JP6731313B2 - エアフロセンサモジュール - Google Patents

エアフロセンサモジュール Download PDF

Info

Publication number
JP6731313B2
JP6731313B2 JP2016163264A JP2016163264A JP6731313B2 JP 6731313 B2 JP6731313 B2 JP 6731313B2 JP 2016163264 A JP2016163264 A JP 2016163264A JP 2016163264 A JP2016163264 A JP 2016163264A JP 6731313 B2 JP6731313 B2 JP 6731313B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
intake
air
air flow
flow sensor
sensor module
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016163264A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018031636A (ja
Inventor
政人 嶋貫
政人 嶋貫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bosch Corp
Original Assignee
Bosch Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Bosch Corp filed Critical Bosch Corp
Priority to JP2016163264A priority Critical patent/JP6731313B2/ja
Publication of JP2018031636A publication Critical patent/JP2018031636A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6731313B2 publication Critical patent/JP6731313B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、エアフロセンサが収納されるエアフロセンサモジュールに係り、特に、エアフロセンサへの塵埃等の付着防止、抑制の向上等を図ったものに関する。
自動車両に搭載される内燃機関の動作制御においては、吸入空気の量が内燃機関における燃料の燃焼状態に影響を与える重要な要素であるため、その吸入量を計測する、いわゆるエアフロセンサと称されるセンサが吸気管の入口部分に取着されるのが一般的であり、様々なエアフロセンサが提案、実用化されている(例えば、特許文献1等参照)。
特表2010−528303号公報
しかしながら、エアフロセンサは、塵埃や水分等を未だ多く含んだ空気の流れに晒されるため、より下流側の他のセンサに比して、塵埃等がエアフロセンサの要部に付着し易く、センサ感度の低下やセンサ自体の劣化等を招く可能性が高いため、エアフロセンサに対する塵埃等の付着の確実な低減、抑圧が所望されている。
本発明は、上記実状に鑑みてなされたもので、エアフロセンサに対する塵埃等の付着の確実な低減、抑圧が可能なエアフロセンサモジュールを提供するものである。
上記本発明の目的を達成するため、本発明に係るエアフロセンサモジュールは、
エアフロセンサが配設されると共に、被計測対象の空気が前記エアフロセンサへ案内される案内路が形成されてなる吸気部を具備してなるエアフロセンサモジュールであって、
前記吸気部は、空気が流入する吸入口を有し、前記吸入口は、前記吸気部の内部に配設された前記エアフロセンサよりも、鉛直方向において下方向に位置するように設けられ、
前記吸気部内部には、前記吸入口に連通するバイパス通路が設けられれ、当該バイパス通路は、前記吸入口から流入した空気を、ほぼ水平方向に沿って前記吸気部内部へ案内可能に形成されると共に、外部に開口するバイパス孔が穿設される一方、
前記案内路は、前記バイパス通路の前記吸入口の近傍で前記バイパス通路に連通するようにして、かつ、鉛直方向において前記吸入口よりも上方に位置する前記エアフロセンサへ延びるように形成され、
前記吸入口には、2つの磁石が、流入する空気を挟むように対向して設けられてなるものである。
本発明によれば、吸入空気に含まれる塵埃であって、特に水分を含む塵埃を帯電させて捕集することで、エアフロセンサを通過する吸入空気を清浄に保つことができ、塵埃のエアフロセンサへの付着を確実に低減、抑圧することができ、センサの信頼性、安定性の向上を図ることができるという効果を奏するものである。
本発明の実施の形態におけるエアフロセンサモジュールが取り付けられる排気ガス再循環装置の構成例を示す構成図である。 本発明の実施の形態におけるエアフロセンサモジュールの全体外観形状を模式的に示す模式図である。 本発明の実施の形態におけるエアフロセンサモジュールの吸入部の一方の外面部分を模式的に示す模式図である。 本発明の実施の形態におけるエアフロセンサモジュールの吸入部の他方の外面部分を模式的に示す模式図である。 本発明の実施の形態における本発明の実施の形態におけるエアフロセンサモジュールの吸入部の内部を模式的に示した模式図である。 本発明の実施の形態におけるエアフロセンサモジュールに設けられるエアフロセンサの概略構成を模式的に示す模式図である。 本発明の実施の形態におけるエアフロセンサを構成するヒータ素子からの離間距離に対する温度変化の例を説明する説明図である。
以下、本発明の実施の形態について、図1乃至図7を参照しつつ説明する。
なお、以下に説明する部材、配置等は本発明を限定するものではなく、本発明の趣旨の範囲内で種々改変することができるものである。
図1には、本発明の実施の形態におけるエアフロセンサモジュール100が取り付けられる装置の構成例として、自動車両に搭載された排気ガス再循環装置101の構成例が示されており、以下、同図を参照しつつ、その構成について説明する。
エンジン3のインテークマニホールド14aには、燃料の燃焼のために必要な空気を取り入れる吸気管12が、また、エキゾーストマニホールド14bには、排気ガスを排気するための排気管13が、それぞれ接続されている。
そして、吸気管12と排気管13を連通する連通路15が、吸気管12と排気管13の適宜な位置に設けられると共に、この連通路15の途中には、排気管13側から、通過排気ガスの冷却を行うためのEGRクーラ17と、連通路15の連通状態、換言すれば、排気ガスの還流量を調節するためのEGRバルブ16とが順に配設されている。
また、排気管13において連通路15より下流側に設けられた可変タービン19と、吸気管12において連通路15より上流側に設けられた圧縮機20とを主たる構成要素としてなる公知・周知の構成を有する可変ターボ18が設けられている。そして、可変タービン19により得られた回転力により圧縮機20が回転せしめられて、圧縮された空気が吸入空気としてインテークマニホールド14aへ送出されるようになっている。
さらに、吸気管12には、先に述べた連通路15と可変ターボ18の間の適宜な位置において、吸入空気の冷却を行うインタークーラ21が設けられている。
そして、このインタークーラ21と連通路15との間には、吸入空気の量を調整するためのインテークスロットルバルブ22が設けられている。
また、吸気管12の上流側には、吸入空気を清浄するためのフィルタ23が設けられており、その下流側には、フィルタ23を介して流入する吸入空気量を検出するためエアフロセンサ24が設けられている。本発明の実施の形態において、エアフロセンサ24は、後述する構成を有するエアフロセンサモジュール100に取り付けられた状態で吸気管12を流れる吸入空気量を検出可能に設けられたものとなっっている。
さらに、吸気管12においては、インタークーラ21とインテークスロットルバルブ22との間に、エンジン3の吸入空気の温度を検出するための吸気温度センサ25が設けられると共に、インテークスロットルバルブ22の下流側には、インテークマニホルド14aの吸気圧を検出する吸気圧センサ26が設けられている。
一方、排気管13においては、可変タービン19の下流側に排気ガスの流れを妨げるエキゾーストブレーキ28(もしくはエキゾーストフラップ)が設けられ、さらにエキゾーストブレーキ28の下流側にラムダセンサ27が設けられている。
これら、エアフロセンサ24、吸気温度センサ25、吸気圧センサ26、及び、ラムダセンサ27の検出信号は、電子制御ユニット(図示せず)に入力されて、燃料噴射制御処理等に供されるようになっている。
次に、本発明の実施の形態におけるエアフロセンサモジュール100について、図2乃至図7を参照しつつ説明する。
最初に、本発明の実施の形態におけるエアフロセンサモジュール100の概略構成について、図2を参照しつつ説明すれば、このエアフロセンサモジュール100は、ケーシング31と、このケーシング31に配設されるエアフロセンサ24、及び、電子回路が搭載されたPCB基板32とに大別されて構成されたものとなっている(図2参照)。
本発明の実施の形態におけるエアフロセンサモジュール100は、いゆわるプラグインタイプと称される構造を有するものである。すなわち、まず、エアフロセンサモジュール100のケーシング31は、吸気部41と、回路収納部42と、ケーブル接続部43とに大別されるよう、例えば、樹脂部材等の絶縁性部材を用いて、全体外観形状が大凡扁平柱状に一体形成されたものものとなっている。
そして、特に、吸気部41の部分は、このエアフロセンサモジュール100を接続するために吸気管12に設けられた接続部材(図示せず)に挿入できるようになっており、図示されない接続部材への挿入により、吸気部41が接続部材に嵌合、固定されるようになっているもので、このような構造自体は良く知られた構成のものである。
上述のように、エアフロセンサモジュール100は、プラグイン構造によって吸気管12に取り付けられた状態で、詳細は後述するようにして吸気管12を通る吸入空気の量がエアフロセンサ24により検出可能となっている。
次に、本発明の実施の形態におけるエアフロセンサ24について、図6及び図7を参照しつつ説明する。
本発明の実施の形態におけるエアフロセンサ24は、いわゆるホットワイヤー式に分類されるものであるが、従来の熱線(抵抗線)に代えて、全体が半導体部材を用いて構成されたものとなっている。
本発明の実施の形態におけるエアフロセンサ24は、半導体部材を用いて大凡柱状に形成された基台部51を有しており、その中央部分には、2箇所の切欠部52a,52bが、基台部51の長手軸方向(図6において紙面左右方向)において適宜な間隔で形成されている。
2つの切欠部52a,52bの間には、ヒータ設置部53が形成されており、このヒータ設置部53は、切欠部52a,52b側の面が、切欠部52a,52bの底面に向かってそれぞれ適宜な傾斜で斜面状に形成されたものとなっている。
ヒータ設置部53の頂面には、半導体部材を用いたヒータ素子54が形成される一方、切欠部52a,52bには、半導体部材を用いた抵抗素子55a,55bが、抵抗素子配設部56a,56bの頂面に形成されたものとなっている。
なお、ヒータ素子54、及び、抵抗素子55a,55bは、同一の平面上に位置するように、ヒータ設置部53、抵抗素子配設部56a,56bの高さ(図6において紙面上下方向)が設定されている。
かかるエアフロセンサ24は、図6において白抜き矢印で表された吸入空気の流れに対して、基台部51の長手軸(図6において紙面左右方向)が沿うように、すなわち、換言すれば、吸入空気が一方の抵抗素子55a、ヒータ素子54、他方の抵抗素子55bの順に通過するように配設されることで、2つの抵抗素子55a,55bの抵抗値の違いにより、吸入空気の量が検出できるようになっているものである。
図7には、2つの抵抗素子55a,55bにおける温度の差を説明した説明図が示されており、以下、同図を参照しつつ、2つの抵抗素子55a,55bに生ずる温度差について説明する。
まず、図7において、横軸はヒータ素子54からの離間距離を、縦軸は温度を、それぞれ表している。また、同図において、横軸における”END1”は、ヒータ素子54の横方向(図6の紙面左右方向)の2つの端部の内、一方の抵抗素子55a側を、また、”END2”は、他方の抵抗素子55b側を、それぞれ示すものとする。
図7において、実線は、吸入空気が零の場合におけるヒータ素子54からの離間距離に応じた温度変化を表したもので、温度は、抵抗素子55a側、抵抗素子55b側のいずれにおいても、ヒータ素子54の端部END1、END2を起点としてヒータ素子54からの離間距離の増加に従いほぼ同一の変化量で低下するものとなっている。
一方、図7において、点線は、吸入空気が有る場合におけるヒータ素子54からの離間距離に応じた温度変化を表したもので、一方の抵抗素子55a側(風上側)においては、ヒータ素子54の一方の端部END1から僅か離れるだけで温度が急激に低下するような変化を示すものとなっており、その温度変化は、離間距離に対して下に凸となるような変化曲線を示すものとなっている。
なお、図7において、端部END1からの離間距離Ct1の点は、端部END1からの離間距離に伴う温度変化が一定となる点であり、端部END1からの離間距離C1の点は、端部END1からの離間距離Ct1までの点の中間点であり、その点における温度はT1となっている。
また、図7において、C2はC1に、Ct2はCt1に、それぞれ対応するものとする。すなわち、離間距離C2の点は、端部END2から離間距離Ct2隔てた点までの中間点で、離間距離Ct2の点は、温度変化が一定となる点である。
一方、他方の抵抗素子55b側(風下側)においては、ヒータ素子54の他方の端部END2から離間距離C2までの範囲における離間距離に対する温度変化は、端部END1から離間距離C1までの範囲における温度変化よりも緩やかなものとなっている。しかも、端部END2から離間距離C2隔てた点以降においては、ヒータ素子54からの離間距離に対する温度変化がそれまでと反転している。
すなわち、ヒータ素子54の他方の端部END2から離間距離C2の点までは、離間距離に対する温度変化は、下に凸となる変化曲線を示す一方、離間距離C2の点以降において、離間距離に対する温度変化は、上に凸となる変化曲線を示すものとなっている。なお、端部END2から離間距離C2の点における温度は、T2である。
ヒータ素子54の両側における上述の温度変化の差は、例えば、先の中間点におけるそれぞれの温度の差ΔT=T2−T1として表されるが、この差ΔTの大きさは、吸入空気の量に比例することが知られている。
したがって、ΔTを検出することで吸入空気量の計測が可能となる。
実際には、2つの抵抗素子55a,55bにおける上述の温度変化に対する抵抗値の変化が、PCB基板32に設けられた電子回路(図示せず)により電圧変化に変換されて、車両の動作制御を行う外部の図示されない電子制御ユニットへ供給されるようになっている。
次に、上述のエアフロセンサ24が取り付けられるケーシング31の構造等について、図2乃至図5を参照しつつ説明する。
本発明のケーシング31は、先に概説したように吸気部41と、回路収納部42と、ケーブル接続部43とに大別されてなるもので、樹脂等の絶縁性の部材を用いて、これらが一体成形されて、全体外観形状が大凡扁平柱状をなすものである。
本発明の実施の形態におけるエアフロセンサモジュール100は、鉛直方向において、ケーブル接続部43が上方に位置し、吸気部41が吸気管12(図1参照)側となって、エアフロセンサモジュール100全体の長手軸方向(図2において紙面上下方向)が鉛直方向にほぼ一致するようにして吸気管2に取り付けられるものとなっている。
吸気部41は、先に説明したエアフロセンサ24が配されると共に、後述するようにバイパス通路61や案内路62が設けられており、エアフロセンサ24による吸入空気の計測がなされる箇所となっている。
回路収納部42は、PCB基板32が収納、配設される部位である。
PCB基板32は、エアフロセンサ24のヒータ素子54への給電回路(図示せず)、吸入空気量に応じた2つの抵抗素子55a,55bの抵抗値変化を所要の電圧変化に変換する信号変換回路(図示せず)が搭載されたもので、良く知られている、いわゆるプリント配線技術等により電子回路が形成されたものである。
ケーブル接続部43は、上述のPCB基板32に搭載された電子回路の出力信号を、例えば、自動車の動作制御が実行される電子制御ユニット(図示せず)へ供給するため、このエアフロセンサモジュール100と図示されない電子制御ユニットとを電気的に接続する信号ケーブル(図示せず)が接続されるようになっているものである。
このケーブル接続部43の内部には、PCB基板32と接続される一方、外部への信号の出力を行う複数のモジュール側接続端子71が配設されており、このモジュール側接続端子71は、上述の図示されない信号ケーブルに設けられた導電性部材からなるケーブル側接続端子(図示せず)と勘合するようになっている。
本発明の吸気部41は、後述するようにエアフロセンサ24が配設されると共に、空気が流入する吸入口63と、この吸入口63を介して流入した空気を内部へ案内するバイパス通路61と、被計測対象の空気をエアフロセンサ24へ案内する案内路62とが形成されたものとなっている(図2及び図5参照)。
吸入口63は、吸気部41の内部において回路収納部42の近傍に設けられるエアフロセンサ24に対して、鉛直方向、換言すれば、ケーシング31の長手軸方向(図2において紙面上下方向)において下方向の位置で開口し、かつ、その開口は長手軸方向に沿うようにケーシング31に形成されたものとなっている。
さらに、吸気部41内部には、吸入口63に連通するバイパス通路61が、ケーシング31の長手軸方向(紙面上下方向)に直交する方向に沿って吸入口63から内部へ延設されている。そして、適宜な長さで設けられたバイパス通路61の端部において、ケーシング31の外部に開口するバイパス孔64が穿設されたものとなっている。
また、バイパス通路61には、バイパス孔64の近傍に、通路面に平板状の金属板65が取着されている。かかる金属板65は、帯電した塵埃の捕集を行うためのものである(詳細は後述)。
なお、この金属板65は、電気配線(図示せず)を介して車両に設けられたグランド接続部(図示せず)に接続されており、グランド電位に保持されるようになっている。
また、吸気部41内部には、吸入口63の近傍においてバイパス通路61に連通すると共に、エアフロセンサ24が配された部位へ延びるように案内路62が形成されている。
この案内路62は、後述するようにエアフロセンサ24が設けられた部位からエアフロセンサ24と反対方向へ若干伸びた部位において、吸入空気の案内方向を180度変えるように、かつ、ケーシング31の長手軸方向(図5において紙面上下方向)に沿うようにエアフロセンサ24より下方向へ曲折されて曲折部66が形成され、案内路62は、ここで180度方向転換されて適宜な位置まで延設されて終端部67が設けられている。さらに、この終端部67には、ケーシング31の外部に開口する主バイパス孔68が穿設されており、吸入空気を外部、すなわち、本発明の実施の形態においては、吸気管12へ戻すことができるようになっている。
一方、吸気部41の一方の面、すなわち、バイパス通路61や案内路62が形成された部位側は、平板状の吸気部蓋体69が取着され、バイパス通路61や案内路62が外部に晒されないようになっている(図2参照)。
そして、この吸気部蓋体69には、吸入口63の近傍において、その外面部分に適宜な大きさの全体概略形状が矩形状の第1の磁石70aが取着されている(図3参照)。
また、吸入口63を挟んで、上述の第1の磁石70aに対応するケーシング31の外面には、同一形状、大きさの第2の磁石70bが取着されている(図4参照)。
第1及び第2の磁石70a,70bは、その厚み方向(図3において紙面表裏方向)に着磁されており、例えば、第1の磁石70aを例に採れば、図3において紙面表側がS極に着磁されているとすると、反対側すなわち、ケーシング31の外面に接合されている面側は、N極となる。
本発明の実施の形態においては、第1の磁石70aと第2の磁石70bは、ケーシング31の外面に接合されている面側の磁極が逆となるように配置されたものとなっている。
すなわち、例えば、第1の磁石70aのケーシング31の外面に接合されている面側の磁極がN極であるとすると、第2の磁石70bは、ケーシング31の外面に接合されている面側の磁極がS極となるように設けられる。
これによって、第1の磁石70aと第2の磁石70bとの間に生ずる磁力線は、第1の磁石70aから第2の磁石70bへ向かう方向となる。なお、本発明の実施の形態において、第1及び第2の磁石70a,70bは、説明の便宜上、磁極の向きが上述の例と同様となるように配設されているものとする。
次に、上述の構成を有するエアフロセンサモジュール100における吸入空気の流れと第1及び第2の磁石70a,70bの作用等について以下に説明する。
まず、吸入口63へは吸気管12を流れる吸入空気が流入する(図5参照)。
吸入空気は、フィルタ23(図1参照)を通過したものであるが、塵埃が皆無では無く、通常、ある程度の塵埃が含まれる。
また、フィルタ23を通過した吸入空気中には、水滴そのものや、水分を含む塵埃も存在する。
そして、水滴そのものや、水分を含む塵埃が吸入口63からバイパス通路61へ流入する際、本発明の実施の形態においては、図5において紙面表方向から裏方向へ向かう磁力線が生じている箇所を直交するように通過することとなるため、水滴そのものや、水分を含む塵埃は、フレミングの右手法則の原理によりプラスに帯電しバイパス通路61を進むこととなる。なお、図5において、白抜きの円は、帯電前の水滴そのものや、水分を含む塵埃を、白抜き円の中に”+”を表記したものは、プラスに帯電した水滴そのものや、水分を含む塵埃を、それぞれ表している。
また、図5において、白抜き円の中に”×”を表記したものは、磁界(磁力線)の方向が紙面表面から裏面へ向かう方向であることを意味している。
吸入空気の中に含まれる水滴そのものや、水分を含む塵埃は、比較的重いため、吸入口63の近傍でバイパス通路61に連通する案内路62へ上昇して流入することなく、そのままバイパス通路61を進み、バイパス孔64近傍に設けられた金属板65に引き寄せられ金属板65に付着することとなる。
上述のようにして、吸入口63から流入した吸入空気中に含まれる水滴そのものや、水分を含んだ塵埃はプラスに帯電せしめられて、その殆どが金属板65に捕集されることによって、案内路62へは、殆ど塵埃を含まない吸入空気が流入し、案内路62を進むこととなる。
案内路62には、先に述べたようにエアフロセンサ24が配設されており、吸入空気は、図6において白抜き矢印で示されたようにエアフロセンサ24を通過し、案内路62の曲折部66を通過して、その先の主バイパス孔68から吸気管12へ戻ることとなる。
このように、エアフロセンサ24を通過する吸入空気は、従来と異なり、塵埃を殆ど含むことなく清浄であるため、エアフロセンサ24に塵埃が付着して、エアフロセンサ24の動作を阻害するようなことが確実に抑圧、防止され、信頼性、安定性の高い検出信号が提供されることとなる。
なお、上述の本発明の実施の形態においては、吸入口63を、空気の流入方向から見た場合に、第1及び第2の磁石70a,70bを吸入口63の左右に配設したが、配設位置はこれに限定される必要はなく、例えば、吸入口63の上下において対向するように配設しても良い。
さらに、吸入口63を挟んだ第1及び第2の磁石70a,70bの磁極の配置は、先に、図3及び図4を用いて説明した配置に限定される必要はなく、これとは逆の配置としても良い。
塵埃等の付着の確実な低減、抑圧が所望されるエアフロセンサに適用できる。
24…エアフロセンサ
61…バイパス通路
65…金属板
70a…第1の磁石
70b…第2の磁石
100…エアフロセンサモジュール

Claims (3)

  1. エアフロセンサが配設されると共に、被計測対象の空気が前記エアフロセンサへ案内される案内路が形成されてなる吸気部を具備してなるエアフロセンサモジュールであって、
    前記吸気部は、空気が流入する吸入口を有し、前記吸入口は、前記吸気部の内部に配設された前記エアフロセンサよりも、鉛直方向において下方向に位置するように設けられ、
    前記吸気部内部には、前記吸入口に連通するバイパス通路が設けら、当該バイパス通路は、前記吸入口から流入した空気を、ほぼ水平方向に沿って前記吸気部内部へ案内可能に形成されると共に、外部に開口するバイパス孔が穿設される一方、
    前記案内路は、前記バイパス通路における前記吸入口と前記バイパス孔との間であって前記吸入口の近傍で前記バイパス通路に連通するように前記バイパス通路から分岐して設けられ、かつ、鉛直方向において前記吸入口よりも上方に位置する前記エアフロセンサへ延びるように形成され、
    前記吸入口には、2つの磁石が、流入する空気を挟むように対向して設けられ、前記案内路が分岐する点よりも前記バイパス孔側の前記バイパス通路内には、金属板が設けられている、
    ことを特徴とするエアフロセンサモジュール。
  2. 前記被計測対象の空気は、自動車の吸気管における吸入空気であって、
    前記吸気部は、前記吸気管に設けられた接続部に挿入可能とされると共に、当該挿入により前記接続部と嵌合されるプラグイン構造を有してなることを特徴する請求項1記載のエアフロセンサモジュール。
  3. 前記エアフロセンサは、ヒータ素子を挟んで、その両側に設けられた抵抗素子を有してなり、前記案内路に沿って一方の前記抵抗素子、前記ヒータ素子、及び他方の前記抵抗素子が位置するよう配設されてなることを特徴とする請求項2記載のエアフロセンサモジュール。
JP2016163264A 2016-08-24 2016-08-24 エアフロセンサモジュール Active JP6731313B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016163264A JP6731313B2 (ja) 2016-08-24 2016-08-24 エアフロセンサモジュール

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016163264A JP6731313B2 (ja) 2016-08-24 2016-08-24 エアフロセンサモジュール

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018031636A JP2018031636A (ja) 2018-03-01
JP6731313B2 true JP6731313B2 (ja) 2020-07-29

Family

ID=61303386

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016163264A Active JP6731313B2 (ja) 2016-08-24 2016-08-24 エアフロセンサモジュール

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6731313B2 (ja)

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003202098A (ja) * 2002-01-04 2003-07-18 Tokyo Gas Co Ltd 配管およびガス流量計
DE102007024865A1 (de) * 2007-05-29 2008-12-04 Robert Bosch Gmbh Vorrichtung zur Bestimmung wenigstens eines Parameters eines fluiden Mediums
DE102011005768A1 (de) * 2011-03-18 2012-09-20 Robert Bosch Gmbh Vorrichtung zur Erfassung mindestens einer Eigenschaft eines fluiden Mediums
DE102011078004A1 (de) * 2011-06-22 2012-12-27 Robert Bosch Gmbh Sensoranordnung zur Bestimmung wenigstens einer Strömungseigenschaft eines mit einer Hauptströmungsrichtung strömenden fluiden Mediums

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018031636A (ja) 2018-03-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8091413B2 (en) Mass air flow measurement device
JP4416012B2 (ja) 吸入空気流量測定装置
US10876872B2 (en) Physical quantity detection device
US8701474B2 (en) Air flow measuring device
CN1690664A (zh) 气流计
EP3252437A1 (en) Physical quantity detection device and electronic device
JP5168223B2 (ja) 空気流量測定装置
JP5913906B2 (ja) 湿度検出装置
JP6069504B2 (ja) 温湿度センサ
CN103842805B (zh) 湿度检测装置
JP5884769B2 (ja) 空気流量計測装置
US6952961B2 (en) Air flow rate measuring device
JP6731313B2 (ja) エアフロセンサモジュール
JP6208251B2 (ja) 物理量計測装置
JP6851466B2 (ja) 湿度測定装置
JP2018036211A (ja) エアフロセンサモジュール
JP2009085855A (ja) 流量測定装置及び内燃機関の制御システム
JP2020038083A (ja) エアフロセンサユニット

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190513

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200121

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200122

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20200305

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200521

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200625

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200706

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6731313

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250