JP6840545B2 - Image forming device - Google Patents
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Description
本発明は、電子写真方式や静電記録方式を利用した複写機、プリンタ等の画像形成装置に搭載する定着器、あるいは記録材上の定着済みトナー画像を再度加熱することによりトナー画像の光沢度を向上させる光沢付与装置、等の像加熱装置に関する。また、この像加熱装置を備える画像形成装置に関する。 According to the present invention, the glossiness of a toner image is obtained by reheating a fixed toner image on a fixing device mounted on an image forming apparatus such as a copying machine or a printer using an electrophotographic method or an electrostatic recording method, or a recording material. The present invention relates to an image heating device such as a gloss-imparting device that improves the quality of the image. The present invention also relates to an image forming apparatus including this image heating apparatus.
画像形成装置に用いられる像加熱装置において、省電力化の要請から、記録材上に形成された画像部を選択的に加熱する方法(特許文献1の実施例11)が提案されている。この方法では、記録材の搬送方向に直交する方向(以下、長手方向という)において、複数に分割された加熱領域を設定し、それぞれの加熱領域を加熱する発熱体が長手方向に複数設けられている。そして、各加熱領域に形成される画像の画像情報に基づき、対応する発熱体により画像部が選択的に加熱される。 In the image heating apparatus used for the image forming apparatus, a method of selectively heating an image portion formed on a recording material (Example 11 of Patent Document 1) has been proposed in response to a request for power saving. In this method, a plurality of heating regions are set in a direction orthogonal to the transport direction of the recording material (hereinafter referred to as a longitudinal direction), and a plurality of heating elements for heating each heating region are provided in the longitudinal direction. There is. Then, based on the image information of the image formed in each heating region, the image portion is selectively heated by the corresponding heating element.
しかしながら、像加熱部として特許文献1の像加熱装置を備えた画像形成装置では、画像に応じて選択的な加熱を行うと、両面プリントを行う際に、以下のような問題が生ずる場合があった。すなわち、両面プリントでは、1面目のプリントで像加熱装置から記録材が受けた熱が、搬送された記録材を通じて、2面目の画像形成を行う転写部で転写ローラなどの転写部材に伝わる。このとき、例えば、長手方向の一部分だけに画像のある画像パターンを連続プリントする場合、選択的に加熱を受けた記録材から、伝わった熱が蓄積されていくので、転写部材の長手方向の一部分が周囲(該一部分以外の部分)に対して昇温してしまう。イオン導電性のポリマーを使用した転写部材などでは、温度に応じて抵抗値が敏感に反応し、温度が上昇すれば抵抗値が低下する特性をもつ。そのため、転写部材の長手方向で温度が高い部分と低い部分で、転写電流の流れやすさが変わり、画像の濃度ムラが発生する可能性がある。
However, in the image forming apparatus provided with the image heating apparatus of
本発明の目的は、複数の発熱体で複数の領域を加熱する像加熱部を備えた画像形成装置において、画像不良の発生を抑制しつつ省電力性を高めることができる技術を提供することである。 An object of the present invention is to provide a technique capable of improving power saving while suppressing the occurrence of image defects in an image forming apparatus provided with an image heating unit that heats a plurality of regions with a plurality of heating elements. is there.
上記目的を達成するため、本発明である画像形成装置は、
記録材に画像を形成する画像形成部と、
記録材の搬送方向に対して直交する方向に並ぶ複数の発熱体を有するヒータを有し、前記ヒータの熱によって記録材に形成された画像を加熱する像加熱部と、
前記複数の発熱体へ供給する電力を個々に制御する制御部と、
を備え、
前記制御部は、記録材の両面に画像形成を行う場合に、1面目の画像形成領域を加熱する前記発熱体の制御目標温度と1面目の非画像形成領域を加熱する前記発熱体の制御目標温度との差を、記録材の片面にのみ画像形成を行う場合よりも小さくする制御モードを有し、
前記制御部は、前記画像形成部の蓄熱量に関する情報に基づいて、前記制御モードを実行するか否か判断することを特徴とする。
In order to achieve the above object, the image forming apparatus of the present invention is used.
An image forming part that forms an image on the recording material,
An image heating unit having a heater having a plurality of heating elements arranged in a direction orthogonal to the transport direction of the recording material and heating an image formed on the recording material by the heat of the heater, and an image heating unit.
A control unit that individually controls the electric power supplied to the plurality of heating elements,
With
When the control unit forms an image on both sides of the recording material, the control target temperature of the heating element that heats the image forming region on the first surface and the control target of the heating element that heats the non-image forming region on the first surface. the difference between the temperature, have a control mode to be smaller than the case where an image is formed on only one surface of the recording material,
The control unit is characterized in that it determines whether or not to execute the control mode based on the information regarding the amount of heat stored in the image forming unit.
本発明によれば、複数の発熱体で複数の領域を加熱する像加熱部を備えた画像形成装置において、画像不良の発生を抑制しつつ省電力性を高めることができる。 According to the present invention, in an image forming apparatus provided with an image heating unit that heats a plurality of regions with a plurality of heating elements, it is possible to improve power saving while suppressing the occurrence of image defects.
以下に図面を参照して、この発明を実施するための形態を、実施例に基づいて例示的に詳しく説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状それらの相対配置などは、発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものである。すなわち、この発明の範囲を以下の実施の形態に限定する趣旨のものではない。 Hereinafter, embodiments for carrying out the present invention will be described in detail exemplarily based on examples with reference to the drawings. However, the dimensions, materials, shapes, and relative arrangements of the components described in this embodiment should be appropriately changed depending on the configuration of the apparatus to which the invention is applied and various conditions. That is, it is not intended to limit the scope of the present invention to the following embodiments.
[実施例1]
1.画像形成装置の構成
図1は、本発明の実施例に係る画像形成装置の概略断面図である。本実施例の画像形成装置100は、電子写真方式を利用して記録材上に画像を形成するレーザプリンタである。
[Example 1]
1. 1. Configuration of Image Forming Device FIG. 1 is a schematic cross-sectional view of an image forming device according to an embodiment of the present invention. The
ビデオコントローラ110はホストコンピュータ等の外部装置から送信される画像情報及びプリント指示を受信して処理するものである。CPU121を含む制御部120はビデオコントローラ110と接続されており、ビデオコントローラ110からの指示に応じて画像形成装置を構成する各部を制御するものである。
The
ビデオコントローラ110は外部装置からプリント信号を受けると、画像情報に応じて変調されたレーザ光をスキャナユニット21が出射し、帯電ローラ16によって所定の極性に帯電された感光ドラム(電子写真感光体)19表面を走査する。これにより像担持体としての感光ドラム19には静電潜像が形成される。この静電潜像に対して現像ローラ17から所定の極性に帯電したトナーが供給されることで、感光ドラム19上の静電潜像は、トナー画像(トナー像)として現像される。一方、給紙カセット11に積載された記録材(記録紙)Pはピックアップローラ12によって一枚ずつ給紙され、搬送ローラ対13
によってレジストローラ対14に向けて搬送される。更に、記録材Pは、感光ドラム19上のトナー画像(現像剤像)が感光ドラム19と転写部材としての転写ローラ20で形成される転写位置に到達するタイミングに合わせて、レジストローラ対14から転写位置へ搬送される。記録材Pが転写位置を通過する過程で感光ドラム19上のトナー画像は記録材Pに転写される。
When the
Is conveyed towards the
本実施例において、転写ローラ20は、鉄、ステンレス(SUS)、アルミ等の芯金上に、導電性を有するゴム層からなる弾性層を設けた構成である。本実施例ではφ6の芯金上に肉厚3mm、長手幅220mmの弾性層を形成してある。弾性層の材料としては、アクリロニトリルブタジエンゴムにエピクロルヒドリンゴムをブレンドし、気温25℃湿度50%の環境下で2KVの電圧を印加した状態で、1.0〜3.0×10(8)Ωの抵抗値
になるように調整したものを使用している。また、イオン導電性を得るために、アクリロニトリルブタジエンゴム、ウレタンゴム、またはエピクロルヒドリンゴム等のイオン導電性ゴムを単独または組み合わせて、さらには他の材料とブレンドして用いることができる。転写ローラ20は図2に示すように、温度に応じて抵抗値が反応し、温度が上昇すれば抵抗値が低下する特性を持つ。
In this embodiment, the
転写ローラ20には、転写電源回路500により、所定の電圧値が印加される。このとき転写ローラ20から感光ドラム1、または記録材Pに流れる電流値は、転写電源回路500内に流れる転写電流として検知し、制御部120にフィードバックされる。CPU121はこの転写電流値と目標電流値との差を比較し、所定量の転写電圧を増減させる転写電圧出力信号を高圧電源回路500に対して発信し、転写電圧を制御する。これにより、一定の目標電流に対して常にフィードバックを行うことで定電流制御を行うことが可能となる。なお、目標電流値は、高すぎると転写位置でトナーの極性が反転し、感光ドラム19に戻されてしまうため、画像濃度は低下する。また、低すぎてもトナーが感光ドラム19から記録材Pに転移しないで残ってしまうため、画像濃度は低下する。そのため、目標電流値は転写電流に対して、画質に問題のない範囲(転写マージンと呼ぶ)で一定の幅を持たせて、転写マージンの中から最適値が設定される。本実施例の画像形成装置100では記録材の種類や環境などの条件に応じて目標電流値を設定している。例えば、本実施例では普通紙を通紙する場合、15μAの目標電流値で定電流制御される。
A predetermined voltage value is applied to the
その後、記録材Pは像加熱部(像加熱装置)としての定着装置200で加熱され、トナー画像が記録材Pに加熱定着される。定着済みのトナー画像を担持する記録材Pは、搬送ローラ対26、27によって画像形成装置100上部の排紙トレイ31に排出される。
After that, the recording material P is heated by the fixing
また、画像形成装置100は、記録材Pの片面にトナー像を定着させて出力する上記の片面画像形成(片面プリント)と、記録材Pの第1面(表面)と第2面(裏面)の両面にトナー像を定着させて出力する両面画像形成(両面プリント)と、を実行可能である。両面画像形成を行う場合は、記録材Pは、一旦中間排出ローラ26によって途中まで搬送された後、中間排出ローラ26が逆回転することによりスイッチバックされ、両面フラッパー32が切り換えられることによって両面搬送路33に送られる。両面搬送路33に送られた記録材Pは、両面搬送ローラ(図示せず)によって移送され、搬送ローラ対13により再度レジスト部14へと送られる。その後、1面目(表側)の画像形成と同様の工程で2面目(裏側)の画像形成が行われる。2面目の画像形成後は、記録材Pは中間排出ローラ26を経由して排出ローラ27に搬送され、排出トレイ31上に排出される。
Further, the
なお、18は感光ドラム19を清掃するドラムクリーナ、30は定着装置200等を駆動するモータである。定着装置200へは、商用の交流電源401に接続されたヒータ駆動手段としての制御回路400から電力供給している。
また、上述した、感光ドラム19、帯電ローラ16、スキャナユニット21、現像ローラ17、転写ローラ20が、記録材Pに未定着画像を形成する画像形成部を構成している。また、本実施例では、感光ドラム19、帯電ローラ16、現像ローラ17を含む現像ユニット、ドラムクリーナ18を含むクリーニングユニットが、プロセスカートリッジ15として画像形成装置100の装置本体に対して着脱可能に構成されている。
Further, the
本実施例の画像形成装置100は、記録材Pの搬送方向に直交する方向における最大通紙幅が216mmであり、LETTERサイズ(216mm×279mm)の普通紙を232.5mm/secの搬送速度で毎分44枚プリントすることが可能である。
In the
2.定着装置の構成
図3は、本実施例の定着装置200の断面図である。定着装置200は、エンドレスベルトとしての定着フィルム202と、定着フィルム202の内面に接触するヒータ300と、定着フィルム202を介してヒータ300と共に定着ニップ部Nを形成する加圧ローラ208と、金属ステー204と、を有する。
2. 2. Configuration of Fixing Device FIG. 3 is a cross-sectional view of the fixing
定着フィルム202は、筒状に形成された複層耐熱フィルムであり、ポリイミド等の耐熱樹脂、またはステンレス等の金属を基層としている。また、定着フィルム202の表面には、トナーの付着防止や記録材Pとの分離性を確保するため、テトラフルオロエチレン・パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(PFA)等の離型性にすぐれた耐熱樹脂を被覆して離型層を形成してある。更に、特にカラー画像を形成する装置では、画質向上のため、上記基層と離型層の間にシリコーンゴム等の耐熱ゴムを弾性層として形成してもよい。加圧ローラ208は、鉄やアルミニウム等の材質の芯金209と、シリコーンゴム等の材質の弾性層210を有する。ヒータ300は、耐熱樹脂製のヒータ保持部材201に保持されており、定着ニップ部N内に設けられた加熱領域A1〜A7(詳細は後述する)を加熱することで、定着フィルム202を加熱する。ヒータ保持部材201は定着フィルム202の回転を案内するガイド機能も有している。ヒータ300には、定着ニップ部Nの反対側に電極Eが設けられており、電気接点Cより電極Eに給電を行っている。金属ステー204は、不図示の加圧力を受けて、ヒータ保持部材201を加圧ローラ208向けて付勢する。また、ヒータ300の異常発熱により作動してヒータ300に供給する電力を遮断するサーモスイッチや温度ヒューズ等の安全素子212が、ヒータ300に直接、もしくはヒータ保持部材201を介して間接的に当接している。
The fixing
加圧ローラ208は、モータ30から動力を受けて矢印R1方向に回転する。加圧ローラ208が回転することによって、定着フィルム202が従動して矢印R2方向に回転する。定着ニップ部Nにおいて記録材Pを挟持搬送しつつ定着フィルム202の熱を与えることで、記録材P上の未定着トナー画像は定着処理される。また、定着フィルム202の摺動性を確保し安定した従動回転状態を得るために、ヒータ300と定着フィルム202の間には、耐熱性の高いグリース(不図示)を介在させている。
The pressurizing
3.ヒータの構成
図4を用いて、本実施例に係るヒータ300の構成を説明する。図4(A)はヒータ300の断面図、図4(B)はヒータ300の各層の平面図、図4(C)はヒータ300への電気接点Cの接続方法を説明する図である。図4(B)には、本実施例の画像形成装置100における記録材Pの搬送基準位置Xを示してある。本実施例における搬送基準は中央基準となっており、記録材Pはその搬送方向に直交する方向における中心線が搬送基準位置Xを沿うように搬送される。また、図4(A)は、搬送基準位置Xにおけるヒータ300の断面図となっている。
3. 3. Configuration of Heater The configuration of the
ヒータ300は、セラミックス製の基板305と、基板305上に設けられた裏面層1
と、裏面層1を覆う裏面層2と、基板305上の裏面層1とは反対側の面に設けられた摺動面層1と、摺動面層1を覆う摺動面層2と、より構成される。
The
The
裏面層1は、ヒータ300の長手方向に沿って設けられている導電体301(301a、301b)を有する。導電体301は、導電体301aと301bに分離されており、導電体301bは、導電体301aに対して記録材Pの搬送方向の下流側に配置されている。また、裏面層1は、導電体301a、301bに平行して設けられた導電体303(303−1〜303−7)を有する。導電体303は、導電体301aと導電体301bの間にヒータ300の長手方向に沿って設けられている。
The
更に、裏面層1は、発熱体302a(302a−1〜302a−7)と発熱体302b(302b−1〜302b−7)を有する。発熱体302aは、導電体301aと導電体303の間に設けられており、導電体301aと導電体303を介して電力を供給することにより発熱する。発熱体302bは、導電体301bと導電体303の間に設けられており、導電体301bと導電体303を介して電力を供給することにより発熱する。
Further, the
導電体301と導電体303と発熱体302aと発熱体302bとから構成される発熱部位は、ヒータ300の長手方向に対し7つの発熱ブロック(HB1〜HB7)に分割されている。すなわち、発熱体302aは、ヒータ300の長手方向に対し、発熱体302a−1〜302a−7の7つの領域に分割されている。また、発熱体302bは、ヒータ300の長手方向に対し、発熱体302b−1〜302b−7の7つの領域に分割されている。更に、導電体303は、発熱体302a、302bの分割位置に合わせて、導電体303−1〜303−7の7つの領域に分割されている。
The heat generating portion composed of the
本実施例の発熱範囲は、発熱ブロックHB1の図中左端から発熱ブロックHB7の図中右端までの範囲であり、その全長は220mmである。また、各発熱ブロックの長手方向長さは、すべて同じ約31mmとしているが、長さを異ならせても構わない。 The heat generation range of this embodiment is the range from the left end in the figure of the heat generation block HB 1 to the right end in the figure of the heat generation block HB 7 , and the total length thereof is 220 mm. Further, although the lengths of the heat generating blocks in the longitudinal direction are all the same, about 31 mm, the lengths may be different.
また、裏面層1は、電極E(E1〜E7、およびE8−1、E8−2)を有する。電極E1〜E7は、それぞれ導電体303−1〜303−7の領域内に設けられており、導電体303−1〜303−7を介して発熱ブロックHB1〜HB7それぞれに電力供給するための電極である。電極E8−1、E8−2は、ヒータ300の長手方向端部に導電体301に接続するよう設けられており、導電体301を介して発熱ブロックHB1〜HB7に電力供給するための電極である。本実施例ではヒータ300の長手方向両端に電極E8−1、E8−2を設けているが、例えば、電極E8−1のみを片側に設ける構成でも構わない。また、導電体301a、301bに対し共通の電極で電力供給を行っているが、導電体301aと導電体301bそれぞれに個別の電極を設け、それぞれ電力供給を行っても構わない。
Further, the
裏面層2は、絶縁性を有する表面保護層307より構成(本実施例ではガラス)されており、導電体301、導電体303、発熱体302a、302bを覆っている。また、表面保護層307は、電極Eの箇所を除いて形成されており、電極Eに対して、ヒータの裏面層2側から電気接点Cを接続可能な構成となっている。
The
基板305上の裏面層1とは反対側の面に設けられた摺動面層1は、各発熱ブロックHB1〜HB7の温度を検知するためのサーミスタTH(TH1−1〜TH1−4、およびTH2−5〜TH2−7)を有している。サーミスタTHは、PTC特性、若しくはNTC特性(本実施例ではNTC特性)を有した材料から成り、その抵抗値を検出することにより、全ての発熱ブロックの温度を検知できる。
The sliding
また、摺動面層1は、サーミスタTHに通電しその抵抗値を検出するため、導電体ET(ET1−1〜ET1−4、およびET2−5〜ET2−7)と導電体EG(EG1、EG2)とを有している。導電体ET1−1〜ET1−4は、それぞれサーミスタTH1−1〜TH1−4に接続されている。導電体ET2−5〜ET2−7は、それぞれサーミスタTH2−5〜TH2−7に接続されている。導電体EG1は、4つのサーミスタTH1−1〜TH1−4に接続され、共通の導電経路を形成している。導電体EG2は、3つのサーミスタTH2−5〜TH2−7に接続され、共通の導電経路を形成している。導電体ETおよび導電体EGは、それぞれヒータ300の長手に沿って長手端部まで形成され、ヒータ長手端部において不図示の電気接点を介して制御回路400と接続されている。
Further, the sliding
摺動面層2は、摺動性と絶縁性を有する表面保護層308より構成(本実施例ではガラス)されており、サーミスタTH、導電体ET、導電体EGを覆うとともに、定着フィルム202内面との摺動性を確保している。また、表面保護層308は、導電体ETおよび導電体EGに対して電気接点を設けるために、ヒータ300の長手両端部を除いて形成されている。
The sliding
続いて、各電極Eへの電気接点Cの接続方法を説明する。図4(C)は、各電極Eへ電気接点Cを接続した様子をヒータ保持部材201側から見た平面図である。ヒータ保持部材201には、電極E(E1〜E7、およびE8−1、E8−2)に対応する位置に貫通穴が設けられている。各貫通穴位置において、電気接点C(C1〜C7、およびC8−1、C8−2)が、電極E(E1〜E7、およびE8−1、E8−2)に対して、バネによる付勢や溶接などの手法によって電気的に接続されている。電気接点Cは、金属ステー204とヒータ保持部材201の間に設けられた不図示の導電材料を介して、ヒータ300の制御回路400と接続されている。
Subsequently, a method of connecting the electrical contact C to each electrode E will be described. FIG. 4C is a plan view of the state in which the electric contact C is connected to each electrode E as viewed from the
制御回路400は、7つの発熱ブロックHB1〜HB7を個々に独立制御可能な回路構成となっている。また、制御回路400は、サーミスタTH(TH1−1〜TH1−4、TH2−5〜TH2−7)の信号をCPU121にて温度に変換し、ヒータ300の温度検知を行う。CPU121の内部処理では、後述する各発熱ブロックの制御温度(制御目標温度)TGTiと、サーミスタの検知温度に基づき、例えばPI制御(比例積分制御)により、供給するべき電力を算出している。CPU420は、本発明における制御部、取得部として、ヒータ300の温調制御にかかわる各種演算や通電制御等を実行する。
The
4.加熱領域
図5は、本実施例における加熱領域A1〜A7を示す図であり、Letterサイズ紙の紙幅と対比して表示している。加熱領域A1〜A7は、定着ニップ部N内の、図4(B)に示した発熱ブロックHB1〜HB7に対応した位置に設けられており、発熱ブロックHBi(i=1〜7)の発熱により、加熱領域Ai(i=1〜7)がそれぞれ加熱される。加熱領域A1〜A7の全長は220mmであり、各領域はこれを均等に7分割したものである(L=31.4mm)。各加熱領域Ai(i=1〜7)は、画像加熱領域AIと、非画像加熱領域APに分類される。加熱領域Aiの分類は、ホストコンピュータ等の外部装置(不図示)から送られる画像データ(画像情報)に基づいて行われる。
4. Heating region FIG. 5 is a diagram showing heating regions A 1 to A 7 in this embodiment, and is displayed in comparison with the paper width of Letter size paper. The heating regions A 1 to A 7 are provided at positions in the fixing nip portion N corresponding to the heat generation blocks HB 1 to HB 7 shown in FIG. 4 (B), and the heat generation blocks HB i (i = 1 to 1). heat generated by the 7), the heating region a i (i = 1~7) is heated, respectively. The total length of the heating regions A 1 to A 7 is 220 mm, and each region is evenly divided into seven (L = 31.4 mm). The heating areas A i (i = 1~7) is an image heating area AI, it is classified as non-image heating area AP. The heating region Ai is classified based on image data (image information) sent from an external device (not shown) such as a host computer.
図6を用い、加熱領域Aiの分類について、具体例を挙げて説明する。本実施例では、定着ニップ部Nを通過する記録材Pを所定の時間で区間分けし、それぞれの区間毎に加熱領域Aiの分類を行う。本実施例では、記録材Pの先端を基準に0.24秒毎に区間分けしており、最初の区間を区間T1、2番目の区間を区間T2、3番目の区間を区間T3として説明する。記録材PはLETTERサイズであり、図6(A)に示す位置に画像が存在していた場合、加熱領域Aiの分類は図6(B)の表のようになる。すなわち、区間T1において、加熱領域A1、A5、A6、A7は画像範囲が通過しないため非画像加熱領
域APに分類され、加熱領域A2、A3、A4は画像範囲が通過するため画像加熱領域AIに分類される。区間T2において、加熱領域A1、A2、A3、A6、A7は画像範囲が通過しないため非画像加熱領域APに分類され、加熱領域A4、A5は画像範囲が通過するため画像加熱領域AIに分類される。区間T3は区間T2同様に、加熱領域A1、A2、A3、A6、A7は非画像加熱領域APに分類され、加熱領域A4、A5は画像加熱領域AIに分類される。本実施例では、加熱領域Aiの分類ごとに、各発熱ブロックの制御温度TGTiを設定し、発熱ブロックHB1〜HB7の加熱制御を行う。
Reference to Figure 6, the classification of the heating area A i, be described with reference to specific examples. In this embodiment, the recording material P passing through the fixing nip portion N is divided into sections at a predetermined time, and the heating region Ai is classified for each section. In this embodiment, the recording material has segmentation every 0.24 seconds tip criteria P, 1 initial section to
また、本実施例では図6(C)に示すように、転写ローラ20の長手方向の全長に対して、加熱領域Ai(i=1〜7)に対応した分割領域TRi(i=1〜7)を設定している。両面プリントの場合では、1面目で加熱を受けた記録材Pが、2面目の転写位置で転写ローラ20に接触する。そして、記録材Pの加熱領域Ai(i=1〜7)で加熱を受けた領域から、転写ローラ20の分割領域TRi(i=1〜7)の対応する位置に熱が伝わる。なお、本実施例において、前記の転写ローラの分割領域TRi(i=1〜7)は制御部120において、制御上、扱うために設定された領域である。
Further, in this embodiment, as shown in FIG. 6C, the divided region TR i (i = 1 ) corresponding to the heating region A i (i = 1 to 7) with respect to the overall length of the
5.転写ローラ予測蓄熱量の算出方法
本実施例では、転写手段としての転写ローラ20の蓄熱量に相関のあるパラメータとして、転写ローラ予測蓄熱カウント値CTi(以下、蓄熱カウント値CTiと呼ぶ)を設けている。蓄熱カウント値CTiは、図6(C)のように転写ローラ20を加熱領域Aiの幅に対応する位置毎に、それぞれがどの程度加熱されたか、また、どの程度放熱したか、その熱履歴(加熱履歴、放熱履歴)を蓄積してカウントし、蓄熱量を予測するものである。加熱履歴は、例えば、ヒータの温度、記録材の搬送速度、記録材の種類、発熱体への電力供給量の少なくとも1つに基づいて取得することができる。また、放熱履歴は、例えば、その加熱領域における記録材の通過の有無、記録材の種類、発熱体への電力供給を行わない期間、ヒータの温度の時間変化量の少なくとも1つに基づいて取得することができる。
5. Method for calculating the predicted heat storage amount of the transfer roller In this embodiment, the transfer roller predicted heat storage count value CTi (hereinafter referred to as the heat storage count value CTi) is provided as a parameter correlating with the heat storage amount of the
転写ローラ20の分割領域毎の蓄熱カウント値CTiには、所定の更新タイミング毎に下記の(式1)で表わされるdCTiが累積加算されていく。
dCTi=(TC−RMC−DC)・・・(式1)
The dCT i represented by the following (Equation 1) is cumulatively added to the heat storage count value CT i for each divided region of the
dCT i = (TC-RMC-DC) ... (Equation 1)
ここで、(式1)中のTC、RMC、DCについて図7を用いて説明する。なお、本実施例の蓄熱カウント値CTiは、記録材Pの先端を基準として0.24秒毎(加熱領域Aiの分類区間毎)に更新されるものとする。 Here, TC, RMC, and DC in (Equation 1) will be described with reference to FIG. The heat storage count value CT i of this embodiment shall be updated every 0.24 seconds (for each classification section of the heating region A i ) with reference to the tip of the recording material P.
(式1)中のTCは、両面プリントの2面目の記録材Pが転写ローラ20と接触することで加熱される熱量を示す値である。両面プリントの1面目で記録材Pが加熱された際のヒータ300の制御温度、画像形成装置100の記録材Pに対する搬送速度、厚紙・薄紙といった記録材Pの種類などに応じて設定される。本実施例におけるTCは、図7の(a)に示すように、各加熱領域の制御温度TGTiに応じて決定される。制御温度TGTiが低温であるほど値が小さくなり、制御温度TGTiが高温であるほど値が大きくなる。本実施例では、両面プリントの1面目について記録材Pの制御温度TGTiを制御部120で記録保持しておき、記録材Pの2面目の先端が転写ローラ20に到達するタイミングで図7の(a)に示すテーブルを参照し、TCを算出する。TCを算出後、制御部120は記録された記録材Pの制御温度TGTiを順次更新する。
TC in (Equation 1) is a value indicating the amount of heat heated when the recording material P on the second side of the double-sided printing comes into contact with the
(式1)中のRMCは、片面プリントもしくは、両面プリントの1面目の記録材Pが転写ローラ20を通過することによって転写ローラから奪われる熱量を示しており、図7(b)のように設定されている。RMCは、厚紙・薄紙といった記録材Pの種類に応じて可
変としてもよい。
The RMC in (Equation 1) indicates the amount of heat taken from the transfer roller by passing the recording material P on the first side of single-sided printing or double-sided printing through the
(式1)中のDCは、伝熱や輻射による転写ローラ20外への放熱量を示しており、各転写ローラ20の分割領域の蓄熱カウント値CTiに応じて決定される。蓄熱量が大きくなるほど外部との温度差が大きくなり放熱量が増えるため、図7の(c)に示すように、蓄熱カウント値CTiが大きくなるほどDCが大きくなるよう設定されている。
The DC in (Equation 1) indicates the amount of heat radiated to the outside of the
なお、TC、RMC、DCによる蓄熱カウント値CTiは、紙間では記録材Pとの熱のやり取りが無いため、TC=0、RMC=0である。DCについては、例えば、本実施例における紙間は0.12秒であるため、図7(c)で示した値の半分として、蓄熱カウント値CTiの更新を行う。
また、蓄熱カウント値CTiの更新の結果、蓄熱カウント値CTiが0を下回った場合は、蓄熱カウント値CTiを0とする。
The heat storage count value CT i by TC, RMC, and DC is TC = 0 and RMC = 0 because there is no heat exchange between the papers and the recording material P. Regarding DC, for example, since the space between papers in this embodiment is 0.12 seconds, the heat storage count value CT i is updated as half the value shown in FIG. 7 (c).
As a result of updating of the heat storage count value CT i, if the heat accumulating count value CT i is below 0, the thermal storage count value CT i to 0.
以上のようにして決定される蓄熱カウント値CTiは、その値が大きいほど転写ローラ20の分割領域における蓄熱量が大きいことを表している。図9を用いて、転写ローラ20の蓄熱カウント値CTiの推移について具体例を説明する。図9は図8に示す記録材P(Letterサイズ)を連続両面プリントした際の、転写ローラ20の蓄熱カウント値CTiの推移を示している。プリントした画像は、記録材P上の加熱領域A4を通過する範囲に含まれて配置されているものとする。図9に示すように、本実施例の連続両面プリントでは、両面プリントの(a)1面目(表)と(b)2面目(裏)の記録紙Pが、同一間隔の(c)紙間を挟んで、繰り返し転写ローラ20を通過する。このとき、蓄熱カウント値CTiは両面プリントの(a)1面目の記録材の通過においては、記録材Pによって転写ローラ20から熱が奪われるため、小さくなる。(c)紙間においては、伝熱や輻射により転写ローラ20外への放熱するため、小さくなる。(b)2面目の記録材の通過においては、1面目で加熱を受けた記録材Pが転写ローラ20に接触し加熱されるため、大きくなる。また、画像加熱領域であるCT4が、非画像加熱領域であるCT1、CT2、CT3、CT5、CT6、CT7よりも記録材Pの加熱制御温度TGTiが高く設定されるため、(b)2面目の記録材の通過において、蓄熱カウント値CTiの増加が大きくなる。
The heat storage count value CT i determined as described above indicates that the larger the value, the larger the amount of heat storage in the divided region of the
なお、TC・RMC・DCの設定値は、画像形成装置100および定着装置200の構成やプリント条件を考慮して適宜決定されるべきものであり、図7で示した値に限定されるものではない。
The TC / RMC / DC set values should be appropriately determined in consideration of the configurations of the
6.ヒータ制御方法の概要
本実施例のヒータ制御方法、すなわち発熱ブロックHBi(i=1〜7)の発熱量制御方法を説明する。発熱ブロックHBiの発熱量は、発熱ブロックHBiへの供給電力によって決まる。発熱ブロックHBiへの供給電力を大きくすることで、発熱ブロックHBiの発熱量が大きくなり、発熱ブロックHBiへの供給電力を小さくすることで、発熱ブロックHBiの発熱量が小さくなる。
6. Outline of heater control method The heater control method of this embodiment, that is, the heat generation amount control method of the heat generation block HB i (i = 1 to 7) will be described. Heating value of the heating block HB i is determined by the electric power supplied to the heating blocks HB i. Supplying power to the heating block HB i By the increase, the amount of heat generation of the heating block HB i is increased, by reducing the power supplied to the heating blocks HB i, the amount of heat generation of the heating block HB i decreases.
発熱ブロックHBiへの供給電力は、発熱ブロック毎に設定される制御温度TGTi(i=1〜7)と、サーミスタの検知温度に基づき算出される。本実施例では、各サーミスタの検知温度が各発熱ブロックの制御温度TGTiと等しくなるよう、PI制御(比例積分制御)によって供給電力が算出される。 The power supplied to the heat generation block HB i is calculated based on the control temperature TGT i (i = 1 to 7) set for each heat generation block and the detection temperature of the thermistor. In this embodiment, the power supply is calculated by PI control (proportional integration control) so that the detection temperature of each thermistor becomes equal to the control temperature TGT i of each heat generation block.
図10のフローチャートを用いて、本実施例における、発熱ブロックHBiの加熱制御の流れについて説明する。まず、ビデオコントローラ110は、外部装置からプリントジョブを受けとると、制御部120は、両面プリントかどうかを判断する(S1002)。
両面プリントでない場合、つまり、片面プリントの場合は、加熱領域Aiの分類に応じて以下のように発熱ブロックHB1〜HB7の制御温度の設定を行う(S1009)。
The flow of heating control of the heat generating block HB i in this embodiment will be described with reference to the flowchart of FIG. First, when the
If not double-sided printing, that is, in the case of one-sided printing, the setting of the control temperature of the
加熱領域Aiが画像加熱領域AIと分類された場合は、制御温度TGTiをTGTi=TAIと設定する。ここで、TAIは画像加熱領域基準温度であり、未定着画像を記録材Pに定着させるために適切な温度として設定されている。本実施例の定着装置200において普通紙を通紙する際は、設定値をTAI=198℃としている。なお、画像加熱基準温度TAIは、厚紙・薄紙といった記録材Pの種類に応じて可変とすることが望ましい。また、画像の濃度や画素の密度など、画像の情報に応じて画像加熱領域基準温度TAIを調整しても良い。
When the heating region A i is classified as the image heating region AI, the control temperature TGT i is set as TGT i = T AI. Here, TAI is an image heating region reference temperature, and is set as an appropriate temperature for fixing the unfixed image on the recording material P. When passing plain paper in the
次に、加熱領域Aiが非画像加熱領域APと分類された場合は、制御温度TGTiをTGTi=TAPと設定する。ここで、TAPは非画像加熱領域基準温度であり、画像加熱基準温度TAIよりも低い温度として設定することで、非画像加熱領域APにおける発熱ブロックHBiの発熱量を画像加熱領域AIより下げ、画像形成装置100の省電力化を図っている。ただし、非画像加熱領域基準温度TAPは下げ過ぎないようにする。加熱領域Aiが非画像加熱領域APから画像加熱領域AIに切り替わった際に、投入可能な最大電力を発熱ブロックHBiに投入したとしても、画像部の制御温度まで充分加熱することができなくなる場合があるからである。この場合、トナー画像が記録材に充分に定着しない現象(定着不良)が発生する可能性があるため、非画像加熱領域基準温度TAPは適切な値に設定する必要がある。発明者等の実験によると、本実施例の画像形成装置100においては、非画像加熱領域基準温度TAPを158℃以上とすれば定着不良の発生が無いことがわかった。省電力化の観点では、可能な限り制御温度TGTiを低くし発熱ブロックHBiの発熱量を下げることが望ましいため、本実施例ではTAP=158℃としている。
Next, when the heating region A i is classified as the non-image heating region AP, the control temperature TGT i is set as TGT i = T AP. Here, T AP is a non-image heating region reference temperature, and by setting it as a temperature lower than the image heating reference temperature T AI , the calorific value of the heat generation block HB i in the non-image heating region AP is calculated from the image heating region AI. The
続いて、両面プリントの場合は、はじめに1面目かどうかを判断する(S1003)。このとき、1面目でなく、2面目の場合は、片面プリントと同様にして、加熱領域Aiの分類に応じて、制御温度TGTiをTAI=198℃、TAP=158℃と設定する(S1008)。 Subsequently, in the case of double-sided printing, it is first determined whether or not it is the first side (S1003). At this time, in the case of the second surface instead of the first surface , the control temperature TGT i is set to T AI = 198 ° C. and T AP = 158 ° C. according to the classification of the heating region A i in the same manner as the single-sided printing. (S1008).
次に、1面目の場合は、前述した、転写ローラ20の蓄熱カウント値CTiから求めた算出値に応じて、発熱ブロックHBiの制御温度の設定を場合分けする(S1005)。本実施例では、加熱を受ける該当の記録材Pが転写位置前のレジスト部に到達したタイミングで、転写ローラ20の分割領域TRiの中で、蓄熱カウント値CTiの最大値Max(CTi)と最小値Min(CTi)の差分αを算出する(S1004)。そして、差分αが大きいと、転写ローラ20の蓄熱量の長手差が大きい、つまり転写ローラ20の表面温度の長手ムラが大きいと判断して、発熱ブロックHBiの制御温度の設定を変更する。
Next, in the case of the first surface, the setting of the control temperature of the heat generation block HB i is divided into cases according to the calculated value obtained from the heat storage count value CTi of the
転写ローラ20の表面温度の長手差が大きいと、抵抗値に長手方向の差ができ、その結果、転写ローラ20の長手領域毎に流れ込む転写電流の差ができることによって、画像に濃度ムラとして現れ始める。発明者等の実験によると、例えば、図8に示す画像を両面連続プリントした場合のように、転写ローラ20の分割領域TRiの中で1箇所のみの抵抗値に差が付く場合が、最も画像濃度ムラが発生しやすい。このとき、前記差分αを70以下とすれば、画像濃度ムラが問題のないことが分かった。そのため、α=70を閾値1として場合分けの条件とした。
If the longitudinal difference in the surface temperature of the
差分α≧閾値1の場合(差分が所定の値以上)は、加熱領域Aiの分類に応じて、以下のように、1面目の発熱ブロックHB1〜HB7の制御温度を設定する(S1006)。すなわち、加熱領域Aiが画像加熱領域AIと分類された場合は、制御温度TGTiを片
面プリントと同様に、TGTi=TAI(=198℃)と設定する。そして、加熱領域Aiが非画像加熱領域APと分類された場合は、TGTi=TAP’と設定する。ここでTAP’は非画像加熱領域修正温度である。本実施例ではTAP’=198℃と設定する。本実施例では両面プリントにおける非画像加熱領域APに対して、非画像加熱領域修正温度TAP’を設定することで、画像加熱領域温度の加熱制御温度との差を片面プリントのみを行う場合より、小さくなるように制御する。
For differential alpha ≧ threshold value 1 (the difference is greater than a predetermined value), depending on the classification of the heating area A i, as follows, to set the control temperature of the
差分α<閾値1の場合(差分が所定の値より小さい)は、片面プリントの場合と同様にして、加熱領域Aiの分類に応じて、制御温度TGTiをTAI=198℃、TAP=158℃と設定する(S1007)。 When the difference α <threshold value 1 (the difference is smaller than the predetermined value) , the control temperature TGT i is set to T AI = 198 ° C., T AP according to the classification of the heating region A i, as in the case of single-sided printing. = 158 ° C. is set (S1007).
以上のように、本実施例では、片面、両面プリントにおける発熱ブロックHB1〜HB7の制御温度の設定をプリントジョブの中でプリント毎に行い、ジョブが終了するまで繰り返す(S1010)。
なお、各加熱領域温度(TAI・TAP・TAP’)の設定値および蓄熱カウント値CTiの差分αの閾値は、画像形成装置100および定着装置200の構成やプリント条件を考慮して適宜決定されるべきものであり、上述した値に限定されるものではない。また、画像加熱領域基準温度TAIは、画像形成領域の制御温度は片面プリントと両面プリントの1面目および2面目で、異なる値でもよい。
As described above, in this embodiment, the control temperature of the heat generating blocks HB 1 to HB 7 in the single-sided and double-sided printing is set for each print in the print job, and is repeated until the job is completed (S1010).
Note that the setting value and the threshold value of the difference α regenerative count values CTi for each heating zone temperature (T AI · T AP · T AP ') as appropriate in consideration of the configuration and printing conditions of the
7.発明の効果
本実施例におけるヒータの制御方法を比較例を用いて説明する。比較例1では、画像加熱領域AIと非画像加熱領域APの制御温度TGTiは、実施例1と同じ設定とする。また、比較例1では、転写ローラ20の予測蓄熱カウント値CTiに応じて、両面プリントの1面目の制御温度TGTiを変えずに一定とする。
7. Effects of the Invention The heater control method in this example will be described with reference to comparative examples. In Comparative Example 1, the control temperature TGT i of the image heating region AI and the non-image heating region AP is set to the same setting as that of Example 1. Further, in Comparative Example 1, the control temperature TGT i on the first surface of the double-sided printing is kept constant according to the predicted heat storage count value CTi of the
続いて、具体的なプリント事例として下記に示す具体事例を挙げて、本発明の効果について説明する。具体事例では、転写ローラ20が室温状態、すなわち蓄熱カウント値CTiが0の状態から、図8に示す記録材P(Letterサイズ)を200枚連続でプリントした。プリントした画像は、片面、両面プリントの1面目、2面目共に、記録材P1上の加熱領域A4を通過する範囲に含まれているものとする。
Subsequently, the effect of the present invention will be described with reference to the following specific examples as specific print examples. In a specific example, 200 sheets of recording material P (Letter size) shown in FIG. 8 were continuously printed from the state where the
具体事例において、記録材P1の通紙枚数に対して加熱領域Aiの蓄熱カウント値CTiがどのように推移したかを、図11(a)に示す。また、記録材Pの通紙枚数に対して加熱領域Aiにおける通紙時の1面目の制御温度TGTiがどのように推移したかを、図11(b)に示す。図11において、実線は、実施例1において非画像加熱領域APに分類される加熱領域(A1、A2、A3、A5、A6、A7)に対応する位置の転写ローラ20の蓄熱カウント値CTiおよび制御温度TGTiの推移である。また、破線は、画像加熱領域AIに分類される加熱領域(A4)の蓄熱カウント値CTiおよび制御温度TGTiの推移である。比較のため、一点鎖線は、比較例1における、非画像加熱領域APに分類される加熱領域(A1、A2、A3、A5、A6、A7)に対応する位置の蓄熱カウント値CTi、および制御温度TGTiの推移である。なお、比較例1における加熱領域(A4)に対応する蓄熱カウント値CTiおよび制御温度TGTiは、実施例1と同じ推移をするため説明を省略する。
In a specific example, FIG. 11A shows how the heat storage count value CT i in the heating region A i changed with respect to the number of sheets to be passed through the recording material P1. Furthermore, whether control temperature TGT i on the first side at the time of paper passing the heating region A i relative sheet passing number of the recording material P remained how, shown in FIG. 11 (b). In FIG. 11, the solid line is the
図11(a)のように、プリントを開始すると、画像加熱領域AIに対応する、蓄熱カウント値(CT4)と非画像加熱領域APに対応する、蓄熱カウント値(CT1、CT2、CT3、CT5、CT6、CT7)はプリント枚数が増えるにつれて増加する。図11(b)のように画像加熱領域AIに対応する制御温度TGT4は、198℃であり、画像加熱領域AIに対応する制御温度(TGT1、TGT2、TGT3、TGT5、TGT6
、TGT7)の158℃より高いため、蓄熱カウント値の増加幅が大きい。
As shown in FIG. 11 (a), the when printing is started, corresponding to an image heating area AI, heat storage count value (CT 4) corresponding to the non-image heating area AP, heat storage count value (CT 1, CT 2, CT 3 , CT 5 , CT 6 , CT 7 ) increase as the number of prints increases. As shown in FIG. 11B, the control temperature TGT 4 corresponding to the image heating region AI is 198 ° C., and the control temperatures corresponding to the image heating region AI (TGT 1 , TGT 2 , TGT 3 , TGT 5 , TGT 6).
, TGT 7 ) is higher than 158 ° C., so the increase range of the heat storage count value is large.
本具体例では、非画像加熱領域APと画像加熱領域AIに対応する蓄熱カウント値CTiの差分が、最大値Max(CTi)と最小値Min(CTi)の差分αとなる。そして、実施例1では、通紙枚数が130枚を超えた所で、差分αが70を超えたため、両面プリントの1面目の制御温度TGT1、TGT2、TGT3、TGT5、TGT6、TGT7は非画像加熱領域修正温度TAP’(=198℃)に設定される。これにより、非画像加熱領域APに対応する蓄熱カウント値CTiの変化幅が、画像加熱領域AIと同等に大きくなるので、差分αは70を超えて大きくならず維持される。一方で、比較例1では、両面プリントの1面目の制御温度TGTiが一定のため、差分αは、70を超えた後も大きくなっていく。 In this specific example, the difference between the heat storage count value CTi corresponding to the non-image heating region AP and the image heating region AI is the difference α between the maximum value Max (CTi) and the minimum value Min (CTi). Then, in the first embodiment, when the number of sheets to be passed exceeds 130, the difference α exceeds 70, so that the control temperatures of the first side of the double-sided printing are TGT 1 , TGT 2 , TGT 3 , TGT 5 , TGT 6 , and so on. The TGT 7 is set to the non-image heating region correction temperature T AP '(= 198 ° C.). As a result, the change width of the heat storage count value CTi corresponding to the non-image heating region AP becomes as large as the image heating region AI, so that the difference α does not exceed 70 and is maintained. On the other hand, in Comparative Example 1, since the control temperature TGT i on the first side of the double-sided printing is constant, the difference α becomes large even after exceeding 70.
表1に、図11のA、B、C点(A:90枚目、B:150枚目、C:190枚目)での画像についてベタ画像の濃度測定と画質の評価を行い、本実施例と比較例1で比較した結果を示す。画像濃度の測定には、GretagMacbeth社製のRD918を用いた。
(表1)
Table 1 shows the density measurement and image quality evaluation of solid images for the images at points A, B, and C (A: 90th image, B: 150th image, C: 190th image) in FIG. The result of comparison between the example and the comparative example 1 is shown. An RD918 manufactured by GretagMacbeth Co., Ltd. was used for measuring the image density.
(Table 1)
図11のA点では、実施例1と比較例1に差は無い。蓄熱カウント値CTの差分αを比較すると、実施例1と比較例1ともに、その値は40である。この時、画像加熱領域AIに対応する位置では転写ローラの抵抗が、非画像加熱領域APに対応する位置より低くなり、転写電流が流れやすい。しかし、前述したように、目標電流設定は転写電流が多少変わっても、転写効率に差が無い範囲(転写マージン)で、一定の幅を持たせて設定がされている。そのため、実施例と比較例1ともにA点では転写マージンの範囲に収まり、画質に問題が無い。 At point A in FIG. 11, there is no difference between Example 1 and Comparative Example 1. Comparing the difference α of the heat storage count value CT, the value is 40 in both Example 1 and Comparative Example 1. At this time, the resistance of the transfer roller is lower at the position corresponding to the image heating region AI than at the position corresponding to the non-image heating region AP, and the transfer current tends to flow. However, as described above, the target current is set with a certain width within a range (transfer margin) where there is no difference in transfer efficiency even if the transfer current changes slightly. Therefore, in both Example and Comparative Example 1, at point A, the transfer margin is within the range, and there is no problem in image quality.
図11のB点では、差分αがA点より大きくなる。比較例1では、閾値1の70を超えて、画像加熱領域AIに対応する転写ローラの分割領域において、転写電流が過多になる。そのため、画像濃度は1.4となり、やや薄い画像になった。一方、本実施例においては、前述のように、差分αは70を超えて大きくならず維持される。そのため、転写ローラ20の分割領域で温度差は一定の範囲に収まる。その結果、転写電流に差がついても、転写マージンの範囲に収まり、画質は問題がない。C地点において、比較例1では、B地点と同様の理由で画像濃度が低下し、その差が大きくなるため、画像濃度は1.2となり、より薄い画像となった。一方、本実施例ではB地点と同様の理由で、転写電流を転写マージンの範囲に収めることができ、画質は問題が無い。
At point B in FIG. 11, the difference α is larger than point A. In Comparative Example 1, the transfer current exceeds 70 of the
なお具体事例で用いた画像(図8)の評価では、比較例1において、上述のように、画像加熱領域AIに対応する転写ローラ位置で転写電流が大きくなり、過多となる。一方、非画像加熱領域APでは、逆に電流不足になるため、連続両面プリントを継続した後に、例えば、記録材の全域に画像のある画像パターンをプリントする場合には、転写電流不足による画像濃度低下も起こる。その結果、転写電流の過不足によって、画像濃度ムラが生じる。本実施例では、転写ローラ20の長手温度差が一定範囲に収めることができるので、転写電流の過多、及び不足を均一化することができるので、画像によらず画像濃度ムラを抑える効果がある。
In the evaluation of the image (FIG. 8) used in the specific example, in Comparative Example 1, as described above, the transfer current becomes large and excessive at the transfer roller position corresponding to the image heating region AI. On the other hand, in the non-image heating region AP, on the contrary, the current becomes insufficient. Therefore, for example, when printing an image pattern having an image in the entire area of the recording material after continuing continuous double-sided printing, the image density due to the insufficient transfer current There is also a decline. As a result, uneven image density occurs due to excess or deficiency of transfer current. In this embodiment, since the longitudinal temperature difference of the
また、具体事例で用いた画像(図8)の評価では、記録材Pの長手方向の中央線に対して対称な画像をプリントしたが、記録材Pの長手方向もしくは搬送方向に対して非対称な画像をプリントしても、同様の制御を行うことで、同様の効果を得ることができる。 Further, in the evaluation of the image (FIG. 8) used in the specific example, an image symmetrical with respect to the center line in the longitudinal direction of the recording material P was printed, but it is asymmetric with respect to the longitudinal direction or the conveying direction of the recording material P. Even if an image is printed, the same effect can be obtained by performing the same control.
以上説明した通り、本実施例は、転写ローラ20の蓄熱量情報に応じて、両面プリント1面目の画像形成領域における発熱体の制御温度と非画像形成領域における発熱体の制御温度の差を、片面のみに画像形成を行う場合より、小さくする制御モードを有する。これにより、長手方向に複数に分割された加熱領域を有する定着装置を備えた画像形成装置において、画像に応じた発熱体の温度制御により、省電力を維持しながら、転写電流の差による画像の濃度ムラを抑えることが可能となる。
As described above, in this embodiment, the difference between the control temperature of the heating element in the image forming region on the first side of the double-sided printing and the controlling temperature of the heating element in the non-image forming region is determined according to the heat storage amount information of the
[実施例2]
本発明の実施例2について説明する。実施例2の画像形成装置および定着装置の基本的な構成および動作は、実施例1のものと同じである。従って、実施例2において実施例1と同一又はそれに相当する機能、構成を有する要素には同一符号を付して詳しい説明は省略する。実施例2においてここで特に説明しない事項は、実施例1と同様である。
[Example 2]
Example 2 of the present invention will be described. The basic configuration and operation of the image forming apparatus and the fixing apparatus of the second embodiment are the same as those of the first embodiment. Therefore, in the second embodiment, the elements having the same or equivalent functions and configurations as those in the first embodiment are designated by the same reference numerals, and detailed description thereof will be omitted. Matters not particularly described here in the second embodiment are the same as those in the first embodiment.
図12のフローチャートに、実施例2の発熱ブロックHBiの加熱制御の流れを示す。実施例2では、実施例1に対して、転写ローラ20の蓄熱カウント値CTiの最大値Max(CTi)と平均値Ave(CTi)の差分βを算出して(S2004)、両面プリントの1面目の発熱ブロックHBiの制御温度の設定を場合分けする点が異なる。そして、差分βが大きいと、転写ローラ20の表面温度の長手ムラが大きいと判断して、両面プリントの1面目の発熱ブロックHBiの制御温度の設定を変更する。発明者等の実験によると、前記差分βを60以下とすれば、画像濃度ムラが問題のないことが分かった。そのため、β=60を閾値2として場合分けの条件とした。なお、差分β=60となるのは、例えば、実施例1において、図8に示す記録材Pを両面連続プリントした場合に、差分α=70(閾値1)となる条件と一致する。
The flowchart of FIG. 12 shows the flow of heating control of the heat generation block HB i of the second embodiment. In the second embodiment, the difference β between the maximum value Max (CTi) and the average value Ave (CTi) of the heat storage count value CTi of the
続いて、具体的なプリント事例として下記に示す具体事例を挙げて、実施例2の効果について説明する。具体事例では、転写ローラ20が室温状態、すなわち蓄熱カウント値CTiが0の状態から、図8と図13に示す記録材P(Letterサイズ)をそれぞれ、200枚連続両面でプリントした。図8に示す記録材Pをプリントする場合を実施例2−1、図12に示す記録材Pをプリントする場合を実施例2−2と表す。また、図13にプリントした画像は、片面、両面プリントの1面目、2面目共に、記録材P上の加熱領域A3、A4、A5を通過する範囲に含まれているものとする。
Subsequently, the effect of Example 2 will be described with reference to the following specific examples as specific print examples. In a specific example, 200 sheets of the recording material P (Letter size) shown in FIGS. 8 and 13 were printed on both sides continuously from the state where the
本具体事例において、記録材P1の通紙枚数に対して加熱領域Aiの蓄熱カウント値CTiがどのように推移したかを、図14(a)に示す。また、記録材Pの通紙枚数に対して加熱領域Aiにおける両面プリント時の1面目の制御温度TGTiがどのように推移したかを、図14(b)に示す。実線は、実施例2−1で非通紙加熱領域ANとされる加熱領域(A1〜A7)と、実施例2−2で非通紙加熱領域ANとされる加熱領域(A1、A2、A6、A7)に対応する位置の転写ローラ20の蓄熱カウント値CTi、制御温度TGTiの推移である。破線は、画像加熱領域AIに分類される加熱領域の蓄熱カウント値CTiおよび制御温度TGTiの推移である。
In this specific example, FIG. 14A shows how the heat storage count value CT i in the heating region A i changed with respect to the number of sheets to be passed through the recording material P1. Also, if remained how the control temperature TGT i on the first side of the double-sided printing in the heating region A i relative sheet passing number of the recording material P, shown in FIG. 14 (b). The solid line, the heating area that is the non-paper passing heated area AN in Example 2-1 (A 1 ~A 7), the heating area that is the non-paper passing heated area AN in Example 2-2 (A 1, a 2, a 6, heat storage count value of the
実施例2−1の場合では、通紙枚数がB点(150枚目)において蓄熱カウント値の差分βが閾値2=60に到達する。そのため、図14(b)のように両面プリントの1面目の非画像加熱領域APに対応する発熱ブロックHBiの制御温度が、TAP=158℃からTAP’=198℃に設定された。その後、差分βは60を超えて大きくならず維持さ
れる。その結果、転写電流の差は、転写マージンの範囲に収まり、画質は問題がない。
In the case of Example 2-1 when the number of sheets to be passed is point B (150th sheet), the difference β of the heat storage count value reaches the
一方、実施例2−2においては、通紙枚数がB点(150枚目)では、発熱ブロックHBiの制御温度は変更されていない。これは、実施例2−1と2で、以下に説明するように、差分βが閾値2に到達する通紙枚数のタイミングが異なるからである。図15は実施例2−1、2について、B点での転写ローラ20の蓄熱カウント値CTiを各分割領域毎に示したグラフである。図15の(a)と(b)を比較して分かるように、転写ローラ20の蓄熱カウント値CTiの長手方向の分布が異なる。図15の(b)の方が画像加熱範囲AIに分類される領域が多いため、蓄熱カウントCTiの平均値Ave(CTi)が高い。よって、蓄熱カウントCTiの最大値Max(CTi)と平均値Ave(CTi)の差分であるβは図15(b)の方が小さく50であり、閾値2=60に到達していない。
On the other hand, in Example 2-2, when the number of sheets to be passed is point B (150th sheet), the control temperature of the heat generating block HBi is not changed. This is because, as described below, the timing of the number of sheets to be passed when the difference β reaches the
また、実施例2の画像形成装置100では、記録材Pにトナーを転写する際、目標電流を15μAに設定し、定電流制御で転写工程を行っている。このとき、転写電源回路500では、転写ローラ20の平均の抵抗値に対して、全体で15μAの電流が流れるように制御を行っている。その結果、図15(a)と(b)の場合のように、転写ローラ20の蓄熱カウント、つまり、抵抗値の分布が長手方向の分割領域で異なっていると、転写電流の流れこみ方が変わる。すなわち、B地点では、実施例2−1の場合の方が、転写ローラ20の抵抗が低い領域が狭いため、転写電流が集中して流れ込み、転写電流過多になりやすい。一方、実施例2−2の場合は、B地点において、転写ローラ20の抵抗が低い領域が広いため、転写電流の流れこみに対して有利である。そのため、差分βが閾値2=60に到達するまでは画像濃度ムラは問題がない。
Further, in the
その後、実施例2−2では180枚を超えた点で、蓄熱カウント値の差分βが閾値2=60に到達するため、両面プリントの1面目の非画像加熱領域APに対応する発熱ブロックHBiの制御温度が、TAP=158℃からTAP’=198℃に設定される。その後、実施例2−2においても、差分βは60を超えて大きくならず維持される。その結果、転写電流の差は、転写マージンの範囲に収まり、画質は問題がない。
After that, in Example 2-2, the difference β of the heat storage count value reaches the
このように、実施例2では、画像濃度ムラの問題が無く、転写ローラ20の長手方向の蓄熱量の分布によっては、両面プリントの1面目の発熱体の制御温度を切り替えるタイミングを伸ばすことができる。そのため、発熱体の制御温度を必要以上に高くしなくてよいため、省電力に対して有効な構成である。
As described above, in the second embodiment, there is no problem of uneven image density, and the timing of switching the control temperature of the heating element on the first side of the double-sided printing can be extended depending on the distribution of the heat storage amount in the longitudinal direction of the
[実施例3]
本発明の実施例3について説明する。実施例3の画像形成装置および定着装置の基本的な構成および動作は、実施例1のものと同じである。従って、実施例3において実施例1と同一又はそれに相当する機能、構成を有する要素には同一符号を付して詳しい説明は省略する。実施例2においてここで特に説明しない事項は、実施例1と同様である。
[Example 3]
Example 3 of the present invention will be described. The basic configuration and operation of the image forming apparatus and the fixing apparatus of the third embodiment are the same as those of the first embodiment. Therefore, in the third embodiment, the elements having the same or corresponding functions and configurations as those in the first embodiment are designated by the same reference numerals, and detailed description thereof will be omitted. Matters not particularly described here in the second embodiment are the same as those in the first embodiment.
図16のフローチャートに、実施例3の発熱ブロックHBiの加熱制御の流れを示す。実施例3では、実施例1、2に対して、転写ローラ20の蓄熱カウント値CTiの最小値Min(CTi)と平均値Ave(CTi)の差分γを算出(S3004)して、両面プリントの1面目の発熱ブロックHBiの制御温度の設定を場合分けする点が異なる。
The flowchart of FIG. 16 shows the flow of heating control of the heat generation block HB i of the third embodiment. In Example 3, the difference γ between the minimum value Min (CTi) and the average value Ave (CTi) of the heat storage count value CTi of the
図18は図17に示す画像(記録材P上の加熱領域A1〜A7を通過する範囲に画像が含まれているもの)を両面連続プリントで一定枚数(例えば50枚)プリントした際の、転写ローラ20の蓄熱カウント値CTiを表す模式図である。図18のように、図17の画像を両面連続プリントする場合では、A4に対応する蓄熱カウンタCT4がその他の分割領域に対して低くなる。つまり、転写ローラ20の分割領域TR4の抵抗値が周囲に対
して高くなる。
FIG. 18 shows a fixed number of images (for example, 50 sheets) printed by double-sided continuous printing of the images shown in FIG. 17 ( images are included in the range passing through the heating regions A 1 to A 7 on the recording material P). , Is a schematic diagram showing the heat storage count value CTi of the
実施例3の画像形成装置100においても、記録材Pにトナーを転写する際、転写ローラ20の平均の抵抗値に対して、全体で15μAの電流が流れるように定電流制御を行っている。図17のように記録材P上の加熱領域A4に画像を含まないプリントを続ける場合では、転写電流不足となっても問題が無い。しかし、連続両面プリントを続けた後に、例えば、記録材の全域に画像のある画像パターンをプリントする場合には、分割領域TR4に対応する箇所で転写電流が不足し、画像濃度ムラが起こる。
Also in the
これらの要因によって発生する画像濃度ムラを抑えるために、実施例3では、転写ローラ20の蓄熱カウント値CTiの最小値Min(CTi)と平均値Ave(CTi)の差分γを算出する。そして、差分γが大きいと、転写ローラ20の表面温度の長手ムラが大きいと判断して、両面プリントの1面目の発熱ブロックHBiの制御温度の設定を変更する。発明者等の実験によると、前記差分γを60以下とすれば、画像濃度ムラが問題のないことが分かった。そのため、γ=60を閾値3として場合分けの条件とした。
In order to suppress the image density unevenness caused by these factors, in Example 3, the difference γ between the minimum value Min (CTi) and the average value Ave (CTi) of the heat storage count value CTi of the
なお、実施例3における効果は実施例1、2において、電流過多を抑える効果を、電流不足を抑える効果に置き換えることで説明ができる。 The effect of the third embodiment can be explained by replacing the effect of suppressing the excess current with the effect of suppressing the shortage of the current in the first and second embodiments.
[その他の実施例]
実施例1〜3では、差分α、β、γそれぞれによって、両面プリントの1面目の発熱ブロックHBiの制御温度を変更する制御を行ったが、差分α、β、γを組み合わせた条件によって、発熱ブロックHBiの制御温度を変更しても良い。例えば、差分α、β、γにそれぞれ閾値1〜3を設け、どれか一つの差分が閾値を超えたら、両面プリントの1面目の発熱ブロックHBiの制御温度を変更するようにしても良い。
[Other Examples]
In Examples 1 to 3, control was performed to change the control temperature of the heat generation block HBi on the first side of the double-sided print according to the differences α, β, and γ, respectively, but heat generation was performed depending on the conditions in which the differences α, β, and γ were combined. The control temperature of the block HBi may be changed. For example,
また、実施例1〜3では、両面プリントの1面目の発熱体の制御温度を変更する閾値1〜3を、転写ローラ20の蓄熱値もしくは表面温度によらない値としたが、これらを転写ローラ20の抵抗特性によっては、蓄熱値もしくは表面温度によって変えても良い。
Further, in Examples 1 to 3, the threshold values 1 to 3 for changing the control temperature of the heating element on the first side of the double-sided printing are set to the heat storage value of the
また、実施例中では、転写部材としての転写ローラ20の蓄熱量について予測を行ったが、転写ローラ20に対向する位置に配置される、像担持体としての感光ドラム19の蓄熱量に基づいて、発熱体の制御温度を制御するようにしても良い。
Further, in the examples, the amount of heat stored in the
また、本発明は、複数色のトナー像を転写するカラー画像形成装置に対しても適用可能である。カラー画像形成装置では、複数の感光ドラムからトナー像を中間転写体に一次転写して、中間転写体から記録材に二次転写することで画像を形成する中間転写方式が採用される場合がある。このような装置構成では、像担持体としての感光ドラムまたは中間転写体の少なくとも1つの蓄熱量に基づいて、発熱体の制御温度を制御するようにしても良い。さらに、カラー画像形成装置の方式として、静電搬送ベルトによって搬送される記録材に対して、複数の感光ドラムから各色トナー像を順次転写する方式を採用する場合にも本発明は適用可能である。かかる構成においては、像担持体としての感光ドラム、もしくは、搬送部材としての静電搬送ベルトの、少なくとも1つの蓄熱量に基づいて、発熱体の制御温度を制御するようにしても良い。 The present invention is also applicable to a color image forming apparatus that transfers toner images of a plurality of colors. In a color image forming apparatus, an intermediate transfer method may be adopted in which a toner image is first transferred from a plurality of photosensitive drums to an intermediate transfer body and then secondarily transferred from the intermediate transfer body to a recording material to form an image. .. In such an apparatus configuration, the control temperature of the heating element may be controlled based on at least one heat storage amount of the photosensitive drum or the intermediate transfer body as the image carrier. Further, the present invention is also applicable when a method of sequentially transferring each color toner image from a plurality of photosensitive drums to a recording material conveyed by an electrostatic transfer belt is adopted as a method of a color image forming apparatus. .. In such a configuration, the control temperature of the heating element may be controlled based on at least one heat storage amount of the photosensitive drum as the image carrier or the electrostatic transfer belt as the transfer member.
また、実施例中では、転写ローラ20の蓄熱量に相関のあるパラメータをカウントすることで、転写ローラの表面温度を予測したが、例えばサーミスタ等を転写ローラ20に当接し、表面温度を直接測定するような方法を用いても良い。
Further, in the examples, the surface temperature of the transfer roller was predicted by counting the parameters correlated with the heat storage amount of the
また、実施例中では、加熱領域Aiおよび発熱ブロックHBiの分割数と分割位置は、
均等に7分割した例で説明したが、本発明の効果はこれに限定されるものではない。例えば、JIS B5紙(182mm×257mm)、A5紙(148mm×210mm)等の定型サイズの紙幅端に合わせた位置で分割しても構わない。
Further, in the examples, the number of divisions and division positions of the heating area A i and the heating block HB i is
Although the description has been given with the example of evenly dividing into seven parts, the effect of the present invention is not limited to this. For example, JIS B5 paper (182 mm × 257 mm), A5 paper (148 mm × 210 mm), or the like may be divided at a position that matches the width edge of a standard size paper.
上記各実施例は、それぞれの構成を可能な限り互いに組み合わせることができる。 Each of the above embodiments can be combined with each other as much as possible.
100…画像形成装置、200…定着装置、300…ヒータ、302a−1〜302a−7、302b−1〜302b−7…発熱体、A1〜A7…加熱領域、P…記録材
100 ... image forming apparatus, 200 ... fixing device, 300 ... heater, 302a-1~302a-7,302b-1~302b -7 ...
Claims (15)
記録材の搬送方向に対して直交する方向に並ぶ複数の発熱体を有するヒータを有し、前記ヒータの熱によって記録材に形成された画像を加熱する像加熱部と、
前記複数の発熱体へ供給する電力を個々に制御する制御部と、
を備え、
前記制御部は、記録材の両面に画像形成を行う場合に、1面目の画像形成領域を加熱する前記発熱体の制御目標温度と1面目の非画像形成領域を加熱する前記発熱体の制御目標温度との差を、記録材の片面にのみ画像形成を行う場合よりも小さくする制御モードを有し、
前記制御部は、前記画像形成部の蓄熱量に関する情報に基づいて、前記制御モードを実行するか否か判断することを特徴とする画像形成装置。 An image forming part that forms an image on the recording material,
An image heating unit having a heater having a plurality of heating elements arranged in a direction orthogonal to the transport direction of the recording material and heating an image formed on the recording material by the heat of the heater, and an image heating unit.
A control unit that individually controls the electric power supplied to the plurality of heating elements,
With
When the control unit forms an image on both sides of the recording material, the control target temperature of the heating element that heats the image forming region on the first surface and the control target of the heating element that heats the non-image forming region on the first surface. the difference between the temperature, have a control mode to be smaller than the case where an image is formed on only one surface of the recording material,
The image forming apparatus is characterized in that the control unit determines whether or not to execute the control mode based on information regarding the amount of heat stored in the image forming unit.
前記画像形成部の蓄熱量に関する情報は、前記像担持体または前記転写部材の蓄熱量に関する情報であることを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の画像形成装置。 The image forming unit includes an image carrier that supports the developer image and a transfer member for transferring the developer image from the image carrier to the recording material.
The image forming apparatus according to any one of claims 1 to 10 , wherein the information regarding the heat storage amount of the image forming unit is information regarding the heat storage amount of the image carrier or the transfer member.
前記画像形成部の蓄熱量に関する情報は、前記像担持体または前記搬送部材の蓄熱量に関する情報であることを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の画像形成装置。 The image forming section includes an image carrier that supports a developer image, and a transport member that transports the recording material in a transfer section where the developer image is transferred from the image carrier to the recording material.
The image forming apparatus according to any one of claims 1 to 10 , wherein the information regarding the amount of heat stored in the image forming unit is information regarding the amount of heat stored in the image carrier or the conveying member.
前記ヒータは前記フィルムの内部空間に配置されており、The heater is arranged in the internal space of the film.
前記加圧ローラは、前記フィルムを介して前記ヒータと共に記録材を挟持搬送するニップ部を形成していることを特徴とする請求項1〜13のいずれか1項に記載の画像形成装置。The image forming apparatus according to any one of claims 1 to 13, wherein the pressurizing roller forms a nip portion that sandwiches and conveys a recording material together with the heater via the film.
前記複数の発熱体は前記基板に設けられていることを特徴とする請求項14に記載の画像形成装置。The image forming apparatus according to claim 14, wherein the plurality of heating elements are provided on the substrate.
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