JP6811452B1 - 不正メディア検出サーバ及び不正メディアの検出方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ユーザが意図しない広告クリックを誘発するWebメディアを不正メディアとして検出する不正メディア検出サーバを提供する。【解決手段】 広告がクリックされてユーザ端末に広告主のWebページが表示されると、クリックされた広告が表示されていたWebページのURLを不正メディア検出サーバに送信するとともに、広告主のWebページで発生したイベントに関する情報を、不正メディア検出サーバから送信されたブラウザイベント取得プログラムによって送信する。不正メディア検出サーバではイベントのログ等を解析して、何ら操作が行われず直前のページに戻る、Webブラウザのウィンドウをそのまま閉じるといった操作が行われるケースの発生頻度から、広告が表示されていたWebページに対応するWebメディアを不正メディアとして検出する。【選択図】 図1

Description

本発明は、ユーザが意図しない広告クリックを誘発するWebメディアを不正メディアとして検出する、不正メディア検出サーバ及び不正メディアの検出方法に関するものである。
検索広告やディスプレイ広告などのインターネット広告では、検索サイトやポータルサイト、SNS、ニュースサイト、ブログ等のWebメディアに配信された広告がクリックされることによって広告報酬が課金されるクリック報酬型の広告が普及しているが、こうした広告報酬の算定において問題になるのが、商品等を購入する意図がないのに広告報酬を得ることのみを目的に行われる不正クリックへの対処である。
不正クリックを課金対象から除外するために、短い時間に繰り返されるクリックや、同じIPアドレスからの連続したクリックを不正クリックと判断する方法の他に、例えば、広告をクリックした後のユーザの平均的な行動パターンと対比して、これに該当しないケースを不正クリックと判断して課金対象から除外する発明が開示されている(特許文献1参照)。
特開2008−176787号公報
特許文献1に記載された発明等の技術によって、意図的に行われる不正クリックを一定程度課金対象から除外することができると考えられるが、こうした意図的な不正クリック以外に近時新たに問題となっているのが、広告が配信された端末を操作しているユーザ自身に不正の意図はないものの、広告が配信されるWebメディアにおける広告の配置やまぎらわしい表示によって、ユーザが意図しないクリックを誘発させることを狙った、アドフラウド(広告詐欺)と呼ばれる手口である。
具体的には、例えば、ユーザがうっかりクリックしてしまうような位置に広告を配置する、広告をわざと紛らわしい表現にしてユーザが閲覧しているWebページの次のページへのリンクのように見せかけてクリックを誘発する、といった手法が用いられるが、こうした手口を用いて広告報酬を稼ごうとするWebメディアが数多く存在しているのが実情である。広告をクリックするユーザの操作自体には不正の意図がなくても、広告が配信されるWebメディアに悪意があるケースにどのように対応するかが、インターネット広告における新たな課題となっている。
本発明は、このような課題に対応するためになされたものであり、ユーザが意図しない広告クリックを誘発するWebメディアを不正メディアとして検出する、不正メディア検出サーバ及び不正メディアの検出方法を提供することを目的とするものである。
本発明に係る課題を解決する第1の発明は、ユーザが操作するユーザ端末とインターネットを介して接続された、ユーザが意図しない広告クリックを誘発するWebメディアを不正メディアとして検出するサーバであって、所定の広告主のWebページにアクセスしたユーザ端末から、前記ユーザ端末の識別情報及び前記Webページを呼び出すためにクリックされた広告が配信されたWebメディアを識別できるアドレス情報を含むアクセス情報を受信するアクセス情報受信手段と、前記ユーザ端末から、前記ユーザ端末の識別情報及び前記ユーザ端末で動作するWebブラウザで発生したイベントに関する情報を含むイベント情報を受信するイベント情報受信手段と、前記アクセス情報受信手段が受信したアクセス情報及び前記イベント情報受信手段が受信したイベント情報を解析して、ユーザが意図しない広告クリックを誘発するWebメディアに該当すると判断される所定の条件に合致するWebメディアを不正メディアとして検出する不正メディア検出手段と、を備えることを特徴とする不正メディア検出サーバである。
また、第1の発明は、前記ユーザ端末に、前記ユーザ端末で動作するWebブラウザで発生したイベントに関する情報を取得するブラウザイベント取得プログラムを送信するプログラム送信手段を備えていて、前記イベント情報受信手段は、前記ブラウザイベント取得プログラムが取得した前記Webブラウザで発生したイベントに関する情報を含むイベント情報を受信することを特徴とすることもできる。
本発明に係る課題を解決する第2の発明は、ユーザが操作するユーザ端末とインターネットを介して接続された、ユーザが意図しない広告クリックを誘発するWebメディアを不正メディアとして検出するサーバであって、所定の広告主のWebページにアクセスしたユーザ端末から、前記ユーザ端末の識別情報、前記Webページを呼び出すためにクリックされた広告が配信されたWebメディアを識別できるアドレス情報、及び前記ユーザ端末で動作するWebブラウザで発生したイベントに関する情報を含むアクセス・イベント情報を受信するアクセス・イベント情報受信手段と、前記アクセス・イベント情報受信手段が受信したアクセス・イベント情報を解析して、ユーザが意図しない広告クリックを誘発するWebメディアに該当すると判断される所定の条件に合致するWebメディアを不正メディアとして検出する不正メディア検出手段と、を備えることを特徴とする不正メディア検出サーバを備えることを特徴とする不正メディア検出サーバである。
また、本発明は、前記不正メディア検出手段は、前記アクセス情報及び前記イベント情報(第2の発明ではアクセス・イベント情報)から、前記ユーザが前記Webページにおいて所定の操作を行なわずに前記Webページの閲覧を終了したと判断されるアクセスを無操作クリックと判断し、前記無操作クリックの発生割合が所定の条件に合致するWebページに対応するWebメディアを、不正メディアとして検出することを特徴とすることもできる。
本発明では、通常のWebページの閲覧行為であればスクロールやクリックなどの操作が行われるはずであるにも関わらず、例えば、広告をクリックして呼び出された広告主のWebページにおいて通常のWebページの閲覧行為で生じ得るイベントが発生せず、そのまま直前のページに戻る、あるいは、広告をクリックして広告主のWebページが呼び出されたWebブラウザのウィンドウをそのまま閉じるといった操作が行われるケースを無操作クリックと判断し、こうした無操作クリックの発生割合が高い等の所定条件に該当するWebメディアを、ユーザが意図しない広告クリックを誘発するWebメディアと検出する。
本発明において、一般にインターネット広告が掲載される検索サイト、ポータルサイト、SNS、ニュースサイト、ブログ等のWebサイトがWebメディアに該当する。Webメディアに配信される広告の種別は特に限定されるものではなく、検索広告やディスプレイ広告が含まれる。また、スマートフォンやタブレット型コンピュータ、パーソナルコンピュータ等で動作するアプリケーションの画面上でタップ・クリック等の操作を行うと広告主のWebページが表示される広告も、Webメディアに配信される広告に含まれ、その場合のアプリケーションはWebメディアに該当する。不正メディアとして検出されるWebメディアは、WebページのURLによって特定されるものでもよいし、ドメインによって特定されるものでもよい。
また、本発明は、前記不正メディア検出手段が不正メディアとして検出したWebメディアを、広告配信の対象からの除外を要求する配信除外メディアリストとして、広告を配信するアドサーバに送信する配信除外メディアリスト送信手段を備えることを特徴とすることもできる。前記アクセス情報受信手段及び前記イベント情報受信手段(第2の発明ではアクセス・イベント情報受信手段)は、前記ユーザ端末から、前記広告主又は前記Webページを呼び出すためにクリックされた広告の識別情報を受信し、前記不正メディア検出手段は、前記広告主又は前記広告毎に対応する不正メディアを検出し、前記配信除外メディアリスト送信手段は、広告主又は広告を指定して広告配信の対象からの除外を要求する配信除外メディアリストを前記アドサーバに送信することを特徴としてもよい。
このような構成は、広告を配信するアドサーバにおいて、ユーザが意図しない広告クリックを誘発するWebメディアへの広告の配信を抑止するのに好適である。広告の配信対象から除外するWebメディアは、広告主又は広告毎に指定することも可能である。
また、本発明は、前記アクセス情報受信手段(第2の発明ではアクセス・イベント情報)は、前記広告主のWebページを読み込んだ前記ユーザ端末のWebブラウザのリファラによって特定されるWebページのアドレス、又は前記広告主のWebページから特定されるアドサーバが発行した前記Webメディアを識別する識別情報を、前記Webメディアを識別できるアドレス情報として受信することを特徴とすることもできる。
このように構成することによって、不正メディアの可能性を判断する広告が配信されたWebメディアを、容易に識別することが可能になる。アドレス情報はリファラ等によって特定されるWebページのURLであってもよいし、URLから特定されるドメインであってもよい。
本発明は、本発明に係る不正メディア検出サーバによって実行される、不正メディアの検出方法として特定することもできる。
第1の発明に対応する不正メディアの検出方法に係る発明は、ユーザが操作するユーザ端末とインターネットを介して接続された、ユーザが意図しない広告クリックを誘発するWebメディアを不正メディアとして検出するサーバによって実行される不正メディアの検出方法であって、前記サーバが、所定の広告主のWebページにアクセスしたユーザ端末から、前記ユーザ端末の識別情報及び前記Webページを呼び出すためにクリックされた広告が配信されたWebメディアを識別できるアドレス情報を含むアクセス情報を受信するアクセス情報受信ステップと、前記サーバが、前記ユーザ端末から、前記ユーザ端末の識別情報及び前記ユーザ端末で動作するWebブラウザで発生したイベントに関する情報を含むイベント情報を受信するイベント情報受信ステップと、前記サーバが、前記アクセス情報受信ステップで受信したアクセス情報及び前記イベント情報受信ステップで受信したイベント情報を解析して、ユーザが意図しない広告クリックを誘発するWebメディアに該当すると判断される所定の条件に合致するWebメディアを不正メディアとして検出する不正メディア検出ステップと、を有することを特徴とする不正メディアの検出方法である。
また、第1の発明に対応する不正メディアの検出方法は、先に説明した本発明に係る不正メディア検出サーバの各々の構成によって実行される、不正メディアの検出方法として特定することもできる。
第2の発明に対応する不正メディアの検出方法に係る発明は、ユーザが操作するユーザ端末とインターネットを介して接続された、ユーザが意図しない広告クリックを誘発するWebメディアを不正メディアとして検出するサーバによって実行される不正メディアの検出方法であって、前記サーバが、所定の広告主のWebページにアクセスしたユーザ端末から、前記ユーザ端末の識別情報、前記Webページを呼び出すためにクリックされた広告が配信されたWebメディアを識別できるアドレス情報を含むアクセス情報、及び前記ユーザ端末で動作するWebブラウザで発生したイベントに関する情報を含むアクセス・イベント情報を受信するアクセス・イベント情報受信ステップと、前記サーバが、前記アクセス・イベント情報受信ステップで受信したアクセス・イベント情報を解析して、ユーザが意図しない広告クリックを誘発するWebメディアに該当すると判断される所定の条件に合致するWebメディアを不正メディアとして検出する不正メディア検出ステップと、を有することを特徴とする不正メディアの検出方法である。
また、第2の発明に対応する不正メディアの検出方法は、先に説明した本発明に係る不正メディア検出サーバの各々の構成によって実行される、不正メディアの検出方法として特定することもできる。
本発明によると、ユーザが意図しない広告クリックを誘発するWebメディアを不正メディアとして検出することができるので、広告に対する個々の不正クリックを課金対象から除外するだけでなく、近時問題となっているアドフラウド(広告詐欺)への対策として、ユーザが意図しない広告クリックを誘発することを狙った不正なWebメディアへの広告の配信を抑止することが可能になる。
本発明の実施形態の一例を示す図である。 本発明に係る不正メディア検出サーバの構成を示すブロック図である。 本発明に係る不正メディア検出サーバによって、不正メディアを検出する流れを示す第1の図である。 本発明に係る不正メディア検出サーバによって、不正メディアを検出する流れを示す第2の図である。 本発明に係る不正メディア検出サーバによって、不正メディアを検出する流れを示す第3の図である。 本発明に係る不正メディア検出サーバによって、不正メディアを検出する流れを示す第4の図である。 本発明において、ユーザ端末でWebブラウザのイベント情報を不正メディア検出サーバに送信する処理フローを示したフローチャートである。 本発明において、不正メディア検出サーバで不正メディアを検出して配信除外メディアリストを送信する処理フローを示したフローチャートである。 本発明に係る不正メディア検出サーバに記憶されるアクセスログの一例を示す図である。 本発明に係る不正メディア検出サーバに記憶されるイベントログの一例を示す図である。
本発明を実施するための形態について、図面を用いて以下に詳細に説明する。尚、以下の説明は本発明の実施形態の一例を示したものであって、本発明の実施形態はここに示した例に限定されるものではない。
図1は、本発明の実施形態の一例を示す図である。図1において、ユーザ端末10とインターネットを介して接続された不正メディア検出サーバ50が、本発明に係る不正メディア検出サーバに該当する。ユーザ端末10には、パーソナルコンピュータやスマートフォン、タブレット型コンピュータ等を用いることができるが、インターネットに接続してWebページを閲覧することが可能なWebブラウザを備えたネットワーク端末であれば、その種類は特に限定されるものではない。
メディアサーバ20は、検索サイト、ポータルサイト、SNS、ニュースサイト、ブログ等のWebメディアのサービスを提供するWebサーバであり、メディアサーバ20からユーザ端末10に呼び出されるWebページ上に、アドサーバ30が広告を配信する。ユーザ端末10でWebページに表示された広告がクリックされると、クリックされた広告に対応する広告主のWebサーバである広告主サーバ40から、広告主のWebページであるランディングページがユーザ端末10に呼び出される。
ランディングページには、ユーザ端末10で動作するWebブラウザで発生するイベントを監視し、発生したイベントに関する情報を取得して不正メディア検出サーバ50に送信するブラウザイベント取得プログラムを、不正メディア検出サーバ50から呼び出すためのタグが埋め込まれている。これによって、ユーザ端末10にランディングページが読み込まれると、不正メディア検出サーバ50にブラウザイベント取得プログラムの送信リクエストが送信されるが、あわせて、ランディングページがWebブラウザに読み込まれる直前に表示されていたWebページ、すなわち、ランディングページへのリンクが貼られた広告が表示されていたWebページのURL(以下、「メディアURL」とする。)が不正メディア検出サーバ50に送信される。メディアURLは、URLのドメインで代用することとしてもよい。
これらの情報を受信した不正メディア検出サーバ50では、ユーザ端末10にブラウザイベント取得プログラムを送信するとともに、メディアURLを含むユーザ端末10から受信した所定の情報を、アクセスログとして記録する。不正メディア検出サーバ50から受信したブラウザイベント取得プログラムが起動されたユーザ端末10では、Webブラウザで発生するイベントが監視され、ランディングページ上でのスクロールやクリック等のユーザの操作、直前のページに戻る、Webブラウザのウィンドウを閉じるといった、Webブラウザで発生したイベントに関する情報が取得されて、不正メディア検出サーバ50に送信される。
ブラウザイベント取得プログラムによって取得された情報等を受信した不正メディア検出サーバ50では、受信した情報から所定の情報をイベントログとして記録する。ここで先に記録したアクセスログとイベントログを解析すると、通常のWebページの閲覧行為であればスクロールやクリックなどの操作が行われるはずであるにも関わらず、例えば、ランディングページにおいて閲覧行為によって発生するはずのスクロール等の操作が行われず、そのまま直前のページに戻る、あるいは、ランディングページが呼び出されたWebブラウザのウィンドウをそのまま閉じるといった操作が行われたケースを、広告をクリックしながらランディングページにおいて操作が行われなかった「無操作クリック」と判断する。こうした無操作クリックの発生割合が高い等の所定条件に該当するメディアURL、又はメディアURLのドメインに対応するWebメディアを、ユーザが意図しない広告クリックを誘発する不正メディアとして検出する。
尚、不正メディア検出サーバ50から送信されるものとして説明したブラウザイベント取得プログラムは、不正メディア検出サーバ50から送信されることなく、広告主サーバ40から送信されるランディングページに埋め込む等の方法で当該ランディングページの表示時に自動的に実行される構成としてもよい。
この場合、ユーザ端末10ではランディングページを読み込んだ際に不正メディア検出サーバ50にブラウザイベント取得プログラムの送信を要求することなく、Webブラウザがランディングページを読み込むことによってブラウザイベント取得プログラムが起動され、Webブラウザで発生したイベントに関する情報が取得されて、不正メディア検出サーバ50に送信される。
また、そのように構成する場合は、ランディングページが読み込まれた際に送信されるメディアURLを、ブラウザイベント取得プログラムによって取得されるWebブラウザで発生したイベントに関する情報と同じタイミングで不正メディア検出サーバ50に送信することとしてもよい。
不正メディア検出サーバ50で不正メディアと検出されたWebメディアは、広告配信の対象から除外すべきWebメディアと判断され、それらのWebメディアのリストを配信除外メディアリストとして、広告を配信するアドサーバ30に送信する。アドサーバ30では、配信除外メディアリストに含まれるWebメディアへの広告の配信を停止することによって、ユーザが意図しないクリックを誘発させることを狙ったアドフラウド(広告詐欺)に対処することができる。配信除外メディアリストに含まれるWebメディアに対象となる広告や広告主を指定することとすれば、広告の配信を停止するWebメディアを広告や広告主毎に指定することも可能になる。
図2は、本発明に係る不正メディア検出サーバの構成を、機能ブロックで示した図である。本発明に係る不正メディア検出サーバに対応する不正メディア検出サーバ50は、インターネットに接続されたHTTPサーバで、CPU、メインメモリ、HDD等の補助記憶装置が備えられている。不正メディア検出サーバ50では、補助記憶装置に格納されたプログラムがメインメモリに読み出され、CPUで演算処理を実行することによって所定の機能が実現される。
不正メディア検出サーバ50を構成するコンピュータの物理的な構成は特に限定されるものではなく、本発明における不正メディアを検出して配信除外メディアリストを生成する機能以外の機能が、同一のコンピュータに備えられるものであってもよい。また、本発明に必要な各々の機能は、物理的に一台のコンピュータによって実現されるものであってもよいし、複数のコンピュータが連携して実現されるものであってもよい。
不正メディア検出サーバ50のブラウザイベント取得プログラム送信部51、不正メディア検出部53、配信除外メディアリスト送信部54は、いずれも機能的に特定されるものであって、HDD等の補助記憶装置に格納された各部の機能に対応するプログラムがメインメモリに読み出され、CPUで演算処理を実行することによって、各部に対応する機能が実現される。
不正メディア検出サーバ50のアクセスログ・イベントログ記憶部52には、HDD等の補助記憶装置の所定の記憶領域が割り当てられる。これらの記憶領域は物理的に一台のコンピュータに設けられることを必須の要件とするものではなく、データベースサーバを構成するコンピュータ等の複数のコンピュータに設けられるものであってもよい。
ユーザ端末10は、インターネットに接続してWebページを閲覧することが可能なWebブラウザを備えたネットワーク端末で、パーソナルコンピュータやスマートフォン、タブレット型コンピュータ等を用いることができる。
ユーザ端末10のWebページ制御部11、イベント送信部12は、いずれも機能的に特定されるものであって、Webページ制御部11についてはHDD等の補助記憶装置に格納されたWebブラウザ、イベント送信部12については不正メディア検出サーバ50から受信したブラウザイベント取得プログラムがそれぞれメインメモリに読み出され、CPUで演算処理を実行することによって、各部に対応する機能が実現される。
メディアサーバ20は、インターネットに接続されてWebメディアのサービスを提供するHTTPサーバで、CPU、メインメモリ、HDD等の補助記憶装置が備えられている。
メディアサーバ20のWebページ送信部21は機能的に特定されるものであって、HDD等の補助記憶装置に格納されたプログラムがメインメモリに読み出され、CPUで演算処理を実行することによって、所定の機能が実現される。
アドサーバ30は、インターネットに接続されてWebメディアが提供するWebページに広告を配信するHTTPサーバで、CPU、メインメモリ、HDD等の補助記憶装置が備えられている。
アドサーバ30の広告配信部31は機能的に特定されるものであって、HDD等の補助記憶装置に格納されたプログラムがメインメモリに読み出され、CPUで演算処理を実行することによって、所定の機能が実現される。アドサーバ30の配信除外メディアリスト記憶部32には、HDD等の補助記憶装置の所定の記憶領域が割り当てられる。これらの記憶領域は物理的に一台のコンピュータに設けられることを必須の要件とするものではなく、データベースサーバを構成するコンピュータ等の複数のコンピュータに設けられるものであってもよい。
広告主サーバ40は、インターネットに接続されて広告主のランディングページを含むWebページを送信するHTTPサーバで、CPU、メインメモリ、HDD等の補助記憶装置が備えられている。
広告主サーバ40のWebページ送信部41は機能的に特定されるものであって、HDD等の補助記憶装置に格納されたプログラムがメインメモリに読み出され、CPUで演算処理を実行することによって、所定の機能が実現される。
以上の構成を前提にして、図3−10を用いて、本発明に係る不正メディア検出サーバに対応する不正メディア検出サーバ50によって不正メディアに該当するWebメディアが検出され、配信除外メディアリストが生成、送信される処理を詳細に説明する。
図3は、Webメディアが提供するWebページに表示されている広告がクリックされて、広告主のWebページが呼び出される流れを示している。メディアサーバ20のWebページ送信部21からWebメディアが提供するWebページが送信されると、ユーザ端末10のWebページ制御部11に読み込まれて、ユーザ端末10の画面にWebページが表示される。この時、アドサーバ30の広告配信部31からは、Webページの所定の領域に表示される広告が配信される。
ここで配信される広告の種別は特に限定されるものではなく、検索サイトにおける検索結果に連動して配信される検索広告であってもよいし、ポータルサイトやSNS等のコンテンツの内容に連動して配信されるディスプレイ広告であってもよい。
続いて、ユーザ端末10で広告主のWebページが読み込まれてブラウザイベント取得プログラムが呼び出される流れを示したのが、図4である。図7のフローチャートは、このときにユーザ端末10のWebページ制御部11で実行される処理フローを示している。
図3に示した流れで広告がクリックされると、広告主サーバ40のWebページ送信部41から、広告主が提供するWebページであるランディングページ(LP)が呼び出され(図7のS01)、ユーザ端末10のWebページ制御部11に読み込まれて、ユーザ端末10の画面にランディングページ(LP)が出力される(図7のS02)。
ランディングページ(LP)を表示するHTMLファイル等のファイルには、ブラウザイベント取得プログラムを不正メディア検出サーバ50から呼び出すためのタグ、具体的にはブラウザイベント取得プログラムが格納されている不正メディア検出サーバ50のURLが指定されたタグが埋め込まれていて、ユーザ端末10にランディングページが読み込まれると、指定されたURLからブラウザイベント取得プログラムを呼び出すブラウザイベント取得プログラムの送信リクエストが、Webページ制御部11から不正メディア検出サーバ50に送信される。
また、このタグには、ブラウザイベント取得プログラムの送信リクエストを送信する際に、ランディングページ(LP)がWebブラウザに読み込まれる直前のWebページ、すなわち、ランディングページへのリンクが貼られた広告が表示されていたWebページのURLであるメディアURL(メディアURLのドメインで代用してもよい)を、Webブラウザのリファラ(アドサーバ30がメディアURLやメディアURLのドメイン等の広告を配信したWebメディアの識別情報をランディングページに受け渡す場合もあり、その場合はリファラによって特定することができるメディアURLを、Webメディアの識別情報に置き換えることとしてもよい)から特定して不正メディア検出サーバ50に送信することが記述されており、メディアURLとIPアドレス等のユーザ端末の識別情報を含むアクセス情報が、ブラウザイベント取得プログラムの送信リクエストと合わせて、Webページ制御部11から不正メディア検出サーバ50に送信される(図7のS03)。
これらの情報を受信した不正メディア検出サーバ50では、指定されたURLから読み出したブラウザイベント取得プログラムが、ブラウザイベント取得プログラム送信部51からユーザ端末10に送信される。ユーザ端末10では受信したブラウザイベント取得プログラムが起動されて(図7のS04)、ランディングページ(LP)が表示されているユーザ端末10のWebブラウザで発生するイベントが監視され、発生したイベントに関する情報等がイベント送信部12から不正メディア検出サーバ50に送信される。
また、不正メディア検出サーバ50では、ユーザ端末から受信したアクセス情報を、アクセスログとしてアクセスログ・イベントログ記憶部52に記憶させる。図9は、アクセスログ・イベントログ記憶部52に記憶されるアクセスログの一例を示したものであるが、ユーザ端末のIPアドレス、メディアURLの他に、ランディングページ(LP)に対応する広告主を識別する広告主IDや、ランディングページ(LP)を呼び出す際にクリックされた広告を識別するためにアドサーバ30が発行した広告ID、各々の広告がクリックされた操作を識別するアドサーバ30又は不正メディア検出サーバ50が発行したクリックID等をアクセス情報に含ませて、アクセスログに記憶させることとしてもよいし、不正メディア検出サーバ50でアクセス情報を受信した日時をアクセスログに記憶させることとしてもよい。
図5は、ブラウザイベント取得プログラムが起動されたユーザ端末10からWebブラウザで発生したイベント等に関するイベント情報が送信され、これを受信した不正メディア検出サーバ50において実行される処理の流れを示している。ユーザ端末10から送信されたイベント情報は不正メディア検出サーバ50にイベントログとして蓄積されるが、図8のフローチャートは、アクセスログとイベントログが蓄積された不正メディア検出サーバ50において、不正メディア検出部53と配信除外メディアリスト送信部54で実行される処理のフローを示したものである。
ブラウザイベント取得プログラムが起動されたユーザ端末10では、ランディングページ(LP)が表示されているユーザ端末10のWebブラウザ、すなわちWebページ制御部11で発生する、ランディングページ(LP)上において行われるスクロールやクリックの他、直前のページに戻る、Webブラウザのウィンドウを閉じるといったイベントが監視されて、発生したイベントに関する情報と、IPアドレス等のユーザ端末の識別情報を含むイベント情報が、イベント情報送信部12から不正メディア検出サーバ50に送信される。
不正メディア検出サーバ50では、ユーザ端末から受信したイベント情報を、イベントログとしてアクセスログ・イベントログ記憶部52に記憶させる。図10は、アクセスログ・イベントログ記憶部52に記憶されるイベントログの一例を示したものであるが、ユーザ端末のIPアドレス、ユーザ端末10のWebブラウザで発生したイベントに関する情報の他に、ランディングページ(LP)に対応する広告主を識別する広告主ID、各々の広告がクリックされた操作を識別するアドサーバ30又は不正メディア検出サーバ50が発行したクリックID等をイベント情報に含ませてイベントログに記憶させることとしてもよいし、不正メディア検出サーバ50でイベント情報を受信した日時をアクセスログに記憶させることとしてもよい。
尚、前述のように、不正メディア検出サーバ50のブラウザイベント取得プログラム送信部51から送信されるものとして説明したブラウザイベント取得プログラムは、不正メディア検出サーバ50から送信されることなく、広告主サーバ40のWebページ送信部41から送信されるランディングページ(LP)に埋め込む等の方法で、当該ランディングページの表示時に自動的に実行される構成としてもよい。
この場合、ユーザ端末10にランディングページ(LP)が読み込まれても、Webページ制御部11から不正メディア検出サーバ50にブラウザイベント取得プログラムの送信リクエストが送信されることなく、ランディングページ(LP)が読み込まれるとブラウザイベント取得プログラムに対応するイベント送信部12が起動されて、Webブラウザで発生したイベントに関する情報がイベント送信部12から不正メディア検出サーバ50に送信されることになる。
また、そのように構成する場合は、ランディングページが読み込まれた際に送信されるメディアURLとIPアドレス等のユーザ端末の識別情報を含むアクセス情報と、ブラウザイベント取得プログラムによって取得されるWebブラウザで発生したイベントに関する情報を含むイベント情報を、同じタイミングでアクセス・イベント情報として不正メディア検出サーバ50に送信して、これらを合わせてアクセス・イベントログ記憶部52に記憶させることとしてもよい。
このようにして、不正メディア検出サーバ50のアクセスログ・イベントログ記憶部52にアクセスログとイベントログが蓄積されると、所定のタイミングで不正メディア検出部53が起動され、アクセスログとイベントログを解析して(図8のS11)、ユーザが意図しない広告クリックを誘発するWebメディアを不正メディアとして検出する(図8のS12)。
具体的には、通常のWebページの閲覧行為であればスクロールやクリックなどの操作が行われるはずであるにも関わらず、例えば、ランディングページにおいて閲覧に関連する操作が行われず、そのまま直前のページに戻る、あるいは、ランディングページが呼び出されたWebブラウザのウィンドウをそのまま閉じるといった操作が行われるケースを、広告をクリックしながらランディングページにおいて操作が行われなかった「無操作クリック」と判断する。図10の例であれば、ランディングページ(LP)において何ら操作が行われていない1行目の広告主ID「X」のイベントログや、ランディングページ(LP)が表示されたウィンドウがそのまま閉じられた3行目の広告主ID「Z」のイベントログが、無操作クリックに該当する。
無操作クリックに該当すると判断されたランディングページ(LP)を呼び出した広告が配信されたWebメディアは、ユーザが意図しない広告クリックを誘発するWebメディアである可能性が想定され、そのWebメディアは、無操作クリックに該当するイベントログとIPアドレスが一致するアクセスログ(受信日時や広告主IDの一致を条件とすれば、より正確な特定が可能となる)に含まれるメディアURLから特定することもできるが、無操作クリックに該当するイベントログと、広告をクリックした操作毎に割り当てられるクリックIDが一致するアクセスログを選択して、そのアクセスログに含まれるメディアURL(又はメディアURLのドメイン)から広告が配信されたWebメディアを特定すれば、より正確なWebメディアの特定が可能になる。
このようにして無操作クリックに該当するイベントログが抽出されると、同じメディアURL又はメディアURLのドメインにおける無操作クリックの発生回数をカウントして、そのメディアURL又はメディアURLのドメインにおける全てのイベントログに対する無操作クリックの比率が所定の閾値を上回る等、無操作クリックの発生割合が高いと判断される所定の条件に該当するメディアURL又はメディアURLのドメインに対応するWebメディアを、ユーザが意図しない広告クリックを誘発する不正メディアと判断することができる。
尚、ここで不正メディアに該当するかを判断する無操作クリックが発生した比率の閾値は、任意に設定できるものであることが好ましい。その閾値を広告主が指定できることとすれば、広告主のニーズに応じたアドフラウド対策が可能になるためである。
不正メディアとして検出されたWebメディアは、広告配信の対象から除外する配信除外メディアリストに登録される(図8のS13)。前述の閾値を広告主毎に設定して、配信除外メディアリストを広告主毎に生成することとすれば、広告主のニーズに応じて不正メディアを除外した広告配信の制御が可能になる。所定のタイミングで配信除外メディアリスト送信部54が起動されると、図6に示したように、配信除外メディアリストがアドサーバ30に送信される(図8のS14)。
不正メディア検出サーバ50から配信除外メディアリストを受信したアドサーバ30では、受信した配信除外メディアリストを配信除外メディアリスト記憶部32に記憶させる。アドサーバ30の広告配信部31で広告を配信する際には、配信除外メディアリスト記憶部32を参照して不正メディアを広告配信の対象から除外することによって、アドフラウドに該当するWebメディアへの広告の配信を抑止することが可能になる。
10 ユーザ端末
11 Webページ制御部
12 イベント送信部
20 メディアサーバ
21 Webページ送信部
30 アドサーバ
31 広告配信部
32 配信除外メディアリスト記憶部
40 広告主サーバ
41 Webページ送信部
50 不正メディア検出サーバ
51 ブラウザイベント取得プログラム送信部
52 アクセスログ・イベントログ記憶部
53 不正メディア検出部
54 配信除外メディアリスト送信部

Claims (8)

  1. ユーザが操作するユーザ端末とインターネットを介して接続された、ユーザが意図しない広告クリックを誘発するWebメディアを不正メディアとして検出するサーバであって、
    所定の広告主のWebページにアクセスしたユーザ端末から、前記ユーザ端末の識別情報及び前記Webページを呼び出すためにクリックされた広告が配信されたWebメディアを識別できるアドレス情報を含むアクセス情報を受信するアクセス情報受信手段と、
    前記ユーザ端末から、前記ユーザ端末の識別情報及び前記ユーザ端末で動作するWebブラウザで発生したイベントに関する情報を含むイベント情報を受信するイベント情報受信手段と、
    前記アクセス情報受信手段が受信したアクセス情報及び前記イベント情報受信手段が受信したイベント情報を解析して、ユーザが意図しない広告クリックを誘発するWebメディアに該当すると判断される所定の条件に合致するWebメディアを不正メディアとして検出する不正メディア検出手段と、を備えていて、
    前記不正メディア検出手段は、前記アクセス情報及び前記イベント情報から、前記ユーザが前記Webページにおいて所定の操作を行なわずに前記Webページの閲覧を終了したと判断されるアクセスを無操作クリックと判断し、前記無操作クリックの発生割合が所定の条件に合致するWebページに対応するWebメディアを、不正メディアとして検出すること
    を特徴とする不正メディア検出サーバ。
  2. 前記ユーザ端末に、前記ユーザ端末で動作するWebブラウザで発生したイベントに関する情報を取得するブラウザイベント取得プログラムを送信するプログラム送信手段を備えていて、
    前記イベント情報受信手段は、前記ブラウザイベント取得プログラムが取得した前記Webブラウザで発生したイベントに関する情報を含むイベント情報を受信すること
    を特徴とする請求項1記載の不正メディア検出サーバ。
  3. 前記不正メディア検出手段が不正メディアとして検出したWebメディアを、広告配信の対象からの除外を要求する配信除外メディアリストとして、広告を配信するアドサーバに送信する配信除外メディアリスト送信手段を備えること
    を特徴とする請求項1又は2記載の不正メディア検出サーバ。
  4. 前記アクセス情報受信手段及び前記イベント情報受信手段は、前記ユーザ端末から、前記広告主又は前記Webページを呼び出すためにクリックされた広告の識別情報を受信し、
    前記不正メディア検出手段は、前記広告主又は前記広告毎に対応する不正メディアを検出し、
    前記配信除外メディアリスト送信手段は、広告主又は広告を指定して広告配信の対象からの除外を要求する配信除外メディアリストを前記アドサーバに送信すること
    を特徴とする請求項3記載の不正メディア検出サーバ。
  5. 前記アクセス情報受信手段は、前記広告主のWebページを読み込んだ前記ユーザ端末のWebブラウザのリファラによって特定されるWebページのアドレス、又は前記広告主のWebページから特定されるアドサーバが発行した前記Webメディアを識別する識別情報を、前記Webメディアを識別できるアドレス情報として受信すること
    を特徴とする請求項1乃至4いずれかに記載の不正メディア検出サーバ。
  6. ユーザが操作するユーザ端末とインターネットを介して接続された、ユーザが意図しない広告クリックを誘発するWebメディアを不正メディアとして検出するサーバであって、
    所定の広告主のWebページにアクセスしたユーザ端末から、前記ユーザ端末の識別情報、前記Webページを呼び出すためにクリックされた広告が配信されたWebメディアを識別できるアドレス情報、及び前記ユーザ端末で動作するWebブラウザで発生したイベントに関する情報を含むアクセス・イベント情報を受信するアクセス・イベント情報受信手段と、
    前記アクセス・イベント情報受信手段が受信したアクセス・イベント情報を解析して、ユーザが意図しない広告クリックを誘発するWebメディアに該当すると判断される所定の条件に合致するWebメディアを不正メディアとして検出する不正メディア検出手段と、を備えていて、
    前記不正メディア検出手段は、前記アクセス・イベント情報から、前記ユーザが前記Webページにおいて所定の操作を行なわずに前記Webページの閲覧を終了したと判断されるアクセスを無操作クリックと判断し、前記無操作クリックの発生割合が所定の条件に合致するWebページに対応するWebメディアを、不正メディアとして検出すること
    を特徴とする不正メディア検出サーバ。
  7. ユーザが操作するユーザ端末とインターネットを介して接続された、ユーザが意図しない広告クリックを誘発するWebメディアを不正メディアとして検出するサーバによって実行される不正メディアの検出方法であって、
    前記サーバが、所定の広告主のWebページにアクセスしたユーザ端末から、前記ユーザ端末の識別情報及び前記Webページを呼び出すためにクリックされた広告が配信されたWebメディアを識別できるアドレス情報を含むアクセス情報を受信するアクセス情報受信ステップと、
    前記サーバが、前記ユーザ端末から、前記ユーザ端末の識別情報及び前記ユーザ端末で動作するWebブラウザで発生したイベントに関する情報を含むイベント情報を受信するイベント情報受信ステップと、
    前記サーバが、前記アクセス情報受信ステップで受信したアクセス情報及び前記イベント情報受信ステップで受信したイベント情報を解析して、ユーザが意図しない広告クリックを誘発するWebメディアに該当すると判断される所定の条件に合致するWebメディアを不正メディアとして検出する不正メディア検出ステップと、を有していて、
    前記不正メディア検出ステップにおいて、前記サーバは、前記アクセス情報及び前記イベント情報から、前記ユーザが前記Webページにおいて所定の操作を行なわずに前記Webページの閲覧を終了したと判断されるアクセスを無操作クリックと判断し、前記無操作クリックの発生割合が所定の条件に合致するWebページに対応するWebメディアを、不正メディアとして検出すること
    を特徴とする不正メディアの検出方法。
  8. ユーザが操作するユーザ端末とインターネットを介して接続された、ユーザが意図しない広告クリックを誘発するWebメディアを不正メディアとして検出するサーバによって実行される不正メディアの検出方法であって、
    前記サーバが、所定の広告主のWebページにアクセスしたユーザ端末から、前記ユーザ端末の識別情報、前記Webページを呼び出すためにクリックされた広告が配信されたWebメディアを識別できるアドレス情報を含むアクセス情報、及び前記ユーザ端末で動作するWebブラウザで発生したイベントに関する情報を含むアクセス・イベント情報を受信するアクセス・イベント情報受信ステップと、
    前記サーバが、前記アクセス・イベント情報受信ステップで受信したアクセス・イベント情報を解析して、ユーザが意図しない広告クリックを誘発するWebメディアに該当すると判断される所定の条件に合致するWebメディアを不正メディアとして検出する不正メディア検出ステップと、を有していて、
    前記不正メディア検出ステップにおいて、前記サーバは、前記アクセス・イベント情報から、前記ユーザが前記Webページにおいて所定の操作を行なわずに前記Webページの閲覧を終了したと判断されるアクセスを無操作クリックと判断し、前記無操作クリックの発生割合が所定の条件に合致するWebページに対応するWebメディアを、不正メディアとして検出すること
    を特徴とする不正メディアの検出方法。
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