JP6759863B2 - 情報処理装置及び情報処理プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、情報処理装置及び情報処理プログラムに関する。
特許文献1には、効率的な印刷環境を想定してプリンターへのユーザー毎のアクセス管理を実施している環境下においては、利用権限のないプリンターの利用が制限されてしまっていたことを課題とし、ユーザーが利用しようとするプリンターへのアクセスが制限されている際に、該プリンターの混雑状況を考慮して、印刷の可否を識別可能にユーザーのジョブ一覧をプリンターの表示部に表示し、また、印刷が制限されるジョブに関しても、特定の条件下で例外的に印刷を行えるように柔軟に印刷制御することが開示されている。
特許文献2には、使用状況に応じて効率的な制御を行うことを課題とし、プリンターのユーザー数を取得し、そのユーザー数に応じて制御形態を切り替え、すなわち、ユーザー数に基づいて、ジョブが入力される頻度など、プリンターの今後の使用状況を見積もることができ、したがって、ユーザー数に応じて制御形態を切り替えることで、使用状況に応じた効率的な制御を行うことが可能になることが開示されている。
特許文献3には、ユーザーの利便性を損なうことなく、ジョブ内容を分かりやすくジョブ一覧を表示することのできる画像処理システムを提供することを課題とし、ユーザーのログインしたクライアントMFPは、ログインユーザーのジョブをスプールしているストレージMFPに対して、ジョブ一覧を表示するために必要な情報を要求し、その際、ストレージMFPの負荷状態に応じて、クライアントMFPに対して、ジョブの概要を表す情報である付加情報を転送するか否かが判断され、ストレージMFPからは、クライアントMFPからの要求に応じて、ジョブ情報が転送され、付加情報を転送すると判断された場合には、さらに付加情報が転送されることが開示されている。
特許文献4には、印刷環境負荷を総合的に評価可能なレポートを出力すると共に、利用者が環境負荷の低減の動機づけを長期に渡って維持することが可能な環境貢献支援装置、及び環境貢献支援方法を提供することを課題とし、印刷装置と、消去装置とを備えるシステムに提供され環境貢献支援装置は、両面削減算出部と、集約削減算出部と、用紙削減率算出部と、印刷状況キャラクタ選択部と、用紙再利用率算出部と、再利用状況キャラクタ選択部と、用紙削減メッセージ選択部と、用紙再利用メッセージ選択部と、アドバイス設定部と、レポート作成部とを備え、レポート作成部は、用紙削減率算出部で算出した用紙削減率に対応したキャラクタと、用紙再利用率算出部で算出した用紙再利用率に対応したキャラクタと、アドバイス設定部で設定されるメッセージと、を所定のフォームに編集することが開示されている。
特開2011−014027号公報 特開2011−160033号公報 特開2015−106338号公報 特開2013−012198号公報
情報処理装置におけるTCO(Total Cost of Ownership)削減の観点から、ユーザーに自分の使用量を自覚してもらうために、ユーザーを認証した場合、そのユーザーの使用状況を提示することが望ましい。
前述の特許文献に記載の技術では、ユーザーを認証した場合、そのユーザーの使用状況を提示することは行われていない。しかし、常に使用状況を提示すると、その情報処理装置を他のユーザーが使用する場合、他のユーザーを待たせることとなってしまう。
本発明は、ユーザーを認証した場合、そのユーザーの使用状況を提示する場合にあって、ユーザー以外による処理依頼数にしたがって、ユーザーの使用状況を提示させるか否かを制御するようにした情報処理装置及び情報処理プログラムを提供することを目的としている。
かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存する。
請求項1の発明は、ユーザーを認証した後に、該ユーザーの使用状況を提示すること、又は、本情報処理装置を使用するための初期画面を提示することのいずれか一方を行う提示手段と、本情報処理装置に対して蓄積されている処理依頼のうち、前記ユーザー以外による処理依頼数にしたがって、前記提示手段にユーザーの使用状況を提示させるか否かを制御する制御手段を有し、前記使用状況は、前記ユーザーによる画像処理装置の使用状況であり、前記処理依頼による処理は、前記画像処理装置が行う処理である、情報処理装置である。
請求項2の発明は、前記制御手段は、前記処理依頼数が予め定められた閾値未満又は以下である場合は、前記提示手段に前記ユーザーの使用状況を提示させるように制御する、請求項1に記載の情報処理装置である。
請求項3の発明は、前記制御手段は、前記処理依頼数が予め定められた閾値より多い又は以上である場合は、前記提示手段に前記初期画面を提示させるように制御する、請求項1又は2に記載の情報処理装置である。
請求項4の発明は、前記制御手段は、前記処理依頼の登録からの経過時間が予め定められた閾値より多い又は以上である場合は、該処理依頼を前記処理依頼数に含めない、請求項1から3のいずれか一項に記載の情報処理装置である。
請求項5の発明は、前記制御手段は、前記処理依頼の登録からの経過時間が、該処理依頼を行ったユーザーによる操作開始までの時間の統計的値未満又は以下である場合は、該処理依頼を前記処理依頼数に含めない、請求項1から4いずれか一項に記載の情報処理装置である。
請求項6の発明は、前記処理依頼の登録は、外部装置に行われ、前記制御手段は、本情報処理装置を利用したことがないユーザーによる処理依頼は前記処理依頼数に含めない、請求項1から5のいずれか一項に記載の情報処理装置である。
請求項7の発明は、情報処理装置であるコンピュータを、ユーザーを認証した後に、該ユーザーの使用状況を提示すること、又は、前記情報処理装置を使用するための初期画面を提示することのいずれか一方を行う提示手段と、前記情報処理装置に対して蓄積されている処理依頼のうち、前記ユーザー以外による処理依頼数にしたがって、前記提示手段にユーザーの使用状況を提示させるか否かを制御する制御手段として機能させ、前記使用状況は、前記ユーザーによる画像処理装置の使用状況であり、前記処理依頼による処理は、前記画像処理装置が行う処理である、情報処理プログラムである。
請求項1の情報処理装置によれば、ユーザーを認証した場合、そのユーザーの使用状況を提示する場合にあって、ユーザー以外による処理依頼数にしたがって、ユーザーの使用状況を提示させるか否かが制御される。
請求項2の情報処理装置によれば、処理依頼数が予め定められた閾値未満又は以下である場合は、ユーザーの使用状況が提示される。
請求項3の情報処理装置によれば、処理依頼数が予め定められた閾値より多い又は以上である場合は、初期画面が提示される。
請求項4の情報処理装置によれば、処理依頼の登録からの経過時間が予め定められた閾値より多い又は以上である場合は、その処理依頼は処理依頼数に含まれない。
請求項5の情報処理装置によれば、処理依頼の登録からの経過時間が、その処理依頼を行ったユーザーによる操作開始までの時間の統計的値未満又は以下である場合は、その処理依頼は処理依頼数に含まれない。
請求項6の情報処理装置によれば、本情報処理装置を利用したことがないユーザーによる処理依頼は処理依頼数に含まれない。
請求項7の情報処理プログラムによれば、ユーザーを認証した場合、そのユーザーの使用状況を提示する場合にあって、ユーザー以外による処理依頼数にしたがって、ユーザーの使用状況を提示させるか否かが制御される。
本実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図である。 本実施の形態を利用したシステム構成例を示す説明図である。 使用状況処理装置による処理例を示すフローチャートである。 使用状況テーブルのデータ構造例を示す説明図である。 使用状況テーブルのデータ構造例を示す説明図である。 本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。 本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。 条件テーブルのデータ構造例を示す説明図である。 ジョブテーブルのデータ構造例を示す説明図である。 本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。 条件テーブルのデータ構造例を示す説明図である。 操作開始平均値テーブルのデータ構造例を示す説明図である。 ジョブテーブルのデータ構造例を示す説明図である。 本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。 条件テーブルのデータ構造例を示す説明図である。 利用履歴テーブルのデータ構造例を示す説明図である。 本実施の形態による処理例を示す説明図である。 本実施の形態による処理例を示す説明図である。 本実施の形態を実現するコンピュータのハードウェア構成例を示すブロック図である。
以下、図面に基づき本発明を実現するにあたっての好適な一実施の形態の例を説明する。
図1は、本実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図を示している。
なお、モジュールとは、一般的に論理的に分離可能なソフトウェア(コンピュータ・プログラム)、ハードウェア等の部品を指す。したがって、本実施の形態におけるモジュールはコンピュータ・プログラムにおけるモジュールのことだけでなく、ハードウェア構成におけるモジュールも指す。それゆえ、本実施の形態は、それらのモジュールとして機能させるためのコンピュータ・プログラム(コンピュータにそれぞれの手順を実行させるためのプログラム、コンピュータをそれぞれの手段として機能させるためのプログラム、コンピュータにそれぞれの機能を実現させるためのプログラム)、システム及び方法の説明をも兼ねている。ただし、説明の都合上、「記憶する」、「記憶させる」、これらと同等の文言を用いるが、これらの文言は、実施の形態がコンピュータ・プログラムの場合は、記憶装置に記憶させる、又は記憶装置に記憶させるように制御するという意味である。また、モジュールは機能に一対一に対応していてもよいが、実装においては、1モジュールを1プログラムで構成してもよいし、複数モジュールを1プログラムで構成してもよく、逆に1モジュールを複数プログラムで構成してもよい。また、複数モジュールは1コンピュータによって実行されてもよいし、分散又は並列環境におけるコンピュータによって1モジュールが複数コンピュータで実行されてもよい。なお、1つのモジュールに他のモジュールが含まれていてもよい。また、以下、「接続」とは物理的な接続の他、論理的な接続(データの授受、指示、データ間の参照関係等)の場合にも用いる。「予め定められた」とは、対象としている処理の前に定まっていることをいい、本実施の形態による処理が始まる前はもちろんのこと、本実施の形態による処理が始まった後であっても、対象としている処理の前であれば、そのときの状況・状態にしたがって、又はそれまでの状況・状態にしたがって定まることの意を含めて用いる。「予め定められた値」が複数ある場合は、それぞれ異なった値であってもよいし、2以上の値(もちろんのことながら、全ての値も含む)が同じであってもよい。また、「Aである場合、Bをする」という記載は、「Aであるか否かを判断し、Aであると判断した場合はBをする」の意味で用いる。ただし、Aであるか否かの判断が不要である場合を除く。
また、システム又は装置とは、複数のコンピュータ、ハードウェア、装置等がネットワーク(一対一対応の通信接続を含む)等の通信手段で接続されて構成されるほか、1つのコンピュータ、ハードウェア、装置等によって実現される場合も含まれる。「装置」と「システム」とは、互いに同義の用語として用いる。もちろんのことながら、「システム」には、人為的な取り決めである社会的な「仕組み」(社会システム)にすぎないものは含まない。
また、各モジュールによる処理毎に又はモジュール内で複数の処理を行う場合はその処理毎に、対象となる情報を記憶装置から読み込み、その処理を行った後に、処理結果を記憶装置に書き出すものである。したがって、処理前の記憶装置からの読み込み、処理後の記憶装置への書き出しについては、説明を省略する場合がある。なお、ここでの記憶装置としては、ハードディスク、RAM(Random Access Memory)、外部記憶媒体、通信回線を介した記憶装置、CPU(Central Processing Unit)内のレジスタ等を含んでいてもよい。
本実施の形態である情報処理装置100は、複数のユーザーからの処理依頼に応じて、その処理を行うものであって、図1の例に示すように、認証モジュール110、使用状況処理モジュール120、混雑判定・提示制御モジュール130、使用状況等提示モジュール140、ジョブ取得モジュール150、処理モジュール160を有している。
情報処理装置100のパネルで、ユーザーの使用状況を表示する場合、管理者としては、TCO削減の意識啓蒙のために、毎回ユーザーに使用状況を見てもらった上で情報処理装置100を操作してもらう構成とするのがよい。
しかし、ユーザーにとっては、使用状況表示により操作回数、操作時間が増えることとなる。特に、複数ユーザーが情報処理装置100の操作待ちをしている場合、使用状況画面を表示しても、混雑を悪化させ(他のユーザーの待機時間が長くなり)、使用しているユーザーも使用状況の内容を詳しく確認しようとはしない可能性が高い。
認証モジュール110は、ユーザーを認証する。認証モジュール110は、本実施の形態である情報処理装置100が提供するサービス(本実施の形態が提供する機能を含む)に、ユーザーが登録されていることを確認(ログイン処理)する。例えば、ユーザーによってキーボード等が操作され、ユーザーID(IDentification)、パスワード等を受け付けて、予め登録されたものと照合するようにしてもよいし、ICカードリーダー等を用いてユーザーが所持しているICカードを読み取り、ICカード内に記憶されている情報を照合するようにしてもよいし、その他、指紋等の生体認証を用いるようにしてもよい。
認証モジュール110は、使用状況の計上と、計上対象のジョブを判定するためにログインしている(操作中の)ユーザーを特定する。
使用状況処理モジュール120は、使用状況通知モジュール122、使用状況取得モジュール124を有している。使用状況処理モジュール120は、情報処理装置100の使用状況に関する処理を行う。
使用状況通知モジュール122は、情報処理装置100の使用状況を使用状況処理装置250に送信する。送信するタイミングは、情報処理装置100における使用がある都度としてもよいし、予め定められた期間毎としてもよい。
使用状況取得モジュール124は、使用状況処理装置250から、情報処理装置100又はログインしているユーザーの使用状況を受信する。ログインしているユーザーの使用状況として、現在ログインしている情報処理装置100における使用状況としてもよいし、現在ログインしている情報処理装置100に限らず、使用状況処理装置250が管理している複数の情報処理装置100における使用状況としてもよい。もちろんのことながら、今月の使用状況等のように、期間を区切っての使用状況としてもよい。
使用状況等提示モジュール140は、認証モジュール110によってユーザーが認証された後(一般的には、直後)に、混雑判定・提示制御モジュール130による制御にしたがって、そのユーザーの使用状況を提示すること、又は、本情報処理装置100を使用するための初期画面(以下、処理用初期画面ともいう)を提示することのいずれか一方を行う。提示するユーザーの使用状況は、使用状況取得モジュール124が取得したものを用いる。後述するように、使用状況の提示例として、図17に例示する使用状況画面1700があり、処理用初期画面の提示例として、図18に例示するようにメニューを提示する処理用初期画面1800がある。なお、「提示」には、情報処理装置100に備え付けられているディスプレイ等の表示装置への表示の他に、スピーカー等の音声出力装置への音声の出力等があり、それらの組み合わせであってもよい。「ユーザーの使用状況」には、そのユーザーだけの使用状況の他に、そのユーザーが属しているグループの使用状況としてもよい。
混雑判定・提示制御モジュール130は、本情報処理装置100に対して蓄積(以下、スプールともいう)されている処理依頼(以下、ジョブともいう)のうち、ログインしているユーザー以外による処理依頼数にしたがって、使用状況等提示モジュール140に、ログインしているユーザーの使用状況を提示させるか否かを制御する。なお、処理依頼そのものは、情報処理装置100内に蓄積されていてもよいし、外部装置に蓄積されていてもよい。処理依頼が外部装置に蓄積されている場合は、本情報処理装置100に対する処理依頼だけでなく、他の情報処理装置100に対する処理依頼も蓄積されている場合がある。もちろんのことながら、処理依頼が情報処理装置100内に蓄積されている場合は、本情報処理装置100に対する処理依頼だけが蓄積されている。
ここで「ログインしているユーザー以外による処理依頼数」としているのは、「ログインしているユーザー自身の処理依頼」が多くあったとしても、本情報処理装置100の利用を待たせているとはいえないからである。したがって、「ログインしているユーザー自身の処理依頼」は、この処理依頼数に含めないことになる。
具体的には、混雑判定・提示制御モジュール130は、処理依頼数が予め定められた閾値未満又は以下である場合は、使用状況等提示モジュール140にログインしているユーザーの使用状況を提示させるように制御するようにしてもよい。
また、混雑判定・提示制御モジュール130は、処理依頼数が予め定められた閾値より多い又は以上である場合は、使用状況等提示モジュール140に処理用初期画面を提示させるように制御するようにしてもよい。
また、混雑判定・提示制御モジュール130は、処理依頼の登録からの経過時間が予め定められた閾値より多い又は以上である場合は、その処理依頼を処理依頼数に含めないようにしてもよい。
また、混雑判定・提示制御モジュール130は、処理依頼の登録からの経過時間が、その処理依頼を行ったユーザーによる操作開始までの時間の統計的値未満又は以下である場合は、その処理依頼を処理依頼数に含めないようにしてもよい。ここで統計的値として、例えば、平均値、最頻値、中央値、最大値、最小値等がある。以下、平均値を例示して説明する。
また、処理依頼の登録が、外部装置に行われている場合、混雑判定・提示制御モジュール130は、本情報処理装置100を利用したことがないユーザーによる処理依頼は処理依頼数に含めないようにしてもよい。
ジョブ取得モジュール150は、ログインしているユーザーの実行要求にしたがって、情報処理装置100に対して行われた処理依頼を取得する。例えば、前述したように、処理依頼が登録された外部装置から取得してもよいし、情報処理装置100に蓄積された処理依頼から取得してもよい。なお、処理依頼を受け付けて登録する装置をスプーラーともいう。
処理モジュール160は、ジョブ取得モジュール150が取得した処理依頼にしたがって、処理を行う。処理として、例えば、情報処理装置100が後述する画像処理装置200である場合、文書の印刷(プリント)、文書の読み取り(スキャン)、文書の送信(ファクス送信、メール送信等)等が行われる。
図2は、本実施の形態を利用したシステム構成例を示す説明図である。
画像処理装置200内に情報処理装置100が構築されており、画像処理装置200A内の情報処理装置100A、画像処理装置200B内の情報処理装置100B、画像処理装置200C内の情報処理装置100C、使用状況処理装置250は、通信回線290を介してそれぞれ接続されている。通信回線290は、無線、有線、これらの組み合わせであってもよく、例えば、通信インフラとしてのインターネット、イントラネット等であってもよい。また、使用状況処理装置250による機能は、クラウドサービスとして実現してもよい。
情報処理装置100を、画像処理装置200に内蔵されたWebブラウザとして実現してもよい。つまり、ユーザーのログイン時にサービス起動要求を受け、情報処理装置100内のハードディスクからコンテンツ情報を読み出し、コンテンツ情報内のスクリプトを実行する。スクリプトでは、図1の例に示したモジュールによる処理が実行される。具体的には、スプーラーから蓄積されたジョブを読み出し、ジョブ数から混雑判定を行う。そして、混雑状態ではないと判定した場合は、使用状況処理装置250からログインしているユーザーの使用状況を読み出し、画面上に表示する。混雑状態であると判定した場合、スクリプトを終了して、画面上で画像処理装置200を操作するための処理用初期画面に遷移する。
画像処理装置200として、例えば、複写機、ファクス、スキャナー、プリンター、複合機(スキャナー、プリンター、複写機、ファクス等のいずれか2つ以上の機能を有している画像処理装置)等がある。
複数人のユーザーによって、予めプリント等のジョブが情報処理装置100Aに登録される。そして、そのうちの1人のユーザーが情報処理装置100Aで、ログインし、登録したジョブにしたがったプリントをさせようとする。コスト意識を高めてもらう目的で、ログインした際に、例えば、そのユーザーの今月における画像処理装置200(画像処理装置200A、画像処理装置200B、画像処理装置200C)の使用状況を、ディスプレイに提示する。ただし、他のユーザーによるジョブが情報処理装置100Aに登録されている場合は、ログイン後に使用状況を提示せずに、処理用初期画面をディスプレイに提示する。
なお、ログインした後に、使用状況、処理用初期画面のいずれを提示するかについては、ジョブの蓄積数が予め定められた閾値以上である場合に、混雑していると判断して、ログイン時に使用状況を提示せずに、すぐに処理用初期画面を提示する。なお、ジョブのユーザーがログインしているユーザーと同一であれば、後続に操作待ちユーザーがいることにはならないので、上記蓄積数には計上しない。
これにより、通常時は使用状況表示によりユーザーのコスト意識を高めることができ、画像処理装置200が混雑している場合においては、ユーザーの操作待ち時間を増加させることがなく利便性を向上させることとなる。
図3は、使用状況処理装置250による処理例を示しているフローチャートである。
ステップS302では、情報処理装置100の使用状況通知モジュール122から使用状況を受信したか否かを判断し、受信した場合はステップS304へ進み、それ以外の場合はステップS308へ進む。
例えば、使用状況テーブル400を受信する。使用状況テーブル400は、ユーザーが画像処理装置200を利用した際、画像処理装置200がユーザーIDと使用量を対応づけて(紐づけて)記憶したものである。図4は、使用状況テーブル400のデータ構造例を示す説明図である。使用状況テーブル400は、ユーザー欄410、ジョブ完了日時欄420、使用量欄430を有している。ユーザー欄410は、そのジョブを実施したユーザー(具体的には、ユーザーID(IDentification)等)を記憶している。ジョブ完了日時欄420は、そのジョブが完了した日時(年、月、日、時、分、秒、秒以下、又はこれらの組み合わせであってもよい)を記憶している。使用量欄430は、そのジョブにおける使用量を記憶している。使用量として、例えば、ジョブ種別(例えば、白黒プリント、カラープリント等)と処理枚数(例えば、プリント枚数)等を含めてもよい。なお、図4(a)に示す使用状況テーブル400Aは、2016年2月15日における画像処理装置200Aからの通知データである。図4(b)に示す使用状況テーブル400Bは、2016年2月15日における画像処理装置200Bからの通知データである。
ステップS304では、ステップS302で受信した使用状況を記憶する。
ステップS306では、使用状況を集計する。例えば、ユーザー毎の使用状況を集計しておく。また、期間を区切っての使用状況としてもよいし、カラーモード毎に仕分けしてもよい。例えば、集計結果を使用状況テーブル500とする。図5は、使用状況テーブル500のデータ構造例を示す説明図である。使用状況テーブル500は、日時欄510、ユーザー欄520、使用量欄530を有している。日時欄510は、日時を記憶している。ユーザー欄520は、ユーザーを記憶している。使用量欄530は、その日時におけるそのユーザーの使用量を記憶している。なお、図5(a)に示す使用状況テーブル500Aは、2016年2月14日までの集計済み使用状況データを示したものである。日時欄510Aは月(2016年2月)を示している。図5(b)に示す使用状況テーブル500Bは、2016年2月15日分の通知データ(図4の例に示した使用状況テーブル400A、使用状況テーブル400B)をマージしたものである。
ステップS308では、情報処理装置100の使用状況取得モジュール124から使用状況取得要求を受信したか否かを判断し、受信した場合はステップS310へ進み、それ以外の場合は処理を終了する(ステップS399)。
ステップS310では、要求のあった使用状況を、使用状況取得要求を行った情報処理装置100の使用状況取得モジュール124に送信する。
なお、使用状況処理装置250による処理を、情報処理装置100が行うようにしてもよい。
情報処理装置100が使用状況を表示する場合、情報処理装置100は使用状況処理装置250にログインしたユーザーのユーザーIDを通知する。使用状況処理装置250は、使用状況テーブル500B内の該当するユーザーのデータを返送する。そして、情報処理装置100は、受信した情報とコンテンツ情報から、使用状況を所定のレイアウトにしたがって画面上に表示する(後述する図17参照)。
図6は、本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。
ステップS602では、認証モジュール110は、ユーザーの認証を行う。
ステップS604では、混雑判定・提示制御モジュール130は、混雑判定処理を行う。ステップS604の処理の詳細については、図7、図10、図14の例に示すフローチャートを用いて後述する。いずれか1つのフローチャートによる混雑判定処理であってもよいし、2つ以上のフローチャートを組み合わせた混雑判定処理であってもよい。例えば、図7、図10、図14に示す混雑判定処理をそれぞれ実行し、それらの判定結果の多数決で最終的な判定をしてもよい。また、ある混雑判定処理で「混雑と判定したもの」(又は「混雑ではないと判定したもの」)に対して、さらに、他の混雑判定処理を行ってもよい。
ステップS606では、使用状況等提示モジュール140は、ステップS604による判定結果が、「混雑」の場合はステップS614へ進み、「混雑ではない」場合はステップS608へ進む。
ステップS608では、使用状況取得モジュール124は、認証モジュール110によって認証されたユーザー(以下、「そのユーザー」と記す)の使用状況の取得要求を、使用状況処理装置250に送信する。
ステップS610では、使用状況取得モジュール124は、そのユーザーの使用状況を、使用状況処理装置250から受信する。
ステップS612では、使用状況等提示モジュール140は、そのユーザーの実績(使用状況)を提示し、ステップS614へ進む。
例えば、使用状況画面1700を提示する。図17は、本実施の形態による処理例を示す説明図である。使用状況画面1700には、例えば、「今月のご使用状況」として、「総カラー面数」、「総白黒面数」、「カラー率のグラフ」、「用紙削減実施率のグラフ」、「あなたの順位」、「使用人数」、「カラー/白黒における比率を表すグラフ(あなた、グループ平均、全体平均別)」等を表示する。
ステップS614では、使用状況等提示モジュール140は、最初のメニュー画面(処理用初期画面)を提示する。
例えば、処理用初期画面1800を提示する。図18は、本実施の形態による処理例を示す説明図である。処理用初期画面1800には、例えば、メニューとして、情報処理装置100(画像処理装置200)が提供する処理機能である「コピー」、「ファクス/インターネットファクス」、「スキャナー(メール送信)」、「らくらくコピー」、「らくらくファクス」、「スキャナー(PC保存)」、「スキャナー(ボックス保存)」、「ボックス操作」、「ジョブメモリー」等を表示する。
ステップS616では、処理モジュール160は、そのユーザーのメニュー操作にしたがった処理を行う。
ステップS618では、使用状況通知モジュール122は、そのユーザーの今回の使用状況を、使用状況処理装置250に送信する。
図7は、本実施の形態(混雑判定・提示制御モジュール130)による処理例を示すフローチャートである。この混雑判定処理は、条件テーブル800にしたがった処理(蓄積ジョブ数による判定)である。図8は、条件テーブル800のデータ構造例を示す説明図である。条件テーブル800は、属性欄810、値欄820を有している。属性欄810は、属性を記憶している。値欄820は、値を記憶している。属性「ログインユーザーID」として、値「User1」を条件とし、属性「現在時刻」として、値「2016/02/15 12:00」を条件とし、属性「混雑判定条件」として、値「蓄積ジョブが1つ以上」を条件とし、属性「蓄積判定条件」として、値「ログインユーザーIDと一致しない」、「登録から15分以内」を条件としている。なお、ここでの「15分」は例示であり、他の数値であってもよい。
つまり、画像処理装置200のスプーラーに蓄積しているジョブ数が予め定められた閾値以上の場合、混雑していると判定し、情報処理装置100は使用状況を提示せずに終了する。ただし、蓄積ジョブ数の計上には次の条件を設けている。
・蓄積ジョブ数は、ログインしているユーザー以外のユーザーによるジョブをカウントする。例えば、全てのジョブがログインしているユーザーのものであれば使用状況を提示しても問題ない。
・スプールされてからの時刻が予め定められた時間以上経過しているジョブは、蓄積ジョブ数にカウントしない。長期間放置されているジョブがあっても混雑していない可能性が高いからである。
ステップS702では、蓄積されたジョブを取得する。
ステップS704では、ログインしているユーザーと一致しないジョブを抽出する。
ステップS706では、ジョブの登録からA時間以内のものを抽出する。
ステップS708では、抽出したジョブを計数する。
ステップS710では、ジョブ数と閾値を比較し、閾値以上の場合はステップS712へ進み、閾値未満の場合はステップS714へ進む。
ステップS712では、混雑と判定する。
ステップS714では、混雑ではないと判定する。
ジョブテーブル900に混雑判定の例を挙げる。図9は、ジョブテーブル900のデータ構造例を示す説明図である。ジョブテーブル900は、ユーザーID欄910、ジョブ登録時刻欄920、経過時間欄930、判定欄940を有している。ユーザーID欄910は、本実施の形態において、ユーザーを一意に識別するための情報(ユーザーID:IDentification)を記憶している。ジョブ登録時刻欄920は、ジョブ登録時刻を記憶している。経過時間欄930は、経過時間を記憶している。判定欄940は、ジョブ数として計上するか否かの判定を記憶している。
1行目は、同一ユーザーであるため計上しない。
2行目は、同一ユーザーであるため計上しない。
3行目は、計上する。
4行目は、時間経過であるため計上しない。
したがって、この例の場合、蓄積ジョブ数は1となり、混雑判定は「YES」となる。
図10は、本実施の形態(混雑判定・提示制御モジュール130)による処理例を示すフローチャートである。この混雑判定処理は、条件テーブル1100にしたがった処理(ユーザーの使用傾向から判定)である。図11は、条件テーブル1100のデータ構造例を示す説明図である。条件テーブル1100は、属性欄1110、値欄1120を有している。属性欄1110は、属性を記憶している。値欄1120は、値を記憶している。属性「ログインユーザーID」として、値「User1」を条件とし、属性「現在時刻」として、値「2016/02/15 12:00」を条件とし、属性「混雑判定条件」として、値「蓄積ジョブが1つ以上」を条件とし、属性「蓄積判定条件」として、値「ログインユーザーIDと一致しない」、「ユーザー毎にジョブ登録からログインまでの時間が平均値より長い」を条件としている。
つまり、以下の処理を行う。
ユーザー毎に、ジョブをスプーラーに登録してから実際にジョブを開始するまでの時間(「ジョブ実行したときのログイン時刻」−「ジョブをスプールした時刻」)の平均値を記憶する。
混雑判定のために、スプールされているジョブを確認するとき、
(「現在時刻」−「ジョブをスプールした時刻」)>(操作開始までの平均時間)
を満たすジョブが存在した場合、ユーザーの待ちが発生する可能性があるので、使用状況の表示を行わないように制御する。なお、混雑判定には、ログインしているユーザーのジョブは考慮しない。
ユーザー毎の使用傾向の記録は画像処理装置200本体、使用状況処理装置250のどちらで行ってもよい。ただし、使用状況処理装置250で記録する場合は、例えば、使用傾向の更新は、例えば、一日一回(使用状況の通知のタイミング)となるため、画像処理装置200本体で記録する構成と比較して情報の鮮度は悪くなる。
また、この混雑判定処理においても、蓄積ジョブ数による判定と同様に、条件を満たすジョブの個数に予め定められた閾値を設定してもよい。
ステップS1002では、蓄積されたジョブを取得する。
ステップS1004では、ログインしているユーザーと一致しないジョブを抽出する。
ステップS1006では、各ユーザーの登録から操作開始までの平均値を算出する。
ステップS1008では、ユーザー毎にジョブの登録からの経過時間がそのユーザーの平均値より長いものを抽出する。
ステップS1010では、抽出したジョブを計数する。
ステップS1012では、ジョブ数と閾値を比較し、閾値以上の場合はステップS1014へ進み、閾値未満の場合はステップS1016へ進む。
ステップS1014では、混雑と判定する。
ステップS1016では、混雑ではないと判定する。
操作開始平均値テーブル1200、ジョブテーブル1300による混雑判定の例を挙げる。
図12は、操作開始平均値テーブル1200のデータ構造例を示す説明図である。操作開始平均値テーブル1200は、ユーザーID欄1210、操作開始までの平均値欄1220を有している。ユーザーID欄1210は、ユーザーIDを記憶している。操作開始までの平均値欄1220は、そのユーザーによる操作開始までの平均値を記憶している。
図13は、ジョブテーブル1300のデータ構造例を示す説明図である。ジョブテーブル1300は、ユーザーID欄1310、ジョブ登録時刻欄1320、経過時間欄1330、判定欄1340を有している。ユーザーID欄1310は、ユーザーIDを記憶している。ジョブ登録時刻欄1320は、ジョブ登録時刻を記憶している。経過時間欄1330は、経過時間を記憶している。判定欄1340は、ジョブ数として計上するか否かの判定を記憶している。
1行目は、同一ユーザーであるため計上しない。
2行目は、同一ユーザーであるため計上しない。
3行目は、計上する。
4行目は、操作開始時間をまだ経過していないため計上しない。
したがって、この例の場合、User2によるジョブの登録からの経過時間が操作開始時間より長いので、混雑判定は「YES」となる。
図14は、本実施の形態(混雑判定・提示制御モジュール130)による処理例を示すフローチャートである。この混雑判定処理は、条件テーブル1500にしたがった処理(オンデマンドプリント構成における混雑判定方法)である。図15は、条件テーブル1500のデータ構造例を示す説明図である。条件テーブル1500は、属性欄1510、値欄1520を有している。属性欄1510は、属性を記憶している。値欄1520は、値を記憶している。属性「ログインユーザーID」として、値「User1」を条件とし、属性「現在時刻」として、値「2016/02/15 12:00」を条件とし、属性「混雑判定条件」として、値「蓄積ジョブが1つ以上」を条件とし、属性「蓄積判定条件」として、値「ログインユーザーIDと一致しない」、「登録から15分以内」、「その画像処理装置を利用したことがあるユーザーである」を条件としている。なお、ここでの「15分」は例示であり、他の数値であってもよい。
つまり、画像処理装置200毎に、その画像処理装置200を利用したことがあるユーザーを記録する。オンデマンドプリントの構成だと、スプールを行う外部装置(スプールサーバーといわれる)に蓄積されているジョブは、実際にその画像処理装置200で出力されないものも含まれるため、その画像処理装置200で利用履歴にあるユーザーだけのジョブを計上対象にする。スプールを外部装置で行う場合であっても、混雑判定処理を行うことができるようになる。
ステップS1402では、蓄積されたジョブを取得する。
ステップS1404では、ログインしているユーザーと一致しないジョブを抽出する。
ステップS1406では、その画像処理装置200を利用したことがあるユーザーのジョブを抽出する。
ステップS1408では、ジョブの登録からA時間以内のものを抽出する。
ステップS1410では、抽出したジョブを計数する。
ステップS1412では、ジョブ数と閾値を比較し、閾値以上の場合はステップS1414へ進み、閾値未満の場合はステップS1416へ進む。
ステップS1414では、混雑と判定する。
ステップS1416では、混雑ではないと判定する。
利用履歴テーブル1600に混雑判定の例を挙げる。図16は、利用履歴テーブル1600のデータ構造例を示す説明図である。利用履歴テーブル1600は、デバイス欄1610、ユーザー欄1620、最終利用日時欄1630を有している。デバイス欄1610は、デバイスを記憶している。ユーザー欄1620は、ユーザーを記憶している。最終利用日時欄1630は、最終利用日時を記憶している。なお、利用履歴テーブル1600の4行目は、「2/10を最後に2/15まで使われていない状態」であることを示している。
利用履歴テーブル1600は、図4の例に示した使用状況テーブル400A、使用状況テーブル400Bから生成したものである。つまり、画像処理装置200からの通知データから、画像処理装置200毎のユーザー利用履歴を抽出して生成する。
非オンデマンドプリントの構成と比較し、利用履歴テーブル1600が画像処理装置200毎にユーザーの利用した履歴を記録している点が異なる。利用履歴テーブル1600は、使用状況処理装置250でユーザーの利用履歴を記録する構成としてもよいし、これを画像処理装置200本体に持たせてもよい。
混雑判定時に、画像処理装置200は、使用状況処理装置250から利用履歴テーブル1600を読み出し、蓄積ジョブの計上に利用する。
具体的には、全ての画像処理装置200共有のスプールサーバーからジョブを読み出すとき、該当の画像処理装置200の利用履歴に存在するユーザーのジョブだけを計上対象にする。
混雑判定に使用する利用履歴には、上限数や最終利用日時の有効期限が設定できてもよい。
混雑判定方法自体は、前述したように、蓄積ジョブ数による判定、ユーザーの使用傾向からの判定のどちらも適用可能である。
オンデマンドプリントの構成であっても、ユーザーはまず使い慣れた(又は自席から近い)画像処理装置200を利用しようと考えるので、利用履歴にあるユーザーのジョブがスプーラーに存在するということは、その画像処理装置200を操作しようとしている可能性が高いとみなせる。図14の例に示す混雑判定の例は、これを利用したものである。
図19を参照して、本実施の形態の情報処理装置100のハードウェア構成例について説明する。図19に示す構成は、例えばパーソナルコンピュータ(PC)等によって構成されるものであり、スキャナー等のデータ読み取り部1917と、プリンター等のデータ出力部1918を備えたハードウェア構成例を示している。
CPU(Central Processing Unit)1901は、前述の実施の形態において説明した各種のモジュール、すなわち、認証モジュール110、使用状況処理モジュール120、使用状況通知モジュール122、使用状況取得モジュール124、混雑判定・提示制御モジュール130、使用状況等提示モジュール140、ジョブ取得モジュール150、処理モジュール160等の各モジュールの実行シーケンスを記述したコンピュータ・プログラムにしたがった処理を実行する制御部である。
ROM(Read Only Memory)1902は、CPU1901が使用するプログラムや演算パラメータ等を格納する。RAM(Random Access Memory)1903は、CPU1901の実行において使用するプログラムや、その実行において適宜変化するパラメータ等を格納する。これらはCPUバス等から構成されるホストバス1904により相互に接続されている。
ホストバス1904は、ブリッジ1905を介して、PCI(Peripheral Component Interconnect/Interface)バス等の外部バス1906に接続されている。
キーボード1908、マウス等のポインティングデバイス1909は、操作者により操作されるデバイスである。ディスプレイ1910は、液晶表示装置又はCRT(Cathode Ray Tube)等があり、各種情報をテキストやイメージ情報として表示する。また、ポインティングデバイス1909とディスプレイ1910の両方の機能を備えているタッチスクリーン等であってもよい。
HDD(Hard Disk Drive)1911は、ハードディスク(フラッシュ・メモリ等であってもよい)を内蔵し、ハードディスクを駆動し、CPU1901によって実行するプログラムや情報を記録又は再生させる。ハードディスクには、ジョブ、使用状況等が格納される。さらに、その他の各種データ、各種コンピュータ・プログラム等が格納される。
ドライブ1912は、装着されている磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、又は半導体メモリ等のリムーバブル記録媒体1913に記録されているデータ又はプログラムを読み出して、そのデータ又はプログラムを、インタフェース1907、外部バス1906、ブリッジ1905、及びホストバス1904を介して接続されているRAM1903に供給する。なお、リムーバブル記録媒体1913も、データ記録領域として利用可能である。
接続ポート1914は、外部接続機器1915を接続するポートであり、USB、IEEE1394等の接続部を持つ。接続ポート1914は、インタフェース1907、及び外部バス1906、ブリッジ1905、ホストバス1904等を介してCPU1901等に接続されている。通信部1916は、通信回線に接続され、外部とのデータ通信処理を実行する。データ読み取り部1917は、例えばスキャナーであり、ドキュメントの読み取り処理を実行する。データ出力部1918は、例えばプリンターであり、ドキュメントデータの出力処理を実行する。
なお、図19に示す情報処理装置100のハードウェア構成は、1つの構成例を示すものであり、本実施の形態は、図19に示す構成に限らず、本実施の形態において説明したモジュールを実行可能な構成であればよい。例えば、一部のモジュールを専用のハードウェア(例えば特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit:ASIC)等)で構成してもよく、一部のモジュールは外部のシステム内にあり通信回線で接続している形態でもよく、さらに図19に示すシステムが複数互いに通信回線によって接続されていて互いに協調動作するようにしてもよい。また、特に、パーソナルコンピュータの他、携帯情報通信機器(携帯電話、スマートフォン、モバイル機器、ウェアラブルコンピュータ等を含む)、情報家電、ロボット、複写機、ファクス、スキャナー、プリンター、複合機などに組み込まれていてもよい。
また、前述の実施の形態の説明内での比較処理において、「以上」、「以下」、「より大きい」、「より小さい(未満)」としたものは、その組み合わせに矛盾が生じない限り、それぞれ「より大きい」、「より小さい(未満)」、「以上」、「以下」としてもよい。
なお、説明したプログラムについては、記録媒体に格納して提供してもよく、また、そのプログラムを通信手段によって提供してもよい。その場合、例えば、前記説明したプログラムについて、「プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体」の発明として捉えてもよい。
「プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、プログラムのインストール、実行、プログラムの流通等のために用いられる、プログラムが記録されたコンピュータで読み取り可能な記録媒体をいう。
なお、記録媒体としては、例えば、デジタル・バーサタイル・ディスク(DVD)であって、DVDフォーラムで策定された規格である「DVD−R、DVD−RW、DVD−RAM等」、DVD+RWで策定された規格である「DVD+R、DVD+RW等」、コンパクトディスク(CD)であって、読出し専用メモリ(CD−ROM)、CDレコーダブル(CD−R)、CDリライタブル(CD−RW)等、ブルーレイ・ディスク(Blu−ray(登録商標) Disc)、光磁気ディスク(MO)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープ、ハードディスク、読出し専用メモリ(ROM)、電気的消去及び書換可能な読出し専用メモリ(EEPROM(登録商標))、フラッシュ・メモリ、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、SD(Secure Digital)メモリーカード等が含まれる。
そして、前記のプログラムの全体又はその一部は、前記記録媒体に記録して保存や流通等させてもよい。また、通信によって、例えば、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)、メトロポリタン・エリア・ネットワーク(MAN)、ワイド・エリア・ネットワーク(WAN)、インターネット、イントラネット、エクストラネット等に用いられる有線ネットワーク、又は無線通信ネットワーク、さらにこれらの組み合わせ等の伝送媒体を用いて伝送させてもよく、また、搬送波に乗せて搬送させてもよい。
さらに、前記のプログラムは、他のプログラムの一部分若しくは全部であってもよく、又は別個のプログラムと共に記録媒体に記録されていてもよい。また、複数の記録媒体に分割して記録されていてもよい。また、圧縮や暗号化等、復元可能であればどのような態様で記録されていてもよい。
100…情報処理装置
110…認証モジュール
120…使用状況処理モジュール
122…使用状況通知モジュール
124…使用状況取得モジュール
130…混雑判定・提示制御モジュール
140…使用状況等提示モジュール
150…ジョブ取得モジュール
160…処理モジュール
200…画像処理装置
250…使用状況処理装置
290…通信回線

Claims (7)

  1. ユーザーを認証した後に、該ユーザーの使用状況を提示すること、又は、本情報処理装置を使用するための初期画面を提示することのいずれか一方を行う提示手段と、
    本情報処理装置に対して蓄積されている処理依頼のうち、前記ユーザー以外による処理依頼数にしたがって、前記提示手段にユーザーの使用状況を提示させるか否かを制御する制御手段
    を有し、
    前記使用状況は、前記ユーザーによる画像処理装置の使用状況であり、
    前記処理依頼による処理は、前記画像処理装置が行う処理である、
    情報処理装置。
  2. 前記制御手段は、前記処理依頼数が予め定められた閾値未満又は以下である場合は、前記提示手段に前記ユーザーの使用状況を提示させるように制御する、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記制御手段は、前記処理依頼数が予め定められた閾値より多い又は以上である場合は、前記提示手段に前記初期画面を提示させるように制御する、
    請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  4. 前記制御手段は、前記処理依頼の登録からの経過時間が予め定められた閾値より多い又は以上である場合は、該処理依頼を前記処理依頼数に含めない、
    請求項1から3のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  5. 前記制御手段は、前記処理依頼の登録からの経過時間が、該処理依頼を行ったユーザーによる操作開始までの時間の統計的値未満又は以下である場合は、該処理依頼を前記処理依頼数に含めない、
    請求項1から4いずれか一項に記載の情報処理装置。
  6. 前記処理依頼の登録は、外部装置に行われ、
    前記制御手段は、本情報処理装置を利用したことがないユーザーによる処理依頼は前記処理依頼数に含めない、
    請求項1から5のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  7. 情報処理装置であるコンピュータを、
    ユーザーを認証した後に、該ユーザーの使用状況を提示すること、又は、前記情報処理装置を使用するための初期画面を提示することのいずれか一方を行う提示手段と、
    前記情報処理装置に対して蓄積されている処理依頼のうち、前記ユーザー以外による処理依頼数にしたがって、前記提示手段にユーザーの使用状況を提示させるか否かを制御する制御手段
    として機能させ
    前記使用状況は、前記ユーザーによる画像処理装置の使用状況であり、
    前記処理依頼による処理は、前記画像処理装置が行う処理である、
    情報処理プログラム。
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