JP6711127B2 - 生体情報取得装置 - Google Patents

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Description

本発明は、生体情報取得装置に関するものである。
従来より、特許文献1に開示されているように、対象者の体動、呼吸、心拍等に関する生体情報を取得する装置が知られている。
具体的に、特許文献1には、密閉形状の袋で構成されたセンサーが対象者のベルトに取り付けられ、そのベルトが対象者に着用された状態にて、袋内の空気圧に基づいて生体情報が収集される技術が開示されている。
特開2001−286448号公報
しかしながら、上記特許文献1では、例えば対象者の動きにより袋に過大な力が作用して袋が破損し、袋内の空気が外部に漏れ、生体情報の取得に悪影響を及ぼす虞がある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、着用品に取り付けられた生体情報取得用のセンサーの破損を防ぐことである。
第1の発明は、対象者の生体情報を取得する生体情報取得装置であって、上記対象者の体動が作用する中空のチューブ状の感圧チューブ(20)と、上記感圧チューブ(20)の内圧が作用するように該感圧チューブ(20)に接続され、上記内圧に応じた信号を出力する受圧部(31)と、上記受圧部(31)から出力された信号に基づいて上記対象者の生体情報を検出する生体情報検出部(32)とを備え、上記感圧チューブ(20)は、該感圧チューブ(20)の内部が大気と連通しており、上記対象者が着用する着用品に設けられ、上記着用品は、ベルト、靴、使い捨てパンツ、スカート、ズボンのいずれか1つであり、上記着用品は、上記対象者の腹部周りに装着される帯状のベルト本体(51)と、該ベルト本体(51)の一端に配置されたバックル(52)と、を有するベルト(50)であって、上記感圧チューブ(20)、上記受圧部(31)及び上記生体情報検出部(32)は、上記バックル(52)に設けられていることを特徴とする生体情報取得装置である。
対象者の体動が作用する感圧チューブ(20)は、密閉式ではなく、内部が大気と連通する構成となっており、対象者の着用品に設けられる。これにより、対象者の動き等によって過大な力が感圧チューブ(20)に作用したとしても、感圧チューブ(20)は破損しにくくなる。従って、生体情報取得用のセンサーである感圧チューブ(20)が設けられた着用品を対象者が着用していても、当該チューブ(20)の破損が防がれるため、生体情報の検知は問題なく行われる。
これにより、対象者がベルト(50)を着用さえすれば、生体情報取得装置(10)は、該対象者の生体情報を取得することができる。特に、生体情報取得装置(10)の構成要素全てがバックル(52)に設けられている。生体情報取得装置(10)と対象者との接触面積は、例えば感圧チューブ(20)がベルト本体(51)に設けられ生体情報検出部(32)がバックル(52)に設けられているような場合よりも小さい。従って、生体情報取得装置(10)の存在を対象者が不快に感じる可能性は低くなる。
の発明は、第の発明において、上記バックル(52)は、上記ベルト本体(51)の他端側を挿通し該ベルト本体(51)を挟持するように構成され、上記感圧チューブ(20)は、上記ベルト本体(51)が上記対象者の腹部に巻かれた際に、該対象者側を向く上記バックル(52)の面(53a)付近に位置し、上記生体情報検出部(32)は、上記バックル(52)の内部に位置する。
これにより、感圧チューブ(20)には、対象者の体動が確実に作用する。また、生体情報検出部(32)はバックル(52)の内部に位置するため、対象者の動き等により生体情報検出部(32)に応力がかかることが軽減され、生体情報検出部(32)が故障する可能性は低減される。
の発明は、第の発明において、上記感圧チューブ(20)を上記対象者側から上記バックル(52)側に向かって覆う覆い部材(55)、を更に備え、上記覆い部材(55)の曲げ弾性は、上記バックル(52)の面(53a)の曲げ弾性よりも低く且つ上記感圧チューブ(20)の弾性よりも高い。
これにより、対象者が感圧チューブ(20)を異物と感じることが緩和される。また、感圧チューブ(20)には、対象者の体動が安定して作用し易くなる。
の発明は、対象者の生体情報を取得する生体情報取得装置であって、上記対象者の体動が作用する中空のチューブ状の感圧チューブ(20)と、上記感圧チューブ(20)の内圧が作用するように該感圧チューブ(20)に接続され、上記内圧に応じた信号を出力する受圧部(31)と、上記受圧部(31)から出力された信号に基づいて上記対象者の生体情報を検出する生体情報検出部(32)とを備え上記感圧チューブ(20)は、該感圧チューブ(20)の内部が大気と連通しており、上記対象者が着用する着用品に設けられ、上記着用品は、ベルト、靴、使い捨てパンツ、スカート、ズボンのいずれか1つであり、上記着用品は、上記対象者の腹部周りに装着される帯状のベルト本体(51)と、該ベルト本体(51)の一端に配置されたバックル(52)と、を有するベルト(50)であって、上記感圧チューブ(20)の少なくとも一部は、上記ベルト本体(51)の内部に埋め込まれており、上記生体情報検出部(32)は、上記バックル(52)に設けられている。
これにより、ベルト(50)が対象者の腹部に巻かれた際、感圧チューブ(20)の少なくとも一部は、ベルト本体(51)と共に対象者の腹部に接する。従って、感圧チューブ(20)には、体動が作用し易くなる。
の発明は、第の発明から第の発明のいずれか1つにおいて、上記バックル(52)は、上記ベルト本体(51)の一端に着脱可能に設けられている。
これにより、生体情報取得装置(10)の構成要素全てがバックル(52)に設けられている場合は、バックル(52)をベルト本体(51)から取り外すことにより、生体情報取得装置(10)もベルト本体(51)から取り外される。従って、対象者は、当該バックル(52)を他のベルト本体(51)に取り付けることで、好みに応じたベルト(50)を着用しながらも生体情報の検出動作を生体情報取得装置(10)に行わせることができる。また、感圧チューブ(20)がベルト本体(51)に設けられ生体情報検出部(32)がバックル(52)に設けられている場合は、バックル(52)をベルト本体(51)から取り外すことにより、感圧チューブ(20)をベルト本体(51)に残したまま生体情報検出部(32)をベルト本体(51)から取り外すことができる。従って、対象者は、生体情報検出部(32)の故障を危惧することなく、ベルトのクリーニング等を行うことができる。
の発明は、対象者の生体情報を取得する生体情報取得装置であって、上記対象者の体動が作用する中空のチューブ状の感圧チューブ(20)と、上記感圧チューブ(20)の内圧が作用するように該感圧チューブ(20)に接続され、上記内圧に応じた信号を出力する受圧部(31)と、上記受圧部(31)から出力された信号に基づいて上記対象者の生体情報を検出する生体情報検出部(32)とを備え上記感圧チューブ(20)は、該感圧チューブ(20)の内部が大気と連通しており、上記対象者が着用する着用品に設けられ、上記着用品は、ベルト、靴、使い捨てパンツ、スカート、ズボンのいずれか1つであり、上記着用品は、上記対象者の腹部周りに装着される帯状のベルト本体(51)と、該ベルト本体(51)の一端に配置されたバックル(52)と、を有するベルト(50)であって、上記感圧チューブ(20)、上記受圧部(31)及び上記生体情報検出部(32)は、上記ベルト本体(51)に設けられている。
これにより、ベルト(50)が対象者の腹部に巻かれた際、感圧チューブ(20)は、ベルト本体(51)と共に対象者に接し、体動が作用するようになる。
の発明は、第の発明において、上記感圧チューブ(20)、上記受圧部(31)及び上記生体情報検出部(32)は、上記ベルト本体(51)に着脱可能に設けられている。
これにより、対象者は、生体情報取得装置(10)を好みの他のベルト(50)に取り付けて使用することができる。
の発明は、対象者の生体情報を取得する生体情報取得装置であって、上記対象者の体動が作用する中空のチューブ状の感圧チューブ(20)と、上記感圧チューブ(20)の内圧が作用するように該感圧チューブ(20)に接続され、上記内圧に応じた信号を出力する受圧部(31)と、上記受圧部(31)から出力された信号に基づいて上記対象者の生体情報を検出する生体情報検出部(32)とを備え上記感圧チューブ(20)は、該感圧チューブ(20)の内部が大気と連通しており、上記対象者が着用する着用品に設けられ、上記着用品は、ベルト、靴、使い捨てパンツ、スカート、ズボンのいずれか1つであり、上記着用品は、上記対象者の腹部周りに装着される帯状のベルト本体(51)と、該ベルト本体(51)の一端に配置されたバックル(52)と、を有するベルト(50)であって、上記感圧チューブ(20)は、上記ベルト本体(51)が上記対象者の腹部に巻かれた際に、該対象者側を向く上記ベルト本体(51)の面に設けられている。
第9の発明は、第6又は第7の発明において、上記着用品は、上記対象者の腹部周りに装着される帯状のベルト本体(51)と、該ベルト本体(51)の一端に配置されたバックル(52)と、を有するベルト(50)であって、上記感圧チューブ(20)は、上記ベルト本体(51)が上記対象者の腹部に巻かれた際に、該対象者側を向く上記ベルト本体(51)の面に設けられている。
第8又は第9の発明により、ベルト本体(51)が対象者の腹部に巻かれた際、感圧チューブ(20)は、ベルト本体(51)とともに対象者の腹部に押し当てられる。従って、感圧チューブ(20)には、体動が作用し易くなる。
第1の発明は、対象者の生体情報を取得する生体情報取得装置であって、上記対象者の体動が作用する中空のチューブ状の感圧チューブ(20)と、上記感圧チューブ(20)の内圧が作用するように該感圧チューブ(20)に接続され、上記内圧に応じた信号を出力する受圧部(31)と、上記受圧部(31)から出力された信号に基づいて上記対象者の生体情報を検出する生体情報検出部(32)とを備え上記感圧チューブ(20)は、該感圧チューブ(20)の内部が大気と連通しており、上記対象者が着用する着用品に設けられ、上記着用品は、ベルト、靴、使い捨てパンツ、スカート、ズボンのいずれか1つであり、上記着用品は、ズボン(60)またはスカートであって、上記感圧チューブ(20)の少なくとも一部は、上記ズボン(60)または上記スカートのウエスト部に位置している。
これにより、対象者がスカートやズボン(60)を着用した際、対象者の腹部に感圧チューブ(20)の少なくとも一部が接するため、感圧チューブ(20)には、体動が作用し易くなる。
第1の発明は、対象者の生体情報を取得する生体情報取得装置であって、上記対象者の体動が作用する中空のチューブ状の感圧チューブ(20)と、上記感圧チューブ(20)の内圧が作用するように該感圧チューブ(20)に接続され、上記内圧に応じた信号を出力する受圧部(31)と、上記受圧部(31)から出力された信号に基づいて上記対象者の生体情報を検出する生体情報検出部(32)とを備え上記感圧チューブ(20)は、該感圧チューブ(20)の内部が大気と連通しており、上記対象者が着用する着用品に設けられ、上記着用品は、ベルト、靴、使い捨てパンツ、スカート、ズボンのいずれか1つであり、上記着用品は、靴(70)であって、上記感圧チューブ(20)の少なくとも一部は、上記靴(70)の内側に埋め込まれており、上記生体情報検出部(32)は、上記靴(70)の甲部(72)及び底部(71)のいずれかに位置する。
これにより、対象者が靴(70)を履いた際、対象者の足には、感圧チューブ(20)の少なくとも一部が接するため、感圧チューブ(20)には、体動が作用し易くなる。また、生体情報検出部(32)が特に甲部(72)に設けられている際、生体情報検出部(32)には、対象者の自重が直接的には作用しないため、生体情報検出部(32)は故障しにくい。
本発明によれば、対象者に生体情報取得用のセンサーである感圧チューブが設けられるとしても、当該センサーの破損が防がれ、生体情報の検知は問題なく行われる。
図1は、本発明に係る生体情報取得装置の構造を示すブロック図である。 図2は、生体情報取得装置がバックルに位置する、実施形態1に係るベルトの外観図である。 図3は、図2に係るベルトの横断面図である。 図4は、図2に係るベルトの正面付近の拡大図である。 図5は、生体情報取得装置がバックルとベルト本体とに分かれて位置する、実施形態2に係るベルトの外観図である。 図6は、生体情報取得装置がベルト本体に位置する、実施形態3に係るベルトの外観図である。 図7は、生体情報取得装置がウエスト部に位置する、実施形態4に係るズボンの外観図である。 図8は、生体情報取得装置が設けられた実施形態5に係る靴の外観図である。 図9は、生体情報取得装置が装着された実施形態6に係る使い捨てオムツの外観図である。 図10は、参考例に係るベルトの正面付近の拡大図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施形態は、本質的に好ましい例示であって、本発明、その適用物、あるいはその用途の範囲を制限することを意図するものではない。
≪本発明の生体情報取得装置の概要≫
生体情報取得装置(10)は、対象者の生体情報を取得する装置である。特に、生体情報取得装置(10)において、体動をセンシングするセンサーである感圧チューブ(20)は、対象者の着用品に設けられており、生体情報取得装置(10)は、対象者が着用品を身につけている際に、該対象者の生体情報(体動、心拍、呼吸等)を取得する。従って、対象者は、感圧チューブ(20)を例えば腕に巻く等してあえて身につける動作を行わずとも、対象者が着用品を着用することによっておのずと生体情報取得装置(10)を身につけることができる。
着用品としては、ベルト、ズボン、スカート、使い捨て用パンツ、靴等が挙げられる。本発明では、着用品毎に、生体情報取得装置(10)が着用品に設けられる配置構造が異なるが、これについては、着用品の種類毎に後述する。
≪生体情報取得装置の構成≫
着用品の種類に関係なく、本発明に係る生体情報取得装置(10)の構成は共通している。それ故、先ずは生体情報取得装置(10)の構成について説明する。
図1に示すように、生体情報取得装置(10)は、感圧チューブ(20)、圧力センサー(31)、生体情報検出部(32)、記憶部(41)及び通信部(42)を備える。生体情報検出部(32)、記憶部(41)及び通信部(42)は、1つの回路基板(P)に実装されている。感圧チューブ(20)は、この回路基板(P)に、圧力センサー(31)を介して接続されている。
なお、回路基板(P)には、図示しないバッテリーを介して電源が供給される。バッテリーは、使い捨て式または充電式であることができ、更には太陽電池式、振動式、熱式等であってもよい。
−感圧チューブ−
感圧チューブ(20)は、図2及び図4に示すように、中空のチューブ状に構成された樹脂(例えば塩化ビニル)が細長く延びることで構成された部材であって、着用品に設けられる。感圧チューブ(20)の内径は約4mm以下、外径は約6mm以下であることが好ましい。図4に示すように、感圧チューブ(20)の長手方向の一端(基端)は、圧力センサー(31)と接続されている。感圧チューブ(20)の他端側、即ち圧力センサー(31)が接続されていない端部側は、大気と連通している。
具体的には、感圧チューブ(20)の他端側の先端には、絞り部材(21)が挿入されている。絞り部材(21)には、連通孔(21a)が形成されており、連通孔(21a)は、感圧チューブ(20)内の空間(21b)を大気に開放する。連通孔(21a)の大きさは、感圧チューブ(20)に求められる感度や周波数特性に応じて適宜設定することができる。一例として、連通孔(21a)のサイズが大きい程、感圧チューブ(20)の感度は小さくなり、特に周波数の高域と低域とで比較すると、相対的に低域の感度が小さくなる。逆に、連通孔(21a)のサイズが小さい程、感圧チューブ(20)の感度は大きくなり、特に周波数の高域と低域とで比較すると、相対的に高域の感度が小さくなる。
上記感圧チューブ(20)が設けられた着用品を対象者が着用している際、感圧チューブ(20)には、対象者の体動が作用し、内圧が変化する。特に、上述のように、感圧チューブ(20)の他端側では、該感圧チューブ(20)の内部が大気と連通している。そのため、着用品を着用中の対象者の動き等によって感圧チューブ(20)に過大な力が作用しても、内圧の不要な上昇は抑制される。従って、感圧チューブ(20)の破損は防がれ、生体情報取得装置(10)は、生体情報を問題なく取得することができる。
なお、感圧チューブ(20)の長手方向への長さは、例えば約100mm以下であることができる。約100mmもあれば、感圧チューブ(20)は、対象者の体動を十分に捉えることができるためである。
また、本発明に係る感圧チューブ(20)は、以下の各実施形態にて述べるように、対象者が着用品を着用した際、対象者の体動が作用するように、対象者に接するようにして着用品に設けられている。本発明において、感圧チューブ(20)が対象者に“接する”とは、感圧チューブ(20)が対象者に直接接することのみならず、感圧チューブ(20)が対象者の衣服等を介して間接的に接することも意味する。
−圧力センサー−
圧力センサー(31)は、感圧チューブ(20)の内圧が作用する受圧部の一例である。圧力センサー(31)は、感圧チューブ(20)の一端の開口に接続されることで、当該チューブ(20)の一端と回路基板(P)との間に存在する。対象者の体動が感圧チューブ(20)に受圧され、感圧チューブ(20)の内圧が変化すると、圧力センサー(31)は、この内圧変化に応じた信号を出力する。
−生体情報検出部−
生体情報検出部(32)は、CPU及びメモリからなるマイクロコンピュータで構成されている。生体情報検出部(32)は、圧力センサー(31)から出力された信号に基づいて、対象者の生体情報を抽出する。このような動作を行うにあたり、生体情報検出部(32)は、体動信号抽出部(35)及び心拍信号抽出部(36)として機能する。
体動信号抽出部(35)は、圧力センサー(31)から抽出された信号に基づき、対象者の体動信号(対象者の体全体の大きな動きに由来する粗体動と、心拍・呼吸等に由来する微動とを含む信号)を抽出する。心拍信号抽出部(36)は、上記体動信号から心拍に由来する信号(心拍信号)を抽出する。
−記憶部−
記憶部(41)は、フラッシュメモリ等の半導体メモリで構成されている。記憶部(41)は、生体情報検出部(32)が検出した生体情報(体動信号、心拍信号)等を逐次記憶する。記憶部(41)は、生体情報を、検出時刻と共に記憶していてもよい。
図示していないが、記憶部(41)に記憶されている情報は、通信部(42)が通信ネットワークを介して通信する外部機器(スマートフォン、タブレット、パーソナルコンピュータ等の各種端末)からの要求に応じて、当該外部機器に送信されてもよい。記憶部(41)に記憶されている情報は、対象者の操作等により、適宜消去されてもよい。
−通信部−
通信部(42)は、生体情報取得装置(10)の通信インターフェースである。通信部(42)は、生体情報取得装置(10)を通信ネットワークに有線または無線によって接続し、通信ネットワークを介して外部機器と通信を行う。
≪実施形態1≫
本実施形態1では、着用品がベルトである場合について、図2〜図4を用いて説明する。
<ベルトの構成>
図2に示すように、ベルト(50)は、ベルト本体(51)とバックル(52)とを有する。ベルト本体(51)は、帯状に延びた皮革からなる部材であって、対象者の腹部周りに装着される。バックル(52)は、ベルト本体(51)の一端に配置された留め金であって、ベルト本体(51)の一端に着脱可能に取り付けられている。バックル(52)は、対象者の腹部に巻かれたベルト本体(51)の巻き付け長を調整する。
図3に示すように、バックル(52)のバックル本体(53)には、該バックル本体(53)にベルト本体(51)の他端側を挿通するための挿通孔(54)が形成されており、バックル(52)は、挿通孔(54)に挿通されたベルト本体(51)を挟持するように構成されている。バックル本体(53)の横断面は、概ね、ベルト本体(51)の挿通方向に突出するようなU字状となっており、その突出部分に挿通孔(54)が形成されている。
<ベルトにおける生体情報取得装置の配置構造>
本実施形態1では、図2〜図4に示すように、生体情報取得装置(10)の全ての構成要素(感圧チューブ(20)、圧力センサー(31)、及び、生体情報検出部(32)と通信部(42)と記憶部(41)とが実装された回路基板(P))は、バックル(52)に設けられている。
詳細には、感圧チューブ(20)は、図3に示すように、ベルト(50)を対象者が着用した際、対象者の腹部側を向くバックル本体(53)の面(53a)において、該面(53a)と接するようにして設けられている。バックル(52)を正面から見た場合、細長い感圧チューブ(20)は、図4に示すように、バックル本体(53)の面(53a)上において、例えば約U字状に曲げて設けられている。
図3に示すように、圧力センサー(31)及び回路基板(P)は、バックル(52)の内部、より具体的には、バックル本体(53)のうち、挿通孔(54)に挿通されたベルト本体(51)よりも対象者側の部分に設けられている。
更に、バックル(52)には、例えば樹脂で構成された板状の弾性部材(55)が設けられている。板状の弾性部材(55)は、感圧チューブ(20)の外方からバックル本体(53)の面(53a)に向かって設けられており、感圧チューブ(20)を対象者側からバックル(52)側に向かって覆う覆い部材である。板状の弾性部材(55)は、感圧チューブ(20)が対象者に直接触れることによる異物感を緩和させ、且つ、対象者の体動の感圧チューブ(20)への伝達感度を向上させるために、設けられる部材である。それ故、板状の弾性部材(55)は、その曲げ弾性が、バックル本体(53)の面(53a)の曲げ弾性よりも低く且つ感圧チューブ(20)の弾性よりも高い材質で構成されていることが好ましい。
以上をまとめると、ベルト(50)のバックル(52)には、バックル(52)内部に挿通されたベルト本体(51)から対象者側に向かって、バックル本体(53)内の圧力センサー(31)及び回路基板(P)、バックル本体(53)の面(53a)、感圧チューブ(20)、板状の弾性部材(55)が、この順で位置していると言える。
なお、板状の弾性部材(55)は、バックル(52)の一部として、バックル本体(53)と一体的に設けられていてもよい。この場合、バックル(52)における対象者の腹部側の面が、板状の弾性部材(55)によって形成されていることになる。この場合、感圧チューブ(20)は、バックル(52)内部において、板状の弾性部材(55)に接するようにして設けられ、圧力センサー(31)及び回路基板(P)は、感圧チューブ(20)よりもベルト本体(51)側に設けることができる。
なお、感圧チューブ(20)は、必ずしも約U字状に曲げられていなくてもよく、様々な形状(直線状、螺旋状、蛇行状)にて配置されることができる。
このように、生体情報取得装置(10)の構成要素全てが、ベルト本体(51)から着脱可能なバックル(52)に一体的に取り付けられている。これにより、ベルト本体(51)からバックル(52)を取り外した際、生体情報取得装置(10)はベルト本体(51)から取り外される。逆に、バックル(52)をベルト本体(51)に取り付けた際、生体情報取得装置(10)もベルト本体(51)に取り付けられる。従って、本実施形態1は、対象者がバックル(52)を好みに応じて様々なベルト本体(51)に使用する場合や、ベルト本体(51)をクリーニングする場合等に好適である。
<効果>
本実施形態1に係る感圧チューブ(20)は、密閉式ではなく、内部が大気と連通する構成となっており、対象者のベルト(50)に設けられる。これにより、対象者の動き等によって過大な力が感圧チューブ(20)に作用したとしても、感圧チューブ(20)は破損しにくくなる。従って、感圧チューブ(20)が設けられたベルト(50)を対象者が着用していても、感圧チューブ(20)の破損が防がれ、生体情報の検知は問題なく行われる。
特に、本実施形態1では、生体情報取得装置(10)の構成要素全てが、ベルト(50)のバックル(52)に設けられている。これにより、対象者は、感圧チューブ(20)自体を身につける動作を行わずとも良く、ベルト(50)の着用によって感圧チューブ(20)を身につけることができ、生体情報取得装置(10)は、該対象者の生体情報を取得することができる。また、生体情報取得装置(10)と対象者との接触面積は、例えば感圧チューブ(20)がベルト本体(51)に設けられ生体情報検出部(32)がバックル(52)に設けられているような場合よりも小さいため、生体情報取得装置(10)の存在を対象者が不快に感じる可能性は低くなる。
また、実施形態1の感圧チューブ(20)は、図3に示すように、対象者側を向くバックル(52)の面(53a)付近に設けられているため、対象者の体動が確実に作用する。一方、圧力センサー(31)及び生体情報検出部(32)は、バックル(52)の内部に位置するため、対象者の動き等により生体情報検出部(32)に応力がかかることが軽減され、生体情報検出部(32)が故障する可能性は低減される。
また、本実施形態1の感圧チューブ(20)は、対象者側からバックル(52)側に向かって板状の弾性部材(55)によって覆われている。これにより、ベルト(50)を着用した対象者が感圧チューブ(20)を異物と感じることが緩和される。また、感圧チューブ(20)には、対象者の体動が安定して作用し易くなる。
また、本実施形態1では、生体情報取得装置(10)の構成要素全てが設けられたバックル(52)は、ベルト本体(51)に対し着脱可能となっている。これにより、バックル(52)をベルト本体(51)から取り外せば、生体情報取得装置(10)もベルト本体(51)から取り外される。従って、対象者は、他のベルト本体(51)に当該バックル(52)を取り付けることで、好みに応じたベルト(50)を着用しながらも生体情報の検出動作を生体情報取得装置(10)に行わせることができる。
≪実施形態2≫
本実施形態2では、上記実施形態1と同様、着用品がベルト(50)であるが、生体情報取得装置(10)のベルト(50)における配置構造が上記実施形態1とは異なっている。
なお、生体情報取得装置(10)及びベルト(50)の各構成は、上記実施形態1と同様である。
<ベルトにおける生体情報取得装置の配置構造>
本実施形態2では、図5に示すように、生体情報取得装置(10)の構成要素のうち、感圧チューブ(20)の少なくとも一部は、ベルト本体(51)の内部に埋め込まれ、圧力センサー(31)及び回路基板(P)は、バックル(52)に設けられている。
詳細には、感圧チューブ(20)は、感圧部本体(20a)と延長部(20b)とに分割され、これらがコネクタ(20c)で連結されることで構成されている。コネクタ(20c)は、ベルト本体(51)に固定されており、一端がベルト本体(51)内部に開口し、他端がベルト本体(51)外部に開口している。
ベルト本体(51)は、帯状の芯材と、ベルト(50)着用時に対象者側を向く芯材の面を覆った表面被覆とを備えている。芯材と表面被覆との間に、感圧チューブ(20)の感圧部本体(20a)が挟み込まれる。これにより、感圧チューブ(20)の一部である感圧部本体(20a)は、ベルト本体(51)の内部に埋め込まれるようにして設けられる。感圧部本体(20a)は、ベルト本体(51)内部において、ベルト本体(51)の長手方向に沿って延びており、一端はコネクタ(20c)に接続され、他端側では感圧チューブ(20)の内部と大気(ベルト本体(51)内部)とが連通している。
延長部(20b)は、ベルト本体(51)外部に露出している。延長部(20b)の一端は、コネクタ(20c)に接続され、他端は、図5では図示しない圧力センサー(31)に接続されている。
特に、感圧部本体(20a)は、ベルト(50)を対象者が着用した際、対象者の背中側ではなく腹部(図5では脇腹)に相当するベルト本体(51)上の位置に設けられており、ベルト本体(51)と共に対象者の腹部に接することができる。ベルト本体(51)のうち対象者の背中側となる部分は、対象者の体の動きによって対象者の体(背中)から離れることがある。仮にこのような部分に感圧部本体(20a)を設けると、感圧部本体(20a)には体動が正常に作用せず、生体情報の取得が困難となるおそれがあるからである。
圧力センサー(31)及び回路基板(P)の配置は、上記実施形態1と同様である。
このように、生体情報取得装置(10)は、ベルト本体(51)とバックル(52)とに分かれて設けられている。ベルト本体(51)からバックル(52)を取り外した際、コネクタ(20c)において延長部(20b)が感圧部本体(20a)から外され、圧力センサー(31)、回路基板(P)及び延長部(20b)は、バックル(52)と共にベルト本体(51)から取り外される。逆に、バックル(52)をベルト本体(51)に取り付けた際、延長部(20b)がコネクタ(20c)に取り付けられることにより、圧力センサー(31)及び回路基板(P)は、感圧チューブ(20)の感圧部本体(20a)と接続される。
従って、対象者は、好みに応じて、感圧部本体(20a)及びコネクタ(21c)が設けられた他のベルト本体に、バックル(52)を装着することにより、生体情報取得装置(10)を使用することができる。
なお、コネクタ(21c)は、ベルト本体(51)側ではなく、バックル(52)側に位置していてもよい。
また、上記では、感圧チューブ(20)の一部分(感圧部本体(20a))がベルト本体(51)の内部に埋め込まれている場合を例示したが、感圧チューブ(20)全てが、ベルト本体(51)の内部に埋め込まれていてもよい。
<効果>
本実施形態2においても、上記実施形態1と同様、感圧チューブ(20)の内部が大気(ベルト本体(51)の内部)と連通する構成となっている。これにより、感圧チューブ(20)が設けられたベルト(50)を着用している対象者の動き等によって過大な力が感圧チューブ(20)に作用したとしても、感圧チューブ(20)は破損しにくくなる。
特に、本実施形態2に係る感圧チューブ(20)の感圧部本体(20a)は、ベルト本体(51)の内部に埋め込まれており、生体情報検出部(32)は、バックル(52)に設けられている。これにより、ベルト(50)が対象者の腹部に巻かれた際、感圧チューブ(20)は、ベルト本体(51)と共に対象者の腹部に接する。従って、感圧チューブ(20)には、体動が作用し易くなる。
また、本実施形態2では、バックル(52)をベルト本体(51)から取り外すことにより、感圧部本体(20a)をベルト本体(51)に残したまま、圧力センサー(31)及び回路基板(P)をベルト本体(51)から取り外すことができる。従って、対象者は、好みに応じてベルト本体(51)を交換したり、生体情報検出部(32)の故障を危惧することなくベルト(50)のクリーニングをしたりすることができる。
<実施形態2の変形例>
感圧チューブ(20)は、少なくとも一部がベルト本体(51)に埋め込まれる代わりに、ベルト本体(50)の内側の面に設けられていても良い。ベルト本体(51)の内側の面とは、ベルト本体(51)が対象者の腹部に巻かれた際に、対象者側を向くベルト本体(51)の面である。これにより、ベルト本体(51)が対象者の腹部に巻かれた際、感圧チューブ(20)は、ベルト本体(51)とともに対象者の腹部に押し当てられる。従って、感圧チューブ(20)には、体動がより作用し易くなる。
≪実施形態3≫
本実施形態3では、上記実施形態1,2と同様、着用品がベルト(50)であるが、生体情報取得装置(10)のベルト(50)における配置構造が上記実施形態1,2とは異なっている。
なお、生体情報取得装置(10)及びベルト(50)の各構成は、上記実施形態1と同様である。
<ベルトにおける生体情報取得装置の配置構造>
本実施形態3では、図6に示すように、生体情報取得装置(10)の全ての構成要素(感圧チューブ(20)、圧力センサー(31)、及び、回路基板(P))は、ベルト本体(51)に設けられている。
詳細には、生体情報取得装置(10)は、樹脂等で形成された箱状のケーシング(57)内部に収容されている。ケーシング(57)をベルト(50)に取り付けた際に、ベルト本体(51)に対向するケーシング(57)の面には、当該ケーシング(57)をベルト本体(51)に着脱可能に固定するための固定具(58)が設けられている。
感圧チューブ(20)は、ケーシング(57)内部において、ベルト本体(51)に対向するケーシング(57)の面に当接するようにして設けられている。感圧チューブ(20)に対象者の体動を作用させるためである。ケーシング(57)内部において、感圧チューブ(20)の一端は、圧力センサー(31)を介して回路基板(P)に接続され、他端は、感圧チューブ(20)の内部が大気(ケーシング(57)の内部)と連通している。なお、感圧チューブ(20)の形状は、U字状ではなく、直線状、螺旋状、蛇行状等であってもよい。
圧力センサー(31)及び回路基板(P)は、ケーシング(57)内部において、感圧チューブ(20)よりも対象者から離れる位置に存在している。
<効果>
本実施形態3においても、上記実施形態1,2と同様、感圧チューブ(20)の内部が大気(ケーシング(57)の内部)と連通する構成となっている。これにより、ベルト(50)を着用している対象者の動き等によって過大な力が感圧チューブ(20)に作用したとしても、感圧チューブ(20)は破損しにくくなる。
特に、本実施形態3では、生体情報取得装置(10)の構成要素全てが、ベルト本体(51)に設けられている。これにより、ベルト(50)が対象者の腹部に巻かれた際、感圧チューブ(20)は、ベルト本体(51)と共に対象者に接し、体動が作用するようになる。
特に、生体情報取得装置(10)の構成要素全ては、ケーシング(57)を介してベルト本体(51)に着脱可能に設けられている。これにより、対象者は、生体情報取得装置(10)を好みのベルト(50)に取り付けて使用することができる。
本実施形態3の態様は、バックル(52)がベルト本体(51)から取り外しできないタイプのベルトにも適用可能である。
<実施形態3の変形例>
ケーシング(57)内部に生体情報取得装置(10)の構成要素全てが収容される代わりに、図示してはいないが、ケーシング(57)内部には圧力センサー(31)及び回路基板(P)が収容され、感圧チューブ(20)はベルト本体(51)の内側の面に取り付けられていても良い。これにより、ベルト本体(51)が対象者の腹部に巻かれた際、感圧チューブ(20)は、ベルト本体(51)とともに対象者の腹部に押し当てられる。従って、感圧チューブ(20)には、体動がより作用し易くなる。
また、上記実施形態3において、ケーシング(57)は、ベルト本体(51)に着脱できない構成であってもよい。
≪実施形態4≫
ここでは、着用品がズボン及びスカートである場合について、図7を用いて説明する。
なお、生体情報取得装置(10)の構成は、上記実施形態1と同様である。
図7では、一例として、着用品がズボン(60)であって、ズボン(60)のウエスト部及び股上(61)の部分のみを例示している。股上(61)の上部に位置するウエスト部の内部には、ベルト芯(65)を通すための空間(62)が帯状に形成されている。
<ズボンにおける生体情報取得装置の配置構造>
生体情報取得装置(10)の感圧チューブ(20)は、上記実施形態2と同様、感圧部本体(20a)と延長部(20b)とに分割されており、これらがコネクタを介して接続されるように構成されている。
感圧チューブ(20)の一部である感圧部本体(20a)は、上記空間(62)内に配置されるようにして設けられる。感圧部本体(20a)の一端は、コネクタに接続され、他端では、感圧チューブ(20)の内部と大気(空間(62)内)とが連通されている。感圧部本体(20a)は、上記実施形態2と同様、空間(62)内において、対象者の背中側ではなく腹部に相当する位置に配置されている。
延長部(20b)は、ズボン(60)の表面に露出している。延長部(20b)の一端は、コネクタに接続され、他端は、圧力センサー(31)を介して回路基板(P)に接続されている。
圧力センサー(31)及び回路基板(P)は、箱状のケーシング(67)内部に収容されている。ケーシング(67)は、上記実施形態3と同様、樹脂等によって構成され、ケーシング(67)をウエスト部に取り付けた際にウエスト部に対向する面には、当該ケーシング(67)をズボン(60)のウエスト部に着脱可能に固定するための固定具(68)が設けられている。
ケーシング(67)をズボン(60)から取り外した際、コネクタにおいて延長部(20b)が感圧部本体(20a)から外され、圧力センサー(31)、回路基板(P)及び延長部(20b)が、ケーシング(67)と共にズボン(60)から取り外される。逆に、ケーシング(67)をズボン(60)に取り付けた際、延長部(20b)がコネクタに取り付けられることにより、圧力センサー(31)及び回路基板(P)は、感圧チューブ(20)の感圧部本体(20a)と接続される。
着用品がスカートである場合も、上記と同様である。
なお、上記では、感圧チューブ(20)の一部分(感圧部本体(20a))が空間(62)内部に配置されている場合を例示したが、感圧チューブ(20)全てが、空間(62)内部に配置されていてもよい。
また、ズボンやスカートの意匠性に鑑み、感圧チューブ(20)は、ウエスト部の内側、つまりはズボンやスカートを対象者が着用した際に対象者の腹部に接するウエスト部の部分、に這わせるようにして、位置していてもよい。
<効果>
本実施形態4においても、上記実施形態1〜3と同様、感圧チューブ(20)の内部が大気(空間(62)内)と連通する構成となっている。これにより、ズボン(60)やスカートを着用している対象者の動き等によって過大な力が感圧チューブ(20)に作用したとしても、感圧チューブ(20)は破損しにくくなる。
特に、感圧チューブ(20)の少なくとも一部である感圧部本体(20a)は、ズボン(60)やスカートのウエスト部に位置している。これにより、対象者がズボン(60)やスカートを着用した際、対象者の腹部に感圧チューブ(20)が接するため、感圧チューブ(20)には、体動が作用し易くなる。
≪実施形態5≫
ここでは、着用品が靴(70)である場合について、図8を用いて説明する。
なお、生体情報取得装置(10)の構成は、上記実施形態1と同様である。
<靴における生体情報取得装置の配置構造>
生体情報取得装置(10)の全ての構成要素(感圧チューブ(20)、圧力センサー(31)、及び、回路基板(P))は、靴(70)の内側に設けられている。
ここで、靴(70)は、靴底部(71)、第1部分(72)及び第2部分(73)で構成されている。靴底部(71)は、対象者が靴(70)を履いた際に、対象者の足裏を地面から保護する部分である。靴底部(71)は、例えば、地面に接する側に位置するゴムや皮革等と、靴(70)の内側となる部分に位置する皮革とを貼り合わせることで構成されている。第1部分(72)は、対象者が靴(70)を履いた際に、該対象者の足の甲からつま先を覆う部分であって、第2部分(73)は、該対象者の足の踝付近から踵に対応する部分である。第1部分(72)及び第2部分(73)は、靴(70)の内側となる皮革と外側となる皮革とを貼り合わせて構成される複数のパーツが、縫い合わせられることで一体に形成されている。
図8では、感圧チューブ(20)が、靴(70)を履いた対象者の踝から踵あたりに接触するように、靴(70)の内側且つ第2部分(73)に設けられた例を示している。この場合、感圧チューブ(20)は、第2部分(73)において、靴(70)の内側となる皮革と外側となる皮革との間に挟まれるようにして位置することで、第2部分(73)に埋め込まれて配置されていることが好ましい。感圧チューブ(20)が対象者の足に直接触れることによる異物感を緩和させ、且つ、対象者の体動の感圧チューブ(20)への伝達感度を向上させるためである。
第2部分(73)の内部において、感圧チューブ(20)の一端は、圧力センサー(31)を介して回路基板(P)に接続され、他端では、感圧チューブ(20)の内部が大気(第2部分(73)の内部)と連通している。
圧力センサー(31)及び回路基板(P)は、靴(70)の第1部分(72)及び靴底部(71)のいずれかに位置している。図8では、圧力センサーについては図示していないが、圧力センサー(31)及び回路基板(P)が、共に靴(70)の甲部となる第1部分(72)に設けられている場合を例示している。この際、回路基板(P)は、フレキシブルな基板によって形成されていることが好ましい。回路基板(P)が破損して生体情報の取得に悪影響を及ぼさないようにするためである。
なお、圧力センサー(31)及び回路基板(P)は、第1部分(72)と靴底部(71)とに分けて配置されていてもよい。
回路基板(P)が靴底部(71)に設けられている場合、回路基板(P)は、地面に接する側のゴムや皮革等と、靴(70)の内側の皮革との間にはまれるようにして位置することで、靴底部(71)に埋め込まれて配置されていることが好ましい。
本実施形態5では、靴(70)が革靴である場合を例示したが、靴の種類は、革靴の他、パンプスやブーツ、スニーカーであることができる。
また、感圧チューブ(20)が設けられる位置は、靴(70)の内側であればよい。従って、感圧チューブ(20)が設けられる位置は、第2部分(73)に代えて、第1部分(72)であってもよいし、靴底部(71)であってもよい。感圧チューブ(20)が靴底部(71)に設けられる場合、感圧チューブ(20)は、靴底部(71)のうち、土踏まずとの当接部分に設けられても良い。また、靴(70)がブーツである場合には、感圧チューブ(20)は、靴(70)の内側のうち、足首に当接する部分に設けられてもよい。
また、図示していないが、感圧チューブ(20)は、その少なくとも一部が靴(70)の内側に埋め込まれており、残りの部分が靴(70)の内側に露出するように位置していてもよい。
<効果>
本実施形態5においても、上記実施形態1〜4と同様、感圧チューブ(20)の内部が大気(第2部分(73)の内部)と連通する構成となっている。これにより、靴(70)を履いた対象者の動き等によって過大な力が感圧チューブ(20)に作用したとしても、感圧チューブ(20)は破損しにくくなる。
特に、感圧チューブ(20)は、少なくとも一部が靴(70)の内側に埋め込まれている。このような靴(70)を対象者が履くことにより、ベルトを着用する習慣のない対象者であっても、感圧チューブ(20)には体動が作用するため、当該対象者の生体情報を取得することができる。
また、回路基板(P)は、第1部分(72)及び靴底部(71)のいずれかに位置する。図8に示すように、回路基板(P)が特に第1部分(72)に設けられている場合、回路基板(P)は、対象者の自重が直接的には作用しないため、故障しにくい。
≪実施形態6≫
ここでは、着用品が使い捨てパンツ(80)である場合について、図9を用いて説明する。
なお、生体情報取得装置(10)の構成は、上記実施形態1と同様である。
<使い捨てパンツにおける生体情報取得装置の配置構造>
感圧チューブ(20)は、上記実施形態2,4と同様、感圧部本体(20a)と延長部(20b)とに分割されており、これらがコネクタを介して接続されるように構成されている。
感圧チューブ(20)の一部である感圧部本体(20a)は、使い捨てパンツ(80)のウエスト部(81)に位置している。感圧チューブ(20)の繰り返し使用に鑑み、感圧部本体(20a)は、使い捨てパンツ(80)の外方からウエスト部(81)、特に、ウエスト部(81)のうち腹部に相当する位置に、テープ(82)で貼り付けられることが好ましい。感圧部本体(20a)は、使い捨てパンツ(80)を対象者が着用した際、ウエスト部(81)と共に対象者の腹部に接する。これにより、感圧チューブ(20)には、対象者の体動が確実に作用する。
感圧部本体(20a)の一端は、コネクタに接続され、他端では、感圧チューブ(20)の内部と大気とが連通されている。
延長部(20b)は、使い捨てパンツ(80)の表面に露出している。延長部(20b)の一端は、コネクタに接続され、他端は、圧力センサー(31)を介して回路基板(P)に接続されている。
圧力センサー(31)及び回路基板(P)は、上記実施形態4と同様、箱状のケーシング(87)内部に収容されている。ケーシング(87)は、例えば樹脂製であって、使い捨てパンツ(80)のウエスト部に着脱可能に固定される。
ケーシング(87)を使い捨てパンツ(80)から取り外した際、コネクタにおいて延長部(20b)が感圧部本体(20a)から外され、圧力センサー(31)、回路基板(P)及び延長部(20b)が、ケーシング(87)と共に使い捨てパンツ(80)から取り外される。感圧部本体(20a)及びコネクタは、テープ(82)を剥がすことにより、ウエスト部(81)から取り外される。
生体情報取得装置(10)を使い捨てパンツ(80)に取り付ける際、感圧チューブ(20)の感圧部本体(20a)がテープ(82)によってウエスト部(81)に取り付けられる。次いで、延長部(20b)がコネクタに取り付けられることにより、圧力センサー(31)及び回路基板(P)は、感圧部本体(20a)と接続されることができる。
このように、生体情報取得装置(10)を、着用品の1つである使い捨てパンツ(80)に取り付けて使用することにより、生体情報取得装置(10)が取得した対象者の体動等の生体情報から、対象者の安否の確認が可能となる。
なお、感圧部本体(20a)は、ウエスト部(81)の内側、つまりは対象者の腹部に接触する部分に這わせるようにして位置していてもよいし、ウエスト部(81)に埋め込まれるようにして配置されていてもよい。
また、感圧チューブ(20)は、分割型でなくてもよい。
また、感圧チューブ(20)は、繰り返し使用されるものではなく、使い捨てパンツ(80)と共に使い捨てられるものであってもよい。
≪その他の実施形態≫
上記実施形態1〜6において、感圧チューブ(20)の他端側は、感圧チューブ(20)の内部が大気と連通してさえいればよい。従って、図4等にて表した絞り部材(21)を有する構成に限定されずともよい。
上記実施形態1〜6において、感圧チューブ(20)は、着用品とは別体の部品として生成され当該着用品に装着されてもよいし、着用品の製造の際に該着用品の一部として設けられたものであってもよい。従って、例えば、感圧チューブ(20)がベルト(50)の芯材の一部として用いられていてもよい。
≪参考例≫
ここでは、参考例として、図10を用いて、いわゆる密閉型の感圧チューブ(20)を備える生体情報取得装置(10)がベルト(50)に設けられた場合について説明する。
生体情報取得装置(10)は、感圧チューブ(20)を有する感圧センサ(25)と、受圧部としての圧力センサー(31)と、生体情報検出部(32)等が実装された回路基板(P)とを備える。
感圧チューブ(20)は、中空のチューブ状に構成された樹脂(例えば塩化ビニル)が細長く延びることで構成された部材であって、対象者の体動が作用する。圧力センサー(31)は、感圧チューブ(20)の内圧が作用する受圧部を構成し、感圧チューブ(20)の内圧が変化に応じた信号を出力する。生体情報検出部(32)は、圧力センサー(31)から出力された信号に基づいて対象者の生体情報を検出する。
特に、図10に示すように、感圧チューブ(20)の長手方向の一端は、圧力センサー(31)と接続されている。感圧チューブ(20)の他端側、即ち圧力センサー(31)が接続されていない端部側における開口は、封止栓(20d)で塞がれている。このような構成により、参考例に係る感圧センサ(25)は、封止栓(20d)によって密閉状態となっている感圧チューブ(20)を有する。
上記感圧センサ(25)と、圧力センサー(31)と、生体情報検出部(32)等が実装された回路基板(P)とは、上記実施形態1と同様、ベルト(50)のベルト本体(51)の一端に配置されたバックル(52)に設けられている。当該ベルト(50)を対象者が着用した際、感圧センサ(25)もベルト本体(51)と共に対象者に接する。それ故、対象者の体動により感圧センサ(25)の内圧が変化し、圧力センサー(31)は、感圧センサ(25)の内圧の変化に応じた信号を出力する。
なお、ベルトにおける生体情報取得装置(10)の配置構造の詳細は、上記実施形態1と同様である。
<参考例の変形例>
上記感圧センサ(25)を備える生体情報取得装置(10)は、上記実施形態2〜6にて説明した配置構造にて、ベルト、ズボン及びスカート、靴、使い捨てパンツのいずれかである着用品に設けられてもよい。
以上説明したように、本発明の生体情報取得装置の感圧チューブは、対象者の着用品に設けられているが、内部が大気と連通しているため破損しにくくなっている。着用品を対象者が着用さえすれば、生体情報取得装置は生体情報を取得できる点で有用である。
10 生体情報取得装置
20 感圧チューブ
31 圧力センサー(受圧部)
32 生体情報検出部
50 ベルト
51 ベルト本体
52 バックル
55 板状の弾性部材(覆い部材)
60 ズボン
70 靴
71 靴底部(底部)
72 第1部分(甲部)

Claims (11)

  1. 対象者の生体情報を取得する生体情報取得装置であって、
    上記対象者の体動が作用する中空のチューブ状の感圧チューブ(20)と、
    上記感圧チューブ(20)の内圧が作用するように該感圧チューブ(20)に接続され、上記内圧に応じた信号を出力する受圧部(31)と、
    上記受圧部(31)から出力された信号に基づいて上記対象者の生体情報を検出する生体情報検出部(32)と
    を備え、
    上記感圧チューブ(20)は、該感圧チューブ(20)の内部が大気と連通しており、上記対象者が着用する着用品に設けられ
    上記着用品は、ベルト、靴、使い捨てパンツ、スカート、ズボンのいずれか1つであり、
    上記着用品は、上記対象者の腹部周りに装着される帯状のベルト本体(51)と、該ベルト本体(51)の一端に配置されたバックル(52)と、を有するベルト(50)であって、
    上記感圧チューブ(20)、上記受圧部(31)及び上記生体情報検出部(32)は、上記バックル(52)に設けられている
    ことを特徴とする生体情報取得装置。
  2. 請求項において、
    上記バックル(52)は、上記ベルト本体(51)の他端側を挿通し該ベルト本体(51)を挟持するように構成され、
    上記感圧チューブ(20)は、上記ベルト本体(51)が上記対象者の腹部に巻かれた際に、該対象者側を向く上記バックル(52)の面(53a)付近に設けられ、
    上記生体情報検出部(32)は、上記バックル(52)の内部に設けられている
    ことを特徴とする生体情報取得装置。
  3. 請求項において、
    上記感圧チューブ(20)を上記対象者側から上記バックル(52)側に向かって覆う覆い部材(55)、
    を更に備え、
    上記覆い部材(55)の曲げ弾性は、上記バックル(52)の面(53a)の曲げ弾性よりも低く且つ上記感圧チューブ(20)の弾性よりも高い
    ことを特徴とする生体情報取得装置。
  4. 対象者の生体情報を取得する生体情報取得装置であって、
    上記対象者の体動が作用する中空のチューブ状の感圧チューブ(20)と、
    上記感圧チューブ(20)の内圧が作用するように該感圧チューブ(20)に接続され、上記内圧に応じた信号を出力する受圧部(31)と、
    上記受圧部(31)から出力された信号に基づいて上記対象者の生体情報を検出する生体情報検出部(32)と
    を備え
    上記感圧チューブ(20)は、該感圧チューブ(20)の内部が大気と連通しており、上記対象者が着用する着用品に設けられ、
    上記着用品は、ベルト、靴、使い捨てパンツ、スカート、ズボンのいずれか1つであり、
    上記着用品は、上記対象者の腹部周りに装着される帯状のベルト本体(51)と、該ベルト本体(51)の一端に配置されたバックル(52)と、を有するベルト(50)であって、
    上記感圧チューブ(20)の少なくとも一部は、上記ベルト本体(51)の内部に埋め込まれており、
    上記生体情報検出部(32)は、上記バックル(52)に設けられている
    ことを特徴とする生体情報取得装置。
  5. 請求項のいずれか1つにおいて、
    上記バックル(52)は、上記ベルト本体(51)の一端に着脱可能に設けられている
    ことを特徴とする生体情報取得装置。
  6. 対象者の生体情報を取得する生体情報取得装置であって、
    上記対象者の体動が作用する中空のチューブ状の感圧チューブ(20)と、
    上記感圧チューブ(20)の内圧が作用するように該感圧チューブ(20)に接続され、上記内圧に応じた信号を出力する受圧部(31)と、
    上記受圧部(31)から出力された信号に基づいて上記対象者の生体情報を検出する生体情報検出部(32)と
    を備え
    上記感圧チューブ(20)は、該感圧チューブ(20)の内部が大気と連通しており、上記対象者が着用する着用品に設けられ、
    上記着用品は、ベルト、靴、使い捨てパンツ、スカート、ズボンのいずれか1つであり、
    上記着用品は、上記対象者の腹部周りに装着される帯状のベルト本体(51)と、該ベルト本体(51)の一端に配置されたバックル(52)と、を有するベルト(50)であって、
    上記感圧チューブ(20)、上記受圧部(31)及び上記生体情報検出部(32)は、上記ベルト本体(51)に設けられている
    ことを特徴とする生体情報取得装置。
  7. 請求項において、
    上記感圧チューブ(20)、上記受圧部(31)及び上記生体情報検出部(32)は、上記ベルト本体(51)に着脱可能に設けられている
    ことを特徴とする生体情報取得装置。
  8. 対象者の生体情報を取得する生体情報取得装置であって、
    上記対象者の体動が作用する中空のチューブ状の感圧チューブ(20)と、
    上記感圧チューブ(20)の内圧が作用するように該感圧チューブ(20)に接続され、上記内圧に応じた信号を出力する受圧部(31)と、
    上記受圧部(31)から出力された信号に基づいて上記対象者の生体情報を検出する生体情報検出部(32)と
    を備え
    上記感圧チューブ(20)は、該感圧チューブ(20)の内部が大気と連通しており、上記対象者が着用する着用品に設けられ、
    上記着用品は、ベルト、靴、使い捨てパンツ、スカート、ズボンのいずれか1つであり、
    上記着用品は、上記対象者の腹部周りに装着される帯状のベルト本体(51)と、該ベルト本体(51)の一端に配置されたバックル(52)と、を有するベルト(50)であって、
    上記感圧チューブ(20)は、上記ベルト本体(51)が上記対象者の腹部に巻かれた際に、該対象者側を向く上記ベルト本体(51)の面に設けられている
    ことを特徴とする生体情報取得装置。
  9. 請求項6又は7において、
    上記着用品は、上記対象者の腹部周りに装着される帯状のベルト本体(51)と、該ベルト本体(51)の一端に配置されたバックル(52)と、を有するベルト(50)であって、
    上記感圧チューブ(20)は、上記ベルト本体(51)が上記対象者の腹部に巻かれた際に、該対象者側を向く上記ベルト本体(51)の面に設けられている
    ことを特徴とする生体情報取得装置。
  10. 対象者の生体情報を取得する生体情報取得装置であって、
    上記対象者の体動が作用する中空のチューブ状の感圧チューブ(20)と、
    上記感圧チューブ(20)の内圧が作用するように該感圧チューブ(20)に接続され、上記内圧に応じた信号を出力する受圧部(31)と、
    上記受圧部(31)から出力された信号に基づいて上記対象者の生体情報を検出する生体情報検出部(32)と
    を備え
    上記感圧チューブ(20)は、該感圧チューブ(20)の内部が大気と連通しており、上記対象者が着用する着用品に設けられ、
    上記着用品は、ベルト、靴、使い捨てパンツ、スカート、ズボンのいずれか1つであり、
    上記着用品は、ズボン(60)またはスカートであって、
    上記感圧チューブ(20)の少なくとも一部は、上記ズボン(60)または上記スカートのウエスト部に設けられている
    ことを特徴とする生体情報取得装置。
  11. 対象者の生体情報を取得する生体情報取得装置であって、
    上記対象者の体動が作用する中空のチューブ状の感圧チューブ(20)と、
    上記感圧チューブ(20)の内圧が作用するように該感圧チューブ(20)に接続され、上記内圧に応じた信号を出力する受圧部(31)と、
    上記受圧部(31)から出力された信号に基づいて上記対象者の生体情報を検出する生体情報検出部(32)と
    を備え
    上記感圧チューブ(20)は、該感圧チューブ(20)の内部が大気と連通しており、上記対象者が着用する着用品に設けられ、
    上記着用品は、ベルト、靴、使い捨てパンツ、スカート、ズボンのいずれか1つであり、
    上記着用品は、靴(70)であって、
    上記感圧チューブ(20)の少なくとも一部は、上記靴(70)の内側に埋め込まれており、
    上記生体情報検出部(32)は、上記靴(70)の甲部(72)及び底部(71)のいずれかに設けられている
    ことを特徴とする生体情報取得装置。
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