JP6833132B1 - 管理装置、管理方法、及び、管理プログラム - Google Patents

管理装置、管理方法、及び、管理プログラム Download PDF

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Abstract

管理装置(100)は、保存部と、台帳削除部(150)とを備える。保存部は、分散された電子データを記録する分散型台帳である削除分散型台帳を削除する条件である台帳削除条件を示す情報を記録している。台帳削除部(150)は、台帳削除条件が満たされている場合に、削除分散型台帳を削除する。

Description

本開示は、管理装置、管理方法、及び、管理プログラムに関する。
分散型台帳は、複数のサーバ間でデータを共有する技術の一種であり、過去の全てのデータ操作情報を複数のサーバで保持している。データ操作は、具体例として、データの登録と、データの更新とである。そのため、分散型台帳には、サーバ間でデータ改ざん等を相互に監視することが容易であるという特長がある。分散型台帳の一例として、ブロックチェーンがある。ブロックチェーンは、「ブロック」と呼ばれるデータの単位を生成し、時系列上にデータを保管する分散型台帳である。各々のブロックには前後のブロックを結びつける情報が含まれている。そのため、前のブロックの内容が変更された場合、変更されたブロックの後ろに連なる全てのブロックを書き換える必要がある。従って、一度記録した過去のブロック内のデータを変更又は削除することは困難であるので、ブロックチェーンは高い耐改ざん性を有する。
ブロックチェーンにおいて、データを検証するために、過去の全てのデータを保存しておく必要がある。そのため、ブロックチェーンを長期間運用すると、ストレージ使用量が線形に増加し、膨大になる。
特許文献1の手法によれば、スマートコントラクトに終了日を設定することができ、終了日を超えたスマートコントラクトに紐づくブロックチェーンにはデータを記録することができなくなる。
特開2019−008791号公報
終了日を超えたスマートコントラクトに紐づくブロックチェーンは、削除されても良い。しかしながら、特許文献1は、当該ブロックチェーンを削除する方法を開示していない。
システム管理者が必要に応じてブロックチェーンを削除する操作を実行するものとすると、ブロックチェーンを運用することに伴う手間が大きい。システム管理者は、ブロックチェーンを有するシステムを管理する者である。
本開示は、システム管理者が分散型台帳を削除しなくても良いよう、分散型台帳を削除する装置を提供すること目的とする。
本開示に係る管理装置は、
分散された電子データを記録する分散型台帳である削除分散型台帳を削除する条件である台帳削除条件を示す情報を記録している保存部と、
前記台帳削除条件が満たされている場合に、前記削除分散型台帳を削除する台帳削除部と
を備える。
本開示によれば、台帳削除条件が満たされている場合に台帳削除部が分散型台帳を削除する。
従って、本開示によれば、システム管理者が分散型台帳を削除しなくても良い。
実施の形態1に係る管理システム90の構成例。 実施の形態1に係る管理システム90を複数の組織が運用する場合における管理システム90の構成例。 実施の形態1に係る管理システム90のハードウェア構成例。 実施の形態1に係る管理システム90のソフトウェア構成例。 実施の形態1に係るステータス管理部130の構成例。 実施の形態1に係る管理システム90のソフトウェア構成例。 実施の形態1に係る設定処理を示すフローチャート。 実施の形態1に係るステータス自動更新処理を示すフローチャート。 実施の形態1に係るタイミング確認処理を示すフローチャート。 実施の形態1に係る自動生成処理を示すフローチャート。 実施の形態1に係る自動削除処理を示すフローチャート。 実施の形態1に係る生成確認処理を示すフローチャート。 実施の形態1に係る削除確認処理を示すフローチャート。 実施の形態1の変形例に係る管理装置100のハードウェア構成例。
実施の形態の説明及び図面において、同じ要素及び対応する要素には同じ符号を付している。同じ符号が付された要素の説明は、適宜に省略又は簡略化する。図中の矢印はデータの流れ又は処理の流れを主に示している。
実施の形態1.
以下、本実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
***構成の説明***
図1は、本実施の形態に係る管理システム90の構成例を示している。管理システム90は、分散型台帳管理システムとも呼ばれる。
管理システム90は、本図に示すように、管理装置100と、ユーザ端末200と、サービス提供装置300と、台帳ネットワーク群400とを備える。管理装置100は、分散型台帳管理装置とも呼ばれる。台帳ネットワーク群400は、分散型台帳ネットワーク群とも呼ばれる。分散型台帳は、分散された電子データを記録する。分散型台帳は、具体例として、ブロックチェーンである。分散型台帳がブロックチェーンである場合、典型的には、分散型台帳はブロックチェーン全体を指す。
管理システム90は、管理装置100の機能を有する他の管理装置100を備えても良い。管理装置100と、他の管理装置100とは、適宜同じ機能を有する。
管理装置100と、ユーザ端末200と、サービス提供装置300と、台帳ネットワーク群400とは、ネットワーク91を介して相互に接続されている。ネットワーク91は、通信網である。ネットワーク91は、具体例として、インターネット、イントラネット、又はこれらの組み合わせである。
管理装置100と、ユーザ端末200と、サービス提供装置300と、台帳ネットワーク群400との一部が相互に接続されていなくても良い。
管理装置100は、1つ以上の台帳ノード411を管理することにより、分散型台帳を管理する。管理装置100は、管理ルールを設定し、かつ、管理ルールに応じて台帳ノード411を管理する。管理ルールは、分散型台帳を管理するルールである。管理ルールは、ユーザ端末200から入力される。管理ルールは、具体例として、管理対象である分散型台帳を自動的に生成することと、自動的に削除することとに関する。管理装置100は、分散型台帳を新規に生成し、また、分散型台帳を削除する。
なお、本明細書において、特に断りがない限り、「自動」又は「自動的」は、管理ユーザの視点における管理装置100等の動作を示す表現である。即ち、「自動」又は「自動的」という表現は、管理ユーザが設定した情報に基づいて管理装置100が処理を実行することに対して用いられている。管理ユーザは、台帳設定情報を管理すること等により分散型台帳を管理する。管理ユーザは、コンピュータ等、人でなくても良い。管理ユーザは、複数のユーザであっても良い。
ユーザ端末200は、サービス提供装置300を介して管理装置100と通信する。管理ユーザは、ユーザ端末200を用いて台帳設定情報を入力する。台帳設定情報は、管理装置100の設定を示す情報と、管理ルールを示す情報とを含む。台帳設定情報は、ネットワーク情報13aと、ステータス情報13bと、ステータスルール情報13cと、自動更新ルール情報13dと、構築手段情報13eとの少なくとも一部に対応する情報を含んでも良い。
ユーザ端末200は、設定情報をサービス提供装置300に送信する。
サービス提供装置300は、管理ユーザに対してサービスを提供するサーバである。管理ユーザは、分散型台帳をデータ記憶領域として利用するアプリケーションの利用ユーザ向けのサービスを管理する。アプリケーションは、特に断りがない限り、アプリケーションプログラムを指す。アプリケーションは、具体例として、業務アプリケーション又はWebアプリケーションである。管理ルールは、分散型台帳を管理又は制御するルールである。
台帳ネットワーク群400は、少なくとも1つの台帳ネットワーク410を備える。台帳ネットワーク410は、分散型台帳ネットワークとも呼ばれる。
台帳ネットワーク410は、分散型台帳を運用しているネットワークであり、かつ、少なくとも1つの台帳ノード411を備える。
台帳ノード411は、台帳ネットワーク410を構成する。台帳ノード411は、分散型台帳を格納する。
管理システム90は、管理装置100と、ユーザ端末200と、サービス提供装置300とをそれぞれ複数備えても良い。
図2は、複数の組織が1つの管理システム90を利用する場合における、管理システム90全体の構成例を示している。組織Aと、組織Bと、組織Cとの各組織は、管理装置100を有する。組織は、部署等の組織を分割した単位であっても良い。
各組織は、1つの管理システム90に属し、かつ、ネットワーク91を経由して相互に接続されている。また、組織Aの管理装置100は、ネットワーク91を通じて、組織Bと、組織Cとのそれぞれが有する管理装置100と接続されている。
図3は、管理システム90のハードウェア構成例を示している。本図は、管理システム90が、管理装置100と、ユーザ端末200と、サービス提供装置300とをそれぞれ1つずつと、台帳ノード411を1つ備える台帳ネットワーク410を1つ備える台帳ネットワーク群400とを備える例を示している。
管理装置100と、ユーザ端末200と、サービス提供装置300と、台帳ノード411とは、それぞれ、コンピュータである。コンピュータは、複数のコンピュータから成っても良い。
管理装置100と、サービス提供装置300と、台帳ノード411とは、プロセッサ11と、メモリ12と、補助記憶装置13と、通信インタフェース16とを備える。コンピュータが備えるハードウェアは、信号線を通じて互いに接続されている。
プロセッサ11は、演算処理を行うIC(Integrated Circuit)であり、かつ、コンピュータが備えるハードウェアを制御する。プロセッサ11は、具体例として、CPU(Central Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、又はGPU(Graphics Processing Unit)である。
管理装置100は、プロセッサ11を代替する複数のプロセッサを備えても良い。複数のプロセッサは、プロセッサ11の役割を分担する。
メモリ12は、典型的には、揮発性の記憶装置である。メモリ12は、主記憶装置又はメインメモリとも呼ばれる。メモリ12は、具体例として、RAM(Random Access Memory)である。メモリ12に記憶されたデータは、必要に応じて補助記憶装置13に保存される。データは、特に断りがない限り、電子データを指す。
補助記憶装置13は、典型的には、不揮発性の記憶装置である。補助記憶装置13は、具体例として、ROM(Read Only Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、又はフラッシュメモリである。補助記憶装置13に記憶されたデータは、必要に応じてメモリ12にロードされる。
メモリ12と、補助記憶装置13とは、一体的に構成されていても良い。
通信インタフェース16は、レシーバ及びトランスミッタである。通信インタフェース16は、具体例として、通信チップ又はNIC(Network Interface Card)である。
管理装置100の各部は、他の装置等と通信する際に通信インタフェース16を適宜用いても良く、データを入出力する際に入力インタフェース14又は出力インタフェース15を適宜用いても良い。
管理装置100が備える補助記憶装置13は、管理プログラムを記憶している。管理プログラムは、管理装置100が備える各部の機能をコンピュータに実現させるプログラムである。管理プログラムは、図3に示される各部を実現しても良い。管理プログラムは、メモリ12にロードされて、プロセッサ11によって実行される。管理装置100が備える各部の機能は、ソフトウェアにより実現される。
サービス提供装置300が備える補助記憶装置13は、サーバアプリケーションを記憶している。
管理プログラムを実行する際に用いられるデータと、管理プログラムを実行することによって得られるデータ等は、記憶装置に適宜記憶される。管理装置100の各部は、適宜記憶装置を利用する。記憶装置は、具体例として、メモリ12と、補助記憶装置13と、プロセッサ11内のレジスタと、プロセッサ11内のキャッシュメモリとの少なくとも1つから成る。なお、データと、情報とは、同等の意味を有することもある。記憶装置は、コンピュータと独立したものであっても良い。
メモリ12の機能と、補助記憶装置13の機能とのそれぞれは、他の記憶装置によって実現されても良い。
管理プログラムは、コンピュータが読み取り可能な不揮発性の記録媒体に記録されていても良い。不揮発性の記録媒体は、具体例として、光ディスク又はフラッシュメモリである。管理プログラムは、プログラムプロダクトとして提供されても良い。
本明細書に記載されているいずれのプログラムも、コンピュータが読み取り可能な不揮発性の記録媒体に記録されていても良い。不揮発性の記録媒体は、具体例として、光ディスク又はフラッシュメモリである。
ユーザ端末200は、具体例として、スマートフォン、又はタブレット端末である。
ユーザ端末200は、プロセッサ11と、メモリ12と、補助記憶装置13と、入力インタフェース14と、出力インタフェース15と、通信インタフェース16とを備える。入力インタフェース14は、情報入力インタフェースとも呼ばれる。出力インタフェース15は、結果出力インタフェースとも呼ばれる。
入力インタフェース14は、入力機器を接続するポートである。入力インタフェース14は、具体例として、USB(Universal Serial Bus)端子である。入力機器は、キーボード又はマウス等のコンピュータを操作する機器である。
出力インタフェース15は、出力機器を接続するポートである。出力インタフェース15は、具体例として、USB端子又はHDMI(登録商標、High−Definition Multimedia Interface)端子である。出力機器は、LCD(Liquid Crystal Display)等の情報を出力することができる機器である。
入力インタフェース14と、出力インタフェース15とは、入出力インタフェースとして一体的に構成されていても良い。入出力インタフェースは、具体例として、タッチパネルである。
図4は、管理システム90のソフトウェア構成例を示している。本図は、複数の組織が1つの管理システム90を運用している場合に対応している。複数の組織に属するそれぞれの組織は、管理装置100を有する。
管理装置100は、本図に示すように、設定部110と、同期処理部120と、ステータス管理部130と、台帳生成部140と、台帳削除部150と、確認部160とを備える。
設定部110は、台帳設定情報を設定する。設定部110は、具体例として、分散型台帳に付与するステータスの機能と、ステータスルール情報13cと、自動更新ルール情報13dと、構築手段情報13e等を記録する。ステータスは、特に断りがない限り、分散型台帳のステータスを指す。
管理ユーザは、サービス提供装置300を介して設定部110に設定するデータを送信する。設定部110は、受信したデータをステータス管理部130に設定する。
同期処理部120は、他の管理装置100と台帳設定情報を同期することによって共有する。他の管理装置100は、他の組織が有する管理装置100を指す。
同期処理部120は、管理ユーザが入力した台帳設定情報を、複数の組織それぞれが有する管理装置100と共有する。
具体例として、組織Aと、組織Bと、組織Cとの3つの組織が1つの管理システム90を利用している場合、組織Aの同期処理部120は、組織Aの設定部110から台帳設定情報を受け取り、組織Bと、組織Cとの各々の同期処理部120とネットワークを通じて台帳設定情報を共有する。その後、各々の同期処理部120が各々の組織のステータス管理部130へと設定情報を送信することにより、組織Aと、組織Bと、組織Cとの管理装置100が一括で設定を完了する。
ステータス管理部130は、台帳設定情報又はルール情報に基づき、管理装置100が管理している分散型台帳のステータスを更新する。ステータス管理部130は、更新された情報に基づき、分散型台帳を生成するよう台帳生成部140に命令する、又は、分散型台帳を削除するよう台帳削除部150に命令する。
ステータス管理部130は、台帳生成条件が満たされている場合に台帳生成部140に生成分散型台帳を生成するよう命令しても良い。ステータス管理部130は、台帳削除条件が満たされている場合に台帳削除部150に削除分散型台帳を削除するよう命令しても良い。
台帳生成部140は、ステータス管理部130からの命令に応じて分散型台帳を生成し、かつ、生成した分散型台帳のネットワーク情報をステータス管理部130に送信する。分散型台帳を生成することは、具体例として、台帳ノードが分散型台帳の機能を発揮するよう台帳生成部140が台帳ノードを設定することである。
台帳生成部140が生成する予定の分散型台帳を他の管理装置100が生成した場合において、台帳生成部140は、他の管理装置100が生成した分散型台帳を生成したとみなしても良い。台帳生成部140は、台帳生成条件が満たされている場合に、生成分散型台帳を生成しても良い。
台帳削除部150は、ステータス管理部130からの命令に応じて分散型台帳を削除し、かつ、削除した分散型台帳のネットワーク情報をステータス管理部130に送信する。分散型台帳を削除することは、具体例として、台帳ノードが分散型台帳の機能を発揮しなくなるよう台帳削除部150が台帳ノードを設定することである。
台帳削除部150が削除する予定の分散型台帳を他の管理装置100が削除した場合において、台帳削除部150は、他の管理装置100が削除した分散型台帳を削除したとみなしても良い。台帳削除部150は、台帳削除条件が満たされている場合に、削除分散型台帳を削除しても良い。
確認部160は、ステータス管理部130が管理しているルールに基づいて、他の組織において運用されている分散型台帳それぞれが等しく生成されたか否か、又は、等しく削除されたか否かを確認する。
確認部160は、台帳生成部140が生成分散型台帳を生成した場合において、他の管理装置100の台帳生成部140が生成分散型台帳を生成したか否かを確認する。確認部160は、台帳削除部150が削除分散型台帳を削除した場合において、他の管理装置100の台帳削除部150が削除分散型台帳を削除したか否かを確認する。
ユーザ端末200は、ブラウザ部210を備える。ユーザ端末200は、管理装置100が分散型台帳を自動的に生成又は自動的に削除するための情報等を設定する端末である。
ブラウザ部210は、Webブラウザ又は専用のアプリケーション等の情報表示アプリケーションである。ブラウザ部210は、管理ユーザが情報を入力する機能と、各装置から受信した情報を出力する機能とを有する。
サービス提供装置300は、サーバアプリケーション部310を備える。サービス提供装置300は、管理ユーザがユーザ端末200に入力した情報を設定部110に転送する機能を有する。また、サービス提供装置300は、管理装置100が出力した情報をユーザ端末200に転送する機能も有する。
台帳ネットワーク群400は、1つ以上の台帳ネットワーク410を有する。
台帳ネットワーク410は、1つ以上の台帳ノード411を有する。
台帳ノード411は、分散管理されている電子データを格納し、台帳ネットワーク内の複数のノードに対して同じ情報を分散して管理する。電子データは、具体例として、取引データである。
図5は、ステータス管理部130の構成例を示している。ステータス管理部130は、本図に示すように、保存部131と、記録部132と、自動更新部133とを備える。
保存部131は、台帳ネットワーク情報13aと、ステータス情報13bと、ステータスルール情報13cと、自動更新ルール情報13dと、分散型台帳の構築手段情報13eを保持する。保存部131は、他の情報を保持しても良い。台帳ネットワーク情報13aと、ステータス情報13bと、ステータスルール情報13cと、自動更新ルール情報13dと、分散型台帳の構築手段情報13eとは、それぞれ、特に断りがない限り、保存部131が保持しているものを指す。
自動更新ルール情報13dは、台帳生成条件と、更新タイミングを示す情報でもある。更新タイミングは、台帳削除条件との少なくとも一方が満たされているか否かを確認するタイミングである。
ステータス管理部130は、更新タイミングにおいて、台帳生成条件と、台帳削除条件との少なくとも一方が満たされているか否かを確認する。
ネットワーク情報13aは、管理装置100が、自組織が保有する分散型台帳、又は、他の組織が保有する管理装置100と通信するためのネットワーク情報である。ネットワーク情報13aは、具体例として、分散型台帳のノード構成情報、ノードのアドレス情報、又は、他の組織が保有する管理装置100のネットワーク情報である。
ステータス情報13bは、管理システム90が運用している各々の分散型台帳の現在のステータスを示す。
ステータスルール情報13cは、分散型台帳に付与するステータスの種類、分散型台帳に付与する機能、又は、ステータスを遷移させる際の条件を示す。ステータスルール情報13cは、“台帳生成条件”と、“台帳削除条件”とのそれぞれを示す情報を含む。“台帳生成条件”は、管理装置100が分散型台帳である生成分散型台帳を生成する条件である。“台帳削除条件”は、管理装置100が分散型台帳である削除分散型台帳を削除する条件である。保存部131は、“台帳生成条件”と、“台帳削除条件”とのそれぞれを示す情報を記録している。
具体例として、ステータスルール情報13cは、所定の条件を満たす場合に分散型台帳を生成し、分散型台帳が生成されてから1年間はステータス1として分散型台帳を運用し、その後1年間はステータス2として分散型台帳を運用し、分散型台帳のステータスがステータス2となったタイミングにおいて新たに別の分散型台帳を生成し、かつ、ステータス2が終了した分散型台帳を削除するというルールを含んでも良い。また、ステータスを遷移する条件は、前回の遷移から一定期間が経過したこと、データ量が一定値に達すること、又はこれらの組み合わせであっても良い。
自動更新ルール情報13dは、ステータスルール情報13cに基づいて、分散型台帳のステータスを自動的に更新する条件又はルールを示す。
具体例として、自動更新ルール情報13dは、毎日0:00にステータスルール情報13cを確認して、ステータス情報を更新するというルールを含んでも良い。
構築手段情報13eは、分散型台帳を構築する手段を示す。具体例として、構築手段情報13eは、分散型台帳が必要とするハードウェアリソース又は仮想ハードウェアリソースの情報と、分散型台帳ソフトウェアをインストールする手順の情報と、台帳ネットワーク情報13aに基づく分散型台帳の環境の設定方法に関する情報とを含む。
記録部132は、保存部131に情報を記録する。
自動更新部133は、保存部131に記録されている自動更新ルール情報13dに基づいて、ステータス情報13bを更新する。
具体例として、毎日0:00にステータスルール情報13cを確認し、かつ、ステータス情報13bを更新するというルールが存在する場合、自動更新部133は、当該ルールに従って処理を実行する。当該処理において、自動生成の条件が満たされていた場合、自動更新部133は、台帳生成部140に分散型台帳を生成するよう命令する。自動削除の条件が満たされていた場合、自動更新部133は、台帳削除部150に分散型台帳を削除するよう命令する。自動生成は、管理装置100が分散型台帳を生成することである。自動削除は、管理装置100が分散型台帳を削除することである。
保存部131は、典型的には、記憶装置からなる。保存部131は、入出力手段を備える記憶領域であればどのような形態であっても良い。また、保存部131は、管理装置100の外部に設置されていても良い。具体例として、保存部131は、ファイルシステム又はデータベースである。
図6は、1つの組織が本システムを運用する場合における、管理システム90のソフトウェア構成例を示している。本図における図4と異なる点は、同期処理部120と、確認部160とが存在しないことである。
同期処理部120と、確認部160とに関する機能を除いて、図6に示される管理システム90は、図4に示される管理システム90と同じである。
***動作の説明***
管理装置100の動作手順は、管理方法に相当する。また、管理装置100の動作を実現するプログラムは、管理プログラムに相当する。
なお、情報の名称が同一であっても、情報を構成するビット列等が同一であるとは限らない。また、要求がデータを指すこともある。
複数の組織が1つの管理システム90を利用する場合、当該複数の組織それぞれは、分散型台帳を運用し、かつ、管理装置100を運用することにより分散型台帳を管理する。即ち、当該複数の組織は、複数の分散型台帳を同時に運用し、かつ、当該複数の分散型台帳を管理するための管理装置100を合わせて運用する。分散型台帳は、特に断りがない限り、複数の組織のいずれかが運用しているものを指す。
具体例として、各分散型台帳のステータスは“ステータス1”と、“ステータス2”との2つであり、“ステータス1”→“ステータス2”の順で一定期間毎にステータスが遷移するものとする。本例において、ステータスルール情報13cは、これらを実現するための情報を含んでいるものとする。
遷移ルールが示す遷移タイミングにおいて、管理装置100がステータスを変更する代わりに、管理ユーザがステータスを更新しても良い。しかしながら、以下において、自動更新における例を示す。自動更新部133は、ステータスの自動更新を実行する。自動更新は、管理装置100がステータスを更新することである。
組織の数は、特に断りがない限り、管理システム90を利用する組織の数を指す。他の組織は、ある組織とは異なる組織であり、かつ、複数の組織に属する組織である。
以下の各フローチャートの説明において、原則として、各フローチャートの最初のステップにおいて主体となっている管理装置100を単に管理装置100と表現し、当該管理装置100の各部を当該管理装置100の各部の名称のみによって表現する。また、管理システム90内に管理装置100が複数ある場合において、各フローチャートの最初のステップにおいて主体となっている管理装置100とは異なる管理装置100を他の管理装置100と表現し、他の管理装置100の各部を他の各部と表現する。管理装置100と、他の管理装置100とは、同じ分散型台帳を管理している。
図7は、設定処理の一例を示すフローチャートである。本図を参照して、設定処理の具体例を説明する。管理ユーザは、設定処理において、ステータスルール情報13cと、自動更新ルール情報13dと、分散型台帳の構築手段情報13e等の分散型台帳に関する情報を設定する。
(ステップS51:情報受付処理)
管理装置100は、台帳設定情報を受け付ける。以下、本フローチャートの説明において、台帳設定情報は、本ステップにおいて管理装置100が受け付けたものを指す。
本ステップにおいて、具体例として、まず、管理ユーザは、ブラウザ部210に台帳設定情報を入力する。
次に、ブラウザ部210は、台帳設定情報をサーバアプリケーション部310に送信する。
次に、サーバアプリケーション部310は、台帳設定情報を設定部110に送信する。
次に、設定部110は、台帳設定情報に対応する要求を確認する。
(ステップS52:組織数確認処理)
設定部110は、組織の数を確認する。
組織の数が複数である場合、管理装置100は、ステップS54に進む。それ以外の場合、管理装置100は、ステップS53に進む。
(ステップS53:台帳情報設定処理)
管理装置100は、台帳設定情報を設定する。
本ステップにおいて、具体例として、まず、設定部110は、ステータス管理部130に台帳設定情報を送る。
次に、保存部131は、台帳設定情報を記録する。
次に、ステータス管理部130は、結果情報を設定部110に送る。結果情報は、保存部131の実行結果を示す。
(ステップS54:同期処理)
同期処理部120は、台帳設定情報を他の管理装置100と共有する。
本ステップにおいて、具体例として、まず、設定部110は、台帳設定情報を同期処理部120に送る。
次に、同期処理部120は、ネットワークを介して、他の管理装置100それぞれの同期処理部120に台帳設定情報を送信する。
次に、他の管理装置100それぞれの同期処理部120は、他の管理装置100それぞれのステータス管理部130に台帳設定情報を送る。
次に、他の管理装置100それぞれの保存部131は、台帳設定情報を記録する。
次に、他の管理装置100それぞれのステータス管理部130は、結果情報を他の管理装置100それぞれの同期処理部120に送る。結果情報は、他の管理装置100それぞれの保存部131の実行結果を示す。
他の管理装置100それぞれの同期処理部120は、同期処理部120に結果情報を送信する。
次に、同期処理部120は、設定部110に受信した結果情報を送る。
また、本ステップにおいて、同期処理部120は、ステップS53と同様の処理を実行する。
(ステップS55:結果通知処理)
設定部110は、管理ユーザに実行結果を通知する。
本ステップにおいて、具体例として、まず、設定部110は、サーバアプリケーション部310に結果情報を送信する。
次に、サーバアプリケーション部310は、ブラウザ部210に当該結果情報を送信する。
次に、ブラウザ部210は、当該結果情報を出力する。
図8は、ステータス自動更新処理の一例を示すフローチャートである。本図を参照して、ステータス自動更新処理の例を説明する。ステータス自動更新部133は、具体例として、”ステータス1”、”ステータス2”の順にステータスを更新する。
本フローチャートの処理において、自動更新部133は、保存部131が記録している情報を参照する。
(ステップS61:起動処理)
自動更新部133は、更新タイミングとなった時点において起動する。更新タイミングは、ステータスを更新するタイミングである。自動更新部133は、自動更新ルール情報13dを参照することによって更新タイミングを把握する。
(ステップS62:ステータス確認処理)
ステータスルール情報13cが示す条件が満たされている場合、自動更新部133は、ステータスルール情報13cに従って、ステータス情報13bを更新する。
(ステップS63:条件確認処理)
自動更新部133は、“台帳生成条件”又は“台帳削除条件”が満たされているか否かを確認する。
“台帳生成条件”と“台帳削除条件”とのいずれかが満たされている場合、管理装置100は、ステップS64に進む。それ以外の場合、管理装置100は、本フローチャートの処理を終了する。
(ステップS64:要求処理)
“台帳生成条件”が満たされている場合、自動更新部133は、台帳生成部140に生成要求情報を送信することにより、台帳生成部140に対して自動生成処理を実行するよう要求する。生成要求情報は、自動生成処理を実行するよう要求することを示す情報である。
“台帳削除条件”が満たされている場合、自動更新部133は、台帳削除部150に削除要求情報を送信することにより、台帳削除部150に対して自動削除処理を実行するよう要求する。削除要求情報は、自動削除処理を実行するよう要求することを示す情報である。
図9は、タイミング確認処理の一例を示すフローチャートである。本図を参照してタイミング確認処理の例を説明する。
台帳設定情報が保存部131に新しく記録された場合又は台帳設定情報が更新された場合に、管理装置100は、タイミング確認処理を実行する。
(ステップS65:ルール確認処理)
ステータス自動更新部133は、自動更新ルール情報13dを参照することによって更新タイミングを確認する。
図10は、自動生成処理の一例を示すフローチャートである。本図を参照して、自動生成処理の例を説明する。自動更新部133が台帳生成部140に自動生成処理を実行することを要求することを契機として、管理装置100は本フローチャートの処理を実行する。
(ステップS71:要求受信処理)
台帳生成部140は、自動更新部133から生成要求情報を受信する。
(ステップS72:台帳生成処理)
台帳生成部140は、生成要求情報に従い、構築手段情報13eを用いて分散型台帳を生成分散型台帳として生成する。
(ステップS73:組織数確認処理)
台帳生成部140は、組織の数が複数であるか否かを確認する。
組織の数が複数である場合、管理装置100は、ステップS75に進む。それ以外の場合、管理装置100は、ステップS74に進む。
(ステップS74:ネットワーク情報更新処理)
台帳生成部140は、生成分散型台帳に対応するネットワーク情報をステータス管理部130へ送る。
保存部131は、当該ネットワーク情報を用いることによってネットワーク情報13aを更新する。
(ステップS75:生成確認処理)
管理装置100は、他の管理装置100それぞれが生成分散型台帳と同じ分散型台帳を生成したか否かを確認する。
本ステップにおいて、具体例として、まず、台帳生成部140は、確認部160に他の管理装置100が生成分散型台帳と同じ分散型台帳を生成したことを確認するよう要求する。
次に、確認部160は、他の確認部160それぞれに生成分散型台帳と同じ分散型台帳が生成されているか否かを問い合わせる。
次に、他の確認部160それぞれは、確認部160からの問い合わせに応じた処理を実行する。
他の組織全てにおいて生成分散型台帳と同じ分散型台帳が生成されている場合、管理装置100は、ステップS74に進む。それ以外の場合、管理装置100は、ステップS76に進む。
(ステップS76:エラー処理)
管理装置100は、エラー処理を実行する。エラー処理は、エラーの内容に応じて管理装置100の各部が適宜実行する処理である。
(ステップS77:ステータス情報更新処理)
保存部131は、生成分散型台帳を生成したことに対応するようステータス情報13bを更新する。
図11は、自動削除処理の一例を示すフローチャートである。本図を参照して、自動削除処理の例を説明する。自動更新部133が台帳削除部150に自動削除処理を実行することを要求することを契機として、管理装置100は本フローチャートの処理を実行する。
(ステップS81:要求受信処理)
台帳削除部150は、自動更新部133から削除要求情報を受信する。
(ステップS82:台帳削除処理)
台帳削除部150は、削除要求情報に従って分散型台帳を削除分散型台帳として削除する。
(ステップS83:組織数確認処理)
台帳削除部150は、組織の数が複数であるか否かを確認する。
組織の数が複数である場合、管理装置100は、ステップS85に進む。それ以外の場合、管理装置100は、ステップS84に進む。
(ステップS84:ネットワーク情報更新処理)
台帳削除部150は、削除分散型台帳のネットワーク情報をステータス管理部130へ送る。
保存部131は、当該ネットワーク情報を用いることによってネットワーク情報13aを更新する。
(ステップS85:削除確認処理)
管理装置100は、他の管理装置100それぞれが削除分散型台帳と同じ分散型台帳を削除したか否かを確認する。
本ステップにおいて、具体例として、まず、台帳削除部150は、確認部160に他の管理装置100が削除分散型台帳と同じ分散型台帳を削除したことを確認するよう要求する。
次に、確認部160は、他の確認部160それぞれに削除分散型台帳と同じ分散型台帳が削除されているか否かを問い合わせる。
次に、他の確認部160それぞれは、確認部160からの問い合わせに応じた処理を実行する。
他の組織全てにおいて削除分散型台帳と同じ分散型台帳が削除されている場合、管理装置100は、ステップS84に進む。それ以外の場合、管理装置100は、ステップS86に進む。
(ステップS86:エラー処理)
管理装置100は、エラー処理を実行する。
(ステップS87:ステータス情報更新処理)
保存部131は、削除分散型台帳を削除したことに対応するようステータス情報13bを更新する。
図12は、生成確認処理の一例を示すフローチャートである。本図を参照して、生成確認処理の例を説明する。生成確認処理は、複数の組織が同じ分散型台帳を運用している場合において、自動生成処理が実行されたとき、自動生成処理によって生成された分散型台帳に対して実行される。
(ステップS91:要求送信処理)
台帳生成部140は、確認部160に対して自動生成処理の実行結果を確認するよう要求する。
(ステップS92:ヘルスチェック処理)
確認部160は、自動生成処理に対するヘルスチェックを実行する。確認部160は、具体例として、自動生成処理に対応する分散型台帳と正常に通信することができることをもって分散型台帳を生成することに成功したと判断する。
本ステップにおいて、具体例として、まず、確認部160は、自組織内で生成した分散型台帳に対してヘルスチェックを実行する。
次に、確認部160は、ヘルスチェック結果を生成する。ヘルスチェック結果は、ヘルスチェックを実行した結果を示す情報である。以下、本フローチャートの説明において、ヘルスチェック結果は、本ステップにおいて生成されたものを指す。
(ステップS93:結果送信処理)
確認部160は、分散型台帳ネットワーク情報13aを参照することにより、他の確認部160それぞれにヘルスチェック結果を送信する。
(ステップS94:受信確認処理)
確認部160は、他の確認部160それぞれが送信したヘルスチェック結果を全て受信したか否かを確認する。
確認部160がヘルスチェック結果を一定の期間内に全て受信した場合、管理装置100は、ステップS96に進む。それ以外の場合、管理装置100は、ステップS95に進む。
(ステップS95:一致確認処理)
確認部160は、確認部160のヘルスチェック結果と、他の確認部160それぞれから受信したヘルスチェック結果とが全て一致しているか否かを確認する。
ヘルスチェック結果に一致していないものがある場合、又はヘルスチェック結果を受信することができない場合、管理装置100は、ステップS96に進む。それ以外の場合、管理装置100は、ステップS97に進む。
(ステップS96:エラー処理)
管理装置100は、エラー処理を実行する。
(ステップS97:結果送信処理)
確認部160は、自動生成処理が正常に終了したことを示す情報を台帳生成部140に送信する。
図13は、削除確認処理の一例を示すフローチャートである。本図を参照して、削除確認処理の例を説明する。削除確認処理は、複数の組織が同じ分散型台帳を運用している場合において、自動削除処理が実行されたとき、自動削除処理によって削除された分散型台帳に対して実行される。
(ステップS9a:要求送信処理)
台帳削除部150は、確認部160に対して自動削除処理の実行結果を確認するよう要求する。
(ステップS9b:ヘルスチェック処理)
ステップS92における「生成」を「削除」に読み替えた処理である。
(ステップS9c:結果送信処理)
ステップS93と同じ処理である。
(ステップS9d:受信確認処理)
ステップS94と同じ処理である。
(ステップS9e:一致確認処理)
ステップS95と同じ処理である。
(ステップS9f:エラー処理)
ステップS96と同様の処理である。
(ステップS9g:結果送信処理)
確認部160は、自動削除処理が正常に終了したことを示す情報を台帳削除部150に送信する。
なお、前述の生成確認処理及び削除確認処理のフローチャートの説明は、確認部160が他の確認部160から受信したヘルスチェック結果を信頼する方式を採用した場合におけるものである。
確認部160がヘルスチェック結果を受信したとき、確認部160は、ヘルスチェック結果を送信したサーバに対してヘルスチェックを行っても良い。これにより、確認部160は生成確認処理又は削除確認処理が適切に実行されたことを確認することができるため、生成確認処理及び削除確認処理の信頼性をより高めることができる。
***実施の形態1の効果の説明***
以上のように、本実施の形態によれば、管理装置100は、1つ以上の分散型台帳を同時に運用しながら、管理ユーザが任意に設定したルールに基づいて、分散型台帳を自動的に生成することと、分散型台帳を自動的に削除することとができる。
また、管理装置100は、同期処理部120と、確認部160とを備えている。そのため、管理装置100は、複数の組織が保有している各々の分散型台帳が、設定されたルールに基づいて適切に自動生成又は自動削除されているか否かを確認することができる。
従って、本実施の形態によれば、管理ユーザは、分散型台帳を生成又は削除しなくても良い。そのため、分散型台帳を運用することに伴う管理ユーザの負荷は軽減される。
***他の構成***
<変形例1>
管理装置100は、台帳生成条件と、台帳削除条件とが同時に満たされている場合に、自動生成処理と自動削除処理とを同時に実行しても良い。
本変形例において、具体例として、自動更新部133は、ステップS64において、台帳生成部140に生成要求情報を送信し、かつ、台帳削除部150に削除要求情報を送信する。
<変形例2>
図14は、本変形例に係る管理装置100のハードウェア構成例を示している。
管理装置100は、本図に示すように、プロセッサ11とメモリ12と補助記憶装置13との少なくとも1つに代えて、処理回路18を備える。
処理回路18は、管理装置100が備える各部の少なくとも一部を実現するハードウェアである。
処理回路18は、専用のハードウェアであっても良く、また、メモリ12に格納されるプログラムを実行するプロセッサであっても良い。
処理回路18が専用のハードウェアである場合、処理回路18は、具体例として、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC(ASICはApplication Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)又はこれらの組み合わせである。
管理装置100は、処理回路18を代替する複数の処理回路を備えても良い。複数の処理回路は、処理回路18の役割を分担する。
管理装置100において、一部の機能が専用のハードウェアによって実現されて、残りの機能がソフトウェア又はファームウェアによって実現されても良い。
処理回路18は、具体例として、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、又はこれらの組み合わせにより実現される。
プロセッサ11とメモリ12と補助記憶装置13と処理回路18とを、総称して「プロセッシングサーキットリー」という。つまり、管理装置100の各機能構成要素の機能は、プロセッシングサーキットリーにより実現される。
本明細書に記載されている他の装置についても、本変形例と同様の構成であっても良い。
***他の実施の形態***
前述した各実施の形態の自由な組み合わせ、あるいは各実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは各実施の形態において任意の構成要素の省略が可能である。
また、実施の形態は、実施の形態1で示したものに限定されるものではなく、必要に応じて種々の変更が可能である。フローチャート等を用いて説明した手順は、適宜変更されても良い。
11 プロセッサ、12 メモリ、13 補助記憶装置、14 入力インタフェース、15 出力インタフェース、16 通信インタフェース、18 処理回路、90 管理システム、91 ネットワーク、100 管理装置、110 設定部、120 同期処理部、130 ステータス管理部、131 保存部、132 記録部、133 自動更新部、13a ネットワーク情報、13b ステータス情報、13c ステータスルール情報、13d 自動更新ルール情報、13e 構築手段情報、140 台帳生成部、150 台帳削除部、160 確認部、200 ユーザ端末、210 ブラウザ部、300 サービス提供装置、310 サーバアプリケーション部、400 台帳ネットワーク群、410 台帳ネットワーク、411 台帳ノード。

Claims (12)

  1. 分散された電子データを記録する分散型台帳である削除分散型台帳を削除する条件である台帳削除条件を示す情報を記録している保存部と、
    前記台帳削除条件が満たされている場合に、前記削除分散型台帳を削除する台帳削除部と
    を備えを備える管理装置であって、
    前記管理装置の機能を有する他の管理装置を備える管理システムが前記管理装置を備え、
    前記管理装置は、さらに、前記台帳削除条件を示す情報を前記他の管理装置に送信することによって前記台帳削除条件を前記他の管理装置と同期する同期処理部を備える管理装置
  2. 前記保存部は、前記分散型台帳である生成分散型台帳を生成する条件である台帳生成条件を示す情報を記録しており、
    前記台帳生成条件が満たされている場合に、前記生成分散型台帳を生成する台帳生成部を備え
    前記同期処理部は、前記台帳生成条件を示す情報を前記他の管理装置に送信することによって前記台帳生成条件を共有する請求項1に記載の管理装置。
  3. 前記台帳生成条件が満たされている場合に前記台帳生成部に前記生成分散型台帳を生成するよう命令し、かつ、前記台帳削除条件が満たされている場合に前記台帳削除部に前記削除分散型台帳を削除するよう命令するステータス管理部を備える請求項2に記載の管理装置。
  4. 前記保存部は、前記台帳生成条件と、前記台帳削除条件との少なくとも一方が満たされているか否かを確認するタイミングである更新タイミングを示す情報を記録しており、
    前記ステータス管理部は、前記更新タイミングにおいて、前記台帳生成条件と、前記台帳削除条件との少なくとも一方が満たされているか否かを確認し
    前記同期処理部は、前記更新タイミングを示す情報を前記他の管理装置に送信することによって前記更新タイミングを前記他の管理装置と同期する請求項3に記載の管理装置。
  5. 前記台帳削除部が前記削除分散型台帳を削除した場合において、前記他の管理装置の台帳削除部が前記削除分散型台帳を削除したか否かを確認する確認部を備える請求項に記載の管理装置。
  6. 前記確認部は、前記台帳生成部が前記生成分散型台帳を生成した場合において、前記他の管理装置の台帳生成部が前記生成分散型台帳を生成したか否かを確認する請求項に記載の管理装置。
  7. 前記保存部は、前記分散型台帳のステータスを遷移させる際の条件を示すステータスルール情報を記録しており、
    前記同期処理部は、前記ステータスルール情報を前記他の管理装置に送信することによって前記ステータスルール情報を前記他の管理装置と同期する請求項1から6のいずれか1項に記載の管理装置。
  8. 分散された電子データを記録する分散型台帳である生成分散型台帳を生成する条件である台帳生成条件を示す情報を記録している保存部と、
    前記台帳生成条件が満たされている場合に、前記生成分散型台帳を生成する台帳生成部と
    を備える管理装置であって、
    前記管理装置の機能を有する他の管理装置を備える管理システムが前記管理装置を備え、
    前記管理装置は、さらに、前記台帳生成条件を示す情報を前記他の管理装置に送信することによって前記台帳生成条件を前記他の管理装置と同期する同期処理部を備える管理装置
  9. 管理装置の保存部が、分散された電子データを記録する分散型台帳である削除分散型台帳を削除する条件である台帳削除条件を示す情報を記録しており、
    前記管理装置の台帳削除部が、前記台帳削除条件が満たされている場合に、前記削除分散型台帳を削除する管理方法であって、
    前記管理装置の機能を有する他の管理装置を備える管理システムが前記管理装置を備え、
    前記管理装置の同期処理部が、前記台帳削除条件を示す情報を前記他の管理装置に送信することによって前記台帳削除条件を前記他の管理装置と同期する管理方法
  10. 管理装置の保存部が、分散された電子データを記録する分散型台帳である生成分散型台帳を生成する条件である台帳生成条件を示す情報を記録しており、
    前記管理装置の台帳生成部が、前記台帳生成条件が満たされている場合に、前記生成分散型台帳を生成する管理方法であって、
    前記管理装置の機能を有する他の管理装置を備える管理システムが前記管理装置を備え、
    前記管理装置の同期処理部が、前記台帳生成条件を示す情報を前記他の管理装置に送信することによって前記台帳生成条件を前記他の管理装置と同期する管理方法
  11. 分散された電子データを記録する分散型台帳である削除分散型台帳を削除する条件である台帳削除条件を示す情報を記録しているコンピュータに、
    前記台帳削除条件が満たされている場合に、前記削除分散型台帳を削除させる管理プログラムであって、
    前記コンピュータの機能を有する他のコンピュータを備える管理システムが前記コンピュータを備え、
    前記コンピュータに、前記台帳削除条件を示す情報を前記他のコンピュータに送信することによって前記台帳削除条件を前記他のコンピュータと同期させる管理プログラム
  12. 分散された電子データを記録する分散型台帳である生成分散型台帳を生成する条件である台帳生成条件を示す情報を記録しているコンピュータに、
    前記台帳生成条件が満たされている場合に、前記生成分散型台帳を生成させる管理プログラムであって、
    前記コンピュータの機能を有する他のコンピュータを備える管理システムが前記コンピュータを備え、
    前記コンピュータに、前記台帳生成条件を示す情報を前記他のコンピュータに送信することによって前記台帳生成条件を前記他のコンピュータと同期させる管理プログラム
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