JP6819869B2 - ストレージ装置、プログラム、情報処理方法 - Google Patents

ストレージ装置、プログラム、情報処理方法 Download PDF

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Description

本発明は、ストレージ装置、プログラム、情報処理方法に関し、特に、同一内容のデータの重複記憶を排除するストレージ装置、プログラム、情報処理方法に関する。
莫大なデータを効率的に取り扱うための技術として、重複記憶を排除する機能を有するストレージ装置が知られている。
上記のような重複排除を行うストレージシステムの場合、新規のデータは、例えば、格納する領域の最後に追加されていくことになる。そのため、後にデータを読み出す際には、記憶装置全体に拡散したデータを読み出すべく、膨大な数のディスク操作をしなければならない場合があった。
上記問題に対処するための技術として、例えば、特許文献1がある。特許文献1には、データ分割手段と、ブロック検出手段と、データ書き込み手段と、を有するストレージ装置が記載されている。特許文献1によると、上記ブロック検出手段は、分割したデータブロックのうち書き込み対象データ中の所定範囲を構成する連続する複数のデータブロックと、記憶装置に既に連続して記憶されている所定範囲の複数のデータブロックと、の共通部分の割合を表す共通割合を検出する。また、データ書き込み手段は、ブロック検出手段にて検出した共通割合に応じて、分割したデータブロックを、新たに記憶装置に記憶する。特許文献1によると、このような構成により、共通割合が例えば所定の閾値より小さい場合にのみ、記憶装置に新たにデータブロックを書き込むよう制御することが出来る。その結果、特許文献1によると、重複排除を行いつつ、記憶装置内の記憶領域全体に対するデータブロックの拡散を抑制することが出来る。これにより、読出し性能が低下することを抑制することが可能となる。
特表2013−541055号公報
データを高速に読み出すため、特許文献1に記載されているような重複記憶を排除する機能を有するストレージ装置などにおいては、ハードディスクなどから先読みしたデータをバッファなどの記憶装置に格納しておき、バッファに格納されたデータを利用することがある。しかしながら、バッファに格納可能なデータの容量は限られている。そのため、例えば、読み込み対象のデータが属する世代が変化するタイミングなどにおいて、バッファに格納されたデータを破棄することが行われていた。その結果、一度バッファに読み出したデータを再度必要とする際に、当該データがバッファから既に追い出されており、再度ディスクから読み出す必要が生じるおそれがある、という問題が生じていた。
このように、重複記憶を排除する機能を有するストレージ装置においては、効率的に必要なデータを取得することが難しく、読み出し性能の低下を抑制することが難しい、という問題が生じていた。
そこで、本発明の目的は、上述した課題である、重複記憶を排除する機能を有するストレージ装置においては、効率的に必要なデータを取得することが難しく、読み出し性能の低下を抑制することが難しい、という問題を解決することの出来るストレージ装置、プログラム、情報処理方法を提供することにある。
かかる目的を達成するため本発明の一形態であるストレージ装置は、
複数世代のデータを重複排除して記憶するデータ記憶部と、
前記データ記憶部から読み出されたデータを一時的に記憶する一時データ記憶部と、
前記データ記憶部が記憶するデータを読み出して前記一時データ記憶部に記憶させるとともに、前記一時データ記憶部からデータを読み出すデータ読出制御部と、
保存対象データを重複排除して前記データ記憶部に記憶させる際に、前記保存対象データのうち各世代のデータが占める割合を算出する割合算出部と、
を有し、
前記データ読出制御部は、前記保存対象データを復元する際に、当該保存対象データのうち各世代のデータが占める割合に基づいて、前記一時データ記憶部に記憶する世代ごとのデータの記憶状況を制御する
という構成を採る。
また、本発明の他の形態であるプログラムは、
複数世代のデータを重複排除して記憶するデータ記憶部と、前記データ記憶部から読み出されたデータを一時的に記憶する一時データ記憶部と、を有するストレージ装置に、
前記データ記憶部が記憶するデータを読み出して前記一時データ記憶部に記憶させるとともに、前記一時データ記憶部からデータを読み出すデータ読出制御手段と、
保存対象データを重複排除して前記データ記憶部に記憶させる際に、前記保存対象データのうち各世代のデータが占める割合を算出する割合算出手段と、
を実現させ、
前記データ読出制御手段は、前記保存対象データを復元する際に、当該保存対象データのうち各世代のデータが占める割合に基づいて、前記一時データ記憶部に記憶する世代ごとのデータの記憶状況を制御する
処理を実現させるためのプログラムである。
また、本発明の他の形態である情報処理方法は、
複数世代のデータを重複排除して記憶するデータ記憶部と、前記データ記憶部から読み出されたデータを一時的に記憶する一時データ記憶部と、を有するストレージ装置が、
前記データ記憶部が記憶するデータを読み出して前記一時データ記憶部に記憶させるとともに、前記一時データ記憶部からデータを読み出し、
保存対象データを重複排除して前記データ記憶部に記憶させる際に、前記保存対象データのうち各世代のデータが占める割合を算出し、
前記保存対象データを復元する際に、当該保存対象データのうち各世代のデータが占める割合に基づいて、前記一時データ記憶部に記憶する世代ごとのデータの記憶状況を制御する
という構成を採る。
本発明は、以上のように構成されることにより、重複記憶を排除する機能を有するストレージ装置において、読み出し性能の低下を抑制することが難しい、という問題を解決することの出来るストレージ装置、プログラム、情報処理方法を提供することが可能となる。
システム全体の構成の一例を示すブロック図である。 図1で示すストレージシステムの構成の概略を示すブロック図である。 図1で示すストレージシステムの構成の一例を示す機能ブロック図である。 図1で示すストレージシステムにおけるデータ書き込み処理の一例を説明するための図である。 図1で示すストレージシステムにおけるデータ書き込み処理の一例を説明するための図である。 図3で示すデータ読み出し手段が先読みする様子の一例を示す図である。 重複率と先読みの有無の関係の一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態におけるストレージシステムによるデータ読み出し処理の一例を示すフローチャートである。 図7で示すフラグメントを読み込む処理の詳細な一例を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係るストレージ装置の構成の一例を示すブロック図である。
[第1の実施形態]
本発明の第1の実施形態を、図1乃至図9を参照して説明する。図1は、システム全体の構成の一例を示すブロック図である。図2は、ストレージシステム1の構成の概略を示すブロック図である。図3は、ストレージシステム1の構成の一例を示す機能ブロック図である。図4、図5は、ストレージシステム1におけるデータの書き込み処理の一例を説明するための図である。図6は、データ読み出し手段が先読みする様子の一例を示す図である。図7は、重複率と先読みの有無の関係の一例を示す図である。図8、図9は、ストレージシステム1によるデータ読み出し処理の一例を示すフローチャートである。
第1の実施形態では、プリフェッチバッファ16を効率的に利用することで読み出し性能が低下することを抑制する、重複排除機能を有するストレージシステム1について説明する。本実施形態におけるストレージシステム1は、読み出し要求を受信すると、一連のデータブロックを復元するとともに、復元したデータブロックを連結して読み出し対象のファイルを復元する。この際、ストレージシステム1は、データブロックに基づいて生成された複数のフラグメントデータをディスク装置15から取得して、取得したフラグメントデータに基づいてデータブロックを復元する。本実施形態におけるストレージシステム1は、ディスク装置15からフラグメントデータを取得する際に、予めディスク装置15から先読みしてプリフェッチバッファ16に格納されているフラグメントデータも活用して、必要なフラグメントデータを取得する。また、後述するように、ストレージシステム1は、予めフラグメントデータの格納時に算出されている、読み出し対象のファイル(保存対象データ)のうち各世代のデータが占める割合に基づいて、プリフェッチバッファ16に格納する情報を制御する。このように、読み出し対象のファイルのうち各世代のデータが占める割合に基づいてプリフェッチバッファ16に格納する情報を制御することで、必要性の高い情報をプリフェッチバッファ16に格納することが可能となり、先読みしたデータを有効的に活用することが可能となる。その結果、重複記憶を排除する機能を有するストレージ装置において、読み出し性能の低下を抑制することが可能となる。
図1を参照すると、本実施形態におけるストレージシステム1は、ネットワークNを介してバックアップ処理を制御するバックアップシステム4に接続している。そして、バックアップシステム4は、ネットワークNを介して接続されたバックアップ対象装置5に格納されているバックアップ対象データ(書き込み対象となるデータ)を取得し、ストレージシステム1に対して記憶するよう要求する。これにより、ストレージシステム1は、記憶要求されたバックアップ対象データをバックアップ用に記憶する。
図2に示すように、本実施形態におけるストレージシステム1は、複数のサーバコンピュータが接続された構成を採っている。具体的に、ストレージシステム1は、ストレージシステム1自体における記憶再生動作を制御するサーバコンピュータであるアクセラレータノード2と、データを格納する記憶装置を備えたサーバコンピュータであるストレージノード3と、を備えている。なお、アクセラレータノード2の数とストレージノード3の数は、図2に示したものに限定されない。アクセラレータノード2やストレージノード3の数は、1つであっても構わないし、2つ以上の任意の数であっても構わない。
さらに、本実施形態におけるストレージシステム1は、データを分割及び冗長化し、分散して複数の記憶装置に記憶する。ストレージシステム1がデータを記憶する際の処理については、後述する。
なお、以下では、ストレージシステム1が1つのシステムであるとして、当該ストレージシステム1が備えている構成及び機能を説明する。つまり、以下に説明するストレージシステム1が有する構成及び機能は、アクセラレータノード2あるいはストレージノード3のいずれに備えられていてもよい。なお、ストレージシステム1は、図2に示すように、必ずしもアクセラレータノード2とストレージノード3とを備えていることに限定されず、いかなる構成であってもよく、例えば、1台のコンピュータにて構成されていてもよい。
図3に、本実施形態におけるストレージシステム1(ストレージ装置)の構成の一例を示す。図3を参照すると、ストレージシステム1は、データ書き込み手段11と、重複率算出手段12(割合算出部)と、データ読み出し手段13(データ読出制御部の一部)と、データ格納領域制御手段14(データ読出制御部の一部)と、ディスク装置15(データ記憶部)と、プリフェッチバッファ16(一時データ記憶部)と、を有している。ストレージシステム1は、例えば、所定の演算処理を行う図示しない演算装置と図示しない記憶装置とを有しており、記憶装置に格納されたプログラムを演算装置が実行することで上記各手段を実現する。
なお、実際には、上述したストレージシステム1が備える構成は、図2に示したアクセラレータノード2及びストレージノード3がそれぞれ備えているCPU(Central Processing Unit)などの演算装置やハードディスクなどの記憶装置にて構成されている。
データ書き込み手段11は、ファイルの書き込み要求に応じて、重複排除したデータをディスク装置15に格納する。
例えば、図4を参照すると、ストレージシステム1は、書き込み要求されたファイルA(保存対象データ)の入力を受ける。すると、データ書き込み手段11は、ファイルAを所定容量(例えば、64KB)のデータブロックDに分割する。このようにファイルAをデータブロックDに分割することで、重複排除がしやすくなる。
続いて、データ書き込み手段11は、分割したデータブロックDが既にストレージシステム1(ディスク装置15)に書き込まれているか否か確認する。例えば、データ書き込み手段11は、予め設定されたハッシュ関数を用いて、データブロックDのデータ内容に基づき、当該データ内容を代表する固有のハッシュ値を算出する。その後、データ書き込み手段11は、算出されたハッシュ値を用いて、当該ハッシュ値を有するデータブロックがディスク装置15に既に記憶されているか否かを調べる。例えば、このように、データ書き込み手段11は、データブロックDのデータ内容に基づくハッシュ値が既にストレージシステム1に登録されているか否かで重複の有無を確認する。
ストレージシステム1が算出したハッシュ値を既に有している場合、既に同一内容のデータブロックDが格納されていると判断できる。この場合には、データ書き込み手段11は、書き込み要求されたデータブロックDの格納先として、既に格納されている同一内容のデータブロックDの領域を指定することで、当該書き込み要求されたデータブロックDを記憶したこととする。これにより、書き込み要求にかかるデータブロックDを、実際に記憶装置20内に記憶する必要がなくなる。換言すると、既に同一内容のデータブロックDが書き込まれている場合、データ書き込み手段11は後述するフラグメントデータの書き込みを行わないことになる。
一方、書き込み要求にかかるデータブロックDがまだ記憶されていないと判断された場合、データ書き込み手段11は、書き込み要求にかかるデータブロックDを圧縮して、複数の所定の容量のフラグメントデータに分割する。例えば、データ書き込み手段11は、図4の符号D1〜D9に示すように、データブロックDを9つのフラグメントデータに分割する。さらに、データ書き込み手段11は、分割したフラグメントデータのうちいくつかが欠けた場合であっても元となるデータブロックを復元可能なよう、冗長データを生成する。そして、データ書き込み手段11は、生成した冗長データを上記分割したフラグメントデータに追加する。例えば、データ書き込み手段11は、図4の符号D10〜D12に示すように、3つのフラグメントデータ(冗長データ)を追加する。これにより、データ書き込み手段11は、9つのフラグメントデータと、3つの冗長データとにより構成される12個のフラグメントデータからなるデータセットを生成する。
続いて、データ書き込み手段11は、上述したように生成されたデータセットを構成する各フラグメントデータを、記憶装置(ディスク装置15)に形成された各記憶領域に、それぞれ分散して格納する。例えば、データ書き込み手段11は、上記フラグメントデータに基づいて、フラグメントデータが所属するコンポーネントを算出し、算出したコンポーネントにフラグメントデータを格納する。なお、コンポーネントとは、各ストレージノード3(記憶装置)が有する論理概念のことをいい、フラグメントデータはコンポーネントに格納されることになる。また、本実施形態においては、フラグメントデータが所属するコンポーネントの算出方法については、特に限定しない。データ書き込み手段11は、既知の様々な手段を用いてフラグメントデータが所属するコンポーネントを算出することが出来る。
また、データ書き込み手段11は、上記フラグメントデータの書き込みを行うとともに、コンポーネントの構成やフラグメントデータの保存ファイル(世代)や位置を示す情報、冗長情報などの制御情報を含む管理情報を取得する。また、後述するように、データ書き込み手段11は、上述した書き込み要求されたファイルAの書き込みが終わった後、重複率算出手段12から、書き込み要求された保存対象データであるファイルAのうち各世代のデータが占める割合を示す情報を取得する。そして、データ書き込み手段11は、保存対象データであるファイルAのうち各世代のデータが占める割合を示す情報を含む管理情報をコンポーネントが配置されているディスク装置15に格納する。
データ書き込み手段11は、例えば、上記のようにして、重複排除したデータをディスク装置15に格納する。その結果、例えば、図5で示すように、新たな世代のファイルを保存しようとする場合、当該新たな世代で追加・更新されたデータ(差分データ)のみが記憶装置であるディスク装置15に格納されることになる。また、データ書き込み手段11は、保存対象データであるファイルAのうち各世代のデータが占める割合を示す情報を含む管理情報をディスク装置15に格納する。
重複率算出手段12は、データ書き込み手段11が保存対象データであるファイルAを重複排除してディスク装置15に記憶させる際に、保存対象データであるファイルAのうち各世代のデータが占める割合を算出する。そして、保存対象データであるファイルAの書き込みが終了した後、当該ファイルA全体のうち各世代のデータが占める割合を示す情報(例えば、世代ごとの重複率の一覧)をデータ書き込み手段11に送信する。このように、重複率算出手段12は、保存対象データごとに各世代の重複率を算出する。
例えば、重複率算出手段12は、保存対象であるファイルAに含まれる世代nのデータのサイズを保存対象データであるファイルA全体のサイズで除算する。これにより、重複率算出手段12は、世代nの重複率を算出することが出来る。なお、nは任意の値である。重複率算出手段12は、上記処理をファイルAに含まれるデータが属する各世代に対して行う。その結果、重複率算出手段12は、ファイルA全体のうち各世代のデータが占める割合を示す情報を生成することが出来る。
なお、重複率算出手段12は、例えば、データ書き込み手段11と連携して、データ書き込み手段11が書き込み要求されたデータブロックDの格納先として既に格納されている同一内容のデータブロックDの領域を指定する際や、新しくフラグメントデータを書き込む際などごとに、対応する世代の重複率を算出して図示しないメモリなどの記憶装置に格納する。そして、データ書き込み手段11によるファイルAの書き込みが終了した段階で、全体のデータのうちの各世代のデータの重複率を算出する。このように、重複率算出手段12は、例えば、逐次重複率を算出し更新することで、最終的な重複率を算出する。重複率算出手段12は、例えば、データ書き込み手段11が書き込んだデータのサイズとデータが属する世代を図示しないメモリなどで管理しておき、書き込みが終了した段階で全体のデータのうちの各世代のデータの重複率を算出するよう構成しても構わない。
また、重複率算出手段12は、保存対象データであるファイルAのうち各世代のデータが占める割合を算出した後、各世代のデータが占める割合の大きさを世代ごとに比較して順位付けするよう構成しても構わない。この際、重複率算出手段12は、例えば、データが占める割合のより大きい世代がより上位に位置するように順位付けする。なお、データが占める割合の大きさに基づく順位付けは、データ読み出し手段13により行われても構わない。
データ読み出し手段13は、外部装置であるバックアップシステム4などから受信した読み出し要求に応じて、データ書き込み手段11により重複排除した状態で格納されたデータ(保存対象データ)を読み出す。
例えば、データ読み出し手段13は、読み出し要求を受信すると、管理情報を参照して、ディスク装置15又はプリフェッチバッファ16から必要なフラグメントデータを読み出してデータブロックDを復元する。そして、データ読み出し手段13は、上記手段の繰り返しにより複数復元したデータブロックDを連結し、ファイルAなどの一群のデータを復元する。
例えば、データ読み出し手段13は、後述する先読みによりプリフェッチバッファ16に読み出す対象のフラグメントデータが格納されている場合、プリフェッチバッファ16からフラグメントデータを読み出す。一方、プリフェッチバッファ16に読み出す対象のフラグメントデータが格納されていない場合、データ読み出し手段13は、ディスク装置15からフラグメントデータを読み出す。このように、データ読み出し手段13は、ディスク装置15又はプリフェッチバッファ16から必要なフラグメントデータを読み出す。
また、本実施形態におけるデータ読み出し手段13は、ディスク装置15からフラグメントデータを読み出す際に、読み出すフラグメントデータが属する世代のデータ格納領域161が確保されているか否かに基づいて、フラグメントデータの先読みを行うか否か判断する。さらに、データ読み出し手段13は、読み出す対象のフラグメントデータの世代が変わる際に、管理情報に含まれる重複率に基づいて、変わった後の世代用のデータ格納領域161を確保するようデータ格納領域制御手段14に指示するか否か判断する。なお、フラグメントデータの属する世代は、例えば、フラグメントデータの格納位置に応じて判断することが出来る。
例えば、データ読み出し手段13は、読み出す対象のフラグメントデータの世代が変わる際、管理情報を参照して、各世代のデータが占める割合の大きさを世代ごとに比較して順位付けする。この際、データ読み出し手段13は、データが占める割合のより大きい世代がより上位に位置するように順位付けする。又は、データ読み出し手段13は、重複率算出手段12により既に順位付けが行われている情報を含む管理情報を参照する。
続いて、データ読み出し手段13は、変わった後の世代(新たに読み出すフラグメントデータが属する世代)の重複率の大きさが、管理情報に含まれる世代ごとの重複率の中で予め定められた基準より上位(任意の基準で構わない。例えば、3番など)に位置する大きさであるか否か判断する。そして、新たに読み出すフラグメントデータが属する世代の重複率の大きさが、管理情報に含まれる世代ごとの重複率の中で予め定められた基準より上位に位置する大きさであると判断する場合、データ読み出し手段13は、当該新たに読み出すフラグメントデータが属する世代用のデータ格納領域161を確保するようデータ格納領域制御手段14に指示する。つまり、データ読み出し手段13は、新たに読み出す対象のフラグメントデータが属する世代の重複率の大きさが全体の中で基準より上位に位置する大きさであると判断する場合、新しいデータ格納領域161を確保するようデータ格納領域制御手段14に指示する。
また、データ読み出し手段13は、データ格納領域制御手段14によりデータ格納領域161が確保されている世代に属するフラグメントデータを取得する場合、先読みを行う。例えば、データ読み出し手段13は、読み出す対象のフラグメントデータにディスク装置15上で連続する所定の数(任意の数で構わない。例えば、4つなど)の後続フラグメントデータを、例えばバックグラウンドで読み出す。例えば、図6で示す場合、データ読み出し手段13は、読み出し対象のフラグメントデータAをディスク装置15から読み出すとともに、後続するフラグメントデータB、C、D、Eをバックグラウンドで先読みする。このように、データ読み出し手段13は、データ格納領域161が確保されている世代に属するフラグメントデータを読み出す場合、ディスク装置15から読み出す対象のフラグメントデータを取得するとともに、読み出す対象に後続する所定の数(所定範囲)のフラグメントデータを先読みする。そして、データ読み出し手段13は、先読みした所定の数の後続フラグメントデータをプリフェッチバッファ16の対応する世代のデータ格納領域161に格納する。
なお、データ格納領域161は、上述したデータ読み出し手段13によるデータ格納領域制御手段14に対する指示に基づいて確保されることになる。つまり、データ格納領域161は、重複率が予め定められた基準より上位になる世代に対して確保されている。従って、上述した処理を言い換えると、データ読み出し手段13は、重複率の大きさが管理情報に含まれる世代ごとの重複率の中で予め定められた基準より上位になる世代に属するフラグメントデータを読み出す際に先読みする、ということもできる。また、データ読み出し手段13が先読みするかどうかは、重複率算出手段12が算出した重複率(つまり、存対象データであるファイルAのうち各世代のデータが占める割合)に基づいて判断される、ということもできる。
データ格納領域制御手段14は、データ読み出し手段13からの指示に基づいて、プリフェッチバッファ16を制御する。
例えば、データ格納領域制御手段14は、データ読み出し手段13からデータ格納領域161を確保する旨の指示を受信すると、当該指示に応じた世代用のデータ格納領域161を確保する。このように、データ格納領域制御手段14は、データ読み出し手段13からの指示に応じてデータ格納領域161を確保する。
なお、上述したように、データ読み出し手段13は、新たに読み出す対象のフラグメントデータが属する世代の重複率の大きさが保存対象データの重複率全体の中で基準より上位に位置する大きさであると判断する場合、新しいデータ格納領域161を確保するようデータ格納領域制御手段14に指示する。従って、上述した処理を言い換えると、データ格納領域制御手段14は、重複率の大きさが全体の中で基準より上位に位置する大きさである世代用のデータ格納領域161を確保する、ということも出来る。なお、データ格納領域制御手段14は、確保しようとしている世代用のデータ格納領域161が既にプリフェッチバッファ16に確保されている場合、当該世代用のデータ格納領域161を新たに確保しなくて構わない。
このように、データ格納領域制御手段14は、データ読み出し手段13からの指示に基づいて、データ格納領域161を確保する。
以上のように、データ読み出し手段13とデータ格納領域制御手段14とは、互いに連携して、プリフェッチバッファ16にデータ格納領域161を新たに確保したり、確保されたデータ格納領域161に先読みしたフラグメントデータを格納したりする。換言すると、データ読み出し手段13とデータ格納領域制御手段14とから構成されるデータ読出制御手段(データ読出制御部)は、重複率算出手段12が算出した重複率に基づいて、プリフェッチバッファ16に記憶する世代ごとのフラグメントデータの記憶状況を制御する、ということも出来る。
上記処理をまとめると、例えば、図7で示すようになる。図7を参照すると、読み出すファイル(保存対象ファイル)の重複率全体のうち予め定められた基準より上位に位置する世代に対して、ストレージシステム1は、データ格納領域161を確保するとともに、フラグメントデータの先読みを行う。一方、読み出すファイルの重複率全体のうち予め定められた基準以下に位置する世代に対して、ストレージシステム1は、データ格納領域161を確保せず、フラグメントデータの先読みも行わない。例えば、図7の場合、世代Cと世代Bに対してはデータ格納領域161を確保する一方で、それ以外の世代に対してはデータ格納領域161を確保しない。このように、ストレージシステム1は、管理情報に含まれる重複率に応じた制御を行う。
ディスク装置15は、ハードディスクなどの記憶装置である。ディスク装置15には、データブロック単位で重複排除した状態で、フラグメントデータが格納されている。なお、図3では1つのディスク装置15のみが記載されているが、上述したように、実際には、ディスク装置15は、ストレージノード3などがそれぞれ備えているハードディスクなどの記憶装置から構成されている。
プリフェッチバッファ16は、メモリなどの記憶装置である。プリフェッチバッファ16には、世代ごとにデータ格納領域161を確保することが出来る。データ読み出し手段13により先読みされたフラグメントデータは、当該フラグメントデータが属する世代に応じたデータ格納領域161に格納されることになる。このように、プリフェッチバッファ16は、ディスク装置15から読み出されたフラグメントデータを一時的に記憶する。
以上が、ストレージシステム1の構成の一例である。続いて、図8、図9を参照して、ストレージシステム1がディスク装置15からフラグメントデータを読み出す際の流れの一例について説明する。まず、図8を参照して、ストレージシステム1がディスク装置15からフラグメントデータを読み出す際の全体的な流れの一例について説明する。
例えば、ストレージシステム1は、読み出し要求されたバックアップイメージファイルの入力を受ける。すると、データ読み出し手段13は、上記バックアップイメージファイルの開始から順番にデータを読み出す処理を開始する。
例えば、データ読み出し手段13は、ファイルの先頭からデータブロックの復元を試みる。データブロックは複数のフラグメントデータに分割して保存されているため、データ読み出し手段13は、順番にフラグメントデータを読み出すことになる。例えば、データ読み出し手段13は、ディスク装置15から管理情報を取得する。そして、データ読み出し手段13は、取得した管理情報を参照して、当該データブロックに基づいて生成されたフラグメントデータの保存ファイルと位置を特定する(ステップS101)。
続いて、データ読み出し手段13は、上記フラグメントデータを読み出す。まず、データ読み出し手段13は、読み出す対象のフラグメントデータが既に先読みされてプリフェッチバッファ16に格納されているか否か確認する(ステップS102)。
読み出す対象のフラグメントデータがプリフェッチバッファ16に格納されている場合(ステップS102、Yes)、データ読み出し手段13は、当該プリフェッチバッファ16から対象のフラグメントデータを取得する(ステップS103)。換言すると、読み出す対象のフラグメントデータがデータ格納領域161内に保存されている場合、データ読み出し手段13は、ディスク装置15からの読み出しを行わない。
一方、読み出す対象のフラグメントデータがプリフェッチバッファ16に格納されていない場合(ステップS102、No)、データ読み出し手段13は、読み出す対象のフラグメントデータの属する世代が、一つ前に読み出したフラグメントデータの属する世代と同一であるか否か確認する(ステップS105)。なお、データ読み出し手段13は、例えば、管理情報に含まれるフラグメントデータの保存ファイルと位置を示す情報に基づいて、フラグメントデータの世代を判断する。
読み出す対象のフラグメントデータの属する世代が1つ前に読み出したフラグメントデータの属する世代と同一でない場合(ステップS105、No)、つまり、新たな世代のフラグメントを読み出す場合、データ読み出し手段13は、管理情報に含まれる重複率を確認する(ステップS106)。
続いて、データ読み出し手段13は、変わった後の世代の重複率の大きさが、管理情報に含まれる世代ごとの重複率の中で予め定められた基準より上位に位置する大きさであるか否か判断する(ステップS107)。
そして、変わった後の世代の重複率の大きさが、管理情報に含まれる世代ごとの重複率の中で予め定められた基準より上位に位置する大きさであると判断する場合(ステップS107、Yes)、データ読み出し手段13は、当該変わった後の世代用のデータ格納領域161を確保するようデータ格納領域制御手段14に指示する。データ格納領域制御手段14は、上記指示に基づいて対応する世代のデータ格納領域161を確保する(ステップS108)。
変わった後の世代の重複率の大きさが、管理情報に含まれる世代ごとの重複率の中で予め定められた基準以下に位置する大きさであると判断する場合(ステップS107、No)や、ステップS108の処理の後、また、ステップS105で読み出す対象のフラグメントデータの属する世代が1つ前に読み出したフラグメントデータの属する世代と同一であると判断した場合(ステップS105、Yes)、データ読み出し手段13は、ディスク装置15からフラグメントを読み込む(ステップS109)。ステップS109の処理の詳細は後述する。
ステップS109の処理の後、又は、ステップS103の処理の後、データ読み出し手段13は、読み出す対象のフラグメントデータを全て読み出したか否か確認する。読み出す対象のフラグメントデータを全て読み出した場合(ステップS104、Yes)、データ読み出し手段13は、処理を終了する。一方、読み出す対象のフラグメントデータがまだ残っている場合、データ読み出し手段13は、次のフラグメントデータの読み出しに進む。
以上が、ストレージシステム1がディスク装置15からフラグメントデータを読み出す際の全体的な流れの一例である。続いて、図9を参照して、ステップS109の処理についてより詳細に説明する。
図9を参照すると、データ読み出し手段13は、ディスク装置15から読み出す対象のフラグメントデータを読み出す(ステップS201)。
また、データ読み出し手段13は、上記ステップS201で読み出したフラグメントデータが属する世代用のデータ格納領域161がプリフェッチバッファ16に確保されているか否か確認する(ステップS202)。
ステップS201で読み出したフラグメントデータが属する世代用のデータ格納領域161が確保されていない場合(ステップS202、No)、データ読み出し手段13は、先読みを行わない。一方、ステップS201で読み出したフラグメントデータが属する世代用のデータ格納領域161が確保されている場合(ステップS202、Yes)、データ読み出し手段13は、読み出す対象のフラグメントデータにディスク装置15上で連続する所定の数の後続フラグメントデータを、例えばバックグラウンドで先読みする。そして、データ読み出し手段13は、先読みした所定の数の後続フラグメントデータをプリフェッチバッファ16の対応する世代のデータ格納領域161に格納する(ステップS203)。
以上が、図7のステップS109の詳細な一例である。
このように、本実施形態におけるストレージシステム1は、重複率算出手段12とデータ読み出し手段13とデータ格納領域制御手段14とを有している。このような構成により、重複率算出手段12が算出した重複率に基づいて、データ格納領域制御手段14がデータ格納領域161を確保するとともに、データ読み出し手段13が先読みを行うことが出来る。その結果、データが多く格納されている可能性が高いと判断される世代に対して先読みを行うことが可能となる。これにより、重複記憶を排除する機能を有するストレージシステム1において、効率的な読み出しを行うことが可能となり、読み出し性能の低下を抑制することが可能となる。
なお、本実施形態においては、データ格納領域制御手段14がデータ格納領域161を確保するか否か、データ読み出し手段13が先読みを行うか否かは、重複率算出手段12が算出した重複率の順位に基づいて判断されるとした。しかしながら、データ読み出し手段13は、例えば、重複率の大きさに基づいて(例えば、0.3以上など)先読みを行うか否か判断するよう構成しても構わない。データ格納領域制御手段14も、重複率の大きさに基づいてデータ格納領域を確保するか否か判断するよう構成しても構わない。
[第2の実施形態]
次に、図10を参照して、本発明の第2の実施形態について説明する。第2の実施形態では、ストレージ装置6の構成の概要について説明する。
図10を参照すると、ストレージ装置6は、データ記憶部61と、一時データ記憶部62と、割合算出部63と、データ読出制御部64と、を有している。例えば、ストレージ装置6は、図示しない演算装置と図示しない記憶装置と有しており、記憶装置に格納されたプログラムを演算装置が実行することで、上記割合算出部63とデータ読出制御部64を実現する。
データ記憶部61は、ハードディスクなどの記憶装置である。データ記憶部61は、複数世代のデータを重複排除して記憶している。
一時データ記憶部62は、メモリなどの記憶装置である。一時データ記憶部62は、データ記憶部61から読み出されたデータを一時的に記憶する。
割合算出部63は、保存対象データを重複排除してデータ記憶部61に記憶させる際に、保存対象データのうち各世代のデータが占める割合を算出する。
データ読出制御部64は、データ記憶部61が記憶するデータを読み出して一時データ記憶部62に記憶させる。また、データ読出制御部64は、一時データ記憶部62からデータを読み出す。このように、データ読出制御部64は、データ記憶部61が記憶するデータを読み出して一時データ記憶部62に記憶させるとともに、一時データ記憶部62からデータを読み出す。
さらに、データ読出制御部64は、保存対象データを復元する際に、当該保存対象データのうち各世代のデータが占める割合に基づいて、一時データ記憶部62に記憶する世代ごとのデータの記憶状況を制御する。
このように、本実施形態におけるストレージ装置6は、データ読出制御部64を有している。このような構成により、データ読出制御部64は、割合算出部63が算出した算出結果に基づいて、一時データ記憶部62に記憶するデータを制御することが出来る。その結果、一時データ記憶部62を効率的に活用することが可能となる。これにより、重複記憶を排除する機能を有するストレージシステム1において、効率的な読み出しを行うことが可能となり、読み出し性能の低下を抑制することが可能となる。
また、上述したストレージ装置6は、当該ストレージ装置6に所定のプログラムが組み込まれることで実現できる。具体的に、本発明の他の形態であるプログラムは、複数世代のデータを重複排除して記憶するデータ記憶部61と、データ記憶部61から読み出されたデータを一時的に記憶する一時データ記憶部62と、を有するストレージ装置6に、データ記憶部61が記憶するデータを読み出して一時データ記憶部62に記憶させるとともに、一時データ記憶部62からデータを読み出すデータ読出制御手段(データ読出制御部64)と、保存対象データを重複排除してデータ記憶部61に記憶させる際に、保存対象データのうち各世代のデータが占める割合を算出する割合算出手段(割合算出部63)と、を実現させ、データ読出制御手段は、保存対象データを復元する際に、当該保存対象データのうち各世代のデータが占める割合に基づいて、一時データ記憶部62に記憶する世代ごとのデータの記憶状況を制御する、プログラムである。
また、上述したストレージ装置6により実行される情報処理方法は、複数世代のデータを重複排除して記憶するデータ記憶部61と、データ記憶部61から読み出されたデータを一時的に記憶する一時データ記憶部62と、を有するストレージ装置6が、データ記憶部61が記憶するデータを読み出して一時データ記憶部62に記憶させるとともに、一時データ記憶部62からデータを読み出し、保存対象データを重複排除してデータ記憶部61に記憶させる際に、保存対象データのうち各世代のデータが占める割合を算出し、保存対象データを復元する際に、当該保存対象データのうち各世代のデータが占める割合に基づいて、一時データ記憶部62に記憶する世代ごとのデータの記憶状況を制御する、という方法である。
上述した構成を有する、プログラム、又は、情報処理方法、の発明であっても、上記ストレージ装置6と同様の作用を有するために、上述した本発明の目的を達成することが出来る。
<付記>
上記実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうる。以下、本発明におけるストレージ装置などの概略を説明する。但し、本発明は、以下の構成に限定されない。
(付記1)
複数世代のデータを重複排除して記憶するデータ記憶部と、
前記データ記憶部から読み出されたデータを一時的に記憶する一時データ記憶部と、
前記データ記憶部が記憶するデータを読み出して前記一時データ記憶部に記憶させるとともに、前記一時データ記憶部からデータを読み出すデータ読出制御部と、
保存対象データを重複排除して前記データ記憶部に記憶させる際に、前記保存対象データのうち各世代のデータが占める割合を算出する割合算出部と、
を有し、
前記データ読出制御部は、前記保存対象データを復元する際に、当該保存対象データのうち各世代のデータが占める割合に基づいて、前記一時データ記憶部に記憶する世代ごとのデータの記憶状況を制御する
ストレージ装置。
(付記2)
付記1に記載のストレージ装置であって、
前記データ読出制御部は、前記一時データ記憶部に世代ごとのデータ格納領域を確保して、確保したデータ格納領域に対応する世代のデータを格納するよう構成され、前記保存対象データを復元する際に読み出すデータの属する世代が変わる場合、前記保存対象データのうち変わった後の世代のデータが占める割合に基づいて、当該変わった後の世代用の前記データ格納領域を確保する
ストレージ装置。
(付記3)
付記2に記載のストレージ装置であって、
前記データ読出制御部は、前記保存対象データのうちの各世代のデータが占める割合の大きさのうち、前記変わった後の世代の割合の大きさが、前記保存対象データのうちの各世代の割合の大きさの中で予め定められた所定順位より上位に位置する大きさであると判断する場合に、当該変わった後の世代用の前記データ格納領域を確保する
ストレージ装置。
(付記4)
付記1乃至3のいずれかに記載のストレージ装置であって、
前記データ読出制御部は、前記保存対象データのうち各世代のデータが占める割合に基づいて、前記データ記憶部が記憶するデータを読み出す際に、読み出す対象のデータを読み出すとともに、当該読み出す対象のデータに続く所定範囲のデータを読み出すか否か判断する
ストレージ装置。
(付記5)
付記4に記載のストレージ装置であって、
前記データ読出制御部は、前記保存対象データのうちの各世代のデータが占める割合の大きさのうち、読み出す対象のデータが属する世代の割合の大きさが、前記保存対象データのうちの各世代の割合の大きさの中で予め定められた所定順位より上位に位置する大きさであると判断する場合に、読み出す対象のデータを読み出すとともに、当該読み出す対象のデータに続く所定範囲のデータを読み出す
ストレージ装置。
(付記6)
付記4又は5に記載のストレージ装置であって、
前記データ読出制御部は、前記読み出す対象のデータに続く所定範囲のデータを読み出す場合、当該読み出した所定範囲のデータを前記一時データ記憶部に記憶させる
ストレージ装置。
(付記7)
複数世代のデータを重複排除して記憶するデータ記憶部と、前記データ記憶部から読み出されたデータを一時的に記憶する一時データ記憶部と、を有するストレージ装置に、
前記データ記憶部が記憶するデータを読み出して前記一時データ記憶部に記憶させるとともに、前記一時データ記憶部からデータを読み出すデータ読出制御手段と、
保存対象データを重複排除して前記データ記憶部に記憶させる際に、前記保存対象データのうち各世代のデータが占める割合を算出する割合算出手段と、
を実現させ、
前記データ読出制御手段は、前記保存対象データを復元する際に、当該保存対象データのうち各世代のデータが占める割合に基づいて、前記一時データ記憶部に記憶する世代ごとのデータの記憶状況を制御する
プログラム。
(付記8)
付記7に記載のプログラムであって、
前記データ読出制御手段は、前記一時データ記憶部に世代ごとのデータ格納領域を確保して、確保したデータ格納領域に対応する世代のデータを格納するよう構成され、前記保存対象データを復元する際に読み出すデータの属する世代が変わる場合、前記保存対象データのうち変わった後の世代のデータが占める割合に基づいて、当該変わった後の世代用の前記データ格納領域を確保する
プログラム。
(付記9)
複数世代のデータを重複排除して記憶するデータ記憶部と、前記データ記憶部から読み出されたデータを一時的に記憶する一時データ記憶部と、を有するストレージ装置が、
前記データ記憶部が記憶するデータを読み出して前記一時データ記憶部に記憶させるとともに、前記一時データ記憶部からデータを読み出し、
保存対象データを重複排除して前記データ記憶部に記憶させる際に、前記保存対象データのうち各世代のデータが占める割合を算出し、
前記保存対象データを復元する際に、当該保存対象データのうち各世代のデータが占める割合に基づいて、前記一時データ記憶部に記憶する世代ごとのデータの記憶状況を制御する
情報処理方法。
(付記10)
付記9に記載の情報処理方法であって、
前記一時データ記憶部に世代ごとのデータ格納領域を確保して、確保したデータ格納領域に対応する世代のデータを格納するよう構成され、前記保存対象データを復元する際に読み出すデータの属する世代が変わる場合、前記保存対象データのうち変わった後の世代のデータが占める割合に基づいて、当該変わった後の世代用の前記データ格納領域を確保する
情報処理方法。
なお、上記各実施形態及び付記において記載したプログラムは、記憶装置に記憶されていたり、コンピュータが読み取り可能な記録媒体に記録されていたりする。例えば、記録媒体は、フレキシブルディスク、光ディスク、光磁気ディスク、及び、半導体メモリ等の可搬性を有する媒体である。
以上、上記各実施形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は、上述した実施形態に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明の範囲内で当業者が理解しうる様々な変更をすることが出来る。
1 ストレージシステム
11 データ書き込み手段
12 重複率算出手段
13 データ読み出し手段
14 データ格納領域制御手段
15 ディスク装置
16 プリフェッチバッファ
161 データ格納領域
2 アクセラレータノード
3 ストレージノード
4 バックアップシステム
5 バックアップ対象装置
6 ストレージ装置
61 データ記憶部
62 一時データ記憶部
63 割合算出部
64 データ読出制御部

Claims (10)

  1. 複数世代のデータを重複排除して記憶するデータ記憶部と、
    前記データ記憶部から読み出されたデータを一時的に記憶する一時データ記憶部と、
    前記データ記憶部が記憶するデータを読み出して前記一時データ記憶部に記憶させるとともに、前記一時データ記憶部からデータを読み出すデータ読出制御部と、
    保存対象データを重複排除して前記データ記憶部に記憶させる際に、前記保存対象データのうち各世代のデータが占める割合を算出する割合算出部と、
    を有し、
    前記データ読出制御部は、前記保存対象データを復元する際に、当該保存対象データのうち各世代のデータが占める割合に基づいて、前記一時データ記憶部に記憶する世代ごとのデータの記憶状況を制御する
    ストレージ装置。
  2. 請求項1に記載のストレージ装置であって、
    前記データ読出制御部は、前記一時データ記憶部に世代ごとのデータ格納領域を確保して、確保したデータ格納領域に対応する世代のデータを格納するよう構成され、前記保存対象データを復元する際に読み出すデータの属する世代が変わる場合、前記保存対象データのうち変わった後の世代のデータが占める割合に基づいて、当該変わった後の世代用の前記データ格納領域を確保する
    ストレージ装置。
  3. 請求項2に記載のストレージ装置であって、
    前記データ読出制御部は、前記保存対象データのうちの各世代のデータが占める割合の大きさのうち、前記変わった後の世代の割合の大きさが、前記保存対象データのうちの各世代の割合の大きさの中で予め定められた所定順位より上位に位置する大きさであると判断する場合に、当該変わった後の世代用の前記データ格納領域を確保する
    ストレージ装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれかに記載のストレージ装置であって、
    前記データ読出制御部は、前記保存対象データのうち各世代のデータが占める割合に基づいて、前記データ記憶部が記憶するデータを読み出す際に、読み出す対象のデータを読み出すとともに、当該読み出す対象のデータに続く所定範囲のデータを読み出すか否か判断する
    ストレージ装置。
  5. 請求項4に記載のストレージ装置であって、
    前記データ読出制御部は、前記保存対象データのうちの各世代のデータが占める割合の大きさのうち、読み出す対象のデータが属する世代の割合の大きさが、前記保存対象データのうちの各世代の割合の大きさの中で予め定められた所定順位より上位に位置する大きさであると判断する場合に、読み出す対象のデータを読み出すとともに、当該読み出す対象のデータに続く所定範囲のデータを読み出す
    ストレージ装置。
  6. 請求項4又は5に記載のストレージ装置であって、
    前記データ読出制御部は、前記読み出す対象のデータに続く所定範囲のデータを読み出す場合、当該読み出した所定範囲のデータを前記一時データ記憶部に記憶させる
    ストレージ装置。
  7. 複数世代のデータを重複排除して記憶するデータ記憶部と、前記データ記憶部から読み出されたデータを一時的に記憶する一時データ記憶部と、を有するストレージ装置に、
    前記データ記憶部が記憶するデータを読み出して前記一時データ記憶部に記憶させるとともに、前記一時データ記憶部からデータを読み出すデータ読出制御手段と、
    保存対象データを重複排除して前記データ記憶部に記憶させる際に、前記保存対象データのうち各世代のデータが占める割合を算出する割合算出手段と、
    を実現させ、
    前記データ読出制御手段は、前記保存対象データを復元する際に、当該保存対象データのうち各世代のデータが占める割合に基づいて、前記一時データ記憶部に記憶する世代ごとのデータの記憶状況を制御する
    プログラム。
  8. 請求項7に記載のプログラムであって、
    前記データ読出制御手段は、前記一時データ記憶部に世代ごとのデータ格納領域を確保して、確保したデータ格納領域に対応する世代のデータを格納するよう構成され、前記保存対象データを復元する際に読み出すデータの属する世代が変わる場合、前記保存対象データのうち変わった後の世代のデータが占める割合に基づいて、当該変わった後の世代用の前記データ格納領域を確保する
    プログラム。
  9. 複数世代のデータを重複排除して記憶するデータ記憶部と、前記データ記憶部から読み出されたデータを一時的に記憶する一時データ記憶部と、を有するストレージ装置が、
    前記データ記憶部が記憶するデータを読み出して前記一時データ記憶部に記憶させるとともに、前記一時データ記憶部からデータを読み出し、
    保存対象データを重複排除して前記データ記憶部に記憶させる際に、前記保存対象データのうち各世代のデータが占める割合を算出し、
    前記保存対象データを復元する際に、当該保存対象データのうち各世代のデータが占める割合に基づいて、前記一時データ記憶部に記憶する世代ごとのデータの記憶状況を制御する
    情報処理方法。
  10. 請求項9に記載の情報処理方法であって、
    前記一時データ記憶部に世代ごとのデータ格納領域を確保して、確保したデータ格納領域に対応する世代のデータを格納するよう構成され、前記保存対象データを復元する際に読み出すデータの属する世代が変わる場合、前記保存対象データのうち変わった後の世代のデータが占める割合に基づいて、当該変わった後の世代用の前記データ格納領域を確保する
    情報処理方法。

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