JP6735556B2 - 断熱方法 - Google Patents

断熱方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6735556B2
JP6735556B2 JP2015249550A JP2015249550A JP6735556B2 JP 6735556 B2 JP6735556 B2 JP 6735556B2 JP 2015249550 A JP2015249550 A JP 2015249550A JP 2015249550 A JP2015249550 A JP 2015249550A JP 6735556 B2 JP6735556 B2 JP 6735556B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat insulating
insulating material
heat
powder
exterior
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2015249550A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017115925A (ja
Inventor
徹志 山下
徹志 山下
正季 堀切
正季 堀切
正美 近藤
正美 近藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2015249550A priority Critical patent/JP6735556B2/ja
Publication of JP2017115925A publication Critical patent/JP2017115925A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6735556B2 publication Critical patent/JP6735556B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Building Environments (AREA)
  • Thermal Insulation (AREA)

Description

本発明は、断熱方法に関し、詳しくは、外部と、外装により囲まれた内部と、を断熱する断熱方法に関する。
従来、外装によって囲まれた内部(例えば、建物の内部やコンテナの内部等)を外部から断熱する場合、外装に断熱材が設けられる。
例えば、特許文献1には、既存外装材の屋外側に通気胴縁を配設し、既存外装材の屋外側にグラスウールやロックウール等が袋体に収容された断熱材を配設し、新たな外壁における新外装材を通気胴縁に取り付ける断熱方法が提案されている。
このような断熱方法によれば、新外装材の内部にグラスウールやロックウール等の断熱材を配設できる。
特開2014−218814号公報
しかしながら、特許文献1の断熱材は、袋体に収容されたグラスウールやロックウール等の繊維系断熱材であるため嵩張り、取り付けに手間が掛かっていた。
本発明は、容易に断熱性能を向上できる断熱方法を提供することを目的とする。
(1) 外部と、外装により囲まれた内部と、を断熱する断熱方法であって、
粒状体金属Si及びAl粉を合成樹脂に混入した断熱材を、前記内部に面する板材に80〜200g/m2塗布し、
前記断熱材は、板材の一方の面にのみ塗布され、
前記断熱材が塗布された前記板材を、前記断熱材が塗布された面を内部側に向けて取り付けられる断熱方法。
(1)の発明によれば、粒状体金属Si及びAl粉を合成樹脂に混入した断熱材を、内部に面するように配置することで、外装の断熱性能を向上できる。
これにより、粒状体金属Si及びAl粉を合成樹脂に混入した断熱材を内部に面するように配置するだけで、外装により囲まれた内部の温度は、外部の温度の影響を受けにくくなる。
したがって、容易に断熱性能を向上できる断熱方法を提供できる。
また、断熱材を板材の一方の面にのみ塗布し、この断熱材を塗布した板材を、断熱材が塗布された面を内部側に向けて取り付けることで、より断熱性能が向上する。
(2) 前記断熱材において、
前記Al粉は、前記粒状体金属Siの重量比10%であり、
前記粒状体金属Si及び前記Al粉と、前記合成樹脂とは、体積比15:30で配合されている(1)に記載の断熱方法。
(2)の発明によれば、断熱材の配合において、Al粉を粒状体金属Siの重量比10%とし、これら金属と合成樹脂との体積比を15:30で配合することで、より断熱性能が向上する。
本発明によれば、容易に断熱性能を向上できる断熱方法を提供できる。
本発明の実施形態に係る断熱方法により形成された断熱構造を説明する図である。 本発明の実施形態に係る断熱方法により形成された断熱構造を説明する図である。 実施例1のサンプル1,2の時間経過おける温度の測定結果を示す図である。 図3に示す測定結果の数値をグラフで示した図である。 実施例1のサンプル1,2の温度差を示す図である。 図5に示す温度差の数値をグラフで示した図である。 実施例2における建物を模式的に示した図である。 実施例2のサンプル3の時間経過おける温度の測定結果をグラフで示した図である。 実施例2のサンプル4の時間経過おける温度の測定結果をグラフで示した図である。
以下、本発明の実施形態について説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。また、以下の実施形態の説明にあたって、同一構成要件については同一符号を付し、その説明を省略もしくは簡略化する。
図1及び図2は、本発明の実施形態に係る断熱方法により形成された断熱構造を説明する図である。
本発明の実施形態に係る断熱方法は、外部と、外装10により囲まれた内部と、を断熱する断熱構造1を形成する。具体的には、本実施形態に係る断熱方法は、例えば、建物(畜産用の畜舎、住戸、工場、農作物を内部で耕作するビニールハウス等)の外装10(例えば、屋根、外壁等)に断熱材20を配置して断熱性能を向上させるものである。なお、本実施形態に係る断熱方法は、建物に限らず、例えば、内部の温度を所定範囲の温度に保ちたいコンテナ、輸送車両の荷台等にも適用することができる。
本実施形態に係る断熱方法は、粒状体金属Si及びAl粉を合成樹脂に混入した断熱材20を、外装10に配置して、断熱構造1を形成する。
本実施形態に係る断熱材20に混入される金属Siとしては、42メッシュのフルイを通した、いわゆる42メッシュアンダーの粒状のものが使用される。
また、本実施形態に係る断熱材20に混入されるAl粉としては、150メッシュアンダーの粒状(ミナルコ株式会社製#245のアルミ粉、粒度分布Wt%・150μm max5%-75μm max30%)のものが使用される。
そして、この金属SiにAl粉を加えて攪拌し、合成樹脂に加えよく攪拌を行なう。この際、粒状体金属Si及びAl粉と、合成樹脂とは、体積比15:30で配合されていることが望ましい。
また、本実施形態に係る合成樹脂としては、例えば、水溶性樹脂、水分散性樹脂、溶剤可溶形樹脂、無溶剤形樹脂、非水分散形樹脂等又はこれらを複合したもの等が挙げられる。本実施形態では特に、水溶性樹脂及び/または水分散性樹脂が望ましい。具体的には、アクリル樹脂が使用され、その他、エチレン樹脂、酢酸ビニル樹脂、ポリエステル樹脂、アルキッド樹脂、塩化ビニル樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、シリコーン樹脂、アクリルシリコーン樹脂、フッ素樹脂、セルロース、ポリビニルアルコール等を使用してもよい。
本実施形態に係る断熱方法は、図1に示すように、上記のように生成した断熱材20を、外装10に塗布することで配置する。又は、図2に示すように、上記のように生成した断熱材20を、板材25(例えば、ベニヤ板、トタン板等)の一方の面にのみ塗布し、断熱材20が塗布された板材25を外装10から所定間隔(例えば、5cm〜10cm)の隙間を設け、胴縁15等を介して、断熱材20が塗布された面を内部側に向けて取り付け配置する。また、本実施形態に係る断熱方法は、屋根の最も高い位置から所定間隔(例えば、30cm〜150cm)の隙間を設け、天井を支持する部材等を介して、断熱材20が塗布された面を内部側に向けて天井のように取り付け配置してもよい。
また、断熱材20は、外装10又は板材25に、80〜200g/m(望ましくは、略151g/m:6.6mに対して1000g)塗布される。
実施例1では、上面が開放された箱の上面に、本実施形態に係る断熱材20を90平方cm塗布したトタン板である板材25を被せ、これらを日光が当たる位置に配置し、時間経過における温度変化を測定した。
サンプル1は、断熱材20を塗布した面を、外部に向けて、箱の上面に被せたものである。
サンプル2は、断熱材20を塗布した面を、内部に向けて、箱の上面に被せたものである。
図3は、実施例1のサンプル1,2の時間経過おける温度の測定結果を示す図である。
図4は、図3に示す測定結果の数値をグラフで示した図である。
図5は、実施例1のサンプル1,2の温度差を示す図である。
図6は、図5に示す温度差の数値をグラフで示した図である。
図3〜6において、T1〜T4は、以下のとおりである。
T1は、サンプル1(断熱材20を塗布した面を外部側に向けた場合)の表面の温度である。
T2は、サンプル1(断熱材20を塗布した面を外部側に向けた場合)の箱内部(T1の位置から2cm下)の温度である。
T3は、サンプル2(断熱材20を塗布した面を内部側に向けた場合)の表面の温度である。
T4は、サンプル2(断熱材20を塗布した面を内部側に向けた場合)の箱内部(T3の位置から2cm下)の温度である。
また、外気は、外部における日陰の気温である。
図3〜6に示すように、サンプル1(断熱材20を塗布した面を外部側に向けた場合)より、サンプル2(断熱材20を塗布した面を内部側に向けた場合)の方が、表面の温度及び箱内部の温度がともに低い。
よって、断熱材20を塗布した面を、内部に向けて配置した方が、断熱材20を塗布した面を、外部に向けて配置した場合に比べ、断熱効果が大きいことが確認できた。
実施例2では、屋根がスレート葺きの建物において、屋根の一番高いところから1m下に、本実施形態に係る断熱材20(図2参照)を塗布した板材25(図2参照)を天井として配置し、時間経過における外部と内部の温度変化を測定した。
サンプル3は、断熱材20を塗布した面を、外部側(屋根側)に向けて、配置したものである。
サンプル4は、断熱材20を塗布した面を、内部側(部屋側)に向けて、配置したものである。
図7は、実施例2における建物を模式的に示した図である。図5中の点線は、断熱材20を塗布した板材25の位置を示している。
図8は、実施例2のサンプル3の時間経過おける温度の測定結果をグラフで示した図である。
図9は、実施例2のサンプル4の時間経過おける温度の測定結果をグラフで示した図である。
図8に示すように、サンプル3(断熱材20を塗布した面を外部側に向けた場合)における外部と内部との温度差は、最大−4.5℃であった。
一方、図9に示すように、サンプル4(断熱材20を塗布した面を内部側に向けた場合)における外部と内部との温度差は、最大−8.4℃であった。
このように、断熱材20を塗布した面を内部側に向けることで、約2倍の効果があることを確認できた。
また、夜間においては、外部より内部の温度が高いことから、保温効果があることも確認できた。
本実施形態によれば、以下の作用効果を奏する。
本実施形態に係る断熱方法によれば、粒状体金属Si及びAl粉を合成樹脂に混入した断熱材20を、内部に面するように配置することで、外装10の断熱性能を向上できる。
これにより、粒状体金属Si及びAl粉を合成樹脂に混入した断熱材20を内部に面するように配置するだけで、外装10により囲まれた内部の温度は、外部の温度の影響を受けにくくなる。
したがって、容易に断熱性能を向上できる断熱方法を提供できる。
また、本実施形態に係る断熱方法によれば、断熱材20の配合において、Al粉を粒状体金属Siの重量比10%とし、これら金属と合成樹脂との体積比を15:30で配合することで、より断熱性能が向上する。
また、本実施形態に係る断熱方法によれば、断熱材20を板材25の一方の面にのみ塗布し、この断熱材20を塗布した板材25を、断熱材20が塗布された面を内部側に向けて取り付けることで、より断熱性能が向上する。
なお、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
1 断熱構造
10 外装
20 断熱材
25 板材

Claims (2)

  1. 外部と、外装により囲まれた内部と、を断熱する断熱方法であって、
    粒状体金属Si及びAl粉を合成樹脂に混入した断熱材を、前記内部に面する板材に80〜200g/m2塗布し、
    前記断熱材は、板材の一方の面にのみ塗布され、
    前記断熱材が塗布された前記板材を、前記断熱材が塗布された面を内部側に向けて取り付けられる断熱方法。
  2. 前記断熱材において、
    前記Al粉は、前記粒状体金属Siの重量比10%であり、
    前記粒状体金属Si及び前記Al粉と、前記合成樹脂とは、体積比15:30で配合されている請求項1に記載の断熱方法。
JP2015249550A 2015-12-22 2015-12-22 断熱方法 Expired - Fee Related JP6735556B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015249550A JP6735556B2 (ja) 2015-12-22 2015-12-22 断熱方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015249550A JP6735556B2 (ja) 2015-12-22 2015-12-22 断熱方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017115925A JP2017115925A (ja) 2017-06-29
JP6735556B2 true JP6735556B2 (ja) 2020-08-05

Family

ID=59234583

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015249550A Expired - Fee Related JP6735556B2 (ja) 2015-12-22 2015-12-22 断熱方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6735556B2 (ja)

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002105385A (ja) * 2000-09-28 2002-04-10 Nisshin Sangyo:Kk 塗布式断熱材
JP5590453B2 (ja) * 2010-10-05 2014-09-17 徹志 山下 断熱材、若しくは耐火煉瓦の製造方法
JP5745992B2 (ja) * 2011-10-20 2015-07-08 有限会社ルーラ空間工房 住宅用多重遮熱構造
JP5922312B2 (ja) * 2014-03-31 2016-05-24 セーレン株式会社 積層シート

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017115925A (ja) 2017-06-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10775064B1 (en) Real-time temperature management
US20210302070A1 (en) Eco smart panels for energy savings
Thantong et al. Investigation of thermal performance by applying a solar chimney with PCM towards the natural ventilation of model house under Climate of Thailand
US20180372372A1 (en) Window Mounted Room Air Conditioner insulation and Installation Device
JP6735556B2 (ja) 断熱方法
PL121572U1 (pl) Plyta termoizolacyjna
EP2098654B1 (en) Heating or cooling ceiling with corrugated steel sheet
JP6842830B2 (ja) 建物外壁構造
US20160356525A1 (en) Window Mounted Room Air Conditioner Insulation and Installation Device
US20170130451A1 (en) Thermodynamically Balanced Insulation System
JP2014169617A (ja) 建築材料
JP2016070044A (ja) 建築物の通気換気断熱システム
JP3196720U (ja) 遮熱保温構造
Bricka et al. Evaluation of thermal energy storage potential in low-energy buildings in France
Abdulsada et al. Experimental and theoretical study for the performance of new local thermal insulation in Iraqi building
WO2012002972A3 (en) Thermal insulation energy saver device
Mandavgade et al. Experimental analysis on roof construction
Sulaiman et al. Residential building walls and environment in Amman, Jordan
Poshtiri et al. Comparative survey on using two passive cooling systems, solar chimney-earth to air heat exchanger and solar chimney-evaporative cooling cavity
JP5745992B2 (ja) 住宅用多重遮熱構造
CN205666439U (zh) 一种农网防火变压器柜
Mattsson et al. Fan Convectors vs. Bench heaters in Churches–impact on air velocities
CN204126129U (zh) 一种建筑用的屋檐遮板结构
Lee et al. Evaluation of Free Hanging Acoustic Panel Design on the Cooling Characteristic of Thermally Activated Building System Through Two Dimensional Heat Transfer Analysis
Hien et al. Performance of greenery systems in Zero Energy Building of Singapore

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160203

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20171010

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180713

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180807

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181002

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20190320

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190517

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20190517

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20190605

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20190705

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200714

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6735556

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees