JP6759863B2 - 情報処理装置及び情報処理プログラム - Google Patents
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Description
前述の特許文献に記載の技術では、ユーザーを認証した場合、そのユーザーの使用状況を提示することは行われていない。しかし、常に使用状況を提示すると、その情報処理装置を他のユーザーが使用する場合、他のユーザーを待たせることとなってしまう。
本発明は、ユーザーを認証した場合、そのユーザーの使用状況を提示する場合にあって、ユーザー以外による処理依頼数にしたがって、ユーザーの使用状況を提示させるか否かを制御するようにした情報処理装置及び情報処理プログラムを提供することを目的としている。
請求項1の発明は、ユーザーを認証した後に、該ユーザーの使用状況を提示すること、又は、本情報処理装置を使用するための初期画面を提示することのいずれか一方を行う提示手段と、本情報処理装置に対して蓄積されている処理依頼のうち、前記ユーザー以外による処理依頼数にしたがって、前記提示手段にユーザーの使用状況を提示させるか否かを制御する制御手段を有し、前記使用状況は、前記ユーザーによる画像処理装置の使用状況であり、前記処理依頼による処理は、前記画像処理装置が行う処理である、情報処理装置である。
図1は、本実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図を示している。
なお、モジュールとは、一般的に論理的に分離可能なソフトウェア(コンピュータ・プログラム)、ハードウェア等の部品を指す。したがって、本実施の形態におけるモジュールはコンピュータ・プログラムにおけるモジュールのことだけでなく、ハードウェア構成におけるモジュールも指す。それゆえ、本実施の形態は、それらのモジュールとして機能させるためのコンピュータ・プログラム(コンピュータにそれぞれの手順を実行させるためのプログラム、コンピュータをそれぞれの手段として機能させるためのプログラム、コンピュータにそれぞれの機能を実現させるためのプログラム)、システム及び方法の説明をも兼ねている。ただし、説明の都合上、「記憶する」、「記憶させる」、これらと同等の文言を用いるが、これらの文言は、実施の形態がコンピュータ・プログラムの場合は、記憶装置に記憶させる、又は記憶装置に記憶させるように制御するという意味である。また、モジュールは機能に一対一に対応していてもよいが、実装においては、1モジュールを1プログラムで構成してもよいし、複数モジュールを1プログラムで構成してもよく、逆に1モジュールを複数プログラムで構成してもよい。また、複数モジュールは1コンピュータによって実行されてもよいし、分散又は並列環境におけるコンピュータによって1モジュールが複数コンピュータで実行されてもよい。なお、1つのモジュールに他のモジュールが含まれていてもよい。また、以下、「接続」とは物理的な接続の他、論理的な接続(データの授受、指示、データ間の参照関係等)の場合にも用いる。「予め定められた」とは、対象としている処理の前に定まっていることをいい、本実施の形態による処理が始まる前はもちろんのこと、本実施の形態による処理が始まった後であっても、対象としている処理の前であれば、そのときの状況・状態にしたがって、又はそれまでの状況・状態にしたがって定まることの意を含めて用いる。「予め定められた値」が複数ある場合は、それぞれ異なった値であってもよいし、2以上の値(もちろんのことながら、全ての値も含む)が同じであってもよい。また、「Aである場合、Bをする」という記載は、「Aであるか否かを判断し、Aであると判断した場合はBをする」の意味で用いる。ただし、Aであるか否かの判断が不要である場合を除く。
また、システム又は装置とは、複数のコンピュータ、ハードウェア、装置等がネットワーク(一対一対応の通信接続を含む)等の通信手段で接続されて構成されるほか、1つのコンピュータ、ハードウェア、装置等によって実現される場合も含まれる。「装置」と「システム」とは、互いに同義の用語として用いる。もちろんのことながら、「システム」には、人為的な取り決めである社会的な「仕組み」(社会システム)にすぎないものは含まない。
また、各モジュールによる処理毎に又はモジュール内で複数の処理を行う場合はその処理毎に、対象となる情報を記憶装置から読み込み、その処理を行った後に、処理結果を記憶装置に書き出すものである。したがって、処理前の記憶装置からの読み込み、処理後の記憶装置への書き出しについては、説明を省略する場合がある。なお、ここでの記憶装置としては、ハードディスク、RAM(Random Access Memory)、外部記憶媒体、通信回線を介した記憶装置、CPU(Central Processing Unit)内のレジスタ等を含んでいてもよい。
情報処理装置100のパネルで、ユーザーの使用状況を表示する場合、管理者としては、TCO削減の意識啓蒙のために、毎回ユーザーに使用状況を見てもらった上で情報処理装置100を操作してもらう構成とするのがよい。
しかし、ユーザーにとっては、使用状況表示により操作回数、操作時間が増えることとなる。特に、複数ユーザーが情報処理装置100の操作待ちをしている場合、使用状況画面を表示しても、混雑を悪化させ(他のユーザーの待機時間が長くなり)、使用しているユーザーも使用状況の内容を詳しく確認しようとはしない可能性が高い。
認証モジュール110は、使用状況の計上と、計上対象のジョブを判定するためにログインしている(操作中の)ユーザーを特定する。
使用状況通知モジュール122は、情報処理装置100の使用状況を使用状況処理装置250に送信する。送信するタイミングは、情報処理装置100における使用がある都度としてもよいし、予め定められた期間毎としてもよい。
使用状況取得モジュール124は、使用状況処理装置250から、情報処理装置100又はログインしているユーザーの使用状況を受信する。ログインしているユーザーの使用状況として、現在ログインしている情報処理装置100における使用状況としてもよいし、現在ログインしている情報処理装置100に限らず、使用状況処理装置250が管理している複数の情報処理装置100における使用状況としてもよい。もちろんのことながら、今月の使用状況等のように、期間を区切っての使用状況としてもよい。
ここで「ログインしているユーザー以外による処理依頼数」としているのは、「ログインしているユーザー自身の処理依頼」が多くあったとしても、本情報処理装置100の利用を待たせているとはいえないからである。したがって、「ログインしているユーザー自身の処理依頼」は、この処理依頼数に含めないことになる。
また、混雑判定・提示制御モジュール130は、処理依頼数が予め定められた閾値より多い又は以上である場合は、使用状況等提示モジュール140に処理用初期画面を提示させるように制御するようにしてもよい。
また、混雑判定・提示制御モジュール130は、処理依頼の登録からの経過時間が、その処理依頼を行ったユーザーによる操作開始までの時間の統計的値未満又は以下である場合は、その処理依頼を処理依頼数に含めないようにしてもよい。ここで統計的値として、例えば、平均値、最頻値、中央値、最大値、最小値等がある。以下、平均値を例示して説明する。
また、処理依頼の登録が、外部装置に行われている場合、混雑判定・提示制御モジュール130は、本情報処理装置100を利用したことがないユーザーによる処理依頼は処理依頼数に含めないようにしてもよい。
処理モジュール160は、ジョブ取得モジュール150が取得した処理依頼にしたがって、処理を行う。処理として、例えば、情報処理装置100が後述する画像処理装置200である場合、文書の印刷(プリント)、文書の読み取り(スキャン)、文書の送信(ファクス送信、メール送信等)等が行われる。
画像処理装置200内に情報処理装置100が構築されており、画像処理装置200A内の情報処理装置100A、画像処理装置200B内の情報処理装置100B、画像処理装置200C内の情報処理装置100C、使用状況処理装置250は、通信回線290を介してそれぞれ接続されている。通信回線290は、無線、有線、これらの組み合わせであってもよく、例えば、通信インフラとしてのインターネット、イントラネット等であってもよい。また、使用状況処理装置250による機能は、クラウドサービスとして実現してもよい。
情報処理装置100を、画像処理装置200に内蔵されたWebブラウザとして実現してもよい。つまり、ユーザーのログイン時にサービス起動要求を受け、情報処理装置100内のハードディスクからコンテンツ情報を読み出し、コンテンツ情報内のスクリプトを実行する。スクリプトでは、図1の例に示したモジュールによる処理が実行される。具体的には、スプーラーから蓄積されたジョブを読み出し、ジョブ数から混雑判定を行う。そして、混雑状態ではないと判定した場合は、使用状況処理装置250からログインしているユーザーの使用状況を読み出し、画面上に表示する。混雑状態であると判定した場合、スクリプトを終了して、画面上で画像処理装置200を操作するための処理用初期画面に遷移する。
複数人のユーザーによって、予めプリント等のジョブが情報処理装置100Aに登録される。そして、そのうちの1人のユーザーが情報処理装置100Aで、ログインし、登録したジョブにしたがったプリントをさせようとする。コスト意識を高めてもらう目的で、ログインした際に、例えば、そのユーザーの今月における画像処理装置200(画像処理装置200A、画像処理装置200B、画像処理装置200C)の使用状況を、ディスプレイに提示する。ただし、他のユーザーによるジョブが情報処理装置100Aに登録されている場合は、ログイン後に使用状況を提示せずに、処理用初期画面をディスプレイに提示する。
なお、ログインした後に、使用状況、処理用初期画面のいずれを提示するかについては、ジョブの蓄積数が予め定められた閾値以上である場合に、混雑していると判断して、ログイン時に使用状況を提示せずに、すぐに処理用初期画面を提示する。なお、ジョブのユーザーがログインしているユーザーと同一であれば、後続に操作待ちユーザーがいることにはならないので、上記蓄積数には計上しない。
これにより、通常時は使用状況表示によりユーザーのコスト意識を高めることができ、画像処理装置200が混雑している場合においては、ユーザーの操作待ち時間を増加させることがなく利便性を向上させることとなる。
ステップS302では、情報処理装置100の使用状況通知モジュール122から使用状況を受信したか否かを判断し、受信した場合はステップS304へ進み、それ以外の場合はステップS308へ進む。
例えば、使用状況テーブル400を受信する。使用状況テーブル400は、ユーザーが画像処理装置200を利用した際、画像処理装置200がユーザーIDと使用量を対応づけて(紐づけて)記憶したものである。図4は、使用状況テーブル400のデータ構造例を示す説明図である。使用状況テーブル400は、ユーザー欄410、ジョブ完了日時欄420、使用量欄430を有している。ユーザー欄410は、そのジョブを実施したユーザー(具体的には、ユーザーID(IDentification)等)を記憶している。ジョブ完了日時欄420は、そのジョブが完了した日時(年、月、日、時、分、秒、秒以下、又はこれらの組み合わせであってもよい)を記憶している。使用量欄430は、そのジョブにおける使用量を記憶している。使用量として、例えば、ジョブ種別(例えば、白黒プリント、カラープリント等)と処理枚数(例えば、プリント枚数)等を含めてもよい。なお、図4(a)に示す使用状況テーブル400Aは、2016年2月15日における画像処理装置200Aからの通知データである。図4(b)に示す使用状況テーブル400Bは、2016年2月15日における画像処理装置200Bからの通知データである。
ステップS306では、使用状況を集計する。例えば、ユーザー毎の使用状況を集計しておく。また、期間を区切っての使用状況としてもよいし、カラーモード毎に仕分けしてもよい。例えば、集計結果を使用状況テーブル500とする。図5は、使用状況テーブル500のデータ構造例を示す説明図である。使用状況テーブル500は、日時欄510、ユーザー欄520、使用量欄530を有している。日時欄510は、日時を記憶している。ユーザー欄520は、ユーザーを記憶している。使用量欄530は、その日時におけるそのユーザーの使用量を記憶している。なお、図5(a)に示す使用状況テーブル500Aは、2016年2月14日までの集計済み使用状況データを示したものである。日時欄510Aは月(2016年2月)を示している。図5(b)に示す使用状況テーブル500Bは、2016年2月15日分の通知データ(図4の例に示した使用状況テーブル400A、使用状況テーブル400B)をマージしたものである。
ステップS310では、要求のあった使用状況を、使用状況取得要求を行った情報処理装置100の使用状況取得モジュール124に送信する。
なお、使用状況処理装置250による処理を、情報処理装置100が行うようにしてもよい。
情報処理装置100が使用状況を表示する場合、情報処理装置100は使用状況処理装置250にログインしたユーザーのユーザーIDを通知する。使用状況処理装置250は、使用状況テーブル500B内の該当するユーザーのデータを返送する。そして、情報処理装置100は、受信した情報とコンテンツ情報から、使用状況を所定のレイアウトにしたがって画面上に表示する(後述する図17参照)。
ステップS602では、認証モジュール110は、ユーザーの認証を行う。
ステップS604では、混雑判定・提示制御モジュール130は、混雑判定処理を行う。ステップS604の処理の詳細については、図7、図10、図14の例に示すフローチャートを用いて後述する。いずれか1つのフローチャートによる混雑判定処理であってもよいし、2つ以上のフローチャートを組み合わせた混雑判定処理であってもよい。例えば、図7、図10、図14に示す混雑判定処理をそれぞれ実行し、それらの判定結果の多数決で最終的な判定をしてもよい。また、ある混雑判定処理で「混雑と判定したもの」(又は「混雑ではないと判定したもの」)に対して、さらに、他の混雑判定処理を行ってもよい。
ステップS608では、使用状況取得モジュール124は、認証モジュール110によって認証されたユーザー(以下、「そのユーザー」と記す)の使用状況の取得要求を、使用状況処理装置250に送信する。
ステップS610では、使用状況取得モジュール124は、そのユーザーの使用状況を、使用状況処理装置250から受信する。
例えば、使用状況画面1700を提示する。図17は、本実施の形態による処理例を示す説明図である。使用状況画面1700には、例えば、「今月のご使用状況」として、「総カラー面数」、「総白黒面数」、「カラー率のグラフ」、「用紙削減実施率のグラフ」、「あなたの順位」、「使用人数」、「カラー/白黒における比率を表すグラフ(あなた、グループ平均、全体平均別)」等を表示する。
例えば、処理用初期画面1800を提示する。図18は、本実施の形態による処理例を示す説明図である。処理用初期画面1800には、例えば、メニューとして、情報処理装置100(画像処理装置200)が提供する処理機能である「コピー」、「ファクス/インターネットファクス」、「スキャナー(メール送信)」、「らくらくコピー」、「らくらくファクス」、「スキャナー(PC保存)」、「スキャナー(ボックス保存)」、「ボックス操作」、「ジョブメモリー」等を表示する。
ステップS618では、使用状況通知モジュール122は、そのユーザーの今回の使用状況を、使用状況処理装置250に送信する。
つまり、画像処理装置200のスプーラーに蓄積しているジョブ数が予め定められた閾値以上の場合、混雑していると判定し、情報処理装置100は使用状況を提示せずに終了する。ただし、蓄積ジョブ数の計上には次の条件を設けている。
・蓄積ジョブ数は、ログインしているユーザー以外のユーザーによるジョブをカウントする。例えば、全てのジョブがログインしているユーザーのものであれば使用状況を提示しても問題ない。
・スプールされてからの時刻が予め定められた時間以上経過しているジョブは、蓄積ジョブ数にカウントしない。長期間放置されているジョブがあっても混雑していない可能性が高いからである。
ステップS704では、ログインしているユーザーと一致しないジョブを抽出する。
ステップS706では、ジョブの登録からA時間以内のものを抽出する。
ステップS708では、抽出したジョブを計数する。
ステップS710では、ジョブ数と閾値を比較し、閾値以上の場合はステップS712へ進み、閾値未満の場合はステップS714へ進む。
ステップS712では、混雑と判定する。
ステップS714では、混雑ではないと判定する。
1行目は、同一ユーザーであるため計上しない。
2行目は、同一ユーザーであるため計上しない。
3行目は、計上する。
4行目は、時間経過であるため計上しない。
したがって、この例の場合、蓄積ジョブ数は1となり、混雑判定は「YES」となる。
ユーザー毎に、ジョブをスプーラーに登録してから実際にジョブを開始するまでの時間(「ジョブ実行したときのログイン時刻」−「ジョブをスプールした時刻」)の平均値を記憶する。
混雑判定のために、スプールされているジョブを確認するとき、
(「現在時刻」−「ジョブをスプールした時刻」)>(操作開始までの平均時間)
を満たすジョブが存在した場合、ユーザーの待ちが発生する可能性があるので、使用状況の表示を行わないように制御する。なお、混雑判定には、ログインしているユーザーのジョブは考慮しない。
ユーザー毎の使用傾向の記録は画像処理装置200本体、使用状況処理装置250のどちらで行ってもよい。ただし、使用状況処理装置250で記録する場合は、例えば、使用傾向の更新は、例えば、一日一回(使用状況の通知のタイミング)となるため、画像処理装置200本体で記録する構成と比較して情報の鮮度は悪くなる。
また、この混雑判定処理においても、蓄積ジョブ数による判定と同様に、条件を満たすジョブの個数に予め定められた閾値を設定してもよい。
ステップS1004では、ログインしているユーザーと一致しないジョブを抽出する。
ステップS1006では、各ユーザーの登録から操作開始までの平均値を算出する。
ステップS1008では、ユーザー毎にジョブの登録からの経過時間がそのユーザーの平均値より長いものを抽出する。
ステップS1010では、抽出したジョブを計数する。
ステップS1012では、ジョブ数と閾値を比較し、閾値以上の場合はステップS1014へ進み、閾値未満の場合はステップS1016へ進む。
ステップS1014では、混雑と判定する。
ステップS1016では、混雑ではないと判定する。
図12は、操作開始平均値テーブル1200のデータ構造例を示す説明図である。操作開始平均値テーブル1200は、ユーザーID欄1210、操作開始までの平均値欄1220を有している。ユーザーID欄1210は、ユーザーIDを記憶している。操作開始までの平均値欄1220は、そのユーザーによる操作開始までの平均値を記憶している。
1行目は、同一ユーザーであるため計上しない。
2行目は、同一ユーザーであるため計上しない。
3行目は、計上する。
4行目は、操作開始時間をまだ経過していないため計上しない。
したがって、この例の場合、User2によるジョブの登録からの経過時間が操作開始時間より長いので、混雑判定は「YES」となる。
つまり、画像処理装置200毎に、その画像処理装置200を利用したことがあるユーザーを記録する。オンデマンドプリントの構成だと、スプールを行う外部装置(スプールサーバーといわれる)に蓄積されているジョブは、実際にその画像処理装置200で出力されないものも含まれるため、その画像処理装置200で利用履歴にあるユーザーだけのジョブを計上対象にする。スプールを外部装置で行う場合であっても、混雑判定処理を行うことができるようになる。
ステップS1404では、ログインしているユーザーと一致しないジョブを抽出する。
ステップS1406では、その画像処理装置200を利用したことがあるユーザーのジョブを抽出する。
ステップS1408では、ジョブの登録からA時間以内のものを抽出する。
ステップS1410では、抽出したジョブを計数する。
ステップS1412では、ジョブ数と閾値を比較し、閾値以上の場合はステップS1414へ進み、閾値未満の場合はステップS1416へ進む。
ステップS1414では、混雑と判定する。
ステップS1416では、混雑ではないと判定する。
利用履歴テーブル1600は、図4の例に示した使用状況テーブル400A、使用状況テーブル400Bから生成したものである。つまり、画像処理装置200からの通知データから、画像処理装置200毎のユーザー利用履歴を抽出して生成する。
非オンデマンドプリントの構成と比較し、利用履歴テーブル1600が画像処理装置200毎にユーザーの利用した履歴を記録している点が異なる。利用履歴テーブル1600は、使用状況処理装置250でユーザーの利用履歴を記録する構成としてもよいし、これを画像処理装置200本体に持たせてもよい。
具体的には、全ての画像処理装置200共有のスプールサーバーからジョブを読み出すとき、該当の画像処理装置200の利用履歴に存在するユーザーのジョブだけを計上対象にする。
混雑判定に使用する利用履歴には、上限数や最終利用日時の有効期限が設定できてもよい。
混雑判定方法自体は、前述したように、蓄積ジョブ数による判定、ユーザーの使用傾向からの判定のどちらも適用可能である。
オンデマンドプリントの構成であっても、ユーザーはまず使い慣れた(又は自席から近い)画像処理装置200を利用しようと考えるので、利用履歴にあるユーザーのジョブがスプーラーに存在するということは、その画像処理装置200を操作しようとしている可能性が高いとみなせる。図14の例に示す混雑判定の例は、これを利用したものである。
「プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、プログラムのインストール、実行、プログラムの流通等のために用いられる、プログラムが記録されたコンピュータで読み取り可能な記録媒体をいう。
なお、記録媒体としては、例えば、デジタル・バーサタイル・ディスク(DVD)であって、DVDフォーラムで策定された規格である「DVD−R、DVD−RW、DVD−RAM等」、DVD+RWで策定された規格である「DVD+R、DVD+RW等」、コンパクトディスク(CD)であって、読出し専用メモリ(CD−ROM)、CDレコーダブル(CD−R)、CDリライタブル(CD−RW)等、ブルーレイ・ディスク(Blu−ray(登録商標) Disc)、光磁気ディスク(MO)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープ、ハードディスク、読出し専用メモリ(ROM)、電気的消去及び書換可能な読出し専用メモリ(EEPROM(登録商標))、フラッシュ・メモリ、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、SD(Secure Digital)メモリーカード等が含まれる。
そして、前記のプログラムの全体又はその一部は、前記記録媒体に記録して保存や流通等させてもよい。また、通信によって、例えば、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)、メトロポリタン・エリア・ネットワーク(MAN)、ワイド・エリア・ネットワーク(WAN)、インターネット、イントラネット、エクストラネット等に用いられる有線ネットワーク、又は無線通信ネットワーク、さらにこれらの組み合わせ等の伝送媒体を用いて伝送させてもよく、また、搬送波に乗せて搬送させてもよい。
さらに、前記のプログラムは、他のプログラムの一部分若しくは全部であってもよく、又は別個のプログラムと共に記録媒体に記録されていてもよい。また、複数の記録媒体に分割して記録されていてもよい。また、圧縮や暗号化等、復元可能であればどのような態様で記録されていてもよい。
110…認証モジュール
120…使用状況処理モジュール
122…使用状況通知モジュール
124…使用状況取得モジュール
130…混雑判定・提示制御モジュール
140…使用状況等提示モジュール
150…ジョブ取得モジュール
160…処理モジュール
200…画像処理装置
250…使用状況処理装置
290…通信回線
Claims (7)
- ユーザーを認証した後に、該ユーザーの使用状況を提示すること、又は、本情報処理装置を使用するための初期画面を提示することのいずれか一方を行う提示手段と、
本情報処理装置に対して蓄積されている処理依頼のうち、前記ユーザー以外による処理依頼数にしたがって、前記提示手段にユーザーの使用状況を提示させるか否かを制御する制御手段
を有し、
前記使用状況は、前記ユーザーによる画像処理装置の使用状況であり、
前記処理依頼による処理は、前記画像処理装置が行う処理である、
情報処理装置。 - 前記制御手段は、前記処理依頼数が予め定められた閾値未満又は以下である場合は、前記提示手段に前記ユーザーの使用状況を提示させるように制御する、
請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記制御手段は、前記処理依頼数が予め定められた閾値より多い又は以上である場合は、前記提示手段に前記初期画面を提示させるように制御する、
請求項1又は2に記載の情報処理装置。 - 前記制御手段は、前記処理依頼の登録からの経過時間が予め定められた閾値より多い又は以上である場合は、該処理依頼を前記処理依頼数に含めない、
請求項1から3のいずれか一項に記載の情報処理装置。 - 前記制御手段は、前記処理依頼の登録からの経過時間が、該処理依頼を行ったユーザーによる操作開始までの時間の統計的値未満又は以下である場合は、該処理依頼を前記処理依頼数に含めない、
請求項1から4いずれか一項に記載の情報処理装置。 - 前記処理依頼の登録は、外部装置に行われ、
前記制御手段は、本情報処理装置を利用したことがないユーザーによる処理依頼は前記処理依頼数に含めない、
請求項1から5のいずれか一項に記載の情報処理装置。 - 情報処理装置であるコンピュータを、
ユーザーを認証した後に、該ユーザーの使用状況を提示すること、又は、前記情報処理装置を使用するための初期画面を提示することのいずれか一方を行う提示手段と、
前記情報処理装置に対して蓄積されている処理依頼のうち、前記ユーザー以外による処理依頼数にしたがって、前記提示手段にユーザーの使用状況を提示させるか否かを制御する制御手段
として機能させ、
前記使用状況は、前記ユーザーによる画像処理装置の使用状況であり、
前記処理依頼による処理は、前記画像処理装置が行う処理である、
情報処理プログラム。
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