JP6753464B2 - 端末デバイス、方法、及びシステム - Google Patents

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Description

本開示は、端末デバイス、方法、及びシステムに関する。
ここに提供される“背景技術”の説明は、この開示の文脈を広く提示する目的のために存在する。この背景技術の章に記載されている限りにおける、目下名前の挙がっている発明者らの成果に加え、出願時に先行技術としての資格を特段有さないことがあり得る説明の態様は、本開示の先行技術として、明示的にも暗黙的にも認められない。
3GPPによって定義されるUMTS及びLTE(Long Term Evolution)アーキテクチャに基づくものといった、第3世代及び第4世代のモバイル電気通信システムは、以前の世代のモバイル電気通信システムが提供する簡単な音声及びメッセージングサービスよりも高度なサービスをサポートすることができる。例えば、LTEシステムが提供する、無線インタフェースの改善及びデータレートの向上により、ユーザは、以前ならば固定回線データ接続を介してのみ利用可能であった、モバイルビデオストリーミング及びモバイルビデオ会議といった、高データレートの用途を享受することができる。したがって、第3世代及び第4世代のネットワークを配備する需要は大きく、これらのネットワークのカバレッジエリア、即ち、これらのネットワークへのアクセスが可能な地理的ロケーション、の急速な増大が期待されている。
第3世代及び第4世代のネットワークの、先んじて行われた広範な配備により、種々の部類のデバイスを含む複数の新たなインフラアーキテクチャと、ワイヤレスアクセスポイントユニットと、様々なデータレート、カバレッジエリア、又は送信電力を必要とし得る用途とが並行して開発されるに至った。MTCタイプの端末は、スマートフォンといった従来の第3世代又は第4世代の通信端末とは異なり、好ましくは、相対的に簡単であって且つ安価であり、そのケイパビリティが低減されている。最近の開発の例には、いわゆるマシンタイプ通信(MTC)の用途が含まれ、これらは、少量のデータを相対的に低頻度で通信する半自律型又は自律型のワイヤレス通信デバイス(即ち、MTCデバイス)によって代表される。例には、例えば、顧客の家屋内に位置付けられており、顧客によるガス、水道、電気などといったユーティリティの消費に関する情報データを中央MTCサーバへ定期的に返信する、いわゆるスマートメータが含まれる。他の例には、基地局と通信するローカル端末への補助を提供するリレーノードが含まれる。
様々なモバイルネットワークユーザからの様々な必要性に対処する様々なシステムを有することは便利であり得るが、新たなインフラ及び新たなサービスの追加は、インフラの問題も生じる恐れがあり、このことは、モバイルネットワークにおいて望ましいことではない。
モバイルネットワークにおいて送信されるデータの絶え間ない増加に伴い、産業界が直面している問題が、比較的続けざまに増大しているネットワーク容量である。無線アクセスネットワーク容量を増大させるために変更することの可能な3つのパラメータが存在する。即ち、より高いスペクトル効率、より多くの無線スペクトル、及び、より高密度のセルレイアウト、である。これらのうちの前者2つは、今日のLTEを凌ぐ期待利得に限界があり、1オーダ以上の改善が不可能であることは確かである。よって、表明される1000x容量の目標を満たすために、スモールセルが大きな注目を集めている[1]。
しかしながら、第4世代のネットワークのカバレッジ及び容量が、以前の世代の通信ネットワークのカバレッジ及び容量を有意に上回ることが期待されているものの、ネットワーク容量と、このようなネットワークによりサービスを受けることが可能な地理的エリアとには、依然として限界がある。これらの限界は、例えば、ネットワークが通信端末間で高負荷及び高データレートの通信を経験している状況において、又は、通信端末間の通信が必要とされるものの、当該通信端末が、ネットワークのカバレッジエリア内に存在しないかもしれないときに、特に関連し得る。これらの限界に対処するために、LTEリリース12及び13においては、LTE通信端末がデバイスツーデバイス(D2D)通信を実行する能力が導入され、開発されてきた。
D2D通信は、近接する通信端末が、いずれもあるカバレッジエリア内に存在するとき、及び、いずれもあるカバレッジエリア外に存在するとき、又は、ネットワークの故障時に、互いに直接的に通信することを可能にする。このD2D通信能力は、ユーザデータが基地局といったネットワークエンティティによってリレーされる必要をなくすことにより、ユーザデータが通信端末間でより効率的に通信されることを可能にすることができ、また、近接する通信端末が、ネットワークのカバレッジエリア内に存在し得ない場合でも、互いに通信することを可能にする。
D2D通信は、第1の通信端末が第2の通信端末を介して基地局と通信することも可能にし得る(よって、第2の通信端末はリレーノードとして働く)。これにより、例えば、第1の通信端末が基地局のカバレッジ外に存在しているときに、カバレッジ拡張が可能になる。代替的に、第1の通信端末は、基地局のカバレッジ内に存在し得るものの、なお、第2の通信端末を介して基地局と通信し得る。このケースにおいて、第2の通信端末には、第1の通信端末を管理する権利(モビリティの制御、リソース割り当てなどを含む)を授与することが可能であり、よって、第2の通信端末は、ネットワーク容量を増大させるための手段を提供する。
しかしながら、このようなリレーノードを使用する問題とは、取り扱うべきモビリティシナリオがいくつか存在するということである。例えば、カバレッジ外通信端末についての、特定のリレーノードの最初の選択に加え、通信端末がカバレッジ内に存在している状態からカバレッジ外に存在している状態へ移行するとき(このことは、接続が基地局からリレーノードへ移行されることを必要とする)に、及び、通信端末が、あるリレーノードのカバレッジから別のリレーノードのカバレッジへ移行するとき(接続が、最初のリレーノードから新たなリレーノードへ移行されることを必要とする)に、リレーノードを選択して当該リレーノードに接続する手法が存在することが必要である。さらには、通信端末が基地局のカバレッジ内に存在するものの、なお、リレーノードを介して基地局と通信するシナリオについて、あるリレーノードを介して基地局と通信する通信デバイスが、別のリレーノードを選択し得るように、又は、基地局と直接的に通信する通信デバイスが、リレーノードを選択し得るように、モビリティを管理する手法が存在することが必要である。
第1の態様によれば、本技術は、基地局と複数のリレーノードとを含むワイヤレス電気通信システムと共に使用するための端末デバイスであって、送信機と、受信機と、コントローラと、を含み、前記コントローラは、前記複数のリレーノードから第1のリレーノードを選択し、前記送信機及び前記受信機を制御して、前記第1のリレーノードを介して前記基地局と信号を交換し、前記第1のリレーノードに関連付けられる信号特性を測定し、前記測定される信号特性を所定の閾値と比較し、前記測定される信号特性が前記所定の閾値よりも大きい場合には、前記送信機及び前記受信機を制御して、前記第1のリレーノードを介して前記基地局と信号を交換することを続行し、前記測定される信号特性が前記所定の閾値未満である場合には、前記複数のリレーノードから、前記送信機及び前記受信機がそれを介して前記基地局と信号を交換し得る第2のリレーノードの選択を可能にするための手続きを実行する、ように動作可能である、端末デバイスを提供する。
ある実施形態においては、前記複数のリレーノードから、第2のリレーノードの選択を可能にするための前記手続きは、前記複数のリレーノード内の各リレーノードにより送信され及び前記受信機において受信されるディスカバリ信号の特性の測定を実行することを含む。
ある実施形態においては、前記ディスカバリ信号は、前記複数のリレーノード内の各リレーノードにより定期的に送信される。
ある実施形態においては、前記第1のリレーノードに関連付けられる前記測定される信号特性が、前記所定の閾値未満であると判定されると、前記コントローラは、前記送信機を制御して、前記複数のリレーノード内の前記リレーノードの各々へディスカバリ信号開始メッセージを送信するように動作可能であり、前記ディスカバリ信号開始メッセージは、前記複数のリレーノード内の各リレーノードに、前記ディスカバリ信号を送信するように命令する。
ある実施形態においては、前記実行された測定に基づき、前記コントローラは、第2のリレーノードを選択し、前記送信機及び前記受信機を制御して、前記選択された第2のリレーノードを介して前記基地局と信号を交換する、ように動作可能である。
ある実施形態においては、前記所定の閾値は、適切な閾値よりも大きく、前記適切な閾値は、前記第1のリレーノードに関連付けられる前記信号特性の値であって、それを下回ると、前記コントローラが、前記送信機及び前記受信機のうちの少なくとも1つが前記第1のリレーノードと信号を交換することができないと判定する、前記信号特性の値である。
ある実施形態においては、前記所定の閾値は、前記適切な閾値よりも、所定の量だけ大きい。
ある実施形態においては、前記受信機は、前記所定の閾値が前記適切な閾値よりも大きい前記所定の量を、前記基地局又は前記第1のリレーノードのうちの1つから受信するように動作可能である。
ある実施形態においては、前記受信機は、前記基地局又は前記第1のリレーノードのうちの1つから、前記所定の閾値を受信するように動作可能である。
ある実施形態においては、前記第1のリレーノードに関連付けられる、前記測定される信号特性は、ProSe通信5(PC5)デバイスツーデバイス(D2D)リファレンス信号受信電力(RSRP)である。
ある実施形態においては、前記複数のリレーノード内の各リレーノードにより送信される前記ディスカバリ信号の、前記測定される信号特性は、ProSe通信5(PC5)デバイスツーデバイス(D2D)リファレンス信号受信電力(RSRP)である。
第2の態様によれば、本技術は、基地局と、複数のリレーノードと、第1の態様による端末デバイスとを含む、ワイヤレス電気通信システムを提供する。
第3の態様によれば、本技術は、基地局と複数のリレーノードとを含むワイヤレス電気通信システムと共に使用するための端末デバイスを動作させる方法であって、前記端末デバイスは、送信機と受信機とを含み、前記方法は、前記複数のリレーノードから第1のリレーノードを選択し、前記送信機及び前記受信機を制御して、前記第1のリレーノードを介して前記基地局と信号を交換することと、前記第1のリレーノードに関連付けられる信号特性を測定し、前記測定される信号特性を所定の閾値と比較することと、前記測定される信号特性が前記所定の閾値よりも大きい場合には、前記送信機及び前記受信機を制御して、前記第1のリレーノードを介して前記基地局と信号を交換することを続行することと、前記測定される信号特性が前記所定の閾値未満である場合には、前記複数のリレーノードから、前記送信機及び前記受信機がそれを介して前記基地局と信号を交換し得る第2のリレーノードの選択を可能にするための手続きを実行することと、を含む方法を提供する。
第4の態様によれば、本技術は、コンピュータを制御して第3の態様による方法を実行するためのコンピュータプログラムを記憶する記憶媒体を提供する。
第5の態様によれば、本技術は、基地局と複数のリレーノードとを含むワイヤレス電気通信システムと共に使用するための端末デバイスであって、送信機回路構成と、受信機回路構成と、コントローラ回路構成と、を含み、前記コントローラ回路構成は、前記複数のリレーノードから第1のリレーノードを選択し、前記送信機回路構成及び前記受信機回路構成を制御して、前記第1のリレーノードを介して前記基地局と信号を交換し、前記第1のリレーノードに関連付けられる信号特性を測定し、前記測定される信号特性を所定の閾値と比較し、前記測定される信号特性が前記所定の閾値よりも大きい場合には、前記送信機回路構成及び前記受信機回路構成を制御して、前記第1のリレーノードを介して前記基地局と信号を交換することを続行し、前記測定される信号特性が前記所定の閾値未満である場合には、前記複数のリレーノードから、前記送信機回路構成及び前記受信機回路構成がそれを介して前記基地局と信号を交換し得る第2のリレーノードの選択を可能にするための手続きを実行する、ように動作可能である、端末デバイスを提供する。
本技術の、多様なさらなる態様及び特徴は、添付の特許請求の範囲において定義され、この特許請求の範囲は、モバイル通信システムにおいて通信を制御する方法と、モバイル通信システムの一部を形成する第1の通信端末と、モバイル通信システムの一部を形成する第1の通信端末を動作させる方法と、モバイル通信システムの一部を形成する第2の通信端末と、モバイル通信システムの一部を形成する第2の通信端末を動作させる方法と、モバイル通信システムのための回路構成と、を含む。
前述の段落は、包括的な概論として提供されており、以下の請求項のスコープを限定することは意図されていない。記載される実施形態は、付随する図面と共に用いられる以下の詳細な説明を参照することにより、さらなる利点と共に、最も良好に理解されるであろう。
この開示の、より完全な認識、及び、その付帯的利点の多くは、付随する図面に関連して考察されると、以下の詳細な説明を参照することによってより良好に理解されることに伴い、容易に得られるであろう。これらの図面においては、同じ参照番号が、いくつかの図の全体にわたり、同一の又は対応する部分を指す。
図1は、モバイル通信システムの概略図を提供する。 図2は、モバイル通信システムのワイヤレスアクセスインタフェースのダウンリンクの構造の概略図を提供する。 図3は、モバイル通信システムのワイヤレスアクセスインタフェースのアップリンクの概略図を提供する。 図4は、カバレッジ外UEがリレーノードを介してeNBと通信するモバイル通信システムの概略図を提供する。 図5は、カバレッジ内UEがリレーノードを介してeNBと通信するモバイル通信システムの概略図を提供する。 図6は、リレーノードとして働く第2のUEを介した、第1のUEとeNBとの間の通信を概略的に示す。 図7は、eNBとの通信を実行するために、複数のリレーノードのうちの1つがUEにより選択可能である、モバイル通信システムの概略図を提供する。 図8は、本開示の一例による、リレー再選択方法を示すグラフを提供する。
以下に、添付の図面を参照して、本技術の好ましい実施形態を詳細に説明する。留意されたいこととして、この明細書及び添付の図面では、実質的に同じ機能及び構造を有する構造的要素が同じ参照番号で表示され、これらの構造的要素についての解説の繰り返しは省略される。
デバイスツーデバイス通信
図1は、従来のモバイル電気通信システム100の概略図を提供しており、ここで、当該システムは、モバイル通信端末101と、インフラ機器102と、コアネットワーク103とを含む。インフラ機器は、例えば、基地局、ネットワーク要素、進化型ノードB(eNodeB若しくはeNB)、又は調整エンティティと称されてもよく、カバレッジエリア又はセル内の1つ以上の通信端末にワイヤレスアクセスインタフェースを提供する。1つ以上のモバイル通信端末は、このワイヤレスアクセスインタフェースを使用して、データを表す信号の送信及び受信を介してデータを通信し得る。ネットワークエンティティ102は、サービングゲートウェイサポートノード103パケットデータゲートウェイ103.1、及び、外部ネットワーク103.2といったコアネットワークコンポーネントに通信可能にリンクされており、当該コアネットワークコンポーネントは、通信端末101及びインフラ機器102から形成される構造と同様の構造を有する、1つ以上の他の通信システム又は通信ネットワークに接続され得る。コアネットワークは、ネットワークエンティティによりサービスを受ける通信端末について、認証、モビリティ管理、課金などを含む機能性も提供し得る。図1のモバイル通信端末は、通信端末、ユーザ機器(UE)、端末デバイスなどと称されてもよく、ネットワークエンティティを介して同じカバレッジエリア又は異なるカバレッジエリアによりサービスを受ける1つ以上の他の通信端末と通信するように構成される。これらの通信は、線104から109によって表される双方向通信リンクを通じてワイヤレスアクセスインタフェースを使用して、データを表す信号を送信すること及び受信することにより、実行され得る。ここで、104、106、及び108は、ネットワークエンティティから通信端末へのダウンリンク通信を表し、105、107、及び109は、通信端末からネットワークエンティティへのアップリンク通信を表す。通信システム100は、知られているいずれかのプロトコルに従って動作してよく、例えば、いくつかの例において、システム100は、ネットワークエンティティ及び通信端末がそれぞれ、通常、eNodeB及びUEと称される、3GPP LTE(Long Term Evolution)標準に従って動作し得る。
図2及び図3を参照して、以下の段落では、LTEワイヤレスアクセスインタフェースの簡潔な説明が解説され、以下の段落において提供される本技術の例示的な実施形態の解説をサポートする。
図2は、通信システムがLTE標準に従って動作しているときに、図1のeNodeBにより提供され得るか、又は当該eNodeBに関連付けて提供され得るワイヤレスアクセスインタフェースのダウンリンクの構造の、簡略化された概略図を提供する。LTEシステムにおいて、eNodeBからUEへのダウンリンクのワイヤレスアクセスインタフェースは、直交周波数分割多重(OFDM)アクセス無線インタフェースに基づく。OFDMインタフェースにおいては、利用可能な帯域幅のリソースが、周波数において複数の直交サブキャリアへ分割され、データは、複数の直交サブキャリア上で並行して送信され、ここで、1.25MHZから20MHz帯域幅の間の帯域幅は、例えば、128個から2048個の直交サブキャリアへ分割され得る。各サブキャリア帯域幅は、どのような値を取ってもよいが、LTEにおいては15KHzに固定される。図2に示すように、ワイヤレスアクセスインタフェースのリソースは、時間的にも複数のフレームへ分割され、ここで、フレーム200は、10ms間持続し、各々が1msの持続時間を有する10個のサブフレーム201へ細分される。各サブフレームは、14個のOFDMシンボルから形成され、2個のスロットへ分割される。これら2個のスロットの各々は、シンボル間干渉を低減するために、OFDMシンボル間においてノーマルサイクリックプレフィックスが利用されているのか、それとも拡張サイクリックプレフィックスが利用されているのかに依存して、6個又は7個のOFDMシンボルを含む。1つのスロット内のリソースは、リソースブロック203へ分割されてよく、各リソースブロック203は、1スロットの持続時間にわたり12個のサブキャリアを含み、これらのリソースブロックは、リソースエレメント204へさらに分割され、当該リソースエレメント204は、1つのOFDMシンボルについて1つのサブキャリアに及んでおり、ここで、各矩形204は1つのリソースエレメントを表す。
図2のLTEワイヤレスアクセスインタフェースのダウンリンクの簡略化された構造において、各サブフレーム201は、制御データの送信のための制御領域205と、ユーザデータの送信のためのデータ領域206と、所定のパターンに従って制御領域及びデータ領域内に散在させたリファレンス信号207及び同期信号と、を含む。制御領域204は、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)、物理制御フォーマットインジケータチャネル(PCFICH)、及び物理HARQインジケータチャネル(PHICH)といった、制御データの送信のための複数の物理チャネルを包含し得る。データ領域は、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)及び物理ブロードキャストチャネル(PBCH)といった、データの送信のための複数の物理チャネルを包含し得る。これらの物理チャネルは、LTEシステムに広範囲の機能性を提供するが、リソース割り当て及び本開示の観点においては、PDCCH及びPDSCHが最も関連している。LTEシステムの物理チャネルの構造及び機能性についてのさらなる情報は、[2]において見ることができる。
PDSCH内のリソースは、eNodeBによりサービスを受けている通信端末(UE)へ、当該eNodeBにより割り当てられ得る。例えば、PDSCHの複数のリソースブロックは、UEが以前に要求していたデータ、又は、無線リソース制御(RRC)シグナリングといった、eNodeBによりUEにプッシュされているデータ、をUEが受信し得るために、UEに割り当てられ得る。図2において、UE1には、データ領域206のリソース208が割り当てられ、UE2にはリソース209が割り当てられ、UEにはリソース210が割り当てられる。LTEシステム内のUEには、PDSCHの利用可能なリソースのうちの一部が割り当てられてよく、したがって、PDSCH内の関連データのみが検出され及び推定されるように、UEには、自身に割り当てられるリソースの、PDCSH内におけるロケーションについて通知されることが必要とされる。UEに割り当てられる通信リソースのロケーションについて当該UEに通知するために、ダウンリンクリソース割り当てを特定するリソース制御情報が、ダウンリンク制御情報(DCI)と呼ばれる形式で、PDCCH全体にわたって伝達される。ここで、PDSCHについてのリソース割り当ては、同じサブフレーム内で、先行するPDCCHインスタンスにおいて通信される。よって、リソース割り当て手続き中に、UEは、自身にアドレス指定されたDCIについてPDCCHを監視し、このようなDCIが一旦検出されると、そのDCIを受信し、PDSCHの関連部分からデータを検出し及び推定する。
図3は、図1のeNodeBにより提供され得るか、又は当該eNodeBに関連付けて提供され得るLTEワイヤレスアクセスインタフェースのアップリンクの構造の、簡略化された概略図を提供する。LTEネットワークにおいて、アップリンクワイヤレスアクセスインタフェースは、シングルキャリア周波数分割多重FDM(SC−FDM)インタフェースに基づいており、ダウンリンクワイヤレスアクセスインタフェース及びアップリンクワイヤレスアクセスインタフェースは、周波数分割複信(FDD)又は時間分割複信(TDD)によって提供されてよく、ここで、TDD実装例において、サブフレームは、予め定義されるパターンに従ってアップリンクサブフレームとダウンリンクサブフレームとの間で切り替わる。しかしながら、使用される複信の形式にかかわらず、共通のアップリンクフレーム構造が利用される。図3の簡略化された構造は、FDD実装例における、このようなアップリンクフレームを示している。フレーム300は、1msの持続時間である10個のサブフレーム301へ分割され、ここで、各サブフレーム301は、0.5msの持続時間である2個のスロット302を含む。各スロットは、次いで、7個のOFDMシンボル303から形成され、ここで、各シンボル間には、ダウンリンクサブフレームにおける仕方と同等の仕方で、サイクリックプレフィックス304が挿入される。図3では、ノーマルサイクリックプレフィックスが使用されており、したがって、1つのサブフレーム内に7個のOFDMシンボルが存在する。しかしながら、拡張サイクリックプレフィックスが使用され得るならば、各スロットは、6個のOFDMシンボルしか包含しないであろう。アップリンクサブフレームのリソースは、ダウンリンクサブフレームと同様の仕方で、やはり、複数のリソースブロック及び複数のリソースエレメントへ分割される。
各アップリンクサブフレームは、複数の異なるチャネル、例えば、物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)305、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)306、及び物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)を含み得る。物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)は、例えば、ダウンリンク送信についての、eNodeBへのACK/NACK、アップリンクリソースがスケジューリングされることを望むUEのためのスケジューリング要求インジケータ(SRI)、及び、ダウンリンクチャネル状態情報(CSI)のフィードバック、といった制御情報を搬送し得る。PUSCHは、UEアップリンクデータ又は何らかのアップリンク制御データを搬送し得る。PUSCHのリソースは、PDCCHを介して授与され、このような授与は、典型的には、UEにおけるバッファ内において送信される準備が整ったデータの量をネットワークに通信することにより、トリガされる。PRACHは、システム情報ブロックといった、ダウンリンクシグナリングにおいてUEにシグナリングされ得る複数のPRACHパターンのうちの1つに従って、アップリンクフレームのリソースのいずれかにおいてスケジューリングされ得る。アップリンクサブフレームは、物理アップリンクチャネルだけでなく、リファレンス信号も含み得る。アップリンクサブフレームにおいては、例えば、復調リファレンス信号(DMRS)307及びサウンディングリファレンス信号(SRS)308が存在してよく、ここで、DMRSは、PUSCHが送信されるスロットの第4のシンボルを占有しており、PUCCHデータ及びPUSCHデータの復号のために使用され、SRSは、eNodeBにおけるアップリンクチャネル推定のために使用される。LTEシステムの物理チャネルの構造及び機能性についてのさらなる情報は、[1]において見ることができる。
PUSCHのリソースは、PDSCHのリソースと類似する仕方において、サービングeNodeBによりスケジューリングされること又は授与されることが必要とされ、よって、データがUEにより送信され得る場合、PUSCHのリソースは、eNodeBによりUEに授与されることが必要とされる。UEにおいて、PUSCHリソース割り当ては、自身のサービングeNodeBへスケジューリング要求又はバッファステータス報告を送信することにより達成される。スケジューリング要求は、UEがバッファステータス報告を送信するのにアップリンクリソースが不十分であるときに行われ得、UEについて既存のPUSCH割り当てが存在しないときには、PUCCH上でアップリンク制御情報(UCI)の送信を介して行われ得、又は、UEについて既存のPUSCH割り当てが存在するときには、PUSCH上で直接的に送信することにより行われ得る。eNodeBは、スケジューリング要求に応答して、バッファステータス報告を転送するのに充分なPUSCHリソースの一部を、要求を行っているUEに割り当て、次いで、このUEに対し、PDCCHにおいてDCIを介してバッファステータス報告リソース割り当てを通知する、ように構成される。UEが、バッファステータス報告を送信するのに適したPUSCHリソースを一旦有すると、又は有する場合、このバッファステータス報告はeNodeBへ送信され、このeNodeBに対し、UEにおける1つ又は複数のアップリンクバッファ内のデータの量に関する情報を与える。eNodeBは、このバッファステータス報告を受信した後、自身のバッファされたアップリンクデータのうちの何らかを送信するために送信を行うUEに対し、PUSCHリソースの一部を割り当てることと、次いで、このUEに対し、PDCCHにおいてDCIを介してリソース割り当てについて通知することと、が可能である。例えば、UEがeNodeBとの接続を有するものと想定すると、UEはまず、PUCCHにおいて、UCIの形式でPUSCHリソース要求を送信する。UEは次いで、適正なDCIについてPDCCHを監視し、PUSCHリソース割り当ての詳細を抽出し、割り当てられたリソースにおいて、まず、バッファステータス報告を含むアップリンクデータ、及び/又は、後に、バッファされたデータの一部を含むアップリンクデータ、を送信する。
アップリンクサブフレームは、構造においてダウンリンクサブフレームと同様であるが、ダウンリンクサブフレームとは異なる制御構造を有し、特に、制御シグナリングのために、ダウンリンクサブフレームの最初のシンボルが確保されるのとは違い、アップリンクサブフレームの上側309及び下側310のサブキャリア/周波数/リソースブロックが確保される。さらには、ダウンリンク及びアップリンクについてのリソース割り当て手続きは相対的に同様であるが、割り当てられ得るリソースの実際の構造は、それぞれダウンリンク及びアップリンクにおいて使用されるOFDMインタフェース及びSC−FDMインタフェースの異なる特性に起因して変化し得る。OFDMにおいて、各サブキャリアは個々に変調され、したがって、周波数/サブキャリア割り当てが連続していることは必要とされない。しかしながら、SC−FDMにおいて、サブキャリアは組み合わせて変調され、したがって、利用可能なリソースの効率的な使用が行われ得る場合、各UEについて、連続している周波数割り当てが好ましい。
上記のワイヤレスインタフェース構造及び動作の結果として、1つ以上のUEが、調整eNodeBを介してデータを互いに通信してよく、よって、従来のセルラー電気通信システムを形成する。以前にリリースされたLTE標準に基づくものといったセルラー通信システムは、営利的には成功を収めているものの、複数の短所は、集中化されたこのようなシステムに纏わるものである。例えば、近接している2つのUEが互いに通信することを望む場合、データを伝達するのに充分なアップリンクリソース及びダウンリンクリソースが必要とされる。その結果、データの僅か1つの部分を伝達するのに、システムのリソースの2つの部分が使用されている。第2の短所は、UEがたとえ近接しているときでも、互いに通信することを望む場合、eNodeBが必要とされることである。これらの限界は、システムが高負荷を経験しているか、又は、eNodeBカバレッジが利用可能ではないときに、例えば、遠隔のエリアにおいて、又は、eNodeBが正しく機能していないときに、問題となる恐れがある。これらの限界を克服することにより、LTEネットワークの容量及び効率の両方が増大し得るが、LTEネットワーク事業者にとって新たな収益の可能性の発生も招く。
D2D通信は、ネットワーク容量の上述の問題と、LTEデバイス間の通信についてのネットワークカバレッジの要件とに対処する可能性を提供する。例えば、ユーザデータをUE間で直接的に通信することができる場合、当該データを通信するために、アップリンクリソース及びダウンリンクリソースの両方ではなく、リソースの1つのセットのみが必要とされる。さらには、UEが直接的に通信することが可能である場合、互いの範囲内のUEは、eNodeB提供されるカバレッジエリアの外に存在するときでさえも通信し得る。これらの潜在的な利益の結果として、D2DケイパビリティをLTEシステムへ導入することが提案されてきた。
以前に論じたように、D2D通信は、第1のUEが第2のUEを介してeNBと通信することも可能にし得る(よって、第2のUEはリレーノードとして働く)。これにより、例えば、第1のUEが基地局のカバレッジ外に存在しているときに、カバレッジ拡張が可能になる。図4に、このようなシナリオを概略的に示す。ここでは、eNB102のカバレッジ外に存在する第1のUE112が、eNB102のカバレッジ内に存在する第2のUE114を介してeNB102とシグナリングを交換することができる。ここで、第2のUE114は、リレーノードとして働く。代替的に、第1のUEは、eNBのカバレッジ内に存在し得るが、なお、第2のUEを介してeNBと通信し得る。図5に、このようなシナリオを概略的に示す。ここでは、eNB102のカバレッジ内に存在する第1のUE112は、なお、第2のUE114を介してeNB102とシグナリングを交換する。ここで、第2のUE114は、再び、リレーノードとして働き、仮想セル113を形成する。このような技術は、eNB102のカバレッジ内のUEにとってネットワーク容量の増大を可能にする。1つの例において、UE仮想セル113は、eNB102への単一の制御プレーン接続を維持し、UE仮想セル113には、eNBがそうであるように、当該UE仮想セル113に接続されているUE(UE112を含む)を管理する権利(例えば、モビリティの制御、リソース割り当てなど)が授与される。換言すると、仮想セル113にキャンプオンされているUE(即ち、仮想セル113に接続されているUE)からの制御プレーンは、仮想セルにおいて終端し、一方、当該仮想セルは、eNB102との別個の制御プレーンを有する。ユーザプレーンは、eNB102へリレーされる。
図6は、(例えば、図5及び図6に示される構成で生じ得るような)リレーノードとして働く第2のUE114を介した、第1のUE112と基地局102との間の通信経路の概略ブロック図を示す。図6に示すように、第1のUE112は、送信機401と、受信機402と、リレーノードとして働く第2のUE114への信号の送信及び受信を制御するコントローラ404とを含む。アップリンク信号は、矢印120によって表され、ダウンリンク信号は、矢印122によって示される。第2のUE114は、従来のUEであり得、そのため、送信機401と、受信機402と、コントローラ404とをやはり含む。第2のUE114は、従来の構成に従って動作するが、矢印124によって示されるようにアップリンク上で信号を送信し、矢印126によって示されるようにダウンリンク上で信号を受信し、それにより、それぞれ、基地局102へ信号を送信し、基地局102から信号を受信する。基地局102は、送信機404と、受信機408と、使用されるワイヤレスアクセスインタフェースに従ってダウンリンク及びアップリンク上での信号の送信及び受信をスケジューリングするためのスケジューラを含み得るコントローラ410とを含む。
注記されることとして、本開示の例において、各UEは、(図6におけるUE112及び114について示されるように)送信機と、受信機と、コントローラとを含み、各基地局は、(図6における基地局102について示されるように)送信機と、受信機と、コントローラとを含み、それにより、UE間及び/又は基地局間の通信及びシグナリング(ビーコンシグナリングを含む)が可能になる。特に、各UEは、この開示の例に従って、ワイヤレス信号の送信のための送信機401と、ワイヤレス信号の受信のための受信機402と、UEの動作を制御するように構成されるコントローラ404と、を含む。コントローラは、ワイヤレス電気通信システムにおける機器についての従来のプログラミング/構成の技術を使用して、ここに記載される所望の機能性を提供するように適切に構成される/プログラミングされる、プロセッサユニットを含み得る。図6では、表示を容易にするために、各UEについて、送信機401、受信機402、及びコントローラ404が別個の要素として概略的に示されている。しかしながら、認識されるであろうこととして、各UEについて、これらのユニットの機能性を、多様な異なる手法で、例えば、適切にプログラミングされた単一の汎用コンピュータ若しくは適切に構成された特定用途向け集積回路/回路構成を使用して、又は、所望の機能性の様々な要素を提供するための、複数のディスクリートな回路構成/処理要素を使用して、提供することができる。認識されるであろうこととして、UE112及び114は、一般に、確立されたワイヤレス電気通信技術に従って、自身の動作機能性に関連付けられる多様な他の要素(例えば、電源、可能性としてユーザインタフェースなど)を含む。
本開示は、図4及び図5の両方のシナリオと共に提示されると、UE112のモビリティの管理を助けることを企図する。特に、本開示は、基地局との通信を実行するために第1のUE112により使用され得る複数の潜在的なリレーノードが存在するときに、適正なリレーノード114の選択及び/又は再選択の管理を助けることを企図する。図7に、このようなシナリオを概略的に示す。ここでは、3つのUE114A、114B、及び114Cが存在し、それらの各々は、基地局102と第1のUE112との間のシグナリングをリレーするように、リレーノードとして働くことが潜在的に可能である。しばしば見受けられるケースとして、UE112は、リレーノードとして働く、UE114A〜Cのうちの第1のUEを最初に選択するが、次いで、後の時刻において、リレーノードとして働く、UE114A〜Cのうちの異なるUEを選択する必要があり、よって、再選択動作を実行する必要がある。このような再選択動作は、一般に、例えば、UE112及び/又はUE114A〜Cのうちの1つ以上のモビリティを考慮すべきである。
このような再選択動作を実行するために、提唱されてきたことは、UE112が、UE114A〜Cの各々により送信される信号の信号特性の測定を定期的に実行し得ることと、いずれかの1つの時刻に、測定される最良の信号特性を有する、UE114A〜Cのうちの1つを選択し得ることと、である。測定される信号特性は、例えば、信号品質又は信号強度であり得、よって、UE112は、測定される最高の信号品質又は信号強度を有する、UE114A〜Cのうちの1つ(即ち、最高ランクのUE114A〜C)を1つの時刻において選択し得る。より特定的な一例として、測定される信号特性は、UE114A〜Cの各々のProSe通信5(PC5)デバイスツーデバイス(D2D)リファレンス信号受信電力(RSRP)であり得る。これは、PC5リンク品質とも称され得る。しかしながら、このような、異なるソースからの信号の定期的測定は、UE112の相対的に高い複雑性を必要とし、結果的に高い電力消費を生じる。このことは、(LC−MTCデバイスといった)低コストで簡単なデバイスであることが意図されるUE112にとっては特に、望ましいことではない。
よって、本開示の例は、現在選択されているリレーUE114A〜Cにより送信される信号の、測定される信号特性についての閾値(再選択閾値とも称される)が定義される、代替的解決策を提供する。測定される信号特性が、現在選択されているリレーUEについてのこの閾値を一旦下回ったときにのみ、遠隔のUE112は次いで、他のリレーにより送信される信号の信号特性の測定と、リレー選択/再選択プロセスとを実行する。
測定されるリレーUEの信号特性(現在選択されているリレーUEにより送信される信号の信号特性と、潜在的なリレーUEにより送信されるディスカバリ信号の信号特性とを含む−以下を参照)は、(上で定義されたような)PC5リンク品質であってよい。しかしながら、認識されるであろうこととして、他のいずれかの適切な信号特性(例えば、信号強度又は信号品質を示す)が使用されることも可能である。以下の例は、PC5リンク品質を、測定される信号特性として参照する。しかしながら、認識されるであろうこととして、これらの例の一般的な原理は、測定されるどのような信号特性とも共に使用することが可能であり、このようなケースにおいて、PC5リンク品質の測定は、むしろ、選ばれる信号特性の測定になるであろう。
本開示の例により、遠隔のUE112がリレーUE114A〜Cのうちの1つを選択した/に接続した後、UE112は、現在のリレーUEの、測定されるPC5リンク品質が閾値を下回るまで、より上位にランク付けされた別のリレーが存在する場合でさえも、別のリレーUEを再選択又は選択しない。
一例において、閾値は、選択についての“適切な”基準よりも高く、この適切な基準(適切な閾値又は適切性閾値とも称される)は、PC5リンク品質の値であって、それにおいて、UE112の送信機401及び受信機402のうちの少なくとも1つが、現在選択されているリレーUEとシグナリングを交換することができない(又は、現在選択されているリレーUEとシグナリングを少なくとも満足に交換することができない)とUE112のコントローラ404が判定する、PC5リンク品質の値である。これにより、UE112は、(PC5リンク品質が適切な閾値を下回り、UE112が当初のリレーUE形成接続解除するときに生じるように)当初のリレーUEを完全に失う前に、測定が行えることと、再選択/選択を実行することとが可能になる。しかしながら、代替的一例において、再選択を開始するための閾値は、適切な閾値と同じであってよい。しかしながら、両方の例において注記されることとして、UE112は、(再選択閾値に依存して)できるだけ長く、現在のリレーUEに“留まる(stick)”。これにより、リレーUEの再選択が生じる頻度が低減され、よって、リレー再選択中に生じる恐れのある潜在的なサービス中断が低減される。このことは、図5のシナリオに特に適用される(ここで、リレーUE114は、UE112に割り当てられるリソースを制御する)が、その理由は、同じセル内のリレーUEにより使用されるリソースが、調整されて互いに干渉しないためである。この、干渉がないということは、(例えば)最高位にランク付けされたリレーUE114を頻繁に再選択すること、よって、再選択が、リレーUEがもはや適切ではなくなるか、間もなく適切ではなくなりそうなときにのみ、必要とされることを意味する。
現在選択されているリレーUE114のPC5リンク品質が再選択閾値を一旦下回ったときにのみ、他のリレーUEについて測定が開始されるため、リレーUE112による電力消費は低減される。その理由は、現在のリレーUEが再選択閾値を上回っていると測定される間は、遠隔のUE112が、このような測定を実行する必要がないためである。加えて、再選択閾値が適切な閾値よりも大きいとき、現在のリレーUEが使用不可能になる前にUE112が新たなリレーUEの検出及び選択を行うことができるように、良好な時間において測定が開始される。
明確には、本技術を用いると、第1の現在のリレーノードからの、測定される信号特性が、再選択閾値未満になる場合、UE112のコントローラ404は、第2の新たなリレーノードの選択を可能にするための手続きを実行する。1つの例において、第2のリレーノードの選択を可能にするための手続きは、複数のリレーノード内の各リレーノード114A〜Cにより送信され及びUE112の受信機402において受信されるディスカバリ信号の信号特性の測定を実行することを含む。実行される測定に基づいて、コントローラは、次いで、第2のリレーノードを選択し、リレーUE112の送信機401及び受信機402を制御して、選択された第2のリレーノードを介して基地局102と信号を交換する。UE112により測定される各ディスカバリ信号の特性は、例えば、各ディスカバリ信号のPC5リンク品質であってよく、UE112は、最高のPC5リンク品質を有するリレーノードを第2のリレーノードとして選択し得る。各リレーノード114A〜Cにより送信されるディスカバリ信号は、定期的に送信され得る。代替的に、UE112のコントローラ401は、第1のリレーノードの測定される信号特性が、再選択閾値未満になったことを検出すると、送信機401を制御して、リレーノード114A〜Cの各々へディスカバリ信号開始メッセージを送信し得る。このディスカバリ信号開始メッセージは、各リレーノードに、ディスカバリシグナリングを送信するように命令する。
注記されることとして、UE112は、同じ周波数上のセル間における従来の再選択を使用して、測定を実行し、(例えば品質といった)測定される信号特性の順序で各セルをランク付けする。1つのセルが、現在のセルよりも高位にランク付けされる場合、及び、より高位にランク付けされたこのセルが(上記と同様の基準を使用して)適切である限り、UE112は、再選択を実行する。このことは、同じ周波数上のLTEセル間における再選択の文脈において、一般に必要である。その理由は、セルが互いに干渉し合うため、UEが最良の品質のセルを常に選択すべきであるためである(オフセットを使用した、アップリンク/ダウンリンク不均衡のための調節を伴う)。
しかしながら、LTEリリース13におけるリレーUEの文脈では、リソースがeNBによって常に制御される(ほとんどのケースにおいて、同じeNBであるが、隣接するeNBによってリレーが制御されるケースでさえも、リソース使用の何らかの調整があるものと考えられる)。この調整により、干渉の可能性は、さほど問題にならなくなる。その理由は、いずれの時点においても異なるリソースが使用され、したがって、できるだけ迅速に最良の品質のリレーを常に選択するということがそれほど重要ではなくなるためである。よって、本開示の例は、これらの観察結果を利用して、記載してきたようなリレーUEの再選択技術を提供する。特に、本開示のリレー再選択技術は、UE112の電力消費の低減を助け、サービス途絶のリスクを低減する(なぜなら、一般に、リレー再選択の生じる頻度がより少なくなると考えられるためである)。注記されることとして、リレーのシームレスな変更が存在し得ない限り、リレーの切り替えに関連付けられる、何らかの潜在的なサービス中断が存在する。このシームレスな変更は、UEがリレーをいかに選択し、当該リレーといかに関連付くかに関する、LTE RAN2の現在の取り決めに起因して、現在のところ可能ではない。よって、本開示は、サービス中断のリスクを低減するための代替的解決策を提供する。
再選択閾値は、適切性閾値を基準にして定義されてよく(適切性閾値よりも固定数のdB−例えば3dB−上回るか、若しくは、ネットワークによりシグナリングされる相対閾値、のいずれか)、又は、ネットワークにより特定される絶対閾値として定義されてよい。これは、ブロードキャストされるシグナリング若しくは専用シグナリングのいずれかにおいて、eNB102によって設定され、又は、遠隔のUE112がカバレッジ外に存在するケースにおいて、再選択閾値は、UE112において予め構成されなければならないか、若しくは、PC5インタフェースを介してリレーUE114A〜C自身により送信されなければならない(例えば、SL−BCHチャネル上において“マスタ情報ブロック−sl”においてブロードキャストされる)か、のいずれかである。
以前に述べたように、遠隔のUE112は、現在のリレーPC5リンク品質が再選択閾値を上回っている間、他のリレー信号の測定を実行しないことにより、電力を節約することを選んでもよい。PC5リンク品質が再選択閾値を一旦下回ると、他のリレー信号の測定が開始される。
現在のリレーリンク品質が閾値を一旦下回ると、再選択をいかに実行するかについてのいくつかのオプションが存在する。例えば:
1− 再選択は、新たに選択されたリレーUE114A〜Cが適切である限り、完全に、UE112のUE実装例次第であり得る。
2− UE112は、最高位にランク付けされたリレーUE114A〜Cを選択し得る。又は、
3− UE112は、現在の及び目標のリレーについての条件を含む、所定の再選択評価基準を使用し得る(例えば、今日のセル再選択基準と同様の、オフセット、ヒステリシス、閾値、及び、T再選択を用いる)。
ランク付け及び再選択評価がいかに実行されるかにかかわらず、このことは、現在のリレーリンク品質が所定の再選択閾値を下回るまで実行されないものとする。
様々なリレーが、再選択の閾値及びランク付けに加え、(例えば、出願人の欧州特許出願EP15167882.8に詳述されるように)再選択の優先順位に関連付けられることが可能である。サービングリレーに最高位の優先順位が常に割り振られている限り(即ち、リレーの選択又は再選択の優先順位にかかわりなく)、記載される本開示の技術を、相変わらず適用することが可能である。換言すると、遠隔のUE112がリレーUE114A〜Cを一旦選択し、当該リレーUE114A〜Cに関連付くと、その選択されたリレーUEが、最高位の優先順位になる。選択されたリレーUEは、次いで、リンク品質が再選択閾値を下回るまで、最高位の優先順位のままである。
図8は、本開示の例示的な一実装例を示すグラフである。このグラフは、再選択閾値800のレベルと、適切性閾値802のレベルとを示す。また、このグラフは、現在のサービングリレーUEのPC5 RSRP(線804によって示す)と、別の非サービングリレーUEのPC5 RSRP(線806によって示す)とが、いかに経時的に変化するのかも示す。現在のサービングリレーUEのRSRPが、他の非サービングリレーUEのRSRPを下回るときでさえも、リレー再選択が実行されないことが視認される。むしろ、リレー再選択は、説明したように、現在のサービングリレーUEのRSRPが再選択閾値を下回るときにのみ開始される。
本技術の多様な特徴は、以下の、番号を付した条項によって定義される。

基地局と複数のリレーノードとを含むワイヤレス電気通信システムと共に使用するための端末デバイスであって、
送信機と、
受信機と、
コントローラと、
を含み、前記コントローラは、
前記複数のリレーノードから第1のリレーノードを選択し、前記送信機及び前記受信機を制御して、前記第1のリレーノードを介して前記基地局と信号を交換し、
前記第1のリレーノードに関連付けられる信号特性を測定し、前記測定される信号特性を所定の閾値と比較し、
前記測定される信号特性が前記所定の閾値よりも大きい場合には、前記送信機及び前記受信機を制御して、前記第1のリレーノードを介して前記基地局と信号を交換することを続行し、
前記測定される信号特性が前記所定の閾値未満である場合には、前記複数のリレーノードから、前記送信機及び前記受信機がそれを介して前記基地局と信号を交換し得る第2のリレーノードの選択を可能にするための手続きを実行する、
ように動作可能である、端末デバイス。

前記複数のリレーノードから、第2のリレーノードの選択を可能にするための前記手続きは、前記複数のリレーノード内の各リレーノードにより送信され及び前記受信機において受信されるディスカバリ信号の特性の測定を実行することを含む、1に記載の端末デバイス。

前記ディスカバリ信号は、前記複数のリレーノード内の各リレーノードにより定期的に送信される、項2に記載の端末デバイス。

前記第1のリレーノードに関連付けられる前記測定される信号特性が、前記所定の閾値未満であると判定されると、前記コントローラは、前記送信機を制御して、前記複数のリレーノード内の前記リレーノードの各々へディスカバリ信号開始メッセージを送信するように動作可能であり、前記ディスカバリ信号開始メッセージは、前記複数のリレーノード内の各リレーノードに、前記ディスカバリ信号を送信するように命令する、項2に記載の端末デバイス。

前記実行された測定に基づき、前記コントローラは、第2のリレーノードを選択し、前記送信機及び前記受信機を制御して、前記選択された第2のリレーノードを介して前記基地局と信号を交換する、ように動作可能である、項2〜4のいずれか一項に記載の端末デバイス。

前記所定の閾値は、適切な閾値よりも大きく、前記適切な閾値は、前記第1のリレーノードに関連付けられる前記信号特性の値であって、それを下回ると、前記コントローラが、前記送信機及び前記受信機のうちの少なくとも1つが前記第1のリレーノードと信号を交換することができないと判定する、前記信号特性の値である、項1〜5のいずれか一項に記載の端末デバイス。

前記所定の閾値は、前記適切な閾値よりも、所定の量だけ大きい、項6に記載の端末デバイス。

前記受信機は、前記所定の閾値が前記適切な閾値よりも大きい前記所定の量を、前記基地局又は前記第1のリレーノードのうちの1つから受信するように動作可能である、項7に記載の端末デバイス。

前記受信機は、前記基地局又は前記第1のリレーノードのうちの1つから、前記所定の閾値を受信するように動作可能である、項1〜6のいずれか一項に記載の端末デバイス。
10
前記第1のリレーノードに関連付けられる、前記測定される信号特性は、ProSe通信5(PC5)デバイスツーデバイス(D2D)リファレンス信号受信電力(RSRP)である、項1〜9のいずれか一項に記載の端末デバイス。
11
前記複数のリレーノード内の各リレーノードにより送信される前記ディスカバリ信号の、前記測定される信号特性は、ProSe通信5(PC5)デバイスツーデバイス(D2D)リファレンス信号受信電力(RSRP)である、項2〜5のいずれか一項に記載の端末デバイス。
12
基地局と、複数のリレーノードと、項1〜11のいずれか一項に記載の端末デバイスとを含む、ワイヤレス電気通信システム。
13
基地局と複数のリレーノードとを含むワイヤレス電気通信システムと共に使用するための端末デバイスを動作させる方法であって、前記端末デバイスは、送信機と受信機とを含み、前記方法は、
前記複数のリレーノードから第1のリレーノードを選択し、前記送信機及び前記受信機を制御して、前記第1のリレーノードを介して前記基地局と信号を交換することと、
前記第1のリレーノードに関連付けられる信号特性を測定し、前記測定される信号特性を所定の閾値と比較することと、
前記測定される信号特性が前記所定の閾値よりも大きい場合には、前記送信機及び前記受信機を制御して、前記第1のリレーノードを介して前記基地局と信号を交換することを続行することと、
前記測定される信号特性が前記所定の閾値未満である場合には、前記複数のリレーノードから、前記送信機及び前記受信機がそれを介して前記基地局と信号を交換し得る第2のリレーノードの選択を可能にするための手続きを実行することと、
を含む方法。
14
コンピュータを制御して項13に記載の方法を実行するためのコンピュータプログラムを記憶する記憶媒体。
15
基地局と複数のリレーノードとを含むワイヤレス電気通信システムと共に使用するための端末デバイスであって、
送信機回路構成と、
受信機回路構成と、
コントローラ回路構成と、
を含み、前記コントローラ回路構成は、
前記複数のリレーノードから第1のリレーノードを選択し、前記送信機回路構成及び前記受信機回路構成を制御して、前記第1のリレーノードを介して前記基地局と信号を交換し、
前記第1のリレーノードに関連付けられる信号特性を測定し、前記測定される信号特性を所定の閾値と比較し、
前記測定される信号特性が前記所定の閾値よりも大きい場合には、前記送信機回路構成及び前記受信機回路構成を制御して、前記第1のリレーノードを介して前記基地局と信号を交換することを続行し、
前記測定される信号特性が前記所定の閾値未満である場合には、前記複数のリレーノードから、前記送信機回路構成及び前記受信機回路構成がそれを介して前記基地局と信号を交換し得る第2のリレーノードの選択を可能にするための手続きを実行する、
ように動作可能である、端末デバイス。
本技術の多様なさらなる態様及び特徴は、添付の特許請求の範囲において定義される。添付の特許請求の範囲のスコープ内において、これまでに記載された実施形態に多様な改良が行われてよい。例えば、例示的な用途としてLTEが提示されてきたが、本技術を使用することのできる他のモバイル通信システムが使用可能である旨が認識されるであろう。
参考文献
[1]3GPP TR36.872 V12.1.0,“Small cell enhancements for E-UTRA and E-UTRAN-Physical Layer aspects”,December 2013.
[2]LTE for UMTS:OFDMA and SC-FDMA Based Radio Access, Harris Holma and Antti Toskala, Wiley 2009,ISBN 978-0-470-99401-6.

Claims (12)

  1. 基地局と複数のリレーノードとを含むワイヤレス電気通信システムと共に使用するための端末デバイスであって、
    送信機と、
    受信機と、
    コントローラと、
    を含み、前記コントローラは、
    前記複数のリレーノードから第1のリレーノードを選択し、前記送信機及び前記受信機を制御して、前記第1のリレーノードを介して前記基地局と信号を交換し、
    前記第1のリレーノードに関連付けられる信号特性を測定し、前記測定される信号特性を所定の閾値と比較し、
    前記測定される信号特性が前記所定の閾値よりも大きい場合には、前記送信機及び前記受信機を制御して、前記第1のリレーノードを介して前記基地局と信号を交換することを続行し、
    前記測定される信号特性が前記所定の閾値未満である場合には、前記複数のリレーノードから、前記送信機及び前記受信機がそれを介して前記基地局と信号を交換し得る第2のリレーノードの選択を可能にするための手続きを実行する、
    ように動作可能であり
    前記所定の閾値は、適切な閾値よりも所定の量だけ大きく、前記適切な閾値は、前記第1のリレーノードに関連付けられる前記信号特性の値であって、それを下回ると、前記コントローラが、前記送信機及び前記受信機のうちの少なくとも1つが前記第1のリレーノードと信号を交換することができないと判定し、
    前記受信機は、前記所定の量を、前記基地局又は前記第1のリレーノードのうちの1つから受信するように動作可能なように構成される
    端末デバイス。
  2. 前記複数のリレーノードから、第2のリレーノードの選択を可能にするための前記手続きは、前記複数のリレーノード内の各リレーノードにより送信され及び前記受信機において受信されるディスカバリ信号の特性の測定を実行することを含む、請求項1に記載の端末デバイス。
  3. 前記ディスカバリ信号は、前記複数のリレーノード内の各リレーノードにより定期的に送信される、請求項2に記載の端末デバイス。
  4. 前記第1のリレーノードに関連付けられる前記測定される信号特性が、前記所定の閾値未満であると判定されると、前記コントローラは、前記送信機を制御して、前記複数のリレーノード内の前記リレーノードの各々へディスカバリ信号開始メッセージを送信するように動作可能であり、前記ディスカバリ信号開始メッセージは、前記複数のリレーノード内の各リレーノードに、前記ディスカバリ信号を送信するように命令する、請求項2に記載の端末デバイス。
  5. 前記実行された測定に基づき、前記コントローラは、第2のリレーノードを選択し、前記送信機及び前記受信機を制御して、前記選択された第2のリレーノードを介して前記基地局と信号を交換する、ように動作可能である、請求項2に記載の端末デバイス。
  6. 前記受信機は、前記基地局又は前記第1のリレーノードのうちの1つから、前記所定の閾値を受信するように動作可能である、請求項1に記載の端末デバイス。
  7. 前記第1のリレーノードに関連付けられる、前記測定される信号特性は、ProSe通信5(PC5)デバイスツーデバイス(D2D)リファレンス信号受信電力(RSRP)である、請求項1に記載の端末デバイス。
  8. 前記複数のリレーノード内の各リレーノードにより送信される前記ディスカバリ信号の、前記測定される信号特性は、ProSe通信5(PC5)デバイスツーデバイス(D2D)リファレンス信号受信電力(RSRP)である、請求項2に記載の端末デバイス。
  9. 基地局と、複数のリレーノードと、請求項1に記載の端末デバイスとを含む、ワイヤレス電気通信システム。
  10. 基地局と複数のリレーノードとを含むワイヤレス電気通信システムと共に使用するための端末デバイスを動作させる方法であって、前記端末デバイスは、送信機と受信機とを含み、前記方法は、
    前記複数のリレーノードから第1のリレーノードを選択し、前記送信機及び前記受信機を制御して、前記第1のリレーノードを介して前記基地局と信号を交換することと、
    前記第1のリレーノードに関連付けられる信号特性を測定し、前記測定される信号特性を所定の閾値と比較することと、
    前記測定される信号特性が前記所定の閾値よりも大きい場合には、前記送信機及び前記受信機を制御して、前記第1のリレーノードを介して前記基地局と信号を交換することを続行することと、
    前記測定される信号特性が前記所定の閾値未満である場合には、前記複数のリレーノードから、前記送信機及び前記受信機がそれを介して前記基地局と信号を交換し得る第2のリレーノードの選択を可能にするための手続きを実行することと、
    を含み、
    前記所定の閾値は、適切な閾値よりも所定の量だけ大きく、前記適切な閾値は、前記第1のリレーノードに関連付けられる前記信号特性の値であって、それを下回ると、前記コントローラが、前記送信機及び前記受信機のうちの少なくとも1つが前記第1のリレーノードと信号を交換することができないと判定することと、
    前記受信機は、前記所定の閾値が前記適切な閾値よりも大きい前記所定の量を、前記基地局又は前記第1のリレーノードのうちの1つから受信することとを含む
    方法。
  11. コンピュータを制御して請求項10に記載の方法を実行するためのコンピュータプログラムを記憶する記憶媒体。
  12. 基地局と複数のリレーノードとを含むワイヤレス電気通信システムと共に使用するための端末デバイスであって、
    送信機回路構成と、
    受信機回路構成と、
    コントローラ回路構成と、
    を含み、前記コントローラ回路構成は、
    前記複数のリレーノードから第1のリレーノードを選択し、前記送信機回路構成及び前記受信機回路構成を制御して、前記第1のリレーノードを介して前記基地局と信号を交換し、
    前記第1のリレーノードに関連付けられる信号特性を測定し、前記測定される信号特性を所定の閾値と比較し、
    前記測定される信号特性が前記所定の閾値よりも大きい場合には、前記送信機回路構成及び前記受信機回路構成を制御して、前記第1のリレーノードを介して前記基地局と信号を交換することを続行し、
    前記測定される信号特性が前記所定の閾値未満である場合には、前記複数のリレーノードから、前記送信機回路構成及び前記受信機回路構成がそれを介して前記基地局と信号を交換し得る第2のリレーノードの選択を可能にするための手続きを実行する、
    ように動作可能であり
    前記所定の閾値は、適切な閾値よりも所定の量だけ大きく、前記適切な閾値は、前記第1のリレーノードに関連付けられる前記信号特性の値であって、それを下回ると、前記コントローラが、前記送信機及び前記受信機のうちの少なくとも1つが前記第1のリレーノードと信号を交換することができないと判定し、
    前記受信機は、前記所定の量を、前記基地局又は前記第1のリレーノードのうちの1つから受信するように動作可能なように構成される
    端末デバイス。
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