JP6757414B2 - UEのeDRXの下でのセル検証のための方法および装置 - Google Patents

UEのeDRXの下でのセル検証のための方法および装置 Download PDF

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Description

関連出願
本出願は、2016年2月1日に出願された仮特許出願第62/289,522号の利益を主張し、この仮特許出願の開示は、本明細書において参照によって全体が本明細書に包含されている。
本開示の実施形態は、無線通信の分野に関連し、より詳細には、ユーザ機器デバイス(UE:User Equipment device)の拡張間欠受信(eDRX:extended Discontinuous Reception)の下でのセル検証の方法に関連している。
電力消費量は、バッテリまたは外部電源を使用するユーザ機器デバイス(UE)にとって重要であり、この重要性は、デバイスの総数が増加し続け、ユースケースの要求がますます厳しくなるにつれて、増大している。この重要性は、例えば、次のシナリオによって説明され得る。
− バッテリで動作するセンサのようなマシンツーマシン(M2M:Machine−to−Machine)のユースケースの場合、大量のデバイスのバッテリを現場で交換(または、充電)することは大きなコストであり、バッテリを充電または交換することが予測されなければ、バッテリ寿命がデバイスの寿命を決定することさえある。
− UEが外部電源から電力を消費できるシナリオの場合でさえ、エネルギー効率の目的で、より少ない電力を消費することが望ましいことがある。
Third Generation Partnership Project(3GPP)において現在議論されている間欠受信(DRX:Discontinuous Reception)動作の拡張は、UEにおけるバッテリの節約を改善するための方法である。DRXは、不要なシグナリングが生じることなく、事前に規定された機会の間にUEを到達可能にする。ロングタームエボリューション(LTE:Long Term Evolution)において現在規定されているようなDRXサイクルは、最大でも2.56秒にしかならず、したがって、データのためにたまに(例えば、数分または数十分おきに)しか起動する必要がないUEの電力を十分に節約することができない。したがって、そのようなUEで大幅なバッテリの節約を可能にするには、DRXサイクルの拡張が必要である。さらに、データ遅延の許容誤差および省電力要件に応じてDRXサイクルを設定できるため、UEの大幅なバッテリ節約を実現するための柔軟な解決策を提供する。
現在、3GPPは、拡張DRX(eDRX:extended DRX)(拡張DRX(enhanced DRX)と呼ばれることもある)、LTEにおける接続モードでのUEの動作、LTEにおけるアイドルモードでのUEの動作、および汎用地上波無線アクセス(UTRA:Universal Terrestrial Radio Access)を規定している。LTEでは、アイドルモードでのeDRXは、ハイパーシステムフレーム番号(H−SFN:Hyper System Frame Number)の概念に基づいている。
1 非eDRX(レガシー)UEのDRX設定
LTEでは、UE(例えば、携帯端末)においてバッテリ電力を節約するための主要な解決策の1つとして、DRXが導入されてきた。DRXは、次によって特徴付けられる。
・DRXは、無線ベアラごとのメカニズムとは対照的に、UEごとのメカニズムである。
・DRXはRRC_IDLEおよびRRC_CONNECTEDで使用されてよく、RRC_CONNECTEDでは、エボルブドノードB(eNB:evolved Node B)/UEは、送信/受信されるべき未処理の/新しいパケットが存在しない場合に、DRXモードを開始してよい。RRC_IDLEでは、
− 第2世代および第3世代(2Gおよび3G)のUE(すなわち、端末)は、バッテリ寿命を延ばすために、アイドル状態でDRXを使用する。高速パケットアクセス(HSPA:High Speed Packet Access)およびLTEは、接続状態でもDRXを導入した。
・使用可能なDRX値は、ネットワークによって制御され、非DRXから開始して最大x秒になる。
・データ送信に関連するハイブリッド自動再送要求(HARQ:Hybrid Automatic Repeat Request)動作は、DRX動作から独立しており、UEは、可能性のある再送信および/または確認応答/否定応答(ACK/NACK)シグナリングのために、DRXに関わらず起動して、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH:Physical Downlink Control Channel)を読み取る。ダウンリンクでは、UEが再送信を待ちながら起動したままでいる時間を制限するために、タイマが使用される。
・DRXが設定された場合、UEは、「オン期間」タイマを使用してさらに設定されてよく、このオン期間の間、UEは可能性のある割り当てに関してPDCCHを監視する。
・DRXが設定された場合、周期的なチャネル品質指標(CQI:Channel Quality Indicator)報告は、「アクティブ時間」の間にのみ、UEによって送信され得る。無線リソース制御(RRC:Radio Resource Control)は、周期的なCQI報告を、オン期間の間にのみ送信されるようにさらに制限することができる。
・eNBは、スリープモードの間に、パケットをUEに送信しない。
1.1 RRC_IDLEでのUEの場合
エアインターフェースが長時間活動しなかった後に、UEがアイドルモードのDRXに設定される。アイドルモードのDRXは、ページングDRXとも呼ばれる。すなわち、UEが再起動して接続状態に再び変わるためのコマンドを含むことができる2つのページングメッセージの間の、UEがスリープ状態に移行できる時間である。
図1は、LTEにおいてアイドルDRXサイクルを決定するための従来の手順である。eNBは、システム情報ブロックタイプ1(SIB1:System Information Block Type 1)を介してデフォルトDRX値をブロードキャストする。UEは、デフォルト値よりも短いDRXが必要な場合に、UE固有のDRX値をモビリティ管理エンティティ(MME:Mobility Management Entity)に提供できる。MMEは、UEのページングをトリガするときに、UE固有のDRX値を、ページングと一緒にeNBに送信する。UEとeNBは、両方ともデフォルトDRX値およびUE固有のDRX値を知っており、最終的なDRXサイクルTは、これらのうちの最も短い値に設定される。UEがUE固有のDRX値を提供しない場合、最終的なDRXサイクルTはデフォルトDRX値である。
1つのページングフレーム(PF:Paging Frame)は1つの無線フレームであり、1つまたは複数のページング機会(PO:Paging Occasion)を含んでよい。DRXが使用される場合、UEは、DRXサイクルごとに1つのPOを監視するだけでよい。
1.2 RRC_CONNECTEDでのUEの場合
エボルブド汎用地上波無線アクセスネットワーク(E−UTRAN:Evolved Universal Terrestrial Radio Access Network)では、以下の定義がDRXに適用される。
・オン期間:オン期間は、UEがDRXから起動した後にPDCCHを受信するのを待つ、ダウンリンクサブフレームにおける期間である。UEがPDCCHを正常にデコードした場合、UEは起動したままになり、無活動タイマを開始する。
・無活動タイマ:無活動タイマは、UEがPDCCHを最後に正常にデコードしてからPDCCHを正常にデコードするのを待つ、ダウンリンクサブフレームにおける期間であり、デコードできない場合、UEは再びDRXに移行する。UEは、最初の送信(すなわち、再送信ではない)でのPDCCHの1回の正常なデコーディングの後にのみ、無活動タイマを再開するものとする。
・アクティブ時間:アクティブ時間は、UEが起動状態にある全期間である。アクティブ時間は、DRXサイクルの「オン期間」、無活動タイマの期限が切れていない間、UEが連続的受信を実行している時間、および1つのHARQのラウンドトリップタイム(RTT:Round Trip Time)の後にUEがダウンリンク再送信を待機しながら連続的受信を実行している時間を含む。上記に基づいて、最小アクティブ時間はオン期間に等しい長さになり、最大アクティブ時間は規定されない(無限)。
上記のパラメータのうち、オン期間および無活動タイマは固定長であるが、アクティブ時間は、スケジューリングの決定およびUEのデコーディングの成功に基づく可変長である。オン期間および無活動タイマ期間のみが、eNBによってUEにシグナリングされる。
・任意の時点でUEにおいて適用されるDRX設定は、1つしか存在しない。
・UEは、DRXスリープからの起動時に、オン期間を適用するものとする。
LTEにおけるDRXモードが、図2に示されている。
DRXは、DRXとして知られる無活動時間を用いてトリガされる。図2からわかるように、オン期間時間の間にPDCCHが受信された場合、UEの活動時間が延長されてよい。ただし、UEの活動時間は、媒体アクセス制御(MAC:Medium Access Control)DRXコマンドによって短縮されてもよく、媒体アクセス制御DRXコマンドの受信時に、UEはオン期間タイマおよびDRX無活動タイマを停止する。
オン期間の間にPDCCHが正常にデコードされなかった場合、UEはDRX設定に従うものとする(すなわち、DRX設定によって許可されている場合に、UEはDRXスリープに移行することができる)。
・これは、事前に規定されたリソースがUEに割り当てられているサブフレームにも適用される。
・UEが最初の送信でPDCCHを正常にデコードした場合、事前に規定されたリソースがやはりUEに割り当てられているサブフレームにおいてPDCCHが正常にデコードされた場合でも、UEは起動状態のままになり、無活動タイマを開始するものとし、これを、MAC制御メッセージがDRXに再び移行するようUEに伝えるまで、または無活動タイマの期限が切れるまで継続する。どちらの場合も、DRXに再び移行した後にUEが従うDRXサイクルは、次のルールによって与えられる。
− 短DRXサイクルが設定された場合、UEはまずこの短DRXサイクルに従い、さらに長い無活動期間の後に、UEは長DRXサイクルに従う。短DRXサイクルが使用される場合、長サイクルは複数の短サイクルになる。
・長DRXおよび短DRXの期間は、RRCによって設定される。短DRXサイクルと長DRXサイクルの間の移行は、eNB MACコマンドによって決定される(このコマンドが受信され、短DRXが設定されている場合、UEはDRX短サイクルタイマを開始して短DRXサイクルを使用し、そうでない場合は長DRXが使用される)か、または活動タイマに基づいてUEによって決定される。
− そうでない場合、UEは長DRXサイクルに直接従う。
ネットワークによって設定されてよい、いくつかのパラメータ:
・オン期間タイマは、(PDCCHサブフレームにおいて)1、2、3、4、5、6、8、10、20、30、40、50、60、80、100、および200になり得る。
・DRX無活動タイマは、(PDCCHサブフレームにおいて)1、2、3、4、5、6、8、10、20、30、40、50、60、80、100、200、300、500、750、1280、1920、および2560になり得る。UEがデバイス内共存(IDC:In−Device Co−Existence)をサポートしている場合、特定の値が設定されてもよい。
・長DRXサイクル開始オフセットは、(サブフレームにおいて)サイクル長によって決まるが、最大2559である。
・短DRXサイクルは、(サブフレームにおいて)2、5、8、10、16、20、32、40、64、80、128、160、256、320、520、および640である。
2 LTEにおけるeDRX設定
2.1 RRC_IDLEでのUEの場合
DRXの場合と同様に、eDRX設定パラメータは、非アクセス層(NAS:Non−Access Stratum)を介してUEとネットワークの間で「ネゴシエート」される。UEは、eDRXパラメータを取り付け要求メッセージまたは追跡領域更新要求メッセージに含めてよい。UEがeDRXパラメータ(例えば、eDRXサイクル)を対応する要求メッセージに含めており、ネットワークがeDRXの使用をサポートおよび承認している場合、ネットワークは、eDRXパラメータ(すなわち、eDRXサイクル長、ページングウィンドウ長など)を取り付け承認メッセージまたは追跡領域更新承認メッセージに含めるものとする。eDRXパラメータは、eDRXサイクル長およびページング時間ウィンドウ(PTW:Paging Time Window)長を含む。
UEは、MMEによって割り当てられ、NASを介してUEに提供される、PTWを使用して設定される(例えば、3GPP技術仕様書(TS:Technical Specification)24.301 V13.4.0を参照)。PTWは、次によって特徴付けられる。
・規定された次の式によって計算されるページングH−SFW(PH:Paging H−SFN)。
− H−SFN mod TeDRX=(UE_ID mod TeDRX)
− UE_ID:国際移動体加入者識別番号(IMSI:International Mobile Subscriber Identity) mod 1024
− TeDRX:UEのeDRXサイクル(ハイパーフレームにおいて、TeDRX=1、2、...、256)であり、上層によって設定される
・PH内で計算されるPTW開始。
− PTWの開始は、PH内の4つのページング開始ポイント間で均等に分散される。
− PW_startは、ページングウィンドウの一部であるPHの最初の無線フレームを示し、次の方程式を満たすシステムフレーム番号(SFN:System Frame Number)を含む。
・SFN=256*ieDRX、ここで、ieDRX=floor(UE_ID/TeDRX,H) mod 4
− PW_endは、PTWの最後の無線フレームであり、次の方程式を満たすSFNを含む。
・SFN=(PW_start + L*100 − 1) mod 1024、ここで、
・L=上層によって設定されたページングウィンドウ長(秒単位)
・PTW長(さらに高い層によって設定される)。
PTW内で、UEは、図2に示されているように、従来のDRXを使用してさらに設定される。
H−SFNは、従来のSFN構造の上の新しいフレーム構造として規定され、各H−SFNの値は、1024個の従来のフレームの1サイクルに対応し、1つのH−SFNサイクルは、図3に示されているように1024個のH−SFN(10ビット)を含んでいる。すべてのMMEおよびeNBは同じH−SFNを持ち、各セルは、そのH−SFNをSIB1またはSIB1bisを介してブロードキャストする。図4は、H−SFN、ページングウィンドウ、およびeDRXの周期性の間の関係を示している。
PTWは、MMEによって割り当てられ、取り付け/追跡領域更新時にNASを介してUEに提供される。PTWの開始は、事前に規定された式によって計算される。
2.2 RRC_CONNECTEDでのUEの場合
RRC_CONNECTEDのUEのeDRX手順は、5.12秒、10.28秒という2つの新しいDRXサイクルが追加されていることを除き、従来の場合と同じである。
3 UTRAにおけるeDRX設定
3.1 UTRAにおけるeDRX
UTRAでは、eDRXはアイドル状態に関してのみ規定されている。UTRAのeDRXでは、DRXサイクルは、従来のDRXサイクルよりも非常に長い何らかの秒数に延長される。DRXサイクルは長いスリープ期間から成り、その後、UEが起動してページング送信ウィンドウを開始し、このページング送信ウィンドウには、従来のパケット交換(PS:Packet−Switched)DRXサイクルと共にN_PTW個のページング機会が存在する。これが、図5に示されている。
4 セルグローバル識別子(CGI:Cell Global Identifier)
物理セル識別子(PCI:Physical Cell Identifier)の数が限られているため、PCIはセル間で再利用される。例えば、LTEでは504個のPCIが存在する。したがって、PCIは、再利用されるため一意ではなく、取得されたセルのPCIは、そのセルの識別に関して曖昧さをもたらすことがある。これは、「PCIの混同」としても知られている。一方、セルのCGIは一意の識別子である。2つ以上のセルが同じCGIを持つことはできない。したがって、UEは、セルのCGIを取得することによって、そのセルを明確かつ一意に識別することができる。PCIは、セルの物理信号においてエンコードされる。一方、セルのCGIは、システム情報(SI:System Information)内でセルによって送信される。SIは、通常、ブロードキャストチャネル上で送信される。したがって、CGIを取得するには、UEがSIを読み取る必要がある。
LTEにおいてCGIを取得するには、UEがマスタ情報ブロック(MIB:Master Information Block)とSIB1の両方を読み取る必要がある。CGIは、通常、自律的ギャップの間にUEによって取得される。
LTEでは、MIBは次の一連の情報を含んでいる。
・ダウンリンク帯域幅
・物理ハイブリッド自動再送要求指示チャネル(PHICH:Physical Hybrid Automatic Repeat Request Indicator Channel)設定
・SFN
MIBは、40ミリ秒(ms:milliseconds)の周期で周期的に送信され、反復は40ms以内に行われる。MIBの最初の送信は、SFN mod 4=0である無線フレームのサブフレーム番号0においてスケジュールされ、反復は他のすべての無線フレームのサブフレーム番号0においてスケジュールされる。
LTEでは、SIB1は追加情報と共にCGIを含んでいる。LTEのSIB1およびその他のSIBメッセージは、ダウンリンク共有チャネル(DL−SCH:Downlink Shared Channel)上で送信される。SIB1は、80msの周期で送信され、反復は80ms以内に行われる。SIB1の最初の送信は、SFN mod 8=0である無線フレームのサブフレーム番号5においてスケジュールされ、反復はSFN mod 2=0である他のすべての無線フレームのサブフレーム番号5においてスケジュールされる。
無線アクセス技術(RAT:Radio Access Technology)間汎用地上波無線アクセスネットワーク(UTRAN:Universal Terrestrial Radio Access Network)の場合、UEは対象のUTRANセルのMIBおよびシステム情報ブロックタイプ3(SIB3)を読み取ってCGIを取得する。
CGIという用語は、エボルブド汎用地上波無線アクセス(E−UTRA:Evolved Universal Terrestrial Radio Access)CGI(ECGI)、UTRA CGI(U−CGI)、グローバルセル識別子(ID:Identifier)(GCI:Global Cell Identifier)、SI、一意のセルIDなどと、交換可能なように呼ばれてよい。
5 送信器識別子
送信器(例えば、共有セル内の送信ポイント(TP:Transmit Point))は、共有セル内で一意である識別子によって識別されてもよい。
6 共有セル
共有セルは、複数の地理的に分離されたTPが、UEに向けたこれらの送信を動的に調整する、ダウンリンク協調マルチポイント(CoMP:Coordinated Multi−Point)の一種である。共有セルの固有の特徴は、共有セル内のすべてのTPが同じPCIを持っていることである。つまり、UEは、PCIのデコーディングによってTPを区別することができない。PCIは、測定手順(例えば、セルの識別など)の間に取得される。
共有セルの標準的なデプロイメントでは、ヘテロジニアスネットワークが低電力リモート無線ヘッド(RRH:Remote Radio Heads)をマクロセルカバレッジ内に含み、これらのRRHによって作成された送信/受信ポイントはマクロセルのPCIと同じPCIを持っている。一般に共有セルは、低電力ノード(LPN:Low Power Nodes)およびサービング高電力ノード(HPN:High Power Node)のセットから成る。共有セルの1つの例が図6に示されている。
共有セルのアプローチは、すべてのTP上の同じセル固有の信号を、マクロセルカバレッジエリア内で分散することによって実施され得る。そのような戦略では、同じ物理信号(プライマリ同期信号(PSS:Primary Synchronization Signals)、セカンダリ同期信号(SSS:Secondary Synchronization Signals)、セル固有の参照信号(CRS:Cell Specific Reference Signals)、位置決定参照信号(PRS:Positioning Reference Signals)など)および同じ物理チャネル(物理ブロードキャストチャネル(PBCH:Physical Broadcast Channel)、ページングおよびSIBを含んでいる物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH:Physical Downlink Shared Channel)、制御チャネル(PDCCH、物理制御フォーマットインジケータチャネル(PCFICH:Physical Control Format Indicator Channel)、PHICH)など)が、ダウンリンクにおいて各TPから送信される。共有セル内のTP間の送信タイミングに関して、緊密な(例えば、TPの任意の対間で±100ナノ秒(ns:nanoseconds)のオーダーでの)同期が使用される。これによって、M個のTPから送信された物理信号および物理チャネルを、無線で結合できるようにする。この結合は、ブロードキャスト用の単一周波数ネットワークにおいて発生することに類似している。単一周波数ネットワーク効果のため、UE側での平均受信信号強度が増大し、同期および制御チャネルのカバレッジの改善につながる。
例えば、HPNの最大出力電力は、通常、43〜49デシベルミリワット(dBm)の範囲内である可能性がある。HPNの1つの例は、マクロノード(広域基地局とも呼ばれる)である。LPNの例は、マイクロノード(中域基地局としても知られる)、ピコノード(ローカルエリア基地局としても知られる)、フェムトノード(ホーム基地局(HBS:Home Base Station)としても知られる)、中継ノードなどである。通常、LPNの最大出力電力は、電力クラスに応じて、例えば20〜38dBmの範囲内である。例えば、ピコノードは24dBmの最大出力電力を通常は有し、一方、HBSは20dBmの最大出力電力を通常は有する。
セルの半径の観点からの共有セルのサイズは、数百メートル(例えば、100〜500メートル(m:meters))から数キロメートル(例えば、1〜5キロメートル(km:kilometers))まで、変化し得る。
共有セルという用語は、共通セルIDを持つCoMPクラスター、共通セルIDを持つクラスターセル、結合されたセル、RRH、リモートラジオユニット(RRU:Remote Radio Unit)、分散アンテナシステム(DAS:Distributed Antenna System)、共有セルIDを持つヘテロジニアスネットワークなどの類似する他の用語と、交換可能なように使用される。同様に、TPという用語も、無線ノード、無線ネットワークノード、基地局、無線ユニット、リモートアンテナなどの類似する他の用語と、交換可能なように使用される。これらすべては、同じ意味を持っている。一貫性を保つために、本明細書では、より総称的でもある共有セルという用語が使用される。さらに、共有セル内の個々のノードに関するTPという用語も、一貫性を保つために使用される。
7 従来のシステムに関連する問題
従来のシステムでは、ネットワークノードが、任意のPTW内で(すなわち、任意のeDRXオン期間の間に)、eDRXを使用して設定されたUEをスケジュールすることができる。しかし、eDRXサイクル長は、非常に長くなり得る(例えば、最大で数分になり、将来は最大で数時間にさえなる)。連続するPTW期間とPTW期間の間に、UEが、その位置を大幅に変えることがある。さらに、連続するPTW期間とPTW期間の間に、異なるPTW期間の間でサービングセルが変化しない場合でも、サービングセルの信号品質が著しく変化することがある。異なるPTW期間の間でのサービングセルにおける変化または古いサービングセルの信号品質における変化に起因して、UEサービングセルの性能は、非常に一貫性がなく、予測不可能になる可能性がある。これは、UEとサービングセルの間で送信される信号の損失(例えば、アップリンクおよび/またはアップリンクスケジューリンググラントなどの損失)につながることがある。
そのため、UEがeDRXを使用して設定された場合に性能を改善するためのシステムおよび方法に対する必要性が存在する。
拡張間欠受信(eDRX)の下で動作するように設定された無線デバイスのセル検証のためのシステムおよび方法が開示される。eDRXサイクルで動作するように設定された無線通信デバイスの動作の方法の実施形態が開示される。一部の実施形態では、この方法は、無線通信デバイスの設定に使用されたeDRXサイクルの第1のページング時間ウィンドウ(PTW)に関連付けられた時間の間に、少なくとも1つの第1のセルの第1の識別子を取得することを含む。この方法は、無線通信デバイスの設定に使用されたeDRXサイクルの第2のPTWに関連付けられた時間の間に、少なくとも1つの第2のセルの第2の識別子を取得することをさらに含む。第2のPTWは、第1のPTWの後に発生する。この方法は、第1の識別子が第2の識別子と同じである場合に、無線通信デバイスの無線動作の第1の種類を実行することと、第1の識別子が第2の識別子と異なる場合に、無線通信デバイスの無線動作の第2の種類を実行することとをさらに含む。このようにして、例えば無線デバイスが非常に長いeDRXサイクルを使用して設定された場合に、無線デバイスは、例えば、そのサービングセルが第1のPTWと第2のPTWの間で変化したかどうかを判定し、適切なアクションを起こすことができる。
一部の実施形態では、少なくとも1つの第1のセルは、無線通信デバイスの少なくとも1つのサービングセルである。一部の実施形態では、少なくとも1つの第2のセルは、無線通信デバイスによって測定された、少なくとも1つの最強のセルである。
一部の実施形態では、第1のPTWに関連付けられる時間は、第1のPTWの間の時間、第1のPTWの直前の時間、および第1のPTWの直後の時間のうちの1つである。一部の実施形態では、第2のPTWに関連付けられる時間は、第1のPTWの間の時間および第1のPTWの直前の時間のうちの1つである。
一部の実施形態では、少なくとも1つの第1のセルの第1の識別子は、少なくとも1つの第1のセルの第1のセルグローバル識別子(CGI)であり、少なくとも1つの第2のセルの第2の識別子は、少なくとも1つの第2のセルの第2のCGIである。
一部の実施形態では、少なくとも1つの第1のセルは無線通信デバイスの少なくとも1つのサービングセルであり、少なくとも1つの第2のセルは無線通信デバイスによって測定された少なくとも1つの最強のセルであり、無線通信デバイスの無線動作の第1の種類は、少なくとも1つの第2のセル上で実行される無線通信デバイスの無線動作であり、これらの無線動作は、第1のPTWの間に無線通信デバイスが少なくとも1つのサービングセルによってサービングされたときに、少なくとも1つのサービングセル上で無線通信デバイスによって実行される無線動作と同じである。
一部の実施形態では、少なくとも1つの第1のセルは無線通信デバイスの少なくとも1つのサービングセルであり、少なくとも1つの第2のセルは無線通信デバイスによって測定された少なくとも1つの最強のセルであり、第1の識別子が第2の識別子と同じ場合に無線通信デバイスの無線動作の第1の種類を実行することは、少なくとも1つの第2のセルの信号に対して1つまたは複数の無線測定を実行することを含む。
一部の実施形態では、少なくとも1つの第1のセルは無線通信デバイスの少なくとも1つのサービングセルであり、少なくとも1つの第2のセルは無線通信デバイスによって測定された少なくとも1つの最強のセルであり、第1の識別子が第2の識別子と同じ場合に無線通信デバイスの無線動作の第1の種類を実行することは、1つまたは複数の隣接セルの信号に対して1つまたは複数の無線測定を実行することを含む。
一部の実施形態では、少なくとも1つの第1のセルは無線通信デバイスの少なくとも1つのサービングセルであり、少なくとも1つの第2のセルは無線通信デバイスによって測定された少なくとも1つの最強のセルであり、第1の識別子が第2の識別子と同じ場合に無線通信デバイスの無線動作の第1の種類を実行することは、少なくとも1つの第2のセルに対して、無線通信デバイスのサービングセルに関連する1つまたは複数のタスクを実行することを含む。
一部の実施形態では、少なくとも1つの第1のセルは無線通信デバイスの少なくとも1つのサービングセルであり、少なくとも1つの第2のセルは無線通信デバイスによって測定された少なくとも1つの最強のセルであり、第1の識別子が第2の識別子と同じ場合に無線通信デバイスの無線動作の第1の種類を実行することは、少なくとも1つの第2のセルの信号に対して無線リンク監視(RLM:Radio Link Monitoring)を実行することと、少なくとも1つの第2のセルの1つまたは複数の制御チャネルを受信することと、ネットワークノードから受信されたスケジューリング情報に基づいて、少なくとも1つの第2のセルに信号を送信することおよび/または少なくとも1つの第2のセルから信号を受信することと、少なくとも1つの第1のセルおよび少なくとも1つの第2のセルが同じであることをネットワークノードに知らせる指示をネットワークノードに送信することとから成るグループのうちの少なくとも1つを実行することを含む。
一部の実施形態では、少なくとも1つの第1のセルは無線通信デバイスの少なくとも1つのサービングセルであり、少なくとも1つの第2のセルは無線通信デバイスによって測定された少なくとも1つの最強のセルであり、第1の識別子が第2の識別子と異なる場合に無線通信デバイスの無線動作の第2の種類を実行することは、少なくとも1つの第2のセルの信号に対してRLMを実行することを抑制することと、少なくとも1つの第2のセルから受信されたスケジューリンググラントを無視することと、少なくとも1つの第2のセル上でアップリンクにおいてデータを送信することを抑制することと、無線通信デバイスが接続状態である場合にアイドルモードに移行することと、少なくとも1つの第2のセルが、少なくとも1つの第1のセルの追跡領域または登録領域と比較して異なる追跡領域または登録領域に属しているかどうかに基づいて、無線通信デバイスが無線通信デバイスの追跡領域または登録領域を変更する必要があるかどうかを判定することと、少なくとも1つの第2のセルが無線通信デバイスの以前の追跡領域に属していない場合に追跡領域更新を実行することと、接続再確立を開始して、無線通信デバイスの少なくとも1つの新しいサービングセルとして少なくとも1つの第2のセルとの接続を再確立することと、少なくとも1つの第1のセルおよび少なくとも1つの第2のセルが異なることをネットワークノードに知らせる指示をネットワークノードに送信することと、少なくとも1つの第2のセルに対して実行された測定の測定結果をネットワークノードに送信することとから成るグループのうちの少なくとも1つを実行することを含む。
一部の実施形態では、この方法は、無線通信デバイスの設定に使用されたeDRXサイクルの第1のPTWに関連付けられた時間の間に、少なくとも1つの第1のセルに関連付けられた第1の送信器の第3の識別子を取得することと、無線通信デバイスの設定に使用されたeDRXサイクルの第2のPTWに関連付けられた時間の間に、少なくとも1つの第2のセルに関連付けられた第2の送信器の第4の識別子を取得することとをさらに含む。この方法は、第3の識別子が第4の識別子と同じである場合に、無線通信デバイスの無線動作の第3の種類を実行することと、第3の識別子が第4の識別子と異なる場合に、無線通信デバイスの無線動作の第4の種類を実行することとをさらに含む。さらに、一部の実施形態では、少なくとも1つの第1のセルは、複数の第1の送信ポイント(TP)を含んでいる少なくとも1つの第1の共有セルであり、第1の送信器は、第1の事前に規定された基準を満たす複数の第1のTPのうちのTPである。さらに、一部の実施形態では、少なくとも1つの第2のセルは、複数の第2のTPを含んでいる少なくとも1つの第2の共有セルであり、第2の送信器は、第2の事前に規定された基準を満たす複数の第2のTPのうちのTPである。一部の実施形態では、第1の事前に規定された基準は、複数の第1のTPのうち、無線通信デバイスによって測定された最強のTPであることであるか、または第1の事前に規定されたしきい値よりも弱くないことであり、第2の事前に規定された基準は、複数の第2のTPのうち、無線通信デバイスによって測定された最強のTPであることであるか、または第2の事前に規定されたしきい値よりも弱くないことである。
一部の実施形態では、第3の識別子が第4の識別子と同じである場合に無線通信デバイスの無線動作の第3の種類を実行することは、第2の送信器の信号に対してRLMを実行することと、第2の送信器の信号に対して1つまたは複数の無線測定を実行することと、1つまたは複数の隣接セルの信号に対して1つまたは複数の無線測定を実行することと、第2の送信器の1つまたは複数の制御チャネル受信することと、ネットワークノードから受信されたスケジューリング情報に基づいて第2の送信器に信号を送信することおよび/または第2の送信器から信号を受信することと、第1の送信器および第2の送信器が同じであることをネットワークノードに知らせる指示をネットワークノードに送信することと、第2の送信器において、無線通信デバイスのサービングセルに関連する1つまたは複数のタスクを実行することとから成るグループのうちの少なくとも1つを実行することを含む。
一部の実施形態では、第3の識別子が第4の識別子と異なる場合に無線通信デバイスの無線動作の第4の種類を実行することは、第2の送信器の信号に対してRLMを実行することを抑制することと、第2の送信器から受信されたスケジューリンググラントを無視することと、アップリンクにおいて第2の送信器へデータを送信することを抑制することと、無線通信デバイスが接続状態である場合にアイドルモードに移行することと、第2の送信器が、第1の送信器の追跡領域または登録領域と比較して異なる追跡領域または登録領域に属しているかどうかに基づいて、無線通信デバイスが無線通信デバイスの追跡領域または登録領域を変更する必要があるかどうかを判定することと、第2の送信器が無線通信デバイスの以前の追跡領域に属していない場合に追跡領域更新を実行することと、接続再確立を開始して、無線通信デバイスのサービングTPとして第2の送信器との接続を再確立することと、第1の送信器および第2の送信器が異なることをネットワークノードに知らせる指示をネットワークノードに送信することと、第2の送信器において実行された測定の測定結果をネットワークノードに送信することとから成るグループのうちの少なくとも1つを実行することを含む。
無線通信デバイスの実施形態も開示される。一部の実施形態では、eDRXサイクルで動作するように設定された無線通信デバイスは、無線通信デバイスの設定に使用されたeDRXサイクルの第1のPTWに関連付けられた時間の間に、少なくとも1つの第1のセルの第1の識別子を取得することと、無線通信デバイスの設定に使用されたeDRXサイクルの第2のPTWに関連付けられた時間の間に、少なくとも1つの第2のセルの第2の識別子を取得することとを実行するように適合される。第2のPTWは、第1のPTWの後に発生する。無線通信デバイスは、第1の識別子が第2の識別子と同じである場合に、無線通信デバイスの無線動作の第1の種類を実行することと、第1の識別子が第2の識別子と異なる場合に、無線通信デバイスの無線動作の第2の種類を実行することとを実行するようにさらに適合される。
一部の実施形態では、無線通信デバイスは、本明細書で開示された無線通信デバイスの動作の方法の実施形態のうちのいずれか1つに従って動作するように、さらに適合される。
一部の実施形態では、eDRXサイクルで動作するように設定された無線通信デバイスは、トランシーバと、1つまたは複数のプロセッサと、1つまたは複数のプロセッサによって実行可能な命令を含んでいるメモリとを備えており、これによって無線通信デバイスは、無線通信デバイスの設定に使用されたeDRXサイクルの第1のPTWに関連付けられた時間の間に、少なくとも1つの第1のセルの第1の識別子を取得することと、無線通信デバイスの設定に使用されたeDRXサイクルの第2のPTWであって、第1のPTWの後に発生する第2のPTWに関連付けられた時間の間に、少なくとも1つの第2のセルの第2の識別子を取得することと、第1の識別子が第2の識別子と同じである場合に無線通信デバイスの無線動作の第1の種類を実行することと、第1の識別子が第2の識別子と異なる場合に無線通信デバイスの無線動作の第2の種類を実行することとを実行するよう動作可能である。
コンピュータプログラムの実施形態も開示される。一部の実施形態では、コンピュータプログラムは命令を含み、これらの命令は、少なくとも1つのプロセッサ上で実行された場合、少なくとも1つのプロセッサに、本明細書で開示された実施形態のうちのいずれか1つに従って無線通信デバイスの動作の方法を実行させる。一部の実施形態では、前述のコンピュータプログラムを含んでいるキャリアも開示され、このキャリアは、電子信号、光信号、無線信号、またはコンピュータ可読記憶媒体のうちの1つである。
ネットワークノードの動作の方法の実施形態も開示される。一部の実施形態では、セルラー通信ネットワーク用のネットワークノードの動作の方法は、無線通信デバイスの設定に使用されたeDRXサイクルの第1のPTWに関連付けられた時間の間に、無線通信デバイスの少なくとも1つの第1のセルの第1の識別子を取得することと、無線通信デバイスの設定に使用されたeDRXサイクルの第2のPTWに関連付けられた時間の間に、無線通信デバイスの少なくとも1つの第2のセルの第2の識別子を取得することとを含む。第2のPTWは、第1のPTWの後に発生する。この方法は、第1の識別子が第2の識別子と同じである場合に、ネットワークノードの無線動作の第1の種類を実行することと、第1の識別子が第2の識別子と異なる場合に、ネットワークノードの無線動作の第2の種類を実行することとをさらに含む。
一部の実施形態では、少なくとも1つの第1のセルは、無線通信デバイスの少なくとも1つのサービングセルである。一部の実施形態では、少なくとも1つの第2のセルは、無線通信デバイスによって測定された、少なくとも1つの最強のセルである。
一部の実施形態では、第1のPTWに関連付けられる時間は、第1のPTWの間の時間、第1のPTWの直前の時間、および第1のPTWの直後の時間のうちの1つである。一部の実施形態では、第2のPTWに関連付けられる時間は、第1のPTWの間の時間および第1のPTWの直前の時間のうちの1つである。
一部の実施形態では、少なくとも1つの第1のセルの第1の識別子は、少なくとも1つの第1のセルの第1のCGIであり、少なくとも1つの第2のセルの第2の識別子は、少なくとも1つの第2のセルの第2のCGIである。
一部の実施形態では、少なくとも1つの第1のセルは無線通信デバイスの少なくとも1つのサービングセルであり、少なくとも1つの第2のセルは無線通信デバイスによって測定された少なくとも1つの最強のセルであり、ネットワークノードの無線動作の第1の種類は、ネットワークノードによって少なくとも1つの最強のセルに対して実行されるネットワークノードの無線動作であり、これらの無線動作は、第1のPTWの間に無線通信デバイスが少なくとも1つのサービングセルによってサービングされたときに、少なくとも1つのサービングセルに対してネットワークノードによって実行される無線動作と同じである。
一部の実施形態では、少なくとも1つの第1のセルは無線通信デバイスの少なくとも1つのサービングセルであり、少なくとも1つの第2のセルは無線通信デバイスによって測定された少なくとも1つの最強のセルであり、第1の識別子が第2の識別子と同じである場合にネットワークノードの無線動作の第1の種類を実行することは、無線通信デバイスが少なくとも1つの第2のセルの信号に対してRLMを実行できるようにするために、1つまたは複数のパラメータを使用して無線通信デバイスを設定することと、少なくとも1つの第2のセルを無線通信デバイスの新しいサービングセルにするための遅延なしで、少なくとも1つの第2のセル上のアップリンクおよび/またはダウンリンクにおいて無線通信デバイスをスケジュールすることと、無線通信デバイスが少なくとも1つの第1のセルおよび少なくとも1つの第2のセルを同じであるとして識別したことをネットワークノードに知らせる指示を無線通信デバイスから受信することと、1つまたは複数の測定結果を無線通信デバイスから受信して、少なくとも1つの第2のセルにおいてスケジュールするために1つまたは複数の測定を1つまたは複数の動作に対して使用することとから成るグループのうちの少なくとも1つを実行することを含む。
一部の実施形態では、少なくとも1つの第1のセルは無線通信デバイスの少なくとも1つのサービングセルであり、少なくとも1つの第2のセルは無線通信デバイスによって測定された少なくとも1つの最強のセルであり、第1の識別子が第2の識別子と異なる場合にネットワークノードの無線動作の第2の種類を実行することは、少なくとも1つの第2のセル内でのアップリンクおよび/またはダウンリンクデータ送信に関して無線通信デバイスをスケジュールすることを抑制することと、少なくとも1つの第2のセルを無線通信デバイスの新しいサービングセルにするための遅延の後にのみ、少なくとも1つの第2のセル内でのアップリンクおよび/またはダウンリンクデータ送信に関して無線通信デバイスをスケジュールすることと、少なくとも1つの第2のセルとの接続を確立するために、無線通信デバイスからのランダムアクセスメッセージまたはメッセージの受信を準備することと、無線通信デバイスが少なくとも1つの第2のセルとの接続を確立していない限り、無線通信デバイスによって送信されたデータを無視することと、少なくとも1つの第1のセルおよび少なくとも1つの第2のセルが同じでないことをネットワークノードに知らせるメッセージを無線通信デバイスから受信することを準備することとから成るグループのうちの少なくとも1つを実行することを含む。
一部の実施形態では、この方法は、無線通信デバイスの設定に使用されたeDRXサイクルの第1のPTWに関連付けられた時間の間に、少なくとも1つの第1のセルに関連付けられた第1の送信器の第3の識別子を決定することと、無線通信デバイスの設定に使用されたeDRXサイクルの第2のPTWに関連付けられた時間の間に、少なくとも1つの第2のセルに関連付けられた第2の送信器の第4の識別子を決定することとをさらに含む。この方法は、第3の識別子が第4の識別子と同じである場合に、ネットワークノードの無線動作の第3の種類を実行することと、第3の識別子が第4の識別子と異なる場合に、ネットワークノードの無線動作の第4の種類を実行することとをさらに含む。一部の実施形態では、少なくとも1つの第1のセルは、複数の第1のTPを含んでいる少なくとも1つの第1の共有セルであり、第1の送信器は、第1の事前に規定された基準を満たす複数の第1のTPのうちのTPである。一部の実施形態では、少なくとも1つの第2のセルは、複数の第2のTPを含んでいる少なくとも1つの第2の共有セルであり、第2の送信器は、第2の事前に規定された基準を満たす複数の第2のTPのうちのTPである。一部の実施形態では、第1の事前に規定された基準は、複数の第1のTPのうちの、無線通信デバイスによって測定された最強のTPであることであるか、または第1の事前に規定されたしきい値よりも弱くないことであり、第2の事前に規定された基準は、複数の第2のTPのうちの、無線通信デバイスによって測定された最強のTPであることであるか、または第2の事前に規定されたしきい値よりも弱くないことである。
一部の実施形態では、第3の識別子が第4の識別子と同じである場合にネットワークノードの無線動作の第3の種類を実行することは、無線通信デバイスが第2の送信器の信号に対してRLMを実行できるようにするために、1つまたは複数のパラメータを使用して無線通信デバイスを設定することと、少なくとも1つの第2のセルを無線通信デバイスの新しいサービングセルにするための遅延なしで、少なくとも1つの第2のセル上のアップリンクおよび/またはダウンリンクにおいて無線通信デバイスをスケジュールすることと、無線通信デバイスが少なくとも1つの第1のセルおよび少なくとも1つの第2のセルを同じであるとして識別したことをネットワークノードに知らせる指示を無線通信デバイスから受信することと、1つまたは複数の測定結果を無線通信デバイスから受信して、少なくとも1つの第2のセルにおいてスケジュールするために1つまたは複数の測定を1つまたは複数の動作に対して使用することとから成るグループのうちの少なくとも1つを実行することを含む。
一部の実施形態では、第3の識別子が第4の識別子と異なる場合にネットワークノードの無線動作の第4の種類を実行することは、少なくとも1つの第2のセル内でのアップリンクおよび/またはダウンリンクデータ送信に関して無線通信デバイスをスケジュールすることを抑制することと、少なくとも1つの第2のセルを無線通信デバイスの新しいサービングセルにするための遅延の後にのみ、少なくとも1つの第2のセル内でのアップリンクおよび/またはダウンリンクデータ送信に関して無線通信デバイスをスケジュールすることと、少なくとも1つの第2のセルとの接続を確立するために、無線通信デバイスからのランダムアクセスメッセージまたはメッセージの受信を準備することと、無線通信デバイスが少なくとも1つの第2のセルとの接続を確立していない限り、無線通信デバイスによって送信されたデータを無視することと、少なくとも1つの第1のセルおよび少なくとも1つの第2のセルが同じでないことをネットワークノードに知らせるメッセージを無線通信デバイスから受信することを準備することとから成るグループのうちの少なくとも1つを実行することを含む。
ネットワークノードの実施形態も開示される。一部の実施形態では、セルラー通信ネットワーク用のネットワークノードは、無線通信デバイスの設定に使用されたeDRXサイクルの第1のPTWに関連付けられた時間の間に、無線通信デバイスの少なくとも1つの第1のセルの第1の識別子を取得することと、無線通信デバイスの設定に使用されたeDRXサイクルの第2のPTWに関連付けられた時間の間に、無線通信デバイスの少なくとも1つの第2のセルの第2の識別子を取得することとを実行するように適合される。第2のPTWは、第1のPTWの後に発生する。ネットワークノードは、第1の識別子が第2の識別子と同じである場合に、ネットワークノードの無線動作の第1の種類を実行することと、第1の識別子が第2の識別子と異なる場合に、ネットワークノードの無線動作の第2の種類を実行することとを実行するようにさらに適合される。
一部の実施形態では、ネットワークノードは、本明細書で開示されたネットワークノードの動作の方法の実施形態のうちのいずれか1つに従って動作するように、さらに適合される。
一部の実施形態では、セルラー通信ネットワーク用のネットワークノードは、1つまたは複数のプロセッサと、1つまたは複数のプロセッサによって実行可能な命令を含んでいるメモリとを備えており、これによってネットワークノードは、無線通信デバイスの設定に使用されたeDRXサイクルの第1のPTWに関連付けられた時間の間に、無線通信デバイスの少なくとも1つの第1のセルの第1の識別子を取得することと、無線通信デバイスの設定に使用されたeDRXサイクルの第2のPTWであって、第1のPTWの後に発生する第2のPTWに関連付けられた時間の間に、無線通信デバイスの少なくとも1つの第2のセルの第2の識別子を取得することと、第1の識別子が第2の識別子と同じである場合にネットワークノードの無線動作の第1の種類を実行することと、第1の識別子が第2の識別子と異なる場合にネットワークノードの無線動作の第2の種類を実行することとを実行するよう動作可能である。
コンピュータプログラムの実施形態も開示される。一部の実施形態では、コンピュータプログラムは命令を含み、これらの命令は、少なくとも1つのプロセッサ上で実行された場合、少なくとも1つのプロセッサに、本明細書で開示された実施形態のうちのいずれか1つに従ってネットワークノードの動作の方法を実行させる。一部の実施形態では、前述のコンピュータプログラムを含んでいるキャリアも開示され、このキャリアは、電子信号、光信号、無線信号、またはコンピュータ可読記憶媒体のうちの1つである。
当業者は、添付の図面と併せて以下の実施形態の詳細な説明を読んだ後に、本開示の範囲を認識し、本開示のその他の態様を理解するであろう。
本明細書に包含され、本明細書の一部を形成している添付の図面は、本開示の複数の態様を示しており、実施形態の詳細な説明と共に、本開示の原理を説明するのに役立つ。
ロングタームエボリューション(LTE)においてアイドル間欠受信(DRX)サイクルを決定するための従来の手順を示す図である。 LTEにおけるDRXモードを示す図である。 LTEにおけるハイパーシステムフレーム番号(H−SFN)構造を示す図である。 H−SFN、ページングウィンドウ、および拡張DRX(eDRX)の周期性の間の関係を示す図である。 汎用地上波無線アクセス(UTRA)におけるeDRXを示す図である。 共有セルの1つの例を示す図である。 本開示の実施形態が実施されてよいセルラー通信ネットワークの1つの例を示す図である。 無線通信デバイスの1つの例を示す図である。 無線アクセスノードの1つの例を示す図である。 本開示の一部の実施形態に記載された、eDRX動作の下でのサービングセル検証のための無線通信デバイス(例えば、ユーザ機器デバイス(UE))における方法を示すフローチャートである。 本開示の一部の実施形態に記載された、eDRX動作の下での無線デバイス(例えば、UE)のサービングセルの検証のためのネットワークノード(例えば、無線アクセスノード)における方法を示すフローチャートである。
下に示された実施形態では、当業者が実施形態を実践できるようにする情報を表し、実施形態を実践する最良の方法を説明する。当業者は、添付の図面に照らして以下の説明を読んだ後に、本開示の概念を理解し、本明細書では具体的に対処されていないこれらの概念の応用を認識するであろう。これらの概念および応用が、本開示の範囲および添付の特許請求の範囲に含まれることを理解されたい。
以下の説明では、多数の具体的な詳細が示される。ただし、これらの具体的な詳細がなくても、本開示の実施形態が実践されてよいことを理解されたい。他の例では、本説明の理解を不明瞭にしないために、よく知られた回路、構造、および技術は詳細に示されていない。当業者は、記載された説明に従って、過度な実験を行わずに適切な機能を実装できるであろう。
本明細書における「一実施形態」、「実施形態」、「実施形態例」などへの参照は、記載された実施形態が特定の特徴、構造、または特性を含むことができるが、必ずしもすべての実施形態が特定の特徴、構造、または特性を含むことができるわけではないことを示している。さらに、そのような語句は必ずしも同じ実施形態を参照していない。また、特定の特徴、構造、または特性がある実施形態に関連して説明される場合、明示的に説明されるかどうかに関わらず、他の実施形態に関連してそのような特徴、構造、または特性を実装することは、当業者の知識の範囲内にあると考えられる。
以下の説明および特許請求の範囲では、「結合された」および「接続された」という用語が、これらの派生語と共に、使用されることがある。これらの用語は、互いに同義語であることは意図されていないことを理解されたい。「結合された」は、互いに物理的または電気的に直接接触している場合もあれば、接触していない場合もある2つ以上の要素が、互いに連携または相互作用していることを示すために使用される。「接続された」は、相互に結合された2つ以上の要素間の通信の確立を示すために使用される。
電子デバイス(例えば、終端局、ネットワークデバイス)は、持続性機械可読媒体(例えば、磁気ディスク、光ディスク、読み取り専用メモリ、フラッシュメモリデバイス、相変化メモリなどの機械可読記憶媒体)および一時的機械可読伝送媒体(例えば、電気、光、音、またはその他の形態の、搬送波、赤外線信号などの伝搬信号)などの機械可読媒体を使用して、(ソフトウェア命令から成る)コードおよびデータを(内部に、および/またはネットワークを経由して他の電子デバイスに)格納および送信する。加えて、そのような電子デバイスは、1つまたは複数の持続性機械可読媒体(コードおよび/またはデータを格納するため)、ユーザ入出力デバイス(例えば、キーボード、タッチスクリーン、および/またはディスプレイ)、およびネットワーク接続(伝搬信号を使用してコードおよび/またはデータを送信するため)などの、1つまたは複数の他のコンポーネントに結合された1つまたは複数のプロセッサのセットなどのハードウェアを含む。プロセッサのセットおよびその他のコンポーネントの結合は、通常、1つまたは複数のバスおよびブリッジ(バスコントローラとも呼ばれる)を介する。したがって、特定の電子デバイスの持続性機械可読媒体は、通常、その電子デバイスの1つまたは複数のプロセッサ上で実行するための命令を格納する。本開示の実施形態の1つまたは複数の部分は、ソフトウェア、ファームウェア、および/またはハードウェアのさまざまな組み合わせを使用して実装されてよい。
ネットワークノードは、本明細書において使用されるとき、ネットワーク上の他の機器(例えば、他のネットワークデバイス、終端局)を通信によって相互接続するハードウェアおよびソフトウェアを含んでいる、1つのネットワーク機器である。一部のネットワークデバイスは、多重ネットワーク機能(例えば、ルーティング、ブリッジ、スイッチング、レイヤ2アグリゲーション、セッション境界制御、サービス品質(QoS:Quality of Service)、および/または加入者管理)のサポートを提供し、かつ/または多重アプリケーションサービス(例えばデータ、音声、およびビデオ)のサポートを提供する「多重サービスネットワークデバイス」である。加入者終端局(例えば、サーバ、ワークステーション、ラップトップ、ネットブック、パームトップ、携帯電話、スマートフォン、マルチメディアフォン、ボイスオーバーインターネットプロトコル(VoIP:Voice Over Internet Protocol)電話、ユーザ機器デバイス(UE)、端末、ポータブルメディアプレイヤー、全地球測位システム(GPS:Global Positioning System)ユニット、ゲームシステム、セットトップボックス)は、インターネットを経由して提供されるコンテンツ/サービスおよび/またはインターネット上にオーバーレイされた(例えば、インターネットをトンネルする)仮想プライベートネットワーク(VPN:Virtual Private Networks)上で提供されるコンテンツ/サービスにアクセスする。コンテンツおよび/またはサービスは、サービスプロバイダまたはコンテンツプロバイダに属している1つまたは複数の終端局(例えば、サーバ終端局)あるいはピアツーピアサービスに参加している終端局によって通常は提供され、例えば、パブリックなWebページ(例えば、無料コンテンツ、ストアフロント、検索サービス)、プライベートなWebページ(例えば、電子メールサービスを提供する、ユーザ名/パスワードを使用してアクセスされるWebページ)、および/またはVPNを経由する企業ネットワークを含んでよい。通常、加入者終端局は、(例えば、アクセスネットワークに(有線または無線で)結合された加入者宅内機器を介して)エッジネットワークデバイスに結合され、これらのエッジネットワークデバイスは、他の終端局(例えば、サーバ終端局)に結合された他のエッジネットワークデバイスに(例えば、1つまたは複数のコアネットワークデバイスを介して)結合される。当業者は、任意のネットワークデバイス、終端局、またはその他のネットワーク装置が、本明細書に記載されたさまざまな機能を実行できることを理解するであろう。
本明細書で開示された実施形態によれば、UEは、拡張間欠受信(eDRX)サイクル(例えば、数分または数時間)を使用して設定された場合、ページング時間ウィンドウ(PTW)の開始時に、最初に、このUEが1つまたは複数の動作を実行しようとしているサービングセルおよび隣接セルのうちの1つまたは両方を独自に検証する。1つの例では、この検証は、セルのセルグローバル識別子(ID)(CGI)を取得することと、セルが以前のPTWの間と同じ状態を有しているかどうかを検証することとを含んでよい。UEは、この比較の結果に基づいて、1つまたは複数の動作を実行する。UEは、共有セル内の検証されたセルに関連付けられた送信器(例えば、送信ポイント(TP))をさらに検証してよい。例えばUEから受信された指示に基づいて、UEをサービングするネットワークノードにおいて、同様の手順も適用される。
実施形態は、UEおよび/またはネットワークノードにおいて実装され得る。
説明された解決策は、任意の適切な通信規格をサポートし、任意の適切なコンポーネントを使用する、任意の適切な種類の通信システムにおいて実装されてよいが、説明された解決策の特定の実施形態は、図7に示されているようなロングタームエボリューション(LTE)ネットワーク10において実装されてよい。図7に示されているように、ネットワーク10の例は、無線通信デバイス12(例えば、従来のUE、マシンタイプ通信(MTC:Machine Type Communication)/マシンツーマシン(M2M)UEなど)の1つまたは複数の例、およびこれらの無線通信デバイス12と通信できる1つまたは複数の無線アクセスノード14(例えば、エボルブドノードB(eNB)またはその他の基地局)に加え、無線通信デバイス12間の通信または無線通信デバイス12と別の通信デバイス(固定電話など)の間の通信をサポートするのに適した任意の追加要素を含んでよい。無線アクセスノード14は、対応するセル16を提供する。無線アクセスノード14はコアネットワーク18に接続され、コアネットワーク18は、複数のコアネットワークノード(例えば、モビリティ管理エンティティ(MME)、サービングゲートウェイ(S−GW:Serving Gateways)、パケットデータネットワークゲートウェイ(P−GW:Packet Data Network Gateways)など)を含んでいる。
示された無線通信デバイス12は、ハードウェアおよび/またはソフトウェアの任意の適切な組み合わせを含む通信デバイスを表してよいが、これらの無線通信デバイス12は、特定の実施形態では、図8でさらに詳細に示されている無線通信デバイス12の例などのデバイスを表してよい。図8の例では、無線通信デバイス12はUEであり、そのため、UE12として参照されている。ただし、本明細書におけるUE12の説明が、任意の種類の無線通信デバイス12に、さらに一般的に適用可能であることに留意されたい。同様に、示された無線アクセスノード14は、ハードウェアおよび/またはソフトウェアの任意の適切な組み合わせを含むネットワークノードを表してよいが、これらのノードは、特定の実施形態では、図9でさらに詳細に示されている無線アクセスノード14の例などのデバイスを表してよい。図9の例では、無線アクセスノード14は基地局であり、そのため、基地局14として参照されている。ただし、本明細書における基地局14の説明が、任意の種類の無線アクセスノード14に、さらに一般的に適用可能であることに留意されたい。
図8は、説明された非限定的な実施形態例のうちの1つまたは複数において使用され得る、1つの実施形態例に従うUE12(例えば、モバイルデバイス)のブロック図である。UE12は、UE12の動作を制御する処理モジュール20を備えている。当業者によって理解されるであろうように、処理モジュール20は、1つまたは複数のプロセッサまたは処理回路(例えば、中央処理装置(CPU:Central Processing Unit(s))、特定用途向け集積回路(ASIC:Application Specification Integrated Circuit(s))、デジタル信号プロセッサ(DSP:Digital Signal Processor(s))、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA:Field Programmable Gate Array(s))、および/または同様のもの)を含む。処理モジュール20は、関連するアンテナ24を備える受信器またはトランシーバモジュール22に接続され、アンテナ24は、ネットワーク10内で、無線アクセスノード14から信号を受信するため、または無線アクセスノード14に信号を送信することと無線アクセスノード14から信号を受信することの両方を行うために使用される。当業者によって理解されるであろうように、トランシーバモジュール22は、さまざまなアナログ回路および場合によってはデジタル回路(例えば、増幅器、フィルタ、ミキサー、アナログ/デジタル(A/D:Analog−to−Digital)コンバータなど)を含んでいる。間欠受信(DRX)を活用するために、処理モジュール20は、指定された時間の長さの間、受信器またはトランシーバモジュール22を非アクティブにするように設定され得る。UE12はメモリモジュール26も備えており、メモリモジュール26は、処理モジュール20に接続され、UE12の動作に必要なプログラムならびにその他の情報およびデータを格納する。例えばメモリモジュール26は、メモリ(例えば、ランダムアクセスメモリ(RAM:Random Access Memory))を含んでよい。一部の実施形態では、UE12は、UE12の位置および移動速度の決定に使用され得る衛星測位システム(例えば、GPS)の受信器モジュールを、必要に応じて備えてよい。
図9は、本明細書に記載された実施形態例において使用され得る基地局14(例えば、ノードBまたはeNB)を示している。マクロeNBまたはさらに一般的には高電力ノード(HPN)は、実際には、サイズおよび構造においてマイクロeNBまたはさらに一般的には低電力ノード(LPN)と同一ではないが、説明のために、基地局14が類似するコンポーネントを含んでいると仮定されていることを理解されたい。したがって、基地局14は、基地局14の動作を制御する処理モジュール28を備えている。当業者によって理解されるであろうように、処理モジュール28は、1つまたは複数のプロセッサまたは処理回路(例えば、CPU、ASIC、DSP、FPGA、および/または同様のもの)を含む。処理モジュール28は、関連するアンテナ32を備えるトランシーバモジュール30に接続され、アンテナ32は、ネットワーク10内で、UE12に信号を送信し、UE12から信号を受信するために使用される。当業者によって理解されるであろうように、トランシーバモジュール30は、さまざまなアナログ回路および場合によってはデジタル回路(例えば、増幅器、フィルタ、ミキサー、A/Dコンバータなど)を含んでいる。基地局14はメモリモジュール34も備えており、メモリモジュール34は、処理モジュール28に接続され、基地局14の動作に必要なプログラムならびにその他の情報およびデータを格納する。例えばメモリモジュール34は、メモリ(例えば、RAM)を含んでよい。基地局14は、基地局14が他の基地局14と(例えば、X2インターフェースを介して)情報を交換できるようにするためのコンポーネントおよび/または回路36、ならびに基地局14がコアネットワーク18内のノードと(例えば、S1インターフェースを介して)情報を交換できるようにするためのコンポーネントおよび/または回路38も含んでいる。他の種類のネットワーク(例えば、汎用地上波無線アクセス技術(UTRAN)または広帯域符号分割多重アクセス(WCDMA:Wideband Code Division Multiple Access)無線アクセスネットワーク(RAN:Radio Access Network))内で使用するための基地局が、図9に示されているコンポーネントに類似するコンポーネント、およびこれらの種類のネットワーク内の他のネットワークノード(例えば、他の基地局、モビリティ管理ノード、および/またはコアネットワーク18内のノード)との通信を可能にするための適切なインターフェース回路36、38を含むであろうことを理解されたい。
本明細書において使用される「無線ノード」という用語は、UEまたは無線ネットワークノードを示すために使用されてよい。無線ネットワークノードは、本明細書において、無線アクセスノードと、交換可能なように呼ばれる。
本文書に記載された任意の2つ以上の実施形態は、任意の方法で互いに組み合わせられてよい。
実施形態は、シングルキャリアに適用可能なだけでなく、UE12のマルチキャリア動作またはキャリアアグリゲーション(CA:Carrier Aggregation)動作にも適用可能であり、マルチキャリア動作またはキャリアアグリゲーション動作において、UE12は、2つ以上のサービングセルからデータを受信すること、および/または2つ以上のサービングセルにデータを送信することができる。CAという用語は、「マルチキャリアシステム」、「マルチセル動作」、「マルチキャリア動作」、「マルチキャリア」送信および/または受信とも呼ばれる(例えば、交換可能なように呼ばれる)。CAでは、コンポーネントキャリア(CC:Component Carriers)のうちの1つは、プライマリCC(PCC:Primary CC)または単にプライマリキャリアであり、あるいはアンカーキャリアでもある。残りのコンポーネントキャリアは、セカンダリCC(SCC:Secondary CCs)または単にセカンダリキャリアと呼ばれ、あるいは補助キャリアとも呼ばれる。サービングセルは、プライマリセル(PCell:Primary Cell)またはプライマリサービングセル(PSC:Primary Serving Cell)と、交換可能なように呼ばれる。同様に、セカンダリサービングセルは、セカンダリセル(SCell:Secondary Cell)またはセカンダリサービングセル(SSC:Secondary Serving Cell)と、交換可能なように呼ばれる。
本明細書において使用される「シグナリング」という用語は、上層シグナリング(例えば、無線リソース制御(RRC)を介する)、下層シグナリング(例えば、物理制御チャネルまたはブロードキャストチャネルを介する)、またはこれらの組み合わせのいずれかを含んでよい。シグナリングは、暗黙的または明示的であってよい。シグナリングは、さらに、ユニキャスト、マルチキャスト、またはブロードキャストであってよい。シグナリングは、別のノードに直接向けられるものであってもよく、または第3のノードを介するものであってもよい。
本明細書において使用される「eDRXサイクル」という用語は、第1のDRXサイクル(DRX1)と、交換可能なように呼ばれてよい。本明細書において使用される「従来のDRXサイクル」という用語は、第2のDRXサイクル(DRX2)と、交換可能なように呼ばれてよい。UE12がページングを受信できるか、またはシステム情報を読み取ることができる、PTWまたはPTW期間または期間は、DRX1ごとに1回発生する。PTWは、第1のページング機会またはDRX1のPOと、交換可能なように呼ばれてもよい。各PTW内で、UE12は少なくとも1つのDRX2を使用して設定される。DRX1およびDRX2の長さは、次の関係によって関連付けられる:DRX1>DRX2。
「測定」という用語は、本明細書では無線測定のことを指す。無線測定の一部の例は、信号強度または信号電力測定(例えば、参照信号受信電力(RSRP:Reference Signal Received Power)またはチャネル状態情報(CSI:Channel State Information)参照シンボル(CSI−RSRP)を使用するRSRP)、信号品質測定(例えば、参照シンボル受信品質(RSRQ:Reference Symbol Received Quality)、信号対干渉雑音比(SINR:Signal to Interference plus Noise Ratio)、参照信号SINR(RS−SINR:Reference Signal SINR))、タイミング測定(例えば、受信−送信(Rx−Tx:Reception−Transmission)、参照信号時間差(RSTD:Reference Signal Time Difference)、ラウンドトリップタイム(RTT)、到達時間(TOA:Time of Arrival))、無線リンク監視(RLM)測定、セル検出、セル識別、セル(再)選択、CSI、プリコーディングマトリックスインジケータ(PMI:Precoding Matrix Indicator)、およびチャネル品質指標(CQI)測定、システム情報の読み取りなどである。測定は、絶対的または相対的であってよい(例えば、絶対RSRPおよび相対RSRP)。測定は、例えば、無線リソース管理(RRM:Radio Resource Management)、自己組織化ネットワーク(SON:Self−Organizing Network)、位置決め、ドライブテストの最小化(MDT:Minimization of Drive Tests)などの、1つまたは複数の異なる目的に対して実行されてよい。測定は、例えば、周波数内測定、周波数間測定、無線アクセス技術(RAT)間測定、またはCA測定であってよい。測定は、認可スペクトルおよび/または無認可スペクトル内で実行されてよい。
「RLM」という用語は、本明細書では、接続されたサービングセルの無線リンク品質を測定するためのUEの手順または動作を指す。UEは、RLMに基づいて、UEがそのサービングセルに対して同期しているのか、それとも同期していないのかを判定する。RLMは、RRC_CONNECTED状態でダウンリンク参照シンボル(セル固有の参照信号(CRS))に対して測定を実行するUE12によって実行される。RLMの結果が複数の連続する同期外れ指示を示した場合、ネットワークは、監視が複数の連続する同期指示を示すまで、無線リンク失敗(RLF:Radio Link Failure)を宣言してよい。実際のRLM手順は、推定ダウンリンク参照シンボル測定を、QoutおよびQinによって表された何らかの対象のブロック誤り率(BLER:Block Error Rate)と比較することによって実行される。QoutおよびQinは、サービングセルからの仮定的M−PDCCHまたはPDCCH/PCIFCH送信のBLERに対応する。
一部の実施形態では、UEのモビリティまたはセルの変更という用語が使用される。UEのモビリティまたはセルの変更は、次のうちの1つまたは複数を含んでよい。
・セルを変更すること(セルをキャンプオンに変更すること、またはサービングセルを変更することであり、このサービングセルは、プライマリ、セカンダリなどであってもよい)
・キャリア周波数を変更すること(キャリア周波数をキャンプオンに変更すること、またはサービングキャリア周波数を変更することであり、このサービングキャリア周波数は、プライマリ、セカンダリなどであってもよい)
・周波数帯域を変更すること
・RATを変更すること(RATをキャンプオンに変更すること、またはサービングRATを変更することであり、このサービングRATは、プライマリ、セカンダリなどであってもよい)
・UE接続状態でハンドオーバを実行すること
・UEアイドル状態でセル選択/再選択を実行すること
本明細書に記載された実施形態は、任意のRATまたはこれらの進化型に適用されてよく、例えば、LTE周波数分割複信(FDD:Frequency Division Duplexing)、LTE時分割複信(TDD:Time Division Duplexing)、狭帯域モノのインターネット(NB−IoT:Narrowband Internet of Things)、汎用地上波無線アクセス(UTRA)、グローバルシステムフォーモバイルコミュニケーションズ(GSM:Global System for Mobile Communications)、WiFi、近距離通信RAT、狭帯域RAT、第5世代(5G:Fifth Generation)のRATなどに適用されてよい。
図10は、本開示の一部の実施形態に従って、eDRX動作の下でのサービングセル検証のためのUE12における方法を示すフローチャートである。言い換えると、図10は、本開示の一部の実施形態に従って、eDRXサイクルで動作するように設定されたUE12における方法を示している。図に示されているように、UE12における方法は、次のステップを含んでいる。
・ステップ100:UE12は、設定されたeDRXサイクルの第1のPTW(PTW1)期間に関連付けられたいずれかの時間の間に、状態A1を有する少なくとも1つの第1のセル(セル1)の第1の識別子(例えば、CGI1)を取得する。ここで、第1のPTW期間は、第1のPTW(PTW1)の期間である。したがって、第1のPTW(PTW1)期間に関連付けられた時間は、本明細書では、第1のPTW(PTW1)に関連付けられた時間とも呼ばれる。
− ステップ100A(オプション):UE12は、設定されたeDRXサイクルのPTW1に関連付けられたいずれかの時間の間に、セル1に関連付けられた状態B1を有する第1の送信器の第3の識別子を取得する。
・ステップ102:UE12は、設定されたeDRXサイクルの第2のPTW(PTW2)期間に関連付けられたいずれかの時間の間に、状態A2を有する少なくとも1つの第2のセル(セル2)の第2の識別子(例えば、CGI2)を取得し、PTW2は時間的にPTW1の後に発生する。
− ステップ102A(オプション):UE12は、設定されたeDRXサイクルのPTW2に関連付けられたいずれかの時間の間に、セル2に関連付けられた状態B2を有する第2の送信器の第4の識別子を取得する。
・ステップ104:UE12は、次のうちの1つを実行する。
− 第1の識別子および第2の識別子が同じである場合、UEの無線動作の第1の種類。
− 第1の識別子および第2の識別子が異なる場合、UEの無線動作の第2の種類。
・ステップ104A(オプション):第1の識別子および第2の識別子が同じである場合、UE12は次のうちの1つを実行する。
− 第3の識別子および第4の識別子が同じである場合、UEの無線動作の第3の種類。
− 第3の識別子および第4の識別子が異なる場合、UEの無線動作の第4の種類。
セルまたは送信器の状態は、例えば、セルがPCellである、セルがサービングセルである(ただし、複数のサービングセルがデュアルコネクティビティまたはCAに存在してよいことに留意されたい)、セルがN番目に強いセルである(すなわち、UE12で測定されたN番目に強いセル)、送信器がセル内のM番目に強い送信器である(すなわち、送信器がUE12で測定されたセル内のM番目に強い送信器である)、送信器がUE12でのK番目に強い送信器である(すなわち、送信器がUE12で測定されたK番目に強い送信器である)、信号強度および/または信号品質がしきい値を超えている、セルがL番目に良い隣接セルである、セルが最強の隣接セルである、セルがリソースの特定のセットに対するR番目に強い干渉である(例えば、サービングセルと衝突する参照信号を含んでいる)、セルが、識別子に関連付けられた特定のグループに属している、セルの識別子が、その識別子に関連付けられた特定の条件(例えば、mod(識別子,3)=0)を満たしているなどのうちのいずれかであってよい。
次のセクションでは、UE12によって実行される上のステップが詳細に説明される。
ステップ100:PTW1に関連付けられた時間の間に、セル1の識別子を取得する
1つの例では、セル1はサービングセルであり、識別子はCGIであり、これについて、下でさらに詳細に説明される。ただし、本開示は、セル1がサービングセルであること、および識別子がCGIであることに限定されない。
ステップ100で、UE12は、ネットワークノードから受信されたeDRX設定情報に基づいて、UE12がeDRXサイクルで動作するように設定されていることを最初に決定する。PTWの次の発生(本明細書では、第1のPTW機会または期間、あるいは単に第1のPTW(PTW1)と呼ばれる)において、UE12はそのサービングセル(セル1)の第1のCGI(CGI1)を取得する。UE12が2つ以上のサービングセルを使用して設定された場合、UE12は、1つまたは2つ以上のサービングセルのCGI、あるいはそのすべてのサービングセルのCGIを取得してよい。UE12は、各サービングセルのCGIを取得するために、自律的ギャップを作成してよい。UE12は、PTW1に関連付けられたいずれかの時間の間に、CGI1を取得してよい。「PTW1に関連付けられたいずれかの時間」という用語は、本明細書において使用されるとき、PTW1の間、PTW1の直前、およびPTW1の直後の期間のうちのいずれかを意味する。PTW1の前後でCGIを取得することの利点は、UE12が、UE12とサービングセルの間で送信される信号に対して中断を引き起こさないことである。UE12は、取得されたCGI1に関する情報を格納し、この情報は、下で説明されているように、将来のある時点で(例えば、次のPTWの間に)UE12によって使用される。
UE12は、事前に規定されたルールに基づいて、またはネットワークノードから受信された要求/設定に基づいて、CGI1を自律的に取得することを決定してよい。
ステップ100A(オプション):セル1に関連付けられた送信器の識別子を取得する
ステップ100Aで、UE12は、共有セル(セル1)内の状態Bを有する送信器(例えば、特定の基準(例えば、最強であること、またはしきい値よりも弱くないこと)を満たすTP)の識別子をさらに取得してよい。
ステップ102:PTW2に関連付けられた時間の間に、セル2の識別子を取得する
1つの非限定的な例では、識別子はCGIであり、セル2は最強のセルである。ただし、この説明は、識別子がCGIではないか、またはセル2の状態が最強のセルであることとは異なっている場合に対しても、拡張または適合されてよい。
時間的にPTW1の後に発生するPTWの次の発生は、本明細書では第2のPTW期間、または単に第2のPTW(PTW2)と呼ばれる。PTW1およびPTW2は、連続するeDRXサイクルの間に発生しても発生しなくてもよい。ただし、通常、PTW1およびPTW2は、連続するeDRXサイクルの間に発生してよい。UE12は、PTW2に関連付けられたいずれかの時間の間に、最強のセルの第2のCGI(CGI2)をさらに取得する。UE12は、CGI2を取得するために、自律的ギャップを作成してよい。「PTW2に関連付けられたいずれかの時間」という用語は、本明細書において使用されるとき、PTW2の間およびPTW2の直前の期間のうちのいずれかを意味する。「PTW2に関連付けられたいずれかの時間」という用語は、本明細書では、検証時間(Tverify)と、交換可能なように呼ばれてもよい。
UE12は、1つまたは複数のUEの無線測定(例えば、経路損失、RSRP、RSRQ、RS−SINR、信号対雑音比(SNR:Signal to Noise Ratio)など)に基づいて、PTW2の間、またはPTW2の開始前に、最強のセル(セル2)を決定してよい。1つの例では、UE12は、他のセルの測定されたRSRQと比較して、セルの測定されたRSRQが最大であることを条件にして、そのセルを最強のセルと見なす。別の例では、UE12は、他のセルの測定されたRSRPと比較して、セルの測定されたRSRPが最大であることを条件にして、そのセルを最強のセルと見なす。さらに別の例では、UE12は、他のセルの測定されたRSRPおよび/またはRSRQと比較して、セルの測定されたRSRPおよび/またはRSRQが最大であることを条件にして、そのセルを最強のセルと見なす。さらに別の例では、UE12は、セルの測定されたRSRPが少なくともRSRP_thresholdを超えていることを条件にして、そのセルを最強のセルと見なす。さらに別の例では、UE12は、セルの測定されたRSRQが少なくともRSRQ_thresholdを超えていることを条件にして、そのセルを最強のセルと見なす。さらに別の例では、UE12は、セルの測定されたRSRPが少なくともRSRP_thresholdを超えていることおよび/またはセルの測定されたRSRQがRSRQ_thresholdを超えていることを条件にして、そのセルを最強のセルと見なす。
UE12は、事前に規定されたルールに基づいて、あるいはネットワークノード(例えば、UE12のサービングセルの無線アクセスノード14)から受信された要求または設定に基づいて、CGI2を自律的に取得することを決定してよい。UE12は、例えば測定に基づいて、PTW2の間の最強のセルがPTW1の間のサービングセルと異なっているのではないかと疑った場合、CGI2を取得することを決定してもよい。UE12は、例えばUE12がスケジュールされることを期待していない場合に、CGI2を日和見的に取得することを決定してもよい。したがって、UE12は、CGI2の取得に使用される自律的ギャップに起因してデータを失わなくてよい。
ステップ102A(オプション):セル2に関連付けられた送信器の識別子を取得する
このステップで、UE12は、共有セル(セル2)内の状態Bを有する送信器(例えば、特定の基準(例えば、最強であること、またはしきい値よりも弱くないこと)を満たすTP)の識別子をさらに取得してよい。
ステップ104:PTW1およびPTW2に関連付けられた時間の間に取得された識別子の比較に基づいて、UEの無線手順を実行する
下の例では、ステップ104は、サービングセル(状態A1にあるセル1)および最強のセル(状態A2にあるセル2)に関して説明されている。
一実施形態では、UE12は、PTW2の間にUE12によって識別された最強のセルが、PTW1の間に使用されたUE12のサービングセルと同じであるかどうかを最初に判定する。UE12は、CGI1とCGI2(すなわち、PTW1におけるサービングセルのCGIとPTW2における最強のセルのCGI)を比較することによって、これを判定できる。少なくとも一部の実施形態では、最強のセルをUE12のサービングセルとして再選択するために、例えば少なくともDRXサイクルごとに1回、個別のセル再選択手順が実行されるため、PTW2における最強のセルは、PTW2の間のUE12のサービングセルであることに留意されたい。このような比較に基づいて、UE12は次のタスクを実行する。
・CGI1およびCGI2が同一である場合、セル1およびセル2は同じであると仮定される。その場合、UE12は、セル2に対して無線動作の1つまたは複数の第1の種類を実行する。UE12によって実行される無線動作は、本明細書では、アクション、タスク、手順、RRMタスクなどとも、交換可能なように呼ばれる。無線動作の第1の種類は、PTW1の間にUE12がセル1によってサービングされたときにUE12によって実行される無線動作と同じであるか、またはそのような無線動作に類似している。例えば、その場合、UE12は、次のタスクのうちの1つまたは複数を実行してよい。
− セル2の信号に対するRLM。例えば、UE12は、eDRX動作の下で、またはeDRXを使用して設定された場合に、セルがUE12のサービングセルであることが(例えばCGIに基づいて)検証された後にのみ、PTWの間に、そのセル対してRLMを実行するものとすることが事前に規定されてよい。
− セル2および/または1つまたは複数の隣接セルの信号に対する1つまたは複数の無線測定。
− セル2の1つまたは複数の制御チャネルを受信する。
− ネットワークノードから受信されたスケジューリング情報に基づいて、セル2に対して信号を送信および/または受信する。
− PTW1の間のセル1およびPTW2の間のセル2が同じである(例えば、同じCGIを持っている)ことをネットワークノードに知らせる指示を、ネットワークノードに送信する。
− UEのサービングセルに関連する任意のその他のタスク(例えば、セル2のCSI(例えば、CQI、ランクインジケータ(RI:Rank Indicator)、PMIなど)の推定、およびCSIの結果をネットワークノードに報告すること)を実行する。
・CGI1およびCGI2が同一でない場合、セル1およびセル2は異なっていると仮定される。その場合、UE12は、セル2に対して無線動作の1つまたは複数の第2の種類を実行する。無線動作の第2の種類は、通常、PTW1の間にUE12がセル1によってサービングされたときにUE12によって実行される無線動作とは異なっている。例えば、その場合、UE12は、次のタスクのうちの1つまたは複数を実行してよい。
・セル2または任意のその他のセルの任意の信号に対してどのRLMも実行しないか、または実行することを停止する。例えば、UE12は、eDRX動作の下で、またはeDRXを使用して設定された場合に、現在のセルがUE12のサービングセルであることが(例えばCGIに基づいて)検証されていなければ、PTWの間に、そのセル対してRLMを実行しないものとすることが事前に規定されてよい。
・セル2から受信されたスケジューリンググラントを無視する。
・サービングセル上のアップリンクにおいて、どのデータも送信しない。
・UE12が接続状態である場合、アイドル状態に移行する。
・UE12が追跡領域または登録領域を変更する必要がある(すなわち、セル2が、セル1の追跡領域と比較して異なる追跡領域に属している)かどうかを判定する。
・セル2が古い追跡領域に属していない場合、追跡領域更新を実行する。
・RRC再確立を開始し、例えば、ランダムアクセスをセル2に送信して、セル2への接続を新しいサービングセルとして再確立する、などを実行する。
・セル2への接続を再確立した後に、UE12は、PTW1の間のセル1およびPTW2の間のセル2が同じでない(例えば、異なるCGIを持っている)ことをネットワークノードに知らせる指示を、ネットワークノードに送信してもよい。UE12は、セル1およびセル2の取得されたCGIをネットワークノードに送信してもよい。
・セルへの接続を確立した後に、セル2上で実行された測定(例えば、RSRP、RSRQなど)の測定結果をネットワークノードに送信する。
ステップ104A(オプション):PTW1およびPTW2に関連付けられた時間の間に取得された送信器識別子の比較に基づいて、手順を実行する
第1の識別子および第2の識別子が同じである場合、UE12は次のうちの1つを実行する。
・第3の識別子および第4の識別子が同じである場合、UEの無線動作の第3の種類。
・第3の識別子および第4の識別子が異なる場合、UEの無線動作の第4の種類。
UEの無線動作の第3および第4の種類の一部の例は、UEの無線動作の第1および第2の種類に関して説明されたものとそれぞれ同じであるが、セルの代わりに送信器に関するものである。したがって、UEの動作の第3の種類は、少なくとも一部の実施形態では、次のうちの1つまたは複数を含む。
・第2の送信器の信号に対してRLMを実行すること。
・第2の送信器の信号に対して1つまたは複数の無線測定を実行すること。
・1つまたは複数の隣接セルの信号に対して1つまたは複数の無線測定を実行すること。
・第2の送信器の1つまたは複数の制御チャネルを受信すること。
・ネットワークノードから受信されたスケジューリング情報に基づいて、第2の送信器に信号を送信することおよび/または第2の送信器から信号を受信すること。
・第1の送信器および第2の送信器が同じであることをネットワークノードに知らせる指示をネットワークノードに送信すること。
・第2の送信器において、無線通信デバイスのサービングセルに関連する1つまたは複数のタスクを実行すること。
同様に、UEの動作の第4の種類は、少なくとも一部の実施形態では、次のうちの1つまたは複数を含む。
・第2の送信器の信号に対してRLMを実行することを抑制すること。
・第2の送信器から受信されたスケジューリンググラントを無視すること。
・アップリンクにおいて第2の送信器へデータを送信することを抑制すること。
・UE12が接続状態である場合、アイドルモードに移行すること。
・第2の送信器が、第1の送信器の追跡領域または登録領域と比較して異なる追跡領域または登録領域に属しているかどうかに基づいて、UE12がUE12の追跡領域または登録領域を変更する必要があるかどうかを判定すること。
・第2の送信器がUE12の以前の追跡領域に属していない場合、追跡領域更新を実行すること。
・接続再確立を開始して、第2の送信器への接続をUE12のサービングTPとして再確立すること。
・第1の送信器および第2の送信器が異なることをネットワークノードに知らせる指示をネットワークノードに送信すること。
・第2の送信器において実行された測定の測定結果をネットワークノードに送信すること。
図11は、本開示の一部の実施形態に従って、eDRX動作の下でのUE12のサービングセルの検証のためのネットワークノード(例えば、無線アクセスノード14)における方法を示すフローチャートである。言い換えると、図11は、eDRXサイクルを使用して設定されたUE12をサービングするネットワークノード(例えば、無線アクセスノード14)における方法を示すフローチャートであり、次のステップを含んでいる。
・ステップ200:ネットワークノードは、設定されたeDRXサイクルの第1のPTW(PTW1)期間に関連付けられたいずれかの時間の間に、UE12の状態A1(例えば、サービング)を有する第1のセル(セル1)の第1の識別子を取得する。
− ステップ200A(オプション):ネットワークノードは、設定されたeDRXサイクルの第1のPTW(PTW1)期間に関連付けられたいずれかの時間の間に、UE12のセル1に関連付けられた状態B1を有する第1の送信器の第3の識別子を取得する。
・ステップ202:ネットワークノードは、設定されたeDRXサイクルの第2のPTW(PTW2)期間に関連付けられたいずれかの時間の間に、UEの状態A2(例えば、最強)を有する第2のセル(セル2)の第2の識別子を取得し、PTW2は時間的にPTW1の後に発生する。
− ステップ202A(オプション):ネットワークノードは、設定されたeDRXサイクルの第2のPTW(PTW2)期間に関連付けられたいずれかの時間の間に、UE12のセル2に関連付けられた状態B2を有する第2の送信器の第4の識別子を取得し、PTW2は時間的にPTW1の後に発生する。
・ステップ204:ネットワークノードは、次のうちの1つを実行する。
− 第1の識別子および第2の識別子が同じである場合、ネットワークノードに関連する無線動作の第1の種類。
− 第1の識別子および第2の識別子が異なる場合、ネットワークノードに関連する無線動作の第2の種類。
・ステップ204A(オプション):第1の識別子および第2の識別子が同じである場合、ネットワークノードは次のうちの1つを実行する。
− 第3の識別子および第4の識別子が同じである場合、ネットワークノードに関連する無線動作の第3の種類。
− 第3の識別子および第4の識別子が異なる場合、ネットワークノードに関連する無線動作の第4の種類。
「状態」という用語は、前述したものと同じであってよい。ネットワークノードによって実行される上のステップが、下で詳細に説明される。
ステップ200:PTW1に関連付けられた時間の間に、セル1の識別子を取得する
以下の実施形態は、セル1の状態がサービングセルであり、識別子がCGIである、非限定的な例について説明される。
ステップ200で、ネットワークノードは、ネットワークノードからUE12に送信されたeDRX設定情報に基づいて、UE12がeDRXサイクルで動作するように設定されていることを最初に決定する。ネットワークノードは、特定のPTW(本明細書では、第1のPTW機会または期間、あるいは単に第1のPTW(PTW1)と呼ばれる)の間に、UE12のサービングセル(セル1)をさらに決定する。ネットワークノードは、UE12のサービングセル(セル1)の第1のCGI(CGI1)をさらに決定する。セル1に関連付けられたCGI1は、通常、ネットワークノードに格納される。ネットワークノードは、別のネットワークノードからCGI1を受信してもよい。UE12が2つ以上のサービングセルを使用して設定された場合、ネットワークノードは、1つまたは2つ以上のサービングセルのCGI、あるいはこのUE12のすべてのサービングセルのCGIを取得してよい。ネットワークノードは、PTW1に関連付けられたいずれかの時間の間に、CGI1を取得してよい。「PTW1に関連付けられたいずれかの時間」という用語は、本明細書において使用されるとき、PTW1の間、PTW1の直前、およびPTW1の直後の期間のうちのいずれかを意味する。ネットワークノードは、取得されたCGI1およびUE12の関連するセル1に関する情報を格納する。この情報は、下で説明されているように、将来のある時点で(例えば、次のPTWの間に)ネットワークノードによって使用される。
ステップ200A(オプション):PTW1に関連付けられた時間の間に、セル1に関連付けられた第1の送信器の識別子を取得する
このステップに従って、ネットワークノードは、セル1に関連付けられた状態B1を有する第1の送信器の識別子をさらに決定してよい。
ステップ202:PTW2に関連付けられた時間の間に、セル2の識別子を取得する
以下の実施形態は、セル2の状態が最強のセルであり、識別子がCGIである、非限定的な例について説明される。
ネットワークノードは、PTW2に関連付けられたいずれかの時間の間に、UE12の最強のセル(セル2)の第2のCGI(CGI2)をさらに決定する。CGI2(すなわち、セル2に関連付けられたCGI2)に関する情報は、通常、ネットワークノードのメモリから取り出され得る。CGI2に関する情報は、別のネットワークノードから情報を受信する(すなわち、CGI2とセル2の間の関連性を受信する)ことによって、ネットワークノードによって決定されてもよい。
PTW2は、PTW1の後に発生する。PTW2は、連続するPTW機会の間に発生しても発生しなくてもよい。例えば、ネットワークノードは、1つまたは複数の基準に基づいて、どのPTWの間にCGI2が決定される必要があるかを決定してよい。例えば、UE12のeDRXサイクル長がしきい値(例えば、20.48秒)未満である場合、ネットワークノードは、PTW1の直後に発生しないPTWの間に、セル2のCGI2を決定してよい。これは、短いeDRXサイクル長の場合、UE12のサービングセルが連続するPTW間で変化することが期待されないからである。一方、eDRXサイクル長がしきい値(例えば、20.48秒)以上である場合、ネットワークノードは、PTW1の直後に発生してよいPTWの間に、セル2のCGI2を決定してよい(すなわち、PTW2およびPTW1は、eDRXサイクルの連続するPTWの間に存在する)。これは、長いeDRXサイクル長の下では、UE12のサービングセルが、連続するPTW間でも変化することがあるからである。
「PTW2に関連付けられたいずれかの時間」という用語は、本明細書において使用されるとき、PTW2の間およびPTW2の直前の期間のうちのいずれかを意味する。「PTW2に関連付けられたいずれかの時間」という用語は、本明細書では、検証時間(Tverify)と、交換可能なように呼ばれてもよい。
ネットワークノードは、1つまたは複数のUEの無線測定(例えば、経路損失、RSRP、RSRQ、RS−SINR、SNRなど)に基づいて、PTW2の間、またはPTW2の開始前に、UE12の最強のセル(セル2)を決定してよい。さらに別の例では、ネットワークノードは、1つまたは複数のセル内のUE12から受信された信号を測定し、受信された信号レベルに基づいて、最強のセルを決定してよい(例えば、SNRが最高であるセルが、UE12の最強のセルである)。UE12は、セル2上で実行されたそのような測定(例えば、RSRP、RSRQなど)の測定結果を、PTW2の開始前にネットワークノードに報告してよい。1つの例では、UE12は、最強のセル(すなわち、セル2)のみに関連付けられた測定結果を送信してよい。別の例では、UE12は、2つ以上のセルに関連付けられた測定結果を送信してよく、ネットワークノードは、1つまたは複数の基準に基づいて、UE12の最強のセル(すなわち、セル2)を決定する。ネットワークノードは、他のセルの測定されたRSRQと比較して、測定されたRSRQが最大であることを条件にして、セルを最強のセルと見なしてよい。別の例では、ネットワークノードは、他のセルの測定されたRSRPと比較して、セルの測定されたRSRPが最大であることを条件にして、そのセルを最強のセルと見なす。さらに別の例では、ネットワークノードは、他のセルの測定されたRSRPおよび/またはRSRQと比較して、セルの測定されたRSRPおよび/またはRSRQが最大であることを条件にして、そのセルを最強のセルと見なす。さらに別の例では、ネットワークノードは、セルの測定されたRSRPが少なくともRSRP_thresholdを超えていることを条件にして、そのセルを最強のセルと見なす。さらに別の例では、ネットワークノードは、セルの測定されたRSRQが少なくともRSRQ_thresholdを超えていることを条件にして、そのセルを最強のセルと見なす。さらに別の例では、ネットワークノードは、セルの測定されたRSRPが少なくともRSRP_thresholdを超えていることおよび/またはセルの測定されたRSRQがRSRQ_thresholdを超えていることを条件にして、そのセルを最強のセルと見なす。
ネットワークノードは、事前に規定されたルールに基づいて、または別のネットワークノードから受信された要求もしくは設定に基づいて、CGI2を自律的に取得することを決定してよい。ネットワークノードは、PTW2の間のUE12の最強のセルが以前のPTW(すなわち、PTW1)の間のサービングセルと異なっているのではないかと疑った場合、セル2のCGI2を取得することを決定してもよい。ネットワークノードは、例えば、ネットワークノードがアップリンクおよび/またはダウンリンクにおいてUE12へのデータをスケジュールすることが期待される場合、CGI2を日和見的に決定することを決定してもよい。UE12は、例えばネットワークノードがそのバッファ内にUE12のデータを保持している場合に、スケジュールされてよい。
ステップ202A(オプション):PTW2に関連付けられた時間の間に、セル2に関連付けられた第2の送信器の識別子を取得する
このステップに従って、ネットワークノードは、セル2に関連付けられた状態B2を有する第2の送信器の識別子をさらに決定してよい。
ステップ204:PTW1およびPTW2に関連付けられた時間の間に取得された識別子の比較に基づいて、ネットワークノードの無線手順を実行する
このステップでは、ネットワークノードは、PTW2の間のUE12の最強のセルが、PTW1の間のUE12のサービングセルと同じであるかどうかを最初に判定する。ネットワークノードは、決定されたCGI1とCGI2(すなわち、PTW1におけるサービングセルのCGIとPTW2における最強のセルのCGI)を比較することによって、これを判定できる。このような比較に基づいて、ネットワークノードは次のタスクを実行する。
・CGI1およびCGI2が同一である場合、セル1およびセル2は同じであると仮定される。その場合、ネットワークノードは、セル2に対してネットワークノードに関連する無線動作の1つまたは複数の第1の種類を実行する。ネットワークノードによって実行される無線動作は、本明細書では、アクション、タスク、手順、RRMタスクなどとも、交換可能なように呼ばれる。ネットワークノードの無線動作の第1の種類は、PTW1の間にUE12がセル1によってサービングされたときにネットワークノードによって実行される無線動作と同じであるか、またはそのような無線動作に類似している。例えば、その場合、ネットワークノードは、次のタスクのうちの1つまたは複数を実行してよい。
− UE12がセル2上の信号に対してRLMを実行できるようにするために、1つまたは複数のパラメータを使用してUE12を設定する。これらのパラメータは、通常、セル1で使用されるパラメータと同じである。
− UE12の任意のデータがバッファ内に存在する場合、遅延なしで、セル2上のアップリンクおよび/またはダウンリンクにおいてUE12をスケジュールする。
− UE12がPTW1の間のセル1およびPTW2の間のセル2が同じである(例えば、同じCGIを持っている)ことを識別したことをネットワークノードに知らせる指示を、UE12から受信する。
− 1つまたは複数の測定結果をUE12から受信し、これらの測定結果を1つまたは複数の動作に使用する(例えば、CSI(例えば、CQI、RI、PMIなど)を、セル2内でスケジュールするために使用するなど)。
・CGI1およびCGI2が同一でない場合、セル1およびセル2は異なっていると仮定される。その場合、ネットワークノードは、セル2に対してネットワークノードの無線動作の第2の種類のうちの1つまたは複数を実行する。ネットワークノードの無線動作の第2の種類は、PTW1の間にUE12がセル1によってサービングされたときにネットワークノードによって実行される無線動作とは、通常は異なっている。例えば、その場合、ネットワークノードは、次のタスクのうちの1つまたは複数を実行してよい。
− セル2内のアップリンクおよび/またはダウンリンクにおいて、データを使用してUE12をスケジュールしない。
− 例えば、UE12がセル2への接続を確立または再確立した(すなわち、セル2がUE12の新しいサービングセルになった)後に、ある程度の遅延を伴って、アップリンクおよび/またはダウンリンクにおいてデータを使用してUE12をスケジュールする。
− セル2への接続を確立するために、UE12からのランダムアクセスメッセージまたはメッセージの受信を準備する。
− UE12がセル2への接続を確立していない限り、UE12によって送信されたデータを無視する。
− PTW1の間のセル1およびPTW2の間のセル2が同じでない(例えば、異なるCGIを持っている)ことをネットワークノードに知らせるメッセージを、UE12から受信することを準備する。
ステップ204A(オプション):PTW1およびPTW2に関連付けられた時間の間に取得された送信器識別子の比較に基づいて、手順を実行する
第1のセル識別子および第2のセル識別子が同じである場合、ネットワークノードは次のうちの1つを実行する。
・第3の送信器識別子および第4の送信器識別子が同じである場合、ネットワークノードに関連する無線動作の第3の種類。
・第3の送信器識別子および第4の送信器識別子が異なる場合、ネットワークノードに関連する無線動作の第4の種類。
無線動作の第3および第4の種類の一部の例は、ネットワークノードに関連する無線動作の第1および第2の種類に関して前述されたものとそれぞれ同じであるが、セルの代わりに送信器に関するものである。したがって、無線動作の第3の種類は、少なくとも一部の実施形態では、次のうちの1つまたは複数を含む。
・UE12が第2の送信器の信号に対してRLMを実行できるようにするために、1つまたは複数のパラメータを使用してUE12を設定すること。
・少なくとも1つの第2のセルをUE12の新しいサービングセルにするための遅延なしで、少なくとも1つの第2のセル上のアップリンクおよび/またはダウンリンクにおいてUE12をスケジュールすること。
・UE12が少なくとも1つの第1のセルおよび少なくとも1つの第2のセルを同じであるとして識別したことをネットワークノードに知らせる指示をUE12から受信すること。
・1つまたは複数の測定結果をUE12から受信し、1つまたは複数の測定を、少なくとも1つの第2のセル内でスケジュールするために1つまたは複数の動作に使用すること。
同様に、無線動作の第4の種類は、少なくとも一部の実施形態では、次のうちの1つまたは複数を含む。
・少なくとも1つの第2のセル内でのアップリンクおよび/またはダウンリンクデータ送信に関してUE12をスケジュールすることを抑制すること。
・少なくとも1つの第2のセルをUE12の新しいサービングセルにするための遅延の後にのみ、少なくとも1つの第2のセル内でのアップリンクおよび/またはダウンリンクデータ送信に関してUE12をスケジュールすること。
・少なくとも1つの第2のセルへの接続を確立するために、UE12からのランダムアクセスメッセージまたはメッセージの受信を準備すること。
・UE12が少なくとも1つの第2のセルとの接続を確立していない限り、UE12によって送信されたデータを無視すること。
・少なくとも1つの第1のセルおよび少なくとも1つの第2のセルが同じでないことをネットワークノードに知らせるメッセージをUE12から受信することを準備すること。
説明された実施形態は、次の利点のうちの1つまたは複数を可能にする。
・開示された方法は、eDRXサイクルを使用して設定されたUE12が、そのサービングセルがeDRXサイクル内の異なるPTW機会間で変化したかどうかを一意かつ明確に識別できるようにする。サービングセルが変化している場合、UE12は、いずれかのタスク(例えば、RLM)を実行する前に、新しいサービングセルとの接続を最初に確立する。しかし、サービングセルが異なるPTW間で変化していない場合、UE12は既存の動作の実行を継続することができる。
・これらの方法は、UE12が非常に長い(例えば、数分、数時間などのオーダーの)eDRXサイクル長を使用して設定された場合に、UE12のサービングセルが異なるPTW機会間で変化したかどうかをUE12が一意に決定できるようにすることを保証する。
・これらの方法は、UE12が非常に長い(例えば、数分、数時間などのオーダーの)eDRXサイクル長を使用して設定された場合に、PTWの間のスケジューリンググラントおよびデータの損失を防ぐか、または最小限に抑える。
・これらの方法は、UE12のサービングセルが異なるPTW機会間で変化した場合に、UE12がネットワークノードに知らせることができることを保証する。
・これらの方法は、ネットワークノードが、UE12のサービングセルがeDRXサイクルの異なるPTW機会間で変化したかどうかを認識することを保証する。これによって、さらに、ネットワークがスケジューリングリソースの損失を防ぐことができるようにする。
・これらの方法は、第2のPTWにおいて対象の送信器がその状態を変更していない(例えば、依然として最強の送信器、またはサービング送信器、あるいは隣接送信器である)ことを保証する。
・以下の詳細な説明および図面に照らして、さまざまなその他の特徴および利点が、当業者に対して明らかになるであろう。
非限定的な例として、以下では、3GPP TSG−RAN WG4 36.133に対する1つの可能な変更のサンプルが提供される。具体的な変更が単に本明細書で開示された一実施形態の例示を目的としており、これらのセクション(またはその他のセクション)および/またはその他の規格に対するさまざまなその他の変更または代替的変更が、本開示の範囲内で、任意の組み合わせで行われ得ることに留意されたい。
3 定義、シンボル、および略語
3.1 定義
本文書の目的のために、TR 21.905[26]において提供されている用語および定義ならびに以下が適用される。本文書において規定された用語は、TR 21.905[26]において同じ用語の定義がもしあれば、その定義に優先する。
いずれかのセルの選択状態:TS 36.304[1]における規定に従う
非同期的デュアルコネクティビティ:TS 36.300[25]における規定に従う。
キャリアアグリゲーション:より広い送信帯域幅をサポートするための2つ以上のコンポーネントキャリアの集合(TS 36.104[30])。
デュアルコネクティビティ:TS 36.300[25]における規定に従う。
拡張アイドルモードDRX:TS 24.008[34]において規定されているアイドルモードでの拡張DRXサイクル。1つの拡張DRXサイクルは、2つの連続するPTW内の2つの第1のページング機会間の期間である。
拡張接続モードDRX:TS 36.331[2]において規定されている接続モードでの拡張DRXサイクル。
高動作帯域:別の低い動作帯域よりも高いダウンリンク周波数を備える動作帯域。
帯域間キャリアアグリゲーション:異なる動作帯域内のコンポーネントキャリアのキャリアアグリゲーション(TS 36.104[30])。
帯域内隣接キャリアアグリゲーション:同じ動作帯域内に集約された隣接キャリア(TS 36.104[30])。
帯域内非隣接キャリアアグリゲーション:同じ動作帯域内に集約された非隣接キャリア(TS 36.104[30])。
IDC自律的拒否サブフレーム:IDC自律的拒否を使用して設定された場合に、UEがE−UTRAN信号を送信しないことが許可される、アップリンクサブフレームの最大数(TS 36.331[2])。
IDC自律的拒否有効性:自律的拒否サブフレームがカウントされる期間である(TS 36.331[2])。
IDC解決策:これは、UEからのInDeviceCoexIndicationの受信に応答してeNodeBによって設定されるDRXまたはIDC自律的拒否を指す(TS 36.331[2])。
低動作帯域:別の高い動作帯域よりも低いダウンリンク周波数を備える動作帯域。
マスタセルグループ:TS 36.300[25]における規定に従う。
マスタeNB:TS 36.300[25]における規定に従う。MBSFN ABS:MBSFN設定可能サブフレームにおいて設定されるABS。
非MBSFN ABS:いずれかのダウンリンクサブフレームにおいて設定されるABS。
通常性能グループ:増加UEキャリア監視UTRAまたはE−UTRAをサポートするUEの場合、周波数間キャリアまたはRAT間キャリアのグループが2つのグループに分割される。他のグループと比較して遅延性能の良いグループが、通常性能グループと呼ばれる。
ページング時間ウィンドウ:TS 24.008[34]における規定に従う。
プライマリセル:TS 36.331[2]における規定に従う。
ProSe直接通信:TS 23.303[33]における規定に従う。
ProSe直接検出:TS 23.303[33]における規定に従う。
プライマリSCell:TS 36.300[25]における規定に従う。
プライマリセカンダリタイミングアドバンスグループ:PSCellを含んでいるタイミングアドバンスグループ。
プライマリタイミングアドバンスグループ:PCellを含んでいるタイミングアドバンスグループ。
低下性能グループ:増加UEキャリア監視UTRAまたはE−UTRAをサポートするUEの場合、周波数間キャリアまたはRAT間キャリアのグループが2つのグループに分割される。他のグループと比較して遅延性能の悪いグループが、低下性能グループと呼ばれる。
セカンダリセル:TS 36.331[2]における規定に従う。
セカンダリeNB:TS 36.300[25]における規定に従う。
サービングセル:TS 36.331[2]における規定に従う。
セカンダリセルグループ:TS 36.300[25]における規定に従う。
セカンダリタイミングアドバンスグループ:TS 36.331[2]における規定に従う。
同期的デュアルコネクティビティ:TS 36.300[25]における規定に従う。
TDD−FDDキャリアアグリゲーション:E−UTRA TDDおよびE−UTRA FDD動作帯域内のコンポーネントキャリアのキャリアアグリゲーション(TS 36.104[30])。
タイミングアドバンスグループ:TS 36.331[2]における規定に従う。
UEカテゴリ0適用可能性:本明細書のこのバージョンでは、UEカテゴリ0の要件は、UEカテゴリ0[31]および単一アンテナ受信器を仮定して導き出される。
x_RA:RSを含んでいない送信されたすべてのOFDMシンボルにおけるチャネルまたは物理信号xのためのx−RS間EPRE比。
x_RB:RSを含んでいる送信されたすべてのOFDMシンボルにおけるチャネルまたは物理信号xのためのx−RS間EPRE比。
[1]−−−−変更1の終了−−−−
[2]−−−−変更2の開始−−−−
3.3 略語
本文書の目的のために、TR 21.905[26]において提供されている略語ならびに以下が適用される。本文書において規定された略語は、TR 21.905[26]において同じ略語の定義がもしあれば、その定義に優先する。
1x RTT CDMA2000 1x無線送信技術(CDMA2000 1x Radio Transmission Technology)
ABS オールモストブランクサブフレーム(Almost Blank Subframe)
ARQ 自動再送要求(Automatic Repeat Request)
AP アクセスポイント(Access Point)
AWGN 付加白色ガウス雑音(Additive White Gaussian Noise)
BCCH ブロードキャスト制御チャネル(Broadcast Control Channel)
BCH ブロードキャストチャネル(Broadcast Channel)
CA キャリアアグリゲーション(Carrier Aggregation)
CC コンポーネントキャリア(Component Carrier)
CCCH SDU 共通制御チャネルSDU(Common Control Channel SDU)
CGI セルグローバル識別子(Cell Global Identifier)
CPICH 共通パイロットチャネル(Common Pilot Channel)
CPICH Ec/No 帯域内の電力密度で割ったチップ当たりのCPICH受信エネルギー(CPICH Received energy per chip divided by the power density in the band)
CRS セル固有の参照信号(Cell−specific Reference Signals)
C−RNTI セルRNTI(Cell RNTI)
CSI チャネル状態情報(Channel−State Information)
CSI−RS CSI参照信号(CSI Reference Signal)
DC デュアルコネクティビティ(Dual Connectivity)
DCCH 専用制御チャネル(Dedicated Control Channel)
DL ダウンリンク(Downlink)
DMTC 検出信号測定タイミング設定(Discovery signal Measurement Timing Configuration)
DRX 間欠受信(Discontinuous Reception)
DTCH 専用トラフィックチャネル(Dedicated Traffic Channel)
DUT 被試験体(Device Under Test)
E−CID 拡張セルID(Enhanced Cell−ID)(位置決め法)
ECGI エボルブドCGI(Evolved CGI)
eDRX_IDLE 拡張アイドルモードDRX(Extended IDLE−mode DRX)
eDRX_CONN 拡張接続モードDRX(Extended CONNECTED−mode DRX)
eNB E−UTRAN NodeB
E−SMLC 拡張サービングモバイルロケーションセンター(Enhanced Serving Mobile Location Centre)
E−UTRA エボルブドUTRA(Evolved UTRA)
E−UTRAN エボルブドUTRAN(Evolved UTRAN)
FDD 周波数分割複信(Frequency Division Duplex)
GERAN GSM EDGE無線アクセスネットワーク(GSM EDGE Radio Access Network)
GSM グローバルシステムフォーモバイルコミュニケーションズ(Global System for Mobile communication)
HARQ ハイブリッド自動再送要求(Hybrid Automatic Repeat Request)
HD−FDD 半二重FDD(Half−Duplex FDD)
HO ハンドオーバ(Handover)
HRPD 高速パケットデータ(High Rate Packet Data)
IDC デバイス内共存(In−Device Coexistence)
IEEE 電気電子技術者協会(Institute of Electrical and Electronics Engineers)
LPP LTE位置決めプロトコル(LTE Positioning Protocol)
LWA LTE−WLANアグリゲーション(LTE−WLAN Aggregation)
MAC 媒体アクセス制御(Medium Access Control)
MCG マスタセルグループ(Master Cell Group)
MeNB マスタeNB(Master eNB)
MBSFN マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス単一周波数ネットワーク(Multimedia Broadcast multicast service Single Frequency Network)
MBSFN ABS MBSFNオールモストブランクサブフレーム(MBSFN Almost Blank Subframe)
MDT ドライブテストの最小化(Minimization of Drive Tests)
MGRP 測定ギャップ反復期間(Measurement Gap Repetition Period)
MIB マスタ情報ブロック(Master Information Block)
OCNG OFDMAチャネル雑音発生器(OFDMA Channel Noise Generator)
OFDM 直交周波数分割多重(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)
OFDMA 直交周波数分割多重アクセス(Orthogonal Frequency Division Multiple Access)
OTDOA 到着の観測時間差(Observed Time Difference of Arrival)
PBCH 物理ブロードキャストチャネル(Physical Broadcast Channel)
P−CCPCH プライマリ共通制御物理チャネル(Primary Common Control Physical Channel)
PCell プライマリセル(Primary Cell)
PCFICH 物理制御フォーマットインジケータチャネル(Physical Control Format Indicator CHannel)
PDCCH 物理ダウンリンク制御チャネル(Physical Downlink Control CHannel)
PDSCH 物理ダウンリンク共有チャネル(Physical Downlink Shared CHannel)
PHICH 物理ハイブリッドARQインジケータチャネル(Physical Hybrid−ARQ Indicator CHannel)
PLMN 公衆陸上移動網(Public Land Mobile Network)
PMCH 物理マルチキャストチャネル(Physical Multicast Channel)
PRACH 物理ランダムアクセスチャネル(Physical Random Access CHannel)
ProSe 近接ベースサービス(Proximity−based Services)
PRS 位置決め参照信号(Positioning Reference Signal)
PSBCH 物理サイドリンクブロードキャストチャネル(Physical Sidelink Broadcast CHannel)
PSCCH 物理サイドリンク制御チャネル(Physical Sidelink Control Channel)
PSCell プライマリSCell(Primary SCell)
PSS プライマリ同期信号(Primary Synchronization Signal)
PSSCH 物理サイドリンク共有チャネル(Physical Sidelink Shared CHannel)
psTAG プライマリセカンダリタイミングアドバンスグループ(Primary Secondary Timing Advance Group)
pTAG プライマリタイミングアドバンスグループ(Primary Timing Advance Group)
PTW ページング時間ウィンドウ(Paging Time Window)
PUCCH 物理アップリンク制御チャネル(Physical Uplink Control CHannel)
PUSCH 物理アップリンク共有チャネル(Physical Uplink Shared CHannel)
RS−SINR 参照信号信号対干渉雑音比(Reference Signal Signal to Noise and Interference Ratio)
RSCP 受信信号コード電力(Received Signal Code Power)
RSRP 参照信号受信電力(Reference Signal Received Power)
RSRQ 参照信号受信品質(Reference Signal Received Quality)
RSSI 受信信号強度指示(Received Signal Strength Indicator)
RSTD 参照信号時間差(Reference Signal Time Difference)
QAM 直交振幅変調(Quadrature Amplitude Modulation)
RACH ランダムアクセスチャネル(Random Access Channel)
RAT 無線アクセス技術(Radio Access Technology)
RNC 無線ネットワークコントローラ(Radio Network Controller)
RNTI 無線ネットワーク一時的識別子(Radio Network Temporary Identifier)
RRC 無線リソース制御(Radio Resource Control)
RRM 無線リソース管理(Radio Resource Management)
SCE スモールセルエンハンスメント(Small Cell Enhancement)
SCH 同期チャネル(Synchronization Channel)
SCell セカンダリセル(Secondary Cell)
SCG セカンダリセルグループ(Secondary Cell Group)SDU サービスデータユニット(Service Data Unit)
SeNB セカンダリeNB(Secondary eNB)
SFN システムフレーム番号(System Frame Number)
SI システム情報(System Information)
SIB システム情報ブロック(System Information Block)
SLSS サイドリンク同期シーケンス(SideLink Synchronization Sequence)
SON 自己最適化ネットワーク(Self Optimized Network)
SRS サウンディング参照信号(Sounding Reference Signal)
SSS セカンダリ同期信号(Secondary Synchronization Signal)
SSTD SFNおよびサブフレームの時間差(SFN and subframe time difference)
sTAG セカンダリタイミングアドバンスグループ(Secondary Timing Advance Group)
TAG タイミングアドバンスグループ(Timing Advance Group)
TDD 時分割複信(Time Division Duplex)
TP 送信ポイント(Transmission Point)
TTI 送信時間間隔(Transmission Time Interval)
UE ユーザ機器(User Equipment)
UL アップリンク(Uplink)
UMTS ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションシステム(Universal Mobile Telecommunication System)
UTRA 汎用地上波無線アクセス(Universal Terrestrial Radio Access)
UTRAN 汎用地上波無線アクセスネットワーク(Universal Terrestrial Radio Access Network)
WLAN 無線ローカルエリアネットワーク(Wireless Local Area Network)
WB−RSRQ 広帯域幅RSRQ(Wide Bandwidth RSRQ)
[3]−−−−変更2の終了−−−−
[4]−−−−変更3の開始−−−−
E−UTRAN RRC_IDLE状態のモビリティ
4.1 セル選択
TS36.304に記載されているように、UEがオンに切り替わって、PLMNが選択された後に、セル選択プロセスが行われる。このプロセスによって、UEは、利用可能なサービスにアクセスするためにキャンプオンするのに適したセルを選択することができる。このプロセスにおいて、UEは格納情報(格納情報によるセル選択)を使用することができるか、または使用することができない(初期セル選択)。
4.2 セル再選択
4.2.1 概要
セル再選択手順によって、UEは、より適切なセルを選択して、そのセルにキャンプオンすることができる。
UEがセル上で正常キャンプ状態または任意セルへのキャンプ状態にある場合、UEは、サービングセルによって示された周波数内セル、周波数間セル、およびRAT間セルを検出、同期、および監視しようとするものとする。周波数内セルおよび周波数間セルの場合、サービングセルは、明示的な隣接リストを提供せず、キャリア周波数情報および帯域幅情報のみを提供してよい。UEの測定活動は、UEの測定活動を制限できるTS36.304において規定された測定ルールによっても制御される。
4.2.2 要件
UEは、UEがeDRX_IDLEサイクルを使用して設定されていない場合は少なくともThigher_priority_search=(60*Nlayers)秒おきに、UEがeDRX_IDLEサイクルを使用して設定されている場合は少なくともThigher_priority_search=MAX(60*Nlayers,1つのeDRX_IDLEサイクル)おきに、優先度がより高いすべての層を検索するものとし、Nlayersは、設定された優先度がより高いE−UTRA、UTRA FDD、UTRA TDD、CDMA2000 1x、およびHRPDキャリア周波数の総数であり、GSM周波数の1つまたは複数のグループが優先度がより高いとして設定された場合に、さらに1だけ増やされる。
CAの能力があるUEに関するセクション4.2.2の要件では、付録BのセクションB.4.2において、付帯条件に関する適用可能な例外が規定されている。
増加キャリア監視E−UTRAまたは増加キャリア監視UTRAをサポートするUEの場合、異なるキャリアの再選択性能は、通常性能または低下性能のいずれかになるように、上位層によって設定されてよい。要件では、次の定義が使用される。
[1]Kcarrier:隣接セルリスト内の周波数間キャリアの総数
[2]Kcarrier,normal=Kcarrier−Kcarrier,reduced:通常性能グループ内の監視対象の周波数間キャリアの数
[3]Kcarrier,reduced:低下性能グループ内の監視対象の周波数間キャリアの数
[4]NUTRA_carrier:隣接セルリスト内の設定されたUTRA FDDキャリアの総数
[5]NUTRA_carrier,normal=NUTRA_carrier−NUTRA_carrier,reduced:通常性能グループ内の監視対象のUTRA FDDキャリアの数
[6]NUTRA_carrier,reduced:低下性能グループ内の監視対象のUTRA FDDキャリアの数
[7]NUTRA_carrier_TDD:隣接セルリスト内の設定されたUTRA TDDキャリアの総数
[8]NUTRA_carrier_TDD,normal=NUTRA_carrier_TDD−NUTRA_carrier_TDD,reduced:通常性能グループ内の監視対象のUTRA TDDキャリアの数
[9]NUTRA_carrier_TDD,reduced:低下性能グループ内の監視対象のUTRA TDDキャリアの数
増加UEキャリア監視E−UTRA[2、31]をサポートするUEの最小性能要件は、Kcarrier,normal≦3のとき、セクション4.2.2.4において規定されているように計算され、増加UEキャリア監視UTRA[2、31]をサポートするUEの最小性能要件は、NUTRA_carrier_normal≦3かつNUTRA_carrier_TDD,normal≦3のとき、セクション4.2.2.5において規定されているように計算される。ブロードキャスト隣接セルリストおよびUEによってサポートされている帯域を考慮して、通常性能キャリアの数の制限が超過された場合、増加UEキャリア監視E−UTRAをサポートするUEは、通常性能を備える少なくとも3つの周波数間キャリアを測定するものとし、増加UEキャリア監視UTRAをサポートするUEは、通常性能を備える少なくとも3つのUTRAキャリアを測定するものとする。さらに、低下測定性能IEが示されているキャリアの場合、セクション4.2.2.9aにおけるUEの測定能力まで、低下性能要件が満たされるものとする。増加UEキャリア監視E−UTRA[2、31]をサポートしないUEの最小性能要件は、そのようなUEで監視される必要のあるすべてのE−UTRAキャリアが、通常性能を有しており、通常性能グループに含まれている(すなわち、Kcarrier,normal=KcarrierかつKcarrier,reduced=0)ことを仮定して計算される。増加UEキャリア監視UTRA[2、31]をサポートしないUEの最小性能要件は、そのようなUEで監視される必要のあるすべてのUTRAキャリアが、通常性能を有しており、通常性能グループに含まれている(すなわち、NUTRA_carrier,normal=NUTRA_carrier、NUTRA_carrier_TDD,normal=NUTRA_carrier_TDD、NUTRA_carrier,reduced=0、かつNUTRA_carrier_TDD,reduced=0)ことを仮定して計算される。低下性能ではないキャリアの要件は、増加UEキャリア監視E−UTRAまたはUTRAをサポートしないUEに適用される。増加キャリア監視E−UTRAも増加キャリア監視UTRAもサポートしないUEの場合の、監視するキャリアの数に関する能力は、セクション4.2.2.9において規定されている。
4.2.2.1 サービングセルの測定および評価
UEは、サービングセルのRSRPレベルおよびRSRQレベルを測定し、少なくともDRXサイクルごとに、サービングセルに関して[1]において規定されているセル選択基準Sを評価するものとする。
UEは、少なくとも2つの測定を使用して、サービングセルのRSRPおよびRSRQの測定をフィルタリングするものとする。フィルタリングに使用される測定のセット内の少なくとも2つの測定の間隔が、少なくともDRXサイクル/2だけ空けられるものとする。
UEが、eDRX_IDLEサイクルを使用して設定されておらず、Nserv個の連続するDRXサイクルにおいて、表4.2.2.1−1に従って、サービングセルがセル選択基準Sを満たしていないことを評価した場合、UEは、UEの測定活動を現在制限している測定ルールに関わらず、サービングセルによって示されたすべての隣接セルの測定を開始するものとする。UEが、eDRX_IDLEサイクルを使用して設定されており、1つのPTW内のNserv個の連続するDRXサイクルにおいて、表4.2.2.1−2に従って、サービングセルがセル選択基準Sを満たしていないことを評価した場合、UEは、UEの測定活動を現在制限している測定ルールに関わらず、少なくともサービングセルによって示されたeDRXを使用して設定されたすべての隣接セルの測定を開始するものとする。
RRC_IDLEであるUEが、時間Tの間に、システム情報において示された周波数内、周波数間、およびRAT間の情報を使用する検索および測定に基づいてどの新しい適切なセルも検出しなかった場合、UEは、[1]において規定されているように、選択されたPLMNに対するセル選択手順を開始するものとし、UEがeDRX_IDLEサイクルを使用して設定されていない場合はT=10s、UEがeDRX_IDLEサイクルを使用して設定されている場合はT=MAX(10s、1つのeDRX_IDLEサイクル)である。
UEがeDRX_IDLEを使用して設定されている場合は、測定および評価時にすべてのPTWにおいてサービングセルが同じであるという条件で、このセクションにおける要件が適用される。
Figure 0006757414
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このセクションにおけるどの要件の場合も、eDRX_IDLEを使用して設定されていない状態、eDRX_IDLEサイクルを使用して設定されている状態、eDRX_IDLEサイクル長を変更している状態、およびPTW設定を変更している状態のうちのいずれか2つの間でUEが移行するときに、UEは、移行要件に対応する時間である移行時間間隔の間に、第1のモードおよび第2のモードに対応する2つの要件のうちのより厳しくない方の要件である移行要件を満たすものとする。移行時間間隔の後に、UEは第2のモードに対応する要件を満たす必要がある。
4.2.2.2 空
4.2.2.3 周波数内E−UTRANセルの測定
UEは、物理層セル識別情報を含んでいる明示的な周波数内隣接リストなしで、新しい周波数内セルを識別し、識別された周波数内セルのRSRPおよびRSRQの測定を実行できるものとする。
UEは、Treselection=0であるとき、Tdetect,EUTRAN_Intra以内に、新たに検出可能な周波数内セルがTS36.304において規定されている再選択基準を満たすかどうかを評価できるものとする。周波数内セルは、対応する帯域に関して付録B.1.1において規定されているRSRP、RSRP Es/Iot、SCH_RP、およびSCH Es/Iotに従って、検出可能であると見なされる。
UEは、少なくともTmeasure,EUTRAN_Intraおきに、測定ルールに従って識別および測定された周波数内セルに対して、RSRPおよびRSRQを測定するものとする。
UEは、少なくとも2つの測定を使用して、測定された各周波数内セルのRSRPおよびRSRQの測定をフィルタリングするものとする。フィルタリングに使用される測定のセット内の少なくとも2つの測定の間隔が、少なくともTmeasure,EUTRAN_Intra/2だけ空けられるものとする。
サービングセルの測定制御システム情報において、E−UTRA隣接セルが許可されないとして示されている場合、UEはセル再選択においてこのE−UTRA隣接セルを考慮しないものとする。
すでに検出されているが、再選択されていない周波数内セルに関して、セルが少なくとも3dB良くランク付けされているという条件で、フィルタリングは、Treselection=0であるとき、Tevaluate,E−UTRAN_intra以内に周波数内セルが[1]において規定された再選択基準を満たしていることをUEが評価できるようなものであることとする。再選択のためにセルを評価するときに、RSRPおよびSCHに関する付帯条件が、周波数内サービングセルと周波数内非サービングセルの両方に適用される。
reselectionタイマがゼロ以外の値を持っており、周波数内セルがサービングセルよりも良くランク付けされている場合、UEは、Treselection時間の間に、この周波数内セルを評価するものとする。このセルがこの期間内でより良くランク付けされたままである場合、UEはこのセルを再選択するものとする。
eDRX_IDLEサイクルを使用して設定されていないUEの場合、表4.2.2.3−1においてTdetect,EUTRAN_Intra、Tmeasure,EUTRAN_Intra、およびTevaluate,E−UTRAN_intraが規定されている。eDRX_IDLEサイクルを使用して設定されているUEの場合、表4.2.2.3−2においてTdetect,EUTRAN_Intra、Tmeasure,EUTRAN_Intra、およびTevaluate,E−UTRAN_intraが規定されており、複数のPTWが使用される場合にTdetect,EUTRAN_Intra、Tmeasure,EUTRAN_Intra、およびTevaluate,E−UTRAN_intraのいずれかの間にサービングセルがすべてのPTWにおいて同じであるという条件で、これらの要件が適用される。
Figure 0006757414
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このセクションにおけるどの要件の場合も、eDRX_IDLEを使用して設定されていない状態、eDRX_IDLEサイクルを使用して設定されている状態、eDRX_IDLEサイクル長を変更している状態、およびPTW設定を変更している状態のうちのいずれか2つの間でUEが移行するときに、UEは、移行要件に対応する時間である移行時間間隔の間に、第1のモードおよび第2のモードに対応する2つの要件のうちのより厳しくない方の要件である移行要件を満たすものとする。移行時間間隔の後に、UEは第2のモードに対応する要件を満たす必要がある。
4.2.2.4 周波数間E−UTRANセルの測定
UEは、サービングセルによってキャリア周波数情報が提供された場合、物理層セル識別情報を含んでいる明示的な隣接リストが提供されない場合でも、新しい周波数間セルを識別し、識別された周波数間セルのRSRPまたはRSRQの測定を実行できるものとする。
Srxlev>SnonIntraSearchPかつSqual>SnonIntraSearchQである場合、UEは、少なくともThigher_priority_searchおきに、より優先度の高い周波数間層を検索するものとし、Thigher_priority_searchは4.2.2節において説明されている。
Srxlev≦SnonIntraSearchPまたはSqual≦SnonIntraSearchQである場合、UEは、可能性のある再選択に備えて、優先度がより高いか、同じであるか、またはより低い周波数間層を検索して、測定するものとする。このシナリオでは、UEがより優先度の高い層を検索して測定するために必要な最小速度は、下で規定されている最小速度と同じであるものとする。
UEがeDRX_IDLEサイクルを使用して設定されていないか、または20.48s以下のeDRX_IDLEサイクルを使用して設定されている場合、UEは、Treselection=0であるときに、少なくとも周波数間隣接セルに関するキャリア周波数情報がサービングセルによって提供された場合、Kcarrier,normal*Tdetect,EUTRAN_Inter以内に通常性能グループ内の新たに検出可能な周波数間セルがTS36.304において規定された再選択基準を満たすかどうかを評価することができ、6*Kcarrier,reduced*Tdetect,EUTRAN_Inter以内に低下性能グループ内の新たに検出可能な周波数間セルがTS36.304において規定された再選択基準を満たすかどうかを評価することができるものとするが、少なくとも、ランク付けに基づく再選択の場合は5dB、または絶対優先に基づくRSRP再選択の場合は6dB、または絶対優先に基づくRSRQ再選択の場合は4dBのマージンによって、再選択基準が満たされることが条件になる。UEが20.48sよりも長いeDRX_IDLEサイクルを使用して設定されている場合、UEは、Treselection=0であるときに、少なくとも周波数間隣接セルに関するキャリア周波数情報がサービングセルによって提供された場合、Kcarrier,normal*Tdetect,EUTRAN_Inter以内かつSrxlev<3dBまたはSqual<3dBであるときに、通常性能グループ内の新たに検出可能な周波数間セルがTS36.304において規定された再選択基準を満たすかどうかを評価することができ、6*Kcarrier,reduced*Tdetect,EUTRAN_Inter以内に低下性能グループ内の新たに検出可能な周波数間セルがTS36.304において規定された再選択基準を満たすかどうかを評価することができるものとするが、少なくとも、ランク付けに基づく再選択の場合は5dB、または絶対優先に基づくRSRP再選択の場合は6dB、または絶対優先に基づくRSRQ再選択の場合は4dBのマージンによって、再選択基準が満たされることが条件になる。周波数間内セルは、対応する帯域に関して付録B.1.2において規定されているRSRP、RSRP Es/Iot、SCH_RP、およびSCH Es/Iotに従って、検出可能であると見なされる。
高優先度検索によってより優先度の高いセルが検出される場合、これらのセルは、少なくともTmeasure,E−UTRAN_Interおきに測定されるものとする。高優先度検索においてセルを検出した後に、再選択が発生していないことが決定された場合、UEは、進行中の再選択の可能性を評価するために、検出されたセルを継続的に測定する必要がない。ただし、UEがセルの測定を停止してよいことを決定する前に、本節において後で規定される最小測定フィルタリング要件が、UEによって引き続き満たされるものとする。UEが、E−UTRAキャリア上で物理識別情報を有するセルを検出し、この物理識別情報がこのキャリアに対して許可されていないとして、サービングセルの測定制御システム情報において示されている場合、UEは、このセルに対して測定を実行する必要がない。
UEが、20.48s以下のeDRX_IDLEサイクルを使用して設定されている場合、UEは、通常性能グループ内の識別された優先度がより低いまたは等しい周波数間セルの場合は少なくともKcarrier,normal*Tmeasure,EUTRAN_Interおきに、低下性能グループ内の識別された優先度がより低いまたは等しい周波数間セルの場合は少なくとも6*Kcarrier,reduced*Tmeasure,EUTRAN_Interおきに、RSRPまたはRSRQを測定するものとする。UEが、20.48sよりも長いeDRX_IDLEサイクルを使用して設定されている場合、UEは、通常性能グループ内の識別された優先度がより低いまたは等しい周波数間セルの場合は少なくともKcarrier,normal*Tmeasure,EUTRAN_Interおきに、Srxlev<3dBまたはSqual<3dBであるときに低下性能グループ内の識別された優先度がより低いまたは等しい周波数間セルの場合は少なくとも6*Kcarrier,reduced*Tmeasure,EUTRAN_Interおきに、RSRPまたはRSRQを測定するものとする。UEが、E−UTRAキャリア上で物理識別情報を有するセルを検出し、この物理識別情報がこのキャリアに対して許可されていないとして、サービングセルの測定制御システム情報において示されている場合、UEは、このセルに対して測定を実行する必要がない。
UEは、少なくとも2つの測定を使用して、測定された優先度がより高い、より低い、または等しい各周波数間セルのRSRPおよびRSRQの測定をフィルタリングするものとする。フィルタリングに使用される測定のセット内の少なくとも2つの測定の間隔が、少なくともTmeasure,EUTRAN_Inter/2だけ空けられるものとする。
サービングセルの測定制御システム情報において、E−UTRA隣接セルが許可されないとして示されている場合、UEはセル再選択においてこのE−UTRA隣接セルを考慮しないものとする。
UEが、20.48s以下のeDRX_IDLEサイクルを使用して設定されている場合、すでに検出されているが再選択されていない周波数間セルに関して、フィルタリングは、UEが、Treselection=0であるとき、Kcarrier,normal*Tevaluate,E−UTRAN_Inter以内に通常性能グループ内の周波数間セルがTS.36.304において規定された再選択基準を満たしていることを評価することができ、かつ6*Kcarrier,reduced*Tevaluate,E−UTRAN_Inter以内に低下性能グループ内の周波数間セルがTS.36.304において規定された再選択基準を満たしていることを評価することができるようなものであることとするが、少なくとも、ランク付けに基づく再選択の場合は5dB、または絶対優先に基づくRSRP再選択の場合は6dB、または絶対優先に基づくRSRQ再選択の場合は4dBのマージンによって、再選択基準が満たされることが条件になる。UEが、20.48sよりも長いeDRX_IDLEサイクルを使用して設定されている場合、すでに検出されているが再選択されていない周波数間セルに関して、フィルタリングは、UEが、Treselection=0であるとき、Kcarrier,normal*Tevaluate,E−UTRAN_Inter以内に通常性能グループ内の周波数間セルがTS.36.304において規定された再選択基準を満たしていることを評価することができ、かつSrxlev<3dBまたはSqual<3dBであるときに、6*Kcarrier,reduced*Tevaluate,E−UTRAN_Inter以内に低下性能グループ内の周波数間セルがTS.36.304において規定された再選択基準を満たしていることを評価することができるようなものであることとするが、少なくとも、ランク付けに基づく再選択の場合は5dB、または絶対優先に基づくRSRP再選択の場合は6dB、または絶対優先に基づくRSRQ再選択の場合は4dBのマージンによって、再選択基準が満たされることが条件になる。再選択のためにセルを評価するときに、RSRPおよびSCHに関する付帯条件が、サービングセルと周波数間セルの両方に適用される。
reselectionタイマがゼロ以外の値を持っており、周波数間セルがサービングセルよりも良くランク付けされている場合、UEは、Treselection時間の間に、この周波数間セルを評価するものとする。このセルがこの期間内でより良くランク付けされたままである場合、UEはこのセルを再選択するものとする。
eDRX_IDLEサイクルを使用して設定されていないUEの場合、表4.2.2.4−1においてTdetect,EUTRAN_Inter、Tmeasure,EUTRAN_Inter、およびTevaluate,E−UTRAN_interが規定されている。eDRX_IDLEサイクルを使用して設定されているUEの場合、表4.2.2.4−2においてTdetect,EUTRAN_Inter、Tmeasure,EUTRAN_Inter、およびTevaluate,E−UTRAN_interが規定されており、複数のPTWが使用される場合にTdetect,EUTRAN_Inter、Tmeasure,EUTRAN_Inter、およびTevaluate,E−UTRAN_interのいずれかの間にサービングセルがすべてのPTWにおいて同じであるという条件で、これらの要件が適用される。
Figure 0006757414
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より優先度の高いセルの場合、UEは、必要に応じてより短い値をTmeasureE−UTRA_Interに使用してよいが、この値はMax(0.64s,1つのDRXサイクル)以上であるものとする。
このセクションにおけるどの要件の場合も、eDRX_IDLEを使用して設定されていない状態、eDRX_IDLEサイクルを使用して設定されている状態、eDRX_IDLEサイクル長を変更している状態、およびPTW設定を変更している状態のうちのいずれか2つの間でUEが移行するときに、UEは、移行要件に対応する時間である移行時間間隔の間に、第1のモードおよび第2のモードに対応する2つの要件のうちのより厳しくない方の要件である移行要件を満たすものとする。移行時間間隔の後に、UEは第2のモードに対応する要件を満たす必要がある。
4.2.2.5 RAT間セルの測定
Srxlev>SnonIntraSearchPかつSqual>SnonIntraSearchQである場合、UEは、少なくともThigher_priority_searchおきに、より優先度の高いRAT間層を検索するものとし、Thigher_priority_searchは4.2.2節において説明されている。
Srxlev≦SnonIntraSearchPまたはSqual≦SnonIntraSearchQである場合、UEは、可能性のある再選択に備えて、優先度がより高いまたはより低いRAT間層を検索して、測定するものとする。このシナリオでは、UEがより優先度の高いRAT間層を検索して測定するために必要な最小速度は、より優先度の低いRATに関して下で規定されている最小速度と同じであるものとする。
セクション4.2.2.5におけるどの要件の場合も、eDRX_IDLEを使用して設定されていない状態、eDRX_IDLEサイクルを使用して設定されている状態、eDRX_IDLEサイクル長を変更している状態、およびPTW設定を変更している状態のうちのいずれか2つの間でUEが移行するときに、UEは、移行要件に対応する時間である移行時間間隔の間に、第1のモードおよび第2のモードに対応する2つの要件のうちのより厳しくない方の要件である移行要件を満たすものとする。移行時間間隔の後に、UEは第2のモードに対応する要件を満たす必要がある。
4.2.2.5.1 UTRAN FDDセルの測定
測定ルールが、UTRA FDDセルが測定対象であることを示している場合、UEは、このセクションにおいて規定された最小測定速度で、隣接周波数リスト内の検出されたUTRA FDDセルのCPICH Ec/IoおよびCPICH RSCPを測定するものとする。UEは、少なくとも2つの測定を使用して、測定された各UTRA FDDセルのCPICH Ec/IoおよびCPICH RSCPの測定をフィルタリングするものとする。フィルタリングに使用される測定のセット内の少なくとも2つの測定の間隔が、少なくとも規定された最小測定期間の半分だけ空けられるものとする。
UEがeDRX_IDLEサイクルを使用して設定されていないか、または20.48s以下のeDRX_IDLEサイクルを使用して設定されている場合、UEは、TreselectionRAT=0のときに、Srxlev≦SnonIntraSearchPまたはSqual≦SnonIntraSearchQである場合に、時間(NUTRA_carrier,normal)*TdetectUTRA_FDD以内に通常性能グループ内の新たに検出可能なUTRA FDDセルがTS 36.304における再選択基準を満たしているかどうかを評価し、時間6*NUTRA_carrier,reduced*TdetectUTRA_FDD以内に低下性能グループ内の新たに検出可能なUTRA FDDセルがTS 36.304における再選択基準を満たしているかどうかを評価するものとするが、RSCPに基づく再選択の場合は少なくとも6dBのマージン、またはEc/Ioに基づく再選択の場合は少なくとも3dBのマージンによって、再選択基準が満たされることが条件になる。UEが20.48sよりも長いeDRX_IDLEサイクルを使用して設定されている場合、UEは、TreselectionRAT=0のときに、Srxlev≦SnonIntraSearchPまたはSqual≦SnonIntraSearchQである場合に、時間(NUTRA_carrier,normal)*TdetectUTRA_FDD以内に通常性能グループ内の新たに検出可能なUTRA FDDセルがTS 36.304における再選択基準を満たしているかどうかを評価し、Srxlev<3dBまたはSqual<3dBであるときに時間6*NUTRA_carrier,reduced*TdetectUTRA_FDD以内に低下性能グループ内の新たに検出可能なUTRA FDDセルがTS 36.304における再選択基準を満たしているかどうかを評価するものとするが、RSCPに基づく再選択の場合は少なくとも6dBのマージン、またはEc/Ioに基づく再選択の場合は少なくとも3dBのマージンによって、再選択基準が満たされることが条件になる。
UEがeDRX_IDLEサイクルを使用して設定されていないか、または20.48s以下のeDRX_IDLEサイクルを使用して設定されている場合、検出されたセルが、Srxlev≦SnonIntraSearchPまたはSqual≦SnonIntraSearchQである場合に、通常性能グループ内のセルの場合は少なくとも(NUTRA_carrier,normal)*TmeasureUTRA_FDDおきに、低下性能グループ内のセルの場合は少なくとも6*NUTRA_carrier,reduced*TmeasureUTRA_FDDおきに、測定されるものとする。UEが20.48sよりも長いeDRX_IDLEサイクルを使用して設定されている場合、検出されたセルが、Srxlev≦SnonIntraSearchPまたはSqual≦SnonIntraSearchQである場合に、通常性能グループ内のセルの場合は少なくとも(NUTRA_carrier,normal)*TmeasureUTRA_FDDおきに、Srxlev<3dBまたはSqual<3dBであるときに低下性能グループ内のセルの場合は少なくとも6*NUTRA_carrier,reduced*TmeasureUTRA_FDDおきに、測定されるものとする。
高優先度検索によってより優先度の高いUTRA FDDセルが検出された場合、これらのセルは、少なくともTmeasure,UTRA_FDDおきに測定されるものとする。高優先度検索においてセルを検出した後に、再選択が発生していないことが決定された場合、UEは、進行中の再選択の可能性を評価するために、検出されたセルを継続的に測定する必要がない。ただし、UEがセルの測定を停止してよいことを決定する前に、本節において後で規定される最小測定フィルタリング要件が、UEによって引き続き満たされるものとする。
UEがeDRX_IDLEサイクルを使用して設定されていないか、または20.48s以下のeDRX_IDLEサイクルを使用して設定されている場合、すでに検出されているが再選択されていないセルに関して、フィルタリングは、UEが、Treselection=0であるとき、セルが通常性能グループに含まれる場合は(NUTRA_carrier,normal)*TevaluateUTRA_FDD以内に、セルが低下性能グループに含まれる場合は6*NUTRA_carrier,reduced*TevaluateUTRA_FDD以内に、すでに識別されたUTRA FDDセルがTS 36.304[1]において規定された再選択基準を満たしていることを評価することができるようなものであることとするが、RSCPに基づく再選択の場合は少なくとも6dBのマージン、またはEc/Ioに基づく再選択の場合は少なくとも3dBのマージンによって、再選択基準が満たされることが条件になる。UEが20.48sよりも長いeDRX_IDLEサイクルを使用して設定されている場合、すでに検出されているが再選択されていないセルに関して、フィルタリングは、UEが、Treselection=0であるとき、セルが通常性能グループに含まれる場合は(NUTRA_carrier,normal)*TevaluateUTRA_FDD以内に、Srxlev<3dBまたはSqual<3dBであるときにセルが低下性能グループに含まれる場合は6*NUTRA_carrier,reduced*TevaluateUTRA_FDD以内に、すでに識別されたUTRA FDDセルがTS 36.304において規定された再選択基準を満たしていることを評価することができるようなものであることとするが、RSCPに基づく再選択の場合は少なくとも6dBのマージン、またはEc/Ioに基づく再選択の場合は少なくとも3dBのマージンによって、再選択基準が満たされることが条件になる。
reselectionタイマがゼロ以外の値を持っており、UTRA FDDセルが[1]において規定された再選択基準を満たしている場合、UEは、Treselection時間の間に、このUTRA FDDセルを評価するものとする。このセルがこの期間内で再選択基準を満たしたままである場合、UEはこのセルを再選択するものとする。
eDRX_IDLEサイクルを使用して設定されていないUEの場合、表4.2.2.5.1−1においてTdetectUTRA_FDD、TmeasureUTRA_FDD、およびTevaluateUTRA_FDDが規定されている。eDRX_IDLEサイクルを使用して設定されているUEの場合、表4.2.2.5.1−2においてTdetectUTRA_FDD、TmeasureUTRA_FDD、およびTevaluateUTRA_FDDが規定されており、複数のPTWが使用される場合にTdetectUTRA_FDD、TmeasureUTRA_FDD、およびTevaluateUTRA_FDDのいずれかの間にサービングセルがすべてのPTWにおいて同じであるという条件で、これらの要件が適用される。
Figure 0006757414
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より優先度の高いセルの場合、UEは、必要に応じてより短い値をTmeasureUTRA_FDDに使用してよいが、この値はMax(0.64s,1つのDRXサイクル)以上であるものとする。
4.2.2.5.2 UTRAN TDDセルの測定
測定ルールが、UTRA TDDセルが測定対象であることを示している場合、UEは、このセクションにおいて規定された最小測定速度で、隣接周波数リスト内の検出されたUTRA TDDセルのP−CCPCH RSCPを測定するものとする。UEは、少なくとも2つの測定を使用して、測定された各UTRA TDDセルのP−CCPCH RSCPの測定をフィルタリングするものとする。フィルタリングに使用される測定のセット内の少なくとも2つの測定の間隔が、少なくとも規定された最小測定期間の半分だけ空けられるものとする。UEがeDRX_IDLEサイクルを使用して設定されていない場合、UTRAN TDDセルのP−CCPCH RSCPは、表4.2.2.5.2−1において規定された期間よりも長い期間にわたってフィルタリングされないものとする。UEがeDRX_IDLEサイクルを使用して設定されている場合、UTRAN TDDセルのP−CCPCH RSCPは、表4.2.2.5.2−2において規定された期間よりも長い期間にわたってフィルタリングされないものとする。
UEがeDRX_IDLEサイクルを使用して設定されていないか、または20.48s以下のeDRX_IDLEサイクルを使用して設定されている場合、UEは、Treselection=0のときに、Srxlev≦SnonIntraSearchPまたはSqual≦SnonIntraSearchQである場合に、時間(NUTRA_carrier_TDD,normal)*TdetectUTRA_TDD以内に通常性能グループ内の新たに検出可能なUTRA TDDセルがTS 36.304における再選択基準を満たしているかどうかを評価し、時間6*NUTRA_carrier_TDD,reduced*TdetectUTRA_TDD以内に低下性能グループ内の新たに検出可能なUTRA TDDセルがTS 36.304における再選択基準を満たしているかどうかを評価するものとするが、少なくとも6dBのマージンによって再選択基準が満たされることが条件になる。UEが20.48sよりも長いeDRX_IDLEサイクルを使用して設定されている場合、UEは、Treselection=0のときに、Srxlev≦SnonIntraSearchPまたはSqual≦SnonIntraSearchQである場合に、時間(NUTRA_carrier_TDD,normal)*TdetectUTRA_TDD以内に通常性能グループ内の新たに検出可能なUTRA TDDセルがTS 36.304における再選択基準を満たしているかどうかを評価し、Srxlev<3dBまたはSqual<3dBであるときに時間6*NUTRA_carrier_TDD,reduced*TdetectUTRA_TDD以内に低下性能グループ内の新たに検出可能なUTRA TDDセルがTS 36.304における再選択基準を満たしているかどうかを評価するものとするが、少なくとも6dBのマージンによって再選択基準が満たされることが条件になる。
UEがeDRX_IDLEサイクルを使用して設定されていないか、または20.48s以下のeDRX_IDLEサイクルを使用して設定されている場合、検出されたセルが、Srxlev≦SnonIntraSearchPまたはSqual≦SnonIntraSearchQである場合に、通常性能グループ内のセルの場合は少なくとも(NUTRA_carrier_TDD,normal)*TmeasureUTRA_TDDおきに、低下性能グループ内のセルの場合は少なくとも6*NUTRA_carrier_TDD,reduced*TmeasureUTRA_TDDおきに、測定されるものとする。UEが20.48sよりも長いeDRX_IDLEサイクルを使用して設定されている場合、検出されたセルが、Srxlev≦SnonIntraSearchPまたはSqual≦SnonIntraSearchQである場合に、通常性能グループ内のセルの場合は少なくとも(NUTRA_carrier_TDD,normal)*TmeasureUTRA_TDDおきに、Srxlev<3dBまたはSqual<3dBであるときに低下性能グループ内のセルの場合は少なくとも6*NUTRA_carrier_TDD,reduced*TmeasureUTRA_TDDおきに、測定されるものとする。
高優先度検索によってより優先度の高いUTRA TDDセルが検出された場合、これらのセルは、少なくともTmeasure,UTRA_TDDおきに測定されるものとする。高優先度検索においてセルを検出した後に、再選択が発生していないことが決定された場合、UEは、進行中の再選択の可能性を評価するために、検出されたセルを継続的に測定する必要がない。ただし、UEがセルの測定を停止してよいことを決定する前に、本節において後で規定される最小測定フィルタリング要件が、UEによって引き続き満たされるものとする。
UEがeDRX_IDLEサイクルを使用して設定されていないか、または20.48s以下のeDRX_IDLEサイクルを使用して設定されている場合、すでに検出されているが再選択されていないセルに関して、フィルタリングは、UEが、Treselection=0であるとき、セルが通常性能グループに含まれる場合はNUTRA_carrier_TDD,normal*TevaluateUTRA_TDD以内に、セルが低下性能グループに含まれる場合は6*NUTRA_carrier_TDD,reduced*TevaluateUTRA_TDD以内に、すでに識別されたUTRA TDDセルが[1]において規定された再選択基準を満たしていることを評価することができるようなものであることとするが、少なくとも6dBのマージンによって再選択基準が満たされることが条件になる。UEが20.48sよりも長いeDRX_IDLEサイクルを使用して設定されている場合、すでに検出されているが再選択されていないセルに関して、フィルタリングは、UEが、Treselection=0であるとき、セルが通常性能グループに含まれる場合はNUTRA_carrier_TDD,normal*TevaluateUTRA_TDD以内に、Srxlev<3dBまたはSqual<3dBであるときにセルが低下性能グループに含まれる場合は6*NUTRA_carrier_TDD,reduced*TevaluateUTRA_TDD以内に、すでに識別されたUTRA TDDセルが[1]において規定された再選択基準を満たしていることを評価することができるようなものであることとするが、少なくとも6dBのマージンによって再選択基準が満たされることが条件になる。
reselectionタイマがゼロ以外の値を持っており、UTRA TDDセルが[1]において規定された再選択基準を満たしている場合、UEは、Treselection時間の間に、このUTRA TDDセルを評価するものとする。このセルがこの期間内で再選択基準を満たしたままである場合、UEはこのセルを再選択するものとする。
eDRX_IDLEサイクルを使用して設定されていないUEの場合、表4.2.2.5.2−1においてTdetectUTRA_TDD、TmeasureUTRA_TDD、およびTevaluateUTRA_TDDが規定されている。eDRX_IDLEサイクルを使用して設定されているUEの場合、表4.2.2.5.2−2においてTdetectUTRA_TDD、TmeasureUTRA_TDD、およびTevaluateUTRA_TDDが規定されており、複数のPTWが使用される場合にTdetectUTRA_TDD、TmeasureUTRA_TDD、およびTevaluateUTRA_TDDのいずれかの間にサービングセルがすべてのPTWにおいて同じであるという条件で、これらの要件が適用される。
Figure 0006757414
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より優先度の高いセルの場合、UEは、必要に応じてより短い値をTmeasureUTRA_TDDに使用してよいが、この値はMax(0.64s,1つのDRXサイクル)以上であるものとする。
4.2.2.5.3 GSMセルの測定
[1]において規定された測定ルールが、E−UTRAN周波数間セルまたはRAT間周波数セルが測定対象であることを示している場合、UEは、サービングセルの測定制御システム情報においてGSM BCCHキャリアが示されていれば、GSM BCCHキャリアの信号レベルを測定するものとする。サービングセルよりも優先度の低いGSM BCCHキャリアが、少なくともTmeasure,GSMおきに測定されるものとする。
より優先度の高いGSM BCCHキャリアが高優先度検索によって検出された場合、これらのキャリアが少なくともTmeasure,GSMおきに測定されるものとし、UEがGSM BCCHキャリアのBSICをデコードするものとする。高優先度検索においてセルを検出した後に、再選択が発生していないことが決定された場合、UEは、進行中の再選択の可能性を評価するため、またはGSM BCCHキャリアのBSICを30sおきに継続的に検証するために、検出されたセルを継続的に測定する必要がない。ただし、UEがセルの測定を停止してよいことを決定する前に、本節において後で規定される最小測定フィルタリング要件が、UEによって引き続き満たされるものとする。
UEは、GSM BCCHキャリアごとに4つの測定の移動平均を維持するものとする。セルごとの測定サンプルは、平均化期間にわたってできる限り均等に分布しているものとする。
継続的なGSM測定が[1]における測定ルールによって必要とされる場合、UEは、4つの最強のGSM BCCHキャリアごとに、少なくとも30秒おきにBSICの検証を試みるものとする。1つのGSMセルに関してBSICの変更が検出された場合、このGSM BCCHキャリアが新しいGSM隣接セルとして扱われるものとする。UEが、BCCHキャリア上でBSICを検出し、このBSICがこのキャリアに対して許可されていないとして、サービングセルの測定制御システム情報において示されている場合、UEは、このセルに対してBSICの再確認を実行する必要がない。
UEがGSM BCCHキャリアのBSICを復調できない場合、UEは、セル再選択においてこのGSM BCCHキャリアを考慮しないものとする。さらに、サービングセルの測定制御システム情報において、GSM隣接セルが許可されないとして示されている場合、UEはセル再選択においてこのGSM隣接セルを考慮しないものとする。
reselectionタイマがゼロ以外の値を持っており、GSMセルが[1]において規定された再選択基準を満たしている場合、UEは、Treselection時間の間に、このGSMセルを評価するものとする。このセルがこの期間内で再選択基準を満たしたままである場合、UEはこのセルを再選択するものとする。
eDRX_IDLEサイクルを使用して設定されていないUEの場合、表4.2.2.5.3−1においてTmeasure,GSMが規定されている。eDRX_IDLEサイクルを使用して設定されているUEの場合、表4.2.2.5.3−2においてTmeasure,GSMが規定されており、複数のPTWが使用される場合にTmeasure,GSMの間にサービングセルがすべてのPTWにおいて同じであるという条件で、これらの要件が適用される。
Figure 0006757414
Figure 0006757414
4.2.2.5.4 HRPDセルの測定
HRPDセルに対して測定およびセル再選択を実行するために、UEはHRPDセルのタイミングを取得するものとする。
測定ルールが、HRPDセルが測定対象であることを示している場合、UEは、このセクションにおいて規定された最小測定速度で、隣接セルリスト内のHRPDセルのCDMA2000 HRPDパイロット強度を測定するものとする。
E−UTRAN BCCH上で送信されるパラメータ「HRPD隣接周波数の数」は、隣接セルリスト内のすべてのHRPDセルで使用されるキャリアの数である。
E−UTRAサービングセルがSrxlev>SnonIntraSearchPかつSqual>SnonIntraSearchQを満たしている場合、UEは、少なくともThigher_priority_searchおきに、より優先度の高いCDMA2000 HRPD層を検索するものとし、Thigher_priority_searchは4.2.2節において規定されている。
検出されたCDMA2000 HRPDセルに関して、UEは、E−UTRAサービングセルでSrxlev≦SnonIntraSearchPまたはSqual≦SnonIntraSearchQである場合、少なくとも(HRPD隣接周波数の数)*TmeasureHRPDおきにCDMA2000 HRPDパイロット強度を測定するものとする。
UEは、TevaluateHRPD以内に、CDMA2000 HRPDセルが[1]において規定されているセル再選択基準を満たしていることを評価できるものとする。
eDRX_IDLEサイクルを使用して設定されていないUEの場合、表4.2.2.5.4−1がTmeasureHRPDおよびTevaluateHRPDの値を提供する。eDRX_IDLEサイクルを使用して設定されているUEの場合、表4.2.2.5.4−2においてTmeasureHRPDおよびTevaluateHRPDが規定されており、複数のPTWが使用される場合にTmeasureHRPDおよびTevaluateHRPDのいずれかの間にサービングセルがすべてのPTWにおいて同じであるという条件で、これらの要件が適用される。
Figure 0006757414
Figure 0006757414
reselectionタイマがゼロ以外の値を持っており、CDMA2000 HRPDセルが[1]において規定された再選択基準を満たしている場合、UEは、Treselection時間の間に、このCDMA2000 HRPDセルを評価するものとする。このセルがこの期間内で再選択基準を満たしたままである場合、UEはこのセルを再選択するものとする。
4.2.2.5.5 cdma2000 1Xの測定
cdma2000 1Xセルに対して測定およびセル再選択を実行するために、UEはcdma2000 1Xセルのタイミングを取得するものとする。
測定ルールが、cdma2000 1Xセルが測定対象であることを示している場合、UEは、このセクションにおいて規定された最小測定速度で、隣接セルリスト内のcdma2000 1Xセルのcdma2000 1x RTTパイロット強度を測定するものとする。
E−UTRAN BCCH上で送信されるパラメータ「CDMA2000 1X隣接周波数の数」は、隣接セルリスト内のすべてのcdma2000 1Xセルで使用されるキャリアの数である。
E−UTRAサービングセルがSrxlev>SnonIntraSearchPかつSqual>SnonIntraSearchQを満たしている場合、UEは、少なくともThigher_priority_searchおきに、より優先度の高いcdma2000 1X層を検索するものとし、Thigher_priority_searchは4.2.2節において規定されている。
検出されたCDMA2000 1Xセルに関して、UEは、E−UTRAサービングセルでSrxlev≦SnonIntraSearchPまたはSqual≦SnonIntraSearchQである場合、少なくとも(CDMA2000 1X隣接周波数の数)*TmeasureCDMA2000_1XおきにCDMA2000 1xRTTパイロット強度を測定するものとする。UEは、TevaluateCDMA2000_1X以内に、cdma2000 1Xセルが[1]において規定されているセル再選択基準を満たしていることを評価できるものとする。
eDRX_IDLEサイクルを使用して設定されていないUEの場合、表4.2.2.5.5−1がTmeasureCDMA2000_1XおよびTevaluateCDMA2000_1Xの値を提供する。eDRX_IDLEサイクルを使用して設定されているUEの場合、表4.2.2.5.5−2においてTmeasureCDMA2000_1XおよびTevaluateCDMA2000_1Xが規定されており、複数のPTWが使用される場合にTmeasureCDMA2000_1XおよびTevaluateCDMA2000_1Xのいずれかの間にサービングセルがすべてのPTWにおいて同じであるという条件で、これらの要件が適用される。
Figure 0006757414
Figure 0006757414
reselectionタイマがゼロ以外の値を持っており、CDMA2000 1Xセルが[1]において規定された再選択基準を満たしている場合、UEは、Treselection時間の間に、このCDMA2000 1Xセルを評価するものとする。このセルがこの期間内で再選択基準を満たしたままである場合、UEはこのセルを再選択するものとする。
4.2.2.6 セル再選択基準の評価
UEは、少なくともDRXサイクルごとに、[1]において規定された周波数内セル再選択基準、周波数間セル再選択基準、およびRAT間セル再選択基準を評価するものとする。Treselectionのゼロ以外の値が使用される場合、UEは、Treselectionタイマの終了と同時またはTreselectionタイマの終了の後に発生する評価時にのみ、再選択を実行するものとする。
eDRX_IDLEサイクルを使用して設定されたUEの場合、セル再選択基準が、PTW内の少なくともすべてのDRXサイクル内で評価されるべきである。
4.2.2.7 ページング受信における最大中断
UEは、ページング受信のためのダウンリンクチャネルの監視において、中断を最小限に抑えてセル再選択を実行するものとする。UEがeDRX_IDLEサイクルを使用して設定されている場合、UEは、PTW内のどのページングも失わないものとするが、ページングがこのPTWの終了前に少なくとも[2]DRXサイクル内で送信されることを条件にする。
周波数内セル再選択および周波数間セル再選択では、UEは、UEがページングの受信のために対象の周波数内セルおよび周波数間セルのダウンリンクチャネルの監視を開始できるようになるまで、ページングの受信のためにサービングセルのダウンリンクを監視するものとする。中断時間は、TSI−EUTRA+50msを超えないものとする。
RAT間セル再選択では、UEは、UEがページングの受信のために対象のRAT間セルのダウンリンクチャネルの監視を開始できるようになるまで、ページングの受信のためにサービングセルのダウンリンクを監視するものとする。E−UTRAN−UTRA間セル再選択の場合、中断時間がTSI−UTRA+50msを超えてはならない。E−UTRAN−GSM間セル再選択の場合、中断時間がTBCCH+50msを超えてはならない。
SI−EUTRAは、E−UTRANセルに関してTS 36.331[2]において規定されているシステム情報ブロックの受信手順およびRRC手順の遅延に従って、関連するすべてのシステム情報データを受信するために必要な時間である。
SI−UTRAは、UTRANセルに関して[7]において規定されているシステム情報ブロックの受信手順およびRRC手順の遅延に従って、関連するすべてのシステム情報データを受信するために必要な時間である。
BCCHは、[8]において規定されている、BCCHデータをGSMセルから読み取るために許容される最大時間である。
これらの要件では、システム情報のデコーディングをエラーなしで行うことができ、セル再選択の失敗を考慮しないように、十分な無線状態を仮定する。
HRPDへのセル再選択では、UEは、UEがページングの受信のために対象のHRPDセルのダウンリンクチャネルの監視を開始できるようになるまで、ページングの受信のためにサービングセルのダウンリンクを監視するものとする。HRPDセル再選択の場合、中断時間がTSI−HRPD+50msを超えてはならない。
SI−HRPDは、HRPDセルに関して[11]において規定されているシステム情報ブロックの受信手順および上層(レイヤ3)の手順の遅延に従って、関連するすべてのシステム情報データを受信するために必要な時間である。
cdma2000 1Xへのセル再選択では、UEは、UEがページングの受信のために対象のcdma2000 1Xセルのダウンリンクチャネルの監視を開始できるようになるまで、ページングの受信のためにサービングセルのダウンリンクを監視するものとする。cdma2000 1Xセル再選択の場合、中断時間がTSI−cdma2000_1X+50msを超えてはならない。
SI−cdma2000_1Xは、cdma2000 1Xセルに関して[15]において規定されているシステム情報ブロックの受信手順および上層(レイヤ3)の手順の遅延に従って、関連するすべてのシステム情報データを受信するために必要な時間である。
このセクションにおけるどの要件の場合も、eDRX_IDLEを使用して設定されていない状態、eDRX_IDLEサイクルを使用して設定されている状態、eDRX_IDLEサイクル長を変更している状態、およびPTW設定を変更している状態のうちのいずれか2つの間でUEが移行するときに、UEは、移行要件に対応する時間である移行時間間隔の間に、第1のモードおよび第2のモードに対応する2つの要件のうちのより厳しくない方の要件である移行要件を満たすものとする。移行時間間隔の後に、UEは第2のモードに対応する要件を満たす必要がある。
4.2.2.8 空
4.2.2.9 UEの測定能力
アイドルモードのセル再選択の目的で、UEは少なくとも次を監視できるものとする。
[10]− 周波数内キャリア
[11]− UEの能力に応じて、3つのFDD E−UTRA周波数間キャリア
[12]− UEの能力に応じて、3つのTDD E−UTRA周波数間キャリア
[13]− UEの能力に応じて、3つのFDD UTRAキャリア
[14]− UEの能力に応じて、3つのTDD UTRAキャリア
[15]− UEの能力に応じて、32のGSMキャリア
[16]− UEの能力に応じて、3つのcdma2000 1xキャリア
[17]− UEの能力に応じて、3つのHRPDキャリア
上で規定された要件に加えて、RRC_IDLE状態でのE−UTRA測定をサポートするUEは、E−UTRA FDD、E−UTRA TDD、UTRA FDD、UTRA TDD、GSM(1つのGSM層は32のセルに対応する)、cdma2000 1x、およびHRPD層の、上で規定された任意の組み合わせから成るサービング層を含む、少なくとも合計で8つのキャリア周波数層を監視できるものとする。
[5]4.2.2.9a UEの測定能力(増加UEキャリア監視)
[2、31]における能力に従って増加UEキャリア監視E−UTRAをサポートするUEは、少なくとも次を監視できるものとする。
[18]− UEの能力に応じて、8つのFDD E−UTRA周波数間キャリア
[19]− UEの能力に応じて、8つのTDD E−UTRA周波数間キャリア
[2、31]における能力に従って増加UEキャリア監視UTRAをサポートするUEは、少なくとも次をさらに監視できるものとする。
[20]− UEの能力に応じて、6つのFDD UTRAキャリア
[21]− UEの能力に応じて、7つのTDD UTRAキャリア
上で規定された要件に加えて、[2、31]における能力に従ってRRC_IDLE状態でのE−UTRA測定をサポートするUE、および増加UEキャリア監視E−UTRAまたは増加UEキャリア監視UTRAをサポートするUEは、E−UTRA FDD、E−UTRA TDD、UTRA FDD、UTRA TDD、GSM(1つのGSM層は32のセルに対応する)、cdma2000 1x、およびHRPD層の、上で規定された任意の組み合わせから成るサービング層を含む、少なくとも合計で13のキャリア周波数層を監視できるものとする。
このセクションにおける要件は、eDRX_IDLEをサポートするためのUEの能力に関わらず、UEに適用される。
4.2.2.10 CSGセルへの再選択
注記:この節における要件は、自律的CSG検索のテスト可能性を保証するために規定された最小限の要件である。実際のデプロイメントにおける自律的検索時間に関する詳細は、[25]で提供されている。
非CSGセルからCSGセルへの再選択は、少なくとも1つのCSG IDがUEのCSGホワイトリストに含まれている場合、[1]において規定されているUEの自律的検索を使用して実行されてよい。この節における要件は、CSGセル、非CSGセル、およびその他の隣接セルのキャリア周波数および物理セル識別情報を含む無線設定パラメータが最新の以前の訪問から変更されていない場合に、UEによって以前に訪問されたCSGセルへの再選択に対して有効である。
注記:[1]によれば、UEの実装によるUEの自律的検索機能は、許可されるCSGセルをいつおよび/またはどこで検索するべきかを決定する。
4.2.2.10.1 非CSGセルから周波数間CSGセルへの再選択
UEは、[1]において規定されたCSG再選択基準を満たしており、ホワイトリストに含まれている、許可される周波数間CSGセルへの検索および再選択を、表4.2.2.10.1−1に示されている条件で6分以内に実行するものとする。この要件の統計試験の必要はない。
Figure 0006757414
4.2.2.10.2 非CSGセルからRAT間UTRAN FDD CSGセルへの再選択
UEは、[1]において規定されたCSG再選択基準を満たしており、ホワイトリストに含まれている、許可されるRAT間UTRAN FDD CSGセルへの検索および再選択を、表4.2.2.10.2−1に示されている条件で6分以内に実行するものとする。この要件の統計試験の必要はない。
Figure 0006757414
4.3 ドライブテストの最小化(MDT)
RRC_IDLEでドライブテストの最小化をサポートするUEは、次のことが可能であるものとする。
[22]− RRC_IDLEでの測定を記録すること、記録された測定を報告すること、およびこの節における要件を満たすこと。
− RRC接続確立の失敗を記録すること、記録された失敗を報告すること、およびこの節における要件を満たすこと。
[23]− 無線リンクの失敗およびハンドオーバの失敗を記録すること、記録された失敗を報告すること、およびこの節における要件を満たすこと。
4.3.1 概要
記録されるMDT要件は、4.3.2節において規定された測定要件および4.3.3節において規定された相対的タイムスタンプ精度要件から成る。これらの一連の要件は、いずれも、RRC_IDLE状態での周波数内、周波数間、およびRAT間のケースに適用可能である。MDT手順は、[27]に記載されている。
RRC接続確立失敗の記録および報告の場合、MDT要件は、4.3.2節において規定されたRRC_IDLE状態で実行および記録される測定に関する要件、ならびに4.3.4節において規定されたRRC接続確立失敗の記録の報告に関する相対的タイムスタンプ精度要件から成る。
4.3.2 測定
本節において規定された要件は、RRC_IDLEでのMDTに関してUEによって実行および記録される測定(GSMキャリアのRSSI、UTRA CPICH RSCP、UTRA CPICH Ec/Io、UTRA 1.28 TDDのP−CCPCH RSCP、E−UTRA RSRP、E−UTRA RSRQ、MBSFN RSRP、MBSFN RSRQ、およびMCH BLER)に適用される。これらの要件は、記録されたMDT報告およびRRC接続確立失敗報告に含まれる測定に適用される。
4.3.2.1 要件
[24]− セクション4.2.2.1、4.2.2.3、4.2.2.4、4.2.2.5において規定されたサービングセルおよび再選択の要件。
[25]− セクション4.4において規定されたMBSFN測定要件。
上記の要件を満たすために使用される測定値は、RRC_IDLE状態でのMDT測定に関して記録される値にも適用されるものとする。
4.3.3 相対的タイムスタンプ精度
記録された測定の相対的タイムスタンプは、MDT設定がUEで受信された時点から、測定が記録されたまでの時間として規定される(TS 36.331[2]を参照)。
4.3.3.1 要件
相対的タイムスタンプの精度は、タイムスタンプのずれが1時間当たり±2秒を超えないようなものであることとする。
4.3.4 RRC接続確立失敗の記録の報告の相対的タイムスタンプ精度
RRC接続確立失敗の記録の報告の相対的タイムスタンプは、最後のRRC接続確立失敗から、その記録が報告に含められる時点までの経過時間として規定される(TS 36.331[2])。UEは、4.3.4.1節において規定された精度要件を満たしながら、RRC接続確立失敗の記録を報告するものとする。
4.3.4.1 要件
RRC接続確立失敗の記録の報告の相対的タイムスタンプの精度は、タイムスタンプのずれが1時間当たり±0.72秒および48時間にわたって±10秒よりも大きくならないようなものであることとする。相対的タイムスタンプ精度要件は、次のことを条件として適用されるものとする。
[26]− RRC接続確立失敗が検出されてから、その記録にタイムスタンプが付加されるまで、電源オフまたは電源の取り外しが発生しない。
注記:この要件は、テストされる必要がない。
4.3.5 無線リンク失敗およびハンドオーバ失敗の記録の報告の相対的タイムスタンプ精度
UEは、このセクションにおいて規定された精度要件を満たしながら、無線リンク失敗およびハンドオーバ失敗の記録を報告するものとする。
4.3.5.1 timeSinceFailureの要件
無線リンク失敗またはハンドオーバ失敗の記録においてMDTに関して報告されるtimeSinceFailureの相対的タイムスタンプ精度要件が、この節において規定される。timeSinceFailureは、E−UTRAにおける最後の無線リンク失敗またはハンドオーバ失敗から、その記録が報告に含められる時点までの経過時間を決定する(TS 36.331[2])。
timeSinceFailureの相対的タイムスタンプの精度は、タイムスタンプのずれが1時間当たり±0.72秒および48時間にわたって±10秒よりも大きくならないようなものであることとする。これらの相対的タイムスタンプ精度要件は、次のことを条件として適用されるものとする。
[27]− RLFまたはハンドオーバ失敗が検出されてから、その記録にタイムスタンプが付加されるまで、電源オフまたは電源の取り外しが発生しない。
4.4 MBSFN測定
4.4.1 概要
セクション4.4において規定された要件がMBSFN測定([4]において規定されているMBSFN RSRP、MBSFN RSRQ、およびMCH BLER)に適用され、これらの測定は、MBMS対応であり、MBSFN測定記録能力[2]も示すUEによって、MDTに関してRRC_IDLE状態で実行されて、記録される。
UEは、UEがPMCHをデコードしているキャリア上のサブフレーム内でのみ、MBSFN RSRP、MBSFN RSRQ、およびMCH BLERを測定するものとする。これらの要件は、PMCHがUEによって受信されるすべてのキャリアに対して規定される。このセクションにおいて規定された要件は、いずれかのサービングユニキャストキャリアと同じであるか、または異なってよいPMCHを使用して設定されたMBSFNサブフレームを含むすべてのキャリア周波数に適用される。
いずれかの非サービングキャリア上でPMCHを受信し、MBSFN測定を実行するUEは、どのサービングキャリア上でも、ページングを含むサブフレームおよびシステム情報などの非MBSFNマルチキャスト送信において、中断を引き起こさないものとする。
4.4.2 MBSFN RSRP測定
RRC_IDLEでのUEの場合、物理層が、セクション9.8.2において規定されたMBSFN RSRP測定精度要件を満たしながら、MBSFN RSRP測定期間内でMBSFN RSRP測定[4]を実行し、その測定を記録できるものとする。MBSFN RSRP測定の記録は、セクション9.8.2.2において規定されたMBSFN RSRP測定報告マッピングに従うものとする。
UEがeDRX_IDLEサイクルを使用して設定されていない場合、MBSFN RSRP測定期間は、MAX(640ms、UEがPMCH送信を含んでいる5サブフレームをデコードする[5、セクション10]期間)として規定される。
UEがeDRX_IDLEサイクルを使用している場合、MBSFN RSRP測定期間は、MAX(1つのeDRX_IDLEサイクル、UEがPMCH送信を含んでいる5サブフレームをデコードする[5、セクション10]期間)として規定される。
4.4.3 MBSFN RSRQ測定
RRC_IDLEでのUEの場合、物理層が、セクション9.8.3において規定されたMBSFN RSRQ測定精度要件を満たしながら、MBSFN RSRP測定期間内でMBSFN RSRQ測定[4]を実行し、その測定を報告できるものとする。MBSFN RSRQ測定の記録は、セクション9.8.3.2において規定されたMBSFN RSRQ測定報告マッピングに従うものとする。
UEがeDRX_IDLEサイクルを使用して設定されていない場合、MBSFN RSRQ測定期間は、MAX(640ms、UEがPMCH送信を含んでいる5サブフレームをデコードする[5、セクション10]期間)として規定される。
UEがeDRX_IDLEサイクルを使用している場合、MBSFN RSRQ測定期間は、MAX(1つのeDRX_IDLEサイクル、UEがPMCH送信を含んでいる5サブフレームをデコードする[5、セクション10]期間)として規定される。
4.4.4 MCH BLER測定
UEの物理層は、MCH BLER測定期間内でMCH BLER測定[4]を実行し、記録できるものとする。
MCH BLER測定期間は、MAX(1つのeDRX_IDLEサイクル、上位層によって設定されたMBSFN記録間隔[2])に等しい。
MCH BLERの記録は、セクション9.8.4において規定されたMCH BLER測定報告マッピングに従うものとする。
以下の頭文字が、本開示全体を通じて使用されている。
・2G 第2世代(Second Generation)
・3G 第3世代(Third Generation)
・3GPP Third Generation Partnership Project
・5G 第5世代(Fifth Generation)
・ACK 確認応答(Acknowledgement)
・A/D アナログ/デジタル(Analog−to−Digital)
・ASIC 特定用途向け集積回路(Application Specification Integrated Circuit)
・BLER ブロック誤り率(Block Error Rate)
・CA キャリアアグリゲーション(Carrier Aggregation)
・CC コンポーネントキャリア(Component Carrier)
・CGI セルグローバル識別子(Cell Global Identifier)
・CoMP 協調マルチポイント(Coordinated Multi−Point)
・CPU 中央処理装置(Central Processing Unit)
・CQI チャネル品質指標(Channel Quality Indicator)
・CRS セル固有の参照信号(Cell Specific Reference Signal)
・CSI チャネル状態情報(Channel State Information)
・CSI−RSRP チャネル状態情報参照シンボルを使用する参照シンボル受信電力
・DAS 分散アンテナシステム(Distributed Antenna System)
・dBm デシベルミリワット(Decibel−Milliwatt)
・DL−SCH ダウンリンク共有チャネル(Downlink Shared Channel)
・DRX 間欠受信(Discontinuous Reception)
・DSP デジタル信号プロセッサ(Digital Signal Processor)
・ECGI エボルブド汎用地上波無線アクセスセルグローバル識別子(Evolved Universal Terrestrial Radio Access Cell Global Identifier)
・eDRX 拡張間欠受信(Extended Discontinuous Reception)
・eNB エボルブドノードB(Evolved Node B)
・E−UTRA エボルブド汎用地上波無線アクセス(Evolved Universal Terrestrial Radio Access)
・E−UTRAN エボルブド汎用地上波無線アクセスネットワーク(Evolved Universal Terrestrial Radio Access Network)
・FDD 周波数分割複信(Frequency Division Duplexing)
・FPGA フィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array)
・GCI セルグローバル識別子(Global Cell Identifier)
・GPS 全地球測位システム(Global Positioning System)
・GSM グローバルシステムフォーモバイルコミュニケーションズ(Global System for Mobile Communications)
・HARQ ハイブリッド自動再送要求(Hybrid Automatic Repeat Request)
・HBS ホーム基地局(Home Base Station)
・HPN 高電力ノード(High Power Node)
・H−SFN ハイパーシステムフレーム番号(Hyper System Frame Number)
・HSPA 高速パケットアクセス(High Speed Packet Access)
・ID 識別子(Identifier)
・IDC デバイス内共存(In−Device Co−Existence)
・IMSI 国際移動体加入者識別番号(International Mobile Subscriber Identity)
・km キロメートル(Kilometer)
・LPN 低電力ノード(Low Power Node)
・LTE ロングタームエボリューション(Long−Term Evolution)
・m メートル(Meter)
・M2M マシンツーマシン(Machine−to−Machine)
・MAC 媒体アクセス制御(Medium Access Control)
・MDT ドライブテストの最小化(Minimization of Drive Tests)
・MIB マスタ情報ブロック(Master Information Block)
・MME モビリティ管理エンティティ(Mobility Management Entity)
・ms ミリ秒(Millisecond)
・MTC マシンタイプ通信(Machine Type Communication)
・NACK 否定応答(Negative Acknowledgement)
・NAS 非アクセス層(Non−Access Stratum)
・NB−IoT 狭帯域モノのインターネット(Narrowband Internet of Things)
・ns ナノ秒(Nanosecond)
・PBCH 物理ブロードキャストチャネル(Physical Broadcast Channel)
・PCC プライマリコンポーネントキャリア(Primary Component Carrier)
・PCell プライマリセル(Primary Cell)
・PCFICH 物理制御フォーマットインジケータチャネル(Physical Control Format Indicator Channel)
・PCI 物理セル識別子(Physical Cell Identifier)
・PDCCH 物理ダウンリンク制御チャネル(Physical Downlink Control Channel)
・PDSCH 物理ダウンリンク共有チャネル(Physical Downlink Shared Channel)
・PF ページングフレーム(Paging Frame)
・P−GW パケットデータネットワークゲートウェイ(Packet Data Network Gateway)
・PH ページングハイパーシステムフレーム番号(Paging Hyper System Frame Number)
・PHICH 物理ハイブリッド自動再送要求指示チャネル(Physical Hybrid Automatic Repeat Request Indicator Channel)
・PMI プリコーディングマトリックスインジケータ(Precoding Matrix Indicator)
・PRS 位置決め参照信号(Positioning Reference Signal)
・PO ページング機会(Paging Occasion)
・PS パケット交換(Packet Switched)
・PSC プライマリサービングセル(Primary Serving Cell)
・PSS プライマリ同期信号(Primary Synchronization Signal)
・PTW ページング時間ウィンドウ(Paging Time Window)
・QoS サービス品質(Quality of Service)
・RAM ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory)
・RAN 無線アクセスネットワーク(Radio Access Network)
・RAT 無線アクセス技術(Radio Access Technology)
・RLF 無線リンク失敗(Radio Link Failure)
・RLM 無線リンク監視(Radio Link Monitoring)
・RRC 無線リソース制御(Radio Resource Control)
・RRH リモート無線ヘッド(Remote Radio Head)
・RRM 無線リソース管理(Radio Resource Management)
・RRU リモートラジオユニット(Remote Radio Unit)
・RS−SINR 参照信号信号対干渉雑音比(Reference Signal Signal to Interference plus Noise Ratio)
・RSRP 参照シンボル受信電力(Reference Symbol Received Power)
・RSRQ 参照シンボル受信品質(Reference Symbol Received Quality)
・RSTD 参照信号時間差(Reference Signal Time Difference)
・RTT ラウンドトリップタイム(Round Trip Time)
・Rx 受信(Reception)
・SCC セカンダリコンポーネントキャリア(Secondary Component Carrier)
・SCell セカンダリセル(Secondary Cell)
・SFN システムフレーム番号(System Frame Number)
・S−GW サービングゲートウェイ(Serving Gateway)
・SI システム情報(System Information)
・SIB1 システム情報ブロックタイプ1(System Information Block Type 1)
・SIB3 システム情報ブロックタイプ3(System Information Block Type 3)
・SINR 信号対干渉雑音比(Signal to Interference plus Noise Ratio)
・SNR 信号対雑音比(Signal to Noise Ratio)
・SON 自己組織化ネットワーク(Self−Organizing Network)
・SSC セカンダリサービングセル(Secondary Serving Cell)
・SSS セカンダリ同期信号(Secondary Synchronization Signal)
・TDD 時分割複信(Time Division Duplexing)
・TOA 到着時間(Time of Arrival)
・TP 送信ポイント(Transmission Point)
・TS 技術仕様書(Technical Specification)
・Tx 送信(Transmission)
・U−CGI 汎用地上波無線アクセスセルグローバル識別子(Universal Terrestrial Radio Access Cell Global Identifier)
・UE ユーザ機器(User Equipment)
・UTRA 汎用地上波無線アクセス(Universal Terrestrial Radio Access)
・UTRAN 汎用地上波無線アクセス技術(Universal Terrestrial Radio Access Technology)
・VoIP ボイスオーバーインターネットプロトコル(Voice over Internet Protocol)
・VPN 仮想プライベートネットワーク(Virtual Private Network)
・WCDMA 広帯域符号分割多重アクセス(Wideband Code Division Multiple Access)
当業者は、本開示の実施形態に対する改良および変更を認識するであろう。そのようなすべての改良および変更は、本明細書で開示された概念の範囲および以下の特許請求の範囲に含まれると見なされる。

Claims (34)

  1. 拡張間欠受信(eDRX)サイクルで動作するように設定された無線通信デバイス(12)の動作の方法であって、
    前記無線通信デバイス(12)の設定に使用された前記eDRXサイクルの第1のページング時間ウィンドウに関連付けられた時間の間に、少なくとも1つの第1のセル(16)の第1の識別子を取得すること(100)と、
    前記無線通信デバイス(12)の設定に使用された前記eDRXサイクルの第2のページング時間ウィンドウであって、前記第1のページング時間ウィンドウの後に発生する第2のページング時間ウィンドウに関連付けられた時間の間に、少なくとも1つの第2のセル(16)であって、前記無線通信デバイス(12)によって測定された少なくとも1つの最強のセルである少なくとも1つの第2のセル(16)の第2の識別子を取得すること(102)と、
    前記第1の識別子が前記第2の識別子と同じである場合に、無線通信デバイスの無線動作の第1の種類を実行すること(104)と、
    前記第1の識別子が前記第2の識別子と異なる場合に、前記第1の種類を実行すること(104)を抑制することとを含み、
    前記少なくとも1つの第1のセル(16)の前記第1の識別子が、前記少なくとも1つの第1のセル(16)の第1のセルグローバル識別子(CGI)であり、前記少なくとも1つの第2のセル(16)の前記第2の識別子が、前記少なくとも1つの第2のセル(16)の第2のCGIであり、
    前記無線動作の第1の種類は、前記第1のページング時間ウィンドウの間に前記無線通信デバイス(12)が少なくとも1つの第1のセル(16)によってサービングされたときに前記無線通信デバイス(12)によって実行される無線動作であり、
    前記少なくとも1つの第1のセル(16)が前記無線通信デバイス(12)の少なくとも1つのサービングセルである、
    方法。
  2. 前記第1のページング時間ウィンドウに関連付けられた前記時間が、前記第1のページング時間ウィンドウの間の時間、前記第1のページング時間ウィンドウの直前の時間、および前記第1のページング時間ウィンドウの直後の時間のうちの1つである、請求項1に記載の方法。
  3. 前記第2のページング時間ウィンドウに関連付けられた前記時間が、前記第2のページング時間ウィンドウの間の時間および前記第2のページング時間ウィンドウの直前の時間のうちの1つである、請求項1または2に記載の方法。
  4. 前記無線通信デバイスの無線動作の第1の種類が前記少なくとも1つの第2のセル(16)上で実行される無線通信デバイスの無線動作であり、前記無線動作が、前記第1のページング時間ウィンドウの間に前記無線通信デバイス(12)が前記少なくとも1つのサービングセルによってサービングされたときに、前記少なくとも1つのサービングセル上で前記無線通信デバイス(12)によって実行される前記無線動作と同じである、請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
  5. 前記第1の識別子が前記第2の識別子と同じ場合に前記無線通信デバイスの無線動作の第1の種類を実行すること(104)が、前記少なくとも1つの第2のセル(16)の信号に対して1つまたは複数の無線測定を実行することを含む、請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
  6. 前記第1の識別子が前記第2の識別子と同じ場合に前記無線通信デバイスの無線動作の第1の種類を実行すること(104)が、1つまたは複数の隣接セル(16)の信号に対して1つまたは複数の無線測定を実行することを含む、請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
  7. 前記第1の識別子が前記第2の識別子と同じ場合に前記無線通信デバイスの無線動作の第1の種類を実行すること(104)が、前記少なくとも1つの第2のセル(16)に対して、前記無線通信デバイス(12)のサービングセルに関連する1つまたは複数のタスクを実行することを含む、請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
  8. 前記第1の識別子が前記第2の識別子と同じ場合に前記無線通信デバイスの無線動作の第1の種類を実行すること(104)が、
    前記少なくとも1つの第2のセル(16)の信号に対して無線リンク監視(RLM)を実行することと、
    前記少なくとも1つの第2のセル(16)の1つまたは複数の制御チャネルを受信することと、
    ネットワークノード(14)から受信されたスケジューリング情報に基づいて、前記少なくとも1つの第2のセル(16)に信号を送信することおよび/または前記少なくとも1つの第2のセル(16)から信号を受信することと、
    前記少なくとも1つの第1のセル(16)および前記少なくとも1つの第2のセル(16)が同じであることをネットワークノード(14)に知らせる指示を前記ネットワークノード(14)に送信することとから成るグループのうちの少なくとも1つを実行すること(104)を含む、請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
  9. 前記第1の識別子が前記第2の識別子と異なる場合に前記第1の種類を実行すること(104)を抑制することが、
    前記少なくとも1つの第2のセル(16)の信号に対してRLMを実行することを抑制することと、
    前記少なくとも1つの第2のセル(16)から受信されたスケジューリンググラントを無視することと、
    前記少なくとも1つの第2のセル(16)上のアップリンクにおいてデータを送信することを抑制することと、
    前記無線通信デバイス(12)が接続状態である場合に、アイドルモードに移行することと、
    前記少なくとも1つの第2のセル(16)が、前記少なくとも1つの第1のセル(16)の追跡領域または登録領域と比較して異なる追跡領域または登録領域に属しているかどうかに基づいて、前記無線通信デバイス(12)が前記無線通信デバイス(12)の追跡領域または登録領域を変更する必要があるかどうかを判定することと、
    前記少なくとも1つの第2のセル(16)が前記無線通信デバイス(12)の以前の追跡領域に属していない場合、追跡領域更新を実行することと、
    接続再確立を開始して、前記少なくとも1つの第2のセル(16)への接続を前記無線通信デバイス(12)の少なくとも1つの新しいサービングセルとして再確立することと、
    前記少なくとも1つの第1のセル(16)および前記少なくとも1つの第2のセル(16)が異なることをネットワークノード(14)に知らせる指示を前記ネットワークノード(14)に送信することと、
    前記少なくとも1つの第2のセル(16)に対して実行された測定の測定結果をネットワークノード(14)に送信することとから成るグループのうちの少なくとも1つを実行すること(104)を含む、請求項1から8のいずれか一項に記載の方法。
  10. 拡張間欠受信(eDRX)サイクルで動作するように設定された無線通信デバイス(12)の動作の方法であって、
    前記無線通信デバイス(12)の設定に使用された前記eDRXサイクルの第1のページング時間ウィンドウに関連付けられた時間の間に、少なくとも1つの第1のセル(16)に関連付けられた第1の送信器の第3の識別子を取得すること(100A)と、
    前記無線通信デバイス(12)の設定に使用された前記eDRXサイクルの第2のページング時間ウィンドウに関連付けられた時間の間に、前記少なくとも1つの第2のセル(16)に関連付けられた第2の送信器の第4の識別子を取得すること(102A)と、
    前記第3の識別子が前記第4の識別子と同じである場合に、無線通信デバイスの無線動作の第3の種類を実行すること(104A)と、
    前記第3の識別子が前記第4の識別子と異なる場合に、前記第3の種類を実行すること(104A)を抑制することとを含み、
    前記無線動作の第3の種類は、前記第1のページング時間ウィンドウの間に前記無線通信デバイス(12)が少なくとも1つの第1のセル(16)によってサービングされたときに前記無線通信デバイス(12)によって実行される無線動作と同じであり
    前記少なくとも1つの第1のセル(16)が前記無線通信デバイス(12)の少なくとも1つのサービングセルである、
    方法。
  11. 前記少なくとも1つの第1のセル(16)が、複数の第1の送信ポイントを含んでいる少なくとも1つの第1の共有セルであり、前記第1の送信器が、第1の事前に規定された基準を満たす前記複数の第1の送信ポイントのうちの送信ポイントであり、
    前記少なくとも1つの第2のセル(16)が、複数の第2の送信ポイントを含んでいる少なくとも1つの第2の共有セルであり、前記第2の送信器が、第2の事前に規定された基準を満たす前記複数の第2の送信ポイントのうちの送信ポイントである、請求項10に記載の方法。
  12. 前記第1の事前に規定された基準が、前記無線通信デバイス(12)によって測定された、前記複数の第1の送信ポイントのうち最強の送信ポイントであることであるか、または第1の事前に規定されたしきい値よりも弱くないことであり、
    前記第2の事前に規定された基準が、前記無線通信デバイス(12)によって測定された、前記複数の第2の送信ポイントのうち最強の送信ポイントであることであるか、または第2の事前に規定されたしきい値よりも弱くないことである、請求項11に記載の方法。
  13. 前記第3の識別子が前記第4の識別子と同じである場合に前記無線通信デバイスの無線動作の第3の種類を実行すること(104A)が、
    前記第2の送信器の信号に対してRLMを実行することと、
    前記第2の送信器の信号に対して1つまたは複数の無線測定を実行することと、
    1つまたは複数の隣接セル(16)の信号に対して1つまたは複数の無線測定を実行することと、
    前記第2の送信器の1つまたは複数の制御チャネルを受信することと、
    ネットワークノード(14)から受信されたスケジューリング情報に基づいて、前記第2の送信器に信号を送信することおよび/または前記第2の送信器から信号を受信することと、
    前記第1の送信器および前記第2の送信器が同じであることをネットワークノード(14)に知らせる指示を前記ネットワークノード(14)に送信することと、
    前記第2の送信器において、前記無線通信デバイス(12)のサービングセルに関連する1つまたは複数のタスクを実行することとから成るグループのうちの少なくとも1つを実行すること(104A)を含む、請求項10から12のいずれか一項に記載の方法。
  14. 前記第3の識別子が前記第4の識別子と異なる場合に前記第3の種類を実行すること(104A)を抑制することが、
    前記第2の送信器の信号に対してRLMを実行することを抑制することと、
    前記第2の送信器から受信されたスケジューリンググラントを無視することと、
    アップリンクにおいて前記第2の送信器へデータを送信することを抑制することと、
    前記無線通信デバイス(12)が接続状態である場合に、アイドルモードに移行することと、
    前記第2の送信器が、前記第1の送信器の追跡領域または登録領域と比較して異なる追跡領域または登録領域に属しているかどうかに基づいて、前記無線通信デバイス(12)が前記無線通信デバイス(12)の追跡領域または登録領域を変更する必要があるかどうかを判定することと、
    前記第2の送信器が前記無線通信デバイス(12)の以前の追跡領域に属していない場合、追跡領域更新を実行することと、
    接続再確立を開始して、前記第2の送信器への接続を前記無線通信デバイス(12)のサービング送信ポイントとして再確立することと、
    前記第1の送信器および前記第2の送信器が異なることをネットワークノード(14)に知らせる指示を前記ネットワークノード(14)に送信することと、
    前記第2の送信器において実行された測定の測定結果をネットワークノード(14)に送信することとから成るグループのうちの少なくとも1つを実行すること(104A)を含む、請求項10から13のいずれか一項に記載の方法。
  15. 拡張間欠受信(eDRX)サイクルで動作するように設定された無線通信デバイス(12)であって、
    前記無線通信デバイス(12)の設定に使用された前記eDRXサイクルの第1のページング時間ウィンドウに関連付けられた時間の間に、少なくとも1つの第1のセル(16)の第1の識別子を取得することと、
    前記無線通信デバイス(12)の設定に使用された前記eDRXサイクルの第2のページング時間ウィンドウであって、前記第1のページング時間ウィンドウの後に発生する第2のページング時間ウィンドウに関連付けられた時間の間に、少なくとも1つの第2のセル(16)であって、前記無線通信デバイス(12)によって測定された少なくとも1つの最強のセルである少なくとも1つの第2のセル(16)の第2の識別子を取得することと、
    前記第1の識別子が前記第2の識別子と同じである場合に、無線通信デバイスの無線動作の第1の種類を実行することと、
    前記第1の識別子が前記第2の識別子と異なる場合に、前記第1の種類を実行することを抑制することとを実行するように適合されており、
    前記少なくとも1つの第1のセル(16)の前記第1の識別子が、前記少なくとも1つの第1のセル(16)の第1のセルグローバル識別子(CGI)であり、前記少なくとも1つの第2のセル(16)の前記第2の識別子が、前記少なくとも1つの第2のセル(16)の第2のCGIであり、
    前記無線動作の第1の種類は、前記第1のページング時間ウィンドウの間に前記無線通信デバイス(12)が少なくとも1つの第1のセル(16)によってサービングされたときに前記無線通信デバイス(12)によって実行される無線動作と同じであり
    前記少なくとも1つの第1のセル(16)が前記無線通信デバイス(12)の少なくとも1つのサービングセルである、
    無線通信デバイス(12)。
  16. 前記無線通信デバイス(12)が、請求項2から14のいずれか一項に記載の方法に従って動作するようにさらに適合されている、請求項15に記載の無線通信デバイス(12)。
  17. 命令を含んでいるコンピュータプログラムであって、前記命令が、少なくとも1つのプロセッサ上で実行された場合、前記少なくとも1つのプロセッサに、請求項1から14のいずれか一項に記載の方法を実行させる、コンピュータプログラム。
  18. 拡張間欠受信(eDRX)サイクルで動作するように設定された無線通信デバイス(12)であって、
    トランシーバ(22)と、
    1つまたは複数のプロセッサ(20)と、
    前記1つまたは複数のプロセッサ(20)によって実行可能な命令を含んでいるメモリ(26)とを備えており、これによって、前記無線通信デバイス(12)が、
    前記無線通信デバイス(12)の設定に使用された前記eDRXサイクルの第1のページング時間ウィンドウに関連付けられた時間の間に、少なくとも1つの第1のセル(16)の第1の識別子を取得することと、
    前記無線通信デバイス(12)の設定に使用された前記eDRXサイクルの第2のページング時間ウィンドウであって、前記第1のページング時間ウィンドウの後に発生する第2のページング時間ウィンドウに関連付けられた時間の間に、少なくとも1つの第2のセル(16)であって、前記無線通信デバイス(12)によって測定された少なくとも1つの最強のセルである少なくとも1つの第2のセル(16)の第2の識別子を取得することと、
    前記第1の識別子が前記第2の識別子と同じである場合に、無線通信デバイスの無線動作の第1の種類を実行することと、
    前記第1の識別子が前記第2の識別子と異なる場合に、前記第1の種類を実行することを抑制することとを実行するよう動作可能であり、
    前記少なくとも1つの第1のセル(16)の前記第1の識別子が、前記少なくとも1つの第1のセル(16)の第1のセルグローバル識別子(CGI)であり、前記少なくとも1つの第2のセル(16)の前記第2の識別子が、前記少なくとも1つの第2のセル(16)の第2のCGIであり、
    前記無線動作の第1の種類は、前記第1のページング時間ウィンドウの間に前記無線通信デバイス(12)が少なくとも1つの第1のセル(16)によってサービングされたときに前記無線通信デバイス(12)によって実行される無線動作と同じであり
    前記少なくとも1つの第1のセル(16)が前記無線通信デバイス(12)の少なくとも1つのサービングセルである、
    無線通信デバイス(12)。
  19. セルラー通信ネットワーク(10)用のネットワークノード(14)の動作の方法であって、
    無線通信デバイス(12)の設定に使用された拡張間欠受信(eDRX)サイクルの第1のページング時間ウィンドウに関連付けられた時間の間に、前記無線通信デバイス(12)の少なくとも1つの第1のセル(16)の第1の識別子を取得すること(200)と、
    前記無線通信デバイス(12)の設定に使用された前記eDRXサイクルの第2のページング時間ウィンドウであって、前記第1のページング時間ウィンドウの後に発生する第2のページング時間ウィンドウに関連付けられた時間の間に、前記無線通信デバイス(12)の少なくとも1つの第2のセル(16)の第2の識別子を取得すること(202)と、
    前記第1の識別子が前記第2の識別子と同じである場合に、ネットワークノードの無線動作の第1の種類を実行すること(204)と、
    前記第1の識別子が前記第2の識別子と異なる場合に、前記第1の種類を実行すること(204)を抑制することとを含み、
    前記少なくとも1つの第1のセル(16)の前記第1の識別子が、前記少なくとも1つの第1のセル(16)の第1のセルグローバル識別子(CGI)であり、前記少なくとも1つの第2のセル(16)の前記第2の識別子が、前記少なくとも1つの第2のセル(16)の第2のCGIであり、
    前記無線動作の第1の種類は、前記第1のページング時間ウィンドウの間に前記無線通信デバイス(12)が少なくとも1つの第1のセル(16)によってサービングされたときに前記無線通信デバイス(12)によって実行される無線動作と同じであり
    前記少なくとも1つの第1のセル(16)が前記無線通信デバイス(12)の少なくとも1つのサービングセルである、
    方法。
  20. 前記少なくとも1つの第2のセル(16)が前記無線通信デバイス(12)によって測定された少なくとも1つの最強のセルである、請求項19に記載の方法。
  21. 前記第1のページング時間ウィンドウに関連付けられた前記時間が、前記第1のページング時間ウィンドウの間の時間、前記第1のページング時間ウィンドウの直前の時間、および前記第1のページング時間ウィンドウの直後の時間のうちの1つである、請求項19または20に記載の方法。
  22. 前記第2のページング時間ウィンドウに関連付けられた前記時間が、前記第2のページング時間ウィンドウの間の時間および前記第2のページング時間ウィンドウの直前の時間のうちの1つである、請求項19から21のいずれか一項に記載の方法。
  23. 前記少なくとも1つの第2のセル(16)が、前記無線通信デバイス(12)によって測定された少なくとも1つの最強のセルであり、
    前記ネットワークノードの無線動作の第1の種類が、ネットワークノード(14)によって前記少なくとも1つの最強のセルに対して実行される前記ネットワークノードの無線動作であり、前記無線動作が、前記第1のページング時間ウィンドウの間に前記無線通信デバイス(12)が前記少なくとも1つのサービングセルによってサービングされたときに、前記ネットワークノード(14)によって前記少なくとも1つのサービングセルに対して実行される前記無線動作と同じである、請求項19から22のいずれか一項に記載の方法。
  24. 前記少なくとも1つの第2のセル(16)が前記無線通信デバイス(12)によって測定された少なくとも1つの最強のセルであり、前記第1の識別子が前記第2の識別子と同じ場合に前記ネットワークノードの無線動作の第1の種類を実行すること(204)が、
    前記無線通信デバイス(12)が前記少なくとも1つの第2のセル(16)の信号に対して無線リンク監視(RLM)を実行できるようにするために、1つまたは複数のパラメータを使用して前記無線通信デバイス(12)を設定することと、
    前記少なくとも1つの第2のセル(16)を前記無線通信デバイス(12)の新しいサービングセルにするための遅延なしで、前記少なくとも1つの第2のセル(16)上のアップリンクおよび/またはダウンリンクにおいて前記無線通信デバイス(12)をスケジュールすることと、
    前記無線通信デバイス(12)が前記少なくとも1つの第1のセル(16)および前記少なくとも1つの第2のセル(16)を同じであるとして識別したことを前記ネットワークノード(14)に知らせる指示を前記無線通信デバイス(12)から受信することと、
    1つまたは複数の測定結果を前記無線通信デバイス(12)から受信し、前記1つまたは複数の測定を、前記少なくとも1つの第2のセル(16)内でスケジュールするために1つまたは複数の動作に使用することとから成るグループのうちの少なくとも1つを実行すること(204)を含む、請求項19から22のいずれか一項に記載の方法。
  25. 前記少なくとも1つの第2のセル(16)が前記無線通信デバイス(12)によって測定された少なくとも1つの最強のセルであり、前記第1の識別子が前記第2の識別子と異なる場合に前記第1の種類を実行すること(204)を抑制することが、
    前記少なくとも1つの第2のセル(16)内でのアップリンクおよび/またはダウンリンクデータ送信に関して前記無線通信デバイス(12)をスケジュールすることを抑制することと、
    前記少なくとも1つの第2のセル(16)を前記無線通信デバイス(12)の新しいサービングセルにするための遅延の後にのみ、前記少なくとも1つの第2のセル(16)内でのアップリンクおよび/またはダウンリンクデータ送信に関して前記無線通信デバイス(12)をスケジュールすることと、
    前記少なくとも1つの第2のセル(16)への接続を確立するために、前記無線通信デバイス(12)からのランダムアクセスメッセージまたはメッセージの受信を準備することと、
    前記無線通信デバイス(12)が前記少なくとも1つの第2のセル(16)との接続を確立していない限り、前記無線通信デバイス(12)によって送信されたデータを無視することと、
    前記少なくとも1つの第1のセル(16)および前記少なくとも1つの第2のセル(16)が同じでないことを前記ネットワークノード(14)に知らせるメッセージを前記無線通信デバイス(12)から受信することを準備することとから成るグループのうちの少なくとも1つを実行すること(204)を含む、請求項19から24のいずれか一項に記載の方法。
  26. セルラー通信ネットワーク(10)用のネットワークノード(14)の動作の方法であって、
    前記無線通信デバイス(12)の設定に使用された前記eDRXサイクルの第1のページング時間ウィンドウに関連付けられた時間の間に、少なくとも1つの第1のセル(16)に関連付けられた第1の送信器の第3の識別子を決定すること(200A)と、
    前記無線通信デバイス(12)の設定に使用された前記eDRXサイクルの第2のページング時間ウィンドウに関連付けられた時間の間に、前記少なくとも1つの第2のセル(16)に関連付けられた第2の送信器の第4の識別子を決定すること(202A)と、
    前記第3の識別子が前記第4の識別子と同じである場合に、ネットワークノードの無線動作の第3の種類を実行すること(204A)と、
    前記第3の識別子が前記第4の識別子と異なる場合に、前記第3の種類を実行すること(204A)を抑制することとを含み、
    前記無線動作の第3の種類は、前記第1のページング時間ウィンドウの間に前記無線通信デバイス(12)が少なくとも1つの第1のセル(16)によってサービングされたときに前記無線通信デバイス(12)によって実行される無線動作と同じであり
    前記少なくとも1つの第1のセル(16)が前記無線通信デバイス(12)の少なくとも1つのサービングセルである、
    方法。
  27. 前記少なくとも1つの第1のセル(16)が、複数の第1の送信ポイントを含んでいる少なくとも1つの第1の共有セルであり、前記第1の送信器が、第1の事前に規定された基準を満たす前記複数の第1の送信ポイントのうちの送信ポイントであり、
    前記少なくとも1つの第2のセル(16)が、複数の第2の送信ポイントを含んでいる少なくとも1つの第2の共有セルであり、前記第2の送信器が、第2の事前に規定された基準を満たす前記複数の第2の送信ポイントのうちの送信ポイントである、請求項26に記載の方法。
  28. 前記第1の事前に規定された基準が、前記無線通信デバイス(12)によって測定された、前記複数の第1の送信ポイントのうち最強の送信ポイントであることであるか、または第1の事前に規定されたしきい値よりも弱くないことであり、
    前記第2の事前に規定された基準が、前記無線通信デバイス(12)によって測定された、前記複数の第2の送信ポイントのうち最強の送信ポイントであることであるか、または第2の事前に規定されたしきい値よりも弱くないことである、請求項27に記載の方法。
  29. 前記第3の識別子が前記第4の識別子と同じである場合に前記ネットワークノードの無線動作の第3の種類を実行すること(204A)が、
    前記無線通信デバイス(12)が前記第2の送信器の信号に対してRLMを実行できるようにするために、1つまたは複数のパラメータを使用して前記無線通信デバイス(12)を設定することと、
    前記少なくとも1つの第2のセル(16)を前記無線通信デバイス(12)の新しいサービングセルにするための遅延なしで、前記少なくとも1つの第2のセル(16)上のアップリンクおよび/またはダウンリンクにおいて前記無線通信デバイス(12)をスケジュールすることと、
    前記無線通信デバイス(12)が前記少なくとも1つの第1のセル(16)および前記少なくとも1つの第2のセル(16)を同じであるとして識別したことを前記ネットワークノード(14)に知らせる指示を前記無線通信デバイス(12)から受信することと、
    1つまたは複数の測定結果を前記無線通信デバイス(12)から受信し、前記1つまたは複数の測定を、前記少なくとも1つの第2のセル(16)内でスケジュールするために1つまたは複数の動作に使用することとから成るグループのうちの少なくとも1つを実行すること(204A)を含む、請求項26から28のいずれか一項に記載の方法。
  30. 前記第3の識別子が前記第4の識別子と異なる場合に前記第3の種類を実行すること(204A)を抑制することが、
    前記少なくとも1つの第2のセル(16)内でのアップリンクおよび/またはダウンリンクデータ送信に関して前記無線通信デバイス(12)をスケジュールすることを抑制することと、
    前記少なくとも1つの第2のセル(16)を前記無線通信デバイス(12)の新しいサービングセルにするための遅延の後にのみ、前記少なくとも1つの第2のセル(16)内でのアップリンクおよび/またはダウンリンクデータ送信に関して前記無線通信デバイス(12)をスケジュールすることと、
    前記少なくとも1つの第2のセル(16)への接続を確立するために、前記無線通信デバイス(12)からのランダムアクセスメッセージまたはメッセージの受信を準備することと、
    前記無線通信デバイス(12)が前記少なくとも1つの第2のセル(16)との接続を確立していない限り、前記無線通信デバイス(12)によって送信されたデータを無視することと、
    前記少なくとも1つの第1のセル(16)および前記少なくとも1つの第2のセル(16)が同じでないことを前記ネットワークノード(14)に知らせるメッセージを前記無線通信デバイス(12)から受信することを準備することとから成るグループのうちの少なくとも1つを実行すること(204A)を含む、請求項26から29のいずれか一項に記載の方法。
  31. セルラー通信ネットワーク(10)用のネットワークノード(14)であって、
    無線通信デバイス(12)の設定に使用された拡張間欠受信(eDRX)サイクルの第1のページング時間ウィンドウに関連付けられた時間の間に、前記無線通信デバイス(12)の少なくとも1つの第1のセル(16)の第1の識別子を取得することと、
    前記無線通信デバイス(12)の設定に使用された前記eDRXサイクルの第2のページング時間ウィンドウであって、前記第1のページング時間ウィンドウの後に発生する第2のページング時間ウィンドウに関連付けられた時間の間に、前記無線通信デバイス(12)の少なくとも1つの第2のセル(16)の第2の識別子を取得することと、
    前記第1の識別子が前記第2の識別子と同じである場合に、ネットワークノードの無線動作の第1の種類を実行することと、
    前記第1の識別子が前記第2の識別子と異なる場合に、前記第1の種類を実行することを抑制するように適合されており、
    前記少なくとも1つの第1のセル(16)の前記第1の識別子が、前記少なくとも1つの第1のセル(16)の第1のセルグローバル識別子(CGI)であり、前記少なくとも1つの第2のセル(16)の前記第2の識別子が、前記少なくとも1つの第2のセル(16)の第2のCGIであり、
    前記無線動作の第1の種類は、前記第1のページング時間ウィンドウの間に前記無線通信デバイス(12)が少なくとも1つの第1のセル(16)によってサービングされたときに前記無線通信デバイス(12)によって実行される無線動作と同じであり
    前記少なくとも1つの第1のセル(16)が前記無線通信デバイス(12)の少なくとも1つのサービングセルである、
    ネットワークノード(14)。
  32. 前記ネットワークノード(14)が、請求項20から30のいずれか一項に記載の方法に従って動作するようにさらに適合されている、請求項31に記載のネットワークノード(14)。
  33. 命令を含んでいるコンピュータプログラムであって、前記命令が、少なくとも1つのプロセッサ上で実行された場合、前記少なくとも1つのプロセッサに、請求項19から30のいずれか一項に記載の方法を実行させる、コンピュータプログラム。
  34. セルラー通信ネットワーク(10)用のネットワークノード(14)であって、
    1つまたは複数のプロセッサ(28)と、
    前記1つまたは複数のプロセッサ(28)によって実行可能な命令を含んでいるメモリ(34)とを備えており、これによって、前記ネットワークノード(14)が、
    無線通信デバイス(12)の設定に使用された拡張間欠受信(eDRX)サイクルの第1のページング時間ウィンドウに関連付けられた時間の間に、前記無線通信デバイス(12)の少なくとも1つの第1のセル(16)の第1の識別子を取得することと、
    前記無線通信デバイス(12)の設定に使用された前記eDRXサイクルの第2のページング時間ウィンドウであって、前記第1のページング時間ウィンドウの後に発生する第2のページング時間ウィンドウに関連付けられた時間の間に、前記無線通信デバイス(12)の少なくとも1つの第2のセル(16)の第2の識別子を取得することと、
    前記第1の識別子が前記第2の識別子と同じである場合に、ネットワークノードの無線動作の第1の種類を実行することと、
    前記第1の識別子が前記第2の識別子と異なる場合に、前記第1の種類を実行することを抑制するように動作可能であり、
    前記少なくとも1つの第1のセル(16)の前記第1の識別子が、前記少なくとも1つの第1のセル(16)の第1のセルグローバル識別子(CGI)であり、前記少なくとも1つの第2のセル(16)の前記第2の識別子が、前記少なくとも1つの第2のセル(16)の第2のCGIであり、
    前記無線動作の第1の種類は、前記第1のページング時間ウィンドウの間に前記無線通信デバイス(12)が少なくとも1つの第1のセル(16)によってサービングされたときに前記無線通信デバイス(12)によって実行される無線動作と同じであり
    前記少なくとも1つの第1のセル(16)が前記無線通信デバイス(12)の少なくとも1つのサービングセルである、
    ネットワークノード(14)。
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