JP6817791B2 - 電池 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、電池に関する。
従来、表面側に開放された凹部と当該凹部の底部を貫通する貫通孔とが設けられた壁部を含む筐体と、貫通孔に挿入された外部接続端子と、外部接続端子と貫通孔との間に介在されたシール部材と、外部接続端子と壁部との間に介在された絶縁部材と、を備えた電池が、知られている。
特開2008−305644号公報
この種の電池では、例えば、より不都合が少なく改善された新規な構成が得られれば、好ましい。
実施形態の電池は、例えば、筐体と、電極体と、外部接続端子と、シール部材と、絶縁部材と、を備える。筐体は、表面と当該表面とは反対側の裏面とを有した第一の壁部を含み、当該第一の壁部に、表面に開放された有底の第一の凹部と、第一の凹部の底面と裏面との間で第一の壁部を貫通する貫通孔と、第一の凹部と離間して位置され表面に開放された有底の第二の凹部と、が設けられる。電極体は、筐体内に収容される。外部接続端子は、貫通孔に挿入され、電極体と電気的に接続される。シール部材は、外部接続端子と貫通孔の内周面との間に、内周面の全周に亘り圧縮された状態で介在される。絶縁部材は、外部接続端子と第一の壁部との間に介在され、第一の凹部内に位置された第一の部分と、表面に沿った第二の部分と、第二の部分から第二の凹部内に突出した第三の部分と、を有する。第二の凹部は、前記外部接続端子の外縁よりも外側に形成される。
図1は、第1実施形態の電池の例示的かつ模式的な分解斜視図である。 図2は、第1実施形態の電池の一部の例示的かつ模式的な断面図である。 図3は、第1実施形態の電池の第一の壁部の例示的かつ模式的な断面図である。 図4は、第1実施形態の電池の第一の壁部の例示的かつ模式的な平面図である。 図5は、第1実施形態の第1変形例の電池の第一の壁部の例示的かつ模式的な平面図である。 図6は、第1実施形態の第2変形例の電池の第一の壁部の例示的かつ模式的な平面図である。
以下、本発明の例示的な実施形態が開示される。以下に示される実施形態の構成、ならびに当該構成によってもたらされる作用および結果(効果)は、一例である。
また、以下に開示される複数の実施形態には、同様の構成要素が含まれる。よって、以下では、それら同様の構成要素には共通の符号が付与されるとともに、重複する説明が省略される。なお、以下の各図では、便宜上、方向が定義されている。X方向は、電池1の厚さ方向に沿うとともに、壁部20f(第一の壁部)の短手方向に沿う。Y方向は、電池1の幅方向に沿うとともに、壁部20fの長手方向に沿う。Z方向は、電池1の高さ方向に沿うとともに、壁部20fの厚さ方向に沿う。X方向、Y方向、およびZ方向は、互いに直交している。
<第1実施形態>
図1,2に示されるように、電池1は、例えば、二次電池(蓄電池、充電式電池)として構成されており、筐体2と、電極体3と、導電部材4と、シール部材5(図2参照)と、絶縁部材6と、外部接続端子7と、を備えている。電池1は、単電池や、電池セル、缶セル等とも称され、電極体3は、電極群や、蓄電部、コイル部、充放電部等とも称されうる。また、導電部材4は、リード部材や、接続部材、端子部材等とも称されうる。なお、図2では、便宜上、電極体3は図示省略されている。
電池1は、例えば、リチウムイオン二次電池等で構成されうる。なお、電池1は、ニッケル水素電池や、ニッケルカドミウム電池、鉛蓄電池等、他の二次電池であってもよい。リチウムイオン二次電池は、非水電解質二次電池の一種であり、電解質中のリチウムイオンが電気伝導を担う。正極材料としては、例えば、リチウムマンガン複合酸化物や、リチウムニッケル複合酸化物、リチウムコバルト複合酸化物、リチウムニッケルコバルト複合酸化物、リチウムマンガンコバルト複合酸化物、スピネル型リチウムマンガンニッケル複合酸化物、オリビン構造を有するリチウムリン酸化物等が用いられ、負極材料としては、例えば、チタン酸リチウム(LTO)等の酸化物系材料や、ニオブ複合酸化物等の酸化物材料等が用いられる。また、電解質(例えば、電解液)としては、フッ素系錯塩(例えばLiBF4、LiPF6)等のリチウム塩が配合された、例えば、炭酸エチレンや、炭酸プロピレン、炭酸ジエチル、炭酸エチルメチル、炭酸ジメチル等の有機溶媒等が単独であるいは複数混合されて用いられる。
図1に示されるように、筐体2は、X方向に薄い扁平な直方体状に構成されている。筐体2は、例えば、複数の壁部20a〜20fを有する。壁部20aおよび壁部20cは、いずれも、X方向と直交する方向(YZ平面)に沿って延びており、X方向に間隔をあけて互いに平行に設けられている。また、壁部20bおよび壁部20dは、いずれも、Y方向と直交する方向(XZ平面)に沿って延びており、Y方向に間隔をあけて互いに平行に設けられている。壁部20a〜20dは、側壁部や周壁部等と称されうる。
また、壁部20eおよび壁部20fは、いずれも、Z方向と直交する方向(XY平面)に沿って延びており、Z方向に間隔をあけて互いに平行に設けられている。壁部20eは、底壁部や下壁部等と称され、壁部20fは、天壁部や上壁部等と称されうる。壁部20fは、第一の壁部の一例である。
また、筐体2は、複数の部品(分割体)が組み合わせられて構成されている。具体的には、筐体2は、例えば、ケース21と、蓋22と、を有する。ケース21は、少なくとも、壁部20a〜20eを有する。ケース21には、壁部20a〜20eによって囲まれ、上方(Z方向)に向けて開放された収容部20rが設けられている。収容部20rは、開口部や、凹部、室等とも称されうる。なお、壁部20a〜20eの内面20iには、ケース21と導電部材4とを絶縁する絶縁シート等の絶縁層が設けられうる。
また、蓋22は、少なくとも、壁部20fを有する。蓋22は、収容部20rに電極体3および導電部材4が収容された状態で、ケース21と一体化される。ケース21と蓋22とは、例えば、溶接等によって互いに結合され、結合された部分から液体や気体等が漏れるのが抑制されている。ケース21は、第一筐体部材や、下ケース等とも称され、蓋22は、第二筐体部材や、上ケース、カバー等とも称されうる。筐体2は、例えば、アルミニウム等の金属材料によって構成されている。
また、蓋22、すなわち壁部20fは、収容部20r側を向いた裏面20f2と、収容部20rとは反対側を向いた表面20f1と、を有する。表面20f1には、外部接続端子7としての正極端子23および負極端子24が露出している。正極端子23および負極端子24は、互いにY方向に間隔をあけて位置されている。Y方向は、表面20f1に沿う方向の一例である。
また、図2〜4に示されるように、壁部20fには、表面20f1に開放された複数の有底の凹部26,28が設けられている。凹部26は、Z方向、すなわち壁部20fの厚さ方向(図4)の視線では、四角形状に構成されている。本実施形態では、正極端子23および負極端子24に対応して、二つの凹部26がY方向に互いに間隔をあけて設けられている。凹部26は、第一の凹部の一例である。
また、凹部28は、凹部26の四つの縁部26e(図4参照)のうち壁部20fの中間位置C側およびその反対側の縁部26e1,26e2に沿ってX方向に細長く延びている。本実施形態では、凹部26のそれぞれに、二つの凹部28が隣接して設けられている。凹部26は、二つの凹部28の間に位置され、凹部26と二つの凹部28とは、Y方向に並んでいる。凹部28は、第二の凹部の一例である。また、縁部26eは、辺部や、端部等とも称されうる。
また、凹部26の底面26aには、貫通孔27が設けられている。図3に示されるように、貫通孔27は、底面26aと裏面20f2との間で壁部20fを貫通している。貫通孔27は、Z方向(図4)の視線では、円形状に構成されている。図2に示されるように、貫通孔27には、外部接続端子7のうちの軸部7bが挿入される。
外部接続端子7は、例えば、頭部7aと、軸部7bと、結合部7cと、を有する。頭部7aは、貫通孔27の表面20f1側で軸部7bと接続され、結合部7cは、貫通孔27の裏面20f2側で軸部7bと接続されている。図1,2に示されるように、頭部7aは、凹部26の縁部26e(図4参照)に沿った四角形状の板状に構成されている。頭部7aの径方向(XY平面)に沿った幅は、貫通孔27の開口幅(直径)よりも大きい。また、軸部7bは、貫通孔27の内周面27aに沿った円柱状に構成されている。
結合部7cは、例えば、外部接続端子7と導電部材4とがカシメによって互いに結合された場合に、軸部7bの端部から径方向(XY平面)に沿って張り出した部分である。結合部7cは、導電部材4とZ方向に重なり、結合部7cと頭部7aとの間には、導電部材4とシール部材5とが挟まれている。図2に示されるように、外部接続端子7と導電部材4とが互いに結合された状態では、頭部7aの少なくとも一部が凹部26内に位置されている。これにより、頭部7aの表面20f1からの突出量が抑えられ、ひいては電池1がZ方向により小型に構成されうる。また、頭部7aと導電部材4との間にシール部材5が弾性的に圧縮された状態で挟まれることにより、シール性が高められている。結合部7cは、カシメ部や、フランジ部、張出部、引掛部等とも称されうる。
図1に示されるように、外部接続端子7の一方である正極端子23は、壁部20fを貫通した状態で設けられ、壁部20fの内側で導電部材4の一方である正極リード4Rと結合される。また、図2に示されるように、外部接続端子7の他方である負極端子24は、壁部20fを貫通した状態で設けられ、壁部20fの内側で導電部材4の他方である負極リード4Lと結合される。なお、壁部20fの裏面20f2には、蓋22と導電部材4とを絶縁する絶縁シート等の絶縁層8が設けられている。
図1に示されるように、電極体3は、例えば、正極31と、負極32と、絶縁層33(セパレータ)と、を有する。正極31、負極32、および絶縁層33は、それぞれ、シート状に構成されている。そして、電極体3は、シート状の正極31、負極32、および絶縁層33がY方向に沿った軸回りに巻回されて、あるいは折り畳まれて、扁平形状に構成されている。電極体3は、電極群であって発電要素として機能する。
また、正極31および負極32は、それぞれ、集電体や、集電体を覆う活物質層、集電体から突出した集電タブ等を有する。正極31の集電タブは、電極体3のY方向の反対方向の端部に位置され、図1に示される正極バックアップリード35と接続されている。また、負極32の集電タブは、電極体3のY方向の端部に位置され、図1に示される負極バックアップリード36と接続されている。正極バックアップリード35および負極バックアップリード36は、リード部材や、導電部材、接続部材、端子部材等とも称されうる。
導電部材4の一方である正極リード4Rは、正極バックアップリード35を介して、正極31と正極端子23とを電気的に接続している。正極リード4Rと正極端子23とは、カシメによって互いに結合され、正極リード4Rと正極バックアップリード35とは、例えば、超音波溶接等によって互いに結合されている。
また、導電部材4の他方である負極リード4Lは、負極バックアップリード36を介して、負極32と負極端子24とを電気的に接続している。負極リード4Lと負極端子24とは、カシメによって互いに結合され、負極リード4Lと負極バックアップリード36とは、例えば、超音波溶接等によって互いに結合されている。
図1に示されるように、導電部材4は、例えば、ベース部4aと、アーム部4bと、を有する。導電部材4は、例えば、一枚の板状の部材が、二箇所(アーム部4bの根元部分)で屈曲されて構成されている。なお、導電部材4は、ベース部4aとアーム部4bとが、例えば、溶接等によって互いに結合されて構成されてもよい。
ベース部4aは、壁部20f(XY平面)に沿って延びた四角形状の板状に構成されている。ベース部4aは、壁部20fの内側(収容部20r側)で絶縁層8(図2参照)を間に挟んだ状態で壁部20fと重ねられる。また、ベース部4aには、外部接続端子7(正極端子23または負極端子24)が挿入される貫通孔4a1が設けられている。
図1に示されるように、アーム部4bは、ベース部4aから壁部20e(底壁部)側へ向けてベース部4aと交差する方向に延びている。アーム部4bは、壁部20a,20c(YZ平面)に沿った四角形状の板状に構成されている。
また、アーム部4bは、第一のアーム部4b1と、第二のアーム部4b2と、を有する。第一のアーム部4b1および第二のアーム部4b2は、X方向、すなわち電極体3の厚さ方向に間隔をあけて互いに平行に設けられている。導電部材4は、第一のアーム部4b1と第二のアーム部4b2との間に電極体3の端部(集電タブ)を挟んだ状態で、電極体3の正極バックアップリード35または負極バックアップリード36と結合される。
導電部材4は、電極体3および蓋22と一体化された状態で、ケース21の収容部20r内に挿入される。そして、蓋22が、収容部20rを塞いだ状態で、ケース21の上方(Z方向)の端部20jと結合される。その後、電解液が、蓋22に設けられる不図示の注液口から筐体2内に所定量、例えば、電極体3が電解液によって十分に浸される量だけ注入される。そして、注液口が溶接等によって封止される。なお、蓋22の正極端子23と負極端子24との間には、不図示の弁部が設けられうる。弁部は、筐体2内の圧力が閾値よりも高くなった場合に開放され、当該筐体2内の圧力を低下させる。弁部は、例えば、正極端子23と負極端子24との中間位置C(図3,4参照)に設けられる。
図2に示されるように、シール部材5は、例えば、筒状部5aと、第一のフランジ部5bと、第二のフランジ部5cと、を有する。筒状部5aは、貫通孔27の内周面27aと軸部7bの外周面との間に介在している。本実施形態では、例えば、外部接続端子7のカシメ時に当該外部接続端子7がZ方向に圧縮されることによって、軸部7bが径方向(XY平面)に沿って膨らむ。これにより、軸部7bの外周面と貫通孔27の内周面27aとの間に筒状部5aが弾性的に圧縮された状態で挟まれ、ひいては貫通孔27のシール性が向上しうる。
また、第一のフランジ部5bは、筒状部5aのZ方向の端部から底面26aに沿って軸部7bとは反対側に延び、第二のフランジ部5cは、筒状部5aのZ方向の反対方向の端部から裏面20f2に沿って軸部7bとは反対側に延びている。第一のフランジ部5bは、頭部7aと底面26aとの間に介在し、第二のフランジ部5cは、ベース部4aと裏面20f2との間に介在している。第一のフランジ部5bおよび第二のフランジ部5cは、頭部7aとベース部4aとの間に弾性的に圧縮された状態で挟まれることにより、シール性が高められている。シール部材5は、例えば、合成樹脂材料等の絶縁体(弾性体)で構成されている。シール部材5は、ガスケットや、パッキン、介在物等とも称されうる。
図2に示されるように、絶縁部材6は、例えば、第一の部分6aと、第二の部分6bと、第三の部分6cと、を有する。第一の部分6aは、例えば、凹部26の縁部26e(図4参照)に沿った角筒状に構成されている。第一の部分6aは、凹部26内に位置され、シール部材5および頭部7aと凹部26の側面26bとの間に介在している。第一の部分6aは、筒状部等とも称されうる。
第二の部分6bは、第一の部分6aのZ方向の端部から表面20f1に沿って頭部7aとは反対側に延びている。図1に示されるように、第二の部分6bは、Z方向の視線では、四角形状の枠状に構成されている。第一の部分6aおよび第二の部分6bは、外部接続端子7と壁部20fとの間に介在し、外部接続端子7の周囲を覆っている。絶縁部材6は、例えば、合成樹脂材料等の絶縁体(弾性体)で構成されている。絶縁部材6は、ガスケットや、パッキン、介在物等とも称されうる。また、第二の部分6bは、フランジ部や、張出部等とも称されうる。
図2に示されるように、第三の部分6cは、第二の部分6bから凹部28内に突出している。第三の部分6cは、図4に示される凹部28に沿ってX方向に細長く延びている。そして、本実施形態では、例えば、第三の部分6cが凹部28内に圧入されること等によって、第三の部分6cと凹部28とが機械的に接合されている。すなわち、第三の部分6cと凹部28とは、互いにY方向およびX方向に引っ掛かっている。第三の部分6cは、凸部や、突出部、嵌部、引掛部等とも称されうる。
上述したように、本実施形態では、外部接続端子7のカシメ時に当該外部接続端子7がZ方向に圧縮されることによって、軸部7bが径方向(XY平面)に沿って膨らむ。このため、軸部7bの外周面と凹部26の側面26bとの間にシール部材5および絶縁部材6が弾性的に圧縮された状態で挟まれると、絶縁部材6が第一の部分6aを支点として変形し、第二の部分6bの先端部6b1と表面20f1との間に隙間が生じてしまう虞がある。その点、本実施形態によれば、例えば、第三の部分6cと凹部28とが互いに引っ掛かっているため、絶縁部材6の第一の部分6aを支点とした変形(傾倒、反り)を抑制することができる。よって、例えば、第二の部分6bの先端部6b1と表面20f1との間に隙間が生じるのが抑制されやすく、ひいては当該隙間を介した貫通孔27側への塵芥や水滴等の侵入を抑制することができる。
以上のように、本実施形態では、例えば、絶縁部材6は、凹部26(第一の凹部)内に位置された第一の部分6aと、表面20f1に沿った第二の部分6bと、第二の部分6bから凹部28(第二の凹部)内に突出した第三の部分6cと、を有する。よって、本実施形態によれば、例えば、凹部28と第三の部分6cとによって、絶縁部材6の第一の部分6aを支点とした変形(傾倒、反り)を抑制することができる。よって、例えば、第二の部分6bの先端部6b1と表面20f1との間に隙間が生じるのが抑制されやすく、ひいては当該隙間を介した貫通孔27側への塵芥や水滴等の侵入を抑制することができる。
また、本実施形態によれば、壁部20fに凹部28が設けられているため、例えば、コイニング(圧印加工)等による凹部26,28の成形時に、凹部26の底面26aと側面26bとの間の角部26cに角丸(角R)形状の所謂ダレが生じ難くなるという利点もある。仮に、凹部26の角部26cに角丸(角R)形状のダレが生じると、軸部7bの外周面と凹部26の側面26bとの間にシール部材5および絶縁部材6が挟まれた場合に、絶縁部材6の第一の部分6aが凹部26から抜け出す方向に浮き上がってしまう虞がある。その点、本実施形態によれば、例えば、凹部28によって、凹部26の角部26cがより精度よく成形されやすくなる。よって、例えば、絶縁部材6の凹部26から抜け出す方向への変形が抑制されやすく、ひいては第二の部分6bと表面20f1との間に隙間が生じるのがより一層抑制されやすい。
また、本実施形態では、例えば、外部接続端子7は、表面20f1に沿うY方向に互いに間隔をあけて位置された正極端子23および負極端子24を含み、凹部28は、正極端子23と負極端子24との間に設けられている。よって、本実施形態によれば、例えば、凹部28によって、凹部26の四つの縁部26e(図4参照)のうち最も角丸(角R)形状のダレが生じやすい中間位置C側の縁部26e1の角部26cにダレが生じるのを効果的に抑制することができる。
また、本実施形態では、例えば、凹部28は、正極端子23と負極端子24との中間位置C(弁部)よりも正極端子23または負極端子24の近くに位置されている。よって、本実施形態によれば、例えば、凹部26の縁部26eと凹部28とが互いにより近づいて配置されやすくなり、ひいては角部26cがより精度よく成形されたり、絶縁部材6がより小型に構成されたりしうる。
また、本実施形態では、例えば、凹部28は、表面20f1における凹部26の縁部26eに沿って延びている。よって、本実施形態によれば、例えば、凹部28によって、凹部26の角部26cが縁部26eに沿ってより一層精度よく成形されやすい。
なお、本実施形態では、凹部28が凹部26の両側のそれぞれに設けられた場合が例示されたが、これには限定されず、例えば、図5に示される第1変形例の電池1Aのように、凹部28Aは、凹部26の縁部26e1側のみに設けられてもよい。凹部26の四つの縁部26eのうち中間位置Cとは反対側の縁部26e2は、縁部26e1と比べて、コイニング(圧印加工)による凹部26,28Aの成形時に金型の抑えとの距離が近くなる。よって、凹部26の縁部26e2側の角部26cには、縁部26e1側の角部26cと比べて、角丸(角R)形状のダレが生じ難い。よって、第1変形例のように、凹部28Aは、凹部26の縁部26e1側のみに設けられてもよい。
また、図6に示される第2変形例の電池1Bのように、凹部28Bは、四つの縁部26eに沿った四角形状の枠状に構成されてもよい。第2変形例によれば、凹部28Bと第三の部分6cとの接触面積が増大するため、絶縁部材6の変形をより一層抑制することができる。
以上、本発明の実施形態を例示したが、上記実施形態はあくまで一例であって、発明の範囲を限定することは意図していない。上記実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、組み合わせ、変更を行うことができる。上記実施形態は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。本発明は、上記実施形態に開示される構成以外によっても実現可能であるとともに、基本的な構成(技術的特徴)によって得られる種々の効果(派生的な効果も含む)を得ることが可能である。また、各構成要素のスペック(構造や、種類、方向、形状、大きさ、長さ、幅、厚さ、高さ、数、配置、位置、材質等)は、適宜に変更して実施することができる。
1,1A,1B…電池、2…筐体、3…電極体、5…シール部材、6…絶縁部材、6a…第一の部分、6b…第二の部分、6c…第三の部分、7…外部接続端子、20f…壁部(第一の壁部)、20f1…表面、20f2…裏面、23…正極端子、24…負極端子、26…凹部(第一の凹部)、26a…底面、26e…縁部、27…貫通孔、27a…内周面、28,28A,28B…凹部(第二の凹部)、C…中間位置、Y…表面に沿う方向。

Claims (4)

  1. 表面と当該表面とは反対側の裏面とを有した第一の壁部を含み、当該第一の壁部に、前記表面に開放された有底の第一の凹部と、前記第一の凹部の底面と前記裏面との間で前記第一の壁部を貫通する貫通孔と、前記第一の凹部と離間して位置され前記表面に開放された有底の第二の凹部と、が設けられた筐体と、
    前記筐体内に収容された電極体と、
    前記貫通孔に挿入され、記電極体と電気的に接続された外部接続端子と、
    前記外部接続端子と前記貫通孔の内周面との間に、前記内周面の全周に亘り圧縮された状態で介在されたシール部材と、
    前記外部接続端子と前記第一の壁部との間に介在され、前記第一の凹部内に位置された第一の部分と、前記表面に沿った第二の部分と、前記第二の部分から前記第二の凹部内に突出した第三の部分と、を有する絶縁部材と、
    を備え
    前記第二の凹部は、前記外部接続端子の外縁よりも外側に形成された、電池。
  2. 前記外部接続端子は、前記表面に沿う方向に互いに間隔をあけて位置された正極端子および負極端子を含み、
    前記第二の凹部は、前記正極端子と前記負極端子との間に設けられた、請求項1に記載の電池。
  3. 前記第二の凹部は、前記正極端子と前記負極端子との中間位置よりも前記正極端子または前記負極端子の近くに位置された、請求項2に記載の電池。
  4. 前記第二の凹部の縁部は、前記表面における前記第一の凹部の縁部に沿って延びた、請求項1〜3のうちいずれか一つに記載の電池。
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