JP6763819B2 - 判定装置、判定方法および判定プログラム - Google Patents

判定装置、判定方法および判定プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP6763819B2
JP6763819B2 JP2017085264A JP2017085264A JP6763819B2 JP 6763819 B2 JP6763819 B2 JP 6763819B2 JP 2017085264 A JP2017085264 A JP 2017085264A JP 2017085264 A JP2017085264 A JP 2017085264A JP 6763819 B2 JP6763819 B2 JP 6763819B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
input
value
item
history information
operation history
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017085264A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018185564A (ja
Inventor
佑哉 丸山
佑哉 丸山
志朗 小笠原
志朗 小笠原
健太郎 堀田
健太郎 堀田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority to JP2017085264A priority Critical patent/JP6763819B2/ja
Publication of JP2018185564A publication Critical patent/JP2018185564A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6763819B2 publication Critical patent/JP6763819B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • User Interface Of Digital Computer (AREA)

Description

本発明は、判定装置、判定方法および判定プログラムに関する。
一般に、システムの操作画面におけるGUI(Graphical User Interface)は、さまざまなウィジェットすなわち部品で構成される。開発者はシステムの利用方法を想定し、適切な部品を選んでGUIを実装する。しかしながら、各部品がその機能特性において実装当初から必ずしもシステム利用者にとって最適なものになっているとは限らない(非特許文献1参照)。例えば、許容される入力値が定型のテキスト等に限定されている入力項目(以下、カテゴリ値項目と記す。)は、誤入力を防止するためにプルダウンメニュー等の選択式とすることが望ましい一方で、自由にテキストを入力させる自由入力項目となっている場合がある。
しかしながら、利用実態に合わせて部品をどのように変更することが適切かを把握することは困難である。従来、GUIのレイアウトやデザイン等の問題点は、ユーザビリティテストの実施により発見されている(非特許文献2参照)。一般に、ユーザビリティすなわち使いやすさは、ユーザの主観に基づいて評価される。例えば、ユーザビリティテストでは、ユーザビリティの反映が想定される操作順序、ページ滞在時間、または視線移動等の行動データやユーザへのアンケートに基づいて評価されている(非特許文献3参照)。このユーザビリティテストでは、被験者がタスクを実施し、データを解析し、解析結果に基づいて問題点を発見するなど多大な労力を必要とする。
また、データマイニング手法を利用してユーザビリティの問題点を発見するデータ解析の手法(非特許文献4、5参照)や、システムへの情報の誤入力を防止するためにシステムの操作履歴情報を活用してユーザの現在の入力値の誤りを指摘する技術(非特許文献6参照)が提案されている。この技術では、各入力項目がカテゴリ値項目の場合に、現在の入力値と過去の操作履歴情報の入力値とを比較して正誤を判定する。また、カテゴリ値項目の選択肢の数とユーザビリティとの関係が指摘されている(非特許文献7、8参照)。
深谷和弘,白銀純子,深澤良彰,"ウィジェット変更に伴うソースコード変更箇所の探索支援",第66回全国大会講演論文集 2004.1,2004年,pp.253-254 Jakob Nielsen,"Usability Engineering",Elsevier,1994年 矢下雄一郎,岩田一,白銀純子,深澤良彰,"ユーザの操作を基にしたユーザビリティ自動評価手法",電子情報通信学会技術研究報告.KBSE,2010年1月,109巻,392号,pp.7-12 木浦幹雄,"Webjig:Webユーザビリティ評価支援システム",コンピュータソフトウェア,2011年,Vol.28 No.4,pp.11-16 Ibrahim M.Abu-Zaid,Alaa El-Halees,"Automatic Usability Evaluation on Educational Websites using Data Mining Methods",2013年 丸山佑哉,小笠原志朗,井上晃,"操作事例にもとづく業務システムへの誤入力検知・修正箇所特定手法",電子情報通信学会技術研究報告,2016年,ICM2016-37,pp.73-78 多賀千夏,"その選択肢、大丈夫?フォームでプルダウンメニューを使う際に気をつけたいこと",[online],2014年,UI改善ブログ by f-tra,[平成29年3月15日検索],インターネット<URL:https://f-tra.jp/blog/column/2960> 多賀千夏,"必ず押さえておきたい!iPhone、Androidのフォーム標準UIまとめ",[online],2014年,UI改善ブログ by f-tra,[平成29年3月15日検索],インターネット<URL:https://f-tra.jp/blog/smartphone/1121>
従来、システムに対して許容される入力値が限定されている入力項目を利用実態に応じて適切に把握することは困難という課題があった。例えば、ユーザビリティテストにおいて、GUIの具体的な問題点を、試験実施者や被験者がタスクを実施する中で発見することは容易ではない。非特許文献4,5に記載のデータ解析の技術を利用しても、解析結果を解釈してGUIの最適化を行うことは容易ではない。また、ユーザビリティテストの実施にはコストがかかり、頻繁に実施することは困難である。
また、非特許文献6の技術を適用してユーザの入力を支援する場合に、各入力項目がカテゴリ値項目なのか自由入力項目なのかを、実装に基づいて把握している。しかしながら、上記したとおり、実装と利用実態とが一致しているとは限らないため、実装に基づく把握では、この技術の適用が有効な入力項目を見落とす恐れがある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、システムに対して許容される入力値が限定されている入力項目を利用実態に応じて適切に把握することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る判定装置は、操作画面の入力項目に対する入力値を含む操作履歴情報を取得する取得部と、取得された前記操作履歴情報の前記入力値を前記入力項目ごとに集計し、該入力項目ごとの前記入力値の種類の数を用いた指標値を算出する算出部と、算出された前記指標値が所定の閾値以下である場合に、該入力項目に対して許容される入力値が限定されていると判定する判定部と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、システムに対して許容される入力値が限定されている入力項目を利用実態に応じて適切に把握することが可能となる。
図1は、本発明の一実施形態に係る判定装置の処理概要を説明するための説明図である。 図2は、本実施形態の判定装置の概略構成を例示する模式図である。 図3は、操作履歴情報を説明するための説明図である。 図4は、判定結果の利用について説明するための説明図である。 図5は、判定結果の利用について説明するための説明図である。 図6は、入力支援処理について説明するための説明図である。 図7は、入力支援処理について説明するための説明図である。 図8は、本実施形態の判定処理手順を示すフローチャートである。 図9は、閾値設定処理手順を示すフローチャートである。 図10は、判定プログラムを実行するコンピュータを例示する図である。
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態を詳細に説明する。なお、この実施形態により本発明が限定されるものではない。また、図面の記載において、同一部分には同一の符号を付して示している。
[判定装置の概要]
まず、図1を参照して、本実施形態に係る判定装置の処理概要について説明する。判定装置は、図1に例示する対象システムの操作画面1における各入力項目2に対する入力値の履歴を含む操作履歴情報を用いて、各入力項目2に対して許容される入力値が限定されているか否かを判定する。判定装置は、許容される入力値が限定されている入力項目2をカテゴリ値項目と判定し、入力値が限定されていない入力項目2を自由入力項目と判定する。
図1に示す例では、入力項目2の一つであるサービスCについては、操作履歴情報にselectedとempty(空欄)との2種類の入力値しか出現していないことから、カテゴリ値項目と判定される。一方、他の入力項目2であるオーダー番号について、操作履歴情報に12345、23567、73902、84561等の無数の種類の入力値が出現していることから、自由入力項目と判定される。
なお、判定装置による判定結果は、例えば、カテゴリ値項目との判定された入力項目2を対象に、プルダウンメニュー等の選択式にする等の操作画面のGUIの最適化や、対象システムに対する現在の入力値の正誤を判定する入力支援等に利用される。
[判定装置の構成]
次に、図2を参照して、本実施形態に係る判定装置の概略構成を説明する。図2に示すように、本実施形態に係る判定装置10は、ワークステーションやパソコン等の汎用コンピュータで実現され、入力部11と出力部12と通信制御部13と、記憶部14と、制御部15とを備える。
入力部11は、キーボードやマウス等の入力デバイスを用いて実現され、操作者による入力操作に対応して、制御部15に対して各種指示情報を入力する。出力部12は、液晶ディスプレイなどの表示装置、プリンター等の印刷装置、情報通信装置等によって実現され、後述する判定処理の結果等を操作者に対して出力する。
通信制御部13は、NIC(Network Interface Card)等で実現され、LAN(Local Area Network)やインターネットなどの電気通信回線を介した対象システム等の外部の装置と制御部15との通信を制御する。
記憶部14は、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。記憶部14には、判定装置10を動作させる処理プログラムや、処理プログラムの実行中に使用されるデータなどが予め記憶され、あるいは処理の都度一時的に記憶される。記憶部14は、通信制御部13を介して制御部15と通信する構成でもよい。
本実施形態において、記憶部14には、後述する判定処理において取得された対象システムの操作履歴情報14aが保存される。また、記憶部14には、所定の閾値が予め記憶される。
操作履歴情報14aは、対象システムの操作画面1の入力項目2に対する入力値を含む。図3は、操作履歴情報14aを説明するための説明図である。図3に例示するように、操作履歴情報14aの各レコードは、操作画面1の入力項目2と、各入力項目2の入力値を識別する数値とが対応付けられて構成される。図3には、例えば4番目(k=4)の入力項目2の入力値が、工事種別が廃止であることを示す「2」であることが例示されている。ここで、例えば工事種別について、空欄は「0」、新設は「1」、廃止は「2」等のように、入力値を識別する数値が予め割り当てられる。
なお、後述する判定処理に用いられる操作履歴情報14aは、各入力項目2に正しい入力値が入力された正しい操作履歴情報14aであるものとする。また、後述する入力支援処理に用いられる、入力項目2の一部あるいは全部に誤った入力値が入力されている誤りの操作履歴情報14aも別途記憶部14に保存されているものとする。
図2の説明に戻る。制御部15は、CPU(Central Processing Unit)等の演算処理装置がメモリに記憶された処理プログラムを実行することにより、図2に例示するように、取得部15a、算出部15b、判定部15cおよび支援部15dとして機能する。なお、これらの機能部は、それぞれあるいは一部が異なるハードウェアに実装されてもよい。
取得部15aは、操作画面の入力項目に対する入力値を含む操作履歴情報を取得する。具体的に、取得部15aは、入力部11あるいは通信制御部13を介して、判定処理の対象とするシステムから、このシステムの操作画面1における入力項目2に対する入力値を含む多数の操作履歴情報14aを取得し、記憶部14に保存する。
算出部15bは、取得された操作履歴情報14aの入力値を入力項目2ごとに集計し、該入力項目2ごとの入力値の種類の数を用いた指標値を算出する。例えば、算出部15bは、各入力項目2の入力値の種類の数を指標値とする。図1に示した例では、入力項目2の一つである担当者に対して、電電太郎、電電花子、電電次郎の3種類の入力値が出現している。この場合に、算出部15bは指標値を3とする。また、他の入力項目2である特記事項欄に対して、サービスキャンセル済み、住所変更あり等の40種類の入力値が出現していた場合に、算出部15bは指標値を40とする。
あるいは、算出部15bは、指標値として、取得された操作履歴情報14aの数に対する各入力項目2の入力値の種類の数の割合を算出してもよい。図1に示した例では、入力項目2の一つである担当者に対して3種類の入力値が出現している。操作履歴情報14aの数が100件であった場合に、算出部15bは、指標値として3/100を算出する。また、他の入力項目2である特記事項欄に対して、40種類の入力値が出現していた場合に、算出部15bは、指標値として40/100を算出する。
判定部15cは、算出された指標値が所定の閾値以下である場合に、該入力項目2に対して許容される入力値が限定されていると判定する。例えば、算出部15bが操作履歴情報14aの各入力項目2の入力値の種類の数を指標値とした場合に、閾値として3が設定されていれば、判定部15cは、入力値の種類の数が3以下の入力項目2を、許容される入力値が限定されているカテゴリ値項目と判定する。この場合に、判定部15cは、入力値の種類の数が3より多い入力項目2を自由入力項目と判定する。図1に示した例では、例えば、入力項目2の一つである担当者は、カテゴリ値項目と判定される。一方、他の入力項目2である特記事項欄は、自由入力項目と判定される。
また、算出部15bが、取得された操作履歴情報14aの数に対する各入力項目2の入力値の種類の数の割合を指標値として算出した場合に、閾値として0.1が設定されていれば、判定部15cは、指標値が0.1以下の入力項目2をカテゴリ値項目と判定する。この場合に、判定部15cは、指標値が0.1より大きい入力項目2を自由入力項目と判定する。図1に示した例では、各入力項目2の入力値の種類の数を指標値とした場合と同様に、例えば、入力項目2の一つである担当者は、カテゴリ値項目と判定される。また、他の入力項目2である特記事項欄は、自由入力項目と判定される。
ここで、一般に20以上の選択肢をプルダウンメニューにするとユーザビリティが低下することが指摘されている(非特許文献7参照)。また、特にスマートフォン等の小型デバイスにおいては、選択肢の数が4または5を超えると、スクロールが必要となるためユーザビリティが低下することが指摘されている(非特許文献8参照)。そこで、上記の閾値は、これを勘案して設定される。
また、上記の閾値は、判定部15cの判定結果の利用目的に応じて、例えば、後述する支援部15dによる入力支援処理において実行可能な処理量を考慮して設定される。この場合に、閾値は、入力支援処理における比較回数の最大値が時間スケールの観点から実行可能か否かを判定することにより設定される。言い換えれば、この閾値は、この閾値によって入力項目2に対して許容される入力値が限定されているカテゴリ値項目と判定される入力項目2の数と、この閾値に対応する入力値の種類の数の最大値との組み合わせの数に対する、時間スケールの観点からの実行可能性を勘案して設定される。
また、算出部15bは、例えば、判定部15cによる判定結果の利用目的に応じて、指標値を算出する処理の対象の操作履歴情報14aを変更してもよい。図4および図5は、判定結果の利用について説明するための説明図である。例えば、図4に例示するように、自由入力項目として実装されているが、利用実態として入力値の種類が限定されている入力項目の発見を目的とする場合、算出部15bは、記憶部14に保存されている操作履歴情報14aのすべてのレコードを用いて指標値を算出する。図4に示す例では、入力項目2の1つであるサービス名が、判定部15cによりカテゴリ値項目であると判定された場合が例示されている。この場合に、対象システムでは、例えばJavaScript(登録商標)で操作画面1のGUIをプルダウンメニューに動的に変更することが可能となる。
また、図5に例示するように、先に入力された入力値に応じて、現在の入力値が利用実態として種類が限定されている入力項目か否かを判定する場合には、算出部15bは、記憶部14に保存されている操作履歴情報14aの一部のレコードを用いて指標値を算出する。図5に示す例では、入力中の入力項目であるサービス名を判定部15cの処理対象とする場合に、先に入力された入力項目のうち居住エリアの入力値が「△△県□□市」である操作履歴情報14aに限定されている。この場合に、算出部15bは、複数の入力項目のうち居住エリアの入力値が「△△県□□市」である操作履歴情報14aに限定して指標値を算出し、判定部15cの処理対象とする。これにより、判定部15cの判定結果を、例えば後述する入力支援処理に利用する場合に、判定処理の効率が向上する。この場合にも、対象システムでは、例えばJavaScriptで操作画面1のGUIをプルダウンメニューに動的に変更することが可能となる。また、図5に示す例において、居住エリアが「△△県□□市」のユーザに対して、サービス名の選択肢に「サービスA」のみ提示されるなど、選択肢の数が減少することにより、ユーザの利便性も向上する。
支援部15dは、許容される入力値が限定されていると判定された入力項目を対象として、該入力項目に対する現在の入力値の正誤を判定する入力支援処理を実行する。ここで、図6および図7を参照して、入力支援処理について説明する。図6に示すように、入力支援処理は、判定部15cがカテゴリ値項目と判定した入力項目2を対象とする。そして、支援部15dは、対象システムから操作画面1に対する現在の入力状況を取得して、処理対象の入力項目2について、既知の正しい操作履歴情報14aおよび誤りの操作履歴情報14aと比較して、現在の入力値の正誤を判定する。例えば、支援部15dは、現在の入力値が正しい操作履歴情報14aの入力値と一致すれば、現在の入力値が正しいと判定する。また、現在の入力値が誤りの操作履歴情報14aの入力値と一致すれば、現在の入力値が誤りと判定する。
図7は、具体的に入力支援処理を説明するための説明図である。図7に示すように、支援部15dは、まず、対象システムから入力部11あるいは通信制御部13を介して、現在の入力状況を操作履歴情報14aと同様の形式で取得する。そして、支援部15dは、ユーザが最後に入力した入力項目までの入力項目についての入力値の組み合わせを、操作履歴情報14aの入力値の組み合わせと比較する。すなわち、この入力支援処理における比較回数は、比較する入力項目2の数と、この閾値に対応する各入力項目2の入力値の種類の数との組み合わせの数に相当する。
図7に示す例では、現在入力中の2番目の入力項目2までの2つの入力項目2に対する入力値の組み合わせが比較されている。そして、支援部15dは、現在の入力状況における入力値の組み合わせが、正しい操作履歴情報14aに含まれておらず、誤りの操作履歴情報14aに含まれている場合に、現在の入力値が誤りと判定する。また、支援部15dは、それ以外の場合には、現在の入力値が誤りとは判定しない。
また、支援部15dは、現在の入力値が誤りと判定した場合に、最少の訂正回数で正しい操作履歴情報に一致させる入力項目2を特定する。これにより、支援部15dは、精度高く入力値の正誤を判定できる。
[判定処理]
次に、図8を参照して、判定装置10による判定処理について説明する。図8は、判定処理手順を例示するフローチャートである。図8のフローチャートは、例えば、処理の開始を指示する操作入力があったタイミングで開始される。
まず、取得部15aが、入力部11あるいは通信制御部13を介して、判定処理の対象とするシステムから、このシステムの操作画面1における入力項目2に対する入力値を含む多数の操作履歴情報14aを取得し、記憶部14に保存する(ステップS1)。
次に、算出部15bが、任意の入力項目2を選択し(ステップS2)、当該入力項目2について、取得された操作履歴情報14aの入力値を集計し、入力値の種類の数を用いて所定の指標値を算出する(ステップS3)。
判定部15cは、算出された指標値が所定の閾値を超えているか否かを確認する(ステップS4)。指標値が閾値を超えている場合に(ステップS4,Yes)、判定部15cは、この入力項目2を自由入力項目と判定する(ステップS5)。一方、指標値が閾値以下である場合に(ステップS4,No)、判定部15cは、この入力項目2をカテゴリ値項目と判定する(ステップS6)。
次に、算出部15bが、操作画面1のすべての入力項目2を選択したかを確認する(ステップS7)。すべての入力項目2を選択していない場合に(ステップS7,No)、算出部15bはステップS2の処理に戻す。一方、すべての入力項目2を選択した場合に(ステップS7,Yes)、算出部15bは一連の判定処理を終了させる。
以上、説明したように、本実施形態の判定装置10では、取得部15aは、操作画面1の入力項目2に対する入力値を含む操作履歴情報14aを取得する。また、算出部15bが、取得された操作履歴情報14aの入力値を入力項目2ごとに集計し、該入力項目2ごとの入力値の種類の数を用いた指標値を算出する。また、判定部15cが、算出された指標値が所定の閾値以下である場合に、該入力項目に対して許容される入力値が限定されていると判定する。
これにより、システムに対して許容される入力値が限定されているカテゴリ値項目を、利用実態に応じて適切に把握することができる。したがって、カテゴリ値項目をプルダウンメニュー等の選択式にする等のGUIの最適化が可能となる。また、入力値の正誤を判定する入力支援を効果的に行うことが可能となる。
また、本実施形態の判定装置10においては、支援部15dが、許容される入力値が限定されているカテゴリ値項目と判定された入力項目2を対象として、該入力項目2に対する現在の入力値の正誤を判定する入力支援処理を実行する。これにより、ユーザの現在の入力値の正誤を高精度かつ高効率に判定することができる。
なお、判定部15cが用いる閾値は、判定部15cの判定結果の利用目的に応じて、実行可能な処理量を考慮して設定される。判定結果が支援部15dによる入力支援処理に用いられる場合に、判定部15cが用いる閾値は、入力支援処理における比較回数の最大値が時間スケールの観点から実行可能か否かを判定することにより設定される。すなわち、この閾値は、この閾値によって入力項目2に対して許容される入力値が限定されているカテゴリ値項目と判定される入力項目2の数と、この閾値に対応する入力値の種類の数の最大値との組み合わせの数に対する、時間スケールの観点からの実行可能性を勘案して設定される。
図9を参照して、上記のように閾値を設定する閾値設定処理について説明する。図9は、閾値設定処理手順を示すフローチャートである。図9のフローチャートは、例えば、処理の開始を指示する操作入力があったタイミングで開始される。
まず、制御部15は、閾値としてxを設定し(ステップS11)、閾値xによってカテゴリ値項目と判定される入力項目2の数yを算出する(ステップS12)。
次に、制御部15は、xとyを用いて、入力支援処理における比較回数の最大値を算出する(ステップS13)。すなわち、制御部15は、閾値xによってカテゴリ項目と判定される入力項目2の数yと、閾値xに対応する入力値の種類の数の最大値との組み合わせの数を算出する。ここで、閾値xに対応する入力値の種類の数の最大値は、例えば、閾値xによって判定される上記の指標値が各入力項目2の入力値の種類の数である場合には、xとなる。また、指標値が操作履歴情報14aの数Nに対する各入力項目2の入力値の種類の数の割合である場合には、閾値xに対応する入力値の種類の数の最大値はx×Nとなる。
制御部15は、算出した比較回数の最大値について、目的に合わせた時間スケールで実行可能か否かを確認する(ステップS14)。実行可能ではない場合に(ステップS14,No)、制御部15は、閾値xを小さくして(ステップS15)、ステップS11に処理を戻す。
一方、実行可能な場合に(ステップS14,Yes)、制御部15は、より多くの入力値と入力項目2とを対象とするか否かを確認する(ステップS16)。対象を多くする場合に(ステップS16,Yes)、制御部15は、閾値xを大きくして(ステップS17)、ステップS11に処理を戻す。一方、対象を多くしない場合に(ステップS16,No)、制御部15は一連の閾値設定処理を終了する。これにより、判定装置10は、判定処理に用いる閾値を適切に設定して、入力支援処理を効率よく行うことが可能となる。
[プログラム]
上記実施形態に係る判定装置10が実行する処理をコンピュータが実行可能な言語で記述したプログラムを作成することもできる。一実施形態として、判定装置10は、パッケージソフトウェアやオンラインソフトウェアとして上記の判定処理を実行する判定プログラムを所望のコンピュータにインストールさせることによって実装できる。例えば、上記の判定プログラムを情報処理装置に実行させることにより、情報処理装置を判定装置10として機能させることができる。ここで言う情報処理装置には、デスクトップ型またはノート型のパーソナルコンピュータが含まれる。また、その他にも、情報処理装置にはスマートフォン、携帯電話機やPHS(Personal Handyphone System)などの移動体通信端末、さらには、PDA(Personal Digital Assistants)などのスレート端末などがその範疇に含まれる。また、ユーザが使用する端末装置をクライアントとし、当該クライアントに上記の判定処理に関するサービスを提供するサーバ装置として実装することもできる。例えば、判定装置10は、操作履歴情報を入力とし、カテゴリ値項目か否かの判定結果を出力する判定処理サービスを提供するサーバ装置として実装される。この場合、判定装置10は、Webサーバとして実装することとしてもよいし、アウトソーシングによって上記の判定処理に関するサービスを提供するクラウドとして実装することとしてもかまわない。以下に、判定装置10と同様の機能を実現する判定プログラムを実行するコンピュータの一例を説明する。
図10に示すように、判定プログラムを実行するコンピュータ1000は、例えば、メモリ1010と、CPU1020と、ハードディスクドライブインタフェース1030と、ディスクドライブインタフェース1040と、シリアルポートインタフェース1050と、ビデオアダプタ1060と、ネットワークインタフェース1070とを有する。これらの各部は、バス1080によって接続される。
メモリ1010は、ROM(Read Only Memory)1011およびRAM1012を含む。ROM1011は、例えば、BIOS(Basic Input Output System)等のブートプログラムを記憶する。ハードディスクドライブインタフェース1030は、ハードディスクドライブ1031に接続される。ディスクドライブインタフェース1040は、ディスクドライブ1041に接続される。ディスクドライブ1041には、例えば、磁気ディスクや光ディスク等の着脱可能な記憶媒体が挿入される。シリアルポートインタフェース1050には、例えば、マウス1051およびキーボード1052が接続される。ビデオアダプタ1060には、例えば、ディスプレイ1061が接続される。
ここで、図10に示すように、ハードディスクドライブ1031は、例えば、OS1091、アプリケーションプログラム1092、プログラムモジュール1093およびプログラムデータ1094を記憶する。上記実施形態で説明した各テーブルは、例えばハードディスクドライブ1031やメモリ1010に記憶される。
また、判定プログラムは、例えば、コンピュータ1000によって実行される指令が記述されたプログラムモジュール1093として、ハードディスクドライブ1031に記憶される。具体的には、上記実施形態で説明した判定装置10が実行する各処理が記述されたプログラムモジュール1093が、ハードディスクドライブ1031に記憶される。
また、判定プログラムによる情報処理に用いられるデータは、プログラムデータ1094として、例えば、ハードディスクドライブ1031に記憶される。そして、CPU1020が、ハードディスクドライブ1031に記憶されたプログラムモジュール1093やプログラムデータ1094を必要に応じてRAM1012に読み出して、上述した各手順を実行する。
なお、判定プログラムに係るプログラムモジュール1093やプログラムデータ1094は、ハードディスクドライブ1031に記憶される場合に限られず、例えば、着脱可能な記憶媒体に記憶されて、ディスクドライブ1041等を介してCPU1020によって読み出されてもよい。あるいは、判定プログラムに係るプログラムモジュール1093やプログラムデータ1094は、LANやWAN(Wide Area Network)等のネットワークを介して接続された他のコンピュータに記憶され、ネットワークインタフェース1070を介してCPU1020によって読み出されてもよい。
以上、本発明者によってなされた発明を適用した実施形態について説明したが、本実施形態による本発明の開示の一部をなす記述および図面により本発明は限定されることはない。すなわち、本実施形態に基づいて当業者等によりなされる他の実施形態、実施例および運用技術等は全て本発明の範疇に含まれる。
1 操作画面
2 入力項目
10 判定装置
11 入力部
12 出力部
13 通信制御部
14 記憶部
14a 操作履歴情報
15 制御部
15a 取得部
15b 算出部
15c 判定部
15d 支援部

Claims (6)

  1. 操作画面の入力項目に対する入力値を含む操作履歴情報を取得する取得部と、
    取得された前記操作履歴情報の前記入力値を前記入力項目ごとに集計し、該入力項目ごとの前記入力値の種類の数を用いた指標値を算出する算出部と、
    算出された前記指標値が所定の閾値以下である場合に、該入力項目に対して許容される入力値が限定されていると判定する判定部と、
    許容される入力値が限定されていると判定された前記入力項目を対象として、先に入力された前記入力項目に対する入力値に応じて、前記操作履歴情報に基づき、該入力項目に対する現在の入力値の選択肢を限定するか、または、入力された複数の前記入力項目に対する入力値の組み合わせと、既知の正しい前記操作履歴情報および誤りの前記操作履歴情報における同一の前記入力項目に対する入力値の組み合わせとの比較に基づき、該入力項目に対する現在の入力値の正誤を判定する支援部と、
    を備えることを特徴とする判定装置。
  2. 前記算出部は、前記入力値の種類の数を前記指標値とすることを特徴とする請求項1に記載の判定装置。
  3. 前記算出部は、前記指標値として、取得された前記操作履歴情報の数に対する前記入力値の種類の数の割合を算出することを特徴とする請求項1に記載の判定装置。
  4. 前記閾値は、該閾値によって前記入力項目に対して許容される入力値が限定されていると判定される入力項目の数と、該閾値に対応する前記入力値の種類の数の最大値との組み合わせの数に基づいて、前記支援部における処理量が、所望の時間内で実行可能な範囲に設定されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の判定装置。
  5. 判定装置で実行される判定方法であって、
    操作画面の入力項目に対する入力値を含む操作履歴情報を取得する取得工程と、
    取得された前記操作履歴情報の前記入力値を前記入力項目ごとに集計し、該入力項目ごとの前記入力値の種類の数を用いた指標値を算出する算出工程と、
    算出された前記指標値が所定の閾値以下である場合に、該入力項目に対して許容される入力値が限定されていると判定する判定工程と、
    許容される入力値が限定されていると判定された前記入力項目を対象として、先に入力された前記入力項目に対する入力値に応じて、前記操作履歴情報に基づき、該入力項目に対する現在の入力値の選択肢を限定するか、または、入力された複数の前記入力項目に対する入力値の組み合わせと、既知の正しい前記操作履歴情報および誤りの前記操作履歴情報における同一の前記入力項目に対する入力値の組み合わせとの比較に基づき、該入力項目に対する現在の入力値の正誤を判定する支援工程と、
    を含んだことを特徴とする判定方法。
  6. 操作画面の入力項目に対する入力値を含む操作履歴情報を取得する取得ステップと、
    取得された前記操作履歴情報の前記入力値を前記入力項目ごとに集計し、該入力項目ごとの前記入力値の種類の数を用いた指標値を算出する算出ステップと、
    算出された前記指標値が所定の閾値以下である場合に、該入力項目に対して許容される入力値が限定されていると判定する判定ステップと、
    許容される入力値が限定されていると判定された前記入力項目を対象として、先に入力された前記入力項目に対する入力値に応じて、前記操作履歴情報に基づき、該入力項目に対する現在の入力値の選択肢を限定するか、または、入力された複数の前記入力項目に対する入力値の組み合わせと、既知の正しい前記操作履歴情報および誤りの前記操作履歴情報における同一の前記入力項目に対する入力値の組み合わせとの比較に基づき、該入力項目に対する現在の入力値の正誤を判定する支援ステップと、
    をコンピュータに実行させることを特徴とする判定プログラム。
JP2017085264A 2017-04-24 2017-04-24 判定装置、判定方法および判定プログラム Active JP6763819B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017085264A JP6763819B2 (ja) 2017-04-24 2017-04-24 判定装置、判定方法および判定プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017085264A JP6763819B2 (ja) 2017-04-24 2017-04-24 判定装置、判定方法および判定プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018185564A JP2018185564A (ja) 2018-11-22
JP6763819B2 true JP6763819B2 (ja) 2020-09-30

Family

ID=64357020

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017085264A Active JP6763819B2 (ja) 2017-04-24 2017-04-24 判定装置、判定方法および判定プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6763819B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020054484A (ja) * 2018-09-28 2020-04-09 株式会社大都技研 遊技台
JP2020054483A (ja) * 2018-09-28 2020-04-09 株式会社大都技研 遊技台
CN116756494B (zh) * 2023-08-22 2024-01-23 之江实验室 数据异常值处理方法、装置、计算机设备和可读存储介质

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018185564A (ja) 2018-11-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9280451B2 (en) Testing device
US9870223B2 (en) Efficient detection of architecture related issues during the porting process
JP6763819B2 (ja) 判定装置、判定方法および判定プログラム
US20120204160A1 (en) Managing Non-Common Features for Program Code Translation
US9626164B1 (en) Test-driven development module for repository-based development
US8904352B2 (en) Systems and methods for processing source code during debugging operations
US20170337560A1 (en) System for providing and employing recommended resolution paths
WO2015104635A2 (en) Method and apparatus for performing continuous integration
CN103984626A (zh) 一种生成测试用例脚本的方法及装置
CN109656815B (zh) 有配置文件的测试语句编写方法、装置、介质及电子设备
US9880924B2 (en) Source code unit testing using an indexing tool
WO2020060640A1 (en) Relevance ranking of productivity features for determined context
US20140082582A1 (en) Resource Tracker
CN104156305A (zh) 一种应用程序测试方法及装置
US10009772B2 (en) Electronic apparatus and method of executing application program
JP2014130546A (ja) ファイル管理プログラム、ファイル管理装置およびファイル管理方法
JP6760893B2 (ja) 入力内容確認画面表示装置、入力内容確認画面表示方法及び入力内容確認画面表示プログラム
CN110968311A (zh) 前端页面构建方法、装置及电子设备
CN112905469B (zh) 用于检测小程序能力特征的方法和装置
US11226810B1 (en) Method for providing information based on expected result value and computing device using the same
CN115309730A (zh) 数据审核方法、装置、电子设备及存储介质
US10872019B2 (en) Load and save recovery partition using mobile device
US20180067785A1 (en) Performance of data pasting-related action based on cut or copied data attribute
US10055387B2 (en) Multi-level customizable pagination
US10873550B2 (en) Methods for communication in a communication network for reduced data traffic

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190628

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200228

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200310

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200428

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200908

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200910

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6763819

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150