JP6812152B2 - Clamping device - Google Patents
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Description
本発明は、クランプ装置に関する。 The present invention relates to a clamp device.
従来から、取付け対象物を支持板などの物体に取り付ける装置として、クランプ装置(クランプ機構)が知られている。たとえば、特許文献1には、支持板などの表面側に配置され取付け対象物(たとえば、ライトなど)の支持台を備えるクランプ金具と、支持板の裏面側に配置される締め付けネジを備える締め付け金具を有し、クランプ金具と締め付け金具で支持板を挟み込み、締め付けネジを締め付けることによって取付け対象物を支持板などに取付けるというクランプ装置が開示されている。
Conventionally, a clamp device (clamp mechanism) has been known as a device for attaching an object to be attached to an object such as a support plate. For example, in
特許文献1に開示されているクランプ装置は、取付け対象物を支持板などに取り付けたり、取り外したりする際に、支持板などの厚みが異なるような場合には、締め付けネジを厚みに合わせて何回転もしなければ取り付けたり、取り外したりしなければならない場合がある。また、取付け対象物を支持板などに取り付けたり、取り外したりするには、たとえば、左手で支持台を掴み、右手で締め付けネジを操作するなど、両手で操作しなければならなかった。さらに、締め付け金具が、直接支持板などを締め付けることから、支持板が柔らかい材料や脆い材料などの場合には、支持板が変形してしまうことや、壊れてしまうことがあるという課題があった。
In the clamp device disclosed in
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、上記解題の少なくとも一つを解決するものであり、取付け対象物の被取付け対象物への取付け作業性が優れたクランプ装置を提供しようとするものである。 The present invention has been made in view of the above problems, and an object of the present invention is to solve at least one of the above-mentioned problems, and the workability of attaching the object to be attached to the object to be attached is excellent. It is intended to provide a clamp device.
上記課題を解決するために、本発明のクランプ装置は、メインプレート部と、メインプレート部に直交するように延在される固定プレート部と、取付け対象物の取付け部とを備えるメインフレームと、固定プレート部の一面に対面し、メインプレート部に沿って固定プレート部の一面に向かって進退可能な可動プレート部を備える可動フレームと、可動フレームをメインプレート部に常時押圧するバネ部材と、バネ部材の押圧力を調整可能なネジ軸部を備えるノブとを有し、取付け対象物が、メインプレート部を挟んで固定プレート部の反対側に取付けられることとする。 In order to solve the above problems, the clamp device of the present invention includes a main plate portion, a fixed plate portion extending so as to be orthogonal to the main plate portion, and a main frame including a mounting portion of an object to be mounted. A movable frame having a movable plate portion that faces one surface of the fixed plate portion and can move forward and backward toward one surface of the fixed plate portion along the main plate portion, a spring member that constantly presses the movable frame against the main plate portion, and a spring. It has a knob with an adjustable screw shaft portion the pressing force of the member, the mounting object, and Rukoto mounted on the opposite side of the fixed plate portion across the main plate portion.
また、上記発明に加えて、メインプレート部には、固定プレート部に直交するように延長される長孔が備えられ、可動フレームには、可動プレート部に直交する支持プレート部が備えられ、ネジ軸部は、メインプレート部を挟んで可動フレームの反対側から長孔を貫通して支持プレート部に設けられたネジ孔に螺合し、ネジ軸部を正回転または逆回転させることによって前記バネ部材の押圧力が調整可能であることが好ましい。 Further, in addition to the above invention, the main plate portion is provided with an elongated hole extending so as to be orthogonal to the fixed plate portion, and the movable frame is provided with a support plate portion orthogonal to the movable plate portion and is screwed. The shaft portion is screwed into a screw hole provided in the support plate portion through an elongated hole from the opposite side of the movable frame with the main plate portion sandwiched therein, and the screw shaft portion is rotated forward or backward to cause the spring. It is preferable that the pressing force of the member is adjustable.
本発明のクランプ装置は、メインプレート部と、メインプレート部に直交するように延在される固定プレート部と、取付け対象物の取付け部とを備えるメインフレームと、固定プレート部の一面に対面し、メインプレート部に沿って固定プレート部の一面に向かって進退可能な可動プレート部を備える可動フレームと、可動フレームをメインプレート部に常時押圧するバネ部材と、バネ部材の押圧力を調整可能なネジ軸部を備えるノブと、を有し、メインプレート部には、固定プレート部に直交するように延長される長孔が備えられ、可動フレームには、可動プレート部に直交する支持プレート部が備えられ、ネジ軸部は、メインプレート部を挟んで可動フレームの反対側から長孔を貫通して支持プレート部に設けられたネジ孔に螺合し、ネジ軸部を正回転または逆回転させることによってバネ部材の押圧力が調整可能であり、支持プレート部には、メインプレート部の幅方向両側に突出する円柱状の突起部が備えられ、可動フレームは、突起部がメインプレート部を挟むようにして移動可能であることとする。 The clamping device of the present invention faces a main frame including a main plate portion, a fixed plate portion extending so as to be orthogonal to the main plate portion, and a mounting portion of an object to be mounted, and one surface of the fixed plate portion. , A movable frame having a movable plate portion that can move forward and backward toward one surface of the fixed plate portion along the main plate portion, a spring member that constantly presses the movable frame against the main plate portion, and an adjustable pressing force of the spring member. It has a knob with a screw shaft portion, the main plate portion is provided with an elongated hole extending so as to be orthogonal to the fixed plate portion, and the movable frame has a support plate portion orthogonal to the movable plate portion. The screw shaft portion is provided, and the screw shaft portion is screwed into the screw hole provided in the support plate portion through the elongated hole from the opposite side of the movable frame across the main plate portion to rotate the screw shaft portion in the forward or reverse direction. By doing so, the pressing force of the spring member can be adjusted, the support plate portion is provided with columnar protrusions protruding on both sides in the width direction of the main plate portion, and the movable frame has the protrusions sandwiching the main plate portion. It shall be movable in this way .
以下、本発明の実施の形態に係るクランプ装置1について、図面を参照しながら説明する。なお、以下の説明で参照する図は、図1において、図示右側を右方、左側を左方とし、図示手前側を前方、奥側を後方とし、図示上側を上方、その反対側を下方と表して説明する。
Hereinafter, the
(クランプ装置1の構成)
図1は、実施の形態に係るクランプ装置1の全体構成を示す外観斜視図、図2は、図1の前方から見た正面図、図3は、クランプ装置1の分解斜視図である。図1および図2に示すように、クランプ装置1は、上下方向に延在された平板状のメインフレーム2と、メインフレーム2の後方側に配置された可動フレーム3と、メインフレーム2の前方側に配置され、把持部4を備えるノブ5と、メインフレーム2と把持部4との間に配置されるバネ部材としてのコイルバネ6とを有している。本例では、メインフレーム2の上方前方側には、取付け対象物であるセンサ7がセンサハウジング8を介してメインフレーム2に取り付けられている。
(Structure of Clamp Device 1)
FIG. 1 is an external perspective view showing the overall configuration of the
メインフレーム2は、図3に示すように、上下方向に延在されたメインプレート部10と、メインプレート部10の上方で左右両方向に延在された基部11と、両方の基部11から後方側にメインプレート部10に直交するように折り曲げられて延在された固定プレート部12とを備えている。また、メインプレート部10には、上下方向に延長された長孔13が設けられている。長孔13の対向する長辺14は平行で、ノブ5のネジ軸部9が挿通可能な幅を備えている。長孔13は、固定プレート部12の一面に直交する方向に延長されている。また、メインプレート部10の上方には、左右方向に2個の貫通孔15が設けられている。この貫通孔15は、後述する取付け対象物であるセンサ7の取り付け部となる。
As shown in FIG. 3, the
メインプレート部10の幅方向(左右方向)両側の側辺16は、長孔13の長辺14と平行である。また、メインプレート部10の上端部において、二つの固定プレート部12の間には、保護プレート部17が固定プレート部12の反対側(前方側)にメインプレート部10から折り曲げられて延在されている。保護プレート部17は、メインプレート部10に直交するように延在される上面部17Aと、上面部17Aに直交するように下方側に折り曲げられた側方プレート部17Bが設けられている。上面部17Aには、センサ7が挿通される貫通孔18が設けられている。なお、保護プレート部17は、取付け対象物によって任意に形状変更される。また、固定プレート部12の下面には、緩衝材19が固定されている。
The
可動フレーム3は、図3に示すように、左方から見て略コの字状をしており、メインプレート部10に沿う支持プレート部25と、支持プレート部25の上方端部から折り曲げられて延在され固定プレート部12に対面する可動プレート部26と、支持プレート部25の下方側で折り曲げられて後方側に延在される下部プレート部27を備えている。可動プレート部26は、支持プレート部25がメインフレーム2に押圧されて密接された状態になったときに固定プレート部12と平行となる。下部プレート部27は、支持プレート部25が変形しないように補強する機能を有する。可動プレート部26の固定プレート部12に対面する面には、緩衝材28が固定されている。支持プレート部25の下方には、メインプレート部10側に突設された2個の突起部29が設けられている。突起部29は、円柱形状であって、この2個の突起部29の間の距離は、メインプレート部10の幅より若干大きく、メインプレート部10を挟み込むように組み立てられる。支持プレート部25には、2個の突起部29の間の中央部にネジ孔30が設けられている。このネジ孔30には、長孔13を貫通したノブ5のネジ軸部9が螺合する。ノブ5(ネジ軸部9)の作用については、図4〜図6を参照して後述する。
As shown in FIG. 3, the
ノブ5は、手で掴んで回転する把持部4と、把持部4から延長された把持部4よりも小径の柱状部31と、柱状部31から延長されたネジ軸部9を備えている。把持部4と柱状部31およびネジ軸部9は、同軸上に延長されている。把持部4の外周には、ローレットなどが形成され手で掴みやすくなっている。柱状部31は、コイルバネ6に挿通され、コイルバネ6のゆがみを抑制する機能を有する。ネジ軸部9は、ワッシャー33の貫通孔34、長孔13を貫通して可動フレーム3のネジ孔30に螺合される。ワッシャー33は、鍔付きワッシャーであって、把持部4の方向に突出された鍔35内にコイルバネ6の一端が収容され、コイルバネ6の径方向の位置を規制する。ワッシャー33は、コイルバネ6の径方向の位置規制の他に、可動フレーム3を移動する際にメインプレート部10との間の摩擦を小さくする機能を有する。なお、図1では、バネ部材としてコイルバネ6を例示しているが、バネ部材の弾性力とストロークが確保できれば、たとえば、板バネなどでもよい。
The
センサハウジング8には、図3に示すように、メインプレート部10に設けられた貫通孔15と同じ位置に2個のネジ孔38が設けられている。このネジ孔38には、貫通孔15を貫通した固定ネジ42に螺合され、センサハウジング8がメインプレート部10に固定される。また、センサハウジング8の右方側面には、コネクタ40が取り付けられている。コネクタ40は、センサハウジング8の内部でセンサ7と接続され、センサハウジング8の外部では不図示の制御系に接続される。
As shown in FIG. 3, the
(クランプ装置1の組立方法)
次に、図3を参照してクランプ装置1の組み立て方法について説明する。まず、メインフレーム2に可動フレーム3とノブ5とを組み立てる。(1)ノブ5の柱状部31にコイルバネ6を挿通させ、ネジ軸部9をワッシャー33の貫通孔34、メインプレート部10の長孔13の順に挿通させて、ネジ軸部9を可動フレーム3のネジ孔30に螺合させる。コイルバネ6は、後方側端部31A(図4参照)をワッシャー33の鍔35内にセットされる。(2)ノブ5の把持部4を掴んで正回転させてコイルバネ6の押圧力によってメインプレート部10に可動フレーム3の支持プレート部25を密接させる。そして、ネジ軸部9の先端の所定位置に位置規制部材であるダブルナット41をネジ込んで取り付ける。ダブルナット41は、2個のナットで構成され相互作用で緩みが内容に固定する周知のものである。(3)センサハウジング8をメインフレーム2にセットし固定する。まず、センサハウジング8を保護プレート部17内に左方側から挿入し、2本の固定ネジ42をメインプレート部10の貫通孔15に挿通させ、センサハウジング8のネジ孔30に螺合させて締め付ける。(4)センサ7を保護プレート部17の貫通孔18に上方から挿入させて、センサハウジング8の底部43に不図示のネジなどで固定する。上記(3)、(4)は、取付け対象物の種類、形状によって異なるものとする。
(Assembly method of clamp device 1)
Next, a method of assembling the
(クランプ装置1の操作)
続いて、クランプ装置1の操作方法について図4〜図6を参照して説明する。
(Operation of clamp device 1)
Subsequently, the operation method of the
図4は、クランプ装置1の取り付け操作前の状態の1例を示す断面図、図5は、可動フレーム3を可動状態にしたときの1例を示す断面図、図6は、取付け対象物であるセンサ7を取り付けるべき被取付け対象物45に固定した状態を示す断面図である。なお、図4〜図5は、図2のA−A切断線で切断した縦断面図である。なお、図4〜図6に示す被取付け対象物45としては、たとえば、ソーラーパネルのボードまたはフレーム、取付け対象物であるセンサ7としては、日射センサである。図4に示すように、取付け操作前のクランプ装置1は、ノブ5を正回転(矢印で示す方向)に回転させて、可動フレーム3をメインフレーム2に固定したときを表している。コイルバネ6は、把持部4の後方側端部4Aとワッシャー33の間で挟み込まれ、柱状部31の後方側端部31Aがワッシャー33に当接している。つまり、コイルバネ6の最大撓み量は柱状部31の長さで規定される。このとき、コイルバネ6は、各条部間に余裕を有している。
FIG. 4 is a cross-sectional view showing an example of a state before the mounting operation of the
図4では、可動フレーム3がメインプレート部10の下方位置にある例を示しているが、可動フレーム3の上下方向の固定位置は、被取付け対象物45の厚みや形状によって任意位置に固定できる。また、ノブ5は、柱状部31とワッシャー33との間に隙間があるような位置にしてもよい。すなわち、図5に示すような可動フレーム3を上下方向に移動可能な押圧力にしておいてもよい。なお、支持プレート部25に設けられるネジ孔30には、螺合の有効山数を確保するためのネジ部が設けられた突起部44が形成されている。突起部44とダブルナット41の隙間Lは、ノブ5の可動範囲を表している。
FIG. 4 shows an example in which the
続いて、図5に示すように、ノブ5を逆回転し(矢印で示す方向)、コイルバネ6による可動フレーム3の押圧力を減少させ、可動フレーム3を移動可能な状態にする。図5では、ダブルナット41と突起部44の隙間L(図4参照)が「0」になるまでノブ5を緩めた状態を示している。柱状部31の後方側端部31Aは、ワッシャー33とは離れた位置に移動している。たとえば、図5に示すように、ダブルナット41と支持プレート部の突起部44との隙間Lが「0」で、コイルバネ6による押圧力が最小になった状態である。ただし、コイルバネ6は、把持部4を離しても可動フレーム3の総重量を支える押圧力を有しているので、可動フレーム3は、上下方向の任意の位置に移動させ、かつ、その位置で止めることが可能になっている。なお、前述した取付け操作前の状態を図5に示す状態にしておいてもよい。
Subsequently, as shown in FIG. 5, the
続いて、図6に示すように、被取付け対象物45に取付け対象物であるセンサ7が固定されたクランプ装置1を取り付ける。なお、被取付け対象物45は、不図示の架台などに取り付けられたり載置されたりしているものとする。まず、固定プレート部12を被取付け対象物45の上面に懸架し、メインプレート部10を被取付け対象物45の側面に当てる。そして、ノブ5の把持部4を掴んで可動プレート部26が、被取付け対象物45の下面に当たるまで上方(太い矢印方向)に移動させ、ノブ5を正回転(細い矢印方向)し、柱状部31の後方側端部31Aと可動フレーム3とでメインフレームを強く挟み込んで、可動フレーム3をメインフレーム2に押圧固定することによって、クランプ装置1を被取付け対象物45に取付けることができる。すなわち、取付け対象物(センサ7)を被取付け対象物45に取付けることができる。なお、ノブ5は、被取付け対象物45に対してクランプ装置1が十分な固定強度がある位置で締め付け操作を止めてもよい。
Subsequently, as shown in FIG. 6, the
固定プレート部12および可動プレート部26の対向面には各々緩衝材19、緩衝材28が固定されているので、被取付け対象物45が、軟らかいもの、脆いものあるいは表面に凹凸があるものなどにも使用することができるようになっている。また、緩衝材19,28を摩擦係数が大きいものにすれば、クランプ装置1は、被取付け対象物45の表面が滑りやすいものであっても、しっかり固定することが可能となる。
Since the
クランプ装置1を被取付け対象物45から取り外すときには、ノブ5を逆回転方向に回転して、取り外し可能な位置まで引き下げて、把持部4から手を離せば可動フレーム3は、その位置で停止し位置を維持し、クランプ装置1を容易に被取付け対象物45から取り外すことができる。
When the
なお、以上説明した本実施の形態の実施例としては、被取付け対象物としてソーラーパネルのボードまたはフレーム、取付け対象物であるセンサ7としては、日射センサなどに適用可能である。
In the embodiment of the present embodiment described above, the object to be attached is a board or frame of a solar panel, and the
以上説明したクランプ装置1は、メインプレート部10と、メインプレート部10に直交するように延在される固定プレート部12と、取付け対象物(たとえば、センサ7のど)の取付け部である貫通孔15とを備えるメインフレーム2と、固定プレート部12の一面に対面し、メインプレート部10に沿い固定プレート部12の一面に向かって進退可能な可動プレート部26を備える可動フレーム3と、可動フレーム3をメインプレート部10に常時押圧するバネ部材であるコイルバネ6と、コイルバネ6の押圧力を調整可能なネジ軸部9を備えるノブ5を有している。
The
このように構成されるクランプ装置1は、ノブ5を操作してコイルバネ6の押圧力を変えることで、可動フレーム3をメインフレーム2に対して固定したり、移動させたりすることができる。したがって、被取付け対象物45(たとえば、ソーラーパネルのボードやフレームなど)に取付け対象物(たとえば、日射センサなど)を容易に取り付けたり、取り外したりすることができる。また、クランプ装置1は、ノブ5を操作することで、取付け対象物を被取付け対象物に着脱が可能となることから、この着脱操作を片手で行うことができ、従来技術に対して作業性が向上する。
The
また、クランプ装置1は、可動フレーム3をメインフレーム2に対してコイルバネ6によって常時押圧しているので、可動フレーム3を任意位置に止めることが可能となる。このことによって、可動プレート部26を被取付け対象物45との隙間を組み立てに必要な最小の隙間にしておけば、たとえ被取付け対象物45の厚みが変わっても可動フレーム3の移動量を小さくでき、着脱を繰り返す場合には、特に取付け作業性が向上する。また、可動フレーム3を移動可能状態にするとき、コイルバネ6による押圧力をわずかに小さくしてノブ5を移動すれば、ノブ5の回転操作量を小さくしても可動フレーム3を容易に移動させることができ、従来技術のように締め付けネジを何回転もさせる必要がなく、着脱作業を容易に行うことが可能となる。
Further, since the
また、クランプ装置1は、固定プレート部12と可動プレート部26とで被取付け対象物を挟んで固定するので、取付け対象物(センサ7など)を含むクランプ装置1の重量を支持できれば、挟み込み力を小さくできるので被取付け対象物の材質は限定されない。
Further, since the
また、メインプレート部10には、固定プレート部12に直交するように延長される長孔13が備えられ、可動フレーム3には、可動プレート部26に直交する支持プレート部25が備えられている。ネジ軸部9は、メインプレート部10を挟んで可動フレームの反対側から長孔13を貫通して支持プレート部25に設けられたネジ孔30に螺合し、ネジ軸部9を正回転または逆回転させることによってバネ部材であるコイルバネ6の押圧力が調整可能となっている。
Further, the
このような構成にすれば、ノブ5を回転することで、メインフレーム2と可動フレーム3との押圧力を変えることができるから、可動フレーム3(可動プレート部26)を移動可能な状態と固定状態とに容易に切り替えることができる。
With such a configuration, the pressing force between the
また、長孔13は、平行に対向する長辺14を備え、ノブ5は、長孔13に挿通されたネジ軸部9が長辺14に沿って自在に移動可能である。長孔13は、固定プレート部12の一面に対して直交するように延長されている。したがって、ノブ5は、可動フレーム3を固定プレート部12に向かう方向にスムーズに移動させることができる。
Further, the
また、支持プレート部25には、メインプレート部10の幅方向両側に突出する円柱状の突起部29が備えられ、可動フレーム3は、突起部29がメインプレート部10を挟むようにして移動可能としている。
Further, the
このように2個の突起部29を設けることによって、可動フレーム3は、メインフレーム2に対して突起部29とネジ軸部9との3点で支持されることになるので、ノブ5を回転するときの可動フレーム3の回転止めとなる。なお、可動フレーム3は、コイルバネ6によって常時メインフレーム2側に引き寄せられているので、メインフレーム2に可動プレート部26が密接している。また、可動フレーム3が3点支持されているため、可動フレーム3は、左右方向の傾きが抑制されて移動するので、可動プレート部26は固定プレート部12に対して平行となり、被取付け対象物45の上下面をほぼ均一な力分布で支持することができる。
By providing the two
また、取付け対象物であるセンサ7は、メインプレート部10を挟んで固定プレート部12の反対側に取付けられている。たとえば、被取付け対象物45が、ソーラーパネルのボードまたはフレームで、センサ7が日射センサの場合などのように、取付け対象物が被取付け対象物の上部に配置されることが不適当な場合などに、取付け対象物を被取付け対象物の上部から外れた位置に配置することができる。
Further, the
また、固定プレート部12および可動プレート部26各々の対向面の一方または両方には、緩衝材19または緩衝材28が設けられている。従来技術では、締め付け金具が直接被取付け対象物(支持板など)を締め付けていることに対して、緩衝材19,28を設けることによって、被取付け対象物45が樹脂のような柔らかい材質、ガラスなどの脆い材質などにおいても、変形や壊れてしまうことを防止できる。
Further, a
また、クランプ装置1は、ネジ軸部9とネジ孔30とが螺合した状態で、ネジ軸部9の先端にネジ軸部9の位置規制部材であるダブルナット41が設けられている。このように、位置規制部材を設けることによって、ノブ5を最大に前方側に緩めたときに、ネジ孔30との螺合が外れて脱落してしまうことを防止できる。また、位置規制部材を設けることによって、ノブ5(ネジ軸部9)を操作してネジを緩めるときに、コイルバネ6の押圧力が可動フレーム3を自然落下しないように常時押圧するようにコイルバネ6の撓み量を管理することができる。
Further, in the
なお、本発明は前述の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。たとえば、クランプ装置1は、被取付け対象物としてソーラーパネルのボードまたはフレームを例に挙げ、取付け対象物として日射センサを例に挙げたが、これらに限定されず、重量や形状または機械的強度などが許容でき、本発明の技術的思想に適合するものであれば何でもよい。
The present invention is not limited to the above-described embodiment, and modifications, improvements, and the like within the range in which the object of the present invention can be achieved are included in the present invention. For example, the
また、前述した実施の形態では、取付け対象物は、メインプレート部10を挟んで固定プレート部12の側とは反対側に取付けられている。しかし、取付け対象物の配置は、これに限らず、たとえば、取付け対象物をメインプレート部10に直接取り付けるようにしても、保護プレート部17の上面または下面に直接取り付けるようにしても、もしくは、固定プレート部12の上面に取付けるようにしてもよい。
Further, in the above-described embodiment, the object to be attached is attached to the side opposite to the side of the fixed
また、前述した実施の形態では、支持プレート部25に2個の円柱状の突起部29を設けているが、突起部29に替えて、メインプレート部10の両側に沿う凸条部を上下方向に延在するようにしてもよい。
Further, in the above-described embodiment, the
また、前述した実施の形態では、ネジ軸部9の位置規制部材としてダブルナット41を使用しているが、位置規制部材としては、Eリングなどを使用するようにしてもよい。
Further, in the above-described embodiment, the
1…クランプ装置
2…メインフレーム
3…可動フレーム
4…把持部
5…ノブ
6…コイルバネ(バネ部材)
7…センサ(取付け対象物)
9…ネジ軸部
10…メインプレート部
12…固定プレート部
13…長孔
14…長辺
19,28…緩衝材
25…支持プレート部
26…可動プレート部
29…突起部
30…ネジ孔
31…柱状部
41…ダブルナット(規制部材)
45…被取付け対象物
1 ... Clamping
7 ... Sensor (object to be attached)
9 ...
45 ... Object to be attached
Claims (3)
前記固定プレート部の一面に対面し、前記メインプレート部に沿って前記固定プレート部の一面に向かって進退可能な可動プレート部を備える可動フレームと、
前記可動フレームを前記メインプレート部に常時押圧するバネ部材と、
前記バネ部材の押圧力を調整可能なネジ軸部を備えるノブと、
を有し、
前記取付け対象物は、前記メインプレート部を挟んで前記固定プレート部の反対側に取付けられる、
ことを特徴とするクランプ装置。 A main frame including a main plate portion, a fixed plate portion extending so as to be orthogonal to the main plate portion, and a mounting portion of an object to be mounted.
A movable frame having a movable plate portion facing one surface of the fixed plate portion and capable of advancing and retreating toward one surface of the fixed plate portion along the main plate portion.
A spring member that constantly presses the movable frame against the main plate portion, and
A knob having a screw shaft portion that can adjust the pressing force of the spring member,
Have,
The object to be attached is attached to the opposite side of the fixed plate portion with the main plate portion interposed therebetween.
A clamp device characterized by that.
前記メインプレート部には、前記固定プレート部に直交するように延長される長孔が備えられ、
前記可動フレームには、前記可動プレート部に直交する支持プレート部が備えられ、
前記ネジ軸部は、前記メインプレート部を挟んで前記可動フレームの反対側から前記長孔を貫通して前記支持プレート部に設けられたネジ孔に螺合し、前記ネジ軸部を正回転または逆回転させることによって前記バネ部材の押圧力が調整可能である、
ことを特徴とするクランプ装置。 In the clamping device according to claim 1,
The main plate portion is provided with an elongated hole extending so as to be orthogonal to the fixed plate portion.
The movable frame is provided with a support plate portion orthogonal to the movable plate portion.
The screw shaft portion is screwed into a screw hole provided in the support plate portion through the elongated hole from the opposite side of the movable frame with the main plate portion sandwiched therein, and the screw shaft portion is rotated forward or The pressing force of the spring member can be adjusted by rotating in the reverse direction.
A clamp device characterized by that.
前記固定プレート部の一面に対面し、前記メインプレート部に沿って前記固定プレート部の一面に向かって進退可能な可動プレート部を備える可動フレームと、
前記可動フレームを前記メインプレート部に常時押圧するバネ部材と、
前記バネ部材の押圧力を調整可能なネジ軸部を備えるノブと、
を有し、
前記メインプレート部には、前記固定プレート部に直交するように延長される長孔が備えられ、
前記可動フレームには、前記可動プレート部に直交する支持プレート部が備えられ、
前記ネジ軸部は、前記メインプレート部を挟んで前記可動フレームの反対側から前記長孔を貫通して前記支持プレート部に設けられたネジ孔に螺合し、前記ネジ軸部を正回転または逆回転させることによって前記バネ部材の押圧力が調整可能であり、
前記支持プレート部には、前記メインプレート部の幅方向両側に突出する円柱状の突起部が備えられ、
前記可動フレームは、前記突起部が前記メインプレート部を挟むようにして移動可能である、
ことを特徴とするクランプ装置。 A main frame including a main plate portion, a fixed plate portion extending so as to be orthogonal to the main plate portion, and a mounting portion of an object to be mounted.
A movable frame having a movable plate portion facing one surface of the fixed plate portion and capable of advancing and retreating toward one surface of the fixed plate portion along the main plate portion.
A spring member that constantly presses the movable frame against the main plate portion, and
A knob having a screw shaft portion that can adjust the pressing force of the spring member,
Have,
The main plate portion is provided with an elongated hole extending so as to be orthogonal to the fixed plate portion.
The movable frame is provided with a support plate portion orthogonal to the movable plate portion.
The screw shaft portion is screwed into a screw hole provided in the support plate portion through the elongated hole from the opposite side of the movable frame with the main plate portion sandwiched therein, and the screw shaft portion is rotated forward or The pressing force of the spring member can be adjusted by rotating in the reverse direction.
The support plate portion is provided with columnar protrusions protruding on both sides in the width direction of the main plate portion.
The movable frame can be moved so that the protrusions sandwich the main plate portion.
A clamp device characterized by that.
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