JP6775471B2 - 安全性評価装置、安全性評価方法及び安全性評価プログラム - Google Patents
安全性評価装置、安全性評価方法及び安全性評価プログラム Download PDFInfo
- Publication number
- JP6775471B2 JP6775471B2 JP2017117968A JP2017117968A JP6775471B2 JP 6775471 B2 JP6775471 B2 JP 6775471B2 JP 2017117968 A JP2017117968 A JP 2017117968A JP 2017117968 A JP2017117968 A JP 2017117968A JP 6775471 B2 JP6775471 B2 JP 6775471B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- access pattern
- distance
- safety evaluation
- probability distribution
- entropy
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 238000011156 evaluation Methods 0.000 title claims description 35
- 238000009826 distribution Methods 0.000 claims description 35
- 238000004364 calculation method Methods 0.000 claims description 27
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 22
- 238000009795 derivation Methods 0.000 claims description 8
- 238000013461 design Methods 0.000 claims description 8
- 238000005315 distribution function Methods 0.000 claims description 3
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 13
- 238000005457 optimization Methods 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 230000010365 information processing Effects 0.000 description 2
- -1 Polypropylene Polymers 0.000 description 1
- 239000004743 Polypropylene Substances 0.000 description 1
- 238000004422 calculation algorithm Methods 0.000 description 1
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 1
- 230000001419 dependent effect Effects 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000006870 function Effects 0.000 description 1
- 229920001155 polypropylene Polymers 0.000 description 1
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 1
- 238000009827 uniform distribution Methods 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Storage Device Security (AREA)
Description
図1は、本実施形態に係る安全性評価装置1の機能構成を示す図である。
安全性評価装置1は、制御部10及び記憶部20の他、入出力デバイス及び通信インタフェース等を備える情報処理装置(コンピュータ)である。制御部10(例えば、CPU)は、記憶部20に格納されたプログラムを読み込んで実行することにより、次の各部として機能する。
制御部10は、サンプル生成部11と、確率分布取得部12と、第1算出部13と、第2算出部14と、範囲導出部15と、決定部16とを備える。
具体的には、確率分布取得部12は、サンプル間の編集距離(例えば、ハミング距離)のヒストグラムを、所定の確率分布関数(例えば、二項分布)で近似することにより、確率分布を推定する。
第2算出部14は、衝突エントロピーに基づいて漏洩情報量の上限を算出し、この漏洩情報量の上限に基づいて平均最小エントロピーの下限値を、安全性指標として算出する。
なお、第1算出部及び第2算出部による安全性指標の算出方法の詳細は後述する。
決定部16は、導出された範囲の中で、コストが最小となる設計パラメータを決定し、出力する。
なお、範囲導出部15及び決定部16による最適化方法の詳細は後述する。
しかしながら、平均最小エントロピーを実際に計算するためには、アクセスパターンの確率分布を計算する必要がある。確率分布は、その分布に偏りがあるほど計算が複雑となり理論的に導出することが困難になる。また、確率分布を実験的に算出する場合も、アクセスパターンの取りうる値の数が多ければ、指数オーダの膨大なサンプルが必要となり容易ではない。
プログラムRがN個のデータブロックからなるメモリにn回アクセスする場合を考える。それぞれのアクセスAは、データブロックのアドレスで定義され、アクセスパターンは、次式で表される。
(A1,…,An)
メモリアクセスパターン保護技術であるORAMの各方式は、アクセスパターン(A1,…,An)を、異なるアクセスパターン(B1,…,Bq)にマッピングするする。ここで、(A1,…,An)を元のアクセスパターン、(B1,…,Bq)を保護されたアクセスパターンと呼ぶ。
なお、n回のアクセスからなる元のアクセスパターンは、q(≧n)回のアクセスからなる保護されたアクセスパターンに変換されている。
元のアクセスパターンをAn=(A1,…,An)、これに対応する保護されたアクセスパターンをBq=(B1,…,Bq)とする。
このとき、安全性の評価指標である平均最小エントロピーH∞(An|Bq)が−log(1/Nn)−l以下のとき、このORAM方式は、l−漏えい安全と定義する。
H∞(An|Bq)=−logEbq∈Bq(
maxaq∈AnPr[An=an|Bq=bq])
は、ベイズの定理により、
H∞(An|Bq)=−logΣbq∈Bq(
maxan∈AnPr[Bq=bq|An=an]Pr[An=an])
と変形できる。
さらに、Anが一様分布と仮定すると、Anの要素はNn個であるから、
Pr[An=an]=1/Nn
となる。よって、下記の文献Aにより、
H∞(An|Bq)≧−log(1/Nn)−log|Bq|+H∞(An,Bq)
が得られる。また、下記の文献Bにより、平均最小エントロピーH∞(An,Bq)と衝突エントロピーH2(An,Bq)とは、
H2(An,Bq)≦2H∞(An,Bq)
の関係が成り立つので、
H∞(An|Bq)≧−log(1/Nn)
−log|Bq|+H2(An,Bq)/2
となる。
文献B: Y. Dodis, T. Ristenpart, and S. Vadhan, “Randomness condensers for efficiently samplable, seed−dependent sources,” in Proceedings of the 9th Theory of Cryptography Conference (TCC 2012), 2012, pp. 618−635.
安全性評価装置1は、漏えい情報量lの上限t−H2(An,Bq)/2について、tを理想的な値として計算する。
衝突エントロピーH2(An,Bq)は、−log(1/Nn)+H2(Bq|An=an)で表される。ただし、どのanについてもH2(Bq|An=an)が同様であることを仮定する。
ステップS1において、制御部10は、元のアクセスパターンanを一つ用意する。
ステップS2において、制御部10(サンプル生成部11)は、元のアクセスパターンanを用いて、対応する複数の保護されたアクセスパターンbqのサンプルを生成する。
メモリアクセスパターン保護技術であるORAMでは、アクセスパターンを保護するために、ダミーデータを格納するための追加領域と、アクセス履歴を保管するための追加領域とが必要である。これらの領域が大きいほど安全性は向上するが、一方でメモリへアクセスする際の計算コストが増加する。
ステップS11において、制御部10(範囲導出部15)は、ORAMにおいて設定されるダミーデータを格納するための追加領域と、アクセス履歴を保管するための追加領域との大きさを、それぞれ変化させながら、第2算出部14により漏えい情報量lの上限値t−H2(An,Bq)/2を計算する。そして、制御部10(範囲導出部15)は、平均最小エントロピーH∞(An|Bq)がδ以上となる各追加領域の大きさの範囲を導出する。
10 制御部
11 サンプル生成部
12 確率分布取得部
13 第1算出部
14 第2算出部
15 範囲導出部
16 決定部
20 記憶部
Claims (6)
- メモリへのアクセスパターンに対して、保護されたアクセスパターンの複数のサンプルを生成するサンプル生成部と、
前記サンプル間の距離を算出し、当該距離の確率分布を取得する確率分布取得部と、
前記距離が0となる確率から、衝突エントロピーを算出する第1算出部と、
前記衝突エントロピーに基づく漏洩情報量の上限から、平均最小エントロピーの下限値を、安全性指標として算出する第2算出部と、を備える安全性評価装置。 - 前記確率分布取得部は、前記サンプル間の編集距離のヒストグラムを、所定の確率分布関数で近似する請求項1に記載の安全性評価装置。
- アクセスパターンの保護技術における設計パラメータを変化させ、前記第2算出部により算出される前記安全性指標が指定値以上となる範囲を導出する範囲導出部を備える請求項1又は請求項2に記載の安全性評価装置。
- 前記範囲の中で、コストが最小となる設計パラメータを決定する決定部を備える請求項3に記載の安全性評価装置。
- メモリへのアクセスパターンに対して、保護されたアクセスパターンの複数のサンプルを生成するサンプル生成ステップと、
前記サンプル間の距離を算出し、当該距離の確率分布を取得する確率分布取得ステップと、
前記距離が0となる確率から、衝突エントロピーを算出する第1算出ステップと、
前記衝突エントロピーに基づく漏洩情報量の上限から、平均最小エントロピーの下限値を、安全性指標として算出する第2算出ステップと、をコンピュータが実行する安全性評価方法。 - メモリへのアクセスパターンに対して、保護されたアクセスパターンの複数のサンプルを生成するサンプル生成ステップと、
前記サンプル間の距離を算出し、当該距離の確率分布を取得する確率分布取得ステップと、
前記距離が0となる確率から、衝突エントロピーを算出する第1算出ステップと、
前記衝突エントロピーに基づく漏洩情報量の上限から、平均最小エントロピーの下限値を、安全性指標として算出する第2算出ステップと、をコンピュータに実行させるための安全性評価プログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017117968A JP6775471B2 (ja) | 2017-06-15 | 2017-06-15 | 安全性評価装置、安全性評価方法及び安全性評価プログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017117968A JP6775471B2 (ja) | 2017-06-15 | 2017-06-15 | 安全性評価装置、安全性評価方法及び安全性評価プログラム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019003442A JP2019003442A (ja) | 2019-01-10 |
JP6775471B2 true JP6775471B2 (ja) | 2020-10-28 |
Family
ID=65007927
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017117968A Active JP6775471B2 (ja) | 2017-06-15 | 2017-06-15 | 安全性評価装置、安全性評価方法及び安全性評価プログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6775471B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6176076B2 (ja) * | 2013-11-22 | 2017-08-09 | 富士通株式会社 | 物理乱数生成装置、物理乱数生成方法、及び物理乱数生成システム |
JP6249915B2 (ja) * | 2014-09-24 | 2017-12-20 | Kddi株式会社 | 記憶装置、方法及びプログラム |
-
2017
- 2017-06-15 JP JP2017117968A patent/JP6775471B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2019003442A (ja) | 2019-01-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US11902413B2 (en) | Secure machine learning analytics using homomorphic encryption | |
Liu et al. | Ganred: Gan-based reverse engineering of dnns via cache side-channel | |
CN110348238B (zh) | 一种面向应用的隐私保护分级方法及装置 | |
Apostal et al. | Password recovery using MPI and CUDA | |
CN116933222B (zh) | 基于零水印的三维模型版权认证方法及系统 | |
Nag et al. | An adaptive approach for continuous multi-factor authentication in an identity eco-system | |
Alfano et al. | Computing extensions of dynamic abstract argumentation frameworks with second-order attacks | |
CN109492844B (zh) | 业务策略的生成方法和装置 | |
CN116542520A (zh) | 漏洞的处理方法及装置、存储介质和电子设备 | |
US20230113896A1 (en) | System for Restrictive Discovery of Private Data Feature Intersection | |
Khalil et al. | Fuzzy Logic based security trust evaluation for IoT environments | |
CN117574351A (zh) | 弱密码检测方法、装置和存储介质及电子设备 | |
JP6775471B2 (ja) | 安全性評価装置、安全性評価方法及び安全性評価プログラム | |
CN111783099B (zh) | 一种设备安全分析方法、装置及设备 | |
CN110874481A (zh) | 一种基于gbdt模型的预测方法和装置 | |
KR102126795B1 (ko) | 딥러닝 기반의 이미지 개인정보 가공장치 시스템, 장치 및 그 방법 | |
Kunz et al. | Finding risk patterns in cloud system models | |
CN116070382A (zh) | 网络的风险预测方法及装置、处理器和电子设备 | |
JP2018049437A (ja) | 評価装置、評価方法及び評価プログラム | |
CN114117487A (zh) | 加密字符串的明文相似性预估方法、装置、设备及介质 | |
KR20220082061A (ko) | 키 생성 장치, 키 이용 장치, 및 키 생성 방법 | |
CN105989279A (zh) | 基于多层级GPU集群的Domino专用口令破解系统 | |
CN112668034A (zh) | 数据的混淆方法、数据的切分方法、装置及设备 | |
KR20210017142A (ko) | 백업 시스템에서 파일의 엔트로피를 기반으로 기계학습을 활용한 효과적인 랜섬웨어 탐지 방법 및 시스템 | |
CN118277107B (zh) | 异构可信执行环境间安全协同计算的方法、系统及产品 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20190723 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20200630 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20200929 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20201006 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6775471 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |