点)が重畳表示されており、右奥領域に対しては数字「28」(点)が重畳表示されている。
会議においては、比較的類似する対象に関心を持っている参加者が比較的近くに集まって着座することも多い。たとえば、異なる会社が集まる会議において同じ会社内の複数の人物(あるいは或る1つの会社にて異なるグループが集まる会議において同じグループ内の複数の人物等)が比較的近くに集まって着座することも多い。
会議の発表者は、図19のような得点付きマップ情報を視認することによって、会議の会場内において比較的積極的に会議に参加している人が集まっている部分領域を特定することが可能である。そして、当該発表者は、比較的高い得点が付与された区分領域内の参加者を意識した対策を施しつつ発表を行うことによって、比較的高いプレゼンテーション効果を達成することが可能である。
当該対策としては、比較的高い得点が付与された区分領域(たとえば左前領域あるいは左側領域)の方向に意識的に視線を向けて発表者が発表を行うことが例示される。また、当該区分領域内の参加者に向けて発表者が質問を投げかけることも例示される。あるいは、当該区分領域内の参加者がプロジェクタ画面(プロジェクタ装置30によるスクリーンへの投影画面)を見るにあたって、当該区分領域の参加者からプロジェクタ画面への視線を遮らないような位置(当該区分領域の参加者の邪魔にならないような位置)に発表者が立つことなども例示される。
また、上記各実施形態においては、会議管理装置10が各参加者の心理状態を判定して取得しているが、これに限定されず、ウエアラブル端末50が各参加者の心理状態を判定するようにしてもよい。その場合、会議管理装置10は、各参加者の心理状態に関する判定結果をウエアラブル端末50から受信して取得すればよい。
また、上記第2実施形態においては、「発表者」の心理状態が「参加者」(聴講者)の心理状態とは全く別異のものとして考慮されて会議への提案内容が決定されているが、これに限定されない。たとえば、会議の「発表者」の心理状態が会議におけるN人の「参加者」の心理状態と同等に考慮されて((N+1)人目の参加者の心理状態として考慮されて)、会議への提案内容が決定されるようにしてもよい。
また、上記各実施形態においては、各種モードは会議開始前に予め設定され会議中には変更されない態様が例示されているが、これに限定されない。たとえば、会議中に各種モード(表示モード、集計対象モード、通知先モード)の設定内容の少なくとも1つが変更されるようにしてもよい。
1 会議システム
10 会議管理装置
30 プロジェクタ装置(表示装置)
50 ウエアラブル端末(生体情報検出装置)
P1 発表者
U1 参加者(聴講者)

Claims (41)

  1. 会議システムであって、
    会議中における前記会議の参加者の生体情報であって前記参加者の状態を反映して変化する生体情報を取得する生体情報取得手段と、
    前記参加者の生体情報に基づいて前記参加者の心理状態を判定する判定手段と、
    前記参加者の心理状態に関する判定結果に基づいて会議への提案内容を決定する決定手段と、
    前記決定手段によって決定された前記提案内容を前記会議の発表者及び前記会議の参加者に通知する通知手段と、
    を備えることを特徴とする会議システム。
  2. 請求項1に記載の会議システムにおいて、
    前記生体情報は、脈波、心電、脳波、発汗量、体温、脈拍および血圧の少なくとも1つに関する情報を有することを特徴とする会議システム。
  3. 請求項1または請求項2に記載の会議システムにおいて、
    前記生体情報は、前記参加者に装着されたウエアラブルデバイスによって検出されることを特徴とする会議システム。
  4. 請求項1から請求項3に記載の会議システムにおいて、
    前記通知手段は、前記決定手段によって決定された前記提案内容を前記発表者以外の会議運営関係者にも通知することを特徴とする会議システム。
  5. 請求項1から請求項3に記載の会議システムにおいて、
    前記通知手段は、前記決定手段によって決定された前記提案内容を、前記発表者と前記発表者に代わって発表を続行する代行発表者とに通知することを特徴とする会議システム。
  6. 請求項1から請求項3に記載の会議システムにおいて、
    前記通知手段は、発表者向けの表示手段において前記会議の議事内容とともに前記提案内容を表示することによって、前記提案内容を通知することを特徴とする会議システム。
  7. 請求項1から請求項6のいずれかに記載の会議システムにおいて、
    前記通知手段は、全参加者向けの表示手段において前記会議の議事内容とともに前記提案内容を表示することによって前記提案内容を通知することを特徴とする会議システム。
  8. 請求項1から請求項7のいずれかに記載の会議システムにおいて、
    前記通知手段は、前記提案内容を音声出力することによって前記提案内容を通知することを特徴とする会議システム。
  9. 請求項1から請求項8のいずれかに記載の会議システムにおいて、
    前記生体情報取得手段は、複数の参加者の生体情報を取得し、
    前記判定手段は、前記複数の参加者の生体情報に基づいて前記複数の参加者の心理状態をそれぞれ判定し、
    前記決定手段は、前記複数の参加者の心理状態に関する判定結果に基づいて前記会議への前記提案内容を決定することを特徴とする会議システム。
  10. 請求項1から請求項8のいずれかに記載の会議システムにおいて、
    前記生体情報取得手段は、特定の参加者の生体情報を取得し、
    前記判定手段は、当該特定の参加者の生体情報に基づいて当該特定の参加者の心理状態を判定し、
    前記決定手段は、前記特定の参加者の心理状態に関する判定結果に基づいて前記会議への前記提案内容を決定することを特徴とする会議システム。
  11. 請求項6または請求項7に記載の会議システムにおいて、
    前記通知手段は、前記参加者の生体情報に基づいて判定された前記参加者の心理状態に関する情報をも前記表示手段に表示することを特徴とする会議システム。
  12. 請求項11に記載の会議システムにおいて、
    前記通知手段は、複数の参加者の生体情報に基づいて判定された前記複数の参加者の心理状態に関する集計結果をグラフ形式で表示することを特徴とする会議システム。
  13. 請求項11に記載の会議システムにおいて、
    前記通知手段は、複数の参加者の各存在位置と前記複数の参加者の生体情報に基づいて判定された前記複数の参加者のそれぞれの心理状態とを関連付けて示すマップ情報を表示することを特徴とする会議システム。
  14. 請求項13に記載の会議システムにおいて、
    前記通知手段は、前記会議の開催会場を複数の区分領域に区分し、前記複数の区分領域のそれぞれに属する参加者の心理状態に応じて得点を付与し、当該得点に関する集計結果を区分領域ごとに示すマップ情報を表示することを特徴とする会議システム。
  15. 請求項14に記載の会議システムにおいて、
    前記通知手段は、ネガティブな心理状態よりもポジティブな心理状態に対して比較的高い得点が付与される得点付与手法によって、前記複数の区分領域のそれぞれに属する参加者の心理状態に応じて得点を付与することを特徴とする会議システム。
  16. 請求項9に記載の会議システムにおいて、
    前記決定手段は、前記複数の参加者のうち所定程度以上の参加者が特定の心理状態を有している旨が前記複数の参加者の生体情報に基づいて判定される場合、前記特定の心理状態に対応する内容を前記提案内容として決定することを特徴とする会議システム。
  17. 請求項10に記載の会議システムにおいて、
    前記決定手段は、前記特定の参加者が特定の心理状態を有している旨が前記特定の参加者の生体情報に基づいて判定される場合、前記特定の心理状態に対応する内容を前記提案内容として決定することを特徴とする会議システム。
  18. 請求項16または請求項17に記載の会議システムにおいて、
    前記特定の心理状態は、会議の内容に関して疑問を有している状態を含み、
    前記特定の心理状態に対応する前記提案内容は、前記会議における質疑応答期間に移行すべき旨を含むことを特徴とする会議システム。
  19. 請求項16から請求項18のいずれかに記載の会議システムにおいて、
    前記特定の心理状態は、尿意を有している状態を含み、
    前記特定の心理状態に対応する前記提案内容は、休憩期間に移行すべき旨を含むことを特徴とする会議システム。
  20. 請求項16から請求項19のいずれかに記載の会議システムにおいて、
    前記特定の心理状態は、眠気を有している状態を含み、
    前記特定の心理状態に対応する前記提案内容は、リフレッシュ用飲料の提供期間に移行すべき旨を含むことを特徴とする会議システム。
  21. 請求項16から請求項20のいずれかに記載の会議システムにおいて、
    前記特定の心理状態は、飽きを感じている状態を含み、
    前記特定の心理状態に対応する前記提案内容は、前記会議の議題を次の議題に進行させるべき旨を含むことを特徴とする会議システム。
  22. 請求項16から請求項21のいずれかに記載の会議システムにおいて、
    前記特定の心理状態は、苛立ちを感じている状態を含み、
    前記特定の心理状態に対応する前記提案内容は、前記会議の発表者の話し方を修正すべき旨を含むことを特徴とする会議システム。
  23. 請求項16から請求項22のいずれかに記載の会議システムにおいて、
    前記特定の心理状態は、前記会議における議事進行中の話題に興味を感じている状態を含み、
    前記特定の心理状態に対応する前記提案内容は、前記話題に関する追加情報を各参加者に提供すべき旨を含むことを特徴とする会議システム。
  24. 請求項16から請求項23のいずれかに記載の会議システムにおいて、
    前記特定の心理状態は、緊張状態あるいは不安状態を有している状態を含み、
    前記特定の心理状態に対応する前記提案内容は、前記会議の雰囲気を和らげる話術を採用すべき旨を含むことを特徴とする会議システム。
  25. 請求項9に記載の会議システムにおいて、
    前記生体情報取得手段は、前記会議における前記複数の参加者の生体情報を取得するとともに前記会議の発表者の生体情報をも取得し、
    前記判定手段は、前記発表者の生体情報に基づいて前記発表者の心理状態を判定し、
    前記決定手段は、前記発表者の心理状態と複数の参加者の心理状態とに関する判定結果に基づいて前記提案内容を決定することを特徴とする会議システム。
  26. 請求項25に記載の会議システムにおいて、
    前記決定手段は、前記複数の参加者のうち所定程度以上の参加者が飽きを感じている旨の判定結果が前記複数の参加者の生体情報に基づいて得られる場合であっても、前記発表者が緊張状態あるいは不安状態を有している旨が判定されるときには、前記複数の参加者の心理状態に関する前記判定結果を保留し、少なくとも前記発表者には前記判定結果を通知しないことを特徴とする会議システム。
  27. 請求項25に記載の会議システムにおいて、
    前記決定手段は、前記複数の参加者のうち所定程度以上の参加者が苛立ちを感じている旨の判定結果が前記複数の参加者の生体情報に基づいて得られる場合であっても、前記発表者が緊張状態あるいは不安状態を有している旨が判定されるときには、前記複数の参加者の心理状態に関する前記判定結果を保留し、少なくとも前記発表者には前記判定結果を通知しないことを特徴とする会議システム。
  28. 請求項25に記載の会議システムにおいて、
    前記決定手段は、前記複数の参加者のうち所定程度以上の参加者が緊張あるいは不安を感じている旨の判定結果が前記複数の参加者の生体情報に基づいて得られる場合であっても、前記発表者が緊張状態あるいは不安状態を有している旨が判定されるときには、前記複数の参加者の心理状態に関する前記判定結果を保留し、少なくとも前記発表者には前記判定結果を通知しないことを特徴とする会議システム。
  29. 請求項25に記載の会議システムにおいて、
    前記決定手段は、前記複数の参加者のうち所定程度以上の参加者が眠気を感じている旨の判定結果が得られる場合、あるいは、前記複数の参加者のうち所定程度以上の参加者が飽きを感じている旨の判定結果が得られる場合において、前記発表者が苛立ちを有している旨が判定されるときには、休憩期間に移行すべき旨を前記提案内容として決定することを特徴とする会議システム。
  30. 請求項25に記載の会議システムにおいて、
    前記決定手段は、前記発表者が尿意を有している旨が判定される場合において、前記複数の参加者のうち所定程度以上の参加者が疑問を感じている旨の判定結果が得られるとき、あるいは、前記複数の参加者のうち所定程度以上の参加者が興味を感じている旨の判定結果が得られるときには、前記発表者を新たな発表者へと交代すべき旨を前記提案内容として決定することを特徴とする会議システム。
  31. 請求項30に記載の会議システムにおいて、
    前記決定手段は、前記発表者が尿意を有している旨が判定される場合において、前記複数の参加者のうち所定程度以上の参加者が眠気を感じている旨の判定結果が得られるとき、あるいは、前記複数の参加者のうち所定程度以上の参加者が飽きを感じている旨の判定結果が得られるときには、休憩期間に移行すべき旨を前記提案内容として決定することを特徴とする会議システム。
  32. 会議管理装置であって、
    会議中における前記会議の参加者の心理状態であって前記参加者の生体情報に基づいて判定された前記参加者の心理状態を取得する取得手段と、
    前記参加者の心理状態に関する判定結果に基づいて会議への提案内容を決定する決定手段と、
    前記決定手段によって決定された前記提案内容を前記会議の発表者及び前記会議の参加者に通知する通知手段と、
    を備えることを特徴とする会議管理装置。
  33. コンピュータに、
    a)会議中における前記会議の参加者の心理状態であって前記参加者の生体情報に基づいて判定された前記参加者の心理状態を取得するステップと、
    b)前記参加者の心理状態に関する判定結果に基づいて会議への提案内容を決定するステップと、
    c)前記ステップb)にて決定された前記提案内容を前記会議の発表者及び前記会議の参加者に通知するステップと、
    を実行させるためのプログラム。
  34. 請求項33に記載のプログラムにおいて、
    前記ステップc)は、
    c−1)発表者向けの表示手段において前記会議の議事内容とともに前記提案内容を表示することによって、前記提案内容を通知するステップ、
    を有することを特徴とするプログラム。
  35. 請求項33に記載のプログラムにおいて、
    前記ステップc)は、
    c−2)全参加者向けの表示手段において前記会議の議事内容とともに前記提案内容を表示することによって前記提案内容を通知するステップ、
    を有することを特徴とするプログラム。
  36. 請求項34または請求項35に記載のプログラムにおいて、
    前記ステップc)において、前記参加者の生体情報に基づいて判定された前記参加者の心理状態に関する情報もが前記表示手段に表示されることを特徴とするプログラム。
  37. 請求項33から請求項36のいずれかに記載のプログラムにおいて、
    前記ステップa)においては、複数の参加者の生体情報に基づいてそれぞれ判定された前記複数の参加者の心理状態が取得され、
    前記ステップb)においては、前記複数の参加者の心理状態に関する判定結果に基づいて前記会議への前記提案内容が決定されることを特徴とするプログラム。
  38. 請求項33から請求項36のいずれかに記載のプログラムにおいて、
    前記ステップa)においては、特定の参加者の生体情報に基づいて判定された前記特定の参加者の心理状態が取得され、
    前記ステップb)においては、前記特定の参加者の心理状態に関する判定結果に基づいて前記会議への前記提案内容が決定されることを特徴とするプログラム。
  39. 請求項37に記載のプログラムにおいて、
    前記ステップb)においては、前記複数の参加者のうち所定程度以上の参加者が特定の心理状態を有している旨が前記複数の参加者の生体情報に基づいて判定される場合、前記特定の心理状態に対応する内容が前記提案内容として決定されることを特徴とするプログラム。
  40. 請求項38に記載のプログラムにおいて、
    前記ステップb)においては、前記特定の参加者が特定の心理状態を有している旨が前記特定の参加者の生体情報に基づいて判定される場合、前記特定の心理状態に対応する内容が前記提案内容として決定されることを特徴とするプログラム。
  41. 請求項37に記載のプログラムにおいて、
    前記ステップa)においては、前記会議における前記複数の参加者の生体情報に基づいてそれぞれ判定された前記複数の参加者の心理状態と、前記会議の発表者の生体情報に基づいて判定された前記発表者の心理状態とが取得され、
    前記ステップb)においては、前記ステップa)にてそれぞれ取得された前記発表者の心理状態と前記複数の参加者の心理状態とに基づいて、前記会議への前記提案内容が決定されることを特徴とするプログラム。
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