JP6718257B2 - 画質評価装置、画質評価方法及びプログラム - Google Patents

画質評価装置、画質評価方法及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、画質評価装置、画質評価方法及びプログラムに関する。
画質評価の手法のひとつとして、主観評価と呼ばれる手法が行われている。これは、数十名の被験者を集め、被験者に映像を提示し、被験者の主観により評点を付け、その評点を統計的に処理した数値を映像の品質として定義するものである。主観評価法の代表的な手法は、ITU-R勧告BT.500-11、ITU-T勧告P.910などに規定されている(例えば、非特許文献1,2)。
しかし、主観評価は勧告が規定する厳しい視聴条件を満たさねばならず、多数の被験者を募集しなければならないなど、決して簡易に映像品質を評価する方法とはいえなかった。
そこで、映像信号の分析により、映像特徴量と呼ばれるその映像の特徴を示す1つまたは複数の数値的指標を抽出し、その映像特徴量から当該映像の画質評価を算出する客観画質評価と呼ばれる手法がある。
ITU-T
J.143(非特許文献3)では客観画質評価法のフレームワークを規定している。客観評価法のフレームワークは、評価対象として、伝送、蓄積のどの段階の映像を使用するかによって、以下の3つに分類される。
(1)Full Reference(FR)型:圧縮符号化前の原画像および復号画像(蓄積の場合)、又は送信画像および受信画像(伝送の場合)のベースバンド情報を使用する方法。
(2)No Reference(NR)型:復号画像又は受信画像のベースバンド情報のみを使用する方法(原画像又は送信画像の情報は使用しない)。
(3)Reduced Reference(RR)型:情報量が制限された原画像又は送信画像の画像特徴量、および復号画像又は受信画像のベースバンド情報を利用する方法。
更に、客観画質評価方法としては、画像のS/N(元のデータと劣化したデータの差分の相対量)や、輝度値を評価するMPSNR(Modified Peak Signal Noise Ratio)(例えば、特許文献1)、各ブロックのブロック歪特徴量を算出して評価値として用いる方法(例えば、特許文献2)等がある。
これらの客観画質評価法では、主観画質評価との相関を高くするために、評価値を算出するために用いる値、又は算出された評価値を、人間の視覚特性に基づく評価値に近づける必要があるため、例えば、映像の複雑度合いや映像の動き度合いを考慮した注視領域の評価値を、他の領域の評価値よりも評価が厳しくなるように重みづけを行う等である。
一方、近年、撮像素子(イメージ・センサー)の高ビット化などにより、映像の高ダイナミックレンジ(HDR:High Dynamic Range)化が可能となっている。HDR映像は、現実世界により近い映像表現することを目的とした技術であり、陰影をリアルに表現できる、眩しさを表現できるなどの利点がある。尚、一般的なダイナミックレンジのSDR(SDR:Standard Dynamic Renge)映像は、高明度情報を撮影又は編集により圧縮するため、ダイナミックレンジが狭く、特に、明るい部分の映像表現に乏しい。
特開2011−250013号公報 特開2015−80161号公報
ところで、従来の客観画質評価法により、HDR映像を評価した場合、従来のSDR映像と同様な方法では主観評価に近い評価が得られない可能性がある。何故なら、HDR映像には、上述したように、低輝度から非常に高輝度な領域まで含まれており、従来のSDR映像とは異なる視覚特性を持っていると考えられるからである。
そこで、本発明は上記課題に鑑みて発明されたものであって、その目的は、SDR映像とは異なるHDR映像の視覚特性を考慮した客観画質評価方法、客観画質評価方法及びプログラムを提供することにある。
本発明の一態様は、評価対象映像又は原映像に相当するHDR(HDR:High Dynamic Range)映像の1フレームを複数の領域に分割し、前記各領域の輝度の統計値を算出し、所定の方法により算出された前記評価対象映像における前記各領域の画質評価値を、前記輝度統計値に基づいて得られる重みづけ値により重みづけを行う画質評価方法である。
本発明の一態様は、評価対象のHDR(HDR:High Dynamic Range)映像の1フレームを複数の領域に分割する評価対象映像領域分割部と、前記評価対象映像又は原映像に相当するHDR(HDR:High Dynamic Range)映像の1フレームを複数の領域に分割する映像領域分割部と、前記評価対象映像領域分割部で分割された領域の画質評価値を、所定の方法に算出する画質評価値算出部と、前記映像領域分割部で分割された領域の輝度の輝度統計値を算出する輝度統計値算出部と、前記輝度統計値と、所定の重みづけ値とが関連付けられて記憶されている重みづけ値数テーブルと、前記重みづけ値に記憶されている、前記算出された画質評価値の領域に対応する領域の輝度統計値に関連付けられている重みづけ値により、前記算出された画質評価値を重みづけする重みづけ部とを有する画質評価装置である。
本発明の一態様は、評価対象映像又は原映像に相当するHDR(HDR:High Dynamic Range)映像の1フレームを複数の領域に分割する処理と、前記各領域の輝度の統計値を算出する処理と、所定の方法により算出された前記評価対象映像における前記各領域の画質評価値を、前記輝度統計値に基づいて得られる重みづけ値により重みづけを行う処理とを、コンピュータに実行させるプログラムである。
本発明は、HDR(HDR:High Dynamic Range)映像の特性に鑑みて、画像の各領域の輝度(明るさ)に着目し、その領域の画質評価値に対して重みづけを行うことにより、映像の客観画質評価の精度を高めることができる。
図1は本発明に係る実施の形態の画質評価装置の概略図である。 図2は本発明の実施の形態における画質評価装置のブロック図である。 図3は本発明の実施の形態の動作を説明するための図である。 図4は本発明の実施の形態の動作を説明するための図である。 図5は本発明の実施の形態の動作を説明するための図である。 図6は本発明の実施の形態の動作を説明するための図である。 図7は本発明の実施の形態の動作を説明するための図である。 図8は本発明の実施の形態の動作を説明するための図である。 図9はコンピュータシステムの構成図である。
本発明の概要を説明する。
HDR映像に対して、従来のSDR映像と同様な客観画質評価を行うと、HDR映像の客観画質評価が主観画質評価と大きく異なる可能性がある。何故なら、人間の視覚特性のひとつとして、明るさによって人間の視覚による画質劣化の見え方が変化することが知られている。そして、HDR映像は、上述したように低輝度から非常に高輝度な領域まで含まれており、明るさについて、従来のSDR映像とは異なる視覚特性を持っていると考えられるからである。
そこで、本発明は、HDR映像の客観画質評価において、HDR映像の特有の輝度(明るさ)に着目し、輝度(明るさ)を客観画質評価値に重みづけるための指標として用いる。具体的には、客観画質評価の対象となるHDR(HDR:High Dynamic Range)映像の1フレームの画像を複数の領域に分割し、各領域の輝度の輝度統計値を算出する。そして、所定の方法により算出された各領域の画質評価値に、その領域の輝度統計値に基づいて重みづけを行う。
ここで、HDR映像の1フレームの画像を分割する領域の大きさ(サイズ)は限定しないが、例えば、8画素×8画素、又は16画素×16画素のブロックサイズである。また、ブロックサイズではなく、更に大きなサイズ、例えば、1画像全体を4、12又は16分割するようなサイズでも良い。
また、領域の輝度の統計値は、領域内の画素の輝度値の平均値や分散、領域内の画素の輝度値の平均値の所定フレーム間の輝度変化量、領域内の画素の輝度値の所定フレーム間の移動平均値等がある。
また、各領域の画質評価値の算出は、従来から行われている算出方法で良く、例えば、評価対象映像の画素値とその原映像の画素値との差分値に基づくSN比などである。更に、画質評価値は、基本となる画質評価値に、従来から行われている人間の視覚特性を考慮した重みづけが行われたものであっても良い。例えば、領域の動きベクトルに基づき注視領域とされた領域の基本画質評価値に対して重みづけを行った後の画質評価値でも良い。
次に、各領域に対応する領域の輝度の統計値に基づいて、重みづけする領域(重視する領域)は、主観評価の実験の結果と各領域の輝度の統計値との関係から統計的に求めるが、一例として以下の例が考えられる。
(1)注視領域
領域の輝度統計値が高輝度領域を示している場合、主観評価において、その領域は視覚上の注視領域となりうる可能性がある。何故なら、HDR映像の高輝度領域は、SDR映像の高輝度領域と比較して、明るくても階調があり、視覚上の注視領域となりうるからである。
STD-B67(非特許文献4)で規定する映像信号を例にして、具体的に説明すると、STD-B67で規定されるHDR映像信号の輝度値は、最小輝度値を0、最大輝度を100とした場合、輝度値0から50まではカメラへの入力光に比例した電圧をγ補正と類似した値に比例し、輝度値50から100までは、カメラへの入力光に比例した電圧をログ演算した値に比例している。すると、このHDR映像信号の0から50までの輝度値はSDR映像信号の0から100までの輝度値に相当し、HDR映像信号の50から100までの輝度値はHDR映像信号特有の信号に相当することになる。このHDR映像信号特有の輝度値50から100までの高輝度領域は、例えば、水面のきらめきや、金属光沢感等を表示する場合が多く、上述したように輝度値のレンジに余裕があり、明るくても階調もあり、視覚上の注視領域となりうる可能性がある。
そこで、輝度統計値が大きい高輝度領域を注視領域として着目し、その注視領域となる領域の客観画質評価値を、他の領域の客観画質評価値とは異なる基準の評価になるようにする。例えば、輝度統計値が大きい高輝度領域の客観画質評価値を、他の領域の客観画質評価値よりも評価が厳しくなるように重みづけを行う。
(2)1ビット差当たりの輝度差の相違による画質への影響
SDR映像信号、HDR映像信号は、ともに、輝度が高くなるほど、1ビット差当たりの輝度差が大きくなる。特に、HDR映像信号はダイナミックレンジが広いので、SDR映像信号に比べて、輝度が高くなるほど1ビット当たりの輝度差は大きくなる。従って、低輝度に比べて相対的に1ビット当たりの輝度差が大きくなるような輝度、例えば、中輝度から高輝度の領域では、HDR映像信号は、SDR映像信号に比較して1ビット差当たりの輝度差が大きいので、1ビットのノイズであっても、画質に与える影響が大きい可能性がある。
そこで、輝度統計値が1ビット当たりの輝度差が相対的に大きくなる輝度領域、例えば、中輝度から高輝度の領域を示している場合、その領域の客観画質評価値を、他の領域の客観画質評価値とは異なる基準の評価になるようにする。例えば、1ビット差当たりの輝度差が大きくなる中・高輝度領域の客観画質評価値を、他の領域の客観画質評価値よりも評価が厳しくなるように重みづけを行う。
(3)明るさによってノイズの目立ちやすい領域
映像上の明るい部分と暗い部分とでは、同じ絶対量のノイズであっても、目立ちやすさが異なる。特に、HDR映像の場合、輝度のダイナミックレンジが大きいので、明るい部分と暗い部分との輝度差が大きいシーンがある。このような場合、明るい部分のノイズはあまり目立たず、暗い部分のノイズが目立つ場合がある。そこで、輝度統計値が低輝度領域を示している領域の客観画質評価値を、他の領域の客観画質評価値とは異なる基準の評価になるようにする。例えば、輝度統計値が低輝度領域を示している領域の客観画質評価値を、他の領域の客観画質評価値よりも評価が厳しくなるように重みづけを行う。
上述した領域はあくまで一例であり、主観評価の実験の結果と各領域の輝度統計値との関係から、重みづけする領域(重視する領域)を統計的に求めても良い。
また、重みづけする領域(重視する領域)に対する具体的な重み付け値(重みづけの係数)は、各領域の輝度統計値と、その領域に対する主観評価の結果とに基づいて、具体的な重み付け値(係数)を決定する。
このように、HDR映像の特性に鑑みて、画像の各領域の輝度(明るさ)に着目し、その領域の画質評価値に重みづけを行うことにより、評価対象映像の客観画質評価の精度を高めることができる。
尚、本発明が適用される客観画質評価法として、FR型、NR型、RR型のいずれでも適用可能である。
以下、具体的な実施の形態として、本発明をFR型の客観画質評価法に適用した例を説明する。
図1は本発明に係る実施の形態の画質評価装置の概略図である。
本発明に係る実施の形態の画質評価装置は、図1に示される如く、原映像とその原映像に対応する評価対象映像とが入力され、評価対象映像の評価結果が出力される。
図2は本発明の実施の形態における画質評価装置のブロック図である。
画質評価装置は、領域分割部1,2と、画質評価値算出部3と、輝度統計値算出部4と、重み係数テーブル5と、重みづけ部6とを備える。
領域分割部1は、評価対象映像を所定のサイズの領域に分割する。ここで、分割する領域のサイズは限定しないが、例えば、8画素×8画素、又は16画素×16画素のサイズである。また、領域分割部1は、8画素×8画素、16画素×16画素のようなブロックサイズではなく、更に大きなサイズ、例えば、画面全体を、4、12又は16分割するようなサイズの領域に分割しても良い。
領域分割部2は、領域分割部1と同様に、評価対象映像を所定のサイズの領域に分割する。分割する領域のサイズは、領域分割部1と同様なサイズでも良いが、領域分割部1の領域サイズよりも大きな、例えば、領域分割部1の分割された領域を複数まとめた大きさの領域サイズでも良い。
画質評価部3は、領域分割部1で分割された領域毎の客観画質値を算出する。客観画質値の算出は、例えば、領域分割部1で分割された領域の映像(評価対象映像)と領域分割部2で分割された領域の映像(原映像)との差分の1フレームごとの平均値、所定フレーム数における単位フレーム当たりの平均値等である。また、領域分割部1で分割された領域の映像(評価対象映像)と領域分割部2で分割された領域の映像(原映像)とのSN比、例えば、映像の1フレームごとのSN比、所定フレーム数における単位フレーム当たりのSN比等でも良い。更に、これらの例に限られず、各領域のブロックノイズ等の評価値でも良い。
輝度統計値算出部4は、領域分割部2で分割された領域毎の輝度統計値を算出する。ここで、輝度統計値は、領域内の画素の輝度値の平均値や分散、領域内の画素の輝度値の平均値の所定フレーム数の輝度変化量、領域内の画素の輝度値の所定フレーム数における移動平均値等がある。
重み係数テーブル5は、画質評価部3で算出された各領域の客観画質値に重みづけするための係数(重みづけ値)が、輝度統計値と関連付けられて格納されたテーブルである。重みづけの係数は、各領域の輝度統計値と、その領域に対する主観評価の結果とに基づいて係数を決定し、この係数と領域の輝度統計値とが関連付けられて記憶される。そして、輝度統計値算出部4で算出された領域の輝度統計値に対応する重みづけの係数が、重みづけ部6に出力される。
係数の一例であるが、以下のようなものがある。
(1)注視領域の重みづけの係数
各領域の輝度により、被験者がどの領域を注視するかを主観評価に基づいて判定する。例えば、ある領域が高輝度である場合、その領域は視覚上の注視領域となりうる可能性がある。何故なら、HDR映像の高輝度領域は、SDR映像の高輝度領域と比較して、明るくても階調があり、視覚上の注視領域となりうるからである。
STD-B67(非特許文献4)で規定する映像信号を例にして、具体的に説明すると、STD-B67で規定されるHDR映像信号の輝度値は、最小輝度値を0、最大輝度を100とした場合、輝度値0から50まではカメラへの入力光に比例した電圧をγ補正と類似した値に比例し、輝度値50から100までは、カメラへの入力光に比例した電圧をログ演算した値に比例している。すると、このHDR映像信号の0から50までの輝度値はSDR映像信号の0から100までの輝度値に相当し、HDR映像信号の50から100までの輝度値はHDR映像信号特有の信号に相当することになる。このHDR映像信号特有の輝度値50から100までの高輝度領域は、例えば、水面のきらめきや、金属光沢感等を表示する場合が多く、上述したように輝度値のレンジに余裕があり、明るくても階調もあり、視覚上の注視領域となりうる可能性がある。
そこで、本実施の形態では、ある領域の輝度統計値が平均的な輝度よりも高い高輝度領域を示している場合、その領域の画質評価部3で算出された客観画質値が他の領域の客観画質評価値よりも評価が厳しくなるような重みづけ係数を設定する。
尚、重み係数はひとつに限らず、複数の輝度統計値に対応させて複数の重み係数を持たせても良い。更に、輝度統計値にも幅を持たせても良い。例えば、輝度統計値が領域内の画素の輝度値の輝度平均値である場合、輝度平均値が500nit未満の場合には重み係数は1、輝度平均値が501〜600nitの場合には重み係数は0.9、輝度平均値が601〜700nitの場合には重み係数は0.8、輝度平均値が701〜800nitの場合には重み係数は0.7、輝度平均値が801nit以上の場合には重み係数は0.6とする等である。
(2)1ビット差当たりの輝度差の相違による重みづけの係数
SDR映像信号、HDR映像信号は、ともに、輝度が高くなるほど、1ビット差当たりの輝度差が大きくなる。特に、HDR映像信号はダイナミックレンジが広いので、SDR映像信号に比べて、輝度が高くなるほど1ビット当たりの輝度差は大きくなる。従って、低輝度に比べて相対的に1ビット当たりの輝度差が大きくなるような輝度、例えば、中輝度から高輝度の領域では、HDR映像信号は、SDR映像信号に比較して1ビット差当たりの輝度差が大きいので、1ビットのノイズであっても、画質に与える影響が大きい可能性がある。
そこで、本実施の形態では、輝度統計値が1ビット差当たりの輝度差が大きくなる輝度領域の客観画質評価値を、他の領域の客観画質評価値よりも評価が厳しくなるような重み係数を設定する。例えば、輝度統計値が領域内の画素の輝度値の輝度平均値である場合、輝度平均値が50nit未満の場合には重み係数は1とし、1ビット差当たりの輝度差が大きくなるであろう、輝度平均値が50〜100nitの場合には重み係数は0.9、輝度平均値が101〜500nitの場合には重み係数は0.8、輝度平均値が501〜700nitの場合には重み係数は0.7、輝度平均値が701〜800nitの場合には重み係数は0.6、輝度平均値が801nit以上の場合には重み係数は0.5とする等である。
(3)明るさによってノイズの目立ちやすい領域の重みづけの係数
映像上の明るい部分と暗い部分とでは、同じ絶対量のノイズであっても、目立ちやすさが異なる。特に、HDR映像の場合、輝度のダイナミックレンジが大きいので、明るい部分と暗い部分との輝度差が大きいシーンがある。このような場合、明るい部分のノイズはあまり目立たず、暗い部分のノイズが目立つ場合がある。そこで、本実施の形態では、輝度統計値が低輝度領域を示している場合は、他の領域の客観画質評価値よりも評価が厳しくなるような重み係数を設定する。例えば、輝度統計値が領域内の画素の輝度値の輝度平均値である場合、輝度平均値が0〜5nitの場合には重み係数は0.3、輝度平均値が6〜10nitの場合には重み係数は0.6、輝度平均値が11〜15nitの場合には重み係数は0.7、輝度平均値が16〜20nitの場合には重み係数は0.8、輝度平均値が21nit以上の場合には重み係数は1とする等である。
尚、上述した例は、あくまでも一例であり、他の重み係数でも良い。
重みづけ部6は、画質評価部3で算出された領域の客観画質値を、その領域に対応する輝度統計値に対応する重み係数を重み係数テーブル5から読み出し、その係数で重みづけを行う。そして、重みづけ後の評価値を、評価対象映像の客観画質評価値として出力する。
次に、上述の構成における画質評価装置の具体的な動作を説明する。尚、本例では、図3、図4に示す通り、評価対象映像及び原映像の分割する領域数を12として説明する。また、以下の説明では、高輝度領域が注視領域となることに着目し、重み係数テーブル5には、領域の輝度統計値が平均的な輝度よりも高い高輝度領域を示している場合、その領域の画質評価部3で算出された客観画質値が他の領域の客観画質評価値よりも評価が厳しくなるような重みづけ係数が設定されているものとする。具体的には、重み係数テーブル5には、図5に示すような係数が設定されているものとする。
まず、画像評価装置には、評価対象映像及び原映像が入力される。
領域分割部1は、評価対象映像を領域1〜領域12の領域に分割する。領域分割部2は、原映像を領域1〜領域12の領域に分割する。
画質評価部3は、領域分割部1で分割された領域1〜領域12の客観画質値を、所定の方法で算出する。ここでは、図3に示す如く、領域1の算出された客観画質値がA1、領域2の算出された客観画質値がA2、領域3の算出された客観画質値がA3、領域4の算出された客観画質値がA4、領域5の算出された客観画質値がA5、領域6の算出された客観画質値がA6、領域7の算出された客観画質値がA7、領域8の算出された客観画質値がA8、領域9の算出された客観画質値がA9、領域10の算出された客観画質値がA10、領域11の算出された客観画質値がA11、領域12の算出された客観画質値がA12とする。
輝度統計値算出部4は、領域分割部2で分割された領域1〜領域12の輝度統計値を算出する。ここでは、図4に示す如く、領域1の算出された輝度統計値が351、領域2の算出された輝度統計値が405、領域3の算出された輝度統計値が658、領域4の算出された輝度統計値が806、領域5の算出された輝度統計値が368、領域6の算出された輝度統計値が525、領域7の算出された輝度統計値が683、領域8の算出された輝度統計値が742、領域9の算出された輝度統計値が320、領域10の算出された輝度統計値が457、領域11の算出された輝度統計値が589、領域12の算出された輝度統計値が480とする。
重みづけ部6は、輝度統計値算出部4で算出された領域1〜領域12の輝度統計値に対応する重み係数を、重み係数テーブル5から読み出す。
本例では、領域1の重みづけの係数は、領域1の算出された輝度統計値が351なので、1.0となる。また、領域2の重みづけの係数は、領域2の算出された輝度統計値が405なので、1.0となる。また、領域3の重みづけの係数は、領域3の算出された輝度統計値が658なので、0.8となる。また、領域4の重みづけの係数は、領域4の算出された輝度統計値が806なので、0.6となる。また、領域5の重みづけの係数は、領域5の算出された輝度統計値が368なので、1.0となる。また、領域6の重みづけの係数は、領域6の算出された輝度統計値が525なので、0.9となる。また、領域7の重みづけの係数は、領域7の算出された輝度統計値が683なので、0.8となる。また、領域8の重みづけの係数は、領域8の算出された輝度統計値が742なので、0.7となる。また、領域9の重みづけの係数は、領域9の算出された輝度統計値が320なので、1.0となる。また、領域10の重みづけの係数は、領域10の算出された輝度統計値が457なので、1.0となる。また、領域11の重みづけの係数は、領域11の算出された輝度統計値が589なので、0.9となる。また、領域12の重みづけの係数は、領域12の算出された輝度統計値が480なので、1.0となる。
次に、重みづけ部6は、画質評価部3で算出された領域1〜領域12の客観画質値を、その領域に対応する輝度統計値に対応する重み係数で重みづけを行う。本例では、重みづけ後の画質評価値は、以下の通りとなる。
領域1の画質評価値=A1×1.0
領域2の画質評価値=A2×1.0
領域3の画質評価値=A3×0.8
領域4の画質評価値=A4×0.6
領域5の画質評価値=A5×1.0
領域6の画質評価値=A6×0.9
領域7の画質評価値=A7×0.8
領域8の画質評価値=A8×0.7
領域9の画質評価値=A9×1.0
領域10の画質評価値=A10×1.0
領域11の画質評価値=A11×0.9
領域12の画質評価値=A12×1.0
そして、重みづけ部6は、重みづけ後の画質評価値を出力する。尚、各領域1〜領域12の重みづけ後の画質評価値を合計した合計値を、評価対象画像の客観画質評価値としても良い。
続いて、上述の構成における画質評価装置の他の具体的な動作を説明する。尚、本例では、図6、図7に示す通り、評価対象映像及び原映像の分割する領域数を12として説明する。また、以下の説明では、低輝度領域が注視領域となることに着目し、重み係数テーブル5には、領域の輝度統計値が低輝度領域を示している場合、その領域の画質評価部3で算出された客観画質値が他の領域の客観画質評価値よりも評価が厳しくなるような重みづけ係数が設定されているものとする。具体的には、重み係数テーブル5には、図8に示すような係数が設定されているものとする。
まず、画像評価装置には、評価対象映像及び原映像が入力される。
領域分割部1は、評価対象映像を領域1〜領域12の領域に分割する。領域分割部2は、原映像を領域1〜領域12の領域に分割する。
画質評価部3は、領域分割部1で分割された領域1〜領域12の客観画質値を、所定の方法で算出する。ここでは、図6に示す如く、領域1の算出された客観画質値がB1、領域2の算出された客観画質値がB2、領域3の算出された客観画質値がB3、領域4の算出された客観画質値がB4、領域5の算出された客観画質値がB5、領域6の算出された客観画質値がB6、領域7の算出された客観画質値がB7、領域8の算出された客観画質値がB8、領域9の算出された客観画質値がB9、領域10の算出された客観画質値がB10、領域11の算出された客観画質値がB11、領域12の算出された客観画質値がB12とする。
輝度統計値算出部4は、領域分割部2で分割された領域1〜領域12の輝度統計値を算出する。ここでは、図7に示す如く、領域1の算出された輝度統計値が3、領域2の算出された輝度統計値が12、領域3の算出された輝度統計値が21、領域4の算出された輝度統計値が123、領域5の算出された輝度統計値が6、領域6の算出された輝度統計値が17、領域7の算出された輝度統計値が47、領域8の算出された輝度統計値が152、領域9の算出された輝度統計値が320、領域10の算出された輝度統計値が457、領域11の算出された輝度統計値が305、領域12の算出された輝度統計値が252とする。
重みづけ部6は、輝度統計値算出部4で算出された領域1〜領域12の輝度統計値に対応する重み係数を、重み係数テーブル5から読み出す。
本例では、領域1の重みづけの係数は、領域1の算出された輝度統計値が3なので、0.3となる。また、領域2の重みづけの係数は、領域2の算出された輝度統計値が12なので、0.7となる。また、領域3の重みづけの係数は、領域3の算出された輝度統計値が21なので、1.0となる。また、領域4の重みづけの係数は、領域4の算出された輝度統計値が123なので、1.0となる。また、領域5の重みづけの係数は、領域5の算出された輝度統計値が6なので、0.6となる。また、領域6の重みづけの係数は、領域6の算出された輝度統計値が17なので、0.8となる。また、領域7の重みづけの係数は、領域7の算出された輝度統計値が47なので、1.0となる。また、領域8の重みづけの係数は、領域8の算出された輝度統計値が152なので、1.0となる。また、領域9の重みづけの係数は、領域9の算出された輝度統計値が320なので、1.0となる。また、領域10の重みづけの係数は、領域10の算出された輝度統計値が457なので、1.0となる。また、領域11の重みづけの係数は、領域11の算出された輝度統計値が305なので、1.0となる。また、領域12の重みづけの係数は、領域12の算出された輝度統計値が252なので、1.0となる。
次に、重みづけ部6は、画質評価部3で算出された領域1〜領域12の客観画質値を、その領域に対応する輝度統計値に対応する重み係数で重みづけを行う。本例では、重みづけ後の画質評価値は、以下の通りとなる。
領域1の画質評価値=B1×0.3
領域2の画質評価値=B2×0.7
領域3の画質評価値=B3×1.0
領域4の画質評価値=B4×1.0
領域5の画質評価値=B5×0.6
領域6の画質評価値=B6×0.8
領域7の画質評価値=B7×1.0
領域8の画質評価値=B8×1.0
領域9の画質評価値=B9×1.0
領域10の画質評価値=B10×1.0
領域11の画質評価値=B11×1.0
領域12の画質評価値=B12×1.0
そして、重みづけ部6は、重みづけ後の画質評価値を出力する。尚、各領域1〜領域12の重みづけ後の画質評価値を合計した合計値を、評価対象画像の客観画質評価値としても良い。
本実施の形態によれば、HDR映像の明るさが考慮された客観画質評価値となり、HDR映像の客観画質評価の精度を高めることができる。
尚、上述した実施の形態では、Full Reference(FR)型の画質評価方法に適用した場合を説明した。しかし、これに限らず、No Reference(NR)型、又は、Reduced Reference(RR)型に適用することもできる。
例えば、No Reference(NR)型の場合は、輝度統計値を計算するための映像として評価対象映像を用い、評価対象映像を所定のサイズに分割した領域の輝度統計値を算出し、この輝度統計値を重みづけのために用いればよい。また、Reduced Reference(RR)型の場合は、情報量が制限された原映像又は原映像の画像特徴量を用いて、評価対象映像の所定のサイズに分割された領域に相当する輝度統計値を算出し、この輝度統計値を重みづけのために用いればよい。
更に、画質評価値算出部3が算出する画質評価値も、従来のNo Reference(NR)型又はReduced Reference(RR)型で用いられる方法により算出することができる。例えば、No Reference(NR)型の場合、復号画像(評価対象画像)の画素ブロックに対しアダマール変換を施し、その変換係数のうち符号化ブロック境界における信号変化を表す成分の電力からブロック歪特徴量を求め、復号画像(評価対象画像)の画素ブロック内の画素分散が所与の閾値より低い場合に、当該画素ブロックにおけるフレーム間差分を計算する。そして、復号画像(評価対象画像)内の各画素ブロックのブロック歪特徴量の平均およびフリッカ特徴量の総和の2つを引数とする近似関数に基づき客観画質を算出する方法がある(例えば、特許第5013487号公報)。
このように、本発明は、Full Reference(FR)型、No Reference(NR)型、又は、Reduced Reference(RR)型を問わずに適用することができる。
また、上述した実施の形態では、各部をハードウェアで構成したが、上述した動作の処理を情報処理装置(CPU)に行わせるプログラムによっても構成できる。
例えば、画質評価装置の全部又は一部は、図9に示す如く、メモリ10、11と、CPU12とから構成されるコンピュータシステムによって実現可能である。
この場合、メモリ10には、上述した領域分割部1,2と、画質評価値算出部3と、輝度統計値算出部4と、重みづけ部6とに対応する処理を行うプログラムが格納されている。メモリ11には、重み係数テーブル5と同様な係数が格納されている。そして、CPU12がメモリ10に格納されているプログラムを実行することで、上述した画質評価装置と同様な機能が実現される。
以上好ましい実施の形態をあげて本発明を説明したが、本発明は必ずしも上記実施の形態に限定されるものではなく、その技術的思想の範囲内において様々に変形し実施することが出来る。
1 領域分割部
2 領域分割部
3 画質評価値算出部
4 輝度統計値算出部
5 重み係数テーブル
6 重みづけ部
10 メモリ
11 メモリ
12 CPU

Claims (5)

  1. HDR(HDR:High Dynamic Range)の評価対象映像の1フレームを複数の領域に分割し、
    HDR(HDR:High Dynamic Range)の原映像の1フレームを複数の領域に分割し、
    前記評価対象映像の各領域の画質評価値を所定の方法により算出し、
    前記原映像の各領域の輝度の輝度統計値を算出し、
    前記原映像の各領域の輝度統計値を用いて、前記原映像の領域のうち1ビット当たりの輝度差が相対的に大きくなる領域を特定し、特定された原映像の領域に対応する評価対象映像の領域の画質評価値を、他の領域の客観画質評価値とは異なる基準の評価になるように重みづけを行う
    画質評価方法。
  2. 前記原映像の各領域の輝度統計値を用いて、前記原映像の領域のうち低輝度の領域を特定し、特定された原映像の領域に対応する評価対象映像の領域の客観画質評価値を、他の領域の客観画質評価値とは異なる基準の評価になるように重みづけを行う
    請求項1に記載の画質評価方法。
  3. 評価対象映像であるHDR(HDR:High Dynamic Range)映像の1フレームを複数の領域に分割する評価対象映像領域分割部と、
    原映像のHDR(HDR:High Dynamic Range)映像の1フレームを複数の領域に分割する映像領域分割部と、
    前記評価対象映像領域分割部で分割された前記評価対象映像の各領域の画質評価値を、所定の方法に算出する画質評価値算出部と、
    前記映像領域分割部で分割された前記原映像の各領域の輝度の輝度統計値を算出する輝度統計値算出部と、
    前記輝度統計値と、所定の重みづけ値とが関連付けられて記憶されている重みづけ値数テーブルと、
    前記重みづけ値数テーブルから、前記原映像の各領域の輝度の輝度統計値に対応する重みづけ値を読み出し、読み出した重みづけ値により、前記原映像の各領域に対応する前記評価対象映像の各領域の画質評価値を重みづけする重みづけ部と
    を有し、
    前記重みづけ値は、前記原映像の所定領域の輝度統計値が1ビット当たりの輝度差が相対的に大きくなる輝度領域であることを示している場合、前記原映像の所定領域に対応する前記評価対象映像の領域の客観画質評価値が、他の領域の客観画質評価値とは異なる基準の評価になるように重みづけを行う値である
    画質評価装置。
  4. 前記重みづけ値は、前記原映像の所定領域の輝度統計値が所定の低輝度領域を示している場合、前記原映像の所定領域に対応する前記評価対象映像の領域の客観画質評価値が、他の領域の客観画質評価値とは異なる基準の評価になるように重みづけを行う値である
    請求項3に記載の画質評価装置。
  5. HDR(HDR:High Dynamic Range)の評価対象映像の1フレームを複数の領域に分割する処理と、
    HDR(HDR:High Dynamic Range)の原映像の1フレームを複数の領域に分割する処理と、
    前記評価対象映像の各領域の画質評価値を所定の方法により算出する処理と、
    前記原映像の各領域の輝度の輝度統計値を算出する処理と、
    前記原映像の各領域の輝度統計値を用いて、前記原映像の領域のうち1ビット当たりの輝度差が相対的に大きくなる領域を特定し、特定された原映像の領域に対応する評価対象映像の領域の画質評価値を、他の領域の客観画質評価値とは異なる基準の評価になるように重みづけを行う処理と
    を、コンピュータに実行させるプログラム。
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