JP6795717B1 - パーソナライゼーションデータの更新方法及びシステム - Google Patents

Abstract

【課題】パーソナライゼーションデータの更新方法及びシステムを提供する。【解決手段】管理プラットフォームコンポーネントを用いるパーソナライゼーションデータの更新方法は、基準情報を受信することと、受信した基準情報をあらかじめ設定された基準情報リストと比較することと、基準情報と基準情報リストの比較結果に応じて、基準情報と基準情報リスト内のパーソナライゼーションデータとの対応関係に基づき、パーソナライゼーションデータを取得することと、パーソナライゼーションデータをＳＩＭカードコンポーネントに送信することと、を含む。【効果】これにより、採用されるパーソナライゼーションデータがユーザーの実際のニーズを満たし、ユーザーエクスペリエンスを向上させることができる。【選択図】図３

Description

本発明は、基本的に通信分野に関し、特にパーソナライゼーションデータの更新方法及びシステムに関する。

無線セルラー通信技術では、ＳＩＭカードを使用してユーザーの身元を識別するのが一般的である。例えば、携帯電話のユーザーがサービスプロバイダーからボイスまたはデータのサービスを購入し、サービスプロバイダーがサービス媒介としてＳＩＭカードをユーザーに提供する。ユーザーがＳＩＭカードを携帯電話に入れると、サービスプロバイダーのサービスを取得することができる。

本開示でいう「ＳＩＭカード」にはＳＩＭ、ＵＩＭ、ＵＳＩＭなどが含まれる。一般的に言えば、ＳＩＭカードには、物理的なカード、内部プロセッサー、内部メモリや内部認証アルゴリズムなどの共通部、及び、ユーザーのパーソナライゼーションデータを含むパーソナライゼーション部という２つの部分が含まれる。その中でも、パーソナライゼーションデータにより、ユーザーの識別が実現され、各ユーザーは購入した特定のサービスを取得することができる。

現在、当該技術分野においては、ＳＩＭカードのパーソナライゼーションデータの取得経路として次のように挙げられる。

１．出荷前の書き込み。サービスプロバイダーがカードをユーザーに販売する前にパーソナライゼーションデータの書き込みを実現する。高いセキュリティ、便利な管理という利点があるが、柔軟性が不十分という欠点がある。

２．ｅＳＩＭ（Ｅｍｂｅｄｄｅｄ−ＳＩＭ）技術を用いた動的ダウンロード。ワイヤレスネットワークによる動的ダウンロードが可能で柔軟性が高いという利点があるが、ｅＳＩＭ技術をサポートする端末にしか適応できないという欠点がある。

３．実体ＳＩＭカードに基づくＯＴＡ（Ｏｖｅｒ Ｔｈｅ Ａｉｒ）の実現。携帯電話などの端末とＳＩＭカード間の固有のプロトコルインターフェース（ＩＳＯ７８１６インターフェースなど）を使用して、ＳＩＭカード内のパーソナライゼーションデータの更新を実現する。

採用されるパーソナライゼーションデータを柔軟に調整できる解決案は従来技術に見られていない。

従来技術の問題を考慮し、本発明は、ユーザー端末が置かれる環境に基づき、採用されるパーソナライゼーションデータを柔軟に更新及び切り替えることで、採用されるパーソナライゼーションデータがユーザーの実際のニーズを満たし、ユーザーエクスペリエンスを向上させるパーソナライゼーションデータの更新方法及びシステムを提供する。

第１態様によれば、管理プラットフォームコンポーネントを用いるパーソナライゼーションデータの更新方法を提供し、当該方法は、
基準情報を受信することと、
受信した基準情報をあらかじめ設定された基準情報リストと比較することと、
前記基準情報と前記基準情報リストの比較結果に応じて、前記基準情報と前記基準情報リスト内のパーソナライゼーションデータとの対応関係に基づき、パーソナライゼーションデータを取得することと、
前記パーソナライゼーションデータをＳＩＭカードコンポーネントに送信することとを含むことを特徴とする方法。

第２態様によれば、ＳＩＭカードコンポーネントを用いるパーソナライゼーションデータの更新方法を提供し、当該方法は、
基準情報を管理プラットフォームコンポーネントに送信することと、
前記管理プラットフォームコンポーネントからフィードバックされたパーソナライゼーションデータを受信することと、
前記パーソナライゼーションデータを有効にすることとを含むことを特徴とする方法。

第３態様によれば、パーソナライゼーションデータの更新方法を提供し、当該方法は、
基準情報を取得することと、
取得した基準情報をあらかじめ設定された基準情報リストと比較することと、
前記基準情報と前記基準情報リストの比較結果に応じて、前記基準情報と前記基準情報リスト内のパーソナライゼーションデータとの対応関係に基づき、パーソナライゼーションデータを取得することと、
前記パーソナライゼーションデータを有効にすることとを含むことを特徴とする方法。

第４態様によれば、管理プラットフォームコンポーネントとＳＩＭカードコンポーネントとを含むパーソナライゼーションデータの更新システムを提供し、そのうち前記管理プラットフォームコンポーネントは前記第１態様に記載の方法を採用し、前記ＳＩＭカードコンポーネントが前記第２態様に記載の方法を採用する。

上記のパーソナライゼーションデータの更新方法及びシステムによれば、ユーザー端末が置かれる環境に基づき、採用されるパーソナライゼーションデータを柔軟に更新及び切り替えることで、採用されるパーソナライゼーションデータがユーザーの実際のニーズを満たし、ユーザーエクスペリエンスを向上させることができる。

本発明の特徴及び技術内容をさらに明確に説明するためには、以下の本発明の詳細な説明及び図面を参照できるが、提供される図面は参照と説明であり、本発明を限定することを意図しない。

本開示を構成する図面は本開示のさらなる理解を意図しており、本開示の例示的な実施形態とその説明は本開示を限定するものでなく、本開示を解釈するものである。図面では、

本発明の実施形態に係るパーソナライゼーションデータの更新システムを示す図 本発明の実施形態に係る基準情報とパーソナライゼーションデータの対応関係を示す図 本発明の実施形態に係る管理プラットフォームコンポーネントに応用されるパーソナライゼーションデータの更新方法を示すフローチャート 本発明の実施形態に係るＳＩＭカードコンポーネントに応用されるパーソナライゼーションデータの更新方法を示すフローチャート 本発明の別の実施形態に係るパーソナライゼーションデータの更新方法を示すフローチャート 本発明の実施形態に係る電子デバイスの構成図

以下、本開示の実施形態の図面を合わせ、本開示の実施形態の技術的解決案を明確かつ詳細に説明する。記載された実施形態は本開示の実施形態の一部に過ぎず、それらのすべてではないことは明らかである。本開示の実施形態に基づき、当業者は、創造的な作業なしに得られた本発明のすべての他の実施形態は本発明の保護範囲内にある。

本発明の実施形態においては、置かれる環境を示す基準情報に基づき、当該基準情報と整合するパーソナライゼーションデータを取得し、ＳＩＭカードコンポーネントに現在使用されているパーソナライゼーションデータを、当該基準情報と整合するパーソナライゼーションデータに更新又は切り替えることで、端末が置かれる環境に応じたパーソナライゼーションデータの柔軟な更新又は切り替えを実現する。なお、採用されるパーソナライゼーションデータはユーザーの実際のニーズを満たし、ユーザーエクスペリエンスを向上させることができる。

以下、図面を合わせて本開示の好ましい実施形態を説明し、ここで記載される好ましい実施形態は本開示の説明と解釈に過ぎず、本開示を限定するものではないと理解すべきである。

図１は本発明の実施形態に係るパーソナライゼーションデータの更新システムを示す図である。図１に示すように、パーソナライゼーションデータの更新システムは管理プラットフォームコンポーネント１００とＳＩＭカードコンポーネント２００とを含む。

説明すべき点について、本明細書でいうＳＩＭカードはＳＩＭ、ＵＩＭ、ＵＳＩＭなどの物理的なＳＩＭカードであってよく、ｅＳＩＭなどのバーチャルＳＩＭカードであってもよい。また、「ＳＩＭカードコンポーネント」の採用はパーソナライゼーションデータの更新におけるＳＩＭカードの役割を強調することであり、「ＳＩＭカードコンポーネント」にはＳＩＭカードのみ又はＳＩＭカードを搭載した装置若しくは端末（携帯電話やｉＰＡＤ（登録商標）など）が含まれることは理解できる。

図１に示すシステムにより、パーソナライゼーションデータの更新プロセスを次のように示す。

まず、パーソナライゼーションデータをＳＩＭカードコンポーネント２００にあらかじめ書き込み、当該パーソナライゼーションデータはデフォルトのパーソナライゼーションデータであってもよい。

ＳＩＭカードコンポーネント２００及びそのアタッチするネットワーク（セルラー無線ネットワークなど）の通信プロセスにおいては、ＳＩＭカードコンポーネント２００が置かれる環境が連続的に変化する場合があり、ユーザーに必要なサービスプロバイダーのサービス項目が環境の変化によって変化する場合がある。ここで、ＳＩＭカードコンポーネント２００が置かれる環境を示すための基準情報を定義する。

一実施形態においては、基準情報は地理的位置情報（国名コード情報を含む）を含むことができる。

別の実施形態においては、基準情報は時間情報を含むことができる。説明すべき点について、別の実施形態においては、基準情報はサービスプロバイダーネットワーク情報を含むことができる。実際のニーズにより、基準情報はその他の情報を含むことができる。

パーソナライゼーションデータを基準情報に基づいて更新又は切り替えるためには、基準情報とパーソナライゼーションデータの対応関係を確立しなければならない。図２は本発明の実施形態に係る基準情報とパーソナライゼーションデータの対応関係を示す図である。

図２に示すように、例えば基準情報は地理的位置情報（国名コード情報）及び時間情報を含むことができる。国名コード情報及び時間情報は基準情報リストを構成する。国名コード情報が日本であり、時間情報が７月１日から７月１５日を満たす場合は、パーソナライゼーションデータ１を使用し、国名コード情報が米国であり、時間情報が７月２１日から７月３１日を満たす場合は、パーソナライゼーションデータ２を使用し、…、国名コード情報がフランスであり、時間情報が９月２０日から１０月１１日を満たす場合は、パーソナライゼーションデータｎを使用する。

図２に示す基準情報とパーソナライゼーションデータの対応関係では、国名コード情報と時間情報を考慮し、両者が同時に満たされる場合にのみ、パーソナライゼーションデータを更新又は切り替える。しかしながら、実際のニーズにより、１種類の基準情報のみを使用することができる。例えば、国名コード情報のみを使用した場合は、国名コード情報を満すと、時間情報を考慮せずにパーソナライゼーションデータを更新又は切り替えることができる。同様に、時間情報のみを使用することもできる、すなわち、時間情報を満たすと、国名コード情報を考慮せずにパーソナライゼーションデータを更新又は切り替えることができる。

別の好ましい実施形態においては、サービスプロバイダーネットワーク情報も考慮してもよい。例えば、サービスプロバイダーネットワーク情報はサービスプロバイダーネットワークの信号強度を含む。ある位置に三つのサービスプロバイダーＡ、Ｂ、Ｃのネットワーク信号が存在する場合は、使用するパーソナライゼーションデータを決定する際に、現在使用するサービスプロバイダーに対応するパーソナライゼーションデータを考慮する。

それにより、基準情報とパーソナライゼーションデータの対応関係を確立するプロセスでは、このような対応関係を１種類の基準情報に基づいて確立することができる、例えば、このような対応関係を、国名コード情報又は時間情報のみで確立することができる。又は２種類以上の基準情報に基づいて確立することができる、例えば、同時に国名コード情報と時間情報を、同時に国名コード情報とサービスプロバイダーネットワーク情報を、同時に国名コード情報、時間情報及びサービスプロバイダーネットワーク情報などを考慮する。異なる基準情報の種類と数量に基づき、基準情報リストを作成する。

例えば、ＳＩＭカードコンポーネント２００は携帯電話端末とそれにアタッチされるセルラー無線ネットワークを通じて管理プラットフォームコンポーネント１００に基準情報（国名コード情報と時間情報など）を送信し、管理プラットフォームコンポーネント１００は当該基準情報を取得する。管理プラットフォームコンポーネント１００はＳＩＭカードコンポーネント２００を使用せずに基準情報を取得することもできる。例えば、セルラー無線ネットワークのコアネットワークインターフェースを介してＳＩＭカードの起動イベントや基準情報を取得する。

管理プラットフォームコンポーネント１００は基準情報を取得した後、取得した基準情報を基準情報リストと比較し、基準情報とパーソナライゼーションデータの対応関係に基づいてパーソナライゼーションデータを取得する。一態様によれば、基準情報が基準情報リストに属する場合、前記基準情報に対応するパーソナライゼーションデータを取得する。別の態様によれば、取得した基準情報が基準情報リストに属さない場合、デフォルトのパーソナライゼーションデータを取得する。

ＳＩＭカードコンポーネント２００が取得した時間情報は正しくない場合があるため、ＳＩＭカードコンポーネント２００が管理プラットフォームコンポーネント１００に送信した時間情報は正しくない場合もあることに注意されたい。例えば、送信された時間情報は７月１日の正午１２時であるが、実際の正しい時間情報は７月２２日の午後２時である。この場合、管理プラットフォームコンポーネント１００はＳＩＭカードコンポーネント２００から送信された時間情報を受信した後、当該時間情報が正しいか否かを判断し、正しくない場合には、正しい時間情報に従って正しい時間情報に対応するパーソナライゼーションデータを取得する。

その後、管理プラットフォームコンポーネント１００はパーソナライゼーションデータ（基準情報に対応するパーソナライゼーションデータ又はデフォルトのパーソナライゼーションデータ）をＳＩＭカードコンポーネント２００に送信する。図１に示す管理プラットフォームコンポーネント１００には番号送信手段（図示しない）を含むことができ、パーソナライゼーションデータをバイナリメッセージとして構築し、ＳＩＭカードコンポーネント２００にアタッチされるセルラー無線ネットワークを介してＳＩＭカードコンポーネント２００に送信する。具体的な実施形態においては、ＳＩＭカードのパーソナライゼーションデータの書き込みを実現するのはインターネットと携帯電話のアプリを通じて、携帯電話のＯＳのプロトコルを利用してパーソナライゼーションデータをＳＩＭカードに書き込むことと、インターネットや携帯電話のアプリを通じてパーソナライゼーションデータを取得し、Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈなどを利用してＳＩＭカードに書き込むこととを含む。説明すべき点については、管理プラットフォームコンポーネント１００からＳＩＭカードコンポーネント２００へのパーソナライゼーションデータは、パーソナライゼーションデータの完全データであってもよく、パーソナライゼーションデータを示す識別子又はコードであってもよい。

ＳＩＭカードコンポーネント２００は管理プラットフォームコンポーネント１００からパーソナライゼーションデータを受信し、当該パーソナライゼーションデータを有効にする。
さらなる実施形態においては、ＳＩＭカードコンポーネントが起動した場合、又は外部条件が変化した場合は、ＳＩＭカードコンポーネントは基準情報リストを比較することで、現在のパーソナライゼーションデータが継続して利用されるか否かを判断する。現在のパーソナライゼーションデータを無効にした後、デフォルトのパーソナライゼーションデータに再び切り替える。例えば、図２に示す基準情報とパーソナライゼーションデータの対応関係に基づいて、現在使用するパーソナライゼーションデータがパーソナライゼーションデータ１で、現在認識されている国名コード情報が中国で、時間が７月１６日である場合は、ＳＩＭカードコンポーネントはデフォルトのパーソナライゼーションデータに切り替える。このように、ユーザーが常にサービスを受けることを保証することができる。

そこで、上記のパーソナライゼーションデータの更新システムにより、ＳＩＭカードコンポーネントは管理プラットフォームコンポーネントから現在の基準情報に対応するパーソナライゼーションデータを取得し、環境の変化に応じて柔軟にパーソナライゼーションデータを変更又は切替えるという目的を実現する。

上記のパーソナライゼーションデータの更新システムに基づき、本発明は管理プラットフォームコンポーネントに適用するパーソナライゼーションデータの更新方法を提供する。図３に示すように、当該方法は以下のステップを含む。

ステップＳ３０１：基準情報を受信する。

当該基準情報は、ＳＩＭカードコンポーネントからのもの、又はＳＩＭカードコンポーネント以外からのものである。例えば、セルラー無線ネットワークのコアネットワークインターフェースを介してＳＩＭカードの起動イベントや基準情報を取得する。

ステップＳ３０２：受信した基準情報をあらかじめ設定された基準情報リストと比較する。

基準情報リストはすべての基準情報を記載し、基準情報リストは地理的位置情報、時間情報及び／又はサービスプロバイダーネットワーク情報を含むことができる。例えば、基準情報リストは国名コード情報と時間情報を記載した場合、取得した基準情報の国名コード情報と時間情報を基準情報リストと比較する必要がある。

好ましい実施形態においては、ステップＳ３０２には受信した時間情報が正しいか否かを判断するステップも含まれ、受信した時間情報が正しくない場合は、正しい時間情報をあらかじめ設定された基準情報リストを比較する。

ステップＳ３０３：基準情報と基準情報リストの比較結果に応じて、基準情報と基準情報リスト内のパーソナライゼーションデータとの対応関係に基づき、パーソナライゼーションデータを取得する。

さらに、ステップＳ３０３は基準情報が基準情報リストに属するという比較結果に応じて、基準情報に対応するパーソナライゼーションデータを基準情報リストから取得すること、及び／又は、基準情報が基準情報リストに属さないという比較結果に応じて、あらかじめ設定されたデフォルトのパーソナライゼーションデータを取得することを含む。

ステップＳ３０４：パーソナライゼーションデータをＳＩＭカードコンポーネントに送信する。

送信したパーソナライゼーションデータは基準情報に対応するパーソナライゼーションデータ又はデフォルトのパーソナライゼーションデータを含む。

上記のパーソナライゼーションデータの更新システムに基づき、本発明はＳＩＭカードコンポーネントに適用するパーソナライゼーションデータの更新方法を提供する。図４に示すように、当該方法は以下のステップを含む。

ステップＳ４０１：基準情報を管理プラットフォームコンポーネントに送信する。

前述のように、管理プラットフォームコンポーネントが受信した基準情報は、ＳＩＭカードコンポーネントからのもの又はＳＩＭカードコンポーネント以外からのものであるため、ステップＳ４０１は選択的である。

ステップＳ４０２：管理プラットフォームコンポーネントからフィードバックされたパーソナライゼーションデータを受信する。

ＳＩＭカードコンポーネントは管理プラットフォームコンポーネントからパーソナライゼーションデータを受信し、パーソナライゼーションデータは基準情報に対応するパーソナライゼーションデータ又はデフォルトのパーソナライゼーションデータを含む。

ステップＳ４０３：パーソナライゼーションデータを有効にする。

ＳＩＭカードコンポーネントはパーソナライゼーションデータを受信した後、当該パーソナライゼーションデータによりサービスを受ける。特定の状況下で、新たに受信したパーソナライゼーションデータはＳＩＭカードコンポーネントに現在使用しているパーソナライゼーションデータと一致した場合、ＳＩＭカードコンポーネントは現在のパーソナライゼーションデータを継続して使用する。

ステップＳ４０４：パーソナライゼーションデータを無効にする結果に応じて、デフォルトのパーソナライゼーションデータに切り替える。

ＳＩＭカードコンポーネントが起動した場合、又は外部条件が変化した場合は、ＳＩＭカードコンポーネントは基準情報リストを比較することで、現在のパーソナライゼーションデータが継続して利用されるか否かを判断する。現在のパーソナライゼーションデータを無効にした後、デフォルトのパーソナライゼーションデータに再び切り替える。

別の実施形態によれば、本発明は管理プラットフォームコンポーネントとＳＩＭカードコンポーネントとを含むパーソナライゼーションデータの更新システムを提供し、そのうち前記管理プラットフォームコンポーネントは図３に示す方法を採用し、前記ＳＩＭカードコンポーネントが図４に示す方法を採用する。

上記のパーソナライゼーションデータの更新方法及びシステムは、置かれる環境を示す基準情報に基づき、当該基準情報と整合するパーソナライゼーションデータを取得し、ＳＩＭカードコンポーネントに現在使用されているパーソナライゼーションデータを、当該基準情報と整合するパーソナライゼーションデータに更新又は切り替えることで、端末が置かれる環境に応じたパーソナライゼーションデータの柔軟な更新又は切り替えを実現する。なお、採用するパーソナライゼーションデータは更にユーザーの実際のニーズを満たし、ユーザーエクスペリエンスを向上させることができる。

上記の実施形態においては、ＳＩＭカードコンポーネントの基準情報と整合するパーソナライゼーションデータは管理プラットフォームコンポーネントからのものである。好ましい実施形態においては、ＳＩＭカードコンポーネントは複数のパーソナライゼーションデータをあらかじめ格納又は書き込むことで、パーソナライゼーションデータの更新又は切り替えは別のパーソナライゼーションデータの更新方法を使用することができる。図５に示すように、当該方法は以下のステップを含む。

ステップＳ５０１：基準情報を取得する。

ユーザー端末の使用過程で「ＳＩＭカードシステムコンポーネント」は現在の基準情報をリアルタイムで取得する。一実施形態においては、基準情報は地理的位置情報（国名コード情報）を含むことができる。別の実施形態においては、基準情報は時間情報を含むことができる。さらに別の実施形態においては、基準情報はサービスプロバイダーネットワーク情報を含むことができる。実際のニーズにより、基準情報はその他の情報を含むことができる。

ステップＳ５０２：取得した基準情報をあらかじめ設定された基準情報リストと比較する。
基準情報リストはすべての基準情報を記載し、基準情報リストは地理的位置情報、時間情報及び／又はサービスプロバイダーネットワーク情報を含むことができる。例えば、基準情報リストは国名コード情報と時間情報を記載した場合、取得した基準情報の国名コード情報と時間情報を基準情報リストと比較する必要がある。

ＳＩＭカードコンポーネントが取得した時間情報が正しい時間情報でない可能性があるため、ＳＩＭカードコンポーネントが時間情報に基づいて基準情報リストと比較してエラーが発生する可能性があることに注意されたい。この場合、バックエンドプラットフォームは、ＳＩＭカードコンポーネントが正しい時間情報を速やかに取得し、正しい時間情報を用いて基準情報リストと比較するために、定時、リアルタイムで、またはある条件（電源投入時など）を満たす上で、ＳＩＭカードコンポーネントの現在の時間情報を修正することによりメンテナンスする必要がある。

ステップＳ５０３：基準情報と基準情報リストの比較結果に応じて、基準情報と基準情報リスト内のパーソナライゼーションデータとの対応関係に基づき、パーソナライゼーションデータを取得する。

さらに、ステップＳ５０３は基準情報が基準情報リストに属するという比較結果に応じて、基準情報に対応するパーソナライゼーションデータを基準情報リストから取得すること、及び／又は、基準情報が基準情報リストに属さないという比較結果に応じて、あらかじめ設定されたデフォルトのパーソナライゼーションデータを取得することを含む。

ステップＳ５０４：パーソナライゼーションデータを有効にする。

ＳＩＭカードコンポーネントはパーソナライゼーションデータを取得した後、当該パーソナライゼーションデータによりサービスを受ける。特定の状況下で、新たに受信したパーソナライゼーションデータはＳＩＭカードコンポーネントに現在使用しているパーソナライゼーションデータと一致した場合、ＳＩＭカードコンポーネントは現在のパーソナライゼーションデータを継続して使用する。

上記のパーソナライゼーションデータの更新方法は、置かれる環境を示す基準情報に基づき、当該基準情報と整合するパーソナライゼーションデータを取得し、ＳＩＭカードコンポーネントに現在使用されているパーソナライゼーションデータを、当該基準情報と整合するパーソナライゼーションデータに更新又は切り替えることで、端末が置かれる環境に応じたパーソナライゼーションデータの柔軟な更新又は切り替えを実現する。なお、使用するパーソナライゼーションデータはさらにユーザーの実際のニーズを満たし、ユーザーエクスペリエンスを向上させることができる。

図６に示すように、図６はメモリ、プロセッサー及びメモリに格納されプロセッサーで実行されるコンピュータープログラムを含む電子デバイスを提供し、前記プロセッサーは前記コンピュータープログラムを実行する際に、図３、図４及び図５に示す方法及び詳細な解決案を実現することができる。

最後に説明すべき点について、上記内容は本開示を限定することではなく、本開示の好ましい実施形態に過ぎない。上記の実施形態を参照して本開示を詳細に説明したが、当業者であれば、上記の各実施形態に記載する技術的解決案を修正すること、又は技術的特徴のいくつかを同等に置き換えることができる。また本開示の精神及び範囲内の任意の修正、同等の置換、改良などは本開示の保護範囲内にある。

１００ 管理プラットフォームコンポーネント
２００ ＳＩＭカードコンポーネント

Claims (11)

1. 管理プラットフォームコンポーネントを用いるパーソナライゼーションデータの更新方法であって、
   セルラー無線ネットワークのコアネットワークインターフェースを介して基準情報を受信することと、
   受信した基準情報をあらかじめ設定された基準情報リストと比較することと、
   前記基準情報と前記基準情報リストの比較結果に応じて、前記基準情報と前記基準情報リスト内のパーソナライゼーションデータとの対応関係に基づき、バイナリメッセージとして構築したパーソナライゼーションデータを取得することと、
   前記パーソナライゼーションデータをＳＩＭカードコンポーネントに送信することとを含み、
   前記基準情報は地理的位置情報、時間情報及び／又はサービスプロバイダーネットワーク情報を含み、
   受信した基準情報をあらかじめ設定された基準情報リストと比較することは、
   前記時間情報が正しいか否かを判断することと、
   前記時間情報が正しくない場合、正しい時間情報に基づき、あらかじめ設定された基準情報リストと比較することとを含む
   ことを特徴とする方法。
2. 前記基準情報と前記基準情報リストの比較結果に応じて、前記基準情報とパーソナライゼーションデータとの対応関係に基づき、パーソナライゼーションデータを取得することは、
   前記基準情報が前記基準情報リストに属するという比較結果に応じて、前記基準情報に対応するパーソナライゼーションデータを前記基準情報リストから取得することを含む請求項１に記載の方法。
3. 前記基準情報と前記基準情報リストの比較結果に応じて、前記基準情報とパーソナライゼーションデータとの対応関係に基づき、パーソナライゼーションデータを取得することは、
   前記基準情報が前記基準情報リストに属さないという比較結果に応じて、あらかじめ設定されたデフォルトのパーソナライゼーションデータを取得することを含む請求項１に記載の方法。
4. 前記地理的位置情報は、国名コード情報を含む請求項１に記載の方法。
5. ＳＩＭカードコンポーネントを用いるパーソナライゼーションデータの更新方法であって、
   セルラー無線ネットワークのコアネットワークインターフェースを介して基準情報を管理プラットフォームコンポーネントに送信することと、
   前記管理プラットフォームコンポーネントからフィードバックされた、バイナリメッセージとして構築したパーソナライゼーションデータを受信することと、
   前記パーソナライゼーションデータを有効にすることとを含み、
   前記基準情報は地理的位置情報、時間情報及び／又はサービスプロバイダーネットワーク情報を含み、
   前記パーソナライゼーションデータは、前記時間情報が正しいか否かを判断し、前記時間情報が正しくない場合、正しい時間情報に基づき、あらかじめ設定された基準情報リストと比較することによって取得される
   ことを特徴とする方法。
6. さらに、前記パーソナライゼーションデータを無効にする結果に応じて、デフォルトのパーソナライゼーションデータに切り替えることを含む請求項５に記載の方法。
7. パーソナライゼーションデータの更新方法であって、
   セルラー無線ネットワークのコアネットワークインターフェースを介して基準情報を取得することと、
   取得した基準情報をあらかじめ設定された基準情報リストと比較することと、
   前記基準情報と前記基準情報リストの比較結果に応じて、前記基準情報と前記基準情報リスト内のパーソナライゼーションデータとの対応関係に基づき、バイナリメッセージとして構築したパーソナライゼーションデータを取得することと、
   前記パーソナライゼーションデータを有効にすることとを含み、
   前記基準情報は地理的位置情報、時間情報及び／又はサービスプロバイダーネットワーク情報を含み、
   受信した基準情報をあらかじめ設定された基準情報リストと比較することは、
   前記時間情報が正しいか否かを判断することと、
   前記時間情報が正しくない場合、正しい時間情報に基づき、あらかじめ設定された基準情報リストと比較することとを含む
   ことを特徴とする方法。
8. 前記基準情報と前記基準情報リストの比較結果に応じて、前記基準情報とパーソナライゼーションデータとの対応関係に基づき、パーソナライゼーションデータを取得することは、
   前記基準情報が基準情報リストに属するという比較結果に応じて、前記基準情報に対応するパーソナライゼーションデータを前記基準情報リストから取得することを含む請求項７に記載の方法。
9. 前記基準情報と前記基準情報リストの比較結果に応じて、前記基準情報とパーソナライゼーションデータとの対応関係に基づき、パーソナライゼーションデータを取得することは、
   取得した基準情報が基準情報リストに属さないという比較結果に応じて、あらかじめ設定されたデフォルトのパーソナライゼーションデータを取得することを含む請求項７に記載の方法。
10. 前記地理的位置情報は、国名コード情報を含む請求項７に記載の方法。
11. 管理プラットフォームコンポーネントとＳＩＭカードコンポーネントとを含むパーソナライゼーションデータの更新システムであって、
    前記管理プラットフォームコンポーネントは請求項１ないし４のいずれか１項に記載の方法を採用し、
    前記ＳＩＭカードコンポーネントが請求項５又は６に記載の方法を採用することを特徴とするシステム。

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