JP6791018B2 - 記憶定着支援システムおよび記憶定着支援プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、利用者に対して人の記憶の定着を支援する記憶定着支援システムおよび記憶定着支援プログラムに関する。
人の記憶の定着を促進させる記憶術として、「場所法」が知られている。場所法は、場所(現実にある場所や架空の場所、体の部位など)のイメージに、人の記憶対象を関連づける方法であり、「記憶の宮殿」とも呼ばれている。この「場所法」を利用し、コンピュータ上のフォルダやファイルへの到達を効率化する方法として、フォルダやファイルのエイリアスを作成し、そのエイリアスを地図画像を含めた任意の画像(マップ)の任意の特徴点上に配置することで、地図画像上の特徴点とフォルダやデータとを関連付け、これにより利用者が直感的に目的とするフォルダやデータにアクセスすることができる方法が提案されている(特許文献1)。
しかし、特許文献1は、利用者が特定のフォルダやデータのエイリアスと地図画像上の特徴点とを結び付け、登録する必要がある。また、特許文献1は、特定のフォルダやファイルへ到達することを目的としたものであり、場所法を利用して人の記憶の定着を直接促進させる支援システムは従来なかった。
特開2007−272850号公報
そこで、本発明が前述の状況に鑑み、解決しようとするところは、場所法を利用して人の記憶の定着を直接促進させることができる支援システムを提供する点にある。
本発明者は、かかる現況に鑑み、鋭意検討した結果、複合現実表示技術を利用することにより、場所法による人の記憶の定着自体を効率よく促進することができ、さらには、複合現実表示以外に仮想空間画像を用いることによっても同様な目的を達成できる点を見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち本発明は、以下の発明を包含する。
(1) 利用者に対して人の記憶対象を複合現実表示として提供することにより人の記憶の定着を支援する、複合現実表示技術を利用した記憶定着支援システムであって、人の記憶対象を記憶する記憶部と、利用者に対して複合現実表示する表示部と、利用者の視界に映る現実空間を撮像する撮像部と、撮像部で撮像された現実空間画像のデータから、予め定めた特徴点を識別する識別手段と、前記識別手段で識別される特徴点のうち、予め定めた所定の条件に合致する特徴点を決定し、当該特徴点の位置を特定する位置特定手段と、前記位置特定手段により特定された位置に、前記人の記憶対象を複合表示するための仮想画像を生成する生成手段と、生成された仮想画像を前記表示部において現実空間画像に重ねて表示する表示手段とを備えていることを特徴とする記憶定着支援システム。
(2) 利用者に対して人の記憶対象を仮想空間表示として提供することにより人の記憶の定着を支援する記憶定着支援システムであって、人の記憶対象および仮想空間画像データを記憶する記憶部と、利用者に対して仮想空間画像を表示する表示部と、仮想空間画像のデータから、予め定めた特徴点を識別する識別手段と、前記識別手段で識別される特徴点のうち、予め定めた所定の条件に合致する特徴点を決定し、当該特徴点の仮想空間画像上の位置を特定する位置特定手段と、前記位置特定手段により特定された位置に、前記人の記憶対象を複合表示するための仮想画像を生成する生成手段と、生成された仮想画像を前記表示部において仮想空間画像に重ねて表示する表示手段とを備えていることを特徴とする記憶定着支援システム。
(3) 利用者に対して刺激信号を出力する刺激信号出力部を更に備え、前記記憶部に、前記人の記憶対象に関連付けて記憶され、人の記憶対象の記憶を支援するための刺激信号情報が記憶され、前記生成手段が、前記仮想画像を生成するとともに、該仮想画像の人の記憶対象に関連する刺激信号情報を前記記憶部から抽出して刺激信号出力情報を生成し、前記表示手段が、前記仮想画像の表示と同時に前記刺激信号出力情報に基づき前記刺激信号出力部において当該刺激信号を出力させる、(1)又は(2)記載の記憶定着支援システム。
(4) 前記所定の条件が、特定の色である(1)〜(3)の何れかに記載の記憶定着支援システム。
(5) 前記人の記憶対象が、複数の単語であり、前記所定の条件として、前記単語の品詞により区別された複数の条件が設定される(1)〜(4)の何れか1項に記載の記憶定着支援システム。
(6) コンピュータを、(1)、(3)〜(5)の何れかに記載の記憶定着支援システムにおける各手段として機能させるための記憶定着支援プログラムであって、前記コンピュータを、撮像部で撮像された現実空間画像のデータから、予め定めた特徴点を識別する識別手段、前記識別手段で識別される特徴点のうち、予め定めた所定の条件に合致する特徴点を決定し、当該特徴点の位置を特定する位置特定手段、前記位置特定手段により特定された位置に、前記人の記憶対象を複合表示するための仮想画像を生成する生成手段、および、生成された仮想画像を前記表示部において現実空間画像に重ねて表示する表示手段として機能させる記憶定着支援プログラム。
(7) コンピュータを、(2)〜(5)の何れかに記載の記憶定着支援システムにおける各手段として機能させるための記憶定着支援プログラムであって、
前記コンピュータを、仮想空間画像のデータから、予め定めた特徴点を識別する識別手段、前記識別手段で識別される特徴点のうち、予め定めた所定の条件に合致する特徴点を決定し、当該特徴点の仮想空間画像上の位置を特定する位置特定手段と、前記位置特定手段により特定された位置に、前記人の記憶対象を複合表示するための仮想画像を生成する生成手段、および、生成された仮想画像を前記表示部において仮想空間画像に重ねて表示する表示手段として機能させる記憶定着支援プログラム。
本発明によれば、利用者のオフィス、自宅の部屋、通勤/通学路などにおいて、場所法による人の記憶の定着自体を効率よく促進することができ、英単語や歴史年表、円周率その他の暗記を支援するシステムを提供できる。
本発明の代表的実施形態にかかる記憶定着支援システムの構成を示す概略図。 同じく記憶定着支援システムの管理コンピュータの構成を示すブロック図。 同じく記憶定着支援システムの複合現実表示装置の構成を示すブロック図。 同じく記憶定着支援システムにおける処理手順を示すフロー図。 現実空間画像の例を示す説明図。 特徴点とその位置、各特徴点に付与する人の記憶対象の情報テーブルを示す説明図。 仮想画像の例を示す説明図。 複合現実表示の例を示す説明図。
次に、本発明の実施形態を添付図面に基づき詳細に説明する。
本発明の代表的実施形態に係る記憶定着支援システムは、複合現実表示技術を利用したものである。具体的には、図1に示すように、人の記憶対象を管理したり仮想画像を生成する管理コンピュータ1と、利用者の頭部に装着され、複合現実を表示する複合現実表示装置2とより構成され、これら管理コンピュータ1と複合現実表示装置2とは無線又は有線で通信接続されている。
管理コンピュータ1は、図2に示すように、処理装置10を中心に、記憶手段11、通信制御部12、図示しない入力操作手段としてポインティングデバイスやキーボード、ディスプレイ等よりなる従来から汎用されているコンピュータ装置を用いることができる。処理装置10は、マイクロプロセッサなどのCPUを主体に構成され、図示しないRAM、ROMからなる記憶部を有して各種処理動作の手順を規定するプログラムや処理データが記憶される。
記憶手段11は、管理コンピュータ1内外のメモリやハードディスク等からなり、大きく分けて、人の記憶対象を記憶する記憶対象記憶部11aと、複合現実表示装置2で撮像され、送られてくる現実空間画像データを記憶する撮像画像記憶部11bと、同じく複合現実表示装置2から現実空間画像データとともに送られてくる位置姿勢データを記憶する位置情報記憶部11cと、決定された特徴点の位置を記憶する特徴位置記憶部11dと、生成された仮想画像を記憶する仮想画像記憶部11eと、刺激信号情報を記憶する刺激信号記憶部11fとを備えている。管理コンピュータ1に通信接続された別のコンピュータのメモリやハードディスク等で一部又は全部の記憶部の内容を記憶してもよい。
記憶対象記憶部11aに記憶される人の記憶対象とは、利用者によって暗記したいものとして登録される人の記憶対象、例えば円周率の数値や文章、単語(英語と日本語の対など)、歴史年表(年代と出来事の対、順番など)等、種々のものが可能である。利用者が登録するもの以外に、利用者が選択可能に予め設定されているものでも勿論よい。また、刺激信号記憶部11fの刺激信号情報とは、音の刺激としての音情報、振動の刺激としての振動情報、発光の刺激としての発光信号、においの刺激としてのにおい情報などが可能であり、同じく利用者が登録するものや予め選択可能に設定されるものでもよい。
処理装置10は、機能的には、大きく分けて撮像画像記憶部11bの現実空間画像のデータから、予め定めた特徴点を識別する識別手段としての識別処理部10aと、識別処理部10aで識別された特徴点のうち、予め定めた所定の条件に合致する特徴点を特定するとともに、当該特徴点の位置を特定する位置特定手段としての位置特定処理部10bと、位置特定処理部10bで特定された位置に、人の記憶対象を複合表示するための仮想画像を生成する生成手段としての仮想画像生成処理部10cと、該仮想画像の人の記憶対象に関連する刺激信号情報を前記刺激信号記憶部11fから抽出して刺激信号出力情報を生成する生成手段としての刺激出力生成処理部10dとを備えており、これらの処理機能は上記プログラムにより実現される。
識別処理部10aによる特徴点の識別は、公知の画像解析技術を用いることができる。図5〜図6に示すように、特徴のある構造体を形状を解析することで識別することや、その色を認識して識別することもできる。位置特定処理部10bは、各特徴点が予め定めた条件、例えば大きさ、形、色、特徴点同士の距離、時間の間隔などの条件に合致するものを選択し、その位置情報とともに特定する。
例えば、人の記憶対象が複数の単語の場合、前記所定の条件として、単語の品詞により区別された複数の条件が設定されることが好ましい。具体的には、赤色の特徴点については動詞を表示し、青色は名詞、緑色は副詞としたり、角張った形状は動詞、まるい形状は名詞、その他の形状は副詞としたり、予め記憶対象の種類に応じた条件として設定することができる。また、特徴点の場所が特定の駅の周辺や地域であることを条件としてもよい。例えば、A駅周辺の場合には科学技術の英単語を表示し、B駅周辺の場合は日用品の英単語、C駅周辺の場合はスポーツの単語、としてもよい。
仮想画像生成処理部10cは、人の記憶対象、例えば図7の示すような円周率の数字「3」、「1」、「4」、・・・などについて、仮想画像を生成する。これは、従来からの複合現実表示技術や仮想現実表示技術(バーチャルリアリティ技術)で用いられる公知の技術を用いることができる。英単語の場合、英語の単語のみの表示、英語と日本語の対での表示、日本語単語のみの表示を切り替えできるように構成することが好ましい。この切り換えは複合現実表示装置2側で行うようにしてもよい。なお、利用者が管理コンピュータ1にアクセスし、この仮想画像を地図上でルートをたどる等して確認する「確認機能」を付与してもよい。
刺激出力生成処理部10dは、仮想画像表示される人の記憶対象(例えば円周率の数値)に関連した刺激信号情報を予め決められた条件に基づいて刺激信号記憶部11fから抽出し、刺激信号出力情報を生成する。例えば、音の場合、円周率の「数値」によって異なる音を10種類用意し、「数値」に応じて発音させる音情報を選択したり、表示される順に所定の音楽のフレーズを順に発音させる音情報を選択することができる。
複合現実表示装置2は、図3に示すように、処理装置20を中心に、利用者に対して複合現実表示する表示部21、利用者の視界に映る現実空間を撮像する撮像部22、利用者の視点位置や視線の方向を検出するための位置姿勢センサ23、利用者に対して刺激信号を出力する刺激信号出力部24、および通信制御部25よりなり、例えば、従来から公知のオプティカルシースルー型のヘッドマウントディスプレイを用いることができる。刺激信号出力部24は、例えば音を出力するスピーカ、振動を出力するバイブレータ、においを発出するにおい発出装置などが該当する。処理装置20は、マイクロプロセッサなどのCPUを主体に構成され、図示しないRAM、ROMからなる記憶部を有して各種処理動作の手順を規定するプログラムや処理データが記憶される。
処理装置20は、機能的には、撮像部22で撮像された現実空間画像データを、当該撮像の際に位置姿勢センサ23で得られた位置姿勢データとともに管理コンピュータ1に送信する送信処理部20aと、管理コンピュータ1から受信した仮想画像情報を表示部21に表示し、利用者に対して複合現実表示する表示処理部20bと、同じく管理コンピュータ1から受信した刺激信号出力情報に基づき刺激信号出力部24において当該刺激信号を出力させる刺激出力処理部20cとを備えており、これらの処理機能は上記プログラムにより実現される。刺激出力処理部20cとを備えており、これらの処理機能は上記プログラムにより実現される。なお、表示処理部20bによる仮想画像情報の表示と刺激出力処理部20cによる刺激信号の出力は、利用者の設定または予め決められた設定により、適宜一方のみ又は組み合わせて出力させることができる。これら表示または刺激信号の出力を停止できるようにしてもよい。
次に、本実施形態に係る記憶定着支援システムの処理手順を、図4のフロー図に基づき説明する。
まず、複合現実表示装置2の送信処理部20aが、撮像部22で撮像された現実空間画像データを、当該撮像の際に位置姿勢センサ23で得られた位置姿勢データとともに管理コンピュータ1に送信する(S101)。図5は、送信された現実空間画像の例である。管理コンピュータ1の識別処理部10aは、撮像画像記憶部11bに記憶された現実空間画像のデータから、予め定めた特徴点を識別して抽出する(S102)。
位置特定処理部10bは、識別処理部10aで識別された特徴点のうち、予め定めた所定の条件に合致する特徴点であるか否か判別し(S103)、これを特定するとともに、当該特徴点の位置を特定する(S104)。図6は、条件に合致した特徴点とその位置、各特徴点に付与する人の記憶対象を示す作成されたテーブルの例である。
仮想画像生成処理部10cは、位置特定処理部10bで特定された位置に、人の記憶対象を複合表示するための仮想画像を生成する(S105)。図7に仮想画像の例を示す。また、刺激出力生成処理部10dは、仮想画像の人の記憶対象に関連する刺激信号情報を刺激信号記憶部11fから抽出し、刺激信号出力情報を生成する(S106)。
そして、管理コンピュータ1は、生成したこれら仮想画像データおよび刺激信号出力情報を、複合現実表示装置2に送信する(S107)。複合現実表示装置2の表示処理部20bは、管理コンピュータ1から受信した仮想画像情報を表示部21に表示し、利用者に対して複合現実表示する(S108)。図8は、複合現実表示の例である。刺激出力処理部20cは、同じく管理コンピュータ1から受信した刺激信号出力情報に基づき刺激信号出力部24において当該刺激信号(例えば音信号)を出力させる(S109)。この音の出力は、各数字の位置に利用者が現実に到達した段階で順次出力される。
以上、本実施形態の管理コンピュータ1、複合現実表示装置2の各構成、処理手順について説明したが、これに何ら限定されない。上記の例では、管理コンピュータ1が生成した仮想画像のみ複合現実表示装置2に送信し、複合現実表示装置2では利用者の視野に映る現実空間にハーフミラーなどの光学系を通して仮想画像を投影するものであるが、管理コンピュータ1が仮想画像と現実空間画像とを重畳した複合画像を作成し、これを複合現実表示装置2に送信して複合現実表示装置2のディスプレイに表示するようにしてもよい。この場合、従来から公知のビデオシースルー型のヘッドマウントディスプレイを用いることができる。
また、管理コンピュータ1および複合現実表示装置2の一方に設けられた機能や記憶部を、他方に設けたり、他方と分業したりすることもできる。例えば、管理コンピュータ1の識別処理部10aや位置特定処理部10bを、複合現実表示装置2の処理装置20に設けたり、管理コンピュータの処理装置10の機能をすべて複合現実表示装置2の処理装置20が備え、管理コンピュータ1を省略することもできる。記憶手段11についても、一部又はすべてを複合現実表示装置2の記憶手段が備えるように構成することもできる。
また、管理コンピュータ1は、複合現実表示装置2以外に利用者が携帯するスマートフォンや専用のコントローラが一部又はすべてを兼ねるように構成することもできる。この場合、これらスマートフォンやコントローラが管理コンピュータ1を構成することになる。一部を兼ねる場合には、別途の管理コンピュータ1と通信接続してデータの授受が行われる。
以上の実施形態は、複合現実表示技術を利用したシステムの例であるが、複合現実ではなく、単に仮想空間表示として提供するシステムとして構成することもできる。このようなシステムとしては、例えば、上述の代表的実施形態の複合現実表示装置のかわりに、撮像部や位置姿勢センサを有さない表示手段を有する利用者端末を用いることができる。また、管理コンピュータは、撮像画像を記憶する撮像画像記憶部の代わりに、予め作成された仮想空間画像データを記憶する記憶部を備え、識別処理部は、現実空間画像データではなく、仮想空間画像のデータから、同じように予め定めた特徴点を識別する。
また、管理コンピュータは、上述の代表的実施形態の位置特定処理部10bや仮想画像生成処理部10cと同様のものを備え、生成された仮想画像を利用者端末に送信し、利用者端末では、受信した仮想画像を表示部において仮想空間画像に重ねて表示する。処理手順は、現実空間画像ではなく仮想空間画像を使用する点で異なる以外は、ほぼ図4のフロー図を同様の流れとなる。図4のうちS101の処理を省略し、「複合現実表示装置」を「利用者端末」に置き換えれば、本例のフロー図となる。
このようなシステムにおいても、管理コンピュータおよび利用者端末の一方に設けられた機能や記憶部を、他方に設けたり、他方と分業したりすることもできる。例えば、管理コンピュータの処理装置の機能をすべて利用者端末の処理装置が備え、管理コンピュータを省略することもできる。利用者端末は、ヘッドマウントディスプレイやその他の表示機能を有する端末を利用でき、従来から公知の設置型汎用パーソナルコンピュータや携帯電話、スマートフォン、タブレット、PDA、ゲーム端末、ノートパソコン等のモバイル端末などを広く利用することができる。
また、管理コンピュータについても、上述の代表的実施形態の場合と同様、利用者端末以外に利用者が携帯するスマートフォンや専用のコントローラが一部又はすべてを兼ねるように構成することもできる。この場合、これらスマートフォンやコントローラが管理コンピュータ1を構成することになる。一部を兼ねる場合には、別途の管理コンピュータと通信接続してデータの授受が行われる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこうした実施例に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
1 管理コンピュータ
2 複合現実表示装置
10 処理装置
10a 識別処理部
10b 位置特定処理部
10c 仮想画像生成処理部
10d 刺激出力生成処理部
11 記憶手段
11a 記憶対象記憶部
11b 撮像画像記憶部
11c 位置情報記憶部
11d 特徴位置記憶部
11e 仮想画像記憶部
11f 刺激信号記憶部
12 通信制御部
20 処理装置
20a 送信処理部
20b 表示処理部
20c 刺激出力処理部
21 表示部
22 撮像部
23 位置姿勢センサ
24 刺激信号出力部
25 通信制御部

Claims (7)

  1. 利用者に対して人の記憶対象を複合現実表示として提供することにより人の記憶の定着を支援する、複合現実表示技術を利用した記憶定着支援システムであって、
    人の記憶対象を記憶する記憶部と、
    利用者に対して複合現実表示する表示部と、
    利用者の視界に映る現実空間を撮像する撮像部と、
    撮像部で撮像された現実空間画像のデータから、予め定めた特徴点を識別する識別手段と、
    前記識別手段で識別される特徴点のうち、予め定めた所定の条件に合致する特徴点を決定し、当該特徴点の位置を特定する位置特定手段と、
    前記位置特定手段により特定された位置に、前記人の記憶対象を複合表示するための仮想画像を生成する生成手段と、
    生成された仮想画像を前記表示部において現実空間画像に重ねて表示する表示手段と、
    を備え
    前記位置特定手段における前記特徴点を決定する前記所定の条件として、記憶対象の種類に応じた条件が設定されることを特徴とする記憶定着支援システム。
  2. 利用者に対して人の記憶対象を仮想空間表示として提供することにより人の記憶の定着を支援する記憶定着支援システムであって、
    人の記憶対象および仮想空間画像データを記憶する記憶部と、
    利用者に対して仮想空間画像を表示する表示部と、
    仮想空間画像のデータから、予め定めた特徴点を識別する識別手段と、
    前記識別手段で識別される特徴点のうち、予め定めた所定の条件に合致する特徴点を決定し、当該特徴点の仮想空間画像上の位置を特定する位置特定手段と、
    前記位置特定手段により特定された位置に、前記人の記憶対象を複合表示するための仮想画像を生成する生成手段と、
    生成された仮想画像を前記表示部において仮想空間画像に重ねて表示する表示手段と、
    を備え
    前記位置特定手段における前記特徴点を決定する前記所定の条件として、記憶対象の種類に応じた条件が設定されることを特徴とする記憶定着支援システム。
  3. 利用者に対して人の記憶対象を複合現実表示として提供することにより人の記憶の定着を支援する、複合現実表示技術を利用した記憶定着支援システムであって、
    人の記憶対象を記憶する記憶部と、
    利用者に対して複合現実表示する表示部と、
    利用者の視界に映る現実空間を撮像する撮像部と、
    撮像部で撮像された現実空間画像のデータから、予め定めた特徴点を識別する識別手段と、
    前記識別手段で識別される特徴点のうち、予め定めた所定の条件に合致する特徴点を決定し、当該特徴点の位置を特定する位置特定手段と、
    前記位置特定手段により特定された位置に、前記人の記憶対象を複合表示するための仮想画像を生成する生成手段と、
    生成された仮想画像を前記表示部において現実空間画像に重ねて表示する表示手段と、
    を備え
    前記人の記憶対象が、複数の単語であり、
    前記位置特定手段における前記特徴点を決定する前記所定の条件として、前記単語の品詞により区別された複数の条件が設定されることを特徴とする記憶定着支援システム。
  4. 利用者に対して人の記憶対象を仮想空間表示として提供することにより人の記憶の定着を支援する記憶定着支援システムであって、
    人の記憶対象および仮想空間画像データを記憶する記憶部と、
    利用者に対して仮想空間画像を表示する表示部と、
    仮想空間画像のデータから、予め定めた特徴点を識別する識別手段と、
    前記識別手段で識別される特徴点のうち、予め定めた所定の条件に合致する特徴点を決定し、当該特徴点の仮想空間画像上の位置を特定する位置特定手段と、
    前記位置特定手段により特定された位置に、前記人の記憶対象を複合表示するための仮想画像を生成する生成手段と、
    生成された仮想画像を前記表示部において仮想空間画像に重ねて表示する表示手段と、
    を備え
    前記人の記憶対象が、複数の単語であり、
    前記位置特定手段における前記特徴点を決定する前記所定の条件として、前記単語の品詞により区別された複数の条件が設定されることを特徴とする記憶定着支援システム。
  5. 利用者に対して刺激信号を出力する刺激信号出力部を更に備え、
    前記記憶部に、前記人の記憶対象に関連付けて記憶され、人の記憶対象の記憶を支援するための刺激信号情報が記憶され、
    前記生成手段が、前記仮想画像を生成するとともに、該仮想画像の人の記憶対象に関連する刺激信号情報を前記記憶部から抽出して刺激信号出力情報を生成し、
    前記表示手段が、前記仮想画像の表示と同時に前記刺激信号出力情報に基づき前記刺激信号出力部において当該刺激信号を出力させる、
    請求項1〜4の何れか1項に記載の記憶定着支援システム。
  6. コンピュータを、請求項1又は3記載の記憶定着支援システムにおける各手段として機能させるための記憶定着支援プログラムであって、
    前記コンピュータを、
    撮像部で撮像された現実空間画像のデータから、予め定めた特徴点を識別する識別手段、
    前記識別手段で識別される特徴点のうち、予め定めた所定の条件に合致する特徴点を決定し、当該特徴点の位置を特定する位置特定手段、
    前記位置特定手段により特定された位置に、前記人の記憶対象を複合表示するための仮想画像を生成する生成手段、
    および、生成された仮想画像を前記表示部において現実空間画像に重ねて表示する表示手段として機能させる記憶定着支援プログラム。
  7. コンピュータを、請求項2又は4記載の記憶定着支援システムにおける各手段として機能させるための記憶定着支援プログラムであって、
    前記コンピュータを、
    仮想空間画像のデータから、予め定めた特徴点を識別する識別手段、
    前記識別手段で識別される特徴点のうち、予め定めた所定の条件に合致する特徴点を決定し、当該特徴点の仮想空間画像上の位置を特定する位置特定手段と、
    前記位置特定手段により特定された位置に、前記人の記憶対象を複合表示するための仮想画像を生成する生成手段、
    および、生成された仮想画像を前記表示部において仮想空間画像に重ねて表示する表示手段として機能させる記憶定着支援プログラム。
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