本発明の実施形態は、ユーザのSMSメッセージに関する情報の漏洩を防止し、SMSメッセージ内の確認コード情報のセキュリティを確保するために、確認コード取得方法および装置、ならびに端末を提供する。
第1の態様によれば、確認コード取得方法が提供され、本方法は、確認コードを取得しなければならないアプリケーションによって、確認コード取得要求をサーバに送信するステップであって、確認コードを取得しなければならないアプリケーションが、端末にインストールされており、端末にインストールされているアプリケーションが、入力方法アプリケーションおよびSMSメッセージアプリケーションをさらに含む、ステップと、SMSメッセージアプリケーションによって、サーバによって送信される、確認コードを含むSMSメッセージを受信するステップと、入力方法アプリケーションによって、SMSメッセージ内の確認コードを読み取るステップであって、端末が、入力方法アプリケーションおよびSMSメッセージアプリケーション以外のアプリケーションが端末内のSMSメッセージを読み取ることを許可しない、ステップとを含む。したがって、入力方法アプリケーションおよびSMSメッセージアプリケーションのみが、SMSメッセージ内の確認コードを読み取ることができ、別のアプリケーションは、確認コードを読み取ることができないため、ユーザのSMSメッセージに関する情報の漏洩を防止することができる。モバイル決済または確認の分野において、モバイル決済または確認のセキュリティを確保するために、モバイル決済または確認が直面するリスクを低減することもできる。
第1の態様に関連して、第1の態様の第1の可能な実施態様では、入力方法アプリケーションによって、SMSメッセージ内の確認コードを読み取るステップの後に、本方法は、確認コード入力領域に読み取った確認コードを入力するステップをさらに含む。ユーザが最初に確認コードを覚えて、次に確認コードを手動で入力する必要があるという面倒を回避することができ、この結果、ユーザ体験が向上する。
第1の態様に関連して、第1の態様の第2の可能な実施態様では、入力方法アプリケーションによって、SMSメッセージ内の確認コードを読み取るステップの後に、本方法は、端末上の入力方法アプリケーションの表示領域に読み取った確認コードを表示するステップをさらに含む。ユーザが確認コードを見るためにSMSメッセージアプリケーションを開くという面倒を回避することができる。このとき、ユーザは、入力方法アプリケーションの領域に表示された確認コードに基づいて確認コード入力ボックスに確認コードを入力する。確認コードを自動的に入力する解決策と比較して、最初に確認コードが入力方法アプリケーションの領域に表示され、次にユーザが確認コードを手動で入力するこの解決策は、確認コードの入力の正確さを保証することができる。
可能な実施態様では、端末上の入力方法アプリケーションの表示領域に表示された確認コードに対してユーザによって行われるタップ操作に基づいて、確認コード入力領域に確認コードが入力される。
第1の態様に関連して、第1の態様の第3の可能な実施態様では、入力方法アプリケーションによって、SMSメッセージ内の確認コードを読み取るステップの後に、本方法は、読み取った確認コードに含まれる記号列の記号の順に記号列の記号を1つずつ入力方法アプリケーションのキーボードに表示するステップをさらに含む。この解決策では、ユーザに入力すべき確認コードをより直感的に思い出させる。
可能な実施態様では、記号列の記号は、入力方法アプリケーションにおいてアニメーション方法で1つずつ表示される。アニメーション方法は、入力方法アプリケーションの領域内の対応する記号のサイズ、形状、色、囲み線、または陰影などを変化させることを含む。
第1の態様〜第1の態様の第3の可能な実施態様のいずれかに関連して、第1の態様の第4の可能な実施態様では、SMSメッセージアプリケーションによって、サーバによって送信される、確認コードを含むSMSメッセージを受信するステップが、特に、SMSメッセージアプリケーションによって、予め設定された時間内に、サーバによって送信される、確認コードを含む少なくとも2つのSMSメッセージを受信するステップであり、SMSメッセージアプリケーションによって、サーバによって送信される、確認コードを含むSMSメッセージを受信するステップの後に、本方法が、予め設定された時間内に受信された、確認コードを含むすべてのSMSメッセージを決定するステップと、確認コードを含むすべてのSMSメッセージのうちの、アプリケーション識別子を含むSMSメッセージを決定するステップであって、アプリケーション識別子が、確認コードを取得しなければならないアプリケーションを識別するために使用される、ステップとをさらに含み、入力方法アプリケーションによって、SMSメッセージ内の確認コードを読み取るステップが、特に、入力方法アプリケーションによって、アプリケーション識別子を含むSMSメッセージ内の確認コードを読み取るステップである。ユーザが特定の時間内に複数の確認コードを受信したとき、条件を満たす確認コードを自動的にスクリーニングすることができるため、ユーザが手動スクリーニングを行う面倒が回避される。
第1の態様の第4の可能な実施態様に関連して、第1の態様の第5の可能な実施態様では、確認コードを含むすべてのSMSメッセージのうちの、アプリケーション識別子を含むSMSメッセージを決定するステップが、特に、確認コードを含むすべてのSMSメッセージのうちに、アプリケーション識別子を含む少なくとも2つのSMSメッセージが存在すると判定された場合に、アプリケーション識別子を含むSMSメッセージのうちで最後に受信されたSMSメッセージを決定するステップであり、入力方法アプリケーションによって、アプリケーション識別子を含むSMSメッセージ内の確認コードを読み取るステップが、特に、入力方法アプリケーションによって、最後に受信されたSMSメッセージ内の確認コードを読み取るステップである。条件を満たす確認コードをユーザが手動で選択する面倒を回避することができる。
第2の態様によれば、確認コード取得装置が提供され、本装置にインストールされるアプリケーションは、確認コードを取得しなければならないアプリケーションと、入力方法アプリケーションと、SMSメッセージアプリケーションとを含み、本装置は、確認コード取得要求をサーバに送信するように構成される送信ユニットと、サーバによって送信される、確認コードを含むSMSメッセージを受信するように構成される受信ユニットと、SMSメッセージ内の確認コードを読み取り、本装置が、入力方法アプリケーションおよびSMSメッセージアプリケーション以外のアプリケーションが本装置内のSMSメッセージを読み取ることを許可しない、ように構成される読取ユニットとをさらに含む。したがって、入力方法アプリケーションおよびSMSメッセージアプリケーションのみが、SMSメッセージ内の確認コードを読み取ることができ、別のアプリケーションは、確認コードを読み取ることができないため、ユーザのSMSメッセージに関する情報の漏洩を防止することができる。モバイル決済または確認の分野において、モバイル決済または確認のセキュリティを確保するために、モバイル決済または確認が直面するリスクを低減することもできる。
第2の態様に関連して、第2の態様の第1の可能な実施態様では、本装置は、確認コード入力領域に読み取った確認コードを入力するように構成される入力ユニットをさらに含む。ユーザが最初に確認コードを覚えて、次に確認コードを手動で入力する必要があるという面倒を回避することができ、この結果、ユーザ体験が向上する。
第2の態様に関連して、第2の態様の第2の可能な実施態様では、本装置は、本装置上の入力方法アプリケーションの表示領域に読み取った確認コードを表示するように構成される第1の表示ユニットをさらに含む。ユーザが確認コードを見るためにSMSメッセージアプリケーションを開くという面倒を回避することができる。このとき、ユーザは、入力方法アプリケーションの領域に表示された確認コードに基づいて確認コード入力ボックスに確認コードを入力する。確認コードを自動的に入力する解決策と比較して、最初に確認コードが入力方法アプリケーションの領域に表示され、次にユーザが確認コードを手動で入力するこの解決策は、確認コードの入力の正確さを保証することができる。
第2の態様に関連して、第2の態様の第3の可能な実施態様では、本装置は、読み取った確認コードに含まれる記号列の記号の順に記号列の記号を1つずつ入力方法アプリケーションのキーボードに表示するように構成される第2の表示ユニットをさらに含む。この解決策では、ユーザに入力すべき確認コードをより直感的に思い出させる。
可能な実施態様では、記号列の記号は、入力方法アプリケーションにおいてアニメーション方法で1つずつ表示される。アニメーション方法は、入力方法アプリケーションの領域内の対応する記号のサイズ、形状、色、囲み線、または陰影などを変化させることを含む。
第2の態様〜第2の態様の第3の可能な実施態様のいずれかに関連して、第2の態様の第4の可能な実施態様では、受信ユニットが、予め設定された時間内に、サーバによって送信される、確認コードを含む少なくとも2つのSMSメッセージを受信するように特に構成され、本装置が、予め設定された時間内に受信された、確認コードを含むすべてのSMSメッセージを決定するように構成される第1の決定ユニットと、確認コードを含むすべてのSMSメッセージのうちの、アプリケーション識別子を含むSMSメッセージを決定し、アプリケーション識別子が、確認コードを取得しなければならないアプリケーションを識別するために使用される、ように構成される第2の決定ユニットとをさらに含み、読取ユニットが、アプリケーション識別子を含むSMSメッセージ内の確認コードを読み取るように特に構成される。ユーザが特定の時間内に複数の確認コードを受信したとき、条件を満たす確認コードを自動的にスクリーニングすることができるため、ユーザが手動スクリーニングを行う面倒が回避される。
第2の態様の第4の可能な実施態様に関連して、第2の態様の第5の可能な実施態様では、第2の決定ユニットは、確認コードを含むすべてのSMSメッセージのうちに、アプリケーション識別子を含む少なくとも2つのSMSメッセージが存在すると判定された場合に、アプリケーション識別子を含むSMSメッセージのうちで最後に受信されたSMSメッセージを決定するように特に構成され、読取ユニットは、最後に受信されたSMSメッセージ内の確認コードを読み取るように特に構成される。条件を満たす確認コードをユーザが手動で選択する面倒を回避することができる。
第3の態様によれば、プロセッサと、メモリと、トランシーバとを含む端末であって、メモリが、アプリケーションを格納するように構成され、アプリケーションが、端末にインストールされ、メモリに格納されるアプリケーションが、確認コードを取得しなければならないアプリケーション、入力方法アプリケーション、およびSMSメッセージアプリケーションを含み、SMSメッセージアプリケーションが、端末にSMSメッセージを表示するために使用され、トランシーバが、確認コード取得要求をサーバに送信するように構成され、トランシーバが、サーバによって送信される、確認コードを含むSMSメッセージを受信するようにさらに構成され、プロセッサが、SMSメッセージ内の確認コードを読み取り、端末が、入力方法アプリケーションおよびSMSメッセージアプリケーション以外のアプリケーションが端末内のSMSメッセージを読み取ることを許可しない、ように構成される、端末が提供される。したがって、入力方法アプリケーションおよびSMSメッセージアプリケーションのみが、SMSメッセージ内の確認コードを読み取ることができ、別のアプリケーションは、確認コードを読み取ることができないため、ユーザのSMSメッセージに関する情報の漏洩を防止することができる。モバイル決済または確認の分野において、モバイル決済または確認のセキュリティを確保するために、モバイル決済または確認が直面するリスクを低減することもできる。
第3の態様に関連して、第3の態様の第1の可能な実施態様では、プロセッサは、確認コード入力領域に読み取った確認コードを入力するようにさらに構成される。ユーザが最初に確認コードを覚えて、次に確認コードを手動で入力する必要があるという面倒を回避することができ、この結果、ユーザ体験が向上する。
第3の態様に関連して、第3の態様の第2の可能な実施態様では、プロセッサは、端末上の入力方法アプリケーションの表示領域に読み取った確認コードを表示するようにさらに構成される。ユーザが確認コードを見るためにSMSメッセージアプリケーションを開くという面倒を回避することができる。このとき、ユーザは、入力方法アプリケーションの領域に表示された確認コードに基づいて確認コード入力ボックスに確認コードを入力する。確認コードを自動的に入力する解決策と比較して、最初に確認コードが入力方法アプリケーションの領域に表示され、次にユーザが確認コードを手動で入力するこの解決策は、確認コードの入力の正確さを保証することができる。
第3の態様に関連して、第3の態様の第3の可能な実施態様では、プロセッサは、読み取った確認コードに含まれる記号列の記号の順に記号列の記号を1つずつ入力方法アプリケーションのキーボードに表示するようにさらに構成される。この解決策では、ユーザに入力すべき確認コードをより直感的に思い出させる。
可能な実施態様では、記号列の記号は、入力方法アプリケーションにおいてアニメーション方法で1つずつ表示される。アニメーション方法は、入力方法アプリケーションの領域内の対応する記号のサイズ、形状、色、囲み線、または陰影などを変化させることを含む。
第3の態様〜第3の態様の第3の可能な実施態様のいずれかに関連して、第3の態様の第4の可能な実施態様では、トランシーバが、予め設定された時間内に、サーバによって送信される、確認コードを含む少なくとも2つのSMSメッセージを受信するように特に構成され、プロセッサが、予め設定された時間内に受信された、確認コードを含むすべてのSMSメッセージを決定し、確認コードを含むすべてのSMSメッセージのうちの、アプリケーション識別子を含むSMSメッセージを決定し、アプリケーション識別子が、確認コードを取得しなければならないアプリケーションを識別するために使用され、アプリケーション識別子を含むSMSメッセージ内の確認コードを読み取るようにさらに構成される。ユーザが特定の時間内に複数の確認コードを受信したとき、条件を満たす確認コードを自動的にスクリーニングすることができるため、ユーザが手動スクリーニングを行う面倒が回避される。
第3の態様の第4の可能な実施態様に関連して、第3の態様の第5の可能な実施態様では、プロセッサは、確認コードを含むすべてのSMSメッセージのうちに、アプリケーション識別子を含む少なくとも2つのSMSメッセージが存在すると判定された場合に、アプリケーション識別子を含むSMSメッセージのうちで最後に受信されたSMSメッセージを決定し、最後に受信されたSMSメッセージ内の確認コードを読み取るように特にさらに構成される。条件を満たす確認コードをユーザが手動で選択する面倒を回避することができる。
第4の態様によれば、1つ以上のプログラムを格納するコンピュータ可読記憶媒体であって、1つ以上のプログラムが命令を含み、ディスプレイおよび複数のアプリケーションを含む携帯型電子デバイスが、命令が携帯型電子デバイスによって実行されたときに、第1の態様〜第1の態様の第5の可能な実施態様のいずれかによる方法を実行し、ディスプレイが、携帯型電子デバイス上で動作するアプリケーションを表示するように構成される、コンピュータ可読記憶媒体が提供される。
第5の態様によれば、確認コード取得方法が提供され、本方法は、確認コードを取得しなければならないアプリケーションによって、確認コード取得要求をサーバに送信するステップであって、確認コードを取得しなければならないアプリケーションが、オペレーティングシステム上で動作する、ステップと、サーバによって送信された、確認コードを含む受信されたSMSメッセージに基づいて、オペレーティングシステムによって、SMSメッセージ内の確認コードを読み取り、読み取った確認コードをオペレーティングシステムのクリップボードに送信するステップと、オペレーティングシステムによって、ペースト命令を受信し、クリップボードの確認コードを確認コード入力領域にペーストするステップとを含む。この解決策では、オペレーティングシステムは、別のアプリケーションプログラムにSMSメッセージ読み取り許可を与えるかどうかを考慮する必要なしに、確認コードをクリップボードに直接読み出すため、これは、確認コードを入力するユーザにとって好適であり得るし、ユーザのSMSメッセージのプライバシーが漏洩しないことが保証され得る。
第6の態様によれば、プロセッサと、メモリと、トランシーバとを含む端末であって、メモリが、確認コードを取得しなければならないアプリケーションを格納するように構成され、トランシーバが、確認コード取得要求をサーバに送信するように構成され、トランシーバが、サーバによって送信される、確認コードを含むSMSメッセージを受信するようにさらに構成され、プロセッサが、SMSメッセージ内の確認コードを読み取り、読み取った確認コードをオペレーティングシステムのクリップボードに送信するように構成され、プロセッサが、ペースト命令に基づいて、クリップボードの確認コードを確認コード入力領域にペーストするようにさらに構成される、端末が提供される。この解決策では、プロセッサは、別のアプリケーションプログラムにSMSメッセージ読み取り許可を与えるかどうかを考慮する必要なしに、確認コードをクリップボードに直接読み出すため、これは、確認コードを入力するユーザにとって好適であり得るし、ユーザのSMSメッセージのプライバシーが漏洩しないことが保証され得る。
可能な実施態様では、確認コードを取得しなければならないアプリケーションが確認コード取得要求をサーバに送信するステップの前に、本方法は、ユーザによってトリガされた確認コード取得動作を受信するステップをさらに含む。確認コード取得動作は、ユーザによってトリガされるため、アプリケーションが確認コード情報をランダムに送信することを防止することができる。
可能な実施態様では、オペレーティングシステムは、Androidオペレーティングシステム、iOSオペレーティングシステム、およびWindows Phoneオペレーティングシステムを含む。
可能な実施態様では、入力方法アプリケーションおよびSMSメッセージアプリケーションは、端末上で動作するオペレーティングシステムの開発者によって開発されたアプリケーションである。この場合、入力方法アプリケーションおよびSMSメッセージアプリケーションは、オペレーティングシステムのデフォルトアプリケーションであり、第三者アプリケーションよりも安全である。
可能な実施態様では、入力方法アプリケーションおよびSMSメッセージアプリケーションは、第三者アプリケーション開発者によって開発されたアプリケーションであり、第三者アプリケーション開発者は、端末上で動作するオペレーティングシステムの開発者以外のアプリケーション開発者である。
本発明の実施形態の技術的解決策をより明確に説明するために、以下では、実施形態を説明するために必要な添付図面について簡単に説明する。明らかに、以下の説明の添付図面は、本発明の一部の実施形態を示しているに過ぎず、当業者は、創造的な努力なしにこれらの添付図面から他の図面をさらに得ることができる。
本発明の実施形態の目的、技術的解決策、および利点をより明確にするために、以下では、本発明の実施形態の添付図面を参照しながら本発明の実施形態の技術的解決策を明確に説明する。明らかに、説明されている実施形態は、本発明の実施形態のすべてではなく、本発明の実施形態の一部である。創造的な努力なしに本発明の実施形態に基づいて当業者によって得られる他のすべての実施形態は、本発明の保護範囲内に入るものとする。
本発明の実施形態において言及される「第1の」および「第2の」などの序数は、文脈に基づいて数が順序を明確に示さない限り、区別の目的のみを果たすものとする。
現在、端末で一般的に使用されているオペレーティングシステムには、Googleによって開発されたたAndroidオペレーティングシステム、Appleによって開発されたiOSオペレーティングシステム、およびMicrosoftによって開発されたWindows Phoneオペレーティングシステムがある。
アンドロイド(Android)システムが使用される例では、アプリケーションは、SMSメッセージ読み取り許可を申請することによってシステム内のすべてのSMSメッセージを読み取り、SMSメッセージから確認コードを取得することができる。SMSメッセージ許可を申請する、SMSメッセージアプリケーション以外のほとんどのアプリケーションの主な機能は、SMSメッセージ確認コードを読み取ることである。図1Aに示すように、ユーザはショッピングのためにアプリケーションを使用する。トランザクションセキュリティのために、アプリケーションは、ユーザはチェックコードを入力する必要があるとプロンプトを表示する。端末がチェックコードを含むSMSメッセージを受信した後、ユーザは、SMSメッセージ内のチェックコードを図1Aの「決済チェックコード」入力ボックスに手動で入力することができる。アプリケーションがSMSメッセージ読み取り許可を申請した場合、アプリケーションは、SMSメッセージ内のチェックコードを抽出し、抽出したチェックコードを図1Aの「決済チェックコード」の入力ボックスに自動的に入力することができる。別の例では、図1Bおよび図1Cに示すように、ユーザが微信(WeChat)にログインするとき、ユーザのアカウントセキュリティのために、ユーザは、確認コードを入力する必要がある。ユーザは「Tencent Technology」からの確認コードSMSメッセージを受信した後、ユーザは、図1Cの「確認コードを入力してください」の入力ボックスにSMSメッセージ内の確認コード「240960」を手動で入力することができる。WeChatがSMSメッセージ読み取り許可を申請した場合、WeChatは、SMSメッセージ内の確認コードを抽出し、図1Cの「確認コードを入力してください」の入力ボックスにSMSメッセージ内の確認コード「240960」を自動的に入力することができる。
SMSメッセージ内の確認コードを自動的に抽出し、抽出した確認コードを確認コード入力ボックスに自動的に入力するために、アプリケーション(WeChatなど)は、最初に、システム内のSMSメッセージを読み取る許可を申請する必要がある。システムがSMSメッセージを受信した後、システムは、SMSメッセージが受信されたというブロードキャストを送信する。ブロードキャストを受信した後、WeChatは、SMSメッセージのコンテンツを読み取り、SMSメッセージから確認コードを抽出する。しかしながら、WeChatのSMSメッセージ読み取り許可は、システム内のすべてのSMSメッセージを読み取る許可である。WeChatは、WeChatに必要な確認コードSMSメッセージだけでなく、ユーザがSMSメッセージアプリケーションを普通に使用するときにユーザによって送受信されるSMSメッセージも読み取り得る。さらに、WeChatは、別のアプリケーションのSMSメッセージ確認コードを読み取り得る。これは、モバイル端末におけるモバイル決済などのサービスをリスクにさらす原因となり、容易にユーザプライバシーの漏洩の原因となる。
実施形態1
実施形態1は、確認コード取得方法を提供する。本方法は、以下のステップを含む。
101.確認コードを取得しなければならないアプリケーションが、確認コード取得要求をサーバに送信するステップであって、確認コードを取得しなければならないアプリケーションが、端末にインストールされており、端末にインストールされているアプリケーションが、入力方法アプリケーションおよびSMSメッセージアプリケーションをさらに含む、ステップ。
確認コードを取得しなければならないアプリケーションは、端末にインストールされたアプリケーションである。例えば、このアプリケーションは、WeChatまたは支付宝(Alipay)などであってもよい。端末上で動作するオペレーティングシステムは、Androidオペレーティングシステム、iOSオペレーティングシステム、およびWindows Phoneオペレーティングシステムであってもよい。
端末にデフォルトでインストールされているアプリケーションには、通常、入力方法アプリケーションおよびSMSメッセージアプリケーションが含まれている。別の実施形態では、入力方法アプリケーションおよびSMSメッセージアプリケーションは、端末上で動作するオペレーティングシステムの開発者によって開発されたアプリケーションである。さらに別の実施形態では、入力方法アプリケーションおよびSMSメッセージアプリケーションは、第三者アプリケーション開発者によって開発されたアプリケーションであり、第三者アプリケーション開発者は、端末上で動作するオペレーティングシステムの開発者以外のアプリケーション開発者である。例えば、Androidの開発者はGoogleである。この場合、ネイティブAndroidシステムのデフォルト入力方法は、Google入力方法である。Google入力方法は、Androidシステムの開発者によって開発されたアプリケーションである。Sogou入力方法またはSwype入力方法は、第三者アプリケーション開発者によって開発されたアプリケーションである。
同様に、デフォルトのAndroid5.0のSMSメッセージアプリケーションは、Googleによって開発されたSMSメッセージアプリケーションであるMessengerである。SMSメッセージアプリケーションのTextraまたはGoSMSは、第三者アプリケーション開発者によって開発されたアプリケーションである。一部のバージョンのAndroidシステムでは、端末にSMSメッセージを表示するためにハングアウト(Hangout)を使用することができ、したがって、Hangoutも、SMSメッセージアプリケーションに属する。通常、すべてのSMSメッセージアプリケーションは、端末においてSMSメッセージを管理および表示するために使用され得る。
別の例では、Androidシステムに関して、Google mapは、Androidシステム開発者のGoogleによって開発されたアプリケーションであり、ネイティブAndroidアプリケーションと呼ばれる。AppleのiOSシステムに関しては、Google mapは、第三者開発者によって開発されたアプリケーションに属し、Google mapは、ネイティブiOSアプリケーションではない。
サーバは、確認コードを取得しなければならないアプリケーションに対応するサーバである。例えば、WeChatに対応するサーバは、Tencentのサーバであってもよいし、リースサーバであってもよい。これは、本発明では限定されない。
102.SMSメッセージアプリケーションが、サーバによって送信された、確認コードを含むSMSメッセージを受信するステップ。
SMSメッセージアプリケーションは、SMSメッセージを送受信してもよく、具体的には、トランシーバを使用してSMSメッセージを送受信してもよい。
SMSメッセージの可能な形式は以下の通りである。
SMSメッセージの例1:(2665)Didi Chuxing確認コード[Didi Chuxing]
「2665」は、Didi Chuxing APPに必要な確認コードである。
SMSメッセージの例2:確認コード:236820。転送しないでください。12306のユーザが、パスワード変更サービスを申請しています。この操作を実行していない場合は、このメッセージを無視してください。[Railway Customer Service]
「236820」は、Railway 12306 APPに必要な確認コードである。
SMSメッセージの例3:[G.CN]Your Google verification code is 989345。
「989345」は、Googleサービスに必要な確認コードである。
103.入力方法アプリケーションが、SMSメッセージ内の確認コードを読み取るステップであって、端末が、入力方法アプリケーションおよびSMSメッセージアプリケーション以外のアプリケーションが端末内のSMSメッセージを読み取ることを許可しない、ステップ。
ユーザ情報セキュリティを確保するために、端末は、入力方法アプリケーションおよびSMSメッセージアプリケーションのみがSMSメッセージを読み取ることを許可する。ほとんどの場合、端末は、入力方法アプリケーションおよびSMSメッセージアプリケーションを有する。入力方法アプリケーションは、例えばタイプライティング、手書き、または音声入力を使用して情報を入力するために使用される。SMSメッセージアプリケーションは、端末にSMSメッセージを表示するために使用される。入力方法アプリケーションおよびSMSメッセージアプリケーションは、Androidシステム、iOSシステム、またはWindows Phoneシステムを問わず、デフォルトでインストールされている。
ユーザが、第三者入力方法アプリケーションまたは第三者SMSメッセージアプリケーションをインストールし、第三者入力方法アプリケーションまたは第三者SMSメッセージアプリケーションを信用している場合、ユーザは、第三者開発者によって開発された入力方法アプリケーションまたはSMSメッセージアプリケーションが端末内のSMSメッセージを読み取ることを許可してもよい。例えば、ユーザは、Sogou入力方法が端末内のSMSメッセージを読み取ることを許可する。アプリケーションがSMSメッセージを読み取る許可は、システムがデフォルトでSMSメッセージ読み取り許可をアプリケーションに与えるものであってもよいし、プロンプトがポップアップして、ユーザがSMSメッセージ読み取り許可をアプリケーションに与えるかどうかを選択するものであってもよい。例えば、ユーザは、第三者入力方法であるSogou入力方法をインストールする。Sogou入力方法がSMSメッセージ読み取り許可を要求した場合、ユーザがSMSメッセージ読み取り許可をSogou入力方法に与えるかどうかを選択できるようにシステムにおいてプロンプトがポップアップする。あるいは、ユーザは、第三者入力方法であるSogou入力方法をインストールする。Sogou入力方法がSMSメッセージ読み取り許可を申請するかどうかに関わらず、システムが、ユーザが入力方法アプリケーションをインストールしたことを検出すると、ユーザがSMSメッセージ読み取り許可を新たにインストールされた入力方法に与えるかどうかを選択できるようにプロンプトがポップアップする。SMSメッセージアプリケーションがSMSメッセージ読み取り許可を要求する実施態様は、入力方法アプリケーションと同様である。
一実施形態では、入力方法アプリケーションがSMSメッセージ内の確認コードを読み取った後、本方法は、確認コード入力領域に読み取った確認コードを入力するステップをさらに含む。
図1Aの「決済チェックコード」は、WeChatの確認コード入力領域である。入力領域は、入力ボックスであってもよい。ユーザの便宜のために、端末は、意味解析によってSMSメッセージ内の確認コードを直接抽出し、確認コード入力領域に抽出した確認コードを自動的に入力することができ、これにより、ユーザが最初に確認コードを覚えて、次に確認コードを手動で入力するという面倒を回避することができ、この結果、ユーザ体験が向上する。
別の実施形態では、入力方法アプリケーションがSMSメッセージ内の確認コードを読み取った後、本方法は、端末上の入力方法アプリケーションの表示領域に読み取った確認コードを表示するステップをさらに含む。図2Aまたは図2Bに示すように、入力方法はBaidu入力方法であり、確認コードを取得しなければならないアプリケーションはWeChatアプリケーションである。WeChatは、確認コード取得要求をサーバに送信する。次に、端末は、サーバによって送信された、確認コードを含むSMSメッセージを受信する。Baidu入力方法は、SMSメッセージ内の確認コードを読み取り、端末のユーザインタフェース(User Interface、略してUI)上のBaidu入力方法の表示領域に確認コード(2460)を表示する。図2Aに示すように、確認コード(2460)は、入力方法の表示領域に表示されてもよい。あるいは、図2Bに示すように、確認コード(2460)は、UI上の入力方法の拡張領域に表示されてもよい。
ユーザは、確認コード2460に対して操作を行う。ユーザの操作に基づいて、システムは、確認コード入力領域、すなわち図2Aに示す「確認コードを入力する」の領域に2460を自動的に入力する。ユーザが入力方法の領域に表示された確認コードに対して操作を行う方法としては、タップ、ダブルタップ、タッチアンドホールド、強く押す、軽く押す、およびフロートなどが挙げられる。さらに、ここでの操作は、音声で置き換えることができ、入力方法のキーボードのキーを直接タップしなければならないわけではない。あるいは、操作は、アイトラッキングを使用して実施される。具体的には、ユーザは、目を使用してボタンを注視し、ユーザの目の動きを検出すると、端末は、確認コード入力領域に確認コードを自動的に入力する。一実施形態では、ユーザの操作を促すために、「確認コードを入力するにはタップしてください」というプロンプトボックスまたは同様のプロンプト表示が確認コードの周りにポップアップする。
このようにして、ユーザが確認コードを見るためにSMSメッセージアプリケーションを開くという面倒を回避することができる。このとき、ユーザは、入力方法アプリケーションの領域に表示された確認コードに基づいて確認コード入力ボックスに確認コードを入力する。確認コードを自動的に入力する解決策と比較して、最初に確認コードが入力方法アプリケーションの領域に表示され、次にユーザが確認コードを手動で入力するこの解決策は、確認コードの入力の正確さを保証することができる。
別の実施形態では、入力方法アプリケーションがSMSメッセージ内の確認コードを読み取った後、本方法は、
読み取った確認コードに含まれる記号列の記号の順に記号列の記号を1つずつ入力方法アプリケーションのキーボードに表示するステップ
をさらに含む。
SMSメッセージの例1〜3を参照すると、記号列は数字列であってもよく、数字列の数字の数は異なるアプリケーションによって異なってもよい。あるいは、記号列は文字列であってもよい。例えば、確認コードは「nyNb」であってもよい。あるいは、記号列は、数字と文字を組み合わせた記号列であってもよい。例えば、確認コードは「594nB」であってもよい。
一実施形態では、記号列の記号は、入力方法のキーボードにおいてアニメーション方法で1つずつ表示される。アニメーション方法は、入力方法のキーボードの領域内の対応する記号のサイズ、形状、色、囲み線、または陰影などを変化させることを含む。
図3A〜図3Dに示すように、以下では、確認コードが数字列2460である例を使用して説明する。
アニメーション方法は、促すために入力方法のキーボード上で、確認コードに対応する記号に円形の囲み線を追加することであってもよい。図3Aに示すように、確認コードの最初の記号は数字2である。この場合、円形の囲み線が、入力方法のキーボード上の数字2の位置で数字2に追加される。他の数字のアニメーション方法は、このアニメーション方法と同様である。ユーザ体験を向上させるために、「記号順序プロンプト」が、数字2の周りにさらに追加されてもよい。例えば、数字2は、確認コード2460の最初の記号である。この場合、これが入力されるべき確認コードの最初の記号であるとのプロンプトをユーザに表示するために、キーボード上の数字2の形状が変化するときに数字2の周りにバッジ
が追加される。図3Bに示すように、ユーザが入力を完了した後、数字2は元の状態に復帰し、バッジ
はもはや表示されない。
同様に、図3Bに示すように、確認コードの最初の記号は数字4である。数字2が元の状態に復帰してバッジ
が表示されなくなった後、入力方法のキーボード上の数字4に円形の囲み線が追加され、これが入力されるべき確認コードの二番目の記号であるとのプロンプトをユーザに表示するために、数字4の周りにプロンプトバッジ
が表示される。図3Cに示すように、ユーザが入力を完了した後、数字4は元の状態に復帰し、バッジ
はもはや表示されない。
確認コードの三番目の記号6および四番目の記号0のプロンプト方法は、上記の解決策と同様である。
確認コードの入力をプロンプトする方法は、より直観的であり、このため、ユーザ体験が向上する。
別の実施形態では、SMSメッセージアプリケーションは、予め設定された時間内に、サーバによって送信された、確認コードを含む少なくとも2つのSMSメッセージを受信する。予め設定された時間内に受信された、確認コードを含むすべてのSMSメッセージが決定される。確認コードを含むすべてのSMSメッセージのうちの、アプリケーション識別子を含むSMSメッセージが決定される。アプリケーション識別子は、確認コードを取得しなければならないアプリケーションを識別するために使用される。入力方法アプリケーションは、アプリケーション識別子を含むSMSメッセージ内の確認コードを読み取る。
携帯電話のRailway 12306 APPクライアントで決済が行われる例では、サーバによって送信される、確認コードを含む少なくとも2つのSMSメッセージが、予め設定された時間内に受信され、本方法は、以下のステップを含む。
201.予め設定された時間内に受信された、確認コードを含むすべてのSMSメッセージを決定するステップ。
予め設定された時間は2分であってもよい。例えば、2分以内に2つのSMSメッセージが受信される。1つはRailway 12306によって送信され、もう1つはGoogleによって送信される。SMSメッセージのコンテンツは、「SMSメッセージの例2」および「SMSメッセージの例3」に記載されているものである。
202.確認コードを含むすべてのSMSメッセージのうちの、アプリケーション識別子を含むSMSメッセージを決定するステップであって、アプリケーション識別子が、確認コードを取得しなければならないアプリケーションを識別するために使用される、ステップ。
Railway 12306アプリケーションによって送信される、確認コードを含むSMSメッセージは、通常、アプリケーション識別子「[Railway Customer Service]」を含む。アプリケーション識別子は、SMSメッセージがRailway 12306サーバによって送信されたことを識別するために使用される。「[Railway Customer Service]」または「Railway Customer Service」が、Railway 12306アプリケーションのアプリケーション識別子であってもよい。あるいは、アプリケーション識別子は、alipayまたはWeChatなどの記号の列であってもよい。
203.入力方法アプリケーションは、アプリケーション識別子を含むSMSメッセージ内の確認コードを読み取る。
入力方法アプリケーションは、SMSメッセージの例2の確認コード23680を読み取る。
別の実施形態において、確認コードを含むすべてのSMSメッセージのうちに、アプリケーション識別子を含む少なくとも2つのSMSメッセージが存在すると判定された場合、アプリケーション識別子を含むSMSメッセージのうちで最後に受信されたSMSメッセージが決定される。入力方法アプリケーションは、最後に受信されたSMSメッセージ内の確認コードを読み取る。
携帯電話のRailway 12306 APPクライアントで決済が行われる例では、確認コードを含むすべてのSMSメッセージのうちに、アプリケーション識別子を含む少なくとも2つのSMSメッセージが存在すると判定される場合、本方法は、以下のステップを含む。
301は、ステップ201と同じである。
302.確認コードを含むすべてのSMSメッセージのうちに、アプリケーション識別子を含む少なくとも2つのSMSメッセージが存在すると判定された場合に、アプリケーション識別子を含むSMSメッセージのうちで最後に受信されたSMSメッセージを決定するステップであって、アプリケーション識別子が、確認コードを取得しなければならないアプリケーションを識別するために使用される、ステップ。
例えば、2分以内に3つのSMSメッセージが受信される。1つはGoogleによって送信され、SMSメッセージのコンテンツは、SMSメッセージの例3に記載されているものである。1つはRailway 12306によって送信され、SMSメッセージのコンテンツは、SMSメッセージの例2に記載されているものであり、受信時間は「2015年10月9日17時21分23秒」である。1つはRailway 12306によって送信され、SMSメッセージのコンテンツは以下の通りである。
SMSメッセージの例4:確認コード:223366。転送しないでください。12306のユーザが、パスワード変更サービスを申請しています。この操作を実行していない場合は、このメッセージを無視してください。[Railway Customer Service]
SMSメッセージの例4の受信時間は、「2015年10月9日17時22分42秒」である。
SMSメッセージの例4の受信時間はより新しいものである。したがって、SMSメッセージの例4はRailway 12306 APPに必要な確認コードSMSメッセージであると判定される。
303.入力方法アプリケーションは、最後に受信されたSMSメッセージ内の確認コードを読み取る。
入力方法は、SMSメッセージの例4の確認コード223366を読み取る。
本発明のこの実施形態で提供される確認コード取得方法では、入力方法アプリケーションおよびSMSメッセージアプリケーションのみに、端末内のSMSメッセージを読み取る許可が与えられるため、ユーザのSMSメッセージに関する情報の漏洩を防止することができ、SMSメッセージ内の確認コード情報のセキュリティを確保することができる。
実施形態2
実施形態2は、確認コード取得方法を提供する。本方法は、以下のステップを含む。
401.確認コードを取得しなければならないアプリケーションが、確認コード取得要求をサーバに送信するステップであって、確認コードを取得しなければならないアプリケーションが、オペレーティングシステム上で動作する、ステップ。
確認コードを取得しなければならないアプリケーションは、オペレーティングシステム上で動作する。例えば、このアプリケーションは、WeChatまたは支付宝(Alipay)などであってもよい。オペレーティングシステムは、Androidオペレーティングシステム、iOSオペレーティングシステム、およびWindows Phoneオペレーティングシステムであってもよい。
402.サーバによって送信された、確認コードを含む受信されたSMSメッセージに基づいて、オペレーティングシステムが、SMSメッセージ内の確認コードを読み取り、読み取った確認コードをオペレーティングシステムのクリップボードに送信するステップ。
SMSメッセージの可能な形式は、ステップ102で説明したものと同じである。
Androidシステムが使用される例では、Androidシステムのクリップボード(clipboard)は、クラスClipboardManagerによって管理される。ClipboardManagerは、システムのクリップボードを表し、getSystemService(CLIPBOARD_SERVICE)を使用して取得される。呼び出す方法は、android.content.ClipboardManager(since API Level 11)である。
iOSシステムにもクリップボードがある。
403.オペレーティングシステムが、ペースト命令を受信し、前記クリップボードの前記確認コードを確認コード入力領域にペーストするステップ。
ペースト命令は、入力ボックスをタップまたはタッチアンドホールドすることによってユーザによりトリガされるペースト命令であってもよいし、クリップボードに確認コードが存在することを検出したときにオペレーティングシステムによって自動的にトリガされるペースト命令であってもよい。
このようにして、オペレーティングシステムは、別のアプリケーションプログラムにSMSメッセージ読み取り許可を与えるかどうかを考慮する必要なしに、確認コードをクリップボードに直接読み出すため、これは、確認コードを入力するユーザにとって好適であり得るし、ユーザのSMSメッセージのプライバシーが漏洩しないことが保証され得る。
実施形態3
実施形態3は、確認コード取得装置を提供する。本装置は、実施形態1および実施形態2で説明した方法を実行するように構成される。
一実施形態では、確認コード取得装置にインストールされるアプリケーションは、確認コードを取得しなければならないアプリケーションと、入力方法アプリケーションと、SMSメッセージアプリケーションとを含む。本装置は、
確認コード取得要求をサーバに送信するように構成される送信ユニットと、
サーバによって送信される、確認コードを含むSMSメッセージを受信するように構成される受信ユニットと、
SMSメッセージ内の確認コードを読み取り、本装置が、入力方法アプリケーションおよびSMSメッセージアプリケーション以外のアプリケーションが本装置内のSMSメッセージを読み取ることを許可しない、ように構成される読取ユニットと
をさらに含む。
別の実施形態では、本装置は、確認コード入力領域に読み取った確認コードを入力するように構成される入力ユニットをさらに含む。
さらに別の実施形態では、本装置は、本装置上の入力方法アプリケーションの表示領域に読み取った確認コードを表示するように構成される第1の表示ユニットをさらに含む。
別の実施形態では、本装置は、読み取った確認コードに含まれる記号列の記号の順に記号列の記号を1つずつ入力方法アプリケーションのキーボードに表示するように構成される第2の表示ユニットをさらに含む。
さらに別の実施形態では、受信ユニットは、予め設定された時間内に、サーバによって送信された、確認コードを含む少なくとも2つのSMSメッセージを受信するように特に構成される。
本装置は、
予め設定された時間内に受信された、確認コードを含むすべてのSMSメッセージを決定するように構成される第1の決定ユニットと、
確認コードを含むすべてのSMSメッセージのうちの、アプリケーション識別子を含むSMSメッセージを決定し、アプリケーション識別子が、確認コードを取得しなければならないアプリケーションを識別するために使用される、ように構成される第2の決定ユニットと
をさらに含む。
読取ユニットは、アプリケーション識別子を含むSMSメッセージ内の確認コードを読み取るように特に構成される。
別の実施形態では、第2の決定ユニットは、確認コードを含むすべてのSMSメッセージのうちに、アプリケーション識別子を含む少なくとも2つのSMSメッセージが存在すると判定された場合に、アプリケーション識別子を含むSMSメッセージのうちで最後に受信されたSMSメッセージを決定するように特に構成され、
読取ユニットは、最後に受信されたSMSメッセージ内の確認コードを読み取るように特に構成される。
本発明のこの実施形態で提供される装置によれば、ユーザのSMSメッセージに関する情報の漏洩を防止することができ、SMSメッセージ内の確認コード情報のセキュリティを確保することができる。
実施形態4
実施形態4は、端末を提供し、端末は、実施形態1で説明した方法を実行するように構成される。
一実施形態では、端末は、プロセッサ、メモリ、およびトランシーバを含む。
メモリは、アプリケーションを格納するように構成される。アプリケーションは、端末にインストールされ、メモリに格納されるアプリケーションは、確認コードを取得しなければならないアプリケーション、入力方法アプリケーション、およびSMSメッセージアプリケーションを含み、SMSメッセージアプリケーションは、端末にSMSメッセージを表示するために使用される。
トランシーバは、確認コード取得要求をサーバに送信するように構成される。
トランシーバは、サーバによって送信される、確認コードを含むSMSメッセージを受信するようにさらに構成される。
プロセッサは、SMSメッセージ内の確認コードを読み取るように構成される。端末は、入力方法アプリケーションおよびSMSメッセージアプリケーション以外のアプリケーションが端末内のSMSメッセージを読み取ることを許可しない。
別の実施形態では、プロセッサは、確認コード入力領域に読み取った確認コードを入力するようにさらに構成される。
さらに別の実施形態では、プロセッサは、端末上の入力方法アプリケーションの表示領域に読み取った確認コードを表示するようにさらに構成される。
別の実施形態では、プロセッサは、読み取った確認コードに含まれる記号列の記号の順に記号列の記号を1つずつ入力方法アプリケーションのキーボードに表示するようにさらに構成される。
さらに別の実施形態では、トランシーバは、予め設定された時間内に、サーバによって送信された、確認コードを含む少なくとも2つのSMSメッセージを受信するように特に構成される。
プロセッサは、予め設定された時間内に受信された、確認コードを含むすべてのSMSメッセージを決定し、確認コードを含むすべてのSMSメッセージのうちの、アプリケーション識別子を含むSMSメッセージを決定し、アプリケーション識別子が、確認コードを取得しなければならないアプリケーションを識別するために使用され、アプリケーション識別子を含むSMSメッセージ内の確認コードを読み取るようにさらに構成される。
別の実施形態では、プロセッサは、確認コードを含むすべてのSMSメッセージのうちに、アプリケーション識別子を含む少なくとも2つのSMSメッセージが存在すると判定された場合に、アプリケーション識別子を含むSMSメッセージのうちで最後に受信されたSMSメッセージを決定し、最後に受信されたSMSメッセージ内の確認コードを読み取るように特にさらに構成される。
本発明のこの実施形態で提供される端末によれば、ユーザのSMSメッセージに関する情報の漏洩を防止することができ、SMSメッセージ内の確認コード情報のセキュリティを確保することができる。
本発明の一実施形態は、端末をさらに提供し、端末は、実施形態2で説明した方法を実行するように構成される。
端末は、プロセッサと、メモリと、トランシーバとを含む。
メモリは、確認コードを取得しなければならないアプリケーションを格納するように構成される。
トランシーバは、確認コード取得要求をサーバに送信するように構成される。
トランシーバは、サーバによって送信される、確認コードを含むSMSメッセージを受信するようにさらに構成される。
プロセッサは、SMSメッセージ内の確認コードを読み取り、読み取った確認コードをオペレーティングシステムのクリップボードに送信するように構成される。
プロセッサは、ペースト命令に基づいて、クリップボードの確認コードを確認コード入力領域にペーストするようにさらに構成される。
本発明のこの実施形態で提供される端末によれば、この解決策において、プロセッサは、別のアプリケーションプログラムにSMSメッセージ読み取り許可を与えるかどうかを考慮する必要なしに、確認コードをクリップボードに直接読み出すため、これは、確認コードを入力するユーザにとって好適であり得るし、ユーザのSMSメッセージのプライバシーが漏洩しないことが保証され得る。
実施形態5
実施形態5は、1つ以上のプログラムを格納するコンピュータ可読記憶媒体を提供し、その場合、1つ以上のプログラムは命令を含み、ディスプレイおよび複数のアプリケーションを含む携帯型電子デバイスは、命令が携帯型電子デバイスによって実行されたとき、実施形態1で説明した方法および/または実施形態2で説明した方法を実行し、ディスプレイは、携帯型電子デバイス上で動作するアプリケーションを表示するように構成される。
最後に、上記の実施形態は、本発明を限定する以外には、本発明の技術的解決策の例を説明するためのものに過ぎないことに留意されたい。本発明および本発明の利点は、上記の実施形態を参照して詳細に説明されているが、当業者であれば、本発明の特許請求の範囲から逸脱することなく、上記の実施形態で説明した技術的解決策をさらに修正することができる、またはその技術的特徴の一部の同等の置き換えを行うことができることを理解するはずである。