JP6789445B2 - 中継局、制御局、データ伝送システム、データ伝送方法、制御回路およびプログラム - Google Patents

中継局、制御局、データ伝送システム、データ伝送方法、制御回路およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、送信局から受信局へのデータを中継する中継局、該中継局を制御する制御局、データ伝送システムおよびデータ伝送方法に関する。
セルごとに基地局を設けて各基地局がセル内の携帯電話などの通信機能を有する端末と通信するセルラシステムは、ユーザ数の増大およびコンテンツの高度化に伴い、要求される伝送容量が増大している。伝送容量を増大させるための1つの方法として、セルラシステムでは、セル間の干渉が大きい隣り合う基地局同士では互いに異なる周波数を利用し、セル間の干渉が十分に小さい基地局間では同一周波数を利用する周波数繰り返しによって利用可能総帯域を増大させる方法が用いられる。また、近年のセルラシステムでは、従来の周波数に加えて、ミリ波などの従来よりも高い周波数帯を利用することで、周波数の広帯域化が検討されている。また、セルラシステムでは、狭域のマルチビームを用いてセルを構成して、信号対雑音比を向上させて多値化伝送によって通信することが検討されている。また、宇宙空間で動作する人工衛星等を用いて、地球上の船舶または航空機などに備わる端末と2点間で通信を行う衛星通信システムでは、伝送容量の増大化を実現するため、人工衛星がビーム間の干渉が十分に小さい地域で同一の周波数または同一の偏波を再利用してデータ伝送を行うマルチビーム化が用いられている。
セルラシステムおよび衛星通信システムでは、マルチビーム化により周波数繰り返しの効果が増大し、データの伝送容量の増大化が期待できる。一方、マルチビーム化すると、基地局、人工衛星および中継局などの送信機は、端末に照射するマルチビームを同時に形成する必要があるため、マルチビームの送信にかかる周波数変換器および増幅器の個数が増大し、重量、消費電力、およびコストが増大するという問題がある。非特許文献1は、複数の送信先のビームを時間領域で切り替えるビームホッピング方式を開示する。ビームホッピング方式は、カバレッジエリアを覆う複数のビームを用いてクラスタと呼ばれるグループを作成し、クラスタ内で送信先のビームを時間領域で切り替える、いわゆる時分割照射を行う方式である。ビームホッピング方式における時分割照射の制御の周期は、フレーム単位で行う。また、ビームホッピング方式では、フレームを分割して生成されるスロット毎に照射するビームを変更する。つまり、ビームホッピング方式を用いることで、制御周期において、1クラスタが1フレーム分のビームを照射するため、送信機が端末に同時に照射するビームの数は、クラスタの数と同じ数となり、全てのビームを端末に同時照射する場合と比較して、ビームの送信にかかる周波数変換器および増幅器の個数の増大を抑制することができる。
Digital Video Broadcasting (DVB) Implementation guidelines for the second generation system for Broadcasting, Interactive Services, News Gathering and other broadband satellite applications; Part 2 − S2 Extensions (DVB−S2X)
しかしながら、非特許文献1に記載のビームホッピング方式は、クラスタ内において時間領域で切り替えて照射することから、クラスタ単位の伝送容量の最大値は、1ビームを常時照射した場合の伝送容量となる。送信機のカバレッジエリア内で端末が偏在している場合、クラスタ間で端末が要求する要求トラヒック量に偏りが生じる場合がある。この場合、要求トラヒック量がクラスタあたりの最大伝送容量を超過するクラスタではスロットの割当不足が生じる。一方、要求トラヒック量が最大伝送容量を下回るクラスタでは割当スロットの余剰が生じる。このため、割当スロットの余剰が生じているクラスタが存在するにもかかわらず、最大伝送容量を超過する分を、別の制御周期でビームを照射することとなり、データの送信にかかる時間効率、および周波数の利用効率が低下するという問題があった。
本発明は上記に鑑みてなされたものであって、データの送信にかかる時間効率の低下および周波数の利用効率の低下を抑制する中継局を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかる中継局は、複数のビームによりそれぞれ複数の照射範囲を照射可能であり、照射範囲のうちの2つ以上でクラスタを形成し、クラスタ単位で照射範囲に割当てられたスロットを示す割当情報に基づいてビームを照射するビーム形成部を備え、1つの照射範囲は複数のクラスタに属することを特徴とする。
本発明にかかる中継局は、データの送信にかかる時間効率の低下および周波数の利用効率の低下を抑制することができるという効果を奏する。
実施の形態1にかかるデータ伝送システムの構成の例を示す図 実施の形態1にかかるフレームを示す図 実施の形態1にかかる中継局の機能ブロックを示す図 実施の形態1にかかる制御部の機能ブロックを示す図 実施の形態1にかかる制御局の機能ブロックを示す図 実施の形態1にかかる制御回路を示す図 実施の形態1にかかる中継局がカバーする照射範囲の配置例を示す図 実施の形態1にかかる照射範囲とクラスタとの関係の例を示す図 実施の形態1にかかる端末の位置およびビームパタンの例を示す図 実施の形態1にかかるスロット割り当ての例を示す図 実施の形態1にかかる制御局の制御例を示すフローチャート 実施の形態2にかかるクラスタと照射範囲との位置関係の例を示す図 実施の形態2にかかる端末の位置およびビームパタンの例を示す図 実施の形態2にかかる端末の位置およびビームパタンの別の例を示す図 実施の形態2にかかる制御局の制御例を示すフローチャート 実施の形態2にかかるビーム位置の例を示す図 実施の形態2にかかるビーム位置の別の例を示す図
以下に、本発明の実施の形態にかかる中継局、制御局、データ伝送システムおよびデータ伝送方法を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1にかかるデータ伝送システムの構成の例を示す図である。データ伝送システム10は、例えば、セルラシステムまたは衛星通信システムである。データ伝送システム10は、中継局101と、ゲートウェイ102−1と、ゲートウェイ102−2と、制御局103とを備える。図1において点線は、無線で通信していることを示し、実線は有線で通信していることを示す。ゲートウェイ102−1およびゲートウェイ102−2は、公衆網104と接続し、データ伝送システム10の外部の図示しない他の通信システムのサービスを、インターネットおよび中継局101を介して端末105に提供する。なお、他の通信システムのサービスを利用せず、データ伝送システム10の内部で通信が完結する場合、ゲートウェイ102−1およびゲートウェイ102−2は、公衆網104と接続しなくてもよい。また、図1では、ゲートウェイは2台設置されているが、2台に限定されず、冗長化のために複数台設置されてもよい。ゲートウェイ102−1およびゲートウェイ102−2のそれぞれを区別せずに示すときは、ゲートウェイ102と称する。制御局103は、中継局101が行うビームホッピングの動作を制御する。
照射範囲201−1〜201−pおよび照射範囲202−1〜202−qは、中継局101が照射可能な各ビームの地表における照射範囲を示している。中継局101は、照射範囲201−1〜201−pで構成されるクラスタ210−1を形成する。同様に、中継局101は、照射範囲202−1〜202−qで構成されるクラスタ210−2を形成する。照射範囲201−1〜201−pおよび照射範囲202−1〜202−qのそれぞれを区別せずに示すときは、照射範囲200と称する。なお、照射範囲200の数は照射範囲201−1〜201−pおよび照射範囲202−1〜202−qに記載される数に限定されない。また、本実施の形態では、クラスタ210−1およびクラスタ210−2を記載しているが、クラスタの数は2つに限定されない。クラスタ210−1およびクラスタ210−2のそれぞれを区別せずに示すときは、クラスタ210と称する。
端末105−1は、照射範囲201−1に在圏し、中継局101は、照射範囲201−1へビームを照射して端末105−1にデータを送信する。同様に、端末105−rは、照射範囲201−pに在圏し、中継局101は、照射範囲201−pへビームを照射して端末105−rにデータを送信する。端末105−1〜105−rのそれぞれを区別せずに示すときは、端末105と称する。なお、図1では照射範囲201−1に端末105−1のみが配置されているが、照射範囲201−1に複数の端末105が配置されていてもよい。なお、データ伝送システム10がセルラシステムである場合、中継局101および制御局103を合わせた装置が基地局となる。また、データ伝送システム10が衛星通信システムである場合、中継局101は、人工衛星に搭載される中継器となる。
図2は、実施の形態1にかかるフレームを示す図である。本実施の形態では、1フレームあたりのスロット数を10個とする。なお、本実施の形態では1フレームのスロット数は10個に限定されない。ビームホッピング方式におけるクラスタ210毎の時分割照射の制御周期は、図2に示すフレーム単位で行う。また、中継局101は、フレームを分割するスロット毎に照射する照射範囲200を変更する。
本実施の形態における中継局101および制御局103の動作について説明する。なお、ゲートウェイ102および端末105は、本実施の形態において具体的な特徴は有さず、本技術領域に従事する者であれば類推可能なものであるため詳細な構成の説明は省略する。図3は、実施の形態1にかかる中継局101の機能ブロックを示す図である。中継局101は、受信部110と、交換部120と、ビーム形成部130と、送信部140と、制御部150とを備える。受信部110は、ゲートウェイ102が送信したデータを受信する。交換部120は、フレームを分割したスロットを照射範囲200毎に振り分ける。ビーム形成部130は、照射範囲200およびクラスタ210を形成する。送信部140は、端末105にデータを送信する。これらの機能部の詳細な動作は後述する。
図4は、実施の形態1にかかる制御部150の機能ブロックを示す図である。制御部150は、第1の送受信部151と、第1の蓄積部152と、第1の時刻管理部153と、交換制御部154と、ビーム形成制御部155と、を備える。第1の送受信部151は、制御局103が送信するデータを受信し、第1の蓄積部152に送信する。第1の蓄積部152は、第1の送受信部151が送信したデータを蓄積する。第1の時刻管理部153は、制御局103と時刻の同期を行う。交換制御部154は、交換部120がスロットを照射範囲200へ振り分けるために必要なデータを生成する。ビーム形成制御部155は、ビーム形成部130が照射範囲200を形成するために必要なデータを生成する。これらの機能部の詳細な動作は後述する。
図5は、実施の形態1にかかる制御局103の機能ブロックを示す図である。制御局103は、第2の送受信部161と、第2の蓄積部162と、第2の時刻管理部163と、回線品質監視部164と、トラヒック監視部165と、リソース制御部166と、クラスタ制御部167とを備える。第2の送受信部161は、ゲートウェイ102からデータを受信し、受信したデータを第2の蓄積部162に送信する。第2の蓄積部162は、第2の送受信部161が送信したデータを蓄積する。また、第2の送受信部161は中継局101を制御するために必要なデータを中継局101に送信する。第2の送受信部161は送受信部とも呼ばれる。第2の時刻管理部163は、中継局101と時刻の同期を行う。回線品質監視部164は、端末105が通信する回線の回線品質を監視する。トラヒック監視部165は、端末105が要求するトラヒック量を監視する。リソース制御部166は、照射範囲200毎の要求スロット数を集計する。クラスタ制御部167は、クラスタ210を構成する照射範囲200の組み合わせを変更する。これらの機能部の詳細な動作は後述する。
実施の形態1にかかる受信部110、交換部120、ビーム形成部130、送信部140、制御部150、第2の送受信部161、第2の蓄積部162、第2の時刻管理部163、回線品質監視部164、トラヒック監視部165、リソース制御部166、およびクラスタ制御部167は、各処理を行う電子回路である処理回路により実現される。
本処理回路は、専用のハードウェアであっても、メモリ及びメモリに格納されるプログラムを実行するCPU(Central Processing Unit、中央演算装置)を備える制御回路であってもよい。ここでメモリとは、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリなどの、不揮発性または揮発性の半導体メモリ、磁気ディスク、光ディスクなどが該当する。本処理回路がCPUを備える制御回路である場合、この制御回路は例えば、図6に示す構成の制御回路300となる。
図6に示すように、制御回路300は、CPUであるプロセッサ300aと、メモリ300bとを備える。図6に示す制御回路300により実現される場合、プロセッサ300aがメモリ300bに記憶された、各処理に対応するプログラムを読みだして実行することにより実現される。また、メモリ300bは、プロセッサ300aが実施する各処理における一時メモリとしても使用される。
中継局101および制御局103の動作について詳細に説明する。図7は、実施の形態1にかかる中継局101がカバーする照射範囲200の配置例を示す図である。図7は、縦軸をx方向、横軸をy方向とする表である。照射範囲200は、インデックスが割り振られる。例えば、図7において最も左下の照射範囲には4−1のインデックスが割り振られる。また、照射範囲200のインデックスとして割り振られる左の値をx、右の値をyと呼ぶ。xの値はx方向に進むに従って小さくなり、yの値はy方向に進むに従って大きくなる。例えば、図7において最も左下に位置する照射範囲のxの値は4であり、yの値は1である。
照射範囲200を用いてクラスタ210を形成することで、データ伝送システム10のカバレッジエリアは面的、つまり2つの独立した方向の広がりに配置される。ここで、隣接する照射範囲200に同一時間、同一周波数、または同一偏波でビームを照射するとビームが互いに干渉し合う。このため、リソース制御部166は、照射範囲200に付与したインデックスのうち、xの値が奇数の照射範囲200に照射されるビームの偏波と、xの値が偶数の照射範囲200に照射されるビームの偏波が直交するようにビームを割り当てる。なお、偏波は直線偏波および円偏波を含むものとする。または、リソース制御部166は、xの値が奇数の照射範囲200とxの値が偶数の照射範囲200とで異なる周波数のビームを割り当てる。このようにxの値に応じて、照射範囲200に照射されるビームに異なる偏波または異なる周波数を割り当てることで、同一周波数または同一偏波となるビームの組み合わせはy方向のみとなる。このため、ビームホッピング方式を用いて時分割照射することで複数のビームの干渉が一定値以下になるような照射位置をy方向のみの一直線、つまり1次元的に決定することができる。また、ビーム形成部130は、リソース制御部166が割り当てた偏波および周波数のビームを端末105に照射する。
図8は、実施の形態1にかかる照射範囲200とクラスタ210との関係の例を示す図である。本実施の形態では、1つの照射範囲200が複数のクラスタ210に属する場合がある。図8では、照射範囲200をそれぞれ照射範囲B1〜B16として示す。また、図8では、クラスタC1〜C3が存在し、クラスタ210は、それぞれ8つの照射範囲200を含むことによって形成されている。照射範囲B1〜B8はクラスタC1に属する。照射範囲B5〜B12はクラスタC2に属する。照射範囲B9〜B16はクラスタC3に属する。つまり、照射範囲B5〜B8は、クラスタC1およびクラスタC2の2つのクラスタに属している。また、照射範囲B9〜B12は、クラスタC2およびクラスタC3の2つのクラスタに属している。なお、図8で示したクラスタ210の構成は、クラスタ210に属する照射範囲200の数、またはクラスタ210間で重複する照射範囲200の数が全て同じになっているが、一例であり、クラスタ210に属する照射範囲200の数、またはクラスタ210間で重複する照射範囲200の数はクラスタ210毎に異なる値であってもよい。また、距離w1は、照射範囲200間の距離を示す。本実施の形態では、照射範囲200間の距離w1は照射範囲200が互いにオーバラップしないような固定的な距離となる。なお、図8では、照射範囲B1〜B16を一直線に配置した場合を示しているが、これに限らず、照射範囲B1〜B16を曲線的な軌道に沿うように直列に配置してクラスタ210を形成しても構わない。
図9は、実施の形態1にかかる端末105の位置およびビームパタンの例を示す図である。図9において、位置301および位置302は、端末105の位置を示す。ビームパタン303およびビームパタン304は、中継局101が送信するビームのビームパタンを示す。また、座標305および座標306は、照射範囲200の中心座標を示す。本実施の形態では、中継局101が照射するビームの位置は、照射範囲200の中心座標に限定する。
図10は、実施の形態1にかかるスロット割り当ての例を示す図である。図10は、図8に示すクラスタ210の構成におけるスロット割り当ての例である。図10は、ビーム番号と、ビーム毎の要求スロット数と、クラスタ番号と、クラスタ毎の要求スロット数と、ビーム毎の割り当てスロット数とを含む。1フレームあたりのスロット数は図2に記載されるフレームと同様に10とする。ビーム番号は、図8に示される照射範囲B1〜B16と同様の番号である。クラスタ番号は、図8に示されるクラスタC1〜C3の番号である。また、1クラスタには、制御周期あたりに図2に示される1フレーム、つまり10スロットが割り当てられるものとする。ビーム毎の要求スロット数は、照射範囲200に在圏する端末105が要求するスロットの数を示す。例えば、照射範囲B1に在圏する端末105が要求するスロット数は1であり、照射範囲B5に在圏する端末105が要求するスロット数は5である。端末105が要求するスロットの数は、端末105が要求するトラヒック量を基に算出される。クラスタ毎の要求スロット数は、クラスタ210毎の照射範囲200の要求スロット数の総和を示す。ビーム毎の割り当てスロット数は、ビーム毎の要求スロット数に対し制御局103が割り当てたスロット数を示す。図10に示すようにクラスタC2が、クラスタC1またはクラスタC3に属する照射範囲B5〜B12を含むことで、クラスタC1の要求スロット数が10よりも多い場合、クラスタC2に属する照射範囲B5〜B8にクラスタC1が不足する数分のスロットを割り当てることで、クラスタC1が不足する割り当てスロット数を充足することができる。
図11は、実施の形態1にかかる制御局103の制御例を示すフローチャートである。制御局103は、図11に示すフローチャートによる制御をスロット毎に行うことにより、照射範囲200に割り当てるスロットを決定し、中継局101に通知する。なお、制御局103は、フレーム毎に図11に示すフローチャートによる制御を行い、スロットの割り当てを決定し、中継局101に通知してもよい。
第2の送受信部161は、ゲートウェイ102から制御情報を受信し、第2の蓄積部162に制御情報を蓄積する。制御情報とは、照射範囲200の要求スロット数を算出するために必要な情報であり、具体的には、端末105が要求しているトラヒック量と、端末105がゲートウェイ102と中継局101とを介して通信する際の回線品質とを含む。トラヒック監視部165では、第2の蓄積部162が蓄積した端末105が要求する要求トラヒック量を定常的に集計し、集計した要求トラヒック量の平均化などの処理を行う。回線品質監視部164は、第2の蓄積部162が蓄積した端末105の回線品質を定常的に集計し、集計した回線品質の平均化などの処理を行う。リソース制御部166は、要求トラヒック量と回線品質とに基づいて、端末105のデータ伝送に要するスロット数を計算するとともに、各照射範囲200に在圏する端末105の所要スロット数を合計することで、照射範囲200毎の要求スロット数を算出する(ステップS1)。
リソース制御部166は、照射範囲200毎の要求スロット数をクラスタ210毎に合算することでクラスタ210毎の要求スロット数を算出する(ステップS2)。ここで、クラスタ210を構成する照射範囲200の組み合わせは、図8に示されるように予め決められたルールに従う。また、クラスタ制御部167によって、クラスタ210を構成する照射範囲200の組み合わせを変更してもよい。例えば、データ伝送システム10が現在運用しているカバレッジエリアを変更するとき、ビームを照射する位置が変わる可能性があるため、ビームを照射する位置の変更に併せてクラスタ210の構成を変更する。クラスタ210毎の要求スロット数を算出すると、リソース制御部166は、スロット割当判定を行うためのクラスタ210の優先順位を決定する(ステップS3)。ここで、スロット割当判定とはスロットの割当候補となる照射範囲200へビームを照射してもよいか否かを判定することである。優先順位の決定方法は、例えば、クラスタ210毎の要求スロット数が多い順にクラスタ210をソートし、ソート結果を、スロット割当判定を行うための優先順位とする例が挙げられる。クラスタ210の要求スロット数が多い順を優先順位とすることで、クラスタ210でスロットの割当不足が生じる確率を低減することができる。リソース制御部166は、クラスタ210に属する照射範囲200の優先順位を決定する(ステップS4)。例えば、リソース制御部166は、照射範囲200の要求スロット数が多い順にソートし、ソート結果を、スロット割当判定を行うための優先順位とする例が挙げられる。照射範囲200の要求スロット数が多い順を優先順位すれば照射範囲200でスロットの割当不足が生じる確率を低減することができる。つまり、クラスタ210毎、照射範囲200毎にスロット割当判定を行うための優先順位が決定される。
クラスタ210毎および照射範囲200毎の優先順位の決定後、リソース制御部166は、優先順位の高い照射範囲200に対してスロット割当判定を行う(ステップS5)。ある照射範囲200の隣接で、異なるクラスタ210に属する別の照射範囲200が同一スロットに既に割り当てられている場合は、同一時間および同一周波数で隣接する照射範囲200へビームを照射することになり、照射範囲200間でビームの干渉が大きくなる。このため、リソース制御部166は、この照射範囲200にスロットを割り当てることを不可とする。この場合、次に優先度の高い照射範囲200を割当候補とし、スロット割当判定を行う。また、割当可能となったら次に優先度の高いクラスタ210に属する照射範囲200に対して割当判定を行う。全てのクラスタ210に対して割当判定を行った場合、処理を終了する。スロット割当判定によって決定された、照射範囲200に割り当てるスロットの情報をスロット割当情報と呼ぶ。
各スロットに割り当てる照射範囲200の決定後、制御局103は、中継局101に対してスロット割当情報を含む制御情報を通知する。制御部150は、第1の送受信部151で制御情報を受信すると、第1の蓄積部152に制御情報を蓄積する。また、交換制御部154は、スロット割当情報に従い、交換部120がビームを照射する照射範囲200へ振り分けるために用いる情報を生成し、交換部120に送信する。また、ビーム形成制御部155は、ビーム形成部130がビームを形成するために用いる情報を生成し、この情報をビーム形成部130に通知する。ここで、交換制御部154が生成する情報は、交換部120がチャネライザであれば、チャネライザのスイッチ部を制御するスイッチ情報とする。また、ビーム形成制御部155が生成する情報は、ビームを形成する手段に応じて決めればよく、ビームを形成する手段は、例えば、ビームを単一のフィードで形成する手段、ビームを複数のフィードで形成する手段、アナログフェーズドアレーを用いる手段、またはデジタルビームフォーミングを用いる手段が挙げられる。
なお、本実施の形態ではビームを照射する照射範囲200をスロット単位で切り替えることからゲートウェイ102、中継局101、および端末105は時間を制御局103と同期して、制御局103が決定したスロットの割当情報に従ってデータ伝送を行う必要がある。このため、制御部150は第1の時刻管理部153を備え、制御局103は第2の時刻管理部163を備える。時刻管理の方法は、例えば、制御局103、中継局101、ゲートウェイ102および端末105がそれぞれ、衛星測位システムの信号を受信して時刻を管理してもよいし、制御局103と中継局101が時刻の同期をとり、中継局101が時刻情報を含む報知信号をゲートウェイ102および端末105に送信することで時刻を同期してもよい。
以上説明したように、本実施の形態にかかるデータ伝送システム10は、端末105が中継局101を介してデータを伝送する過程において、1つの照射範囲200が複数のクラスタ210に属するようにし、制御局103が各スロットで照射される照射範囲200をクラスタ210毎に決定し、任意の照射範囲200へ複数のクラスタ210からデータを伝送することを可能にした。したがって、クラスタ210単位でビームを照射しつつ、スロット数が不足しているクラスタ210がある場合に、複数のクラスタ210に属する照射範囲200に不足分のスロットを割り当てることができる。このため、本実施の形態では、中継局101のビームの送信にかかる周波数変換器および増幅器の個数の増大を抑制しつつ、各照射範囲200に対し所望のスロット数を割り当てることができる。このため、中継局101のデータの送信にかかる時間効率の低下および周波数の利用効率の低下を抑制することができる。
実施の形態2.
実施の形態1では、1つの照射範囲200が複数のクラスタ210に属し、制御局103は、各スロットで照射される照射範囲200をクラスタ210毎に決定し、任意の照射範囲200へ複数のクラスタ210からデータを伝送することを可能にした。しかし、実施の形態1で示した中継局101が照射範囲200に照射する位置は、複数のビームがオーバラップしないように固定配置から選択するため、ビームを照射する位置は限定されている。このため、端末105が一方の照射範囲200と他方の照射範囲200との境界に在圏する場合は、中継局101が照射するビームの信号対干渉雑音電力比(SINR:Signal to Interference and Noise power Ratio)は端末105が照射範囲200の中心に在圏する場合よりも低下する。このため、中継局101が信号を変調する時に、符号化率を下げるような回線品質の低い伝送方式を用いる必要が生じ、周波数利用効率の低下を招く。本実施の形態では、ビームを照射する座標を細分化し、端末105の位置などの情報をもとにシステムスループットが最大化するようにビームを照射する中心座標を決定することで周波数利用効率を改善する。
実施の形態2にかかるデータ伝送システム10aは、データ伝送システム10の制御局103の代わりに制御局103aを備える。また、制御局103aはリソース制御部166の代わりにリソース制御部166aを備える。その他の構成はデータ伝送システム10と同様である。なお、本実施の形態において実施の形態1と同一の機能を有する構成要素は、実施の形態1と同一の符号を付して重複する説明を省略する。また、データ伝送システム10aの図示は省略する。本実施の形態では、リソース制御部166aが各スロットでビームの照射位置を決定する手順が実施の形態1と異なる。
図12は、実施の形態2にかかるクラスタ210と照射範囲200との位置関係の例を示す図である。本実施の形態では、図12に示すように照射範囲200間の距離を、距離w2を用いて表し、実施の形態1の距離w1よりも細分化して表す。すなわち、図8に示されるビームを照射する位置の候補は、クラスタ210のビームの数と同じ数の8通りのであったのに対し、図12では距離w2の幅の値次第でビームを照射する位置の候補数を増加させることができる。なお、距離w2の粒度は、ビーム形成部130の照射範囲200の形成精度に依存するが、デジタルビームフォーミングであれば高精度なビーム形成が可能となる。
ビームの照射位置を細分化することによる効果について説明する。図13は、実施の形態2にかかる端末105の位置およびビームパタンの例を示す図である。図9では、ビームの照射位置は、ビームの中心座標に限定されているため、位置301に位置する端末105は、ビームの最大のSINRでデータを受信することができない。このため、端末105の受信電力が低下し、回線品質が相対的に低い変調方式と符号化率で通信することとなり、端末105の周波数利用効率が低下していた。本実施の形態では図13に示すように、リソース制御部166aは、距離w2の粒度でビームを照射する位置を細分化するため、位置301および位置302において端末105がビームの最大のSINRでデータを受信できるビームの中心座標である座標307および座標306を選択することができる。このため、本実施の形態では位置301に位置する端末105の受信電力を改善し、端末105の周波数利用効率を向上することができる。
図14は、実施の形態2にかかる端末105の位置およびビームパタンの別の例を示す図である。リソース制御部166aは、図14に示すようにビームパタン304のヌル点がビームパタン303のSINRが最大となる位置301と一致するようにビームの中心の座標308を決定する。ヌル点とは、ビームの利得が低下する点をいう。このことにより、位置302ではビームパタン304のSINRが若干低下するものの、位置301におけるビームパタン303とビームパタン304との干渉を大幅に低減することができる。なお、図14では、ビームパタン303およびビームパタン304は、同一のビームパタンの形で記載しているが、ビームパタン303のSINRが最大となる位置301でヌル点が一致するようにビームパタン304の形を変更してもよい。この場合、制御局103aから中継局101へビームの照射位置とヌル点の位置とを通知し、中継局101のビーム形成部130が指定の位置へヌル点が向くようにビームを形成することで実現できる。また、第2の送受信部161は、リソース制御部166aが決定した中心座標およびヌル点を中継局101に送信する。
制御局103aの動作を説明する。図15は、実施の形態2にかかる制御局103aの制御例を示すフローチャートである。実施の形態1では、リソース制御部166は、照射範囲200毎の要求スロット数を算出していたのに対し、本実施の形態では、リソース制御部166aは、ビーム位置毎における要求スロット数を算出する(ステップS11)。ここで、ビーム位置とは、図12に示される照射範囲200の中心座標の分解能である距離w2毎の位置であり、図12の例では、照射範囲200をおよそ4分割した範囲毎に在圏する端末105の要求スロット数の合計となる。リソース制御部166aは、クラスタ210毎のビーム位置での要求スロット数の合計を算出し(ステップS12)、クラスタ210毎にスロット割当判定の優先順位を実施の形態1と同様に決定する(ステップS13)。リソース制御部166aは、クラスタ210内のビーム位置毎の優先順位を決定する(ステップS14)。リソース制御部166aは、優先順位に従って、割当候補となるビーム位置に対してスロット割当判定を行う(ステップS15)。なお、スロット割当判定において、実施の形態1では隣接する照射範囲200が割当済か否かで決定ができたが、本実施の形態では、ビームの照射位置を細分化するため、リソース制御部166aは、ビームパタンと割当済の照射範囲200との距離からビーム間の干渉量を推定した後に回線品質、すなわちSINRが最大となるようにスロットの割り当てを決定する。
図16は、実施の形態2にかかるビーム位置の例を示す図である。実施の形態1では、ビーム位置を図14に示すように距離w2の1次元で決定していたが、図16が示すように距離w2と距離w3とを用いて2次元で決定してもよい。2次元で決定する場合、照射範囲1−1と照射範囲2−1とで異なる偏波で送信する、または、照射範囲1−1と照射範囲2−1とで異なる周波数で送信することで、照射範囲200の中心位置を変えた場合においても照射範囲200間で干渉は生じない。
図17は、実施の形態2にかかるビーム位置の別の例を示す図である。図17に示すように複数のビームを同時に同じ座標に照射してもよく、例えば、照射範囲1−3と照射範囲2−3とを異なる偏波でビームを多重伝送することで、端末105に対して2倍の伝送容量でデータを送信することができる。
以上説明したように、本実施の形態では、制御局103aは、ビームを照射する中心座標を細分化し、端末105の位置などの情報をもとにシステムスループットが最大化するように中心座標を決定することとした。したがって、中心座標が限定されている場合と比較して周波数利用効率を改善することができ、ひいては、データの送信にかかる時間効率の低下および周波数の利用効率の低下の抑制することができる。
以上の実施の形態に示した構成は、本発明の内容の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
1−1,1−3,2−1,2−3,200,201−1〜201−p,202−1〜202−q,B1〜B16 照射範囲、10,10a データ伝送システム、101 中継局、102,102−1,102−2 ゲートウェイ、103,103a 制御局、104 公衆網、105,105−1〜105−r 端末、110 受信部、120 交換部、130 ビーム形成部、140 送信部、150 制御部、151 第1の送受信部、152 第1の蓄積部、153 第1の時刻管理部、154 交換制御部、155 ビーム形成制御部、161 第2の送受信部、162 第2の蓄積部、163 第2の時刻管理部、164 回線品質監視部、165 トラヒック監視部、166,166a リソース制御部、167 クラスタ制御部、210,210−1,210−2,C1〜C3 クラスタ、300 制御回路、300a プロセッサ、300b メモリ、301,302 位置、303,304 ビームパタン、305,306,307,308 座標、w1〜w3 距離。

Claims (14)

  1. 複数のビームによりそれぞれ複数の照射範囲を照射可能であり、前記照射範囲のうちの2つ以上でクラスタを形成し、前記クラスタ単位で前記照射範囲に割当てられたスロットを示す割当情報に基づいて前記ビームを照射するビーム形成部を備え、
    1つの前記照射範囲は複数の前記クラスタに属することを特徴とする中継局。
  2. 複数の前記クラスタが面的に配置されることによってカバレッジエリアを構成することを特徴とする請求項1に記載の中継局。
  3. 前記カバレッジエリアは、
    直列に配置される前記照射範囲で形成された前記クラスタを複数用いることで形成され、
    複数の前記クラスタは、互いに異なる周波数または互いに異なる偏波の前記ビームを用いることを特徴とする請求項2に記載の中継局。
  4. 前記ビーム形成部は、
    互いに異なる偏波または互いに異なる周波数の前記ビームを、同一時刻および同一座標に照射することを特徴とする請求項1から3のいずれか1つに記載の中継局。
  5. 請求項1から4のいずれか1つに記載の中継局が照射するビームの偏波および周波数の割り当て、およびスロットをクラスタに割り当てる判定を行うリソース制御部と、
    前記ビームを照射する中心座標と前記ビームのビームパタンのヌル点とを前記中継局に送信する送受信部を備えることを特徴とする制御局。
  6. 前記制御局は、
    前記クラスタに属する前記照射範囲の組み合わせを変更するクラスタ制御部を備えることを特徴とする請求項5に記載の制御局。
  7. 前記リソース制御部は、
    端末の位置に基づいて照射される前記ビームの信号対干渉雑音電力比が最大となるように前記中心座標を決定することを特徴とする請求項5または6に記載の制御局。
  8. 前記リソース制御部は、
    一方の端末に照射するビームのヌル点が他方の端末に照射するビームの信号対干渉雑音電力比が最大となる位置と一致するように、前記一方の端末のビームの前記中心座標を決定することを特徴とする請求項5または6に記載の制御局。
  9. 前記リソース制御部は、
    一方の端末に照射するビームのヌル点が他方の端末に照射するビームの信号対干渉雑音電力比が最大となる位置と一致するように、前記一方の端末の前記ビームパタンを変更させること特徴とする請求項5または6に記載の制御局。
  10. 請求項1から4のいずれか1つに記載の中継局と、
    請求項5から9のいずれか1つに記載の制御局と、
    を備えることを特徴とするデータ伝送システム。
  11. 制御局による制御により中継局がビームを照射することで端末にデータを送信するデータ伝送方法であって、
    前記中継局が、複数のビームによりそれぞれ複数の照射範囲を照射可能であり、前記照射範囲のうちの2つ以上でクラスタを形成し、前記クラスタ単位で前記照射範囲に割当てられたスロットを示す割当情報に基づいて前記ビームを照射する第1のステップを含み、
    1つの前記照射範囲は複数の前記クラスタに属することを特徴とするデータ伝送方法。
  12. 前記制御局が、前記中継局が照射するビームの偏波および周波数の割り当て、およびスロットをクラスタに割り当てる判定を行う第2のステップと、
    前記制御局が、前記ビームを照射する中心座標と前記ビームのビームパタンのヌル点とを前記中継局に送信する第3のステップと、
    を含むことを特徴とする請求項11に記載のデータ伝送方法。
  13. 複数のビームによりそれぞれ複数の照射範囲を照射可能な中継局を制御するための制御回路であって、
    前記照射範囲のうちの2つ以上でクラスタを形成し、前記クラスタ単位で前記照射範囲に割当てられたスロットを示す割当情報に基づいて前記ビームを照射するビーム形成、
    を前記中継局に実行させ、
    1つの前記照射範囲は複数の前記クラスタに属することを特徴とする制御回路。
  14. 複数のビームによりそれぞれ複数の照射範囲を照射可能な中継局を制御するためのプログラムであって、
    前記照射範囲のうちの2つ以上でクラスタを形成し、前記クラスタ単位で前記照射範囲に割当てられたスロットを示す割当情報に基づいて前記ビームを照射するビーム形成、
    を前記中継局に実行させ、
    1つの前記照射範囲は複数の前記クラスタに属することを特徴とするプログラム。
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