JP6731313B2 - エアフロセンサモジュール - Google Patents
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エアフロセンサが配設されると共に、被計測対象の空気が前記エアフロセンサへ案内される案内路が形成されてなる吸気部を具備してなるエアフロセンサモジュールであって、
前記吸気部は、空気が流入する吸入口を有し、前記吸入口は、前記吸気部の内部に配設された前記エアフロセンサよりも、鉛直方向において下方向に位置するように設けられ、
前記吸気部内部には、前記吸入口に連通するバイパス通路が設けられれ、当該バイパス通路は、前記吸入口から流入した空気を、ほぼ水平方向に沿って前記吸気部内部へ案内可能に形成されると共に、外部に開口するバイパス孔が穿設される一方、
前記案内路は、前記バイパス通路の前記吸入口の近傍で前記バイパス通路に連通するようにして、かつ、鉛直方向において前記吸入口よりも上方に位置する前記エアフロセンサへ延びるように形成され、
前記吸入口には、2つの磁石が、流入する空気を挟むように対向して設けられてなるものである。
なお、以下に説明する部材、配置等は本発明を限定するものではなく、本発明の趣旨の範囲内で種々改変することができるものである。
図1には、本発明の実施の形態におけるエアフロセンサモジュール100が取り付けられる装置の構成例として、自動車両に搭載された排気ガス再循環装置101の構成例が示されており、以下、同図を参照しつつ、その構成について説明する。
そして、吸気管12と排気管13を連通する連通路15が、吸気管12と排気管13の適宜な位置に設けられると共に、この連通路15の途中には、排気管13側から、通過排気ガスの冷却を行うためのEGRクーラ17と、連通路15の連通状態、換言すれば、排気ガスの還流量を調節するためのEGRバルブ16とが順に配設されている。
そして、このインタークーラ21と連通路15との間には、吸入空気の量を調整するためのインテークスロットルバルブ22が設けられている。
これら、エアフロセンサ24、吸気温度センサ25、吸気圧センサ26、及び、ラムダセンサ27の検出信号は、電子制御ユニット(図示せず)に入力されて、燃料噴射制御処理等に供されるようになっている。
最初に、本発明の実施の形態におけるエアフロセンサモジュール100の概略構成について、図2を参照しつつ説明すれば、このエアフロセンサモジュール100は、ケーシング31と、このケーシング31に配設されるエアフロセンサ24、及び、電子回路が搭載されたPCB基板32とに大別されて構成されたものとなっている(図2参照)。
上述のように、エアフロセンサモジュール100は、プラグイン構造によって吸気管12に取り付けられた状態で、詳細は後述するようにして吸気管12を通る吸入空気の量がエアフロセンサ24により検出可能となっている。
本発明の実施の形態におけるエアフロセンサ24は、いわゆるホットワイヤー式に分類されるものであるが、従来の熱線(抵抗線)に代えて、全体が半導体部材を用いて構成されたものとなっている。
2つの切欠部52a,52bの間には、ヒータ設置部53が形成されており、このヒータ設置部53は、切欠部52a,52b側の面が、切欠部52a,52bの底面に向かってそれぞれ適宜な傾斜で斜面状に形成されたものとなっている。
なお、ヒータ素子54、及び、抵抗素子55a,55bは、同一の平面上に位置するように、ヒータ設置部53、抵抗素子配設部56a,56bの高さ(図6において紙面上下方向)が設定されている。
なお、図7において、端部END1からの離間距離Ct1の点は、端部END1からの離間距離に伴う温度変化が一定となる点であり、端部END1からの離間距離C1の点は、端部END1からの離間距離Ct1までの点の中間点であり、その点における温度はT1となっている。
また、図7において、C2はC1に、Ct2はCt1に、それぞれ対応するものとする。すなわち、離間距離C2の点は、端部END2から離間距離Ct2隔てた点までの中間点で、離間距離Ct2の点は、温度変化が一定となる点である。
ヒータ素子54の両側における上述の温度変化の差は、例えば、先の中間点におけるそれぞれの温度の差ΔT=T2−T1として表されるが、この差ΔTの大きさは、吸入空気の量に比例することが知られている。
実際には、2つの抵抗素子55a,55bにおける上述の温度変化に対する抵抗値の変化が、PCB基板32に設けられた電子回路(図示せず)により電圧変化に変換されて、車両の動作制御を行う外部の図示されない電子制御ユニットへ供給されるようになっている。
本発明のケーシング31は、先に概説したように吸気部41と、回路収納部42と、ケーブル接続部43とに大別されてなるもので、樹脂等の絶縁性の部材を用いて、これらが一体成形されて、全体外観形状が大凡扁平柱状をなすものである。
回路収納部42は、PCB基板32が収納、配設される部位である。
PCB基板32は、エアフロセンサ24のヒータ素子54への給電回路(図示せず)、吸入空気量に応じた2つの抵抗素子55a,55bの抵抗値変化を所要の電圧変化に変換する信号変換回路(図示せず)が搭載されたもので、良く知られている、いわゆるプリント配線技術等により電子回路が形成されたものである。
このケーブル接続部43の内部には、PCB基板32と接続される一方、外部への信号の出力を行う複数のモジュール側接続端子71が配設されており、このモジュール側接続端子71は、上述の図示されない信号ケーブルに設けられた導電性部材からなるケーブル側接続端子(図示せず)と勘合するようになっている。
吸入口63は、吸気部41の内部において回路収納部42の近傍に設けられるエアフロセンサ24に対して、鉛直方向、換言すれば、ケーシング31の長手軸方向(図2において紙面上下方向)において下方向の位置で開口し、かつ、その開口は長手軸方向に沿うようにケーシング31に形成されたものとなっている。
また、バイパス通路61には、バイパス孔64の近傍に、通路面に平板状の金属板65が取着されている。かかる金属板65は、帯電した塵埃の捕集を行うためのものである(詳細は後述)。
なお、この金属板65は、電気配線(図示せず)を介して車両に設けられたグランド接続部(図示せず)に接続されており、グランド電位に保持されるようになっている。
この案内路62は、後述するようにエアフロセンサ24が設けられた部位からエアフロセンサ24と反対方向へ若干伸びた部位において、吸入空気の案内方向を180度変えるように、かつ、ケーシング31の長手軸方向(図5において紙面上下方向)に沿うようにエアフロセンサ24より下方向へ曲折されて曲折部66が形成され、案内路62は、ここで180度方向転換されて適宜な位置まで延設されて終端部67が設けられている。さらに、この終端部67には、ケーシング31の外部に開口する主バイパス孔68が穿設されており、吸入空気を外部、すなわち、本発明の実施の形態においては、吸気管12へ戻すことができるようになっている。
そして、この吸気部蓋体69には、吸入口63の近傍において、その外面部分に適宜な大きさの全体概略形状が矩形状の第1の磁石70aが取着されている(図3参照)。
第1及び第2の磁石70a,70bは、その厚み方向(図3において紙面表裏方向)に着磁されており、例えば、第1の磁石70aを例に採れば、図3において紙面表側がS極に着磁されているとすると、反対側すなわち、ケーシング31の外面に接合されている面側は、N極となる。
本発明の実施の形態においては、第1の磁石70aと第2の磁石70bは、ケーシング31の外面に接合されている面側の磁極が逆となるように配置されたものとなっている。
これによって、第1の磁石70aと第2の磁石70bとの間に生ずる磁力線は、第1の磁石70aから第2の磁石70bへ向かう方向となる。なお、本発明の実施の形態において、第1及び第2の磁石70a,70bは、説明の便宜上、磁極の向きが上述の例と同様となるように配設されているものとする。
まず、吸入口63へは吸気管12を流れる吸入空気が流入する(図5参照)。
吸入空気は、フィルタ23(図1参照)を通過したものであるが、塵埃が皆無では無く、通常、ある程度の塵埃が含まれる。
そして、水滴そのものや、水分を含む塵埃が吸入口63からバイパス通路61へ流入する際、本発明の実施の形態においては、図5において紙面表方向から裏方向へ向かう磁力線が生じている箇所を直交するように通過することとなるため、水滴そのものや、水分を含む塵埃は、フレミングの右手法則の原理によりプラスに帯電しバイパス通路61を進むこととなる。なお、図5において、白抜きの円は、帯電前の水滴そのものや、水分を含む塵埃を、白抜き円の中に”+”を表記したものは、プラスに帯電した水滴そのものや、水分を含む塵埃を、それぞれ表している。
また、図5において、白抜き円の中に”×”を表記したものは、磁界(磁力線)の方向が紙面表面から裏面へ向かう方向であることを意味している。
案内路62には、先に述べたようにエアフロセンサ24が配設されており、吸入空気は、図6において白抜き矢印で示されたようにエアフロセンサ24を通過し、案内路62の曲折部66を通過して、その先の主バイパス孔68から吸気管12へ戻ることとなる。
なお、上述の本発明の実施の形態においては、吸入口63を、空気の流入方向から見た場合に、第1及び第2の磁石70a,70bを吸入口63の左右に配設したが、配設位置はこれに限定される必要はなく、例えば、吸入口63の上下において対向するように配設しても良い。
さらに、吸入口63を挟んだ第1及び第2の磁石70a,70bの磁極の配置は、先に、図3及び図4を用いて説明した配置に限定される必要はなく、これとは逆の配置としても良い。
61…バイパス通路
65…金属板
70a…第1の磁石
70b…第2の磁石
100…エアフロセンサモジュール
Claims (3)
- エアフロセンサが配設されると共に、被計測対象の空気が前記エアフロセンサへ案内される案内路が形成されてなる吸気部を具備してなるエアフロセンサモジュールであって、
前記吸気部は、空気が流入する吸入口を有し、前記吸入口は、前記吸気部の内部に配設された前記エアフロセンサよりも、鉛直方向において下方向に位置するように設けられ、
前記吸気部内部には、前記吸入口に連通するバイパス通路が設けられ、当該バイパス通路は、前記吸入口から流入した空気を、ほぼ水平方向に沿って前記吸気部内部へ案内可能に形成されると共に、外部に開口するバイパス孔が穿設される一方、
前記案内路は、前記バイパス通路における前記吸入口と前記バイパス孔との間であって前記吸入口の近傍で前記バイパス通路に連通するように前記バイパス通路から分岐して設けられ、かつ、鉛直方向において前記吸入口よりも上方に位置する前記エアフロセンサへ延びるように形成され、
前記吸入口には、2つの磁石が、流入する空気を挟むように対向して設けられ、前記案内路が分岐する点よりも前記バイパス孔側の前記バイパス通路内には、金属板が設けられている、
ことを特徴とするエアフロセンサモジュール。 - 前記被計測対象の空気は、自動車の吸気管における吸入空気であって、
前記吸気部は、前記吸気管に設けられた接続部に挿入可能とされると共に、当該挿入により前記接続部と嵌合されるプラグイン構造を有してなることを特徴する請求項1記載のエアフロセンサモジュール。 - 前記エアフロセンサは、ヒータ素子を挟んで、その両側に設けられた抵抗素子を有してなり、前記案内路に沿って、一方の前記抵抗素子、前記ヒータ素子、及び、他方の前記抵抗素子が位置するよう配設されてなることを特徴とする請求項2記載のエアフロセンサモジュール。
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