JP6824550B2 - 腸内細菌の検査法 - Google Patents
腸内細菌の検査法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6824550B2 JP6824550B2 JP2020527241A JP2020527241A JP6824550B2 JP 6824550 B2 JP6824550 B2 JP 6824550B2 JP 2020527241 A JP2020527241 A JP 2020527241A JP 2020527241 A JP2020527241 A JP 2020527241A JP 6824550 B2 JP6824550 B2 JP 6824550B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- health
- abundance ratio
- butyric acid
- producing bacteria
- group
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G16—INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR SPECIFIC APPLICATION FIELDS
- G16H—HEALTHCARE INFORMATICS, i.e. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR THE HANDLING OR PROCESSING OF MEDICAL OR HEALTHCARE DATA
- G16H10/00—ICT specially adapted for the handling or processing of patient-related medical or healthcare data
- G16H10/20—ICT specially adapted for the handling or processing of patient-related medical or healthcare data for electronic clinical trials or questionnaires
-
- G—PHYSICS
- G16—INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR SPECIFIC APPLICATION FIELDS
- G16H—HEALTHCARE INFORMATICS, i.e. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR THE HANDLING OR PROCESSING OF MEDICAL OR HEALTHCARE DATA
- G16H50/00—ICT specially adapted for medical diagnosis, medical simulation or medical data mining; ICT specially adapted for detecting, monitoring or modelling epidemics or pandemics
- G16H50/30—ICT specially adapted for medical diagnosis, medical simulation or medical data mining; ICT specially adapted for detecting, monitoring or modelling epidemics or pandemics for calculating health indices; for individual health risk assessment
Landscapes
- Medical Informatics (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Public Health (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Primary Health Care (AREA)
- Epidemiology (AREA)
- Biomedical Technology (AREA)
- Data Mining & Analysis (AREA)
- Databases & Information Systems (AREA)
- Pathology (AREA)
- Medical Treatment And Welfare Office Work (AREA)
- Coloring Foods And Improving Nutritive Qualities (AREA)
Description
〔1〕
N人(Nは2以上の整数を表す。)のユーザに関するヒト常在細菌データ及びアンケートデータを取得する情報取得部であって、前記ヒト常在細菌データは、酪酸産生菌の存在比率に関する情報を含み、前記アンケートデータは、ユーザの健康感に関する情報を含む、前記情報取得部と、
前記N人のユーザの中からユーザに関する条件に合致するM人(Mは2以上N以下の整数を表す。)のユーザそれぞれについて、ヒト常在細菌データ及びアンケートデータを抽出する菌叢データ抽出部と、
前記M人のユーザそれぞれのアンケートデータに基づき、前記M人のユーザを健康感が高い群と健康感が低い群とに分類し、前記健康感が高い群に属するユーザの酪酸産生菌の存在比率及び/又は前記健康感が低い群に属するユーザの酪酸産生菌の存在比率に基づき、酪酸産生菌の存在比率に関する閾値を設定する閾値設定部と、
前記ユーザに関する条件に合致する調査対象のユーザ(対象ユーザ)の酪酸産生菌の存在比率が前記閾値未満である場合、前記対象ユーザの健康感が低いと判定し、前記閾値以上である場合、前記対象ユーザの健康感が高いと判定する健康感判定部と、
前記判定結果に応じて、前記対象ユーザに対する、酪酸産生菌の存在比率の維持及び/又は増加に資する食品及び/又は機能性素材の摂食に関する提案を生成する提案生成部と
を備えた情報処理装置。
〔2〕
前記閾値は、(i)前記健康感が高い群に属するユーザの酪酸産生菌の存在比率の平均値若しくは最低値、(ii)前記健康感が低い群に属するユーザの酪酸産生菌の存在比率の最高値、90%点の値、若しくは平均値、または、(iii)前記健康感が高い群に属するユーザの酪酸産生菌の存在比率の平均値と前記健康感が低い群に属するユーザの酪酸産生菌の存在比率の平均値との間の平均値である、上記〔1〕に記載の装置。
〔3〕
前記酪酸産生菌の存在比率は、ブチリシコッカス(Butyricicoccus)属細菌及び/又はフィーカリバクテリウム(Faecalibacterium)属細菌の存在比率である、上記〔1〕又は〔2〕に記載の装置。
〔4〕
前記酪酸産生菌の存在比率の増加に資する食品及び/又は機能性素材の摂食に関する提案は、緑黄色野菜の積極的摂取、シンバイオティクスの実践、プロバイオティクスの実践、プレバイオティクスの実践、納豆及び豆腐・豆乳等の積極的摂取、可溶性コーンファイバーの積極的摂取、並びに地中海食の積極的摂取からなる群から選ばれる少なくとも1つを含む、上記〔1〕〜〔3〕のいずれか1項に記載の装置。
〔5〕
前記ユーザに関する条件は、ユーザの所定の年齢範囲及び/又は性別である、上記〔1〕〜〔4〕のいずれか1項に記載の装置。
〔6〕
上記〔1〕〜〔5〕のいずれか1項に記載の情報処理装置による、食品及び/又は機能性素材に関する提案を実施する方法であって、
調査対象のユーザ(対象ユーザ)に関するヒト常在細菌データに関する情報を受信するステップであって、前記ヒト常在細菌データは、酪酸産生菌の存在比率に関する情報を含む、ステップと、
前記対象ユーザの酪酸産生菌の存在比率が前記閾値未満である場合、前記対象ユーザの健康感が低いと判定し、前記閾値以上である場合、前記対象ユーザの健康感が高いと判定するステップと、
前記判定結果に応じて、前記対象ユーザに対する、酪酸産生菌の存在比率の維持及び/又は増加に資する食品及び/又は機能性素材の摂食に関する提案を生成するステップと
を具備する前記方法。
〔7〕
酪酸産生菌の存在比率の増加に資する食品及び/又は機能性素材に関する提案を実施する方法であって、
コンピュータにより、N人(Nは2以上の整数を表す。)のユーザに関するヒト常在細菌データ及びアンケートデータを取得するステップであって、前記ヒト常在細菌データは、酪酸産生菌の存在比率に関する情報を含み、前記アンケートデータは、ユーザの健康感に関する情報を含む、ステップと、
コンピュータにより、前記N人のユーザの中からユーザに関する条件に合致するM人(Mは2以上N以下の整数を表す。)のユーザそれぞれについて、ヒト常在細菌データ及びアンケートデータを抽出するステップと、
コンピュータにより、前記M人のユーザそれぞれのアンケートデータに基づき、前記M人のユーザを健康感が高い群と健康感が低い群とに分類し、前記健康感が高い群に属するユーザの酪酸産生菌の存在比率及び/又は前記健康感が低い群に属するユーザの酪酸産生菌の存在比率に基づき、酪酸産生菌の存在比率に関する閾値を設定するステップと、
コンピュータにより、前記ユーザに関する条件に合致する調査対象のユーザ(対象ユーザ)の酪酸産生菌の存在比率が前記閾値未満である場合、前記対象ユーザの健康感が低いと判定し、前記閾値以上である場合、前記対象ユーザの健康感が高いと判定するステップと、
コンピュータにより、前記判定結果に応じて、前記対象ユーザに対する、酪酸産生菌の存在比率の増加に資する食品及び/又は機能性素材の摂食に関する提案を生成するステップと
を具備する前記方法。
〔8〕
前記閾値は、(i)前記健康感が高い群に属するユーザの酪酸産生菌の存在比率の平均値若しくは最低値、(ii)前記健康感が低い群に属するユーザの酪酸産生菌の存在比率の最高値、90%点の値、若しくは平均値、または、(iii)前記健康感が高い群に属するユーザの酪酸産生菌の存在比率の平均値と前記健康感が低い群に属するユーザの酪酸産生菌の存在比率の平均値との間の平均値である、上記〔7〕に記載の方法。
〔9〕
前記酪酸産生菌の存在比率は、ブチリシコッカス(Butyricicoccus)属細菌及び/又はフィーカリバクテリウム(Faecalibacterium)属細菌の存在比率である、上記〔7〕又は〔8〕に記載の方法。
〔10〕
前記酪酸産生菌の存在比率の増加に資する食品及び/又は機能性素材の摂食に関する提案は、緑黄色野菜の積極的摂取、シンバイオティクスの実践、プロバイオティクスの実践、プレバイオティクスの実践、納豆及び豆腐・豆乳等の積極的摂取、可溶性コーンファイバーの積極的摂取、並びに地中海食の積極的摂取からなる群から選ばれる少なくとも1つを含む、上記〔7〕〜〔9〕のいずれか1項に記載の方法。
〔11〕
前記ユーザに関する条件は、ユーザの所定の年齢範囲及び/又は性別である、上記〔7〕〜〔10〕のいずれか1項に記載の方法。
〔12〕
コンピュータを、
N人(Nは2以上の整数を表す。)のユーザに関するヒト常在細菌データ及びアンケートデータを取得する情報取得部であって、前記ヒト常在細菌データは、酪酸産生菌の存在比率に関する情報を含み、前記アンケートデータは、ユーザの健康感に関する情報を含む、前記情報取得部と、
前記N人のユーザの中からユーザに関する条件に合致するM人(Mは2以上N以下の整数を表す。)のユーザそれぞれについて、ヒト常在細菌データ及びアンケートデータを抽出する菌叢データ抽出部と、
前記M人のユーザそれぞれのアンケートデータに基づき、前記M人のユーザを健康感が高い群と健康感が低い群とに分類し、前記健康感が高い群に属するユーザの酪酸産生菌の存在比率及び/又は前記健康感が低い群に属するユーザの酪酸産生菌の存在比率に基づき、酪酸産生菌の存在比率に関する閾値を設定する閾値設定部と、
前記ユーザに関する条件に合致する調査対象のユーザ(対象ユーザ)の酪酸産生菌の存在比率が前記閾値未満である場合、前記対象ユーザの健康感が低いと判定し、前記閾値以上である場合、前記対象ユーザの健康感が高いと判定する健康感判定部と、
前記判定結果に基づき、前記対象ユーザに対する、酪酸産生菌の存在比率の増加に資する食品及び/又は機能性素材の摂食に関する提案を生成する提案生成部と
して機能させるためのプログラム。
〔13〕
前記閾値は、(i)前記健康感が高い群に属するユーザの酪酸産生菌の存在比率の平均値若しくは最低値、(ii)前記健康感が低い群に属するユーザの酪酸産生菌の存在比率の最高値、90%点の値、若しくは平均値、または、(iii)前記健康感が高い群に属するユーザの酪酸産生菌の存在比率の平均値と前記健康感が低い群に属するユーザの酪酸産生菌の存在比率の平均値との間の平均値である、上記〔12〕に記載のプログラム。
〔14〕
前記酪酸産生菌の存在比率は、ブチリシコッカス(Butyricicoccus)属細菌及び/又はフィーカリバクテリウム(Faecalibacterium)属細菌の存在比率である、上記〔12〕又は〔13〕に記載のプログラム。
〔15〕
前記酪酸産生菌の存在比率の増加に資する食品及び/又は機能性素材の摂食に関する提案は、緑黄色野菜の積極的摂取、シンバイオティクスの実践、プロバイオティクスの実践、プレバイオティクスの実践、納豆及び豆腐・豆乳等の積極的摂取、可溶性コーンファイバーの積極的摂取、及び地中海食の積極的摂取のうちの少なくとも1つを含む、上記〔12〕〜〔14〕のいずれか1項に記載のプログラム。
〔16〕
前記ユーザに関する条件は、ユーザの所定の年齢範囲及び/又は性別である、上記〔12〕〜〔15〕のいずれか1項に記載のプログラム。
本発明は、食品及び/又は機能性素材を提案する情報処理装置、方法、及びコンピュータプログラムを提供する。
「健康感」には、被験者のフレイルに関する状態、被験者が日常生活に制限を感じている健康状態(例えば、図8Cの質問1の結果から判断するもの)、及び、被験者の客観的な健康状態(例えば、図8Cの質問2の結果から判断するもの)等が含まれる。
「日常生活に制限を感じている状態」を「フレイルリスク」ともいい、被験者の「健康感が高い」ことは、被験者が「フレイルを患っていない」とも判断でき、被験者の「健康感が低い」ことは、被験者が「フレイルを患っている」とも判断できる。
「健康感の向上」は「フレイルの改善」を含む。
「フレイル」とは、生理的予備能が低下することでストレスに対する脆弱性が亢進し、生活機能障害、要介護状態、死亡などの転帰に陥りやすい状態で、筋力の低下により動作の俊敏性が失われて転倒しやすくなるような身体的問題のみならず、認知機能障害やうつなどの精神・心理的問題などを含む概念である。
次に、図面を用いて本発明の一実施形態に係る情報処理装置、方法、及びプログラムに関して以下説明する。図1は、本実施形態に係る情報処理装置10を含む情報処理システム1の概略構成図である。なお、以下では被験者は「ユーザ」と称される。
(酪酸産生菌の存在比率)=検出された酪酸産生菌÷検出されたヒト常在細菌
ユーザの属性:年齢、性別、住所地、職業等
生活習慣:家族構成、仕事の種類、生活環境、食事習慣(採便前1週間に食した物)、食趣向、運動頻度、睡眠充足度
体質・病歴:体質(BMI値を含む)及び病歴
検査時(採便時)の状態:採便時の状態、薬歴、及び精神状態
(1)日常生活に制限を感じる人の割合(図8Cの質問1〜2)
・あり 59人(86.8%)
・なし 9人(13.2%)
(2)自分が健康であるという自覚の程度の割合(図8Cの質問3)
・よい 22人(38.8%)
・まあよい 21人(35.3%)
・ふつう 22人(21.2%)
・あまりよくない 3人(4.7%)
・よくない 0人(0%)
(3)自立している程度の割合(無効回答3人)(図8Cの質問4)
・要介護2未満 65人(100%)
・要介護2以上 0人(0%)
10 情報処理装置
20 ネットワーク
30 ユーザ機器
40 検査機関
101 情報取得部
102 菌叢データ抽出部
103 閾値設定部
104 健康感判定部
105 提案生成部
110 記憶部
111 菌叢DB
112 質問DB
113 閾値DB
Claims (16)
- N人(Nは2以上の整数を表す。)のユーザに関するヒト常在細菌データ及びアンケートデータを取得する情報取得部であって、前記ヒト常在細菌データは、酪酸産生菌の存在比率に関する情報を含み、前記アンケートデータは、ユーザの健康感に関する情報を含む、前記情報取得部と、
前記N人のユーザの中からユーザに関する条件に合致するM人(Mは2以上N以下の整数を表す。)のユーザそれぞれについて、ヒト常在細菌データ及びアンケートデータを抽出する菌叢データ抽出部と、
前記M人のユーザそれぞれのアンケートデータに基づき、前記M人のユーザを健康感が高い群と健康感が低い群とに分類し、前記健康感が高い群に属するユーザの酪酸産生菌の存在比率及び/又は前記健康感が低い群に属するユーザの酪酸産生菌の存在比率に基づき、酪酸産生菌の存在比率に関する閾値を設定する閾値設定部と、
前記ユーザに関する条件に合致する調査対象のユーザ(対象ユーザ)の酪酸産生菌の存在比率が前記閾値未満である場合、前記対象ユーザの健康感が低いと判定し、前記閾値以上である場合、前記対象ユーザの健康感が高いと判定する健康感判定部と、
前記判定結果に応じて、前記対象ユーザに対する、酪酸産生菌の存在比率の維持及び/又は増加に資する食品及び/又は機能性素材の摂食に関する提案を生成する提案生成部と
を備えた情報処理装置。 - 前記閾値は、(i)前記健康感が高い群に属するユーザの酪酸産生菌の存在比率の平均値若しくは最低値、(ii)前記健康感が低い群に属するユーザの酪酸産生菌の存在比率の最高値、90%点の値、若しくは平均値、または、(iii)前記健康感が高い群に属するユーザの酪酸産生菌の存在比率の平均値と前記健康感が低い群に属するユーザの酪酸産生菌の存在比率の平均値との間の平均値である、請求項1に記載の装置。
- 前記酪酸産生菌の存在比率は、ブチリシコッカス(Butyricicoccus)属細菌及び/又はフィーカリバクテリウム(Faecalibacterium)属細菌の存在比率である、請求項1又は2に記載の装置。
- 前記酪酸産生菌の存在比率の増加に資する食品及び/又は機能性素材の摂食に関する提案は、緑黄色野菜の積極的摂取、シンバイオティクスの実践、プロバイオティクスの実践、プレバイオティクスの実践、納豆及び豆腐・豆乳等の積極的摂取、可溶性コーンファイバーの積極的摂取、並びに地中海食の積極的摂取からなる群から選ばれる少なくとも1つを含む、請求項1〜3のいずれか1項に記載の装置。
- 前記ユーザに関する条件は、ユーザの所定の年齢範囲及び/又は性別である、請求項1〜4のいずれか1項に記載の装置。
- 請求項1〜5のいずれか1項に記載の情報処理装置による、食品及び/又は機能性素材に関する提案を実施する方法であって、
調査対象のユーザ(対象ユーザ)に関するヒト常在細菌データに関する情報を受信するステップであって、前記ヒト常在細菌データは、酪酸産生菌の存在比率に関する情報を含む、ステップと、
前記対象ユーザの酪酸産生菌の存在比率が前記閾値未満である場合、前記対象ユーザの健康感が低いと判定し、前記閾値以上である場合、前記対象ユーザの健康感が高いと判定するステップと、
前記判定結果に応じて、前記対象ユーザに対する、酪酸産生菌の存在比率の維持及び/又は増加に資する食品及び/又は機能性素材の摂食に関する提案を生成するステップと
を具備する前記方法。 - 酪酸産生菌の存在比率の増加に資する食品及び/又は機能性素材に関する提案を実施する方法であって、
コンピュータにより、N人(Nは2以上の整数を表す。)のユーザに関するヒト常在細菌データ及びアンケートデータを取得するステップであって、前記ヒト常在細菌データは、酪酸産生菌の存在比率に関する情報を含み、前記アンケートデータは、ユーザの健康感に関する情報を含む、ステップと、
コンピュータにより、前記N人のユーザの中からユーザに関する条件に合致するM人(Mは2以上N以下の整数を表す。)のユーザそれぞれについて、ヒト常在細菌データ及びアンケートデータを抽出するステップと、
コンピュータにより、前記M人のユーザそれぞれのアンケートデータに基づき、前記M人のユーザを健康感が高い群と健康感が低い群とに分類し、前記健康感が高い群に属するユーザの酪酸産生菌の存在比率及び/又は前記健康感が低い群に属するユーザの酪酸産生菌の存在比率に基づき、酪酸産生菌の存在比率に関する閾値を設定するステップと、
コンピュータにより、前記ユーザに関する条件に合致する調査対象のユーザ(対象ユーザ)の酪酸産生菌の存在比率が前記閾値未満である場合、前記対象ユーザの健康感が低いと判定し、前記閾値以上である場合、前記対象ユーザの健康感が高いと判定するステップと、
コンピュータにより、前記判定結果に応じて、前記対象ユーザに対する、酪酸産生菌の存在比率の増加に資する食品及び/又は機能性素材の摂食に関する提案を生成するステップと
を具備する前記方法。 - 前記閾値は、(i)前記健康感が高い群に属するユーザの酪酸産生菌の存在比率の平均値若しくは最低値、(ii)前記健康感が低い群に属するユーザの酪酸産生菌の存在比率の最高値、90%点の値、若しくは平均値、または、(iii)前記健康感が高い群に属するユーザの酪酸産生菌の存在比率の平均値と前記健康感が低い群に属するユーザの酪酸産生菌の存在比率の平均値との間の平均値である、請求項7に記載の方法。
- 前記酪酸産生菌の存在比率は、ブチリシコッカス(Butyricicoccus)属細菌及び/又はフィーカリバクテリウム(Faecalibacterium)属細菌の存在比率である、請求項7又は8に記載の方法。
- 前記酪酸産生菌の存在比率の増加に資する食品及び/又は機能性素材の摂食に関する提案は、緑黄色野菜の積極的摂取、シンバイオティクスの実践、プロバイオティクスの実践、プレバイオティクスの実践、納豆及び豆腐・豆乳等の積極的摂取、可溶性コーンファイバーの積極的摂取、並びに地中海食の積極的摂取からなる群から選ばれる少なくとも1つを含む、請求項7〜9のいずれか1項に記載の方法。
- 前記ユーザに関する条件は、ユーザの所定の年齢範囲及び/又は性別である、請求項7〜10のいずれか1項に記載の方法。
- コンピュータを、
N人(Nは2以上の整数を表す。)のユーザに関するヒト常在細菌データ及びアンケートデータを取得する情報取得部であって、前記ヒト常在細菌データは、酪酸産生菌の存在比率に関する情報を含み、前記アンケートデータは、ユーザの健康感に関する情報を含む、前記情報取得部と、
前記N人のユーザの中からユーザに関する条件に合致するM人(Mは2以上N以下の整数を表す。)のユーザそれぞれについて、ヒト常在細菌データ及びアンケートデータを抽出する菌叢データ抽出部と、
前記M人のユーザそれぞれのアンケートデータに基づき、前記M人のユーザを健康感が高い群と健康感が低い群とに分類し、前記健康感が高い群に属するユーザの酪酸産生菌の存在比率及び/又は前記健康感が低い群に属するユーザの酪酸産生菌の存在比率に基づき、酪酸産生菌の存在比率に関する閾値を設定する閾値設定部と、
前記ユーザに関する条件に合致する調査対象のユーザ(対象ユーザ)の酪酸産生菌の存在比率が前記閾値未満である場合、前記対象ユーザの健康感が低いと判定し、前記閾値以上である場合、前記対象ユーザの健康感が高いと判定する健康感判定部と、
前記判定結果に基づき、前記対象ユーザに対する、酪酸産生菌の存在比率の増加に資する食品及び/又は機能性素材の摂食に関する提案を生成する提案生成部と
して機能させるためのプログラム。 - 前記閾値は、(i)前記健康感が高い群に属するユーザの酪酸産生菌の存在比率の平均値若しくは最低値、(ii)前記健康感が低い群に属するユーザの酪酸産生菌の存在比率の最高値、90%点の値、若しくは平均値、または、(iii)前記健康感が高い群に属するユーザの酪酸産生菌の存在比率の平均値と前記健康感が低い群に属するユーザの酪酸産生菌の存在比率の平均値との間の平均値である、請求項12に記載のプログラム。
- 前記酪酸産生菌の存在比率は、ブチリシコッカス(Butyricicoccus)属細菌及び/又はフィーカリバクテリウム(Faecalibacterium)属細菌の存在比率である、請求項12又は13に記載のプログラム。
- 前記酪酸産生菌の存在比率の増加に資する食品及び/又は機能性素材の摂食に関する提案は、緑黄色野菜の積極的摂取、シンバイオティクスの実践、プロバイオティクスの実践、プレバイオティクスの実践、納豆及び豆腐・豆乳等の積極的摂取、可溶性コーンファイバーの積極的摂取、及び地中海食の積極的摂取のうちの少なくとも1つを含む、請求項12〜14のいずれか1項に記載のプログラム。
- 前記ユーザに関する条件は、ユーザの所定の年齢範囲及び/又は性別である、請求項12〜15のいずれか1項に記載のプログラム。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018124239 | 2018-06-29 | ||
JP2018124239 | 2018-06-29 | ||
PCT/JP2019/017860 WO2020003733A1 (ja) | 2018-06-29 | 2019-04-26 | 腸内細菌の検査法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPWO2020003733A1 JPWO2020003733A1 (ja) | 2020-12-17 |
JP6824550B2 true JP6824550B2 (ja) | 2021-02-03 |
Family
ID=68984803
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2020527241A Active JP6824550B2 (ja) | 2018-06-29 | 2019-04-26 | 腸内細菌の検査法 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6824550B2 (ja) |
WO (1) | WO2020003733A1 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7199118B2 (ja) * | 2020-01-27 | 2023-01-05 | 株式会社メタジェン | 情報処理システム |
JPWO2023120345A1 (ja) * | 2021-12-23 | 2023-06-29 | ||
JP2023158887A (ja) * | 2022-04-19 | 2023-10-31 | アニコム ホールディングス株式会社 | フード提案システム及びフード提案方法 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPWO2007114378A1 (ja) * | 2006-03-31 | 2009-08-20 | 日本製紙ケミカル株式会社 | 飲食用組成物 |
GB0903016D0 (en) * | 2009-02-23 | 2009-04-08 | Univ Gent | Method for alleviating intestinal problems and novel bacterial strains therefor |
JP2012165716A (ja) * | 2011-02-16 | 2012-09-06 | Infocom Corp | 腸内常在菌解析情報を基にした食事支援システム |
US20180226144A1 (en) * | 2015-08-12 | 2018-08-09 | Yaegaki Bio-Industry, Inc. | Information processing apparatus, information processing method, and non-transitory computer readable storage medium |
-
2019
- 2019-04-26 WO PCT/JP2019/017860 patent/WO2020003733A1/ja active Application Filing
- 2019-04-26 JP JP2020527241A patent/JP6824550B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
WO2020003733A1 (ja) | 2020-01-02 |
JPWO2020003733A1 (ja) | 2020-12-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
Sotos-Prieto et al. | Design and development of an instrument to measure overall lifestyle habits for epidemiological research: the Mediterranean Lifestyle (MEDLIFE) index | |
JP6824550B2 (ja) | 腸内細菌の検査法 | |
Herman et al. | Dietary habits of 2-to 9-year-old American children are associated with gut microbiome composition | |
Joyce et al. | DASH diet and prevalent metabolic syndrome in the Hispanic Community Health Study/Study of Latinos | |
Maldonado-Contreras et al. | Associations between diet, the gut microbiome, and short-chain fatty acid production among older Caribbean Latino adults | |
Schickenberg et al. | Are the Dutch acquainted with and willing to try healthful food products? The role of food neophobia | |
JP2012165716A (ja) | 腸内常在菌解析情報を基にした食事支援システム | |
Dijkstra et al. | Misperception of self-reported adherence to the fruit, vegetable and fish guidelines in older Dutch adults | |
Lazarou et al. | Dietary patterns analysis using data mining method. An application to data from the CYKIDS study | |
Lynch et al. | Food group categories of low-income African American women | |
Buckland et al. | Towards a satiety map of common foods: Associations between perceived satiety value of 100 foods and their objective and subjective attributes | |
JP2019200687A (ja) | 腸内細菌の検査法 | |
González-Vallejo et al. | Evaluation of breakfast cereals with the current nutrition facts panel (NFP) and the Food and Drug Administration’s NFP proposal | |
El Kinany et al. | Modified Mediterranean diet score adapted to a southern Mediterranean population and its relation to overweight and obesity risk | |
Saito et al. | The frequency of cooking dinner at home and its association with nutrient intake adequacy among married young-to-middle-aged Japanese women: the POTATO Study | |
Mudryj et al. | Nutritional implications of dietary gluten avoidance among Canadians: results from the 2015 Canadian Community Health Survey | |
Lelovics et al. | Results of nutritional screening in institutionalized elderly in Hungary | |
Silva et al. | Dietary and nutrient intake among participants of a Brazilian health promotion programme: a cross-sectional study | |
Atanasova et al. | Body mass index and food frequency intake of foreign medical students | |
Martín Payo et al. | Adherence to healthy diet and physical activity in clinical patients | |
Parhizgar et al. | Validity and reliability assessments of a 16-item food frequency questionnaire as a probiotic and prebiotic consumption scale in people aged 20 to 40 years in Tehran | |
Haakma et al. | High prevalence of nutrition risk among community living older people in Woerden, the Netherlands | |
Borke et al. | Eating a larger number of high-salt foods is not associated with short-term risk of acute decompensation in patients with chronic heart failure | |
De Vito et al. | Shared and ethnic background site-specific dietary patterns in the Hispanic Community Health Study/Study of Latinos (HCHS/SOL) | |
Qasrawi et al. | Cluster analysis for food group consumption patterns in a national sample of Palestinian schoolchildren: Evidence from HBSC Survey 2013-2014 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20200729 |
|
A871 | Explanation of circumstances concerning accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871 Effective date: 20200729 |
|
AA64 | Notification of invalidation of claim of internal priority (with term) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A241764 Effective date: 20200811 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20200819 |
|
A975 | Report on accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005 Effective date: 20201028 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20201215 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20210105 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6824550 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |