[0001]本出願は、2015年8月10日に出願された「LTE(登録商標)-DIRECT COMMUNICATION FOR VEHICLE-TO-VEHICLE」と題する米国特許出願第14/822,555号の利益を主張し、その全体が参照により本明細書に明確に組み込まれる。
[0017]添付の図面に関して以下に記載される発明を実施するための形態は、様々な構成を説明するものであり、本明細書で説明される概念が実施され得る構成のみを表すものではない。発明を実施するための形態は、様々な概念の完全な理解を与えるための具体的な詳細を含む。ただし、これらの概念はこれらの具体的な詳細なしに実施され得ることが当業者には明らかであろう。いくつかの事例では、そのような概念を不明瞭にしないように、よく知られている構造および構成要素がブロック図の形式で示される。
[0018]次に、様々な装置および方法に関して電気通信システムのいくつかの態様が提示される。これらの装置および方法が、以下の発明を実施するための形態において説明され、(「要素」と総称される)様々なブロック、モジュール、構成要素、回路、ステップ、プロセス、アルゴリズムなどによって添付の図面に示される。これらの要素は、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、またはそれらの任意の組合せを使用して実装され得る。そのような要素がハードウェアとして実装されるか、またはソフトウェアとして実装されるかは、特定の適用例および全体的なシステムに課される設計制約に依存する。
[0019]例として、要素、または要素の任意の部分、または要素の任意の組合せは、1つまたは複数のプロセッサを含む「処理システム」を用いて実装され得る。プロセッサの例としては、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プログラマブル論理デバイス(PLD)、状態機械、ゲート論理、個別ハードウェア回路、および本開示全体にわたって説明される様々な機能を実行するように構成された他の好適なハードウェアがある。処理システム中の1つまたは複数のプロセッサはソフトウェアを実行し得る。ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語などの名称にかかわらず、命令、命令セット、コード、コードセグメント、プログラムコード、プログラム、サブプログラム、ソフトウェアモジュール、アプリケーション、ソフトウェアアプリケーション、ソフトウェアパッケージ、ルーチン、サブルーチン、オブジェクト、実行ファイル、実行スレッド、プロシージャ、関数などを意味すると広く解釈されたい。
[0020]したがって、1つまたは複数の例示的な実施形態では、説明される機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せで実装され得る。ソフトウェアで実装される場合、機能は、コンピュータ可読媒体上に記憶されるか、あるいはコンピュータ可読媒体上に1つまたは複数の命令またはコードとして符号化され得る。コンピュータ可読媒体はコンピュータ記憶媒体を含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、そのようなコンピュータ可読媒体は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読取り専用メモリ(ROM)、電気的消去可能プログラマブルROM(EEPROM(登録商標))、コンパクトディスクROM(CD−ROM)または他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージまたは他の磁気ストレージデバイス、上述のタイプのコンピュータ可読媒体の組合せ、あるいはコンピュータによってアクセスされ得る、命令またはデータ構造の形態のコンピュータ実行可能コードを記憶するために使用され得る任意の他の媒体を備えることができる。
[0021]例示的なシステムおよび方法のいくつかは、発見リソースプール(discovery resource pool)または他のリソースなど、リソースプールのK個のサブセットを決定するワイヤレス通信デバイスに関する。各サブセットはK個のグリッド要素を含み得、各グリッド要素は少なくともK個のサブ要素を含む。ワイヤレス通信デバイスは、リソースプールのK個のサブセットのうちの1つのサブセットを選択し得る。さらに、ワイヤレス通信デバイスは、選択されたサブセットのK個のサブ要素を使用して、発見メッセージ(discovery message)または他のタイプのメッセージなど、メッセージを送信し得る。
[0022]図1は、LTEネットワークアーキテクチャ100を示す図である。LTEネットワークアーキテクチャ100は発展型パケットシステム(EPS:Evolved Packet System)100と呼ばれることがある。EPS100は、1つまたは複数のユーザ機器(UE)102と、発展型UMTS地上波無線アクセスネットワーク(E−UTRAN:Evolved UMTS Terrestrial Radio Access Network)104と、発展型パケットコア(EPC:Evolved Packet Core)110と、事業者のインターネットプロトコル(IP)サービス122とを含み得る。EPSは他のアクセスネットワークと相互接続することができるが、簡単のために、それらのエンティティ/インターフェースは図示されていない。図示のように、EPSはパケット交換サービスを提供するが、当業者なら容易に諒解するように、本開示全体にわたって提示される様々な概念は、回線交換サービスを提供するネットワークに拡張され得る。
[0023]E−UTRANは、発展型ノードB(eNB:evolved Node B)106と他のeNB108とを含み、マルチキャスト協調エンティティ(MCE:Multicast Coordination Entity)128を含み得る。eNB106は、UE102に対してユーザと制御プレーンプロトコル終端とを与える。eNB106は、バックホール(たとえば、X2インターフェース)を介して他のeNB108に接続され得る。MCE128は、発展型マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス(MBMS:Multimedia Broadcast Multicast Service)(eMBMS)のために時間/周波数無線リソースを割り振り、eMBMSのために無線構成(たとえば、変調およびコーディング方式(MCS:modulation and coding scheme))を決定する。MCE128は別個のエンティティであるかまたはeNB106の一部であり得る。eNB106は、基地局、ノードB、アクセスポイント、基地トランシーバ局、無線基地局、無線トランシーバ、トランシーバ機能、基本サービスセット(BSS:basic service set)、拡張サービスセット(ESS:extended service set)、または何らかの他の好適な用語で呼ばれることもある。eNB106は、UE102にEPC110へのアクセスポイントを与える。UEs102の例としては、セルラーフォン、スマートフォン、セッション開始プロトコル(SIP:session initiation protocol)電話、ラップトップ、携帯情報端末(PDA)、衛星無線、全地球測位システム、マルチメディアデバイス、ビデオデバイス、デジタルオーディオプレーヤ(たとえば、MP3プレーヤ)、カメラ、ゲーム機、タブレット、または任意の他の同様の機能デバイスがある。UE102は、当業者によって、移動局、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、リモートユニット、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、リモートデバイス、モバイル加入者局、アクセス端末、モバイル端末、ワイヤレス端末、リモート端末、ハンドセット、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアント、または何らかの他の好適な用語で呼ばれることもある。
[0024]eNB106はEPC110に接続される。EPC110は、モビリティ管理エンティティ(MME:Mobility Management Entity)112と、ホーム加入者サーバ(HSS)120と、他のMME114と、サービングゲートウェイ116と、マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス(MBMS)ゲートウェイ124と、ブロードキャストマルチキャストサービスセンタ(BM−SC:Broadcast Multicast Service Center)126と、パケットデータネットワーク(PDN:Packet Data Network)ゲートウェイ118とを含み得る。MME112は、UE102とEPC110との間のシグナリングを処理する制御ノードである。概して、MME112はベアラおよび接続管理を行う。すべてのユーザIPパケットはサービングゲートウェイ116を通して転送され、サービングゲートウェイ116自体はPDNゲートウェイ118に接続される。PDNゲートウェイ118はUEのIPアドレス割振りならびに他の機能を与える。PDNゲートウェイ118とBM−SC126とはIPサービス122に接続される。IPサービス122は、インターネット、イントラネット、IPマルチメディアサブシステム(IMS:IP Multimedia Subsystem)、PSストリーミングサービス(PSS:PS Streaming Service)、および/または他のIPサービスを含み得る。BM−SC126は、MBMSユーザサービスプロビジョニング(user service provisioning)および配信のための機能を与え得る。BM−SC126は、コンテンツプロバイダMBMS送信のためのエントリポイントとして働き得、PLMN内のMBMSベアラサービスを許可し、開始するために使用され得、MBMS送信をスケジュールし、配信するために使用され得る。MBMSゲートウェイ124は、特定のサービスをブロードキャストするマルチキャストブロードキャスト単一周波数ネットワーク(MBSFN:Multicast Broadcast Single Frequency Network)エリアに属するeNB(たとえば、106、108)にMBMSトラフィックを配信するために使用され得、セッション管理(開始/停止)と、eMBMS関係の課金情報を収集することとを担当し得る。
[0025]いくつかの例では、UE102は、リソースプールのK個のサブセットを決定する。各サブセットはK個のグリッド要素を含み得、各グリッド要素は少なくともK個のサブ要素を含む。UE102は、リソースプールのK個のサブセットのうちの1つのサブセットを選択し得る。さらに、UE102は、選択されたサブセットのK個のサブ要素を使用してメッセージを送信し得る。
[0026]図2は、LTEネットワークアーキテクチャにおけるアクセスネットワーク200の一例を示す図である。この例では、アクセスネットワーク200はいくつかのセルラー領域(セル)202に分割される。1つまたは複数のより低い電力クラスのeNB208は、セル202のうちの1つまたは複数と重複するセルラー領域210を有し得る。より低い電力クラスのeNB208は、フェムトセル(たとえば、ホームeNB(HeNB:home eNB))、ピコセル、マイクロセル、またはリモートラジオヘッド(RRH:remote radio head)であり得る。マクロeNB204は各々、それぞれのセル202に割り当てられ、セル202中のすべてのUEs206にEPC110へのアクセスポイントを与えるように構成される。アクセスネットワーク200のこの例には集中型コントローラはないが、代替構成では集中型コントローラが使用され得る。eNB204は、無線ベアラ制御、承認制御、モビリティ制御、スケジューリング、セキュリティ、およびサービングゲートウェイ116への接続性を含む、すべての無線関係機能を担当する。eNBは1つまたは複数の(たとえば、3つの)(セクタとも呼ばれる)セルをサポートし得る。「セル」という用語は、eNBの最小カバレージエリア、および/または特定のカバレージエリアをサービスするeNBサブシステムを指すことがある。さらに、「eNB」、「基地局」、および「セル」という用語は、本明細書では互換的に使用され得る。
[0027]アクセスネットワーク200によって採用される変調および多元接続方式は、展開されている特定の電気通信規格に応じて異なり得る。LTE適用例では、周波数分割複信(FDD:frequency division duplex)と時分割複信(TDD:time division duplex)の両方をサポートするために、OFDMがDL上で使用され、SC−FDMAがUL上で使用される。当業者が以下の詳細な説明から容易に諒解するように、本明細書で提示される様々な概念はLTE適用例に好適である。ただし、これらの概念は、他の変調および多元接続技法を採用する他の電気通信規格に容易に拡張され得る。例として、これらの概念は、エボリューションデータオプティマイズド(EV−DO:Evolution-Data Optimized)またはウルトラモバイルブロードバンド(UMB)に拡張され得る。EV−DOおよびUMBは、CDMA2000規格ファミリーの一部として第3世代パートナーシッププロジェクト2(3GPP2:3rd Generation Partnership Project 2)によって公表されたエアインターフェース規格であり、移動局にブロードバンドインターネットアクセスを与えるためにCDMAを採用する。これらの概念はまた、広帯域CDMA(W−CDMA(登録商標))とTD−SCDMAなどのCDMAの他の変形態とを採用するユニバーサル地上波無線アクセス(UTRA:Universal Terrestrial Radio Access)、TDMAを採用するモバイル通信用グローバルシステム(GSM(登録商標):Global System for Mobile Communications)、ならびに、OFDMAを採用する、発展型UTRA(E−UTRA:Evolved UTRA)、IEEE802.11(Wi−Fi(登録商標))、IEEE802.16(WiMAX(登録商標))、IEEE802.20、およびFlash−OFDMに拡張され得る。UTRA、E−UTRA、UMTS、LTEおよびGSMは3GPP団体からの文書に記載されている。CDMA2000およびUMBは、3GPP2団体からの文書に記載されている。採用される実際のワイヤレス通信規格および多元接続技術は、特定の適用例およびシステムに課される全体的な設計制約に依存することになる。
[0028]eNB204は、MIMO技術をサポートする複数のアンテナを有し得る。MIMO技術の使用は、eNB204が、空間多重化、ビームフォーミング、および送信ダイバーシティをサポートするために空間領域を活用することを可能にする。空間多重化は、データの異なるストリームを同じ周波数上で同時に送信するために使用され得る。データストリームは、データレートを増加させるために単一のUE206に送信されるか、または全体的なシステム容量を増加させるために複数のUEs206に送信され得る。これは、各データストリームを空間的にプリコーディングし(すなわち、振幅および位相のスケーリングを適用し)、次いでDL上で複数の送信アンテナを通して空間的にプリコーディングされた各ストリームを送信することによって達成される。空間的にプリコーディングされたデータストリームは、異なる空間シグネチャとともに(1つまたは複数の)UE206に到着し、これにより、(1つまたは複数の)UE206の各々は、そのUE206に宛てられた1つまたは複数のデータストリームを復元することが可能になる。UL上で、各UE206は、空間的にプリコーディングされたデータストリームを送信し、これは、eNB204が、各空間的にプリコーディングされたデータストリームのソースを識別することを可能にする。
[0029]空間多重化は、概して、チャネル状態が良好であるときに使用される。チャネル状態があまり良好でないときは、送信エネルギーを1つまたは複数の方向に集中させるためにビームフォーミングが使用され得る。これは、複数のアンテナを通して送信するためのデータを空間的にプリコーディングすることによって達成され得る。セルのエッジにおいて良好なカバレージを達成するために、送信ダイバーシティと組み合わせてシングルストリームビームフォーミング送信が使用され得る。
[0030]以下の詳細な説明では、DL上でOFDMをサポートするMIMOシステムを参照しながらアクセスネットワークの様々な態様が説明される。OFDMは、OFDMシンボル内でいくつかのサブキャリアを介してデータを変調するスペクトル拡散技法である。サブキャリアは正確な周波数で離間される。離間は、受信機がサブキャリアからデータを復元することを可能にする「直交性」を与える。時間領域では、OFDMシンボル間干渉をなくすために、ガード間隔(たとえば、サイクリックプレフィックス(cyclic prefix))が各OFDMシンボルに追加され得る。ULは、高いピーク対平均電力比(PAPR)を補償するために、SC−FDMAをDFT拡散(DFT-spread)OFDM信号の形態で使用し得る。
[0031]いくつかの例では、UE206は、リソースプールのK個のサブセットを決定する。各サブセットはK個のグリッド要素を含み得、各グリッド要素は少なくともK個のサブ要素を含む。UE206は、リソースプールのK個のサブセットのうちの1つのサブセットを選択し得る。さらに、UE206は、選択されたサブセットのK個のサブ要素を使用してメッセージを送信し得る。
[0032]図3は、LTEにおけるDLフレーム構造の一例を示す図300である。フレーム(10ms)は、等しいサイズの10個のサブフレームに分割され得る。各サブフレームは、2つの連続するタイムスロットを含み得る。2つのタイムスロットを表すためにリソースグリッドが使用され得、各タイムスロットはリソースブロックを含む。リソースグリッドは複数のリソース要素に分割される。LTEでは、ノーマルサイクリックプレフィックスの場合、1リソースブロックは、周波数領域中に12個の連続するサブキャリアそして時間領域中に7つの連続するOFDMシンボル、合計84個のリソース要素を含んでいる。拡張サイクリックプレフィックスの場合、1リソースブロックは、周波数領域中に12個の連続するサブキャリアそして時間領域中に6つの連続するOFDMシンボル、合計72個のリソース要素を含んでいる。R302、304として示されるリソース要素のうちのいくつかは、DL基準信号(DL−RS)を含む。DL−RSは、(共通RSと呼ばれることもある)セル固有RS(CRS:Cell-specific RS)302と、UE固有RS(UE−RS)304とを含む。UE−RS304は、対応する物理DL共有チャネル(PDSCH:physical DL shared channel)がマッピングされるリソースブロック上で送信される。各リソース要素によって搬送されるビット数は変調方式に依存する。したがって、UEが受信するリソースブロックが多いほど、また変調方式が高いほど、UEのデータレートは高くなる。
[0033]図4は、LTEにおけるULフレーム構造の一例を示す図400である。ULのための利用可能なリソースブロックは、データセクションと制御セクションとに区分され得る。制御セクションは、システム帯域幅の2つのエッジにおいて形成され得、構成可能なサイズを有し得る。制御セクション中のリソースブロックは、制御情報の送信のためにUEsに割り当てられ得る。データセクションは、制御セクション中に含まれないすべてのリソースブロックを含み得る。ULフレーム構造は、単一のUEがデータセクション中の連続サブキャリアのすべてを割り当てられることを可能にし得る、連続サブキャリアを含むデータセクションを生じる。
[0034]UEは、eNBに制御情報を送信するために、制御セクション中のリソースブロック410a、410bを割り当てられ得る。UEは、eNBにデータを送信するために、データセクション中のリソースブロック420a、420bをも割り当てられ得る。UEは、制御セクション中の割り当てられたリソースブロック上の物理UL制御チャネル(PUCCH:physical UL control channel)中で制御情報を送信し得る。UEは、データセクション中の割り当てられたリソースブロック上の物理UL共有チャネル(PUSCH:physical UL shared channel)中でデータまたはデータと制御情報の両方を送信し得る。UL送信は、サブフレームの両方のスロットにわたり得、周波数上でホッピングし得る。
[0035]初期システムアクセスを実行し、物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)430中でUL同期を達成するために、リソースブロックのセットが使用され得る。PRACH430は、ランダムシーケンスを搬送し、いかなるULデータ/シグナリングをも搬送することができない。各ランダムアクセスプリアンブルは、6つの連続するリソースブロックに対応する帯域幅を占有する。開始周波数はネットワークによって指定される。すなわち、ランダムアクセスプリアンブルの送信は、ある時間リソースおよび周波数リソースに制限される。周波数ホッピングはPRACHにはない。PRACH試みは単一のサブフレーム(1ms)中でまたは少数の連続サブフレームのシーケンス中で搬送され、UEは、フレーム(10ms)ごとに単一のPRACH試みを行うことができる。
[0036]図5は、LTEにおけるユーザおよび制御プレーンのための無線プロトコルアーキテクチャの一例を示す図500である。UEおよびeNBのための無線プロトコルアーキテクチャは、3つのレイヤ、すなわち、レイヤ1、レイヤ2、およびレイヤ3とともに示されている。レイヤ1(L1レイヤ)は最下位レイヤであり、様々な物理レイヤ信号処理機能を実装する。L1レイヤは本明細書では物理レイヤ506と呼ばれる。レイヤ2(L2レイヤ)508は、物理レイヤ506の上にあり、物理レイヤ506を介したUEとeNBとの間のリンクを担当する。
[0037]ユーザプレーンでは、L2レイヤ508は、ネットワーク側のeNBにおいて終端される、メディアアクセス制御(MAC:media access control)サブレイヤ510と、無線リンク制御(RLC:radio link control)サブレイヤ512と、パケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP:packet data convergence protocol)514サブレイヤとを含む。図示されていないが、UEは、ネットワーク側のPDNゲートウェイ118において終端されるネットワークレイヤ(たとえば、IPレイヤ)と、接続の他端(たとえば、ファーエンドUE、サーバなど)において終端されるアプリケーションレイヤとを含めてL2レイヤ508の上にいくつかの上位レイヤを有し得る。
[0038]PDCPサブレイヤ514は、異なる無線ベアラと論理チャネルとの間の多重化を行う。PDCPサブレイヤ514はまた、無線送信オーバーヘッドを低減するために上位レイヤデータパケットのヘッダ圧縮と、データパケットを暗号化することによるセキュリティと、UEsに対するeNB間のハンドオーバサポートとを与える。RLCサブレイヤ512は、上位レイヤデータパケットのセグメンテーションおよびリアセンブリ、紛失データパケットの再送信、およびハイブリッド自動再送要求(HARQ:hybrid automatic repeat request)による、順が狂った受信を補正するためのデータパケットの並べ替えを行う。MACサブレイヤ510は、論理およびトランスポートチャネルとの間の多重化を行う。MACサブレイヤ510はまた、UEsの間で1つのセル中の様々な無線リソース(たとえば、リソースブロック)を割り振ることを担当する。MACサブレイヤ510はまた、HARQ動作を担当する。
[0039]制御プレーンでは、UEおよびeNBのための無線プロトコルアーキテクチャは、制御プレーンのためのヘッダ圧縮機能がないことを除いて、物理レイヤ506およびL2レイヤ508について実質的に同じである。制御プレーンはまた、レイヤ3(L3レイヤ)中に無線リソース制御(RRC:radio resource control)サブレイヤ516を含む。RRCサブレイヤ516は、無線リソース(たとえば、無線ベアラ)を取得することと、eNBとUEとの間のRRCシグナリングを使用して下位レイヤを構成することとを担当する。
[0040]図6は、アクセスネットワーク中でUE650と通信しているeNB610のブロック図である。DLでは、コアネットワークからの上位レイヤパケットが、コントローラ/プロセッサ675に与えられる。コントローラ/プロセッサ675はL2レイヤの機能を実装する。DLでは、コントローラ/プロセッサ675は、様々な優先度メトリックに基づいて、ヘッダ圧縮と、暗号化と、パケットのセグメント化および並べ替えと、論理チャネルとトランスポートチャネルとの間の多重化と、UE650への無線リソース割振りとを行う。コントローラ/プロセッサ675はまた、HARQ動作と、紛失パケットの再送信と、UE650へのシグナリングとを担当する。
[0041]送信(TX)プロセッサ616は、L1レイヤ(すなわち、物理レイヤ)のための様々な信号処理機能を実装する。信号処理機能は、UE650における前方誤り訂正(FEC:forward error correction)と、様々な変調方式(たとえば、2位相シフトキーイング(BPSK:binary phase-shift keying)、4位相シフトキーイング(QPSK:quadrature phase-shift keying)、M位相シフトキーイング(M−PSK:M-phase-shift keying)、多値直交振幅変調(M−QAM:M-quadrature amplitude modulation))に基づく信号コンスタレーションへのマッピングとを可能にするために、コーディングとインターリービングとを含む。コーディングされ、変調されたシンボルは、次いで並列ストリームに分割される。各ストリームは、次いで、時間領域OFDMシンボルストリームを搬送する物理チャネルを生成するために、OFDMサブキャリアにマッピングされ、時間領域および/または周波数領域中で基準信号(たとえば、パイロット)と多重化され、次いで逆高速フーリエ変換(IFFT:Inverse Fast Fourier Transform)を使用して互いに合成される。OFDMストリームは、複数の空間ストリームを生成するために空間的にプリコーディングされる。チャネル推定器674からのチャネル推定値は、コーディングおよび変調方式を決定するために、ならびに空間処理のために使用され得る。チャネル推定値は、UE650によって送信される基準信号および/またはチャネル状態フィードバックから導出され得る。各空間ストリームは、次いで、別個の送信機618TXを介して異なるアンテナ620に与えられ得る。各送信機618TXは、送信のためにそれぞれの空間ストリームでRFキャリアを変調し得る。
[0042]UE650において、各受信機654RXは、それのそれぞれのアンテナ652を通して信号を受信する。各受信機654RXは、RFキャリア上に変調された情報を復元し、その情報を受信(RX)プロセッサ656に与える。RXプロセッサ656はL1レイヤの様々な信号処理機能を実装する。RXプロセッサ656は、UE650に宛てられた任意の空間ストリームを復元するために、情報に対して空間処理を実行し得る。複数の空間ストリームがUE650に宛てられた場合、それらはRXプロセッサ656によって単一のOFDMシンボルストリームに合成され得る。RXプロセッサ656は、次いで、高速フーリエ変換(FFT)を使用してOFDMシンボルストリームを時間領域から周波数領域に変換する。周波数領域信号はOFDM信号のサブキャリアごとに別々のOFDMシンボルストリームを備える。各サブキャリア上のシンボルと、基準信号とは、eNB610によって送信される、可能性が最も高い信号コンスタレーションポイントを決定することによって復元され、復調される。これらの軟判定は、チャネル推定器658によって計算されるチャネル推定値に基づき得る。軟判定は、次いで、物理チャネル上でeNB610によって最初に送信されたデータと制御信号とを復元するために復号され、デインターリーブされる。データおよび制御信号は、次いで、コントローラ/プロセッサ659に与えられる。
[0043]コントローラ/プロセッサ659はL2レイヤを実装する。コントローラ/プロセッサは、プログラムコードとデータとを記憶するメモリ660に関連付けられ得る。メモリ660はコンピュータ可読媒体と呼ばれることがある。ULでは、コントローラ/プロセッサ659は、コアネットワークからの上位レイヤパケットを復元するために、トランスポートチャネルと論理チャネルとの間の多重分離と、パケットリアセンブリと、解読と、ヘッダ復元と、制御信号処理とを行う。上位レイヤパケットは、その後、L2レイヤの上方のすべてのプロトコルレイヤを表す、データシンク662に与えられる。また、様々な制御信号が、L3処理のためにデータシンク662に与えられ得る。コントローラ/プロセッサ659はまた、HARQ動作をサポートするために肯定応答(ACK)および/または否定応答(NACK)プロトコルを使用した誤り検出を担当する。
[0044]ULでは、データソース667が、コントローラ/プロセッサ659に上位レイヤパケットを与えるために使用される。データソース667はL2レイヤの上のすべてのプロトコルレイヤを表す。eNB610によるDL送信に関して説明された機能と同様に、コントローラ/プロセッサ659は、ヘッダ圧縮と、暗号化と、パケットのセグメンテーションおよび並べ替えと、eNB610による無線リソース割振りに基づく論理チャネルとトランスポートチャネルとの間の多重化とを行うことによって、ユーザプレーンおよび制御プレーンのためのL2レイヤを実装する。コントローラ/プロセッサ659はまた、HARQ動作と、紛失パケットの再送信と、eNB610へのシグナリングとを担当する。
[0045]eNB610によって送信されるフィードバックまたは基準信号からのチャネル推定器658によって導出されるチャネル推定値は、適切なコーディングおよび変調方式を選択することと、空間処理を可能にすることとを行うために、TXプロセッサ668によって使用され得る。TXプロセッサ668によって生成される空間ストリームは、別個の送信機654TXを介して異なるアンテナ652に与えられ得る。各送信機654TXは、送信のためにそれぞれの空間ストリームでRFキャリアを変調し得る。
[0046]UL送信は、UE650における受信機機能に関して説明された様式と同様の様式でeNB610において処理される。各受信機618RXは、それのそれぞれのアンテナ620を通して信号を受信する。各受信機618RXは、RFキャリア上に変調された情報を復元し、その情報をRXプロセッサ670に与える。RXプロセッサ670はL1レイヤを実装し得る。
[0047]コントローラ/プロセッサ675はL2レイヤを実装する。コントローラ/プロセッサ675は、プログラムコードとデータとを記憶するメモリ676に関連付けられ得る。メモリ676はコンピュータ可読媒体と呼ばれることがある。ULでは、コントローラ/プロセッサ675は、UE650からの上位レイヤパケットを復元するために、トランスポートチャネルと論理チャネルとの間の多重分離と、パケットリアセンブリと、解読と、ヘッダ復元と、制御信号処理とを行う。コントローラ/プロセッサ675からの上位レイヤパケットはコアネットワークに与えられ得る。コントローラ/プロセッサ675はまた、HARQ動作をサポートするためにACKおよび/またはNACKプロトコルを使用した誤り検出を担当する。
[0048]いくつかの例では、UE650は、リソースプールのK個のサブセットを決定する。各サブセットはK個のグリッド要素を含み得、各グリッド要素は少なくともK個のサブ要素を含む。UE650は、リソースプールのK個のサブセットのうちの1つのサブセットを選択し得る。さらに、UE650は、選択されたサブセットのK個のサブ要素を使用してメッセージを送信し得る。
[0049]図7はデバイスツーデバイス通信システム700の図である。デバイスツーデバイス通信システム700は複数のワイヤレスデバイス704、706、708、710を含む。デバイスツーデバイス通信システム700は、たとえば、ワイヤレスワイドエリアネットワーク(WWAN)などのセルラー通信システムと重なり得る。ワイヤレスデバイス704、706、708、710の一部は、DL/UL WWANスペクトルを使用してデバイスツーデバイス通信において互いに通信し得、一部は基地局702と通信し得、一部は両方を行い得る。たとえば、図7に示されているように、ワイヤレスデバイス708、710はデバイスツーデバイス通信中であり、ワイヤレスデバイス704、706はデバイスツーデバイス通信中である。ワイヤレスデバイス704、706は基地局702とも通信している。
[0050]以下で説明される例示的な方法および装置は、たとえば、FlashLinQ、WiMedia、Bluetooth(登録商標)、ZigBee(登録商標)、またはIEEE802.11規格に基づくWi−Fiに基づくワイヤレスデバイスツーデバイス通信システムなど、様々なワイヤレスデバイスツーデバイス通信システムのいずれにも適用可能である。説明を簡略化するために、例示的な方法および装置がLTEのコンテキスト内で説明される。ただし、例示的な方法および装置は、様々な他のワイヤレスデバイスツーデバイス通信システムにより一般的に適用可能であることを当業者は理解されよう。
[0051]本明細書で説明されるシステムおよび方法は、概して、たとえば、デバイスツーデバイス通信システム700など、様々な通信システムに適用され得る。いくつかのシステムおよび方法は、ビークルツービークル(V2V:Vehicle-To-Vehicle)のためのLTE−Direct(LTE−D)通信に適用され得る。さらに、本明細書で説明されるシステムおよび方法は、概して、多くの異なる通信システムに適用され得るが、これらのシステムおよび方法は、特に、半二重通信(half duplex communication)を使用する通信システムに適用され得る。
[0052]いくつかの例では、複数のワイヤレスデバイス704、706、708、710のうちの1つまたは複数は半二重ワイヤレスデバイスであり得る。たとえば、各ワイヤレスデバイス704、706、708、710が半二重ワイヤレスデバイスであると仮定する。したがって、デバイス704が送信しているとき、ワイヤレスデバイス704は、ワイヤレスデバイス706、708、710、基地局702、または他の通信デバイスから受信することができない。同様に、ワイヤレスデバイス706が送信しているとき、ワイヤレスデバイス706は、ワイヤレスデバイス704、708、710、基地局702、または他の通信デバイスから受信することができない。ワイヤレスデバイス708が送信しているとき、ワイヤレスデバイス708は、ワイヤレスデバイス704、706、710、基地局702、または他の通信デバイスから受信することができない。同様に、ワイヤレスデバイス710が送信しているとき、ワイヤレスデバイス710は、ワイヤレスデバイス704、706、708、基地局702、または他の通信デバイスから受信することができない。
[0053]例示的なシステムおよび方法は、半二重通信に関する問題の緩和を可能にするために、送信の時間リソースパターン(T−RPT:time resource pattern of transmission)の拡張を提供し得る。半二重通信が使用されるとき、第1の通信デバイスは、第1の通信デバイスが送信しているときに他の通信デバイスを監視することができない。半二重通信に関する問題の1つの具体的な例として、LTEリリース12(Rel−12)における送信設計の時間リソースパターンは永続的衝突の問題を有する。
[0054]いくつかの例では、ワイヤレスデバイス704、706、708、710は、リソースプールのK個のサブセットを決定する。各サブセットはK個のグリッド要素を含み得、各グリッド要素は少なくともK個のサブ要素を含む。ワイヤレスデバイス704、706、708、710の各々は、リソースプールのK個のサブセットのうちの1つのサブセットを選択し得る。さらに、ワイヤレスデバイス704、706、708、710は、選択されたサブセットのK個のサブ要素を使用してメッセージを送信し得る。
[0055]図8は、D2DデータのためのLTEリリース12の送信設計の時間リソースパターンのための送信設計の時間リソースパターンを有する時間および周波数リソース800の例示的なセットを示す図である。図8に示されているように、x軸は時間であり、y軸は周波数である。図8の図は、3つのUEs、UE1、UE2、およびUE3による送信を示す。図8に示されているように、UE1およびUE2は、同じ時間ブロック802、804、806、808中に送信する。UE3は、時間ブロック810、812、814、816において時間ブロック802、804、806、808の各々の直後に送信する。図8に示されているように、UE1のすべての送信はUE2のすべての送信と衝突する。言い換えれば、UE1が半二重UEであると仮定すると、UE1はUE2の送信を受信することができない。同様に、UE2が半二重UEであると仮定すると、UE2はUE1の送信を受信することができない。
[0056]本明細書で説明されるいくつかの例は、反復送信についての以下の性質、すなわち、(1)すべての送信について同時に送信するUEsの数を最小限に抑える、(2)任意の2つのUEsについて、同時に起こる送信の数を最小限に抑える、および/または(3)帯域幅全体にわたるホッピングによって周波数ダイバーシティを最大にする、のうちの1つまたは複数を有し得る。
[0057]図9は、本明細書で説明されるシステムおよび方法による、送信設計の時間リソースパターンを有する時間および周波数リソース900の例示的なセットを示す図である。図9に示されているように、図8と同様に、x軸は時間であり、y軸は周波数である。図9に示されている例示的な送信の時間リソースパターン、設計は、概して、上記で説明された性質、すなわち、(1)すべての送信について同時に送信するUEsの数を最小限に抑える、(2)任意の2つのUEsについて、同時に起こる送信の数を最小限に抑える、および/または(3)帯域幅全体にわたるホッピングによって周波数ダイバーシティを最大にする、を満たし得る。
[0058]図9に示されているように、時間および周波数リソースのセットは、4つの別個のセット902、904、906、908を有する4×4グリッドに分割される。各セット902、904、906、908は4つのガード要素からなり、各グリッド要素は、時間/周波数リソース910など、4つの時間/周波数リソースを有する。時間/周波数リソース910は、たとえば、UEによる1つのメディアアクセス制御(MAC)パケットデータユニット(PDU)の送信のためのサブフレーム内のいくつかのリソースブロックなど、サブセットのサブ要素であり得る。
[0059]一例では、UEは、その上で送信するために1つのサブセットを選び得る。UEはまた、送信のために使用され得るサブセット内の厳密なリソースを選び得る。本明細書で説明されるように、システムおよび方法は、可変数の送信のための送信の時間リソースパターンをサポートする一般的な方法を提供する。
[0060]図9の例は、上記で説明されたように、4×4グリッドを使用する特定の例を示す。本明細書で説明されるシステムおよび方法は、より一般的な場合、たとえば、K*Kグリッドに一般化され得る。
[0061]たとえば、Ntをサブフレーム(SFs)の数であるとする。LTEでは、たとえば、各無線フレームは10個のサブフレームを含む。サブフレームはダウンリンクサブフレームであり得る。サブフレームはアップリンクサブフレームであり得る。サブフレームはスペシャルサブフレームであり得る。いくつかの例では、基地局、たとえば、eNBは、システムメッセージ中でUEにアップリンクダウンリンクサブフレーム構成を通知し得る。Nfを、利用可能な周波数帯域幅中の物理リソースブロック(PRBs)の数であるとする。
[0062]Kを、ドライブテスト最小化(MDT:Minimization of Drive Tests)アプリケーション制御プロトコル(MACP)デジタルユニット(DU)の送信の(最大)数であるとする。時間/周波数リソースは、各々floor(Nt/k)サブフレームとfloor(Nf/k)リソースブロック(RB)とのK*Kグリッドに分割され得る。
[0063]図9の4×4グリッド例と同様に、時間/周波数リソースはK*Kグリッドに分割され得る。K*Kグリッドは、(1)各サブセットがK個のグリッド要素を有し、(2)すべてのK個のグリッド要素が固有の時間リソースを占有し、および(3)すべてのK個のグリッド要素が固有の周波数リソースを占有するように、K個のサブセットに分割される。UEは、その上で送信するためにこれらのサブセットを選択し得る。
[0064]サブセット内で、UEが使用することになる厳密なリソースを決定するために、論理対物理マッピング(ホッピング)が定義される。このホッピングは、PUSCHのために定義された1つのタイプ1またはタイプ2ホッピング、あるいは発見のために定義されたタイプ2Bホッピング、あるいは制御のために定義されたリソースホッピングであり得る。
[0065]LTEにおける1つのフレームは10msである。1つのサブフレームは1msである。したがって、各フレームについて10個のサブフレームがある。各サブフレームは、各々リソースブロック、たとえば、物理リソースブロック(PRBs)を有する2つのスロットにさらに分割され得る。LTE物理リソースブロック(PRBs)の割振りは、基地局(eノードB)においてスケジューリング機能によって扱われ得る。物理リソースブロックはさらに再分割され得る。
[0066]LTEにおいて利用可能な周波数リソースは、12個の別個の周波数リソース、たとえば、12個の別個のサブキャリアにスプリット(split)され得る。したがって、1つのLTE物理リソースブロックは、84個のリソース要素、すなわち、12個のサブキャリア×7つのシンボルにスプリットされ得る。
[0067]ある数、K*K個の物理リソースブロックが、本明細書で説明されるシステムおよび方法による、送信の時間リソースパターンのために使用され得る。K*K個の物理リソースブロックは、本明細書で説明されるように、LTE物理リソースブロック上にオーバーレイ(overlaid)され得る。
[0068]たとえば、UEは、時間および周波数リソース900など、リソースプールのK個のサブセットを決定し得る。K個のグリッド要素を含む各サブセット。UEによる1つのMAC PDUの送信のためのサブフレーム内のいくつかのリソースブロックを含み得る、時間/周波数リソース910など、少なくともK個のサブ要素を含む各グリッド要素。U1、U2、またはU3は、たとえば、図1のUE102、図2のUE206、または図6のUE650などのUEであり得る。したがって、UE102、UE206、またはUE650は、リソースプールのK個のサブセットを決定し得る。
[0069]UEは、リソースプールのK個のサブセットのうちの1つのサブセットを選択し得る。たとえば、UE1は、サブ要素912、914、916、918のうちの1つまたは複数を選択し得る。UE2は、たとえば、サブ要素920、922、924、926のうちの1つまたは複数を選択し得る。UE3は、たとえば、サブ要素928、930、932、934のうちの1つまたは複数を選択し得る。図9に示されているように、U1、U2、およびU3は、図示の例では衝突をまったく有しない。U1、U2、またはU3は、たとえば、図1のUE102、図2のUE206、または図6のUE650などのUEであり得る。
[0070]UEは、選択されたサブセットのK個のサブ要素を使用してメッセージを送信し得る。上記で説明されたように、U1、U2、またはU3は、たとえば、図1のUE102、図2のUE206、または図6のUE650などのUEであり得る。したがって、UE102、UE206、またはUE650は、選択されたサブセットのK個のサブ要素を使用してメッセージを送信し得る。
[0071]いくつかの例では、サブセットのK個のグリッド要素は固有の時間リソースを占有する。サブセットのK個のグリッド要素は固有の周波数リソースを占有し得る。サブセットのK個のグリッド要素は、固有の時間リソースと固有の周波数リソースの両方を占有し得る。いくつかの例では、Kは、メディアアクセス制御(MAC)パケットデータユニット(PDU)の送信の最大数である。いくつかの例では、K個のサブ要素は固有のグリッド要素に属する。リソースプールのK個のサブセットを決定することは、Kのための値を受信することを含み得る。Kのための値は、無線リソース制御(RRC)シグナリングを介して受信され得る。
[0072]図10は、ワイヤレス通信の方法のフローチャート1000である。本方法は、UE(たとえば、図1のUE102、図2のUE206、または図6のUE650)によって実行され得る。
[0073]ブロック1002において、UEは、リソースプールのK個のサブセットを決定する。たとえば、UEは、図9の時間および周波数リソース900など、リソースプールのK個のサブセットを決定し得る。K個のグリッド要素を含む各サブセット。UEによる1つのMACパケットPDUの送信のためのサブフレーム内のいくつかのリソースブロックを含み得る、時間/周波数リソース910など、少なくともK個のサブ要素を含む各グリッド要素。U1、U2、またはU3は、たとえば、図1のUE102、図2のUE206、または図6のUE650などのUEであり得る。したがって、UE102、UE206、またはUE650は、リソースプールのK個のサブセットを決定し得る。K個のグリッド要素を含む各サブセット。少なくともK個のサブ要素を含む各グリッド要素。
[0074]より詳細には、eNB610のコントローラ/プロセッサ675、TXプロセッサ616、RXプロセッサ670、コントローラ/プロセッサ659、TXプロセッサ、RXプロセッサ668、または他の回路が、リソースプールのK個のサブセットを決定し得る。
[0075]ブロック1004において、UEは、リソースプールのK個のサブセットのうちの1つのサブセットを選択する。たとえば、UE1は、図9のサブ要素912、914、916、918のうちの1つまたは複数を選択し得る。UE2は、たとえば、サブ要素920、922、924、926のうちの1つまたは複数を選択し得る。UE3は、たとえば、サブ要素928、930、932、934のうちの1つまたは複数を選択し得る。図9に示され、上記で説明されたように、U1、U2、およびU3は、図示の例では衝突をまったく有しない。U1、U2、またはU3は、たとえば、図1のUE102、図2のUE206、または図6のUE650などのUEであり得る。
[0076]より詳細には、eNB610のコントローラ/プロセッサ675、TXプロセッサ616、RXプロセッサ670、コントローラ/プロセッサ659、TXプロセッサ、RXプロセッサ668、または他の回路が、リソースプールのK個のサブセットのうちの1つのサブセットを選択し得る。
[0077]最終的に、ブロック1006において、UEは、選択されたサブセットのK個のサブ要素を使用してメッセージを送信する。上記で説明されたように、U1、U2、またはU3は、たとえば、図1のUE102、図2のUE206、または図6のUE650などのUEであり得る。したがって、UE102、UE206、またはUE650は、選択されたサブセットのK個のサブ要素を使用してメッセージを送信し得る。
[0078]より詳細には、コントローラ/プロセッサ659、TXプロセッサ、RXプロセッサ668、または他の回路が、リソースプールのK個のサブセットのうちの1つのサブセットを選択し得、選択されたサブセットのK個のサブ要素を使用してメッセージを送信し得る。メッセージは、たとえば、送信機654TX、アンテナ620、またはアンテナ652のうちの1つまたは複数を使用して送信され得、選択されたサブセットのK個のサブ要素を使用してメッセージを送信し得る。
[0079]いくつかの例では、サブセットのK個のグリッド要素は固有の時間リソースを占有する。サブセットのK個のグリッド要素は固有の周波数リソースを占有し得る。サブセットのK個のグリッド要素は、固有の時間リソースと固有の周波数リソースの両方を占有し得る。いくつかの例では、Kは、メディアアクセス制御(MAC)パケットデータユニット(PDU)の送信の最大数である。いくつかの例では、K個のサブ要素は固有のグリッド要素に属する。リソースプールのK個のサブセットを決定することは、Kのための値を受信することを含み得る。Kのための値は、無線リソース制御(RRC)シグナリングを介して受信され得る。
[0080]図11は、例示的な装置1102中の異なるモジュール/手段/構成要素間のデータフローを示す概念データフロー図1100である。本装置はUEであり得る。本装置は処理モジュール1104を含む。処理モジュール1104は、リソースプールのK個のサブセットを決定し得る。各サブセットはK個のグリッド要素を含み得る。各グリッド要素は少なくともK個のサブ要素を含み得る。
[0081]処理モジュール1104は、リソースプールのK個のサブセットのうちの1つのサブセットを選択し、選択されたサブセットのK個のサブ要素を使用してメッセージを送信し得る。
[0082]処理モジュール1104は、メッセージが送信されることを引き起こし得る。たとえば、処理モジュールは、送信モジュール1108に、選択されたサブセットのK個のサブ要素を使用してメッセージを送信させ得る。したがって、処理モジュール1104と送信モジュール1108との間をデータが流れ得る。データは、送信モジュール1108に、選択されたサブセットのK個のサブ要素を使用してメッセージを送信させる制御情報を含み得る。
[0083]装置1102は、本明細書で説明されるシステムおよび方法を実装し得る。同様に、装置1102は、1つまたは複数のUEs1148から、選択されたサブセットのK個のサブ要素を使用してメッセージを受信し得る。したがって、受信モジュール1106は、選択されたサブセットのK個のサブ要素を使用して1つまたは複数のメッセージの送信を受信し得る。受信モジュール1106は、メッセージに関係するデータを処理モジュール1104に与え得る。
[0084]本装置は、図10の上述のフローチャート中のアルゴリズムのブロックの各々を実行する追加のモジュールを含み得る。したがって、図10の上述のフローチャート中の各ブロックは、1つのモジュールによって実行され得、本装置は、それらのモジュールのうちの1つまたは複数を含み得る。モジュールは、述べられたプロセス/アルゴリズムを行うように特に構成された1つまたは複数のハードウェア構成要素であるか、述べられたプロセス/アルゴリズムを実行するように構成されたプロセッサによって実装されるか、プロセッサによる実装のためにコンピュータ可読媒体内に記憶されるか、またはそれらの何らかの組合せであり得る。
[0085]処理モジュール1104は、処理モジュール1104と、受信モジュール1106と、送信モジュール1108との間の接続によって表されるバスアーキテクチャを用いて実装され得る。接続は、1つまたは複数のバスであり得、装置1102の特定の適用例に応じて、任意の数の相互接続バスおよびブリッジを含み得る。使用されるいずれのバスも、処理モジュール1104によって表される1つまたは複数のプロセッサおよび/またはハードウェアモジュールを含む様々な回路を互いにリンクし得る。処理モジュール1104は、1つまたは複数のコンピュータ可読媒体またはメモリをも含み得る。処理モジュール1104は、処理モジュール中の任意のプロセッサを処理モジュール1104中の任意のメモリに接続する1つまたは複数のバスを含み得る。また、いずれのバスも、タイミングソース、周辺機器、電圧調整器、および電力管理回路など、様々な他の回路をリンクし得るが、これらの回路は当技術分野においてよく知られており、したがって、これ以上説明されない。
[0086]処理モジュール1104は、受信モジュール1106および/または送信モジュール1108に結合され得る。トランシーバあるいは受信モジュール1106および/または送信モジュール1108は、伝送媒体上で様々な他の装置と通信するための手段を与えるために1つまたは複数のアンテナ(図示せず)に結合され得る。受信モジュール1106は、1つまたは複数のアンテナから信号を受信し、受信された信号から情報を抽出し、抽出された情報を処理モジュール1104に与える。さらに、受信モジュール1106は、処理モジュール1104から情報を受信し、受信された情報に基づいて、1つまたは複数のアンテナに適用されるべき信号を生成する。処理モジュール1104は、コンピュータ可読媒体/メモリに結合されたプロセッサを含み得る。プロセッサは、コンピュータ可読媒体/メモリに記憶されたソフトウェアの実行を含む一般的な処理を担当し得る。ソフトウェアは、プロセッサによって実行されたとき、処理モジュール1104に、特定の装置のための上記で説明された様々な機能を実行させ得る。コンピュータ可読媒体/メモリはまた、ソフトウェアを実行するときにプロセッサによって操作されるデータを記憶するために使用され得る。
[0087]メモリは命令を記憶し得る。命令は、コンピュータ可読媒体/メモリ中に常駐する/記憶された、プロセッサ上で動作するソフトウェアであるか、プロセッサに結合された1つまたは複数のハードウェアモジュールであるか、またはそれらの何らかの組合せであり得る。処理システムは、eNB610の構成要素であり得、メモリ676、および/またはTXプロセッサ616と、RXプロセッサ670と、コントローラ/プロセッサ675とのうちの少なくとも1つを含み得る。別の例では、処理システム_1214は、UE650の構成要素であり得、メモリ660、および/またはTXプロセッサ668と、RXプロセッサ656と、コントローラ/プロセッサ659とのうちの少なくとも1つを含み得る。
[0088]一構成では、ワイヤレス通信のための装置1102は、プロセッサ675など、リソースプールのK個のサブセットを決定するための手段を含み、各サブセットはK個のグリッド要素を含み、各グリッド要素は少なくともK個のサブ要素を含む。ワイヤレス通信のための装置1102は、プロセッサ675など、リソースプールのK個のサブセットのうちの1つのサブセットを選択するための手段を含む。ワイヤレス通信のための装置1102は、プロセッサ675など、選択されたサブセットのK個のサブ要素を使用してメッセージを送信するための手段を含む。上記で説明されたように、メッセージを送信するための手段は、送信機618TX、620TX、654TXおよび/またはアンテナ620、652を含み得る。上述の手段は、上述の手段によって具陳された機能を実行するように構成された、装置1102の上述のモジュール、および/または装置1102の処理モジュール1104のうちの1つまたは複数であり得る。上記で説明されたように、処理モジュール1104は、TXプロセッサ616と、RXプロセッサ670と、コントローラ/プロセッサ675とを含み得る。したがって、一構成では、上述の手段は、上述の手段によって具陳された機能を実行するように構成された、TXプロセッサ616と、RXプロセッサ670と、コントローラ/プロセッサ675とであり得る。
[0089]同様に、一構成では、ワイヤレス通信のための装置1102は、リソースプールのK個のサブセットを決定するための手段を含み、各サブセットはK個のグリッド要素を含み、各グリッド要素は少なくともK個のサブ要素を含む。ワイヤレス通信のための装置1102は、リソースプールのK個のサブセットのうちの1つのサブセットを選択するための手段を含む。ワイヤレス通信のための装置1102は、選択されたサブセットのK個のサブ要素を使用してメッセージを送信するための手段を含む。
[0090]上述の手段は、上述の手段によって具陳された機能を実行するように構成された、装置1102の上述のモジュール、および/または装置1102の処理モジュール1104のうちの1つまたは複数であり得る。上記で説明されたように、処理モジュール1104は、TXプロセッサ668と、RXプロセッサ656と、コントローラ/プロセッサ659とを含み得る。したがって、一構成では、上述の手段は、上述の手段によって具陳された機能を実行するように構成された、TXプロセッサ668と、RXプロセッサ656と、コントローラ/プロセッサ659とであり得る。
[0091]開示されるプロセス/フローチャート中のブロックの特定の順序または階層は、例示的な手法の一例であることを理解されたい。設計選好に基づいて、プロセス/フローチャート中のブロックの特定の順序または階層は再構成され得ることを理解されたい。さらに、いくつかのブロックは組み合わせられるかまたは省略され得る。添付の方法クレームは、様々なブロックの要素を例示的な順序で提示したものであり、提示された特定の順序または階層に限定されるものではない。
[0092]以上の説明は、当業者が本明細書で説明された様々な態様を実施できるようにするために与えられた。これらの態様への様々な変更は当業者には容易に明らかであり、本明細書で定義された一般原理は他の態様に適用され得る。したがって、特許請求の範囲は、本明細書で示された態様に限定されるものではなく、クレーム文言に矛盾しない全範囲を与えられるべきであり、ここにおいて、単数形の要素への言及は、そのように明記されていない限り、「唯一無二の」を意味するものではなく、「1つまたは複数の」を意味するものである。「例示的」という単語は、本明細書では「例、事例、または例示の働きをすること」を意味するために使用される。「例示的」として本明細書で説明されたいかなる態様も、必ずしも他の態様よりも好適または有利であると解釈されるべきであるとは限らない。別段に明記されていない限り、「いくつか(some)」という用語は1つまたは複数を指す。「A、B、またはCのうちの少なくとも1つ」、「A、B、およびCのうちの少なくとも1つ」、および「A、B、C、またはそれらの任意の組合せ」などの組合せは、A、B、および/またはCの任意の組合せを含み、複数のA、複数のB、または複数のCを含み得る。詳細には、「A、B、またはCのうちの少なくとも1つ」、「A、B、およびCのうちの少なくとも1つ」、および「A、B、C、またはそれらの任意の組合せ」などの組合せは、Aのみ、Bのみ、Cのみ、AおよびB、AおよびC、BおよびC、またはAおよびBおよびCであり得、ここで、いかなるそのような組合せも、A、B、またはCのうちの1つまたは複数のメンバーを含んでいることがある。当業者に知られている、または後に知られることになる、本開示全体にわたって説明された様々な態様の要素のすべての構造的および機能的等価物は、参照により本明細書に明確に組み込まれ、特許請求の範囲に包含されるものである。さらに、本明細書で開示されるいかなることも、そのような開示が特許請求の範囲に明示的に具陳されているかどうかにかかわらず、公に供するものではない。いかなるクレーム要素も、その要素が「ための手段」という句を使用して明確に具陳されていない限り、ミーンズプラスファンクションとして解釈されるべきではない。
以下に本願の出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1]
ワイヤレス通信の方法であって、
リソースプールのK個のサブセットを決定することと、各サブセットがK個のグリッド要素を含み、各グリッド要素が少なくともK個のサブ要素を含む、
前記リソースプールの前記K個のサブセットのうちの1つのサブセットを選択することと、および
前記選択されたサブセットのK個のサブ要素を使用してメッセージを送信することと
を備える、方法。
[C2]
サブセットの前記K個のグリッド要素が固有の時間リソースを占有する、C1に記載の方法。
[C3]
サブセットの前記K個のグリッド要素が固有の周波数リソースを占有する、C1に記載の方法。
[C4]
サブセットの前記K個のグリッド要素が、固有の時間リソースと固有の周波数リソースの両方を占有する、C1に記載の方法。
[C5]
Kが、メディアアクセス制御(MAC)パケットデータユニット(PDU)の送信の最大数である、C1に記載の方法。
[C6]
前記K個のサブ要素の各々が固有のグリッド要素に属する、C1に記載の方法。
[C7]
リソースプールの前記K個のサブセットを決定することが、Kのための値を受信することを含む、C1に記載の方法。
[C8]
Kのための前記値が、無線リソース制御(RRC)シグナリングを介して受信される、C7に記載の方法。
[C9]
ワイヤレス通信のための装置であって、
メモリと、および
前記メモリに結合された少なくとも1つのプロセッサと
を備え、前記少なくとも1つのプロセッサは、
リソースプールのK個のサブセットを決定することと、各サブセットがK個のグリッド要素を含み、各グリッド要素が少なくともK個のサブ要素を含む、
前記リソースプールの前記K個のサブセットのうちの1つのサブセットを選択することと、および
前記選択されたサブセットのK個のサブ要素を使用してメッセージを送信することと を行うように構成された、装置。
[C10]
サブセットの前記K個のグリッド要素が固有の時間リソースを占有する、C9に記載の装置。
[C11]
サブセットの前記K個のグリッド要素が固有の周波数リソースを占有する、C9に記載の装置。
[C12]
サブセットの前記K個のグリッド要素が、固有の時間リソースと固有の周波数リソースの両方を占有する、C9に記載の装置。
[C13]
Kが、メディアアクセス制御(MAC)パケットデータユニット(PDU)の送信の最大数である、C9に記載の装置。
[C14]
前記K個のサブ要素の各々が固有のグリッド要素に属する、C9に記載の装置。
[C15]
リソースプールのK個のサブセットを決定することが、Kのための値を受信することを含む、C9に記載の装置。
[C16]
Kのための前記値が、無線リソース制御(RRC)シグナリングを介して受信される、C15に記載の装置。
[C17]
ワイヤレス通信のための装置であって、前記装置は、
リソースプールのK個のサブセットを決定するための手段と、各サブセットがK個のグリッド要素を含み、各グリッド要素が少なくともK個のサブ要素を含む、
前記リソースプールの前記K個のサブセットのうちの1つのサブセットを選択するための手段と、および
前記選択されたサブセットのK個のサブ要素を使用してメッセージを送信するための手段と
を備える、装置。
[C18]
サブセットの前記K個のグリッド要素が固有の時間リソースを占有する、C17に記載の装置。
[C19]
サブセットの前記K個のグリッド要素が固有の周波数リソースを占有する、C17に記載の装置。
[C20]
サブセットの前記K個のグリッド要素が、固有の時間リソースと固有の周波数リソースの両方を占有する、C17に記載の装置。
[C21]
Kが、メディアアクセス制御(MAC)パケットデータユニット(PDU)の送信の最大数である、C17に記載の装置。
[C22]
前記K個のサブ要素の各々が固有のグリッド要素に属する、C17に記載の装置。
[C23]
決定するための前記手段が、Kのための値を受信するための手段を含む、C17に記載の装置。
[C24]
Kのための前記値が、無線リソース制御(RRC)シグナリングを介して受信される、C23に記載の装置。
[C25]
ワイヤレス通信のためのコンピュータ実行可能コードを記憶するコンピュータ可読媒体であって、前記コンピュータ実行可能コードは、
リソースプールのK個のサブセットを決定することと、各サブセットがK個のグリッド要素を含み、各グリッド要素が少なくともK個のサブ要素を含む、
前記リソースプールの前記K個のサブセットのうちの1つのサブセットを選択することと、および
前記選択されたサブセットのK個のサブ要素を使用してメッセージを送信することと
を行うためのコードを備える、コンピュータ可読媒体。