JP6778000B2 - building - Google Patents
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本発明は、住宅等の建物に関する。 The present invention relates to buildings such as houses.
従来、建物本体のコーナー部に、庭に面したテラスを配置した住宅等の建物に係る技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
このような建物においては、テラスが、隣接する複数の部屋のそれぞれに対して出入口となる窓を介して隣接している。そのため、隣接する複数の部屋のそれぞれとテラスとの間を自由に出入りできるようになっている。
Conventionally, there is known a technique related to a building such as a house in which a terrace facing a garden is arranged at a corner of a building body (see, for example, Patent Document 1).
In such a building, terraces are adjacent to each of the adjacent rooms via windows that serve as entrances and exits. Therefore, it is possible to freely enter and exit between each of the plurality of adjacent rooms and the terrace.
ところで、近年、建物に対する、テラスやピロティのような屋内空間と屋外空間とをつなぐ中間領域部が占める割合を高くし、これによって建物の開放感を高めたいという要望がある。
そこで、例えばテラス等の中間領域部の幅や奥行きを広くすることが考えられるが、単に幅を広げただけでは中間領域部への雨の浸入を防ぎにくく、単に奥行きを広くしただけでは屋内空間への採光がしにくくなるという問題がある。
By the way, in recent years, there has been a demand to increase the proportion of the intermediate region that connects the indoor space such as a terrace or piloti to the outdoor space, thereby enhancing the feeling of openness of the building.
Therefore, for example, it is conceivable to widen the width and depth of the intermediate region such as a terrace, but it is difficult to prevent rain from entering the intermediate region simply by widening the width, and simply widening the depth is an indoor space. There is a problem that it becomes difficult to collect light on the terrace.
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、中間領域部への雨の浸入を抑えるとともに採光性を確保し、開放感を高めることが可能な建物を提供することを目的とする。 The present invention has been made in view of the above circumstances, and an object of the present invention is to provide a building capable of suppressing intrusion of rain into an intermediate region, ensuring daylighting, and enhancing a feeling of openness.
請求項1に記載の発明は、例えば図1〜図7に示すように、屋根3の下方に設けられ、屋内空間と屋外空間との中間領域となり、かつ正面側の屋外空間との間に遮蔽物が無い中間領域部4を備えた建物1において、
建物本体2は、床面の高さ位置が異なる複数の層A,B,Cに分かれるとともに、これら複数の層A,B,Cのそれぞれに部屋が配置された状態に構成され、
前記複数の層A,B,Cのうち最も低い層である第一層Aには、
天井16が、基準となる第一天井高さ位置Dに設定された第一部屋7aと、
前記中間領域部4及び前記第一部屋7aに隣接するとともに、天井15が、前記第一天井高さ位置Dよりも高い第二天井高さ位置Eに設定された第二部屋7bと、
前記中間領域部4及び前記第一部屋7aに隣接するとともに、天井が、前記第一天井高さ位置Dと前記第二天井高さ位置Eとの中間付近である第三天井高さ位置Fに設定された第四部屋8(和室8)と、が配置され、
前記中間領域部4と前記第四部屋8は建物1の間口方向に隣接し、前記中間領域部4と前記第二部屋7bは建物1の奥行き方向に隣接し、前記第四部屋8と前記第一部屋7aは奥行き方向に隣接し、前記第一部屋7aと前記第二部屋7bは建物1の間口方向に隣接しており、
前記第三天井高さ位置Fは、3.0メートル前後に設定されており、
前記複数の層A,B,Cのうち前記第一層Aよりも床面の高さ位置が高い第二層Bには、前記中間領域部4との間に前記第二部屋7bを挟んだ状態で前記第二部屋7bに隣接するとともに前記第二部屋7bと前記天井15を共有する第三部屋11が設けられ、
前記第三部屋11のうち前記第二部屋7b側の縁部には、上端部が天井15に達しない高さに設定され、かつ前記第二部屋7bと前記第三部屋11とを仕切る手摺壁14が設けられ、前記第三部屋11には、前記手摺壁14に沿って机が設置されており、
前記中間領域部4は、床面4aの高さ位置が前記第一層Aと略等しく設定されるとともに、天井4bが、前記第三天井高さ位置Fに設定され、
前記中間領域部4には、
前記中間領域部4と前記第二部屋7bとの間に位置する外壁である第一壁21と、
前記中間領域部4と前記第四部屋8との間に位置するとともに前記第一壁21と直交する外壁である第二壁22と、
前記第二壁22とは反対側に位置するとともに前記屋根3を支持する屋根支持部25と、が設けられ、
前記第一壁21のうち前記第二壁22側は、窓の無い状態で屋内空間と屋外空間とを隔てる第一仕切壁部21bとされ、
前記第一壁21のうち前記第一仕切壁部21bではない箇所には、前記中間領域部4の床面4aから天井4bまでの高さ寸法と略等しい高さ寸法に設定されて屋内空間と屋外空間とを連通する第一開口部21aが形成されており、
前記第二壁22のうち前記第一壁21と共に形成する入隅部側の端部には、前記中間領域部4の床面4aから天井4bまでの高さ寸法と略等しい高さ寸法に設定されて屋内空間と屋外空間とを連通する第二開口部22aが形成され、
前記第二壁22のうち前記第二開口部22aが無い部分は、窓の無い状態で屋内空間と屋外空間とを隔てる第二仕切壁部22bとされており、
前記第一壁21における前記第一仕切壁部21bと、前記第二壁22における前記第二仕切壁部22bと、前記屋根支持部25と、は耐力壁であり、
前記第一開口部21aの上端部には、ガラス窓である嵌め殺し窓が取り付けられ、当該嵌め殺し窓の下方には、ガラス窓である掃き出し窓が取り付けられており、
前記第二開口部22aの上端部には、ガラス窓である嵌め殺し窓が取り付けられ、当該嵌め殺し窓の下方には、ガラス窓である掃き出し窓が取り付けられており、
前記手摺壁14と前記第一開口部21aにおける前記嵌め殺し窓とが、前記第二部屋7bの上方空間を介して対向し、前記第一開口部21aにおける前記嵌め殺し窓の上端部は、前記手摺壁14の上端部よりも上方に位置していることを特徴とする。
Invention according to
The first layer A, which is the lowest layer among the plurality of layers A, B, and C,
The
A
Adjacent to the
The
The third ceiling height position F is set to around 3.0 meters.
Among the plurality of layers A, B, and C, the second layer B, which has a higher floor surface height position than the first layer A, sandwiches the
At the edge of the third room 11 on the
The
In the
A
A
A
Of the
The portion of the
Of the
The portion of the
The first
A fitting window, which is a glass window, is attached to the upper end of the first opening 21a, and a sweep-out window, which is a glass window, is attached below the fitting window.
A fitting window, which is a glass window, is attached to the upper end of the second opening 22a, and a sweep-out window, which is a glass window, is attached below the fitting window.
The
請求項1に記載の発明によれば、屋内空間と屋外空間との中間領域となる中間領域部4は、屋根3の下方に設けられているので、住人は、この中間領域部4を屋内空間の延長部のような感覚で利用することができる。そのため、屋内空間と屋外空間との間を行き来しやすくなり、屋内空間と屋外空間とが、あたかも一続きの空間であるかのような印象を与えることができるので、開放感を高めることができる。
また、第一壁21には、第一層Aと略等しい高さ位置に設定された床面4aから、第一天井高さ位置Dと第二天井高さ位置Eとの中間付近である第三天井高さ位置Fに設定された天井4bまでの高さ寸法と略等しい高さ寸法に設定された第一開口部21aが形成されているので、高さ寸法のある窓開口を確保できるとともに、中間領域部4と第二部屋7bとの間から、例えば垂れ壁のように目線の上にある壁を無くすことができる。これにより、例えば高さ寸法の低い開口に比して採光性を高めることができるので、その分、第一壁21の位置を奥まった位置に寄せて配置することができる。そのため、中間領域部4の奥行きを広く確保することができるので、中間領域部4への雨の浸入を抑えるとともに採光性を確保でき、中間領域部4を利用する人に対して開放感を与えることができる。さらに、このような高さ寸法のある第一開口部21aによれば、中間領域部4や第二部屋7bにいる人への圧迫感を少なくすることができるとともに、視線を遮るものを少なくすることができるので、開放感を高めることができる。
また、手摺壁14と第一開口部21aとが、第二部屋7bの上方空間を介して対向し、第一開口部21aの上端部は、手摺壁14の上端部よりも上方に位置しているので、第一開口部21aを介して第三部屋11から屋外空間を見ることができる。そのため、第二部屋7bから屋外空間を見た時の開放感を高めることができるだけでなく、第二層Bに配置された第三部屋11から屋外空間を見た時にも開放感を高めることができる。
According to the invention of
Further, on the
Further, the
請求項2に記載の発明は、例えば図1〜図4に示すように、請求項1に記載の建物1において、
前記屋根支持部25は前記第一壁21から離間して配置され、これら屋根支持部25と第一壁21との間は、前記屋外空間から前記第一開口部21aに向かって光を差し込ませるための採光部25aとされていることを特徴とする。
The invention according to
Prior
請求項2に記載の発明によれば、屋根支持部25は第一壁21から離間して配置され、これら屋根支持部25と第一壁21との間が、屋外空間から第一開口部21aに向かって光を差し込ませるための採光部25aとされているので、たとえ第一壁21が中間領域部4における奥まった位置に設けられた場合であっても、第二壁22とは反対側に位置する採光部25aから第一開口部21aへの採光を確保しやすい。すなわち、屋外空間の光を、採光部25aおよび第一開口部21aを介して屋内空間に差し込ませることができるので、屋内空間への採光性を向上させることができる。
According to the second aspect of the invention, the
請求項3に記載の発明は、例えば図2,図4,図6に示すように、請求項2に記載の建物1において、
前記第二開口部22aと前記採光部25aは、互いに向き合うようにして配置されていることを特徴とする。
The invention according to
Wherein the front Stories second opening
請求項3に記載の発明によれば、第二壁22に形成された第二開口部22aと採光部25aは、互いに向き合うようにして配置されているので、採光部25aから中間領域部4側に差し込んだ光を、第二開口部22aを介して、第二開口部22aの屋内空間側にある部屋(和室8)にも差し込ませることができる。すなわち、屋外空間の光を、採光部25aおよび第二開口部22aを介して屋内空間に差し込ませることができるので、屋内空間への採光性をより向上させることができる。
According to the third aspect of the invention, since the second opening 22a and the
請求項4に記載の発明は、例えば図4に示すように、請求項1〜3のいずれか一項に記載の建物1において、
前記第二層Bには、前記手摺壁14と直交して配置されるとともに前記屋外空間に面する第三壁23が設けられ、
前記第三壁23には、前記屋外空間から前記屋内空間に向かって光を差し込ませるための第三開口部23aが形成されていることを特徴とする。
The invention according to
The second layer B is provided with a
The
請求項4に記載の発明によれば、手摺壁14と直交する第三壁23に形成された第三開口部23aから屋内空間に向かって光を差し込ませることができるので、第三部屋11はもとより、第三部屋11における手摺壁14の上方空間を介して第二部屋7b側にも採光を確保できる。
According to the invention of
請求項5に記載の発明は、例えば図4,図6に示すように、請求項1〜4のいずれか一項に記載の建物1において、
前記屋根3のうち前記第三部屋11の上方に位置する箇所に天窓17が形成されていることを特徴とする。
The invention according to
A
請求項5に記載の発明によれば、屋根3のうち第三部屋11の上方に位置する箇所に天窓17が形成されているので、屋外空間の光を、天窓17から第三部屋11に差し込ませることができる。また、天窓17から差し込む光を、第三部屋11における手摺壁14の上方空間を介して第二部屋7bにも差し込ませることができる。そのため、屋内空間への採光性をより向上させることができる。
さらに、第一開口部21aから天窓17に向かって、またはその逆方向に風を通り抜けさせることができるので、屋内空間における通風性を向上させることができる。そのため、中間領域部4および屋内空間における開放感の向上に貢献できる。
これによって、屋内空間における居住の快適性をより向上させることができる。
According to the invention of
Further, since the wind can pass through from the
As a result, the comfort of living in the indoor space can be further improved.
請求項6に記載の発明は、例えば図4,図6に示すように、請求項1〜5のいずれか一項に記載の建物1において、
前記第二層Bには、前記手摺壁14と平行して配置されるとともに前記屋外空間に面する第四壁24が設けられ、
前記第四壁24には、前記第一開口部21aと対向する位置関係となる第四開口部24aが形成されていることを特徴とする。
The invention according to
The second layer B is provided with a
The
請求項6に記載の発明によれば、第四壁24には、第一開口部21aと対向する位置関係となる第四開口部24aが形成されているので、第四開口部24aから第一開口部21a側、すなわち第三部屋11および第二部屋7bへの採光を確保できる。さらに、第一開口部21aから第四開口部24aに向かって、またはその逆方向に風を通り抜けさせることができるので、屋内空間における通風性をより向上させることができる。
According to the invention of
請求項7に記載の発明は、例えば図1〜図4,図6に示すように、請求項1〜6のいずれか一項に記載の建物1において、
前記第一壁21の幅寸法は、前記建物本体2の間口寸法における少なくとも略半分を占める長さに設定され、
前記第二壁22の幅寸法は、前記第一壁21の幅寸法の略半分の長さに設定されていることを特徴とする。
The invention according to
The width dimension of the
The width dimension of the
請求項7に記載の発明によれば、第一壁21の幅寸法は、建物本体2の間口寸法における少なくとも略半分を占める長さに設定されているので、建物1全体において中間領域部4が占める割合を大きくすることができる。したがって、この中間領域部4を、住人に対して、単に建物1の一画に過ぎないという印象ではなく、その場に居つくことのできる住空間の一つとして印象付けることができる。
さらに、第二壁22の幅寸法は、第一壁21の幅寸法の略半分の長さに設定されているので、第二壁22と直交する第一壁21の位置を、屋内空間側に寄せて設けることができ、中間領域部4の奥行を屋内空間側に深くすることができる。これによって、中間領域部4内を雨に濡れにくい空間とすることができるので、屋内空間の延長部として居心地よくすることができる。また、雨天時に洗濯物を干すスペースとしても利用できる。さらに、夏場には屋根3によって日差しを遮りながら、第一開口部21aから屋内空間に風を取り込むことができるので、屋内空間における居住環境を快適にすることができる。つまり、中間領域部4および屋内空間における居住の快適性を向上させることができる。
According to the invention of
Further, since the width dimension of the
請求項8に記載の発明は、例えば図1〜図7に示すように、請求項1〜7のいずれか一項に記載の建物1が平屋であることを特徴とする。
The invention according to
請求項8に記載の発明によれば、建物1が平屋であるため、斜線制限等の法令に基づく高さ制限を過剰に気にすることなく、屋内空間における天井高を高くすることができる。そして、屋内空間の天井高を高くするのに伴って、第一開口部21aの高さも高くすることができるので、天井高が低いことによる圧迫感を軽減でき、開放感を高めることができる。
また、周辺住宅が複数階建てである場合には、周辺住宅の上階側から中間領域部4への視線を屋根3によって遮ることができるので、中間領域部4におけるプライバシーを確保できる。
According to the invention of
Further, when the peripheral house has a plurality of floors, the
本発明によれば、中間領域部への雨の浸入を抑えるとともに採光性を確保し、開放感を高めることができる。 According to the present invention, it is possible to suppress the infiltration of rain into the intermediate region, secure the daylighting property, and enhance the feeling of openness.
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。ただし、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の技術的範囲を以下の実施形態および図示例に限定するものではない。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. However, although the embodiments described below are provided with various technically preferable limitations for carrying out the present invention, the technical scope of the present invention is not limited to the following embodiments and illustrated examples. Absent.
図1において符号1は、建物を示す。この建物1は平屋の住宅であり、屋内空間に複数の部屋が配設された建物本体2と、この建物本体2の上に構築される屋根3と、を備える。
なお、屋根3は、図6,図7に示すように、招き屋根の形状に近い切妻屋根、または切妻屋根の形状に近い招き屋根であり、南向きの屋根面が北向きの屋根面よりも広く設定されている。当該南向きの屋根面には、図3に示すように、太陽電池アレイ3aが設置されている。
In FIG. 1,
As shown in FIGS. 6 and 7, the
建物本体2は、図4〜図7に示すように、床面の高さ位置が異なる複数の層A,B,Cに分かれるとともに、これら複数の層A,B,Cのそれぞれに部屋が配置された状態に構成されている。
これら複数の層A,B,Cにおける最下層は第一層Aであり、建物本体2における大部分を占めている。第一層Aよりも高い層は第二層Bであり、後述する中間部屋11が設けられる。第二層Bよりも高い層は第三層Cであり、後述するロフト9aが設けられる。なお、第二層Bおよび第三層Cは、建築基準法上、床面積に算入されない広さ(面積・天井高)で設計されている。すなわち、建物1は、平屋建てでありながら、上下三層に分かれて構成された状態となっている。
また、後述するが、建物本体2に設けられた各部屋は、その天井の高さ位置(D〜H)が複数種類に設定されている。
さらに、建物本体2は、図1〜図4に示すように、南向きの正面側が雁行型に形成されている。より具体的には、間口寸法における西側の略半分に相当する部位が、東側の略半分に相当する部位に対して前方に突き出した状態となっている。
As shown in FIGS. 4 to 7, the
The lowest layer in these plurality of layers A, B, and C is the first layer A, which occupies most of the
Further, as will be described later, each room provided in the
Further, as shown in FIGS. 1 to 4, the building
建物本体2正面における東側の略半分に相当する部位は、屋内空間と屋外空間との中間領域となる中間領域部4とされている。この中間領域部4は、所謂テラスであり、建物本体2における南東のコーナー部に位置するとともに屋根3の下方に設けられている。
中間領域部4(テラス)の床面はウッドデッキからなる床4aによって構成されている。この床4aは、中間領域部4の床面だけでなく、上記の西側半分に相当する部位の屋内空間に配置される和室8(後述する)の屋外空間側と、建物本体2の東側にも延出して設けられている。このような床4aの屋外空間側の先端部は、図6,図7に示すように、屋根3のうち南側の部分における軒先部の突端よりも、やや建物本体2側に位置している。
さらに、中間領域部4の床面(床4aの上面)の高さ位置と、建物本体2の屋内空間のうち正面側に配置される各部屋の床面の高さ位置とは略等しく設定されている。
また、中間領域部4(テラス)の天井面は、屋根3の軒裏に水平に設けられた天井4b(軒天井)によって構成されている。
このような中間領域部4における天井高は、本実施形態では3.0メートル前後に設定されている。建築基準法における居室の天井高は2.1メートル以上とされており、中間領域部4は、それよりも0.9メートル高く設定されているため、開放感のある状態となっている。
なお、後述するが、この中間領域部4の天井の高さ位置は、第三天井高さ位置Fに設定されているものとする。
The portion corresponding to approximately half of the east side in front of the
The floor surface of the intermediate region portion 4 (terrace) is composed of a
Further, the height position of the floor surface (upper surface of the
The ceiling surface of the intermediate region portion 4 (terrace) is composed of a
The ceiling height in such an
As will be described later, it is assumed that the ceiling height position of the
なお、中間領域部4とは、屋内空間と屋外空間との中間領域ではあるものの、あくまで屋外空間にあるスペースであり、屋根3の下方に設けられているとともに屋外空間に向かって開放された状態となっている。すなわち、中間領域部4は、屋内空間と屋外空間との中間領域となる屋根3下方の屋外スペースであり、住人が、屋内空間の延長部のような感覚で利用できるスペースを指している。
また、中間領域部4はこのように屋外空間であるため、本実施形態では、中間領域部4における床4aとして、例えば上述のようなウッドデッキが採用されている。その他にも、中間領域部4における床として土間床を採用してもよい。すなわち、中間領域部4における床4aは、耐水性や耐候性に優れた素材が用いられるか、そのような加工が施されたものであることが望ましい。さらに、この中間領域部4における床4aには、屋内空間への水の浸入を防ぐための手段が講じられているものとする。
また、中間領域部4は、建物本体2のコーナー部に設けられているものとしたが、コーナー部とは、いわゆる建物の四隅だけに限られるものではなく、出隅や入隅の発生する箇所全般を指しているものとする。したがって、中間領域部4は、本実施形態で説明するような建物本体2の四隅に当たるコーナー部に設けられるだけでなく、例えば平面視略凹型に構成された建物本体の凹部に設けられてもよいものとする。
Although the
Further, since the
Further, the
建物本体2における正面側の部位のうち、前方に突き出した部位の西側の箇所に、玄関ポーチと玄関土間と玄関ホールとが南北方向に連続して形成された玄関5が配置されている。
Among the parts on the front side of the building
玄関5の北側には、トイレと洗面脱衣室と浴室とが南北方向に連続して形成されたサニタリースペース6が配置されている。
On the north side of the
玄関5の東側には、リビングルームとダイニングルームとキッチンルームの機能を一室に併存させた居室7が、建物本体2の東側端部まで達する範囲に配置されている。
リビングルームとダイニングルームとキッチンルームとの間に明確な区切りはないが、リビングルームには、住人が寛ぐためのソファ等の家具が設置されている。ダイニングルームにはダイニングテーブルが設置され、キッチンルームには流し台等の調理設備が設置されている。
このような居室7は、ダイニングルームの中間付近を境にして西側と東側とで天井15,16の高さ位置が異なる。これら天井15,16の高さ位置が異なる領域のうち、天井16の高さ位置が、基準となる第一天井高さ位置Dに設定された領域を第一部屋7aと称し、天井15の高さ位置が、第一天井高さ位置Dよりも高い第二天井高さ位置Eに設定された領域を第二部屋7bと称する。
第一部屋7aは、居室7におけるキッチンルームおよびダイニングルームの一部を含んだ領域であり、床面から天井16までの高さである天井高は2.4メートル前後に設定されている。この天井高2.4メートルは、近年の住宅におけるリビングルーム等の一般的な天井高である。
第二部屋7bは、居室7におけるリビングルームおよびダイニングルームの一部を含んだ領域であり、床面から天井15までの高さである天井高は4.0メートル前後に設定されている。
また、これら第一部屋7aと第二部屋7bの床面は同一の高さに設定されている。
なお、第一部屋7aの天井16の高さ位置と、玄関5およびサニタリースペース6の天井の高さ位置は略等しく設定されている。すなわち、玄関5およびサニタリースペース6も第一天井高さ位置Dに設定されている。
On the east side of the
There is no clear division between the living room, the dining room and the kitchen room, but the living room is equipped with furniture such as a sofa for the residents to relax. A dining table is installed in the dining room, and cooking facilities such as a sink are installed in the kitchen room.
In such a
The
The
Further, the floor surfaces of the
The height position of the
また、第一部屋7aの上方には、屋根裏空間を利用して、建物本体2の第三層Cであるロフト9aが形成されている。このロフト9aは、後述する中間部屋11から階段11cによって行き来することができる。
ロフト9aの天井の高さ位置は、第二部屋7bと略等しく設定されている。すなわち、第二天井高さ位置Eに設定されている。そして、床面から天井までの天井高は、0.8〜1.4メートルに設定されている。
Further, above the
The height position of the ceiling of the
第一部屋7aの南側の、建物本体2の雁行型に形成された部位に当たる箇所には、畳が敷かれた和室8が配置されている(和室8に代えて、サンルームやその他の部屋でもよい)。
和室8に敷かれた畳は、一辺が半畳分の長さに設定された正方形状に形成されている。そして、その畳が、西側の押入れ収納を除く位置に9枚敷き詰められている。
また、この和室8の天井の高さ位置は、中間領域部4と同様に、第三天井高さ位置Fに設定されている。
また、この和室8の床面(畳の表面)の高さ位置と、第一部屋7aの床面の高さ位置は、図7に示すように略等しく設定されている。
さらに、和室8の屋外空間側には、中間領域部4側から連続する床4aが設けられており、開口部8aを通じて出入りできるようになっている。
なお、開口部8aは、後述する第一開口部21aと同程度の高さに形成されているものとする。
A Japanese-
The tatami mats laid in the Japanese-
Further, the ceiling height position of the Japanese-
Further, the height position of the floor surface (tatami surface) of the Japanese-
Further, on the outdoor space side of the Japanese-
It is assumed that the
第一部屋7aの北側には、主寝室9が配置されている。
主寝室9の床面の高さ位置と、第一部屋7aの床面の高さ位置は、図7に示すように略等しく設定されている。
また、この主寝室9の天井の高さ位置は、第二天井高さ位置Eよりも低く、第三天井高さ位置Fよりも高い第四天井高さ位置Gに設定されている。そして、床面から天井までの天井高は、3.5メートル前後に設定されている。
The master bedroom 9 is arranged on the north side of the
The height position of the floor surface of the master bedroom 9 and the height position of the floor surface of the
Further, the ceiling height position of the master bedroom 9 is set to the fourth ceiling height position G, which is lower than the second ceiling height position E and higher than the third ceiling height position F. The ceiling height from the floor to the ceiling is set to around 3.5 meters.
第二部屋7bの北側には、上下二層に形成されたスペースがあり、その下層には収納部10が配置され、上層には、第二部屋である中間部屋11が配置されている。
収納部10の床面は、図6に示すように、建物本体2の第一層Aに配置された他の部屋の床面と略等しい高さに設定されている。
建物本体2の第一層Aにおける床のうち、収納部10が配置される箇所の床の上方に中間床11aが設けられており、この中間床11aの下方が収納部10とされ、上方が第三部屋11である中間部屋11とされている。
On the north side of the
As shown in FIG. 6, the floor surface of the
Of the floors in the first layer A of the
収納部10は、建物本体2の床と中間床11aとの間に設けられた物品収納用のスペースであり、天井の高さ位置は、第一天井高さ位置Dよりも低い第五天井高さ位置Hに設定されている。そして、床面から天井までの天井高が0.8m〜1.4mの範囲で適宜変更可能である。この0.8m〜1.4mの天井高とは、人が収納部10に入って、何とか作業ができる最低限の高さを確保するための高さ範囲であり、かつ、このように天井高を必要最小限に抑えることで、建物1の高さが高くなることによって隣接する建物に及ぼす日照減少等の影響を極力少なくすることができる高さ範囲である。
収納部10は、図5に示すように、第二部屋7b側の出入口10aと、主寝室9側の出入口10bとから出入り可能となっている。
第二部屋7b側の出入口10aは、可動収納家具10cによって開閉可能とされている。この可動収納家具10cは、第二部屋7bと収納部10との間に設けられた壁10dの収納部10側面に沿ってスライド可能に構成されている。また、この可動収納家具10cは箱型に形成され、第二部屋7b側から物品の出し入れが可能となっている。
The
As shown in FIG. 5, the
The
第三部屋11である中間部屋11は、建物本体2の第二層Bに設けられる領域であり、上述のように、収納部10の上方に配置されるため、第二部屋7b等がある第一層Aの各部屋よりも半階高い位置に配置され、第一部屋7aのダイニングルームから中間床11aに設けられた階段11bを通じて行き来できる。
また、中間部屋11は、建物本体2の北東におけるコーナー部に位置しており、仕切壁によって南側と北側に仕切られている。
中間部屋11における南側のスペースは、住人全員が利用できる共有スペース12とされている。また、北側のスペースは、例えば子供が使用する寝室13(子供部屋とも言う)とされている。
第三部屋である中間部屋11のうち、第二部屋7b側の縁部(すなわち、共有スペース12の縁部)には上端部が天井に達しない高さに設定された手摺壁14が設けられている。つまり、手摺壁14の上方空間を介して、第二部屋7bのリビングルームと中間部屋11(共有スペース12)とが連通した状態となっている。
共有スペース12には、手摺壁14と東側の外壁(後述する第三壁23)に沿ってL型の机と椅子とが設置されている。そのため、例えば子供が机に向かっている際にも、第一部屋7aや第二部屋7b側の人の気配を感じることができるようになっている。
The intermediate room 11 which is the third room 11 is an area provided in the second layer B of the building
Further, the intermediate room 11 is located at a corner portion in the northeast of the building
The space on the south side of the intermediate room 11 is a shared
Of the intermediate room 11 which is the third room, the edge portion on the
In the
手摺壁14の上方に位置する天井15は、図6に示すように、第二部屋7bと、中間部屋11の上方に位置するものであり、水平に形成された箇所と、屋根3の勾配に合わせて傾斜した箇所とがある。また、屋根3の棟近傍の下方に手摺壁14が配置された状態となっている。
第一部屋7a側の天井16は水平に形成されており、第二部屋7bと第三部屋である中間部屋11の上方に位置する上記の天井15は、第一部屋7a側の天井16よりも高く設定されている。したがって、天井15の下方に位置する第二部屋7bは、上方に吹き抜けた状態となっており、開放感がある。
なお、和室8の天井は、第一部屋7a側の天井16よりも高く設定されているので、住人が第一部屋7aから屋外空間側に目を向けた時に視界が広がるように感じさせることができる。
As shown in FIG. 6, the
The
Since the ceiling of the Japanese-
屋根3のうち、第三部屋である中間部屋11(特に、共有スペース12)の上方に位置する箇所には、開閉自在に構成された天窓17が形成されている。この天窓17は、屋根3から天井15にかけて形成された筒状部17aの上端開口を開閉することができる。
また、筒状部17aは下方に向かうにつれて拡径するように形成されており、天窓17から取り込んだ光を広範囲に届けることができる。
A
Further, the
続いて、中間領域部4を主たる構成要素として発揮される建物1の機能について詳細に説明する。
この中間領域部4は、第二部屋7bに隣接し、かつ床面4aの高さ位置が第一層Aと略等しく設定されるとともに天井4bの高さ位置が第一天井高さ位置Dと第二天井高さ位置Eとの中間付近である第三天井高さ位置Fに設定されるものである。
Subsequently, the function of the
The
建物本体2は、図1〜図4等に示すように、中間領域部4に面するとともに正面を向いて設けられている第一壁21と、中間領域部4に面するとともに第一壁21と直交して設けられている第二壁22と、を有する。
さらに、中間領域部4には、第二壁22とは反対側に位置するとともに屋根3を支持する屋根支持部25が設けられている。この屋根支持部25は、図1,図4に示すように矩形壁状(パネル状)に形成されており、第一壁21に対して直交する方向に配置されるとともに第二壁22と平行に配置されている。
すなわち、中間領域部4は、これら第一壁21、第二壁22、屋根支持部25と、上記の床4aおよび天井4bとによって囲まれている。
なお、屋根支持部25は耐力壁であり、屋根3を確実に支持することができる。また、本実施形態では耐力壁としたが、これに限られるものではなく、例えば一本または複数の柱状体でもよい。
As shown in FIGS. 1 to 4, the building
Further, the
That is, the
The
第一壁21は、中間領域部4と第二部屋7bとの間に位置している外壁である。また、この第一壁21も耐力壁である。
第一壁21の幅寸法は、建物本体2の間口寸法における少なくとも略半分を占める長さに設定されている。すなわち、上述のように、建物本体2は、間口寸法における西側の略半分に相当する部位が前方に突き出しており、東側の略半分に相当する部位に中間領域部4が設けられている。そのため、中間領域部4を構成する第一壁21の幅寸法は、建物本体2の間口寸法における略半分を占める長さに設定されている。
The
The width dimension of the
図1〜図4等に示すように、第一壁21のうち、第二壁22側が、窓の無い状態で屋内空間と屋外空間とを隔てる仕切壁部21bとされている。
仕切壁部21bは、この仕切壁部21bが設けられた箇所において中間領域部4と第二部屋7bとを完全に隔絶するものであり、視線や光、風を通さない建築材料によって形成され、内部には断熱材が充填されている。
As shown in FIGS. 1 to 4 and the like, the
The
また、第一壁21のうち、仕切壁部21bの無い箇所は、屋内空間と屋外空間とを連通する第一開口部21aとされている。
第一開口部21aは、中間領域部4の床4a(ウッドデッキ)から天井4b(軒天井)までの高さと略等しく設定されている。つまり、第一開口部21aの高さ寸法は、中間領域部4の天井高と同様に、3.0メートル前後に設定されている。
第一開口部21aには、窓サッシ等の建具が取り付けられている。より具体的には、第一開口部21aの上端部には、ガラス窓である嵌め殺し窓が取り付けられ、その下方には、ガラス窓である掃き出し窓が取り付けられている。掃き出し窓の開閉は、引戸形式(引き違い戸)でもよいし、観音開き形式でもよいし、折戸形式でもよい。
なお、第一開口部21aは、高さ方向に大きくしたものである。すなわち、高さ方向に開口を広げて採光や開放感を得ようとするものである。このような本実施形態の第一開口部21aによれば、建物1のエネルギー効率を高めるために、その面積を極力広げないようしながら、採光性や開放感を得ることが可能となっている。
Further, in the
The
Joinery such as a window sash is attached to the
The
第二壁22は、中間領域部4と和室8との間に位置している。また、この第二壁22も耐力壁である。
第二壁22の幅寸法は、第一壁21の幅寸法の略半分の長さに設定されている。建物本体2の間口寸法が例えば10メートルであった場合、第一壁21の幅寸法は5メートルに設定されており、第二壁22の幅寸法は、その半分の2.5メートルとなる。つまり、建物本体2における正面西側の前方に突き出した部分は、第一壁21に対して2.5メートル分、突き出した状態となる。
なお、本実施形態では、建物本体2の間口寸法が11メートル前後に設定されている。そのため、第一壁21の幅寸法は5.5メートル前後に設定され、第二壁22の幅寸法は2.75メートル前後に設定されている。
このような寸法設定を鑑みれば、第一壁21は、建物本体2における正面西側の前方に突き出した部分に対して、かなり屋内空間側の奥まった位置に設けられた状態となっている。換言すれば、中間領域部4は、奥行きのあるスペースとして建物本体2の正面に設けられることになる。
The
The width dimension of the
In this embodiment, the frontage dimension of the
In view of such dimensional setting, the
図2,図4,図6に示すように、第二壁22のうち、この第二壁22と第一壁21とで形成される入隅部側の端部には、屋内空間と屋外空間とを連通する第二開口部22aが形成されている。また、第二壁22のうち、第二開口部22aがない部分は、窓の無い状態で屋内空間と屋外空間とを隔てる仕切壁部22bとされている。
第二開口部22aは、中間領域部4の床4a(ウッドデッキ)から天井4b(軒天井)までの高さと略等しく設定されている。つまり、第一開口部21aの高さ寸法と略等しく設定されている。
第二開口部22aには、窓サッシ等の建具が取り付けられている。より具体的には、第二開口部22aの上端部には、ガラス窓である嵌め殺し窓が取り付けられ、その下方には、ガラス窓である掃き出し窓が取り付けられている。掃き出し窓の開閉は、引戸形式(引き違い戸)でもよいし、観音開き形式でもよいし、折戸形式でもよい。
As shown in FIGS. 2, 4, and 6, of the
The
Joinery such as a window sash is attached to the
屋根支持部25は、上述のように、矩形壁状に形成されて中間領域部4に設けられている。
より詳細に説明すると、屋根支持部25は、図4に示すように、建物本体2の東側に位置する外壁の延長線上に、当該延長線に沿って配置されている。すなわち、屋根支持部25は第一壁21から離間して配置されている。
そして、第一壁21と屋根支持部25との間は、中間領域部4と屋外空間とを連通するように開口しており、屋外空間から中間領域部4側に向かって光を差し込ませるための採光部25aとされている。
また、採光部25aと第一開口部21aは、直交し合うような位置関係で隣り合って配置されており、採光部25aと第二開口部22aは、互いに向き合うようにして配置されている。
つまり、採光部25aからは、屋外空間の南東側から第一開口部21aに向かって光を差し込ませることができるとともに、屋外空間の東側から第二開口部22aに向かって光を差し込ませることができる。
As described above, the
More specifically, as shown in FIG. 4, the
The
Further, the
That is, from the
一方、建物本体2の屋内空間においては、第二部屋7bが、第一壁21を介して中間領域部4と隣り合い、第三部屋である中間部屋11が、第一壁21との間に第二部屋7bを挟んだ状態で当該第二部屋7bに隣り合った状態となっている。
そして、共有スペース12の縁部に設けられた手摺壁14と、第一壁21の第一開口部21aとが、図6に示すように、第二部屋7bの特にリビングルームの上方空間を介して対向している。さらに、手摺壁14の上端面は、第一開口部21aの上端部よりも下方に位置しており、例えば共有スペース12の机で、椅子に座りながら作業を行う際に、目線の先には第一開口部21aがあり、さらにその先に屋外空間がある状態となる。
On the other hand, in the indoor space of the building
Then, as shown in FIG. 6, the
また、図4に示すように、第二層Bには、手摺壁14と直交して配置されているとともに屋外空間に面する第三壁23が設けられている。そして、この第三壁23には、屋外空間から屋内空間に向かって光を差し込ませるための第三開口部23aが形成されている。
すなわち、建物本体2の東側に位置する外壁が第三壁23であり、この第三壁23に、第三開口部23aが形成されている。
より詳細に説明すると、第三開口部23aは、共有スペース12に面して、かつ、共有スペース12に置かれたL型の机よりも上方に配置されている。しかも、この第三開口部23aの上端部は、手摺壁14の上端よりも上方に位置している。これにより、この第三開口部23aから共有スペース12および第二部屋7bに光を差し込ませることができる。
Further, as shown in FIG. 4, the second layer B is provided with a
That is, the outer wall located on the east side of the
More specifically, the
また、図4に示すように、第二層Bには、手摺壁14と平行して配置されているとともに屋外空間に面する第四壁24が設けられている。そして、この第四壁24には、第一壁21の第一開口部21aと対向する位置関係となる第四開口部24aが形成されている。
すなわち、建物本体2の北側に位置する外壁が第四壁24であり、この第四壁24に、第四開口部24aが形成されている。
より詳細に説明すると、第四開口部24aは、第二層Bにある中間部屋11の北側スペース(子供部屋)に位置する開口部である。中間部屋11は、上述のように仕切壁によって南北に仕切られており、この仕切壁には戸によって開閉可能な出入口が形成されており、当該出入口と第四開口部24aとが対向し合う位置関係となっている。
Further, as shown in FIG. 4, the second layer B is provided with a
That is, the outer wall located on the north side of the
More specifically, the
以上のように構成された建物1は、採光や通風に係る機能を発揮することができる。
すなわち、中間領域部4は、比較的軒の出の長い屋根3の下方に設けられるものであるが、屋内空間と屋外空間との中間領域であるため、屋外空間から中間領域部4に対して光を差し込ませることができる。中間領域部4に差し込んだ光は、第一開口部21aから第二部屋7bに差し込まれ、第二開口部22aから和室8や第一部屋7a側に差し込まれる。
また、季節によって太陽光の角度は異なり、夏季の日射角は高いため太陽光は屋根3の軒先部によって好適に遮られる。一方、冬季の日射角は低いため太陽光は部屋7まで差し込むことになる。
さらに、建物本体2の東側にある第三開口部23aからも屋内空間(特に共有スペース12およびその周囲)に光を差し込ませることができる。
さらに、屋根3に形成された天窓17からも屋内空間(特に共有スペース12およびその周囲)に光を差し込ませることができる。
The
That is, the
Further, since the angle of sunlight varies depending on the season and the solar radiation angle is high in summer, the sunlight is suitably blocked by the eaves of the
Further, light can be inserted into the indoor space (particularly the
Further, light can be injected into the indoor space (particularly the
また、第一壁21の第一開口部21aを開放するとともに、中間部屋11において南北を仕切る仕切壁の出入口を開放し、さらに第四壁24の第四開口部24aを開放することによって、南北方向に風を通すことができる。
さらに、天窓17を開放することによって、上下方向にも風を通すことができるようになっている。
また、図5に示すように、収納部10は二つの出入口10a,10bを備えるため、双方の出入口10a,10bを開放することによって、収納部10内にも風を通すことができる。
Further, by opening the
Further, by opening the
Further, as shown in FIG. 5, since the
以上のように構成された建物1は、本実施形態では平屋であるとしたが、これに限られるものではなく、複数階建ての建物であってもよい。この場合、中間領域部4は、建物本体における最上階のコーナー部に設けられることが好ましい。最上階よりも下方の階のコーナー部に設けられる場合には、上階構造(例えば中間領域部4の上方に位置する部屋など)を屋根3に代えて適用してもよいものとする。
また、第一部屋7aおよび第二部屋7bはリビングルーム等を有する居室7としたが、これに限られるものではなく、寝室や子供部屋等の部屋でもよい。
また、第一部屋7aと第二部屋7bは壁によって区切られた個別の部屋であってもよいし、必ずしも隣接していなくてもよい。つまり、第一部屋7aが基準となる第一天井高さ位置Dに設定され、中間領域部4に隣接する第二部屋7bが第二天井高さ位置Eに設定されていればよい。
Although the
Further, the
Further, the
本実施の形態によれば、屋内空間と屋外空間との中間領域となる中間領域部4は、屋根3の下方に設けられているので、住人は、この中間領域部4を屋内空間の延長部のような感覚で利用することができる。そのため、屋内空間と屋外空間との間を行き来しやすくなり、屋内空間と屋外空間とが、あたかも一続きの空間であるかのような印象を与えることができるので、開放感を高めることができる。
また、第一壁21には、第一層Aと略等しい高さ位置に設定された床面4aから、第一天井高さ位置Dと第二天井高さ位置Eとの中間付近である第三天井高さ位置Fに設定された天井4bまでの高さ寸法と略等しい高さ寸法に設定された第一開口部21aが形成されているので、高さ寸法のある窓開口を確保できるとともに、中間領域部4と第二部屋7bとの間から、例えば垂れ壁のように目線の上にある壁を無くすことができる。これにより、例えば高さ寸法の低い開口に比して採光性を高めることができるので、その分、第一壁21の位置を奥まった位置に寄せて配置することができる。そのため、中間領域部4の奥行きを広く確保することができるので、中間領域部4への雨の浸入を抑えるとともに採光性を確保でき、中間領域部4を利用する人に対して開放感を与えることができる。さらに、このような高さ寸法のある第一開口部21aによれば、中間領域部4や第二部屋7bにいる人への圧迫感を少なくすることができるとともに、視線を遮るものを少なくすることができるので、開放感を高めることができる。
また、手摺壁14と第一開口部21aとが、第二部屋7bの上方空間を介して対向し、第一開口部21aの上端部は、手摺壁14の上端部よりも上方に位置しているので、第一開口部21aを介して第三部屋11から屋外空間を見ることができる。そのため、第二部屋7bから屋外空間を見た時の開放感を高めることができるだけでなく、第二層Bに配置された第三部屋11から屋外空間を見た時にも開放感を高めることができる。
According to the present embodiment, the
Further, on the
Further, the
また、屋根支持部25は第一壁21から離間して配置され、これら屋根支持部25と第一壁21との間が、屋外空間から第一開口部21aに向かって光を差し込ませるための採光部25aとされているので、たとえ第一壁21が中間領域部4における奥まった位置に設けられた場合であっても、第二壁22とは反対側に位置する採光部25aから第一開口部21aへの採光を確保しやすい。すなわち、屋外空間の光を、採光部25aおよび第一開口部21aを介して屋内空間に差し込ませることができるので、屋内空間への採光性を向上させることができる。
Further, the
また、第二壁22に形成された第二開口部22aと採光部25aは、互いに向き合うようにして配置されているので、採光部25aから中間領域部4側に差し込んだ光を、第二開口部22aを介して、第二開口部22aの屋内空間側にある部屋(和室8)にも差し込ませることができる。すなわち、屋外空間の光を、採光部25aおよび第二開口部22aを介して屋内空間に差し込ませることができるので、屋内空間への採光性をより向上させることができる。
Further, since the
また、手摺壁14と直交する第三壁23に形成された第三開口部23aから屋内空間に向かって光を差し込ませることができるので、第三部屋11はもとより、第三部屋11における手摺壁14の上方空間を介して第二部屋7b側にも採光を確保できる。
Further, since light can be injected toward the indoor space from the
また、屋根3のうち第三部屋11の上方に位置する箇所に天窓17が形成されているので、屋外空間の光を、天窓17から第三部屋11に差し込ませることができる。また、天窓17から差し込む光を、第三部屋11における手摺壁14の上方空間を介して第二部屋7bにも差し込ませることができる。そのため、屋内空間への採光性をより向上させることができる。
さらに、第一開口部21aから天窓17に向かって、またはその逆方向に風を通り抜けさせることができるので、屋内空間における通風性を向上させることができる。そのため、中間領域部4および屋内空間における開放感の向上に貢献できる。
これによって、屋内空間における居住の快適性をより向上させることができる。
Further, since the
Further, since the wind can pass through from the
As a result, the comfort of living in the indoor space can be further improved.
また、第四壁24には、第一開口部21aと対向する位置関係となる第四開口部24aが形成されているので、第四開口部24aから第一開口部21a側、すなわち第三部屋11および第二部屋7bへの採光を確保できる。さらに、第一開口部21aから第四開口部24aに向かって、またはその逆方向に風を通り抜けさせることができるので、屋内空間における通風性をより向上させることができる。
Further, since the
また、第一壁21の幅寸法は、建物本体2の間口寸法における少なくとも略半分を占める長さに設定されているので、建物1全体において中間領域部4が占める割合を大きくすることができる。したがって、この中間領域部4を、住人に対して、単に建物1の一画に過ぎないという印象ではなく、その場に居つくことのできる住空間の一つとして印象付けることができる。
さらに、第二壁22の幅寸法は、第一壁21の幅寸法の略半分の長さに設定されているので、第二壁22と直交する第一壁21の位置を、屋内空間側に寄せて設けることができ、中間領域部4の奥行を屋内空間側に深くすることができる。これによって、中間領域部4内を雨に濡れにくい空間とすることができるので、屋内空間の延長部として居心地よくすることができる。また、雨天時に洗濯物を干すスペースとしても利用できる。さらに、夏場には屋根3によって日差しを遮りながら、第一開口部21aから屋内空間に風を取り込むことができるので、屋内空間における居住環境を快適にすることができる。つまり、中間領域部4および屋内空間における居住の快適性を向上させることができる。
Further, since the width dimension of the
Further, since the width dimension of the
また、建物1が平屋であるため、斜線制限等の法令に基づく高さ制限を過剰に気にすることなく、屋内空間における天井高を高くすることができる。そして、屋内空間の天井高を高くするのに伴って、第一開口部21aの高さも高くすることができるので、天井高が低いことによる圧迫感を軽減でき、開放感を高めることができる。
また、周辺住宅が複数階建てである場合には、周辺住宅の上階側から中間領域部4への視線を屋根3によって遮ることができるので、中間領域部4におけるプライバシーを確保できる。
Further, since the
Further, when the peripheral house has a plurality of floors, the
1 建物
2 建物本体
3 屋根
4 中間領域部
4a 床
4b 天井
7a 第一部屋
7b 第二部屋
8 和室
10 収納部
11 中間部屋(第三部屋)
14 手摺壁
17 天窓
21 第一壁
21a 仕切壁部
21b 第一開口部
22 第二壁
22b 第二開口部
25 屋根支持部
25a 採光部
A 第一層
B 第二層
C 第三層
D 第一天井高さ位置
E 第二天井高さ位置
F 第三天井高さ位置
G 第四天井高さ位置
H 第五天井高さ位置
1
14
Claims (8)
建物本体は、床面の高さ位置が異なる複数の層に分かれるとともに、これら複数の層のそれぞれに部屋が配置された状態に構成され、
前記複数の層のうち最も低い層である第一層には、
天井が、基準となる第一天井高さ位置に設定された第一部屋と、
前記中間領域部及び前記第一部屋に隣接するとともに、天井が、前記第一天井高さ位置よりも高い第二天井高さ位置に設定された第二部屋と、
前記中間領域部及び前記第一部屋に隣接するとともに、天井が、前記第一天井高さ位置と前記第二天井高さ位置との中間付近である第三天井高さ位置に設定された第四部屋と、が配置され、
前記中間領域部と前記第四部屋は建物の間口方向に隣接し、前記中間領域部と前記第二部屋は建物の奥行き方向に隣接し、前記第四部屋と前記第一部屋は奥行き方向に隣接し、前記第一部屋と前記第二部屋は建物の間口方向に隣接しており、
前記第三天井高さ位置は、3.0メートル前後に設定されており、
前記複数の層のうち前記第一層よりも床面の高さ位置が高い第二層には、前記中間領域部との間に前記第二部屋を挟んだ状態で前記第二部屋に隣接するとともに前記第二部屋と前記天井を共有する第三部屋が設けられ、
前記第三部屋のうち前記第二部屋側の縁部には、上端部が天井に達しない高さに設定され、かつ前記第二部屋と前記第三部屋とを仕切る手摺壁が設けられ、前記第三部屋には、前記手摺壁に沿って机が設置されており、
前記中間領域部は、床面の高さ位置が前記第一層と略等しく設定されるとともに、天井が、前記第三天井高さ位置に設定され、
前記中間領域部には、
前記中間領域部と前記第二部屋との間に位置する外壁である第一壁と、
前記中間領域部と前記第四部屋との間に位置するとともに前記第一壁と直交する外壁である第二壁と、
前記第二壁とは反対側に位置するとともに前記屋根を支持する屋根支持部と、が設けられ、
前記第一壁のうち前記第二壁側は、窓の無い状態で屋内空間と屋外空間とを隔てる第一仕切壁部とされ、
前記第一壁のうち前記第一仕切壁部ではない箇所には、前記中間領域部の床面から天井までの高さ寸法と略等しい高さ寸法に設定されて屋内空間と屋外空間とを連通する第一開口部が形成されており、
前記第二壁のうち前記第一壁と共に形成する入隅部側の端部には、前記中間領域部の床面から天井までの高さ寸法と略等しい高さ寸法に設定されて屋内空間と屋外空間とを連通する第二開口部が形成され、
前記第二壁のうち前記第二開口部が無い部分は、窓の無い状態で屋内空間と屋外空間とを隔てる第二仕切壁部とされており、
前記第一壁における前記第一仕切壁部と、前記第二壁における前記第二仕切壁部と、前記屋根支持部と、は耐力壁であり、
前記第一開口部の上端部には、ガラス窓である嵌め殺し窓が取り付けられ、当該嵌め殺し窓の下方には、ガラス窓である掃き出し窓が取り付けられており、
前記第二開口部の上端部には、ガラス窓である嵌め殺し窓が取り付けられ、当該嵌め殺し窓の下方には、ガラス窓である掃き出し窓が取り付けられており、
前記手摺壁と前記第一開口部における前記嵌め殺し窓とが、前記第二部屋の上方空間を介して対向し、前記第一開口部における前記嵌め殺し窓の上端部は、前記手摺壁の上端部よりも上方に位置していることを特徴とする建物。 Provided below the roof, the Ri Do an intermediate region between the indoor space and the outdoor space, and with an intermediate area part shield is not between the front side of the outdoor space building,
Building body, as well as the height position of the floor surface is divided into a plurality of different layers are configured in a state where the room is arranged on each of the plurality of layers,
The first layer, which is the lowest layer among the plurality of layers,
The first room where the ceiling is set to the standard first ceiling height position,
A second room adjacent to the intermediate region and the first room , and the ceiling is set at a second ceiling height position higher than the first ceiling height position.
A fourth ceiling that is adjacent to the intermediate region and the first room and has a ceiling set at a third ceiling height position that is near the middle between the first ceiling height position and the second ceiling height position. The room and is arranged,
The intermediate area portion and the fourth room are adjacent to each other in the frontage direction of the building, the intermediate area portion and the second room are adjacent to each other in the depth direction of the building, and the fourth room and the first room are adjacent to each other in the depth direction. However, the first room and the second room are adjacent to each other in the frontage direction of the building.
The height position of the third ceiling is set to around 3.0 meters.
Of the plurality of layers, the second layer having a higher floor surface height than the first layer is adjacent to the second room with the second room sandwiched between the intermediate region and the second layer. A third room that shares the ceiling with the second room is also provided.
The edge of the third room on the second room side is provided with a handrail wall whose upper end is set to a height that does not reach the ceiling and which separates the second room from the third room. In the third room, a desk is installed along the handrail wall .
The intermediate region portion, together with the height of the floor surface is set to be substantially equal to the said first layer, ceiling, is set before Symbol third ceiling height position,
In the intermediate region,
A first wall is an outer wall which is located between the second room and the intermediate region portion,
A second wall located between the intermediate region and the fourth room and an outer wall orthogonal to the first wall ,
A roof support portion located on the opposite side of the second wall and supporting the roof is provided.
Of the first wall , the second wall side is a first partition wall portion that separates the indoor space and the outdoor space without a window.
The portion of the first wall that is not the first partition wall portion is set to a height dimension substantially equal to the height dimension from the floor surface to the ceiling of the intermediate region portion to communicate the indoor space and the outdoor space. first opening which is formed,
Of the second wall, the end portion on the entrance corner side formed together with the first wall is set to a height dimension substantially equal to the height dimension from the floor surface to the ceiling of the intermediate region portion to form an indoor space. A second opening that communicates with the outdoor space is formed,
The portion of the second wall that does not have the second opening is a second partition wall that separates the indoor space from the outdoor space without a window.
The first partition wall portion of the first wall, the second partition wall portion of the second wall, and the roof support portion are bearing walls.
A fitting window, which is a glass window, is attached to the upper end of the first opening, and a sweep-out window, which is a glass window, is attached below the fitting window.
A fitting window, which is a glass window, is attached to the upper end of the second opening, and a sweep-out window, which is a glass window, is attached below the fitting window.
The handrail wall and the fitting window in the first opening face each other through the space above the second room, and the upper end of the fitting window in the first opening is the upper end of the handrail wall. A building characterized by being located above the department.
前記屋根支持部は前記第一壁から離間して配置され、これら屋根支持部と第一壁との間は、前記屋外空間から前記第一開口部に向かって光を差し込ませるための採光部とされていることを特徴とする建物。 In the building according to claim 1.
Prior Symbol roof support portion spaced apart from the first wall, between these roof support portion and the first wall, lighting part for plugged light toward from the outdoor space into the first opening The building is characterized by being said to be.
前記第二開口部と前記採光部は、互いに向き合うようにして配置されていることを特徴とする建物。 In the building according to claim 2.
Before Symbol the lighting unit and the second opening, a building, characterized in that it is arranged so as to face each other.
前記第二層には、前記手摺壁と直交して配置されるとともに前記屋外空間に面する第三壁が設けられ、
前記第三壁には、前記屋外空間から前記屋内空間に向かって光を差し込ませるための第三開口部が形成されていることを特徴とする建物。 In the building according to any one of claims 1 to 3.
The second layer is provided with a third wall that is arranged orthogonal to the handrail wall and faces the outdoor space.
A building characterized in that a third opening for allowing light to enter from the outdoor space toward the indoor space is formed in the third wall.
前記屋根のうち前記第三部屋の上方に位置する箇所に天窓が形成されていることを特徴とする建物。 In the building according to any one of claims 1 to 4,
A building characterized in that a skylight is formed in a portion of the roof located above the third room.
前記第二層には、前記手摺壁と平行して配置されるとともに前記屋外空間に面する第四壁が設けられ、
前記第四壁には、前記第一開口部と対向する位置関係となる第四開口部が形成されていることを特徴とする建物。 In the building according to any one of claims 1 to 5,
The second layer is provided with a fourth wall that is arranged parallel to the handrail wall and faces the outdoor space.
A building characterized in that a fourth opening having a positional relationship facing the first opening is formed on the fourth wall.
前記第一壁の幅寸法は、前記建物本体の間口寸法における少なくとも略半分を占める長さに設定され、
前記第二壁の幅寸法は、前記第一壁の幅寸法の略半分の長さに設定されていることを特徴とする建物。 In the building according to any one of claims 1 to 6,
The width dimension of the first wall is set to a length that occupies at least about half of the frontage dimension of the building body.
A building characterized in that the width dimension of the second wall is set to a length substantially half of the width dimension of the first wall.
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