JP6735928B1 - 光通信システムおよび光通信装置 - Google Patents

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Abstract

本発明にかかる光通信システム(20)は、光通信装置(1−1)と光通信装置(1−2)とを備え、光通信装置(1−1)は、既存ノードであり光信号を出力する光通信装置(10−2)と、既存の光通信システムで用いられる光波長帯域とは異なる第1の光波長帯域の第1の光信号を出力するTRPN(3−1)と、第1の光信号と、光通信装置(10−2)から出力される光信号とを合波して出力するWDM(2−1)と、を備え、光通信装置(1−2)は、光通信装置(1−1)から出力された光信号を、第1の光波長帯域の光信号である第2の光信号と、第1の光波長帯域以外の光波長の信号である第3の光信号と、に分波するWDM(2−2)と、第3の光信号が入力される既存ノードである光通信装置(10−3)と、第2の光信号を受信するTRPN(3−2)と、を備える。

Description

本発明は、OADM(Optical Add Drop Multiplexer:光分岐挿入装置)を有する光通信装置を備える光通信システム、および光通信装置に関する。
近年、無線通信の伝送容量が増加しており今後もますますの増加が期待されている。特に人口密集地域などでは、将来的に無線通信の伝送容量を急激に増加させる必要が生じると予想される。この課題に対応していくためには、無線基地局とユーザ端末間の通信容量の増大だけでなく、基地局間の通信容量増大が必要となってくる。
基地局間の通信で用いられるネットワークとしては、安定性、伝送容量などの観点から、光ファイバを用いる光幹線系ネットワークが期待されている。光幹線系ネットワークは、例えば、特許文献1に示されるような、波長多重光通信方式が採用される。波長多重光通信方式を採用する光幹線系ネットワークでは、バス型もしくはリング型で多数のノードすなわち多数の光通信装置が光ファイバにより形成される光伝送路を介して接続される。
波長多重光通信方式を採用する光幹線系ネットワークでは、各ノードは、光信号の挿入および分岐を行うOADMと光信号の送受信を行うトランスポンダ(Transponder)を備える。各ノードが使用する送受信のための光波長はそれぞれ定められている。各ノードでは、光信号を送信する場合には、トランスポンダが該ノードに対応する光波長の光信号を生成し、OADMがこの光信号を他のノードから受信した光信号と合波して、ノード間を接続する光ファイバへ出力する。各ノードでは、光信号を受信する場合には、OADMが、光ファイバを介して受信した光信号を波長ごとに分波し、分波された光信号のうち該ノードに対応する波長の信号をトランスポンダへ出力する。各ノードがこのような動作を行うことにより、波長多重光通信が行われる。
特開2018−113556号公報
一般的に、OADMは、損失変動、波長変動などが発生した場合も安定した通信ができるように、WSS(Wavelength Selective Switch:波長選択スイッチ)による波長分離制御、光中継器による信号レベルのALC(Automatic Level Control)制御などを実施する。これらの制御を実現するためには、設計段階でOADMの入出力信号に許容される光変調方式、信号光波長帯域などを決めておく必要があり、設計で想定されてない光信号がOADMに入力されると誤作動を引き起こす可能性がある。一方、波長多重光通信方式を採用する光幹線系ネットワークでは、一部の区間だけ伝送容量を増大する要求があることもある。このような場合、一部の区間だけの変更であっても、一部の区間内のノードのOADMを再設計する必要がある。このとき、一部の区間のノード外の既存のノードで受信された光信号は既存のノードの設計で想定されていたものである必要があり、設計者は既存の設計も把握する必要があり、設計の工数を要するという問題がある。一部の区間だけの伝送容量の変更のために再設計を行うことは非効率的であり、既存のOADMを用いて、一部の区間の伝送容量を増加させることができる光通信装置が望まれる。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、既存のOADMを用いて一部の区間の伝送容量を増加させることができる光通信システムを得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかる光通信システムは、第1の光通信装置と第2の光通信装置を備える。第1の光通信装置は、第1の既存ノードを備える。第1の既存ノードは、既に敷設されている既存の光通信システムを構成する光通信装置であって、受信した光信号に対して、光信号の分岐および挿入を行う第1の光分岐挿入装置を備え、第1の光分岐挿入装置を通過した光信号を出力する。第1の光通信装置は、さらに、既存の光通信システムで用いられる光波長帯域とは異なる第1の光波長帯域の第1の光信号を出力する光送信器と、第1の既存ノードから出力される光信号と、第1の光信号とを合波し、合波後の光信号を光伝送路へ出力する合波器と、を備える。第2の光通信装置は、第1の光通信装置から出力された光信号を、光伝送路を介して受信し、受信した光信号を、第1の光波長帯域の光信号である第2の光信号と、第1の光波長帯域以外の光波長の信号である第3の光信号とに分波する分波器、を備える。さらに、第2の光通信装置は、第2の既存ノードと、第2の光信号を受信する光受信器と、を備える。第2の既存ノードは、既存の光通信システムを構成する光通信装置であって、第3の光信号に、光信号の分岐および挿入を行う第2の光分岐挿入装置を備え、第2の光分岐挿入装置を通過した光信号を出力する。
本発明にかかる光通信システムは、既存のOADMを用いて一部の区間の伝送容量を増加させることができるという効果を奏する。
実施の形態1にかかる光通信システムの構成例を示す図 実施の形態1の光通信システムで用いられる光波長の一例を示す図 実施の形態2の光通信システムの構成例を示す図 実施の形態3の光通信システムの構成例を示す図 実施の形態4の光通信システムの構成例を示す図
以下に、本発明の実施の形態にかかる光通信システムおよび光通信装置を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1にかかる光通信システムの構成例を示す図である。本実施の形態の光通信システム20は、例えば、光幹線系ネットワークに適用可能である。なお、本実施の形態の光通信システム20の用途は光幹線系ネットワークに限定されず、各ノードがOADMを備えるシステムであればどのような用途にも適用可能である。
図1に示すように、本実施の形態の光通信システム20は、光通信装置10−1,10−4と、第1の光通信装置である光通信装置1−1と、第2の光通信装置である光通信装置1−2とを備える。光通信装置10−1は光通信装置1−1と光ファイバ30を介して接続され、光通信装置1−1は、光ファイバ30を介して光通信装置1−2と接続される。また、光通信装置1−2は光ファイバ30を介して光通信装置10−4と接続される。光ファイバ30の近傍に示した矢印は該光ファイバ30で伝送される信号の伝送方向を示している。本実施の形態では、図1に示すように、光通信装置10−1から光通信装置10−4へ向かう方向の通信が行われる例について説明する。
本実施の形態の光通信システム20は、既に敷設されている光通信システムである既存の光通信システムの一部の区間の伝送容量を増加させている。具体的には、既存の光通信システムを構成する既存の光通信装置10−1〜10−4のうち、光通信装置10−2,10−3を流用して、それぞれ新規の光通信装置である光通信装置1−1,1−2を構築している。これにより、既存の光通信システムにおける光通信装置10−2と光通信装置10−3との間の区間の伝送容量を増加させることができる。
既存の光通信システムとは、一部の区間の伝送容量を増加させる前の既に敷設されている光通信システムである。図1に示した光通信装置10−1〜10−4は既存の光通信システムを構成する既存の光通信装置である。以下、既存の光通信装置である光通信装置10−1〜10−4を既存ノードとも呼び、光通信装置1−1,1−2を新規ノードとも呼ぶ。なお、図1では、光通信システム20を構成する光通信装置として、既存ノードである光通信装置10−1,10−4と、新規ノードである光通信装置1−1,1−2とを示しているが、既存ノードの数は図1に示した例に限定されない。
図1に示すように、既存ノードである光通信装置10−1は、OADM11−1とトランスポンダ(以下、TRPNと略す)12−1とを備える。OADM11−1は、光伝送路として用いられる光ファイバ30によって伝送された光信号を分波し、分波した信号のうち光通信装置10−1に対応する光波長の光信号をTRPN12−1へ出力する。また、OADM11−1は、TRPN12−1から入力される光信号を、上述した分波により得られた信号のうち、光通信装置10−1に対応する光波長以外の光波長の信号と合波し、合波後の光信号を光ファイバ30へ出力する。このようにして、OADM11−1は、受信した光信号から光通信装置10−1に対応する光波長の光信号を分岐させてTRPN12−1へ出力し、送信する光信号にTRPN12−1から出力される光信号を挿入する。
TRPN12−1は、OADM11−1から入力された光信号を電気信号に変換する。変換により得られる電気信号は、光通信装置10−1内の図示しない制御部へ出力される。または変換により得られる電気信号は、光通信装置10−1に接続される図示しないクライアント装置などへ送信されてもよい。また、図示しない制御部または図示しないクライアント装置などにより生成された電気信号を光通信装置10−1に対応する光波長の光信号に変換し、この光信号をOADM11−1へ出力する。
既存ノードである光通信装置10−4は、図示は省略しているが、光通信装置10−1と同様に、OADMとTRPNとを備える。新規ノードである光通信装置1−1,1−2は、既存ノードである光通信装置10−2,10−3をそれぞれ備える。光通信装置10−1と同様に、既存ノードである光通信装置10−2は、OADM11−2とTRPN12−2とを備え、既存ノードである光通信装置10−3は、OADM11−3とTRPN12−3とを備える。OADM11−2,11−3および光通信装置10−4が備えるOADMの機能は、OADM11−1と同様であるため説明を省略する。TRPN12−2,12−3および光通信装置10−4が備えるTRPNの機能は、TRPN12−1と同様であるため説明を省略する。
新規ノードである光通信装置1−1は、第1の既存ノードである光通信装置10−2と、光信号の合分波を行うWDM(Wavelength Division Multiplexing)フィルタ(図ではWDMと略す)2−1と、TRPN3−1とを備える。新規ノードである光通信装置1−2は、第2の既存ノードである光通信装置10−3と、WDM2−2と、TRPN3−2とを備える。WDM2−1,2−2と、TRPN3−1,3−2とは、光通信装置1−1と光通信装置1−2との間の区間の伝送容量を増加させるため追加された構成要素である。
光通信装置1−1を構成する光通信装置10−2は、受信した光信号に対して、光信号の分岐および挿入を行う第1の光分岐挿入装置であるOADM11−2を備え、OADM11−2を通過した光信号を出力する第1の既存ノードである。TRPN3−1は、既存の光通信システムで用いられる光波長帯域とは異なる第1の光波長帯域の第1の光信号を出力する光送信器である。なお、ここでは、光通信装置1−1が、送受信器であるTRPN3−1を備える例を説明するが、本実施の形態では、光通信装置1−1は第1の光波長帯域の第1の光信号を出力する光送信器を備えていればよい。本実施の形態では、TRPN3−1が光送信器として機能する。WDM2−1は、光通信装置10−2から出力される光信号と、第1の光信号とを合波し、合波後の光信号を光伝送路である光ファイバ30へ出力する合波器である。なお、ここでは、光通信装置1−1が、合分波器であるWDM2−1を備える例を説明するが、本実施の形態では、光通信装置1−1は、合波器を備えていればよい。本実施の形態では、WDM2−1が合波器として機能する。
光通信装置1−2のWDM2−2は、光通信装置1−1から出力された光信号を、光ファイバ30を介して受信し、受信した光信号を、第1の光波長帯域の光信号である第2の光信号と、第1の光波長帯域以外の光波長の信号である第3の光信号とに分波する分波器である。なお、ここでは、光通信装置1−2が、合分波器であるWDM2−2を備える例を説明するが、本実施の形態では、光通信装置1−2は、分波器を備えていればよい。本実施の形態では、WDM2−2が分波器として機能する。光通信装置1−2を構成する光通信装置10−3は、第3の光信号に、光信号の分岐および挿入を行う第2の光分岐挿入装置であるOADM11−3を備え、OADM11−3を通過した光信号を出力する第2の既存ノードである。また、TRPN3−2は、第2の光信号を受信する光受信器である。なお、ここでは、光通信装置1−2が、送受信器であるTRPN3−2を備える例を説明するが、本実施の形態では、光通信装置1−2は第2の光信号を受信する光受信器を備えていればよい。
次に、本実施の形態の動作について説明する。ここで、まず、光通信システム20で用いられる光波長の一例を説明する。図2は、光通信システム20で用いられる光波長の一例を示す図である。図2では、横軸に波長を示し、縦軸に光信号のパワーを示している。図2は、光通信システム20で使用可能な各波長を模式的に示しており、実際に送信される各波長の光信号の波長領域での形状を示すものではない。図2に示す光波長のうち光波長λ〜λは既存の光通信システムで使用可能な光波長である。なお、実際には、各光波長に対応する光信号はある程度の光波長の帯域幅を有している。光通信システム20では、光通信装置1−1と光通信装置1−2の間では、これら光波長λ〜λに加え、さらに追加波長帯域である第1の光波長帯域内の光波長λ,λの光信号を使用可能である。図2では、光通信装置1−1と光通信装置1−2とは光波長λを用いた通信を行うことも可能であり、光波長λ,λの両方を用いて通信を行うことも可能であるが、以下では、光通信装置1−1と光通信装置1−2と光波長λの光信号を用いた通信を行う場合を例に説明する。このように、第1の光波長帯域を追加で使用することで、光通信装置1−1と光通信装置1−2の間の伝送容量を増加させる。なお、図2に示した光波長帯域は一例であり、追加する光波長帯域は、光波長λ〜λより短い光波長帯域であってもよいし、既存の光通信システムで使用されていた光波長λから光波長λまでの間の使用されていなかった光波長帯域のなかに設けられてもよい。なお、追加光波長帯域に含まれる光波長の数は上述した例に限定されず1つ以上であればよい。
このとき、本実施の形態の光通信システム20では、既存ノードである光通信装置10−2,10−3を流用して、第1の光波長帯域の追加を実現する。既存の通信システムでは、図1に示したように、光通信装置10−1,10−2,10−3に、光波長λ〜λのうちそれぞれ光波長λ,λ,λが割り当てられていたとする。したがって、OADM11−1は、光波長λの光信号の分岐および挿入を行う。
光通信装置1−1のOADM11−2は、第1の光波長帯域内の光波長λの光信号の分岐および挿入を行う。さらに、光通信装置1−1では、TRPN3−1は、光通信装置1−2へ送信する電気信号を光波長λの光信号に変換してWDM2−1へ出力する。WDM2−1は、TRPN3−1から出力された光波長λの光信号とOADM11−2から出力される光信号とを合波し、合波後の光信号を光ファイバ30へ出力する。
光通信装置1−2のWDM2−2は、光通信装置1−1から出力された光信号を、光ファイバ30を介して受信し、受信した光信号を分波し、分波した光信号のうち第1の光波長帯域の光信号をTRPN3−2へ出力し、他の光信号をOADM11−3へ出力する。TRPN3−2は、WDM2−2から入力された光信号を電気信号に変換する。これにより、光通信装置1−2は、光通信装置1−1から光波長λの光信号として送信された電気信号を受信することができる。また、OADM11−3は、WDM2−2から入力された光信号に対して、光波長λの光信号の分岐および挿入を行う。OADM11−3から出力される光信号には、追加光波長帯域である第1の光波長帯域の光信号は含まれていない。したがって、既存ノードである光通信装置10−4に、光ファイバ30を介して入力される光信号は、第1の光波長帯域が追加される前と同様である。これにより、光通信装置10−4は、誤動作を誘発せずに既存の光通信システムの場合と同様の通信を行うことができる。
このように、本実施の形態の光通信システム20では、伝送容量の増加の対象外の既存ノードである光通信装置10−1,10−4には、既存の光通信システムで用いられていた光波長の光信号しか入力されない。このため、光通信装置10−1,10−4は、伝送容量の増加前と同様に通信を行うことができる。さらに、本実施の形態の光通信システム20では、光通信装置1−1および光通信装置1−2は、既存の光通信システムと同様の通信を行うことができるとともに、さらに、第1の波長帯域の光信号を用いた通信が可能となる。これにより、光通信装置1−1と光通信装置1−2の間の伝送容量を増加させることができる。
以上のように、本実施の形態では、伝送容量を増加させる区間に対応する光通信装置11,1−2を、既存ノードにWDMとTRPNを追加することにより実現するようにした。これにより、既存のOADMを用いて一部の区間の伝送容量を増加させることができる。したがって、伝送容量を増加させるためにOADMの再設計が不要となるため工数を抑制することができ、既存のOADMを流用することにより新たな光通信装置を導入する必要がない。また、伝送容量を増加させる区間以外の既存ノードは影響を受けないため、伝送容量を増加させる区間以外の既存ノードを新たなノードに入れ替える必要がない。これにより、コストを抑制して、一部の区間の伝送容量を増加させることができる。
なお、図1に示した構成例では、既存ノードと、追加するWDMおよびTRPNとで1つの新規ノードとする例を説明したが、既存ノードと、追加するWDMおよびTRPNとは、既存ノードとは別体であってもよい。
実施の形態2.
図3は、本発明にかかる実施の形態2の光通信システムの構成例を示す図である。実施の形態1では、隣接するノード間の伝送容量を増加する例を説明した。本実施の形態では、隣接しないノード間で、伝送容量を増加させる例を説明する。
図3に示すように、実施の形態2の光通信システム20aは、光通信装置1−1,1−2と、第3の光通信装置である光通信装置4とを備える。光通信装置1−1,1−2は、実施の形態1と同様であるため、説明を省略する。光通信装置1−1は、光ファイバ30を介して光通信装置4と接続される。また、光通信装置4は光ファイバ30を介して光通信装置1−2と接続される。光ファイバ30の近傍に示した矢印は該光ファイバ30で伝送される信号の伝送方向を示している。図示は省略しているが、光通信装置1−1は、上流側で、実施の形態1と同様に光ファイバ30を介して光通信装置10−1と接続され、光通信装置1−2は、下流側で、実施の形態1と同様に光ファイバ30を介して光通信装置10−4と接続される。
本実施の形態では、既存の光通信システムにおける光通信装置10−2と光通信装置1−3との間の区間の伝送容量を増加させるために、実施の形態1と同様に、光通信装置10−2,10−3をそれぞれ流用して光通信装置1−1,1−2を構築している。一方、本実施の形態では、実施の形態1と異なり、既存の光通信システムにおいて、光通信装置10−2と光通信装置10−3との間には、既存ノードである光通信装置10−5が存在する。光通信装置10−5の構成は、実施の形態1の光通信装置10−1と同様である。
光通信装置1−1および光通信装置1−2を用いると、実施の形態1と同様に光通信装置1−1と光通信装置1−2との間の区間の伝送容量を既存の光通信システムより増加させることができるが、それだけでは光通信装置10−5に、追加された光波長を含む光信号が入力される。追加された光波長を含む光信号を受信しても誤動作を生じさせないようにするには、光通信装置10−5のOADMの設計変更が必要になる。本実施の形態では、光通信装置10−5のOADMの設計変更を要せずに、光通信装置1−1と光通信装置1−2との間の区間の伝送容量を増加させるために、光通信装置10−5を流用した光通信装置4を用いる。
光通信装置4は、図3に示すように、第3の既存ノードである光通信装置10−5と、WDM5,6と、光中継器7とを備える。WDM5,6は、WDM2−1,2−2と同様に、光信号の合分波を行う。
詳細には、WDM5は、第1の光通信装置から出力された光信号を、光ファイバ30を介して受信し、受信した光信号を、第1の波長帯域の光信号である第4の光信号と、第1の光波長帯域以外の光波長の信号である第5の光信号に分波する分波器である。WDM5は、分波した光信号のうち第1の波長帯域の光信号を光中継器7へ出力し、他の光信号を光通信装置10−5へ出力する。第3の既存ノードである光通信装置10−5は、第5の光信号に、光信号の分岐および挿入を行う図示を省略した第3の光分岐挿入装置を備え、第3の光分岐挿入装置を通過した光信号を出力する。光中継器7は、入力された光信号損失を補償するための動作を行い、損失の補償が施された光信号を出力する。すなわち、光中継器7は、第4の光信号に対して損失補償を行って出力する。WDM6は、光中継器7から出力される光信号と、光通信装置10−5から出力される光信号とを合波し、合波後の光信号を光ファイバ30へ出力する。このように、光通信装置4は、通過された光波長の光信号を中継する光中継装置としての機能を有する。
光通信装置1−2は、光通信装置1−1から出力された光信号を、光通信装置4および光ファイバ30を介して受信する。光通信装置4から出力された光信号を受信した光通信装置1−2の動作は実施の形態1と同様である。なお、上述した例では、光通信装置1−1と光通信装置1−2との間に、既存ノードである光通信装置10−5が存在する例を説明したが、光通信装置10−5の替わりに光信号を中継する光中継装置が存在する場合に、同様に、該光中継装置にWDM5,6と、光中継器7とを追加してもよい。また、光通信装置1−1と光通信装置1−2との間に、伝送容量を増加させない複数の既存ノードが存在する場合には、これらの既存ノードに同様にWDM5,6と、光中継器7とを追加することができる。なお、光中継器7については、必須ではない。例えば、光信号の損失が問題にならないような場合には、光通信装置1−1と光通信装置1−2との間の既存ノードに、光中継器7を追加せずにWDM5,6を追加してもよい。
以上のように、本実施の形態では、既存ノードである光通信装置10−2,10−5,10−3には、既存の光通信システムで想定されていない光波長の光信号、すなわち追加された光波長の光信号は入力されない。このため、既存ノード同士の通信において誤動作を引き起こすことはなく、既存の光通信システムと同等の通信が可能となる。光通信装置1−1のTRPN3−1から出力された光信号は、WDM5によって分波されることにより既存ノードである光通信装置10−5を迂回して光通信装置1−2へ到着する。このため、実施の形態1と同様に、光通信装置1−1と光通信装置1−2とは、追加された光波長の光信号を用いて通信を行うことができる。したがって、光通信装置1−1と光通信装置1−2との間に既存ノードが存在する場合でも、既存ノードのOADMの設計変更を要せずに、既存のOADMを使用して、低コストで、光通信装置1−1と光通信装置1−2との間の伝送容量の増加を実現することができる。また、追加された光波長の光信号が迂回する経路に光中継器7を設けることで、光通信装置1−1と光通信装置1−2との間での信号損失が大きい場合でも、損失を補償することができる。
実施の形態3.
図4は、本発明にかかる実施の形態3の光通信システムの構成例を示す図である。実施の形態1および実施の形態2では、一方向すなわち片方向の通信を行う例について説明した。本実施の形態では、双方向通信を実現する例を説明する。
図4に示すように、光通信システム20bは、光通信装置10−4と、第1の光通信装置である光通信装置1a−1と、第2の光通信装置である光通信装置1a−2とを備える。なお、光通信システム20bは、光通信装置10−2〜10−4と同様の構成の光通信装置10−1を備えるが、図4では図示を省略している。本実施の形態では、既存の光通信システムを構成する既存の光通信装置10−1〜10−4のうち、光通信装置10−2,10−3を流用して、それぞれ新規の光通信装置である光通信装置1a−1,1a−2を構築している。図示しない光通信装置10−1は光通信装置1a−1と光ファイバ30を介して接続され、光通信装置1a−1は、光ファイバ30を介して光通信装置1a−2と接続される。また、光通信装置1a−2は光ファイバ30を介して光通信装置10−4と接続される。光ファイバ30の近傍に示した矢印は該光ファイバ30で伝送される信号の伝送方向を示している。
図4に示すように、光通信システム20bは、信号の伝送方向ごとに光ファイバ30を設けている。すなわち、本実施の形態では、光通信装置1a−1から光通信装置1a−2へ向かう方向の光信号は第1の光伝送路である光ファイバ30を介して伝送され、光通信装置1a−2から光通信装置1a−1へ向かう方向の光信号は第2の光伝送路である光ファイバ31を介して伝送される。また、既存ノードである光通信装置10−1〜10−4は、二入力二出力を実現可能であり、これにより双方向通信を行うことができる。
図4に示すように、光通信装置1a−1は、既存ノードである光通信装置10−2と、WDM2−1,8−1と、TRPN3−1とを備える。TRPN3−1は、送信ポート31−1と受信ポート32−1とを備え、送信する電気信号を光信号に変換する機能と、受信した光信号を電気信号に変換する機能とを有する。TRPN3−1は、実施の形態1の光送信器としての機能を有するとともに、送受信が可能な第1の光送受信器である。また、本実施の形態では、光通信装置1a−1のWDM2−1は、第1の合波器である。
光通信装置1a−2は、既存ノードである光通信装置10−3と、WDM2−2,8−2と、TRPN3−2とを備える。TRPN3−2は、TRPN3−1と同様に、送信ポート31−2と受信ポート32−2とを備え、送信する電気信号を光信号に変換する機能と、受信した光信号を電気信号に変換する機能とを有する。TRPN3−2は、実施の形態1の光受信器としての機能を有するとともに、送受信が可能な第2の光送受信器である。第2の光送受信器であるTRPN3−2は、第1の波長帯域内の光波長λの第5の光信号を出力する。本実施の形態では、光通信装置1a−2のWDM2−2は、第1の分波器である。
また、本実施の形態の光通信装置1a−2のWDM8−2は、第2の光伝送路である光ファイバ31を介して第2の既存ノードで受信されて第2の既存ノードから出力された光信号と、第5の光信号とを合波し、合波後の光信号を前記第2の光伝送路へ出力する第2の合波器である。本実施の形態の光通信装置1a−1のWDM8−1は、光通信装置1a−2から出力された光信号を、光ファイバ30を介して受信し、受信した光信号を、第1の波長帯域の信号である第6の光信号と、第1の波長帯域以外の光波長の信号である第7の光信号とに分波する第2の分波器である。
光通信装置1a−1が光通信装置1a−2へ光信号を送信するときの動作は、実施の形態1の光通信装置1−1が光通信装置1−2へ光信号を送信するときの動作と同様であるため説明を省略する。以下、光通信装置1a−2が光通信装置1a−1へ光信号を送信するときの動作を説明する。
光通信装置1a−2のOADM11−3は、光波長λの光信号の分岐および挿入を行う。光通信装置1a−2では、TRPN3−2は、光通信装置1a−1へ送信する電気信号を光波長λの光信号に変換してからWDM8−2へ出力する。WDM8−2は、TRPN3−2から出力された光波長λの光信号とOADM11−3から出力される光信号とを合波し、合波後の光信号を光ファイバ31へ出力する。
光通信装置1a−1では、WDM8−1は、光通信装置1a−2から出力された光信号を、光ファイバ31を介して受信し、受信した光信号を、第1の波長帯域の信号である第6の光信号と、他の光信号である第7の光信号とに分波する。WDM8−1は、第1の波長帯域の光信号をTRPN3−1へ出力し、他の光信号をOADM11−2へ出力する。TRPN3−1は、WDM8−1から入力された光信号を電気信号に変換する。これにより、光通信装置1a−1から光通信装置1a−2へ向かう方向だけでなく、光通信装置1a−2から光通信装置1a−1へ向かう方向の通信においても、光波長を追加することができる。
以上のように、本実施の形態では、双方向通信を行う場合に、双方向で光波長を追加することができる。これにより、実施の形態1と同様の効果が得られるとともに、実施の形態1に比べより効率的な通信を行うことができる。なお、図4に示した例では、隣接する光通信装置間の伝送容量を増加させる例を示したが、伝送容量を増加させる光通信装置間に既存ノードが存在する場合には、実施の形態2と同様に、WDMと光中継器を追加することで、既存ノードに入力される光信号を変更せずに、伝送容量の増加を実現することができる。具体的には、光通信装置1a−1から光通信装置1a−2へ向かう方向に関しては実施の形態2で述べたWDM5,6および光中継器7を追加する。光通信装置1a−2から光通信装置1a−1へ向かう方向に関しても、同様に、2つのWDMと光中継器を追加することにより、追加した光波長の光信号を迂回させる。これにより、実施の形態2と同様に、光通信装置1a−1と光通信装置1a−2の間に既存ノードが存在する場合でも、損失を補償して双方向通信を行うことができる。光通信装置1a−1と光通信装置1a−2の間に光中継装置が存在する場合にも、実施の形態2と同様に、各方向に2つのWDMと光中継器を追加すればよい。
実施の形態4.
図5は、本発明にかかる実施の形態4の光通信システムの構成例を示す図である。実施の形態3では、方向ごとの光ファイバ30を用いた双方向通信について説明した。本実施の形態では、1本の光ファイバ30で双方向の信号を伝送することで、光ファイバ1本あたりの伝送容量を実施の形態4に比べて向上させることができる方式について説明する。
図5に示すように、光通信システム20cは、第1の光通信装置である光通信装置1b−1と、第2の光通信装置である1b−2とを備える。なお、光通信システム20cは、実施の形態1と同様に光通信装置10−1,10−4を備えるが、図5では図示を省略している。
本実施の形態では、既存の光通信システムを構成する既存の光通信装置10−1〜10−4のうち、光通信装置10−2,10−3を流用して、それぞれ新規の光通信装置である光通信装置1b−1,1b−2を構築している。既存ノードである光通信装置10−1〜10−4は、1本の光ファイバ30を用いた双方向の通信を行うことが可能である。図示しない光通信装置10−1は光通信装置1b−1と光ファイバ30を介して接続され、光通信装置1b−1は、光ファイバ30を介して光通信装置1b−2と接続される。また、光通信装置1b−2は光ファイバ30を介して図示しない光通信装置10−4と接続される。光ファイバ30の近傍に示した矢印は該光ファイバ30で伝送される信号の伝送方向を示している。
図5に示すように、光通信装置1b−1は、既存ノードである光通信装置10−2と、WDM2−1と、サーキュレータ9−1と、TRPN3−1とを備える。TRPN3−1は、実施の形態4のTRPN3−1と同様である。TRPN3−1は、実施の形態1の光送信器としての機能を有するとともに、送受信が可能な第1の光送受信器である。また、本実施の形態では、光通信装置1b−1のWDM2−1は、実施の形態1の合波器としての機能を有するとともに合分波が可能な第1の合分波器である。
光通信装置1b−2は、既存ノードである光通信装置10−3と、WDM2−2と、サーキュレータ9−2と、TRPN3−2とを備える。TRPN3−2は、実施の形態4のTRPN3−2と同様である。TRPN3−2は、実施の形態1の光受信器としての機能を有するとともに、送受信が可能な第2の光送受信器である。また、本実施の形態では、光通信装置1b−2のWDM2−2は、実施の形態1の分波器としての機能を有するとともに合分波が可能な第2の合分波器である。
光通信装置1b−1のOADM11−2は、光波長λの光信号の分岐および挿入を行う。光通信装置1b−1では、TRPN3−1から出力される光信号は送信ポート31−1を介してサーキュレータ9−1に入力される。サーキュレータ9−1は、TRPN3−1から入力された光信号をWDM2−1へ出力する第1のサーキュレータである。WDM2−1は、サーキュレータ9−1から入力された光信号と、OADM11−2から出力される光信号とを合波し、合波した光信号を光ファイバ30へ出力する。
WDM2−1から出力された光信号は光ファイバ30を介して、光通信装置1b−1のWDM2−2に入力される。WDM2−2は、実施の形態1のWDM2−2と同様に、入力された光信号を分波し、第1の波長帯域の光信号をサーキュレータ9−2へ出力し、他の光信号をOADM11−3へ出力する。サーキュレータ9−2は、WDM2−2から入力された光信号をTRPN3−2の受信ポート32−2へ出力する第2のサーキュレータである。TRPN3−2は、受信ポート32−2から入力された光信号を電気信号に変換する。以上により、光通信装置1b−1から光通信装置1b−2への、追加された光波長である光波長λの光信号を用いた通信が可能となる。
光通信装置1b−2から光通信装置1b−1へ光波長λの光信号を用いた通信を行う場合には、光通信装置1b−2では、TRPN3−2から出力される光波長λの光信号である第5の光信号は送信ポート31−2を介してサーキュレータ9−2に入力される。サーキュレータ9−2は、TRPN3−2から入力された光信号をWDM2−2へ入力する。WDM2−2は、サーキュレータ9−2から入力された光信号と、OADM11−3から出力される光信号とを合波し、合波した光信号を光ファイバ30へ出力する。すなわち、WDM2−2は、光ファイバ30を介して光通信装置10−3で受信されて光通信装置10−3から出力された光信号と、サーキュレータ9−2から出力される光信号とを合波し、合波後の光信号を光ファイバ30へ出力する第2の合波器である。
WDM2−2から出力された光信号は光ファイバ30を介して、光通信装置1b−1のWDM2−1に入力される。WDM2−1は、入力された光信号を分波し、第1の波長帯域の光信号をサーキュレータ9−1へ出力し、他の光信号をOADM11−2へ出力する。すなわち、WDM2−1は、光通信装置1b−2から出力された光信号を、光ファイバ30を介して受信し、受信した光信号を、第1の波長帯域の光信号である第6の光信号と、第1の波長帯域以外の光波長の信号である第7の光信号に分波する第2の分波器である。WDM2−1は、第6の光信号をサーキュレータ9−1へ出力し、第7の光信号を光通信装置10−2へ出力する。サーキュレータ9−1は、WDM2−1から入力された光信号をTRPN3−1の受信ポート32−1へ出力する。TRPN3−1は、受信ポート32−1から入力された光信号を電気信号に変換する。以上により、光通信装置1b−2から光通信装置1b−1への、第1の波長帯域内の光波長λの光信号を用いた通信が可能となる。
以上述べたとおり、本実施の形態では、光通信装置1b−1では、WDM2−1で分波された光信号は、サーキュレータ9−1により、送信ポート31−1とは異なる受信ポート32−1に入力される。光通信装置1b−2においても同様の動作が行われる。これにより、光通信装置1b−1と光通信装置1b−2とは、1本の一芯の光ファイバ30を用いて、送信受信ともに同一波長であっても、追加した第1の波長帯域内の光波長λの光信号を用いた双方向通信が可能となる。これにより、実施の形態4と同様の効果が得られるとともに、実施の形態4に比べて光ファイバ30の伝送効率を向上させることができる。これにより、実施の形態4に比べ低コストで伝送容量を増加させることができる。
なお、図5に示した例では、隣接する光通信装置間の伝送容量を増加させる例を示したが、伝送容量を増加させる光通信装置間に既存ノードが存在する場合には、実施の形態2と同様に、WDMと光中継器を追加することで、既存ノードに入力される光信号を変更せずに、伝送容量の増加を実現することができる。具体的には、実施の形態2と同様に、既存ノードにWDM5,6および光中継器7を追加すればよい。
以上の実施の形態に示した構成は、本発明の内容の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
1−1,1−2,1a−1,1a−2,1b−1,1b−2,10−1〜10−5 光通信装置、2−1,2−2,5,6,8−1,8−2 WDM、3−1,3−2,12−1,12−2 TRPN、9−1,9−2 サーキュレータ、11−1〜11−3 OADM、20,20a,20b,20c 光通信システム、30,31 光ファイバ、31−1,31−2 送信ポート、32−1,32−2 受信ポート。

Claims (6)

  1. 第1の光通信装置と第2の光通信装置を備え、
    前記第1の光通信装置は、
    既に敷設されている既存の光通信システムを構成する光通信装置であって、受信した光信号に対して、光信号の分岐および挿入を行う第1の光分岐挿入装置を備え、前記第1の光分岐挿入装置を通過した光信号を出力する第1の既存ノード、
    を備え、
    前記第1の光通信装置は、前記第1の既存ノードの敷設後に、前記第1の既存ノードに、
    前記既存の光通信システムで用いられる光波長帯域とは異なる第1の光波長帯域の第1の光信号を出力する光送信器と、
    前記第1の既存ノードから出力される光信号と、前記第1の光信号とを合波し、合波後の光信号を光伝送路へ出力する合波器と、
    が追加されたものであり、
    前記第2の光通信装置は、
    前記既存の光通信システムを構成する光通信装置である第2の既存ノード、
    を備え、
    前記第2の光通信装置は、前記第2の既存ノードの敷設後に、前記第2の既存ノードに、
    前記第1の光通信装置から出力された光信号を、前記光伝送路を介して受信し、受信した光信号を、前記第1の光波長帯域の光信号である第2の光信号と、前記第1の光波長帯域以外の光波長の信号である第3の光信号とに分波する分波器と、
    前記第2の光信号を受信する光受信器と、
    が追加されたものであり、
    前記第2の既存ノードは、前記第3の光信号に、光信号の分岐および挿入を行う第2の光分岐挿入装置を備え、前記第2の光分岐挿入装置を通過した光信号を出力することを特徴とする光通信システム。
  2. 前記第1の光通信装置と前記第2の光通信装置との間に設置された第3の光通信装置を備え、
    前記第3の光通信装置は、
    前記既存の光通信システムを構成する光通信装置である第3の既存ノード、
    を備え、
    前記第3の光通信装置は、前記第3の既存ノードの敷設後に、前記第3の既存ノードに、
    前記第1の光通信装置から出力された光信号を、前記光伝送路を介して受信し、受信した光信号を、前記第1の光波長帯域の信号である第4の光信号と、前記第1の光波長帯域以外の光波長の信号である第5の光信号に分波する分波器と、
    前記第4の光信号に対して損失補償を行って出力する光中継器と、
    前記光中継器から出力される光信号と、前記第3の既存ノードから出力される光信号とを合波し、合波後の光信号を前記光伝送路へ出力する合波器と、
    が追加されたものであり、
    前記第3の既存ノードは、前記第5の光信号に、光信号の分岐および挿入を行う第3の光分岐挿入装置を備え、前記第3の光分岐挿入装置を通過した光信号を出力し、
    前記第2の光通信装置は、前記第1の光通信装置から出力された光信号を、前記第3の光通信装置および前記光伝送路を介して受信することを特徴とする請求項1に記載の光通信システム。
  3. 前記第1の光通信装置から前記第2の光通信装置へ向かう方向の光信号は前記光伝送路である第1の光伝送路を介して伝送され、前記第2の光通信装置から前記第1の光通信装置へ向かう方向の光信号は第2の光伝送路を介して伝送され、
    前記第1の光通信装置の前記光送信器は、送受信が可能な第1の光送受信器であり、
    前記第1の光通信装置の前記合波器は、第1の合波器であり、
    前記第2の光通信装置の前記光受信器は、送受信が可能な第2の光送受信器であり、
    前記第2の光通信装置の前記分波器は、第1の分波器であり、
    前記第2の光送受信器は、前記第1の光波長帯域の第5の光信号を出力し、
    前記第2の光通信装置は、前記第2の光伝送路を介して前記第2の既存ノードで受信されて前記第2の既存ノードから出力された光信号と、前記第5の光信号とを合波し、合波後の光信号を前記第2の光伝送路へ出力する第2の合波器を備え、
    前記第1の光通信装置は、前記第2の光通信装置から出力された光信号を、前記第2の光伝送路を介して受信し、受信した光信号を、前記第1の光波長帯域の信号である第6の光信号と、前記第1の光波長帯域以外の光波長の信号である第7の光信号とに分波し、前記第7の光信号を前記第1の既存ノードへ出力し、前記第6の光信号を前記第1の光送受信器へ出力する第2の分波器を備えることを特徴とする請求項1または2に記載の光通信システム。
  4. 前記第1の光通信装置から前記第2の光通信装置へ向かう第1の方向の光信号と、前記第2の光通信装置から前記第1の光通信装置へ向かう第2の方向の光信号とは、前記光伝送路を介して伝送され、
    前記第1の光通信装置の前記光送信器は、送受信が可能な第1の光送受信器であり、
    前記第1の光通信装置の前記合波器は、合分波が可能な第1の合分波器であり、
    前記第1の光通信装置は、前記第1の光送受信器から出力される前記第1の光信号を前記第1の合分波器へ出力する第1のサーキュレータを備え、
    前記第2の光通信装置の前記光受信器は、送受信が可能な第2の光送受信器であり、
    前記第2の光通信装置の前記分波器は、合分波が可能な第2の合分波器であり、
    前記第2の光通信装置は、前記第2の合分波器から出力される前記第2の光信号を前記第2の光送受信器へ出力する第2のサーキュレータを備え、
    前記第2の既存ノードは、前記第2の方向の光信号を前記第2の光分岐挿入装置により受信し、前記第2の光分岐挿入装置を通過した前記第2の方向の光信号を出力し、
    前記第2の光送受信器は、前記第1の光波長帯域の第5の光信号を前記第2のサーキュレータへ出力し、
    前記第2のサーキュレータは、前記第5の光信号を前記第2の合分波器へ出力し、
    前記第2の合分波器は、前記光伝送路を介して前記第2の既存ノードで受信されて前記第2の既存ノードから出力された前記第2の方向の光信号と、前記第2のサーキュレータから出力される光信号とを合波し、合波後の光信号を前記光伝送路へ出力し、
    前記第1の合分波器は、前記第2の光通信装置から出力された光信号を、前記光伝送路を介して受信し、受信した光信号を、前記第1の光波長帯域の光信号である第6の光信号と、前記第1の光波長帯域以外の光波長の信号である第7の光信号に分波し、前記第6の光信号を前記第1のサーキュレータへ出力し、前記第7の光信号を前記第1の既存ノードへ出力し、
    前記第1のサーキュレータは、前記第6の光信号を前記第1の光送受信器へ出力し、
    前記第1の既存ノードの前記第1の光分岐挿入装置は、前記第7の光信号に、光信号の分岐および挿入を行って出力することを特徴とする請求項1に記載の光通信システム。
  5. 前記第1の光通信装置から前記第2の光通信装置へ向かう第1の方向の光信号と、前記第2の光通信装置から前記第1の光通信装置へ向かう第2の方向の光信号とは、前記光伝送路を介して伝送され、前記第1の光通信装置は、前記第2の光通信装置から出力された光信号を、前記第3の光通信装置および前記光伝送路を介して受信し、
    前記第1の光通信装置の前記光送信器は、送受信が可能な第1の光送受信器であり、
    前記第1の光通信装置の前記合波器は、合分波が可能な第1の合分波器であり、
    前記第1の光通信装置は、前記第1の光送受信器から出力される前記第1の光信号を前記第1の合分波器へ出力する第1のサーキュレータを備え、
    前記第2の光通信装置の前記光受信器は、送受信が可能な第2の光送受信器であり、
    前記第2の光通信装置の前記分波器は、合分波が可能な第2の合分波器であり、
    前記第2の光通信装置は、前記第2の合分波器から出力される前記第2の光信号を前記第2の光送受信器へ出力する第2のサーキュレータを備え、
    前記第2の既存ノードは、前記第2の方向の光信号を前記第2の光分岐挿入装置により受信し、前記第2の光分岐挿入装置を通過した前記第2の方向の光信号を出力し、
    前記第2の光送受信器は、前記第1の光波長帯域の第5の光信号を前記第2のサーキュレータへ出力し、
    前記第2のサーキュレータは、前記第5の光信号を前記第2の合分波器へ出力し、
    前記第2の合分波器は、前記光伝送路を介して前記第2の既存ノードで受信されて前記第2の既存ノードから出力された前記第2の光信号と、前記第2のサーキュレータから出力される光信号とを合波し、合波後の光信号を前記光伝送路へ出力し、
    前記第1の合分波器は、前記第2の光通信装置から出力された前記第2の光信号を、前記光伝送路を介して受信し、受信した光信号を、前記第1の光波長帯域の光信号である第6の光信号と、前記第1の光波長帯域以外の光波長の信号である第7の光信号に分波し、前記第6の光信号を前記第1のサーキュレータへ出力し、前記第7の光信号を前記第1の既存ノードへ出力し、
    前記第1のサーキュレータは、前記第6の光信号を前記第1の光送受信器へ出力し、
    前記第1の既存ノードの前記第1の光分岐挿入装置は、前記第7の光信号に、光信号の分岐および挿入を行って出力し、
    前記第3の光通信装置の前記合波器は、合分波が可能な第3の合分波器であり、
    前記第3の光通信装置の前記分波器は、合分波が可能な第4の合分波器であり、
    前記第3の合分波器は、前記第2の光通信装置から出力された前記第2の方向の光信号を、前記光伝送路を介して受信し、受信した光信号を、前記第1の光波長帯域の信号である第8の光信号と、前記第1の光波長帯域以外の光波長の信号である第9の光信号に分波し、
    前記第3の既存ノードの前記第3の光分岐挿入装置は、前記第9の光信号に、光信号の分岐および挿入を行って出力し、
    前記光中継器は、前記第8の光信号に対して損失補償を行って出力し、
    前記第4の合分波器は、前記光中継器から出力される損失補償された前記第8の光信号と、前記第3の光分岐挿入装置により光信号の分岐および挿入が行われた前記第9の光信号と、を合波し、合波後の光信号を前記光伝送路へ出力することを特徴とする請求項2に記載の光通信システム。
  6. 既に敷設されている既存の光通信システムを構成する光通信装置であって、受信した光信号に、光波長の光信号の分岐および挿入を行う光分岐挿入装置を備え、前記光分岐挿入装置を通過した光信号を出力する既存ノード、
    を備え、
    前記既存ノードの敷設後に、前記既存ノードに
    前記既存の光通信システムで用いられる光波長帯域とは異なる光波長の光信号を出力する光送信器と、
    前記光送信器から出力される光信号と、前記既存ノードから出力される光信号とを合波し、合波後の光信号を光伝送路へ出力する合波器と、
    が追加されたものであることを特徴とする光通信装置。
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