JP6830479B2 - ワンステップ歯肉圧排及び印象採得の材料及び該材料を提供するキット - Google Patents

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Description

本発明は、一般に支台歯周囲の歯肉圧排に関し、特に歯肉圧排及び印象採得の両方を単一段階で提供することのできる方法及び材料に関する。
歯の修復にあたり、準備対象の歯及び周囲の歯肉の印象を採得するため、その歯の周囲の歯肉の圧排が必要になることが多い。この印象は、支台歯に適合させるクラウン、ブリッジ、インレー又はオーバーレイの作製に用いられる。クラウン、ブリッジ、インレー又はオーバーレイを支台歯に正しく適合させるには、支台歯周辺エリアの良好な印象採得を行うことが不可欠である。
支台歯周辺の歯肉圧排は、多大な労力を必要とし困難であることが多い。より簡便な歯肉圧排の方法を提供して、正確な印象採得が行えるように、これまで数多くの努力が払われてきた。かかる機器及び方法は、2011年5月17日発行のDraganらによる「歯肉組織圧排機器及び方法」と題する米国特許第7,942,669号に開示されており、これは参照することにより本明細書に組み込まれる。当該特許に開示されるのは、歯肉圧排に使用する予備充填した形成済キャップであり、初期不活性の乾燥収斂剤を含む。
別の機器及び方法が、2007年3月13日発行のDraganらによる「クラウン及びブリッジ処置中の組織の圧排及び止血のための方法及び機器」と題する米国特許第7,189,075号に開示されており、これは参照することにより本明細書に組み込まれる。当該特許に開示されるのは、初期流動性材料を歯の周囲に留置し、その歯と初期流動性材料を多孔性材料からなるダムで覆い、初期流動性材料が硬化するまで加圧した後、初期流動性材料が接着したダムを取り除くことによる歯肉組織の圧排方法である。
これらの先行する方法及び材料は印象採得を簡便にしたが、複数の段階を必要とし、実施には多大な時間を要してきた。したがって、歯肉の圧排及び印象採得を単一の操作で同時に行うことができ、歯科処置を容易にする方法及び材料が必要とされている。
本発明は、圧排及び印象採得を単一の操作に組み合わせることで支台歯の印象採得を容易にする。第一の低粘度硬化歯肉圧排印象材をシリンジを用いて、歯肉と歯の接合部分周辺に塗布する。その直後及び第一の低粘度硬化歯肉圧排印象材が硬化する前に、第二の高粘度硬化印象材を、第一の低粘度硬化歯肉圧排印象材の上に塗布する。第一及び第二材料の硬化時間が同期化し、一緒に硬化する。この2つの材料の硬化は、触媒の使用といった化学反応によって制御することができる。その後、第一及び第二材料を一緒に取り外し、歯肉及び支台歯の印象を採得する。第一の低粘度硬化歯肉圧排印象材は好ましくは、収斂剤などの圧排剤を含有する。
歯の印象を簡便かつ迅速に採得できるようにすることが本発明の目的である。
歯肉の圧排及び印象採得を単一の操作で達成できることが本発明の利点である。
低粘度硬化歯肉圧排印象材及び高粘度硬化印象材を同時に硬化させて取り外すことが本発明の別の利点である。
第一の低粘度硬化歯肉圧排印象材及び高粘度硬化印象材の硬化時間を同期化し、その両方がほぼ同時に硬化することが本発明の特徴である。
第一の低粘度硬化歯肉圧排印象材が圧排剤、収斂剤又は止血剤を含有することが本発明の別の特徴である。
第二の高粘度硬化印象材が、第一の低粘度硬化歯肉圧排印象材よりも粘度が高いことが本発明のまた別の特徴である。
第二の高粘度硬化印象材が高粘稠度であり、ムース様の稠度を有することが本発明のまた別の特徴である。
これら及びその他の目的、利点及び特徴は、以下のより詳細な説明を参照すればより明らかになるであろう。
図1は、本発明及び低粘度硬化歯肉圧排印象材の塗布を模式的に説明したものである。 図2は、本発明及び高粘度硬化印象材の塗布を模式的に説明したものである。 図3は、歯科用トレーに置いた高粘度硬化印象材を模式的に説明したものである。 図4は、歯科用完全型トレーの図である。 図5は、支台歯の上に歯科用トレーを留置したところを模式的に説明したものである。
図1及び図2は本発明を説明する。図1で、支台歯10は歯肉14に取り囲まれている。歯肉14の周縁部で、又は周縁部と支台歯10の表面の間に空間又は溝が形成される。図示されていないシリンジに装着したシリンジ先端部16にはカニューレ18が取付けられる。留置及び位置決定を容易にするため、カニューレ18は可鍛性のある金属から作製することができる。カニューレ18の口径を比較的小さくすることによって、低粘度硬化歯肉圧排印象材20を歯の外周部に、好ましくは露出した支台歯10の表面全体に正確に置くことが容易になる。シリンジ先端部16は好ましくは、2つの成分材料を混合するためのねじきりを備えた混合部を有する。シリンジからシリンジ先端部16及びカニューレ18を介して低粘度硬化歯肉圧排印象材20を押し出す。印象材20は比較的低粘度であり、収斂剤などの圧排剤、塩化アルミニウム、硫酸アルミニウムカリウム、硫酸アルミニウム、ミョウバン、硫酸第二鉄などの止血剤又は他の既知の圧排剤を含有する。
図2は、図1に示した低粘度硬化歯肉圧排印象材20の上の支台歯10の外周部に、高粘度硬化印象材22を置いた図である。高粘度硬化印象材22は、低粘度硬化歯肉圧排印象材20の上に、シリンジ、又は好ましくは高粘度硬化印象材22で充填した歯科用トレーを用いて、置くことができる。印象材22は印象材20よりも粘度が高い。また、印象材22は圧排剤を含有することができるが、一般には含有する必要はない。
低粘度硬化歯肉圧排印象材20の硬化時間を高粘度硬化印象材22と同期化すれば、2つの印象材20及び22が一緒に硬化し、単一の一体化した鋳型が形成される。この単一の一体化した鋳型を取り外せば、溝12も含めた支台歯10及び歯肉14の印象が採得される。この印象を鋳型として使用し、支台歯を覆うクラウン、ブリッジ、インレー又はオーバーレイを作製することができる。
正確な印象を採得するため、低粘度硬化歯肉圧排印象材20は好ましくは、支台歯10の周囲の溝12に流入しやすい粘度を有する。低粘度硬化歯肉圧排印象材20は圧排剤も含有し、支台歯10の表面から歯肉14を圧排して、支台歯10のより詳細な印象の採得を可能にし、高品質の印象を提供することができる。高粘度硬化印象材22は低粘度硬化歯肉圧排印象材よりも粘度が高く、低粘度硬化歯肉圧排印象材20を溝12に軽く押し付けるための重い裏当て材を提供する。高粘度硬化印象材22は高粘稠度であり、ムース様の稠度を有する。高粘度硬化印象材22は、低粘度硬化歯肉圧排印象材を支台歯10周辺の溝12に押し付けるか、押し込むのに十分な剛性を有する。高粘度硬化印象材22は、好ましくは低粘度硬化歯肉圧排印象材20の硬化時よりも、硬化時に硬度が高くなる。高粘度硬化印象材22の硬化時のショアA硬度は80を上回ることができる。ショア硬度はデュロメータを用いて計測する。これは圧排及び良好な印象の提供に役立つ。また、規格に準拠しているが堅固な力を提供することで、歯肉への損傷も防ぐ。高度の硬化又は高粘度硬化印象材22も、低粘度硬化歯肉圧排印象材20と組み合わされるか、それに接着した場合に追加的な強度を提供しつつ、支台歯10及び歯肉14から、組み合わされた単一の一体型の鋳型を、破損することも分離することもなく容易に取り外すことができ、正確な印象採得を提供する。高粘度硬化印象材22を支台歯10及び低粘度硬化歯肉圧排印象材20に塗布するにはシリンジ又は歯科用印象トレーを使用することができる。
印象材20及び22はいずれも、好ましくはビニルポリシロキサン(VPS)印象材を基材とする。VPS印象材は、強度、弾性、寸法安定性及びあらゆる環境を詳細に記録する能力を提供する物理的特性の組み合わせを有する。VPS印象材は幅広い粘度及び硬化時間の選択肢を有する。VPS材は、混合されると可塑性のある固体に硬化する2つの成分を有する。
好ましくは、低粘度硬化歯肉圧排印象材を、室温で粘度が120,000〜150,000 cP(センチポアズ)のウォッシュタイプ材料の稠度に薄める。たとえば、水は25℃で粘度が0.899 cPである。この低粘度硬化歯肉圧排印象材20を図示しないシリンジの先端部16を用いて溝周囲及び歯の上に置き、正確な印象採得に必要な細かい詳細だけでなく圧排を提供する。高粘度硬化印象材22は、粘度が好ましくは400,000 cPを上回る高粘稠度かつ高粘度の基質又は裏当て材であり、印象材トレー及び低粘度硬化歯肉圧排印象材に接着して、印象材20及び22の両方を同時に取り外すことを容易にする。高粘度硬化印象材22は、溝12の中及び周囲又は歯肉14と支台歯10の間の辺縁に低粘度硬化歯肉厚排印象材20を押し付け、そこに留まるのに十分な稠度又は粘度を有する。印象材20及び22はいずれも硬化時間が同期化され、いずれの材料もほぼ同時に硬化するため共に接着する。所望の場合、低粘度硬化歯肉圧排印象材20の硬化時間を、高粘度硬化印象材22を低粘度硬化歯肉圧排印象材20の上に塗布するのに必要な時間と実質的に同じだけわずかに長くなるよう調整し、両材料20及び22を同時又はほぼ同時に一緒に硬化させることができる。
低粘度硬化歯肉圧排印象材20の硬化時間を高粘度硬化印象材22よりも長くなるように調整することのさらなる利点は、高粘度硬化印象材22が低粘度硬化歯肉圧排印象材20よりも早く硬くなる又は固くなるため、低粘度硬化歯肉圧排印象材20を溝12に入り込ませるための裏当てをさらに作製できる。これは圧排に役立ち、結果採得される印象を改善する。
低粘度硬化歯肉圧排印象材20は、好ましくはシリンジ及びシリンジ先端部16を用いて、溝12の周囲又は支台歯10と歯肉14の間の辺縁に塗布する。低粘度硬化歯肉圧排印象材20は、好ましくは露出した支台歯10の表面全体の上に置く。高粘度硬化印象材22は、同様に図2に示す通り、シリンジを用いて塗布することができるが、好ましくは、図3〜5に示す通り、最初に歯科用印象採得トレーに置いた後、支台歯10及び低粘度硬化歯肉圧排印象材20の上に適用し、印象を採得する。したがって、両材料20及び22が硬化した後、及び歯科用印象採得トレー24又は30を取り外した後、両材料20及び22は一緒に硬化し、接着したままであると同時に、歯科用印象採得トレー24又は28にも接着しているため、単一のユニットとして取り外される。その後、この単一ユニット又は単一の一体型の印象を歯科技工室で使用して、支台歯10に適合するクラウン、ブリッジ、インレー又はオーバーレイを作製することができる。
図3〜5は、高粘度硬化印象材を塗布するための望ましい手法又は方法を示す。図3は、高粘度硬化印象材22の、ねじ溝又はチャンネル30を有する1/4型又は部分型歯科用トレー24又は完全型歯科用トレー28に置くところを示す。部分型又は完全型歯科用トレー24及び28は、多孔質の可塑性材料又は非多孔質の硬質プラスチック材料からなることができる。歯科用トレー24又は28は、過度の屈曲を防ぎ、正確な印象採得をもたらすことができるのに十分硬質であればよい。高粘度硬化印象材22は、ノズルが付いた大容量シリンジを用いて、歯科用トレー24又は28に置くことができる。図4は、全体の印象が所望される場合に使用することもできる完全型歯科用トレーを示す。口内の所望の部位の種々のサイズのトレー又は1/4のトレーを使用することができる。
図5は、低粘度硬化歯肉圧排印象材20、高粘度硬化印象材22及び部分型歯科用トレー24の、支台歯10への適用を模式的に示したものである。低粘度硬化歯肉圧排印象材20を、歯肉14と支台歯10の周囲の間の溝12の中及び支台歯10の上に、好ましくは図1に示す通りに置く。部分的歯科用トレー24に高粘度硬化印象材22を充填し、支台歯10の上に置き、まだ硬化していない低粘度硬化歯肉圧排印象材20に高粘度硬化印象材22が接触し、それを覆うようにする。任意には、充填キャップ又は部分的歯科用トレーに置く前に、高粘度硬化印象材22の一部を、支台歯10の最上部に置くことができる。隣接する対合歯32を患者に使用してもらい、キャップ又は部分的歯科用トレー24に加圧することができる。
本発明は、印象採得をより容易かつ予測可能にすることのできる独自の印象採得システムである。低粘度硬化歯肉圧排印象材は液の流れを止め、出血を制御し、支台歯周辺の軟組織又は歯肉を穏やかに動かす。低粘度硬化歯肉圧排印象材は10重量%を上回る、好ましくは15重量%の硫酸アルミニウムなどの圧排剤を含有することができる。圧排剤と低粘度硬化歯肉圧排印象材及び高粘度硬化印象材による圧力の組み合わせは、歯肉を圧排し、支台歯に隣接する溝を広げ、低粘度硬化歯肉圧排印象材が流入することができる空間を形成する。これによってすべての辺縁の印象を捕捉することができ、明確な最終の印象が得られる。
本発明は、歯肉圧排印象採得システムであり、低粘度硬化歯肉圧排印象材と高粘度硬化印象材を組み合わせた使用を含む。このシステムは、シリンジに使用する混合ノズル及び送達のための先端部も備え、これらは好ましくは機械的利点を有する。低粘度硬化歯肉圧排印象材は、典型的には2つの成分を含み、それらが混合ノズルで混合され、送達用の先端部から押し出され、支台歯の周辺に置かれる。高粘度硬化印象材も、典型的には2つの成分を含み、それらが混合ノズルで混合され、送達用の先端部から押し出される。混合後、この2つの印象材は硬化する。このシステムは、支台歯の上に置く前に、高粘度硬化印象材を置くための歯科用トレーも備える。2つの印象材が単一の段階で共に作用し、歯肉を圧排し、支台歯及び辺縁部の印象を採得する。その後、この印象を用いてクラウン、ブリッジ、インレー、オーバーレイ又は他の歯科用補綴物を作製する。
本発明の歯肉圧排及び印象採得を単一段階で行うシステムは、以下の段階に従って実践することができる。印象採得する歯を準備し、その領域を乾燥し、歯肉の溝及び歯の周辺にシリンジを用いて低粘度硬化歯肉圧排印象材を置き、高粘度硬化印象材をトレーに置き、高粘度硬化印象材が置かれたそのトレーを、未硬化の低粘度硬化歯肉圧排印象材の上に乗せ、この2つの印象材が硬化するまで典型的には3〜5分の間加圧し、トレーを硬化した2つの印象材とともに取り外す。
本発明を用いることによって、臨床家は圧排段階をあらかじめ行わなくても正確な印象を採得することができる。単一段階で圧排を印象採得と組み合わせることで、本発明は歯科医を楽にするだけではなく、時間とコストを節約する。

Claims (14)

  1. 120,000〜150,000 cPの範囲の粘度及び第一の所定の硬化時間を有する硬化低粘度歯科用印象材と、
    前記硬化低粘度歯科用印象材内で混合される圧排剤と、
    150,000 cPを上回る粘度及び第二の所定の硬化時間を有する硬化高粘度歯科用印象材であって、第一の所定の硬化時間を第二の所定の硬化時間と同期化して、前記硬化低粘度歯科用印象材を前記硬化高粘度歯科用印象材とともに硬化させる硬化高粘度歯科用印象材を含み、
    前記硬化高粘度歯科用印象材は、前記硬化低粘度歯科用印象材より硬く硬化するように構成され、
    前記硬化高粘度歯科用印象材は、前記硬化低粘度歯科用印象材を入り込ませるための裏当てを作成し、
    対で硬化する歯科用印象材料がともに接着して支台歯の印象を採得する、対で硬化する歯科用印象材料。
  2. 前記硬化高粘度歯科用印象材の粘度が400,000 cPを上回る、請求項に記載の対で硬化する歯科用印象材料。
  3. 前記圧排剤が塩化アルミニウム、硫酸アルミニウムカリウム、硫酸アルミニウム、ミョウバン又は硫酸第二鉄からなる群から選択される、請求項に記載の対で硬化する歯科用印象材料。
  4. 前記圧排剤が硫酸アルミニウムを含む、請求項に記載の対で硬化する歯科用印象材料。
  5. 前記硫酸アルミニウムが前記硬化低粘度歯科用印象材の10重量%を上回る、請求項に記載の対で硬化する歯科用印象材料。
  6. 前記硬化高粘度歯科用印象材の高粘稠度及びムース様の稠度が、前記硬化低粘度歯肉圧排印象材を前記支台歯周囲の溝に押し込むのに十分である、請求項に記載の対で硬化する歯科用印象材料。
  7. 前記硬化高粘度歯科用印象材の硬化した時の第一の硬度が、前記硬化低粘度歯肉圧排印象材の第二の硬度よりも高い、請求項に記載の対で硬化する歯科用印象材料。
  8. 前記硬化高粘度歯科用印象材の硬化した時の前記第一の硬度がショアA硬度尺度で80を上回る、請求項に記載の対で硬化する歯科用印象材料。
  9. 第一の粘度及び第一の硬化時間を有する低粘度硬化歯肉圧排印象材と、
    第二の粘度及び第二の硬化時間を有する高粘度硬化印象材であって、前記第二の粘度が前記第一の粘度よりも高く、前記第一及び第二の硬化時間が同期化された、高粘度硬化印象材を含み、
    前記高粘度硬化印象材は、前記低粘度硬化歯肉圧排印象材より硬く硬化するように構成され、
    前記低粘度硬化歯肉圧排印象材が支台歯周辺に置かれることが可能であって、前記高粘度硬化印象材が前記低粘度硬化歯肉圧排印象材の上に置かれ、前記高粘度硬化印象材は、前記低粘度硬化歯肉圧排印象材を入り込ませるための裏当てを作成して硬化し、前記支台歯周辺の歯肉が圧排されるのと同時に前記支台歯の印象が採得される、単一の操作で支台歯周辺の歯肉を圧排し、前記支台歯の印象を採得する材料を提供するキット。
  10. 前記第一の粘度が120,000〜150,000 cPの範囲である、請求項に記載の支台歯周辺の歯肉を圧排し、前記支台歯の印象を採得する材料を提供するキット。
  11. 前記第二の粘度が400,000 cPを上回る、請求項に記載の支台歯周辺の歯肉を圧排し、前記支台歯の印象を採得する材料を提供するキット。
  12. 混合部及びカニューレを有する先端部と、歯科用トレーをさらに備える、請求項に記載の支台歯周辺の歯肉を圧排し、前記支台歯の印象を採得する材料を提供するキット。
  13. 前記硬化低粘度歯科用印象材は、寸法安定性を示す、請求項1に記載の対で硬化する歯科用印象材料。
  14. 前記低粘度硬化歯肉圧排印象材は、寸法安定性を示す、請求項9に記載の支台歯周辺の歯肉を圧排し、前記支台歯の印象を採得する材料を提供するキット。
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