JP6800889B2

JP6800889B2 - 進化したパケットデータゲートウェイ（ｅＰＤＧ）選択に関するパブリックランドモバイルネットワーク（ＰＬＭＮ）リスト

Info

Publication number: JP6800889B2
Application number: JP2017559337A
Authority: JP
Inventors: カトビッチ、アメル; ファッチン、ステファノ
Original assignee: Qualcomm Inc
Current assignee: Qualcomm Inc
Priority date: 2015-05-15
Filing date: 2016-05-14
Publication date: 2020-12-16
Anticipated expiration: 2036-05-14
Also published as: JP2018520550A; KR102443117B1; CN107624254A; US20160337942A1; EP3295712A1; CN107624254B; WO2016187077A1; KR20180008476A; US10708849B2

Description

関連出願の相互参照

[0001]この出願は、２０１５年５月１５日に出願された「進化したパケットデータゲートウェイ（ｅＰＤＧ）選択に関するパブリックランドモバイルネットワーク（ＰＬＭＮ）リスト(PUBLICK LAND MOBILE NETWORK (PLMN) LIST FOR EVOLVED PACKET DATA GATEWAY (ePDG) SELECTIOＮ)というタイトルの米国仮出願第６２／１６２,６３４および２０１６年３月１３に出願された「進化したパケットデータゲートウェイ（ｅＰＤＧ）選択に関するパブリックランドモバイルネットワーク（ＰＬＭＮ）リスト(PUBLICK LAND MOBILE NETWORK (PLMN) LIST FOR EVOLVED PACKET DATA GATEWAY (ePDG) SELECTIOＮ)というタイトルの米国特許出願第１５／１５４，８８３号の利益を主張し、それらは、その全体がここで参照されることにより明示的に組み込まれる。
[0002]

[0003]本開示は一般に通信システムに関し、より具体的には、ｅＰＤＧ選択に関する。

[0004]ワイヤレスローカルエリアネットワーク（ＷＬＡＮ）に接続されたユーザ機器（ＵＥ）（例えば、モバイルデバイス）はオペレータの（例えば、ＡＴ＆Ｔ、Verizon, Sprint,等）のコア進化したパケットコア（ＥＰＣ）ネットワークを介してインターネットプロトコル（ＩＰ）接続性を得ることができる。パケットデータネットワークゲートウェイ（ＰＤＮ−ＧＷ）はオペレータのネットワーク内のＩＰアンカ(anchor)であり得る。ＵＥが接続するＷＬＡＮは信頼できるかもしれないし信頼できないかもしれない。ＷＬＡＮが信頼できない場合、ＵＥはＰＤＮ−ＧＷへのアクセスを獲得する前にePDGエンティティへ接続する必要があるかもしれない。ＵＥがｅＰＤＧ選択プロシージャを用いてePDGを選択すると、ＵＥはＥＰＣへの確実な接続のためにePDGへのＩＰＳｅｃトンネルを構築することができる。一態様において、ePDG選択に関する支援情報はＵＥにおいて事前設定することができる。たとえば、ホームオペレータ（例えば、AT&T, Verizon, Sprint等）は特定のネットワークにおいてＵＥが使用するためのePDＧのＩＰアドレスまたは完全修飾ドメイン名(fully qualified domain name)(FQDN)を事前設定することができる。しかしながら、事前設定はすべてのシナリオにおいて実用的でないあるいは実現可能でない可能性がある。たとえば、ＵＥが事前設定されたePDGが無いネットワーク内にいるとき（例えば、ＵＥが別の国にローミングしているとき）、またはオペレータ／ネットワークが展開された多数のePDGsを有するためePDGを選択する前にＵＥのロケーションが考慮される必要がある。したがって、ePDG事前設定が実用的でないあるいは実現できないときＵＥがePDGを選択することができる必要がある。

[0005]ＵＥは、ＷＬＡＮから受信された認証情報に基づいてネットワーク／サービスプロバイダ（ＳＰ）によりＷＬＡＮへアクセスする権限が与えられる(authorize)および／または認証される(authenticate)ことができるけれども、これは必ずしも認証情報のリスト内の各ネットワーク／ＳＰが、ＵＥとＷＬＡＮアクセスポイントが位置しているエリア内で展開されているePDGを有することを意味しない。たとえば、ＵＥは米国のオペレータＡの加入者であり得るがＵＥは現在ヨーロッパの国Ｘ内でローミングしていることがあり得る。米国のオペレータＡはＵＥがオペレータＢ（例えば、米国オペレータＢのために）により認証される／オーソライズ(authorize)されることができることを意味するヨーロッパのすべての国をカバーするヨーロッパオペレータＢとローミングアグリーメント(a roaming agreement)を持つことができる。国Ｘにおいて、ＵＥがアクセスしたいＷＬＡＮは３ＧＰＰ(登録商標)セルラーネットワークアクセスネットワーククエリプロトコル(access network query protocol (ANQP)エレメントを介してＵＥに通信する、オペレータＢのネットワークアイデンティティはＵＥがオペレータＢによりＷＬＡＮアクセスに関して認証される／オーソライズされ得ることを示す。しかしながら、オペレータＢは国ＸではePDGを展開していない可能性がある。この結果、ＵＥはオペレータＢのePDGを選択するがオペレータＢのePDGにコンタクトする試みに失敗するかまたはＰＤＮへの接続性が貧弱になるかまたは地方条例(local regulations)により禁止される可能性がある異なる国に位置されるオペレータＢのePDGに接続されるであろう。したがって、ＵＥは、ePDG選択に関するＷＬＡＮによりＡＮＱＰを介して提供されるＰＬＭＮリスト(例えば、認証情報)に依存することを望まないかもしれない。

[0006]本開示は、ＷＬＡＮアクセスポイントが位置されるエリア内にePDGを提供するネットワークのリストを含むePDG情報をＵＥに提供することによりこの問題に対するソリューションを提供する。一態様において、ネットワークのリストはＰＬＭＮＩＤｓのリストを含むことができる。ePＤＧ情報に含まれるリストはＳ２ｂ接続性を有するＰＬＭＮリストおよび／またはePDG選択に関するＰＬＭＮリストであり得る。たとえば、ePDG情報は認証情報を含むＡＮＱＰエレメントのペイロードに追加されることができ、ＵＥはePDG情報に含まれるリストからePDGを選択することができる。ＷＬＡＮアクセスポイントが位置されるエリア内にePDGを提供するネットワークのリストを含むePDG情報を受信することにより、ＵＥは存在しないあるいは正しくないePDGを選択することを防止することができる。

[0007]開示の態様において、ワイヤレス通信に関する方法、装置、およびコンピュータ可読媒体が提供される。装置はワイヤレスコミュニケーションネットワークのアクセスポイントに関連づけることができる。装置は、またアクセスポイントのエリア内にePDGsを提供するネットワークのリストを備えるePDG情報をアクセスポイントから受信することもできる。装置はさらにePDG情報に基づいてePDGを選択することができる。

[0008]別の態様において、装置はＵＥと関連づけることができる。装置はまたアクセスポイントのエリア内にePDGsを提供するネットワークのリストを備えるePDG情報をアクセスポイントから送信することができる。

[0009]図１はネットワークアーキテクチャの一例を図示する図である。 [0010]図２Ａは本開示の一態様に従うePDGを介してデバイスがＩＰ接続性を獲得する進化したパケットシステム(EPS)の一例を図示する図である。 [0011]図２Ｂは本開示の一態様に従う、ePDGを介してデバイスがＩＰ接続性を獲得するＥＰＳの一例を図示する図である。 [0012]図３はワイヤレス通信の方法のフローチャートである。 [0013]図４は例示装置における異なる手段／コンポーネント間のデータフローを図示する概念データフロー図である。 [0014]図５は処理システムを用いる装置のためのハードウェアインプリメンテーションの例を例示する図である。 [0015]図６はワイヤレス通信の方法のフローチャートである。 [0016]図７は、例示的な装置における異なる手段／コンポーネント間のデータフローを示す概念的なデータフロー図である。 [0017]図８は処理システムを用いる装置のためのハードウェアインプリメンテーションの例を例示する図である。

発明の詳細な説明

[0018]添付された図面に関連して、以下に記載の詳細な説明は、様々な構成の説明として意図され、ここに説明される概念が実現されうる唯一の構成を表すようには意図されない。詳細な説明は、さまざまな概念の完全な理解を提供するために、具体的な詳細を含む。しかしながら、これらの概念がこれらの具体的な詳細なしに実現され得ることが当業者にとって明らかになる。いくつかの例では、そのような概念をあいまいにすることを避けるために、周知の構造およびコンポーネントが、ブロック図の形態で示される。

[0019]ここでは、電気通信システムのいくつかの態様が、さまざまな装置および方法に関連して提示される。これらの装置および方法は、以下の詳細な説明において説明され、添付の図面において、さまざまなブロック、モジュール、コンポーネント、回路、ステップ、処理、アルゴリズム等（集合的には「エレメント」と呼ばれる）により例示されている。これらのエレメントは、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、またはこれらの任意の組み合わせを使用してインプリメントされ得る。そのようなエレメントがハードウェアとしてインプリメントされるかソフトウェアとしてインプリメントされるかは、システム全体に課された特定の用途および設計の制約に依存する。

[0020]例として、エレメント、またはエレメントの任意の一部、またはエレメントの任意の組み合わせは、１つまたは複数のプロセッサを含む「処理システム」でインプリメントされ得る。プロセッサの例には、本開示を通して説明されるさまざまな機能を実行するように構成された、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、デジタルシグナルプロセッサ（ＤＳＰ）、フィールドプログラマブルゲートアレイ（ＦＰＧＡ）、プログラマブルロジックデバイス（ＰＬＤ）、ステートマシン、ゲートロジック、離散ハードウェア回路、および他の適切なハードウェアが含まれる。処理システムにおける１つまたは複数のプロセッサは、ソフトウェアを実行し得る。ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語と呼ばれる場合も、それ以外の名称で呼ばれる場合も、命令、命令のセット、コード、コードセグメント、プログラムコード、プログラム、サブプログラム、ソフトウェアモジュール、アプリケーション、ソフトウェアアプリケーション、ソフトウェアパッケージ、ルーチン、サブルーチン、オブジェクト、実行ファイル、実行スレッド、プロシージャ、関数、等を意味するものと広く解釈されるべきである。

[0021]したがって、１つまたは複数の典型的な実施形態において、説明された機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはこれらの任意の組み合わせでインプリメントされ得る。ソフトウェアでインプリメントされる場合、これらの機能は、コンピュータ読取可能な媒体上に、１つまたは複数の命令またはコードとして記憶されるか、あるいは１つまたは複数の命令またはコードとして符号化され得る。コンピュータ読取可能な媒体は、コンピュータ記憶媒体を含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスされることができる任意の利用可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、そのようなコンピュータ読み取り可能媒体は、ランダムアクセスメモリ（ＲＡＭ）、読み出し専用メモリ（ＲＯＭ）、電気的消去可能プログラマブルＲＯＭ（ＥＥＰＲＯＭ（登録商標））、コンパクトディスクＲＯＭ（ＣＤ−ＲＯＭ）または他の光ディスク記憶装置、磁気ディスク記憶装置または他の磁気記憶デバイス、コンピュータ読み取り可能媒体の前述のタイプの組み合わせ、あるいはコンピュータによってアクセスされることができるデータ構造または命令の形式でコンピュータ実行可能コードを記憶するために使用されることができる任意の他の媒体を備えることができる。

[0022]図１は、ロングタームイボリューション（ＬＴＥ（登録商標））ネットワークアーキテクチャ１００を例示する図である。ＬＴＥネットワークアーキテクチャ１００は、ＥＰＳ１００と称され得る。ＥＰＳ１００は、１つまたは複数のユーザ機器（ＵＥ）１０２、発展型ＵＭＴＳ地上無線アクセスネットワーク（Ｅ−ＵＴＲＡＮ）１０４、発展型パケットコア（ＥＰＣ）１１０、およびオペレータのＩＰサービス１２２を含み得る。ＥＰＳは、他のアクセスネットワークと相互接続することができるが、簡潔化のために、それらのエンティティ／インタフェースは、示されていない。図示されているように、ＥＰＳ１００はパケット交換サービスを提供するが、当業者が容易に認識するように、本開示全体を通して示されている様々な概念は、回路交換サービスを提供するネットワークに拡張されることができる。

[0023]Ｅ−ＵＴＲＡＮ１０４は、発展型ノードＢ（ｅノードＢまたはｅＮＢ）１０６および他のｅＮＢｓ１０８を含む。ｅＮＢ１０６は、ＵＥ１０２に対するユーザおよび制御プレーンプロトコルターミネーションを提供する。ｅＮＢ１０６は、バックホール（たとえば、Ｘ２インタフェース）を介して他のｅＮＢｓ１０８と接続され得る。ｅＮＢ１０６はまた、基地局、ＮｏｄｅＢ、アクセスポイント、ベーストランシーバ基地局、無線基地局、無線トランシーバ、トランシーバ機能、基本サービスセット（ＢＳＳ）、拡張サービスセット（ＥＳＳ）、または何らかの他の適した専門用語で呼ばれ得る。ｅＮＢ１０６は、ＵＥ１０２のためのＥＰＣ１１０へのアクセスポイントを提供する。ＵＥｓ１０２の例は、セルラ電話、スマートフォン、セッション開始プロトコル（ＳＩＰ）電話、ラップトップ、携帯情報端末（ＰＤＡ）、衛星ラジオ、全地球測位システム、マルチメディアデバイス、映像デバイス、デジタルオーディオプレイヤ（たとえば、ＭＰ３プレイヤ）、カメラ、ゲーム機器、タブレット、または任意の他の同様に機能するデバイスを含む。ＵＥ１０２は、当業者によって、モバイル局、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、遠隔ユニット、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、遠隔デバイス、モバイル加入者局、アクセス端末、モバイル端末、ワイヤレス端末、遠隔端末、ハンドセット、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアント、あるいはその他適切な用語でも称され得る。

[0024]ｅＮＢ１０６は、ＥＰＣ１１０に接続される。ＥＰＣ１１０は、モビリティ管理エンティティ（ＭＭＥ）１１２、ホーム加入者サーバー（ＨＳＳ）１２０、他のＭＭＥ１１４、サービングゲートウェイ１１６、パケットデータネットワーク（ＰＤＮ）ゲートウェイ１１８を含むことができる。ＭＭＥ１１２は、ＵＥ１０２とＥＰＣ１１０との間のシグナリングを処理する制御ノードである。一般に、ＭＭＥ１１２はベアラおよび接続管理を提供する。ＨＳＳ１２０は実際に呼を処理するネットワークエンティティをサポートするマスタユーザデータベースである。さらに、ＨＳＳ１２０は加入関連情報（例えば、加入者プロファイル）を含むことができ、ユーザのオーソライゼーション(authorization)と認証を実行することができ、加入者のロケーションとＩＰ情報についての情報を提供することができる。すべてのユーザＩＰパケットがサービングゲートウェイ１１６を介して転送され、それ自身はＰＤＮゲートウェイ１１８に接続される。ＰＤＮゲートウェイ１１８はＵＥにＩＰアドレスアロケーション(allocation)並びに他の機能を提供する。ＰＤＮゲートウェイ１１８はＩＰサービス１２２に接続される。ＩＰサービス１２２はインターネット、イントラネット、ＩＰマルチメディアサブシステム（ＩＭＳ）、ＰＳストリーミングサービス（ＰＳＳ）および／または他のＩＰサービスを含むことができる。

[0025]図２Ａおよび２Ｂは、ｗｉ−ｆｉ接続２１４、ｅＰＤＧ２０６を有するインターネットセキュリティ（ＩＰｓｅｃ）トンネル２２２、汎用パケット無線サービストンネリングプロトコル（ＧＴＰ）／プロキシパケット無線サービストンネリングプロトコル（ＧＴＰ）／プロキシモビリティＩＰｖ６（ＰＭＩＰ）２２４およびＰＤＮ２１０へのトンネル２２６を含むことができるトンネル２１８をセットアップすることによりＰＤＮ−ＧＷ２０８を介してＰＤＮ２１０へ接続することができる。たとえば、ＧＴＰ／ＰＭＩＰは種々の通信ネットワーク内で汎用パケット無線サービス（ＧＰＲＳ）を搬送するために使用されるＩＰベースの通信プロトコルのグループであり得る。図２ＡはまたベースｅＮＢ２１２を介してＰＤＮ２１０との接続２２０をセットアップするためにＬＴＥワイヤレス通信２１６を介してベースｅＮＢ２１２と通信するＵＥ２０２を図示する。

[0026]図２Ａおよび２Ｂを参照すると、ＷＬＡＮアクセスポイント２０４の範囲内にあるＵＥ２０２はＷＬＡＮへ接続するためにＵＥ２０２により使用されることができるＷＬＡＮからｗｉ−ｆｉ接続２１４を介して情報を受信することができる。一態様において、情報はＷＬＡＮアクセスポイント２０４によりブロードキャストされることができる。たとえば、ＡＮＱＰ（例えば、ペイロードを含むＡＮＱＰエレメント）を用いて、信頼されていないＷＬＡＮは、ＷＬＡＮと相互作用するＳＰアドレス体系(realm)またはネットワークアイデンティティ（ＰＬＭＮＩＤｓ）のリストを含む認証情報をＵＥへ通信することができる。一態様において、ネットワーク／ＳＰと相互作用するＷＬＡＮはＵＥがＷＬＡＮへアクセスすることを認証されることができおよびオーソライズされることができ、そのネットワーク／ＳＰによりＷＬＡＮからＩＰ接続性を取得することができる（例えば、加入者アイデンティティモジュール（ＳＩＭ）カード／ユニバーサル加入者アイデンティティモジュール（ＵＳＩＭ）を用いて）。

[0027]ＷＬＡＮに接続されたＵＥ２０２（例えば、モバイルデバイス）はオペレータ(例えばＡＴ＆Ｔ、Verizon, Sprint等)のコアＥＰＣネットワークを介してＩＰ接続性を獲得することができる。ＰＤＮ−ＧＷ２０８はオペレータのネットワークにおけるＩＰアンカであり得る。ＵＥ２０２が接続するＷＬＡＮは信頼できるかもしれないしあるいは信頼できないかもしれない。ＷＬＡＮアクセスポイント２０４が信頼できない場合ＵＥ２０２はＰＤＮ−ＧＷ２０８へのアクセスを取得する前にｅＰＤＧ２０６へ接続する必要性があるかもしれない。ＵＥがｅＰＤＧ選択プロシージャを用いてｅＰＤＧ２０６を選択すると、ＵＥ２０２はＥＰＣへの確実な接続のためにｅＰＤＧ２０６へのＩＰＳｅｃトンネル２１８をセットアップすることができる。一態様において、ｅＰＤＧ選択に関する支援情報はＵＥ２０２において事前設定されることができる。たとえば、ホームオペレータ（例えば、ＡＴ＆Ｔ、Verizon, Sprint等）は特定のネットワークにおいて、ＵＥ２０２による使用のためにｅＰＤＧ２０６のIPアドレスまたはFQDNを事前設定することができる。しかしながら、事前設定はすべてのシナリオにおいて実用的でないあるいは実現可能でないかもしれない。たとえば、ＵＥ２０２は、事前設定されたｅＰＤＧ２０６が無い（例えば、ＵＥ２０２が別の国でローミングしているとき）ネットワークにいるかもしれないし、またはオペレータ／ネットワークは展開された多数のｅＰＤＧｓを有するためにＵＥ２０２のロケーションはｅＰＤＧ２０６を選択する前に考慮する必要あるかもしれない。したがって、ＵＥ２０２はｅＰＤＧ２０６を動的に選択する必要があるかもしれない。

[0028]ＵＥ２０２は、ＷＬＡＮアクセスポイント２０４から受信された認証情報に基づいてネットワーク／ＳＰによりＷＬＡＮアクセスポイント２０４へのアクセスが認証され得および／またはオーソライズされ得るけれども、これは、ＵＥ２０２とＷＬＡＮアクセスポイント２０４が位置されているエリア内で展開されたｅＰＤＧ２０６をリスト（例えば、認証情報）内の各ネットワーク／ＳＰが有することを必ずしも意味しない。例えば、ＵＥ２０２はヨーロッパ国Ｘで現在ローミングしている米国オペレータＡの加入者であり得る。

[0029]オペレータＡは、ＵＥ２０２がオペレータＢ（例えばオペレータＡのために）により認証され得る／オーソライズされ得ることができることを意味する、ヨーロッパの国々をカバーするヨーロッパオペレータＢとのローミングアグリーメントを有することができる。ＵＥ２０２が国ＸにおいてアクセスしたいＷＬＡＮは、ＵＥ２０２がオペレータＢによるＷＬＡＮアクセスのために認証され得る／オーソライズされ得ることを示すオペレータＢのネットワークアイデンティティを３ＧＰＰセルラネットワークＡＮＱＰ−エレメントを介してＵＥ２０２に通信する。

[0030]しかしながら、オペレータＢは国Ｘにおいて展開されたｅＰＤＧ２０６を有さないかもしれない。この結果、ＵＥ２０２はオペレータＢのｅＰＤＧを選択することができるが、オペレータＢのｅＰＤＧにコンタクトする試みが失敗するかまたはＰＤＮ２１０への貧弱な接続性を生じるかまたは地方条例により禁止される可能性がある異なる国に位置するオペレータＢのｅＰＤＧ２０６に接続されるであろう。したがって、ＵＥ２０２はｅＰＤＧ選択のためにＷＬＡＮアクセスポイントによりＡＮＱＰを介して提供されるＰＬＭＮリスト（例えば、認証情報）に依存することはできない。

[0031]したがって、一態様において、ＵＥ２０２はＷＬＡＮアクセスポイント２０４が位置されるエリア内にｅＰＤＧ２０６を提供するネットワークのリスト（例えば、ＰＬＭＮＩＤｓ）を含むｅＰＤＧ情報を受信することができる。ｅＰＤＧ情報内に含まれるリストはｅＰＤＧ選択に関するＰＬＭＮリストおよび／またはＳ２ｂ接続性を有するＰＬＭＮリストであり得る。たとえば、ｅＰＤＧ情報は認証情報を含むＡＮＱＰ−エレメントのペイロードに追加されることができ、ＵＥ２０２はｅＰＤＧ情報に含まれるリストからｅＰＤＧ２０６を選択することができる。ＷＬＡＮアクセスポイント２０４が位置されるエリア内にｅＰＤＧ２０６を提供するネットワークのリスト（例えば、ＰＬＭＮＩＤｓ）を含むｅＰＤＧ情報を受信することにより、ＵＥ２０２が存在しないまたは正しくないｅＰＤＧを選択することが防止され得る。

[0032]選択されたｅＰＤＧ２０６をアクセスするために、ＵＥ２０２はたとえば、オペレータ識別子として訪問されたパブリックランドモバイルネットワーク識別（ＶＰＬＭＮＩＤ）またはホームパブリックランドモバイルネットワーク識別（ＨＰＬＭＮＩＤ）を用いてＦＱＤＮを構築することができ、ＷＬＡＮアクセスポイント２０４から受信されたｅＰＤＧリスト（例えば、ｅＰＤＧ情報）からｅＰＤＧ（ｓ）のＩＰアドレス(複数の場合もある)を取得することができる。ｅＰＤＧＦＱＤＮはｅＰＤＧ２０６が位置されるＰＬＭＮを一意に識別するオペレータ識別子を含むことができる。たとえば、ｅＰＤＧＦＱＤＮは７つのラベルから構成されることができる。最後の３つのラベルは”pub.3gppnetowork.org”であり得る。３番目と４番目のラベルを合わせてＰＬＭＮを一意に識別することができる。最初の２つのラベルは”epdg.epc”であり得る。ｅＰＤＧＦＱＤＮの結果は、”epdg.epc.mnc<MNC>.mcc<MCC>.pub.3gppnetwork.org”であり得る。

[0033]ローミングのケースでは、ＵＥ２０２はＶＰＬＭＮのサービスを利用することができる。このケースでは、eＰＤＧＦＱＤＮオペレータ識別子は上述したように構成されることができるがＶＰＬＭＮのモバイルネットワークコード（ＭＮＣ）およびモバイルカントリーコード（ＭＣＣ）を用いる。

[0034]ＰＬＭＮ間ドメイン名システム（ＤＮＳ）変換を提供するために、ｅＰＤＧＦＱＤＮオペレータ識別子の”epdg.epc.mnc<MNC>.mcc<MCC>.pub.3gppnetwork.org”フォーマットで使用される＜ＭＮＣ＞および＜ＭＣＣ＞コーディングは＜ＭＮＣ＞＝３デジットおよび＜ＭＣＣ＞＝３デジットであり得る。

[0035]ＭＮＣに２有効桁(significant digits)のみがある場合、ｅＰＤＧＦＱＤＮ内でＭＮＣの３ケタコーディングを満たすために左側に１つの「０」桁を挿入しなければならない。

[0036]一例として、ＭＣＣ３４５とＭＮＣ１２に関するｅＰＤＧＦＱＤＮオペレータ識別子は、”epdg.epc.mnc012.mcc345.pub.3gppnetwork.org”としてＤＮＳにおいて符号化される。

[0037]したがって、この開示はＡＮＱＰを介してＵＥ２０２にｅＰＤＧ固有の情報を提供することによりｅＰＤＧ２０６を選択する際にＵＥ２０２を支援するＷＬＡＮのための方法を提供する。たとえば、ｅＰＤＧ情報はＵＥ２０２により選択されることができるＷＬＡＮに関連づけられたエリアにｅＰＤＧ２０６を提供するネットワークアイデンティティ（例えば、ＰＬＭＮＩＤｓ）のリストを備える。さらに、本開示はＷＬＡＮアクセスポイント２０４により提供されるｅＰＤＧ固有情報を考慮することによりＵＥ２０２がｅＰＤＧ２０６を選択するための方法を提供する。たとえば、ネットワークのアイデンティティがｅＰＤＧ情報内に提供される場合、ＵＥ２０２はＷＬＡＮアクセスポイント２０４に関連づけられるエリアにネットワークにより提供されるｅＰＤＧ２０６を選択することができる。たとえば、ｅＰＤＧ２０６はｅＰＤＧ情報を備えるＡＮＱＰエレメントのフォーマットに含まれることができる。ＡＮＱＰエレメントはＷＬＡＮからＵＥ２０２に送信されている。

［0038］図３はワイヤレス通信の方法のフローチャート３００である。この方法はＵＥ（例えば、ＵＥ１０２、２０２、４０２／４０２’）により実行されることができる。

[0039]ステップ３０２において、ＵＥはワイヤレス通信ネットワークのアクセスポイントを関連づけることができる。たとえば、ＵＥはＷＬＡＮアクセスポイントのような信頼できない非３ＧＰＰＩＰアクセスポイントに関連づけることができる。

[0040]ステップ３０４において、ＵＥはアクセスポイントから認証情報を受信することができる。たとえば、認証情報はアクセスポイントで認証することができるネットワークのリスト(例えば、ＰＬＭＮＩＤｓ)を含むことができる。一態様において、ＵＥはアクセスポイントから認証情報を要求することができ、その要求に応答して認証情報を受信することができる。代替的に、認証情報はＷＬＡＮアクセスポイントによりブロードキャストされることができる。

[0041]ステップ３０６において、ＵＥはアクセスポイントから進化されたパケットデータゲートウエイ（ｅＰＤＧ）情報を受信することができる。たとえば、ｅＰＤＧ情報はアクセスポイントに関連づけられたエリアにｅＰＤＧｓを提供するネットワークのリスト（たとえば、ＰＬＭＮＩＤｓ）を含むことができる。一態様において、ＵＥはＷＬＡＮからｅＰＤＧ情報を要求することができその要求に応答してｅＰＤＧ情報を受信することができる。代替的に、ｅＰＤＧ情報はＷＬＡＮアクセスポイントによりブロードキャストされることができる。

[0042]たとえば、ＵＥはアクセスポイントへ送信されるＡＮＱＰ要求において認証情報およびｅＰＤＧ情報を要求することができる。一態様において、ＵＥはアクセスポイントにより送信されたＡＮＱＰエレメントにおいて認証情報とｅＰＤＧ情報の両方を受信することができる。たとえば、認証情報とｅＰＤＧ情報は同じＡＮＱＰエレメントで受信されることができる。

[0043]ステップ３０８において、ＵＥは認証情報に基づいてアクセスポイントに接続することができる。例えば、ＵＥのネットワークアイデンティティが認証情報内に発見される場合、ＵＥはＵＥがＷＬＡＮアクセスポイントに接続することを可能にするＷＬＡＮアクセスポイントを用いて認証することができる。認証されると、ＵＥはＷＬＡＮアクセスポイントからＩＰアドレスを受信することができる。

[0044]ステップ３１０において、ＵＥはｅＰＤＧ情報に基づいてｅＰＤＧを選択することができる。たとえば、ｅＰＤＧ情報がアクセスポイントに関連づけられたエリア内でＵＥのサービスプロバイダにより提供されるｅＰＤＧを含む場合、ＵＥはこのｅＰＤＧを選択することができる。

[0045]ステップ３１２において、ＵＥはＥＰＣへの確実な接続(secure connection)のためのＩＰｓｅｃトンネルを用いて、選択されたｅＰＤＧに接続することができる。

[0046] 図4は、例示装置４０２における異なる手段／コンポーネント間のデータフローを例示する概念的データフロー図400である。装置は、ＵＥであり得る。装置はアクセスポイント４５０を関連づける関連づけコンポーネント４０４を含む。装置はまたアクセスポイント４５０からｅＰＤＧ情報、認証情報および／またはデータ送信を受信する受信コンポーネント４０６を含む。装置はまた受信コンポーネント４０６から受信された認証情報を用いてアクセスポイントへ接続する接続コンポーネント４１０を含む。装置はさらに受信コンポーネント４０６から受信されたｅＰＤＧ情報に基づいてｅＰＤＧを選択する選択コンポーネント４０８を含む。装置はまたアクセスポイントへデータ送信を送信する送信コンポーネント４１２を含む。

[0047]装置は、前述された図3のフローチャートにおけるアルゴリズムのブロックの各々を行う追加のコンポーネントを含み得る。このため、前述された図３のフローチャートにおける各ブロックは、コンポーネントによって行われ、装置は、それらのコンポーネントの１つまたは複数を含むことができる。コンポーネントは、特に、記載された処理／アルゴリズムを行うように構成された１つまたは複数のハードウェアコンポーネントであるか、記載された処理／アルゴリズムを実行するように構成されたプロセッサによってインプリメントされるか、プロセッサによるインプリメンテーションのためにコンピュータ読み取り可能媒体内に記憶されるか、またはそれらの何らかの組み合わせであり得る。

[0048]図5は、処理システム514を用いる装置402’についてのハードウェアインプリメンテーションの例を例示する図500である。処理システム514は、バス524により一般的に表されるバスアーキテクチャでインプリメントされることができる。バス524は、処理システム514の特定の用途と全体的な設計の制約に依存して、任意の数の相互接続バスおよびブリッジを含みことができる。バス524は、プロセッサ504、コンポーネント404、406、408、410、412、およびコンピュータ読み取り可能媒体／メモリ506によって表される、１つまたは複数のプロセッサおよび／またはハードウェアコンポーネントを含む様々な回路を互いにリンクする。バス524はまた、タイミングソース、周辺機器、電圧レギュレータ、電力管理回路といったさまざまな他の回路をリンクさせることができるが、これらは、当該技術でよく知られているので、これ以上説明しない。

［0049］処理システム514は、トランシーバ510に結合されることができる。トランシーバ510は、１つまたは複数のアンテナ520に結合される。トランシーバ510は、送信媒体を介して他のさまざまな装置と通信する手段を提供する。トランシーバ510は、１つまたは複数のアンテナ520から信号を受信し、受信された信号から情報を抽出し、処理システム514、具体的には受信コンポーネント406に抽出された情報を提供する。加えて、トランシーバ510は、処理システム514、具体的には送信コンポーネント412から情報を受信し、受信された情報に基づいて、１つまたは複数のアンテナ520に印加されるべき信号を生成する。処理システム514は、コンピュータ読み取り可能媒体／メモリ506に結合されたプロセッサ504を含む。プロセッサ504は、コンピュータ読み取り可能媒体／メモリ506上に記憶されたソフトウェアの実行を含む、一般の処理に関与する(responsible for)。このソフトウェアは、プロセッサ504によって実行されると、処理システム514に、任意の特定の装置に関して上述されたさまざまな機能を実行させる。コンピュータ読み取り可能媒体／メモリ506はまた、ソフトウェアを実行するとき、プロセッサ504によって操作されるデータを記憶するために使用されることができる。処理システム５１４は、コンポーネント404、406、408、410、412のうちの少なくとも１つをさらに含む。コンポーネントは、プロセッサ504中で実行中であり、コンピュータ可読媒体／メモリ506中に常駐する／記憶されたソフトウェアコンポーネントであるか、プロセッサ504に結合された１つまたは複数のハードウェアコンポーネントであるか、またはそれらの何らかの組み合わせであり得る。処理システム514は、ＵＥ 202のコンポーネントであり得、メモリおよび／または送信プロセッサ、受信プロセッサ、およびコントローラ／プロセッサのうちの少なくとも１つを含むことができる。

[0050]１つの構成において、ワイヤレス通信に関する装置４０２／４０２’はワイヤレス通信ネットワークのアクセスポイントと関連づけるための手段を含む。他の構成において、ワイヤレス通信に関する装置４０２／４０２’はアクセスポイントのエリアにｅＰＤＧｓを提供するネットワークのリストを備えるｅＰＤＧ情報をアクセスポイントから受信する手段を含む。さらなる構成において、ワイヤレス通信に関する装置４０２／４０２’はｅＰＤＧ情報に基づいてｅＰＤＧを選択する手段を含む。さらなる態様において、ｅＰＤＧ情報はさらにネットワークアイデンティティのリストを備えることができる。さらに他の構成において、ワイヤレス通信に関する装置４０２／４０２’はアクセスポイントと相互作用するネットワークのリストを備える認証情報を受信する手段を含む。さらに他の構成において、ワイヤレス通信に関する装置４０２／４０２’はアクセスポイントに接続する手段を含む。他の態様において、ｅＰＤＧ情報はさらにアクセスポイントと相互作用するネットワークのリストを含む認証情報をさらに備えることができる。別の構成において、ワイヤレス通信に関する装置４０２／４０２’はアクセスポイントに接続する手段を含む。さらに他の構成において、ワイヤレス通信に関する装置４０２／４０２’は認証情報を要求する手段を含む。さらに他の構成において、ワイヤレス通信に関する装置４０２／４０２’はｅＰＤＧ情報を要求する手段を含む。他の態様において、認証情報とｅＰＤＧ情報はアクセスポイントにより送信されたＡＮＱＰエレメントにおいて受信される。他の構成において、ワイヤレス通信に関する装置４０２／４０２’はｅＰＤＧへ接続する手段を含む。一態様において、ｅＰＤＧへ接続する手段はｅＰＤＧとＩＰＳｅｃトンネルを確立するように構成される。一態様において、非３ＧＰＰアクセスネットワークはＷＬＡＮである。他の態様において、ＷＬＡＮは信頼できないＷＬＡＮである。さらに他の態様において、非３ＧＰＰアクセスネットワークは信頼できない非３ＧＰＰアクセスネットワークである。上述した手段は、上述した手段により記載された機能を実行するように構成された装置４０２’の処理システム５１４および／または装置４０２の上述したコンポーネントの１つまたは複数であり得る。上述したように、処理システム５１４は送信
プロセッサ、受信プロセッサおよびコントローラ／プロセッサを含むことができる。このため、１つの構成において、上述した手段は、上述した手段により記載された機能を実行するように構成された送信プロセッサ、受信プロセッサおよびコントローラ／プロセッサであり得る。

［0051］図6は、ワイヤレス通信の方法のフローチャート600である。方法はアクセスポイント（例えば、アクセスポイント２０４、７０２／７０２’）により実行されることができる。たとえば、アクセスポイントは信頼できない非３ＧＰＰＩＰアクセスポイントであり得る。

[0052]ステップ６０２において、アクセスポイントはアクセスポイントのレンジ内にあるＵＥと関連づけることができる。

[0053]ステップ６０４において、アクセスポイントは認証情報をＵＥに送信することができる。たとえば、認証情報はアクセスポイントで認証するようにオーソライズされたネットワークのリスト（たとえば、ＰＬＭＮＩＤｓのリスト）を含むことができる。一態様において、アクセスポイントはＵＥからの認証情報に関する要求を受信することができ、アクセスポイントはその要求に応答して認証情報を送信することができる。代替的にアクセスポイントは認証情報をブロードキャストすることができる。

[0054]ステップ６０６において、アクセスポイントはｅＰＤＧ情報をＵＥに送信することができる。たとえば、ｅＰＤＧ情報はアクセスポイントに関連づけられたエリアにｅＰＤＧｓを提供するネットワークアイデンティティ（例えば、ＰＬＭＮＩＤｓ）のリストを含むことができる。一態様において、アクセスポイントはＵＥからｅＰＤＧ情報に関する要求を受信することができ、アクセスポイントはその要求に応答してｅＰＤＧ情報をＵＥに送信することができる。代替的に、アクセスポイントはｅＰＤＧ情報をブロードキャストすることができる。

[0055]たとえば、ＵＥはアクセスポイントに送信されたネイティブクエリープロトコル(native query protocol)(NQP)要求において認証情報とｅＰＤＧ情報を要求することができる。一態様において、アクセスポイントはＡＮＱＰエレメント内の認証情報とｅＰＤＧ情報をＵＥに送信することができる。たとえば、認証情報とｅＰＤＧ情報は同じＡＮＱＰエレメントで送信されることができる。

[0056]ステップ６０８において、アクセスポイントはＵＥと接続することができる。たとえば、ＵＥのネットワークアイデンティティが認証情報内にある場合、ＵＥはＵＥをアクセスポイントに接続することを可能にするアクセスポイントと認証することができる。認証されると、アクセスポイントはＵＥからＩＰアドレスを送信することができる。

[0057]図７は例示装置７０２内の異なる手段／コンポーネント間のデータフローを例示するデータフロー図７００である。装置７０２はアクセスポイントであり得る。装置７０２はＵＥ７５０と関連づける関連づけコンポーネント７０４を含む。装置７０２はまたＵＥからデータ送信、ｅＰＤＧ選択情報および選択されたネットワーク情報をＵＥ７５０から受信する受信コンポーネント７０６を含む。装置７０２はまた受信コンポーネント７０６から受信された選択されたネットワーク情報に基づいてＵＥ７５０へ接続する接続コンポーネント７０８を含む。装置７０２はまたデータ、認証情報および／またはｅＰＤＧ情報をＵＥ７５０へ送信する送信コンポーネント７１０を含む。さらに、送信コンポーネント７１０は受信コンポーネント７０６から受信されたｅＰＤＧ選択情報および／またはデータ送信に基づいてＵＥ７５０から受信されたデータをｅＰＤＧ７５５へ送信する。

[0058]装置７０２は、図６の上述したフローチャート内のブロックの各々を実行するさらなるコンポーネントを含むことができる。このため、図６の上述したフローチャートの各ブロックは１つまたは複数のコンポーネントにより実行されることができ、装置７０２はこれらのコンポーネントの１つまたは複数を含むことができる。コンポーネントは具体的には記載されたプロセス／アルゴリズムを実行するように構成されたプロセッサによりインプリメントされ、プロセッサによるインプリメンテーションのためにコンピュータ可読媒体内に記憶された記載されたプロセス／アルゴリズムを実行するように構成可能な１つまたは複数のハードウエアコンポーネントまたはそれらの組み合わせであり得る。

[0059]図８は処理システム８１４を採用する装置７０２’に関するハードウエアインプリメンテーションの例を例示する図８００である。処理システム８１４は一般的にバス８２４で表されるバスアーキテクチャでインプリメントされることができる。バス８２４は処理システム８１４の特定のアプリケーションおよび全体の設計制約に依存して任意の数の相互接続バスおよびブリッジを含むことができる。バス８２４は、プロセッサ８０４、コンポーネント７０４、７０６、７０８、７１０およびコンピュータ可読媒体／メモリ８０６により表される１つまたは複数のプロセッサおよび／またはハードウェアコンポーネントを含む種々の回路を一緒にリンクする。バス８２４はまたタイミングソース、周辺機器、電圧レギュレータおよび電力管理回路のような種々の他の回路もリンクすることができ、それらは技術的によく知られており、それゆえ、これ以上詳細に記載されない。

［0060］処理システム814は、トランシーバ810に結合されることができる。トランシーバ810は、１つまたは複数のアンテナ820に結合される。トランシーバ810は、送信媒体を介して他のさまざまな装置と通信する手段を提供する。トランシーバ810は、１つまたは複数のアンテナ820から信号を受信し、受信された信号から情報を抽出し、処理システム814、具体的には受信コンポーネント706に抽出された情報を提供する。加えて、トランシーバ810は、処理システム814、具体的には送信コンポーネント710から情報を受信し、受信された情報に基づいて、１つまたは複数のアンテナ820に印加されるべき信号を生成する。処理システム814は、コンピュータ読み取り可能媒体／メモリ806に結合されたプロセッサ804を含む。プロセッサ804は、コンピュータ読み取り可能媒体／メモリ806上に記憶されたソフトウェアの実行を含む、一般の処理に関与する。このソフトウェアは、プロセッサ804によって実行されると、処理システム814に、任意の特定の装置に関して上述したさまざまな機能を実行させる。コンピュータ読み取り可能媒体／メモリ806はまた、ソフトウェアを実行するとき、プロセッサ804によって操作されるデータを記憶するために使用されることができる。処理システム８１４はさらに、コンポーネント704、706、７０８および710のうちの少なくとも１つを含む。コンポーネントは、プロセッサ804で実行され、コンピュータ可読媒体／メモリ806中に常駐する／記憶されたソフトウェアコンポーネントであるか、プロセッサ804に結合された１つまたは複数のハードウェアコンポーネントであるか、またはそれらの何らかの組み合わせであり得る。処理システム814は、アクセスポイント２０４のコンポーネントであり得、メモリおよび／または送信プロセッサ、受信プロセッサ、およびコントローラ／プロセッサの少なくとも１つを含むことができる。

[0061]１つの構成において、ワイヤレス通信に関する装置７０２／７０２’はＵＥと関連づけるための手段を含む。他の構成において、ワイヤレス通信のための装置７０２／７０２’はアクセスポイントのエリアにｅＰＤＧｓを提供するネットワークのリストを備えるｅＰＤＧ情報をアクセスポイントから送信する手段を含む。一態様において、ｅＰＤＧ情報はネットワークアイデンティティのリストを含む。さらに他の構成において、ワイヤレス通信のための装置７０２／７０２’はアクセスポイントで認証することができるネットワークのリストを備える認証情報を送信する手段を含む。さらなる構成において、ワイヤレス通信に関する装置７０２／７０２’はＵＥに接続する手段を含む。一態様において、ｅＰＤＧ情報はさらにアクセスポイントと相互作用するネットワークのリストを含む認証情報をさらに備える。さらに他の構成において、ワイヤレス通信に関する装置７０２／７０２’はＵＥに接続する手段を含む。さらに他の構成において、ワイヤレス通信のための装置７０２／７０２’は認証情報に関する要求を受信する手段を含む。他の構成において、ワイヤレス通信に関する装置７０２／７０２’はｅＰＤＧ情報に関する要求を受信する手段を含む。他の態様において、認証情報およびｅＰＤＧ情報に関する要求はＡＮＱＰ要求において受信される。さらなる態様において、認証情報とｅＰＤＧ情報はＡＮＱＰエレメントで送信される。さらに他の態様において、ワイヤレス通信ネットワークは非３ＧＰＰアクセスネットワークである。さらなる態様において、非３ＧＰＰアクセスネットワークはＷＬＡＮである。さらなる態様において、ＷＬＡＮは信頼できないＷＬＡＮである。さらに他の態様において、非３ＧＰＰアクセスネットワークは信頼できない非３ＧＰＰアクセスネットワークである。上述した手段は、上述した手段により記載された機能を実行するように構成された装置７０２’の処理システム８１４および／または装置７０２の上述したコンポーネントの１つまたは複数であり得る。上述したように、処理システム８１４は送信プロセッサ、受信プロセッサ、およびコントローラ／プロセッサを含むことができる。このため、１つの構成において、上述した手段は送信プロセッサ、受信プロセッサ、および上述した手段により記載された機能を実行するように構成されたコント
ローラ／プロセッサであり得る。

［0062］開示されたプロセス／フローチャートにおけるブロックの特定の順序または階層は、典型的なアプローチの一例であるということが理解される。設計の優先性に基づいて、処理／フローチャートにおけるブロックの特定の順序または階層は並べ替えられ得るということが理解される。さらに、いくつかのブロックは、組み合わされるか、または省略され得る。添付の方法の請求項は、サンプルの順序で様々なブロックの要素を提示しているが、提示された特定の順序または階層に限定されることを意味しない。

[0063]先の説明は、いかなる当業者であっても、ここで説明された様々な態様を実現することを可能にするように提供される。これらの態様へのさまざまな変更は、当業者には容易に明らかになり、本明細書で定義される包括的な本質は他の態様に適用されうる。従って、特許請求の範囲は、本明細書に示される態様に限定されることが意図されるものではなく、特許請求の範囲の文言と一致する最大範囲であると認められるべきであり、ここにおいて、単数のエレメントへの参照は、そのように明確に記載されていない限り、「１つおよび１つのみ」を意味するのではなく、むしろ「１つまたは複数」を意味することが意図される。「典型的（exemplary）」という用語は、ここでは、「例、事例、または実例としての役割を果たす」という意味で用いられる。「典型的」なものとしてここに説明される任意の態様は、必ずしも、他の態様よりも好ましい、または利点を有するものと解釈されるべきではない。そうでないことが特に述べられていない限り、「いくつかの」という用語は、１つ以上のことを指している。「Ａ、Ｂ、またはＣのうちの少なくとも１つ」、「Ａ、Ｂ、およびＣのうちの少なくとも１つ」、および「Ａ、Ｂ、Ｃ、またはこれらの任意の組み合わせ」のような組み合わせは、Ａ、Ｂ、および／またはＣの任意の組み合わせを含み、複数のＡ、複数のＢ、または、複数のＣを含みうる。特に、「Ａ、Ｂ、またはＣのうちの少なくとも１つ」、「Ａ、Ｂ、およびＣのうちの少なくとも１つ」、および「Ａ、Ｂ、Ｃ、またはこれらの任意の組み合わせ」のような組み合わせは、Ａのみ、Ｂのみ、Ｃのみ、ＡとＢ、ＡとＣ、ＢとＣ、またはＡとＢとＣであることができ、ここで、このような任意の組み合わせが、Ａ、Ｂ、またはＣのメンバーあるいは１つまたは複数のメンバーを含みうる。当業者に既知である、あるいは後に知られることになる、本開示全体にわたって説明された様々な態様のエレメントに対する全ての構造的および機能的な均等物は、参照によって本明細書に明確に組み込まれ、特許請求の範囲によって包含されるよう意図されている。さらに、ここで開示したものが、特許請求の範囲中に明示的に列挙されているか否かにかかわらず、公共に捧げられることを意図していない。どの特許請求項の範囲の要素も、要素が明確に「のための手段」というフレーズを使用して記載されていない限り、手段および機能として解釈されるべきではない。
以下に本願の出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
［Ｃ１］
ワイヤレス通信ネットワークのアクセスポイントと関連づけることと、
アクセスポイントのエリアに進化されたパケットデータゲートウェイ（ＥＰＤＧＳ）を提供するネットワークのリストを備えるＥＰＤＧ情報を前記アクセスポイントから受信することと、
前記ＥＰＤＧ情報に基づいてＥＰＤＧを選択することと、
を備える方法。
［Ｃ２］
前記ＥＰＤＧ情報はさらにネットワークアイデンティティのリストを備えるＣ１の方法。
［Ｃ３］
前記アクセスポイントと相互作用するネットワークのリストを備える認証情報を受信することと、
前記アクセスポイントに接続することと、
をさらに備える、Ｃ１の方法。
［Ｃ４］
前記ＥＰＤＧ情報はさらに前記アクセスポイントと相互作用するネットワークアイデンティティのリストを含む認証情報をさらに備え、前記方法はさらに、
前記アクセスポイントに接続することをさらに備える、Ｃ１の方法。
［Ｃ５］
認証情報を要求することをさらに備える、Ｃ３の方法。
［Ｃ６］
前記ＥＰＤＧ情報を要求することをさらに備える、Ｃ５の方法。
［Ｃ７］
前記認証情報および前記ＥＰＤＧ情報はアクセスネットワーククエリプロトコル（ＡＮＱＰ）要求において要求される、Ｃ６の方法。
［Ｃ８］
前記認証情報と前記ＥＰＤＧ情報は前記アクセスポイントにより送信されたアクセスネットワーククエリプロトコル（ＡＮＱＰ）エレメントにおいて受信される、Ｃ１の方法。
［Ｃ９］
前記ＥＰＤＧに接続することをさらに備える、Ｃ１の方法。
［Ｃ１０］
前記ＥＰＤＧへの前記接続は前記ＥＰＤＧとＩＰＳＥＣトンネルを確立することを備える、Ｃ９の方法。
［Ｃ１１］
前記ワイヤレス通信ネットワークは非３ＧＰＰアクセスネットワークである、Ｃ１の方法。
［Ｃ１２］
前記非３ＧＰＰアクセスネットワークはワイヤレスローカルエリアネットワーク（ＷＬＡＮ）である、Ｃ１１の方法。
［Ｃ１３］
前記ＷＬＡＮは信頼できないＷＬＡＮである、Ｃ１２の方法。
［Ｃ１４］
前記非３ＧＰＰアクセスネットワークは信頼できない非３ＧＰＰアクセスネットワークである、Ｃ１１の方法。
［Ｃ１５］
ユーザ機器（ＵＥ）と相関付けることと、
ワイヤレス通信ネットワークのアクセスポイントから、前記アクセスポイントのエリアに進化されたパケットデータゲートウェイ（ＥＰＤＧＳ）を提供するネットワークのリストを備えるＥＰＤＧ情報を送信することと、
を備えるワイヤレス通信の方法。
［Ｃ１６］
前記ＥＰＤＧ情報はネットワークアイデンティティのリストを含む、Ｃ１５の方法。
［Ｃ１７］
前記アクセスポイントで認証することができるネットワークのリストを備える認証情報を送信することと、
前記ＵＥに接続することと、
をさらに備える、Ｃ１５の方法。
［Ｃ１８］
前記ＥＰＤＧ情報はさらに前記アクセスポイントと相互作用するネットワークのリストを含む認証情報をさらに備え、前記方法はさらに、
前記ＵＥに接続することを備える、Ｃ１５の方法。
［Ｃ１９］
前記認証情報に関する要求を受信することをさらに備える、Ｃ１７の方法。
［Ｃ２０］
前記ＥＰＤＧ情報に関する要求を受信することをさらに備える、Ｃ１９の方法。
［Ｃ２１］
前記認証情報および前記ＥＰＤＧ情報に関する前記要求はアクセスネットワーククエリプロトコル（ＡＮＱＰ）要求において受信される、Ｃ１９の方法。
［Ｃ２２］
前記認証情報と前記ＥＰＤＧ情報はアクセスネットワーククエリプロトコル（ＡＮＱＰ）エレメントで送信される、Ｃ１７の方法。
［Ｃ２３］
前記ワイヤレス通信ネットワークは非３ＧＰＰアクセスネットワークである、Ｃ１５の方法。
［Ｃ２４］
前記非３ＧＰＰアクセスネットワークはワイヤレスローカルエリアネットワーク（ＷＬＡＮ）である、Ｃ２３の方法。
［Ｃ２５］
前記ＷＬＡＮは信頼できないＷＬＡＮである、Ｃ２４の方法。
［Ｃ２６］
前記信頼できない非３ＧＰＰアクセスネットワークは信頼できない非３ＧＰＰアクセスネットワークである、Ｃ２３の方法。
［Ｃ２７］
メモリと、
前記メモリに結合され前記装置に、
ワイヤレス通信ネットワークのアクセスポイントと関連づけさせ、
前記アクセスポイントのエリアに進化されたパケットデータゲートウエイ（ＥＰＤＧＳ）を提供するネットワークのリストを備えるＥＰＤＧ情報を前記アクセスポイントから受信させ、
前記ＥＰＤＧ情報に基づいてＥＰＤＧを選択させる、
少なくとも１つのプロセッサと、
を備える、ワイヤレス通信に関する装置。
［Ｃ２８］
前記認証情報と前記ＥＰＤＧ情報は前記アクセスポイントにより送信されたアクセスネットワーククエリプロトコル（ＡＮＱＰ）エレメントにおいて受信される、Ｃ２７の装置。
［Ｃ２９］ワイヤレス通信に関する装置において、
メモリと、
前記メモリに結合され前記装置に、
ユーザ機器（ＵＥ）と関連づけさせ、
前記アクセスポイントのエリアに進化されたパケットデータゲートウェイ（ＥＰＤＧＳ）を提供するネットワークのリストを備えるＥＰＤＧ情報を前記アクセスポイントから送信させる、
少なくとも１つのプロセッサと、
を備える、ワイヤレス通信の装置。
［Ｃ３０］
前記認証情報と前記ＥＰＤＧ情報はアクセスネットワーククエリプロトコル（ＡＮＱＰ）エレメントで送信される、Ｃ２９の装置。

Claims

ユーザ機器によるワイヤレス通信の方法において、
ワイヤレス通信ネットワークのアクセスポイントと関連付けることと、
前記アクセスポイントのエリアに進化されたパケットデータゲートウェイ（ｅＰＤＧｓ）を提供するネットワークのリストと、関連付けられたｅＰＤＧのリストとを備えるｅＰＤＧ情報を前記アクセスポイントから受信することと、
前記ｅＰＤＧ情報に基づいて、ｅＰＤＧを選択することとを含み、
前記ワイヤレス通信ネットワークは信頼できないワイヤレスローカルエリアネットワーク（ＷＬＡＮ）である方法。
前記ｅＰＤＧ情報はさらにネットワークアイデンティティのリストを備える請求項１記載の方法。
前記認証情報を要求することと、
前記アクセスポイントと相互作用するネットワークのリストを備える認証情報を受信することと、
前記ｅＰＤＧ情報を要求することと、
前記アクセスポイントに接続することとをさらに含む請求項１記載の方法。
前記ｅＰＤＧ情報はさらに前記アクセスポイントと相互作用するネットワークアイデンティティのリストを含む認証情報を備え、前記方法はさらに、
前記アクセスポイントに接続することを含む請求項１記載の方法。
前記認証情報と前記ｅＰＤＧ情報はアクセスネットワーククエリプロトコル（ＡＮＱＰ）要求において要求される請求項３記載の方法。
前記認証情報と前記ｅＰＤＧ情報は前記アクセスポイントにより送信されたアクセスネットワーククエリプロトコル（ＡＮＱＰ）エレメントにおいて受信される請求項３記載の方法。
前記ｅＰＤＧに接続することをさらに含む請求項１記載の方法。
前記ｅＰＤＧに接続することは前記ｅＰＤＧとＩＰＳｅｃトンネルを確立することを含む請求項７記載の方法。
アクセスポイントによるワイヤレス通信の方法において、
ユーザ機器（ＵＥ）と関連付けることと、
前記アクセスポイントのエリアに進化されたパケットデータゲートウェイ（ｅＰＤＧｓ）を提供するネットワークのリストと、関連付けられたｅＰＤＧのリストとを備えるｅＰＤＧ情報をワイヤレス通信ネットワークのアクセスポイントから送信することとを含み、
前記ワイヤレス通信ネットワークは信頼できないワイヤレスローカルエリアネットワーク（ＷＬＡＮ）である方法。
前記ｅＰＤＧ情報はさらにネットワークアイデンティティのリストを備える請求項９記載の方法。
前記認証情報に対する要求を受信することと、
前記アクセスポイントで認証することができるネットワークのリストを備える認証情報を送信することと、
前記ｅＰＤＧ情報に対する要求を受信することと、
前記ＵＥに接続することとをさらに含み、
前記認証情報と前記ｅＰＤＧ情報とに対する要求はアクセスネットワーククエリプロトコル（ＡＮＱＰ）要求において受信され、
前記認証情報と前記ｅＰＤＧ情報はＡＮＱＰエレメントにおいて送信される請求項９記載の方法。
前記ｅＰＤＧ情報はさらに前記アクセスポイントと相互作用するネットワークのリストを含む認証情報を備え、前記方法はさらに、
前記ＵＥに接続することを含む請求項９記載の方法。
メモリと、
前記メモリに結合され、請求項１から１２のいずれか１項記載の方法を実行するように構成されている少なくとも１つのプロセッサとを具備するワイヤレス通信のための装置。