JP6783607B2 - Utility cost estimation system - Google Patents
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Description
本発明は、複数の住宅間で電力を融通し合う場合の各住宅の光熱費を試算する光熱費試算システムの技術に関する。 The present invention relates to a technique of a utility cost estimation system that estimates the utility cost of each house when electric power is exchanged between a plurality of houses.
従来、複数の住宅間で電力を融通し合う電力融通システムの技術は公知となっている。例えば、特許文献1に記載の如くである。
Conventionally, a technique of an electric power interchange system for accommodating electric power between a plurality of houses has been known. For example, as described in
特許文献1には、複数の戸建や共同住宅、集合住宅等の複数の住宅それぞれに蓄電池を備え、各住宅において融通電力量を決定して複数の住宅間で電力を融通し合う電力融通システムが記載されている。
しかしながら、特許文献1には、複数の住宅間で電力を融通し合う場合において、各住宅の光熱費を試算(予測)するための技術は記載されていない。したがって、電力融通を行う場合の各住宅の光熱費を試算するシステムが望まれている。
However,
本発明は以上の如き状況に鑑みてなされたものであり、その解決しようとする課題は、複数の住宅間で電力の融通を行う場合の各住宅の光熱費を試算することができる光熱費試算システムを提供するものである。 The present invention has been made in view of the above circumstances, and the problem to be solved is a utility cost estimation that can estimate the utility cost of each house when power is interchanged between a plurality of houses. It provides a system.
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。 The problem to be solved by the present invention is as described above, and next, the means for solving this problem will be described.
即ち、請求項1においては、複数の住宅間で電力の融通が可能な住宅の集合体において、各住宅の光熱費を試算する光熱費試算システムであって、各住宅には、自然エネルギーを利用して発電可能な発電システムと、前記発電システムにそれぞれ対応して設けられ、対応する前記発電システムからの電力を充放電可能かつ各住宅へと電力を供給可能である蓄電池システムと、が設けられており、前記光熱費試算システムは、前記発電システム及び前記蓄電池システムの仕様に関する設備仕様情報を取得する設備仕様情報取得部と、各住宅で消費される必要電力量に関する必要電力量情報を取得する必要電力量情報取得部と、前記複数の住宅間で電力の融通を行う第一の制御パターンと、前記複数の住宅間で電力の融通を行わない第二の制御パターンと、を含む、前記発電システム及び前記蓄電池システムの運転を制御するための制御パターンを格納する制御パターン格納部と、前記設備仕様情報、前記必要電力量情報及び前記制御パターンに基づいて、前記発電システム及び前記蓄電池システムの運転を予測する運転予測部と、予測された前記発電システム及び前記蓄電池システムの運転と、電力の料金に関する電力料金情報とに基づいて、各住宅の光熱費を試算する試算部と、前記試算部によって試算された前記光熱費を記載した帳票を出力する帳票出力部と、を具備し、前記帳票出力部は、前記第一の制御パターンに基づいて予測された前記発電システム及び前記蓄電池システムの運転と、前記電力料金情報と、に基づいて試算された各住宅の第一の光熱費と、前記第二の制御パターンに基づいて予測された前記発電システム及び前記蓄電池システムの運転と、前記電力料金情報と、に基づいて試算された各住宅の第二の光熱費と、前記第一の光熱費と、前記第二の光熱費と、の差額と、を記載した帳票を出力可能であるものである。
That is,
請求項2においては、前記蓄電池システムは、前記住宅の要求に応じて放電可能とする放電モード、又は放電不可能とする停止モードを実行可能であり、前記第一の制御パターンは、前記蓄電池システムの寿命及び出力を規定するパラメータに応じて設定される順番に複数の前記蓄電池システムを優先順位づけ、前記優先順位の最上位の前記蓄電池システムを前記放電モードとし、その他の前記蓄電池システムを前記停止モードとする制御を含むものである。 In the second aspect, the storage battery system can execute a discharge mode that enables discharge or a stop mode that disables discharge according to the request of the house, and the first control pattern is the storage battery system. The plurality of the storage battery systems are prioritized in the order set according to the parameters defining the life and output of the above, the storage battery system having the highest priority is set to the discharge mode, and the other storage battery systems are stopped. It includes control as a mode .
請求項3においては、前記制御において、前記蓄電池システムの積算放電電力量を前記パラメータとして取得すると共に、当該取得した積算放電電力量の少ない順番に複数の前記蓄電池システムを優先順位づけるものである。
In claim 3, in the control, the integrated discharge power amount of the storage battery system is acquired as the parameter, and the plurality of the storage battery systems are prioritized in ascending order of the acquired integrated discharge power amount .
請求項4においては、前記光熱費試算システムは、前記住宅の建設地の日射量に関する日射量情報を取得する日射量情報取得部を具備し、前記運転予測部は、前記発電システムの前記設備仕様情報及び前記日射量情報に基づいて、前記発電システムの運転を予測するものである。 In claim 4, the utility cost estimation system includes a solar radiation amount information acquisition unit that acquires solar radiation amount information regarding the solar radiation amount of the construction site of the house, and the operation prediction unit is the equipment specification of the power generation system. The operation of the power generation system is predicted based on the information and the solar radiation amount information.
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。 As the effect of the present invention, the following effects are exhibited.
請求項1においては、複数の住宅間で電力の融通を行う場合の各住宅の光熱費を試算することができる。また、複数の住宅間で電力の融通を行う場合に試算される光熱費と、複数の住宅間で電力の融通を行わない場合に試算される光熱費とを比較することができる。また、帳票を用いて光熱費の試算結果を提示することができる。
In
請求項2においては、各住宅に設けられた蓄電池システムのうち特定の蓄電池システムに充電や放電が偏ることを防止することができる。
In
請求項3においては、各住宅に設けられた蓄電池システムのうち特定の蓄電池システムに充電や放電が偏ることを防止することができる。 In claim 3, it is possible to prevent charging or discharging from being biased toward a specific storage battery system among the storage battery systems provided in each house.
請求項4においては、発電システムによる発電量の予測精度を向上させることができる。 In claim 4, the accuracy of predicting the amount of power generated by the power generation system can be improved.
まず、図1を用いて、本発明の一実施形態に係る光熱費試算システム100が用いられる電力供給システム1について説明する。
First, the
電力供給システム1は、複数の戸建住宅(住宅H)からなる住宅街区T(住宅Hの集合体)に適用することを想定している。具体的には、住宅街区Tには、複数の(戸建)住宅Hとして、第一住宅H1、第二住宅H2、・・、第N住宅HNが設けられる。住宅街区Tにおいては、電力小売事業者が電力会社(系統電源S)から電力を一括購入し、当該購入した電力が各住宅Hに適宜供給(売却)される。なお、各住宅Hの契約プランによっては(後述する電力融通を行わない場合には)、電力小売事業者を介さずに各住宅Hが電力会社(系統電源S)から直接電力を購入する場合もある。
It is assumed that the
電力供給システム1は、電力小売事業者が電力会社から一括購入した電力等を、複数の住宅H(第一住宅H1、第二住宅H2、・・、第N住宅HN)間で適宜供給(融通)するためのシステムである。電力供給システム1は、主としてセンサ部10、複数の住宅用蓄電池システム20(第一住宅用蓄電池システム21、第二住宅用蓄電池システム22、・・、第N住宅用蓄電池システム2N)、共用蓄電池システム30、複数の住宅用太陽光発電システム40(第一住宅用太陽光発電システム41、第二住宅用太陽光発電システム42、・・、第N住宅用太陽光発電システム4N)、共用太陽光発電システム50、EMS60、複数の売電メーター70(第一売電メーター71、第二売電メーター72、・・、第N売電メーター7N)及び複数の買電メーター80(第一買電メーター81、第二買電メーター82、・・、第N買電メーター8N)を具備する。
The electric
複数の住宅H(第一住宅H1、第二住宅H2、・・、第N住宅HN)は、人が居住する建物である。各住宅Hには適宜の電気製品が設けられ、電力が消費される。 A plurality of houses H (first house H1, second house H2, ..., Nth house HN) are buildings in which people live. Appropriate electric appliances are provided in each house H, and electric power is consumed.
また、各住宅Hは、系統電源Sと接続される。具体的には、各住宅Hは、上流側端部が系統電源Sと接続されると共に下流側端部が分岐して各住宅Hと接続された配電線Lを介して、当該系統電源Sと接続される。 Further, each house H is connected to the grid power supply S. Specifically, each house H is connected to the system power supply S via a distribution line L whose upstream end is connected to the system power supply S and whose downstream end is branched and connected to each house H. Be connected.
センサ部10は、配電線Lを流通する電力を検出するものである。センサ部10は、共用センサ10T、第一センサ11、第二センサ12、・・、第Nセンサ1Nを具備する。
The
共用センサ10T、第一センサ11、第二センサ12、・・、第Nセンサ1Nは、それぞれ配置箇所を流通する電力を検出するものである。共用センサ10T、第一センサ11、第二センサ12、・・、第Nセンサ1Nは、それぞれ検出結果に関する信号を出力可能に構成される。共用センサ10T、第一センサ11、第二センサ12、・・、第Nセンサ1Nは、それぞれ所定の蓄電池システムと対応するように設けられ、当該対応する住宅用蓄電池システムと電気的に接続される。
The shared sensor 10T, the
具体的には、共用センサ10Tは、後述する共用蓄電池システム30と電気的に接続される。また、第一センサ11は、後述する第一住宅用蓄電池システム21と電気的に接続される。また、第二センサ12は、後述する第二住宅用蓄電池システム22と電気的に接続される。また、第Nセンサ1Nは、後述する第N住宅用蓄電池システム2Nと電気的に接続される。
Specifically, the shared sensor 10T is electrically connected to the shared
また、共用センサ10T、第一センサ11、第二センサ12、・・、第Nセンサ1Nは、それぞれ配電線Lにおいて、前記対応する蓄電池システムが接続された連結点の直ぐ上流側に配置される。具体的には、共用センサ10T、第一センサ11、第二センサ12、・・、第Nセンサ1Nは、それぞれ配電線Lにおいて、後述する共用連結点PT、第一連結点P1、第二連結点P2、・・、第N連結点PNの直ぐ上流側に配置される。
Further, the shared sensor 10T, the
複数の住宅用蓄電池システム20(第一住宅用蓄電池システム21、第二住宅用蓄電池システム22、・・、第N住宅用蓄電池システム2N)は、後述する複数の住宅用太陽光発電システム40(より詳細には、複数の住宅用太陽光発電システム40のうち、対応する住宅用太陽光発電システム40)からの電力を適宜充電すると共に、当該電力を適宜放電するためのシステムである。各住宅用蓄電池システム20は、充放電可能な蓄電池や当該蓄電池の充放電を制御するパワーコンディショナ等を具備する。各住宅用蓄電池システム20は、所定の住宅Hに対応するように設けられる(1つの住宅Hに対して、1つの住宅用蓄電池システム20が設けられる)。各住宅用蓄電池システム20は、前記所定の住宅H(住宅Hの住人)に所有されている。
The plurality of residential storage battery systems 20 (first residential
また、各住宅用蓄電池システム20は、配電線Lの中途部に接続される。具体的には、第一住宅用蓄電池システム21、第二住宅用蓄電池システム22、・・、第N住宅用蓄電池システム2Nは、それぞれ配電線Lの第一連結点P1、第二連結点P2、・・、第N連結点PNに接続される。なお、第一連結点P1、第二連結点P2、・・、第N連結点PNは、配電線Lにおいて下流側(前記複数の住宅側)から上流側(系統電源S側)へ向けて順番に配置されている。
Further, each residential
また、各住宅用蓄電池システム20は、後述する複数の住宅用太陽光発電システム40(より詳細には、複数の住宅用太陽光発電システム40のうち、対応する住宅用太陽光発電システム40)において発電された電力が充電されるように構成される。住宅用太陽光発電システム40において発電された電力(特に、余剰電力)を各住宅用蓄電池システム20に充電させ、当該充電させた電力を必要に応じて放電させることで、系統電源Sからの電力の購入量を減少させ、住宅街区Tにおける電力の自給自足を促すことができる。
Further, each residential
また、各住宅用蓄電池システム20は、上述の如く、対応するセンサ部10のセンサ(第一センサ11、第二センサ12、・・、第Nセンサ1N)と電気的に接続される。各住宅用蓄電池システム20は、対応するセンサ部10のセンサから出力された信号が入力され、当該入力された信号に基づいて当該センサの検出結果を取得可能に構成される。各住宅用蓄電池システム20は、対応するセンサ部10のセンサの検出結果に基づいて、放電(出力)する電力量を調整する負荷追従運転を行うことができる。
Further, as described above, each residential
また、各住宅用蓄電池システム20は、動作に関するモードとして、複数のモードを有している。前記複数のモードには、「ecoモード」、「放電モード」及び「停止モード」が含まれる。「ecoモード」とは、住宅用太陽光発電システム40からの電力を優先的に住宅Hで使用させると共に、当該住宅用太陽光発電システム40における余剰電力を適宜充電するモードである。また、放電モードとは、各住宅Hの消費電力に応じて、各住宅用蓄電池システム20が動作的に(放電可能な程度に蓄電池残量が残っているか否かを問わず)放電可能な状態となるモードである。また、停止モードとは、各住宅用蓄電池システム20が動作的に放電不可能な状態となるモードである。
Further, each residential
また、各住宅用蓄電池システム20は、自らに充電されている電力量(以下、「蓄電池残量」と称する)を検出可能に構成される。
Further, each residential
共用蓄電池システム30は、後述する共用太陽光発電システム50からの電力を適宜充電すると共に、当該電力を適宜放電するためのシステムである。共用蓄電池システム30は、充放電可能な蓄電池や当該蓄電池の充放電を制御するパワーコンディショナ等を具備する。共用蓄電池システム30は、複数の住宅Hに共用されるように設けられる(複数の住宅Hに対して、1つの共用蓄電池システム30が設けられる)。共用蓄電池システム30は、電力小売事業者に所有されている。
The shared
また、共用蓄電池システム30は、配電線Lの中途部に接続される。具体的には、共用蓄電池システム30は、配電線Lの共用連結点PTに接続される。なお、共用連結点PTは、配電線Lにおいて第N連結点PNよりも上流側(系統電源S側)に配置される。
Further, the shared
また、共用蓄電池システム30は、対応するセンサ部10のセンサ(共用センサ10T)と電気的に接続される。共用蓄電池システム30は、共用センサ10Tから出力された信号が入力され、当該入力された信号に基づいて当該共用センサ10Tの検出結果を取得可能に構成される。共用蓄電池システム30は、共用センサ10Tの検出結果に基づいて、放電(出力)する電力量を調整する負荷追従運転を行うことができる。
Further, the shared
複数の住宅用太陽光発電システム40(第一住宅用太陽光発電システム41、第二住宅用太陽光発電システム42、・・、第N住宅用太陽光発電システム4N)は、太陽光を利用して発電するためのシステムである。住宅用太陽光発電システム40は、太陽電池(セル)を組み合わせて板状にした太陽電池モジュールや当該太陽電池モジュールからの電力を調整するパワーコンディショナ等を具備する。各住宅用太陽光発電システム40は、所定の住宅Hに対応するように設けられる(1つの住宅Hに対して、1つの住宅用太陽光発電システム40が設けられる)。各住宅用太陽光発電システム40は、前記所定の住宅H(住宅Hの住人)に所有されている。
A plurality of residential photovoltaic power generation systems 40 (first photovoltaic
また、各住宅用太陽光発電システム40は、所有されている住宅Hの住宅用蓄電池システム20に接続される。具体的には、第一住宅用太陽光発電システム41、第二住宅用太陽光発電システム42、・・、第N住宅用太陽光発電システム4Nは、それぞれ第一住宅用蓄電池システム21、第二住宅用蓄電池システム22、・・、第N住宅用蓄電池システム2Nに接続される。このように、各住宅用蓄電池システム20と各住宅用太陽光発電システム40とが対応するように設けられている。
Further, each residential photovoltaic
各住宅用太陽光発電システム40は、所有されている住宅H(負荷)へと電力を供給可能に構成される。各住宅H(住宅Hの住人)は、所有する住宅用太陽光発電システム40において発電された電力を適宜使用することができる。また、各住宅用太陽光発電システム40は、発電された電力のうち、所有されている住宅Hで使用されなかった余剰分の電力(余剰電力)を、当該住宅Hの住宅用蓄電池システム20へと供給し、当該住宅用蓄電池システム20に充電させることができる。
Each residential photovoltaic
共用太陽光発電システム50は、太陽光を利用して発電するためのシステムである。共用太陽光発電システム50は、太陽電池(セル)を組み合わせて板状にした太陽電池モジュールや当該太陽電池モジュールからの電力を調整するパワーコンディショナ等を具備する。共用太陽光発電システム50は、複数の住宅Hに共用されるように設けられる(複数の住宅Hに対して、1つの共用太陽光発電システム50が設けられる)。共用太陽光発電システム50は、電力小売事業者に所有されている。
The shared photovoltaic
また、共用太陽光発電システム50は、共用蓄電池システム30に接続される。共用太陽光発電システム50は、発電された電力を、共用蓄電池システム30へと供給し、当該共用蓄電池システム30に充電させることができる。
Further, the shared photovoltaic
EMS60は、電力供給システム1の動作を管理するエネルギーマネジメントシステム(Energy Management System)である。EMS60は、RAMやROM等の記憶部や、CPU等の演算処理部、I/O等の入出力部等を具備する。EMS60は、所定の演算処理や記憶処理等を行うことができる。EMS60には、電力供給システム1の動作を制御する際に用いられる種々の情報やプログラム等が予め記憶される。
The
また、EMS60は、共用蓄電池システム30及び各住宅用蓄電池システム20と電気的に接続される。EMS60は、所定の信号を共用蓄電池システム30及び各住宅用蓄電池システム20に出力し、当該共用蓄電池システム30及び各住宅用蓄電池システム20の動作を制御することができる。また、EMS60は、共用蓄電池システム30及び各住宅用蓄電池システム20から所定の信号が入力可能に構成される。
Further, the
こうして、EMS60は、共用蓄電池システム30及び各住宅用蓄電池システム20の動作に関する情報を取得することができる。具体的には、EMS60は、各住宅用蓄電池システム20の蓄電池残量を取得することができる。また、EMS60は、共用蓄電池システム30及び住宅用蓄電池システム20が放電している(放電待機である)か否かの情報を取得することができる。
In this way, the
また、EMS60は、電力供給システム1の動作に関するモードとして、複数のモードを実行可能に構成される。前記複数のモードには、複数の住宅H間で電力の融通を行う場合のモードと、複数の住宅H間で電力の融通を行わない場合のモードとが含まれる。電力融通を行うモードには、「通常モード」及び「均等モード」が含まれる。通常モードとは、複数の住宅用蓄電池システム20における放電量の偏りを許容するモードである。均等モードとは、複数の住宅用蓄電池システム20における放電量の偏りを抑制する(放電量の均等化を図る)モードである。なお、通常モード及び均等モードの何れを実行するかは、例えば電力小売事業者によって適宜選択される。
Further, the
複数の売電メーター70(第一売電メーター71、第二売電メーター72、・・、第N売電メーター7N)は、複数の住宅用蓄電池システム20に充電された電力を電力小売事業者にどれだけ売電したかを計測するものである。各売電メーター70は、各住宅用蓄電池システム20に対応するように設けられる(1つの各住宅用蓄電池システム20に対して、1つの売電メーター70が設けられる)。各売電メーター70は、各住宅用蓄電池システム20の直ぐ上流側に配置される。
The plurality of power selling meters 70 (first
複数の買電メーター80(第一買電メーター81、第二買電メーター82、・・、第N買電メーター8N)は、複数の住宅Hがどれだけ電力を使用したかを計測するものである。各買電メーター80は、各住宅Hに対応するように設けられる(1つの住宅Hに対して、1つの買電メーター80が設けられる)。各買電メーター80は、各住宅Hの直ぐ上流側に配置される。
The plurality of power purchase meters 80 (first
次に、上述の如く構成された電力供給システム1における、電力小売事業者による電力の売買の様子について簡単に説明する。
Next, the state of buying and selling electric power by the electric power retailer in the electric
電力小売事業者は、電力会社(系統電源S)から一括購入した電力を、各住宅Hからの要求に応じて当該各住宅Hへと適宜売却する。各住宅Hの住人は、電力小売事業者が電力会社から購入した電力を使用することができる。また、電力小売事業者は、各住宅用蓄電池システム20から放電された電力を購入し、当該電力を各住宅Hからの要求に応じて当該各住宅Hへと適宜売却する。電力小売事業者が住宅Hから購入した電力量は、売電メーター70によって計測される。また、各住宅Hの住人による電力使用量は、買電メーター80によって計測される。買電メーター80によって計測される各住宅Hの住人による電力使用量は、系統電源Sから供給される電力の使用量と、住宅用蓄電池システム20から放電される電力の使用量とを含むものである。電力小売事業者が売買する電力の価格は適宜設定される。本実施形態においては、電力小売事業者が電力会社から購入した電力を各住宅Hに売却する際の単価(売却単価)は、電力小売事業者が住宅用蓄電池システム20(住宅H)から購入した電力を各住宅Hに売却する際の単価(売却単価)と同一とする。
The electric power retailer appropriately sells the electric power purchased in bulk from the electric power company (grid power source S) to each house H in response to a request from each house H. Residents of each house H can use the electric power purchased from the electric power company by the electric power retailer. Further, the electric power retailer purchases the electric power discharged from each residential
このように、電力小売事業者は、電力の売買によって利益を得ることができる。また、各住宅Hの住人も、住宅用蓄電池システム20の電力(すなわち、余剰電力)を電力小売事業者に売却することで利益を得ることができる。
In this way, electricity retailers can profit from buying and selling electricity. In addition, the residents of each house H can also make a profit by selling the electric power (that is, surplus electric power) of the residential
また、各住宅Hの住人は、電力小売事業者を介さずに、電力会社と直接電力を売買することもできる。各住宅Hの住人は、自分の家の住宅用太陽光発電システム40によって発電される電力と、電力会社(系統電源S)から供給される電力とを使用することができる。また、各住宅Hの住人は、自分の家の住宅用太陽光発電システム40によって発電される電力で自分の家で消費する電力(自家消費電力)を賄える場合は、余剰電力を電力会社に売却することができる。
In addition, the resident of each house H can buy and sell electricity directly with the electric power company without going through the electric power retailer. Residents of each house H can use the power generated by the residential photovoltaic
以下では、電力融通を行うモードのうちの通常モードが実行された場合における電力の供給(融通)態様について説明する。 Hereinafter, the power supply (accommodation) mode when the normal mode among the modes for performing power interchange is executed will be described.
系統電源Sからの電力は、各住宅Hの消費電力に応じて、配電線Lを介して当該各住宅Hに供給される。この場合、複数の蓄電池システム(共用蓄電池システム30及び複数の住宅用蓄電池システム20)のうち最も下流側に配置された第一住宅用蓄電池システム21は、第一センサ11の検出結果に基づいて負荷追従運転を行って、所定の電力量の電力を放電する。こうして、第一住宅用蓄電池システム21から放電された電力は、各住宅Hへと供給される。なお、第一住宅用蓄電池システム21から電力が放電されると、系統電源Sからの電力量が減少する。
The electric power from the grid power source S is supplied to each house H via the distribution line L according to the power consumption of each house H. In this case, the first residential
また、各住宅Hの消費電力を第一住宅用蓄電池システム21からの電力だけで賄えない場合には、不足する分の電力が系統電源Sから各住宅Hに供給される。すなわち、系統電源Sからの電力(不足する分の電力)が、配電線Lを介して各住宅Hに供給される。この場合、複数の蓄電池システム(共用蓄電池システム30及び複数の住宅用蓄電池システム20)のうち、第一住宅用蓄電池システム21よりも一つ上流側に配置された第二住宅用蓄電池システム22は、第二センサ12の検出結果に基づいて負荷追従運転を行って、所定の電力量の電力を放電する。こうして、第二住宅用蓄電池システム22から放電された電力は、各住宅Hへと供給される。なお、第二住宅用蓄電池システム22から電力が放電されると、系統電源Sからの電力量がさらに減少する。
Further, when the power consumption of each house H cannot be covered only by the power from the first residential
このように、通常モードが実行された場合においては、各住宅Hの消費電力が賄えない場合に、(放電が開始された)住宅用蓄電池システム20よりも一つ上流側に配置された住宅用蓄電池システム20からの放電が開始されるという動作が、繰り返し行われる。このように、各住宅Hの消費電力に対して、複数の蓄電池システムのうち、下流側に配置された蓄電池システムから上流側に配置された蓄電池システムへと順次放電が開始されていく。
In this way, when the normal mode is executed, if the power consumption of each house H cannot be covered, the house arranged one upstream side from the residential storage battery system 20 (where discharge has started). The operation of starting the discharge from the
なお、第N住宅用蓄電池システム2Nから電力が放電されても各住宅Hの消費電力が賄えない場合には、共用蓄電池システム30からの電力が放電される。そして、共用蓄電池システム30から電力が放電されても各住宅Hの消費電力が賄えない場合には、系統電源Sから不足する分の電力が購入される(系統電源Sから購入された電力が、各住宅Hへと供給される)。
If the power consumption of each house H cannot be covered even if the power is discharged from the Nth residential
こうして、電力供給システム1においては、通常モードを実行した場合に、各住宅用蓄電池システム20から放電された電力を、当該各住宅用蓄電池システム20を所有する住人(住宅H)だけでなく、その他の住人(住宅H)へも供給することとなる。すなわち、電力小売事業者が電力会社から一括購入して、各住宅用蓄電池システム20に充電させた電力(それぞれの住宅Hの住人が料金を支払った後の電力)を、複数の住宅H間で適宜融通することができる。
In this way, in the
なお、本実施形態においては、上述の如く各住宅用蓄電池システム20から放電された電力は、当該各住宅用蓄電池システム20を所有する住人が電力小売事業者から購入したものである。このような構成においては、一の住宅用蓄電池システム20に充電させた電力(当該一の住宅用蓄電池システム20を所有する住人が電力小売事業者から購入した電力)を、他の住宅用蓄電池システム20を所有する住宅H(住人)へと融通した場合、当該融通した電力量分の料金が、最終的に当該他の住宅Hの住人から一の住宅Hの住人へと支払われる。
In the present embodiment, as described above, the electric power discharged from each residential
以下では、均等モードが実行された場合におけるEMS60の処理について説明する。
The processing of the
均等モードが実行される場合、EMS60は、まず事前設定の処理を行い、その後に蓄電池システム動作の処理を行う。
When the equalization mode is executed, the
事前設定の処理においては、EMS60は、放電優先順位の設定や、各住宅用蓄電池システム20の動作に関するモードの設定を行う。また、蓄電池システム動作の処理においては、EMS60は、事前設定の処理で行われた設定に基づいて、各住宅用蓄電池システム20を具体的に動作させる。なお、放電優先順位とは、各住宅用蓄電池システム20のうち、どの住宅用蓄電池システム20を優先的に放電させるのかを決定する判断基準となるものである。
In the preset processing, the
まず以下では、図2を用いて、均等モードが実行された場合におけるEMS60による事前設定の処理について説明する。
First, with reference to FIG. 2, the preset processing by the
ステップS401において、EMS60は、各住宅用蓄電池システム20の積算放電電力量を取得する。これにより、EMS60は、各住宅用蓄電池システム20において直近の24時間の間に放電された電力量の総和を取得する。EMS60は、この処理を行った後、ステップS402に移行する。
In step S401, the
ステップS402において、EMS60は、ステップS401で取得した積算放電電力量に基づいて、各住宅用蓄電池システム20の放電優先順位を設定する。具体的には、EMS60は、各住宅用蓄電池システム20に対して、積算放電電力量の少ない順番に高い放電優先順位(第1位、第2位、・・・、第N位)を設定する。EMS60は、この処理を行った後、ステップS403に移行する。
In step S402, the
ここで、図3は、設定された放電優先順位の一例を示している。なお、図3においては、一例として、複数の住宅用蓄電池システム20のうち、下流側よりも上流側に配置された住宅用蓄電池システム20の方が、積算放電電力量が少なかった場合を示している。このような場合、EMS60は、積算放電電力量の少ない順番が1番目であった第N住宅用蓄電池システム2Nの放電優先順位を第一位に設定する。そして、EMS60は、同様に順次放電優先順位を設定していき、積算放電電力量の少ない順番がN−1番目であった第二住宅用蓄電池システム22の放電優先順位を第N−1位に設定し、積算放電電力量の少ない順番がN番目であった第一住宅用蓄電池システム21の放電優先順位を第N位に設定する。
Here, FIG. 3 shows an example of the set discharge priority. Note that FIG. 3 shows, as an example, a case where the integrated discharge power amount of the residential
ステップS403において、EMS60は、ステップS402で設定した放電優先順位に基づいて、最上位(第1位)の住宅用蓄電池システム20を放電モードに設定し、その他(第2位、・・、第N−1位、第N位)の住宅用蓄電池システム20を停止モードに設定する。
In step S403, the
すなわち、図3に示した一例においては、複数の住宅用蓄電池システム20のうち、最上位(第1位)の第N住宅用蓄電池システム2Nを放電モードに設定し、その他の住宅用蓄電池システム20(第二住宅用蓄電池システム22や第一住宅用蓄電池システム21等)を停止モードに設定する。
That is, in the example shown in FIG. 3, among the plurality of residential
こうして、EMS60は、ステップS403の処理を実行した後、事前設定の処理を終了する。
In this way, the
次に、図4を用いて、均等モードが実行された場合におけるEMS60による一実施形態に係る蓄電池システム動作の処理について説明する。
Next, with reference to FIG. 4, the processing of the storage battery system operation according to the embodiment by the
ステップS411において、EMS60は、共用蓄電池システム30が放電しているか否かを判断する。EMS60は、共用蓄電池システム30が放電していると判断すると(ステップS411で「Yes」)、ステップS412に移行する。なお、共用蓄電池システム30が放電している場合とは、放電モードに設定された(すなわち、動作的に放電可能な状態の)全ての住宅用蓄電池システム20から電力が放電されても各住宅Hの消費電力が賄えない場合を示している。
In step S411, the
ステップS412において、EMS60は、放電優先順位の1番低い住宅用蓄電池システム20が放電モードに設定されているか否かを判断する。EMS60は、放電優先順位の1番低い住宅用蓄電池システム20が放電モードに設定されていないと判断すると(ステップS412で「No」)、ステップS413に移行する。なお、放電優先順位の1番低い住宅用蓄電池システム20が放電モードに設定されていない場合とは、停止モードに設定された住宅用蓄電池システム20が存在している場合を示している。
In step S412, the
ステップS413において、EMS60は、現在停止モードに設定されている住宅用蓄電池システム20のうち、最も放電優先順位の高い住宅用蓄電池システム20を放電モードに変更する。こうして、EMS60は、放電モードに設定された住宅用蓄電池システム20の数を増加させ、ひいては放電モードに設定された全ての住宅用蓄電池システム20からの電力量を増加させる。EMS60は、この処理を行った後、ステップS414に移行する。
In step S413, the
このように、放電モードに設定された全ての住宅用蓄電池システム20から電力が放電されても各住宅Hの消費電力が賄えない場合(ステップS411で「Yes」)であって、且つ停止モードに設定された住宅用蓄電池システム20が存在している場合(ステップS412で「No」)には、放電モードに設定された住宅用蓄電池システム20の数を増加させることによって、放電モードに設定された全ての住宅用蓄電池システム20からの電力量を増加させることができる(ステップS413)。
In this way, even if the power is discharged from all the residential
ステップS414において、EMS60は、共用蓄電池システム30が放電待機であるか否かを判断する。EMS60は、共用蓄電池システム30が放電待機ではないと判断すると(ステップS414で「No」)、再びステップS412の処理を実行する。なお、共用蓄電池システム30が放電待機ではない場合とは、放電モードに設定された全ての住宅用蓄電池システム20から電力が放電されても各住宅Hの消費電力が賄えない場合(共用蓄電池システム30も電力を放電している場合)を示している。
In step S414, the
このような場合、EMS60は、再びステップS412の処理を実行することによって、可能であれば(停止モードに設定された住宅用蓄電池システム20が存在していれば)、放電モードに設定された全ての住宅用蓄電池システム20からの電力量を増加させるように、放電モードに設定された住宅用蓄電池システム20の数を増加させる。
In such a case, the
また、ステップS414において、EMS60は、共用蓄電池システム30が放電待機であると判断すると(ステップS414で「Yes」)、蓄電池システム動作の処理を終了する。なお、共用蓄電池システム30が放電待機である場合とは、放電モードに設定された各住宅用蓄電池システム20から放電された電力によって、各住宅Hの消費電力が賄えている場合(共用蓄電池システム30が放電する必要がない場合)を示している。
Further, in step S414, when the
また、ステップS412において、EMS60は、放電優先順位の1番低い住宅用蓄電池システム20が放電モードに設定されていると判断すると(ステップS412で「Yes」)、蓄電池システム動作の処理を終了する。なお、放電優先順位の1番低い住宅用蓄電池システム20が放電モードに設定されている場合とは、停止モードに設定された住宅用蓄電池システム20が存在していない場合を示している。
Further, in step S412, when the
このような場合、EMS60は、放電モードに設定された住宅用蓄電池システム20の数を増加させることができないため、放電モードに設定された全ての住宅用蓄電池システム20からの電力量を増加させることもできない。こうして、放電優先順位の1番低い住宅用蓄電池システム20が放電モードに設定されている場合には、系統電源Sから不足する分の電力が購入され、当該購入された電力が各住宅Hへと供給される。
In such a case, since the
また、ステップS411において、EMS60は、共用蓄電池システム30が放電していないと判断すると(ステップS411で「No」)、蓄電池システム動作の処理を終了する。なお、共用蓄電池システム30が放電していない場合とは、放電モードに設定された各住宅用蓄電池システム20から放電された電力によって、各住宅Hの消費電力が賄えている場合(共用蓄電池システム30が放電する必要がない場合)を示している。
Further, in step S411, when the
このように、一実施形態に係る蓄電池システム動作の処理により、住宅用蓄電池システム20の動作(放電)を制御することによって、複数の住宅用蓄電池システム20における放電量の偏り(積算放電電力量の偏り)の解消を図ることができる(特定の住宅用蓄電池システム20に放電や充電が偏るのを効果的に防止することができる)。こうして、複数の住宅用蓄電池システム20における放電量に生じた偏りの解消を図ることによって、複数の住宅H(住人)間で得ることができる料金の均等化を図ることができる。
In this way, by controlling the operation (discharge) of the residential
上述の如く構成された電力供給システム1において、本発明の一実施形態に係る光熱費試算システム100が用いられる。以下では、図5を用いて、本発明の一実施形態に係る光熱費試算システム100について説明する。
In the
光熱費試算システム100は、複数の住宅H間で電力の融通が可能な住宅街区T(住宅Hの集合体)において、各住宅Hの光熱費を試算するものである。光熱費試算システム100は、入力操作部110、帳票出力部120及びサーバー130を具備する。
The utility
入力操作部110は、利用者がデータ入力のための操作を行う部分である。入力操作部110は、例えばキーボードやタッチパネルによってデータ入力のための操作を行う。また、入力操作部110は、入力画面を表示するための表示部(例えば液晶パネル)を有している。利用者が入力操作部110を操作することにより、サーバー130に各種のデータ(光熱費の試算に必要な情報等)を入力することができる。
The
帳票出力部120は、光熱費の試算結果を表示した帳票を出力するものである。帳票出力部120としては、例えばプリンタが用いられる。帳票出力部120は、後述する制御部136によって制御されることで、帳票を出力する。
The
サーバー130は、データの格納や分析等を行うものである。サーバー130は、設備仕様情報格納部131、必要電力量情報格納部132、日射量情報格納部133、制御パターン格納部134、電力料金情報格納部135及び制御部136を具備する。
The
設備仕様情報格納部131は、住宅用太陽光発電システム40及び住宅用蓄電池システム20の仕様に関する設備仕様情報を格納するものである。設備仕様情報は、住宅用太陽光発電システム40及び住宅用蓄電池システム20の充放電に関連する仕様情報であって、例えば住宅用太陽光発電システム40の発電容量や、住宅用蓄電池システム20の容量、放電深度、放電時買電量、最大(MAX)充電量、最大(MAX)放電量等を含むものである。
The equipment specification
必要電力量情報格納部132は、各住宅Hで消費される必要電力量に関する必要電力量情報を格納するものである。必要電力量情報は、各住宅Hにおいて1日のうちの各時間ごとに必要であると予測される電力量に関する情報であって、例えば各住宅Hにおける過去の電力消費データ(1時間毎の電力使用量等)を含むものである。また、必要電力量情報は、過去の電力消費データだけでなく、将来において電力使用量が増加又は減少が見込まれる何らかの要因(家族が増える等)を考慮して決定することができる。
The required electric energy
日射量情報格納部133は、各住宅Hの建設地の日射量に関する日射量情報を格納するものである。日射量情報には、場所ごと及び時間ごとの日射量の情報が含まれる。
The solar radiation amount
制御パターン格納部134は、住宅用太陽光発電システム40及び住宅用蓄電池システム20の運転を制御するための制御パターンを格納するものである。制御パターンには、複数の住宅H間で電力の融通を行う第一の制御パターンと、複数の住宅H間で電力の融通を行わない第二の制御パターンとが含まれる。第一の制御パターンには、前述の通常モードを実行するための制御パターンと、均等モードを実行するための制御パターンとが含まれる。
The control
電力料金情報格納部135は、電力の料金に関する電力料金情報を格納するものである。電力料金情報には、各住宅Hが電力小売事業者へ売電するときの売電単価(電力小売事業者が各住宅Hから買電するときの買電単価)、各住宅Hが電力小売事業者から買電するときの買電単価(電力小売事業者が各住宅Hへ売電するときの売電単価)、各住宅Hが電力小売事業者から買電するときの各住宅Hと電力小売事業者との間の基本料金等が含まれる。
The electric power charge
制御部136は、サーバー130の制御を行うものである。制御部136は、住宅用太陽光発電システム40及び住宅用蓄電池システム20の運転を予測する。制御部136は、設備仕様情報格納部131に格納された設備仕様情報、必要電力量情報格納部132に格納された必要電力量情報、日射量情報格納部133に格納された日射量情報、及び制御パターン格納部134に格納された制御パターンに基づいて、この運転予測を行う。そして、制御部136は、この運転予測に基づいて、各住宅Hの光熱費を試算する。
The
以下では、図6から図8を参照して、入力操作部110による、光熱費の試算に必要な情報の入力画面の一例について説明する。なお、入力画面への情報の入力は、光熱費の試算を行う利用者によって行われる。利用者は、電力小売事業者である場合や、あるいは各住宅Hの住人である場合もある。
Hereinafter, an example of an input screen of information necessary for the trial calculation of the utility cost by the
図6に示すように、入力操作部110の表示部に表示される入力画面は、各住宅Hごとに光熱費の試算に必要な情報を入力可能に構成されている。入力画面には、各種のデータ(情報)を入力する項目があり、各項目は利用者自身で入力することができる。また、項目の一つに住宅Hの住人名(邸名)を入力(選択)する項目があり、住人名を入力すると、サーバー130に予め記憶された情報(設備仕様情報格納部131に格納された設備仕様情報、必要電力量情報格納部132に格納された必要電力量情報、電力料金情報格納部135に格納された電気料金情報)に基づいて、光熱費の試算に必要な情報が自動的に入力される。
As shown in FIG. 6, the input screen displayed on the display unit of the
図6に示す入力画面には、電力消費パターンを入力する項目が含まれる。住宅Hの住人名(邸名)を入力すると、必要電力量情報格納部132に格納された必要電力量情報に基づいて、電力消費パターンが自動的に入力される。電力消費パターンは、必要電力量の大小に応じて区分されたものであり、図6に示すように例えば、「電力消費・大」、「電力消費・中」、「電力消費・小」と区分されている。
The input screen shown in FIG. 6 includes an item for inputting a power consumption pattern. When the resident name (house name) of the house H is input, the power consumption pattern is automatically input based on the required electric energy information stored in the required electric energy
また、図6に示す入力画面には、機器条件を入力する項目が含まれる。住宅Hの住人名(邸名)を入力すると、設備仕様情報格納部131に格納された設備仕様情報に基づいて、住宅用太陽光発電システム40及び住宅用蓄電池システム20の機器条件が自動的に入力される。機器条件には、住宅用太陽光発電システム40の発電容量が含まれる。また、機器条件には、住宅用蓄電池システム20の容量、放電深度、放電時買電量、最大(MAX)充電量、最大(MAX)放電量が含まれる。また、図6に示す入力画面には、光熱費の計算(試算)期間を入力する項目が含まれる。
Further, the input screen shown in FIG. 6 includes an item for inputting device conditions. When the resident name (house name) of the house H is input, the equipment conditions of the residential photovoltaic
また、図7に示す入力画面には、電力の料金単価を入力する項目が含まれる。住宅Hの住人名(邸名)を入力すると、電力料金情報格納部135に格納された電力料金情報に基づいて、電力の料金単価が自動的に入力される。電力の料金単価としては、電力融通ありの場合の料金単価と、電力融通なしの場合の料金単価とが入力される。
Further, the input screen shown in FIG. 7 includes an item for inputting a unit price of electric power. When the resident name (house name) of the house H is input, the unit price of the electric power is automatically input based on the electric power charge information stored in the electric power charge
電力融通ありの場合の料金単価には、事業者買取価格(各住宅Hが電力小売事業者へ売電するときの売電単価)、事業者基本料金、事業者電力料金単価(各住宅Hが電力小売事業者から買電するときの買電単価)、太陽光売電単価(共用太陽光発電システム50の売電単価)等が含まれる。電力融通なしの場合の料金単価には、各種の太陽光売電単価等が含まれる。なお、電力融通ありの場合の料金単価は、電力小売事業者と各住宅Hとの間の売買に用いられる。一方、電力融通なしの場合の料金単価は、各住宅Hと電力会社との間の売買に用いられる。また、図7に示す入力画面には、電力小売事業者が電力会社と契約した契約容量を入力する項目が含まれ、当該契約内容を入力することができる。 The unit price for electricity interchange includes the purchase price of the business operator (the unit price of electricity sold when each house H sells electricity to the electric power retailer), the basic charge of the business operator, and the unit price of the electric power of the business operator (each house H The unit price of electricity purchased from an electric power retailer), the unit price of solar power sold (the unit price of electricity sold by the shared photovoltaic power generation system 50), and the like are included. The unit price when there is no power interchange includes various solar power sales unit prices. The unit price in the case of power interchange is used for buying and selling between the power retailer and each house H. On the other hand, the unit price when there is no power interchange is used for buying and selling between each house H and the power company. Further, the input screen shown in FIG. 7 includes an item for inputting the contracted capacity contracted by the electric power retailer with the electric power company, and the contract contents can be input.
また、図8に示すように、各住宅Hで電力を消費する設備や、電気・ガスの契約会社や契約プランを入力することができる。その際に、光熱費を比較するための対象となる住宅(比較対象住宅A及びB)の情報も入力することができる。 Further, as shown in FIG. 8, it is possible to input equipment that consumes electric power in each house H, an electricity / gas contract company, and a contract plan. At that time, information on the target houses (comparison target houses A and B) for comparing the utility costs can also be input.
このように、入力操作部110によって、光熱費の試算に必要な情報を入力することができる。利用者は、その他、光熱費の計算期間等を入力した後、入力画面のスタートのアイコン(不図示)をクリックすることにより、光熱費の試算をスタートさせることができる。また、スタートのアイコンがクリックされると、入力画面に入力した情報が制御部136に設定される。
In this way, the
なお、図示はしていないが、入力画面には、各住宅Hの建設地の日射量データを入力する項目を含めることができる。或いは、入力画面において住人名を入力すると、日射量情報格納部133に格納された日射量情報に基づいて、入力された住人の住宅Hの日射量データが制御部136に自動的に設定されるようにしてもよい。
Although not shown, the input screen can include an item for inputting the amount of solar radiation data of the construction site of each house H. Alternatively, when the resident name is input on the input screen, the input solar radiation amount data of the resident's house H is automatically set in the
また、入力画面には、「電力融通あり」と「電力融通なし」とを選択する選択画面を表示させることができる。制御部136は、電力融通ありが選択された場合には、制御パターン格納部134に格納された第一の制御パターンに基づいて、光熱費の試算を行う。また、制御部136は、電力融通なしが選択された場合には、制御パターン格納部134に格納された第二の制御パターンに基づいて、光熱費の試算を行う。また、電力融通ありと電力融通なしとがどちらも選択されなかった場合は、制御部136は、第一の制御パターンに基づく試算及び第二の制御パターンに基づく試算の両方を行う。なお、第二の制御パターンが選択された場合には、通常モードを実行するための制御パターン、又は均等モードを実行するための制御パターンのいずれかに基づいて、光熱費の試算を行う。どちらに基づいて光熱費を試算するかは、予め決定されていてもよいし、利用者が選択することができるようにしてもよい。
Further, on the input screen, a selection screen for selecting "with power interchange" and "without power interchange" can be displayed. When the power interchange is selected, the
図9は、光熱費の試算に必要な入力条件(入力画面に入力する条件)と、当該入力条件によって計算される出力との対応関係をまとめたものである。各住宅Hの電力消費データの入力は、各住宅Hの買電量を出力するためのものである。各住宅Hの住宅用太陽光発電システム40の搭載容量(容量)及び建設地の日射量データは、各住宅Hの住宅用太陽光発電システム40の発電量、自家消費量及び余剰電力量を出力するためのものである。各住宅Hの住宅用蓄電池システム20の容量、最大充電量、最大放電量、放電深度及び放電時買電量は、各住宅Hの住宅用蓄電池システム20の放電量及び充電量を出力するためのものである。また、各電気料金プラン及び買取単価は、各住宅H又は電力小売事業者の買電金額及び売電金額を出力するためのものである。
FIG. 9 summarizes the correspondence between the input conditions (conditions to be input to the input screen) required for the trial calculation of the utility cost and the output calculated by the input conditions. The input of the power consumption data of each house H is for outputting the power purchase amount of each house H. The installed capacity (capacity) of the residential photovoltaic
以下、図10を参照して、光熱費試算システム100の制御の概要について説明する。
Hereinafter, the outline of the control of the utility
ステップS001において、制御部136は、入力操作部110に、光熱費の試算に必要な各種情報(必要電力量情報、日射量情報、設備仕様情報及び電気料金情報)が入力される。必要電力量情報としては、各住宅の電力消費パターンが入力される。日射量情報としては、各住宅Hの建設地の日射量データが入力される。設備仕様情報としては、住宅用太陽光発電システム40の機器条件及び住宅用蓄電池システム20の機器条件が入力される。電気料金情報としては、電力融通ありの場合の住宅契約プラン(電力小売事業者が各住宅Hに提供するプラン)、電力融通ありの場合の事業者契約プラン(電力小売事業者が電力会社と契約するプラン)、電力融通なしの場合の住宅契約プラン(各住宅が電力会社と契約するプラン)等が入力される。制御部136は、この処理を行った後、ステップS002に移行する。
In step S001, the
ステップS002において、制御部136は、各住宅Hの住宅用太陽光発電システム40及び住宅用蓄電池システム20の運転予測を行う。制御部136は、この処理を行った後、ステップS003に移行する。
In step S002, the
ステップS003において、制御部136は、各住宅Hの光熱費予測(売電及び買電の収支計算)を行う。制御部136は、この処理を行った後、ステップS004に移行する。
In step S003, the
ステップS004において、制御部136は、電力小売事業者の収益予測を行う。制御部136は、この処理を行った後、ステップS005に移行する。
In step S004, the
ステップS005において、制御部136は、顧客向けの帳票の出力を行う。制御部136は、この処理を行った後、制御を終了する。
In step S005, the
以下では、図11から図13を参照して、図10に示す制御の具体的な処理について説明する。なお、以下において説明する制御は、電力融通を行う場合を想定して光熱費を試算する光熱費試算システム100の制御であり、つまり第一の制御パターンに基づくものである。また、本実施形態において、第一の制御パターンは、電力供給システム1の動作に関するモードにおいては、複数の住宅用蓄電池システム20における放電量の偏りを抑制する「均等モード」に相当するものである。
Hereinafter, specific processing of the control shown in FIG. 10 will be described with reference to FIGS. 11 to 13. The control described below is the control of the utility
以下においては、下流側(住宅H側)からi棟目の住宅用太陽光発電システム40を「PV(i)」、下流側からi棟目の住宅用蓄電池システム20を「LiB(i)」と称することとする。また、下流側からi棟目の住宅用太陽光発電システム40及び住宅用蓄電池システム20から電力を供給する前の負荷、すなわち、下流側からi番目の住宅用太陽光発電システム40及び住宅用蓄電池システム20から電力を供給する前の住宅H側で不足している電力量を「負荷(i)」と称することとする。また、下流側からi棟目の住宅用蓄電池システム20から電力を供給する前の負荷、すなわち、下流側からi番目の住宅用蓄電池システム20から電力を供給する前の住宅H側で不足している電力量を「負荷(i)’」と称することとする。
In the following, the residential photovoltaic
図11に示すステップS010において、入力操作部110に、光熱費の試算に必要な各種情報(必要電力量情報、日射量情報、設備仕様情報及び電気料金情報)が入力される。必要電力量情報としては、住宅N棟分の電力消費データが入力される。日射量情報としては、各住宅Hの建設地の日射量データが入力される。設備仕様情報としては、住宅用太陽光発電システム40の機器条件及び住宅用蓄電池システム20の機器条件が入力される。電気料金情報としては、電力小売事業者の電気料金情報が入力される。
In step S010 shown in FIG. 11, various information (required electric energy information, solar radiation amount information, equipment specification information, and electricity charge information) necessary for the estimation of utility costs are input to the
光熱費の試算に必要な各種情報が入力された後、入力画面のスタートのアイコン(不図示)がクリックされると、光熱費の試算を開始する契機となる試算開始情報が、入力操作部110から制御部136に送信される。この処理が行われた後、制御部136は、ステップS020に移行する。
When the start icon (not shown) on the input screen is clicked after various information required for the utility cost trial calculation is entered, the trial calculation start information that triggers the start of the utility cost trial calculation is the
なお、後述するステップS020からステップS200までの計算は、d=1からdmaxまで繰り返し行われ、Δdの間隔で計算される。例えば1年間であれば、dmax=365日までΔd=1日の間隔で計算される。 The calculation from step S020 to step S200, which will be described later, is repeated from d = 1 to dmax, and is calculated at intervals of Δd. For example, in the case of one year, it is calculated at intervals of Δd = 1 day until dmax = 365 days.
ステップS020において、制御部136は、住宅用蓄電池システム20の放電優先順位を決定する。放電優先順位の決定方法は、前述したとおりである(図2参照)。放電優先順位の決定により、住宅用蓄電池システム20の動作モード(放電モード又は停止モード)が決定される。制御部136は、この処理を行った後、ステップS030に移行する。
In step S020, the
なお、後述するステップS030からステップS200までの計算は、t=1からtmaxまで繰り返し行われ、Δtの間隔で計算される。例えば1日であれば、tmax=24時間までΔt=1時間の間隔で計算される。 The calculation from step S030 to step S200, which will be described later, is repeated from t = 1 to tmax, and is calculated at intervals of Δt. For example, in the case of one day, it is calculated at intervals of Δt = 1 hour until tmax = 24 hours.
ステップS030において、制御部136は、各住宅Hの住宅用太陽光発電システム40の発電量を計算する。制御部136は、ステップS010で入力された住宅用太陽光発電システム40の機器条件(発電容量)及び建設地日射量データに基づいて、この処理を行う。制御部136は、この処理を行った後、ステップS040に移行する。
In step S030, the
ステップS040において、制御部136は、住宅N棟の消費電力の合計を計算する。制御部136は、ステップS010で入力された住宅N棟分の電力消費データに基づいて、この処理を行う。ここでは、住宅N棟の消費電力の合計を「負荷(1)」として設定する。制御部136は、この処理を行った後、ステップS050に移行する。
In step S040, the
ステップS050において、制御部136は、i=1に設定する。制御部136は、この処理を行った後、ステップS060に移行する。
In step S050, the
ステップS060において、制御部136は、負荷(i)−PV(i)発電量の値を計算する。すなわち制御部136は、下流側からi番目の住宅用蓄電池システム20から電力を供給する前の負荷(i)’の値を計算する。制御部136は、この処理を行った後、ステップS070に移行する。
In step S060, the
図12に示すステップS070において、制御部136は、負荷(i)’≧0であるか否かを判定する。負荷(i)’≧0であると判定された場合(ステップS070で「YES」)、制御部136は、ステップS080に移行する。一方、負荷(i)’≧0でないと判定された場合(ステップS070で「NO」)、制御部136は、ステップS082に移行する。
In step S070 shown in FIG. 12, the
ステップS080において、制御部136は、PV(i)自家消費量=PV(i)発電量であるとし、PV(i)余剰電力量=0であるとして処理する。
In step S080, the
なお、負荷(i)’≧0であることは、下流側からi番目の住宅用太陽光発電システム40及び住宅用蓄電池システム20から電力を供給する前の負荷(i)が、下流側からi番目の住宅用太陽光発電システム40の発電量以上であることを示している。換言すれば、下流側からi番目の住宅用太陽光発電システム40の発電量だけでは、下流側からi番目の住宅用太陽光発電システム40及び住宅用蓄電池システム20から電力を供給する前の住宅H側で不足している電力量を賄うことができないことを示している。
The load (i)'≥ 0 means that the load (i) before supplying power from the residential photovoltaic
つまり、下流側からi番目の住宅用太陽光発電システム40からの電力は、全て住宅H側へと供給されることとなる。したがって、制御部136は、下流側からi番目の住宅用太陽光発電システム40の発電量(PV(i)発電量)のうち住宅Hで消費した量(PV(i)自家消費量)は、下流側からi番目の住宅用太陽光発電システム40の発電量の全てであると設定する(PV(i)自家消費量=PV(i)発電量と設定する)。また、制御部136は、下流側からi番目の住宅用太陽光発電システム40の発電量のうち住宅H側で消費されず余剰した量(PV(i)余剰電力量)は、0であると設定する(PV(i)余剰電力量=0と設定する)。
That is, all the electric power from the i-th residential photovoltaic
制御部136は、ステップS080の処理を行った後、ステップS090に移行する。
The
ステップS090において、制御部136は、LiB(i)が「放電モードかつ放電時間」であるか否かを判定する。LiB(i)が「放電モードかつ放電時間」であると判定された場合(ステップS090で「YES」)、制御部136は、ステップS100に移行する。一方、LiB(i)が「放電モードかつ放電時間」でないと判定された場合(ステップS090で「NO」)、制御部136は、ステップS092に移行する。
In step S090, the
ステップS100において、制御部136は、LiB(i)充電量=0として処理する。具体的には、ステップS070で「YES」と判定されて移行されたステップS090において、下流側からi番目の住宅用蓄電池システム20が「放電モードかつ放電時間」である場合には、当該下流側からi番目の住宅用蓄電池システム20は住宅用太陽光発電システム40からの電力を充電することがない。したがって、制御部136は、LiB(i)充電量=0と設定する。制御部136は、この処理を行った後、ステップS110に移行する。
In step S100, the
ステップS110において、制御部136は、LiB(i)残容量>0であるか否かを判定する。LiB(i)残容量>0であると判定された場合(ステップS110で「YES」)、制御部136は、ステップS120に移行する。一方、LiB(i)残容量>0でないと判定された場合(ステップS110で「NO」)、制御部136は、ステップS136に移行する。
In step S110, the
ステップS120において、制御部136は、負荷(i)’≧LiB(i)最大放電量であるか否かを判定する。負荷(i)’≧LiB(i)最大放電量であると判定された場合(ステップS120で「YES」)、制御部136は、ステップS130に移行する。一方、負荷(i)’≧LiB(i)最大放電量でないと判定された場合(ステップS120で「NO」)、制御部136は、ステップS122に移行する。
In step S120, the
なお、ステップS120で「YES」である場合とは、下流側からi番目の住宅用蓄電池システム20から電力を供給する前の負荷(i)’が、下流側からi番目の住宅用蓄電池システム20の最大放電量以上であることを示している。換言すれば、下流側からi番目の住宅用蓄電池システム20が最大放電量で放電したとしても、下流側からi番目の住宅用蓄電池システム20から電力を供給する前の住宅H側で不足している電力量を賄うことができないことを示している。
When "YES" is set in step S120, the load (i)'before supplying electric power from the i-th residential
一方、ステップS120で「NO」である場合とは、下流側からi番目の住宅用蓄電池システム20から電力を供給する前の負荷(i)’が、下流側からi番目の住宅用蓄電池システム20の最大放電量よりも小さいことを示している。換言すれば、下流側からi番目の住宅用蓄電池システム20が最大放電量で放電すれば、下流側からi番目の住宅用蓄電池システム20から電力を供給する前の住宅H側で不足している電力量を賄うことができることを示している。
On the other hand, when "NO" is set in step S120, the load (i)'before supplying power from the i-th residential
ステップS130において、制御部136は、LiB(i)残容量≧LiB(i)最大放電量であるか否かを判定する。LiB(i)残容量≧LiB(i)最大放電量であると判定された場合(ステップS130で「YES」)、制御部136は、ステップS140に移行する。一方、LiB(i)残容量≧LiB(i)最大放電量でないと判定された場合(ステップS130で「NO」)、制御部136は、ステップS132に移行する。
In step S130, the
ステップS140において、制御部136は、LiB(i)放電量=LiB(i)最大放電量であるとして処理する。
In step S140, the
なお、ステップS130で「YES」である場合とは、下流側からi番目の住宅用蓄電池システム20の残容量が、下流側からi番目の住宅用蓄電池システム20の最大放電量以上であることを示している。換言すれば、下流側からi番目の住宅用蓄電池システム20には、当該下流側からi番目の住宅用蓄電池システム20が最大放電量で放電することができる分の残容量があることを示している。したがって、制御部136は、下流側からi番目の住宅用蓄電池システム20の放電量は、当該下流側からi番目の住宅用蓄電池システム20の最大放電量であると設定する(LiB(i)放電量=LiB(i)最大放電量であると設定する)。
When "YES" in step S130, it means that the remaining capacity of the i-th residential
制御部136は、ステップS140の処理を行った後、ステップS150に移行する。
The
一方、ステップS122において、制御部136は、負荷(i)’≧LiB(i)残容量であるか否かを判定する。負荷(i)’≧LiB(i)残容量であると判定された場合(ステップS122で「YES」)、制御部136は、ステップS132に移行する。一方、負荷(i)’≧LiB(i)残容量でないと判定された場合(ステップS122で「NO」)、制御部136は、ステップS134に移行する。
On the other hand, in step S122, the
ステップS132において、制御部136は、LiB(i)放電量=LiB(i)残容量であるとして処理する。
In step S132, the
なお、ステップS130で「NO」である場合とは、下流側からi番目の住宅用蓄電池システム20の残容量が、下流側からi番目の住宅用蓄電池システム20の最大放電量よりも少ないことを示している。換言すれば、下流側からi番目の住宅用蓄電池システム20には、当該下流側からi番目の住宅用蓄電池システム20が最大放電量で放電することができる分の残容量がないことを示している。
When "NO" is set in step S130, it means that the remaining capacity of the i-th residential
また、ステップS122で「YES」である場合とは、下流側からi番目の住宅用蓄電池システム20から電力を供給する前の負荷(i)’が、下流側からi番目の住宅用蓄電池システム20の残容量以上であることを示している。換言すれば、下流側からi番目の住宅用蓄電池システム20の残容量全てを放電したとしても、下流側からi番目の住宅用蓄電池システム20から電力を供給する前の住宅H側で不足している電力量を賄うことができないことを示している。
Further, when "YES" in step S122, the load (i)'before supplying power from the i-th residential
したがって、制御部136は、下流側からi番目の住宅用蓄電池システム20の放電量は、当該下流側からi番目の住宅用蓄電池システム20の残容量であると設定する(LiB(i)放電量=LiB(i)残容量であると設定する)。
Therefore, the
制御部136は、ステップS132の処理を行った後、ステップS150に移行する。
The
一方、ステップS134において、制御部136は、LiB(i)放電量=負荷(i)’であるとして処理する。
On the other hand, in step S134, the
なお、ステップS122で「NO」である場合とは、下流側からi番目の住宅用蓄電池システム20から電力を供給する前の負荷(i)’が、下流側からi番目の住宅用蓄電池システム20の残容量よりも小さいことを示している。換言すれば、下流側からi番目の住宅用蓄電池システム20には、下流側からi番目の住宅用蓄電池システム20から電力を供給する前の住宅H側で不足している電力量を賄うことができる分の残容量があることを示している。
When "NO" is set in step S122, the load (i)'before supplying electric power from the i-th residential
したがって、制御部136は、下流側からi番目の住宅用蓄電池システム20の放電量は、下流側からi番目の住宅用蓄電池システム20から電力を供給する前の住宅H側で不足している電力量(負荷(i)’)であると設定する(LiB(i)放電量=負荷(i)’であると設定する)。
Therefore, in the
制御部136は、ステップS134の処理を行った後、ステップS150に移行する。
The
一方、前述のとおり、ステップS070で「NO」である場合、制御部136は、ステップS082に移行する。ステップS082において、制御部136は、PV(i)自家消費量=負荷(i)であるとし、PV(i)余剰電力量=PV(i)発電量−PV(i)自家消費量であるとして処理する。
On the other hand, as described above, when the result is "NO" in step S070, the
なお、負荷(i)’≧0ではないことは、下流側からi番目の住宅用太陽光発電システム40及び住宅用蓄電池システム20から電力を供給する前の負荷(i)が、下流側からi番目の住宅用太陽光発電システム40の発電量よりも小さいことを示している。換言すれば、下流側からi番目の住宅用太陽光発電システム40の発電量だけで、下流側からi番目の住宅用太陽光発電システム40及び住宅用蓄電池システム20から電力を供給する前の住宅H側で不足している電力量を賄うことができること、又は、下流側からi番目の住宅用太陽光発電システム40及び住宅用蓄電池システム20から電力を供給する前に住宅H側で不足している電力量が0である(すでにi番目よりも上流側の住宅用太陽光発電システム40及び住宅用蓄電池システム20からの電力によって賄われている)ことを示している。
Note that the load (i)'≥ 0 means that the load (i) before supplying power from the residential photovoltaic
つまり、下流側からi番目の住宅用太陽光発電システム40からの電力は、少なくとも一部が住宅H側へと供給されず余剰することとなる。したがって、制御部136は、下流側からi番目の住宅用太陽光発電システム40の発電量のうち住宅H側で消費した量(PV(i)自家消費量)は、下流側からi番目の住宅用太陽光発電システム40及び住宅用蓄電池システム20から電力を供給する前の住宅H側で不足している電力量(負荷(i))であると設定する(PV(i)自家消費量=負荷(i)と設定する)。さらに、制御部136は、下流側からi番目の住宅用太陽光発電システム40の発電量のうち住宅H側で消費されず余剰した量(PV(i)余剰電力量)は、下流側からi番目の住宅用太陽光発電システム40の発電量(PV(i)発電量)から、下流側からi番目の住宅用太陽光発電システム40の発電量のうち住宅H側で消費した量(PV(i)自家消費量)を減算した量であると設定する。
That is, at least a part of the electric power from the i-th residential photovoltaic
制御部136は、ステップS082の処理を行った後、ステップS092に移行する。
The
ステップS092において、制御部136は、LiB(i)が「放電モードかつ充電時間」であるか否かを判定する。LiB(i)が「放電モードかつ充電時間」であると判定された場合(ステップS092で「YES」)、制御部136は、ステップS094に移行する。一方、LiB(i)が「放電モードかつ充電時間」でないと判定された場合(ステップS092で「NO」)、制御部136は、ステップS095に移行する。
In step S092, the
ステップS094において、制御部136は、LiB(i)容量−LiB(i)残容量≧LiB(i)最大充電量であるか否かを判定する。LiB(i)容量−LiB(i)残容量≧LiB(i)最大充電量であると判定された場合(ステップS094で「YES」)、制御部136は、ステップS096に移行する。一方、LiB(i)容量−LiB(i)残容量≧LiB(i)最大充電量でないと判定された場合(ステップS094で「NO」)、制御部136は、ステップS098に移行する。
In step S094, the
ステップS096において、制御部136は、LiB(i)充電量=LiB(i)最大充電量であるとして処理する。
In step S096, the
具体的には、ステップS092において、下流側からi番目の住宅用蓄電池システム20が「放電モードかつ充電時間」である場合には、当該下流側からi番目の住宅用蓄電池システム20は電力会社(系統電源S)からの電力を充電している。そして、ステップS094で「YES」である場合とは、下流側からi番目の住宅用蓄電池システム20の容量から残容量を減算した量(空き容量)が、当該下流側からi番目の住宅用蓄電池システム20の最大充電量以上であることを示している。換言すれば、下流側からi番目の住宅用蓄電池システム20には、最大充電量で充電可能な空き容量があることを示している。したがって、制御部136は、下流側からi番目の住宅用蓄電池システム20は、最大充電量で充電すると設定する(LiB(i)充電量=LiB(i)最大充電量と設定する)。
Specifically, in step S092, when the i-th residential
制御部136は、ステップS096の処理を行った後、ステップS136に移行する。
The
一方、ステップS098において、制御部136は、LiB(i)充電量=LiB(i)容量−LiB(i)残容量であるとして処理する。
On the other hand, in step S098, the
具体的には、ステップS094で「NO」である場合とは、下流側からi番目の住宅用蓄電池システム20の容量から残容量を減算した量(空き容量)が、当該下流側からi番目の住宅用蓄電池システム20の最大充電量よりも少ないことを示している。換言すれば、下流側からi番目の住宅用蓄電池システム20には、最大充電量で充電可能な空き容量がないことを示している。したがって、制御部136は、下流側からi番目の住宅用蓄電池システム20は、空き容量の分を充電すると設定する(LiB(i)充電量=LiB(i)容量−LiB(i)残容量と設定する)。
Specifically, when "NO" is set in step S094, the amount obtained by subtracting the remaining capacity from the capacity of the i-th residential
制御部136は、ステップS098の処理を行った後、ステップS136に移行する。
The
一方、ステップS095において、制御部136は、LiB(i)充電量=0であるとして処理する。
On the other hand, in step S095, the
具体的には、ステップS092で「NO」である場合とは、下流側からi番目の住宅用蓄電池システム20が停止モードであることを示している。なお、住宅用蓄電池システム20は、停止モードにおいては充電を行わない。したがって、制御部136は、下流側からi番目の住宅用蓄電池システム20の充電量は0であると設定する(LiB(i)充電量=0と設定する)。
Specifically, the case of "NO" in step S092 indicates that the i-th residential
制御部136は、ステップS095の処理を行った後、ステップS136に移行する。
The
ステップS136において、制御部136は、LiB(i)放電量=0であるとして処理する。なお、住宅用蓄電池システム20は、停止モードにおいては放電不可能な状態となる。このため、ステップS092で「NO」と判定された場合には、下流側からi番目の住宅用蓄電池システム20は放電を行っていない。また、ステップS092で「YES」と判定された場合には、下流側からi番目の住宅用蓄電池システム20は充電時間であるので、放電を行っていない。したがって、制御部136は、下流側からi番目の住宅用蓄電池システム20の放電量は0であると設定する(LiB(i)放電量=0と設定する)。制御部136は、この処理を行った後、ステップS150に移行する。
In step S136, the
図13に示すステップS150において、制御部136は、負荷(i)’−LiB(i)放電量の値を計算する。すなわち制御部は、下流側からi番目の住宅用蓄電池システム20から電力を供給した後の住宅H側で不足している電力量、つまり、下流側からi+1番目の住宅用太陽光発電システム40及び住宅用蓄電池システム20から電力を供給する前の住宅H側で不足している電力量(負荷(i+1))を計算する。制御部136は、この処理を行った後、ステップS160に移行する。
In step S150 shown in FIG. 13, the
ステップS160において、制御部136は、i=i+1に設定する。制御部136は、この処理を行った後、ステップS170に移行する。
In step S160, the
ステップS170において、制御部136は、i>Nであるか否かを判定する。i>Nであると判定された場合(ステップS170で「YES」)、制御部136は、ステップS180に移行する。一方、i>Nでないと判定された場合(ステップS170で「NO」)、制御部136は、ステップS060に処理を戻す。
In step S170, the
つまり、制御部136は、ステップS60からステップS170までの処理を、住宅N棟分について行う。このようなステップS170までの処理によって、住宅用太陽光発電システム40及び住宅用蓄電池システム20の運転予測を行うことができる。
That is, the
具体的には、ステップS080及びステップS082で算出されるPV(i)自家消費量及びPV(i)余剰電力量によって、各住宅Hの住宅用太陽光発電システム40で発電された電力が、どれだけ住宅H側で消費され、どれだけ住宅H側で消費されず余剰電力となるのかを予測することができる。
Specifically, which of the electric power generated by the residential photovoltaic
また、ステップS096、ステップS098及びステップS100で算出されるLiB(i)充電量、及びステップS132、ステップS134、ステップS136及びステップS140で算出されるLiB(i)放電量によって、各住宅Hの住宅用蓄電池システム20の充電量及び放電量を予測することができる。
Further, according to the LiB (i) charge amount calculated in step S096, step S098 and step S100, and the LiB (i) discharge amount calculated in step S132, step S134, step S136 and step S140, the house of each house H The charge amount and the discharge amount of the
ステップS180において、制御部136は、ステップS170までの処理によって導き出された住宅用太陽光発電システム40及び住宅用蓄電池システム20の運転予測に基づいて、負荷(N+1)の値を算出する。つまり、制御部136は、下流側からN番目(つまり最も上流側)の住宅用太陽光発電システム40及び住宅用蓄電池システム20から電力を供給した後の住宅H側で不足している電力量を算出する。制御部136は、この処理を行った後、ステップS190に移行する。負荷(N+1)>0である場合、つまり全ての住宅用太陽光発電システム40及び住宅用蓄電池システム20の電力でも、住宅N棟全ての消費電力を賄えない場合は、電力小売事業者は、不足している電力(負荷(N+1))を賄うための電力を系統電源Sから調達する。
In step S180, the
ステップS190において、制御部136は、各住宅Hの売電量及び売電額を計算する。また、制御部は、各住宅Hの買電量及び買電額を計算する。制御部136は、ステップS170までの処理によって導き出された住宅用太陽光発電システム40及び住宅用蓄電池システム20の運転予測、及びステップS010で入力された電力料金情報に基づいて、この処理を行う。制御部136は、この処理を行った後、ステップS200に移行する。
In step S190, the
ステップS200において、制御部136は、電力小売事業者の売電量及び売電額を計算する。また、制御部は、電力小売事業者の買電量及び買電額を計算する。制御部136は、ステップS190で算出された各住宅Hの売電量及び売電額、及びステップS010で入力された電力料金情報に基づいて、この処理を行う。制御部136は、この処理を行った後、ステップS210に移行する。
In step S200, the
ステップS210において、制御部136は、帳票出力部120を介して、各住宅Hの売電量及び売電額並びに買電量及び買電額(光熱費)を記載した帳票を出力する。
In step S210, the
次に、図14を参照して、電力融通を行わない場合を想定して光熱費を試算する光熱費試算システム100の制御について説明する。なお、図14に示す制御は、図11から図13に示す制御と同様に、図10に示す制御の具体的な処理を説明するものである。
Next, with reference to FIG. 14, the control of the utility
ステップS310において、入力操作部110に、光熱費の試算に必要な各種情報(必要電力量情報、日射量情報、設備仕様情報及び電気料金情報)が入力される。必要電力量情報としては、住宅H(光熱費の試算を行う住宅)の電力消費データが入力される。日射量情報としては、住宅Hの建設地の日射量データが入力される。設備仕様情報としては、住宅用太陽光発電システム40の機器条件が入力される。電気料金情報としては、電力会社の電気料金情報が入力される。
In step S310, various information (required electric energy information, solar radiation amount information, equipment specification information, and electricity charge information) necessary for estimating the utility cost are input to the
光熱費の試算に必要な各種情報が入力された後、入力画面のスタートのアイコン(不図示)がクリックされると、光熱費の試算を開始する契機となる試算開始情報が、入力操作部110から制御部136に送信される。この処理が行われた後、制御部136は、ステップS320に移行する。
When the start icon (not shown) on the input screen is clicked after various information required for the utility cost trial calculation is entered, the trial calculation start information that triggers the start of the utility cost trial calculation is the
なお、後述するステップS320からステップS360までの計算は、d=1からdmaxまで繰り返し行われ、Δdの間隔で計算される。例えば1年間であれば、dmax=365日までΔd=1日の間隔で計算される。 The calculation from step S320 to step S360, which will be described later, is repeated from d = 1 to dmax, and is calculated at intervals of Δd. For example, in the case of one year, it is calculated at intervals of Δd = 1 day until dmax = 365 days.
また、後述するステップS320からステップS360までの計算は、t=1からtmaxまで繰り返し行われ、Δtの間隔で計算される。例えば1日であれば、tmax=24時間までΔt=1時間の間隔で計算される。 Further, the calculation from step S320 to step S360, which will be described later, is repeated from t = 1 to tmax, and is calculated at intervals of Δt. For example, in the case of one day, it is calculated at intervals of Δt = 1 hour until tmax = 24 hours.
ステップS320において、制御部136は、住宅Hの住宅用太陽光発電システム40の発電量(太陽光発電量)を計算する。制御部136は、ステップS010で入力された住宅用太陽光発電システム40の機器条件(発電容量)及び建設地日射量データに基づいて、この処理を行う。制御部136は、この処理を行った後、ステップS330に移行する。
In step S320, the
ステップS330において、制御部136は、消費電力量≧PV発電量(太陽光発電量)であるか否かを判定する。消費電力量≧PV発電量であると判定された場合(ステップS330で「YES」)、制御部136は、ステップS340に移行する。一方、消費電力量≧PV発電量でないと判定された場合(ステップS340で「NO」)、制御部136は、ステップS350に移行する。
In step S330, the
ステップS340において、制御部136は、PV自家消費量=PV発電量であって、不足電力量=消費電力量−PV発電量として処理する。つまり、ステップS330で「YES」である場合とは、住宅用太陽光発電システム40の電力だけでは、住宅Hの消費電力を賄うことができないことを示している。この不足電力量は、系統電源Sから供給される電力によって賄われる。制御部136は、この処理を行った後、ステップS360に移行する。
In step S340, the
一方、ステップS350において、制御部136は、PV自家消費量=消費電力量であって、余剰電力量=消費電力量−PV発電量として処理する。つまり、ステップS330で「NO」である場合とは、住宅用太陽光発電システム40の電力だけで、住宅Hの消費電力を賄えることを示している。制御部136は、この処理を行った後、ステップS360に移行する。
On the other hand, in step S350, the
ステップS360において、制御部136は、住宅Hの売電量及び売電額を計算する。また、制御部は、住宅Hの買電量及び買電額を計算する。制御部136は、ステップS340で算出されたPV自家消費量及び不足電力量、又はステップS350で算出されたPV自家消費量及び余剰電力量、並びにステップS010で入力された電力料金情報に基づいて、この処理を行う。制御部136は、この処理を行った後、ステップS370に移行する。
In step S360, the
ステップS370において、制御部136は、帳票出力部120を介して、住宅Hの売電量及び売電額並びに買電量及び買電額(光熱費)を記載した帳票を出力する。制御部136は、この処理を行った後、制御を終了する。
In step S370, the
このように、電力融通ありの場合と電力融通なしの場合の光熱費を試算することで、両者の光熱費の差を比較することができる。また、電力融通ありの場合と、住宅用太陽光発電システム40を備えていない住宅(図8に示す比較対象住宅A及び比較対象住宅B)との光熱費の差を比較することも可能である。 In this way, the difference in utility costs between the two can be compared by making a trial calculation of the utility costs with and without power interchange. It is also possible to compare the difference in utility costs between the case with power interchange and the house without the residential photovoltaic power generation system 40 (comparison target house A and comparison target house B shown in FIG. 8). ..
図15及び図16は、帳票出力部120から出力される帳票の一例を示している。図15に示すように、帳票には、電力融通を行う場合の20年間の光熱費の合計と、電力融通を行わない比較対象住宅A及び比較対象住宅Bにおける20年間の光熱費の合計とを、比較して記載する。また、比較対象住宅Aとの光熱費の差額を記載する。これにより、電力融通を行うことによる光熱費の削減を顧客にアピールすることができる。
15 and 16 show an example of a form output from the
また、図16に示すように、初年度における光熱費を月毎に記載することもできる。具体的には、電力融通ありの場合の光熱費と、比較対象住宅Bの光熱費との差額を記載する。また、電力融通ありの場合の内訳(使用した電気代及び売電額)を記載する。 Further, as shown in FIG. 16, the utility cost in the first year can be described monthly. Specifically, the difference between the utility cost when there is power interchange and the utility cost of the comparison target house B is described. In addition, the breakdown (electricity cost used and electricity sales amount) in the case of power interchange is described.
このように、本実施形態に係る光熱費試算システム100においては、複数の住宅H間で電力の融通を行う場合の各住宅Hの光熱費を試算することができる。また、複数の住宅H間で電力の融通を行う場合に試算される光熱費と、複数の住宅H間で電力の融通を行わない場合に試算される光熱費とを比較することができる。
As described above, in the utility
また、各住宅Hの光熱費を試算することにより、電力小売事業者の収益を予測することができる。具体的には、各住宅Hの電力小売事業者への売電量・売電額、各住宅Hの電力小売事業者からの買電量・買電額、電力小売事業者の電力会社からの買電量・買電額から、電力小売事業者の収益を予測することができる。したがって、光熱費試算システム100は、住宅Hの住人だけでなく、電力小売事業者にとっても有用なものである。
In addition, the profit of the electric power retailer can be predicted by estimating the utility cost of each house H. Specifically, the amount of electricity sold / sold to the electric power retailer of each house H, the amount of electricity purchased / purchased from the electric power retailer of each house H, and the amount of electricity purchased from the electric power company of the electric power retailer.・ The profit of the electric power retailer can be predicted from the amount of electricity purchased. Therefore, the utility
また、第一の制御パターンのうちの均等モードによれば、各住宅Hに設けられた住宅用蓄電池システム20のうち特定の住宅用蓄電池システム20に充電や放電が偏ることを防止することができる。このように充電や放電の偏りが防止された電力供給システム1を住宅街区Tに導入した場合において、各住宅Hの光熱費の試算を行うことができる。
Further, according to the equal mode of the first control pattern, it is possible to prevent the charging and discharging from being biased to a specific residential
また、本実施形態に係る光熱費試算システム100においては、光熱費の試算結果を記載した帳票を出力することができるので(ステップS210参照)、電力小売事業者は、帳票を用いて顧客(住宅Hの住人)に、光熱費の試算結果を提示することができる。特に、複数の住宅H間で電力の融通を行う場合に試算される光熱費と、複数の住宅H間で電力の融通を行わない場合に試算される光熱費とを帳票に記載することで、顧客に料金プランの選択の判断材料を提示することができる。
Further, in the utility
以上の如く、本実施形態に係る光熱費試算システム100は、複数の住宅H間で電力の融通が可能な住宅街区T(住宅Hの集合体)において、各住宅Hの光熱費を試算する光熱費試算システム100であって、各住宅Hには、自然エネルギーを利用して発電可能な住宅用太陽光発電システム40(発電システム)と、前記住宅用太陽光発電システム40にそれぞれ対応して設けられ、対応する前記住宅用太陽光発電システム40からの電力を充放電可能かつ各住宅Hへと電力を供給可能である住宅用蓄電池システム20(蓄電池システム)と、が設けられており、前記光熱費試算システム100は、前記住宅用太陽光発電システム40及び前記住宅用蓄電池システム20の仕様に関する設備仕様情報を取得する入力操作部110及び設備仕様情報格納部131(設備仕様情報取得部)と、各住宅Hで消費される必要電力量に関する必要電力量情報を取得する入力操作部110及び必要電力量情報格納部132(必要電力量情報取得部)と、前記複数の住宅H間で電力の融通を行う第一の制御パターンを含む、前記住宅用太陽光発電システム40及び前記住宅用蓄電池システム20の運転を制御するための制御パターンを格納する制御パターン格納部134と、前記設備仕様情報、前記必要電力量情報及び前記制御パターンに基づいて、前記住宅用太陽光発電システム40及び前記住宅用蓄電池システム20の運転を予測する制御部136(運転予測部)と、予測された前記住宅用太陽光発電システム40及び前記住宅用蓄電池システム20の運転と、電力の料金に関する電力料金情報とに基づいて、各住宅Hの光熱費を試算する制御部136(試算部)と、を具備するものである。
このように構成することにより、複数の住宅H間で電力の融通を行う場合の各住宅Hの光熱費を試算することができる。
As described above, the utility
With such a configuration, it is possible to estimate the utility cost of each house H when the electric power is exchanged between the plurality of houses H.
また、前記制御パターンは、前記複数の住宅H間で電力の融通を行わない第二の制御パターンを含むものである。
このように構成することにより、複数の住宅H間で電力の融通を行う場合に試算される光熱費と、複数の住宅H間で電力の融通を行わない場合に試算される光熱費とを比較することができる。
Further, the control pattern includes a second control pattern in which electric power is not exchanged between the plurality of houses H.
With this configuration, the utility cost estimated when power is interchanged between multiple houses H and the utility cost estimated when power is not interchanged between multiple houses H are compared. can do.
また、前記住宅用蓄電池システム20は、前記負荷の要求に応じて放電可能とする放電モード、又は放電不可能とする停止モードを実行可能であり、前記第一の制御パターンは、前記住宅用蓄電池システム20の寿命及び出力を規定するパラメータに応じて設定される順番に複数の前記蓄電池システムを優先順位づけ、前記優先順位の最上位の前記住宅用蓄電池システム20を前記放電モードとし、その他の前記住宅用蓄電池システム20を前記停止モードとする制御を含むものである。
このように構成することにより、各住宅Hに設けられた住宅用蓄電池システム20のうち特定の住宅用蓄電池システム20に充電や放電が偏ることを防止することができる。
Further, the residential
With such a configuration, it is possible to prevent the charging and discharging from being biased to a specific residential
また、前記光熱費試算システム100は、前記住宅Hの建設地の日射量に関する日射量情報を取得する入力操作部110及び日射量情報格納部133(日射量情報取得部)を具備し、前記制御部136は、前記住宅用太陽光発電システム40の前記設備仕様情報及び前記日射量情報に基づいて、前記住宅用太陽光発電システム40の運転を予測するものである。
このように構成することにより、住宅用太陽光発電システム40による発電量の予測精度を向上させることができる。
Further, the utility
With such a configuration, it is possible to improve the prediction accuracy of the amount of power generated by the residential photovoltaic
また、本実施形態に係る光熱費試算システム100は、前記制御部136によって試算された前記光熱費を記載した帳票を出力する帳票出力部120を具備するものである。
このように構成することにより、帳票を用いて光熱費の試算結果を提示することができる。
Further, the utility
With this configuration, it is possible to present the trial calculation result of the utility bill using the form.
なお、本実施形態に係る制御部136は、本発明に係る運転予測部及び試算部の一形態である。
また、本実施形態に係る入力操作部110及び設備仕様情報格納部131は、本発明に係る設備仕様情報取得部の一形態である。
また、本実施形態に係る入力操作部110及び必要電力量情報格納部132は、本発明に係る必要電力量情報取得部の一形態である。
また、本実施形態に係る入力操作部110及び日射量情報格納部133は、本発明に係る日射量情報取得部の一形態である。
The
Further, the
Further, the
Further, the
以上、本発明の一実施形態を説明したが、本発明は上記構成に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で種々の変更が可能である。 Although one embodiment of the present invention has been described above, the present invention is not limited to the above configuration, and various modifications can be made within the scope of the invention described in the claims.
例えば、本実施形態においては、住宅用蓄電池システム20の放電優先順位は、積算放電電力量に基づいて設定されるものとしたが(図2参照)、放電優先順位の設定基準は、これに限定されるものではない。放電優先順位は、住宅用蓄電池システム20の寿命及び出力を規定するパラメータに応じて適宜設定すればよく、例えば、住宅用蓄電池システム20の残容量や充放電回数に基づいて設定することができる。
For example, in the present embodiment, the discharge priority of the residential
また、帳票出力部120による帳票の出力とは、プリンタで書類を出力するだけでなく、モニターに画像を表示することも含むものである。
Further, the output of the form by the
また、住宅用蓄電池システム20は、「放電モードかつ充電時間」である場合に、電力会社(系統電源S)からの電力を充電するものとしたが、当該住宅用蓄電池システム20の住宅用太陽光発電システム40における余剰電力を充電してもよく、又は両方の電力を充電してもよい。
Further, the residential
100 光熱費試算システム
120 帳票出力部
131 設備仕様情報格納部
132 必要電力量情報格納部
133 日射量情報格納部
134 制御パターン格納部
136 制御部
100 Utility
Claims (4)
各住宅には、
自然エネルギーを利用して発電可能な発電システムと、
前記発電システムにそれぞれ対応して設けられ、対応する前記発電システムからの電力を充放電可能かつ各住宅へと電力を供給可能である蓄電池システムと、
が設けられており、
前記光熱費試算システムは、
前記発電システム及び前記蓄電池システムの仕様に関する設備仕様情報を取得する設備仕様情報取得部と、
各住宅で消費される必要電力量に関する必要電力量情報を取得する必要電力量情報取得部と、
前記複数の住宅間で電力の融通を行う第一の制御パターンと、前記複数の住宅間で電力の融通を行わない第二の制御パターンと、を含む、前記発電システム及び前記蓄電池システムの運転を制御するための制御パターンを格納する制御パターン格納部と、
前記設備仕様情報、前記必要電力量情報及び前記制御パターンに基づいて、前記発電システム及び前記蓄電池システムの運転を予測する運転予測部と、
予測された前記発電システム及び前記蓄電池システムの運転と、電力の料金に関する電力料金情報とに基づいて、各住宅の光熱費を試算する試算部と、
前記試算部によって試算された前記光熱費を記載した帳票を出力する帳票出力部と、
を具備し、
前記帳票出力部は、
前記第一の制御パターンに基づいて予測された前記発電システム及び前記蓄電池システムの運転と、前記電力料金情報と、に基づいて試算された各住宅の第一の光熱費と、
前記第二の制御パターンに基づいて予測された前記発電システム及び前記蓄電池システムの運転と、前記電力料金情報と、に基づいて試算された各住宅の第二の光熱費と、
前記第一の光熱費と、前記第二の光熱費と、の差額と、
を記載した帳票を出力可能である、
光熱費試算システム。 It is a utility cost estimation system that estimates the utility cost of each house in an aggregate of houses where electric power can be exchanged between multiple houses.
In each house
A power generation system that can generate electricity using natural energy,
A storage battery system that is provided corresponding to each of the power generation systems, can charge and discharge power from the corresponding power generation system, and can supply power to each house.
Is provided,
The utility cost estimation system is
Equipment specification information acquisition unit that acquires equipment specification information related to the specifications of the power generation system and the storage battery system, and
The required electric energy information acquisition unit that acquires the required electric energy information regarding the required electric energy consumed in each house,
The operation of the power generation system and the storage battery system , which includes a first control pattern for accommodating electric power between the plurality of houses and a second control pattern for not accommodating electric power between the plurality of houses. A control pattern storage unit that stores control patterns for control,
An operation prediction unit that predicts the operation of the power generation system and the storage battery system based on the equipment specification information, the required electric energy information, and the control pattern.
A trial calculation unit that estimates the utility cost of each house based on the predicted operation of the power generation system and the storage battery system and the electricity charge information related to the electricity charge.
A form output unit that outputs a form in which the utility cost calculated by the trial calculation unit is described, and a form output unit.
Equipped with
The form output unit
The operation of the power generation system and the storage battery system predicted based on the first control pattern, the first utility cost of each house estimated based on the power charge information, and the first utility cost of each house.
The operation of the power generation system and the storage battery system predicted based on the second control pattern, the second utility cost of each house estimated based on the power charge information, and the second utility cost of each house.
The difference between the first utility bill and the second utility bill,
It is possible to output a form that describes
Utility cost estimation system.
前記住宅の要求に応じて放電可能とする放電モード、又は放電不可能とする停止モードを実行可能であり、
前記第一の制御パターンは、
前記蓄電池システムの寿命及び出力を規定するパラメータに応じて設定される順番に複数の前記蓄電池システムを優先順位づけ、
前記優先順位の最上位の前記蓄電池システムを前記放電モードとし、その他の前記蓄電池システムを前記停止モードとする制御を含む、
請求項1に記載の光熱費試算システム。 The storage battery system
It is possible to execute a discharge mode that enables discharge or a stop mode that disables discharge according to the requirements of the house.
The first control pattern is
Prioritize a plurality of the storage battery systems in the order set according to the parameters defining the life and output of the storage battery system.
The storage battery system having the highest priority is set to the discharge mode, and the other storage battery system is set to the stop mode.
The utility cost estimation system according to claim 1.
請求項2に記載の光熱費試算システム。 The utility cost estimation system according to claim 2.
前記住宅の建設地の日射量に関する日射量情報を取得する日射量情報取得部を具備し、
前記運転予測部は、
前記発電システムの前記設備仕様情報及び前記日射量情報に基づいて、前記発電システムの運転を予測する、
請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載の光熱費試算システム。 The utility cost estimation system is
It is equipped with a solar radiation amount information acquisition unit that acquires solar radiation amount information regarding the solar radiation amount of the construction site of the house.
The operation prediction unit
The operation of the power generation system is predicted based on the equipment specification information of the power generation system and the solar radiation amount information.
The utility cost estimation system according to any one of claims 1 to 3.
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