JP6759942B2 - アプリケーション開発環境提供システム、アプリケーション開発環境提供方法、アプリケーション開発環境提供プログラム、端末装置、アプリケーション表示方法、およびアプリケーション表示プログラム - Google Patents

アプリケーション開発環境提供システム、アプリケーション開発環境提供方法、アプリケーション開発環境提供プログラム、端末装置、アプリケーション表示方法、およびアプリケーション表示プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP6759942B2
JP6759942B2 JP2016193842A JP2016193842A JP6759942B2 JP 6759942 B2 JP6759942 B2 JP 6759942B2 JP 2016193842 A JP2016193842 A JP 2016193842A JP 2016193842 A JP2016193842 A JP 2016193842A JP 6759942 B2 JP6759942 B2 JP 6759942B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
application
development
program
development environment
application program
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016193842A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018055588A (ja
Inventor
功一 谷口
功一 谷口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yokogawa Electric Corp
Original Assignee
Yokogawa Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yokogawa Electric Corp filed Critical Yokogawa Electric Corp
Priority to JP2016193842A priority Critical patent/JP6759942B2/ja
Priority to PCT/JP2017/031477 priority patent/WO2018061605A1/ja
Priority to CN201780059839.4A priority patent/CN110023902B/zh
Priority to EP17855563.7A priority patent/EP3522008A4/en
Priority to US16/336,996 priority patent/US11281435B2/en
Publication of JP2018055588A publication Critical patent/JP2018055588A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6759942B2 publication Critical patent/JP6759942B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F8/00Arrangements for software engineering
    • G06F8/30Creation or generation of source code
    • G06F8/34Graphical or visual programming
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F8/00Arrangements for software engineering
    • G06F8/70Software maintenance or management
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F9/00Arrangements for program control, e.g. control units
    • G06F9/06Arrangements for program control, e.g. control units using stored programs, i.e. using an internal store of processing equipment to receive or retain programs
    • G06F9/44Arrangements for executing specific programs
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L51/00User-to-user messaging in packet-switching networks, transmitted according to store-and-forward or real-time protocols, e.g. e-mail
    • H04L51/04Real-time or near real-time messaging, e.g. instant messaging [IM]
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L67/00Network arrangements or protocols for supporting network services or applications
    • H04L67/01Protocols
    • H04L67/10Protocols in which an application is distributed across nodes in the network

Description

本発明は、アプリケーション開発環境提供システム、アプリケーション開発環境提供方法、アプリケーション開発環境提供プログラム、端末装置、アプリケーション表示方法、およびアプリケーション表示プログラムに関する。
従来から、プラントや工場等においては、フィールド機器と呼ばれる現場機器(測定器、操作器)と、これらを制御する制御装置とが通信手段を介して接続された分散制御システム(DCS:Distributed Control System)が構築されており、高度な自動操業が実現されている。このような高度な自動操業が実現されるプラントでは、分散制御システム以外に、製造実行システム(MES:Manufacturing Execution System)、プラント情報管理システム(PIMS:Plant Information Management System)、基幹業務システム(ERP:Enterprise Resource Planning)等の種々のシステム(エンジニアリングシステム)が構築されることが多い。
従来、これらのエンジニアリングシステムは、例えばPLC(Programmable Logic Controller)、FA(Factory Automation)コンピュータ、汎用デスクトップコンピュータ、サーバ装置等のプラントに設置された装置を用いて実現されるのが殆どであった。近年においては、通信技術の進展によって、これらエンジニアリングシステムの一部が、ネットワークを介したクラウドコンピューティングによって実現されている。なお、ここでクラウドコンピューティングとは、例えば、米国国立標準技術研究所が推奨する定義(http://nvlpubs.nist.gov/nistpubs/Legacy/SP/nistspecialpublication800-145.pdf、およびhttps://www.ipa.go.jp/files/000025366.pdf)を含むものでもよい。
以下の特許文献1には、工業自動化及び生産システム用のクラウドコンピューティングが開示されている。また、以下の特許文献2には、クラウドコンピューティング環境において用いられるアプリケーションプログラムを開発するための開発環境を、クラウドコンピューティングによって提供する技術の一例が開示されている。
特表2012−523038号公報 特許第5792891号公報
ところで、上述した特許文献2等に開示された開発環境を提供するシステムは、さまざまな企業(テナント)に利用される。例えば、プラントで実現されるエンジニアリングシステムの開発が行われる場合には、顧客(例えば、発注者)、エンジニアリング会社(例えば、受注者)、及びサードベンダ(第三者)によって利用される。
このような、様々な関係企業によって利用される、開発環境を提供するシステムにおいては、当該システムのユーザであるアプリケーション開発者が、アプリケーションの共同開発をするために開発中のアプリケーションプログラムを他の企業の開発者と共有したり、顧客企業に提供したアプリケーションの保守を行うために顧客企業によって設定されたパラメータ値等の設定情報も含めてアプリケーションプログラムを顧客から取得したりするようなことをしたい場合がある。
従来の開発環境を提供するシステムにおいては、当該システムによって開発されたアプリケーションプログラムを他のユーザと共有する場合には、アプリケーションプログラムの開発環境を提供するシステムとは異なる他のシステムを別途使用して、アプリケーションプログラムを送受信し、アプリケーションプログラムを共有する必要がある。
また、この場合、例えば、アプリケーションプログラムの特定の範囲のみを指定して、アプリケーションプログラムの一部を部分的に提供するような、柔軟なアプリケーションプログラムの共有を行うことは難しいという課題がある。また、アプリケーションプログラムを開発するためのシステムと、当該アプリケーションプログラムを他のユーザと共有するためのシステムとが異なることにより、ユーザ間のコミュニケーション効率が低下することがあるという課題がある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、クラウドコンピューティング環境において用いられるアプリケーションプログラムの効率的な開発および共有を実現することが可能なアプリケーション開発環境提供システム、アプリケーション開発環境提供方法、アプリケーション開発環境提供プログラム、端末装置、アプリケーション表示方法、およびアプリケーション表示プログラムを提供することを目的とする。
(1)本発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、本発明の一態様としては、ネットワークを介してアプリケーションプログラムの開発環境を提供するアプリケーション開発環境提供システムにおいて、前記開発環境に接続された端末からの入力に基づいてアプリケーションプログラムを生成し、生成された前記アプリケーションプログラムを視覚的に表示するプログラム開発部と、前記開発環境を利用する複数のユーザ間におけるコミュニケーション機能を提供するコミュニケーション部であって、第1のユーザが利用する前記開発環境の前記プログラム開発部によって生成された前記アプリケーションプログラムの一部または全部を、第2のユーザが利用する前記開発環境において利用可能に複製させ、視覚的に表示させるコミュニケーション部と、を有することを特徴とするアプリケーション開発環境提供システムである。
(2)また、本発明の一態様としては、前記コミュニケーション部は、前記プログラム開発部によってユーザの操作に基づいて選択された前記アプリケーションプログラムの選択領域を示す選択領域情報に基づいて前記アプリケーションプログラムの一部を利用可能に複製させ、視覚的に表示させることを特徴とする(1)に記載のアプリケーション開発環境提供システムである。
(3)また、本発明の一態様としては、前記コミュニケーション部は、前記プログラム開発部によって設定されたパラメータ情報を含んで、前記アプリケーションプログラムの一部または全部を利用可能に複製させることを特徴とする(1)または(2)に記載のアプリケーション開発環境提供システムである。
(4)また、本発明の一態様としては、前記プログラム開発部は、前記コミュニケーション部によって表示された前記アプリケーションプログラムの一部または全部を利用可能に複製し、視覚的に表示することを特徴とする(1)から(3)のうちいずれか一項に記載のアプリケーション開発環境提供システムである。
(5)また、本発明の一態様としては、前記プログラム開発部は、表示した前記アプリケーションプログラムを前記端末からの入力に基づいて更新することを特徴とする(4)に記載のアプリケーション開発環境提供システムである。
(6)また、本発明の一態様としては、前記プログラム開発部は、入力、演算、または出力を含む開発パーツを示す情報である開発パーツ情報と、前記開発パーツの配置を示す情報であるレイアウト情報と、前記開発パーツ間の論理的な接続を示す情報である結線情報と、前記開発パーツに対して設定されたパラメータ値を示すパラメータ情報のうち少なくとも1つの情報に基づいて、前記アプリケーションプログラムを利用可能に複製し、視覚的に表示することを特徴とする(1)から(5)のうちいずれか一項に記載のアプリケーション開発環境提供システムである。
(7)また、本発明の一態様としては、前記コミュニケーション部は、前記プログラム開発部によって生成された前記アプリケーションプログラムの一部または全部を、ユーザによるドラッグアンドドロップの操作によって前記プログラム開発部から前記コミュニケーション部へ視覚的に移動させることにより、指定された前記端末において前記アプリケーションプログラムの一部または全部を利用可能に複製し、視覚的に表示させることを特徴とする(1)から(6)のうちいずれか一項に記載のアプリケーション開発環境提供システムである。
(8)また、本発明の一態様としては、前記コミュニケーション部は、チャット形式の表示形態によって、前記複数のユーザ間のコミュニケーション機能を提供することを特徴とする(1)から(7)のうちいずれか一項に記載のアプリケーション開発環境提供システムである。
(9)また、本発明の一態様としては、ネットワークを介してアプリケーションプログラムの開発環境を提供するアプリケーション開発環境提供方法であって、プログラム開発部が、前記開発環境に接続された端末からの入力に基づいてアプリケーションプログラムを生成し、生成された前記アプリケーションプログラムを視覚的に表示するプログラム開発ステップと、コミュニケーション部が、前記開発環境を利用する複数のユーザ間のコミュニケーション機能を提供するコミュニケーションステップであって、前記プログラム開発ステップにおいて生成された前記アプリケーションプログラムの一部または全部を、指定された端末において利用可能に複製させ、視覚的に表示させるコミュニケーションステップと、を有することを特徴とするアプリケーション開発環境提供方法である。
(10)また、本発明の一態様としては、ネットワークを介してアプリケーションプログラムの開発環境を提供するコンピュータに、前記開発環境に接続された端末からの入力に基づいてアプリケーションプログラムを生成し、生成された前記アプリケーションプログラムを視覚的に表示するプログラム開発ステップと、前記開発環境を利用する複数のユーザ間のコミュニケーションを行うコミュニケーションステップであって、前記プログラム開発ステップにおいて生成された前記アプリケーションプログラムの一部または全部を、指定された端末において利用可能に複製させ、視覚的に表示させるコミュニケーションステップと、を実行させるためのアプリケーション開発環境提供プログラムである。
(11)また、本発明の一態様としては、ネットワークを介して提供されるアプリケーションプログラムの開発環境に通信接続された端末装置において、前記端末装置からの入力に基づいて前期開発環境を介して生成された前記アプリケーションプログラムを視覚的に表示するプログラム開発表示部と、前記開発環境を利用する複数のユーザ間におけるコミュニケーション機能を提供するコミュニケーション表示部であって、第1のユーザが利用する前記開発環境で生成された前記アプリケーションプログラムの一部または全部を、第2のユーザが利用する前記開発環境において視覚的に表示させるコミュニケーション表示部と、を有することを特徴とする端末装置である。
(12)また、本発明の一態様としては、前記コミュニケーション表示部は、前記プログラム開発表示部を介したユーザの操作に基づいて選択された前記アプリケーションプログラムの選択領域を示す選択領域情報に基づいて前記アプリケーションプログラムの一部を視覚的に表示させることを特徴とする(11)に記載の端末装置である。
(13)また、本発明の一態様としては、前記コミュニケーション表示部は、前記プログラム開発表示部を介して設定されたパラメータ情報を含んで、前記アプリケーションプログラムの一部または全部を視覚的に表示させることを特徴とする(11)または(12)に記載の端末装置である。
(14)また、本発明の一態様としては、前記プログラム開発表示部は、前記コミュニケーション表示部によって表示された前記アプリケーションプログラムの一部または全部を視覚的に表示することを特徴とする(11)から(13)のうちいずれか一項に記載の端末装置である。
(15)また、本発明の一態様としては、前記プログラム開発表示部は、表示された前記アプリケーションプログラムが前記端末からの入力に基づいて更新されると、更新後のアプリケーションプログラムを表示することを特徴とする(14)に記載の端末装置である。
(16)また、本発明の一態様としては、前記プログラム開発表示部は、入力、演算、または出力を含む開発パーツを示す情報である開発パーツ情報と、前記開発パーツの配置を示す情報であるレイアウト情報と、前記開発パーツ間の論理的な接続を示す情報である結線情報と、前記開発パーツに対して設定されたパラメータ値を示すパラメータ情報のうち少なくとも1つの情報に基づいて、前記アプリケーションプログラムを視覚的に表示することを特徴とする(11)から(15)のうちいずれか一項に記載の端末装置である。
(17)また、本発明の一態様としては、前記コミュニケーション表示部は、前記プログラム開発表示部によって表示された前記アプリケーションプログラムの一部または全部を、ユーザによるドラッグアンドドロップの操作によって前記プログラム開発表示部から前記コミュニケーション表示部へ視覚的に移動させることにより、指定された前記端末装置において前記アプリケーションプログラムの一部または全部を視覚的に表示させることを特徴とする(11)から(16)のうちいずれか一項に記載の端末装置である。
(18)また、本発明の一態様としては、前記コミュニケーション表示部は、チャット形式の表示形態によって、前記複数のユーザ間のコミュニケーション内容を表示することを特徴とする(11)から(17)のうちいずれか一項に記載の端末装置である。
(19)また、本発明の一態様としては、ネットワークを介して提供されるアプリケーションプログラムの開発環境に通信接続された端末装置におけるアプリケーション表示方法において、プログラム開発表示部が、前記端末装置からの入力に基づいて前記開発環境を介して生成された前記アプリケーションプログラムを視覚的に表示するプログラム開発表示ステップと、コミュニケーション表示部が、前記開発環境を利用する複数のユーザ間におけるコミュニケーション機能を提供するコミュニケーション表示ステップであって、第1のユーザが利用する前記開発環境で生成された前記アプリケーションプログラムの一部または全部を、第2のユーザが利用する前記開発環境において視覚的に表示させるコミュニケーション表示ステップと、を有することを特徴とするアプリケーション表示方法である。
(20)また、本発明の一態様としては、ネットワークを介して提供されるアプリケーションプログラムの開発環境に通信接続された端末装置のコンピュータに、前記端末装置からの入力に基づいて前記開発環境を介して生成された前記アプリケーションプログラムを視覚的に表示するプログラム開発表示ステップと、前記開発環境を利用する複数のユーザ間におけるコミュニケーション機能を提供するコミュニケーション表示ステップであって、第1のユーザが利用する前記開発環境で生成された前記アプリケーションプログラムの一部または全部を、第2のユーザが利用する前記開発環境において視覚的に表示させるコミュニケーション表示ステップと、を実行させるためのアプリケーション表示プログラムである。
本発明によれば、アプリケーションプログラムの効率的な開発および共有を実現することができる。
本実施形態に係るアプリケーション開発環境提供システムによるアプリケーション開発の一例を示す概要図である。 本実施形態に係るアプリケーション開発環境提供システムによるアプリケーション開発の一例を示す概要図である。 本実施形態に係るアプリケーション開発環境提供システムによるアプリケーション開発の一例を示す概要図である。 本実施形態に係るアプリケーション開発環境提供システムによるアプリケーション開発の一例を示す概要図である。 本実施形態に係るアプリケーション開発環境提供システムによるアプリケーション開発の一例を示す概要図である。 本実施形態に係るアプリケーション開発環境提供システムによるアプリケーション開発の一例を示す概要図である。 本実施形態に係るアプリケーション開発環境提供システムによるアプリケーション開発の一例を示す概要図である。 本発明の実施形態に係るアプリケーション開発環境提供システムのシステム概要を示す概略図である。 本発明の実施形態に係るアプリケーション開発環境提供システムに実装されるCo-innovationスペースの機能構成図である。 本発明の実施形態に係るアプリケーション開発環境提供システムのアプリケーションボードによる表示の一例を示す図である。 本発明の実施形態に係るアプリケーション開発環境提供システムのアプリケーションボードによる表示の一例を示す図である。 本発明の実施形態に係るアプリケーション開発環境提供システムのアプリケーションボードによる表示の一例を示す図である。 本発明の実施形態に係るアプリケーション開発環境提供システムのアプリケーションボードによる表示の一例を示す図である。 本発明の実施形態に係るアプリケーション開発環境提供システムに実装されるCo-innovationスペースの動作の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係るアプリケーション開発環境提供システムに実装されるCo-innovationスペースの動作の一例を示すフローチャートである。
[実施形態]
本発明は、クラウドコンピューティング環境において、通信ネットワークに接続されるセンサー、デバイス、およびシステム等から送信されるデータを入力値として演算処理等を行う、IoT(Internet Of Things:モノのインターネット)またはIIoT(Industrial Internet Of Things:産業用IoT)の基本ソフトウェア、アプリケーション、およびソリューション等のプログラム開発をするための開発環境を提供するためのアーキテクチャ、および当該アーキテクチャを実現するためのシステム(以下、アプリケーション開発環境提供システムと称する)に関するものである。
なお、以下、基本ソフトウェア、アプリケーション、およびソリューション等を総称してアプリケーションと称し、基本ソフトウェア、アプリケーション、およびソリューション等のプログラムを総称して、アプリケーションプログラムと称する。
なお、以下の説明において、アプリケーション開発環境とは、クラウドコンピューティング環境において、通信ネットワークに接続されるセンサー、デバイス、およびシステム等から送信されるデータを入力値として演算処理等を行う、IoTまたはIIoTの基本ソフトウェア、アプリケーション、およびソリューション等のプログラム開発をするための開発環境のことをいう。
また、以下の説明において、アプリケーション実行環境とは、クラウドコンピューティング環境において、通信ネットワークに接続されるセンサー、デバイス、およびシステム等から送信されるデータを入力値として演算処理等を行う、IoTまたはIIoTの基本ソフトウェア、アプリケーション、およびソリューション等のプログラムを実行するための環境のことをいう。
(アプリケーション開発の全体の流れ)
後述する本実施形態に係るアプリケーション開発環境提供システムについての機能構成および動作等の説明を分かり易くするため、まず初めに、当該アプリケーション開発環境提供システムを利用したアプリケーション開発の全体の流れを、具体的な実施例を示しながら説明する。
図1乃至図7は、本実施形態に係るアプリケーション開発環境提供システムによるアプリケーション開発の一例を示す概要図である。
以下に説明する実施例では、図1に示すように、配管から排気されるガスの温度を調整するため、能力の異なる6台の冷凍機の運転を制御する場合について説明する。配管における排気ガス温度(出力1)を一定以下に保つため、吸気ガス温度(入力1)の変動に応じて、6台の冷凍機のそれぞれのスイッチのオン/オフ(入力7〜8)を適宜切り替えることにより、消費電力(出力2)を最小化することが目的である。
従来、オペレータの勘や経験によって各冷凍機のスイッチのオン(ON)/オフ(OFF)を切り替えていたが、本実施形態に係るアプリケーション開発環境提供システムによって、効率の良い冷凍機の運転制御パターンを見つけ出し、当該運転制御パターンの自動化アルゴリズムが組み込まれたアプリケーションを開発する。
アプリケーション開発環境提供システムを利用してアプリケーションを開発する開発者は、当該アプリケーション開発環境提供システム提供するアプリケーションの設計画面において、まず、多入力2出力の制御を行うための分析エレメントを示す開発パーツを配置する。当該分析エレメントは、図2において「Nx2」と記載された開発パーツである。
次に、開発者は、ヒストリアン(履歴情報や実績情報が格納されたデータベース)を開き、「吸気ガス温度」、「冷凍機1 ON/OFF」、「冷凍機2 ON/OFF」、「冷凍機3 ON/OFF」、「冷凍機4 ON/OFF」、「冷凍機5 ON/OFF」、および「冷凍機6 ON/OFF」の7つの入力データ項目を示す開発パーツを設計画面に配置し、図2に示すように、上記において接続した「Nx2」の分析エレメントとそれぞれ接続する。
次に、開発者は、ヒストリアンから、「排気ガス温度」、および「消費電力」の2つの出力データ項目を示す開発パーツを設計画面に配置し、図2に示すように、上記において接続した「Nx2」の分析エレメントとそれぞれ接続する。そして、開発者は、分析に用いる「排気ガス温度」、および「消費電力」の過去データとして、過去2年間分の過去データを指定する。
開発者が、設計画面において、「Nx2」の分析エレメントの詳細画面を表示させると、例えば、図3(A)および図3(B)に示すような線グラフが表示される。図3(A)に示す線グラフは、縦軸が排気ガス温度を表し、横軸が過去の時間軸を表すグラフである。また、図3(B)に示す線グラフは、縦軸が消費電力を表し、横軸が過去の時間軸を表すグラフである。
図3(A)に示すグラフにおいて、一時的に排気ガス温度が高くなった(異常値となっている)時間帯が存在したことが示されており、当該時間帯に相当する箇所が帯状に表示されている。開発者は、顧客(例えば、配管における排気ガス温度を制御する企業であって、開発者に対しアプリケーションの開発を依頼した企業)に対して問い合わせを行う。アプリケーション開発環境提供システムには、顧客とのコミュニケーション手段として、チャット機能(チャット形式の表示形態によるコミュニケーション機能)、電子メール送受信機能、および通話機能等を備えており、開発者はまず、通話機能によって顧客対して問い合わせを行う。
顧客との通話により、開発者は、一時的に排気ガス温度が高くなった(異常値となっている)時間帯には設備更新工事が行われていたことを知り、顧客より当該時間帯のデータは分析対象外にするよう指示を受ける。開発者は、アプリケーション開発環境提供システムのチャット機能を使って、分析対象外にする正確な時間帯を示すデータを顧客から取得する。そして、開発者は、分析除外範囲設定を行う画面を設計画面に表示させ、上記の分析対象外にする正確な時間帯を示すデータを入力し、分析除外範囲として設定する。そして、開発者は、チャット機能によって顧客から取得したコメントを入力して、分析除外範囲設定を行う画面における上記設定を行った箇所(画面領域)に、当該コメントを添付する。
次に、開発者は、設計画面において、「冷凍機1 ON/OFF」、「冷凍機2 ON/OFF」、「冷凍機3 ON/OFF」、「冷凍機4 ON/OFF」、「冷凍機5 ON/OFF」、および「冷凍機6 ON/OFF」の6つの入力データ項目を1つにまとめて、図4に示すような「冷凍機1−6 ON/OFF」というデータ入力項目に切り替える。
そして、開発者は、アプリケーション開発環境提供システムの分析画面において、ヒストリアンから提供された過去2年分のデータを用いて、6つの冷凍機による冷却性能を分析する。冷却性能Lnは、例えば、Ln=排気温度/吸気温度という計算式によって求められる。開発者は、既知の値である6つの冷凍機全体の性能を表す「冷凍機性能」と上記において求めた冷却性能Lnとによって重回帰分析を行う。すると、分析画面には、例えば、図5(A)のような分布図が表示される。これにより、開発者は、測定点はほぼ直線状に並んでいることから、本来の冷凍機の冷凍機性能と実際の冷却性能とが大きくは乖離していないことを確認する。
次に、開発者は、6つの冷凍機それぞれの実際の性能を示す性能係数(例えば、Lnなど)を算出する。例えば、図5(B)に示すような冷凍機ごとの性能係数の値が算出される。当該性能係数により、例えば、開発者は、特定の冷凍機の実際の性能が本来の性能よりも低下していることを認識する。開発者は、アプリケーション開発環境提供システムの電子メール送受信機能によって、顧客に対し性能が低下している冷凍機についての報告を行う。
次に、開発者は、上記の分析結果を踏まえて、運転制御パターンの自動化アルゴリズムが組み込まれたアプリケーションを開発する。まず、開発者は、アプリケーション開発環境提供システムの設計画面において、図4に示すようにロジックモデルを示す開発パーツを配置し、各入出力データ項目を示す開発パーツと接続する。そして、開発者は、ロジックモデル作成画面を表示させる。
当該ロジックモデル作成画面には、例えば、図6に示すようなロジックモデル(アルゴリズム)が表示される。当該ロジックモデルには、入出力データ項目のほか、上記において算出された各種係数等も表示される。開発者は、ロジックモデル作成画面において、アプリケーションが行う処理のロジックを示すロジックモデルを完成させる。そして、開発者は、作成したロジックモデルに対し、ヒストリアンから取得する過去データを用いてシミュレーションを行う。当該シミュレーションの結果により、例えば、開発者は、作成したロジックモデルを用いて冷凍機の運転を制御することによって削減される消費電力等を認識することができる。
次に、開発者は、上記の手順によって開発した、排気ガス温度を調整する6台の冷凍機の運転を制御するアプリケーションの稼働状況を監視するための画面であるKPIダッシュボード画面を、アプリケーション開発環境提供システムにおいて作成する。KPIダッシュボード画面は、例えば、図7に示すような画面である。図示するように、KPIダッシュボード画面は、排気ガス温度の状況を、目標値からの許容振れ幅がプラスマイナス3%である範囲を示す帯状の表示と、実績値の線グラフによってリアルタイムに表示する。また、図示するように、KPIダッシュボード画面は、吸気温度、および6台の冷凍機のスイッチのオン/オフの状態等を参考値としてリアルタイムに表示する。そして、例えば、KPIダッシュボードは、冷凍機の冷却性能が低下したことを検知した場合には、アラームを表示する。なお、KPIダッシュボードは、上記において開発者が開発したアプリケーションの1機能として実装される。
以上、説明した実施例のような流れによって、開発者は、アプリケーション開発環境提供システムを利用してアプリケーション開発を行い、開発したアプリケーションを顧客に対して提供する。
なお、本発明のアプリケーション開発環境提供システムは、アプリケーションプログラムを構築する構築機能部(図示せず)を有するものでもよい。この構築機能部は、開発パーツとして、例えば、プラント運転で行う各作業を工程部品アイコン(図示せず)として用意しておき、この工程部品アイコンを所望のロジック構成、プログラム構成、または、運転条件や手順等に従って画面上に並べ、各アイコンの接続条件を定義することによりロジック構成図や作業手順図を構築するとともに、作業手順図のアプリケーションプログラムを作成するものであってもよい。この構築機能部は、ユーザ(運転員)が簡単かつ直感的にアプリケーションプログラムを構築できるように構成されている。以下、構成および動作を説明する。
構築機能部は、ユーザによるアイコンの新規作成も可能である。工程部品アイコン(図示せず)は、ロジック構成、デバイス属性、または作業内容を絵で表わしている。工程部品アイコンには、アイコンの処理を行うための既製のプログラムが用意されている。工程部品アイコンと既製のプログラムは関連付けられている。
構築機能部は、画面上で工程部品アイコンを配列し、アイコン同士を接続して、接続時にアイコン間における入出力の条件定義を行い、ロジックに相当するアイコンには所望の動作を行うようにパラメータ設定を行うことによってロジック構成図や作業手順図を構築したときに、これに伴ってアイコンに付けた順番の情報、アイコンの接続情報等を生成する。
構築機能部は、生成した情報と、アイコンと関連付けた既製のプログラムにより、作業手順図に対応したアプリケーションプログラムを構成する。
なお、本発明のアプリケーション開発環境提供システムは、構築機能部で作成したアプリケーションプログラムを実行する(例えば、プラント運転を行う)運転機能部(図示せず)を有するものであっても良い。
本発明のアプリケーション開発環境提供システムによれば、運転のスタート及びストップは、工程部品アイコン単位、工程ユニット単位、業務フロー単位でマウス操作によって簡単な操作で行うことができる。また、本発明のアプリケーション開発環境提供システムによれば、運転中は、必要に応じてアラーム、ガイダンス等の各種メッセージを表示させることができ、安全かつ確実に運転を進めることができる。
なお、構築機能部は、以下に記載する、アイコン用記憶手段、アイコン接続手段、情報生成手段、運転実行手段から構成されるものでもよい。
アイコン用記憶手段は、プラント運転で行う各作業を絵で表わしたアイコンとこのアイコンの作業を実行する既製のプログラムとを関連付けて用意している。アイコン接続手段は、アイコン用記憶手段からアイコンを選択し、選択したアイコンを表示手段の画面上で接続し、プラント運転のロジック構成や作業手順を示したロジック構成図や作業手順図を画面上に作成する。
情報生成手段は、アイコン接続手段で作成したロジック構成または作業手順に基づくアプリケーションプログラムを実行するための情報を生成する。生成する情報としては、例えば、アイコンに付けた順番の情報、アイコンの接続情報等がある。情報生成手段によって生成された情報(実行情報)は記憶手段に落とし込まれる。
運転実行手段は、情報生成手段によって生成された情報及び作業手順図の中にあるアイコンと関連付けたプログラムをもとに、画面表示したプログラム構成、または作業手順に従って実行する(たとえば、プラント運転を実行しプラントは運転実行手段により稼動される)。
入力手段は、例えばマウス、キーボード等で、プラント運転に必要な入力操作を行うために設けられている。画面上の画面表示したプログラム構成、または、作業手順図にあるアイコンが入力手段によって指定されると、運転実行手段が指定されたアイコンに対応する作業を実行するような構成であってもよい。これにより、画面操作で直接にプログラムを実行することが可能になる。
なお、アイコン用記憶手段には、例外処理を示すアイコンとこのアイコンの処理を実行する既製のプログラムとを関連付けて用意しているものでもよい。なお、アイコン用記憶手段には、通常処理を示すアイコンとそのプログラムも用意されている。この場合、アイコン接続手段は、例外処理が発生したときに、アイコン用記憶手段に用意したアイコンを画面上で接続し、例外処理の作業手順図を画面上に作成する。
情報生成手段は、アイコン接続手段によって作成された例外処理の作業手順を実行するための情報を生成するものでもよい。情報生成手段で生成した情報(例外処理実行情報)は記憶手段に記憶される。
例外処理実行手段は、情報生成手段によって生成された例外処理実行情報及び作業手順図の中にあるアイコンと関連付けたプログラムをもとに、例外処理の作業手順図に従って例外処理を実行する(たとえばラント運転を実行する)。また、例外処理判断手段は、例外処理の発生の有無を判断するものでもよい。
(実施形態の詳細)
以下に、本発明の実施形態の詳細について図面を参照しながら説明する。
図8は、本発明の実施形態に係るアプリケーション開発環境提供システム1のシステム概要を示す概略図である。図示するように、アプリケーション開発環境提供システム1は、クラウドコンピューティング環境において、デバイスノード、スパイナルノード、インテリジェンスノード、およびソーシャリゼーションノードの4階層の階層構造によって構成されるシステムである。
デバイスノードは、各種センサー、各種デバイス、および各種システムによって構成される。各種センサーとは、例えば、温湿度センサー、圧力センサー、および流量センサー等である。また、各種デバイスとは、例えば、制御装置であるPLC(プログラマブルロジックコントローラ)、車両内のCAN−BUS(Controller Area Network - BUS:バス型の制御ネットワーク)に接続されたOBD(On-Board Diagnostics:自己故障診断)デバイス、KPI(Key Performance Indicator:重要業績評価指標)モニター、特定のセンサーの現在値を表示する表示器、ランプ、ブザー、バルブ、およびロボットアーム等である。また、各種システムとは、例えば、DCS、ドローン管制システム、侵入検知システム、入室バッジリーダーが接続されたセキュリティシステム、および照明やドアロックやエレベーターやスプリンクラーなどが接続されたビルディング・オートメーション・システム等である。
図8に例示するアプリケーション開発環境提供システム1においては、デバイスノードの階層には、センサーによって構成されるデバイスノード13−1およびデバイスノード13−2と、アクチュエータによって構成されるデバイスノード14とが含まれる。以下、デバイスノード13−1とデバイスノード13−2とデバイスノード14とを特に区別して説明する必要がない場合には、総称してデバイスノード13−14と称する。
なお、本実施形態に係るアプリケーション開発環境提供システム1のデバイスノード13−14は、説明を簡略化するため、2つのセンサーと1つのデバイスとによって構成されるものとしたが、これに限られない。デバイスノード13−14は、1つ以上のセンサー、デバイス、およびシステム等によって任意に構成可能であり、一般的には、1つのスパイナルノードに対して多数のセンサー、デバイス、およびシステム等が収容されている場合が多い。
デバイスノード13−14を構成するセンサー、デバイス、およびシステム等には、データを送信するもの、データを受信して表示するもの、およびデータ受信してアクションを起こすもの等がある。また、当該センサー、デバイス、およびシステム等は、例えば、プラグ・アンド・プレイに対応した装置である。また、当該センサー、デバイス、およびシステム等は、例えば、複数のアプリケーションと同時に通信を行う機能を有する装置である。
デバイスノード13−14には、大きく分けて、スパイナルノードを構成する装置に通信接続する装置と、インテリジェンスノードを構成する装置に通信接続する装置とがある。
スパイナルノードを構成する装置に通信接続するデバイスノード13−14は、例えば、リアルタイム性を必要とする装置、データの遅延(データ通信の遅れ)や揺らぎ(データ通信速度のばらつき)等が許されないアプリケーションに使用される装置、および大量のデータを生成するため直接インテリジェンスノードに接続すると通信帯域を逼迫させてしまう恐れがある装置等である。
一方、インテリジェンスノードを構成する装置に通信接続するデバイスノード13−14は、例えば、遅延や揺らぎ等に影響されないような用途で使用される装置、および携帯電話網や衛星回線等の無線通信網を経由させなければ収容することが難しい遠隔地に設置される装置および移動される装置等がある。
デバイスノード13−1およびデバイスノード14はスパイナルノードを構成する装置と、また、デバイスノード13−2はインテリジェンスノードを構成する装置と、イーサネット(登録商標)などのネットワークインターフェース、および複数のルーターやスイッチを介してインターネット経由で接続されている。
デバイスノード13−14は、インターネットプロトコル(IP)によって、スパイナルノードを構成する装置またはインテリジェンスノードを構成する装置と通信接続する。
スパイナルノードは、サーバ装置によって構成され、ゲートウェイとして機能する。図8に例示するアプリケーション開発環境提供システム1においては、スパイナルノードの階層は、スパイナルノード12−1と、スパイナルノード12−2とを含んで構成される。以下、スパイナルノード12−1とスパイナルノード12−2とを特に区別して説明する必要がない場合には、総称してスパイナルノード12と称する。
スパイナルノード12を構成するサーバ装置(以下、単にスパイナルノード12とも称する)は、クラウドコンピューティング環境において、少なくとも1つのデバイスノード13−14を収容する(すなわち、論理的に接続、管理、またはデータの入出力を行う)サーバ装置である。なお、スパイナルノード12−2も、本来、スパイナルノード12−1と同様に少なくとも1つのデバイスノード13−14を収容するものであるが、説明の簡略化のため、図8においては記載を省略する。
スパイナルノード12は、一般的には、例えば、ゲートウェイサーバ、フォグコンピュータ、またはエッジコンピュータ等と呼ばれる装置である。スパイナルノード12は、クラウドコンピューティング環境におけるサーバ装置(本実施形態においては、ソーシャリゼーションノード10およびインテリジェンスノード11)と、デバイスノード13−14を構成するセンサー、デバイス、およびシステムとの間に設置される。
スパイナルノード12は、例えば、インテリジェンスノード11が通信することができない通信プロトコルによって通信を行うようなデバイスノード13−14からデータを受信して、受信したデータをインテリジェンスノード11が通信可能な通信プロトコルによってインテリジェンスノード11へデータ送信することにより、データの転送を行う。例えば、スパイナルノード12は、インターネットプロトコルによる通信を行うことができないアナログセンサー等から送信された信号を、インターネットプロトコル以外の通信プロトコルによって受信し、受信した信号をデジタル変換して正規化した後、インターネットプロトコルによる通信によってインテリジェンスノード11を構成するサーバ装置(以下、単にインテリジェンスノード11とも称する)へデータ送信することにより、データ転送を行う。
また、スパイナルノード12は、例えば、デバイスノード13−14から送信されたデータを受信し、受信したデータに対して、演算、解釈、および判定等の処理を行い、処理結果をインテリジェンスノード11へ送信する。
スパイナルノード12は、例えば、デバイスノード13−14からデータを取得し、当該データに対して前処理を行った後、タイムスタンプ(発生時刻を表す記号)を付加してタイムシリーズデータとし、当該データを処理するロジックやアルゴリズム等をインテリジェンスノード11から取得して、当該ロジックや当該アルゴリズム等に基づいて当該タイムシリーズデータに対する処理(加工や判断等の処理)を実行する。
また、スパイナルノード12は、例えば、必要に応じて、またはインテリジェンスノード11からの指示に基づいて、インテリジェンスノード11に当該タイムシリーズデータを送信する。また、スパイナルノード12は、当該タイムシリーズデータと当該ロジックや当該アルゴリズム等に基づいて生成されたアクションを示す制御信号を、適切なデバイスノード13−14に対して送信する。
また、スパイナルノード12は、当該タイムシリーズデータをスパイナルノード12に設けられたタイムシリーズデータベース(図示せず)に一時保存し、同時にスパイナルノード12は、インテリジェンスノード11からの要求に応じて、インテリジェンスノード11に対して当該タイムシリーズデータを送信する。さらにスパイナルノード12は、前記タイムシリーズデータベースに一時保存した古いデータから順に非同期的に、ヒストリアン(図示せず)に対してセキュリティを確保された通信経路を経由して送信する。なお、ヒストリアンはインテリジェンスノード11に直接接続されているため、インテリジェンスノード11は、ローカル環境にヒストリアンが存在するかのようにヒストリアンを参照・利用することができる。
なお、スパイナルノード12が単一のハードウェアによって構成されるような場合には、スパイナルノード12において故障や異常な動作が発生した場合に備えて、スパイナルノード12に通信接続するデバイスノード13−14は、2つ以上のスパイナルノード12に対して並行してデータを送信するようにしてもよい。デバイスノード13−14がインターネットプロトコルによって通信する装置である場合には、デバイスノード13−14が、マルチキャストやブロードキャストなどの技術を利用してデータおよび制御信号等を通信ネットワークへ送出し、複数のスパイナルノード12が当該データおよび当該制御信号等を並行して受信するような構成により冗長化を行ってもよい。
ソーシャリゼーションノード10、およびインテリジェンスノード11は、クラウドコンピューティング環境を提供するサーバ装置およびネットワーク機器等を含んで構成される。なお、ソーシャリゼーションノード10とインテリジェンスノード11とは、別々の装置によって物理的に分けられているような構成であってもよいし、単一の装置の中で論理的に分けてられているような構成であってもよい。
ソーシャリゼーションノード10を構成する装置(以下、単にソーシャリゼーションノード10とも称する)は、アプリケーションを共同開発する複数の企業(以下、テナントとも称する)間、アプリケーションを提供する企業とアプリケーションを利用する企業顧客との間、および企業と個人との間において、アプリケーション開発環境やアプリケーション実行環境を共同利用できるようにするための機能を提供する。
インテリジェンスノード11を構成する装置は、企業内のアプリケーションを共同開発する複数の部門やグループ等の組織(以下、サイトとも称する)の間、および複数の従業員(以下、アカウントとも称する)の間において、アプリケーション開発環境やアプリケーション実行環境を共同利用できるようにするための機能を提供する。
以下、ソーシャリゼーションノード10、およびインテリジェンスノード11によって構成される、企業間、企業と個人、および企業内のユーザ間において共同で利用可能な、本発明におけるアプリケーション開発環境およびアプリケーション実行環境等を総称して、Co-innovationスペース(共創空間)と称する。
ソーシャリゼーションノード10およびインテリジェンスノード11は、上述したようにサーバ装置において動作し、Co-innovationスペースがソーシャリゼーションノード10およびインテリジェンスノード11に実装される。インテリジェンスノード11は、Co-innovationスペースの主要な機能を有する。一方、ソーシャリゼーションノード10は、Co-innovationスペースが有する機能の中で、企業間、または企業と個人との間でアプリケーションプログラムの共有や売買、およびコミュニケーション等が行われる場合に必要となる機能を有する。
インテリジェンスノード11は、インテリジェンスノード11と通信接続する、スパイナルノード12の管理、デバイスノード13−14の管理を行う。また、ユーザは、ヒューマンマシンインターフェース(HMI)(図示せず)を通じてインテリジェンスノード11にアクセスし、Co-innovationスペースを利用する。
また、インテリジェンスノード11は、様々な外部のシステムと連携するための多様な外部インターフェースを有しており、外部のIoTおよびIIoTクラウドコンピューティング環境、外部の課金システム、および外部のデータベースシステム等との連携することができる。このように、インテリジェンスノード11が外部の様々なシステムと幅広く連携することができることによって、インテリジェンスノード11は、様々なIoTクラウドコンピューティング環境において、外部の様々なシステムと幅広く連携したCo-innovationスペースおよびCo-innovationスペース上のアプリケーションを構築することができる。
また、インテリジェンスノード11が様々な外部のシステムと連携するための多様な外部インターフェースを有していることによって、インテリジェンスノード11は、IoTおよびIIoTクラウドコンピューティング環境が提供するインターフェース群を活用することができるため、顧客企業における業務プロセスのサプライチェーン全体、およびライフサイクル全体を対象としたソリューションを開発することができる。
Co-innovationスペースは、クラウドコンピューティング環境における仮想の空間であり、企業(テナント)単位、または組織(サイト)単位等で区切られた、互いに安全に隔離されたアプリケーション共創のための空間である。
Co-innovationスペースのアーキテクチャを用いることにより、例えば、ビッグデータを用いたコンサルテーション、各種制御、アセット・マネジメント、リモートセンシング、リモートモニタリング、KAIZEN(改善)活動支援等を行うためのアプリケーションの開発、およびMESやDCS等のシステムの開発を行うことができる。
なお、Co-innovationスペースは、クラウドコンピューティング環境において実装される代わりに、ローカル環境のデータセンターのサーバ装置において実装するような構成にすることも可能である。
なお、上述のCo-innovationスペースのアーキテクチャは、インテリジェンスノード11及びソーシャリゼーションノード10を構成する1または複数の装置により提供されるものでもよい。また、このCo-innovationスペースのアーキテクチャにおける記憶領域は、インテリジェンスノード11及びソーシャリゼーションノード10を構成する1または複数の装置の記憶部、あるいは、複数の装置が有する記憶部の記憶領域のうちの一部を複数組み合わせて構成されるものでもよい。
(Co-innovationスペースの機能構成)
以下に、Co-innovationスペースの機能構成について説明する。
図9は、本発明の実施形態に係るアプリケーション開発環境提供システム1に実装されるCo-innovationスペースの機能構成図である。図示するように、インテリジェンスノード11は、アプリケーションボード111と、コミュニケーションツール112と、ライブラリ113と、ストレージ114と、デバイス管理部115と、テナント管理部116と、サイト・アカウント管理部117と、アプリケーションストア118と、課金部119と、データベース部120を含んで構成される。
アプリケーションボード111(プログラム開発部、プログラム開発表示部)は、マルチテナント、マルチサイト、およびマルチアカウントのアプリケーション開発環境およびアプリケーション実行環境をユーザへ提供する。アプリケーションボード111は、コンパイラや、ユーザに対して視覚的にアプリケーションプログラムを表示させることができる表示部等の機能を有する。表示部は、Co-innovationスペースを示す画像を表示し、当該Co-innovationスペースにおいて、レイアウト情報、結線情報、パラメータ情報、および選択領域情報等に基づいて、視覚的にアプリケーションプログラムを表示する。
レイアウト情報とは、開発対象であるアプリケーションプログラムの処理の形態を示す情報である。例えば、レイアウト情報には、開発対象であるアプリケーションプログラムが、多入力2出力の処理を行うアプリケーションであること、あるいは多入力多出力の処理を行うアプリケーションであること、あるいは1入力多出力の処理を行うアプリケーションであること等を示す情報が含まれる。
結線情報とは、開発対象であるアプリケーションプログラムにおける、入力データ項目と、処理内容であるロジックと、処理結果である出力データ項目とをそれぞれ導線で結ぶことによってデータ項目やロジック間の関係性を視覚的に示す図を生成する際に定義される、当該導線に関する情報である。
パラメータ情報とは、開発対象であるアプリケーションにおいて設定される各種パラメータの設定値を示す情報である。
選択領域情報とは、開発対象であるアプリケーションプログラムの一連の処理の中で、ユーザによる操作等によって選択(指定)された一部の処理の部分を示す情報である。例えば、アプリケーションボード111によって視覚的に表示されたアプリケーションプログラムに対して、ユーザは当該アプリケーションプログラムの一部の領域を、マウス等を操作して囲むことにより、囲まれた領域を示す選択領域情報が生成される。
テナントやサイトに紐づけられたアカウントを有するユーザは、予め設定された、または管理者によって設定されたアクセス権限および実行権限に基づいて、データ、ロジック、およびアプリケーション等を他のユーザと共有しながら、アプリケーションボード111の表示部が表示する画面(以下、Co-innovationスペース画面とも言う)を用いて、アプリケーションプログラムの作成、管理、および実行等を行うことができる。
ユーザは、アプリケーションプログラムを開発するにあたり、アプリケーションボード111において、例えば、各種開発パーツ(例えば上述した、入力データのデータ項目、処理内容であるロジック、および処理結果データのデータ項目等が含まれる)の一覧から必要な開発パーツを選択し、アプリケーション設計領域へマウス操作等によりドラッグアンドドロップする。これにより、アプリケーション設計領域には、選択された開発パーツが表示される。そして、ユーザは、アプリケーション設計領域において、例えば、選択された開発パーツ間を導線で結ぶようにドラッグするマウス操作等を行う。これにより、開発対象であるアプリケーションプログラムの処理のフロー(流れ)が定義され、アプリケーションプログラムが生成される。
また、ユーザは、アプリケーションプログラムを開発するにあたり、アプリケーションボード111において、汎用の各種アプリケーション、汎用の各種テンプレート、および汎用の各種ロジック等の一覧の中から、必要なアプリケーション、テンプレート、およびロジック等を選択し、アプリケーション設計領域へマウス操作等によりドラッグアンドドロップする。これにより、ユーザは、選択したアプリケーション、テンプレート、およびロジック等を利用してアプリケーションプログラムを開発することができる。
なお、当該一覧に登録されているアプリケーション、テンプレートおよびロジック等には、有料のものと、無料のものとがあってもよい。この場合、ユーザが有料のアプリケーション、テンプレートまたはロジック等を利用した場合には、後述する課金部119によって課金処理が行われる。
アプリケーションボード111において用いられた各種情報、例えば、入出力データ、表示部に表示されている内容を示す情報、開発対象であるアプリケーションプログラム、共同開発において複数の開発者間で交わされたコメントの内容を示す情報、および開発のステータスを示す情報等は、予め指定された特定のテナント、あるいは予め指定された特定のサイトに所属するアカウントからのみアクセスができるようにアクセス権限の設定がなされる。
このように、Co-innovationスペースは、アクセス権限の管理をしつつ各種情報をユーザ間で共有することができる仕組みであるため、情報漏洩等を防ぎつつ安全にアプリケーションプログラムを共創することができる環境を提供する。
コミュニケーションツール112は、ユーザ間で利用されるチャット機能、ビデオコミュニケーション機能、音声通話機能、画面共有機能、および掲示板やソーシャルネットワークサービス(SNS)等のコミュニティ機能等を提供する。例えば、チャット機能は、テキストデータ(例えば、ソースコード等)、画像データ、およびプログラムの実行ファイル等だけでなく、開発対象であるアプリケーションプログラムの一部または全部を、パラメータ値等の設定情報も含めてユーザ間で送受信して共有することができる。
例えば、ユーザは、マウス等を操作して囲むことによって選択したアプリケーションプログラムの一部を示す領域を、マウス操作等によりドラッグアンドドロップしてチャット画面に貼り付けることによって、他のユーザと共有することができる。また、例えば、リアルタイムに更新されるデータによって作成されるグラフがチャット画面に貼り付けられた場合には、チャット画面に表示されたグラフもリアルタイムに更新され、更に、他のユーザが参照しているCo-innovationスペースのチャット画面に表示されたグラフも同様に、リアルタイムに更新される。
このように、Co-innovationスペースによれば、アプリケーション開発環境とコミュニケーションツールとがシームレスに連携するため、容易に、かつ、柔軟にユーザ間でのアプリケーション共創のためのコミュニケーションを図ることができる。
また、コミュニティは、リアルタイムまたは非リアルタイムに、複数のユーザ間でコミュニケーションを図ることができる機能であり、例えば、掲示板、コメント一覧、およびSNS等の機能である。なお、各ユーザからのコミュニティへのアクセスは、テナントごとに設定される管理ポリシーによって設定されたアクセス権限に基づく範囲で制限される。また、コミュニティ機能によりユーザによって書き込まれたトピック(話題)に対して、様々な絞り込み条件(例えば、課題、領域、業界、およびキーワード等)での絞り込み検索ができるようにしてもよい。
このように、ユーザは、コミュニケーションツール112によって、同一のテナントやサイト属するアカウントを有するユーザ、または異なるテナントやサイトに属するアカウントを有するユーザとの意見交換等を行うことができる。これにより、複数のユーザによるアプリケーションプログラムの共創が可能になる。
ライブラリ113は、アプリケーションボード111においてアプリケーションプログラムを開発または実行する際に用いられる、汎用的な、処理ロジック、テンプレート、分析ツール、およびヒストリアン(履歴情報や実績情報が格納されたデータベース)等を提供する。
例えば、ライブラリ113は、類似波形検索ツール、回帰分析ツール、重回帰分析ツール、MT法分析ツール、誤差分散分析ツール、データドリブンモデリングツール、ディープラーニングツール、および相関分析ツール等の様々な分析ツールを記憶している。ユーザは、任意の分析ツールをアプリケーション設計領域にドラッグアンドドロップし、データ入力をすることにより、各種分析をすることができる。
ストレージ114は、各種情報(例えば、開発したアプリケーションプログラムや分析結果データ等)を、一般公開される情報と、テナント共用の情報と、サイト共用の情報と、アカウント個人用の情報とに区別して、それぞれ一般公開用の記憶領域、テナント共用の記憶領域、サイト共用の記憶領域、またはアカウント個人用の記憶領域に記憶する。なお、各ユーザが、各種情報をどの記憶領域に保存可能であるかについては、予めテナントの管理者によってユーザごとに設定された権限に基づいて制御されるようにしてもよい。
なお、ストレージ114は、記憶媒体、例えば、ハードディスクドライブ(HDD)、フラッシュメモリ、イーイーピーロム(EEPROM)、RAM(読み書き可能なメモリ)、ROM(読み出し専用メモリ)、又はそれらの任意の組み合わせによって構成される。
デバイス管理部115は、インテリジェンスノード11が収容するデバイスノード13−14を構成するセンサー、デバイス、およびシステム等の情報を管理する。例えば、デバイス管理部115は、デバイスノード13−14の収容のために用いられる、デバイスノード13−14に付与された識別情報と、アカウント、サイト、およびテナントの識別情報とを紐づけた情報等を管理する。
なお、スパイナルノード12が収容するデバイスノード13−14を構成するセンサー、デバイス、およびシステム等の情報については、インテリジェンスノード11のデバイス管理部115がスパイナルノード12を介し当該情報を取得して管理するようにしてもよいし、または、スパイナルノード12が当該情報管理して、インテリジェンスノード11のデバイス管理部115が当該情報をスパイナルノード12から取得するようにしてもよい。
テナント管理部116は、テナント(企業)に関する各種情報を管理する。例えば、テナント管理部116は、テナントの基礎情報、課金情報、操作権限、および承認権限等の情報に対して、設定、変更、削除等を行う。また、例えば、テナント管理部116は、Co-innovationスペースの利用、および有料または無料の、アプリケーション、ツール、テンプレート、およびデータ等の利用に伴う契約に関する契約情報をテナントごとに管理する。
サイト・アカウント管理部117は、サイト(組織)およびアカウント(ユーザ)に関する各種情報を管理する。例えば、サイト・アカウント管理部117は、サイトおよびアカウントの基礎情報、課金情報、操作権限、および承認権限等の情報に対して、設定、変更、削除等を行う。
アプリケーションストア118は、ユーザが、アプリケーションプログラムの一部または全部、ロジック、テンプレート、およびデータ等(以下、単にアプリケーション等と言う)の売買を行うための機能である。例えば、ユーザは、アプリケーションプログラムを開発するにあたり、Co-innovationスペース画面において、アプリケーションストア118によって販売されているアプリケーション等の一覧の中から、購入したいアプリケーション等を選択する。そして、ユーザは、選択したアプリケーション等をアプリケーション設計領域にマウス操作等によってドラッグアンドドロップする。これにより、ユーザは、選択したアプリケーション等を購入して、アプリケーションプログラムの開発等に利用することができる。
なお、アプリケーションストア118によって販売されるアプリケーション等は、月額課金、年額課金、利用度に応じた課金、またはワンタイムの課金等の、任意の課金方法で課金できるようにしてもよい。また、アプリケーションストア118によって販売されているアプリケーション等のうち特定のアプリケーション等については、ユーザが使用開始した日から一定期間(例えば、一か月間)は無料のお試し期間として、課金が発生しないようにしてもよい。
課金部119は、アプリケーションストア118によって販売されているアプリケーション等を購入したユーザに対する課金処理を行う。なお、Co-innovationスペースの利用に対して課金処理を行うようにしてもよい。なお、課金先は、テナント、サイト、またはアカウントごとに予め登録することができるようにしてもよい。
また、購入されたアプリケーション等が、ユーザによってアプリケーションストア118に登録されたアプリケーション等である場合には、当該アプリケーション等を購入したユーザに対して課金を行って徴収した金額の一部を、アプリケーション等を登録したユーザへ還元する(支払う)ことができるようにしてもよい。
データベース部120は、アプリケーションの動作に必要な生産管理情報、プラント運転管理情報、品質情報、などのデータをデータベースとして保持し、アプリケーションの要求に応じて必要なデータを提供する。なお、このデータベースは、SQLなどの一般的なデータベースでもよいし、非SQLの特定用途のデータベースでもよい。また、このデータベースは、テナント、サイト、またはアカウントごとに設定可能に構成されてもよく、データの内容に応じて、管理者が個別にアクセス権限を設定可能に構成されてもよい。
また、これらのデータベースは、Co-innovationスペースの外側にある外部のデータベースを参照するように構成されてもよい。
(アプリケーションボードによる表示例)
以下、アプリケーションボード111の表示部に表示される画面(Co-innovationスペース画面)の一例について説明する。
図10乃至図13は、本発明の実施形態に係るアプリケーション開発環境提供システムのアプリケーションボードによる表示の一例を示す図である。
図10は、Co-innovationスペース画面を構成する各画面領域のレイアウトの一例を示したものである。図示するように、Co-innovationスペース画面は、アプリケーション設計領域(編集エリア)と、グローバルナビ表示領域と、ローカルナビ表示領域と、開発パーツ一覧表示領域との4つの画面領域を含んで構成される。
ユーザによる操作等に基づいて、開発パーツ表示領域は、表示されている状態から、画面の左方向にスライドして画面外へ移動するようにして非表示の状態へ切り替わる。これにより、アプリケーション設計領域が広がるため、ユーザは、アプリケーションプログラムの編集作業を行いやすくなる。
また、ユーザによる操作等に基づいて、Co-innovationスペース画面の起動時には非表示とされているシミュレーション領域、およびチャット/コメント表示領域が、表示されている状態に切り替わる。図示するように、シミュレーション領域は、非表示の状態から、画面の右方向からスライドして画面内へ移動するようにして、表示されている状態に切り替わる。また、チャット/コメント領域は、非表示の状態から、画面の下方向からスライドして画面内へ移動するようにして、表示されている状態に切り替わる。
これにより、ユーザは、必要な時だけシミュレーション領域およびチャット/コメント表示領域を表示させることができ、これらの画面領域が必要でない時には非表示にさせることによってアプリケーション設計領域を広く確保できるため、ユーザは、アプリケーションプログラムの編集作業を行いやすくなる。
アプリケーション設計領域は、開発対象であるアプリケーションプログラムの構造を視覚的に表示する画面領域である。
ユーザは、例えば、開発パーツ一覧表示領域に表示された開発パーツ、例えば、各種分析エレメント、各種入出力データのデータ項目、処理内容であるロジック、各種アプリケーション、各種テンプレート、各種ロジック、各種グラフ、および各種分析ツール等の一覧の中から、必要な開発パーツを選択し、アプリケーション設計領域へマウス操作等によりドラッグアンドドロップすることにより、選択した開発パーツを示す画像をアプリケーション設計領域に表示させることができる。
また、ユーザは、例えば、アプリケーション設計領域に表示させた2つの開発パーツの間をマウス操作等によりドラッグすることにより、2つの開発パーツを紐づける導線を表示させることができる。このような操作に基づいて、ユーザは、開発対象であるアプリケーションプログラムを視覚的に設計・編集することができる。
また、ユーザは、例えば、アプリケーション設計領域に視覚的に表示された開発対象であるアプリケーションプログラムに対して、マウス操作等によって一部の領域を囲むことにより、開発対象であるアプリケーションプログラムの一部の領域を選択することができる。そして、ユーザは、例えば、選択したアプリケーションプログラムの一部の領域を、マウス操作等によりドラッグアンドドロップしてチャット画面に貼り付けて、他のユーザと共有することができる。
また、ユーザは、例えば、グローバルナビ表示領域に表示されるアプリケーションストアに表示されたアプリケーションプログラムの一部または全部、ロジック、テンプレート、およびデータ等の一覧の中から、必要な開発パーツを選択しアプリケーション設計領域へマウス操作によりドラッグアンドドロップし、当該開発パーツをアプリケーション設計領域に表示させることができる。これにより、ユーザは、必要な開発パーツをアプリケーションストアから購入して即座に利用することができる。
また、ユーザは、例えば、アプリケーション設計領域に視覚的に表示された開発対象であるアプリケーションプログラムの一部または全部の領域を、マウス操作等によって選択し、選択した領域をマウス操作等によりグローバルナビ表示領域に表示されるアプリケーションストアにドラッグアンドドロップすることができる。これにより、選択されたアプリケーションプログラムの一部または全部がアプリケーションストアに登録され、当該アプリケーションプログラムの一部または全部を示す情報(例えば、アイコン画像等を含む)がアプリケーションストアに表示される。このようにして、ユーザは、例えば、開発したアプリケーションプログラムの一部または全部を、アプリケーションストアにおいて、他のユーザに対して販売することができる。
グローバルナビ表示領域は、テナント(企業)またはサイト(組織)において共通のメニュー画面が表示される画面領域である。グローバルナビ表示領域には、例えば、ログイン/ログアウト、アカウント設定、プロジェクトの切り替え、検索、およびアプリケーションストア等の機能を利用するためのメニューが表示される。
ローカルナビ表示領域は、アカウント(ユーザ)に応じたメニュー画面が表示される画面領域である。ローカルナビ表示領域には、例えば、開発対象であるアプリケーションプログラムにおける、課題管理およびタスク管理、バージョン管理、およびプロジェクト設定等の機能を利用するためのメニューが表示される。
開発パーツ一覧表示領域は、アプリケーションプログラムに開発に用いられる開発パーツの一覧画面が表示される画面領域である。開発パーツ一覧表示領域には、例えば、上述した、各種分析エレメント、各種入出力データ項目、汎用の各種アプリケーション、汎用の各種テンプレート、汎用の各種ロジック、および各種分析ツール(例えば、類似波形検索ツール、回帰分析ツール、重回帰分析ツール、MT法分析ツール、誤差分散分析ツール、データドリブンモデリングツール、ディープラーニングツール、および相関分析ツール等)がカテゴリ別に分類され、一覧表示される。
シミュレーション領域は、アプリケーション設計領域に表示されたアプリケーションプログラムを模擬的に実行(シミュレーション)するための設定情報や、シミュレーション結果を示す情報等を表示する画面領域である。
チャット/コメント領域は、ユーザが他のユーザと開発対象であるアプリケーションプログラム等に関して、リアルタイムまたは非リアルタイムにメッセージのやり取りを行うため機能であるチャット画面や、ユーザまたは他のユーザによって過去に記録されたコメントの一覧等を表示する画面領域である。チャット/コメント領域に表示されるメッセージやコメントは、ユーザによるマウス操作等によって選択され、アプリケーション設計領域へドラッグアンドドロップ等の操作がなされることにより、アプリケーション設計領域の任意の位置へ転記される。
図11は、ユーザが、Co-innovationスペース画面において、開発パーツ一覧表示領域に表示された任意の開発パーツを選択し、選択した開発パーツをアプリケーション設計領域において利用する際の画面例を示したものである。
図示するように、アプリケーション設計領域には、「吸気ガス温度」、「冷凍機1 ON/OFF」、「冷凍機2 ON/OFF」、「冷凍機3 ON/OFF」、「冷凍機4 ON/OFF」、「冷凍機5 ON/OFF」、および「冷凍機6 ON/OFF」という7つの入力データ項目と、「Nx2」という分析エレメントと、「排気ガス温度」、および「消費電力」という2つの出力データ項目とが矢印(導線)で結ばれた、開発対象であるアプリケーションプログラムを視覚的に表した画像が表示されている。
また、図示するように、開発パーツ一覧表示領域には、「分析エレメント」、「入出力データ」、「ロジック」、および「シミュレーション」というカテゴリに分類された開発パーツの一覧が表示されている。
ユーザは、図11のアプリケーション設計領域にアプリケーションプログラムを作成するにあたって、まず、開発パーツ一覧表示領域に表示されている「分析エレメント」欄にある開発パーツの中から、「多入力2出力」という開発パーツを選択して、選択した開発パーツをアプリケーション設計領域へ、マウス操作等によりドラッグアンドドロップする。すると、アプリケーション設計領域には、多入力2出力を表す「Nx2」という文字が書かれた分析エレメントの画像が表示される。
次に、ユーザは、開発パーツ一覧表示領域に表示されている「入出力データ」欄にある開発パーツの中から、「データ/ヒストリアン」という開発パーツを選択して、選択した当該開発パーツをアプリケーション設計領域へマウス操作等によりドラッグアンドドロップする。すると、アプリケーション設計領域には、データ/ヒストリアンを示す画像が表示される。
そして、ユーザは、表示されたデータ/ヒストリアンを示す画像に対してデータ項目を選択する画面(図示せず)を開き、データ/ヒストリアンに含まれるデータ項目一覧を表示させる。ユーザが、表示されたデータ項目一覧の中から、「吸気ガス温度」という入力データ項目を選択すると、データおよびヒストリアンを示す画像には「吸気ガス温度」という文字が表示される。このようにして、ユーザは、入力データ項目をアプリケーション設計領域へ追加することができる。
上記と同様にして、ユーザは更に、「冷凍機1 ON/OFF」、「冷凍機2 ON/OFF」、「冷凍機3 ON/OFF」、「冷凍機4 ON/OFF」、「冷凍機5 ON/OFF」、および「冷凍機6 ON/OFF」という入力データ項目を、アプリケーション設計領域へ追加する。
次に、ユーザは、入力データ項目「吸気ガス温度」を示す画像から、分析エレメント「Nx2」を示す画像までの間を、マウス操作等によってドラッグする。すると、入力データ項目「吸気ガス温度」を示す画像から分析エレメント「Nx2」を示す画像への矢印(導線)を示す画像が表示される。このようにして、ユーザは、入力データ項目を、アプリケーションプログラムの処理内容が定義される分析エレメントに紐づけることができる。
上記と同様に、ユーザは更に、「冷凍機1 ON/OFF」、「冷凍機2 ON/OFF」、「冷凍機3 ON/OFF」、「冷凍機4 ON/OFF」、「冷凍機5 ON/OFF」、および「冷凍機6 ON/OFF」という入力データ項目を示す画像と、分析エレメント「Nx2」を示す画像とを矢印(導線)によって紐づける。
なお、どの開発パーツからどの開発パーツへ結びついているかを示す情報を、結線情報と言う。
次に、ユーザは、上記においてアプリケーション設計領域へ入力データ項目を追加した場合の操作と同様に、アプリケーション設計領域へ出力データ項目を追加する。ユーザは、データ項目を選択する画面(図示せず)に表示されたデータ項目一覧の中から、「排気ガス温度」という出力データ項目を選択すると、データ/ヒストリアンを示す画像には「排気ガス温度」という文字が表示される。このようにして、ユーザは、出力データ項目をアプリケーション設計領域へ追加することができる。
上記と同様に、ユーザは更に、「消費電力」という出力データ項目を、アプリケーション設計領域へ追加する。
次に、ユーザは、上記において入力データ項目を示す画像と分析エレメントを示す画像とを紐づけた場合の操作と同様に、分析エレメント「Nx2」を示す画像から出力データ項目「排気ガス温度」を示す画像までの間、および分析エレメント「Nx2」を示す画像から出力データ項目「排気ガス温度」を示す画像までの間を、マウス操作等によってドラッグする。このようにして、ユーザは、出力データ項目を、アプリケーションプログラムの処理内容が定義される分析エレメントに紐づけることができる。
そして、ユーザは、分析エレメントにおいて行われる処理内容を定義する画面(図示せず)を表示させて分析エレメント「Nx2」において行われる演算処理の内容を定義する。これにより、ユーザは、7つの入力データ項目のデータを入力値として演算処理を行い、処理結果として2つの出力データ項目のデータを出力するようなアプリケーションプログラムを開発することができる。
このように、Co-innovationスペースによって、開発対象であるアプリケーションプログラムが視覚的に表示されるため、ユーザはより直感的にアプリケーション等の開発を行うことができる。
図12は、ユーザが、Co-innovationスペース画面において、アプリケーション設計領域に表示されたアプリケーションプログラムの一部を領域選択し、領域選択したアプリケーションプログラムの一部をチャット機能によって他のユーザと共有する際の画面例を示したものである。
図12に示すCo-innovationスペース画面のチャット/コメント表示領域には、「グループ1」というグループに属するユーザによってメッセージ交換が行われるグループチャット画面が表示されている。
以下、ユーザが、当該グループチャット画面によって、アプリケーション設計領域に表示されたアプリケーションプログラムの一部を他のユーザと共有する場合の例について説明する。また、図12に示す例における、アプリケーションプログラムの一部とは、7つの入力データ項目のデータが入力されて演算処理が行われるまで処理の範囲に該当する部分であるものとする。
ユーザは、アプリケーション設計領域において、視覚的に表示されているアプリケーションプログラムの画像のうち、「吸気ガス温度」、「冷凍機1 ON/OFF」、「冷凍機2 ON/OFF」、「冷凍機3 ON/OFF」、「冷凍機4 ON/OFF」、「冷凍機5 ON/OFF」、および「冷凍機6 ON/OFF」の7つの入力データ項目を示す画像と、「Nx2」の分析エレメントを示す画像と、当該7つの入力データ項目と当該分析エレメントとそれぞれを結ぶ矢印(導線)の画像とを囲むようにマウス操作等によってドラッグして、領域選択を行う。すると、図12に示すように、アプリケーション設計領域において、選択された領域(すなわち、ドラッグによるポインタ等の移動軌跡)が点線によって表示される。
なお、開発対象であるアプリケーションプログラムにおいて、選択された領域を示す情報を選択領域情報と言う。
次に、ユーザは、アプリケーション設計領域において、点線によって囲まれた領域を選択し、選択した領域を「グループ1」のグループチャット画面まで、マウス操作等によりドラッグする。すると、グループチャット画面のメッセージ表示領域に、選択したアプリケーションプログラムの一部を示す情報が表示される。図12に示す例においては、「グループ1」のグループチャット画面のメッセージ領域に、「Nx2」という表記とアイコンとが表示されている。
グループチャットによってメッセージを受信した他のユーザは、当該他のユーザが参照しているCo-innovationスペース画面において、グループチャット画面のメッセージ領域に表示された「Nx2」という表記の部分またはアイコンの部分を、マウス操作等によってメッセージ領域からアプリケーション設計領域にドラッグアンドドロップする。すると、チャットの送信元のユーザが利用しているアプリケーション設計領域において表示された画像のうち点線で囲まれた範囲の画像と同一の画像が、他のユーザが参照しているアプリケーション設計領域に表示される。
グループチャットによって共有される情報は、当該画像を示す情報や、アプリケーションプログラムの構造を示す、レイアウト情報、結線情報、および選択領域情報だけでなく、設定されたパラメータ値等も含まれる。すなわち、Co-innovationスペースによれば、アプリケーションプログラムのソースコードだけでなく、設定されたパラメータ値等も含めて、ユーザ間で共有をすることができる。
このように、Co-innovationスペースは、アプリケーション開発環境とコミュニケーションツールとを有し、当該アプリケーション開発環境と当該コミュニケーションツールとが連携して機能するため、ユーザは開発したアプリケーション等を容易に他のユーザと共有することができる。
図13は、アプリケーションストアの画面例を示したものである。
アプリケーションストア画面は、グローバルナビ領域に表示されたメニュー内に表示された「アプリケーションストア」の表示領域が、マウス操作等によりクリックされることによって表示される。
アプリケーションストアでは、アプリケーションプログラムの一部または全部、ロジック、テンプレート、およびデータ等の売買が行われる。
図13に示す例においては、アプリケーションストアには、購入された本数が多い順にそれぞれ上位20個(トップ20)のアプリケーションおよびテンプレートをそれぞれ表示されている。また、図13に示す例においては、アプリケーションストアの左側の領域には、ユーザが、アプリケーションストアに登録されているアプリケーションプログラムの一部または全部、ロジック、テンプレート、およびデータ等を検索するための画面領域が表示されている。当該画面領域おいて、ユーザは、キーワード検索、登録されているアプリケーション等が対象としている業種によって絞り込みを行う業種別カテゴリ検索、登録されているアプリケーション等によって行われる処理の目的によって絞り込みを行う目的別カテゴリ検索、有料または無料のアプリケーション等に絞り込みを行う絞り込み検索を行うことができる。
また、ユーザは、上述したように、Co-innovationスペースにおいて開発したアプリケーションプログラム、ロジック、およびテンプレート等を、アプリケーションストアに登録し、他のユーザに対して販売をすることができる。
このように、Co-innovationスペースは、アプリケーション開発環境とともにアプリケーションストアを有し、当該アプリケーション開発環境と当該アプリケーションストアとが連携して機能するため、ユーザは開発したアプリケーション等を容易に他のユーザに対し販売したり、他のユーザや外部のベンダー等が開発したアプリケーション等を容易に購入したりすることができる。
(Co-innovationスペースの動作)
以下に、Co-innovationスペースの動作について説明する。
図14および図15は、本発明の実施形態に係るアプリケーション開発環境提供システム1に実装されるCo-innovationスペースの動作の一例を示すフローチャートである。
図14は、Co-innovationスペースにおいてアプリケーションプログラムが生成され、生成されたアプリケーションプログラムの一部がコミュニケーションツールによってアカウント(ユーザ)間で共有される際におけるCo-innovationスペースの動作を示したものである。
(ステップS001)アプリケーションボード111は、表示部にCo-innovationスペース画面を表示する。アプリケーションボード111は、ユーザによる操作に基づいて、アプリケーションプログラムを生成する。アプリケーションボード111は、生成されたアプリケーションプログラムの構造に関するレイアウト情報や結線情報等を生成する。その後、ステップS002へ進む。
(ステップS002)アプリケーションボード111は、Co-innovationスペース画面のアプリケーション設計領域に、ステップS001において生成されたアプリケーションプログラムを視覚的に表示する。その後、ステップS003へ進む。
(ステップS003)アプリケーションボード111は、ユーザによる操作に基づいて、ステップS002において視覚的に表示されたアプリケーションプログラムの一部の領域を選択し、当該選択された領域を示す情報である選択領域情報を生成する。その後、ステップS004へ進む。
(ステップS004)アプリケーションボード111は、ステップS003において生成された選択領域情報に基づいて、選択された領域に該当するアプリケーションプログラムおよびパラメータ情報を取得する。その後、ステップS005へ進む。
(ステップS005)コミュニケーションツール112は、ユーザによる操作(例えば、ユーザが、選択したアプリケーションプログラムの一部を示す領域を、チャット画面のメッセージ表示領域にドラッグアンドドロップする操作)に基づき、ステップS001乃至ステップS004においてアプリケーションボード111が取得したアプリケーションプログラム、パラメータ情報、レイアウト情報、結線情報、および選択領域情報等に基づいて、コミュニケーションツール112のメッセージ領域にアプリケーションプログラムの一部を示す情報を視覚的に表示する。その後、ステップS006へ進む。
(ステップS006)コミュニケーションツール112は、ユーザによる操作(例えば、ユーザが、チャット画面において送信ボタンをクリックする操作)に基づき、アプリケーションプログラムの一部を示す情報を、他のユーザのコミュニケーションツールに送信し、当該情報を視覚的に表示させる。
(ステップS007)アプリケーションプログラムの一部を示す情報を受け取った当該ユーザは、前記視覚的に表示された情報をユーザによる操作(例えば、ユーザが、チャット画面のメッセージ表示領域に前記視覚的に表示された情報を、前記アプリケーション設計領域にドラッグアンドドロップする操作)に基づき、ステップS001乃至ステップS004においてアプリケーションボード111が取得したアプリケーションプログラム、パラメータ情報、レイアウト情報、結線情報、および選択領域情報等を前記アプリケーション設計領域に複製する。
以上で、本フローチャートの処理が終了する。
図15は、Co-innovationスペースにおいてアプリケーションプログラムが生成され、生成されたアプリケーションプログラムの一部が販売用としてアプリケーションストアに登録される際におけるCo-innovationスペースの動作を示したものである。
(ステップS101)アプリケーションボード111は、表示部にCo-innovationスペース画面を表示する。アプリケーションボード111は、ユーザによる操作に基づいて、アプリケーションプログラムを生成する。アプリケーションボード111は、生成されたアプリケーションプログラムの構造に関するレイアウト情報や結線情報等を生成する。その後、ステップ1002へ進む。
(ステップS102)アプリケーションボード111は、Co-innovationスペース画面のアプリケーション設計領域に、ステップS001において生成されたアプリケーションプログラムを視覚的に表示する。その後、ステップS103へ進む。
(ステップS103)アプリケーションボード111は、ユーザによる操作に基づいて、ステップS002において視覚的に表示されたアプリケーションプログラムの一部の領域を選択し、当該選択された領域を示す情報である選択領域情報を生成する。その後、ステップS104へ進む。
(ステップS104)アプリケーションボード111は、ステップS003において生成された選択領域情報に基づいて、選択された領域に該当するアプリケーションプログラムを、販売可能なアプリケーションプログラムに編集する。その後、ステップS105へ進む。
(ステップS105)アプリケーションストア118は、ユーザによる操作(例えば、ユーザが、選択したアプリケーションプログラムの一部を示す領域を、グローバルナビ表示領域に表示されたメニュー画面の中のアプリケーションストアの表示領域にドラッグする操作)に基づいて、ステップS104において編集されたアプリケーションプログラムを登録する。その後、ステップS106へ進む。
(ステップS106)アプリケーションストア118は、ステップS105において登録されたアプリケーションプログラムを表示する。
以上で、本フローチャートの処理が終了する。
以上、説明したように、本実施形態に係るアプリケーション開発環境提供システム1は、通信ネットワークを介してアプリケーションプログラムの開発環境を提供する。また、アプリケーション開発環境提供システム1は、アプリケーションボード111(プログラム開発部プログラム開発表示部)によって、開発環境に接続された端末からの入力に基づいてアプリケーションプログラムを生成することができ、生成されたアプリケーションプログラムを視覚的に表示することができる。また、アプリケーション開発環境提供システム1は、コミュニケーション部(コミュニケーション表示部)によって、開発環境を利用する複数のユーザ間のコミュニケーションを行うことができ、アプリケーションボード111(プログラム開発部、プログラム開発表示部)によって生成されたアプリケーションプログラムの一部または全部を、指定された端末において視覚的に表示することができる。
これにより、本実施形態に係るアプリケーション開発環境提供システム1は、クラウドコンピューティング環境において用いられるアプリケーションプログラムの効率的な開発および共有を実現することができる。
以上、この発明の実施形態について詳しく説明してきたが、具体的な構成は上述のものに限られることはなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲内において様々な設計変更等をすることが可能である。
なお、上述した実施形態におけるアプリケーション開発環境提供システム1の一部又は全部をコンピュータで実現するようにしてもよい。その場合、この制御機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現してもよい。
なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、アプリケーション開発環境提供システム1に内蔵されたコンピュータシステムであって、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。
さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信回線のように、短時間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでもよい。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよい。
また、上述した実施形態におけるアプリケーション開発環境提供システム1を、LSI(Large Scale Integration)等の集積回路として実現してもよい。アプリケーション開発環境提供システム1の各機能ブロックは個別にプロセッサ化してもよいし、一部、または全部を集積してプロセッサ化してもよい。また、集積回路化の手法はLSIに限らず専用回路、または汎用プロセッサで実現してもよい。また、半導体技術の進歩によりLSIに代替する集積回路化の技術が出現した場合、当該技術による集積回路を用いてもよい。
1・・・アプリケーション開発環境提供システム、10・・・ソーシャリゼーションノード、11・・・インテリジェンスノード、12・・・スパイナルノード、13・・・デバイスノード(センサー)、14・・・デバイスノード(デバイス)、111・・・アプリケーションボード(プログラム開発部、プログラム開発表示部)、112・・・コミュニケーションツール(コミュニケーション部、コミュニケーション表示部)、113・・・ライブラリ、114・・・ストレージ、115・・・デバイス管理部、116・・・テナント管理部、117・・・サイト・アカウント管理部、118・・・アプリケーションストア、119・・・課金部、120・・・データベース部

Claims (18)

  1. ネットワークを介してアプリケーションプログラムの開発環境を提供するアプリケーション開発環境提供システムにおいて、
    前記開発環境に接続された端末からの入力に基づいてアプリケーションプログラムを生成し、生成された前記アプリケーションプログラムを、前記アプリケーションプログラムにおける入力データ項目と、処理内容であるロジックと、処理結果である出力データ項目とが各々の関係性に基づいて論理的に結線された結線図として視覚的に表示するプログラム開発部と、
    前記開発環境を利用する複数のユーザ間におけるコミュニケーション機能を提供するコミュニケーション部であって、第1のユーザが利用する前記開発環境の前記プログラム開発部によって生成された前記アプリケーションプログラムのうちの前記第1のユーザによって選択された部分を、第2のユーザが利用する前記開発環境において利用可能に複製させ、前記結線図として視覚的に表示させるコミュニケーション部と、
    を有することを特徴とするアプリケーション開発環境提供システム。
  2. 前記コミュニケーション部は、前記プログラム開発部によって設定されたパラメータ情報を含んで、前記アプリケーションプログラムのうちの前記第1のユーザによって選択された部分を利用可能に複製させる
    ことを特徴とする請求項1に記載のアプリケーション開発環境提供システム。
  3. 前記プログラム開発部は、前記コミュニケーション部によって表示された前記アプリケーションプログラムのうちの前記第1のユーザによって選択された部分を利用可能に複製し、視覚的に表示する
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のアプリケーション開発環境提供システム。
  4. 前記プログラム開発部は、表示した前記アプリケーションプログラムを前記端末からの入力に基づいて更新する
    ことを特徴とする請求項3に記載のアプリケーション開発環境提供システム。
  5. 前記プログラム開発部は、入力、演算、または出力を含む開発パーツを示す情報である開発パーツ情報と、前記開発パーツの配置を示す情報であるレイアウト情報と、前記開発パーツ間の論理的な接続を示す情報である結線情報と、前記開発パーツに対して設定されたパラメータ値を示すパラメータ情報のうち少なくとも1つの情報に基づいて、前記アプリケーションプログラムを利用可能に複製し、視覚的に表示する
    ことを特徴とする請求項1から請求項4のうちいずれか一項に記載のアプリケーション開発環境提供システム。
  6. 前記コミュニケーション部は、前記プログラム開発部によって生成された前記アプリケーションプログラムのうちの前記第1のユーザによって選択された部分を、前記第1のユーザによるドラッグアンドドロップの操作によって前記プログラム開発部から前記コミュニケーション部へ視覚的に移動させることにより、前記第2のユーザが利用する前記開発環境において利用可能に複製し、視覚的に表示させる
    ことを特徴とする請求項1から請求項5のうちいずれか一項に記載のアプリケーション開発環境提供システム。
  7. 前記コミュニケーション部は、チャット形式の表示形態によって、前記複数のユーザ間のコミュニケーション機能を提供する
    ことを特徴とする請求項1から請求項6のうちいずれか一項に記載のアプリケーション開発環境提供システム。
  8. ネットワークを介してアプリケーションプログラムの開発環境を提供するアプリケーション開発環境提供方法であって、
    プログラム開発部が、前記開発環境に接続された端末からの入力に基づいてアプリケーションプログラムを生成し、生成された前記アプリケーションプログラムを、前記アプリケーションプログラムにおける入力データ項目と、処理内容であるロジックと、処理結果である出力データ項目とが各々の関係性に基づいて論理的に結線された結線図として視覚的に表示するプログラム開発ステップと、
    コミュニケーション部が、前記開発環境を利用する複数のユーザ間のコミュニケーション機能を提供するコミュニケーションステップであって、前記プログラム開発ステップにおいて生成された前記アプリケーションプログラムのうちの選択された部分を、指定された端末において利用可能に複製させ、前記結線図として視覚的に表示させるコミュニケーションステップと、
    を有することを特徴とするアプリケーション開発環境提供方法。
  9. ネットワークを介してアプリケーションプログラムの開発環境を提供するコンピュータに、
    前記開発環境に接続された端末からの入力に基づいてアプリケーションプログラムを生成し、生成された前記アプリケーションプログラムを、前記アプリケーションプログラムにおける入力データ項目と、処理内容であるロジックと、処理結果である出力データ項目とが各々の関係性に基づいて論理的に結線された結線図として視覚的に表示するプログラム開発ステップと、
    前記開発環境を利用する複数のユーザ間のコミュニケーションを行うコミュニケーションステップであって、前記プログラム開発ステップにおいて生成された前記アプリケーションプログラムのうちの選択された部分を、指定された端末において利用可能に複製させ、前記結線図として視覚的に表示させるコミュニケーションステップと、
    を実行させるためのアプリケーション開発環境提供プログラム。
  10. ネットワークを介して提供されるアプリケーションプログラムの開発環境に通信接続された端末装置において、
    前記端末装置からの入力に基づいて前記開発環境を介して生成された前記アプリケーションプログラムを、前記アプリケーションプログラムにおける入力データ項目と、処理内容であるロジックと、処理結果である出力データ項目とが各々の関係性に基づいて論理的に結線された結線図として視覚的に表示するプログラム開発表示部と、
    前記開発環境を利用する複数のユーザ間におけるコミュニケーション機能を提供するコミュニケーション表示部であって、第1のユーザが利用する前記開発環境で生成された前記アプリケーションプログラムのうちの前記第1のユーザによって選択された部分を、第2のユーザが利用する前記開発環境において前記結線図として視覚的に表示させるコミュニケーション表示部と、
    を有することを特徴とする端末装置。
  11. 前記コミュニケーション表示部は、前記プログラム開発表示部を介して設定されたパラメータ情報を含んで、前記アプリケーションプログラムのうちの前記第1のユーザによって選択された部分を視覚的に表示させることを特徴とする請求項10に記載の端末装置。
  12. 前記プログラム開発表示部は、前記コミュニケーション表示部によって表示された前記アプリケーションプログラムのうちの前記第1のユーザによって選択された部分を視覚的に表示する
    ことを特徴とする請求項10または請求項11に記載の端末装置。
  13. 前記プログラム開発表示部は、表示された前記アプリケーションプログラムが前記端末装置からの入力に基づいて更新されると、更新後のアプリケーションプログラムを表示する
    ことを特徴とする請求項12に記載の端末装置。
  14. 前記プログラム開発表示部は、入力、演算、または出力を含む開発パーツを示す情報である開発パーツ情報と、前記開発パーツの配置を示す情報であるレイアウト情報と、前記開発パーツ間の論理的な接続を示す情報である結線情報と、前記開発パーツに対して設定されたパラメータ値を示すパラメータ情報のうち少なくとも1つの情報に基づいて、前記アプリケーションプログラムを視覚的に表示する
    ことを特徴とする請求項10から請求項13のうちいずれか一項に記載の端末装置。
  15. 前記コミュニケーション表示部は、前記プログラム開発表示部によって表示された前記アプリケーションプログラムのうちの前記第1のユーザによって選択された部分を、前記第1のユーザによるドラッグアンドドロップの操作によって前記プログラム開発表示部から前記コミュニケーション表示部へ視覚的に移動させることにより、前記第2のユーザが利用する前記開発環境において前記アプリケーションプログラムのうちの前記第1のユーザによって選択された部分を視覚的に表示させる
    ことを特徴とする請求項10から請求項14のうちいずれか一項に記載の端末装置。
  16. 前記コミュニケーション表示部は、チャット形式の表示形態によって、前記複数のユーザ間のコミュニケーション内容を表示する
    ことを特徴とする請求項10から請求項15のうちいずれか一項に記載の端末装置。
  17. ネットワークを介して提供されるアプリケーションプログラムの開発環境に通信接続された端末装置におけるアプリケーション表示方法において、
    プログラム開発表示部が、前記端末装置からの入力に基づいて前記開発環境を介して生成された前記アプリケーションプログラムを、前記アプリケーションプログラムにおける入力データ項目と、処理内容であるロジックと、処理結果である出力データ項目とが各々の関係性に基づいて論理的に結線された結線図として視覚的に表示するプログラム開発表示ステップと、
    コミュニケーション表示部が、前記開発環境を利用する複数のユーザ間におけるコミュニケーション機能を提供するコミュニケーション表示ステップであって、第1のユーザが利用する前記開発環境で生成された前記アプリケーションプログラムのうちの前記第1のユーザによって選択された部分を、第2のユーザが利用する前記開発環境において前記結線図として視覚的に表示させるコミュニケーション表示ステップと、
    を有することを特徴とするアプリケーション表示方法。
  18. ネットワークを介して提供されるアプリケーションプログラムの開発環境に通信接続された端末装置のコンピュータに、
    前記端末装置からの入力に基づいて前記開発環境を介して生成された前記アプリケーションプログラムを、前記アプリケーションプログラムにおける入力データ項目と、処理内容であるロジックと、処理結果である出力データ項目とが各々の関係性に基づいて論理的に結線された結線図として視覚的に表示するプログラム開発表示ステップと、
    前記開発環境を利用する複数のユーザ間におけるコミュニケーション機能を提供するコミュニケーション表示ステップであって、第1のユーザが利用する前記開発環境で生成された前記アプリケーションプログラムのうちの前記第1のユーザによって選択された部分を、第2のユーザが利用する前記開発環境において前記結線図として視覚的に表示させるコミュニケーション表示ステップと、
    を実行させるためのアプリケーション表示プログラム。
JP2016193842A 2016-09-30 2016-09-30 アプリケーション開発環境提供システム、アプリケーション開発環境提供方法、アプリケーション開発環境提供プログラム、端末装置、アプリケーション表示方法、およびアプリケーション表示プログラム Active JP6759942B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016193842A JP6759942B2 (ja) 2016-09-30 2016-09-30 アプリケーション開発環境提供システム、アプリケーション開発環境提供方法、アプリケーション開発環境提供プログラム、端末装置、アプリケーション表示方法、およびアプリケーション表示プログラム
PCT/JP2017/031477 WO2018061605A1 (ja) 2016-09-30 2017-08-31 アプリケーション開発環境提供システム、アプリケーション開発環境提供方法、端末装置、アプリケーション表示方法、およびコンピュータ読み取り可能な非一時的記録媒体
CN201780059839.4A CN110023902B (zh) 2016-09-30 2017-08-31 应用开发环境提供系统、方法、终端装置、应用显示方法
EP17855563.7A EP3522008A4 (en) 2016-09-30 2017-08-31 APPLICATION DEVELOPMENT ENVIRONMENT PROVIDING SYSTEM, APPLICATION DEVELOPMENT ENVIRONMENT PROVIDING METHOD, TERMINAL DEVICE, APPLICATION DISPLAY METHOD AND NON-TRANSIENT COMPUTER READABLE MEDIUM
US16/336,996 US11281435B2 (en) 2016-09-30 2017-08-31 Application development environment providing system, application development environment provision method, terminal device, and application display method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016193842A JP6759942B2 (ja) 2016-09-30 2016-09-30 アプリケーション開発環境提供システム、アプリケーション開発環境提供方法、アプリケーション開発環境提供プログラム、端末装置、アプリケーション表示方法、およびアプリケーション表示プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018055588A JP2018055588A (ja) 2018-04-05
JP6759942B2 true JP6759942B2 (ja) 2020-09-23

Family

ID=61760645

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016193842A Active JP6759942B2 (ja) 2016-09-30 2016-09-30 アプリケーション開発環境提供システム、アプリケーション開発環境提供方法、アプリケーション開発環境提供プログラム、端末装置、アプリケーション表示方法、およびアプリケーション表示プログラム

Country Status (5)

Country Link
US (1) US11281435B2 (ja)
EP (1) EP3522008A4 (ja)
JP (1) JP6759942B2 (ja)
CN (1) CN110023902B (ja)
WO (1) WO2018061605A1 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10564940B2 (en) * 2018-05-03 2020-02-18 International Business Machines Corporation Systems and methods for programming drones
US11921619B2 (en) 2018-11-28 2024-03-05 Trust Technology Co., Ltd. Programming devices and programs for creating and editing programs used for image processing
KR102319157B1 (ko) * 2019-01-21 2021-10-29 라인플러스 주식회사 메신저 내 플랫폼에 추가된 애플리케이션을 이용하여 대화방에서 정보를 공유하는 방법, 시스템, 및 비-일시적인 컴퓨터 판독가능한 기록 매체
EP4018298A1 (en) * 2019-08-21 2022-06-29 Robert Bosch GmbH A system and method for development and distribution of mobility solutions
JP7115507B2 (ja) * 2020-04-27 2022-08-09 横河電機株式会社 ソフトウェア開発環境提供システム、ソフトウェア開発環境提供方法、及びソフトウェア開発環境提供プログラム
KR102392469B1 (ko) * 2021-05-04 2022-04-29 에스디티 주식회사 트러블 슈팅을 위한 프로젝트 서버의 복제 방법 및 이를 이용한 클라우드 개발 플랫폼 시스템

Family Cites Families (31)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5977886A (en) * 1997-10-10 1999-11-02 Ericsson Inc. Systems and methods for communicating between a user input device and an application using adaptively selected code sets
US6701513B1 (en) * 2000-01-14 2004-03-02 Measurement Computing Corporation Program-development environment for use in generating application programs
US7890926B2 (en) * 2005-01-04 2011-02-15 Vaakya Technologies Private Limited System and method for application development and deployment
CN1835507A (zh) * 2005-03-17 2006-09-20 国际商业机器公司 用于用户与web浏览器交互的服务器端处理的方法与系统
US20080125877A1 (en) * 2006-09-12 2008-05-29 Fisher-Rosemount Systems, Inc. Process data collection system configuration for process plant diagnostics development
US20080134298A1 (en) * 2006-12-04 2008-06-05 Microsoft Corporation Integrated development environment with community integration
US20080228774A1 (en) * 2007-03-15 2008-09-18 Accenture Global Services Gmbh Collaboration system
US20080244418A1 (en) * 2007-03-30 2008-10-02 Microsoft Corporation Distributed multi-party software construction for a collaborative work environment
US8060855B2 (en) * 2007-10-09 2011-11-15 Microsoft Corporation Artifact sharing from a development environment
KR101495168B1 (ko) * 2008-07-04 2015-02-24 엘지전자 주식회사 이동 단말기 및 그의 파일 전송방법
US7970830B2 (en) 2009-04-01 2011-06-28 Honeywell International Inc. Cloud computing for an industrial automation and manufacturing system
US20130086551A1 (en) * 2010-05-27 2013-04-04 International Business Machines Corporation Providing A User With A Graphics Based IDE For Developing Software For Distributed Computing Systems
US8479154B1 (en) * 2010-08-20 2013-07-02 Google Inc. Interaction with partially constructed mobile device applications
DE102010040259A1 (de) * 2010-09-03 2012-03-08 Presense Technologies Gmbh Transferverfahren zum kontrollierten Transfer von Daten zwischen Domänen und Verfahren zum Bereitstelleneines ausführbaren Transferprogrammcodes für ein Transferprogramm sowie eine entsprechende Transfervorrichtung und ein zugehöriges Sicherheitsmodul
US8990775B2 (en) * 2010-11-10 2015-03-24 International Business Machines Corporation Collaborative software debugging in a distributed system with dynamically displayed chat sessions
US9223567B2 (en) * 2012-02-17 2015-12-29 International Business Machines Corporation Integrated exchange of search results in an integrated software development environment
US20150051930A1 (en) 2012-03-28 2015-02-19 Hitachi Systems, Ltd. Application development sales support system
CN105051760B (zh) * 2013-03-15 2018-03-02 费希尔-罗斯蒙特系统公司 数据建模工作室
US9043458B2 (en) 2013-03-19 2015-05-26 Cognizant Technology Solutions India Pvt. Ltd. Framework for facilitating implementation of multi-tenant SaaS architecture
US20140310678A1 (en) * 2013-04-15 2014-10-16 Massively Parallel Technologies, Inc. Systems And Methods For Collaborative Views Of A Hierarchical Software Design
US20150032686A1 (en) * 2013-07-23 2015-01-29 Salesforce.Com, Inc. Application sharing functionality in an information networking environment
CN103955373B (zh) * 2014-04-30 2017-06-30 浙江工商大学 一种sdn应用集成开发环境的设计方法
US9348579B2 (en) * 2014-07-03 2016-05-24 Sap Se Integration of social networks with integrated development environment (IDE)
US9424026B2 (en) * 2014-09-29 2016-08-23 Sap Se Visualizations of inter-entity calls
US10095509B2 (en) * 2015-02-04 2018-10-09 Sap Se Supporting developer-user collaborative software review in IDE
US20170003862A1 (en) * 2015-07-02 2017-01-05 Microsoft Technology Licensing, Llc User interface for sharing application portion
US20170083292A1 (en) * 2015-09-18 2017-03-23 Amazon Technologies, Inc. Visual content development
US9858070B2 (en) * 2015-10-05 2018-01-02 International Business Machines Corporation Development team file collaboration
US9652225B1 (en) * 2016-01-04 2017-05-16 International Business Machines Corporation Development community assessment via real-time workspace monitoring
US20170201551A1 (en) * 2016-01-13 2017-07-13 Doky Inc. Collaborative Platform for Communication, Application Development and Use
US20170322781A1 (en) * 2016-05-06 2017-11-09 Honeywell International Inc. Integrated development environment for control language of legacy distributed control system

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018055588A (ja) 2018-04-05
CN110023902A (zh) 2019-07-16
EP3522008A4 (en) 2020-04-22
CN110023902B (zh) 2022-08-26
US11281435B2 (en) 2022-03-22
US20190220255A1 (en) 2019-07-18
WO2018061605A1 (ja) 2018-04-05
EP3522008A1 (en) 2019-08-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6759942B2 (ja) アプリケーション開発環境提供システム、アプリケーション開発環境提供方法、アプリケーション開発環境提供プログラム、端末装置、アプリケーション表示方法、およびアプリケーション表示プログラム
US20210397174A1 (en) Industrial automation information contextualization method and system
EP3285127B1 (en) Remote industrial automation site operation in a cloud platform
EP3696622A1 (en) Ai extensions and intelligent model validation for an industrial digital twin
JP7361450B2 (ja) 遠隔デバイスにストリーム配信するための方法及び装置
US20230341840A1 (en) Industrial data services platform
EP3187951B1 (en) Delivery of automated notifications by an industrial asset
US10528021B2 (en) Automated creation of industrial dashboards and widgets
CN104808603B (zh) 具有快速可编辑特性的可重用的图形元素
US9143563B2 (en) Integrated and scalable architecture for accessing and delivering data
CA3126149A1 (en) Systems, devices, and methods for internet of things integrated automation and control architectures
US7870223B2 (en) Services associated with an industrial environment employing controller engine instances
US20110029102A1 (en) Graphical View Sidebar for a Process Control System
US20220308737A1 (en) Defining an action on an external application based on a machine learning model prediction from within a data pipeline
US11625683B2 (en) System and method of industrial automation multi-developer control code change commits
JP6769218B2 (ja) アプリケーション開発環境提供システム、アプリケーション開発環境提供方法、アプリケーション開発環境提供プログラム、および情報処理装置
Fantini et al. Symbiotic integration of human activities in cyber-physical systems
CN115617447A (zh) 数字工程虚拟机基础设施
CN115617385A (zh) 工业自动化控制项目转换
EP4332705A1 (en) Industrial automation system topology with point to point representation paths
EP4325795A1 (en) Background discovery agent orchestration
US11803175B2 (en) Industrial machine monitoring path for computerized maintenance management system
Saraswat et al. Introduction to automation

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190220

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200407

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200518

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200804

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200817

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6759942

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150