JP6742211B2 - 装飾パネルセット - Google Patents

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Description

本発明は、液晶テレビなどの映像表示装置の意匠を簡単に、かつ、精度良く変更可能な映像表示装置用装飾パネルセットに関するものである。
従来、液晶テレビなどの映像表示装置の意匠を変更するには、フロントパネルに装飾パネルという別の意匠部材を組み込んで装置の外観にアクセントを持たせている(例えば、特許文献1参照)。または、フロントパネルの樹脂の色自体を変えて、装置の意匠全体の色を変える手法が使用されている。
また、別の方法として、幅の細い帯状のオーナメント部材に金属調の表面処理を施し、このオーナメント部材をフロントパネルに装着することで、水平線のラインを際立たせて意匠にアクセントを持たせる手法もある。さらに、冷蔵庫の例ではあるが、意匠替えの別部品を冷蔵庫本体に取り付ける技術が開示されている(例えば、特許文献2参照)。
特許第5573796号公報 特許第4216456号公報
従来の液晶テレビなどの映像表示装置の意匠を変える手法は、色を変えた後に元に戻したり、さらに別の色に変えたりすることが容易にできないという問題がある。例えば特許文献1に記載の技術では、装飾パネルをフロントパネルに組み込んだ後にリアパネルをフロントパネルに組み付けると、装飾パネルが容易に取り外せない構造となっている。ユーザーが自ら色を変える場合はリアパネルを取り外す必要があり、画面を下側に伏せた状態で映像表示装置を机などの上に置くことになる。そのため、作業スペースが必要になること、および一人では作業がしづらくなるという欠点がある。この状況は映像表示装置の画面サイズが大きくなればなるほど、広い作業スペースと人手が必要になるため、一層深刻な問題となる。以上より、この手法では手軽に映像表示装置の意匠を変えることが困難である。
例えば特許文献2に記載の技術では、構造面に工夫があるもののネジ止めが必要であり、取っ手を一旦扉から外す必要があるため、ユーザーが手軽に映像表示装置の意匠を変えることが困難である。
また、フロントパネルの樹脂の色自体を変えて、意匠全体の色を変える手法では、フロントパネル自体の色が既に決まっており、その色を他の色にさらに変える場合、フロントパネル全体を購入し交換する必要がある。そのため、ユーザー自身では交換作業を行うことができず業者に依頼する必要があり、費用の高額化とその間に映像表示装置を使えないことから日常生活に支障をきたす恐れがある。
さらに、例えばフロントパネルの樹脂の色を黒から白に変えることで、成形機を洗浄する必要が発生し、その際に洗浄用樹脂を大量に使うための部品コストが増加する。また、特殊な色違い製品の計画数量に対して、販売不振による在庫過多になるなど多方面での弊害が発生する。
そこで、本発明は、映像表示装置の意匠を簡単に変更することができ、かつ、部品コストの上昇を抑制できる技術を提供することを目的とする。
本発明に係る装飾パネルセットは、表示パネルと、前記表示パネルの周縁部を覆う枠状のフロントパネルと、前記表示パネルの背面を覆うリアパネルとを備えた映像表示装置の意匠を変更するための装飾パネルセットであって、前記表示パネルの周縁部を除く部分の前側に配置されるとともに、後端部が前記フロントパネルの内周部と着脱可能に構成されたクッションと、前記フロントパネルに着脱可能に取り付けられ、かつ、前記フロントパネルの前面を覆う枠状の装飾パネルと、前記映像表示装置の前面を覆うとともに、前記装飾パネルに対応する部分が前記装飾パネルに着脱可能に取り付けられ、かつ、前記クッションに対応する部分が前記クッションに固定された光透過性シートとを備えたものである。
本発明によれば、装飾パネルセットは、表示パネルの周縁部を除く部分の前側に配置されるとともに、後端部がフロントパネルの内周部と着脱可能に構成されたクッションと、フロントパネルに着脱可能に取り付けられ、かつ、フロントパネルの前面を覆う枠状の装飾パネルと、映像表示装置の前面を覆うとともに、装飾パネルに対応する部分が装飾パネルに着脱可能に取り付けられ、かつ、クッションに対応する部分がクッションに固定された光透過性シートとを備えた。
したがって、映像表示装置の意匠を変更する場合、クッションの後端部がフロントパネルの内周部に取り付けられることで、装飾パネルがフロントパネルに取り付けられる。最後に、光透過性シートが装飾パネルから取り外されることで、クッションがフロントパネルから取り外され、装飾パネルのみがフロントパネルに残る。これにより、映像表示装置の意匠を簡単に変更することができる。
また、映像表示装置の意匠を変更するために、フロントパネルに取り付けられる種々の装飾パネルセットを準備すればよく、フロントパネル自体の色を変更する必要はないため、部品コストの上昇を抑制できる。
実施の形態1に係る装飾パネルセットの分解斜視図である。 実施の形態1に係る装飾パネルセットの概略断面図である。 実施の形態1に係る装飾パネルセットを映像表示装置に取り付ける前の状態を示す分解斜視図である。 実施の形態1に係る装飾パネルセットを映像表示装置に取り付けた後の状態を示す斜視図である。 実施の形態1に係る装飾パネルセットを映像表示装置に取り付けた後の状態を示す概略断面図である。 実施の形態1に係る装飾パネルセットの装飾パネルを映像表示装置に取り付けた後の状態を示す斜視図である。 実施の形態1に係る装飾パネルセットの装飾パネルを映像表示装置に取り付けた後の状態を示す概略断面図である。 実施の形態2に係る装飾パネルセットの分解斜視図である。 実施の形態2に係る装飾パネルセットの斜視図である。 実施の形態2に係る装飾パネルセットのうち上側のものを映像表示装置に取り付ける途中の状態を示す斜視図である。 実施の形態2に係る装飾パネルセットのうち上側のものを映像表示装置に取り付ける途中の状態を示す概略断面図である。 実施の形態2に係る装飾パネルセットのうち上側のものについてセパレーターを剥がし映像表示装置に取り付ける途中の状態を示す斜視図である。 実施の形態2に係る装飾パネルセットのうち上側のものについてセパレーターを剥がし映像表示装置に取り付ける途中の状態を示す概略断面図である。 実施の形態2に係る装飾パネルセットのうち左側のものを映像表示装置に取り付ける途中の状態を示す斜視図である。 実施の形態2に係る装飾パネルセットのうち右側のものを映像表示装置に取り付ける途中の状態を示す斜視図である。 実施の形態2に係る装飾パネルセットのうち下側のものを映像表示装置に取り付ける途中の状態を示す斜視図である。 実施の形態2に係る装飾パネルセットの装飾パネルを映像表示装置に取り付けた後の状態を示す斜視図である。 実施の形態3に係る装飾パネルセットの斜視図である。 実施の形態3に係る装飾パネルセットのうち上側のものを映像表示装置に取り付ける途中の状態を示す概略断面図である。 実施の形態3に係る装飾パネルセットのうち上側のものについてセパレーターを剥がし映像表示装置に取り付ける途中の状態を示す斜視図である。 実施の形態3に係る装飾パネルセットのうち上側のものについてセパレーターを剥がし映像表示装置に取り付ける途中の状態を示す概略断面図である。 実施の形態4に係る装飾パネルセットの分解斜視図である。 実施の形態4に係る装飾パネルセットの斜視図である。 実施の形態4に係る装飾パネルセットを映像表示装置に取り付ける前の状態を示す斜視図である。 実施の形態4に係る装飾パネルセットを映像表示装置に取り付けた後の状態を示す斜視図である。 実施の形態5に係る装飾パネルセットの分解斜視図である。 実施の形態5に係る装飾パネルセットを映像表示装置のスタンドに取り付ける前の状態を示す斜視図である。 実施の形態5に係る装飾パネルセットを映像表示装置のスタンドに取り付けた後の状態を示す斜視図である。 実施の形態5に係る装飾パネルセットを映像表示装置のスタンドに取り付けた後の状態を示す概略断面図である。 実施の形態5に係る装飾パネルセットの装飾パネルを映像表示装置のスタンドに取り付けた後の状態を示す斜視図である。 実施の形態5に係る装飾パネルセットの装飾パネルを映像表示装置のスタンドに取り付けた後の状態を示す概略断面図である。 実施の形態5に係る装飾パネルセットの装飾パネルの打ち抜きイメージを示す斜視図である。 実施の形態5に係る装飾パネルセットの装飾パネルの打ち抜きイメージを示す斜視図である。
<実施の形態1>
本発明の実施の形態1について、図面を用いて以下に説明する。図1は、実施の形態1に係る装飾パネルセットの分解斜視図である。図2は、装飾パネルセットの概略断面図である。図3は、装飾パネルセットを映像表示装置6に取り付ける前の状態を示す分解斜視図である。図4は、装飾パネルセットを映像表示装置6に取り付けた後の状態を示す斜視図である。図5は、装飾パネルセットを映像表示装置6に取り付けた後の状態を示す概略断面図である。図6は、装飾パネルセットの装飾パネル1を映像表示装置6に取り付けた後の状態を示す斜視図である。図7は、装飾パネルセットの装飾パネル1を映像表示装置6に取り付けた後の状態を示す概略断面図である。
図1〜図7に示すように、装飾パネルセットは、装飾パネル1と、微粘着材2と、クッション3と、光透過性シートとしての透明シート4とを備えている。また、装飾パネルセットは、表示パネルとしての液晶パネル20と、正面視にて矩形状の液晶パネル20の周縁部を覆う枠状のフロントパネル5と、液晶パネル20の背面を覆うリアパネル21とを備えた映像表示装置6の意匠を変更するための部材である。ここで、映像表示装置6とは、例えば液晶テレビである。
図4と図5に示すように、クッション3は、例えば弾性力のある材料により正面視にて矩形状に形成されている。クッション3の正面視輪郭は、液晶パネル20の周縁部を除く部分、すなわち、フロントパネル5の内周部の輪郭と略同じ大きさに形成されている。クッション3は液晶パネル20の周縁部を除く部分の前側に配置されるとともに、クッション3の後端部はフロントパネル5の内周部と着脱可能に取り付けられる。より具体的には、クッション3の後端部は、フロントパネル5の内周部に対して軽圧入により嵌合可能に構成され、フロントパネル5に取り付けた後はユーザーが手を離しても脱落しない構造となっている。
装飾パネル1は、フロントパネル5の前面を覆う枠状に形成されている。装飾パネル1の後面には、セパレーター1aを剥がして使用される粘着材1bが取り付けられている。これにより、装飾パネル1は、粘着材1bを介してフロントパネル5に着脱可能に取り付けられる。なお、装飾パネル1は、例えばシート状の部材、プラスチックの薄板、または、プラスチックまたは金属材料の押出し部材などで形成されているものとする。
透明シート4は、透過性を有する材料により形成されている。また、透明シート4は、映像表示装置6の前面を覆うことが可能に、正面視にて映像表示装置6の前面よりも大きな矩形状に形成されている。透明シート4における装飾パネル1に対応する部分の後面には、微粘着材2が取り付けられ、透明シート4は装飾パネル1に対応する部分が装飾パネル1の前面に着脱可能に取り付けられる。また、透明シート4におけるクッション3に対応する部分の後面には、粘着材3aが取り付けられ、透明シート4はクッション3に対応する部分がクッション3の前面に固定されている。クッション3は、透明シート4が映像表示装置6の前面を覆った状態で弛まないように保持するのに必要な厚みを有している。
また、装飾パネル1の粘着材1bとして、フロントパネル5に多用されるプラスチックに対して移行性のない材質を選ぶことで、フロントパネル5への糊残りなどの問題を解消することができる。透明シート4と装飾パネル1との間に配置される微粘着材2として、装飾パネル1の粘着材1bよりも粘着強度が弱いものが選定されている。なぜならば、フロントパネル5に装飾パネル1を取り付けた後、透明シート4を取り外すときに装飾パネル1はフロントパネル5側に保持されていなければならないためである。
次に、装飾パネル1の取り付け方法について説明する。ユーザーは、クッション3の後端部をフロントパネル5の内周部に軽圧入することで、クッション3の後端部をフロントパネル5の内周部に嵌合させる。次に、ユーザーは、装飾パネル1のセパレーター1aを剥がして粘着材1bを露出させて、装飾パネル1をフロントパネル5の前面に取り付ける。このとき、透明シート4は映像表示装置6の前面全体を覆う状態で保持されており、装飾パネル1がクッション3に対して所定の間隔を保った状態で透明シート4に配置されることで、フロントパネル5に対して装飾パネル1が歪むことなく、装飾パネル1を正確な位置に取り付けることができる。
最後に、ユーザーは、透明シート4をフロントパネル5から取り外すことで、クッション3も同時に取り外され、図6と図7に示すように、装飾パネル1のみがフロントパネル5に残る。これにより、ユーザーは、映像表示装置6の意匠を簡単に変更することができる。
このように、リアパネル21などを取り外すことなく、ネジ止めも不要で、映像表示装置6の意匠を簡単に変更することができる。なお、元の意匠、すなわち、装飾パネル1がない状態に戻す場合は、装飾パネル1をフロントパネル5から取り外すのみで完了する。
さらに、映像表示装置6の意匠を変更する場合、ユーザーは、別の装飾パネルセットを準備しておき、装飾パネル1をフロントパネル5から取り外し後、上記の装飾パネル1の取り付け方法を行う。
クッション3がフロントパネル5に対する位置決めの役割を担っており、装飾パネル1がクッション3に対して所定の間隔を保った状態で透明シート4に配置されることで、フロントパネル5に対して装飾パネル1が歪むことなく、装飾パネル1を正確な位置に取り付けることができる。
仮にフロントパネル5に対して装飾パネル1が歪んだ状態で取り付けられた場合でも、装飾パネル1の粘着材1bは適度な粘着強度を有しており、取り付けを何度でもやり直しができる構成となっているため、取り付けのやり直し作業が容易に行える。なお、粘着材1bの代わりに微細な吸盤構造を有する部材を採用してもよく、これは既知の技術の1つである。
以上のように、実施の形態1に係る装飾パネルセットは、液晶パネル20の周縁部を除く部分の前側に配置されるとともに、後端部がフロントパネル5の内周部と着脱可能に構成されたクッション3と、フロントパネル5に着脱可能に取り付けられ、かつ、フロントパネル5の前面を覆う枠状の装飾パネル1と、映像表示装置6の前面を覆うとともに、装飾パネル1に対応する部分が装飾パネル1に着脱可能に取り付けられ、かつ、クッション3に対応する部分がクッション3に固定された透明シート4とを備えた。
したがって、映像表示装置6の意匠を変更する場合、クッション3の後端部がフロントパネル5の内周部に取り付けられることで、装飾パネル1がフロントパネル5に取り付けられる。最後に、透明シート4が装飾パネル1から取り外されることで、クッション3がフロントパネル5から取り外され、装飾パネル1のみがフロントパネル5に残る。これにより、映像表示装置6の意匠を簡単に変更することができる。
また、映像表示装置6の意匠を変更するために、フロントパネル5に取り付けられる種々の装飾パネルセットを準備すればよく、フロントパネル5自体の色を変更する必要はないため、部品コストの上昇を抑制できる。
また、ユーザーは、透明シート4を介して装飾パネル1の位置を確認しながら取り付け作業を行うことができるため作業がしやすいという利点がある。
なお、実施の形態1においては、正面視にて矩形状の液晶パネル20、すなわち、フロントパネル5が正面視にて矩形状の場合について説明したが、例えば矩形状以外の多角形状、円形状、楕円形状など他の形状であってもよい。この場合、フロントパネル5の形状に合わせて、クッション3、装飾パネル1、および透明シート4の形状を変更することで対応可能である。
<実施の形態2>
次に、実施の形態2に係る装飾パネルセットについて説明する。図8は、実施の形態2に係る装飾パネルセットの分解斜視図である。図9は、装飾パネルセットの斜視図である。図10は、装飾パネルセットのうち上側のものを映像表示装置6に取り付ける途中の状態を示す斜視図である。図11は、装飾パネルセットのうち上側のものを映像表示装置6に取り付ける途中の状態を示す概略断面図である。図12は、装飾パネルセットのうち上側のものについてセパレーター7aを剥がし映像表示装置6に取り付ける途中の状態を示す斜視図である。図13は、装飾パネルセットのうち上側のものについてセパレーター7aを剥がし映像表示装置6に取り付ける途中の状態を示す概略断面図である。なお、実施の形態2において、実施の形態1で説明したものと同一の構成要素については同一符号を付して説明は省略する。
図8と図9に示すように、実施の形態2に係る装飾パネルセットは、フロントパネル5の各辺に対応するクッション9と、フロントパネル5の各辺に対応する装飾パネル7と、フロントパネル5の各辺に対応する、光透過性シートとしての透明シート10とを備えている。
クッション9は、例えば透過性を有する弾性力のある材料により正面視にて矩形状に形成されている。クッション9の長手方向の長さは、液晶パネル20の周縁部を除く部分における各辺、すなわち、フロントパネル5の枠内の各辺の長さと略同じ長さに形成されている。ここで、液晶パネル20およびフロントパネル5は正面視にて矩形状に形成されているため、クッション9は、フロントパネル5の枠内の上辺に対応する上側のクッション9と、下辺に対応する下側のクッション9と、左辺に対応する左側のクッション9と、右辺に対応する右側のクッション9とを備えている。
上側および下側のクッション9の形状は同じ形状である。例えば、図10に示すように、上側のクッション9の長さはフロントパネル5の枠内の上辺の長さと略同じ長さであり、上側のクッション9の幅は左辺または右辺の長さの略1/4の長さである。また、左側および右側のクッション9の形状も同じ形状である。例えば、図14に示すように、左側のクッション9の長さはフロントパネル5の枠内の左辺の長さと略同じ長さであり、左側のクッション9の幅は上辺または下辺の長さの略1/4の長さである。なお、図10において、左右方向をX軸方向、上下方向をY軸方向、前後方向をZ軸方向として示しており、以降の図面においても同様である。
クッション9は、液晶パネル20の周縁部を除く部分における各辺の前側に配置されるとともに、後端部がフロントパネル5の各辺の内周部と着脱可能に構成されている。より具体的には、クッション9の後端部は、フロントパネル5の内周部に対して軽圧入により嵌合可能に構成されている。
装飾パネル7は、フロントパネル5の各辺の前面を覆う枠状に形成されている。装飾パネル7の後面には、セパレーター7a(図12参照)を剥がして使用される粘着材7bが取り付けられている。これにより、装飾パネル7は、粘着材7bを介してフロントパネル5の各辺に着脱可能に取り付けられる。なお、装飾パネル7は、例えばシート状の部材、プラスチックの薄板、または、プラスチックまたは金属材料の押出し部材などで形成されているものとする。ここで、液晶パネル20およびフロントパネル5は正面視にて矩形状に形成されているため、装飾パネル7は、フロントパネル5の上辺に対応する上側の装飾パネル7と、下辺に対応する下側の装飾パネル7と、左辺に対応する左側の装飾パネル7と、右辺に対応する右側の装飾パネル7とを備えている。さらに、各辺に対応する装飾パネル7の幅および長手方向の長さは、フロントパネル5の各辺の幅および長手方向の長さと略同じ長さにそれぞれ形成されている。
透明シート10は、透過性を有する材料により形成され、映像表示装置6の各辺の前面を覆うことが可能に、正面視にて各辺に対応するクッション9および装飾パネル7よりも大きな矩形状に形成されている。透明シート10における各装飾パネル7に対応する部分の後面には、微粘着材8が取り付けられ、透明シート10における各装飾パネル7に対応する部分が各装飾パネル7の前面に着脱可能に取り付けられる。また、透明シート10における各クッション9に対応する部分の後面には、粘着材9aが取り付けられ、透明シート10におけるクッション9に対応する部分がクッション9の前面に固定されている。
透明シート10のうちの映像表示装置6の下辺を除く辺、すなわち、上辺、左辺および右辺に対応する透明シート10は、各装飾パネル7に対応する部分から後方に折り曲げられた折り曲げ部10aを有している。ここで、折り曲げ部10aを設けた理由について上側のクッション9を例に説明する。図10と図11に示すように、上側のクッション9の後端部は、フロントパネル5の内周部の左右方向に対して軽圧入により嵌合可能に構成され、フロントパネル5に取り付けた後はユーザーが手を離しても脱落しない構造となっている。しかしながら、上側のクッション9は上下方向に移動できるため、上側の装飾パネル7がフロントパネル5に対して正しい位置に定まらない状態である。
そこで、上側の透明シート10に設けられた折り曲げ部10aがフロントパネル5およびリアパネル21の天面部に載ることで、上側の装飾パネル7をフロントパネル5に対して位置決めすることができる。なぜならば、装飾パネル7がフロントパネル5に対して正しい位置に配置されるように、折り曲げ部10aの曲げ寸法が設計されているためである。
次に、図12と図13に示すように、透明シート10の折り曲げ部10aに設けられたミシン目10bを活用し、折り曲げ部10aを切り取ることで、装飾パネル7のセパレーター7aを剥がしやすくしている。後は露出された粘着材7bを介して装飾パネル7がフロントパネル5に取り付けられる。このとき、透明シート10は映像表示装置6の上辺全体を覆う状態で保持されているため、フロントパネル5に対して装飾パネル7が歪むことなく、装飾パネル7を正確な位置に取り付けることができる。最後に、ユーザーは、透明シート10をフロントパネル5から取り外すことで、クッション9も同時に取り外され、装飾パネル7のみがフロントパネル5に残る。
詳細の説明は割愛するが、左右側の透明シート10も上側の透明シート10と同様の構成となっている。なお、上記のように、下側の透明シート10については折り曲げ部10aを有していない。なぜならば、映像表示装置6を直立させた状態で作業を実施する際、下側のクッション9をフロントパネル5の各辺の内周部に嵌合させた状態では、下側のクッション9の自重により下側の装飾パネル7がフロントパネル5に対して位置が決まるためである。
次に、図14から図17を用いて、上側の装飾パネル7の取り付け作業後に行われる左右側および下側の装飾パネル7の取り付け作業の流れを説明する。図14は、装飾パネルセットのうち左側のものを映像表示装置6に取り付ける途中の状態を示す斜視図である。図15は、装飾パネルセットのうち右側のものを映像表示装置6に取り付ける途中の状態を示す斜視図である。図16は、装飾パネルセットのうち下側のものを映像表示装置6に取り付ける途中の状態を示す斜視図である。図17は、装飾パネルセットの装飾パネル7を映像表示装置6に取り付けた後の状態を示す斜視図である。
図14に示すように、上側の装飾パネルセットと同様の方法で、左側の装飾パネルセットが取り付けられる。図15に示すように、上側の装飾パネルセットと同様の方法で、右側の装飾パネルセットが取り付けられる。最後に図16に示すように、下側の装飾パネルセットが取り付けられる。このとき、下側の透明シート10には折り曲げ部10aが設けられていないため、折り曲げ部10aを切り取る必要はない。全ての装飾パネル7の取り付け作業が完了すると、図17に示すように、フロントパネル5の4つのコーナー部には、装飾パネル7の分割ライン7cがそれぞれ形成されている。なお、分割ライン7cとは、隣り合う装飾パネル7の間の隙間である。
実施の形態1の場合のように、装飾パネルが一体型だと継ぎ目のない意匠外観で高級感があるものが得られる。その一方で装飾パネルを製作する際、装飾パネルの内側の長方形部分は全て不要で廃棄されるため、所定の基材サイズから部材を取り出す効率が悪く、結果的に部品コスト増となる一長一短の面がある。そこで、装飾パネル7をフロントパネル5の各辺に対応するように分割することにより、所定の基材サイズから部材を取り出す効率を改善することで、装飾パネル7の部品コストを抑制する効果がある。また、販売促進グッズとしてユーザーに装飾パネルセットを提供する場合、ユーザーが持ち帰る際に、装飾パネルセットがコンパクトで運びやすくなるという利点もある。
以上のように、実施の形態2に係る装飾パネルセットは、液晶パネル20の周縁部を除く部分における各辺の前側に配置されるとともに、後端部がフロントパネル5の各辺の内周部と着脱可能に構成された、各辺に対応するクッション9と、フロントパネル5の各辺に着脱可能に取り付けられ、かつ、フロントパネル5の各辺の前面を覆う、各辺に対応する装飾パネル7と、映像表示装置6の各辺の前面を覆うとともに、各装飾パネル7に対応する部分が各装飾パネル7に着脱可能に取り付けられ、かつ、各クッション9に対応する部分が各クッション9に固定された、各辺に対応する透明シート10とを備えた。
したがって、実施の形態1の場合と同様に、映像表示装置6の意匠を簡単に変更することができる。また、映像表示装置6の意匠を変更するために、フロントパネル5に取り付けられる種々の装飾パネル7を準備すればよく、フロントパネル5自体の色を変更する必要はないため、部品コストの上昇を抑制できる。
透明シート10のうちの映像表示装置6の下辺を除く辺に対応する透明シート10は、各装飾パネル7に対応する部分から後方に折り曲げられた折り曲げ部10aを有するため、フロントパネル5の各辺に対応する装飾パネル7をフロントパネル5に対して簡単に位置決めすることができる。
また、装飾パネルセットをフロントパネル5の各辺に対応するように分割することにより、装飾パネル7の部品コストを抑制できるとともに、装飾パネルセットがコンパクトで運びやすくなる。
なお、実施の形態2においては、正面視にて矩形状の液晶パネル20、すなわち、フロントパネル5が正面視にて矩形状の場合について説明したが、例えば矩形状以外の多角形状など他の形状であってもよい。この場合、フロントパネル5の形状に合わせて、クッション9、装飾パネル7、および透明シート10の形状および個数を変更することで対応可能である。
<実施の形態3>
次に、実施の形態3に係る装飾パネルセットについて説明する。図18は、実施の形態3に係る装飾パネルセットの斜視図である。図19は、装飾パネルセットのうち上側のものを映像表示装置6に取り付ける途中の状態を示す概略断面図である。図20は、装飾パネルセットのうち上側のものについてセパレーター7aを剥がし映像表示装置6に取り付ける途中の状態を示す斜視図である。図21は、装飾パネルセットのうち上側のものについてセパレーター7aを剥がし映像表示装置6に取り付ける途中の状態を示す概略断面図である。なお、実施の形態3において、実施の形態1,2で説明したものと同一の構成要素については同一符号を付して説明は省略する。
図18と図19に示すように、実施の形態3では、フロントパネル5の各辺に対応する透明シート10の折り曲げ部10aに粘着材10cがそれぞれ設けられている。より具体的には、上側、左側および右側の透明シート10の折り曲げ部10aに粘着材10cが設けられている。さらに、下側の透明シート10には折り曲げ部10aは設けられていないが、下側の透明シート10の下端部に粘着材10cが設けられている。
また、フロントパネル5の各辺に対応するクッション9におけるフロントパネル5の内周部に嵌合される部分に、テーパー部9bがそれぞれ設けられている。フロントパネル5の内周部にもテーパー部5bが設けられており、テーパー部9bは、フロントパネル5の内周部のテーパー部5bと同じ角度のテーパー形状に形成されている。これにより、テーパー部9bは、フロントパネル5の内周部のテーパー部5bに係合可能である。
次に、上側の装飾パネルの取り付け作業について説明する。図19に示すように、先ず、ユーザーは、粘着材9aを介して透明シート10に固定されたクッション9を、フロントパネル5の内周部に軽圧入して嵌合させる。このとき、透明シート10に設けられた折り曲げ部10aがフロントパネル5およびリアパネル21の天面部に載り、さらに粘着材10cがフロントパネル5に仮接着されることで、装飾パネル7をフロントパネル5に対して位置決めすることができる。
次に、図20と図21に示すように、ユーザーは、透明シート10をめくり上げて、装飾パネル7のセパレーター7aを剥がし粘着材7bを露出させ、装飾パネル7をフロントパネル5に取り付ける。このとき、透明シート10をめくり上げることができるのは、折り曲げ部10aがフロントパネル5およびリアパネル21の天面部に載り、さらに粘着材10cがフロントパネル5に仮接着されているためである。また、クッション9のテーパー部9bがフロントパネル5の内周部のテーパー部5bに係合することで、フロントパネル5に対して装飾パネル7が歪むことなく、装飾パネル7を正確な位置に取り付けることができる。なぜならば、上記のように、クッション9のテーパー部9bは、フロントパネル5の内周部のテーパー部5bと同じ角度を有するように設計されているためである。最後に、ユーザーは、透明シート10をフロントパネル5から取り外すことで、クッション9も同時に取り外され、装飾パネル7のみがフロントパネル5に残る。
以上のように、実施の形態3に係る装飾パネルセットでは、各透明シート10の折り曲げ部10aに粘着材10cが設けられたため、折り曲げ部10aがフロントパネル5およびリアパネル21に固定された状態で装飾パネルセットの取り付け作業を行うことができるうえ、透明シート10に設けられた折り曲げ部10aを切り取る必要がない。これにより、実施の形態2の場合に比べると、装飾パネル7の取り付け作業を効率的に行うことができる。
また、フロントパネル5の内周部のテーパー部5bと係合可能なテーパー部9bをクッション9に設けたため、フロントパネル5に対する装飾パネル7の位置決めをさらに正確に行うことができる。
なお、実施の形態3においては、正面視にて矩形状の液晶パネル20、すなわち、フロントパネル5が正面視にて矩形状の場合について説明したが、例えば矩形状以外の多角形状など他の形状であってもよい。この場合、フロントパネル5の形状に合わせて、クッション9、装飾パネル7、および透明シート10の形状および個数を変更することで対応可能である。
<実施の形態4>
次に、実施の形態4に係る装飾パネルセットについて説明する。図22は、実施の形態4に係る装飾パネルセットの分解斜視図である。図23は、装飾パネルセットの斜視図である。図24は、装飾パネルセットを映像表示装置6に取り付ける前の状態を示す斜視図である。図25は、装飾パネルセットを映像表示装置6に取り付けた後の状態を示す斜視図である。なお、実施の形態4において、実施の形態1〜3で説明したものと同一の構成要素については同一符号を付して説明は省略する。
図22〜図25に示すように、実施の形態4に係る装飾パネルセットは、フロントパネル5の各辺に対応するクッション11,12,13と、フロントパネル5の各辺に対応する装飾パネル7と、フロントパネル5の各辺に対応する透明シート10とを備えている。
各クッション11,12,13は、隣り合うクッション同士が係合するように構成されている。このことについて詳細に説明する。フロントパネル5の上辺に対応するクッション11の左右両端部には下方に開口する正面視にてT字状の凹部11aが設けられ、フロントパネル5の下辺に対応するクッション13の左右両端部には上方に開口する正面視にてT字状の凹部13aが設けられている。フロントパネル5の左辺および右辺に対応するクッション12の上端部には上方に突出する正面視にてT字状の凸部12aがそれぞれ設けられ、2つの凸部12aはクッション12の左右両端部に設けられた凹部11aにそれぞれ係合可能である。フロントパネル5の左辺および右辺に対応するクッション11の下端部には下方に突出する正面視にてT字状の凸部12aがそれぞれ設けられ、2つの凸部12aはクッション13の左右両端部に設けられた凹部13aにそれぞれ係合可能である。
図24に示すように、フロントパネル5の上辺に対応するクッション11と、フロントパネル5の左辺および右辺に対応するクッション12と、フロントパネル5の下辺に対応するクッション13とが係合することで、4つのクッション11,12,13は簡易的な額縁構成となる。これにより、4つのクッション11,12,13は、フロントパネル5の内周部に嵌合しやすくなるとともに、装飾パネル7をフロントパネル5に位置決めすることができる。
ユーザーは、4つのクッション11,12,13を係合させた状態で、フロントパネル5の内周部に軽圧入して嵌合させる。後の作業は、透明シート10についてミシン目10bを用いて折曲げ部10aを切り取ること以外、実施の形態2で説明した内容と同一なため詳細を割愛する。最終的には図25に示す状態となり、一連の作業が完了する。
なお、凸部12a、および凹部11a,13aは、正面視にてT字状以外の形状であってもよく、例えば球状または直方体状など、4つのクッション11,12,13の左右方向および上下方向の位置が決まる形状であればよい。また、実施の形態4においては、透明シート10には折り曲げ部10aが設けられていない。なぜならば、4つのクッション11,12,13を係合させた状態で、フロントパネル5の内周部の四辺全体に軽圧入することで4つのクッション11,12,13の左右方向および上下方向の位置が決まるためである。
以上のように、実施の形態4に係る装飾パネルセットは、液晶パネル20の周縁部を除く部分における各辺の前側に配置されるとともに、後端部がフロントパネル5の各辺の内周部と着脱可能に構成された、各辺に対応するクッション11,12,13と、フロントパネル5の各辺に着脱可能に取り付けられ、かつ、フロントパネル5の各辺の前面を覆う、各辺に対応する装飾パネル7と、映像表示装置6の各辺の前面を覆うとともに、各装飾パネル7に対応する部分が各装飾パネル7に着脱可能に取り付けられ、かつ、各クッション11,12,13に対応する部分が各クッション11,12,13に固定された、各辺に対応する透明シート10とを備えた。
したがって、実施の形態1の場合と同様に、映像表示装置6の意匠を簡単に変更することができる。また、映像表示装置6の意匠を変更するために、フロントパネル5に取り付けられる種々の装飾パネル7を準備すればよく、フロントパネル5自体の色を変更する必要はないため、部品コストの上昇を抑制できる。
各クッション11,12,13は、隣り合うクッション同士が係合するように構成されたため、クッション11,12,13を係合させた状態で、フロントパネル5の内周部に軽圧入させやすくなり、装飾パネル7をフロントパネル5の内周部に対して容易に位置決めすることができる。
また、実施の形態2の場合と同様に、装飾パネルセットをフロントパネル5の各辺に対応するように分割することにより、装飾パネル7の部品コストを抑制できるとともに、装飾パネルセットがコンパクトで運びやすくなる。
なお、実施の形態4においては、正面視にて矩形状の液晶パネル20、すなわち、フロントパネル5が正面視にて矩形状の場合について説明したが、例えば矩形状以外の多角形状など他の形状であってもよい。この場合、フロントパネル5の形状に合わせて、クッション11,12,13、装飾パネル7、および透明シート10の形状および個数を変更することで対応可能である。
<実施の形態5>
次に、実施の形態5に係る装飾パネルセットについて説明する。図26は、実施の形態5に係る装飾パネルセットの分解斜視図である。図27は、装飾パネルセットを映像表示装置6のスタンド18に取り付ける前の状態を示す斜視図である。図28は、装飾パネルセットを映像表示装置6のスタンド18に取り付けた後の状態を示す斜視図である。図29は、装飾パネルセットを映像表示装置6のスタンド18に取り付けた後の状態を示す概略断面図である。図30は、装飾パネルセットの装飾パネル14を映像表示装置6のスタンド18に取り付けた後の状態を示す斜視図である。図31は、装飾パネルセットの装飾パネル14を映像表示装置6のスタンド18に取り付けた後の状態を示す概略断面図である。図32は、装飾パネルセットの装飾パネル14の打ち抜きイメージを示す斜視図である。図33は、装飾パネルセットの装飾パネル30,31の打ち抜きイメージを示す斜視図である。なお、実施の形態5において、実施の形態1〜4で説明したものと同一の構成要素については同一符号を付して説明は省略する。
図32に示すように、実施の形態5では、装飾パネル1の基材19の余白部分を活用して、スタンド用装飾パネル14が製作されている。図26〜図28に示すように、スタンド用装飾パネルセットは、スタンド用装飾パネル14、スタンド用微粘着材15、スタンド用クッション16およびスタンド用透明シート17を備えており、スタンド用装飾パネル14をスタンド18に取り付けることで、映像表示装置6のスタンド18の意匠を変更する。
図26と図27に示すように、スタンド用クッション16は、例えば弾性力のある材料により平面視にてコ字状に形成され、後方に開口する凹部16aを備えている。凹部16aは、スタンド18の前側部分と軽圧入により嵌合可能に、スタンド18の前側部分の外形と略同じ大きさに形成されている。
スタンド用装飾パネル14およびスタンド用微粘着材15はともに、平面視にて矩形状に形成され、スタンド18の前側部分の平面視輪郭と略同じ大きさに形成されている。スタンド用装飾パネル14は、例えばプラスチックまたは金属材料の押出し部材などで形成されている。
スタンド用装飾パネル14は、スタンド用微粘着材15を介して、スタンド用透明シート17におけるスタンド用クッション16の凹部16aに対応する位置に取り付けられている。スタンド用透明シート17におけるスタンド用クッション16に対応する部分は、粘着材16bを介してスタンド用クッション16の上面に固定されている。スタンド用透明シート17は、透過性を有する材料により形成されている。また、図29に示すように、スタンド用クッション16の上面の高さ位置は、スタンド18の上部18aの下端よりも低くなっており、スタンド用クッション16の上面に取り付けられたスタンド用透明シート17を取り外す際の邪魔にならない。
次に、スタンド用装飾パネル14の取り付け方法について説明する。図29に示すように、先ず、ユーザーは、粘着材16bを介してスタンド用透明シート17に固定されたスタンド用クッション16をスタンド18に嵌合させる。その後、ユーザーは、スタンド用装飾パネル14のセパレーター14aを剥がし、粘着材14bを露出させ、スタンド18に取り付ける。このとき、スタンド用透明シート17はスタンド18の前側部分を覆う状態で保持されているため、スタンド18に対してスタンド用装飾パネル14が歪むことなく、スタンド用装飾パネル14を正確な位置に取り付けることができる。
図28〜図31に示すように、最後に、スタンド用透明シート17をスタンド18から取り外せば、スタンド用クッション16も同時に取り外され、スタンド用装飾パネル14のみがスタンド18に残り、手軽にスタンド18の意匠を変更することができる。
映像表示装置6を支持するスタンド18の前側部分の平面視輪郭は、装飾パネル1の内周部の正面視輪郭よりも小さい。そのため、図32に示すように、装飾パネル1の基材19の余白部分を活用してスタンド用装飾パネル14を製作することができる。本来ならば廃棄する基材でスタンド18へ取り付けるスタンド用装飾パネル14を製作するため、材料の無駄が省け、装飾パネルセットの部品コストを低減することができる。なお、基材19には、装飾パネル1,14を打ち抜いたことで、穴1a,14aが形成されている。
また、本実施の形態5では、装飾パネル1の基材19の余白部分からスタンド18に取り付けられるスタンド用装飾パネル14を製作する場合を例にして説明したが、スタンド18に限らず他の箇所に取り付けられる装飾パネルを製作しても構わない。例えば、図33に示すように、画面サイズが小さい画像表示装置であれば、装飾パネル1とは別形状の装飾パネル30,31を製作することが可能である。なお、基材19には、装飾パネル1,30,31を打ち抜いたことで、穴1a,30a,31aが形成されている。これにより、材料の無駄が省け、装飾パネルセットの部品コストを低減することができる。さらに、装飾パネルの画面サイズ別のラインナップが可能となり、営業戦略上で有効な手段となる。
以上のように、実施の形態5に係る装飾パネルセットでは、映像表示装置6を支持するスタンド18の前側部分の平面視輪郭は、装飾パネル1の内周部の正面視輪郭よりも小さいため、装飾パネル1の基材19の余白部分を活用してスタンド用装飾パネル14を製作することができる。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
1 装飾パネル、3 クッション、4 透明シート、5 フロントパネル、6 映像表示装置、7 装飾パネル、9 クッション、10 透明シート、10a 折り曲げ部、10c 粘着材、11,12,13 クッション、18 スタンド、20 液晶パネル、21 リアパネル。

Claims (5)

  1. 表示パネルと、前記表示パネルの周縁部を覆う枠状のフロントパネルと、前記表示パネルの背面を覆うリアパネルとを備えた映像表示装置の意匠を変更するための装飾パネルセットであって、
    前記表示パネルの周縁部を除く部分の前側に配置されるとともに、後端部が前記フロントパネルの内周部と着脱可能に構成されたクッションと、
    前記フロントパネルに着脱可能に取り付けられ、かつ、前記フロントパネルの前面を覆う枠状の装飾パネルと、
    前記映像表示装置の前面を覆うとともに、前記装飾パネルに対応する部分が前記装飾パネルに着脱可能に取り付けられ、かつ、前記クッションに対応する部分が前記クッションに固定された光透過性シートと、
    を備えた、装飾パネルセット。
  2. 表示パネルと、前記表示パネルの周縁部を覆う枠状のフロントパネルと、前記表示パネルの背面を覆うリアパネルとを備えた映像表示装置の意匠を変更するための装飾パネルセットであって、
    前記表示パネルの周縁部を除く部分における各辺の前側に配置されるとともに、後端部が前記フロントパネルの各辺の内周部と着脱可能に構成された、各辺に対応するクッションと、
    前記フロントパネルの各辺に着脱可能に取り付けられ、かつ、前記フロントパネルの各辺の前面を覆う、各辺に対応する装飾パネルと、
    前記映像表示装置の各辺の前面を覆うとともに、各前記装飾パネルに対応する部分が各前記装飾パネルに着脱可能に取り付けられ、かつ、各前記クッションに対応する部分が各前記クッションに固定された、各辺に対応する光透過性シートと、
    を備え、
    前記光透過性シートのうちの前記映像表示装置の下辺を除く辺に対応する光透過性シートは、各前記装飾パネルに対応する部分から後方に折り曲げられた折り曲げ部を有する、装飾パネルセット。
  3. 各前記光透過性シートの前記折り曲げ部に粘着材が設けられた、請求項2記載の装飾パネルセット。
  4. 表示パネルと、前記表示パネルの周縁部を覆う枠状のフロントパネルと、前記表示パネルの背面を覆うリアパネルとを備えた映像表示装置の意匠を変更するための装飾パネルセットであって、
    前記表示パネルの周縁部を除く部分における各辺の前側に配置されるとともに、後端部が前記フロントパネルの各辺の内周部と着脱可能に構成された、各辺に対応するクッションと、
    前記フロントパネルの各辺に着脱可能に取り付けられ、かつ、前記フロントパネルの各辺の前面を覆う、各辺に対応する装飾パネルと、
    前記映像表示装置の各辺の前面を覆うとともに、各前記装飾パネルに対応する部分が各前記装飾パネルに着脱可能に取り付けられ、かつ、各前記クッションに対応する部分が各前記クッションに固定された、各辺に対応する光透過性シートと、
    を備え、
    各前記クッションは、隣り合うクッション同士が係合するように構成された、装飾パネルセット。
  5. 前記映像表示装置を支持するスタンドの前側部分の平面視輪郭は、前記装飾パネルの内周部の正面視輪郭よりも小さい、請求項1記載の装飾パネルセット。
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