JP6718227B2 - システムデスク - Google Patents
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Description
特許文献1に記載のテーブルでは、中心角が略直角であり、半径の異なる2つの円弧を有する扇状のテーブルパーツを4つ組み合わせて中空の円形テーブルを形成し、その中空箇所に中空円と同じ径の円形テーブルを嵌め込んでいる。
特許文献2に記載のデスクシステムでは、半径の異なる2つの円弧を有する扇状のデスクを複数組み合わせて略円形のデスクを形成し、円の外周に沿ってデスクのパーテーションが設けられ、デスクに向かう使用者が円の中に入って作業を行うようになっている。また、円形に組み合わされたデスクの円中央に径小な円形デスクを配置している。
また、特許文献2に記載のデスクは、円形デスクの内側に人が入って使用し、円中心のスペースに円卓を配置したものであり、円の内側に入った使用者が円形デスクと円卓とを使用するものであり、円形デスクの外側からはパーテーションがあるためデスクを使用することができない。
また、第2天板31は、第1天板21(21a)の円弧に沿わず、かつ、円弧の外円方向へ延設されるので、第1天板21(21a)の円弧の端部と第2天板31の端部との間から内円側へと使用者が入ることができ、内円側に垂直材23から離間して設けられる円卓4を使用することができる。
また、垂直材23が設けられているので、垂直材23が第1天板21(21a)を使用する使用者と円卓4を使用する使用者とを目隠しする。このため、それぞれの使用者が円の外側と内側とでそれぞれ独立してシステムデスク1を使用することができ、それぞれの使用者が集中して作業を行うことができる。
また、垂直材23は、上端が一方の側端から他方の側端へと向かうに連れて連続して高さ位置が高くなるので、例えば、小学生のような学年の違いにより体格差が大きい場合、身長の低い低学年の児童は垂直材23の上端の高さ位置が低い場所を使用し、身長の高い高学年の児童は垂直材23の上端の高さ位置が高い場所を使用することができる。このため、垂直材23の上端を一律に高くする必要がなく、必要以上にシステムデスク1周辺の視界を遮らず、開放的な空間を演出することができる。
さらに、垂直材23の上端が低い箇所に身長の高い高学年の児童が敢えて座り、低学年の児童を内円側の円卓4に座らせるような使用形態でもよい。このような配置で座ることで、円卓4を使用する低学年の児童を後方から高学年の児童が見守ることができる。
また、第2天板31は、第1天板21の円弧に沿わず、かつ、円弧の外円方向へ延設されるので、円弧状の第1天板21のみよりも複雑な形状のシステムデスク1を形成することができ、システムデスク1全体として高い意匠性を実現することができる。
つまり、体格に合わせて垂直材23の上端の高さ位置が高い箇所に座る際、体格に合わせて第1天板21(21a)が高くなっているので、体格に応じた高さ位置に第1天板21を配置することができる。
このため、体格の違う低学年から高学年の児童までが同じシステムデスク1を使用することができる。
このため、より一層、それぞれの使用者が円の外側と内側とでそれぞれ独立してシステムデスク1を使用することができ、それぞれの使用者が集中して作業を行うことができる。
また、個々の机2a,3aの向きを変更することで、システムデスク1の形状を自由に変更することができる。
また、使用者の作業スペースが間仕切り24により仕切られるので、隣り合う使用者同士の目隠しとなり、自身の作業にそれぞれが集中できる。
また、中心に見上げることのできる大きな展示物5があることで、使用者は安心感を得ることができ、同時に集中力を増進することができる。
また、この展示物5としては、目に優しい緑を提供し、人に安らぎを与える植物である観葉植物5などを用いることが好適である。
第1支持部22は、後述する間仕切り24が設けられる位置に対応して第1天板21の下方に設けられており、具体的には、第1天板21の両端部にそれぞれ放射方向に沿って立設され、これら両端の第1支持部22から等間隔に配置されている。
第1天板21が2つの第1支持部22に仕切られた空間が1人の作業者が座るスペースとなっている。
第1天板21が2つの間仕切り24に仕切られた空間が1人の作業者が使用する作業スペースとなっている。
また、間仕切り24は、その上端面の高さ位置が全て800mmとなるように統一されている。つまり、第1天板21の高さ位置が異なることに対応して間仕切りの高さ寸法が調整されている。
また、ケーブル挿通管26に電気ケーブルを挿通して、第1デスク2の円弧に沿って電気ケーブルが配線されており、デスクライト25に電力を供給している。
デスクパーツ2aは、第1天板パーツ21aと、第1支持部パーツ22aと、垂直材としてのパーテーションパーツ23aと、間仕切りパーツ24aと、デスクライトパーツ25aと、ケーブル挿通管パーツ26aとを備えている。
第1支持部パーツ22aは、第1天板パーツ21aを床面から支持する部材であり、第1天板パーツ21aの下面両端および下面中央にそれぞれ第1天板パーツ21aの円弧に対して放射状に設けられている。
デスクライトパーツ25aは、間仕切りパーツ24aに仕切られた空間の内円側かつ左側にそれぞれ設けられている。
ケーブル挿通管パーツ26aは、第1天板パーツ21aの下面内円側に円弧に沿うように設けられている。
そして、隣接させる第1デスクパーツ2a同士は、この板材をそれぞれ当接して接着することで組み合わせて固定している。
まず、第1デスクパーツ2aは、第1天板パーツ21aの高さ位置が低い低天板パーツ211aを備えるものが、パーテーションパーツ23aの上端高さ位置が最も低いものと、それに次ぐ高さのものと、2つが隣接されている。
これにより、合計6つの第1デスクパーツ2aが組み合わせられて、略円状の円弧であり第1デスク2が形成されている。
第2天板31は、円弧状の板材であって、床面からの高さ位置が510mmとなっている。
第2支持部32は、第2天板31を支持する支持部であり、第2天板31の下面の四隅および中央にそれぞれ設けられるテーブルの脚である。
第2デスク3は、円弧形状の第2デスクパーツ3aを第1デスク21の円中心が一致しないように隣接させている。すなわち、第2デスク3は、蛇行形状のデスクとなっている。
また、第2デスク3は、第1デスク2と隣接する第2デスクパーツ3aが第1デスク2の円中心と一致しないように隣接している。このため、第1デスク2と第2デスク3との間には、隙間が形成され、この隙間から第1デスク2の円中心部への行き来ができるようになっている。
第3天板41は、円盤状の板材であり、円卓の卓面になる部材である(高さ位置510mm)。この第3天板41の中央には、穴411が設けられており、この穴411に後述する観葉植物5が設置される。
第3支持部42は、第3天板41を床面から所定の高さ位置に支持する円卓の脚である。
こうすることで、第1天板21が形成する円弧の内円側に設けられるパーテーション23が内円に設けられる円卓とのパーテーション23として用いることができる。
また、第2天板31は、第1天板21の円弧に沿わず、かつ、円弧の外円方向へ延設されるので、第1天板21の円弧の端部と第2天板31の端部との間から内円側へと使用者が入ることができ、内円側にパーテーション23から離間して設けられる円卓4を使用することができる。
また、パーテーション23が設けられているので、パーテーション23が第1天板21を使用する使用者と円卓4を使用する使用者とを目隠しする。このため、それぞれの使用者が円の外側と内側とでそれぞれ独立してシステムデスク1を使用することができ、それぞれの使用者が集中して作業を行うことができる。
また、パーテーション23は、上端が一方の側端から他方の側端へと向かうに連れて連続して高さ位置が高くなるので、例えば、小学生のような学年の違いにより体格差が大きい場合、身長の低い低学年の児童はパーテーション23の上端の高さ位置が低い場所を使用し、身長の高い高学年の児童はパーテーション23の上端の高さ位置が高い場所を使用することができる。このため、パーテーション23の上端を一律に高くする必要がなく、必要以上にシステムデスク1周辺の視界を遮らず、開放的な空間を演出することができる。
さらに、パーテーション23の上端が低い箇所に身長の高い高学年の児童が敢えて座り、低学年の児童を内円側の円卓4に座らせるような使用形態でもよい。このような配置で座ることで、円卓4を使用する低学年の児童を後方から高学年の児童が見守ることができる。
また、第2天板31は、第1天板21の円弧に沿わず、かつ、円弧の外円方向へ延設されるので、円弧状の第1天板21のみよりも複雑な形状のシステムデスク1を形成することができ、システムデスク1全体として高い意匠性を実現することができる。
こうすることで、パーテーション23の上端の高さ位置が高くなると第1天板21の高さ位置が高くなる。
つまり、体格に合わせてパーテーション23の上端の高さ位置が異なる箇所に座る際、体格に合わせて第1天板21の高さ位置が異なっている(具体的には、510mmもしくは560mm)ので、体格に応じた高さ位置に第1天板21を配置することができる。
このため、体格の違う低学年から高学年の児童までが同じシステムデスク1を使用することができる。
こうすることで、パーテーション23により床から第1天板21と円卓4との空間を仕切ることができる。
このため、より一層、それぞれの使用者が円の外側と内側とでそれぞれ独立してシステムデスク1を使用することができ、それぞれの使用者が集中して作業を行うことができる。
こうすることで、例えば、システムデスク1を設置する際、システムデスク1としてではなく個々の第1デスクパーツ2aまたは第2デスクパーツ3aを搬送、搬入すればよく、設置を容易なものとすることができる。
また、個々の第1デスクパーツ2aまたは第2デスクパーツ3aの向きを変更することで、システムデスク1の形状を自由に変更することができる。
こうすることで、使用者は、間仕切り24により仕切られた箇所を自身の作業スペースとして確保することができる。
また、使用者の作業スペースが間仕切り24により仕切られるので、隣り合う使用者同士の目隠しとなり、自身の作業にそれぞれが集中できる。
こうすることで、観葉植物5をシステムデスク1のシンボルとすることができる。この観葉植物5が第1天板21の円弧中心および円卓4の中心に設置されるので、遠方からでもシステムデスク1の存在を容易に確認することができ、システムデスク1を使用する使用者には、共通のシンボルのもと作業時間を共有することで、仲間意識が芽生え、協調性を高めることができる。
また、中心に見上げることのできる大きな観葉植物5があることで、使用者は安心感を得ることができ、同時に集中力を増進することができる。
こうすることで、第1デスク2は、パーテーション23により独立した空間として個々人が集中して作業を行うことができ、第2デスク3はパーテーションが設けられていないため、円卓4が設けられる空間やその他の空間に開放されたものとなり、例えば、円卓やシステムデスク1の周辺にいる人たちとコミュニケーションをとりながら作業を行うことができる。
このため、1つのシステムデスク1において、使用者が座る場所によって様々な目的や用途に用いることができる。
こうすることで、可撓性部材を任意に変形させることで、容易に先端に設けられる発光部の位置を設定することができる。
このため、システムデスク1を使用する使用者の体格に合わせて任意に採光条件を調整することができる。
こうすることで、電気ケーブルを第1天板21の下面に円弧状に配線することができ、システムデスク1の意匠性を損ねることなく第1デスク全体に電力を供給することができる。
こうすることで、第1天板21の高さ寸法が異なっても第1デスク2のすべての間仕切り24の上面の高さ位置が同じ高さ(具体的には800mm)に統一することができる。
このため、システムデスク1を統一感ある外観にすることができ、システムデスク1の外観を美感の生ずる意匠性の高いものとすることができる。
本実施形態では、例えば、図7に示すように、第1デスクパーツ2aが2人分の作業スペースの大きさであるとしたが、これに限らない。例えば、1人分の作業スペースの大きさでも、あるいは3人分の作業スペースのものとしてもよく。システムデスク1を設置する際に搬送、搬入が容易に行える大きさであれば、いずれの大きさの第1デスクパーツ2aであってもよい。
この場合、第2デスクのいずれか一方側が目隠しされた独立空間として利用できるため、円卓4が設けられる空間と同様な使用をすることができる。
2 第1デスク
2a 第1デスクパーツ
3 第2デスク
3a 第2デスクパーツ
4 円卓
5 観葉植物(展示物)
21 第1天板
21a 第1天板パーツ
22 第1支持部
22a 第1支持部パーツ
23 パーテーション(垂直材)
23a パーテーションパーツ
24 間仕切り
24a 間仕切りパーツ
25 デスクライト
25a デスクライトパーツ
26 ケーブル挿通管
26a ケーブル挿通管パーツ
27 電気ケーブル
31 第2天板
31a 第2天板パーツ
32 第2支持部
32a 第2支持部パーツ
41 第3天板
42 第3支持部
211 低天板
211a 低天板パーツ
212 高天板
212a 高天板パーツ
221 低支持部
222 高支持部
411 穴
Claims (5)
- 円弧状の第1天板と、
前記第1天板の内円側面に沿って、前記第1天板の平面と略垂直に設けられる垂直材と、
前記第1天板の円弧に沿う方向の端部に接続する第2天板と、
を備えるシステムデスクであって、
前記垂直材は、上端が一方の側端から他方の側端へと向かうに連れて連続して高さ位置が高くなり、
前記第2天板は、前記第1天板の円弧に沿わず、かつ、円弧の外円方向へ延設され、
前記第1天板の内円側には、前記垂直材から離間して円卓が設けられ、
前記第1天板の高さ位置は、前記垂直材の上端の高さ位置に基づいて異なることを特徴とするシステムデスク。 - 請求項1に記載のシステムデスクにおいて、
前記垂直材は、下端が床面に当接することを特徴とするシステムデスク。 - 請求項1または2に記載のシステムデスクにおいて、
前記第1天板ないし前記第2天板は、互いに隣接する複数のデスクパーツの各々に備えられた天板によって構成されていることを特徴とするシステムデスク。 - 請求項1〜3のいずれか一項に記載のシステムデスクにおいて、
前記第1天板ないし前記第2天板の上面には、所定の間隔に離間して取り付けられる間仕切りが設けられることを特徴とするシステムデスク。 - 請求項1〜4のいずれか一項に記載のシステムデスクにおいて、
前記円卓の略中央には、前記垂直材の上端よりも高さ位置が高い展示物が設置されることを特徴とするシステムデスク。
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JP6718227B2 true JP6718227B2 (ja) | 2020-07-08 |
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Family Applications (1)
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JP2015249258A Active JP6718227B2 (ja) | 2015-12-22 | 2015-12-22 | システムデスク |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP6718227B2 (ja) |
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2015
- 2015-12-22 JP JP2015249258A patent/JP6718227B2/ja active Active
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JP2017113103A (ja) | 2017-06-29 |
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