JP6757414B2 - UEのeDRXの下でのセル検証のための方法および装置 - Google Patents
UEのeDRXの下でのセル検証のための方法および装置 Download PDFInfo
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- Y02D30/70—Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks
Description
本出願は、2016年2月1日に出願された仮特許出願第62/289,522号の利益を主張し、この仮特許出願の開示は、本明細書において参照によって全体が本明細書に包含されている。
− バッテリで動作するセンサのようなマシンツーマシン(M2M:Machine−to−Machine)のユースケースの場合、大量のデバイスのバッテリを現場で交換(または、充電)することは大きなコストであり、バッテリを充電または交換することが予測されなければ、バッテリ寿命がデバイスの寿命を決定することさえある。
− UEが外部電源から電力を消費できるシナリオの場合でさえ、エネルギー効率の目的で、より少ない電力を消費することが望ましいことがある。
LTEでは、UE(例えば、携帯端末)においてバッテリ電力を節約するための主要な解決策の1つとして、DRXが導入されてきた。DRXは、次によって特徴付けられる。
・DRXは、無線ベアラごとのメカニズムとは対照的に、UEごとのメカニズムである。
・DRXはRRC_IDLEおよびRRC_CONNECTEDで使用されてよく、RRC_CONNECTEDでは、エボルブドノードB(eNB:evolved Node B)/UEは、送信/受信されるべき未処理の/新しいパケットが存在しない場合に、DRXモードを開始してよい。RRC_IDLEでは、
− 第2世代および第3世代(2Gおよび3G)のUE(すなわち、端末)は、バッテリ寿命を延ばすために、アイドル状態でDRXを使用する。高速パケットアクセス(HSPA:High Speed Packet Access)およびLTEは、接続状態でもDRXを導入した。
・使用可能なDRX値は、ネットワークによって制御され、非DRXから開始して最大x秒になる。
・データ送信に関連するハイブリッド自動再送要求(HARQ:Hybrid Automatic Repeat Request)動作は、DRX動作から独立しており、UEは、可能性のある再送信および/または確認応答/否定応答(ACK/NACK)シグナリングのために、DRXに関わらず起動して、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH:Physical Downlink Control Channel)を読み取る。ダウンリンクでは、UEが再送信を待ちながら起動したままでいる時間を制限するために、タイマが使用される。
・DRXが設定された場合、UEは、「オン期間」タイマを使用してさらに設定されてよく、このオン期間の間、UEは可能性のある割り当てに関してPDCCHを監視する。
・DRXが設定された場合、周期的なチャネル品質指標(CQI:Channel Quality Indicator)報告は、「アクティブ時間」の間にのみ、UEによって送信され得る。無線リソース制御(RRC:Radio Resource Control)は、周期的なCQI報告を、オン期間の間にのみ送信されるようにさらに制限することができる。
・eNBは、スリープモードの間に、パケットをUEに送信しない。
エアインターフェースが長時間活動しなかった後に、UEがアイドルモードのDRXに設定される。アイドルモードのDRXは、ページングDRXとも呼ばれる。すなわち、UEが再起動して接続状態に再び変わるためのコマンドを含むことができる2つのページングメッセージの間の、UEがスリープ状態に移行できる時間である。
エボルブド汎用地上波無線アクセスネットワーク(E−UTRAN:Evolved Universal Terrestrial Radio Access Network)では、以下の定義がDRXに適用される。
・オン期間:オン期間は、UEがDRXから起動した後にPDCCHを受信するのを待つ、ダウンリンクサブフレームにおける期間である。UEがPDCCHを正常にデコードした場合、UEは起動したままになり、無活動タイマを開始する。
・無活動タイマ:無活動タイマは、UEがPDCCHを最後に正常にデコードしてからPDCCHを正常にデコードするのを待つ、ダウンリンクサブフレームにおける期間であり、デコードできない場合、UEは再びDRXに移行する。UEは、最初の送信(すなわち、再送信ではない)でのPDCCHの1回の正常なデコーディングの後にのみ、無活動タイマを再開するものとする。
・アクティブ時間:アクティブ時間は、UEが起動状態にある全期間である。アクティブ時間は、DRXサイクルの「オン期間」、無活動タイマの期限が切れていない間、UEが連続的受信を実行している時間、および1つのHARQのラウンドトリップタイム(RTT:Round Trip Time)の後にUEがダウンリンク再送信を待機しながら連続的受信を実行している時間を含む。上記に基づいて、最小アクティブ時間はオン期間に等しい長さになり、最大アクティブ時間は規定されない(無限)。
・任意の時点でUEにおいて適用されるDRX設定は、1つしか存在しない。
・UEは、DRXスリープからの起動時に、オン期間を適用するものとする。
・これは、事前に規定されたリソースがUEに割り当てられているサブフレームにも適用される。
・UEが最初の送信でPDCCHを正常にデコードした場合、事前に規定されたリソースがやはりUEに割り当てられているサブフレームにおいてPDCCHが正常にデコードされた場合でも、UEは起動状態のままになり、無活動タイマを開始するものとし、これを、MAC制御メッセージがDRXに再び移行するようUEに伝えるまで、または無活動タイマの期限が切れるまで継続する。どちらの場合も、DRXに再び移行した後にUEが従うDRXサイクルは、次のルールによって与えられる。
− 短DRXサイクルが設定された場合、UEはまずこの短DRXサイクルに従い、さらに長い無活動期間の後に、UEは長DRXサイクルに従う。短DRXサイクルが使用される場合、長サイクルは複数の短サイクルになる。
・長DRXおよび短DRXの期間は、RRCによって設定される。短DRXサイクルと長DRXサイクルの間の移行は、eNB MACコマンドによって決定される(このコマンドが受信され、短DRXが設定されている場合、UEはDRX短サイクルタイマを開始して短DRXサイクルを使用し、そうでない場合は長DRXが使用される)か、または活動タイマに基づいてUEによって決定される。
− そうでない場合、UEは長DRXサイクルに直接従う。
・オン期間タイマは、(PDCCHサブフレームにおいて)1、2、3、4、5、6、8、10、20、30、40、50、60、80、100、および200になり得る。
・DRX無活動タイマは、(PDCCHサブフレームにおいて)1、2、3、4、5、6、8、10、20、30、40、50、60、80、100、200、300、500、750、1280、1920、および2560になり得る。UEがデバイス内共存(IDC:In−Device Co−Existence)をサポートしている場合、特定の値が設定されてもよい。
・長DRXサイクル開始オフセットは、(サブフレームにおいて)サイクル長によって決まるが、最大2559である。
・短DRXサイクルは、(サブフレームにおいて)2、5、8、10、16、20、32、40、64、80、128、160、256、320、520、および640である。
2.1 RRC_IDLEでのUEの場合
DRXの場合と同様に、eDRX設定パラメータは、非アクセス層(NAS:Non−Access Stratum)を介してUEとネットワークの間で「ネゴシエート」される。UEは、eDRXパラメータを取り付け要求メッセージまたは追跡領域更新要求メッセージに含めてよい。UEがeDRXパラメータ(例えば、eDRXサイクル)を対応する要求メッセージに含めており、ネットワークがeDRXの使用をサポートおよび承認している場合、ネットワークは、eDRXパラメータ(すなわち、eDRXサイクル長、ページングウィンドウ長など)を取り付け承認メッセージまたは追跡領域更新承認メッセージに含めるものとする。eDRXパラメータは、eDRXサイクル長およびページング時間ウィンドウ(PTW:Paging Time Window)長を含む。
・規定された次の式によって計算されるページングH−SFW(PH:Paging H−SFN)。
− H−SFN mod TeDRX=(UE_ID mod TeDRX)
− UE_ID:国際移動体加入者識別番号(IMSI:International Mobile Subscriber Identity) mod 1024
− TeDRX:UEのeDRXサイクル(ハイパーフレームにおいて、TeDRX=1、2、...、256)であり、上層によって設定される
・PH内で計算されるPTW開始。
− PTWの開始は、PH内の4つのページング開始ポイント間で均等に分散される。
− PW_startは、ページングウィンドウの一部であるPHの最初の無線フレームを示し、次の方程式を満たすシステムフレーム番号(SFN:System Frame Number)を含む。
・SFN=256*ieDRX、ここで、ieDRX=floor(UE_ID/TeDRX,H) mod 4
− PW_endは、PTWの最後の無線フレームであり、次の方程式を満たすSFNを含む。
・SFN=(PW_start + L*100 − 1) mod 1024、ここで、
・L=上層によって設定されたページングウィンドウ長(秒単位)
・PTW長(さらに高い層によって設定される)。
RRC_CONNECTEDのUEのeDRX手順は、5.12秒、10.28秒という2つの新しいDRXサイクルが追加されていることを除き、従来の場合と同じである。
3.1 UTRAにおけるeDRX
UTRAでは、eDRXはアイドル状態に関してのみ規定されている。UTRAのeDRXでは、DRXサイクルは、従来のDRXサイクルよりも非常に長い何らかの秒数に延長される。DRXサイクルは長いスリープ期間から成り、その後、UEが起動してページング送信ウィンドウを開始し、このページング送信ウィンドウには、従来のパケット交換(PS:Packet−Switched)DRXサイクルと共にN_PTW個のページング機会が存在する。これが、図5に示されている。
物理セル識別子(PCI:Physical Cell Identifier)の数が限られているため、PCIはセル間で再利用される。例えば、LTEでは504個のPCIが存在する。したがって、PCIは、再利用されるため一意ではなく、取得されたセルのPCIは、そのセルの識別に関して曖昧さをもたらすことがある。これは、「PCIの混同」としても知られている。一方、セルのCGIは一意の識別子である。2つ以上のセルが同じCGIを持つことはできない。したがって、UEは、セルのCGIを取得することによって、そのセルを明確かつ一意に識別することができる。PCIは、セルの物理信号においてエンコードされる。一方、セルのCGIは、システム情報(SI:System Information)内でセルによって送信される。SIは、通常、ブロードキャストチャネル上で送信される。したがって、CGIを取得するには、UEがSIを読み取る必要がある。
・ダウンリンク帯域幅
・物理ハイブリッド自動再送要求指示チャネル(PHICH:Physical Hybrid Automatic Repeat Request Indicator Channel)設定
・SFN
送信器(例えば、共有セル内の送信ポイント(TP:Transmit Point))は、共有セル内で一意である識別子によって識別されてもよい。
共有セルは、複数の地理的に分離されたTPが、UEに向けたこれらの送信を動的に調整する、ダウンリンク協調マルチポイント(CoMP:Coordinated Multi−Point)の一種である。共有セルの固有の特徴は、共有セル内のすべてのTPが同じPCIを持っていることである。つまり、UEは、PCIのデコーディングによってTPを区別することができない。PCIは、測定手順(例えば、セルの識別など)の間に取得される。
従来のシステムでは、ネットワークノードが、任意のPTW内で(すなわち、任意のeDRXオン期間の間に)、eDRXを使用して設定されたUEをスケジュールすることができる。しかし、eDRXサイクル長は、非常に長くなり得る(例えば、最大で数分になり、将来は最大で数時間にさえなる)。連続するPTW期間とPTW期間の間に、UEが、その位置を大幅に変えることがある。さらに、連続するPTW期間とPTW期間の間に、異なるPTW期間の間でサービングセルが変化しない場合でも、サービングセルの信号品質が著しく変化することがある。異なるPTW期間の間でのサービングセルにおける変化または古いサービングセルの信号品質における変化に起因して、UEサービングセルの性能は、非常に一貫性がなく、予測不可能になる可能性がある。これは、UEとサービングセルの間で送信される信号の損失(例えば、アップリンクおよび/またはアップリンクスケジューリンググラントなどの損失)につながることがある。
・セルを変更すること(セルをキャンプオンに変更すること、またはサービングセルを変更することであり、このサービングセルは、プライマリ、セカンダリなどであってもよい)
・キャリア周波数を変更すること(キャリア周波数をキャンプオンに変更すること、またはサービングキャリア周波数を変更することであり、このサービングキャリア周波数は、プライマリ、セカンダリなどであってもよい)
・周波数帯域を変更すること
・RATを変更すること(RATをキャンプオンに変更すること、またはサービングRATを変更することであり、このサービングRATは、プライマリ、セカンダリなどであってもよい)
・UE接続状態でハンドオーバを実行すること
・UEアイドル状態でセル選択/再選択を実行すること
・ステップ100:UE12は、設定されたeDRXサイクルの第1のPTW(PTW1)期間に関連付けられたいずれかの時間の間に、状態A1を有する少なくとも1つの第1のセル(セル1)の第1の識別子(例えば、CGI1)を取得する。ここで、第1のPTW期間は、第1のPTW(PTW1)の期間である。したがって、第1のPTW(PTW1)期間に関連付けられた時間は、本明細書では、第1のPTW(PTW1)に関連付けられた時間とも呼ばれる。
− ステップ100A(オプション):UE12は、設定されたeDRXサイクルのPTW1に関連付けられたいずれかの時間の間に、セル1に関連付けられた状態B1を有する第1の送信器の第3の識別子を取得する。
・ステップ102:UE12は、設定されたeDRXサイクルの第2のPTW(PTW2)期間に関連付けられたいずれかの時間の間に、状態A2を有する少なくとも1つの第2のセル(セル2)の第2の識別子(例えば、CGI2)を取得し、PTW2は時間的にPTW1の後に発生する。
− ステップ102A(オプション):UE12は、設定されたeDRXサイクルのPTW2に関連付けられたいずれかの時間の間に、セル2に関連付けられた状態B2を有する第2の送信器の第4の識別子を取得する。
・ステップ104:UE12は、次のうちの1つを実行する。
− 第1の識別子および第2の識別子が同じである場合、UEの無線動作の第1の種類。
− 第1の識別子および第2の識別子が異なる場合、UEの無線動作の第2の種類。
・ステップ104A(オプション):第1の識別子および第2の識別子が同じである場合、UE12は次のうちの1つを実行する。
− 第3の識別子および第4の識別子が同じである場合、UEの無線動作の第3の種類。
− 第3の識別子および第4の識別子が異なる場合、UEの無線動作の第4の種類。
1つの例では、セル1はサービングセルであり、識別子はCGIであり、これについて、下でさらに詳細に説明される。ただし、本開示は、セル1がサービングセルであること、および識別子がCGIであることに限定されない。
ステップ100Aで、UE12は、共有セル(セル1)内の状態Bを有する送信器(例えば、特定の基準(例えば、最強であること、またはしきい値よりも弱くないこと)を満たすTP)の識別子をさらに取得してよい。
1つの非限定的な例では、識別子はCGIであり、セル2は最強のセルである。ただし、この説明は、識別子がCGIではないか、またはセル2の状態が最強のセルであることとは異なっている場合に対しても、拡張または適合されてよい。
このステップで、UE12は、共有セル(セル2)内の状態Bを有する送信器(例えば、特定の基準(例えば、最強であること、またはしきい値よりも弱くないこと)を満たすTP)の識別子をさらに取得してよい。
下の例では、ステップ104は、サービングセル(状態A1にあるセル1)および最強のセル(状態A2にあるセル2)に関して説明されている。
・CGI1およびCGI2が同一である場合、セル1およびセル2は同じであると仮定される。その場合、UE12は、セル2に対して無線動作の1つまたは複数の第1の種類を実行する。UE12によって実行される無線動作は、本明細書では、アクション、タスク、手順、RRMタスクなどとも、交換可能なように呼ばれる。無線動作の第1の種類は、PTW1の間にUE12がセル1によってサービングされたときにUE12によって実行される無線動作と同じであるか、またはそのような無線動作に類似している。例えば、その場合、UE12は、次のタスクのうちの1つまたは複数を実行してよい。
− セル2の信号に対するRLM。例えば、UE12は、eDRX動作の下で、またはeDRXを使用して設定された場合に、セルがUE12のサービングセルであることが(例えばCGIに基づいて)検証された後にのみ、PTWの間に、そのセル対してRLMを実行するものとすることが事前に規定されてよい。
− セル2および/または1つまたは複数の隣接セルの信号に対する1つまたは複数の無線測定。
− セル2の1つまたは複数の制御チャネルを受信する。
− ネットワークノードから受信されたスケジューリング情報に基づいて、セル2に対して信号を送信および/または受信する。
− PTW1の間のセル1およびPTW2の間のセル2が同じである(例えば、同じCGIを持っている)ことをネットワークノードに知らせる指示を、ネットワークノードに送信する。
− UEのサービングセルに関連する任意のその他のタスク(例えば、セル2のCSI(例えば、CQI、ランクインジケータ(RI:Rank Indicator)、PMIなど)の推定、およびCSIの結果をネットワークノードに報告すること)を実行する。
・CGI1およびCGI2が同一でない場合、セル1およびセル2は異なっていると仮定される。その場合、UE12は、セル2に対して無線動作の1つまたは複数の第2の種類を実行する。無線動作の第2の種類は、通常、PTW1の間にUE12がセル1によってサービングされたときにUE12によって実行される無線動作とは異なっている。例えば、その場合、UE12は、次のタスクのうちの1つまたは複数を実行してよい。
・セル2または任意のその他のセルの任意の信号に対してどのRLMも実行しないか、または実行することを停止する。例えば、UE12は、eDRX動作の下で、またはeDRXを使用して設定された場合に、現在のセルがUE12のサービングセルであることが(例えばCGIに基づいて)検証されていなければ、PTWの間に、そのセル対してRLMを実行しないものとすることが事前に規定されてよい。
・セル2から受信されたスケジューリンググラントを無視する。
・サービングセル上のアップリンクにおいて、どのデータも送信しない。
・UE12が接続状態である場合、アイドル状態に移行する。
・UE12が追跡領域または登録領域を変更する必要がある(すなわち、セル2が、セル1の追跡領域と比較して異なる追跡領域に属している)かどうかを判定する。
・セル2が古い追跡領域に属していない場合、追跡領域更新を実行する。
・RRC再確立を開始し、例えば、ランダムアクセスをセル2に送信して、セル2への接続を新しいサービングセルとして再確立する、などを実行する。
・セル2への接続を再確立した後に、UE12は、PTW1の間のセル1およびPTW2の間のセル2が同じでない(例えば、異なるCGIを持っている)ことをネットワークノードに知らせる指示を、ネットワークノードに送信してもよい。UE12は、セル1およびセル2の取得されたCGIをネットワークノードに送信してもよい。
・セルへの接続を確立した後に、セル2上で実行された測定(例えば、RSRP、RSRQなど)の測定結果をネットワークノードに送信する。
第1の識別子および第2の識別子が同じである場合、UE12は次のうちの1つを実行する。
・第3の識別子および第4の識別子が同じである場合、UEの無線動作の第3の種類。
・第3の識別子および第4の識別子が異なる場合、UEの無線動作の第4の種類。
・第2の送信器の信号に対してRLMを実行すること。
・第2の送信器の信号に対して1つまたは複数の無線測定を実行すること。
・1つまたは複数の隣接セルの信号に対して1つまたは複数の無線測定を実行すること。
・第2の送信器の1つまたは複数の制御チャネルを受信すること。
・ネットワークノードから受信されたスケジューリング情報に基づいて、第2の送信器に信号を送信することおよび/または第2の送信器から信号を受信すること。
・第1の送信器および第2の送信器が同じであることをネットワークノードに知らせる指示をネットワークノードに送信すること。
・第2の送信器において、無線通信デバイスのサービングセルに関連する1つまたは複数のタスクを実行すること。
同様に、UEの動作の第4の種類は、少なくとも一部の実施形態では、次のうちの1つまたは複数を含む。
・第2の送信器の信号に対してRLMを実行することを抑制すること。
・第2の送信器から受信されたスケジューリンググラントを無視すること。
・アップリンクにおいて第2の送信器へデータを送信することを抑制すること。
・UE12が接続状態である場合、アイドルモードに移行すること。
・第2の送信器が、第1の送信器の追跡領域または登録領域と比較して異なる追跡領域または登録領域に属しているかどうかに基づいて、UE12がUE12の追跡領域または登録領域を変更する必要があるかどうかを判定すること。
・第2の送信器がUE12の以前の追跡領域に属していない場合、追跡領域更新を実行すること。
・接続再確立を開始して、第2の送信器への接続をUE12のサービングTPとして再確立すること。
・第1の送信器および第2の送信器が異なることをネットワークノードに知らせる指示をネットワークノードに送信すること。
・第2の送信器において実行された測定の測定結果をネットワークノードに送信すること。
・ステップ200:ネットワークノードは、設定されたeDRXサイクルの第1のPTW(PTW1)期間に関連付けられたいずれかの時間の間に、UE12の状態A1(例えば、サービング)を有する第1のセル(セル1)の第1の識別子を取得する。
− ステップ200A(オプション):ネットワークノードは、設定されたeDRXサイクルの第1のPTW(PTW1)期間に関連付けられたいずれかの時間の間に、UE12のセル1に関連付けられた状態B1を有する第1の送信器の第3の識別子を取得する。
・ステップ202:ネットワークノードは、設定されたeDRXサイクルの第2のPTW(PTW2)期間に関連付けられたいずれかの時間の間に、UEの状態A2(例えば、最強)を有する第2のセル(セル2)の第2の識別子を取得し、PTW2は時間的にPTW1の後に発生する。
− ステップ202A(オプション):ネットワークノードは、設定されたeDRXサイクルの第2のPTW(PTW2)期間に関連付けられたいずれかの時間の間に、UE12のセル2に関連付けられた状態B2を有する第2の送信器の第4の識別子を取得し、PTW2は時間的にPTW1の後に発生する。
・ステップ204:ネットワークノードは、次のうちの1つを実行する。
− 第1の識別子および第2の識別子が同じである場合、ネットワークノードに関連する無線動作の第1の種類。
− 第1の識別子および第2の識別子が異なる場合、ネットワークノードに関連する無線動作の第2の種類。
・ステップ204A(オプション):第1の識別子および第2の識別子が同じである場合、ネットワークノードは次のうちの1つを実行する。
− 第3の識別子および第4の識別子が同じである場合、ネットワークノードに関連する無線動作の第3の種類。
− 第3の識別子および第4の識別子が異なる場合、ネットワークノードに関連する無線動作の第4の種類。
以下の実施形態は、セル1の状態がサービングセルであり、識別子がCGIである、非限定的な例について説明される。
このステップに従って、ネットワークノードは、セル1に関連付けられた状態B1を有する第1の送信器の識別子をさらに決定してよい。
以下の実施形態は、セル2の状態が最強のセルであり、識別子がCGIである、非限定的な例について説明される。
このステップに従って、ネットワークノードは、セル2に関連付けられた状態B2を有する第2の送信器の識別子をさらに決定してよい。
このステップでは、ネットワークノードは、PTW2の間のUE12の最強のセルが、PTW1の間のUE12のサービングセルと同じであるかどうかを最初に判定する。ネットワークノードは、決定されたCGI1とCGI2(すなわち、PTW1におけるサービングセルのCGIとPTW2における最強のセルのCGI)を比較することによって、これを判定できる。このような比較に基づいて、ネットワークノードは次のタスクを実行する。
・CGI1およびCGI2が同一である場合、セル1およびセル2は同じであると仮定される。その場合、ネットワークノードは、セル2に対してネットワークノードに関連する無線動作の1つまたは複数の第1の種類を実行する。ネットワークノードによって実行される無線動作は、本明細書では、アクション、タスク、手順、RRMタスクなどとも、交換可能なように呼ばれる。ネットワークノードの無線動作の第1の種類は、PTW1の間にUE12がセル1によってサービングされたときにネットワークノードによって実行される無線動作と同じであるか、またはそのような無線動作に類似している。例えば、その場合、ネットワークノードは、次のタスクのうちの1つまたは複数を実行してよい。
− UE12がセル2上の信号に対してRLMを実行できるようにするために、1つまたは複数のパラメータを使用してUE12を設定する。これらのパラメータは、通常、セル1で使用されるパラメータと同じである。
− UE12の任意のデータがバッファ内に存在する場合、遅延なしで、セル2上のアップリンクおよび/またはダウンリンクにおいてUE12をスケジュールする。
− UE12がPTW1の間のセル1およびPTW2の間のセル2が同じである(例えば、同じCGIを持っている)ことを識別したことをネットワークノードに知らせる指示を、UE12から受信する。
− 1つまたは複数の測定結果をUE12から受信し、これらの測定結果を1つまたは複数の動作に使用する(例えば、CSI(例えば、CQI、RI、PMIなど)を、セル2内でスケジュールするために使用するなど)。
・CGI1およびCGI2が同一でない場合、セル1およびセル2は異なっていると仮定される。その場合、ネットワークノードは、セル2に対してネットワークノードの無線動作の第2の種類のうちの1つまたは複数を実行する。ネットワークノードの無線動作の第2の種類は、PTW1の間にUE12がセル1によってサービングされたときにネットワークノードによって実行される無線動作とは、通常は異なっている。例えば、その場合、ネットワークノードは、次のタスクのうちの1つまたは複数を実行してよい。
− セル2内のアップリンクおよび/またはダウンリンクにおいて、データを使用してUE12をスケジュールしない。
− 例えば、UE12がセル2への接続を確立または再確立した(すなわち、セル2がUE12の新しいサービングセルになった)後に、ある程度の遅延を伴って、アップリンクおよび/またはダウンリンクにおいてデータを使用してUE12をスケジュールする。
− セル2への接続を確立するために、UE12からのランダムアクセスメッセージまたはメッセージの受信を準備する。
− UE12がセル2への接続を確立していない限り、UE12によって送信されたデータを無視する。
− PTW1の間のセル1およびPTW2の間のセル2が同じでない(例えば、異なるCGIを持っている)ことをネットワークノードに知らせるメッセージを、UE12から受信することを準備する。
第1のセル識別子および第2のセル識別子が同じである場合、ネットワークノードは次のうちの1つを実行する。
・第3の送信器識別子および第4の送信器識別子が同じである場合、ネットワークノードに関連する無線動作の第3の種類。
・第3の送信器識別子および第4の送信器識別子が異なる場合、ネットワークノードに関連する無線動作の第4の種類。
・UE12が第2の送信器の信号に対してRLMを実行できるようにするために、1つまたは複数のパラメータを使用してUE12を設定すること。
・少なくとも1つの第2のセルをUE12の新しいサービングセルにするための遅延なしで、少なくとも1つの第2のセル上のアップリンクおよび/またはダウンリンクにおいてUE12をスケジュールすること。
・UE12が少なくとも1つの第1のセルおよび少なくとも1つの第2のセルを同じであるとして識別したことをネットワークノードに知らせる指示をUE12から受信すること。
・1つまたは複数の測定結果をUE12から受信し、1つまたは複数の測定を、少なくとも1つの第2のセル内でスケジュールするために1つまたは複数の動作に使用すること。
同様に、無線動作の第4の種類は、少なくとも一部の実施形態では、次のうちの1つまたは複数を含む。
・少なくとも1つの第2のセル内でのアップリンクおよび/またはダウンリンクデータ送信に関してUE12をスケジュールすることを抑制すること。
・少なくとも1つの第2のセルをUE12の新しいサービングセルにするための遅延の後にのみ、少なくとも1つの第2のセル内でのアップリンクおよび/またはダウンリンクデータ送信に関してUE12をスケジュールすること。
・少なくとも1つの第2のセルへの接続を確立するために、UE12からのランダムアクセスメッセージまたはメッセージの受信を準備すること。
・UE12が少なくとも1つの第2のセルとの接続を確立していない限り、UE12によって送信されたデータを無視すること。
・少なくとも1つの第1のセルおよび少なくとも1つの第2のセルが同じでないことをネットワークノードに知らせるメッセージをUE12から受信することを準備すること。
・開示された方法は、eDRXサイクルを使用して設定されたUE12が、そのサービングセルがeDRXサイクル内の異なるPTW機会間で変化したかどうかを一意かつ明確に識別できるようにする。サービングセルが変化している場合、UE12は、いずれかのタスク(例えば、RLM)を実行する前に、新しいサービングセルとの接続を最初に確立する。しかし、サービングセルが異なるPTW間で変化していない場合、UE12は既存の動作の実行を継続することができる。
・これらの方法は、UE12が非常に長い(例えば、数分、数時間などのオーダーの)eDRXサイクル長を使用して設定された場合に、UE12のサービングセルが異なるPTW機会間で変化したかどうかをUE12が一意に決定できるようにすることを保証する。
・これらの方法は、UE12が非常に長い(例えば、数分、数時間などのオーダーの)eDRXサイクル長を使用して設定された場合に、PTWの間のスケジューリンググラントおよびデータの損失を防ぐか、または最小限に抑える。
・これらの方法は、UE12のサービングセルが異なるPTW機会間で変化した場合に、UE12がネットワークノードに知らせることができることを保証する。
・これらの方法は、ネットワークノードが、UE12のサービングセルがeDRXサイクルの異なるPTW機会間で変化したかどうかを認識することを保証する。これによって、さらに、ネットワークがスケジューリングリソースの損失を防ぐことができるようにする。
・これらの方法は、第2のPTWにおいて対象の送信器がその状態を変更していない(例えば、依然として最強の送信器、またはサービング送信器、あるいは隣接送信器である)ことを保証する。
・以下の詳細な説明および図面に照らして、さまざまなその他の特徴および利点が、当業者に対して明らかになるであろう。
3 定義、シンボル、および略語
3.1 定義
本文書の目的のために、TR 21.905[26]において提供されている用語および定義ならびに以下が適用される。本文書において規定された用語は、TR 21.905[26]において同じ用語の定義がもしあれば、その定義に優先する。
いずれかのセルの選択状態:TS 36.304[1]における規定に従う
非同期的デュアルコネクティビティ:TS 36.300[25]における規定に従う。
キャリアアグリゲーション:より広い送信帯域幅をサポートするための2つ以上のコンポーネントキャリアの集合(TS 36.104[30])。
デュアルコネクティビティ:TS 36.300[25]における規定に従う。
拡張アイドルモードDRX:TS 24.008[34]において規定されているアイドルモードでの拡張DRXサイクル。1つの拡張DRXサイクルは、2つの連続するPTW内の2つの第1のページング機会間の期間である。
拡張接続モードDRX:TS 36.331[2]において規定されている接続モードでの拡張DRXサイクル。
高動作帯域:別の低い動作帯域よりも高いダウンリンク周波数を備える動作帯域。
帯域間キャリアアグリゲーション:異なる動作帯域内のコンポーネントキャリアのキャリアアグリゲーション(TS 36.104[30])。
帯域内隣接キャリアアグリゲーション:同じ動作帯域内に集約された隣接キャリア(TS 36.104[30])。
帯域内非隣接キャリアアグリゲーション:同じ動作帯域内に集約された非隣接キャリア(TS 36.104[30])。
IDC自律的拒否サブフレーム:IDC自律的拒否を使用して設定された場合に、UEがE−UTRAN信号を送信しないことが許可される、アップリンクサブフレームの最大数(TS 36.331[2])。
IDC自律的拒否有効性:自律的拒否サブフレームがカウントされる期間である(TS 36.331[2])。
IDC解決策:これは、UEからのInDeviceCoexIndicationの受信に応答してeNodeBによって設定されるDRXまたはIDC自律的拒否を指す(TS 36.331[2])。
低動作帯域:別の高い動作帯域よりも低いダウンリンク周波数を備える動作帯域。
マスタセルグループ:TS 36.300[25]における規定に従う。
マスタeNB:TS 36.300[25]における規定に従う。MBSFN ABS:MBSFN設定可能サブフレームにおいて設定されるABS。
非MBSFN ABS:いずれかのダウンリンクサブフレームにおいて設定されるABS。
通常性能グループ:増加UEキャリア監視UTRAまたはE−UTRAをサポートするUEの場合、周波数間キャリアまたはRAT間キャリアのグループが2つのグループに分割される。他のグループと比較して遅延性能の良いグループが、通常性能グループと呼ばれる。
ページング時間ウィンドウ:TS 24.008[34]における規定に従う。
プライマリセル:TS 36.331[2]における規定に従う。
ProSe直接通信:TS 23.303[33]における規定に従う。
ProSe直接検出:TS 23.303[33]における規定に従う。
プライマリSCell:TS 36.300[25]における規定に従う。
プライマリセカンダリタイミングアドバンスグループ:PSCellを含んでいるタイミングアドバンスグループ。
プライマリタイミングアドバンスグループ:PCellを含んでいるタイミングアドバンスグループ。
低下性能グループ:増加UEキャリア監視UTRAまたはE−UTRAをサポートするUEの場合、周波数間キャリアまたはRAT間キャリアのグループが2つのグループに分割される。他のグループと比較して遅延性能の悪いグループが、低下性能グループと呼ばれる。
セカンダリセル:TS 36.331[2]における規定に従う。
セカンダリeNB:TS 36.300[25]における規定に従う。
サービングセル:TS 36.331[2]における規定に従う。
セカンダリセルグループ:TS 36.300[25]における規定に従う。
セカンダリタイミングアドバンスグループ:TS 36.331[2]における規定に従う。
同期的デュアルコネクティビティ:TS 36.300[25]における規定に従う。
TDD−FDDキャリアアグリゲーション:E−UTRA TDDおよびE−UTRA FDD動作帯域内のコンポーネントキャリアのキャリアアグリゲーション(TS 36.104[30])。
タイミングアドバンスグループ:TS 36.331[2]における規定に従う。
UEカテゴリ0適用可能性:本明細書のこのバージョンでは、UEカテゴリ0の要件は、UEカテゴリ0[31]および単一アンテナ受信器を仮定して導き出される。
x_RA:RSを含んでいない送信されたすべてのOFDMシンボルにおけるチャネルまたは物理信号xのためのx−RS間EPRE比。
x_RB:RSを含んでいる送信されたすべてのOFDMシンボルにおけるチャネルまたは物理信号xのためのx−RS間EPRE比。
[1]−−−−変更1の終了−−−−
[2]−−−−変更2の開始−−−−
3.3 略語
本文書の目的のために、TR 21.905[26]において提供されている略語ならびに以下が適用される。本文書において規定された略語は、TR 21.905[26]において同じ略語の定義がもしあれば、その定義に優先する。
1x RTT CDMA2000 1x無線送信技術(CDMA2000 1x Radio Transmission Technology)
ABS オールモストブランクサブフレーム(Almost Blank Subframe)
ARQ 自動再送要求(Automatic Repeat Request)
AP アクセスポイント(Access Point)
AWGN 付加白色ガウス雑音(Additive White Gaussian Noise)
BCCH ブロードキャスト制御チャネル(Broadcast Control Channel)
BCH ブロードキャストチャネル(Broadcast Channel)
CA キャリアアグリゲーション(Carrier Aggregation)
CC コンポーネントキャリア(Component Carrier)
CCCH SDU 共通制御チャネルSDU(Common Control Channel SDU)
CGI セルグローバル識別子(Cell Global Identifier)
CPICH 共通パイロットチャネル(Common Pilot Channel)
CPICH Ec/No 帯域内の電力密度で割ったチップ当たりのCPICH受信エネルギー(CPICH Received energy per chip divided by the power density in the band)
CRS セル固有の参照信号(Cell−specific Reference Signals)
C−RNTI セルRNTI(Cell RNTI)
CSI チャネル状態情報(Channel−State Information)
CSI−RS CSI参照信号(CSI Reference Signal)
DC デュアルコネクティビティ(Dual Connectivity)
DCCH 専用制御チャネル(Dedicated Control Channel)
DL ダウンリンク(Downlink)
DMTC 検出信号測定タイミング設定(Discovery signal Measurement Timing Configuration)
DRX 間欠受信(Discontinuous Reception)
DTCH 専用トラフィックチャネル(Dedicated Traffic Channel)
DUT 被試験体(Device Under Test)
E−CID 拡張セルID(Enhanced Cell−ID)(位置決め法)
ECGI エボルブドCGI(Evolved CGI)
eDRX_IDLE 拡張アイドルモードDRX(Extended IDLE−mode DRX)
eDRX_CONN 拡張接続モードDRX(Extended CONNECTED−mode DRX)
eNB E−UTRAN NodeB
E−SMLC 拡張サービングモバイルロケーションセンター(Enhanced Serving Mobile Location Centre)
E−UTRA エボルブドUTRA(Evolved UTRA)
E−UTRAN エボルブドUTRAN(Evolved UTRAN)
FDD 周波数分割複信(Frequency Division Duplex)
GERAN GSM EDGE無線アクセスネットワーク(GSM EDGE Radio Access Network)
GSM グローバルシステムフォーモバイルコミュニケーションズ(Global System for Mobile communication)
HARQ ハイブリッド自動再送要求(Hybrid Automatic Repeat Request)
HD−FDD 半二重FDD(Half−Duplex FDD)
HO ハンドオーバ(Handover)
HRPD 高速パケットデータ(High Rate Packet Data)
IDC デバイス内共存(In−Device Coexistence)
IEEE 電気電子技術者協会(Institute of Electrical and Electronics Engineers)
LPP LTE位置決めプロトコル(LTE Positioning Protocol)
LWA LTE−WLANアグリゲーション(LTE−WLAN Aggregation)
MAC 媒体アクセス制御(Medium Access Control)
MCG マスタセルグループ(Master Cell Group)
MeNB マスタeNB(Master eNB)
MBSFN マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス単一周波数ネットワーク(Multimedia Broadcast multicast service Single Frequency Network)
MBSFN ABS MBSFNオールモストブランクサブフレーム(MBSFN Almost Blank Subframe)
MDT ドライブテストの最小化(Minimization of Drive Tests)
MGRP 測定ギャップ反復期間(Measurement Gap Repetition Period)
MIB マスタ情報ブロック(Master Information Block)
OCNG OFDMAチャネル雑音発生器(OFDMA Channel Noise Generator)
OFDM 直交周波数分割多重(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)
OFDMA 直交周波数分割多重アクセス(Orthogonal Frequency Division Multiple Access)
OTDOA 到着の観測時間差(Observed Time Difference of Arrival)
PBCH 物理ブロードキャストチャネル(Physical Broadcast Channel)
P−CCPCH プライマリ共通制御物理チャネル(Primary Common Control Physical Channel)
PCell プライマリセル(Primary Cell)
PCFICH 物理制御フォーマットインジケータチャネル(Physical Control Format Indicator CHannel)
PDCCH 物理ダウンリンク制御チャネル(Physical Downlink Control CHannel)
PDSCH 物理ダウンリンク共有チャネル(Physical Downlink Shared CHannel)
PHICH 物理ハイブリッドARQインジケータチャネル(Physical Hybrid−ARQ Indicator CHannel)
PLMN 公衆陸上移動網(Public Land Mobile Network)
PMCH 物理マルチキャストチャネル(Physical Multicast Channel)
PRACH 物理ランダムアクセスチャネル(Physical Random Access CHannel)
ProSe 近接ベースサービス(Proximity−based Services)
PRS 位置決め参照信号(Positioning Reference Signal)
PSBCH 物理サイドリンクブロードキャストチャネル(Physical Sidelink Broadcast CHannel)
PSCCH 物理サイドリンク制御チャネル(Physical Sidelink Control Channel)
PSCell プライマリSCell(Primary SCell)
PSS プライマリ同期信号(Primary Synchronization Signal)
PSSCH 物理サイドリンク共有チャネル(Physical Sidelink Shared CHannel)
psTAG プライマリセカンダリタイミングアドバンスグループ(Primary Secondary Timing Advance Group)
pTAG プライマリタイミングアドバンスグループ(Primary Timing Advance Group)
PTW ページング時間ウィンドウ(Paging Time Window)
PUCCH 物理アップリンク制御チャネル(Physical Uplink Control CHannel)
PUSCH 物理アップリンク共有チャネル(Physical Uplink Shared CHannel)
RS−SINR 参照信号信号対干渉雑音比(Reference Signal Signal to Noise and Interference Ratio)
RSCP 受信信号コード電力(Received Signal Code Power)
RSRP 参照信号受信電力(Reference Signal Received Power)
RSRQ 参照信号受信品質(Reference Signal Received Quality)
RSSI 受信信号強度指示(Received Signal Strength Indicator)
RSTD 参照信号時間差(Reference Signal Time Difference)
QAM 直交振幅変調(Quadrature Amplitude Modulation)
RACH ランダムアクセスチャネル(Random Access Channel)
RAT 無線アクセス技術(Radio Access Technology)
RNC 無線ネットワークコントローラ(Radio Network Controller)
RNTI 無線ネットワーク一時的識別子(Radio Network Temporary Identifier)
RRC 無線リソース制御(Radio Resource Control)
RRM 無線リソース管理(Radio Resource Management)
SCE スモールセルエンハンスメント(Small Cell Enhancement)
SCH 同期チャネル(Synchronization Channel)
SCell セカンダリセル(Secondary Cell)
SCG セカンダリセルグループ(Secondary Cell Group)SDU サービスデータユニット(Service Data Unit)
SeNB セカンダリeNB(Secondary eNB)
SFN システムフレーム番号(System Frame Number)
SI システム情報(System Information)
SIB システム情報ブロック(System Information Block)
SLSS サイドリンク同期シーケンス(SideLink Synchronization Sequence)
SON 自己最適化ネットワーク(Self Optimized Network)
SRS サウンディング参照信号(Sounding Reference Signal)
SSS セカンダリ同期信号(Secondary Synchronization Signal)
SSTD SFNおよびサブフレームの時間差(SFN and subframe time difference)
sTAG セカンダリタイミングアドバンスグループ(Secondary Timing Advance Group)
TAG タイミングアドバンスグループ(Timing Advance Group)
TDD 時分割複信(Time Division Duplex)
TP 送信ポイント(Transmission Point)
TTI 送信時間間隔(Transmission Time Interval)
UE ユーザ機器(User Equipment)
UL アップリンク(Uplink)
UMTS ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションシステム(Universal Mobile Telecommunication System)
UTRA 汎用地上波無線アクセス(Universal Terrestrial Radio Access)
UTRAN 汎用地上波無線アクセスネットワーク(Universal Terrestrial Radio Access Network)
WLAN 無線ローカルエリアネットワーク(Wireless Local Area Network)
WB−RSRQ 広帯域幅RSRQ(Wide Bandwidth RSRQ)
[3]−−−−変更2の終了−−−−
[4]−−−−変更3の開始−−−−
E−UTRAN RRC_IDLE状態のモビリティ
4.1 セル選択
TS36.304に記載されているように、UEがオンに切り替わって、PLMNが選択された後に、セル選択プロセスが行われる。このプロセスによって、UEは、利用可能なサービスにアクセスするためにキャンプオンするのに適したセルを選択することができる。このプロセスにおいて、UEは格納情報(格納情報によるセル選択)を使用することができるか、または使用することができない(初期セル選択)。
4.2 セル再選択
4.2.1 概要
セル再選択手順によって、UEは、より適切なセルを選択して、そのセルにキャンプオンすることができる。
UEがセル上で正常キャンプ状態または任意セルへのキャンプ状態にある場合、UEは、サービングセルによって示された周波数内セル、周波数間セル、およびRAT間セルを検出、同期、および監視しようとするものとする。周波数内セルおよび周波数間セルの場合、サービングセルは、明示的な隣接リストを提供せず、キャリア周波数情報および帯域幅情報のみを提供してよい。UEの測定活動は、UEの測定活動を制限できるTS36.304において規定された測定ルールによっても制御される。
4.2.2 要件
UEは、UEがeDRX_IDLEサイクルを使用して設定されていない場合は少なくともThigher_priority_search=(60*Nlayers)秒おきに、UEがeDRX_IDLEサイクルを使用して設定されている場合は少なくともThigher_priority_search=MAX(60*Nlayers,1つのeDRX_IDLEサイクル)おきに、優先度がより高いすべての層を検索するものとし、Nlayersは、設定された優先度がより高いE−UTRA、UTRA FDD、UTRA TDD、CDMA2000 1x、およびHRPDキャリア周波数の総数であり、GSM周波数の1つまたは複数のグループが優先度がより高いとして設定された場合に、さらに1だけ増やされる。
CAの能力があるUEに関するセクション4.2.2の要件では、付録BのセクションB.4.2において、付帯条件に関する適用可能な例外が規定されている。
増加キャリア監視E−UTRAまたは増加キャリア監視UTRAをサポートするUEの場合、異なるキャリアの再選択性能は、通常性能または低下性能のいずれかになるように、上位層によって設定されてよい。要件では、次の定義が使用される。
[1]Kcarrier:隣接セルリスト内の周波数間キャリアの総数
[2]Kcarrier,normal=Kcarrier−Kcarrier,reduced:通常性能グループ内の監視対象の周波数間キャリアの数
[3]Kcarrier,reduced:低下性能グループ内の監視対象の周波数間キャリアの数
[4]NUTRA_carrier:隣接セルリスト内の設定されたUTRA FDDキャリアの総数
[5]NUTRA_carrier,normal=NUTRA_carrier−NUTRA_carrier,reduced:通常性能グループ内の監視対象のUTRA FDDキャリアの数
[6]NUTRA_carrier,reduced:低下性能グループ内の監視対象のUTRA FDDキャリアの数
[7]NUTRA_carrier_TDD:隣接セルリスト内の設定されたUTRA TDDキャリアの総数
[8]NUTRA_carrier_TDD,normal=NUTRA_carrier_TDD−NUTRA_carrier_TDD,reduced:通常性能グループ内の監視対象のUTRA TDDキャリアの数
[9]NUTRA_carrier_TDD,reduced:低下性能グループ内の監視対象のUTRA TDDキャリアの数
増加UEキャリア監視E−UTRA[2、31]をサポートするUEの最小性能要件は、Kcarrier,normal≦3のとき、セクション4.2.2.4において規定されているように計算され、増加UEキャリア監視UTRA[2、31]をサポートするUEの最小性能要件は、NUTRA_carrier_normal≦3かつNUTRA_carrier_TDD,normal≦3のとき、セクション4.2.2.5において規定されているように計算される。ブロードキャスト隣接セルリストおよびUEによってサポートされている帯域を考慮して、通常性能キャリアの数の制限が超過された場合、増加UEキャリア監視E−UTRAをサポートするUEは、通常性能を備える少なくとも3つの周波数間キャリアを測定するものとし、増加UEキャリア監視UTRAをサポートするUEは、通常性能を備える少なくとも3つのUTRAキャリアを測定するものとする。さらに、低下測定性能IEが示されているキャリアの場合、セクション4.2.2.9aにおけるUEの測定能力まで、低下性能要件が満たされるものとする。増加UEキャリア監視E−UTRA[2、31]をサポートしないUEの最小性能要件は、そのようなUEで監視される必要のあるすべてのE−UTRAキャリアが、通常性能を有しており、通常性能グループに含まれている(すなわち、Kcarrier,normal=KcarrierかつKcarrier,reduced=0)ことを仮定して計算される。増加UEキャリア監視UTRA[2、31]をサポートしないUEの最小性能要件は、そのようなUEで監視される必要のあるすべてのUTRAキャリアが、通常性能を有しており、通常性能グループに含まれている(すなわち、NUTRA_carrier,normal=NUTRA_carrier、NUTRA_carrier_TDD,normal=NUTRA_carrier_TDD、NUTRA_carrier,reduced=0、かつNUTRA_carrier_TDD,reduced=0)ことを仮定して計算される。低下性能ではないキャリアの要件は、増加UEキャリア監視E−UTRAまたはUTRAをサポートしないUEに適用される。増加キャリア監視E−UTRAも増加キャリア監視UTRAもサポートしないUEの場合の、監視するキャリアの数に関する能力は、セクション4.2.2.9において規定されている。
4.2.2.1 サービングセルの測定および評価
UEは、サービングセルのRSRPレベルおよびRSRQレベルを測定し、少なくともDRXサイクルごとに、サービングセルに関して[1]において規定されているセル選択基準Sを評価するものとする。
UEは、少なくとも2つの測定を使用して、サービングセルのRSRPおよびRSRQの測定をフィルタリングするものとする。フィルタリングに使用される測定のセット内の少なくとも2つの測定の間隔が、少なくともDRXサイクル/2だけ空けられるものとする。
UEが、eDRX_IDLEサイクルを使用して設定されておらず、Nserv個の連続するDRXサイクルにおいて、表4.2.2.1−1に従って、サービングセルがセル選択基準Sを満たしていないことを評価した場合、UEは、UEの測定活動を現在制限している測定ルールに関わらず、サービングセルによって示されたすべての隣接セルの測定を開始するものとする。UEが、eDRX_IDLEサイクルを使用して設定されており、1つのPTW内のNserv個の連続するDRXサイクルにおいて、表4.2.2.1−2に従って、サービングセルがセル選択基準Sを満たしていないことを評価した場合、UEは、UEの測定活動を現在制限している測定ルールに関わらず、少なくともサービングセルによって示されたeDRXを使用して設定されたすべての隣接セルの測定を開始するものとする。
RRC_IDLEであるUEが、時間Tの間に、システム情報において示された周波数内、周波数間、およびRAT間の情報を使用する検索および測定に基づいてどの新しい適切なセルも検出しなかった場合、UEは、[1]において規定されているように、選択されたPLMNに対するセル選択手順を開始するものとし、UEがeDRX_IDLEサイクルを使用して設定されていない場合はT=10s、UEがeDRX_IDLEサイクルを使用して設定されている場合はT=MAX(10s、1つのeDRX_IDLEサイクル)である。
UEがeDRX_IDLEを使用して設定されている場合は、測定および評価時にすべてのPTWにおいてサービングセルが同じであるという条件で、このセクションにおける要件が適用される。
このセクションにおけるどの要件の場合も、eDRX_IDLEを使用して設定されていない状態、eDRX_IDLEサイクルを使用して設定されている状態、eDRX_IDLEサイクル長を変更している状態、およびPTW設定を変更している状態のうちのいずれか2つの間でUEが移行するときに、UEは、移行要件に対応する時間である移行時間間隔の間に、第1のモードおよび第2のモードに対応する2つの要件のうちのより厳しくない方の要件である移行要件を満たすものとする。移行時間間隔の後に、UEは第2のモードに対応する要件を満たす必要がある。
4.2.2.2 空
4.2.2.3 周波数内E−UTRANセルの測定
UEは、物理層セル識別情報を含んでいる明示的な周波数内隣接リストなしで、新しい周波数内セルを識別し、識別された周波数内セルのRSRPおよびRSRQの測定を実行できるものとする。
UEは、Treselection=0であるとき、Tdetect,EUTRAN_Intra以内に、新たに検出可能な周波数内セルがTS36.304において規定されている再選択基準を満たすかどうかを評価できるものとする。周波数内セルは、対応する帯域に関して付録B.1.1において規定されているRSRP、RSRP Es/Iot、SCH_RP、およびSCH Es/Iotに従って、検出可能であると見なされる。
UEは、少なくともTmeasure,EUTRAN_Intraおきに、測定ルールに従って識別および測定された周波数内セルに対して、RSRPおよびRSRQを測定するものとする。
UEは、少なくとも2つの測定を使用して、測定された各周波数内セルのRSRPおよびRSRQの測定をフィルタリングするものとする。フィルタリングに使用される測定のセット内の少なくとも2つの測定の間隔が、少なくともTmeasure,EUTRAN_Intra/2だけ空けられるものとする。
サービングセルの測定制御システム情報において、E−UTRA隣接セルが許可されないとして示されている場合、UEはセル再選択においてこのE−UTRA隣接セルを考慮しないものとする。
すでに検出されているが、再選択されていない周波数内セルに関して、セルが少なくとも3dB良くランク付けされているという条件で、フィルタリングは、Treselection=0であるとき、Tevaluate,E−UTRAN_intra以内に周波数内セルが[1]において規定された再選択基準を満たしていることをUEが評価できるようなものであることとする。再選択のためにセルを評価するときに、RSRPおよびSCHに関する付帯条件が、周波数内サービングセルと周波数内非サービングセルの両方に適用される。
Treselectionタイマがゼロ以外の値を持っており、周波数内セルがサービングセルよりも良くランク付けされている場合、UEは、Treselection時間の間に、この周波数内セルを評価するものとする。このセルがこの期間内でより良くランク付けされたままである場合、UEはこのセルを再選択するものとする。
eDRX_IDLEサイクルを使用して設定されていないUEの場合、表4.2.2.3−1においてTdetect,EUTRAN_Intra、Tmeasure,EUTRAN_Intra、およびTevaluate,E−UTRAN_intraが規定されている。eDRX_IDLEサイクルを使用して設定されているUEの場合、表4.2.2.3−2においてTdetect,EUTRAN_Intra、Tmeasure,EUTRAN_Intra、およびTevaluate,E−UTRAN_intraが規定されており、複数のPTWが使用される場合にTdetect,EUTRAN_Intra、Tmeasure,EUTRAN_Intra、およびTevaluate,E−UTRAN_intraのいずれかの間にサービングセルがすべてのPTWにおいて同じであるという条件で、これらの要件が適用される。
このセクションにおけるどの要件の場合も、eDRX_IDLEを使用して設定されていない状態、eDRX_IDLEサイクルを使用して設定されている状態、eDRX_IDLEサイクル長を変更している状態、およびPTW設定を変更している状態のうちのいずれか2つの間でUEが移行するときに、UEは、移行要件に対応する時間である移行時間間隔の間に、第1のモードおよび第2のモードに対応する2つの要件のうちのより厳しくない方の要件である移行要件を満たすものとする。移行時間間隔の後に、UEは第2のモードに対応する要件を満たす必要がある。
4.2.2.4 周波数間E−UTRANセルの測定
UEは、サービングセルによってキャリア周波数情報が提供された場合、物理層セル識別情報を含んでいる明示的な隣接リストが提供されない場合でも、新しい周波数間セルを識別し、識別された周波数間セルのRSRPまたはRSRQの測定を実行できるものとする。
Srxlev>SnonIntraSearchPかつSqual>SnonIntraSearchQである場合、UEは、少なくともThigher_priority_searchおきに、より優先度の高い周波数間層を検索するものとし、Thigher_priority_searchは4.2.2節において説明されている。
Srxlev≦SnonIntraSearchPまたはSqual≦SnonIntraSearchQである場合、UEは、可能性のある再選択に備えて、優先度がより高いか、同じであるか、またはより低い周波数間層を検索して、測定するものとする。このシナリオでは、UEがより優先度の高い層を検索して測定するために必要な最小速度は、下で規定されている最小速度と同じであるものとする。
UEがeDRX_IDLEサイクルを使用して設定されていないか、または20.48s以下のeDRX_IDLEサイクルを使用して設定されている場合、UEは、Treselection=0であるときに、少なくとも周波数間隣接セルに関するキャリア周波数情報がサービングセルによって提供された場合、Kcarrier,normal*Tdetect,EUTRAN_Inter以内に通常性能グループ内の新たに検出可能な周波数間セルがTS36.304において規定された再選択基準を満たすかどうかを評価することができ、6*Kcarrier,reduced*Tdetect,EUTRAN_Inter以内に低下性能グループ内の新たに検出可能な周波数間セルがTS36.304において規定された再選択基準を満たすかどうかを評価することができるものとするが、少なくとも、ランク付けに基づく再選択の場合は5dB、または絶対優先に基づくRSRP再選択の場合は6dB、または絶対優先に基づくRSRQ再選択の場合は4dBのマージンによって、再選択基準が満たされることが条件になる。UEが20.48sよりも長いeDRX_IDLEサイクルを使用して設定されている場合、UEは、Treselection=0であるときに、少なくとも周波数間隣接セルに関するキャリア周波数情報がサービングセルによって提供された場合、Kcarrier,normal*Tdetect,EUTRAN_Inter以内かつSrxlev<3dBまたはSqual<3dBであるときに、通常性能グループ内の新たに検出可能な周波数間セルがTS36.304において規定された再選択基準を満たすかどうかを評価することができ、6*Kcarrier,reduced*Tdetect,EUTRAN_Inter以内に低下性能グループ内の新たに検出可能な周波数間セルがTS36.304において規定された再選択基準を満たすかどうかを評価することができるものとするが、少なくとも、ランク付けに基づく再選択の場合は5dB、または絶対優先に基づくRSRP再選択の場合は6dB、または絶対優先に基づくRSRQ再選択の場合は4dBのマージンによって、再選択基準が満たされることが条件になる。周波数間内セルは、対応する帯域に関して付録B.1.2において規定されているRSRP、RSRP Es/Iot、SCH_RP、およびSCH Es/Iotに従って、検出可能であると見なされる。
高優先度検索によってより優先度の高いセルが検出される場合、これらのセルは、少なくともTmeasure,E−UTRAN_Interおきに測定されるものとする。高優先度検索においてセルを検出した後に、再選択が発生していないことが決定された場合、UEは、進行中の再選択の可能性を評価するために、検出されたセルを継続的に測定する必要がない。ただし、UEがセルの測定を停止してよいことを決定する前に、本節において後で規定される最小測定フィルタリング要件が、UEによって引き続き満たされるものとする。UEが、E−UTRAキャリア上で物理識別情報を有するセルを検出し、この物理識別情報がこのキャリアに対して許可されていないとして、サービングセルの測定制御システム情報において示されている場合、UEは、このセルに対して測定を実行する必要がない。
UEが、20.48s以下のeDRX_IDLEサイクルを使用して設定されている場合、UEは、通常性能グループ内の識別された優先度がより低いまたは等しい周波数間セルの場合は少なくともKcarrier,normal*Tmeasure,EUTRAN_Interおきに、低下性能グループ内の識別された優先度がより低いまたは等しい周波数間セルの場合は少なくとも6*Kcarrier,reduced*Tmeasure,EUTRAN_Interおきに、RSRPまたはRSRQを測定するものとする。UEが、20.48sよりも長いeDRX_IDLEサイクルを使用して設定されている場合、UEは、通常性能グループ内の識別された優先度がより低いまたは等しい周波数間セルの場合は少なくともKcarrier,normal*Tmeasure,EUTRAN_Interおきに、Srxlev<3dBまたはSqual<3dBであるときに低下性能グループ内の識別された優先度がより低いまたは等しい周波数間セルの場合は少なくとも6*Kcarrier,reduced*Tmeasure,EUTRAN_Interおきに、RSRPまたはRSRQを測定するものとする。UEが、E−UTRAキャリア上で物理識別情報を有するセルを検出し、この物理識別情報がこのキャリアに対して許可されていないとして、サービングセルの測定制御システム情報において示されている場合、UEは、このセルに対して測定を実行する必要がない。
UEは、少なくとも2つの測定を使用して、測定された優先度がより高い、より低い、または等しい各周波数間セルのRSRPおよびRSRQの測定をフィルタリングするものとする。フィルタリングに使用される測定のセット内の少なくとも2つの測定の間隔が、少なくともTmeasure,EUTRAN_Inter/2だけ空けられるものとする。
サービングセルの測定制御システム情報において、E−UTRA隣接セルが許可されないとして示されている場合、UEはセル再選択においてこのE−UTRA隣接セルを考慮しないものとする。
UEが、20.48s以下のeDRX_IDLEサイクルを使用して設定されている場合、すでに検出されているが再選択されていない周波数間セルに関して、フィルタリングは、UEが、Treselection=0であるとき、Kcarrier,normal*Tevaluate,E−UTRAN_Inter以内に通常性能グループ内の周波数間セルがTS.36.304において規定された再選択基準を満たしていることを評価することができ、かつ6*Kcarrier,reduced*Tevaluate,E−UTRAN_Inter以内に低下性能グループ内の周波数間セルがTS.36.304において規定された再選択基準を満たしていることを評価することができるようなものであることとするが、少なくとも、ランク付けに基づく再選択の場合は5dB、または絶対優先に基づくRSRP再選択の場合は6dB、または絶対優先に基づくRSRQ再選択の場合は4dBのマージンによって、再選択基準が満たされることが条件になる。UEが、20.48sよりも長いeDRX_IDLEサイクルを使用して設定されている場合、すでに検出されているが再選択されていない周波数間セルに関して、フィルタリングは、UEが、Treselection=0であるとき、Kcarrier,normal*Tevaluate,E−UTRAN_Inter以内に通常性能グループ内の周波数間セルがTS.36.304において規定された再選択基準を満たしていることを評価することができ、かつSrxlev<3dBまたはSqual<3dBであるときに、6*Kcarrier,reduced*Tevaluate,E−UTRAN_Inter以内に低下性能グループ内の周波数間セルがTS.36.304において規定された再選択基準を満たしていることを評価することができるようなものであることとするが、少なくとも、ランク付けに基づく再選択の場合は5dB、または絶対優先に基づくRSRP再選択の場合は6dB、または絶対優先に基づくRSRQ再選択の場合は4dBのマージンによって、再選択基準が満たされることが条件になる。再選択のためにセルを評価するときに、RSRPおよびSCHに関する付帯条件が、サービングセルと周波数間セルの両方に適用される。
Treselectionタイマがゼロ以外の値を持っており、周波数間セルがサービングセルよりも良くランク付けされている場合、UEは、Treselection時間の間に、この周波数間セルを評価するものとする。このセルがこの期間内でより良くランク付けされたままである場合、UEはこのセルを再選択するものとする。
eDRX_IDLEサイクルを使用して設定されていないUEの場合、表4.2.2.4−1においてTdetect,EUTRAN_Inter、Tmeasure,EUTRAN_Inter、およびTevaluate,E−UTRAN_interが規定されている。eDRX_IDLEサイクルを使用して設定されているUEの場合、表4.2.2.4−2においてTdetect,EUTRAN_Inter、Tmeasure,EUTRAN_Inter、およびTevaluate,E−UTRAN_interが規定されており、複数のPTWが使用される場合にTdetect,EUTRAN_Inter、Tmeasure,EUTRAN_Inter、およびTevaluate,E−UTRAN_interのいずれかの間にサービングセルがすべてのPTWにおいて同じであるという条件で、これらの要件が適用される。
より優先度の高いセルの場合、UEは、必要に応じてより短い値をTmeasureE−UTRA_Interに使用してよいが、この値はMax(0.64s,1つのDRXサイクル)以上であるものとする。
このセクションにおけるどの要件の場合も、eDRX_IDLEを使用して設定されていない状態、eDRX_IDLEサイクルを使用して設定されている状態、eDRX_IDLEサイクル長を変更している状態、およびPTW設定を変更している状態のうちのいずれか2つの間でUEが移行するときに、UEは、移行要件に対応する時間である移行時間間隔の間に、第1のモードおよび第2のモードに対応する2つの要件のうちのより厳しくない方の要件である移行要件を満たすものとする。移行時間間隔の後に、UEは第2のモードに対応する要件を満たす必要がある。
4.2.2.5 RAT間セルの測定
Srxlev>SnonIntraSearchPかつSqual>SnonIntraSearchQである場合、UEは、少なくともThigher_priority_searchおきに、より優先度の高いRAT間層を検索するものとし、Thigher_priority_searchは4.2.2節において説明されている。
Srxlev≦SnonIntraSearchPまたはSqual≦SnonIntraSearchQである場合、UEは、可能性のある再選択に備えて、優先度がより高いまたはより低いRAT間層を検索して、測定するものとする。このシナリオでは、UEがより優先度の高いRAT間層を検索して測定するために必要な最小速度は、より優先度の低いRATに関して下で規定されている最小速度と同じであるものとする。
セクション4.2.2.5におけるどの要件の場合も、eDRX_IDLEを使用して設定されていない状態、eDRX_IDLEサイクルを使用して設定されている状態、eDRX_IDLEサイクル長を変更している状態、およびPTW設定を変更している状態のうちのいずれか2つの間でUEが移行するときに、UEは、移行要件に対応する時間である移行時間間隔の間に、第1のモードおよび第2のモードに対応する2つの要件のうちのより厳しくない方の要件である移行要件を満たすものとする。移行時間間隔の後に、UEは第2のモードに対応する要件を満たす必要がある。
4.2.2.5.1 UTRAN FDDセルの測定
測定ルールが、UTRA FDDセルが測定対象であることを示している場合、UEは、このセクションにおいて規定された最小測定速度で、隣接周波数リスト内の検出されたUTRA FDDセルのCPICH Ec/IoおよびCPICH RSCPを測定するものとする。UEは、少なくとも2つの測定を使用して、測定された各UTRA FDDセルのCPICH Ec/IoおよびCPICH RSCPの測定をフィルタリングするものとする。フィルタリングに使用される測定のセット内の少なくとも2つの測定の間隔が、少なくとも規定された最小測定期間の半分だけ空けられるものとする。
UEがeDRX_IDLEサイクルを使用して設定されていないか、または20.48s以下のeDRX_IDLEサイクルを使用して設定されている場合、UEは、TreselectionRAT=0のときに、Srxlev≦SnonIntraSearchPまたはSqual≦SnonIntraSearchQである場合に、時間(NUTRA_carrier,normal)*TdetectUTRA_FDD以内に通常性能グループ内の新たに検出可能なUTRA FDDセルがTS 36.304における再選択基準を満たしているかどうかを評価し、時間6*NUTRA_carrier,reduced*TdetectUTRA_FDD以内に低下性能グループ内の新たに検出可能なUTRA FDDセルがTS 36.304における再選択基準を満たしているかどうかを評価するものとするが、RSCPに基づく再選択の場合は少なくとも6dBのマージン、またはEc/Ioに基づく再選択の場合は少なくとも3dBのマージンによって、再選択基準が満たされることが条件になる。UEが20.48sよりも長いeDRX_IDLEサイクルを使用して設定されている場合、UEは、TreselectionRAT=0のときに、Srxlev≦SnonIntraSearchPまたはSqual≦SnonIntraSearchQである場合に、時間(NUTRA_carrier,normal)*TdetectUTRA_FDD以内に通常性能グループ内の新たに検出可能なUTRA FDDセルがTS 36.304における再選択基準を満たしているかどうかを評価し、Srxlev<3dBまたはSqual<3dBであるときに時間6*NUTRA_carrier,reduced*TdetectUTRA_FDD以内に低下性能グループ内の新たに検出可能なUTRA FDDセルがTS 36.304における再選択基準を満たしているかどうかを評価するものとするが、RSCPに基づく再選択の場合は少なくとも6dBのマージン、またはEc/Ioに基づく再選択の場合は少なくとも3dBのマージンによって、再選択基準が満たされることが条件になる。
UEがeDRX_IDLEサイクルを使用して設定されていないか、または20.48s以下のeDRX_IDLEサイクルを使用して設定されている場合、検出されたセルが、Srxlev≦SnonIntraSearchPまたはSqual≦SnonIntraSearchQである場合に、通常性能グループ内のセルの場合は少なくとも(NUTRA_carrier,normal)*TmeasureUTRA_FDDおきに、低下性能グループ内のセルの場合は少なくとも6*NUTRA_carrier,reduced*TmeasureUTRA_FDDおきに、測定されるものとする。UEが20.48sよりも長いeDRX_IDLEサイクルを使用して設定されている場合、検出されたセルが、Srxlev≦SnonIntraSearchPまたはSqual≦SnonIntraSearchQである場合に、通常性能グループ内のセルの場合は少なくとも(NUTRA_carrier,normal)*TmeasureUTRA_FDDおきに、Srxlev<3dBまたはSqual<3dBであるときに低下性能グループ内のセルの場合は少なくとも6*NUTRA_carrier,reduced*TmeasureUTRA_FDDおきに、測定されるものとする。
高優先度検索によってより優先度の高いUTRA FDDセルが検出された場合、これらのセルは、少なくともTmeasure,UTRA_FDDおきに測定されるものとする。高優先度検索においてセルを検出した後に、再選択が発生していないことが決定された場合、UEは、進行中の再選択の可能性を評価するために、検出されたセルを継続的に測定する必要がない。ただし、UEがセルの測定を停止してよいことを決定する前に、本節において後で規定される最小測定フィルタリング要件が、UEによって引き続き満たされるものとする。
UEがeDRX_IDLEサイクルを使用して設定されていないか、または20.48s以下のeDRX_IDLEサイクルを使用して設定されている場合、すでに検出されているが再選択されていないセルに関して、フィルタリングは、UEが、Treselection=0であるとき、セルが通常性能グループに含まれる場合は(NUTRA_carrier,normal)*TevaluateUTRA_FDD以内に、セルが低下性能グループに含まれる場合は6*NUTRA_carrier,reduced*TevaluateUTRA_FDD以内に、すでに識別されたUTRA FDDセルがTS 36.304[1]において規定された再選択基準を満たしていることを評価することができるようなものであることとするが、RSCPに基づく再選択の場合は少なくとも6dBのマージン、またはEc/Ioに基づく再選択の場合は少なくとも3dBのマージンによって、再選択基準が満たされることが条件になる。UEが20.48sよりも長いeDRX_IDLEサイクルを使用して設定されている場合、すでに検出されているが再選択されていないセルに関して、フィルタリングは、UEが、Treselection=0であるとき、セルが通常性能グループに含まれる場合は(NUTRA_carrier,normal)*TevaluateUTRA_FDD以内に、Srxlev<3dBまたはSqual<3dBであるときにセルが低下性能グループに含まれる場合は6*NUTRA_carrier,reduced*TevaluateUTRA_FDD以内に、すでに識別されたUTRA FDDセルがTS 36.304において規定された再選択基準を満たしていることを評価することができるようなものであることとするが、RSCPに基づく再選択の場合は少なくとも6dBのマージン、またはEc/Ioに基づく再選択の場合は少なくとも3dBのマージンによって、再選択基準が満たされることが条件になる。
Treselectionタイマがゼロ以外の値を持っており、UTRA FDDセルが[1]において規定された再選択基準を満たしている場合、UEは、Treselection時間の間に、このUTRA FDDセルを評価するものとする。このセルがこの期間内で再選択基準を満たしたままである場合、UEはこのセルを再選択するものとする。
eDRX_IDLEサイクルを使用して設定されていないUEの場合、表4.2.2.5.1−1においてTdetectUTRA_FDD、TmeasureUTRA_FDD、およびTevaluateUTRA_FDDが規定されている。eDRX_IDLEサイクルを使用して設定されているUEの場合、表4.2.2.5.1−2においてTdetectUTRA_FDD、TmeasureUTRA_FDD、およびTevaluateUTRA_FDDが規定されており、複数のPTWが使用される場合にTdetectUTRA_FDD、TmeasureUTRA_FDD、およびTevaluateUTRA_FDDのいずれかの間にサービングセルがすべてのPTWにおいて同じであるという条件で、これらの要件が適用される。
より優先度の高いセルの場合、UEは、必要に応じてより短い値をTmeasureUTRA_FDDに使用してよいが、この値はMax(0.64s,1つのDRXサイクル)以上であるものとする。
4.2.2.5.2 UTRAN TDDセルの測定
測定ルールが、UTRA TDDセルが測定対象であることを示している場合、UEは、このセクションにおいて規定された最小測定速度で、隣接周波数リスト内の検出されたUTRA TDDセルのP−CCPCH RSCPを測定するものとする。UEは、少なくとも2つの測定を使用して、測定された各UTRA TDDセルのP−CCPCH RSCPの測定をフィルタリングするものとする。フィルタリングに使用される測定のセット内の少なくとも2つの測定の間隔が、少なくとも規定された最小測定期間の半分だけ空けられるものとする。UEがeDRX_IDLEサイクルを使用して設定されていない場合、UTRAN TDDセルのP−CCPCH RSCPは、表4.2.2.5.2−1において規定された期間よりも長い期間にわたってフィルタリングされないものとする。UEがeDRX_IDLEサイクルを使用して設定されている場合、UTRAN TDDセルのP−CCPCH RSCPは、表4.2.2.5.2−2において規定された期間よりも長い期間にわたってフィルタリングされないものとする。
UEがeDRX_IDLEサイクルを使用して設定されていないか、または20.48s以下のeDRX_IDLEサイクルを使用して設定されている場合、UEは、Treselection=0のときに、Srxlev≦SnonIntraSearchPまたはSqual≦SnonIntraSearchQである場合に、時間(NUTRA_carrier_TDD,normal)*TdetectUTRA_TDD以内に通常性能グループ内の新たに検出可能なUTRA TDDセルがTS 36.304における再選択基準を満たしているかどうかを評価し、時間6*NUTRA_carrier_TDD,reduced*TdetectUTRA_TDD以内に低下性能グループ内の新たに検出可能なUTRA TDDセルがTS 36.304における再選択基準を満たしているかどうかを評価するものとするが、少なくとも6dBのマージンによって再選択基準が満たされることが条件になる。UEが20.48sよりも長いeDRX_IDLEサイクルを使用して設定されている場合、UEは、Treselection=0のときに、Srxlev≦SnonIntraSearchPまたはSqual≦SnonIntraSearchQである場合に、時間(NUTRA_carrier_TDD,normal)*TdetectUTRA_TDD以内に通常性能グループ内の新たに検出可能なUTRA TDDセルがTS 36.304における再選択基準を満たしているかどうかを評価し、Srxlev<3dBまたはSqual<3dBであるときに時間6*NUTRA_carrier_TDD,reduced*TdetectUTRA_TDD以内に低下性能グループ内の新たに検出可能なUTRA TDDセルがTS 36.304における再選択基準を満たしているかどうかを評価するものとするが、少なくとも6dBのマージンによって再選択基準が満たされることが条件になる。
UEがeDRX_IDLEサイクルを使用して設定されていないか、または20.48s以下のeDRX_IDLEサイクルを使用して設定されている場合、検出されたセルが、Srxlev≦SnonIntraSearchPまたはSqual≦SnonIntraSearchQである場合に、通常性能グループ内のセルの場合は少なくとも(NUTRA_carrier_TDD,normal)*TmeasureUTRA_TDDおきに、低下性能グループ内のセルの場合は少なくとも6*NUTRA_carrier_TDD,reduced*TmeasureUTRA_TDDおきに、測定されるものとする。UEが20.48sよりも長いeDRX_IDLEサイクルを使用して設定されている場合、検出されたセルが、Srxlev≦SnonIntraSearchPまたはSqual≦SnonIntraSearchQである場合に、通常性能グループ内のセルの場合は少なくとも(NUTRA_carrier_TDD,normal)*TmeasureUTRA_TDDおきに、Srxlev<3dBまたはSqual<3dBであるときに低下性能グループ内のセルの場合は少なくとも6*NUTRA_carrier_TDD,reduced*TmeasureUTRA_TDDおきに、測定されるものとする。
高優先度検索によってより優先度の高いUTRA TDDセルが検出された場合、これらのセルは、少なくともTmeasure,UTRA_TDDおきに測定されるものとする。高優先度検索においてセルを検出した後に、再選択が発生していないことが決定された場合、UEは、進行中の再選択の可能性を評価するために、検出されたセルを継続的に測定する必要がない。ただし、UEがセルの測定を停止してよいことを決定する前に、本節において後で規定される最小測定フィルタリング要件が、UEによって引き続き満たされるものとする。
UEがeDRX_IDLEサイクルを使用して設定されていないか、または20.48s以下のeDRX_IDLEサイクルを使用して設定されている場合、すでに検出されているが再選択されていないセルに関して、フィルタリングは、UEが、Treselection=0であるとき、セルが通常性能グループに含まれる場合はNUTRA_carrier_TDD,normal*TevaluateUTRA_TDD以内に、セルが低下性能グループに含まれる場合は6*NUTRA_carrier_TDD,reduced*TevaluateUTRA_TDD以内に、すでに識別されたUTRA TDDセルが[1]において規定された再選択基準を満たしていることを評価することができるようなものであることとするが、少なくとも6dBのマージンによって再選択基準が満たされることが条件になる。UEが20.48sよりも長いeDRX_IDLEサイクルを使用して設定されている場合、すでに検出されているが再選択されていないセルに関して、フィルタリングは、UEが、Treselection=0であるとき、セルが通常性能グループに含まれる場合はNUTRA_carrier_TDD,normal*TevaluateUTRA_TDD以内に、Srxlev<3dBまたはSqual<3dBであるときにセルが低下性能グループに含まれる場合は6*NUTRA_carrier_TDD,reduced*TevaluateUTRA_TDD以内に、すでに識別されたUTRA TDDセルが[1]において規定された再選択基準を満たしていることを評価することができるようなものであることとするが、少なくとも6dBのマージンによって再選択基準が満たされることが条件になる。
Treselectionタイマがゼロ以外の値を持っており、UTRA TDDセルが[1]において規定された再選択基準を満たしている場合、UEは、Treselection時間の間に、このUTRA TDDセルを評価するものとする。このセルがこの期間内で再選択基準を満たしたままである場合、UEはこのセルを再選択するものとする。
eDRX_IDLEサイクルを使用して設定されていないUEの場合、表4.2.2.5.2−1においてTdetectUTRA_TDD、TmeasureUTRA_TDD、およびTevaluateUTRA_TDDが規定されている。eDRX_IDLEサイクルを使用して設定されているUEの場合、表4.2.2.5.2−2においてTdetectUTRA_TDD、TmeasureUTRA_TDD、およびTevaluateUTRA_TDDが規定されており、複数のPTWが使用される場合にTdetectUTRA_TDD、TmeasureUTRA_TDD、およびTevaluateUTRA_TDDのいずれかの間にサービングセルがすべてのPTWにおいて同じであるという条件で、これらの要件が適用される。
より優先度の高いセルの場合、UEは、必要に応じてより短い値をTmeasureUTRA_TDDに使用してよいが、この値はMax(0.64s,1つのDRXサイクル)以上であるものとする。
4.2.2.5.3 GSMセルの測定
[1]において規定された測定ルールが、E−UTRAN周波数間セルまたはRAT間周波数セルが測定対象であることを示している場合、UEは、サービングセルの測定制御システム情報においてGSM BCCHキャリアが示されていれば、GSM BCCHキャリアの信号レベルを測定するものとする。サービングセルよりも優先度の低いGSM BCCHキャリアが、少なくともTmeasure,GSMおきに測定されるものとする。
より優先度の高いGSM BCCHキャリアが高優先度検索によって検出された場合、これらのキャリアが少なくともTmeasure,GSMおきに測定されるものとし、UEがGSM BCCHキャリアのBSICをデコードするものとする。高優先度検索においてセルを検出した後に、再選択が発生していないことが決定された場合、UEは、進行中の再選択の可能性を評価するため、またはGSM BCCHキャリアのBSICを30sおきに継続的に検証するために、検出されたセルを継続的に測定する必要がない。ただし、UEがセルの測定を停止してよいことを決定する前に、本節において後で規定される最小測定フィルタリング要件が、UEによって引き続き満たされるものとする。
UEは、GSM BCCHキャリアごとに4つの測定の移動平均を維持するものとする。セルごとの測定サンプルは、平均化期間にわたってできる限り均等に分布しているものとする。
継続的なGSM測定が[1]における測定ルールによって必要とされる場合、UEは、4つの最強のGSM BCCHキャリアごとに、少なくとも30秒おきにBSICの検証を試みるものとする。1つのGSMセルに関してBSICの変更が検出された場合、このGSM BCCHキャリアが新しいGSM隣接セルとして扱われるものとする。UEが、BCCHキャリア上でBSICを検出し、このBSICがこのキャリアに対して許可されていないとして、サービングセルの測定制御システム情報において示されている場合、UEは、このセルに対してBSICの再確認を実行する必要がない。
UEがGSM BCCHキャリアのBSICを復調できない場合、UEは、セル再選択においてこのGSM BCCHキャリアを考慮しないものとする。さらに、サービングセルの測定制御システム情報において、GSM隣接セルが許可されないとして示されている場合、UEはセル再選択においてこのGSM隣接セルを考慮しないものとする。
Treselectionタイマがゼロ以外の値を持っており、GSMセルが[1]において規定された再選択基準を満たしている場合、UEは、Treselection時間の間に、このGSMセルを評価するものとする。このセルがこの期間内で再選択基準を満たしたままである場合、UEはこのセルを再選択するものとする。
eDRX_IDLEサイクルを使用して設定されていないUEの場合、表4.2.2.5.3−1においてTmeasure,GSMが規定されている。eDRX_IDLEサイクルを使用して設定されているUEの場合、表4.2.2.5.3−2においてTmeasure,GSMが規定されており、複数のPTWが使用される場合にTmeasure,GSMの間にサービングセルがすべてのPTWにおいて同じであるという条件で、これらの要件が適用される。
4.2.2.5.4 HRPDセルの測定
HRPDセルに対して測定およびセル再選択を実行するために、UEはHRPDセルのタイミングを取得するものとする。
測定ルールが、HRPDセルが測定対象であることを示している場合、UEは、このセクションにおいて規定された最小測定速度で、隣接セルリスト内のHRPDセルのCDMA2000 HRPDパイロット強度を測定するものとする。
E−UTRAN BCCH上で送信されるパラメータ「HRPD隣接周波数の数」は、隣接セルリスト内のすべてのHRPDセルで使用されるキャリアの数である。
E−UTRAサービングセルがSrxlev>SnonIntraSearchPかつSqual>SnonIntraSearchQを満たしている場合、UEは、少なくともThigher_priority_searchおきに、より優先度の高いCDMA2000 HRPD層を検索するものとし、Thigher_priority_searchは4.2.2節において規定されている。
検出されたCDMA2000 HRPDセルに関して、UEは、E−UTRAサービングセルでSrxlev≦SnonIntraSearchPまたはSqual≦SnonIntraSearchQである場合、少なくとも(HRPD隣接周波数の数)*TmeasureHRPDおきにCDMA2000 HRPDパイロット強度を測定するものとする。
UEは、TevaluateHRPD以内に、CDMA2000 HRPDセルが[1]において規定されているセル再選択基準を満たしていることを評価できるものとする。
eDRX_IDLEサイクルを使用して設定されていないUEの場合、表4.2.2.5.4−1がTmeasureHRPDおよびTevaluateHRPDの値を提供する。eDRX_IDLEサイクルを使用して設定されているUEの場合、表4.2.2.5.4−2においてTmeasureHRPDおよびTevaluateHRPDが規定されており、複数のPTWが使用される場合にTmeasureHRPDおよびTevaluateHRPDのいずれかの間にサービングセルがすべてのPTWにおいて同じであるという条件で、これらの要件が適用される。
Treselectionタイマがゼロ以外の値を持っており、CDMA2000 HRPDセルが[1]において規定された再選択基準を満たしている場合、UEは、Treselection時間の間に、このCDMA2000 HRPDセルを評価するものとする。このセルがこの期間内で再選択基準を満たしたままである場合、UEはこのセルを再選択するものとする。
4.2.2.5.5 cdma2000 1Xの測定
cdma2000 1Xセルに対して測定およびセル再選択を実行するために、UEはcdma2000 1Xセルのタイミングを取得するものとする。
測定ルールが、cdma2000 1Xセルが測定対象であることを示している場合、UEは、このセクションにおいて規定された最小測定速度で、隣接セルリスト内のcdma2000 1Xセルのcdma2000 1x RTTパイロット強度を測定するものとする。
E−UTRAN BCCH上で送信されるパラメータ「CDMA2000 1X隣接周波数の数」は、隣接セルリスト内のすべてのcdma2000 1Xセルで使用されるキャリアの数である。
E−UTRAサービングセルがSrxlev>SnonIntraSearchPかつSqual>SnonIntraSearchQを満たしている場合、UEは、少なくともThigher_priority_searchおきに、より優先度の高いcdma2000 1X層を検索するものとし、Thigher_priority_searchは4.2.2節において規定されている。
検出されたCDMA2000 1Xセルに関して、UEは、E−UTRAサービングセルでSrxlev≦SnonIntraSearchPまたはSqual≦SnonIntraSearchQである場合、少なくとも(CDMA2000 1X隣接周波数の数)*TmeasureCDMA2000_1XおきにCDMA2000 1xRTTパイロット強度を測定するものとする。UEは、TevaluateCDMA2000_1X以内に、cdma2000 1Xセルが[1]において規定されているセル再選択基準を満たしていることを評価できるものとする。
eDRX_IDLEサイクルを使用して設定されていないUEの場合、表4.2.2.5.5−1がTmeasureCDMA2000_1XおよびTevaluateCDMA2000_1Xの値を提供する。eDRX_IDLEサイクルを使用して設定されているUEの場合、表4.2.2.5.5−2においてTmeasureCDMA2000_1XおよびTevaluateCDMA2000_1Xが規定されており、複数のPTWが使用される場合にTmeasureCDMA2000_1XおよびTevaluateCDMA2000_1Xのいずれかの間にサービングセルがすべてのPTWにおいて同じであるという条件で、これらの要件が適用される。
Treselectionタイマがゼロ以外の値を持っており、CDMA2000 1Xセルが[1]において規定された再選択基準を満たしている場合、UEは、Treselection時間の間に、このCDMA2000 1Xセルを評価するものとする。このセルがこの期間内で再選択基準を満たしたままである場合、UEはこのセルを再選択するものとする。
4.2.2.6 セル再選択基準の評価
UEは、少なくともDRXサイクルごとに、[1]において規定された周波数内セル再選択基準、周波数間セル再選択基準、およびRAT間セル再選択基準を評価するものとする。Treselectionのゼロ以外の値が使用される場合、UEは、Treselectionタイマの終了と同時またはTreselectionタイマの終了の後に発生する評価時にのみ、再選択を実行するものとする。
eDRX_IDLEサイクルを使用して設定されたUEの場合、セル再選択基準が、PTW内の少なくともすべてのDRXサイクル内で評価されるべきである。
4.2.2.7 ページング受信における最大中断
UEは、ページング受信のためのダウンリンクチャネルの監視において、中断を最小限に抑えてセル再選択を実行するものとする。UEがeDRX_IDLEサイクルを使用して設定されている場合、UEは、PTW内のどのページングも失わないものとするが、ページングがこのPTWの終了前に少なくとも[2]DRXサイクル内で送信されることを条件にする。
周波数内セル再選択および周波数間セル再選択では、UEは、UEがページングの受信のために対象の周波数内セルおよび周波数間セルのダウンリンクチャネルの監視を開始できるようになるまで、ページングの受信のためにサービングセルのダウンリンクを監視するものとする。中断時間は、TSI−EUTRA+50msを超えないものとする。
RAT間セル再選択では、UEは、UEがページングの受信のために対象のRAT間セルのダウンリンクチャネルの監視を開始できるようになるまで、ページングの受信のためにサービングセルのダウンリンクを監視するものとする。E−UTRAN−UTRA間セル再選択の場合、中断時間がTSI−UTRA+50msを超えてはならない。E−UTRAN−GSM間セル再選択の場合、中断時間がTBCCH+50msを超えてはならない。
TSI−EUTRAは、E−UTRANセルに関してTS 36.331[2]において規定されているシステム情報ブロックの受信手順およびRRC手順の遅延に従って、関連するすべてのシステム情報データを受信するために必要な時間である。
TSI−UTRAは、UTRANセルに関して[7]において規定されているシステム情報ブロックの受信手順およびRRC手順の遅延に従って、関連するすべてのシステム情報データを受信するために必要な時間である。
TBCCHは、[8]において規定されている、BCCHデータをGSMセルから読み取るために許容される最大時間である。
これらの要件では、システム情報のデコーディングをエラーなしで行うことができ、セル再選択の失敗を考慮しないように、十分な無線状態を仮定する。
HRPDへのセル再選択では、UEは、UEがページングの受信のために対象のHRPDセルのダウンリンクチャネルの監視を開始できるようになるまで、ページングの受信のためにサービングセルのダウンリンクを監視するものとする。HRPDセル再選択の場合、中断時間がTSI−HRPD+50msを超えてはならない。
TSI−HRPDは、HRPDセルに関して[11]において規定されているシステム情報ブロックの受信手順および上層(レイヤ3)の手順の遅延に従って、関連するすべてのシステム情報データを受信するために必要な時間である。
cdma2000 1Xへのセル再選択では、UEは、UEがページングの受信のために対象のcdma2000 1Xセルのダウンリンクチャネルの監視を開始できるようになるまで、ページングの受信のためにサービングセルのダウンリンクを監視するものとする。cdma2000 1Xセル再選択の場合、中断時間がTSI−cdma2000_1X+50msを超えてはならない。
TSI−cdma2000_1Xは、cdma2000 1Xセルに関して[15]において規定されているシステム情報ブロックの受信手順および上層(レイヤ3)の手順の遅延に従って、関連するすべてのシステム情報データを受信するために必要な時間である。
このセクションにおけるどの要件の場合も、eDRX_IDLEを使用して設定されていない状態、eDRX_IDLEサイクルを使用して設定されている状態、eDRX_IDLEサイクル長を変更している状態、およびPTW設定を変更している状態のうちのいずれか2つの間でUEが移行するときに、UEは、移行要件に対応する時間である移行時間間隔の間に、第1のモードおよび第2のモードに対応する2つの要件のうちのより厳しくない方の要件である移行要件を満たすものとする。移行時間間隔の後に、UEは第2のモードに対応する要件を満たす必要がある。
4.2.2.8 空
4.2.2.9 UEの測定能力
アイドルモードのセル再選択の目的で、UEは少なくとも次を監視できるものとする。
[10]− 周波数内キャリア
[11]− UEの能力に応じて、3つのFDD E−UTRA周波数間キャリア
[12]− UEの能力に応じて、3つのTDD E−UTRA周波数間キャリア
[13]− UEの能力に応じて、3つのFDD UTRAキャリア
[14]− UEの能力に応じて、3つのTDD UTRAキャリア
[15]− UEの能力に応じて、32のGSMキャリア
[16]− UEの能力に応じて、3つのcdma2000 1xキャリア
[17]− UEの能力に応じて、3つのHRPDキャリア
上で規定された要件に加えて、RRC_IDLE状態でのE−UTRA測定をサポートするUEは、E−UTRA FDD、E−UTRA TDD、UTRA FDD、UTRA TDD、GSM(1つのGSM層は32のセルに対応する)、cdma2000 1x、およびHRPD層の、上で規定された任意の組み合わせから成るサービング層を含む、少なくとも合計で8つのキャリア周波数層を監視できるものとする。
[5]4.2.2.9a UEの測定能力(増加UEキャリア監視)
[2、31]における能力に従って増加UEキャリア監視E−UTRAをサポートするUEは、少なくとも次を監視できるものとする。
[18]− UEの能力に応じて、8つのFDD E−UTRA周波数間キャリア
[19]− UEの能力に応じて、8つのTDD E−UTRA周波数間キャリア
[2、31]における能力に従って増加UEキャリア監視UTRAをサポートするUEは、少なくとも次をさらに監視できるものとする。
[20]− UEの能力に応じて、6つのFDD UTRAキャリア
[21]− UEの能力に応じて、7つのTDD UTRAキャリア
上で規定された要件に加えて、[2、31]における能力に従ってRRC_IDLE状態でのE−UTRA測定をサポートするUE、および増加UEキャリア監視E−UTRAまたは増加UEキャリア監視UTRAをサポートするUEは、E−UTRA FDD、E−UTRA TDD、UTRA FDD、UTRA TDD、GSM(1つのGSM層は32のセルに対応する)、cdma2000 1x、およびHRPD層の、上で規定された任意の組み合わせから成るサービング層を含む、少なくとも合計で13のキャリア周波数層を監視できるものとする。
このセクションにおける要件は、eDRX_IDLEをサポートするためのUEの能力に関わらず、UEに適用される。
4.2.2.10 CSGセルへの再選択
注記:この節における要件は、自律的CSG検索のテスト可能性を保証するために規定された最小限の要件である。実際のデプロイメントにおける自律的検索時間に関する詳細は、[25]で提供されている。
非CSGセルからCSGセルへの再選択は、少なくとも1つのCSG IDがUEのCSGホワイトリストに含まれている場合、[1]において規定されているUEの自律的検索を使用して実行されてよい。この節における要件は、CSGセル、非CSGセル、およびその他の隣接セルのキャリア周波数および物理セル識別情報を含む無線設定パラメータが最新の以前の訪問から変更されていない場合に、UEによって以前に訪問されたCSGセルへの再選択に対して有効である。
注記:[1]によれば、UEの実装によるUEの自律的検索機能は、許可されるCSGセルをいつおよび/またはどこで検索するべきかを決定する。
4.2.2.10.1 非CSGセルから周波数間CSGセルへの再選択
UEは、[1]において規定されたCSG再選択基準を満たしており、ホワイトリストに含まれている、許可される周波数間CSGセルへの検索および再選択を、表4.2.2.10.1−1に示されている条件で6分以内に実行するものとする。この要件の統計試験の必要はない。
4.2.2.10.2 非CSGセルからRAT間UTRAN FDD CSGセルへの再選択
UEは、[1]において規定されたCSG再選択基準を満たしており、ホワイトリストに含まれている、許可されるRAT間UTRAN FDD CSGセルへの検索および再選択を、表4.2.2.10.2−1に示されている条件で6分以内に実行するものとする。この要件の統計試験の必要はない。
4.3 ドライブテストの最小化(MDT)
RRC_IDLEでドライブテストの最小化をサポートするUEは、次のことが可能であるものとする。
[22]− RRC_IDLEでの測定を記録すること、記録された測定を報告すること、およびこの節における要件を満たすこと。
− RRC接続確立の失敗を記録すること、記録された失敗を報告すること、およびこの節における要件を満たすこと。
[23]− 無線リンクの失敗およびハンドオーバの失敗を記録すること、記録された失敗を報告すること、およびこの節における要件を満たすこと。
4.3.1 概要
記録されるMDT要件は、4.3.2節において規定された測定要件および4.3.3節において規定された相対的タイムスタンプ精度要件から成る。これらの一連の要件は、いずれも、RRC_IDLE状態での周波数内、周波数間、およびRAT間のケースに適用可能である。MDT手順は、[27]に記載されている。
RRC接続確立失敗の記録および報告の場合、MDT要件は、4.3.2節において規定されたRRC_IDLE状態で実行および記録される測定に関する要件、ならびに4.3.4節において規定されたRRC接続確立失敗の記録の報告に関する相対的タイムスタンプ精度要件から成る。
4.3.2 測定
本節において規定された要件は、RRC_IDLEでのMDTに関してUEによって実行および記録される測定(GSMキャリアのRSSI、UTRA CPICH RSCP、UTRA CPICH Ec/Io、UTRA 1.28 TDDのP−CCPCH RSCP、E−UTRA RSRP、E−UTRA RSRQ、MBSFN RSRP、MBSFN RSRQ、およびMCH BLER)に適用される。これらの要件は、記録されたMDT報告およびRRC接続確立失敗報告に含まれる測定に適用される。
4.3.2.1 要件
[24]− セクション4.2.2.1、4.2.2.3、4.2.2.4、4.2.2.5において規定されたサービングセルおよび再選択の要件。
[25]− セクション4.4において規定されたMBSFN測定要件。
上記の要件を満たすために使用される測定値は、RRC_IDLE状態でのMDT測定に関して記録される値にも適用されるものとする。
4.3.3 相対的タイムスタンプ精度
記録された測定の相対的タイムスタンプは、MDT設定がUEで受信された時点から、測定が記録されたまでの時間として規定される(TS 36.331[2]を参照)。
4.3.3.1 要件
相対的タイムスタンプの精度は、タイムスタンプのずれが1時間当たり±2秒を超えないようなものであることとする。
4.3.4 RRC接続確立失敗の記録の報告の相対的タイムスタンプ精度
RRC接続確立失敗の記録の報告の相対的タイムスタンプは、最後のRRC接続確立失敗から、その記録が報告に含められる時点までの経過時間として規定される(TS 36.331[2])。UEは、4.3.4.1節において規定された精度要件を満たしながら、RRC接続確立失敗の記録を報告するものとする。
4.3.4.1 要件
RRC接続確立失敗の記録の報告の相対的タイムスタンプの精度は、タイムスタンプのずれが1時間当たり±0.72秒および48時間にわたって±10秒よりも大きくならないようなものであることとする。相対的タイムスタンプ精度要件は、次のことを条件として適用されるものとする。
[26]− RRC接続確立失敗が検出されてから、その記録にタイムスタンプが付加されるまで、電源オフまたは電源の取り外しが発生しない。
注記:この要件は、テストされる必要がない。
4.3.5 無線リンク失敗およびハンドオーバ失敗の記録の報告の相対的タイムスタンプ精度
UEは、このセクションにおいて規定された精度要件を満たしながら、無線リンク失敗およびハンドオーバ失敗の記録を報告するものとする。
4.3.5.1 timeSinceFailureの要件
無線リンク失敗またはハンドオーバ失敗の記録においてMDTに関して報告されるtimeSinceFailureの相対的タイムスタンプ精度要件が、この節において規定される。timeSinceFailureは、E−UTRAにおける最後の無線リンク失敗またはハンドオーバ失敗から、その記録が報告に含められる時点までの経過時間を決定する(TS 36.331[2])。
timeSinceFailureの相対的タイムスタンプの精度は、タイムスタンプのずれが1時間当たり±0.72秒および48時間にわたって±10秒よりも大きくならないようなものであることとする。これらの相対的タイムスタンプ精度要件は、次のことを条件として適用されるものとする。
[27]− RLFまたはハンドオーバ失敗が検出されてから、その記録にタイムスタンプが付加されるまで、電源オフまたは電源の取り外しが発生しない。
4.4 MBSFN測定
4.4.1 概要
セクション4.4において規定された要件がMBSFN測定([4]において規定されているMBSFN RSRP、MBSFN RSRQ、およびMCH BLER)に適用され、これらの測定は、MBMS対応であり、MBSFN測定記録能力[2]も示すUEによって、MDTに関してRRC_IDLE状態で実行されて、記録される。
UEは、UEがPMCHをデコードしているキャリア上のサブフレーム内でのみ、MBSFN RSRP、MBSFN RSRQ、およびMCH BLERを測定するものとする。これらの要件は、PMCHがUEによって受信されるすべてのキャリアに対して規定される。このセクションにおいて規定された要件は、いずれかのサービングユニキャストキャリアと同じであるか、または異なってよいPMCHを使用して設定されたMBSFNサブフレームを含むすべてのキャリア周波数に適用される。
いずれかの非サービングキャリア上でPMCHを受信し、MBSFN測定を実行するUEは、どのサービングキャリア上でも、ページングを含むサブフレームおよびシステム情報などの非MBSFNマルチキャスト送信において、中断を引き起こさないものとする。
4.4.2 MBSFN RSRP測定
RRC_IDLEでのUEの場合、物理層が、セクション9.8.2において規定されたMBSFN RSRP測定精度要件を満たしながら、MBSFN RSRP測定期間内でMBSFN RSRP測定[4]を実行し、その測定を記録できるものとする。MBSFN RSRP測定の記録は、セクション9.8.2.2において規定されたMBSFN RSRP測定報告マッピングに従うものとする。
UEがeDRX_IDLEサイクルを使用して設定されていない場合、MBSFN RSRP測定期間は、MAX(640ms、UEがPMCH送信を含んでいる5サブフレームをデコードする[5、セクション10]期間)として規定される。
UEがeDRX_IDLEサイクルを使用している場合、MBSFN RSRP測定期間は、MAX(1つのeDRX_IDLEサイクル、UEがPMCH送信を含んでいる5サブフレームをデコードする[5、セクション10]期間)として規定される。
4.4.3 MBSFN RSRQ測定
RRC_IDLEでのUEの場合、物理層が、セクション9.8.3において規定されたMBSFN RSRQ測定精度要件を満たしながら、MBSFN RSRP測定期間内でMBSFN RSRQ測定[4]を実行し、その測定を報告できるものとする。MBSFN RSRQ測定の記録は、セクション9.8.3.2において規定されたMBSFN RSRQ測定報告マッピングに従うものとする。
UEがeDRX_IDLEサイクルを使用して設定されていない場合、MBSFN RSRQ測定期間は、MAX(640ms、UEがPMCH送信を含んでいる5サブフレームをデコードする[5、セクション10]期間)として規定される。
UEがeDRX_IDLEサイクルを使用している場合、MBSFN RSRQ測定期間は、MAX(1つのeDRX_IDLEサイクル、UEがPMCH送信を含んでいる5サブフレームをデコードする[5、セクション10]期間)として規定される。
4.4.4 MCH BLER測定
UEの物理層は、MCH BLER測定期間内でMCH BLER測定[4]を実行し、記録できるものとする。
MCH BLER測定期間は、MAX(1つのeDRX_IDLEサイクル、上位層によって設定されたMBSFN記録間隔[2])に等しい。
MCH BLERの記録は、セクション9.8.4において規定されたMCH BLER測定報告マッピングに従うものとする。
・2G 第2世代(Second Generation)
・3G 第3世代(Third Generation)
・3GPP Third Generation Partnership Project
・5G 第5世代(Fifth Generation)
・ACK 確認応答(Acknowledgement)
・A/D アナログ/デジタル(Analog−to−Digital)
・ASIC 特定用途向け集積回路(Application Specification Integrated Circuit)
・BLER ブロック誤り率(Block Error Rate)
・CA キャリアアグリゲーション(Carrier Aggregation)
・CC コンポーネントキャリア(Component Carrier)
・CGI セルグローバル識別子(Cell Global Identifier)
・CoMP 協調マルチポイント(Coordinated Multi−Point)
・CPU 中央処理装置(Central Processing Unit)
・CQI チャネル品質指標(Channel Quality Indicator)
・CRS セル固有の参照信号(Cell Specific Reference Signal)
・CSI チャネル状態情報(Channel State Information)
・CSI−RSRP チャネル状態情報参照シンボルを使用する参照シンボル受信電力
・DAS 分散アンテナシステム(Distributed Antenna System)
・dBm デシベルミリワット(Decibel−Milliwatt)
・DL−SCH ダウンリンク共有チャネル(Downlink Shared Channel)
・DRX 間欠受信(Discontinuous Reception)
・DSP デジタル信号プロセッサ(Digital Signal Processor)
・ECGI エボルブド汎用地上波無線アクセスセルグローバル識別子(Evolved Universal Terrestrial Radio Access Cell Global Identifier)
・eDRX 拡張間欠受信(Extended Discontinuous Reception)
・eNB エボルブドノードB(Evolved Node B)
・E−UTRA エボルブド汎用地上波無線アクセス(Evolved Universal Terrestrial Radio Access)
・E−UTRAN エボルブド汎用地上波無線アクセスネットワーク(Evolved Universal Terrestrial Radio Access Network)
・FDD 周波数分割複信(Frequency Division Duplexing)
・FPGA フィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array)
・GCI セルグローバル識別子(Global Cell Identifier)
・GPS 全地球測位システム(Global Positioning System)
・GSM グローバルシステムフォーモバイルコミュニケーションズ(Global System for Mobile Communications)
・HARQ ハイブリッド自動再送要求(Hybrid Automatic Repeat Request)
・HBS ホーム基地局(Home Base Station)
・HPN 高電力ノード(High Power Node)
・H−SFN ハイパーシステムフレーム番号(Hyper System Frame Number)
・HSPA 高速パケットアクセス(High Speed Packet Access)
・ID 識別子(Identifier)
・IDC デバイス内共存(In−Device Co−Existence)
・IMSI 国際移動体加入者識別番号(International Mobile Subscriber Identity)
・km キロメートル(Kilometer)
・LPN 低電力ノード(Low Power Node)
・LTE ロングタームエボリューション(Long−Term Evolution)
・m メートル(Meter)
・M2M マシンツーマシン(Machine−to−Machine)
・MAC 媒体アクセス制御(Medium Access Control)
・MDT ドライブテストの最小化(Minimization of Drive Tests)
・MIB マスタ情報ブロック(Master Information Block)
・MME モビリティ管理エンティティ(Mobility Management Entity)
・ms ミリ秒(Millisecond)
・MTC マシンタイプ通信(Machine Type Communication)
・NACK 否定応答(Negative Acknowledgement)
・NAS 非アクセス層(Non−Access Stratum)
・NB−IoT 狭帯域モノのインターネット(Narrowband Internet of Things)
・ns ナノ秒(Nanosecond)
・PBCH 物理ブロードキャストチャネル(Physical Broadcast Channel)
・PCC プライマリコンポーネントキャリア(Primary Component Carrier)
・PCell プライマリセル(Primary Cell)
・PCFICH 物理制御フォーマットインジケータチャネル(Physical Control Format Indicator Channel)
・PCI 物理セル識別子(Physical Cell Identifier)
・PDCCH 物理ダウンリンク制御チャネル(Physical Downlink Control Channel)
・PDSCH 物理ダウンリンク共有チャネル(Physical Downlink Shared Channel)
・PF ページングフレーム(Paging Frame)
・P−GW パケットデータネットワークゲートウェイ(Packet Data Network Gateway)
・PH ページングハイパーシステムフレーム番号(Paging Hyper System Frame Number)
・PHICH 物理ハイブリッド自動再送要求指示チャネル(Physical Hybrid Automatic Repeat Request Indicator Channel)
・PMI プリコーディングマトリックスインジケータ(Precoding Matrix Indicator)
・PRS 位置決め参照信号(Positioning Reference Signal)
・PO ページング機会(Paging Occasion)
・PS パケット交換(Packet Switched)
・PSC プライマリサービングセル(Primary Serving Cell)
・PSS プライマリ同期信号(Primary Synchronization Signal)
・PTW ページング時間ウィンドウ(Paging Time Window)
・QoS サービス品質(Quality of Service)
・RAM ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory)
・RAN 無線アクセスネットワーク(Radio Access Network)
・RAT 無線アクセス技術(Radio Access Technology)
・RLF 無線リンク失敗(Radio Link Failure)
・RLM 無線リンク監視(Radio Link Monitoring)
・RRC 無線リソース制御(Radio Resource Control)
・RRH リモート無線ヘッド(Remote Radio Head)
・RRM 無線リソース管理(Radio Resource Management)
・RRU リモートラジオユニット(Remote Radio Unit)
・RS−SINR 参照信号信号対干渉雑音比(Reference Signal Signal to Interference plus Noise Ratio)
・RSRP 参照シンボル受信電力(Reference Symbol Received Power)
・RSRQ 参照シンボル受信品質(Reference Symbol Received Quality)
・RSTD 参照信号時間差(Reference Signal Time Difference)
・RTT ラウンドトリップタイム(Round Trip Time)
・Rx 受信(Reception)
・SCC セカンダリコンポーネントキャリア(Secondary Component Carrier)
・SCell セカンダリセル(Secondary Cell)
・SFN システムフレーム番号(System Frame Number)
・S−GW サービングゲートウェイ(Serving Gateway)
・SI システム情報(System Information)
・SIB1 システム情報ブロックタイプ1(System Information Block Type 1)
・SIB3 システム情報ブロックタイプ3(System Information Block Type 3)
・SINR 信号対干渉雑音比(Signal to Interference plus Noise Ratio)
・SNR 信号対雑音比(Signal to Noise Ratio)
・SON 自己組織化ネットワーク(Self−Organizing Network)
・SSC セカンダリサービングセル(Secondary Serving Cell)
・SSS セカンダリ同期信号(Secondary Synchronization Signal)
・TDD 時分割複信(Time Division Duplexing)
・TOA 到着時間(Time of Arrival)
・TP 送信ポイント(Transmission Point)
・TS 技術仕様書(Technical Specification)
・Tx 送信(Transmission)
・U−CGI 汎用地上波無線アクセスセルグローバル識別子(Universal Terrestrial Radio Access Cell Global Identifier)
・UE ユーザ機器(User Equipment)
・UTRA 汎用地上波無線アクセス(Universal Terrestrial Radio Access)
・UTRAN 汎用地上波無線アクセス技術(Universal Terrestrial Radio Access Technology)
・VoIP ボイスオーバーインターネットプロトコル(Voice over Internet Protocol)
・VPN 仮想プライベートネットワーク(Virtual Private Network)
・WCDMA 広帯域符号分割多重アクセス(Wideband Code Division Multiple Access)
Claims (34)
- 拡張間欠受信(eDRX)サイクルで動作するように設定された無線通信デバイス(12)の動作の方法であって、
前記無線通信デバイス(12)の設定に使用された前記eDRXサイクルの第1のページング時間ウィンドウに関連付けられた時間の間に、少なくとも1つの第1のセル(16)の第1の識別子を取得すること(100)と、
前記無線通信デバイス(12)の設定に使用された前記eDRXサイクルの第2のページング時間ウィンドウであって、前記第1のページング時間ウィンドウの後に発生する第2のページング時間ウィンドウに関連付けられた時間の間に、少なくとも1つの第2のセル(16)であって、前記無線通信デバイス(12)によって測定された少なくとも1つの最強のセルである少なくとも1つの第2のセル(16)の第2の識別子を取得すること(102)と、
前記第1の識別子が前記第2の識別子と同じである場合に、無線通信デバイスの無線動作の第1の種類を実行すること(104)と、
前記第1の識別子が前記第2の識別子と異なる場合に、前記第1の種類を実行すること(104)を抑制することとを含み、
前記少なくとも1つの第1のセル(16)の前記第1の識別子が、前記少なくとも1つの第1のセル(16)の第1のセルグローバル識別子(CGI)であり、前記少なくとも1つの第2のセル(16)の前記第2の識別子が、前記少なくとも1つの第2のセル(16)の第2のCGIであり、
前記無線動作の第1の種類は、前記第1のページング時間ウィンドウの間に前記無線通信デバイス(12)が少なくとも1つの第1のセル(16)によってサービングされたときに前記無線通信デバイス(12)によって実行される無線動作であり、
前記少なくとも1つの第1のセル(16)が前記無線通信デバイス(12)の少なくとも1つのサービングセルである、
方法。 - 前記第1のページング時間ウィンドウに関連付けられた前記時間が、前記第1のページング時間ウィンドウの間の時間、前記第1のページング時間ウィンドウの直前の時間、および前記第1のページング時間ウィンドウの直後の時間のうちの1つである、請求項1に記載の方法。
- 前記第2のページング時間ウィンドウに関連付けられた前記時間が、前記第2のページング時間ウィンドウの間の時間および前記第2のページング時間ウィンドウの直前の時間のうちの1つである、請求項1または2に記載の方法。
- 前記無線通信デバイスの無線動作の第1の種類が前記少なくとも1つの第2のセル(16)上で実行される無線通信デバイスの無線動作であり、前記無線動作が、前記第1のページング時間ウィンドウの間に前記無線通信デバイス(12)が前記少なくとも1つのサービングセルによってサービングされたときに、前記少なくとも1つのサービングセル上で前記無線通信デバイス(12)によって実行される前記無線動作と同じである、請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
- 前記第1の識別子が前記第2の識別子と同じ場合に前記無線通信デバイスの無線動作の第1の種類を実行すること(104)が、前記少なくとも1つの第2のセル(16)の信号に対して1つまたは複数の無線測定を実行することを含む、請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
- 前記第1の識別子が前記第2の識別子と同じ場合に前記無線通信デバイスの無線動作の第1の種類を実行すること(104)が、1つまたは複数の隣接セル(16)の信号に対して1つまたは複数の無線測定を実行することを含む、請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
- 前記第1の識別子が前記第2の識別子と同じ場合に前記無線通信デバイスの無線動作の第1の種類を実行すること(104)が、前記少なくとも1つの第2のセル(16)に対して、前記無線通信デバイス(12)のサービングセルに関連する1つまたは複数のタスクを実行することを含む、請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
- 前記第1の識別子が前記第2の識別子と同じ場合に前記無線通信デバイスの無線動作の第1の種類を実行すること(104)が、
前記少なくとも1つの第2のセル(16)の信号に対して無線リンク監視(RLM)を実行することと、
前記少なくとも1つの第2のセル(16)の1つまたは複数の制御チャネルを受信することと、
ネットワークノード(14)から受信されたスケジューリング情報に基づいて、前記少なくとも1つの第2のセル(16)に信号を送信することおよび/または前記少なくとも1つの第2のセル(16)から信号を受信することと、
前記少なくとも1つの第1のセル(16)および前記少なくとも1つの第2のセル(16)が同じであることをネットワークノード(14)に知らせる指示を前記ネットワークノード(14)に送信することとから成るグループのうちの少なくとも1つを実行すること(104)を含む、請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。 - 前記第1の識別子が前記第2の識別子と異なる場合に前記第1の種類を実行すること(104)を抑制することが、
前記少なくとも1つの第2のセル(16)の信号に対してRLMを実行することを抑制することと、
前記少なくとも1つの第2のセル(16)から受信されたスケジューリンググラントを無視することと、
前記少なくとも1つの第2のセル(16)上のアップリンクにおいてデータを送信することを抑制することと、
前記無線通信デバイス(12)が接続状態である場合に、アイドルモードに移行することと、
前記少なくとも1つの第2のセル(16)が、前記少なくとも1つの第1のセル(16)の追跡領域または登録領域と比較して異なる追跡領域または登録領域に属しているかどうかに基づいて、前記無線通信デバイス(12)が前記無線通信デバイス(12)の追跡領域または登録領域を変更する必要があるかどうかを判定することと、
前記少なくとも1つの第2のセル(16)が前記無線通信デバイス(12)の以前の追跡領域に属していない場合、追跡領域更新を実行することと、
接続再確立を開始して、前記少なくとも1つの第2のセル(16)への接続を前記無線通信デバイス(12)の少なくとも1つの新しいサービングセルとして再確立することと、
前記少なくとも1つの第1のセル(16)および前記少なくとも1つの第2のセル(16)が異なることをネットワークノード(14)に知らせる指示を前記ネットワークノード(14)に送信することと、
前記少なくとも1つの第2のセル(16)に対して実行された測定の測定結果をネットワークノード(14)に送信することとから成るグループのうちの少なくとも1つを実行すること(104)を含む、請求項1から8のいずれか一項に記載の方法。 - 拡張間欠受信(eDRX)サイクルで動作するように設定された無線通信デバイス(12)の動作の方法であって、
前記無線通信デバイス(12)の設定に使用された前記eDRXサイクルの第1のページング時間ウィンドウに関連付けられた時間の間に、少なくとも1つの第1のセル(16)に関連付けられた第1の送信器の第3の識別子を取得すること(100A)と、
前記無線通信デバイス(12)の設定に使用された前記eDRXサイクルの第2のページング時間ウィンドウに関連付けられた時間の間に、前記少なくとも1つの第2のセル(16)に関連付けられた第2の送信器の第4の識別子を取得すること(102A)と、
前記第3の識別子が前記第4の識別子と同じである場合に、無線通信デバイスの無線動作の第3の種類を実行すること(104A)と、
前記第3の識別子が前記第4の識別子と異なる場合に、前記第3の種類を実行すること(104A)を抑制することとを含み、
前記無線動作の第3の種類は、前記第1のページング時間ウィンドウの間に前記無線通信デバイス(12)が少なくとも1つの第1のセル(16)によってサービングされたときに前記無線通信デバイス(12)によって実行される無線動作と同じであり、
前記少なくとも1つの第1のセル(16)が前記無線通信デバイス(12)の少なくとも1つのサービングセルである、
方法。 - 前記少なくとも1つの第1のセル(16)が、複数の第1の送信ポイントを含んでいる少なくとも1つの第1の共有セルであり、前記第1の送信器が、第1の事前に規定された基準を満たす前記複数の第1の送信ポイントのうちの送信ポイントであり、
前記少なくとも1つの第2のセル(16)が、複数の第2の送信ポイントを含んでいる少なくとも1つの第2の共有セルであり、前記第2の送信器が、第2の事前に規定された基準を満たす前記複数の第2の送信ポイントのうちの送信ポイントである、請求項10に記載の方法。 - 前記第1の事前に規定された基準が、前記無線通信デバイス(12)によって測定された、前記複数の第1の送信ポイントのうち最強の送信ポイントであることであるか、または第1の事前に規定されたしきい値よりも弱くないことであり、
前記第2の事前に規定された基準が、前記無線通信デバイス(12)によって測定された、前記複数の第2の送信ポイントのうち最強の送信ポイントであることであるか、または第2の事前に規定されたしきい値よりも弱くないことである、請求項11に記載の方法。 - 前記第3の識別子が前記第4の識別子と同じである場合に前記無線通信デバイスの無線動作の第3の種類を実行すること(104A)が、
前記第2の送信器の信号に対してRLMを実行することと、
前記第2の送信器の信号に対して1つまたは複数の無線測定を実行することと、
1つまたは複数の隣接セル(16)の信号に対して1つまたは複数の無線測定を実行することと、
前記第2の送信器の1つまたは複数の制御チャネルを受信することと、
ネットワークノード(14)から受信されたスケジューリング情報に基づいて、前記第2の送信器に信号を送信することおよび/または前記第2の送信器から信号を受信することと、
前記第1の送信器および前記第2の送信器が同じであることをネットワークノード(14)に知らせる指示を前記ネットワークノード(14)に送信することと、
前記第2の送信器において、前記無線通信デバイス(12)のサービングセルに関連する1つまたは複数のタスクを実行することとから成るグループのうちの少なくとも1つを実行すること(104A)を含む、請求項10から12のいずれか一項に記載の方法。 - 前記第3の識別子が前記第4の識別子と異なる場合に前記第3の種類を実行すること(104A)を抑制することが、
前記第2の送信器の信号に対してRLMを実行することを抑制することと、
前記第2の送信器から受信されたスケジューリンググラントを無視することと、
アップリンクにおいて前記第2の送信器へデータを送信することを抑制することと、
前記無線通信デバイス(12)が接続状態である場合に、アイドルモードに移行することと、
前記第2の送信器が、前記第1の送信器の追跡領域または登録領域と比較して異なる追跡領域または登録領域に属しているかどうかに基づいて、前記無線通信デバイス(12)が前記無線通信デバイス(12)の追跡領域または登録領域を変更する必要があるかどうかを判定することと、
前記第2の送信器が前記無線通信デバイス(12)の以前の追跡領域に属していない場合、追跡領域更新を実行することと、
接続再確立を開始して、前記第2の送信器への接続を前記無線通信デバイス(12)のサービング送信ポイントとして再確立することと、
前記第1の送信器および前記第2の送信器が異なることをネットワークノード(14)に知らせる指示を前記ネットワークノード(14)に送信することと、
前記第2の送信器において実行された測定の測定結果をネットワークノード(14)に送信することとから成るグループのうちの少なくとも1つを実行すること(104A)を含む、請求項10から13のいずれか一項に記載の方法。 - 拡張間欠受信(eDRX)サイクルで動作するように設定された無線通信デバイス(12)であって、
前記無線通信デバイス(12)の設定に使用された前記eDRXサイクルの第1のページング時間ウィンドウに関連付けられた時間の間に、少なくとも1つの第1のセル(16)の第1の識別子を取得することと、
前記無線通信デバイス(12)の設定に使用された前記eDRXサイクルの第2のページング時間ウィンドウであって、前記第1のページング時間ウィンドウの後に発生する第2のページング時間ウィンドウに関連付けられた時間の間に、少なくとも1つの第2のセル(16)であって、前記無線通信デバイス(12)によって測定された少なくとも1つの最強のセルである少なくとも1つの第2のセル(16)の第2の識別子を取得することと、
前記第1の識別子が前記第2の識別子と同じである場合に、無線通信デバイスの無線動作の第1の種類を実行することと、
前記第1の識別子が前記第2の識別子と異なる場合に、前記第1の種類を実行することを抑制することとを実行するように適合されており、
前記少なくとも1つの第1のセル(16)の前記第1の識別子が、前記少なくとも1つの第1のセル(16)の第1のセルグローバル識別子(CGI)であり、前記少なくとも1つの第2のセル(16)の前記第2の識別子が、前記少なくとも1つの第2のセル(16)の第2のCGIであり、
前記無線動作の第1の種類は、前記第1のページング時間ウィンドウの間に前記無線通信デバイス(12)が少なくとも1つの第1のセル(16)によってサービングされたときに前記無線通信デバイス(12)によって実行される無線動作と同じであり、
前記少なくとも1つの第1のセル(16)が前記無線通信デバイス(12)の少なくとも1つのサービングセルである、
無線通信デバイス(12)。 - 前記無線通信デバイス(12)が、請求項2から14のいずれか一項に記載の方法に従って動作するようにさらに適合されている、請求項15に記載の無線通信デバイス(12)。
- 命令を含んでいるコンピュータプログラムであって、前記命令が、少なくとも1つのプロセッサ上で実行された場合、前記少なくとも1つのプロセッサに、請求項1から14のいずれか一項に記載の方法を実行させる、コンピュータプログラム。
- 拡張間欠受信(eDRX)サイクルで動作するように設定された無線通信デバイス(12)であって、
トランシーバ(22)と、
1つまたは複数のプロセッサ(20)と、
前記1つまたは複数のプロセッサ(20)によって実行可能な命令を含んでいるメモリ(26)とを備えており、これによって、前記無線通信デバイス(12)が、
前記無線通信デバイス(12)の設定に使用された前記eDRXサイクルの第1のページング時間ウィンドウに関連付けられた時間の間に、少なくとも1つの第1のセル(16)の第1の識別子を取得することと、
前記無線通信デバイス(12)の設定に使用された前記eDRXサイクルの第2のページング時間ウィンドウであって、前記第1のページング時間ウィンドウの後に発生する第2のページング時間ウィンドウに関連付けられた時間の間に、少なくとも1つの第2のセル(16)であって、前記無線通信デバイス(12)によって測定された少なくとも1つの最強のセルである少なくとも1つの第2のセル(16)の第2の識別子を取得することと、
前記第1の識別子が前記第2の識別子と同じである場合に、無線通信デバイスの無線動作の第1の種類を実行することと、
前記第1の識別子が前記第2の識別子と異なる場合に、前記第1の種類を実行することを抑制することとを実行するよう動作可能であり、
前記少なくとも1つの第1のセル(16)の前記第1の識別子が、前記少なくとも1つの第1のセル(16)の第1のセルグローバル識別子(CGI)であり、前記少なくとも1つの第2のセル(16)の前記第2の識別子が、前記少なくとも1つの第2のセル(16)の第2のCGIであり、
前記無線動作の第1の種類は、前記第1のページング時間ウィンドウの間に前記無線通信デバイス(12)が少なくとも1つの第1のセル(16)によってサービングされたときに前記無線通信デバイス(12)によって実行される無線動作と同じであり、
前記少なくとも1つの第1のセル(16)が前記無線通信デバイス(12)の少なくとも1つのサービングセルである、
無線通信デバイス(12)。 - セルラー通信ネットワーク(10)用のネットワークノード(14)の動作の方法であって、
無線通信デバイス(12)の設定に使用された拡張間欠受信(eDRX)サイクルの第1のページング時間ウィンドウに関連付けられた時間の間に、前記無線通信デバイス(12)の少なくとも1つの第1のセル(16)の第1の識別子を取得すること(200)と、
前記無線通信デバイス(12)の設定に使用された前記eDRXサイクルの第2のページング時間ウィンドウであって、前記第1のページング時間ウィンドウの後に発生する第2のページング時間ウィンドウに関連付けられた時間の間に、前記無線通信デバイス(12)の少なくとも1つの第2のセル(16)の第2の識別子を取得すること(202)と、
前記第1の識別子が前記第2の識別子と同じである場合に、ネットワークノードの無線動作の第1の種類を実行すること(204)と、
前記第1の識別子が前記第2の識別子と異なる場合に、前記第1の種類を実行すること(204)を抑制することとを含み、
前記少なくとも1つの第1のセル(16)の前記第1の識別子が、前記少なくとも1つの第1のセル(16)の第1のセルグローバル識別子(CGI)であり、前記少なくとも1つの第2のセル(16)の前記第2の識別子が、前記少なくとも1つの第2のセル(16)の第2のCGIであり、
前記無線動作の第1の種類は、前記第1のページング時間ウィンドウの間に前記無線通信デバイス(12)が少なくとも1つの第1のセル(16)によってサービングされたときに前記無線通信デバイス(12)によって実行される無線動作と同じであり、
前記少なくとも1つの第1のセル(16)が前記無線通信デバイス(12)の少なくとも1つのサービングセルである、
方法。 - 前記少なくとも1つの第2のセル(16)が前記無線通信デバイス(12)によって測定された少なくとも1つの最強のセルである、請求項19に記載の方法。
- 前記第1のページング時間ウィンドウに関連付けられた前記時間が、前記第1のページング時間ウィンドウの間の時間、前記第1のページング時間ウィンドウの直前の時間、および前記第1のページング時間ウィンドウの直後の時間のうちの1つである、請求項19または20に記載の方法。
- 前記第2のページング時間ウィンドウに関連付けられた前記時間が、前記第2のページング時間ウィンドウの間の時間および前記第2のページング時間ウィンドウの直前の時間のうちの1つである、請求項19から21のいずれか一項に記載の方法。
- 前記少なくとも1つの第2のセル(16)が、前記無線通信デバイス(12)によって測定された少なくとも1つの最強のセルであり、
前記ネットワークノードの無線動作の第1の種類が、ネットワークノード(14)によって前記少なくとも1つの最強のセルに対して実行される前記ネットワークノードの無線動作であり、前記無線動作が、前記第1のページング時間ウィンドウの間に前記無線通信デバイス(12)が前記少なくとも1つのサービングセルによってサービングされたときに、前記ネットワークノード(14)によって前記少なくとも1つのサービングセルに対して実行される前記無線動作と同じである、請求項19から22のいずれか一項に記載の方法。 - 前記少なくとも1つの第2のセル(16)が前記無線通信デバイス(12)によって測定された少なくとも1つの最強のセルであり、前記第1の識別子が前記第2の識別子と同じ場合に前記ネットワークノードの無線動作の第1の種類を実行すること(204)が、
前記無線通信デバイス(12)が前記少なくとも1つの第2のセル(16)の信号に対して無線リンク監視(RLM)を実行できるようにするために、1つまたは複数のパラメータを使用して前記無線通信デバイス(12)を設定することと、
前記少なくとも1つの第2のセル(16)を前記無線通信デバイス(12)の新しいサービングセルにするための遅延なしで、前記少なくとも1つの第2のセル(16)上のアップリンクおよび/またはダウンリンクにおいて前記無線通信デバイス(12)をスケジュールすることと、
前記無線通信デバイス(12)が前記少なくとも1つの第1のセル(16)および前記少なくとも1つの第2のセル(16)を同じであるとして識別したことを前記ネットワークノード(14)に知らせる指示を前記無線通信デバイス(12)から受信することと、
1つまたは複数の測定結果を前記無線通信デバイス(12)から受信し、前記1つまたは複数の測定を、前記少なくとも1つの第2のセル(16)内でスケジュールするために1つまたは複数の動作に使用することとから成るグループのうちの少なくとも1つを実行すること(204)を含む、請求項19から22のいずれか一項に記載の方法。 - 前記少なくとも1つの第2のセル(16)が前記無線通信デバイス(12)によって測定された少なくとも1つの最強のセルであり、前記第1の識別子が前記第2の識別子と異なる場合に前記第1の種類を実行すること(204)を抑制することが、
前記少なくとも1つの第2のセル(16)内でのアップリンクおよび/またはダウンリンクデータ送信に関して前記無線通信デバイス(12)をスケジュールすることを抑制することと、
前記少なくとも1つの第2のセル(16)を前記無線通信デバイス(12)の新しいサービングセルにするための遅延の後にのみ、前記少なくとも1つの第2のセル(16)内でのアップリンクおよび/またはダウンリンクデータ送信に関して前記無線通信デバイス(12)をスケジュールすることと、
前記少なくとも1つの第2のセル(16)への接続を確立するために、前記無線通信デバイス(12)からのランダムアクセスメッセージまたはメッセージの受信を準備することと、
前記無線通信デバイス(12)が前記少なくとも1つの第2のセル(16)との接続を確立していない限り、前記無線通信デバイス(12)によって送信されたデータを無視することと、
前記少なくとも1つの第1のセル(16)および前記少なくとも1つの第2のセル(16)が同じでないことを前記ネットワークノード(14)に知らせるメッセージを前記無線通信デバイス(12)から受信することを準備することとから成るグループのうちの少なくとも1つを実行すること(204)を含む、請求項19から24のいずれか一項に記載の方法。 - セルラー通信ネットワーク(10)用のネットワークノード(14)の動作の方法であって、
前記無線通信デバイス(12)の設定に使用された前記eDRXサイクルの第1のページング時間ウィンドウに関連付けられた時間の間に、少なくとも1つの第1のセル(16)に関連付けられた第1の送信器の第3の識別子を決定すること(200A)と、
前記無線通信デバイス(12)の設定に使用された前記eDRXサイクルの第2のページング時間ウィンドウに関連付けられた時間の間に、前記少なくとも1つの第2のセル(16)に関連付けられた第2の送信器の第4の識別子を決定すること(202A)と、
前記第3の識別子が前記第4の識別子と同じである場合に、ネットワークノードの無線動作の第3の種類を実行すること(204A)と、
前記第3の識別子が前記第4の識別子と異なる場合に、前記第3の種類を実行すること(204A)を抑制することとを含み、
前記無線動作の第3の種類は、前記第1のページング時間ウィンドウの間に前記無線通信デバイス(12)が少なくとも1つの第1のセル(16)によってサービングされたときに前記無線通信デバイス(12)によって実行される無線動作と同じであり、
前記少なくとも1つの第1のセル(16)が前記無線通信デバイス(12)の少なくとも1つのサービングセルである、
方法。 - 前記少なくとも1つの第1のセル(16)が、複数の第1の送信ポイントを含んでいる少なくとも1つの第1の共有セルであり、前記第1の送信器が、第1の事前に規定された基準を満たす前記複数の第1の送信ポイントのうちの送信ポイントであり、
前記少なくとも1つの第2のセル(16)が、複数の第2の送信ポイントを含んでいる少なくとも1つの第2の共有セルであり、前記第2の送信器が、第2の事前に規定された基準を満たす前記複数の第2の送信ポイントのうちの送信ポイントである、請求項26に記載の方法。 - 前記第1の事前に規定された基準が、前記無線通信デバイス(12)によって測定された、前記複数の第1の送信ポイントのうち最強の送信ポイントであることであるか、または第1の事前に規定されたしきい値よりも弱くないことであり、
前記第2の事前に規定された基準が、前記無線通信デバイス(12)によって測定された、前記複数の第2の送信ポイントのうち最強の送信ポイントであることであるか、または第2の事前に規定されたしきい値よりも弱くないことである、請求項27に記載の方法。 - 前記第3の識別子が前記第4の識別子と同じである場合に前記ネットワークノードの無線動作の第3の種類を実行すること(204A)が、
前記無線通信デバイス(12)が前記第2の送信器の信号に対してRLMを実行できるようにするために、1つまたは複数のパラメータを使用して前記無線通信デバイス(12)を設定することと、
前記少なくとも1つの第2のセル(16)を前記無線通信デバイス(12)の新しいサービングセルにするための遅延なしで、前記少なくとも1つの第2のセル(16)上のアップリンクおよび/またはダウンリンクにおいて前記無線通信デバイス(12)をスケジュールすることと、
前記無線通信デバイス(12)が前記少なくとも1つの第1のセル(16)および前記少なくとも1つの第2のセル(16)を同じであるとして識別したことを前記ネットワークノード(14)に知らせる指示を前記無線通信デバイス(12)から受信することと、
1つまたは複数の測定結果を前記無線通信デバイス(12)から受信し、前記1つまたは複数の測定を、前記少なくとも1つの第2のセル(16)内でスケジュールするために1つまたは複数の動作に使用することとから成るグループのうちの少なくとも1つを実行すること(204A)を含む、請求項26から28のいずれか一項に記載の方法。 - 前記第3の識別子が前記第4の識別子と異なる場合に前記第3の種類を実行すること(204A)を抑制することが、
前記少なくとも1つの第2のセル(16)内でのアップリンクおよび/またはダウンリンクデータ送信に関して前記無線通信デバイス(12)をスケジュールすることを抑制することと、
前記少なくとも1つの第2のセル(16)を前記無線通信デバイス(12)の新しいサービングセルにするための遅延の後にのみ、前記少なくとも1つの第2のセル(16)内でのアップリンクおよび/またはダウンリンクデータ送信に関して前記無線通信デバイス(12)をスケジュールすることと、
前記少なくとも1つの第2のセル(16)への接続を確立するために、前記無線通信デバイス(12)からのランダムアクセスメッセージまたはメッセージの受信を準備することと、
前記無線通信デバイス(12)が前記少なくとも1つの第2のセル(16)との接続を確立していない限り、前記無線通信デバイス(12)によって送信されたデータを無視することと、
前記少なくとも1つの第1のセル(16)および前記少なくとも1つの第2のセル(16)が同じでないことを前記ネットワークノード(14)に知らせるメッセージを前記無線通信デバイス(12)から受信することを準備することとから成るグループのうちの少なくとも1つを実行すること(204A)を含む、請求項26から29のいずれか一項に記載の方法。 - セルラー通信ネットワーク(10)用のネットワークノード(14)であって、
無線通信デバイス(12)の設定に使用された拡張間欠受信(eDRX)サイクルの第1のページング時間ウィンドウに関連付けられた時間の間に、前記無線通信デバイス(12)の少なくとも1つの第1のセル(16)の第1の識別子を取得することと、
前記無線通信デバイス(12)の設定に使用された前記eDRXサイクルの第2のページング時間ウィンドウであって、前記第1のページング時間ウィンドウの後に発生する第2のページング時間ウィンドウに関連付けられた時間の間に、前記無線通信デバイス(12)の少なくとも1つの第2のセル(16)の第2の識別子を取得することと、
前記第1の識別子が前記第2の識別子と同じである場合に、ネットワークノードの無線動作の第1の種類を実行することと、
前記第1の識別子が前記第2の識別子と異なる場合に、前記第1の種類を実行することを抑制するように適合されており、
前記少なくとも1つの第1のセル(16)の前記第1の識別子が、前記少なくとも1つの第1のセル(16)の第1のセルグローバル識別子(CGI)であり、前記少なくとも1つの第2のセル(16)の前記第2の識別子が、前記少なくとも1つの第2のセル(16)の第2のCGIであり、
前記無線動作の第1の種類は、前記第1のページング時間ウィンドウの間に前記無線通信デバイス(12)が少なくとも1つの第1のセル(16)によってサービングされたときに前記無線通信デバイス(12)によって実行される無線動作と同じであり、
前記少なくとも1つの第1のセル(16)が前記無線通信デバイス(12)の少なくとも1つのサービングセルである、
ネットワークノード(14)。 - 前記ネットワークノード(14)が、請求項20から30のいずれか一項に記載の方法に従って動作するようにさらに適合されている、請求項31に記載のネットワークノード(14)。
- 命令を含んでいるコンピュータプログラムであって、前記命令が、少なくとも1つのプロセッサ上で実行された場合、前記少なくとも1つのプロセッサに、請求項19から30のいずれか一項に記載の方法を実行させる、コンピュータプログラム。
- セルラー通信ネットワーク(10)用のネットワークノード(14)であって、
1つまたは複数のプロセッサ(28)と、
前記1つまたは複数のプロセッサ(28)によって実行可能な命令を含んでいるメモリ(34)とを備えており、これによって、前記ネットワークノード(14)が、
無線通信デバイス(12)の設定に使用された拡張間欠受信(eDRX)サイクルの第1のページング時間ウィンドウに関連付けられた時間の間に、前記無線通信デバイス(12)の少なくとも1つの第1のセル(16)の第1の識別子を取得することと、
前記無線通信デバイス(12)の設定に使用された前記eDRXサイクルの第2のページング時間ウィンドウであって、前記第1のページング時間ウィンドウの後に発生する第2のページング時間ウィンドウに関連付けられた時間の間に、前記無線通信デバイス(12)の少なくとも1つの第2のセル(16)の第2の識別子を取得することと、
前記第1の識別子が前記第2の識別子と同じである場合に、ネットワークノードの無線動作の第1の種類を実行することと、
前記第1の識別子が前記第2の識別子と異なる場合に、前記第1の種類を実行することを抑制するように動作可能であり、
前記少なくとも1つの第1のセル(16)の前記第1の識別子が、前記少なくとも1つの第1のセル(16)の第1のセルグローバル識別子(CGI)であり、前記少なくとも1つの第2のセル(16)の前記第2の識別子が、前記少なくとも1つの第2のセル(16)の第2のCGIであり、
前記無線動作の第1の種類は、前記第1のページング時間ウィンドウの間に前記無線通信デバイス(12)が少なくとも1つの第1のセル(16)によってサービングされたときに前記無線通信デバイス(12)によって実行される無線動作と同じであり、
前記少なくとも1つの第1のセル(16)が前記無線通信デバイス(12)の少なくとも1つのサービングセルである、
ネットワークノード(14)。
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