JP6771252B1 - 食器セット、及び器体 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、器を連結させた状態で片手で持ち運び可能な食器セットの提供を目的とした。【解決手段】本発明の食器セットSは、内部に飲食物を収容可能な複数の器体10を有し、複数の器体10を横方向Xに隣接するように連結可能であり、複数の器体10のうち少なくとも1の器体10には筋状のレール部24が設けられ、当該器体10と隣接して連結される器体10には筋状の進入部が設けられており、レール部24及び進入部26は、レール部24に対して進入部26をスライドさせて嵌め込むことにより2つの器体10を連結するスライド連結部20をなしている。【選択図】図1

Description

本発明は、飲食物や食材を収容可能な器を複数備える食器セットに関する。
従来、配膳のための食器や食品を保存するための容器など、用途に応じた様々な食器セットが提供されている。例えば、下記特許文献1には、複数の食器を備え、複数の食器に飲食物を収容した状態で積み重ねることができる食器セットが提供されている。
特開2004−358159号公報
ここで、食器セットの用途や使用シーンによっては、食器を重ねずに連結させて持ち運びしたい場合もある。例えば、複数人数で行われるバーベキューなどでは、取り皿や盛り付け皿など複数の器が用いられる。このような場合、食材や料理等を複数の器に盛り付けて重ねて持ち運ぶとすると、器の集合体全体として高さが大きくなり、ユーザが両手で把持する必要が生じるなど不便である。そのため、複数の器を分離及び連結可能としつつ、連結された複数の器を片手で把持可能な食器セットに対するニーズがあった。
そこで本発明は、器を連結させた状態で片手で持ち運び可能な食器セットの提供を目的とした。
(1)上述の課題を解決すべく提供される本発明の食器セットは、内部に飲食物を収容可能な複数の器体を有し、前記器体の高さ方向を縦方向とし、前記縦方向と交差する方向を横方向とした場合に、複数の前記器体を前記横方向に隣接するように連結可能であり、複数の前記器体のうち少なくとも1の前記器体には筋状の凹部が設けられ、当該器体と隣接して連結される前記器体には筋状の凸部が設けられており、前記凹部及び前記凸部は、前記凹部に対して前記凸部をスライドさせて嵌め込むことにより2つの前記器体を連結するスライド連結部をなしている。
本発明の食器セットによれば、横方向に(水平方向に)隣接するように複数の器体を連結することができる。これにより、複数の器体を連結させたユニット体の高さが大きくなることを抑制して、ユニット体を片手で把持して持ち運び可能となる。また、本発明の食器セットによれば、複数の器体が横方向(水平方向)に連結されるため、器体に食材等を盛り付けた状態を視認しつつ、ユニット体を片手で把持して持ち運ぶことができる。
(2)また、本発明の食器セットは、前記凹部が蟻溝状とされているものであるとよい。
上述の構成によれば、凹部に進入させた凸部を抜け止めとして機能させることができる。その結果、本発明の食器セットは、1の器体から他の器体が脱落することを抑制して、確実に2つの器体を連結することができる。
(3)本発明の食器セットは、少なくとも1の前記スライド連結部は、前記横方向に延びるように形成された横スライド連結部であるとよい。
上述の構成によれば、1の器体に対し他の器体を横方向にスライドさせて相対的に移動させることにより凹部に凸部が進入して2つの器体を連結することができる。すなわち、2つの器体を横方向に相対移動させることにより連結させるため、2つの器体が上下方向に位置決めされた状態で連結される。その結果、本発明の食器セットは、複数の器体が連結されたユニット体のうち、1の器体のみを把持した場合であっても(片持ちで把持した場合あっても)安定してユニット体を持ち上げることができる。
(4)本発明の食器セットは、少なくとも1の前記スライド連結部が、前記縦方向に延びるように形成された縦スライド連結部であるとよい。
上述の構成によれば、器体を横方向への移動を制限することができる。
(5)本発明の食器セットは、3以上の前記器体と、複数の前記スライド連結部と、を備え、複数の前記スライド連結部には、前記横方向に延びるように形成された横スライド連結部、及び前記縦方向に延びるように形成された縦スライド連結部が含まれており、少なくとも2の前記器体を前記横スライド連結部により連結可能であり、前記横スライド連結部により連結された少なくとも2の前記器体と、他の前記器体とを、縦スライド連結部により連結可能であるとよい。
上述の構成によれば、横スライド連結部により連結された器体の集合体(ユニット体)に対し、横方向への移動を規制して位置決めすることができる。すなわち、複数の器体を横スライド連結部により上下方向に位置決めされた状態で連結するとともに、縦スライド連結部によりこれらの器体を横方向に位置決めすることができる。その結果、本発明の食器セットは、器体の集合体(ユニット体)を片持ちで安定して把持可能としつつ、ユニット体がズレて脱落することを抑制して、より強固に器体を連結することができる。
(6)本発明の食器セットは、1の前記器体の内部に、他の前記器体を格納可能であるとよい。
上述の構成によれば、複数の器体をコンパクトな外形とすることができる。これにより、本発明の食器セットは、嵩張らず効率的に収納することができる。
(7)本発明の器体は、上述したいずれかの食器セットを構成するものである。
本発明の器体によれば、横方向に(水平方向に)隣接するように他の器体と連結させることができる。これにより、複数の器体を連結させたユニット体の高さが大きくなることを抑制して、ユニット体を片手で把持して持ち運び可能となる。
本発明によれば、器を連結させることにより、お盆などを必要とすることなく一挙に多種の食材を、片手で持ち運び可能な食器セットを提供することができる。また、食器セットによれば、テーブルなどに食器セットを移動させた後には、必要に応じて連結を解除し、個別の食器として取り扱うこともできる。
本発明の食器セットを構成する器体を示す斜視図である。 図1の器体が連結されてユニット体とされた状態を示す斜視図である。 図1の器体の内部に他の器体を格納した状態を示す斜視図である。 図1の器体の内部に他の器体を格納して蓋がされた状態を示す斜視図である。 図1の食器セットを示す平面図である。 図1の食器セットの横スライド連結部を示す図である。(a)は器体Aの正面視における断面図、(b)は器体Bの正面視における断面図、(c)は図5の器体AのE1−E1’線断面図、(d)は図5の器体BのE2−E2’線断面図である。 図1の食器セットにおいて、器体Aと器体Bとを連結させる場合を示す斜視図である。 図1の食器セットにおいて、器体Aと器体Bとを連結させる場合を示す平面図及び断面図である。 図1の食器セットにおいて、器体Aと器体Cとを連結させる場合を示す斜視図である。 図1の食器セットにおいて、器体A、器体B、及び器体Cのユニット体に器体Dを連結させる場合を示す斜視図である。 図1の食器セットの器体Aを示している。(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は右側面図、(d)は背面図、(e)は左側面図、(f)は底面図である。 図1の食器セットの器体Bを示している。(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は右側面図、(d)は背面図、(e)は左側面図、(f)は底面図である。 図1の食器セットの器体Cを示している。(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は右側面図、(d)は背面図、(e)は左側面図、(f)は底面図である。 図1の食器セットの器体Dを示している。(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は右側面図、(d)は背面図、(e)は左側面図、(f)は底面図である。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施形態に係る食器セットSについて説明する。
図1に示すとおり、食器セットS(容器セット)は、構成体として複数の器体10を備えている。器体10は、所定の深さを有し、内部となる収容部11に飲食物や食材などを収容可能な皿、椀、コップなどとして使用可能な容器である。本実施形態の食器セットSは、器体10A、器体10B、器体10C、及び器体10Dの4つの器体10を構成体として備えている。
図1に示すとおり、食器セットSは、複数の器体10を分離させた状態(分離状態)で飲食物や食材などを収容して使用可能であるとともに、複数の器体10を連結させた状態(連結状態)で使用可能とされている(図2参照)。また、図3に示すとおり、食器セットSは、1の器体10に他の器体10を格納してコンパクトな大きさとして収納することができる。
以下の説明では、器体10やユニット体50の底面18をテーブルなどに接地させた状態における器体10の高さ方向(上下方向)を、単に「上下方向H」又は「縦方向H」と記載して説明する場合がある。さらに、上下方向Hにおける器体10の上方を単に「上方Up」と、下方を単に「下方Lw」と記載して説明する場合がある。
さらに、以下の説明では、縦方向Hに交差する方向(器体10の横方向、水平方向)を、単に「横方向X」と記載して説明する場合がある。また、横方向Xのうち、ユニット体50の幅方向となる方向(器体10Aと器体10Bとが並ぶ方向)を「幅方向X1」と、ユニット体50の奥行き方向となる方向(器体10Aと器体10Cとが並ぶ方向)を「奥行き方向X2」と記載して説明する場合がある。
さらに、食器セットSにおいて、2以上の器体10が連結された器体10の集合体を、単に「ユニット体50」と記載して説明する場合がある。
また、以下の説明では、器体10の四方の側面12のうち、複数の器体10がユニット体50とされた状態における器体10A及び器体10B側の側面を「正面14」と、正面14とは反対側の側面を「背面16」と、正面14の右側の側面を「右側面15」と、正面14の左側の側面を「左側面17」と記載して説明する場合がある。なお、器体10の正面14、右側面15、背面16、及び左側面17を総称して、単に「側面12」と記載して説明する場合がある。
図5に示すとおり、本実施形態の食器セットSを構成する4つの器体10は、いずれも平面視において略矩形(略正方形)の形状を有する升状の容器とされている。本実施形態の器体10は、木材を組み立て、あるいは削り出して升状の形状が形成され、さらに側面の一部を削り取ることで、四方の側面のうち少なくとも一部の側面に凹凸が形成されている。また、本実施形態の器体10は、木材を所定の形状とした後に、漆による表面加工が施されている。
なお、本実施形態の器体10は木材を加工して外形を形成し、漆塗りを施したものとした例を示したが、本発明の食器セットS及び器体10は本実施形態に限定されない。すなわち、本発明の食器セットに係る器体は、樹脂を成形したものであってもよいし、アルミニウム、ステンレス等の金属製としてもよい。また、本発明の食器セットに係る器体は、漆以外の表面加工を施したものであってもよいし、表面加工を行わないものとしてもよい。
図5に示すとおり、4つの器体10のうち、器体10A及び器体10Bは、平面視における大きさが概ね同じとされている。また、器体10Cは、平面視における大きさが器体10A及び器体10Bよりも小さい。さらに、器体10Dは、平面視における大きさが器体10Cよりも小さい。すなわち、4つの器体10の平面視における大きさは、器体10A及び器体10B>器体10C>器体10Dとなっている。また、図2に示すとおり、4つの器体10の高さは、器体10C>器体10D>器体10A>器体10Bとなっている。
このように、食器セットSでは、複数(本実施形態では4つ)の器体10を異なる大きさや高さとされている。これにより、食器セットSは、複数の器体10の用途に多様性を持たせることができる。例えば、本実施形態の食器セットSでは、比較的深さ(高さ)がある器体10Dや器体10Cをスープ入の器やコップ等、飲料物や汁物を入れる器として、比較的浅い(高さが低い)器体10Aや器体10Bを皿や椀としてなど、多様な用途に応じて使用することができる。
また、食器セットSは、後で説明するとおり、複数の器体10の大きさを異なるものとし、器体10の内部に他の器体10を格納可能とし、コンパクトな大きさとして収納することができる(図3参照)。
図11、図12、及び図13に示すとおり、器体10A、器体10B、及び器体10Cには、横方向Xに延びるように筋状の凹凸が形成されている。また、図12、図13、及び図14に示すとおり、器体10B及び器体10Cには、縦方向Hに延びる凹状の部分が形成されており、器体10Dには、縦方向Hに延びる凸状の部分が形成されている。
器体10に形成された凹凸の少なくとも一部は、2つの器体10を縦方向Hあるいは横方向Xにスライドするように相対移動させて連結するスライド連結部20をなしている。なお、以下の説明では、横方向Xに延びるように形成された凹凸により構成されるスライド連結部20を、「横スライド連結部22」と記載し、縦方向Hに延びるように形成された凹凸により構成されるスライド連結部20を、「縦スライド連結部30」と記載して説明する。
図6(c)及び図6(d)に示すとおり、横スライド連結部22は、横方向Xに延びるように筋状に形成された凹状の部分であるレール部24(凹部)、及び横方向Xに延びるように筋状に形成された凸状の部分である進入部26(凸部)を備えている。
図6(a)及び図6(b)に示すとおり、レール部24(凹部)は、器体10の表面側から内側に向けて凹状に形成されている。また、図1、図6(c)及び図6(d)に示すとおり、レール部24(凹部)は、器体10の側面12の一端から他端を横断するように横方向Xに筋状に形成されている。また、図6(a)及び図6(b)に示すとおり、レール部24は、断面視において、上下方向Hに向かって溝幅が広がるような略ハの字状の蟻溝状の形状とされている。
図1、図6(c)及び図6(d)に示すとおり、進入部26(凸部)は、器体10の側面12の一端から横方向Xに延びるように形成されている。また、図6(a)及び図6(b)に示すとおり、進入部26は、根元がくびれるように形成されており、断面視において略八の字状の形状となっている。
なお、本実施形態の食器セットSでは、器体10の表面の一部を横方向Xに削り取られて凹状に形成された部分がレール部24をなしており、残存する表面の一部が凸状に形成されて進入部26をなしている。また、本実施形態の食器セットSでは、器体10の側面12において、残存して凸状に形成されている表面のうち、進入部26以外の部分が、後述する位置決め部40を構成する当接部42や規制部44をなしている。
進入部26は、他の器体10に設けられたレール部24に対して横方向Xにスライドさせて進入可能とされている。また、一方の器体10に設けられたレール部24に対して他の器体10の進入部26を進入させて嵌め込まれることで、2つの器体10が横方向Xに連結される(図8参照)。
ここで、図1、図6等に示すとおり、本実施形態の食器セットSに係る器体10では、レール部24が設けられている側面12には、進入部26が設けられている。別の言い方をすれば、本実施形態の食器セットSでは、隣接して連結される2つの器体10の連結構造において2つのスライド連結部20が互い違いに設けられている。そのため、2つの器体10が連結される際に、一方の器体10のレール部24に他方の器体10の進入部26が進入するとともに、他方の器体10のレール部24に一方の器体10の進入部26が進入し、レール部24と進入部26とが互い違いとなるように嵌め込まれる(図8参照)。これにより、本実施形態の食器セットSは、2つの器体10をより強固に連結することができる。
図8等に示すとおり、横方向Xに隣接して連結される2つの器体10の側面12には、2つの器体10を横方向Xにおいて位置決めする位置決め部40が設けられている。位置決め部40は、2つの器体10のうち、一方の器体10に設けられた当接部42と、他方の器体10に設けられた規制部44とにより構成されている。
位置決め部40は、レール部24に進入部26が進入して2つの器体10を連結させる際に、当接部42が規制部44と接触することにより、器体10の進入方向への移動を規制して、横方向Xにおいて器体10を位置決めする(図8参照)。
図6(d)に示すとおり、当接部42は、器体10の側面12の一端から横方向Xに延びるように筋状に形成された凸状の部分である。また、図1及び図6(a)に示すとおり、規制部44は、器体10の側面12の横方向Xの端部近傍の端面が残存する凸状の部分として形成されている。
図8に示すとおり、レール部24に進入部26を進入させつつ2つの器体10を連結させると、やがて当接部42が規制部44と接触して、器体10の進入方向への移動が規制される。これにより、2つの器体10が、横方向Xにおいて位置決めされる。すなわち、レール部24に進入部26を進入させつつ嵌め込むように2つの器体10を連結させると、当接部42が規制部44と接触する位置で位置決めされる。
図5に示すとおり、本実施形態の食器セットSでは、横スライド連結部22は、器体10A及び器体10Bが連結された状態において隣接する側面12と、器体10A及び器体10Cが連結された状態において隣接する側面12とに設けられている。
より具体的に説明すると、本実施形態の食器セットSでは、器体10A及び器体10Bを連結する横スライド連結部22として、器体10Aの右側面15にレール部24及び進入部26が設けられており(図11(c)参照)、器体10Bの左側面17にレール部24及び進入部26が設けられている(図12(e)参照)。また、本実施形態の食器セットSでは、器体10A及び器体10Cを連結する横スライド連結部22として、器体10Aの背面16にレール部24及び進入部26が設けられており(図11(d)参照)、器体10Cの正面14にレール部24及び進入部26が設けられている(図13(b)参照)。
縦スライド連結部30は、複数の器体10を横方向Xへの移動を規制して位置決めして連結するために設けられている。図1に示すとおり、縦スライド連結部30は、器体10の側面12に縦方向Hに延びるような筋状の溝とされた縦溝部32と、器体10の側面12に縦方向Hに延びるような筋状の凸部とされた縦凸部34とにより構成されている。
図1及び図5に示すとおり、器体10Dには、2つの縦凸部34が設けられており、一方の縦凸部34は器体10Bに設けられた縦溝部32に対応しており、他方の縦凸部34は器体10Cに設けられた縦溝部32に対応している。
図5に示すとおり、縦凸部34は、断面視において先端が屈曲するような鉤状の形状とされている。また、縦溝部32は、断面視において縦凸部34に対応するような鉤状の溝とされている。そのため、縦凸部34を縦溝部32に進入させて2つの器体10を連結させると、抜け止めとして機能する。
<食器セットの連結状態>
次に、複数の器体10を連結させた場合のスライド連結部20の機能、及び複数の器体10が連結されたユニット体50について説明する。
<1.器体10A及び器体10Bの連結>
先ず、器体10A及び器体10Bの連結について説明する。図7に示すとおり、器体10Aと器体10Bとを連結させる際には、これらの器体10の側面12を摺動させるように奥行き方向X2(横方向X)に移動させ、器体10Aのレール部24に器体10Bの進入部26をスライドさせて進入させる。このとき、器体10Bの進入部26も器体10Aのレール部24に進入する(図8参照)。このように、食器セットSでは、隣り合って連結される器体10A及び器体10Bには、それぞれレール部24及び進入部26が設けられており、一方の器体10のレール部24と進入部26が、他方のレール部24及び進入部26に相互に(互い違いに)嵌め込まれる。
また、上述のとおり、レール部24は、奥側が幅広となる蟻溝状とされている。そのため、レール部24に進入部26を進入させて器体10Aと器体10Bとを連結させると、器体10A及び器体10Bは、上下方向H及び離反方向の移動が規制されて連結される。このように、横スライド連結部22は、2つの器体10が連結された状態において抜け止めとして機能して、2つの器体10を確実に連結することができる。
また、図8(b)に示すとおり、器体10A及び器体10Bが連結された状態では、器体10Aのレール部24に器体10Bの進入部26が嵌め込まれた状態となるとともに、器体10Bのレール部24に器体10Aの進入部26が嵌め込まれた状態となる。さらに、器体10A及び器体10Bが連結された状態では、器体10Bの当接部42が器体10Aの進入部26の下方Lwの凹部を埋めるように配置される。すなわち、器体10A及び器体10Bを連結させた状態では、これらの側面12の端面(進入部26)が互い違いになるように隙間が少なく密接した状態で連結される。これにより、ガタつきを抑制して、2つの器体10を安定して連結することができる。
このように、器体10A及び器体10Bは、幅方向X1(横方向X)に隣接するように連結されてユニット体50を構成する。また、食器セットSでは、複数の器体10が、横スライド連結部22により離反方向に抜けることや上下方向Hへの移動を規制された状態で連結される。これにより、ユニット体50を持ち運ぶ際に、器体10A及び器体10Bのうち、一方の器体10を持ち上げると他方の器体10も同時に持ち上げられる。その結果、ユニット体50を両手で把持することを要さず、片方から(片手で)把持して運搬することができる。
また、食器セットSでは、器体10の収容部11を上向きとしたままで、複数の器体10を横並びに連結することができる。そのため、器体10に飲食物を盛り付けた状態で、かつ、複数の器体10の内容物(飲食物等)を同時に視認可能な状態で器体10を連結することができる。
<2.器体10A及び器体10Cの連結>
次に、器体10A及び器体10Cの連結について説明する。図9に示すとおり、器体10Aと器体10Cとを連結させる際には、これらの器体10の側面12を摺動させるように幅方向X1(横方向X)に移動させ、器体10Aのレール部24に器体10Cの進入部26をスライドさせて進入させる。このとき、器体10Cの進入部26も器体10Aのレール部24に進入する。このようにして、器体10A及び器体10Cが、奥行き方向X2(横方向X)に隣接するように連結される。
なお、図9では、器体10Aに対して器体10Cを連結させる場合を図示したが、器体10A及び器体10Bを連結させたユニット体50に対して器体10Cを連結させて3つの器体10を連結させたユニット体50とする場合も、同様に横スライド連結部22により2つの器体10のユニット体50と器体10Cとが連結される。
<3.ユニット体50と器体10Dとの連結>
次に、器体10A、器体10B及び器体10Cが連結されたユニット体50と、器体10Dとの連結について説明する。
上述のとおり、器体10B及び器体10Cには、縦溝部32が形成されている。図10に示すとおり、器体10A、器体10B、及び器体10Cが連結されたユニット体50に対して、器体10Dを上方Upから下方Lwに向けてスライドさせて連結させる。この際、器体10Dに形成された2つの縦凸部34のうち、一方の縦凸部34が器体10Cの縦溝部32に進入するとともに、他方の縦凸部34が器体10Bの縦溝部32に進入する。
これにより、ユニット体50と器体10Dとが横方向Xに位置決めされた状態で連結される。すなわち、ユニット体50と器体10Dとが連結されたユニット体50は、相互に横方向Xへの移動が規制された状態で連結される。これにより、1の器体10から他の器体10が横方向Xにズレる、あるいは横方向Xに移動して脱落する等を抑制し、より強固にユニット体50として保持することができる。その結果、食器セットSは、器体10の集合体(ユニット体50)を片持ちであってもさらに安定して把持することができる。
<4.収容状態について>
次に、器体10の格納について説明する。図3に示すとおり、食器セットSは、器体10A及び器体10Bを、他の器体10(器体10C及び器体10D)を収容する箱体として機能させ、4つの器体10をコンパクトな外形とすることができる。
上述のとおり、器体10A及び器体10Bは、平面視において概ね同じ大きさとされている。また、器体10Cは、平面視における大きさが器体10Aの内部(収容部11)の大きさよりも小さい。さらに、器体10Dは、平面視における大きさが器体10Cの内部(収容部11)の大きさよりも小さい。
そのため、食器セットSは、器体10Aの内部に器体10Cを格納するとともに、器体10Cの内部に器体10Dを格納することができる。また、図4に示すとおり、器体10Aの内部に器体10C及び器体10Dを収容させた状態で、器体10Bを蓋のように被せると、食器セットSをコンパクトな大きさとすることができる。
以上、本発明の実施形態に係る食器セットS、及び器体10について説明したが、本発明の食器セットS及び器体10は本実施形態に限定されない。
例えば、本実施形態の食器セットSでは、構成体として4つの器体10を設けた例を示したが、本発明の食器セットは本実施形態に限定されず、食器セットを構成する器体の数は、少なくとも2つあればよく、3つであってもよく、さらに5つ以上であってもよい。
また、本実施形態の食器セットSに係る器体10は、平面視において略矩形の形状(略正方形)であるものと一例として示したが、本発明の食器セットに係る器体は本実施形態に限定されない。例えば、本発明の食器セットを構成する器体は、平面視において略円形でとしてもよいし、略長円であってもよく、長方形、楕円、扇状等、いかなる形状であってもよい。
さらに、本実施形態の食器セットSでは、複数の器体10のうち、高さや大きさが概ね同じものと、異なるものとを設けた例を示したが、本発明の食器セットは本実施形態に限定されず、複数の器体が全て同じ高さや大きさであってもよいし、全て異なる高さや大きさであってもよい。
さらに、本実施形態の食器セットSでは、横スライド連結部22の凹部(レール部24)を蟻溝状のものとし、縦スライド連結部30の凹部(縦溝部32)を鉤状の断面形状を有するものとした例を示したが、本発明の食器セットは本実施形態に限定されない。例えば、本発明の食器セットは、縦スライド連結部の凹部を蟻溝状のものとしてもよい。
さらに、本実施形態の食器セットSに係る器体10は、木材に漆塗りを施したものとした例を示したが、上述のとおり本発明の食器セットに係る器体は、他の素材(樹脂や金属等)により形成したものであってもよい。
以上、本発明の実施形態について説明した。本実施形態において、収容部周辺や位置決め部、スライド機構など実際に食器として扱う際の手触りや口当たり、見た目を考慮した構造なっている。しかし、本発明はこれらの記述に限定されるものではない。前述の実施の形態に関して、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。
本発明は、複数の器を備える食器セットとして、好適に採用することができる。
S 食器セット
10 器体
10A 器体
10B 器体
10C 器体
10D 器体
20 スライド連結部
22 横スライド連結部(スライド連結部)
24 レール部(凹部)
26 進入部(凸部)
30 縦スライド連結部(スライド連結部)
32 縦溝部(凹部)
34 縦凸部(凸部)
50 ユニット体
H 縦方向
X 横方向

Claims (4)

  1. 内部に飲食物を収容可能な3以上の器体を有し、
    前記器体の高さ方向を縦方向とし、前記縦方向と交差する方向を横方向とした場合に、
    複数の前記器体を前記横方向に隣接するように連結可能であり、
    複数の前記器体のうち少なくとも1の前記器体には筋状の凹部が設けられ、当該器体と隣接して連結される前記器体には筋状の凸部が設けられており、
    前記凹部及び前記凸部は、前記凹部に対して前記凸部をスライドさせて嵌め込むことにより2つの前記器体を連結するスライド連結部をなしており
    複数の前記スライド連結部と、
    1の前記器体に設けられた前記凸部を他の前記器体に設けられた前記凹部に進入させてこれらの前記器体を連結する場合に、これらの前記器体を所定の位置で位置決めする位置決め部と、を備え、
    複数の前記スライド連結部には、前記横方向に延びるように形成された横スライド連結部、及び前記縦方向に延びるように形成された縦スライド連結部が含まれており、
    少なくとも2の前記器体を前記横スライド連結部により連結可能であり、前記横スライド連結部により連結された少なくとも2の前記器体と、他の前記器体とを、縦スライド連結部により連結可能である、食器セット。
  2. 前記凹部が蟻溝状とされている、請求項1に記載の食器セット。
  3. 1の前記器体の内部に、他の前記器体を格納可能である、請求項1又は2に記載の食器セット。
  4. 請求項1〜のいずれかに記載の食器セットを構成する器体。
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