JP6776384B2 - 紙葉類束の特性判定用画像データ形成装置、プログラムおよび方法 - Google Patents

紙葉類束の特性判定用画像データ形成装置、プログラムおよび方法 Download PDF

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Description

本発明は、紙葉類束の特性(例えば、厚さや、傷み等の状態など)を判定するために用いる画像データを形成する装置や、プログラムおよび方法に関する。
過去に「ロボットハンド付アームを利用した紙幣処理装置」が提案されている(例えば、特開昭62−92095号公報等)。このような紙幣処理装置では、ロボットハンド付アームによって紙幣箱から紙幣束が取り出された後に紙幣カウント紙幣確認ユニットまで搬送され、紙幣カウント紙幣確認ユニットにて紙幣束が金種別に仕分けされながら金種毎の枚数がカウントされる。そして、金種毎に仕分けされた紙幣束は金種別に別のロボットハンド付アームによって規定の位置まで搬送される。
特開昭62−92095号公報
ところで、紙幣束等の紙葉類束をロボットハンドに掴ませる際、ロボットハンドの制御装置に対して事前にその紙葉類束の特性値データ(例えば、厚みや状態等)を与えておくことができれば、その制御装置は、ロボットハンドに対してその紙葉類束に適した掴み方を実行させることができるものと期待される。
そこで、ここでは、紙葉類束の特性値データを出力することができるようにすることを課題とする。
本発明の第1局面に係る紙葉類束の特性判定用画像データ形成装置は、記憶部および新データセット生成処理部を備える。記憶部には、複数の基本データセットが記憶される。ここで、基本データセットには、少なくとも「紙葉類束の実画像を含む実画像データ」と「紙葉類束の厚みに関するデータ(以下「厚み関連データ」という。)」とが含まれている。なお、厚み関連データとしては、例えば、厚みの実寸値、厚みの相対値等である。また、「紙葉類束の厚み関連データ」は1種類のデータであってもよいし、複数種類のデータを含んでいてもよい。そして、この基本データセットでは、少なくとも上述の実画像データと厚み関連データとが関連付けられている。なお、ここでは、予め人手により実画像データから抽出処理された紙葉類束の領域データが基本データセットに含められてもよい。かかる場合、その基本データセットでは、上述の実画像データと、上述の厚み関連データと、上述の領域データとが相互に関連付けられることになる。新データセット生成処理部は、第1次新データセット生成処理を実行する。第1次新データセット生成処理では、上述の実画像データにおいて紙葉類束の領域データが伸縮加工されると共に、その加工対象の実画像データに関連付けられた厚み関連データに伸縮の倍率が乗じられて、加工された領域データを含む画像データ(以下「加工画像データ」という。)に対応する新たな厚み関連データ(以下「第1次新厚み関連データ」という。)が生成され、第1次新厚み関連データが加工画像データに関連付けられて新たなデータセットが生成される。なお、ここで「領域データ」は、上述の通り、予め基本データセットにおいて他のデータと関連付けられていて、その基本データセットから呼び出されてもよいが、エッジ抽出プログラム等により「紙葉類束の実画像を含む実画像データ」から自動的に抽出されてもよい。そして、この新データセット生成処理部は、複数の基本データセットに対して第1次新データセット生成処理を繰り返して新たなデータセットを増産する。
上述の通り、この紙葉類束の特性判定用画像データ形成装置は、新たなデータセットを増産することができる。このため、増殖したデータセットを利用して深層学習に代表される機械学習を実施して判定モデルを生成し、処理しようとする紙葉類束(以下「処理対象紙葉類束」という。)をデジタル式のカメラで撮像してその処理対象紙葉類束の画像データを生成した後に、その処理対象紙葉類束の画像データ又は紙葉類束の領域データから、上記判定モデルによってその処理対象紙葉類束の厚み関連データを出力することができる。
ところで、通常、上記判定モデルの作成には、多量の教師データが必要となるが、この教師データとして実画像データでまかなうのは現実的ではない。これに対して、本発明に係る特性判定用画像データ形成装置では、加工画像データが自動生成されながらその加工画像データに対応するデータセットが増殖される。このため、この特性判定用画像データ形成装置を利用することによって、極めて効率よく教師データを得ることができる。
本発明の第2局面に係る紙葉類束の特性判定用画像データ形成装置は、第1局面に係る紙葉類束の特性判定用画像データ形成装置であって、新データセット生成処理部は、第2次新データセット生成処理をさらに実行する。第2次新データセット生成処理では、加工画像データにおいて少なくとも紙葉類束の領域データが加工されると共に、加工された領域データを含む画像データ(以下「再加工画像データ」という。)に対応する更に新たな厚み関連データ(以下「第2次新厚み関連データ」という。)が生成され、第2次新厚み関連データが再加工画像データに関連付けられて更に新たなデータセットが生成される。
上述の通り、この紙葉類束の特性判定用画像データ形成装置では、再加工画像データを含む新たなデータセットが生成される。このため、この紙葉類束の特性判定用画像データ形成装置では、多種多様のデータセットを生成することができる。
本発明の第3局面に係る紙葉類束の特性判定用画像データ形成装置は、記憶部および新データセット生成処理部を備える。記憶部には、複数の基本データセットが記憶される。ここで、基本データセットには、少なくとも「紙葉類束の実画像を含む実画像データ」と「紙葉類束の損傷状態を示す損傷状態指標値データ」とが含まれている。また、「紙葉類束の損傷状態を示す損傷状態指標値データ」は1種類のデータであってもよいし、複数種類のデータを含んでいてもよい。そして、この基本データセットでは、少なくとも上述の実画像データと損傷状態指標値データとが関連付けられている。なお、ここでは、予め人手により実画像データから抽出処理された紙葉類束の領域データが基本データセットに含められてもよい。かかる場合、その基本データセットでは、上述の実画像データと、上述の損傷状態指標値データと、上述の領域データとが相互に関連付けられることになる。新データセット生成処理部は、第1次新データセット生成処理を実行する。第1次新データセット生成処理では、上述の実画像データにおいて紙葉類束の領域データの少なくとも一部が、少なくとも一つの置換画像で置換加工されると共に、置換画像に関連付けられた損傷状態指標値から、加工された領域データを含む画像データ(以下「加工画像データ」という。)に対応する紙葉類束の新たな損傷状態指標値データ(以下「第1次新損傷状態指標値データ」という。)が生成され、第1次新損傷状態指標値データが加工画像データに関連付けられて新たなデータセットが生成される。なお、ここで「領域データ」は、上述の通り、予め基本データセットにおいて他のデータと関連付けられていて、その基本データセットから呼び出されてもよいが、エッジ抽出プログラム等により「紙葉類束の実画像を含む実画像データ」から自動的に抽出されてもよい。そして、この新データセット生成処理部は、複数の基本データセットに対して第1次新データセット生成処理を繰り返して新たなデータセットを増産する。
上述の通り、この紙葉類束の特性判定用画像データ形成装置は、新たなデータセットを増産することができる。このため、増殖したデータセットを利用して深層学習に代表される機械学習を実施して判定モデルを生成し、処理しようとする紙葉類束(以下「処理対象紙葉類束」という。)をデジタル式のカメラで撮像してその処理対象紙葉類束の画像データを生成した後に、その処理対象紙葉類束の画像データ又は紙葉類束の領域データから、上記判定モデルによってその処理対象紙葉類束の損傷状態指標値データを出力することができる。
ところで、通常、上記判定モデルの作成には、多量の教師データが必要となるが、この教師データとして実画像データでまかなうのは現実的ではない。これに対して、本発明に係る特性判定用画像データ形成装置では、加工画像データが自動生成されながらその加工画像データに対応するデータセットが増殖される。このため、この特性判定用画像データ形成装置を利用することによって、極めて効率よく教師データを得ることができる。
本発明の第4局面に係る紙葉類束の特性判定用画像データ形成装置は、第3局面に係る紙葉類束の特性判定用画像データ形成装置であって、新データセット生成処理部は、第2次新データセット生成処理をさらに実行する。第2次新データセット生成処理では、加工画像データにおいて少なくとも紙葉類束の領域データが加工されると共に、加工された領域データを含む画像データ(以下「再加工画像データ」という。)に対応する更に新たな状態指標値データ(以下「第2次新状態指標値データ」という。)が生成され、第2次新状態指標値データが再加工画像データに関連付けられて更に新たなデータセットが生成される。
上述の通り、この紙葉類束の特性判定用画像データ形成装置では、再加工画像データを含む新たなデータセットが生成される。このため、この紙葉類束の特性判定用画像データ形成装置では、多種多様のデータセットを生成することができる。
本発明の第5局面に係る紙葉類束の特性判定用画像データ形成プログラムは、電子計算機に対して、基本データセット入力受付ステップおよび新データセット生成処理ステップを実行させるものである。基本データセット入力受付ステップでは、電子計算機に対して、複数の基本データセットを入力受付させる。ここで、基本データセットには、少なくとも「紙葉類束の実画像を含む実画像データ」および「紙葉類束の厚みに関するデータ(以下「厚み関連データ」という。)」が含まれている。そして、この基本データセットでは、少なくとも上述の実画像データと厚み関連データとが関連付けられている。なお、ここでは、予め人手により実画像データから抽出処理された紙葉類束の領域データが基本データセットに含められてもよい。かかる場合、その基本データセットでは、上述の実画像データと、上述の厚み関連データと、上述の領域データとが相互に関連付けられることになる。そして、基本データセット入力受付ステップにおいて基本データセットの入力が完了された後に、新データセット生成処理ステップが実行される。新データセット生成処理ステップでは、電子計算機に対して、実画像データにおいて紙葉類束の領域データを伸縮加工させると共に、その加工対象の実画像データに関連付けられた厚み関連データに伸縮の倍率を乗じさせて、加工された前記領域データを含む画像データ(以下「加工画像データ」という。)に対応する新たな厚み関連データ(以下「新厚み関連データ」という。)を生成させ、新厚み関連データを加工画像データに関連付けて新たなデータセットを生成させる。なお、ここで「領域データ」は、上述の通り、予め基本データセットにおいて他のデータと関連付けられていて、その基本データセットから呼び出されてもよいが、エッジ抽出プログラム等により「紙葉類束の実画像を含む実画像データ」から自動的に抽出されてもよい。そして、このプログラムは、電子計算機に、複数の基本データセットに対して新データセット生成処理ステップを繰り返させて新たなデータセットを増産させる。
上述の通り、この紙葉類束の特性判定用画像データ形成プログラムを実行することによって、新たなデータセットを増産することができる。このため、増殖したデータセットを利用して深層学習に代表される機械学習を実施して判定モデルを生成し、処理しようとする紙葉類束(以下「処理対象紙葉類束」という。)をデジタル式のカメラで撮像してその処理対象紙葉類束の画像データを生成した後に、その処理対象紙葉類束の画像データ又は紙葉類束の領域データから、上記判定モデルによってその処理対象紙葉類束の厚み関連データを出力することができる。
本発明の第6局面に係る紙葉類束の特性判定用画像データ形成プログラムは、電子計算機に対して、基本データセット入力受付ステップおよび新データセット生成処理ステップを実行させるものである。基本データセット入力受付ステップでは、電子計算機に対して、複数の基本データセットを入力受付させる。ここで、基本データセットには、少なくとも「紙葉類束の実画像を含む実画像データ」および「紙葉類束の損傷状態を示す損傷状態指標値データ」が含まれている。そして、この基本データセットでは、少なくとも上述の実画像データと損傷状態指標値データとが関連付けられている。なお、ここでは、予め人手により実画像データから抽出処理された紙葉類束の領域データが基本データセットに含められてもよい。かかる場合、その基本データセットでは、上述の実画像データと、上述の損傷状態指標値データと、上述の領域データとが相互に関連付けられることになる。そして、基本データセット入力受付ステップにおいて基本データセットの入力が完了された後に、新データセット生成処理ステップが実行される。新データセット生成処理ステップでは、電子計算機に対して、実画像データにおいて紙葉類束の領域データの少なくとも一部を、少なくとも一つの置換画像で置換加工させると共に、置換画像に関連付けられた損傷状態指標値から、加工された前記領域データを含む画像データ(以下「加工画像データ」という。)に対応する紙葉類束の新たな損傷状態指標値データ(以下「新損傷状態指標値データ」という。)を生成させ、新損傷状態指標値データを加工画像データに関連付けて新たなデータセットを生成させる。なお、ここで「領域データ」は、上述の通り、予め基本データセットにおいて他のデータと関連付けられていて、その基本データセットから呼び出されてもよいが、エッジ抽出プログラム等により「紙葉類束の実画像を含む実画像データ」から自動的に抽出されてもよい。そして、このプログラムは、電子計算機に、複数の基本データセットに対して新データセット生成処理ステップを繰り返させて新たなデータセットを増産させる。
上述の通り、この紙葉類束の特性判定用画像データ形成プログラムを実行することによって、新たなデータセットを増産することができる。このため、増殖したデータセットを利用して深層学習に代表される機械学習を実施して判定モデルを生成し、処理しようとする紙葉類束(以下「処理対象紙葉類束」という。)をデジタル式のカメラで撮像してその処理対象紙葉類束の画像データを生成した後に、その処理対象紙葉類束の画像データ又は紙葉類束の領域データから、上記判定モデルによってその処理対象紙葉類束の損傷状態指標値データを出力することができる。
本発明の第7局面に係る紙葉類束の特性判定用画像データ形成方法は、電子計算機に対して、基本データセット入力受付ステップおよび新データセット生成処理ステップを実施させるものである。基本データセット入力受付ステップでは、電子計算機に対して、複数の基本データセットを入力受付させる。ここで、基本データセットには、少なくとも「紙葉類束の実画像を含む実画像データ」および「紙葉類束の厚みに関するデータ(以下「厚み関連データ」という。)」が含まれている。そして、この基本データセットでは、少なくとも上述の実画像データと厚み関連データとが関連付けられている。なお、ここでは、予め人手により実画像データから抽出処理された紙葉類束の領域データが基本データセットに含められてもよい。かかる場合、その基本データセットでは、上述の実画像データと、上述の厚み関連データと、上述の領域データとが相互に関連付けられることになる。そして、基本データセット入力受付ステップにおいて基本データセットの入力が完了された後に、新データセット生成処理ステップが実行される。新データセット生成処理ステップでは、電子計算機に対して、実画像データにおいて紙葉類束の領域データを伸縮加工させると共に、その加工対象の実画像データに関連付けられた厚み関連データに伸縮の倍率を乗じさせて、加工された前記領域データを含む画像データ(以下「加工画像データ」という。)に対応する新たな厚み関連データ(以下「新厚み関連データ」という。)を生成させ、新厚み関連データを加工画像データに関連付けて新たなデータセットを生成させる。なお、ここで「領域データ」は、上述の通り、予め基本データセットにおいて他のデータと関連付けられていて、その基本データセットから呼び出されてもよいが、エッジ抽出プログラム等により「紙葉類束の実画像を含む実画像データ」から自動的に抽出されてもよい。そして、この方法では、電子計算機に、複数の基本データセットに対して新データセット生成処理ステップを繰り返させることにより新たなデータセットが増産される。
上述の通り、この紙葉類束の特性判定用画像データ形成方法を実施することによって、新たなデータセットを増産することができる。このため、増殖したデータセットを利用して深層学習に代表される機械学習を実施して判定モデルを生成し、処理しようとする紙葉類束(以下「処理対象紙葉類束」という。)をデジタル式のカメラで撮像してその処理対象紙葉類束の画像データを生成した後に、その処理対象紙葉類束の画像データ又は紙葉類束の領域データから、上記判定モデルによってその処理対象紙葉類束の厚み関連データを出力することができる。
本発明の第8局面に係る紙葉類束の特性判定用画像データ形成方法は、電子計算機に対して、基本データセット入力受付ステップおよび新データセット生成処理ステップを実施させるものである。基本データセット入力受付ステップでは、電子計算機に対して、複数の基本データセットを入力受付させる。ここで、基本データセットには、少なくとも「紙葉類束の実画像を含む実画像データ」および「紙葉類束の損傷状態を示す損傷状態指標値データ」が含まれている。そして、この基本データセットでは、少なくとも上述の実画像データと損傷状態指標値データとが関連付けられている。なお、ここでは、予め人手により実画像データから抽出処理された紙葉類束の領域データが基本データセットに含められてもよい。かかる場合、その基本データセットでは、上述の実画像データと、上述の損傷状態指標値データと、上述の領域データとが相互に関連付けられることになる。そして、基本データセット入力受付ステップにおいて基本データセットの入力が完了された後に、新データセット生成処理ステップが実行される。新データセット生成処理ステップでは、電子計算機に対して、実画像データにおいて紙葉類束の領域データの少なくとも一部を、少なくとも一つの置換画像で置換加工させると共に、置換画像に関連付けられた損傷状態指標値から、加工された前記領域データを含む画像データ(以下「加工画像データ」という。)に対応する紙葉類束の新たな損傷状態指標値データ(以下「新損傷状態指標値データ」という。)を生成させ、新損傷状態指標値データを加工画像データに関連付けて新たなデータセットを生成させる。なお、ここで「領域データ」は、上述の通り、予め基本データセットにおいて他のデータと関連付けられていて、その基本データセットから呼び出されてもよいが、エッジ抽出プログラム等により「紙葉類束の実画像を含む実画像データ」から自動的に抽出されてもよい。そして、この方法では、電子計算機に、複数の基本データセットに対して新データセット生成処理ステップを繰り返させることにより新たなデータセットが増産される。
上述の通り、この紙葉類束の特性判定用画像データ形成方法を実施することによって、新たなデータセットを増産することができる。このため、増殖したデータセットを利用して深層学習に代表される機械学習を実施して判定モデルを生成し、処理しようとする紙葉類束(以下「処理対象紙葉類束」という。)をデジタル式のカメラで撮像してその処理対象紙葉類束の画像データを生成した後に、その処理対象紙葉類束の画像データ又は紙葉類束の領域データから、上記判定モデルによってその処理対象紙葉類束の損傷状態指標値データを出力することができる。
本発明の実施の形態に係る紙葉類束の特性判定用画像データ形成装置の概略構成図である。 本発明の実施の形態に係る紙葉類束の特性判定用画像データ形成装置のストレージに格納されるプログラムやデータベースのイメージ図である。 本発明の実施の形態に係る紙葉類束の特性判定用画像データ形成装置の動作を説明する図である。 本発明の実施の形態に係る紙葉類束の特性判定用画像データ形成装置のストレージに格納されるメインテーブルのイメージ図である。 本発明の実施の形態に係る紙葉類束の特性判定用画像データ形成装置のストレージに格納される画像加工用データテーブルのイメージ図である。 本発明の実施の形態に係る紙葉類束の特性判定用画像データ形成装置の厚み導出モジュールの機能を説明するための概略図である。本図において(a)側の図が元の実画像データを示しており、(b)側の図が加工画像データを示している。 本発明の実施の形態に係る紙葉類束の特性判定用画像データ形成装置の第1状態指標値導出モジュールの機能を説明するための概略図である。本図において(c)側の図が実画像データを示しており、(d)側の図が加工画像データを示している。 本発明の実施の形態に係る基本画像データの画像に含まれている紙葉類束収容箱の斜視図である。 本発明の実施の形態に係る紙葉類束の特性判定用画像データ形成装置で形成されたデータを用いてロボットハンドの指部を紙葉類束収容箱に差し込む様子の斜視図である。
<紙葉類束の特性判定用画像データ形成装置の構成>
紙葉類束の特性判定用画像データ形成装置1は、いわゆる電子計算機(コンピュータ)であって、図1に示されるように、主に、本体10、入力装置31、及びディスプレイ32を備える。なお、ここで、紙葉類束とは、例えば、紙幣束(札束)等である。以下、これらの構成要素について詳述した後に紙葉類束の特性判定用画像データ形成装置1の動作についても説明する。
<紙葉類束の特性判定用画像データ形成装置の構成要素>
(1)本体
本体10は、図1に示されるように、主に、中央処理部11、メインメモリ13、ストレージ14、接続部12、STRインターフェイス15、入力インターフェイス16およびDSPインターフェイス17から構成されている。そして、この本体10では、中央処理部11が第1バス線21を介して、メインメモリ13が第2バス線22を介して、各種インターフェイス15〜17が第3バス線23を介して接続部12に接続されている。以下、これらの構成要素について説明する。
(1−1)中央処理部
中央処理部11は、例えば、マイクロプロセッサと呼ばれる半導体チップ等であって、主に、制御部11Aおよび演算部11Bから構成される(なお、この中央処理部11には、他に1次キャッシュメモリや2次キャッシュメモリ等が含まれてもよい)。
(1−2)メインメモリ
メインメモリ13は、例えば、RAM(ランダムアクセスメモリ)等の揮発性高速メモリである。
(1−3)接続部
接続部12は、チップセット等の半導体チップである。
(1−4)ストレージ
ストレージ14は、ハードディスクドライブやソリッドステートドライブ等の補助記憶装置である。そして、このストレージ14には、図2に示されるように、オペレーティングシステム14a、デバイスドライバ14bおよび紙葉類束の特性判定用画像データ形成アプリケーション14c等のプログラム等が格納されている。なお、このストレージ14は、内蔵タイプに限られず、外付けタイプであってもかまわない。
オペレーティングシステム14aは、例えば、WINDOWS(登録商標)、MAC OS(登録商標)、OS/2、UNIX(登録商標)(例えば、Linux(登録商標)等)、あるいはBeOS(登録商標)等であって、各部12〜14、各種インターフェイス15〜17、各装置31,32等のハードウェア管理や、ユーザインターフェイスの提供、各種データの管理、各種アプリケーションの共通部分の処理等を行う。
デバイスドライバ14bは、ストレージ14、接続部12、および各装置31,32それぞれに対して用意されている専用プログラムであって、オペレーティングシステム14aがストレージ14、接続部12および各装置31,32を制御するための橋渡しをする役目を担っている。
紙葉類束の特性判定用画像データ形成アプリケーション14cは、ロボットハンドの紙葉類束の把持方法や把持圧力、紙葉類束を箱体から引き出す方法等の深層学習に代表される機械学習用のビッグデータを生み出すプログラムであって、主に、基本モジュール14f、画像加工モジュール14g、厚み導出モジュール14h、第1状態指標値導出モジュール14iおよびデータベース14jから構成されている。
上述の各モジュール14f〜14iには、中央処理部11に様々な処理を行わせるための種々の命令が記述されている。例えば、基本モジュール14fには、a)基本データセットを作成するために必要なデータを入力するための入力ページをディスプレイ32に表示する入力ページ表示命令、b)データベース14jからデータセット(後述)を呼び出すデータ呼出命令、c)画像加工モジュール14g、厚み導出モジュール14hおよび第1状態指標値導出モジュール14iからの出力をデータセット化してデータベース14jに登録するデータセット登録命令等が記述されている。また、画像加工モジュール14gには、後述する画像伸縮命令や画像置換命令等が記述されている。厚み導出モジュール14hには、後述する変換厚みを計算する変換厚み計算命令等が記述されている。第1状態指標値導出モジュール14iには、後述する第1状態指標値Dt5’を計算する加工状態指標値計算命令等が記述されている。
データベース14jには、図4に示されるメインテーブルTo1、および、図5に示される画像加工用データテーブルTo2が格納されている。メインテーブルTo1には、図4に示されるように、主に、第1IDフィールドFo1、画像フィールドFo2、領域フィールドFo3、厚みフィールドFo4および第1状態指標値フィールドFo5が設けられている。第1IDフィールドFo1には、1レコード毎に付される固有の数値データ(以下、第1IDデータという。)Dt1が格納されている。画像フィールドFo2には、後に図6において説明する、前扉を開けた状態における紙葉類束収容箱の正面の実画像データ(以下、基本実画像データという。)Dt2が格納されている。なお、紙葉類束収容箱の正面画像には、紙葉類束ならびに紙葉類束収容箱の正面枠および押え具等が含まれている。ここで、図8を用いて紙葉類束収容箱の詳細を説明する。図8に示されるように、紙葉類束収容箱200は、主に、筐体210、前扉220、上側支持板230および下側支持板240から構成されている。筐体210は、図8に示されるように、前側に開口する直方体状の箱体である。前扉220は、略長方形状の板部材であって、ヒンジ等の開閉機構を介して筐体210の開口縁の上側に開閉可能に軸支されている。上側支持板230は、下側支持板240と協働して紙幣束MTを挟持する部材であって、図8に示されるように、筐体210の高さ方向中央よりやや上側に上下移動自在に配設されている。また、この上側支持板230の前側中央には半円状の切欠Rsが形成されている。下側支持板240は、上側支持板230と協働して紙幣束MTを挟持する部材であって、図8に示されるように、筐体210の下側に固定されている。また、この下側支持板240の幅方向中央にはスリットRtが形成されている。そして、この紙葉類束収容箱200では、上側支持板230が、その上側に配設される付勢部材(コイルスプリング等)によって下方に向かって付勢されている。すなわち、この紙葉類束収容箱200に収容される紙幣束MTは、上側支持板230によって下側支持板240に押し付けられている。ところで、ロボットハンド100を用いて紙葉類束収容箱200から紙幣束MTを抜き出す場合、ロボットハンド100を制御して可動指110を(紙幣束MTの厚み+α)の位置まで引き上げさせてから、下側支持板240のスリットRtに固定指120の先端部を差し込ませる。なお、このとき、可動指110は、上側支持板230の切欠Rsの上方に位置する。また、このとき、スライド受け部160は、図9に示されるように、下側支持板240のスリットRtの両側の壁部位に当接して後退する。続いて、制御装置が、可動指110を下方に移動させて固定指120と共に紙幣束MTを把持させる。さらに続いて、制御装置が、ロボットアームRAの動作を制御してロボットハンド100を後退させ、紙葉類束収容箱200から紙幣束MTを抜き取らせる。なお、このとき、図9に示されるように、ロボットハンド100の後退に伴ってスライド受け部160が前方に移動させられる。
領域フィールドFo3には、基本実画像データDt2中の紙葉類束の領域データ(以下、紙葉類束領域データという。)Dt3が格納されている。なお、この領域データは、対応する基本画像データのトリミング画像データであって、紙葉類束の画像のみから構成されている。厚みフィールドFo4には、紙葉類束領域データDt3に対応する紙葉類束の厚みのデータ(以下、厚みデータという。)Dt4が格納されている。第1状態指標値フィールドFo5には、紙葉類束の状態指標値のデータ(以下、第1状態指標値データという。)Dt5が格納されている。なお、この状態指標値は、紙葉類束のシワや傷み等の損傷を表す0から1の指標値であって、損傷具合が少ないものほど、また、紙葉類間に隙間がないものほど1に近くなる(なお、紙葉類間の隙間は実画像の色彩等から判断される。)。そして、上述の各フィールドFo1〜Fo5に入力されているデータDt1〜Dt5は、1レコード毎(図4のメインテーブルTo1の行毎)に関連付けられており、データセットを構成している。
画像加工用データテーブルTo2には、図5に示されるように、主に、第2IDフィールドFo11、置換画像フィールドFo12および第2状態指標値フィールドFo13が設けられている。第2IDフィールドFo11には、1レコード毎に付される固有の数値データ(以下、第2IDデータという。)Dt11が格納されている。置換画像フィールドFo12には、画像加工モジュール14gで用いられる置換画像データDt12が格納されている。置換画像データDt12としては、種々の状態指標値に対する置換画像データDt12a〜Dt12eが登録されている(図7参照)。なお、この置換画像データDt12は、画像合成で作成されてもよいし、基本実画像データDt2の一部を切り出して作成されてもよい。第2状態指標値フィールドFo13には、上述の置換画像に対応する状態指標値データ(以下、第2状態指標値データという。)Dt13が格納されている。なお、この第2状態指標値は、第1状態指標値と同様に紙葉類束のシワや傷み等の損傷を表す0から1の指標値であって、損傷具合が少ないものほど、また、紙葉類間に隙間がないものほど1に近くなる。そして、上述の各フィールドFo11〜Fo13に入力されているデータDt11〜Dt13は、1レコード毎(図5の画像加工用データテーブルTo2の行毎)に関連付けられており、データセットを構成している。
(1−5)インターフェイス
STRインターフェイス15は、IDE(Integrated Drive Electronics)やSerial ATA等の補助記憶装置用インターフェイスであって、ストレージ14を接続部12に接続する。入力インターフェイス16は、例えば、PS/2、USB、IEEE1284、RS232あるいはIrDA(Infrared Data Association)等のインターフェイスであって、メインメモリ13にデータを入力するためのキーボード、マウス、スキャナ、あるいはOCR(Optical Character Reader)等といった入力装置31を接続する。DSPインターフェイス17は、例えば、AGP(Accelerated Graphics Port)、PCI(Peripheral Component Interconnect)あるいはRS232等のインターフェイス等であって、メインメモリ13から送信されてきたデータを文字や画像として表示するためのCRTディスプレイ、液晶ディスプレイ、あるいはプラズマディスプレイ等といったディスプレイ32を接続する。
(1−6)紙葉類束の特性判定用画像データ形成装置の動作
次に、図3を用いて紙葉類束の特性判定用画像データ形成装置1の動作について説明する。
制御部11Aは、図3に示されるように、メインメモリ13に一時記憶されるプログラムを読み込み(Fd6参照)、読み込んだプログラムに従って各部13,14および各装置31,32に動作を指示する(Fc1〜Fc5参照)。演算部11Bは、制御部11Aの命令に従ってメインメモリ13から必要なデータを取得して(Fd2参照)演算処理(例えば、算術演算処理や論理演算処理等)を行う。メインメモリ13は、プログラムやデータ等をストレージ14から取得して(Fd4参照)一時記憶したり、入力装置31において入力されたデータを一時記憶したり(Fd1参照)、演算部11Bから送信されるデータ等(Fd3参照)を一時記憶したりする。また、このメインメモリ13は、制御部11Aの命令に応じて一時記憶しているデータ等を各部11,14およびディスプレイ32に送信する(Fd2、Fd5、Fd6およびFd7参照)。ストレージ14は、制御部11Aの命令に応じてメインメモリ13にプログラムやデータ等を供給したり(Fd4参照)メインメモリ13から送信されるデータ等を格納したりする(Fd5参照)。
(2)入力装置
入力装置30は、例えば、キーボード、マウス、スキャナ、あるいはOCR(Optical Character Reader)等の入力装置である。
(3)ディスプレイ
ディスプレイ32は、例えば、CRTディスプレイ、液晶ディスプレイ、あるいはプラズマディスプレイ等の情報表示装置である。
<紙葉類束の特性判定用画像データ形成アプリケーションによるデータセット増殖方法>
上述の通り、本発明の実施の形態に係る紙葉類束の特性判定用画像データ形成アプリケーション14cは、深層学習に代表される機械学習用のビッグデータを人工的に生み出すプログラムである。この紙葉類束の特性判定用画像データ形成アプリケーション14cは、データベース14jに保存されるメインテーブルTo1のデータセットに対してデータ加工を施した後に、加工済みのデータセットを新規のデータセットとしてメインテーブルTo1に保存することによってデータセットを増殖させるものである。以下、このデータセット増殖処理について詳述する。
(1)データセットを構成する各種データの準備
先ず、この紙葉類束の特性判定用画像データ形成アプリケーション14cを用いてメインテーブルTo1のデータセットを増殖させようとする者(以下「利用者」という。)は、厚みを測定すると共に第1状態指標値を付与した紙葉類束を、前扉を開けた状態の紙葉類束収容箱の規定位置に収納した後、その状態でその紙葉類束収容箱を正面側から定点デジタルカメラ(図示せず)で撮像し、紙葉類束を含む紙葉類束収容箱の正面の実画像データ(以下「実画像データ」と略する。)を入手する。なお、ここで、第1状態指標値を付与する際、例えば、多人数による主観評価の平均値などが用いられることが好ましい。次に、利用者は、画像編集アプリケーション等を用いてその実画像中の紙葉類束以外の箇所をトリミングして紙葉類束の領域画像データ(以下、これを「領域データ」という。)を作成する。そして、その利用者は、紙葉類束の厚みや状態を変える度に、その紙葉類束の厚みを測定すると共にその紙葉類束に対して第1状態指標値を付与し、さらにその基本実画像データDt2を入手した後に領域データDt3を作成する。すなわち、基本実画像データDt2、領域データDt3、厚みデータDt4、第1状態指標値データDt5から成る複数種類のデータセットを用意する。なお、ここで、上述の紙葉類束の厚み測定、紙葉類束への第1状態指標値付与、紙葉類束を含む紙葉類束収容箱の正面画像データ入手は、順不同で行われてもかまわない。
そして、利用者は、入力装置31およびディスプレイ32を利用して上述の4種のデータをデータセット単位でできるだけ多くメインテーブルTo1に入力する。これで、準備は完了する。なお、上述の各種データは、入手毎に利用者によってメインテーブルTo1に入力されてもかまわない。
(2)自動データセット増殖処理
上述の準備が完了し、紙葉類束の特性判定用画像データ形成アプリケーション14cにおいて自動データセット増殖処理が開始されると、以下の通りにして自動的に新たなデータセットが増殖される。なお、ここでは、基本モジュール14f、画像加工モジュール14g、厚み導出モジュール14hおよび第1状態指標値導出モジュール14iがその主な役割を担う。基本モジュール14fは、データベース14jのメインテーブルTo1からデータセットを読み出したり、画像加工用データテーブルTo2からデータセットを読み出したりした後、さらにメインテーブルTo1のデータセット中の基本実画像データDt2を読み出して、画像加工モジュール14gにその基本実画像データDt2を加工させる。画像加工モジュール14gは、その基本実画像データDt2を加工して厚みデータDt4’の導出用の加工画像データDt2’を作成するか、第1状態指標値データDt5’の導出用の加工画像データDt2’を作成する。なお、データセットを読み出す順序やデータ導出用の画像データの作成順序は、規則的であってもよいし、不規則的であってもよい。なお、この画像加工モジュール14gは、画像加工モジュール14gによって加工された加工画像データDt2’をさらに加工して厚みデータDt4’の導出用の加工画像データDt2’を作成するか、第1状態指標値データDt5’の導出用の加工画像データDt2’を作成してもよい。そして、厚み導出モジュール14hは厚みデータDt4’の導出用の画像作成時にその厚みデータDt4’を導出し、第1状態指標値導出モジュール14iは第1状態指標値データDt5’の導出用の画像作成時にその第1状態指標値データDt5’を導出する。このため、以下では、厚みデータDt4’の導出と第1状態指標値データDt5’の導出とを分けて自動データセット増殖処理の詳細について説明する。
(2−1)厚みデータ導出用画像データ作成および厚みデータ導出
以下、図6を用いて厚みデータ導出用画像データ作成および厚みデータ導出について説明する。なお、図6において(a)および(b)は共に紙葉類束収容箱CBを前から見た図であるが、(a)には元の実画像データDt12が示されており、(b)には加工画像データDt12’が示されている。すなわち、図6では、データセット中の領域データDt13を上下方向に沿って規定の倍率で引き伸ばす加工が行われている。図中の符号「OL」は元の実画像データにおける領域データDt13に対応する紙葉類束の厚みを示し、符号「ML」は加工画像データにおける領域データDt13’に対応する紙葉類束の厚みを示し、符号「MD」は加工前後における押え具部分PDの移動距離を示している。なお、押え具部分PDは、例えば、図8における実際の紙葉類束収容箱210では、上側支持板230とその上側に配設される付勢部材(コイルスプリング等)によって構成される。
先ず、画像加工モジュール14gが、データセット中の領域データDt3を上下方向に沿って規定の倍率(=ML/OL)で引き伸ばす加工を行う(図6参照)。なお、ここで、画像加工モジュール14gが、データセット中の領域データDt3を上下方向に沿って規定の倍率(=ML/OL)で押し縮める加工を行って紙葉類束の加工領域データDt3’を作成してもかまわない。次に、画像加工モジュール14gが、図6に示されるように基本実画像データDt2中の領域データDt3を加工領域データDt3’で置き換えると共に、押え具部分PDの下面が加工領域データDt3’の直上に位置するように押え具部分PDを上下方向に沿ってMD分だけ移動させて加工画像データDt2’を作成する。なお、図6中、符号CBで示される角枠体は紙葉類束の収容箱を指している。そして、データセット中の厚みデータDt4に、加工領域データDt3’作成時の倍率(伸縮率)(=ML/OL)を乗じて新たな厚みデータDt4’を導出する。このようにして、元データセット(基本実画像データDt2,領域データDt3,厚みデータDt4,第1状態指標値データDt5)中3つのデータが新たにされた新データセット(加工画像データDt2’,加工領域データDt3’,厚みデータDt4’,第1状態指標値データDt5)が作成され、この新データセットが、固有の数値データDt1と共にデータベース14jのメインテーブルTo1に新たに登録される。
(2−2)第1状態指標値データ導出用画像データ作成および第1状態指標値データ導出
先ず、画像加工モジュール14gが、図7に示されるように、データセット中の領域データDt3の一部または全部を、データベース14jの画像加工用データテーブルTo2から読み出した1または複数の置換画像データDt12で置換し、加工領域データDt3’を作成する。なお、この際、領域データDt3の置換位置、および、用いられる置換画像データDt12の種類は、規則的に決められてもよいし、不規則的に決められてもよい。次に、画像加工モジュール14gが、基本実画像データDt2中の領域データDt3を加工領域データDt3’で置き換えて加工画像データDt2’を作成する。そして、その領域データDt3に関連付けられている第1状態指標値データDt5、および、置換画像データDt12に関連付けられている第2状態指標値データDt13の少なくとも第2状態指標値データDt13の線形和を面積比率で算出して新たな第1状態指標値データDt5’を導出する。すなわち、図7における加工領域データDt3’において、置換画像データDt12bに関連付けられる第2状態指標値データDt13が「0.90」であり、置換画像データDt12cに関連付けられる第2状態指標値データDt13が「0.80」であり、置換画像データDt12eに関連付けられる第2状態指標値データDt13が「0.60」であり、置換画像データDt12fに関連付けられる第2状態指標値データDt13が「0.50」であり、置換画像データDt12hに関連付けられる第2状態指標値データDt13が「0.30」である場合、新たな第1状態指標値データDt5’は0.61(=0.9×(2/8)+0.8×(1/8)+0.6×(2/8)+0.50×(1/8)+0.30×(2/8))となる。このようにして、元データセット(基本実画像データDt2,領域データDt3,厚みデータDt4,第1状態指標値データDt5)中3つのデータが新たにされた新データセット(加工画像データDt2’,加工領域データDt3’,厚みデータDt4,第1状態指標値データDt5’)が作成され、この新データセットが、固有の数値データDt1と共にデータベース14jのメインテーブルTo1に新たに登録される。
<本発明の実施の形態に係る紙葉類束の特性判定用画像データ形成装置で形成したデータの利用例>
本発明の実施の形態に係る紙葉類束の特性判定用画像データ形成装置1によって形成された多数のデータセット(すなわちビッグデータ)は、例えば、ロボットハンドの制御に利用される。具体的には、増殖したデータセットを利用して深層学習に代表される機械学習を実施して判定モデルを生成し、把持対象となる紙葉類束のデジタル画像を定点デジタルカメラで取得した後に、その紙葉類束の画像データ又は紙葉類束の領域データから、上記判定モデルによってその紙葉類束の厚みデータDt4,Dt4’および状態指標値データDt5,Dt5’を出力した後、その厚みデータDt4,Dt4’に基づいてロボットハンドの把持時の指部間隔を制御したり、状態指標値データDt5,Dt5’に基づいてロボットハンドの紙葉類束の把持方法や把持圧力、紙葉類束を箱体から引き出す方法を調整したりする。
<本発明の実施の形態に係る紙葉類束の特性判定用画像データ形成装置の特徴>
本発明の実施の形態に係る紙葉類束の特性判定用画像データ形成装置1は、手作業で作成したデータセットから自動的に新たなデータセットを増産することができる。このため、増殖したデータセットを利用して深層学習に代表される機械学習を実施して判定モデルを生成し、処理しようとする紙葉類束(以下「処理対象紙葉類束」という。)をデジタル式のカメラで撮像してその処理対象紙葉類束の画像データを生成した後に、その処理対象紙葉類束の画像データ又は紙葉類束の領域データから、上記判定モデルによってその処理対象紙葉類束の厚みデータDt4,Dt4’や状態指標値データDt5,Dt5’を出力することができる。
<変形例>
(A)
先の実施の形態では紙葉類束の特性判定用画像データ形成装置として図1に示されるようなスタンドアローン型の電子計算機が利用されたが、通信ネットワークで相互接続されたグリッドコンピュータ等が利用されてもよい。
(B)
先の実施の形態に係る紙葉類束の特性判定用画像データ形成装置1では、データベース14jのメインテーブルTo1に領域フィールドFo3が設けられ、その領域フィールドFo3に予め領域データDt3が格納されていたが、(i)エッジ抽出プログラム等により基本実画像データDt2から領域データDt3が自動的に抽出され、その領域データDt3が領域フィールドFo3に自動的に格納されるようにしてもよいし、(ii)領域フィールドFo3を設けず、エッジ抽出プログラム等により基本実画像データDt2から領域データDt3が自動的に抽出された後に、それを用いて加工画像データDt2’を作成するようにしてもよい。
(C)
先の実施の形態に係る紙葉類束の特性判定用画像データ形成装置1では特に言及しなかったが、紙葉類束が複数国の紙幣等である場合、メインテーブルTo1に国識別フィールドが追加されてもよい。
(D)
先の実施の形態に係る紙葉類束の特性判定用画像データ形成装置1では、メインテーブルTo1に厚みデータとして厚みの実寸データが登録されたが、この実寸データに代えて相対データを登録してもよい。この相対データとしては、例えば、紙葉類束収容箱の最大収容時厚みに対する紙葉類束の厚みの比率データ等が挙げられる。
(E)
先の実施の形態に係る紙葉類束の特性判定用画像データ形成装置1を利用するに際し、利用者が、厚みを測定すると共に第1状態指標値を付与した紙葉類束を、前扉を開けた状態の紙葉類束収容箱の規定位置に収納した後、その状態でその紙葉類束収容箱を正面側から定点デジタルカメラ(図示せず)で撮像し、紙葉類束を含む紙葉類束収容箱の実画像データを入手したが、利用者は、紙葉類束に第1状態指標値を付与せず、加工領域データDt3’および複数の置換画像データDt12を利用して加工画像データDt2’に第1状態指標値を自動付与するようにしてもよい。
1 紙葉類束の特性判定用画像データ形成装置(紙葉類束の特性判定用画像データ形成装置,電子計算機)
11B 新データセット生成処理部(演算部)
14 ストレージ(記憶部)
Dt2 基本実画像データ
Dt2’ 加工画像データ
Dt3,Dt3’ 領域データ
Dt4 厚みデータ(厚み関連データ
Dt5 状態指標値データ(損傷状態指標値データ
Dt4’ 厚みデータ(第1次新厚み関連データ
Dt5’ 状態指標値データ(第1次新損傷状態指標値データ

Claims (8)

  1. 少なくとも紙葉類束の実画像を含む実画像データと、前記紙葉類束の厚みに関するデータ(以下「厚み関連データ」という。)とを関連付けた基本データセットを複数記憶する記憶部と、
    前記実画像データにおいて前記紙葉類束の領域データを伸縮加工すると共に、その加工対象の実画像データに関連付けられた前記厚み関連データに前記伸縮の倍率を乗じて、加工された前記領域データを含む画像データ(以下「加工画像データ」という。)に対応する新たな厚み関連データ(以下「第1次新厚み関連データ」という。)を生成し、前記第1次新厚み関連データを前記加工画像データに関連付けて新たなデータセットを生成する第1次新データセット生成処理を実行する新データセット生成処理部と
    を備え、
    前記新データセット生成処理部は、複数の基本データセットに対して前記第1次新データセット生成処理を繰り返して新たなデータセットを増産する
    紙葉類束の特性判定用画像データ形成装置。
  2. 前記新データセット生成処理部は、前記加工画像データにおいて少なくとも前記紙葉類束の領域データを加工すると共に、加工された前記領域データを含む画像データ(以下「再加工画像データ」という。)に対応する更に新たな厚み関連データ(以下「第2次新厚み関連データ」という。)を生成し、前記第2次新厚み関連データを前記再加工画像データに関連付けて更に新たなデータセットを生成する第2次新データセット生成処理をさらに実行する
    請求項1に記載の紙葉類束の特性判定用画像データ形成装置。
  3. 少なくとも紙葉類束の実画像を含む実画像データと、前記紙葉類束の損傷状態を示す損傷状態指標値データとを関連付けた基本データセットを複数記憶する記憶部と、
    前記実画像データにおいて前記紙葉類束の領域データの少なくとも一部を、少なくとも一つの置換画像で置換加工すると共に、前記置換画像に関連付けられた損傷状態指標値から、加工された前記領域データを含む画像データ(以下「加工画像データ」という。)に対応する前記紙葉類束の新たな損傷状態指標値データ(以下「第1次新損傷状態指標値データ」という。)を生成し、前記第1次新損傷状態指標値データを前記加工画像データに関連付けて新たなデータセットを生成する第1次新データセット生成処理を実行する新データセット生成処理部と
    を備え、
    前記新データセット生成処理部は、複数の基本データセットに対して前記第1次新データセット生成処理を繰り返して新たなデータセットを増産する
    紙葉類束の特性判定用画像データ形成装置。
  4. 前記新データセット生成処理部は、前記加工画像データにおいて少なくとも前記紙葉類束の領域データを加工すると共に、加工された前記領域データを含む画像データ(以下「再加工画像データ」という。)に対応する更に新たな状態指標値データ(以下「第2次新状態指標値データ」という。)を生成し、前記第2次新状態指標値データを前記再加工画像データに関連付けて更に新たなデータセットを生成する第2次新データセット生成処理をさらに実行する
    請求項3に記載の紙葉類束の特性判定用画像データ形成装置。
  5. 電子計算機に対して、
    少なくとも紙葉類束の実画像を含む実画像データと、前記紙葉類束の厚みに関するデータ(以下「厚み関連データ」という。)とを関連付けた基本データセットを複数入力受付させる基本データセット入力受付ステップと、
    前記基本データセット入力受付ステップにおいて前記基本データセットの入力が完了された後に、前記実画像データにおいて前記紙葉類束の領域データを伸縮加工させると共に、その加工対象の実画像データに関連付けられた前記厚み関連データに前記伸縮の倍率を乗じさせて、加工された前記領域データを含む画像データ(以下「加工画像データ」という。)に対応する新たな厚み関連データ(以下「新厚み関連データ」という。)を生成させ、前記新厚み関連データを前記加工画像データに関連付けて新たなデータセットを生成させる新データセット生成処理ステップと
    を実行させるプログラムであり、
    前記電子計算機に、複数の基本データセットに対して前記新データセット生成処理ステップを繰り返させて新たなデータセットを増産させる
    紙葉類束の特性判定用画像データ形成プログラム。
  6. 電子計算機に対して、
    少なくとも紙葉類束の実画像を含む実画像データと、前記紙葉類束の損傷状態を示す損傷状態指標値データとを関連付けた基本データセットを複数入力受付させる基本データセット入力受付ステップと、
    前記基本データセット入力受付ステップにおいて前記基本データセットの入力が完了された後に、前記実画像データにおいて前記紙葉類束の領域データの少なくとも一部を、少なくとも一つの置換画像で置換加工させると共に、前記置換画像に関連付けられた損傷状態指標値から、加工された前記領域データを含む画像データ(以下「加工画像データ」という。)に対応する前記紙葉類束の新たな損傷状態指標値データ(以下「新損傷状態指標値データ」という。)を生成させ、前記新損傷状態指標値データを前記加工画像データに関連付けて新たなデータセットを生成させる新データセット生成処理ステップと
    を実行させるプログラムであり、
    前記電子計算機に、複数の基本データセットに対して前記新データセット生成処理ステップを繰り返させて新たなデータセットを増産させる
    紙葉類束の特性判定用画像データ形成プログラム。
  7. 前記電子計算機に対して、
    少なくとも紙葉類束の実画像を含む実画像データと、前記紙葉類束の厚みに関するデータ(以下「厚み関連データ」という。)とを関連付けた基本データセットを複数入力受付させる基本データセット入力受付ステップと、
    前記基本データセット入力受付ステップにおいて前記基本データセットの入力が完了された後に、前記実画像データにおいて前記紙葉類束の領域データを伸縮加工させると共に、その加工対象の実画像データに関連付けられた前記厚み関連データに前記伸縮の倍率を乗じさせて、加工された前記領域データを含む画像データ(以下「加工画像データ」という。)に対応する新たな厚み関連データ(以下「新厚み関連データ」という。)を生成させ、前記新厚み関連データを前記加工画像データに関連付けて新たなデータセットを生成させる新データセット生成処理ステップと
    を実施させる方法であり、
    前記電子計算機に、複数の基本データセットに対して前記新データセット生成処理ステップを繰り返させて新たなデータセットを増産させる
    紙葉類束の特性判定用画像データ形成方法。
  8. 前記電子計算機に対して、
    少なくとも紙葉類束の実画像を含む実画像データと、前記紙葉類束の損傷状態を示す損傷状態指標値データとを関連付けた基本データセットを複数入力受付させる基本データセット入力受付ステップと、
    前記基本データセット入力受付ステップにおいて前記基本データセットの入力が完了された後に、前記実画像データにおいて前記紙葉類束の領域データの少なくとも一部を、少なくとも一つの置換画像で置換加工させると共に、前記置換画像に関連付けられた損傷状態指標値から、加工された前記領域データを含む画像データ(以下「加工画像データ」という。)に対応する前記紙葉類束の新たな損傷状態指標値データ(以下「新損傷状態指標値データ」という。)を生成させ、前記新損傷状態指標値データを前記加工画像データに関連付けて新たなデータセットを生成させる新データセット生成処理ステップと
    を実施させる方法であり、
    前記電子計算機に、複数の基本データセットに対して前記新データセット生成処理ステップを繰り返させて新たなデータセットを増産させる
    紙葉類束の特性判定用画像データ形成方法。
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