JP6731407B2 - 制御方法及び制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、制御方法及び制御装置に関する。
従来から、ネットワーク上においてスマートフォンなど端末の近くにあるエッジサーバに処理を分散させることで、地球規模で集中的配備されたクラウドコンピューティングの環境と比べて通信遅延を短縮するエッジコンピューティングという技術が考えられている(非特許文献1)。
"エッジコンピューティング構想"、[online]、NTT持株会社ニュースリリース、[平成27年6月18日検索]、インターネット<http://www.ntt.co.jp/news2014/1401/140123a.html>
上述のように、エッジサーバが、端末の近くで処理をすることを想定しているので、より多くの場所にエッジサーバを設置する必要がある。よって、使用状態によらずにエッジサーバで実行するサービス(アプリケーション)のためのリソースを確保してしまうと、当該リソースが無駄になってしまう可能性がある。一方、集中的に配備されたクラウドネットワーク上のデータサーバで処理をすると、低遅延で処理を実現することが困難になる。
そこで、本発明は、上記問題点を解決するために、端末からの要求処理を実行するネットワーク上の装置を適切に変更することができる制御方法及び制御装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一実施形態に係る制御方法は、ユーザの通信端末とアクセスするためのエリアネットワークごとに配置される第1ノード、および前記第1ノードより前記通信端末から遠いネットワークに配置される第2ノードに対する通信制御を行う制御装置の制御方法において、前記第1ノードおよび前記第2ノードは、前記通信端末からの要求処理を実行して得た情報を前記通信端末に提供するためのサービスを行うノードであって、前記第1ノードに対して、前記通信端末からの要求処理に対する所定のサービス提供基準を定めておき、前記第1ノードが前記通信端末にサービスを提供している場合であって、前記サービス提供基準に基づいて、前記第1ノードからサービス提供を行う課金額の上限を超えた場合に、前記通信端末からの要求処理を実行するノードを、前記第1ノードから前記第2ノードに変更し、前記第2ノードが前記通信端末にサービスを提供している場合であって、前記サービス提供基準に基づいて、前記第1ノードからサービス提供を行うか金額の課金限界に達している場合に、前記通信端末からの要求を実行するノードを、前記第2ノードから前記第1ノードに変更し、前記サービス提供基準は、前記通信端末が前記第1ノードからのサービス提供を受けるごとに課される課金情報を含む。
また、本発明の一実施形態に係る制御装置は、ユーザの通信端末とアクセスするためのエリアネットワークごとに配置される第1ノード、および前記第1ノードより前記通信端末から遠いネットワークに配置される第2ノードに対する通信制御を行う制御装置において、前記第1ノードおよび前記第2ノードは、前記通信端末からの要求処理を実行して得た情報を前記通信端末に提供するためのサービスを行うノードであって、前記第1ノードに対して、前記通信端末からの要求処理に対する所定のサービス提供基準を定めておき、前記第1ノードが前記通信端末にサービスを提供している場合であって、前記サービス提供基準に基づいて、前記第1ノードからサービス提供を行う課金額の上限を超えた場合に、前記通信端末からの要求処理を実行するノードを、第1ノードから第2ノードに変更し、前記第2ノードが前記通信端末にサービスを提供している場合であって、前記サービス提供基準に基づいて、前記第1ノードからサービス提供を行うか金額の課金限界に達している場合に、前記通信端末からの要求を実行するノードを、第2ノードから第1ノードに変更し、前記サービス提供基準は、前記通信端末が前記第1ノードからのサービス提供を受けるごとに課される課金情報を含む。
上記の発明によれば、通信端末による要求処理を実行する第1ノードに対して設定されたサービス提供基準に基づいて、通信端末の要求処理を実行するノードを変更するので、コストと速度とのバランスを取ることができる。
また、上記の制御方法は、通信端末と第1ノードとの間の通信遅延と、通信端末と第2ノードとの間の通信遅延とが異なってもよい。このように、使用状態に応じて、遅延時間が異なるネットワークのノードで通信端末からの要求処理を実行することにより、コストと速度とのバランスを取ることができる。
また、上記の制御方法及び制御装置では、第1ノードと、第2ノードとの間で、通信端末からの要求処理を実行するノードを変更するとは、通信端末からの要求処理を実行する仮想マシンがあるノードを変更することとしてもよい。この場合、仮想化ネットワークにおいて、コストと速度とのバランスを取ることができる。
また、上記の制御方法は、第1ノードは、仮想マシンを起動し、第1ノードで実行するためのアプリケーションを実行できる状態にして、通信端末からの要求処理を実行し、通信端末からの要求処理を実行するノードを変更するとは、第1ノードの仮想マシンを、第2ノードへ移動させ、当該アプリケーションを第2ノードの仮想マシンで実行させることとしてもよい。このように、第1ノードの仮想マシンを、第2ノードへ移動させ、当該アプリケーションを第2ノードの仮想マシンで実行させることにより、コストと速度とのバランスを取ることができる。
本発明の一実施形態によれば、端末からの要求処理を実行するネットワーク上の装置を適切に変更することができる。
本発明の実施形態に係るシステムの構成を示す図である。 本発明の実施形態に係るノード変更装置を示すブロック図である。 ノード変更装置のハードウェア構成図である。 サービスポリシーテーブルを示す図である。 実行場所管理テーブルを示す図である。 課金管理テーブルを示す図である。 トラヒック情報テーブルを示す図である。 アプリケーションの実行例を示すシーケンス図である。 エッジ起動処理を示すシーケンス図である。 エッジからデータセンタへ処理装置を変更するシーケンス図である。 課金に基づいて実行装置を変更する処理を示すフローチャートである。 データセンタからエッジへ処理装置を変更するシーケンス図である。 帯域利用に基づいて実行装置を変更する処理を示すフローチャートである。 実行装置の変更に基づいてトラヒック情報を変更する例を示す図である。 変形例におけるエッジ起動処理を示すシーケンス図である。 処理負荷状況テーブルを示す図である。 変形例におけるエッジからデータセンタへ処理装置を変更するシーケンス図である。
以下、図面と共に本発明の実施形態について詳細に説明する。なお、図面の説明においては同一要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
図1に本実施形態に係るノード変更装置10(通信制御装置)を含む通信システム1の構成を示す。通信システム1は、UE90の使用状況に基づいて処理をする装置をRAN(Regional Area Network)等の自己ネットワークに接続されているエッジ40からコアネットワークに接続されている装置に移動したり、処理をする装置をデータセンタ70からエッジ40に移動したりするシステムである。ここで自己ネットワークとは、一つの通信事業者により運用され、UE90が在圏するネットワークである。
図1に示すように通信システム1は、ノード変更装置10と、OSS/BSS(Operations Support System/Business Support System)20と、MANO(Management & Orchestration)30と、エッジ40と、MME50と、SPGW60と、データセンタ70と、eNode80と、UE90とを含んで構成されている。
このうち、OSS/BSS(Operations Support System/Business Support System)20と、MANO(Management & Orchestration)30と、エッジ40の一部と、MME50とは、通信システム1のコアネットワークを構成するものである。eNode80とエッジ40との一部がRANを構成するものである。データセンタ70は、WAN(Wide Area Network)を構成する。また、データセンタ70は、WANのような外部ネットワーク(上記自己ネットワークとは異なるネットワーク)を介して接続することができる。互いに情報の送受信が必要な構成要素間は、有線・無線により接続されており情報の送受信が可能となっている。
UE90は、スマートフォン、タブレット端末を含む端末であり、この通信システム1と通信接続することにより通信を行うことができる。UE90から通信システム1へサービス処理要求をすると、RANに接続されているエッジ40、コアネットワークに接続されているエッジ40、及びデータセンタ70の何れかの装置(ノード)により当該サービスの処理(アプリケーションの処理)がなされる。
RANに接続されているエッジ40、コアネットワークに接続されているエッジ40、外部ネットワークに接続しているデータセンタ70の順にUE90からの距離が短い。よって、距離が短いRANに接続されているエッジ40は、上記3つの装置の中で通信遅延が最も小さい。ここで通信遅延とは、UE90からの処理要求に応じて処理をする装置(RANに接続されているエッジ40、コアネットワークに接続されているエッジ40、データセンタ70)と、UE90との間における通信時間により定められるものである。このように、通信システム1は、UE90までの距離が互いに異なる複数のネットワークでUE90からの要求処理を実行するノードを有する。RANに接続されているエッジ40、コアネットワークに接続されているエッジ40、及びデータセンタ70は、それぞれ分散データベース(分散DB)を有しており、サービス実行時のユーザデータ(ユーザ設定等のデータ)を共有して保存している。所定期間毎に互いにユーザデータの差分データを複製する。
また、RANに接続されているエッジ40、コアネットワークに接続されているエッジ40、及びWAN(外部ネットワーク)に接続されているデータセンタ70は、互いに異なる階層(種類)のネットワークに接続されている。RANのエッジ40は、UE90の近くの位置で処理を実行するので、広範囲に多数分散している。一方、データセンタ70は、外部ネットワークからアクセスされるので、統括して処理をするため、それほど分散していない。よって、エッジ40が、上記のサービスを全て実行すると、UE90へ即時に処理結果を提供できるが、多数分散しているため、設置コスト・リソースコストがかかってしまう。一方、データセンタ70は、それほど分散していないため、データセンタ70が、上記サービスを集約して実行すれば、設置コスト・リソースコストを抑えることができる。しかし、UE90との距離があるため、エッジ40がサービスを実行する場合より処理時間がかかる。
ノード変更装置10は、UE90からのサービス要求に対する処理をする装置の状況を確認し、当該状況に基づいて実行している装置の変更を行う。詳細は後述する。
OSS/BSS20は、通信システム1におけるサービス管理を行い、通信システム1での通信機能に係る指示を行うノードである。例えば、OSS/BSS20は、MANO30に対して、新たな通信機能(通信サービス)を追加するように指示を行う。また、OSS/BSS20は、通信システム1に係る通信事業者によって操作され得る。
MANO30は、NFVO(Network Functions Virtualisation Orchestrator)と、VNFM(Virtual Network Function Manager)と、VIM(Virtualised Infrastructure Management: 仮想化基盤管理)とを含んで構成されている。NFVOは、物理資源上に構築された仮想ネットワーク全体の管理を行う全体管理ノード(機能エンティティ)である。VNFMは、物理資源(ノード)に対して、サービスに係る機能を追加する仮想通信機能管理ノード(機能エンティティ)である。物理資源(ノード)各々を管理する物理資源管理ノード(機能エンティティ)である。具体的には、資源の割当・更新・回収の管理、物理資源と仮想化ネットワークとの関連付け、ハードウェア資源とSW資源(ハイパーバイザー)一覧の管理を行う。
なお、NFVO、VNFM及びVIMは、物理的なサーバ装置上でプログラムが実行されることにより実現される(但し仮想化上で実現されることを制限するものでは無く、管理系統を分離した上で、仮想化上で実現してもよい)。NFVO、VNFM及びVIMは、それぞれ別々の物理的なサーバ装置で実現されていてもよいし、同じサーバ装置で実現されていてもよい。NFVO、VNFM及びVIM(を実現するためのプログラム)は、別々のベンダから提供されていてもよい。
SPGW60は、SGW又はPGWである。SGW(Serving Gate Way)は、LTEを収容する在圏パケット交換機で、PGW(Packet data network Gate Way)との間でユーザデータの送受信を行う。PGWは、外部ネットワークと接続するゲートウェイであり、UE90へのIPアドレス払出しなどを行う。
MME50は、LTEネットワークに在圏するUE90の位置管理、認証制御、及びユーザデータの通信経路の設定処理を行う部分である。
エッジ40は、UE90からのサービス要求に応じて、処理をするサーバ装置である。
データセンタ70は、UE90からのサービス要求に応じて処理をするサーバ装置である。また、各種データを記憶する。
引き続いて、ノード変更装置10について、本実施形態に係る機能を、図2を用いて説明する。図2に示すようにノード変更装置10は、配置情報記憶部11と、シーケンス監視部12(使用情報取得手段)と、トラヒック監視部13(使用情報取得手段)と、配置計算部14(変更手段)と、配置指示部15(変更手段)と、を有する。
ここで、図3に本実施形態に係るノード変更装置10を構成するサーバ装置のハードウェア構成を示す。図3に示すように当該ノード変更装置10は、CPU101、主記憶装置であるRAM(Random Access Memory)102及びROM(Read Only Memory)103、通信を行うための通信モジュール104、並びにハードディスク等の補助記憶装置105等のハードウェアを備えるコンピュータを含むものとして構成される。これらの構成要素がプログラム等により動作することにより、上述するノード変更装置10の機能が発揮される。なお、ノード変更装置10は複数のサーバ装置からなるコンピュータシステムによって構成されていてもよい。
配置情報記憶部11は、配置変更するための判断情報等、UE90からの処理を実行する装置の配置に関する情報を記憶する部分である。配置情報記憶部11は、複数種類のテーブルの情報を記憶している。具体的には、配置情報記憶部11は、実行するノードの変更条件を示す情報を有するテーブルであるサービスポリシーテーブル、処理を実行する場所の情報を有する実行場所管理テーブル、各ユーザの課金状況を示す情報を有する課金管理テーブル、外部ネットワーク側からの使用状況と、内部ネットワーク側(自己ネットワーク側)の使用状況とを示す情報を有するトラヒック情報テーブルとを記憶する。
図4にサービスポリシーテーブルの例を示す。図4に示すように、サービスポリシーテーブルは、サーバアプリアドレスと、サービス名と、ポリシーとを有する情報を記憶するためのテーブルである。サーバアプリアドレスとは、ポリシーを送信したデータセンタ70のアドレスである。サービス名は、サービス識別するための名称である(例えば、動画配信サービス、ITSサービス等を示す名称)。ポリシーは、実行するノードの変更条件を示す情報である。
サービス名がサービス1であるポリシーは、1ユーザが1月で300円までは、エッジでUE90からの処理を実行し、300円を超えるとエッジ以外の装置で実行することを示している。また、サービス名がサービス5であるポリシーは、処理負荷状況が80%を超えた場合は、エッジ利用を規制し、70%を下回った場合、エッジ利用規制を解除することを示している。また、サービス名がサービス6であるポリシーは、端末からのサービス要求が10分間無い場合は、サービス処理をエッジ処理からデータセンタへ移し、再度要求時に、データセンタからエッジへ戻すことを示している。
図5に実行場所管理テーブルの例を示す。図5に示すように、実行場所管理テーブルは、サービス名と、場所と、ユーザIDとを有する情報を記憶するためのテーブルである。サービス名は、サービスを識別するための名称である。場所は、当該サービスを実行するノードを示す情報である。ユーザIDは、ユーザを識別する情報である。図5に示すように、サービス1については、ユーザIDがユーザ1、ユーザ2、ユーザ3であるユーザのUE90から処理要求がなされた場合、エッジ1で処理を行う。また、同じサービス1でも、ユーザIDがユーザ4、ユーザ5であるユーザのUEから処理要求がなされた場合、データセンタ1で処理を行う。このように、同一のサービスでもユーザによって実行するノードが異なる。
続いて、図6に課金管理テーブルの例を示す。図6に示すように、課金管理テーブルは、ユーザIDと、サービス名と、課金の状態とを有する情報を記憶するためのテーブルである。
ユーザIDは、ユーザを識別する情報である。サービス名は、サービスを識別するための情報である。課金の状態は、課金が上限に達したか否かを示す情報である。例えば、サービス1については、ユーザ1が上限に達しており、ユーザ2は、まだ上限に達していないことを示す。
続いて、図7にトラヒック情報テーブルの例を示す。図7に示すように、トラヒック情報テーブルは、サービス名と、実行装置と、対象ユーザと、UE側のトラヒック(遅延、利用帯域幅)、WAN側のトラヒック(遅延、利用帯域幅)とを有する情報を記憶するためのテーブルである。
サービス名は、サービスを特定するための情報である。実行装置は、処理を実行する装置を示す情報である。対象ユーザは、対象ユーザを特定するための情報である。ここには、特定のユーザを示すユーザIDや、全ユーザを示す情報が入力される。UE側のトラヒックは、内部ネットワークからのアクセスがあったトラヒックの情報(通信遅延の平均値、1秒あたりの通信量)を示す。WAN側のトラヒックは、外部ネットワークからのアクセスがあったトラヒックの情報を示す。
シーケンス監視部12は、MME50等にシーケンスの監視要求をして、当該MME50等からシーケンスの監視結果を取得する部分である。具体的に、シーケンス監視部12は、課金に関する監視要求、接続する回線種別(例えば、4G、5G)に関する監視要求をする。シーケンス監視部12は、配置指示部15から監視指示を受け付けると、監視対象となる装置(例えば、MME50)に対して監視指示(監視対象となるユーザID、サービスID、監視対象のポリシーを示す情報)を送出する。
シーケンス監視部12は、シーケンス監視指示した装置から所定のタイミングで監視結果を受信する。このように、シーケンス監視部12は、ユーザの使用状況の情報として、監視結果を受信する。シーケンス監視部12は、当該監視結果を、配置計算部14へ送出する。
トラヒック監視部13は、ルータ・スイッチ等にトラヒックの監視要求をして、当該ルータ・スイッチ等からトラヒックの監視結果を取得する部分である。トラヒック監視部13は、配置指示部15から監視指示を受け付けると、監視対象となる装置(例えば、SPGW)に対して監視指示(監視対象となるユーザID、サービスID、ポリシーを示す情報)を送出する。
トラヒック監視部13は、トラヒック監視指示した装置から所定のタイミングで監視結果を受信する。このように、トラヒック監視部13は、ユーザの使用状況の情報として、監視結果を受信し、当該監視結果を配置計算部14へ送出する。
配置計算部14は、UE90からのサービス要求に対する処理を行う装置を決定する部分である。配置計算部14は、UE90からサービス要求を新たに取得した場合、ポリシーに基づいて実行する装置を決定する。
具体的に、配置計算部14は、ポリシーに基づいてサービスを実行する装置(データセンタ、コアネットワークのエッジ、RANのエッジ)を決定する。すなわち、配置計算部14は、サービスを実行する位置を決定する。配置計算部14は、RANに接続されているエッジで実行することを決定した場合、UE90の位置に基づいて、UE90から最も近いエッジを実行対象の装置に決定する。
また、配置計算部14は、シーケンス監視部12又はトラヒック監視部13から監視結果を受信すると、当該監視結果がサービスポリシーテーブルのポリシーに基づいて、実行する装置の変更条件を満たす場合、実行対象の装置を変更する旨、決定する。このように、配置計算部14は、シーケンス監視部12又はトラヒック監視部13によって取得された監視結果に基づいて、通信端末からの要求処理を実行するノードを変更する。
例えば、配置計算部14は、上記監視結果に基づき、課金の上限値を超えた場合(すなわち、監視結果に基づいた使用度が予め定められた条件を上回る場合)、処理対象の装置(ノード)をエッジ40から、コアノードのエッジ40又はデータセンタ70に変更する旨、決定する。すなわち、配置計算部14は、要求処理をしているノードのネットワークと比較して、UE90からの距離が長いネットワークのノードに変更する旨、決定する。配置計算部14は、実行する装置を決定すると、処理対象の装置を配置指示部15へ通知する。
配置指示部15は、配置計算部14から処理対象の装置を受け付けて、当該装置への配置変更指示をMANO30に対して行う。MANO30は、これに応じて、対象装置へUE90のサービス要求処理を実行する旨指示する。
続いて、図8から図14を用いて、上記システムにおける処理を説明する。まず図8を用いて、サービスとして、車載端末で実行される運行状態に関するアプリケーションを実行する場合の処理を説明する。具体的には、運行状態に関するアプリケーションには、複数のユーザにより撮像された車外の画像を合成する機能と、経路探索の機能が含まれる。
また、車載端末で実行される運行状態に関するアプリケーションとして、エッジで実行するためのアプリケーション(エッジアプリ)と、データセンタで実行するためのアプリケーション(サーバサイドアプリ)との2種類のアプリケーションが含まれるものとする。
具体的には、エッジアプリ(エッジアプリケーション)では、運行状況を示す画像(例えば、車両前方の画像)を解析した結果と上記画像とを合成した画像を表示出力する処理を行う。サーバサイドアプリ(サーバサイド)は、経路探索依頼に基づき、経路探索をする。
UE90Bは、ログイン要求をデータセンタ70へ送信すると、エッジ40へログイン要求を通知する(ステップS1)。エッジ40は、これに応じて仮想マシンであるVM(Virtual Machine)を起動し、エッジアプリを実行できる状態にする(ステップS2)。
エッジ40は、VM起動後、データセンタ70へVMを起動した旨を通知するし、データセンタ70は、UE90BへVM起動した旨を通知する(ステップS3)。
UE90Aは、ログイン要求をデータセンタ70へ行い、データセンタ70は、ログインを受け付けた旨と接続先のアドレスをUE90Bへ通知する(ステップS4)。
UE90A及びUE90Bが、自端末で撮影した画像をエッジ40へ送信すると(ステップS5)、エッジ40は、それぞれの画像を解析・合成する(ステップS6)。
エッジ40は、合成した画像をUE90A及びUE90Bへ送信する(ステップS7)。UE90A及びUE90Bは、受信した画像をAR(拡張現実)表示をする(ステップS8及びステップS9)。
また、UE90Bは、ルート探索依頼をデータセンタ70へ要求し(ステップS10)、データセンタ70は、これに応じてルートを作成する(ステップS11)。データセンタ70は、このルートをUE90Bへ送信する(ステップS12)。UE90Bは、このルートを表示出力する(ステップS13)。
このように、撮影画像の表示のように、即時性を問われる機能は、遅延量が少ないエッジ40が処理をして、経路探索のように即時性が問われない機能は、データセンタ70が処理をする。
続いて、図9に示すシーケンス図を用いてポリシーの登録及びVM生成の処理手順を説明する。
まず、データセンタ70においてポリシ−の入力操作がなされると、データセンタ70は、ポリシーの対象となるサービス名とポリシーの内容と共にポリシーの登録要求をOSS/BSS20へ行う(ステップS21)。OSS/BSS20は、これに応じて、ノード変更装置10へポリシーの設定要求を行う(ステップS22)。ノード変更装置10は、上記ポリシーの対象となるサービス名、ポリシーの内容をサービスポリシーテーブルへ登録する。ノード変更装置10は、登録完了した旨をOSS/BSS20へ通知する(ステップS23)。OSS/BSS20は、当該通知をデータセンタ70へ通知する(ステップS24)。ステップS21〜ステップS24の処理により、ノード変更装置10のサービスポリシーテーブルにポリシーが登録されることになる。
UE90からデータセンタ70へエッジ接続依頼(原則エッジで実行されるサービスの実行要求)がなされると(ステップS25)、データセンタ70からOSS/BSS20へサービス名、UE90のアドレスを通知すると共に、エッジ作成要求を行う(ステップS26)。OSS/BSS20は、ノード変更装置10に対して、エッジ作成依頼を行う(ステップS27)。
ノード変更装置10は、サービス名に対応するサービスポリシーテーブルを参照する(ステップS28、ステップS29)。配置計算部14は、上記サービスポリシーテーブルの内容に基づいて、実行対象の装置を決定する(ステップS30)。また、配置計算部14は、監視内容を示す監視対象も決定する(例えば、サービスとユーザIDと課金状況等)。
ノード変更装置10の配置計算部14は、実行対象の装置と、サービス要求したUE90のユーザIDとを対応付けた情報を実行場所管理テーブルに登録する(ステップS31及びステップS32)。
ノード変更装置10の配置計算部14は、監視要求及び配置要求を配置指示部15へ通知する(ステップS33)。配置指示部15は、配置要求に応じて、MANO30へサービス名及びエッジのアドレスを通知すると共に、VM作成要求をする。
MANO30は、当該VM作成要求に応じて、要求対象の装置のエッジ40へサービス名を通知するともに、VM作成依頼をする(ステップS35)。
エッジ40は、VM起動準備をすると共に、VM上で動作するエッジアプリを起動する(ステップS36)。エッジ40は、エッジアプリ起動完了通知をMANO30へ行う(ステップS37)。MANO30は、これに応じて、エッジアプリ起動完了通知をノード変更装置10へ行う(ステップS38)。
配置指示部15は、監視指示をトラヒック監視部13へ行う(ステップS39)。トラヒック監視部13は、これに応じて対象となる装置へ監視指示を行い、監視指示を行った結果を配置指示部15へ行う(ステップS40)。
配置計算部14は、監視指示をシーケンス監視部12へ行う(ステップS41)。シーケンス監視部12は、これに応じて対象となる装置へ監視指示を行い、監視指示を行った結果を配置指示部15へ行う(ステップS42)。
配置指示部15は、配置計算部14へ配置完了通知をする(ステップS43)。配置計算部14は、これに応じて、接続情報(接続先のアドレス)をデータセンタ70へ送信する(ステップS44)。データセンタ70は、UE90へ接続情報を通知し(ステップS45)、UE90は、当該接続情報に基づいてエッジ40へ接続する(ステップS46)。
続いて、図10のシーケンス図を用いて、実行する装置を変更する処理を説明する。UE90は、コアネットワーク内のルータ・スイッチを通じてエッジ接続要求をすると、(ステップS51)、ルータ・スイッチは、エッジ40へ通信内容を転送する(ステップS52)。
OSS/BSS20は、課金状況を判断して、課金限界に達している場合、ノード変更装置10へ課金限界通知をする(ステップS53)。シーケンス監視部12は、当該課金限界通知を配置計算部14へ通知する(ステップS54)。
ノード変更装置10は、サービスポリシーテーブル、実行場所管理テーブル、及び課金管理テーブルを参照する(ステップS55、ステップS56)。
配置計算部14は、上記サービスポリシーテーブルの内容に基づいて、実行対象の装置を決定する(ステップS57)。また、配置計算部14は、監視対象も決定する(例えば、サービスとユーザIDと課金状況等)。
ノード変更装置10の配置計算部14は、実行対象の装置と、サービス要求したUE90のユーザIDとを対応付けた情報を実行場所管理テーブルに登録し、課金管理テーブルを更新する(ステップS58及びステップS59)。
ノード変更装置10の配置計算部14は、監視要求及び配置要求を配置指示部15へ通知する(ステップS60)。配置指示部15は、配置要求に応じて、MANO30へサービス名及び変更先の装置のアドレスを通知すると共に、VM作成要求をする(ステップS61)。MANO30は、分散DBレプリケーション先を変更先の装置であるデータセンタ70に設定し、ユーザ情報の登録要求をする(ステップS62)。また、MANO30は、変更元装置の分散DBへ以後の更新を禁止する。データセンタ70は、ユーザ情報の登録を完了すると、その旨をMANO30へ通知する(ステップS63)。
MANO30は、処理対象変更の旨の通知(VM集約)をエッジ40に対して行い(ステップS64)、エッジ40は、これに応じて終了処理(エッジアプリ起動終了)をする(ステップS65)。処理を終了すると、その旨をMANO30へ通知する(ステップS66)。
MANO30は、SPGW60に対して、フロー切替を指示し(ステップS67)、SPGW60は、これに応じてフロー切替処理をして、処理完了の旨をMANO30へ通知する(ステップS68)。また、MANO30からルータ・スイッチへフロー切替指示をする(ステップS69)。ルータ・スイッチは、切替終了すると、MANO30へ通知する(ステップS70)。このように、MANO30は、UE90からの処理要求に応じて、データセンタ70が当該処理を行うように、通信経路を設定する。
MANO30は、配置指示部15へ集約完了通知をする(ステップS71)。配置指示部15は、シーケンス監視部12へ監視終了指示をして(ステップS72)、シーケンス監視部12から完了通知を受領する(ステップS73)。
配置指示部15は、トラヒック監視部13へ監視終了指示をして(ステップS74)、トラヒック監視部13から完了通知を受領する(ステップS75)。この後、配置指示部15から配置計算部14へ再配置完了の旨を通知する(ステップS76)。
これにより、UE90は、ルータ・スイッチを介してサーバアプリ通信要求をすると(ステップS77)、ルータ・スイッチは、SPGWへ通知し、これに応じて、SPGWは、ルータ・スイッチを介してデータセンタ70へ通知する(ステップS79、ステップS80)。データセンタ70は、エッジ40の分散DBへユーザデータの読出し要求をして(ステップS81)、エッジ40からユーザデータを取得する。データセンタ70は、このユーザデータを用いて、UE90からの処理要求に応じた処理を行う。
続いて、図11に示すフローチャートを用いて、配置計算部14が移動判定をする処理(図10に示すステップS57)を説明する。
配置計算部14は、常時移動変更イベントの待ち受けをする(ステップS91)。何らかのイベントの通知を受信した場合、ステップS92以降の処理を行う。シーケンス監視部12が課金限界通知を受信する等、課金イベントが発生した場合(ステップS92;YES)、課金管理テーブルの更新処理をする(ステップS93)。処理をしている装置がエッジ40かデータセンタ70かを判断する(ステップS94)。処理をしている装置がエッジ40である場合、課金イベントが発生しており、且つ課金限界通知を受けている場合(ステップS95;YES)、ステップS97へ移動する。
課金限界通知を受けていない場合、3G、4Gに遷移していない場合(ステップS96;NO)、処理装置を変更することなく、ステップS91へ進む。課金限界通知を受けていない場合、回線種別が3G、4Gに遷移した場合(ステップS96;YES)、ステップS97へ移動する。ステップS97では、配置計算部14は、データセンタ70へ移動させる旨、決定する(ステップS97)。
現在処理している装置がデータセンタ70である場合、ステップS98へ移動し、5Gへ遷移している場合でなければ(ステップS98;NO)、ステップS91へ移動する。5Gに遷移した場合(ステップS98;YES)、課金限界なっている場合(ステップS99;NO)は、処理装置を変更せずにステップS91へ移動し、課金限界になっていない場合(ステップS99;YES)、エッジ40へ移動させる旨、決定する(ステップS100)。
続いて、図12のシーケンス図を用いて、トラヒックに基づいて、処理装置を変更する処理を説明する。
内部端末(自己ネットワークにおける端末)であるUE90Aが、ルータ・スイッチに対してエッジ40への処理要求をすると(ステップS111)、ルータ・スイッチは、エッジ40へ接続する(ステップS112)。ルータ・スイッチは、当該エッジ40に対する通信のトラヒックをトラヒック監視部13へ通知する(ステップS113)。
トラヒック監視部13は、当該通知に基づいて、トラヒック情報を更新要求、更新完了通知を受領する(ステップS114、ステップS115)。
外部端末(外部ネットワークを介して接続する端末)であるUE90B(端末WAN)が、データセンタ70を介してルータ・スイッチへエッジ40への処理要求をする(ステップS116)。ルータ・スイッチは、これに応じて、エッジ40へ接続する(ステップS117)。ルータ・スイッチは、当該エッジ40に対する通信のトラヒックをトラヒック監視部13へ通知する(ステップS118)。
トラヒック監視部13は、当該通知に基づいて、トラヒック情報を更新要求、更新完了通知を受領する(ステップS119、ステップS120)。
トラヒック監視部13は、定期的にステップS113で取得したUE側のトラフィックと、ステップS118で取得したWAN側のトラフィックとを比較をして、予め定められた閾値以上に差がある場合等の条件を満たした場合、配置計算部14へ通知する(ステップS121)。配置計算部14は、配置情報記憶部11へサービスポリシーテーブルとトラヒック情報テーブルの取得要求をして(ステップS122)、配置情報記憶部11からサービスポリシーテーブル及びトラヒック情報テーブルを取得する(ステップS123)。
配置計算部14は、上述のUE側のトラヒックとWAN側のトラヒックとを比較した結果に基づいて処理装置を変更する(ステップS124)。配置計算部14は、実行場所管理テーブル及びトラヒック情報テーブルの更新要求をして(ステップS125)、当該更新結果を受け取ると(ステップS126)、再配置・監視先・変更通知を配置指示部15へ行う(ステップS127)。ステップS128〜ステップS145の処理は、MANO30とSPGW間におけるフロー切替指示の処理(図10のステップS67及びステップS68)が、図12のシーケンスには含まれないこと以外、図10のステップS61〜ステップS82と同様のため、説明を省略する。
図13に示すフローチャートを用いて、配置計算部14が移動判定をする処理(図12に示すステップS124)を説明する。
配置計算部14は、常時移動変更イベントの待ち受けをする(ステップS151)。トラヒック監視部13からの通知を受信した場合、どちらの方が帯域利用(すなわち、1秒あたりの通信量)が多いかを確認する(ステップS152)。この結果、WAN側の方が多い場合、遅延要求を満たす範囲でDC(データセンタ70)側に変更する(ステップS153)。UE側の方が多い場合、遅延要求を満たす範囲でUE側に変更する(ステップS154)。ここで、DC側への変更とは、RANのエッジ40からコアネットワークのエッジ40又はデータセンタ70への変更や、コアネットワークのエッジ40からデータセンタ70への変更をいう。また、UE側への変更とは、データセンタ70からコアネットワークのエッジ40又はRANのエッジ40への変更や、コアネットワークのエッジ40からRANのエッジ40への変更をいう。また、配置計算部14は、予め設定されている遅延時間の閾値に基づいて、遅延要求を満たす範囲で変更先を決める。配置計算部14は、トラヒック情報テーブルにおける、変更先となるエッジのUE側の遅延時間が、上記閾値以下であるか否かを判断して、遅延要求を満たすか否かを判断する。
ここで、図14に、エッジ40で実施していたときにデータセンタ70へ移動する例を示す。エッジ40で処理を実施していた結果、図14(A)に示すように、サービス1のエッジ2について、利用帯域がWAN側の方が多くなる。これに応じて、図14(B)に示すようにエッジ40からデータセンタ70へ変更する。
続いて、図15〜図17を用いて変形例の説明をする。この変形例は、エッジ40の処理負荷状況が規制条件を満たしている場合に、当該処理負荷状況が規制解除の条件を満たすまでデータセンタ70で処理をさせる処理である。
図15に示したシーケンス図は、図9に示すシーケンス図と共通している部分を多く含むので、図9に示すシーケンス図と異なる部分を中心に説明する。
OSS/BSS20が、ポリシー登録の完了通知をデータセンタ70へ通知した後に、データセンタ70及びエッジ40は、OSS/BSS20へデータセンタ70及びエッジ40の処理負荷状況を示す情報を通知する(ステップS24A及びステップS24B)。OSS/BSS20は、データセンタ70及びエッジ40から処理負荷状況を示す情報を受信すると、図16に示すような、処理負荷状況テーブルへ当該処理負荷状況を示す情報を装置(場所)毎に記憶する。図16に示すように、OSS/BSS20は、場所と処理負荷状況とを対応付けた処理負荷状況テーブルを記憶している。ここで、処理負荷状況とは、リソースの使用率を示す情報である。エッジ1は、処理負荷状況が30%であるので、新たにUE90からの処理要求を受け付けることができる余裕があるが、エッジ2は、処理負荷状況が90%であるので、新たにUE90からの処理要求を受け付けることができる余裕がない。
ステップS30Aにおいて、配置計算部14は、上記サービスポリシーテーブルの内容に基づいて、実行対象の装置(エッジ40)を決定し、サービスポリシーテーブルのサービス5のポリシーが有効である場合、OSS/BSS20に対して、当該エッジ40の処理負荷状況を問合せる。配置計算部14は、当該処理負荷状況が上記ポリシーの条件に基づき、規制対象となる場合、データセンタ70で実行する旨、決定する。例えば、上記問合せ対象のエッジ40が、図16に示す例のエッジ2である場合、処理負荷状況が90%であるので、規制対象となる。また、配置計算部14は、当初決定していたエッジ40を監視対象とする。
ステップS33Aにおいて、配置計算部14は、実行対象の装置(データセンタ70)及び監視対象を配置指示部15へ通知する。これに応じて、配置指示部15は、MANO30へVM作成依頼をする(ステップS34)。また、配置指示部15は、MANO30を介してOSS/BSS20に対して上記監視対象のエッジ40を監視させる。MANO30は、データセンタ70へVM作成依頼をし(ステップS35A)、データセンタ70は、VM起動・エッジアプリを起動する(ステップS36A)。データセンタ70は、エッジアプリ起動完了すると、その旨をMANO30へ通知する(ステップS37A)。なお、データセンタ70は、予めVM及びエッジアプリを起動していてもよい。上記のように、配置指示部15は、UE90からの要求処理をデータセンタ70に処理させるので、UE90が接続要求をすると(ステップS46A)、SPGWを介してデータセンタ70と接続する。
続いて、図17を用いて、データセンタ70からエッジ40へVMを移動する処理(UE90からの処理要求を実行するVMをデータセンタ70からエッジ40へ変更する処理)の例を説明する。図17に示す処理は、図10の処理とは異なる部分を中心に説明する。
UE90から処理要求がなされると(ステップS51)、ルータ・スイッチを通じてSPGWを経由し、データセンタ70へ接続する(ステップS52A)。図15で説明したように、エッジ40が監視対象であるので、当該エッジ40は、定期的にOSS/BSS20へ処理負荷状況を示す情報を通知する(ステップS52B)。OSS/BSS20は、エッジ40の処理負荷状況が70%を下回った場合、シーケンス監視部12へ、その旨を通知する(ステップS53A)。そして、シーケンス監視部12は、処理負荷状況が70%を下回った旨を配置計算部14へ通知する(ステップS54A)。
MANO30は、エッジ40へDBレプリケーション先設定要求する(ステップS62A)。エッジ40は、MANO30へDBレプリケーション設定完了通知し(ステップS63A)、さらにエッジ40は、VM及びエッジアプリを起動する(ステップS65A)。そして、フロー切替がなされた後(ステップS67〜ステップS70)、UE90が、接続要求するとエッジ40へ接続する(ステップS77A、ステップS80)。
このように、UE90からの要求処理を実行している装置(上述の例ではデータセンタ70)以外の装置(上述の例では、エッジ40)の使用状況を監視して、当該使用状況に応じて、VMをデータセンタ70からエッジ40へ移動してもよい。
上述では記載していないが、UE90が、一定期間データの送受信をしていない場合、サービス6のポリシーに基づいて、エッジ40からデータセンタ70へVMを移動するようにしてもよい。例えば、エッジ40がUE90からの要求処理を実行する旨決定された後、OSS/BSS20が、UE90からの処理要求を監視した結果、UE90からエッジ40へデータの送受信が一定期間無い場合、エッジ40からデータセンタ70へVMを移動する。この後で、UE90から処理要求がなされたことをOSS/BSS20が検知すると、OSS/BSS20がノード変更装置10の配置計算部14へ通知する。配置計算部14は、当該通知を受信すると、データセンタ70からエッジ40へ変更する。また、データ通信中/データの通信の無い状態など通信端末のデータ通信状態に関する情報以外に、通信端末のデータ通信頻度(単位時間当たりの通信量・回数)に関わる情報、通信端末で利用しているサービスに求められるデータ通信の遅延要求が厳しい/緩い状態などに基づいて、VMの変更を判断してもよい。このように、UE90のサービス利用状態(UE90からエッジ40への要求処理状態)に基づいて、エッジ40からデータセンタ70へVMを変更するようにしてもよいし、データセンタ70からエッジ40へVMを変更するようにしてもよい。
上述の実施形態では、課金限界通知に基づいて、RANのエッジ40からデータセンタ70へVMを移動させる場合について述べたが、RANのエッジ40からコアネットワークのエッジ40へ移動させるようにしてもよい。
上述の実施形態では、ノード変更装置10が1台のサーバ装置により実現する場合について述べたが、当該ノード変更装置10が有する機能を複数のサーバ装置により実現するようにしてもよい。
上述の実施形態では、特に述べてなかったが、ノード変更装置10が移動先のノードに移動可能か否かを判断するようにしてもよい。当該判断の例として、ノード変更装置10が、移動先ノードのCPU数、メモリ量、ディスク量(ディスク容量)、移動先ノードに接続される通信端末数/セッション数及びNW帯域の情報をMANO30から取得し、取得した情報と、予め設定されている閾値とを比較して移動先のノードへ移動可能か否かを判断する。また、上記判断の別の例として、ノード変更装置10が、移動先のノードが処理を行なうために必要となるノード(例えば、SPGW60、ローカルゲートウェイ(LGW)、DPI(Deep Packet Inspection)、DNS(Domain Name Server)等)の負荷量を示す情報をMANO30から取得して、取得した情報と、予め設定されている閾値とを比較して移動先のノードへ移動可能か否かを判断してもよい。なお、上記の移動先のノードが処理を行なうために必要となるノードが仮想化されてない装置である場合、各移動先のノードで上記負荷量を管理したり、モバイルエッジコンピュータ専用の管理システム(MANO30とは別のシステム)で上記負荷量を管理したりしてもよい。また、上記判断の別の例として、ノード変更装置10が、移動先のノードにおける無線設備の容量(無線のリソースブロックの使用率、基地局装置のCPU使用率等)の情報を基地局装置又はMANO30(基地局装置が仮想化基盤で管理されている場合)から取得して、取得した情報と、予め設定されている閾値とを比較して移動先のノードへ移動可能か否か判断してもよい。
ノード変更装置10が移動先のノードに移動可能か否かを判断した結果、移動不可と判断した場合、移動先のノードに割り当てられている優先度の低いアプリケーションを別のノードに移動させてから再度移動させる。また、ノード変更装置10が移動先のノードに移動可能か否かを判断した結果、移動不可と判断した場合、SPGW60やDNS等、スケールアウトやスケールアップ等によって設備増強可能である場合には、増強後に移動させる。
次に、本実施形態におけるノード変更装置10の作用効果について説明する。本実施形態のノード変更装置10において、シーケンス監視部12が、UE90による第1ノード(例えば、RANに接続しているエッジ40)の使用状態を示す情報(例えば、課金上限通知)を取得する。配置計算部14は、上記課金上限通知に基づいて、UE90からの要求処理を実行するノードを、RANに接続しているエッジ40からデータセンタ70(ネットワーク階層が異なる第2ノード)へ変更する。具体的には、エッジ40は、VM・エッジアプリを起動することにより、UE90からの要求処理を実行しており、配置計算部14及び配置指示部15は、VMをデータセンタ70へ移動させ、エッジアプリをデータセンタ70で実行させる。これにより、使用情報に基づいて、UE90の要求処理を実行するノードを別ネットワークのノードに処理を変更するので、使用状態に応じて、コストと速度とのバランスを取ることができる。
変更前のノードであるエッジ40と、変更後のノードであるデータセンタ70とは、接続されているネットワークの種類が互いに異なる。エッジ40は、RANに接続しており、データセンタ70は、WANに接続している。RANに接続しているエッジ40は、WANに接続しているデータセンタ70と比較して、UE90までの距離が近いので、データセンタ70よりエッジ40の方が、通信遅延が小さい。よって、使用状態に応じて、UE90からの要求処理を実行する装置を変えることにより、コストと速度とのバランスを取ることができる。
配置計算部14は、上記のように課金状態が条件(課金上限)を上回る場合(使用状態が予め定められた条件を満たす場合)、要求処理をしているノードのネットワーク(RAN)と比較して、UE90からの距離が長いネットワーク(WAN)に接続されているデータセンタ70に変更する。このように、使用状態に基づいて階層が異なるネットワークのノードに変更するので、処理負荷やネットワークの利用帯域量を分散させることができる。
また、トラヒック監視部13は、外部ネットワークを用いたUE90の使用状態を示す使用情報と、RANによるUE90の使用状態を示す使用情報とを取得する。配置計算部14は、WANを介したUE90の使用状態を示す使用情報と、RANによるUE90の使用状態を示す使用情報とを比較した結果に基づいて、UE90からの要求処理を実行するノードを他のネットワークのノードに切り替える。これにより、外部ネットワークと自己ネットワークの使用状態を比較して、処理ノードを移動させるので、外部ネットワークからの通信端末と、自己ネットワークからの通信端末とのそれぞれの処理速度を調整することができる。
ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語と呼ばれるか、他の名称で呼ばれるかを問わず、命令、命令セット、コード、コードセグメント、プログラムコード、プログラム、サブプログラム、ソフトウェアモジュール、アプリケーション、ソフトウェアアプリケーション、ソフトウェアパッケージ、ルーチン、サブルーチン、オブジェクト、実行可能ファイル、実行スレッド、手順、機能などを意味するよう広く解釈されるべきである。
また、ソフトウェア、命令などは、伝送媒体を介して送受信されてもよい。例えば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア及びデジタル加入者回線(DSL)などの有線技術及び/又は赤外線、無線及びマイクロ波などの無線技術を使用してウェブサイト、サーバ、又は他のリモートソースから送信される場合、これらの有線技術及び/又は無線技術は、伝送媒体の定義内に含まれる。
本明細書で説明した情報、信号などは、様々な異なる技術のいずれかを使用して表されてもよい。例えば、上記の説明全体に渡って言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、チップなどは、電圧、電流、電磁波、磁界若しくは磁性粒子、光場若しくは光子、又はこれらの任意の組み合わせによって表されてもよい。
なお、本明細書で説明した用語及び/又は本明細書の理解に必要な用語については、同一の又は類似する意味を有する用語と置き換えてもよい。例えば、チャネル及び/又はシンボルは信号(シグナル)であってもよい。また、信号はメッセージであってもよい。また、コンポーネントキャリア(CC)は、キャリア周波数、セルなどと呼ばれてもよい。
本明細書で使用する「システム」および「ネットワーク」という用語は、互換的に使用される。
また、本明細書で説明した情報、パラメータなどは、絶対値で表されてもよいし、所定の値からの相対値で表されてもよいし、対応する別の情報で表されてもよい。例えば、無線リソースはインデックスで指示されるものであってもよい。
上述したパラメータに使用する名称はいかなる点においても限定的なものではない。さらに、これらのパラメータを使用する数式等は、本明細書で明示的に開示したものと異なる場合もある。様々なチャネル(例えば、PUCCH、PDCCHなど)及び情報要素(例えば、TPCなど)は、あらゆる好適な名称によって識別できるので、これらの様々なチャネル及び情報要素に割り当てている様々な名称は、いかなる点においても限定的なものではない。
基地局は、1つまたは複数(例えば、3つ)の(セクタとも呼ばれる)セルを収容することができる。基地局が複数のセルを収容する場合、基地局のカバレッジエリア全体は複数のより小さいエリアに区分でき、各々のより小さいエリアは、基地局サブシステム(例えば、屋内用の小型基地局RRH:Remote Radio Head)によって通信サービスを提供することもできる。「セル」または「セクタ」という用語は、このカバレッジにおいて通信サービスを行う基地局、および/または基地局サブシステムのカバレッジエリアの一部または全体を指す。さらに、「基地局」「eNB」、「セル」、および「セクタ」という用語は、本明細書では互換的に使用され得る。基地局は、固定局(fixed station)、NodeB、eNodeB(eNB)、アクセスポイント(access point)、フェムトセル、スモールセルなどの用語で呼ばれる場合もある。
移動局は、当業者によって、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、リモートユニット、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、リモートデバイス、モバイル加入者局、アクセス端末、モバイル端末、ワイヤレス端末、リモート端末、ハンドセット、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアント、またはいくつかの他の適切な用語で呼ばれる場合もある。
また、本明細書で使用する「判断(determining)」、「決定(determining)」という用語は、多種多様な動作を包含する。「判断」、「決定」は、例えば、判定(judging)、計算(calculating)、算出(computing)、処理(processing)、導出(deriving)、調査(investigating)、探索(looking up)(例えば、テーブル、データベースまたは別のデータ構造での探索)、確認(ascertaining)した事を「判断」「決定」したとみなす事などを含み得る。また、「判断」、「決定」は、受信(receiving)(例えば、情報を受信すること)、送信(transmitting)(例えば、情報を送信すること)、入力(input)、出力(output)、アクセス(accessing)(例えば、メモリ中のデータにアクセスすること)した事を「判断」「決定」したとみなす事などを含み得る。また、「判断」、「決定」は、解決(resolving)、選択(selecting)、選定(choosing)、確立(establishing)、比較(comparing)などした事を「判断」「決定」したとみなす事を含み得る。つまり、「判断」「決定」は、何らかの動作を「判断」「決定」したとみなす事を含み得る。
「接続された(connected)」、「結合された(coupled)」という用語、又はこれらのあらゆる変形は、2又はそれ以上の要素間の直接的又は間接的なあらゆる接続又は結合を意味し、互いに「接続」又は「結合」された2つの要素間に1又はそれ以上の中間要素が存在することを含むことができる。要素間の結合又は接続は、物理的なものであっても、論理的なものであっても、或いはこれらの組み合わせであってもよい。本明細書で使用する場合、2つの要素は、1又はそれ以上の電線、ケーブル及び/又はプリント電気接続を使用することにより、並びにいくつかの非限定的かつ非包括的な例として、無線周波数領域、マイクロ波領域及び光(可視及び不可視の両方)領域の波長を有する電磁エネルギーなどの電磁エネルギーを使用することにより、互いに「接続」又は「結合」されると考えることができる。
本明細書で使用する「に基づいて」という記載は、別段に明記されていない限り、「のみに基づいて」を意味しない。言い換えれば、「に基づいて」という記載は、「のみに基づいて」と「に少なくとも基づいて」の両方を意味する。
本明細書で使用する「第1の」、「第2の」などの呼称を使用した要素へのいかなる参照も、それらの要素の量または順序を全般的に限定するものではない。これらの呼称は、2つ以上の要素間を区別する便利な方法として本明細書で使用され得る。したがって、第1および第2の要素への参照は、2つの要素のみがそこで採用され得ること、または何らかの形で第1の要素が第2の要素に先行しなければならないことを意味しない。
また、上記の各装置の構成における「手段」を、「部」、「回路」、「デバイス」等に置き換えてもよい。
「含む(including)」、「含んでいる(comprising)」、およびそれらの変形が、本明細書あるいは特許請求の範囲で使用されている限り、これら用語は、用語「備える」と同様に、包括的であることが意図される。さらに、本明細書あるいは特許請求の範囲において使用されている用語「または(or)」は、排他的論理和ではないことが意図される。
なお、情報の通知は、本明細書で説明した態様/実施形態に限られず、他の方法で行われてもよい。例えば、情報の通知は、物理レイヤシグナリング(例えば、DCI(Downlink Control Information)、UCI(Uplink Control Information))、上位レイヤシグナリング(例えば、RRC(Radio Resource Control)シグナリング、MAC(Medium Access Control)シグナリング、報知情報(MIB(Master Information Block)、SIB(System Information Block)))、その他の信号又はこれらの組み合わせによって実施されてもよい。また、RRCシグナリングは、RRCメッセージと呼ばれてもよく、例えば、RRC接続セットアップ(RRC Connection Setup)メッセージ、RRC接続再構成(RRC Connection Reconfiguration)メッセージなどであってもよい。
また、本明細書で説明した各態様/実施形態は、LTE(Long Term Evolution)、LTE−A(LTE-Advanced)、SUPER 3G、IMT−Advanced、4G、5G、FRA(Future Radio Access)、W−CDMA(登録商標)、GSM(登録商標)、CDMA2000、UMB(Ultra Mobile Broadband)、IEEE 802.11(Wi−Fi)、IEEE 802.16(WiMAX)、IEEE 802.20、UWB(Ultra-WideBand)、Bluetooth(登録商標)、その他の適切なシステムを利用するシステム及び/又はこれらに基づいて拡張された次世代システムに適用されてもよい。
また、本明細書で説明した各態様/実施形態の処理手順、シーケンス、フローチャートなどは、矛盾の無い限り、順序を入れ替えてもよい。例えば、本明細書で説明した方法については、例示的な順序で様々なステップの要素を提示しており、提示した特定の順序に限定されない。
また、本明細書において基地局によって行われるとした特定動作は、場合によってはその上位ノード(upper node)によって行われることもある。基地局を有する1つまたは複数のネットワークノード(network nodes)からなるネットワークにおいて、端末との通信のために行われる様々な動作は、基地局および/または基地局以外の他のネットワークノード(例えば、MMEまたはS-GWなどが考えられるが、これらに限られない)によって行われ得ることは明らかである。上記において基地局以外の他のネットワークノードが1つである場合を例示したが、複数の他のネットワークノードの組み合わせ(例えば、MMEおよびS-GW)であってもよい。
上記の情報等は、上位レイヤ(または下位レイヤ)から下位レイヤ(または上位レイヤ)へ出力され得る。複数のネットワークノードを介して入出力されてもよい。
入出力された情報等は特定の場所(例えば、メモリ)に保存されてもよいし、管理テーブルで管理してもよい。入出力される情報等は、上書き、更新、または追記され得る。出力された情報等は削除されてもよい。入力された情報等は削除されてもよい。入力された情報等は他の装置へ送信されてもよい。
判定は、1ビットで表される値(0か1か)によって行われてもよいし、真偽値(Boolean:trueまたはfalse)によって行われてもよいし、数値の比較(例えば、所定の値との比較)によって行われてもよい。
本明細書で説明した各態様/実施形態は単独で用いてもよいし、組み合わせて用いてもよいし、実行に伴って切り替えて用いてもよい。また、所定の情報の通知(例えば、「Xであること」の通知)は、明示的に行うものに限られず、暗黙的(例えば、当該所定の情報の通知を行わない)ことによって行われてもよい。
本開示の全体において、明らかに単数であることを示しているものではない限り、単数および複数の両方のものを含むものとする。
以上、本発明について詳細に説明したが、当業者にとっては、本発明が本明細書中に説明した実施形態に限定されるものではないということは明らかである。本発明は、特許請求の範囲の記載により定まる本発明の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。したがって、本明細書の記載は、例示説明を目的とするものであり、本発明に対して何ら制限的な意味を有するものではない。
1…通信システム、10…ノード変更装置、11…配置情報記憶部、12…シーケンス監視部、13…トラヒック監視部、14…配置計算部、15…配置指示部、20…OSS/BSS、30…MANO、40…エッジ、50…MME、60…SPGW、70…データセンタ、80…eNodeB、90…UE、101…CPU、102…RAM、103…ROM、104…通信モジュール、105…補助記憶装置。

Claims (8)

  1. ユーザの通信端末とアクセスするためのエリアネットワークごとに配置される第1ノード、および前記第1ノードより前記通信端末から遠いネットワークに配置される第2ノードに対する通信制御を行う制御装置の制御方法において、
    前記第1ノードおよび前記第2ノードは、前記通信端末からの要求処理を実行して得た情報を前記通信端末に提供するためのサービスを行うノードであって、
    前記第1ノードに対して、前記通信端末からの要求処理に対する所定のサービス提供基準を定めておき、
    前記第1ノードが前記通信端末にサービスを提供している場合であって、前記サービス提供基準に基づいて、前記第1ノードからサービス提供を行う課金額の上限を超えた場合に、前記通信端末からの要求処理を実行するノードを、前記第1ノードから前記第2ノードに変更し、前記第2ノードが前記通信端末にサービスを提供している場合であって、前記サービス提供基準に基づいて、前記第1ノードからサービス提供を行う課金額の課金限界に達していない場合に、前記通信端末からの要求を実行するノードを、前記第2ノードから前記第1ノードに変更し、
    前記サービス提供基準は、前記通信端末が前記第1ノードからのサービス提供を受けるごとに課される課金情報を含む、
    制御方法。
  2. 前記第2ノードは、
    前記エリアネットワークと階層が異なるネットワークからアクセス可能に配置されており、
    複数のエリアネットワークごとに配置されている第1ノードが行うサービス提供処理を集約して実行する、請求項1に記載の制御方法。
  3. 前記通信端末と第1ノードとの間の通信遅延と、前記通信端末と第2ノードとの間の通信遅延とが異なる、請求項1または2に記載の制御方法。
  4. 前記第1ノードと、前記第2ノードとの間で、前記通信端末からの要求処理を実行するノードを変更するとは、
    前記通信端末からの要求処理を実行する仮想マシンがあるノードを変更することである、請求項1〜3のいずれか一項に記載の制御方法。
  5. 前記第1ノードは、仮想マシンを起動し、前記第1ノードで実行するためのアプリケーションを実行できる状態にして、前記通信端末からの要求処理を実行し、
    前記通信端末からの要求処理を実行するノードを変更するとは、前記第1ノードの仮想マシンを、前記第2ノードへ移動させ、
    当該アプリケーションを前記第2ノードの仮想マシンで実行させる、
    請求項4に記載の制御方法。
  6. ユーザの通信端末とアクセスするためのエリアネットワークごとに配置される第1ノード、および前記第1ノードより前記通信端末から遠いネットワークに配置される第2ノードに対する通信制御を行う制御装置において、
    前記第1ノードおよび前記第2ノードは、前記通信端末からの要求処理を実行して得た情報を前記通信端末に提供するためのサービスを行うノードであって、
    前記第1ノードに対して、前記通信端末からの要求処理に対する所定のサービス提供基準を定めておき、
    前記第1ノードが前記通信端末にサービスを提供している場合であって、前記サービス提供基準に基づいて、前記第1ノードからサービス提供を行う課金額の上限を超えた場合に、前記通信端末からの要求処理を実行するノードを、第1ノードから第2ノードに変更し、前記第2ノードが前記通信端末にサービスを提供している場合であって、前記サービス提供基準に基づいて、前記第1ノードからサービス提供を行う課金額の課金限界に達していない場合に、前記通信端末からの要求を実行するノードを、第2ノードから第1ノードに変更し、
    前記サービス提供基準は、前記通信端末が前記第1ノードからのサービス提供を受けるごとに課される課金情報を含む、
    制御装置。
  7. 前記第2ノードは、
    前記エリアネットワークと階層が異なるネットワークからアクセス可能に配置されており、
    複数のエリアネットワークごとに配置されている第1ノードが行うサービス提供処理を集約して実行する、請求項6に記載の制御装置。
  8. 前記第1ノードと、前記第2ノードとの間で、前記通信端末からの要求処理を実行するノードを変更するとは、
    前記通信端末からの要求処理を実行する仮想マシンがあるノードを変更することである、請求項6または7に記載の制御装置。
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