JP6731588B2 - Plant cultivation system and plant cultivation method - Google Patents
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Description
開示の実施形態は、植物栽培システム及び植物栽培方法に関する。 The disclosed embodiment relates to a plant cultivation system and a plant cultivation method.
特許文献1には、植物の栽培環境状態を検出し管理する植物栽培システムが記載されている。
しかしながら最適な栽培条件を導出するためには栽培する全ての植物の個体ごとに高い精度で生育状態のデータを取る必要があり、そのような個体ごとのデータの検出作業を人手によって行う場合は非常に煩雑となっていた。 However, in order to derive the optimum cultivation conditions, it is necessary to obtain data of the growth state with high accuracy for each individual plant to be cultivated, and it is extremely difficult to manually detect such individual data. It was complicated.
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたものであり、植物の生育状態の検出機能を向上できる植物栽培システム及び植物栽培方法を提供することを目的とする。 The present invention has been made in view of such problems, and an object thereof is to provide a plant cultivation system and a plant cultivation method capable of improving the function of detecting the growth state of a plant.
上記課題を解決するため、本発明の一の観点によれば、栽培対象の複数の植物を搬送移動させつつ栽培する搬送栽培部と、前記搬送栽培部における前記植物の搬送経路の途中位置に検出領域が配置され、前記検出領域を通過する前記植物の個体ごとに生育状態を検出する個体生育検出部と、を有し、前記搬送栽培部は、上下方向に並んで配置された複数の栽培棚と、前記複数の栽培棚の間で前記植物を搬送する搬送ロボットと、を有し、前記個体生育検出部の検出領域は、前記搬送ロボット上又は前記搬送ロボットの搬送経路の途中位置に配置されている植物栽培システムが適用される。 In order to solve the above problems, according to one aspect of the present invention, a transport and cultivation unit that cultivates while transporting and moving a plurality of plants to be cultivated, and is detected at an intermediate position of the transport route of the plant in the transport and cultivation unit. A region is arranged, and has an individual growth detection unit that detects a growth state for each individual plant that passes through the detection region, and the transport cultivation unit has a plurality of cultivation shelves arranged side by side in the vertical direction. And a transfer robot that transfers the plant between the plurality of cultivation shelves, and the detection area of the individual growth detection unit is arranged on the transfer robot or at an intermediate position of the transfer route of the transfer robot. The plant cultivation system is applied.
また、本発明の別の観点によれば、栽培対象の複数の植物を上下方向に搬送移動させつつ栽培することと、前記植物の上下方向の搬送経路の途中位置で前記植物の個体ごとに生育状態を検出することと、を実行する植物栽培方法が適用される。 Further, according to another aspect of the present invention, culturing while transporting and moving a plurality of plants to be cultivated in the vertical direction, and growing each individual plant at an intermediate position in the vertical transport route of the plant. Detecting the condition and applying a plant cultivation method for performing the method.
本発明によれば、植物の生育状態の検出機能を向上できる。 According to the present invention, the function of detecting the growing state of a plant can be improved.
以下、一実施の形態について図面を参照しつつ説明する。なお、以下において、植物栽培システムの構成の説明の便宜上、上下左右前後等の方向を各図中に示す方向に定義して適宜使用する場合がある。但し、植物栽培システムの各構成の位置関係を限定するものではない。 An embodiment will be described below with reference to the drawings. In the following, for convenience of explanation of the configuration of the plant cultivation system, directions such as up, down, left, right, front and back may be defined as the directions shown in the drawings and used as appropriate. However, the positional relationship of each component of the plant cultivation system is not limited.
<1.植物栽培システムの構成>
図1乃至図4を参照しつつ、本実施形態に係る植物栽培システム1の全体構成の一例について説明する。なお図1においては、図示の煩雑を避けるためにシステム全体の構成を概略的に示すだけとし、各部の詳細な構造については簡略化して模式的に示している。
<1. Configuration of plant cultivation system>
An example of the overall configuration of the
図1及び図2に示すように、植物栽培システム1は、栽培対象である植物2を保持具3で保持し、当該保持具3を所定の期間をかけてレール4に沿って移動させることにより、植物を生育させるシステムである。植物栽培システム1は、積層栽培棚5と、搬送ロボット6と、搬入コンベア7と、搬出コンベア8と、寸法検出センサ9と、重量検出センサ10と、タグリーダ11と、管理サーバ12を有する。また、植物2とともに上記積層栽培棚5で搬送される後述の保持具3には、個体環境検出センサ13と無線ICタグ14が備えられている。
As shown in FIGS. 1 and 2, the
(1−1.積層栽培棚)
積層栽培棚5には、複数段(この例では8段)の栽培棚5aが上下方向に多段で積層するよう配置されている。なお、「上下方向」は厳密な鉛直方向である必要はなく、実質的な鉛直方向であればよい。したがって、「上下方向」には鉛直方向に対して若干傾斜した方向も含まれる。また、積層栽培棚5における栽培棚5aの積み重ね方向は、上下方向に限定されるものではなく、上下方向に対して所定の角度傾斜した方向としてもよい。
(1-1. Stacked cultivation shelf)
A plurality of stages (8 stages in this example) of
各栽培棚5aのそれぞれには、複数のレール4が前後方向に沿って水平に延設されている。なお、本実施形態でいう「前後方向」は各栽培棚5aにおける植物2の流れ方向であり、レール4の長手方向あるいは延設方向でもある。また、「水平方向」は厳密な水平方向である必要はなく、実質的に水平方向であればよい。したがって、水平方向に対して若干傾斜した方向も含まれる。複数のレール4は、各栽培棚5aにおいて左右方向に並設されており、各レール4は実質的に平行に配置されている。なお、本実施形態でいう「左右方向」は上記上下方向及び前後方向と直交する方向である。
Each of the
詳細な構造については後述するが、レール4は、複数の保持具3を長手方向に沿って移動可能に支持する。そして、レール4においては、保持具3が前後方向における一方側から供給されることで、他の支持された複数の保持具3が前後方向における他方側に向けて押し出されてスライド移動するよう構成される。
Although the detailed structure will be described later, the rail 4 supports the plurality of
積層栽培棚5における栽培棚5aの段数は特に限定されるものではないが、本実施形態では8段である場合を一例として説明する。以下では、説明の便宜上、積層栽培棚5の栽培棚5aの段について適宜、最下段の1段をA段、最上段の1段をB段、上から2段目〜5段目をまとめてC段、上から6、7段目をまとめてD段という。すなわち、図1乃至図4に示すように、A段は1つの栽培棚5aを有し、B段は1つの栽培棚5aを有し、C段は4つの栽培棚5aを有し、D段は2つの栽培棚5aを有する。図3に示す例では、A段の栽培棚5aには比較的多数(図示する例では8つ)のレール4が設置されている。B段の栽培棚5aには、A段よりも少ない数(図示する例では6つ)のレール4が設置されている。C段の栽培棚5aのそれぞれには、B段よりもさらに少ない数(この例では4つ)のレール4が設置されている。D段の栽培棚5aのそれぞれには、C段よりもさらに少ない数(この例では3つ)のレール4が設置されている。
The number of stages of the
(1−2.搬送順序)
次に、植物栽培システム1における保持具3及び植物2の搬送順序の一例について説明する。搬入コンベア7は、種子が播種されて発芽した状態の植物2を保持する保持具3(詳細は後述する)を、図示しないパレタイザからA段の後側から搬入供給する。また搬出コンベア8は、D段における各段の栽培棚5aの後側から、十分に生育した状態の植物2を保持した保持具3を搬出する。
(1-2. Transport order)
Next, an example of the transportation order of the
図1、図3に、各栽培棚5aそれぞれにおける保持具3及び植物2の搬送方向を示す。なお、図1中における破線矢印が各栽培棚5aでの保持具3及び植物2の搬送方向を示している。また、図3中の記号101は、上記前後方向における前側から後側への保持具3及び植物2の搬送方向を示し、記号102は、反対に後側から前側への保持具3及び植物2の搬送方向を示している。図1、図3に示すように、A段では、各レール4において保持具3及び植物2が後側から前側へ向けて搬送される。B段では、各レール4において保持具3及び植物2が前側から後側へ向けて搬送される。C段では、各段とも、各レール4において保持具3及び植物2が後側から前側へ向けて搬送される。D段では、各段とも、各レール4において保持具3及び植物2が前側から後ろ側へ向けて搬送される。
1 and 3 show the carrying directions of the
積層栽培棚5の前側に位置する搬送ロボット6は、A段からB段への保持具3及び植物2の上昇搬送と、C段からD段への保持具3及び植物2の下降搬送を行う。このとき、前側の搬送ロボット6は、左右方向の振り分けを行うとともに、異なる段数にあるC段とD段の間の上下方向の振り分けも行う。また、積層栽培棚5の後側に位置する搬送ロボット6は、搬入コンベア7からA段への保持具3及び植物2の水平搬送と、B段からC段への保持具3及び植物2の下降搬送と、D段から搬出コンベア8への保持具3及び植物2のまとめ搬送を行う。このとき、前側の搬送ロボット6は、左右方向の振り分けを行うとともに、異なる段数にあるB段とC段の間の上下方向の振り分けも行う。
The
また、図4に示すように、積層栽培棚5の栽培棚5aの上方には、植物2の葉2b(後述の図7参照)に光を当てるための複数の光源15が設置されている。各光源15は、各栽培棚5aの上方にそれぞれ設けられた支持板11の下面に、左右方向に沿って延在する姿勢で設置されている。各光源15は、前後方向に沿って所定の間隔で配置されている。なお、光源15は特に限定されるものではないが、例えばLEDや蛍光灯等が使用される。
Further, as shown in FIG. 4, a plurality of light sources 15 for illuminating the
以上の搬送経路において、A段→B段→C段→D段の順で搬送されるに従い左右方向におけるレール間隔が次第に広くなる。これにより、植物2全体の大きさが保持具3よりも小さい育苗段階ではレール間隔が最も狭いA段で密集して栽培し、その後にレール間隔が広くなる順のB段→C段→D段で搬送することができる。すなわち、各植物2の全体が次第に大きく生育する段階に応じて配置間隔を広くでき、当該積層栽培棚5全体の設置面積に対して植物2の栽培面積を効率的に利用できるいわゆる定植が可能となる。
In the above-described transport path, the rail spacing in the left-right direction gradually increases as the transport is performed in the order of A stage→B stage→C stage→D stage. As a result, in the seedling raising stage in which the entire size of the
<2.搬送ロボット>
次に、図5を用いて、搬送ロボット6の構成の一例について説明する。なお、図5においては積層栽培棚5の前側に配置される搬送ロボット6を斜視で示しており、X軸正の方向が右、X軸負の方向が左、Y軸正の方向が後、Y軸負の方向が前、Z軸正の方向が上、Z軸負の方向が下に対応する。また、積層栽培棚5の後側に配置される搬送ロボット6については、同じ構成のものをX軸、Y軸のそれぞれの正負方向を逆にしただけであるため、その図示を省略する。
<2. Transfer robot>
Next, an example of the configuration of the
搬送ロボット6は、保持具3及び植物2を一のレール4の端部から取り出して搬送し、他のレール4の端部へ押し込んで供給する。図5に示すように、搬送ロボット6は、基台16と、基台16上に設置された門型の支持枠17と、支持枠17に設けられたアクチュエータ30と、ハンド21とを有する。
The
支持枠17は、基台16上にX軸方向に対向するようにZ軸方向に沿って設置された一対の支柱17aと、一対の支柱17aの上端にX軸方向に沿って架け渡された略水平な梁17bとを有する。
The
アクチュエータ30は、X軸ユニット18、Z軸ユニット19、及びY軸ユニット20を有する。X軸ユニット18は、ビーム18aと、スライダ18bと、X軸モータ18cとを有する。ビーム18aは、一対の支柱17a間にX軸方向に略水平に架設される。スライダ18bは、ビーム18aにX軸方向に沿って移動自在に支持される。X軸モータ18cは、ビーム18aの左端に取り付けられ、スライダ18bに装着された図示しないチェーン等を介してスライダ18bをX軸方向に駆動する。
The
Z軸ユニット19は、ビーム19aと、スライダ19bと、Z軸モータ19cとを有する。ビーム19aは、上端が梁17bにX軸方向に移動自在に支持されるとともに、スライダ18bに固定される。スライダ19bは、ビーム19aにZ軸方向に沿って移動自在に支持される。Z軸モータ19cは、ビーム19aの下端に取り付けられ、スライダ19bに装着された図示しないチェーン等を介してスライダ19bをZ軸方向に駆動する。
The Z-
Y軸ユニット20は、ビーム20aと、スライダ20bと、Y軸モータ20cとを有する。スライダ20bは、スライダ19bに固定される。ビーム20aは、スライダ20bがY軸方向に沿って移動自在に支持される。Y軸モータ20cは、ビーム20aの前端に取り付けられ、スライダ20bに装着された図示しないチェーン等を介してスライダ20bをY軸方向に駆動する。
The Y-
アクチュエータ30では、X軸モータ18cによりスライダ18bがX軸方向に駆動すると、ビーム19aがX軸方向に移動し、スライダ19b及びスライダ20bを介してビーム20aがX軸方向に移動する。また、Z軸モータ19cによりスライダ19bがZ軸方向に駆動すると、スライダ19b及びスライダ20bを介してビーム20aがZ軸方向に移動する。また、Y軸モータ20cによりスライダ20bをY軸方向に駆動すると、スライダ20bを介してビーム20aがY軸方向に移動する。このようにして、アクチュエータ30は、ビーム20aをX軸、Y軸、Z軸の三軸方向に移動することができる。
In the
ハンド21は、アクチュエータ30のビーム20aの後側の先端に取り付けられ、保持具3を把持する。アクチュエータ30は、ビーム20aを三軸方向に移動することにより、ハンド21を三軸方向に移動することができる。すなわち、アクチュエータ30は、ハンド21を前後方向(レール4の長手方向)に沿って移動させる。またアクチュエータ30は、前後方向と垂直且つ互いに直交する2方向、すなわち左右方向(レール4の並設方向。略水平方向でもある)と上下方向(棚部9の積み重ね方向。高さ方向でもある)の2方向に沿って移動させることができる。
The
なお、上記の積層栽培棚5と搬送ロボット6を組み合わせた構成が、各請求項記載の搬送栽培部に相当する。
In addition, the structure which combined the said laminated
<3.保持具>
次に、図6及び図7を用いて、保持具3の構成の一例について説明する。なお、図6に示す方向は、保持具3がレール4に支持された状態での方向を示す。
<3. Holder>
Next, an example of the configuration of the
保持具3は、植物栽培システム1の栽培対象である植物2を1株ごとに保持する部材である。なお、ここでいう「1株」とは、単一の種子から生育される1つの個体をいう。例えば図7に示す植物2のように、複数(単一でもよい)の葉2bが1本の茎2aによって支持されることで1つの個体としてまとまっているものは1株である。また、例えば茎が分岐等により複数ある場合でもその根がつながることで1つの個体としてまとまっているものは1株である。なお、保持具3が、レール4に沿って移動可能であり、栽培対象の植物2を1株ごとに保持する手段の一例に相当する。
The
図6に示すように、保持具3は、上下方向、左右方向、前後方向の各方向においてそれぞれ対称な形状を有する。保持具3は、摺動性の高い材料(例えば樹脂。金属等でもよい)で一体成形されており、保持具3を支持するレール4に対してスライド可能に構成されている。保持具3は、上下方向の両側にそれぞれ突起部33a,33bを有し、左右方向の両側にそれぞれ対向部32,32を有する。突起部33a,33bは、レール4のガイド溝43a,43b(後述の図7参照)に収容されることで、保持具3のレール4に沿った移動を可能とする。対向部32は、上側及び下側にレール4と対向する対向面32a,32bを有し、これら対向面32a,32bがレール4と接触して摺動する。
As shown in FIG. 6, the
対向部32は、左右両側に突出した略直方体状の部分であり、その上側の面及び下側の面が平行な上記対向面32a,32bとなっている。保持具3は、左右の対向部32の先端部にそれぞれ、搬送ロボット6のハンド21により把持された際に支持される支持部35を有する。また、突起部33a、33bは、上下両側に突出した略直方体状の部分であり、その前後方向略中央部には、上下方向に貫通する穴部34が形成されている。この例では、穴部34は例えば丸穴であるが、四角形等の他の形状としてもよい。図7に示すように、穴部34には培地36が充填され、培地36に播種された種から発芽した植物2が保持される。培地36としては、例えば寒天等のゲル状培地を使用してもよいし、ウレタン、ロックウール等の固形培地を使用してもよい。
The facing
対向面32a,32bには、前後方向の2箇所に穴部37が形成されている。この穴部37により保持具3とレール4との接触面積(接触抵抗)が減少され、レール4との摺動性を向上できる。また、突起部33a,33bには、穴部34の前後方向両側に穴部39が形成されている。この穴部39により保持具3の重量が軽減され、レール4との摺動性をさらに向上できる。
なお、以上説明した保持具3の構成は一例であり、上記以外の構成としてもよい。例えば、上記では保持具3を一体成形としたが、複数の部品で構成されてもよい。また、保持具3が車輪を備え、レール4に対して車輪により移動する構成としてもよい。
The configuration of the
なお、植物栽培システム1では、複数の保持具3の間に挿入されることで保持具3の前後方向の間隔を規定するスペーサが使用される。スペーサは、上記保持具3と共通の部品で構成される。すなわち、スペーサ3sとして、穴部34に培地36を充填しない空の状態の保持具3が使用される。したがって、レール4では、複数の保持具3と共に複数のスペーサも前後方向に沿って移動可能に支持される。そして、スペーサがレール4に前後方向における一方側から供給されるごとに、支持された保持具3及びスペーサが他方側に向けて供給されたスペーサに応じて移動する。
In the
<4.レール>
次に、図7を用いて、レール4の構成の一例について説明する。なお、図7に示す方向は、レール4が栽培棚5aに設置された状態での方向を示す。
<4. Rail>
Next, an example of the configuration of the rail 4 will be described with reference to FIG. 7. The direction shown in FIG. 7 indicates the direction in which the rail 4 is installed on the
図7に示すように、レール4は、レール部40と、水槽部47とを有する。レール部40は、それぞれ左右方向に所定の幅を有し前後方向に延設された左右一対の上ガイド板41aと、これら上ガイド板41aの下方位置で同じくそれぞれ左右方向に所定の幅を有し前後方向に延設された左右一対の下ガイド板42aが設けられている。上ガイド板41aと下ガイド板42aとの間には、保持具3を収容する空間44が形成される。一対の上ガイド板の間には、保持具3の突起部33aが収容されるガイド溝43aが形成されている。一対の下ガイド板の間には、保持具3の突起部33bが収容されるガイド溝43bが形成されている。
As shown in FIG. 7, the rail 4 has a
水槽部47は、上側が開放された断面略U字状の長尺の水槽であり、内部に培養液48が貯留される。培養液48は、例えばポンプ等の適宜の流動手段により前後方向に流動される。
The
レール4に挿入された保持具3は、レール部40の空間44に収容される。保持具3は、上下の突起部33a,33bがそれぞれ上下のガイド溝43a,43bに収容されることで、レール4の長手方向に沿って移動可能に支持される。また、保持具3の左右の対向部32の対向面32a,32bはそれぞれ、左右の上レール部41のガイド板41aの下面、左右の下レール部42のガイド板42aの上面にスライド可能に接触する。これにより、保持具3はレール4の長手方向に滑らかに移動可能に支持される。このように、レール4の上レール部41と下レール部42により保持具3を上下から挟み込む構成とすることで、保持具3の傾きや倒れを防止することができる。
The
保持具3の穴部34内には、培地36が充填され、保持具3は培地36に播種された種から生育した植物2の茎2aを保持する。植物2は、根2cを下方に垂らして培養液48に浸しつつ、葉2bをレール4の上方で成長させることができる。
A medium 36 is filled in the
<5:本実施形態の特徴>
上記構成の植物栽培システム1は、播種、育苗、定植の工程を通じ、葉物野菜等の植物2を多数株まとめて大量に栽培することが可能である。そして近年では、栽培工程中にある植物2の生育状態とその環境状態に関するデータを測定、記録し、そのデータから統計的手法や機械学習等を用いたいわゆるAI技術などにより最適な栽培条件を導出したいという要望がある。
<5: Features of this embodiment>
The
これまでに植物2の生育状態に関するデータを取得する方法としては、栽培工程中にある多数の植物2の全体的な外観状況を視認するなどによっておおよその生育状態を判断したり、または多数の植物2の中から人手によっていくつかのサンプルを採取しそれらの寸法や重量などの生育状態を手作業で測定するなどの手法が取られていた。
Up to now, as a method of acquiring the data regarding the growth state of the
しかしながら、例えばシステム中における個々の植物2の配置位置が生育状態に及ぼす影響等まで認識できるようデータの精度が要求される場合には、やはり栽培する全ての植物2の個体ごとにデータを取る必要がある。そのために全ての植物2の個体を人手で採取し測定する作業は非常に煩雑となるとともに、そのような手作業で扱われた植物2は損傷が大きく商品価値を著しく損ねてしまう。
However, for example, when the accuracy of the data is required so that it is possible to recognize the influence of the arrangement position of each
これに対して本実施形態では、栽培対象の複数の植物2を搬送移動させつつ栽培する積層栽培棚5及び搬送ロボット6(搬送栽培部)と、これら積層栽培棚5及び搬送ロボット6における植物2の搬送経路の途中位置に検出領域が配置され、当該検出領域を通過する植物2の個体ごとに生育状態を検出する寸法検出センサ9及び重量検出センサ10(個体生育検出部)と、を有している。
On the other hand, in the present embodiment, a
植物栽培システム1が積層栽培棚5及び搬送ロボット6を有していることで、植物2をその成長段階に適した栽培位置へ搬送移動させるいわゆる定植工程を自動的に行うことができ、その結果システム全体の設置面積を効率的に利用できる。このような積層栽培棚5及び搬送ロボット6を有する植物栽培システム1において、植物2の搬送経路の途中位置に当該植物2の個体ごとに生育状態を検出するセンサ等の検出領域が配置されていることにより、当該植物栽培システム1で栽培している全ての植物2に対して個体ごとの生育状態の検出を人手によらず自動的な流れ作業として実行できる。
Since the
さらに、積層栽培棚5が植物2の成長段階に応じた複数の栽培棚5aを上下方向に並べて配置していることで、当該植物栽培システム1全体の設置床面積を縮小化できる。このような上下配置の複数の栽培棚5aを有する植物栽培システム1において、搬送ロボット6が各栽培棚5a間に渡る植物2の昇降搬送を行う場合、その昇降搬送経路の途中位置となる空間領域は各栽培棚5aの外方側部に位置するため広い空間領域を確保でき、そのような空間領域に配置された各センサは各栽培棚5aにおける植物2の栽培に何ら影響を与えることがないため好適である。以下、このような生育状態の検出を行う各センサ等の構成について順次詳細に説明する。
Furthermore, since the stacked
<6:個体環境検出センサ及び無線タグIC>
上記図6に戻り、個体環境検出センサ13及び無線タグICの一例について説明する。本実施形態の例では、保持具3の2つの穴部39のうち一方の底面に個体環境検出センサ13が設けられている。この個体環境検出センサ13(個体環境検出部)は、例えば温度、湿度、照射光強度などの周囲環境状態を検出するセンサであり、当該保持具3に保持される植物2の搬送中(栽培中)における当該植物2の個体に対応した周囲環境状態を検出し記憶することができる。
<6: Individual environment detection sensor and wireless tag IC>
Returning to FIG. 6, an example of the individual
また2つの穴部39のうち他方の底面には無線ICタグ14が設けられている。この無線ICタグ14は、当該保持具3の個体を識別可能な識別情報(IDコードなど)を記憶しており、後述するタグリーダ11から無線通信を介して受信した識別情報要求に応答して、そのタグリーダ11に無線通信を介して識別情報を送信する。また、無線ICタグ14は上記の個体環境検出センサ13にも情報送受可能に接続されており、タグリーダ11から受信した環境情報要求に応答して、個体環境検出センサ13がそれまでに当該保持具3で保持している植物2に関し検出、記憶した周囲環境状態の環境情報をタグリーダ11に送信する。なお、タグリーダ11と管理サーバ12による情報の管理については後に詳述する(後述の図15等参照)。
The
なお、上記の個体環境検出センサ13はバッテリ電源を備えて定期的に周囲環境状態を検出し所定のメモリに記憶するが、無線ICタグ14は同じバッテリ電源を利用して作動するアクティブ型であってもよいし、タグリーダ11から受信する無線通信電波のエネルギーを利用して作動するパッシブ型であってもよい。また個体環境検出センサ13は、所定の物理的操作や指令情報が入力されることで、それまで記憶していた周囲環境状態を消去しリセットする機能を有してもよい。また、上記スペーサ3sとして専用に利用される保持具3を用意する場合には、当該スペーサにおいて上記の個体環境検出センサ13や無線ICタグ14の設置を省略してもよい。
The above-mentioned individual
また、無線ICタグ14と個体環境検出センサ13は、それぞれ個別に外部と無線通信を行う機能を有してもよい。例えば無線ICタグ14はいわゆるRFID(Radio Frequency Identifier)に用いられる通信方式でタグリーダ11と無線通信を行う一方、それとまた別に個体環境検出センサ13が例えばBluetooth(登録商標)やWi−Fi(登録商標)などの他の通信方式で別途管理サーバ12に接続する他のアンテナ(図示省略)と無線通信を行ってもよい。
Further, the
<7:寸法検出センサ>
次に、図8乃至図12を用いて、寸法検出センサ9の構成及び検出手法の一例について説明する。なお、図8乃至図12に示す方向は上記図5中のXYZ方向(積層栽培棚5の前側位置)に対応しているが、Z方向(上下方向)以外のX方向及びY方向については搬送ロボット6と寸法検出センサ9の設置構成に応じて適宜変更してもよい。また、図示の煩雑を避けるために、図8乃至図12に示す搬送ロボット6は上記図5に示した構成から適宜変更し細部を簡略化して示している。
<7: Dimension detection sensor>
Next, an example of the configuration and the detection method of the
図8乃至図12に図示するように、本実施形態の例における寸法検出センサ9(寸法検出部、個体生育検出部)は、投光器9aと受光器9bを有する光センサである。投光器9aと受光器9bはそれぞれY軸方向(前後方向)に同じ長さで延設された平面視略矩形の平板形状で形成されており、X軸方向(左右方向)に所定の離間距離で平行に対向するよう配置されている。投光器9aは、受光器9bと対向する側の縁部で、上記延設方向(Y軸方向、前後方向)に沿って多数の検出光Rの光線を平行かつ十分に狭い間隔で上記対向方向(X軸方向、左右方向)に向けて投光する。受光器9bは、投光器9aと対向する側の縁部で、上記の多数の検出光Rの光線を全て個別に受光する。投光器9aと受光器9bの間の矩形平面領域(多数の検出光の通光領域)が当該寸法検出センサ9の検出領域となり、受光器9bがこの検出領域における多数の検出光Rの通光状態と遮光状態の違いを個別に検知することで当該検出領域に何らかの物体が存在していずれかの検出光Rが遮光されているか否かを検知できる。本実施形態の例では、投光器9aと受光器9bが同じ高さ位置(Z軸方向、上下方向の位置)に配置されることで、検出領域の矩形平面が水平な姿勢で設置される。
As illustrated in FIGS. 8 to 12, the size detection sensor 9 (size detection unit, individual growth detection unit) in the example of the present embodiment is an optical sensor having a
また上記図1に示したように、積層栽培棚5の前側に位置する搬送ロボット6は、A段からB段への保持具3及び植物2の上昇搬送と、C段からD段への保持具3及び植物2の下降搬送を行う。また、積層栽培棚5の後側に位置する搬送ロボット6は、B段からC段への保持具3及び植物2の下降搬送を行う。本実施形態の例では、積層栽培棚5の前側で搬送ロボット6による上昇搬送と下降搬送の各搬送経路の重複位置(途中位置)に寸法検出センサ9を配置する。また、積層栽培棚5の後側で搬送ロボット6による下降搬送の搬送経路途中位置にも寸法検出センサ9を配置する。
Further, as shown in FIG. 1, the
一方、上記図7で示したように、保持具3の穴部34は植物2の茎2aの部分を保持しており、さらに搬送ロボット6のハンド21はこの保持具3を把持する。そして、搬送ロボット6がハンド21で保持具3を設計通りに把持した状態では、ハンド21と保持具3の穴部34との間の相対配置関係は設計値に基づいて既知となる。これにより、搬送ロボット6の制御装置(図1中の管理サーバ12;後述)は、当該搬送ロボット6を制御するためのロボット座標系において保持具3の穴部34の中心位置Pを植物2の茎2aの中心位置として検知できる。そして本実施形態の例では、この植物2の茎2aの中心位置Pから上方の葉2bの部分の上端までの高さを草丈L1とし、また植物2の茎2aの中心位置から下方の根2cの部分の下端までの高さを根の長さL2とし、これら草丈L1及び根の長さL2の生育寸法を当該植物2の個体の生育状態として検出する。
On the other hand, as shown in FIG. 7, the
図示する積層栽培棚5の前側の位置の場合においては、上述したように搬送ロボット6は保持具3及び植物2に対して上昇搬送と下降搬送の両方を行うことから、それぞれの場合における草丈L1及び根の長さL2の生育寸法の検出工程を順に説明する。
In the case of the position on the front side of the illustrated stacked
(7−1:上昇搬送時における生育寸法検出工程)
最初に上昇搬送の場合の検出工程について説明する。まず上昇搬送の場合の検出前には、図8に示すように、搬送ロボット6が把持する植物2が寸法検出センサ9より十分低い高さに位置している。このとき、植物2の葉2bは寸法検出センサ9の検出領域に存在せず、つまりいずれの検出光Rも遮光されることがないため受光器9bは全ての検出光Rの通光状態を検知する。その後に搬送ロボット6が上昇搬送した場合、図9に示すように植物2の葉2bの上端がいずれかの検出光Rを遮光することで受光器9bがその遮光状態を検知する。このように検出光Rの通光状態から遮光状態へ切り換えたタイミングにおける、茎2aの中心部分と寸法検出センサ9の高低差がすなわち草丈L1の生育寸法に相当する。ここで、上述したように搬送ロボット6の制御位置に対して植物2の茎2aの中心位置との間の相対位置関係が既知であり、またロボット座標系における寸法検出センサ9の設置高さ位置も既知であることで、上記遮光状態が開始された際における搬送ロボット6の高さ位置と寸法検出センサ9の高さ位置との差に基づいて草丈L1の生育寸法を算出できる。
(7-1: Growth dimension detection process during ascending transportation)
First, the detection process in the case of ascending conveyance will be described. First, before detection in the case of ascending conveyance, as shown in FIG. 8, the
さらに搬送ロボット6が上昇搬送を継続した場合、図10に示すように植物2の根2cの下端が検出領域を通過して検出光Rの通光が許容されることで受光器9bがその通光状態を検知する。このように検出光Rの遮光状態から通光状態へ切り換えたタイミングにおける、茎2aの中心部分と寸法検出センサ9の高低差がすなわち根の長さL2の生育寸法に相当する。つまり、上記通光状態が再開した際における搬送ロボット6の高さ位置と寸法検出センサ9の高さ位置との差に基づいて根の長さL2の生育寸法を算出できる。
Further, when the
(7−2:下降搬送時における生育寸法検出工程)
次に下降搬送の場合の検出工程について説明する。まず下降搬送の場合の検出前には、図10に示すよりも搬送ロボット6が把持する植物2が寸法検出センサ9より十分高い高さに位置している(特に図示せず)。このとき、植物2の根2cは寸法検出センサ9の検出領域に存在せず、つまりいずれの検出光Rも遮光されることがないため受光器9bは全ての検出光Rの通光状態を検知する。その後に搬送ロボット6が下降搬送した場合、図11に示すように植物2の根2cの下端がいずれかの検出光Rを遮光することで受光器9bがその遮光状態を検知する。このように検出光Rの通光状態から遮光状態へ切り換えたタイミングにおける、茎2aの中心部分と寸法検出センサ9の高低差がすなわち根の長さL2の生育寸法に相当する。つまり、上記遮光状態が開始した際における搬送ロボット6の高さ位置と寸法検出センサ9の高さ位置との差に基づいて根の長さL2の生育寸法を算出できる。
(7-2: Growth dimension detection process during descending conveyance)
Next, the detection process in the case of descending conveyance will be described. First, before detection in the case of descending conveyance, the
さらに搬送ロボット6が下降搬送を継続した場合、図12に示すように植物2の葉2bの上端が検出領域を通過して検出光Rの通光が許容されることで受光器9bがその通光状態を検知する。このように検出光Rの遮光状態から通光状態へ切り換えたタイミングにおける、茎2aの中心部分と寸法検出センサ9の高低差がすなわち草丈L1の生育寸法に相当する。つまり、上記通光状態が再開した際における搬送ロボット6の高さ位置と寸法検出センサ9の高さ位置との差に基づいて草丈L1の生育寸法を算出できる。
Further, when the
<8:重量検出センサ>
次に、図13及び図14を用いて、重量検出センサ10の構成及び検出手法の一例について説明する。なお、図13及び図14に示す方向は上記図5中のXYZ方向(積層栽培棚5の前側位置)に対応しているが、Z方向(上下方向)以外のX方向及びY方向については搬送ロボット6と寸法検出センサ9の設置構成に応じて適宜変更してもよい。また、重量検出構成の理解を容易にするため、図13及び図14に示す搬送ロボット6は上記図5に示した構成から適宜変更し細部を簡略化して示している。
<8: Weight detection sensor>
Next, an example of the configuration and detection method of the
まず図13に図示する搬送ロボット6の構成において、Y軸ユニット20のビーム20aは、スライダ20bを介してX軸ユニット18のビーム18aに支持されている。本実施形態の例における重量検出センサ10(重量検出部、個体生育検出部)は、Y軸ユニット20のスライダ20b中に設けられた圧接センサで構成する荷重センサ10であり、この荷重センサ10はX軸ユニット18のビーム18aに対してY軸ユニット20のビーム20bが負荷する圧接荷重を検出する。ここで図示するように、Y軸ユニット20の自由端側で保持具3及び植物2が保持され、その片持ち梁の態様となっているY軸ユニット20の固定端側で荷重センサ10の重量検出センサ10が配置されている。このため、荷重センサ10が検出した荷重検出値と、荷重センサ10から植物2までの間の機構部分(Y軸ユニット20のビーム20a、ハンド21、及び保持具3)の構成及び重量と、荷重センサ10と植物2の配置関係(モーメント等)と、搬送ロボット6の搬送加速度(慣性力等)とに基づいて植物2全体の生育重量を算出し、これを当該植物2の個体の生育状態として検出する。以上の重量検出センサ10においては、搬送ロボット6が保持具3及び植物2を把持して搬送する領域が検出領域となる。
First, in the configuration of the
また上記図13に示した配置以外にも、図14に示すようにY軸ユニット20のビーム20aの自由端とハンド21との連結部分に圧接センサで構成する荷重センサ10を配置してもよい。この場合には、荷重センサ10はY軸ユニット20のビーム20aの自由端に対してハンド21が負荷するつり下げ荷重を検出する。このため、荷重センサ10が検出した荷重検出値と、荷重センサ10から植物2までの間の機構部分(ハンド21及び保持具3)の構成及び重量と、荷重センサ10と植物2の配置関係(モーメント等)と、搬送ロボット6の搬送加速度(慣性力等)とに基づいて植物2全体の生育重量を算出し、これを当該植物2の個体の生育状態として検出する。
In addition to the arrangement shown in FIG. 13, the
また図示する以外にも、重量検出センサ10は、ビーム20aの自由端にハンド21を水平方向に直列に配置した場合のそれらの側面間に挟持される配置で設けられた剪断力検出センサで構成してもよい(図示省略)。
Further, other than the illustration, the
<9:タグリーダ>
次に、図15を用いて、タグリーダ11の構成及び検出手法の一例について説明する。なお、図15に示す方向は上記図5中のXYZ方向(積層栽培棚5の前側位置)に対応しているが、Z方向(上下方向)以外のX方向及びY方向については搬送ロボット6と寸法検出センサ9の設置構成に応じて適宜変更してもよい。また、重量検出構成の理解を容易にするため、図13及び図14に示す搬送ロボット6は上記図5に示した構成から適宜変更し細部を簡略化して示している。
<9: Tag reader>
Next, an example of the configuration of the
図15に図示するように、本実施形態の例におけるタグリーダ11(個体識別部)は、搬送ロボット6の支柱17aに設置された無線アンテナである。タグリーダ11の指向性が強くその通信可能領域103は限定的に展開されており、Y軸ユニット20のビーム20aが前側に十分に引き込んだ際に保持具3に備えられた無線ICタグ14と無線通信が可能となっている。これにより、積層栽培棚5の各栽培棚5a中に位置する多数の保持具3の無線ICタグ14はタグリーダ11との間で無線通信することがなく、搬送ロボット6が把持した単一の保持具3の無線ICタグ14のみがタグリーダ11と無線通信することができる。
As illustrated in FIG. 15, the tag reader 11 (individual identification unit) in the example of the present embodiment is a wireless antenna installed on the
また、特に図示しないが、タグリーダ11を搬送ロボット6のハンド21に設け、当該ハンド21で把持した保持具3に備えられる無線ICタグ14と無線通信を行ってもよい。この場合には、タグリーダ11が積層栽培棚5の各栽培棚5a中に位置する他の多数の保持具3の無線ICタグ14との混信を避けるためにも、いわゆるNFC(Near Field Communication)方式の近距離無線通信によってハンド21が把持した無線ICタグ14とだけ無線通信を行うようにしたり、タグリーダ11の無線通信範囲とそのメインローブ方向(指向方向)を限定したり、タグリーダ11を搬送ロボット6上の可動部品上に設けてハンド21で把持した保持具3の無線ICタグ14とだけ無線通信可能なように移動させる構成としたり、ハンド21が各栽培棚5aから十分に離間した位置にいる間だけタグリーダ11から応答要求信号を送信したりするとよい。このように搬送ロボット6自体(またはハンド21)にタグリーダ11を設けることで、当該搬送ロボット6の周囲がどのような構造(例えば上記支柱17aがない構造)で構成され、搬送ロボット6がどのような搬送経路で搬送しても(例えば上記支柱17aの近傍を通過しない経路で搬送しても)、ハンド21で把持した保持具3の無線ICタグ14とだけ無線通信を行うことができる。
Further, although not particularly shown, the
<10:管理サーバ>
次に、図1に戻り、管理サーバ12における処理の一例について説明する。管理サーバ12は、例えばCPU、ROM、RAM、及びHDDなどの大容量記憶装置を備えた汎用コンピュータで構成され、積層栽培棚5の外部に配置される。図1において、管理サーバ12は、寸法算出部41と、重量算出部42と、搬送制御部43と、データベース44とを有している。
<10: Management server>
Next, returning to FIG. 1, an example of processing in the
寸法算出部41は、上記寸法検出センサ9から入力されたその検知状態と、予め記憶していた寸法検出センサ9の設計上の配置位置と、後述する搬送制御部43から入力された搬送ロボット6の制御位置とに基づいて、当該搬送ロボット6が把持している植物2の草丈L1及び根の長さL2を算出する(具体的には、上記7−1、7−2の項目参照)。
The
重量算出部42は、重量検出センサ10が検出した荷重検出値と、重量検出センサ10から植物2までの間の機構部分(Y軸ユニットのビーム、ハンド21、及び保持具3)の設計上の構成及び重量と、重量検出センサ10と植物2の設計上の配置関係(モーメント等)と、後述する搬送制御部43から入力された搬送ロボット6の搬送加速度(慣性力等)とに基づいて、当該搬送ロボット6が把持している植物2全体の生育重量を算出する。
The
搬送制御部43は、各植物2の栽培工程に対応して、積層栽培棚5の前側と後側それぞれの搬送ロボット6に対してそれぞれに設定したロボット座標系における目標制御位置を算出し、その目標制御位置への移動制御とハンド21の駆動制御を行う。このとき、搬送ロボット6のその時点の移動位置、移動速度、及び移動加速度も算出する。また特に図示しないが、搬送制御部43は積層栽培棚5の各栽培棚5aそれぞれに対応した植物2の配置マップを記憶しており、保持具3の識別情報と紐付けて各植物2の配置も管理している。このとき、生育不良などで任意の植物2が人手により保持具3ごと間引かれる場合があるが、その場合にも搬送ロボット6が保持具3を保持する度にタグリーダ11が当該保持具3の識別情報を読み取って配置の変更を確認し、上記配置マップの修正を行うことができる。
The
データベース44は、タグリーダ11が読み取った保持具3の識別情報に紐付けて、上記寸法算出部41が算出した草丈L1及び根の長さL2の生育寸法と、上記重量算出部42が算出した生育重量と、タグリーダ11が読み取った周囲環境情報とを、植物2の個体ごとに記憶する。なお、上記搬送制御部43の配置マップで記録された積層栽培棚5中における各植物2の搬送経路履歴も併せてデータベースが記憶してもよい。
The
以上により、管理サーバ12は、搬送ロボット6を利用した植物2の搬送を制御できるとともに、積層栽培棚5で栽培される全ての植物2についてそれらの個体ごとに生育状態や周囲環境情報などの各種情報を記録し、管理できる。
As described above, the
<11.実施形態の効果>
以上説明したように、本実施形態の植物栽培システム1は、栽培対象の複数の植物2を搬送移動させつつ栽培する積層栽培棚5及び搬送ロボット6(搬送栽培部)と、これら積層栽培棚5及び搬送ロボット6における植物2の搬送経路の途中位置に検出領域が配置され、当該検出領域を通過する植物2の個体ごとに生育状態を検出する寸法検出センサ9及び重量検出センサ10(個体生育検出部)と、を有している。
<11. Effect of Embodiment>
As described above, the
植物栽培システム1が積層栽培棚5及び搬送ロボット6を有していることで、植物2をその成長段階に適した栽培位置へ搬送移動させるいわゆる定植工程を自動的に行うことができ、その結果システム全体の設置面積を効率的に利用できる。このような積層栽培棚5及び搬送ロボット6を有する植物栽培システム1において、植物2の搬送経路の途中位置に当該植物2の個体ごとに生育状態を検出するセンサ等の検出領域が配置されていることにより、当該植物栽培システム1で栽培している全ての植物2に対して個体ごとの生育状態の検出を人手によらず自動的な流れ作業として実行できる。
Since the
さらに、積層栽培棚5が植物2の成長段階に応じた複数の栽培棚5aを上下方向に並べて配置していることで、当該植物栽培システム1全体の設置床面積を縮小化できる。このような上下配置の複数の栽培棚5aを有する植物栽培システム1において、搬送ロボット6が各栽培棚5a間に渡る植物2の昇降搬送を行う場合、その昇降搬送経路の途中位置となる空間領域は各栽培棚5aの外方側部に位置するため広い空間領域を確保でき、そのような空間領域に配置された各センサは各栽培棚5aにおける植物2の栽培に何ら影響を与えることがないため好適である。なお、搬送ロボット6が栽培棚5aの左右方向に対しても植物2を搬送する場合には、その左右方向での搬送経路の途中位置に各センサを配置してもよい。この結果、植物栽培システム1における植物2の生育状態の検出機能が向上する。
Furthermore, since the stacked
また、本実施形態では特に、生育状態として植物2の各部(草丈L1、根の長さL2)の生育寸法を検出する寸法検出センサ9を有している。これにより、植物2の最適な栽培条件を導出するために有用な生育状態の1つである生育寸法の検出が可能となる。
Further, particularly in the present embodiment, the
また、本実施形態では特に、寸法検出センサ9は、搬送ロボット6が植物2を搬送する経路上に検出領域が配置され、検出光Rの通光状態と遮光状態を検知可能な光センサであり、光センサでの検出光Rの通光状態と遮光状態の切り替えタイミングにおける搬送ロボット6の位置と光センサの位置との差に基づいて生育寸法を算出する寸法算出部41を有している。これにより、光センサの検知状態の監視と、搬送ロボット6と光センサとの間の位置の差の算出といった簡易な処理だけで、植物2に対し非接触かつ高精度な各部の生育寸法の検出が可能となる。
Further, particularly in the present embodiment, the
また、本実施形態では特に、寸法算出部41は、搬送ロボット6が植物2を上方へ搬送する場合に、光センサにおける検出光Rの遮光状態が開始された際の搬送ロボット6の高さ位置と光センサの高さ位置との差に基づいて植物2の草丈L1の生育寸法を算出し、光センサにおける検出光Rの通光状態が再開した際の搬送ロボット6の高さ位置と光センサの高さ位置との差に基づいて植物2の根の長さL2の生育寸法を算出する。これにより、搬送ロボット6が植物2を上昇搬送させる場合において、植物2の草丈L1及び根の長さL2の簡易かつ高精度な検出が可能となる。
Further, particularly in the present embodiment, the
また、本実施形態では特に、寸法算出部41は、搬送ロボット6が前記植物2を下方へ搬送する場合に、光センサにおける検出光Rの遮光状態が開始された際の搬送ロボット6の高さ位置と光センサの高さ位置との差に基づいて植物2の根の長さL2の生育寸法を算出し、光センサにおける検出光Rの通光状態が再開した際の搬送ロボット6の高さ位置と光センサの高さ位置との差に基づいて植物2の草丈L1の生育寸法を算出する。これにより、搬送ロボット6が植物2を下降搬送させる場合において、植物2の草丈L1及び根の長さL2の簡易かつ高精度な検出が可能となる。
Further, particularly in the present embodiment, when the
また、本実施形態では特に、生育状態として前記植物2の全体の生育重量を検出する重量検出センサ10を有する。これにより、植物2の最適な栽培条件を導出するために有用な生育状態の1つである生育重量の検出が可能となる。
Further, particularly in the present embodiment, the
また、本実施形態では特に、重量検出センサ10は、搬送ロボット6に配置された荷重センサ(圧接センサ)であり、荷重センサが検出した荷重検出値と、荷重センサから植物2までの間の機構部分(搬送ロボット6のビーム、ハンド21、及び保持具3)の構成及び重量と、荷重センサと植物2の配置関係(モーメント等)と、搬送ロボット6の搬送加速度(慣性力等)とに基づいて生育重量を算出する重量算出部42を有する。これにより、荷重センサの検出値に基づいて、植物2に対し高精度な生育重量の検出が可能となる。なお、荷重センサは上述した圧接センサ以外にも歪みゲージを使用してもよい。
Further, particularly in the present embodiment, the
また、本実施形態では特に、植物2を個体ごとに保持しつつ搬送栽培部(積層栽培棚5、栽培棚、及び搬送ロボット6)で搬送移動可能な保持具3を有する。これにより、植物2の損傷を抑えつつ、栽培棚5aにおける円滑な搬送移動や、搬送ロボット6による確実かつ安定したハンドリングが可能となる。
In addition, particularly in the present embodiment, a holding
また、本実施形態では特に、保持具3は、当該保持具3の個体の識別情報を記憶し、無線通信を介して前記識別情報を送信可能な無線ICタグ14を有し、植物栽培システム1は無線通信を介して無線ICタグ14から識別情報を受信可能なタグリーダ11を有する。これにより、タグリーダ11が検出した生育状態と、対応する個々の植物2(保持具3)の識別情報との紐付け管理が容易となる。
Further, particularly in the present embodiment, the
また、本実施形態では特に、保持具3は、当該保持具3が保持する植物2の個体における周囲環境状態(温度、湿度、照射光強度等)を検出する個体環境検出センサ13を有し、無線ICタグ14は、個体環境検出センサ13が検出した周囲環境状態を無線通信を介して送信可能であり、タグリーダ11は、無線通信を介して無線ICタグ14から周囲環境状態を受信可能である。これにより、植物2の最適な栽培条件を導出するために必要な環境状態の情報を植物2の個体ごとに検出でき、対応する個々の植物2(保持具3)の識別情報との紐付け管理が容易となる。
Further, particularly in the present embodiment, the
なお、上記実施形態では植物2の栽培に関する関係情報を検出するセンサの例として寸法検出センサ9、重量検出センサ10、及び個体環境検出センサ13を備えていたが、これに限られない。他にも栽培中の植物2の外観画像を撮像するカメラなどの光学センサ(特に図示せず)を設けてもよい。この場合には、撮像された画像データ(いわゆるビジョンデータ)を適宜の画像認識技術により処理することで、当該植物2の草丈L1、根の長さL2、及び重量も含めた多様な個体生育情報を検出することができる。
In addition, although the
なお、以上の説明において、「垂直」「平行」「平面」等の記載がある場合には、当該記載は厳密な意味ではない。すなわち、それら「垂直」「平行」「平面」とは、設計上、製造上の公差、誤差が許容され、「実質的に垂直」「実質的に平行」「実質的に平面」という意味である。 In addition, in the above description, when there is a description such as “vertical”, “parallel”, “plane”, etc., the description is not strict. That is, the terms “vertical”, “parallel”, and “planar” mean “substantially vertical”, “substantially parallel”, and “substantially planar”, because of design tolerances and manufacturing tolerances. ..
また、以上の説明において、外観上の寸法や大きさが「同一」「等しい」「異なる」等の記載がある場合は、当該記載は厳密な意味ではない。すなわち、それら「同一」「等しい」「異なる」とは、設計上、製造上の公差、誤差が許容され、「実質的に同一」「実質的に等しい」「実質的に異なる」という意味である。 Further, in the above description, when there is a description such as “same”, “equal”, “different” or the like in external dimension or size, the description is not strict. That is, the terms “identical”, “equal”, and “different” mean “substantially the same”, “substantially equal”, and “substantially different” with tolerances and errors in design and manufacturing allowed. ..
また、以上既に述べた以外にも、上記実施形態や各変形例による手法を適宜組み合わせて利用しても良い。 Further, in addition to the above description, the methods according to the above-described embodiment and each modification may be appropriately combined and used.
その他、一々例示はしないが、上記実施形態や各変形例は、その趣旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更が加えられて実施されるものである。 In addition, although not illustrated one by one, the above-described embodiment and each modified example are implemented with various modifications within a range not departing from the gist thereof.
1 植物栽培システム
2 植物
3 保持具
4 レール
5 積層栽培棚(搬送栽培部)
5a 栽培棚
6 搬送ロボット(搬送栽培部)
7 搬入コンベア
8 搬出コンベア
9 寸法検出センサ(寸法検出部、個体生育検出部)
9a 投光器
9b 受光器
10 重量検出センサ(重量検出部、個体生育検出部)
11 タグリーダ(個体識別部)
12 管理サーバ
13 個体環境検出センサ(個体環境検出部)
14 無線ICタグ
15 光源
21 ハンド
41 寸法算出部
42 重量算出部
43 搬送制御部
44 データベース
R 検出光
1
7 Carry-in conveyor 8 Carry-out
11 Tag reader (individual identification part)
12
14 wireless IC tag 15
Claims (9)
前記搬送栽培部における前記植物の搬送経路の途中位置に検出領域が配置され、前記検出領域を通過する前記植物の個体ごとに生育状態を検出する個体生育検出部と、
を有し、
前記搬送栽培部は、
上下方向に並んで配置された複数の栽培棚と、
前記複数の栽培棚の間で前記植物を搬送する搬送ロボットと、
を有し、
前記個体生育検出部の検出領域は、
前記搬送ロボット上又は前記搬送ロボットの搬送経路の途中位置に配置されており、
前記個体生育検出部は、
前記生育状態として前記植物の各部の生育寸法を検出する寸法検出部
を有し、
前記寸法検出部は、
前記搬送ロボットが前記植物を搬送する経路上に前記検出領域が配置され、検出光の通光状態と遮光状態を検知可能な光センサであり、
前記光センサでの前記検出光の通光状態と遮光状態の切り替えタイミングにおける前記搬送ロボットの位置と前記光センサの位置との差に基づいて前記生育寸法を算出する寸法算出部をさらに有する
ことを特徴とする植物栽培システム。 A transport cultivation unit for transporting and cultivating a plurality of plants to be cultivated,
A detection region is arranged at an intermediate position of the transportation route of the plant in the transportation cultivation unit, and an individual growth detection unit that detects a growth state for each individual plant that passes through the detection region,
Have
The transport and cultivation section,
Multiple cultivation shelves arranged side by side in the vertical direction,
A transport robot that transports the plant between the plurality of cultivation shelves,
Have
The detection area of the individual growth detection unit,
Located on the transfer robot or at an intermediate position of the transfer route of the transfer robot ,
The individual growth detection unit,
A size detection unit that detects the growth size of each part of the plant as the growth state
Have
The dimension detection unit,
The detection area is arranged on the path where the transfer robot transfers the plant, an optical sensor capable of detecting a light-passing state and a light-blocking state of detection light,
The optical sensor further includes a size calculation unit that calculates the growth size based on the difference between the position of the transport robot and the position of the optical sensor at the switching timing between the light transmission state and the light shielding state of the detection light. /> A plant cultivation system characterized by the following.
前記搬送ロボットが前記植物を上方へ搬送する場合に、
前記光センサにおける前記検出光の遮光状態が開始された際の前記搬送ロボットの高さ位置と前記光センサの高さ位置との差に基づいて前記植物の草丈の生育寸法を算出し、
前記光センサにおける前記検出光の通光状態が再開した際の前記搬送ロボットの高さ位置と前記光センサの高さ位置との差に基づいて前記植物の根の長さの生育寸法を算出する
ことを特徴とする請求項1記載の植物栽培システム。 The dimension calculation unit,
When the transport robot transports the plant upward,
Calculating the growth dimension of the plant height of the plant based on the difference between the height position of the transfer robot and the height position of the light sensor when the light blocking state of the detection light in the optical sensor is started,
Calculating the growth dimension of the root length of the plant based on the difference between the height position of the transfer robot and the height position of the optical sensor when the passing state of the detected light in the optical sensor is restarted. The plant cultivation system according to claim 1, wherein
前記搬送ロボットが前記植物を下方へ搬送する場合に、
前記光センサにおける前記検出光の遮光状態が開始された際の前記搬送ロボットの高さ位置と前記光センサの高さ位置との差に基づいて前記植物の根の長さの生育寸法を算出し、
前記光センサにおける前記検出光の通光状態が再開した際の前記搬送ロボットの高さ位置と前記光センサの高さ位置との差に基づいて前記植物の草丈の生育寸法を算出する
ことを特徴とする請求項1記載の植物栽培システム。 The dimension calculation unit,
When the transport robot transports the plant downward,
Calculate the growth dimension of the root length of the plant based on the difference between the height position of the transfer robot and the height position of the optical sensor when the light blocking state of the detection light in the optical sensor is started. ,
Characterized in that the growth dimension of the plant height of the plant is calculated based on the difference between the height position of the transfer robot and the height position of the optical sensor when the light-transmitting state of the detection light in the optical sensor is restarted. The plant cultivation system according to claim 1 .
前記生育状態として前記植物の全体の生育重量を検出する重量検出部
を有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載の植物栽培システム。 The individual growth detection unit further includes
The plant cultivation system according to any one of claims 1 to 3, further comprising a weight detection unit configured to detect a growth weight of the entire plant as the growth state.
前記搬送ロボットに配置された荷重センサであり、
前記荷重センサが検出した荷重と、前記荷重センサから前記植物までの間の機構部分の構成及び重量と、前記荷重センサと前記植物の配置関係と、前記搬送ロボットの搬送加速度とに基づいて前記生育重量を算出する重量算出部
をさらに有することを特徴とする請求項4記載の植物栽培システム。 The weight detection unit,
A load sensor arranged in the transfer robot,
The growth detected based on the load detected by the load sensor, the configuration and weight of the mechanical portion between the load sensor and the plant, the positional relationship between the load sensor and the plant, and the transport acceleration of the transport robot. The plant cultivation system according to claim 4 , further comprising a weight calculation unit that calculates weight.
をさらに有することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の植物栽培システム。 The plant cultivation system according to any one of claims 1 to 5 , further comprising a holder capable of carrying and moving the plant by the carrying and cultivating unit while holding the plant for each individual.
当該保持具の個体の識別情報を記憶し、無線通信を介して前記識別情報を送信可能な無線ICタグ
を有し、
前記個体生育検出部は、
無線通信を介して前記無線ICタグから前記識別情報を受信可能な個体識別部
を有することを特徴とする請求項6記載の植物栽培システム。 The holder is
Having a wireless IC tag capable of storing the identification information of the individual holder and transmitting the identification information via wireless communication,
The individual growth detection unit,
The plant cultivation system according to claim 6, further comprising an individual identification unit capable of receiving the identification information from the wireless IC tag via wireless communication.
当該保持具が保持する植物の個体における周囲環境状態を検出する個体環境検出部
を有し、
前記無線ICタグは、
前記個体環境検出部が検出した前記周囲環境状態を無線通信を介して送信可能であり、
前記個体識別部は、
無線通信を介して前記無線ICタグから前記周囲環境状態を受信可能である
ことを特徴とする請求項7記載の植物栽培システム。 The holder is
Having an individual environment detection unit for detecting the surrounding environment state in the individual of the plant held by the holder,
The wireless IC tag is
It is possible to transmit the ambient environment state detected by the individual environment detection unit via wireless communication,
The individual identification unit,
The plant cultivation system according to claim 7, wherein the environmental condition can be received from the wireless IC tag via wireless communication.
前記搬送ロボットが前記植物を搬送する上下方向の搬送経路の途中位置にある検出領域において、光センサにより検出光の通光状態と遮光状態を検知することと、
前記光センサでの前記検出光の通光状態と遮光状態の切り替えタイミングにおける前記搬送ロボットの位置と前記光センサの位置との差に基づいて、前記植物の個体ごとに生育寸法を算出することと、
を実行することを特徴とする植物栽培方法。
Cultivating a plurality of plants to be cultivated while being transported and moved in the vertical direction by a transport robot between a plurality of cultivation shelves ,
In the detection region in the middle position of the transport path in which the transport robot transports the plant in the vertical direction, detecting the light-transmitting state and the light-shielding state of the detection light by the optical sensor,
Based on the difference between the position of the transport robot and the position of the optical sensor at the switching timing of the light transmission state and the light shielding state of the detection light in the optical sensor , calculating the growth dimension for each individual plant. ,
A method for cultivating a plant, which comprises:
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