JP6719006B1 - 情報処理装置、情報処理方法およびプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】マスキングされた会員番号またはトークン番号に基づく照会要求に応答して、マスキングされていない対応する会員番号またはトークン番号を特定し、対応する会員番号またはトークン番号のカード取引内容を特定する情報処理装置、情報処理方法及びプログラムを提供する。【解決手段】情報処理装置は、会員番号の一部またはトークン番号の一部と、利用日と、利用金額とを少なくとも含む照会条件を受信し、照会条件に含まれているのが会員番号の一部であるのか、あるいはトークン番号の一部であるのかを判定し、照会条件に含まれているのがトークン番号の一部であるという判定に基づいて、照会条件に基づいて検索対象となるトークン番号の1または複数のデータを特定し、特定された1または複数のデータに含まれているトークン番号に関連付けられる会員番号の1または複数のデータを特定する。【選択図】図7

Description

本発明は、情報処理装置、情報処理方法およびプログラムに関する。より詳細に言えば、本発明は、マスキングされた会員番号またはトークン番号に基づく照会要求を受信し、あるいは受けたことに応答して、マスキングされていない対応する会員番号またはトークン番号の特定を可能とし、また、対応する会員番号またはトークン番号のカード取引の特定を可能とする情報処理装置、情報処理方法およびプログラムに関する。
カード決済の件数が順調に伸びている。一方、カード加盟店や業務委託先からのカード会員データに関わる情報流失事件やカード犯罪も増え続けている。効果的な会員データ保護のために2004年に、PCI DSS(Payment Card Industry Data Security Standard)が発表された。PCI DSSは、クレジット業界におけるグローバル・セキュリティ基準であり、犯罪防止や業界の信頼性向上のために適宜更新され続けている。
我が国でも、2020年のオリンピック・パラリンピック東京大会の開催等に向け、業界全体として国際水準のセキュリティ環境の整備が進められている。加盟店においては、クレジットカード情報の適切な保護が強く求められており、会員番号の非保持化もしくはPCI DSSへの準拠の実現が企図されている。これが実現されると、加盟店は、カード決済が行われた会員番号を加盟店端末に保持しなくなり、あるいは、容易に確認できなくなる。加盟店は、カード決済の際に伝票を発行するが、今後発行される伝票には6桁マスキングされた会員番号(例えば、4980−00**−****−1234)が表示されるのみとなる。
近年、電子財布及び非接触型決済サービスが利用され始めているが、このサービスでは、会員番号の代わりにトークン番号が通信される。トークン番号は、暗号化された擬似的な会員番号である。トークン番号についても同様に、6桁マスキングされたトークン番号が加盟店端末によって保持されることとなる。
会員番号の一部についてマスキングがなされると、それに対応したシステムが必要となる。カードの売上データと入金明細データとを照合し、入金消込を行うシステムでは、一部をマスキングしたカード番号でも対応できるシステムが知られていた(特許文献1)。
特開2017−068336号公報(特許第6224669号公報)
カード会社の業務の一つとして加盟店対応がある。発行された伝票に記載されている誤った金額の訂正を行う場合や利用明細の内容確認を行う場合、加盟店は、カード会社のシステムに照会要求を送信し、あるいは電話をかけてオペレータに照会要求を行う。加盟店が6桁マスキングされた会員番号またはトークン番号しか情報を持っていない場合、カード会社が加盟店から照会を受けるとき、6桁マスキングされた会員番号またはトークン番号に基づいて問い合わせに応答せざるを得なくなる。
カード会社は、従来のように、会員番号やトークン番号が全て分かっている場合および少ない桁数のマスキング(例えば、3桁程度)であれば、照会要求に対する応答を返信する、あるいは返すことは即座にできていた。しかしながら、6桁マスキングが実現されると検索対象範囲が膨大な数となり、検索対象を特定した上で即座に応答することができなくなり、場合によっては、特定することが非常に困難となる。
また、トークン番号は、暗号化された擬似的な会員番号であり、正規の会員番号に関連付けられる。加盟店からの照会要求がマスキングされたトークン番号に基づく場合、トークン番号から会員番号を特定し、特定された会員番号のカード取引を特定することは処理量が膨大となることから、検索対象を特定した上で即座に応答することができなくなり、場合によっては、特定することが非常に困難となる。
本発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、6桁マスキングされた会員番号またはトークン番号に基づく照会要求を受信し、あるいは受けたことに応答して、マスキングされていない対応する会員番号またはトークン番号の特定を可能とし、また、対応する会員番号またはトークン番号のカード取引の特定を可能とする情報処理装置、情報処理方法およびプログラムを提供することを目的とする。
本発明の一態様である情報処理装置は、会員番号の一部またはトークン番号の一部と、利用日と、利用金額とを少なくとも含む照会条件を受信し、前記照会条件に含まれているのが前記会員番号の一部であるのか、あるいは前記トークン番号の一部であるのかを判定し、前記照会条件に含まれているのが前記トークン番号の一部であるという判定に基づいて、前記照会条件に基づいて検索対象となる前記トークン番号の1または複数のデータを特定し、特定された前記1または複数のデータに含まれている前記トークン番号に関連付けられる前記会員番号の1または複数のデータを特定するように構成される。
本発明の別の一態様である情報処理装置によって実行される情報処理方法は、会員番号の一部またはトークン番号の一部と、利用日と、利用金額とを少なくとも含む照会条件を受信することと、前記照会条件に含まれているのが前記会員番号の一部であるのか、あるいは前記トークン番号の一部であるのかを判定することと、前記照会条件に含まれているのが前記トークン番号の一部であるという判定に基づいて、前記照会条件に基づいて検索対象となる前記トークン番号の1または複数のデータを特定し、特定された前記1または複数のデータに含まれている前記トークン番号に関連付けられる前記会員番号の1または複数のデータを特定することを備える。
本発明によれば、6桁マスキングされた会員番号またはトークン番号に基づく照会要求を受信し、あるいは受けたことに応答して、マスキングされていない対応する会員番号またはトークン番号を特定することができ、また、対応する会員番号またはトークン番号のカード取引の内容を特定することができる。
本明細書において開示される実施形態の詳細な理解は、添付図面に関連して例示される以下の説明から得ることができる。
本発明の一実施形態に係る情報処理装置を含むシステム全体の構成図である。 本発明の一実施形態に係る情報処理装置のシステム構成図である。 本発明の一実施形態に係る加盟店マスタのデータ構造の一例を説明する図である。 本発明の一実施形態に係るオーソリデータのデータ構造の一例を説明する図である。 本発明の一実施形態に係る売上データのデータ構造の一例を説明する図である。 情報処理装置によって実行される会員番号セット処理を説明する図である。 情報処理装置によって実行される照会要求応答処理を説明する図である。 オペレータ端末に表示される伝票照会画面の画面例である。
(全体構成)
以下、本発明の実施形態について詳細に説明する。本明細書において「会員番号」とは、クレジットカードの会員番号、およびクレジットカードと関連付けて使用される後払い式電子マネーの会員番号を意味するが、本発明の要旨はこれに限定されることはなく、他の種類のカード決済の会員番号にも適用可能である。当業者には周知なように、会員番号の上6桁は、BIN(Bank Identification Number:銀行識別番号)またはIIN(Issuer Identification Number:発行者識別番号)と呼ばれ、カードのイシュア(発行事業者)を特定する。
図1は、本発明の一実施形態に係る情報処理装置100を含むシステム全体の構成図である。情報処理装置100は、インターネットおよび専用線などの既知のネットワークを介して、1または複数の加盟店端末110と相互に通信可能に接続される。情報処理装置100は、LANまたはWANなどの既知のネットワークを介して、1または複数のオペレータ端末120と相互に通信可能に接続される。図1において、加盟店端末110およびオペレータ端末120は、1つずつしか示されていないが、これらは複数存在し得る。本明細書では、情報処理装置100を1つの装置として説明するが、情報処理装置100によって実行される様々な処理を複数の装置で分散して実行するように構成してもよい。
情報処理装置100は、加盟店端末110から信用照会電文を受信して格納するとともに、信用照会電文に含まれる情報に基づいてカードの有効期限の確認をし、今回の取引が与信枠内での決済となるかどうかを判定し、その結果を加盟店端末110に送信する。この処理は、オーソリゼーションと呼ばれる。また、情報処理装置100は、加盟店端末110から売上データを受信して格納する。売上データは、カード会員が加盟店端末にて暗証番号を入力した後、あるいは発行された売上伝票に署名をした後、情報処理装置100に送信される。売上データは、オーソリゼーションの後すぐに送信されてもよいし、所定のタイミング(例えば、その日の営業終了時など)にまとめて送信されてもよく、特に限定されない。
情報処理装置100は、トークン番号による決済が行われた場合、トークン番号および会員番号のセットを受信し、信用照会電文および/または売上データに格納されているトークン番号に関連付けて対応する会員番号を格納する。情報処理装置100は、トークン番号のみを受信してもよく、かかる場合、会員番号は、トークン番号から復号され得る。あるいは、情報処理装置100は、会員番号を受信したことに応答して、トークン番号を生成し、加盟店端末110に送信してもよく、かかる場合、情報処理装置100は、受信した会員番号と生成したトークン番号のセットを保持する。
情報処理装置100は、加盟店によって行われた照会要求に応答して、照会要求によって示されるマスキングされた会員番号またはトークン番号に基づいて、マスキングされていない対応する会員番号またはトークン番号を特定し、また、対応する会員番号またはトークン番号のカード取引内容を特定することができる。照会要求は、加盟店に設置されているコンピュータ装置から受信されてもよく、あるいは、加盟店からの電話によってなされてもよい。
加盟店端末110は、カードでの決済処理が可能な、加盟店の店頭に設置されているカード決済端末機であってもよいし、あるいは加盟店が運用している電子商取引のためのシステムであってもよい。加盟店端末110は、POS端末に組み込まれていてもよい。
加盟店端末110は、信用照会電文を情報処理装置100に送信し、その結果(例えば、取引可、取引不可)を受信する。加盟店端末110は、売上データを情報処理装置100に送信する。
加盟店端末110は、カード決済時に、読み出した会員番号を外部サーバ(情報処理装置100を含む)に送信し、当該外部サーバからトークン番号を受信する。当業者には周知なように、外部サーバは、会員番号からトークン番号を生成し(暗号化)、生成されたトークン番号は、その取引だけに使用できる。外部サーバは、カード会社に会員番号とトークン番号のセットを提供し、あるいは、トークン番号のみを提供して、カード会社がトークン番号を復号して会員番号を導出してもよい。加盟店端末110は、信用照会電文や売上データにトークン番号を含めて情報処理装置100に送信することができる。加盟店端末110は、信用照会電文や売上データの送信時に伝票を発行する。発行された伝票には、マスキングされた会員番号あるいはトークン番号が表示される。
オペレータ端末120は、加盟店から受電したオペレータが操作するコンピュータである。オペレータ端末120は、例えば、パーソナルコンピュータ(PC)などの通信機能を備えたコンピュータとすることができるが、特定の装置に限定されることはない。オペレータ端末120は、情報処理装置100にアクセスし、情報を検索することができる。
(システム構成)
図2は、本発明の一実施形態に係る情報処理装置100のシステム構成図である。図2に示すように、情報処理装置100は、一般的なコンピュータと同様に、バス210などによって相互に接続された制御部201、主記憶部202、補助記憶部203、インターフェース(IF)部204および出力部205を備える。また、情報処理装置100は、ファイル/データベースなどの形式として、加盟店マスタ206、オーソリデータ207、および売上データ208を備える。
制御部201は、中央処理装置(CPU)とも呼ばれ、情報処理装置100内の各構成要素の制御やデータの演算を行い、また、補助記憶部203に格納されている各種プログラムを主記憶部202に読み出して実行することができる。主記憶部202は、メインメモリとも呼ばれ、受信した各種データ、コンピュータ実行可能な命令および当該命令による演算処理後のデータなどを記憶することができる。補助記憶部203は、ハードディスク(HDD)などに代表される記憶装置であり、データやプログラムを長期的に保存する際に使用される。
図2の実施形態は、制御部201、主記憶部202および補助記憶部203を同一のコンピュータ内に設ける実施形態について説明するが、他の実施形態として、情報処理装置100は、制御部201、主記憶部202および補助記憶部203を複数個使用することにより、複数のコンピュータによる並列分散処理を実現するように構成することもできる。また、他の実施形態として、情報処理装置100用の複数のサーバを設置し、複数サーバが一つの補助記憶部203を共有する実施形態にすることも可能である。
IF部204は、他のシステムや装置との間でデータを送受信する際のインターフェースの役割を果たし、また、システムオペレータから各種コマンドや入力データ(各種マスタ、テーブルなど)を受け付けるインターフェースを提供することができる。出力部205は、処理されたデータを表示する表示画面や当該データを印刷するための印刷手段などを提供することができる。
加盟店マスタ206は、加盟店の情報を格納するマスタファイルである。図3は、本発明の一実施形態に係る加盟店マスタ206のデータ構造の一例を説明する図である。加盟店マスタ206は、加盟店ID301および加盟店名称302を含むことができるが、これらのデータ項目に限定されることはなく他のデータ項目も含むことが可能である。加盟店ID301は、加盟店を識別する識別子である。加盟店名称302は、加盟店の名称を示す。
図2に戻って説明すると、オーソリデータ207は、加盟店端末110から受信した信用照会電文を格納する。信用照会電文は、オーソリデータとも呼ばれる。図4は、本発明の一実施形態に係るオーソリデータ207のデータ構造の一例を説明する図である。オーソリデータ207は、取引ID401、会員番号402、トークン番号403、取引日時404、業務区分405、決済金額406、承認番号407、加盟店ID301、および端末番号408を含むことができるが、これらのデータ項目に限定されることはなく他のデータ項目も含むことが可能である。
取引ID401は、カード決済取引を識別する識別子であり、伝票Noとも呼ばれる。会員番号402は、カード決済に関連付けられるカード番号である。トークン番号403は、カード決済に関連付けられるトークン番号である。本明細書で説明するように、会員番号402またはトークン番号403のいずれかが、信用照会電文に含まれている。取引日時404は、カード決済が行われた日時情報である。業務区分405は、信用照会電文がどのような内容の業務に係る電文であるかを示す区分であり、例えば、売上、返品などを示す。決済金額406は、カード決済の取引金額を示す。承認番号407は、オーソリゼーションの結果、カード会社から承認された承認番号を示す。加盟店ID408は、カード決済取引が行われた加盟店を識別する識別子である。端末番号409は、信用照会電文を送信した加盟店端末110の端末識別子を示す。
図2に戻って説明すると、売上データ208は、加盟店端末110から受信した売上データを格納する。図5は、本発明の一実施形態に係る売上データ208のデータ構造の一例を説明する図である。売上データ208は、取引ID401、会員番号402、トークン番号403、取引年月日501、業務区分405、決済金額406、加盟店ID408を含むことができるが、これらのデータ項目に限定されることはなく他のデータ項目も含むことが可能である。
取引ID401、会員番号402、トークン番号403、業務区分405、決済金額406、および加盟店ID408は、図4を参照しながら上記で説明した通りであるため、詳細な説明を省略する。なお、会員番号402またはトークン番号403のいずれかが、売上データに含まれている。取引年月日501は、売上データの発生日、すなわち、カード決済が行われた日を示す。
(処理フロー:会員番号セット処理)
図6は、情報処理装置100によって実行される会員番号セット処理を説明する図である。本処理フローを参照しながら、信用照会電文および売上データにトークン番号が含まれている場合に、対応する会員番号がトークン番号に関連付けられてオーソリデータ207および売上データ208に格納される処理を説明する。
S601にて、情報処理装置100は、互いに関連付けられた会員番号およびトークン番号のデータセットを外部サーバから受信して格納することができる。あるいは、情報処理装置100は、トークン番号を外部サーバから受信し、予め定められたプロトコルに従ってトークン番号を復号して会員番号を導出することができる。他の実施形態として、情報処理装置100は、加盟店端末110から会員番号を受信し、受信した会員番号からトークン番号を生成することができる。これらの処理により、情報処理装置100は、トークン番号および会員番号を互いに関連付けたデータセットとして保持することができる。
S602にて、情報処理装置100は、オーソリデータ207にアクセスし、トークン番号403にのみ値がセットされているデータレコードを読み出し、会員番号およびトークン番号のデータセットを使用して、会員番号402に値をセットする。
S603にて、情報処理装置100は、売上データ208にアクセスし、トークン番号403にのみ値がセットされているデータレコードを読み出し、会員番号およびトークン番号のデータセットを使用して、会員番号402に値をセットする。
S602の処理およびS603の処理は、いずれが先に処理されてもよく、処理の順序は限定されない。これらの一連の処理により、オーソリデータ207および売上データ208に格納されているデータは、会員番号を有するようになる。
(処理フロー:照会要求応答処理)
図7は、情報処理装置100によって実行される照会要求応答処理を説明する図である。本処理フローを参照しながら、情報処理装置100が、加盟店によって行われた照会要求に応答して、照会要求によって示されるマスキングされた会員番号またはトークン番号に基づいて、マスキングされていない対応する会員番号またはトークン番号を特定し、また、対応する会員番号またはトークン番号のカード取引を特定する処理を説明する。
加盟店端末110は、マスキングされていない会員番号およびトークン番号の情報を保持していない。加盟店が保持している情報は、マスキングされている会員番号およびトークン番号(会員番号の一部およびトークン番号の一部)、加盟店番号、端末番号、利用日、利用金額、承認番号、伝票番号などの情報である。
S701にて、情報処理装置100は、照会条件を受信する。照会条件は、会員番号の一部またはトークン番号の一部、利用日、および利用金額を少なくとも含み、加盟店番号や端末番号など他の情報を含むこともできる。照会条件は、オーソリデータを検索するのか、売上データを検索するのか、あるいは両方を検索するのかを指定する条件(検索対象指定条件)が含まれていてもよい。照会条件は、加盟店が使用しているコンピュータによって送信された照会要求に含まれていてもよいし、あるいはオペレータが受電した際に加盟店から聞き取った情報であってもよい。オペレータが聞き取った場合には、図8を参照しながら説明するように、伝票照会画面800の検索条件欄801に入力されてオペレータ端末120から情報処理装置100に送信される。
S702にて、情報処理装置100は、照会条件に含まれているのが会員番号の一部であるのか、あるいはトークン番号の一部であるのかを判定する。上述したように、上6桁の値は、どのイシュア(発行事業者)を示すのかが予め定められている。このため、情報処理装置100は、上6桁の値に基づいて、照会条件に含まれているのが会員番号であるのか、あるいはトークン番号であるのかを判定することができる。すなわち、上6桁の値がいずれのイシュアも指し示さない場合、照会条件に含まれている番号がトークン番号であると判定される。会員番号であると判定された場合、S703に処理が進み、トークン番号であると判定された場合、S704に処理が進む。
S703にて、情報処理装置100は、照会条件に含まれている検索対象指定条件がオーソリデータを検索する指定なのか、売上データを検索する指定なのか、あるいはオーソリデータおよび売上データの両方を検索する指定なのかを判定し、その判定に従ってオーソリデータ207および/または売上データ208にアクセスし、照会条件に含まれている条件に基づいて検索対象となる会員番号の1または複数のデータを特定する。特定された会員番号の1または複数のデータは、会員番号の全桁の値を有している。
S704にて、情報処理装置100は、照会条件に含まれている検索対象指定条件がオーソリデータを検索する指定なのか、売上データを検索する指定なのか、あるいはオーソリデータおよび売上データの両方を検索する指定なのかを判定し、その判定に従ってオーソリデータ207および/または売上データ208にアクセスし、照会条件に含まれている条件に基づいて検索対象となるトークン番号の1または複数のデータを特定する。特定されたトークン番号の1または複数のデータは、トークン番号の全桁の値を有している。
S705にて、情報処理装置100は、S704にてアクセスしたオーソリデータ207および/または売上データ208に再度アクセスし、特定した1または複数のデータに含まれているトークン番号に関連付けられる会員番号の1または複数のデータを特定する。特定された会員番号の1または複数のデータは、会員番号の全桁の値を有している。
S706にて、情報処理装置100は、S703にて特定された会員番号の1または複数のデータ、またはS704、S705にて特定されたトークン番号の1または複数のデータおよび会員番号の1または複数のデータを加盟店が使用しているコンピュータに送信し、あるいはオペレータ端末120に送信する。オペレータは、オペレータ端末120に表示されている照会結果に基づいて、加盟店に対して応答することができる。
情報処理装置100は、会員番号に関連付けられるカード取引内容、あるいはトークン番号に関連付けられるカード取引内容を加盟店が使用しているコンピュータに送信し、あるいはオペレータ端末120に送信することができる。カード取引内容は、オーソリデータに含まれている情報、あるいは売上データに含まれている情報を示すことができる。
上述したような処理によって、情報処理装置100は、加盟店によって行われた照会要求に応答して、照会要求によって示されるマスキングされた会員番号またはトークン番号に基づいて、マスキングされていない対応する会員番号またはトークン番号を特定し、また、対応する会員番号またはトークン番号のカード取引を特定することができる。
図8は、オペレータ端末120に表示される伝票照会画面800の画面例である。伝票照会画面800は、検索条件欄801、検索結果表示欄802、明細照会ボタン803、および実行ボタン804を備える。なお、加盟店が使用しているコンピュータ(加盟店端末110と同一であっても異なっていてもよい)にも、伝票照会画面800と同一のあるいは類似した画面インターフェースが表示されることが可能である。
検索条件欄801は、オーソリデータおよび/または売上データを検索する際の検索条件を入力する欄である。検索条件欄801は、検索対象指定条件を入力するための「区分」欄、マスキングされた会員番号またはトークン番号を入力するための「番号」欄、利用日を入力するための「利用日」欄、利用金額を入力するための「利用金額」欄、オーソリの承認Noを入力するための「承認No」欄、伝票Noを入力するための「伝票No」欄、加盟店端末110を示す端末番号を入力するための「端末番号」欄を含むが、検索条件欄801は、これら以外の条件を含むこともできる。「利用日」欄は、範囲を指定する際はFROMとTOの両方を指定し、特定の日を指定する際はFROMあるいはTOの一方を指定する。
検索結果表示欄802は、検索条件欄801に入力された検索条件に合致するデータを表示する表示欄である。検索結果表示欄802は、利用日、利用金額、承認No、伝票No、加盟店情報、番号(会員番号またはトークン番号)、およびデータ種類(オーソリデータまたは売上データ)を含むが、これら以外の情報が含まれてもよい。
明細照会ボタン803は、検索結果表示欄802に表示されたデータのうち、選択されたデータの明細データを照会する画面を表示するボタンである。実行ボタン804は、検索条件欄801に入力された検索条件に基づいて検索を行うボタンである。
図8の例では、検索対象指定条件として売上データが入力され、マスキングされたトークン番号(6900 21xx xxxx 3002)が入力され、利用日として2019年2月1日〜28日が入力され、利用金額として10000円が入力された例を示す。検索結果表示欄802には、2件の売上データが表示されており、1件はトークン番号についての売上データであり、もう1件はそのトークン番号のデータに関連付けられる会員番号の売上データである。
以上、例示的な実施形態を参照しながら本発明の原理を説明したが、本発明の要旨を逸脱することなく、構成および細部において変更する様々な実施形態を実現可能であることを当業者は理解するだろう。すなわち、本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラムもしくは記憶媒体等としての実施態様をとることが可能である。
100 情報処理装置
110 加盟店端末
120 オペレータ端末
201 制御部
202 主記憶部
203 補助記憶部
204 インターフェース(IF)部
205 出力部
206 加盟店マスタ
207 オーソリデータ
208 売上データ
210 バス
800 伝票照会画面
801 検索条件欄
802 検索結果表示欄
803 明細照会ボタン
804 実行ボタン

Claims (11)

  1. 情報処理装置であって、
    会員番号の一部またはトークン番号の一部と、利用日と、利用金額とを少なくとも含む照会条件を受信し、
    前記照会条件に含まれているのが前記会員番号の一部であるのか、あるいは前記トークン番号の一部であるのかを判定し、
    前記照会条件に含まれているのが前記トークン番号の一部であるという判定に基づいて、前記照会条件に基づいて検索対象となる前記トークン番号の1または複数のデータを特定し、特定された前記1または複数のデータに含まれている前記トークン番号に関連付けられる前記会員番号の1または複数のデータを特定する
    ように構成された情報処理装置。
  2. 特定された前記トークン番号の1または複数のデータおよび前記会員番号の1または複数のデータを他のコンピュータ装置に送信するようにさらに構成された、請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記照会条件に含まれているのが前記会員番号の一部であるという判定に基づいて、前記照会条件に基づいて検索対象となる前記会員番号の1または複数のデータを特定するようにさらに構成された、請求項1に記載の情報処理装置。
  4. 特定された前記会員番号の1または複数のデータを他のコンピュータ装置に送信するようにさらに構成された、請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記照会条件に含まれている検索対象指定条件がオーソリデータを検索する指定なのか、売上データを検索する指定なのか、あるいはオーソリデータおよび売上データの両方を検索する指定なのかを判定するようにさらに構成された、請求項1または請求項3に記載の情報処理装置。
  6. 情報処理装置によって実行される情報処理方法であって、
    会員番号の一部またはトークン番号の一部と、利用日と、利用金額とを少なくとも含む照会条件を受信することと、
    前記照会条件に含まれているのが前記会員番号の一部であるのか、あるいは前記トークン番号の一部であるのかを判定することと、
    前記照会条件に含まれているのが前記トークン番号の一部であるという判定に基づいて、前記照会条件に基づいて検索対象となる前記トークン番号の1または複数のデータを特定し、特定された前記1または複数のデータに含まれている前記トークン番号に関連付けられる前記会員番号の1または複数のデータを特定することと
    を備える、情報処理方法。
  7. 特定された前記トークン番号の1または複数のデータおよび前記会員番号の1または複数のデータを他のコンピュータ装置に送信することをさらに備える、請求項6に記載の情報処理方法。
  8. 前記照会条件に含まれているのが前記会員番号の一部であるという判定に基づいて、前記照会条件に基づいて検索対象となる前記会員番号の1または複数のデータを特定することをさらに備える、請求項6に記載の情報処理方法。
  9. 特定された前記会員番号の1または複数のデータを他のコンピュータ装置に送信することをさらに備える、請求項8に記載の情報処理方法。
  10. 前記照会条件に含まれている検索対象指定条件がオーソリデータを検索する指定なのか、売上データを検索する指定なのか、あるいはオーソリデータおよび売上データの両方を検索する指定なのかを判定することをさらに備える、請求項6または請求項8に記載の情報処理方法。
  11. プロセッサによって実行されたとき、請求項6乃至10のいずれか一項に記載の方法を情報処理装置に実行させるプログラム。
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